JP4149367B2 - 繊維機械の設定表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、経糸準備機、緯糸準備機、織機等の繊維機械で用いる情報を設定し、表示する装置に関する。
繊維機械においては、その繊維機械を正しく稼働させるために、運転制御に関する情報の設定及び表示、稼働(品質)に関する情報の設定及び表示、カウンタのリセットのような機械操作等の作業が作業者によって行われる。そのような作業は、設定器を用いて行われる。
そのような設定器の1つとして、制御器(PLC)に接続される設定器が特許文献1に記載されている。
特許第2870384号
上記の従来技術においては、図形や文字等を表示器の画面に表示し、作業者がその画面の所定の箇所に触れることにより表示画面の切り換え操作や設定値の入力操作等を実行するタッチパネル型の設定器を用いている。
そのようなタッチパネル型の設定器には、作業者が触れたタッチパネル上の位置を解析し、入力されて記憶された入力図形や表示文字列等を含む表示プログラムにしたがって表示器を制御するコンピュータが内蔵されている。
しかし、上記の従来技術では、設定器に用いられている部品の故障の結果、設定器が修理されるまでの長い期間にわたって繊維機械が停台する、という問題を避けることができない。
本発明の目的は、ユーザが設定器の故障により、繊維機械の長い期間にわたって停台するという不都合を避けると共に、構成がより簡略化された故障時に対応可能な設定表示システムを提供することにある。
本発明に係る、繊維機械の設定表示装置は、繊維機械のアクチュエータを制御する情報を記憶している制御器と、第1の表示器及び第1の入力器を備える通常用設定器であって前記制御器から前記情報を読み出して表示すると共に入力された設定値を前記制御器に送る通常用設定器と、前記通常用設定器の故障時に用いられる緊急用設定器であって前記通常用設定器に比べ1画面当たりの情報表示量が制限された第2の表示器及び第2の入力器を備える緊急用設定器とを含む。
前記緊急用設定器は、前記第2の入力器による入力情報を前記制御器に出力可能とされている。前記制御器は、表示項目情報、データ情報、及び作業者に対する入力要求情報に関する表示情報であって文字列又は数値により表される表示情報を、前記緊急用設定器からの入力情報に応じて更新して送るための緊急用設定器対応処理プログラムを予め記憶しており、前記緊急用設定器対応処理プログラムを実行することにより前記緊急用設定器を介して情報入力及び情報表示を遂行する。
通常は、通常用設定器が情報の入力及び表示に用いられる。これに対し、通常用設定器が故障すると、(故障した通常用設定器の代わりに)緊急用設定器が接続されて情報の入力及び表示に用いられる。このため、ユーザは簡単な構成の設定器により繊維機械の運転を継続することができ、しかも予備部品に係るコストが削減される。
また、前記した効果のほかに、緊急用設定器に対応した表示譲歩婦の処理等を含む処理プログラムを制御器の側に記憶したことにより、緊急用設定器では、制御器側より処理プログラムの実行にともなって送られる表示情報を表示し、緊急用設定器側から送られる操作に関する情報を受けて制御器側では上記処理プログラムを実行することにより、緊急用設定器による一連の設定表示処理を遂行することが可能になる。このため、いわゆる緊急用設定器の処理を通常用設定器に比べて軽減することができる分、緊急用設定器側の構成が簡略化し、装置全体のコストが低減し、その結果織布のような最終製品が廉価になる。
前記緊急用設定器は、これの購入時期及び種類の少なくとも一方が異なる複数の繊維機械で共用(共通に使用)可能とされており、前記制御器は、前記共用可能の緊急用設定器に対応された前記緊急用設定器対応処理プログラムを記憶していてもよい。そのようにすれば、対象機械の機種毎又は製造時期毎に表示情報等が異なることにより、繊維機械の各制御器に格納される表示情報等の処理に関係する処理プログラムがそれぞれ異なるようなことがあっても、そのような処理プログラムが制御器側に記憶されるから、緊急用設定器を、上記した購入時期および種類のうち少なくとも一方が異なる複数の機械の間で共用可能にすることができる。その結果、予備部品の保有点数を少なくできるから、予備部品に係わるコストをより削減でき、最終製品がより廉価になる。
より具体的には、前記緊急用設定器は、前記第2の入力器からの入力情報を前記制御器に出力しつつ、前記制御器からの表示情報を前記第2の表示器に表示する処理を予め記憶されたシステムプログラムに基づいて実行し、前記システムプログラムは、前記制御器から前記緊急用設定器に送られる複数の表示情報を前記第2の表示器の表示領域内に互いに重ならないように定められた複数の表示フレーム位置にそれぞれ表示する処理ステップを含み、前記緊急用設定器は、前記システムプログラムを実行することにより、前記制御器の前記処理ステップの実行により送られる複数の表示情報を対応する表示フレーム位置に表示させるようにしてもよい。
より具体的には、前記緊急用設定器対応処理プログラムは、対応する画面パターン番号を前記表示情報と共に前記緊急用設定器に送る処理ステップを含み、前記制御器又は前記緊急用設定器は、それぞれが前記表示領域内に表示する前記複数の表示フレームを配置した複数の画面パターンを選択可能に記憶しており、前記システムプログラムは、前記制御器から前記緊急用設定器に送られる画面パターン番号に応じて選択した画面パターンに基づいて表示情報を前記表示フレームに表示させる処理ステップを含み、前記緊急用設定器は、前記システムプログラムを実行することにより、前記制御器から送られる画面パターン番号に応じた画面パターンに基づいて複数の表示情報を前記第2の表示器の対応するそれぞれの表示フレームに表示するようにしてもよい。
前記緊急用設定器対応処理プログラムは、作業性又は関連性を考慮して予め定められた順序にしたがって前記複数の表示情報を前記緊急用設定器に選択的に送り込み可能とされており、前記制御器は、前記緊急用設定器対応処理プログラムを実行することにより、複数の表示情報を前記緊急用設定器からの入力情報に応じて順次送るようにしてもよい。そのようにすれば、通常用設定器の使用時に本来表示される多数の情報を選択的に緊急用設定器に表示されるため、作業者は通常用設定器が故障する前と遜色のなく繊維機械の調整(設定値の設定)や繊維機械の稼働運転を効率的に行うことができる。
図1を参照するに、繊維機械10は、経糸巻取装置とされている。クリール14には、経糸12がそれぞれ巻かれた多数の給糸体14が上下方向、左右方向及び前後方向の三次元方向にわたって複数列に並び設けられている。経糸巻取装置10は、クリール14に載置された各給糸体16から引き出される経糸12をシート状に並べて巻取ビーム18に巻取る巻取装置を示している。
それらの給糸体16に巻かれている経糸12は、クリール1給糸体毎に備えられたテンサ20を経てクリール14から引き出され、そして一対のガイドローラ22を経由してシート状に集められると共に、さらにテイクアップロール24と、経糸センサ26と、テンションロール28とを経由して、引き出されて、それら複数の経糸12をシート状に並べた経糸シート30として巻取ビーム18に巻き取られる。
巻取ビーム18は、モータ32に連結されている。モータ32は、後に説明する巻取制御装置34により、回転速度やトルク等を制御される。巻取ビーム18による経糸シート30の巻径は、巻径センサ36により検出されて、巻径信号として、巻径センサ36から巻取制御装置34に供給される。巻径センサ36からの巻径信号を用いる代わりに、経糸走行量とビーム18の回転数との関係から計算した巻径値を用いることも可能である。
各テンサ20は、例えば、経糸を2つのディスクの間に通過させることにより張力を付与するディスクテンサ等で構成されており、一方のディスクの他方に対する押圧力を設定することにより、これより下流の経糸に対して経糸の引き出し抵抗(張力)を作用させる。一対のガイドローラ22は、複数の経糸12を両ガイドロール22に逆に巻き掛けることにより、それら複数の経糸12を経糸シート30の形に集めることができる。
経糸シート30は、他の一対のガイドローラ38とテイクアップロール24との間に通されることにより、テイクアップロール24に巻掛けられる。テイクアップロール24は、補助モータ40により回転トルクを付勢されている。
補助モータ40は、巻取制御装置34により制御されて、所定のトルクを発生するトルク発生手段として作用する。このため、補助モータ40は、経糸走行中に、例えば経糸シート30の走行方向に抗する方向の回転トルクをテイクアップロール24に、例えば紙面方向より見て時計方向に作用させることにより、経糸シート30の張力を高めることができる。
しかし、経糸走行中、テイクアップロール24と経糸シート30とが接触状態におかれているため、テイクアップロール24は、経糸シート30の走行速度と同じ速度で回転される。
経糸センサ26は、織機における経糸異常センサのように、経糸切れや毛羽を検出する。検出された経糸切れや毛羽は、その旨を意味する経糸異常信号として、巻取制御装置34に供給される。
テンションロール28には、巻取ビーム18に向かう経糸16が巻掛けられている。経糸シート30に作用している張力は、張力センサ42により検出される。検出された経糸シート張力は、経糸シート張力信号として、張力センサ42から巻取制御装置34に供給される。
巻取制御装置34は、巻径センサ36及び張力センサ42から供給される各種の信号を基に、モータ32及び42の回転を制御して、巻取ビーム18の回転速度や、テイクアップロール24のトルク等を制御すると共に、図示しない運転ボタン、停止ボタン等の操作ボタンからの操作信号や経糸センサ26からの経糸異常信号により巻取ビーム18の回転、すなわち巻取装置10の運転、停止を制御する。
また、巻取ビーム18の巻取周面には、回転自在にかつ巻径方向に移動可能に支承される図示しないプレスロールが巻取ビーム18と共同して経糸シート30を挟むように、巻き取った経糸シート30に押圧されて配置されている。経糸シート30は、経糸ビーム18の回転にともなって従動するプレスロール(図示せず)により経糸ビーム18に押圧されつつ、経糸ビーム18に巻き取られる。
上記のような繊維機械(図示の例では、経糸巻取装置)10で用いる各種の情報を設定し表示する設定表示装置50の一実施例を図2に示す。この設定表示装置50は、経糸巻取装置10で必要な各種の情報を図1における巻取制御装置34に設定することや、作業者が必要とする情報を表示することに用いられる。
図2を参照するに、設定表示装置50は、各種のアクチュエータ32,40,52を制御する情報を予め記憶している制御器54と、制御器54に記憶されている情報を読み出して表示すると共に入力された設定値を制御器54に出力する通常用設定器(Machine Data Station=MDS)56と、通常用設定器56の故障時に用いられる緊急用設定器(Small Sub Terminal、図には、「SST」と表示する。)58とを含む。
巻取制御装置34実質的にPLC等で構成される制御器54に対応されており、は、図1におけるモータ32,40、エアーシリンダや油圧シリンダを作動させる開閉弁や切換弁、ソレノイド等の他のアクチュエータ52をアクチュエータとして制御している。
経糸巻取装置10の場合、他のアクチュエータ52として、例えば巻取ビームの脱着用アーム等を駆動させるための各種の開閉弁及び切換弁等をあげることができる。これに対し、他の繊維機械である織機の場合、他のアクチュエータ52として、機械装置の駆動用の各種のモータ、経糸を係止するためのソレノイド、流体噴射式織機の場合には、緯入れノズルから流体を噴射させるための開閉弁、切換弁等をあげることができる。
制御器54は、設定器56及び58にそれぞれ接続するための2つのポート60及び62と、3つのメモリ64,66及び68と、外部機器に接続される入出力ポート(I/Oポート)70とを中央処理装置(以下、「MPU」という。)72に接続している。
メモリ64には、制御器54を作動させるためのシステムプログラムが記憶されている。このシステムプログラムは、より詳しくは、MPU72を後述する制御用プログラムにしたがって動作させ、かつポート60,62やI/Oポート70を制御するための基本プログラムである。
メモリ66は、経糸巻取装置10を制御する制御用プログラム、通常用設定器56に対応した通常用設定器対応処理プログラム、緊急用設定器58に対応した緊急用設定器対応処理プログラム等、制御器54以外の機器の制御に用いる各種のプログラムが予め記憶されたユーザメモリである。そのようなプログラムは、メーカ側で予め作成されて、それぞれ組み込まれている。
メモリ68は、各種アクチュエータの制御に用いる各種の制御データが予め記憶されたデータメモリである。そのような制御データの多くは、設定器56又は58を用いて設定されており、制御プログラムにしたがって算出された制御値が制御データとして記憶されるものである。
I/Oポート70は、図1における巻径センサ36や張力センサ42等の各種のセンサに接続されていると共に、運転ボタン、寸動ボタン、停止ボタン等の各種の操作ボタン74に接続されている。
I/Oポート70は、さらに、アクチュエータ32,40,52毎に備えられた複数の駆動回路76に接続されている。各駆動回路76は、I/Oポート70から供給される制御信号に対応する電流を発生して、対応するアクチュエータ32,40又は52を駆動させる。
MPU72は、マイクロプロセッサ(MPU)等で構成されており、メモリ64,66に格納されているプログラム及びメモリ68に格納されている制御データを用いて、各種のアクチュエータ32,40,52等を制御する。
通常用設定器56は、作業者が表示器に配置されたタッチパネルに触れたときのパネル上の触れた位置を解析し、予め定められたユーザプログラムにしたがって対応する所定の情報を表示すると共に、作業者がタッチパネルを介して設定値等を入力可能の一般的なタッチパネル型の表示装置で構成されている。
通常用設定器56は、大まかに言えば、中央処理装置(以下、「MPU」という。)90と、ポート80と、2つのメモリ84,86と、図示しないI/Oポートを介してMPU90に接続される各種の操作スイッチ88と、タッチパネル式表示器82とを有している。ポート80と、2つのメモリ84,86と、表示器82とは、MPU90に接続されている。
ポート80は、制御器54のポート60に接続されている。タッチパネル式表示器82は、液晶表示パネルをタッチパネルとして用いており、またタッチパネルを駆動させる図示しない駆動回路を備えている。
メモリ84には、通常用設定器56を作動させるためのシステムプログラムが記憶されている。このシステムプログラムは、より詳しくは、MPU72を後述する制御用プログラムにしたがって動作させ、図示しないI/Oポートを介して信号を送受して、表示器82に表示のための信号の出力や表示器82における作業者のタッチパネルの操作位置の解析を行うほか、操作スイッチ88の入力状況を検出し、さらには、ポート80を介して制御器54との間でデータ送受を行わせるための基本プログラムである。
メモリ86には、繊維機械(経糸巻取装置)制御のための表示処理プログラム、設定器56の表示制御用のプログラム、作業者によるタッチパネルへのタッチ位置の解析用プログラム、制御器54からの実測データの読み出し用プログラム等、機械メーカ側で作成されたユーザプログラムが予め記憶されている。
操作スイッチ88は、作業者の操作に対応して信号を発生するオンオフスイッチのような各種のスイッチを含む。
MPU90はメモリ84に格納されたシステムプログラムにしたがって、作業者が表示器82のタッチパネルに触れたとき、パネル上の触れた位置を解析し、またメモリ86の格納されたユーザプログラムにしたがって、対応する所定の情報を表示すると共に、制御器54に対し各種の情報の送受信を行う。電源がオンの間、各種の情報を制御器54から読み出して表示器82に表示させる。
緊急用設定器58は、予めメモリに格納されたシステムプログラムにより、作業者が表示器に配置されたタッチパネルに触れたときのパネル上の触れた位置を解析して、制御器54に対し対応する信号を出力し、また制御器54から受ける信号に基づいて、対応する所定の情報を表示すると共に、作業者がタッチパネルを介して設定値等を入力可能のタッチパネル型の表示装置で構成されている。
しかし、緊急用設定器58は、小型化(軽量化)されており、また文字数や表示色等の表示機能が通常設定器56に比べて制限されている。特に、緊急用設定器88は、1画当たりの情報表示量が通常用設定器56に比べ制限されている。
緊急用設定器58は、大まかに言えば、中央処理装置(以下、「MPU」という。)98と、これに接続されるポート92、メモリ96、図示しないI/Oポートを介してMPU90に接続されるタッチパネル式表示器94とを有している。
通常用設定器56の故障時には、緊急用設定器58のポート92は、制御器54のポート62に接続されている。タッチパネル式表示器94は、液晶表示パネルをタッチパネルとして用いており、またタッチパネルを駆動させる駆動回路を備えている。
メモリ96には、緊急用設定器58を作動させるためのシステムプログラムが記憶されている。このシステムプログラムは、より詳しくは、MPU98を図示しないI/Oポートを介して信号を送受して、表示器94に表示のための信号の出力や表示器94における作業者のタッチパネルの操作位置の解析を行うほか、ポート92を介して制御器54との間でデータ送受を行わせるための基本プログラムである。
より具体的には、基本プログラムは、表示器94の文字フォント、画像、タッチパネル及び表示器94の制御用のプログラム、作業者によるタッチパネルへのタッチ位置の解析用プログラム、制御器54への情報通信用のプログラム等がメモリ96に予め記憶されている。
MPU98は、メモリ96の格納されたシステムプログラムにしたがって、作業者が表示器94のタッチパネルに触れたとき、パネル上の触れた位置を解析し、制御器54に向けて各種の情報の送受信を行うと共に、制御器54から受ける対応する所定の情報を表示する。
上記メモリ64,66,68,84,86,96として、いずれも、電源のオフ時に記憶内容を保持可能の不揮発性メモリを用いることができる。また、制御器54として、いわゆるプログラマブルコントローラ(PLC)を用いることができる。
図3は、上記した通常用設定器56の外観を示す。通常用設定器56は、表示器82としての液晶表示パネルを用いたタッチパネル100を筐体102に配置している。タッチパネル100用の駆動回路及びバックライトユニット、ポート80、メモリ84,86、MPU90等は筐体102内に配置されている。
タッチパネル100には、設定器56が経糸をクリールから経糸ビームに巻き取る経糸巻取装置用のものであることを表す文字と、経糸巻取装置10の現在の運転状況を表す文字と、作業者欄と、各種の運転状況に関する情報欄とが表示されている。
「作業者欄」には、指図番号、生産される経糸ビームに対する品番、ビーム番号、又は経糸ビームの生産に係る作業者名を含み、またそれらの項目を表す文字等の表示欄と、入力された文字とは、所定の表示フレーム104内に表示されている。
「運転状況」の欄には、巻取速度、カウンタ、経糸の種類、巻取条件、糸情報、巻取張力付与等含み、またそれらを表す文字等の複数の表示欄と、それらの入力情報である設定値又は実測値(計算値を含む)を表示する複数の表示欄とは、それぞれ、所定の表示フレーム106,108,110,112,114,118内に表示されている。
「速度」の欄には、その巻取ビームに巻き取る際の経糸の実際の走行速度や、巻取速度を含み、またそれを表す文字を表示する表示欄と、その設定値及び実測値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム106内に表示されている。
「カウンタ」の欄には、現在までの巻取長さと、一回(1つの経糸ビーム)に巻き取るべき総巻取長さとを含み、またそれらを表す文字等の表示欄と、それらのプリセット長である設定値及び実測値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム108内に表示されている。
「経糸の種類」の欄には、経糸の糸種と、経糸の太さに関する情報と、クリールに載置される給糸体の数であるクリール糸本数とを含み、またそれらを表す文字等の表示欄と、それらの設定値及び実測値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム110内に表示されている。
「巻取条件」の欄には、巻取張力と、巻取ビームに向けて押圧される図示しないプレスロールの押圧力と、巻取ビームの巻径とを含む。それらを表す文字等の表示欄と、それらの設定値及び実測値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム112内に表示されている。
「糸情報」の欄には、経糸切れの発生回数と、毛羽の大小毎にカウントして求めた発生回数と、毛羽の合計発生回数とを含む。それらを表す文字等の表示欄と、それらをビーム毎にカウントしたカウント値又はこれに対応するアラームを発生させるための閾値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム114内に表示されている。
「巻取張力付与」の欄には、テイクアップロールを介して経糸に付与している張力と経糸張力に対する許容範囲の形で定められる警報幅とを含む。それらを表す文字等の表示欄と、それらの設定値及び実測値を表示する表示欄とは、所定の表示フレーム116内に表示されている。
既存(入力済み)の設定値が存在していると、その数値等が所定のフレーム内に目視可能に表示される。
上記のような各種の情報は、それに関連するデータ(数値等)と共に、表示フレームを用いたテーブルの形でタッチパネル100に表示される。このようにして、複数の設定値及び実測値を含む多数の定測値の情報が同一画面上に互いに重ならないように表示される。
タッチパネル100には、また、上記した各種複数の設定値欄にカーソルを移動させる4つのカーソルボタン120,122,124,126が表示されている。
筐体102には、複数の操作ボタンが配置されている。それらの操作ボタンは、設定器56の動作の開始及び終了させるシステムスイッチ(SYSTEM)130と、所定長さの経糸を巻取ったことにより鳴動されるベルを停止させるベル停止スイッチ(STOP BELL)132と、計数値巻取長さを計数するカウンタの値をリセットするカウンタリセットスイッチ(COUNT RESET)134と、表示及び入力する文字の言語種別(例えば、日本語、英語)を選択する文字選択スイッチ(LANG)136と、巻取長さの計数を開始させて計数開始スイッチ(COUNT)138と、表示されているメニューの切り換えを指令する切り換えスイッチ(MENU)140とを含む。
これに対し、図4は、上記した緊急用設定器58の外観を示す。緊急用設定器58は、液晶表示パネルを用いたタッチパネル150を筐体152に配置しており、図3に示す通常用設定器56に比して小型化されており、一画面当たりの情報表示量が制限されている。表示器94に対応するタッチパネル150用の駆動回路や、それに用いられるバックライトユニット、入出力ポート92、メモリ96、MPU98等は筐体152内に配置されている。
さて、通常用設定器56が何らかの理由により故障したとき、作業者は経糸巻取装置の運転を継続させるべく、通常用設定器56を取り外し、その代わりに緊急用設定器92を制御盤近くに取り付けてポート92及びポート62間を電気的に接続する。そのようにすると、緊急用設定器58では、システムプログラムに従って、初期状態の画面表示を行う。
より具体的には、タッチパネル150には、当該設定器58の動作を開始及び終了させるスタートボタン(START)、設定器58の型式及び設定器58の起動手順を案内する矩形の表示欄は、それぞれ、所定の表示フレーム154,156及び158内に表示される。
設定器58の型式は、例えばSST VER1.0なる文字である。起動方法の案内は、「スタートボタンを押下すれば、制御を緊急用設定器58に切り換える」旨を意味する文字である。
次に、図5を参照して、例えばPLCで構成される制御器54で、メモリ66に格納されているユーザプログラムにしたがって、制御器54に接続されている各種アクチュエータ等の制御処理と、接続可能な通常用設定器56及び緊急用設定器58のうちいずれが接続されているかを認識して、認識結果に対応する処理を遂行する際の一連の処理フローについて、以下説明する。
制御器54は、電源が投入されることにより、動作を開始する。
先ず、制御器54は、経糸巻取装置10の運転制御処理を実行する(ステップ201)。ここで言う運転制御処理には、経糸巻取装置の運転や停止等の制御のほか、運転中や停止中におけるモータや開閉弁等の各種アクチュエータに対する動作の制御が含まれており、いずれもメモリ66に格納される機械メーカより提供される経糸巻取装置の制御のための制御プログラムにしたがって制御が遂行される。
次いで、接続されている設定器が、通常用設定器56及び緊急用設定器58のうちのいずれであるかにより、接続されている設定器に対応する処理を選択的に遂行する。より具体的には、制御器54は、緊急用設定器58が接続されているか否かを判定する(ステップ202)。
より具体的には、緊急用設定器58が制御器54に接続されており、かつ図4に示す表示にしたがって、作業者が"START”キーの表示部分に触れることにより緊急用設定器58は、制御器54に向けてその旨の信号がポート92を介して出力されることにより、制御器54は緊急用設定器58が接続されていることを認識できる。
ステップ202における判定の結果、緊急用設定器58が接続されていると、制御器54は、対応する第1の内部フラグをオフにし、以降後に説明する緊急用設定器対応処理を繰り返し実行する(ステップ203)。
しかし、ステップ203における判定の結果、接続されていないものと判定されると、対応する第1の内部フラグをオフにし、次のステップとして、制御器54は、通常用設定器58からのコマンドを受けたか否かを判定する(ステップ204)。
より具体的には、通常用設定器56は、電源がオンされている間、ポート80を介して制御器54に対し所定時間内に主導的に通信(情報の送受)を行うように、また作業者が通常設定器56を操作した際に制御器54に対し通信(情報の送受)を行うようにされており、他方制御器54では、コマンドの受信に対応してポートを介して設定器56にコマンドに対応する返信を行うようにされている。
通常設定器56は、通信コマンドを制御器54に出力してから所定時間内に制御器54からの返信を受けることにより制御器54が接続状態であることを認識するようにされている。これに対し、制御器54では、電源がオンされてから所定時間内に、通常用設定器56からの通信コマンドが送り込まれたことにより通常用設定器56が接続されている旨の判定を行うようにされている。
ステップ204における判定の結果、コマンドを受けていないと、制御器54は、対応する第2の内部フラグをオフにしてステップ201に戻る。
ステップ204における判定の結果、コマンドを受けていると、制御器54は、対応する第2の内部フラグをオンにして、通常用設定器対応処理を選択して実行する(ステップ205)。
ステップ205における通常用設定器対応処理において、制御器54は、受信したコマンドを解析し(ステップ206)、解析結果に応じた演算データを読み出し(ステップ207)、その演算データを通常用設定器56に送信する(ステップ208)。
通常用設定器対応処理(ステップ205)を終了すると、電源がオフであるか否かを判定する(ステップ209)。この判定の結果、電源がオンであると、制御器54は、ステップ201に戻る。以降、上記した処理ステップ、すなわちステップ201からステップ209までの処理ステップを、電源がオンされている間、ごく短い周期(例えば数μsec〜数msec)で繰り返し実行することになる。
上記したステップ202及びステップ204の判定処理については、その都度繰り返し行うのではなく高速処理の観点から、先の接続された設定器の判定結果に対応する第1又は第2の内部フラグのオン・オフ状態により分岐させることがより望ましい。
しかし、ステップ209における判定の結果、電源がオフになっていると、制御器54は、制御データを保存し(ステップ210)、さらに第2の内部フラグをオフにして、その後動作を終了する。
通常用設定器56においては、経糸巻取装置10に対応してメモリ86に格納されるユーザプログラムにしたがい、さらには作業者の通常用設定器に対する操作に対応して、設定値の表示や制御器54から実測値などの必要な情報を読み出すためのコマンドを制御器54に出力し、制御器54では、ステップ205の通常用設定器対応処理において、受け取った上記コマンドに対応する情報(データ)を通常用設定器56に向けて返信する。
これにより、通常用設定器56においては、メモリ96に格納されているシステムプログラムにしたがって、通常用設定器対応処理において、制御器54から送信されるデータを基に、そのデータに対応する情報を情報の項目表示と合わせて図3に示すようなパターンでタッチパネル100に複数並べて表示する。この結果、作業者は適宜な情報を入力して、その情報を設定することができる。
次に図6を参照して、制御器54による緊急用設定器対応処理ステップ203について説明する。
緊急用設定器対応処理ステップ203は、図5に示すステップ202における判定結果が「緊急用設定器58が接続されている」と判定されたときに実行される。
先ず、制御器54は、作業者が緊急用設定器58を用いて、実測データの表示又は設定、巻取長さ用のカウンタ処理、経糸ビームの切り卸し等、作業項目の選択及び詳細内容の選択の処理を実行する(ステップ250)。
ステップ250において、制御器54は、選択すべき項目を含む情報を表示位置に図示する情報と共に緊急用設定器58に送信する(ステップ251)。これにより、緊急用設定器56が受け取った項目情報を表示器94の対応する位置に表示するため、作業者が対応するキーに触れることにより項目を選択することを待つ(ステップ252)。ここでいう項目とは、データを設定する項目のことである。
経糸巻取装置における最上位層(最上位概念)の具体的な選択項目を図7(A)に示す。最上位層の項目は、このメニューがメインメニューであることを表示するMAIN MENU、経糸巻取長カウンタ機能として制御器54において計測された巻取長の実測値の表示画面に移行するための項目(COUNT)、上記経糸巻取長カウンタ機能に対するプリセット値を変更する画面に移行するための項目(C SET)、上記経糸巻取長カウンタ機能に対する実測巻取長をリセット(0戻し)を実行する画面に移行するための項目(RESET)、経糸の糸切れ回数や巻取ビームの巻径や、テイクアップロールに付与されるトルク指令値(換言すれば付与される経糸張力)等の実際値を表示させるべくこれより下位階層の選択画面に移行するための項目(ACT)、上記以外の設定値の入力や変更を行うべくこれより下位層の選択画面に移行するための項目(SET)、これ以外の設定や表示機能を遂行するためのこれより下位層の選択画面に移行するための項目(SUB)、及び通常用設定器の復旧等にともない、制御器54の緊急用設定器への対応処理を終了するための操作項目(END)の各キーを含む。
現在の表示に対する階層情報である「MAIN MENU」が矩形のフレーム300に表示され、上記した「COUNT」〜「END」の項目は、対応する矩形のフレーム302,304,306,308,310,312,314内に対応する文字で表示される。それらの表示フレームの領域は、表示パネル94のタッチパネル150の操作キー領域として機能する。
緊急用設定器58のメモリ96に格納されるシステムプログラムは、例えば後述する図7(A)、(C)、(E)、(F)…のように互いに重ならないように配置される2以上のフレームよりなる画面表示パターンがパターン番号に対応して複数記録されるとともに、画面パターン番号とフレーム毎に表示すべく制御器54から送られる情報とを緊急用設定器58にポート92を介して受けると、対応する画面を選択し、送られる情報をフレーム毎に個別に表示可能にし、また作業者が表示されるフレームに触れたとき、触れられた位置フレーム番号に対応する情報をポート92を介して制御器54に読み取らせることが可能に作成されている。
これにより、作業者は、緊急用設定器58のタッチパネル150に表示された最上位層の各種の項目から目的とする下位層の項目を選択することができる。
緊急用設定器58を用いた具体的操作について、以下2つの具体例を交えて説明する。先ず、ここで説明する第1の具体例は、経糸巻取長カウンタの巻取長カウント値(後述するT.UP)をリセット(0戻し)する例であり、後述する第2の具体例は、経糸巻取装置を定尺停止させるべく経糸巻取長カウンタのプリセット値を変更する例である。
以下、第1の具体例について説明する。
作業者が図7(A)における「COUNT」を選択したときの次位層の一例を図7(B)に示す。
作業者が項目を選択すると、制御器54は、選択された項目「COUNT」が最下位層(最下位概念)の項目であるか否かを判定する(ステップ253)。しかし、この時点においては、最上位層の項目がタッチパネル150に表示されているにすぎないから、選択された項目は最下位層のものではない。
それゆえに、制御器54は、ステップ251に戻って、選択された最上位層の項目内の次位層の項目を予め格納されたユーザプログラムにしたがって、表示位置に対応する情報と共に緊急用設定器58に送信する。これにより、緊急用設定器56が受け取った項目情報を表示器94の対応する位置に表示するため、作業者が対応するキーに触れることにより項目を選択することを待つ(ステップ252)。
図7(B)において、次位層の項目は、このメニューが経糸巻取長カウンタに関するメニューであることを示す「COUNT」、巻取長が後述のように設定されたプリセット値(プリセット長)に達したとき鳴動されるベルを停止させるための項目「BELL」、の同一ロットで複数の巻取ビームを生産する際、ロット生産開始時からの実測された総巻取長をリセット(0戻し)するための項目「TOTAL」、現在巻取ビームに巻取った巻取長をリセット(0戻し)するための項目「T.UP」、又は経糸巻取長を1反あたりの長さと疋数の積で管理する場合における疋数をリセット(0戻し)するための項目「CUT」、及びメインメニューへ戻ることを指定する項目「TO MAIN MENU」を含む。
現在の表示に対する階層情報である「COUNT」が矩形のフレーム320に表示され、上記した項目「BELL」から「TO MAIN MENU」が対応する矩形のフレーム322,324,326,328,330内に対応する文字で表示される。それらの表示フレームの領域は、表示器94のタッチパネル150の操作キー領域として機能する。
これにより、作業者は、緊急用設定器58のタッチパネル150に表示された中位層の各種の項目から目的とする次の下位層の項目を選択することができる。
作業者が巻取ビームに対する巻取長をリセットするための項目「T.UP」を選択すると、制御器54は、選択された項目が最下位層(最下位概念)の項目であるか否かを判定する(ステップ253)。
上記の時点においては、選択された項目は最下位層の項目である。この場合、制御器54は、ステップ250を終了して、選択された最下位層の項目に応じて、実測データ処理(ステップ254)、設定値入力処理(ステップ256)及びカウンタ処理(ステップ258)のいずれかに移行する。しかし、選択された項目がカウンタ処理に関するものであるから、制御器54はカウンタ処理(ステップ258)に移行する。
図7(A)、(B)及び(C)に示す実施例では、T.UPが選択されたことから、制御器54は、受信した項目を基に、巻取長さ計数用カウンタの計数値を表示項目データとして緊急用設定器58に送信し、ステップ258を実行する。
作業者が図7(B)における「T.UP」を選択したことにより表示される最下位層の一例を図7(C)に示す。
図7(C)において、最下位層において、項目は、このメニューが経糸巻取長のカウンタ長をリセットするメニューであることを示す「T.UP COUNT VALUE RESET」、実測された現在の巻取長の数値表示、メインメニューに戻るための項目「TO MAIN MENU」が表示され、2つの矢印キーと、巻取長カウンタの計数値をゼロに戻すエンター「リターン」を含む。
現在の表示に対する階層情報である「T.UP COUNT VALUE RESET」が矩形のフレーム342に表示され、上記した「TO MAIN MENU」から「リターン」までの項目が対応する矩形のフレーム340,344,346,348,350内に対応する文字で表示されている。それらの表示フレームの領域は、表示器94のタッチパネル150の操作キー領域として機能する。
これにより、緊急用設定器58が受信した計数値をタッチパネル150の表示フレーム344に表示するから、作業者は、フレーム350のエンターキーに触れることにより、フレーム344に表示されている実測値であるカウント長をリセット(0戻し)することができる(ステップ268)。
図7(C)においてフレーム344には、既に作業者がフレーム350のエンターキーに触れる操作によりカウント長が0戻しされた状態を示している。
中位階層(COUNTER)に対する最下位層の項目は、上記(T.UP)のほかに(TOTAL)、(CUT)のような複数の項目が選択可能にされており、図7(C)の表示状態でフレーム346、347のいずれか矢印キーに触れることにより、中位階層の画面表示に戻ることなく、制御器54が図6の処理ステップ269から分岐してステップ267に移ることにより、それら実測長をリセットするための各画面表示に直接移行することができる。
上記した具体例では、図7(A)の最上位層の画面から図7(C)の最下位層の画面に移行するまでの間、図7(B)に示す中位階層の画面を経由している。しかし、より好ましくは、巻取長のリセットのような操作頻度の高い項目については、例えば図7(A)のフレーム306(RESET)に触れることにより、図7(A)から図7(C)に直接移行するように、メモリ68に格納されるユーザプログラム(すなわち緊急用設定器対応処理プログラム)を構成することも可能である。
上記した具体例は、緊急用設定器58を介し、巻取長カウンタに関する設定値や実測値を変更する例であるが、巻取装置における他の設定値を変更したり、巻取長カウンタ以外の制御器54側で実測された実測値を表示可能であることは言うまでもない。例えば、図1に示す巻取装置の例では、他の設定値や実測値として、図3に表示された項目などが挙げられ、例えば経糸巻取装置おける実測値として、巻取運転中にカウントされた糸切れ回数や糸切れ位置等の品質情報、さらには現在生産中の巻取ビームのスタイル番号(ロット番号)等の巻取ビーム毎に付与される情報等も含まれる。
これらに対し、制御器54では、巻取長のカウンタの場合と同等に、図6に示される処理ステップ250を実行することによる操作項目を選択するための図示しない画面表示、および作業者の項目の選択操作とにより、いずれも最下位層の設定値あるいは表示させる実測値に対する項目まで絞り込みを行う。そして項目が最下位層にまで絞り込まれると、制御器54は、図6におけるステップ253より分岐されるステップ256および254を実行することにより、表示器94には、巻取長のカウンタのリセットやプリセット値の変更の場合と同様に、対応する設定値の入力や実測値を表示することができる。
また、図7には、第2の具体例として、巻取ビームに対する経糸巻取長さに対応するプリセット値を設定するための表示画面を示す。このプリセットを変更する画面に移行するまでの表示画面においては、図7(A)、(D)、(E)及び(F)に示す項目が、それぞれ、最上位、2位、3次及び最下位の階層となる。
図7(A)、(D)、(E)及び(F)のいずれにおいても、それらの項目は、対応する矩形のフレーム300から312、360から388内に表示される。最下位項目を示す図7(F)においては、1回の巻取長さの設定値をプリセットするためのテンキーを含む。
より詳しくは、図7(A)の表示に対し、作業者は、巻取長カウンタに対するプリセット値を変更するための項目に対応するフレーム304(C SET)に触れることにより、制御器54ではステップ250の処理を行い、緊急用設定器58においては、システムプログラムにしたがい制御器54から送られる情報に基づいて、表示器94の画面表示が図7(D)のように表示される。
次いで、作業者は、巻取長のプリセット値を変更するための項目に対応するフレーム366(T.UP)に触れることにより、制御器54においてステップ253から267の処理が行われ、これにより情報を受ける緊急用設定器58の表示器94の画面表示が図7(E)のように表示される。
次いで作業者は、フレーム380に表示されたメッセージにしたがい、プリセット値を変更するために現在のプリセット長の設定値が表示されているフレーム372に触れることにより、制御器54は、ステップ268,269及びステップ267を実行する結果、図7(F)に示すように、表示器94では現在のプリセット長設定値と入力されるプリセット長設定値とをフレーム384,386に表示すると共に、数値入力のためのテンキーがフレーム388として表示する。
上記の結果、作業者は、フレーム388の対応する数値および矢印(エンターキー)に触れることによりプリセット長を現在の設定値1050mから1100mに変更する。一方制御器54では、対応する情報を受けるとステップ268の処理を行い、制御器54を介して行われる巻取長の監視して巻取装置を停止させる動作のためのプリセット値を変更し、以降のステップ201における巻取長の計測等が含まれる運転制御を繰り返し実行することができる。
絞り込まれた項目が実測データの場合、ステップ254において、制御器54は、選択された最下位層の表示項目のデータを緊急用制御器58に送信する(ステップ260)。これにより、緊急用設定器58は受信した表示項目データをタッチパネル150の所定の表示フレームに表示する。
次いで、作業者が表示器94に確認のための図示しないフレーム(例えば図7(C)のフレーム350のような「リターンキー」)に触れると、制御器54は、対応する確認フラグを読み出して確認した後、緊急用設定器58で例えば図7(C)におけるフレーム346,348又は340に触れることを待つことになる(ステップ261)。
作業者がタッチパネル150の所定のフレームに触れると、触れた位置に対応する情報が制御器54に入力する。これにより、制御器54は、入力した情報に対応する処理を行った後、次に表示すべき項目があるか否かを判定する(ステップ262)。
制御器54は、ステップ262における判定の結果、項目があると、ステップ260に戻り、同列の実測値データの表示のための情報を設定器58側に合おう亜印紙、フレーム346,348の操作により項目がないと、ステップ254を終了して図6におけるステップ209に移行する(ステップ263)。
また、絞り込まれた項目が設定データ(設定値の設定)であると、ステップ256において、制御器54は、選択された最下位層の設定項目のデータを緊急用制御器58に送信する(ステップ264)。これにより、緊急用設定器58は受信した設定項目データをタッチパネル150の所定の表示フレームに表示すると共に、例えば図7(E)のように、フレーム372のような設定値の表示とフレーム380に示されるような設定値の変更手順を示す表示を合わせて表示する。
次いで、制御器54は、作業者が設定値入力のために、例えば図7(E)に示すようなフレーム372に触れる緊急用設定器58の操作をすることを待つ(ステップ265)。
作業者がタッチパネル150の図7(E)のフレーム372のような所定のフレームに触れると、表示器94には、図7(F)のようなフレーム386の変更値と、フレーム388のようなテンキーとが表示され、次いで作業者が数値及びリターンキーとに触れたことにより、触れた位置に対応する情報が制御器54に入力する。これにより、制御器54は、入力した情報に対応する処理を行った後、次に表示すべき項目があるか否かを判定する(ステップ266)。
制御器54は、ステップ266における判定の結果、項目があると、ステップ264に戻り、項目がないと、ステップ256を終了して図6におけるステップ209に移行する(ステップ263)。
好ましくは制御器、54のメモリ66に供給される緊急用設定器対応処理プログラム(表示処理プログラム)は、表示すべき項目を、関連性を考慮して予め定められる順序で表示するように、構成されていればよい。これにより、表示項目の設定作業及び確認作業を効率的に行うことができる。
本発明は、上記した経糸巻取装置10のみならず、経糸糊付機やビーム巻き返し機等の他の経糸準備機械、織機等の他の繊維機械用としても適用することができる。この場合も、上記と同様に、繊維機械に対応する表示項目や設定値を入力するための表示処理プログラムや緊急用設定器対応処理プログラムが制御器54のユーザメモリに予め格納される。
上記実施例では、緊急用設定器58に対し制御器54側が主導的に情報を送受するようにしているが、緊急用設定器側が主導的に制御器54側から情報を送受するように構成することも可能である。
緊急用設定器は、製造時期又は種類が異なる複数の繊維機械で共通に使用可能にしてもよい。この場合も、上記と同様に、繊維機械に対応する表示項目や設定値を入力するための表示処理プログラムや緊急用設定器対応処理プログラムが繊維機械毎に制御器のユーザメモリに予め格納される。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
本発明に係る設定表示装置を利用する経糸巻取装置の一実施例を示す図である。 本発明に係る設定表示装置の一実施例を示す電気回路のブロック図である。 図2に示す設定表示装置で用いる通常用設定器の一実施例を示す外観斜視図である。 図2に示す設定表示装置で用いる緊急用設定器の一実施例を示す外観斜視図である。 図2に示す設定表示装置の動作を説明するための図である。 図2に示す設定表示装置において緊急用設定器対応処理プログラムを説明するための図である。 緊急用設定器への表示パターンの例を示す図であり、(A)は最上位層の項目の表示パターンの例を示す図、(B)は巻取長さ表示処理プログラムにおける次位層の項目の表示パターンの例を示す図、(C)は巻取長さ表示処理プログラムにおける最下位層の項目の表示パターンの例を示す図、(D)は巻取長さ計数用カウンタのプリセット処理プログラムにおける2次層の項目の表示パターンの例を示す図、(E)は巻取長さ表示処理プログラムにおける3次層の項目の表示パターンの例を示す図、(F)は巻取長さ表示処理プログラムにおける最下位層の項目の表示パターンの例を示す図である。
符号の説明
10 経糸巻取装置
32,40,52 アクチュエータ
50 巻取表示装置
54 制御器
56 通常用設定器
58 緊急用設定器
100,150 タッチパネル
300〜388 表示フレーム

Claims (5)

  1. 繊維機械のアクチュエータを制御する情報を記憶している制御器と、
    第1の表示器及び第1の入力器を備える通常用設定器であって前記制御器から前記情報を読み出して表示すると共に入力された設定値を前記制御器に送る通常用設定器と、
    前記通常用設定器の故障時に用いられる緊急用設定器であって前記通常用設定器に比べ1画面当たりの情報表示量が制限された第2の表示器及び第2の入力器を備える緊急用設定器とを含み、
    前記緊急用設定器は、前記第2の入力器による入力情報を前記制御器に出力可能であり、
    前記制御器は、表示項目情報、データ情報、及び作業者に対する入力要求情報に関する表示情報であって文字列又は数値により表される表示情報を、前記緊急用設定器からの入力情報に応じて更新して送るための緊急用設定器対応処理プログラムを予め記憶しており、前記緊急用設定器対応処理プログラムを実行することにより前記緊急用設定器を介して情報入力及び情報表示を遂行する、繊維機械の設定表示装置。
  2. 前記緊急用設定器は、これの購入時期及び種類の少なくとも一方が異なる複数の繊維機械で共用可能とされており、
    各繊維機械の前記制御器は、前記共用可能の緊急用設定器に対応された前記緊急用設定器対応処理プログラムを記憶している、請求項1に記載の設定表示装置。
  3. 前記緊急用設定器は、前記第2の入力器からの入力情報を前記制御器に出力しつつ、前記制御器からの表示情報を前記第2の表示器に表示する処理を予め記憶されたシステムプログラムに基づいて実行し、
    前記システムプログラムは、前記制御器から前記緊急用設定器に送られる複数の表示情報を前記第2の表示器の表示領域内に互いに重ならないように定められた複数の表示フレーム位置にそれぞれ表示する処理ステップを含み、
    前記緊急用設定器は、前記システムプログラムを実行することにより、前記制御器の前記処理ステップの実行により送られる複数の表示情報を対応する表示フレーム位置に表示させる、請求項2に記載の設定表示装置。
  4. 前記緊急用設定器対応処理プログラムは、対応する画面パターン番号を前記表示情報と共に前記緊急用設定器に送る処理ステップを含み、
    前記制御器又は前記緊急用設定器は、それぞれが前記表示領域内に表示する前記複数の表示フレームを配置した複数の画面パターンを選択可能に記憶しており、
    前記システムプログラムは、前記制御器から前記緊急用設定器に送られる画面パターン番号に応じて選択した画面パターンに基づいて表示情報を前記表示フレームに表示させる処理ステップを含み、
    前記緊急用設定器は、前記システムプログラムを実行することにより、前記制御器から送られる画面パターン番号に応じた画面パターンに基づいて複数の表示情報を前記第2の表示器の対応するそれぞれの表示フレームに表示する、請求項3に記載の設定表示装置。
  5. 前記緊急用設定器対応処理プログラムは、作業性又は関連性を考慮して予め定められた順序にしたがって前記複数の表示情報を前記緊急用設定器に選択的に送り込み可能とされており、
    前記制御器は、前記緊急用設定器対応処理プログラムを実行することにより、複数の表示情報を前記緊急用設定器からの入力情報に応じて順次送る、請求項4に記載の設定表示装置。
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