JP2016011468A - 繊維機械、繊維機械システム及び繊維機械における設定値の更新方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の繊維機械に処理条件を設定する際の作業者の作業の手間を軽減すると共に、繊維機械が作業者の意図しない処理条件に設定されることを防止できる繊維機械、繊維機械システム及び繊維機械における設定値の更新方法を提供する。【解決手段】管理装置50は、各種情報の入力を受け付けるタッチパネルディスプレイ51と、タッチパネルディスプレイを介して受け付けた各種処理条件としての設定値を記憶する記憶部57と、他の自動ワインダ1との通信を可能にする機台間通信部53Cと、設定値を他の自動ワインダに送信するように機台間通信部を制御すると共に、設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の自動ワインダに送信するように機台間通信部を制御する設定管理部53Aと、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、繊維機械、繊維機械システム及び繊維機械における設定値の更新方法に関する。
複数の繊維処理ユニットと、当該繊維処理ユニットの動作を制御する管理装置と、を備えた繊維機械が知られている。繊維機械の管理装置は、各繊維処理ユニットの現在の稼動状態のモニタを可能にすると共に、各種処理条件(糸処理条件)の設定をすることができる。通常、工場内ではこのような構成の繊維機械が多数台設置されている。複数の繊維機械に同じ処理条件で作動させたいとき又は処理条件を一括して変更したいときなどは、作業者がそれぞれの繊維機械のところまで行き、1台ずつ処理条件の設定又は設定の変更を行う。しかしながら、このような作業は、効率が悪く、作業者にとって負担となる。
そこで、このような問題を解決するための技術が開示されている。例えば、特許文献1には、繊維機械が備える制御装置同士が無線通信によって通信可能に構成されており、一の繊維機械の制御装置に設定された処理条件を、一の繊維機械の制御装置から複数の繊維機械の制御装置に送信することができる繊維機械システムが開示されている。
特許文献2には、繊維機械が備える制御装置同士が通信可能に構成されており、複数の繊維機械の繊維処理ユニットの処理条件を同時に表示することが可能な繊維機械システムが開示されている。この繊維機械システムによれば、一の繊維機械における処理条件を他の繊維機械にコピーしたい場合、一部又は全ての繊維機械を選択してコピーボタンを押下することで、選択された繊維機械に処理条件を送信することができる。
特許文献3には、繊維機械が備える制御装置同士が通信可能に構成されており、一の繊維機械の制御システムにおいて処理条件が入力されると、当該処理条件を他の繊維機械の制御装置に送信し、この処理条件を受信した他の繊維機械の制御装置は、当該処理条件に基づいて変更処理を行う糸処理条件設定システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の繊維機械システムは、一の繊維機械の制御装置から複数の繊維機械の制御装置に処理条件を送信する際に、送信先の指定に漏れがあると、一部の繊維機械が意図しない処理条件に設定されてしまうおそれがある。特許文献2に記載の繊維機械システムは、処理条件の送信先として全ての繊維機械を選択することにより、送信先の指定漏れを抑制することはできるが、処理条件の送信先として全ての繊維機械を選択し、実際に処理条件を送信するための操作に手間がかかる。特許文献3に記載の糸処理条件設定システムは、複数の繊維機械の制御システムにおいて同時又はほぼ同時に処理条件が変更された場合、複数の繊維機械間で衝突が発生するおそれがある。すなわち、一部又は全ての繊維機械において作業者が意図しない処理条件に設定されてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、複数の繊維機械に処理条件を設定する際の作業者の作業の手間を軽減すると共に、繊維機械が作業者の意図しない処理条件に設定されることを防止できる繊維機械、繊維機械システム及び繊維機械における設定値の更新方法を提供することを目的とする。
本発明の繊維機械は、少なくとも1つの繊維処理ユニットと、繊維処理ユニットを含む装置の動作を制御する管理装置と、を備えた繊維機械であって、管理装置は、各種情報の入力を受け付ける入力部と、入力部を介して受け付けた各種処理条件としての各種設定値を記憶する記憶部と、他の繊維機械との通信を可能にする機台間通信部と、設定値を他の繊維機械に送信するように機台間通信部を制御すると共に、設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の繊維機械に送信するように機台間通信部を制御する機台制御部と、を備える。
本発明の繊維機械における設定値の更新方法は、少なくとも1つの繊維処理ユニットと、各種情報の入力を受け付ける入力部、入力部を介して受け付けた各種処理条件としての設定値を記憶する記憶部、及び他の繊維機械との通信を可能にする機台間通信部を有する管理装置と、を備えた繊維機械における設定値の更新方法であって、管理装置が、設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の繊維機械に送信するように機台間通信部を制御するステップと、管理装置が、設定値を他の繊維機械に送信するように機台間通信部を制御するステップと、を含んでいる。
ここでいう「設定値の記憶」は、新たな設定値を記憶する場合(新規登録)と、入力された設定値に基づいて、既に記憶されている設定値を変更して記憶する場合(更新)とを含む。
この構成の繊維機械では、入力部を介して受け付けた設定値に基づいて設定値が更新されると共に、自動的に(送信先を指定することなく)他の繊維機械に設定値が送信される。また、この構成の繊維機械では、例えば、入力開始情報を受信した他の繊維機械に対し、入力部を介した設定値の入力を禁止させたり、管理装置にログインさせなかったりすることができるので、複数の繊維機械間で衝突が発生することを防止できる。ここでいう「衝突」とは、同時又はほほ同時に複数の繊維機械から設定値が送信されることにより、一部又は全ての繊維機械が作業者の意図しない設定値に更新されてしまうことをいう。この結果、複数の繊維機械に処理条件を設定する際の作業者の作業の手間を軽減すると共に、繊維機械が作業者の意図しない処理条件に設定されることを防止できる。
機台制御部は、入力部に入力された認証情報に基づいて特定ユーザであることを認証する認証部によって特定ユーザであることが認証されたとき、設定値の入力が可能な状態になったと判断してもよい。
本発明の繊維機械における設定値の更新方法では、入力部に入力された認証情報に基づいて特定ユーザであることを認証する認証部によって特定ユーザであることが認証されたとき、管理装置が、設定値の入力が可能な状態になったと判断してもよい。
この構成の繊維機械では、認証部によって特定のユーザであることを認証された場合、すなわち、管理装置へのログインが許可された場合に、他の繊維機械における設定値の入力を禁止することができる。これにより、設定値が入力される前の早い段階で他の繊維機械における設定値の入力を禁止することができる。
機台制御部は、入力開始情報を受信した場合、設定値の入力を禁止してもよい。
本発明の繊維機械における設定値の更新方法では、管理装置が、機台間通信部を介して入力開始情報を受信した場合、設定値の入力を禁止するステップを更に含んでいてもよい。
この構成の繊維機械では、複数の繊維機械間で衝突が発生することを防止できる。これにより、任意の一の繊維機械から設定値を入力し、この入力した設定値を他の繊維機械に同期させることができる。
本発明の繊維機械は、作業者に情報を報知する第1報知部を更に備えてもよい。機台制御部は、設定値の入力を禁止した場合、その旨の情報である入力不可情報を第1報知部に報知させてもよい。
この構成の繊維機械では、入力部における設定値の入力を禁止している場合、常に報知部にその旨を報知させたり、作業者によって管理装置へのログインが試みられた際に、報知部にその旨を報知させたりすることができる。これにより、作業者は、入力部における設定値の入力が不可となっていることを知ることができる。
入力不可情報には、設定値の入力が可能な状態にある繊維機械の識別情報が含まれてもよい。
この構成の繊維機械によれば、作業者は、どの繊維機械が設定値を入力することが可能になっているかを容易に知ることができる。必要であれば、作業者は、設定値を入力することが可能になっている繊維機械のところまで移動することができる。
機台制御部は、機台間通信部を介して設定値を受信した場合、設定値を記憶部に記憶させてもよい。
この構成の繊維機械によれば、他の繊維機械から送信されてくる設定値を記憶することができるので、他の繊維機械が記憶する設定値と同期を図ることができる。
機台制御部は、設定値の入力が可能な状態が終了すると、その旨を通知する入力終了情報を他の繊維機械に送信するように機台間通信部を制御してもよい。
この構成の繊維機械によれば、入力部を介した設定値の入力が禁止されている繊維機械において、入力部において設定値の入力を禁止させる状態が解除されたことを知ることができる。
機台制御部は、入力終了情報を受信した場合には、設定値の入力を禁止する状態を解除してもよい。
この構成の繊維機械によれば、設定値の入力が可能となっている繊維機械において、その状態が終了した場合、直ちに他の繊維機械において設定値の入力が禁止となっている状態を解除することができる。
機台制御部は、入力開始情報を他の繊維機械に送信してから設定値の入力が可能な状態が終了するまでの間、設定値の入力が可能な状態が継続していることを通知する情報である継続情報を定期的に送信するように機台間通信部を制御してもよい。
この構成の繊維機械によれば、設定値の入力が可能となっている繊維機械がその旨の情報を定期的に他の繊維機械に送信するので、設定値の入力が可能となっているという情報の正確性を高めることができる。
機台制御部は、定期的に送信される継続情報の受信が途切れた場合、設定値の入力を禁止する状態を解除してもよい。
例えば、設定値の入力が可能な状態が解除になった場合に入力終了情報を送信する仕様の繊維機械では、意図せずに電源がOFFになると入力終了情報を送信することができない。この場合、他の繊維機械では、いつまでたっても設定値の入力が禁止となっている状態を解除することができない。この構成の繊維機械によれば、他の繊維機械は、定期的に送信されてこなくなったことを利用して、直ちに設定値の入力が禁止となっている状態を解除することができる。
機台制御部は、入力された設定値又は機台間通信部を介して受信した設定値を、繊維処理ユニットに送信するか否かを判定してもよい。
この構成の繊維機械によれば、適切なタイミングで繊維処理ユニットに記憶されている設定情報を更新することができる。
機台制御部は、設定値を他の繊維機械に送信する場合、他の繊維機械において設定値を反映させるか否かという反映保留可否の確認が必要な確認情報として送信するか否かを入力部から受け付け、確認情報として送信するか否かに基づいて送信する情報を変更してもよい。
この構成の繊維機械によれば、他の繊維機械において、一の繊維機械から送信されてくる設定値を反映するか否かを、作業者が確認して決定できる機会を設けさせることができる。
機台制御部は、機台間通信部を介して受信した設定値が確認情報として送信されてきたか否かに基づいて、設定値の取り扱いを変更してもよい。
この構成の繊維機械によれば、設定値が確認情報として送信されてきたか否かに基づいて、例えば、直ちにその設定値を繊維機械に反映させたり、作業者に繊維機械への反映可否を問い合わせたりするなど、場合に応じた適切な処理が可能になる。
機台制御部は、機台間通信部を介して受信した設定値が確認情報として送信されてきた場合には、入力部において反映保留可否の入力がされるまで設定値を記憶部に記憶させることを保留し、設定値が確認情報として送信されてこなかった場合には、設定値を記憶部に記憶させてもよい。
この構成の繊維機械によれば、他の繊維機械から送信されてくる情報に基づいて適切な処理が可能になる。
機台制御部は、機台間通信部を介して設定値を受信した場合には、入力部において設定値を反映させるか否かという反映可否の入力がされるまで設定値を記憶部に記憶させることを保留し、入力部において反映する旨の入力がなされた場合には、設定値を記憶部に記憶させてもよい。
この構成の繊維機械によれば、設定値を受信した場合には、反映可否の入力がなされるまで設定値を記憶部に記憶させることが確実に保留される。これにより、作業者が機台の状況を確認した上で設定値の変更がなされるようになる。
本発明の繊維機械は、作業者に情報を報知する第2報知部を更に備えてもよい。機台制御部は、入力部において反映しない旨の入力がなされた場合には、その旨の情報である保留情報を第2報知部に報知させてもよい。
この構成の繊維機械によれば、作業者は、受信した設定値が繊維機械に反映されることなく反映が保留されていることを知ることができる。これにより、作業者は、繊維機械の状況を見ながら、反映させる指示をすることができる。
本発明によれば、複数の繊維機械に各種処理条件を設定する際の作業者の作業の手間を軽減すると共に、繊維機械が作業者の意図しない処理条件に設定されることを防止できる。
以下、図面を参照して一実施形態に係る自動ワインダ(繊維機械)1を備える自動ワインダシステム(繊維機械システム)90について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、必ずしも一致していない。
図2に示すように、自動ワインダシステム90は、6台(複数)の自動ワインダ1(図1参照)が通信可能に接続されている。6台の自動ワインダ1間における接続は、有線であっても無線であってもよい。図1に示すように、自動ワインダ1は、複数の巻取ユニット(繊維処理ユニット)10と、玉揚装置(繊維処理ユニット)30と、給糸ボビン供給装置(繊維処理ユニット)40と、管理装置50と、を備えている。
巻取ユニット10は、機台長手方向に沿って一列に並設されている。巻取ユニット10は、給糸ボビン11から解舒された糸Yを綾振ドラム13によって綾振りしながらボビンに巻き取ることにより、パッケージPを形成させる。巻取ユニット10は、走行する糸Yの太さなどを監視する糸監視装置15及び切れた糸を継ぎ合わせる糸継装置17を有している。巻取ユニット10は、糸監視装置15によって糸Yの欠陥が検出されたとき、糸Yの巻き取りを中断して糸Yが切断される。欠陥部分が除去された糸は、糸継装置17によって糸端が継ぎ合わされる。巻取ユニット10は、糸端が継ぎ合わされた糸の巻き取りを再開する。
巻取ユニット10は、ユニットコントローラ19をそれぞれ備えている。ユニットコントローラ19は、巻取ユニット10における各種制御処理を実行する。ユニットコントローラ19は、管理装置50に含まれる機台内通信部53Bを介して設定管理部(機台制御部)53Aと通信可能に設けられている。ユニットコントローラ19は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスクなどの記憶部とで構成される。なお、ユニットコントローラ19は、電子回路などによるハードウェアとして構成されてもよい。
ユニットコントローラ19は、糸処理条件に関連した設定値が複数の項目にわたり設定されるロット設定値情報T2(図3参照)を、記憶部に記憶している。ユニットコントローラ19は、このロット設定値情報T2として記憶されている各項目の設定値に基づいて、巻取ユニット10を運転させる。ユニットコントローラ19が記憶するロット設定値情報T2は、後述する機台コントローラ53によって更新される。
玉揚装置30は、巻取ユニット10の並設方向に沿って移動可能に構成されている。玉揚装置30は、各巻取ユニット10においてパッケージPが満巻となった際に、当該巻取ユニット10の位置まで走行し、満巻パッケージPを回収すると共に、空ボビンを供給する。玉揚装置30は、玉揚制御コントローラ31を有している。玉揚制御コントローラ31は、管理装置50に含まれる機台内通信部53Bを介して設定管理部53Aと通信可能に設けられている。玉揚制御コントローラ31は、ユニットコントローラ19と同様、CPUと、ROM、RAM、及びハードディスクなどの記憶部とで構成される。
玉揚制御コントローラ31は、玉揚処理条件に関連した設定値が複数の項目にわたり設定される玉揚台車用設定値情報を、記憶部に記憶している。玉揚制御コントローラ31は、この玉揚台車用設定値情報として記憶されている各項目の設定値に基づいて、玉揚装置30を運転させる。玉揚制御コントローラ31が記憶する玉揚台車用設定値情報は、後述する機台コントローラ53によって更新される。
給糸ボビン供給装置40は、各巻取ユニット10に対し、給糸ボビン11を図略の供給経路に沿って搬送して供給する。給糸ボビン供給装置40は、供給制御コントローラ41を有している。供給制御コントローラ41は、管理装置50に含まれる機台内通信部53Bを介して設定管理部53Aと通信可能に設けられている。供給制御コントローラ41は、ユニットコントローラ19と同様、CPUと、ROM、RAM、及びハードディスクなどの記憶部とで構成される。
供給制御コントローラ41は、供給処理条件に関連した設定値が複数の項目にわたり設定される供給装置用設定値情報を、記憶部に記憶している。供給制御コントローラ41は、この供給装置用設定値情報として記憶されている各項目の設定値に基づいて、給糸ボビン供給装置40を運転させる。供給制御コントローラ41が記憶する供給装置用設定値情報は、後述する機台コントローラ53によって更新される。
管理装置50は、巻取ユニット10を含む装置(自動ワインダ1に設けられている各種装置)の動作を制御する。管理装置50は、タッチパネルディスプレイ(入力部,第1報知部,第2報知部)51と、記憶部57と、機台コントローラ53と、本体コントローラ55と、を有している。
タッチパネルディスプレイ51は、作業者に対して各種情報を提供すると共に、作業者から各種情報を受け付けることが可能である。本実施形態においては、入力部及び報知部としてタッチパネルディスプレイ51を採用しているが、タッチパネルディスプレイ51の代わりに、報知部としてのモニタと、入力部としてのキー(入力ボタン)とを有していてもよい。タッチパネルディスプレイ51には、後段にて詳述する設定管理部53Aの制御により、タッチパネルディスプレイ51において設定値の入力が禁止されている場合には、その旨の情報である入力不可情報が表示(報知)される。
記憶部57は、自動ワインダ1を運転及び管理するための様々な設定値を各種設定値情報T1として記憶している。各種設定値情報T1には、例えば、図3に示すように、ロット設定値情報T2、本体用設定値情報、玉揚台車用設定値情報、及び設定管理部用設定値情報などが含まれる。本体用設定値情報には、例えば、ブロワスピードを設定するための設定値を含む。玉揚台車用設定値情報は、例えば、玉揚台車の走行スピードを設定するための設定値を含む。設定管理用設定値情報は、タッチパネルディスプレイ51に表示する内容及びレポートとして出力する内容を決定するための設定値を含む。
ロット設定値情報T2は、各巻取ユニット10の運転内容を決定するために設定される複数の設定値を含んでおり、図3に示すように、複数の項目から構成される。項目の例は、番手、糸種、糸速及びパッケージ重量などである。これら複数の項目からなる一つの群は、「ロット」と呼ばれる。記憶部57は、製品の仕様及び/又は運転環境に応じて項目のそれぞれが最適な値に設定された「ロット」を複数記憶している。
図1に示す記憶部57は、後述する機台間通信部(認証部)53Cにおける認証処理に必要な情報も記憶している。例えば、記憶部57は、ユーザ名とパスワードと権限内容とが関連付けられた認証情報を記憶している。
本体コントローラ55は、自動ワインダ1に設けられている装置のうち、主に各巻取ユニット10に共通して設けられている装置を制御する。本体コントローラ55によって制御される装置としては、ブロワ、玉揚装置30によって玉揚されたパッケージPを機台端部にまで搬送するコンベア装置などがある。本体コントローラ55は、機台内通信部53Bを介して設定管理部53Aと通信可能に設けられている。本体コントローラ55は、ユニットコントローラ19と同様、CPUと、ROM、RAM、及びハードディスクなどの記憶部とで構成される。
本体コントローラ55は、ブロワ処理条件に関連した設定値が複数の項目にわたり設定される本体用設定値情報を、記憶部に記憶している。本体コントローラ55は、この本体用設定値情報として記憶されている各項目の設定値に基づいて、ブロワなどを運転させる。本体コントローラ55が記憶する本体用設定値情報は、後述する機台コントローラ53によって更新される。
機台コントローラ53は、自動ワインダ1の運転条件の設定、及び、機台効率や糸品質管理などの生産状況を監視する。機台コントローラ53は、設定管理部53Aと、機台内通信部53Bと、機台間通信部53Cと、を有している。
設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51を介して設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の自動ワインダ1に送信するように機台間通信部53Cを制御する。設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51を介して受け付けた設定値に基づいて記憶部57に記憶された設定値情報T1(図3参照)を更新すると共に、この設定値を他の自動ワインダ1に送信するように機台間通信部53Cを制御する。
ここでいう「設定値の入力が可能な状態になる」とは、タッチパネルディスプレイ51に入力された認証情報に基づいて特定ユーザであることを機台間通信部53Cによって認証されたときをいう。すなわち、機台間通信部53Cによって認証され、管理装置50へログインした状態となった時である。なお、機台間通信部53Cにおける認証処理については、後段にて詳述する。
設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して、他の自動ワインダ1から入力開始情報を受信した場合、タッチパネルディスプレイ51における設定値の入力を禁止させる。設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51における設定値の入力を禁止した場合、現在、設定値の入力ができないことを示すメッセージ(入力不可情報)をタッチパネルディスプレイ51に表示させる。このメッセージには、設定値の入力が可能な状態になっている他の自動ワインダ1の識別情報が含まれていてもよい。言い換えれば、現時点で設定値の編集(入力)が行われている自動ワインダ1の識別情報が含まれていてもよい。これにより、作業者は、どの自動ワインダ1で設定値を入力されているかを容易に知ることができる。
設定管理部53Aは、設定値の入力が可能な状態が終了すると、その旨を通知する入力終了情報を他の自動ワインダ1に送信するように機台間通信部53Cを制御する。言い換えれば、設定管理部53Aは、管理装置50からログアウトした状態になると、入力終了情報を他の自動ワインダ1に送信するように機台間通信部53Cを制御する。設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して入力終了情報を受信した場合、設定値の入力を禁止する状態を解除する。
本実施形態の自動ワインダ1では設定管理部53Aは、他の自動ワインダ1に入力開始情報を送信してから設定値の入力が可能な状態が終了するまでの間(管理装置50にログインした状態)、設定値の入力が可能な状態が継続していることを通知する情報である継続情報を定期的に送信するように機台間通信部53Cを制御する。この点について、図4及び図5を用いて具体的に説明する。
図4に示すように、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51を介して入力されるユーザ名とパスワードとを機台間通信部53Cに送信し、機台間通信部53Cに対しログインの要求をする。機台間通信部53Cは、ユーザ名とパスワードとの組合せが記憶部57の認証情報に記憶されているか否かを確認する。機台間通信部53Cは、当該組合せが認証情報として記憶されていることを確認すると、管理装置50における操作を許可する状態(いわゆるログインの状態)とする。なお、機台間通信部53Cは、ユーザ名に関連付けられている権限内容に応じて、許可する操作の内容を制限してもよい。このタイミングと同時に、設定管理部53Aは、設定値の編集を開始した旨の情報(入力開始情報)を他の自動ワインダ1に向けて送信するように機台間通信部53Cを制御する。
設定管理部53Aは、管理装置50へのログインを許可した後、ログアウトの要求がされるまでの間、設定値を編集中である旨の情報(継続情報)を所定間隔(定期的)で他の自動ワインダ1に向けて送信するように機台間通信部53Cを制御する。タッチパネルディスプレイ51を介してログアウトの要求が入力されると、設定管理部53Aは、その旨の情報を機台間通信部53Cに送信し、機台間通信部53Cに対しログアウトの要求をする。機台間通信部53Cは、ログアウトの要求を受け付けると、管理装置50における操作を禁止する状態(いわゆるログアウトの状態)とする。このタイミングと同時に、設定管理部53Aは、設定値の編集を終了した旨の情報(入力終了情報)を他の自動ワインダ1に向けて送信するように、機台間通信部53Cを制御する。他の自動ワインダ1における設定管理部53Aは、入力終了情報を受信すると、設定値の入力を禁止させる状態を解除する。言い換えると、一の自動ワインダ1においてログアウトを行えば、他の自動ワインダ1では設定値の入力が可能な状態となる。
次に、一の自動ワインダ1においてログインが許可されている状態の時、他の自動ワインダ1においてログインが試みられたときの処理について説明する。図5に示すように、他の自動ワインダ1には、継続情報が定期的に送信されてくる。機台間通信部53Cが定期的に継続情報を受信している間、機台間通信部53Cは、設定管理部53Aからログインの要求があったとしても、その要求を受け付けない。すなわち、他の自動ワインダ1では、ログインすることができない。これにより、他の自動ワインダ1において設定値の入力をすることができない状態が維持される。
設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して定期的に送信されてくる継続情報の受信が途切れた場合、設定値の入力を禁止している状態を解除してもよい。すなわち、他の自動ワインダ1において、ログインの要求を受け付けることができる状態としてもよい。このような構成とすれば、一の自動ワインダ1において意図せずに電源がOFFになったときでも、他の自動ワインダ1の設定管理部53Aは、定期的に継続情報が送信されてこなくなった事象を利用して、設定値の入力を禁止している状態を解除することができる。
図1に戻り、自動ワインダ1の構成の続きを説明する。機台内通信部53Bは、設定管理部53Aと各巻取ユニット10に備わるユニットコントローラ19との通信、設定管理部53Aと玉揚装置30に備わる玉揚制御コントローラ31との通信及び設定管理部53Aと給糸ボビン供給装置40に備わる供給制御コントローラ41との通信を可能にする。また、機台内通信部53Bは、各繊維処理ユニット(巻取ユニット10、玉揚装置30、給糸ボビン供給装置40)から送信されてくる管理情報を集約したり、タッチパネルディスプレイ51に入力された設定値の送信先を決定したりする。
機台間通信部53Cは、機台コントローラ53と、他の自動ワインダ1に含まれる機台コントローラ53との通信を可能にする。また、機台間通信部53Cは、上述したように、認証部としての機能を備えている。すなわち、機台間通信部53Cは、管理装置50において作業者が操作をするための権限を付与する。機台間通信部53Cにおけるこのような権限の付与は、管理装置50における全ての操作を対象としてもよいし、例えば、設定値の入力又は変更をする操作など、特定の操作を対象としてもよい。本実施形態の自動ワインダ1では、作業者が管理装置50の操作をするためには、ログインをすることが求められる仕様となっている。
本実施形態の自動ワインダ1では、認証部としての機能を機台間通信部53Cが備える例を挙げて説明したが、この構成に限定されない。例えば、認証部は、複数の自動ワインダ1の稼働状況を管理する上位コントローラとして構成されてもよいし、外部のサーバとして構成されてもよい。
次に、一の自動ワインダ1において設定値が更新されると、自動的に複数台の自動ワインダ1の設定値も更新される手順について、主に図6及び7を参照して説明する。ここでいう「自動的に」とは、例えば、コピー先の指定など、作業者が特別な操作を必要としないことを意味する。まず、設定値が入力される一の自動ワインダ1(送信側の自動ワインダ)から説明する。
図6に示すように、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51を介して設定値を受け付ける(ステップS11)。次に、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51を介して入力された設定値に基づいて、記憶部57に記憶された設定値情報T1を更新する(ステップS12)。次に、設定管理部53Aは、入力された設定値が機台内に送信すべき設定値であるか否かを判定する(ステップS13)。機台内に設定値を送信するとは、各繊維処理ユニット(巻取ユニット10、玉揚装置30、給糸ボビン供給装置40)が備えるコントローラ(ユニットコントローラ19、玉揚制御コントローラ31、供給制御コントローラ41)に設定値を送信することをいう。
本実施形態の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、この「入力された設定値が機台内に送信すべき設定値であるか否かを判定」を実施する点に一つの特徴がある。「機台内に送信すべき設定値」には、割付ロットに該当するロット設定値情報T2と、本体用設定値情報と、玉揚台車用設定値情報とが含まれる。「機台内に送信すべきでない設定値」には、メモリロットに該当するロット設定値情報T2と、設定管理部用設定値情報とが含まれる。以下、割付ロット及びメモリロットについて説明する。
ロット設定値情報T2は、複数の項目の設定値の組合せから構成され、その組合せごとに名称が付与されている(ロット1、ロット2、・・・、ロットN)。これらのロット設定値情報T2の中には、割付ロットに該当するロット設定値情報T2と、メモリロットに該当するロット設定値情報T2とがある。割付ロットとは、巻取ユニット10において現在使用中のロットをいう。すなわち、割付ロットに該当するロット設定値情報T2は、各巻取ユニット10のユニットコントローラ19の記憶部に記憶されている。巻取ユニット10は、この割付ロットに該当するロット設定値情報T2に従って運転がなされている。メモリロットとは、巻取ユニット10において現在使用されていないが、管理装置50の記憶部57に記憶されているロットをいう。メモリロットに該当するロット設定値情報T2は、設定管理部53Aによって、使用するタイミングでユニットコントローラ19に送信される。
例えば、図8(A)に示すように、全ての各巻取ユニット10においてロット3なるロット設定値情報T2が使用されている場合には、ロット3が割付ロットとなり、それ以外のロットがメモリロットとなる。また、図8(B)に示すように、巻取ユニット10において、ロット1、ロット2及びロット3が使用されている場合には、ロット1〜3が割付ロットとなり、それ以外のロットがメモリロットとなる。以下、ロット設定値情報T2を更新する設定値が入力されたと仮定して説明する。
設定管理部53Aは、入力された情報が割付ロットを更新する設定値であると判定した場合には(ステップS13:YES)、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信するように機台内通信部53Bを制御する(ステップS14)。これにより、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶される設定値情報が更新される(ステップS15)。次に、設定管理部53Aは、入力された設定値を他の自動ワインダ1へ送信するように機台間通信部53Cを制御する(ステップS16)。
また、設定管理部53Aは、入力された情報がメモリロットを更新する設定値であると判定した場合には(ステップS13:NO)には、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信することなく、設定管理部53Aは、入力された設定値を他の自動ワインダ1へ送信するように機台間通信部53Cを制御する(ステップS16)。
次に、一の自動ワインダ1から送信されてきた設定値を受信する他の自動ワインダ1(受信側の自動ワインダ1)について説明する。図7に示すように、まず、設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して設定値を受信する(ステップS21)。次に、設定管理部53Aは、受信した設定値に基づいて、記憶部57に記憶された設定値情報を更新する(ステップS22)。次に、設定管理部53Aは、受信した設定値が機台内に送信すべき設定値であるか否かを判定する(ステップS23)。
受信した情報が割付ロットを更新する設定値であると判定した場合には(ステップS23:YES)、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信するように機台内通信部53Bを制御する(ステップS24)。これにより、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶されている設定値情報が更新される(ステップS25)。これにより、一連の更新処理が終了する。
また、設定管理部53Aは、受信した情報がメモリロットを更新する設定値であると判定した場合には(ステップS23:NO)には、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信することなく、一連の処理を終了する。
上記実施形態の自動ワインダ1及びこの自動ワインダ1を備える自動ワインダシステム90の作用効果について説明する。
この構成の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、タッチパネルディスプレイ51を介して受け付けた設定値に基づいて設定値情報T1(図3参照)が更新されると共に、自動的に他の自動ワインダ1に設定値が送信される。また、この構成の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、入力開始情報を受信した他の自動ワインダ1は、タッチパネルディスプレイ51を介した設定値の入力を禁止するので、複数の自動ワインダ1間で衝突が発生することを防止できる。この結果、複数の自動ワインダ1に各種設定値(処理条件)を設定する際の作業者の作業の手間を軽減すると共に、一部又は全ての自動ワインダ1が作業者の意図しない設定値(処理条件)に設定されることを防止できる。
この構成の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、機台間通信部53Cによって特定のユーザであることが認証された場合、すなわち、管理装置50へのログインが許可された場合に、他の自動ワインダ1における設定値の入力を禁止している。これにより、設定値が入力される前の早い段階で他の自動ワインダ1における設定値の入力を禁止することができる。
この構成の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、入力された設定値又は受信した設定値について、機台内に送信すべき設定値であるか否かを判定しているので、適切なタイミングで、ユニットコントローラ19に記憶された設定値情報を更新することができる。
このような自動ワインダシステム90では、複数の機台コントローラ53を管理する工場管理システムが設けられている場合がある。しかしながら、このような工場管理システムは、自動ワインダ1が設けられている工場とは異なる別の場所に配置されることが多い。設定値の入力(設定値情報の更新作業)は、工場に配置された自動ワインダ1の状況を把握しない状態で行われることを防止するため、敢えて上述したような工場管理システムで入力できない仕様とすることが多い。上記実施形態の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90では、このような仕様を求められる場合に特に効果が大きい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<変形例1>
変形例1に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90と上記実施形態に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90とは、他の自動ワインダ1から送信されてきた設定値を直ちに記憶部57に記憶させるのではなく、作業者の確認作業を経ないと上記設定値が記憶されない点で互いに異なっている。以下、この異なっている点について、図9及び図10を用いて具体的に説明する。
変形例1に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90と上記実施形態に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90とは、他の自動ワインダ1から送信されてきた設定値を直ちに記憶部57に記憶させるのではなく、作業者の確認作業を経ないと上記設定値が記憶されない点で互いに異なっている。以下、この異なっている点について、図9及び図10を用いて具体的に説明する。
まず、設定値情報が入力される一の自動ワインダ1(送信側の自動ワインダ1)から説明する。図9に示すステップS31〜ステップS34までの工程は、上記実施形態のステップS11〜ステップS14までの工程と同じであるので説明を省略する。
設定管理部53Aは、入力された設定値を他の自動ワインダ1に送信する場合、送信先の自動ワインダ1において設定値を反映させるか否かという反映可否の確認が必要な確認情報として送信するか否かをタッチパネルディスプレイ51から受け付け、確認情報として送信するか否かに基づいて送信する情報を変更する(ステップS35)。例えば、送信先の自動ワインダ1の状況を見ながら反映させたい場合には、作業者は、確認情報として送信するような入力をすればよい。
確認情報として送信することが決定された場合(ステップS35:YES)、設定管理部53Aは、単に設定値を他の自動ワインダ1に送信するのではなく、他の自動ワインダ1が備える設定管理部53Aに対し、設定値を巻取ユニット10の設定に反映するか否かを、作業者に選択させるインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示させるための制御情報を付加して送信する(ステップS36)。
一方、確認情報として送信しないことが決定された場合(ステップS35:NO)、設定管理部53Aは、設定値のみを他の自動ワインダ1に送信する。図9に示すステップS37の工程は、上記実施形態のステップS16の工程と同じであるので説明を省略する。なお、設定管理部53Aは、受信先の設定管理部53Aが確認情報として送信されたのか、非確認情報として送信されたのかが区別できるような情報として送信できればよく、上記制御情報を付加するかしないかに限定されない。
次に、一の自動ワインダ1から送信されてきた設定値を受信する他の自動ワインダ1(受信側の自動ワインダ1)について図10を用いて説明する。図10に示すステップS41〜ステップS43までの工程は、上記実施形態のステップS21〜ステップS23までの工程と同じであるので説明を省略する。
受信した設定値が機台内に送信すべきでない設定値であると判定された場合(ステップS43:NO)、一連の処理を終了する。受信した設定値が機台内に送信すべき設定値であると判定された場合(ステップS43:YES)、設定管理部53Aは、当該設定値に上記制御情報が付加されているか否かを判定する(ステップS44)。
ここで、上記制御情報が付加されていた場合には(ステップS44:YES)、設定管理部53Aは、設定値を反映するか否かを問うインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示する(ステップS45)。このとき、どの自動ワインダ1から受信した設定値に基づく変更の確認をしているかというメッセージを表示してもよい。ここで、インタフェイスを介して作業者が反映する旨の情報を入力した場合には、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信するように機台内通信部53Bを制御する。これにより、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶されている設定値情報が更新される。インタフェイスを介して作業者が反映を保留する旨の情報を入力した場合には、タッチパネルディスプレイ51に反映を保留している旨のメッセージを表示した状態で、一連の処理を終了する。
一方、上記制御情報が付加されていなかった場合には(ステップS44:NO)、ユニットコントローラ19に当該設定値を送信するように機台内通信部53Bを制御する。これにより、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶されている設定値情報が更新される(ステップS46)。そして、一連の更新処理が終了する。
上記変形例1に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90によれば、一の自動ワインダ1において入力された設定値を繊維処理ユニットの設定に反映させるか否かを、確認して決定できる機会を設けることができる。
上記変形例1では、作業者に対し、「送信されてきた設定値を巻取ユニット10の設定に反映させるか否かを選択させる」例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、作業者に対し、「送信されてきた設定値を記憶部に反映させるか否かを選択させる」構成としてもよい。
上記変形例1では、入力された設定値を他の自動ワインダ1に送信する場合、確認情報として送信するか否かをタッチパネルディスプレイ51から受け付け、確認情報として送信するか否かに基づいて送信する情報を変更する(ステップS35)例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、送信する全ての設定値を確認情報として送信するようにしてもよい。
上記変形例1では、ステップS44において反映保留メッセージを表示する際、設定管理部53Aが機台内通信部53Bを制御してユニットコントローラ19へ設定値が送信されることを止めているが、ユニットコントローラ19への送信は許可して、ユニットコントローラ19側で、設定値の反映を保留するような制御としてもよい。
<変形例2>
上記実施形態では、図7に示すように、設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して設定値を受信する(ステップS21)と、受信した設定値に基づいて、記憶部57に記憶された設定値情報を更新する(ステップS22)例を挙げて説明したが、以下のように変形が可能である。すなわち、他の自動ワインダ1から設定値が送信されてきた場合には、設定管理部53Aは必ず、設定値を反映するか否かを問うインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示させるようにしてもよい。そして、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51において反映する旨の入力がなされた場合にのみ、設定値を記憶部57に記憶させてもよい。
上記実施形態では、図7に示すように、設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して設定値を受信する(ステップS21)と、受信した設定値に基づいて、記憶部57に記憶された設定値情報を更新する(ステップS22)例を挙げて説明したが、以下のように変形が可能である。すなわち、他の自動ワインダ1から設定値が送信されてきた場合には、設定管理部53Aは必ず、設定値を反映するか否かを問うインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示させるようにしてもよい。そして、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51において反映する旨の入力がなされた場合にのみ、設定値を記憶部57に記憶させてもよい。
また、上記変形例1では、制御情報が付加されていた場合にのみ(ステップS44:YES)、設定管理部53Aが、設定値を反映するか否かを問うインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示させる(ステップS45)例を挙げて説明したが、以下のように変形が可能である。すなわち、設定管理部53Aは、機台間通信部53Cを介して設定値を受信した場合には、上記制御情報が付加されていた場合であっても、付加されていない場合であっても、設定管理部53Aは必ず、設定値を反映するか否かを問うインタフェイスをタッチパネルディスプレイ51に表示させるようにしてもよい。そして、設定管理部53Aは、タッチパネルディスプレイ51において反映する旨の入力がなされた場合にのみ、設定値を記憶部57に記憶させてもよい。
このような変形例2に係る構成の自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90によれば、他の自動ワインダ1から設定値を受信した場合には、タッチパネルディスプレイ51において設定値を反映させる旨の入力がなされるまで、設定値を記憶部57に記憶させることが確実に保留される。これにより、作業者が自動ワインダ1の状況を確認した上で設定値の変更がなされるようになる。
<変形例3>
変形例3に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90と上記実施形態に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90とは、設定値を他の繊維機械に送信する際に、設定値が入力された時間に関する情報を付加して送信する点で互いに異なっている。
変形例3に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90と上記実施形態に係る自動ワインダ1及び自動ワインダシステム90とは、設定値を他の繊維機械に送信する際に、設定値が入力された時間に関する情報を付加して送信する点で互いに異なっている。
設定管理部53A(機台制御部)は、入力された設定値と当該設定値が入力された時間に関する情報とを他の自動ワインダ(繊維機械)1に送信するように機台間通信部53Cを制御する。設定管理部53Aは、電源投入時(電源復旧時も含む)に、他の自動ワインダ1(NO.1,2,4〜6)の記憶部57に記憶されている最終同期時刻を確認する。設定管理部53Aは、自機の記憶部57に記憶された最終同期時刻よりも新しい最終同期時刻を記憶する他の自動ワインダ1があれば、当該自動ワインダ1における設定値を取得して、記憶部57に記憶されている設定値を更新する。以下、この異なっている点について、主に図11及び図12を用いて説明する。
図11(A)に示すように、一の自動ワインダ1(NO.1)に設定値が入力された場合、当該一の自動ワインダ1は、他の自動ワインダ1(NO.2〜6)に設定値を送信すると共に、設定値が入力された時刻を送信する。他の自動ワインダ1(NO.2〜6)は、当該設定値及び時刻を受信すると、当該設定値に基づいて記憶部57に記憶された設定値を更新すると共に、当該時刻を最終同期時刻として記憶部57に記憶する。これにより、複数の自動ワインダ1(NO.1〜6)において、設定値の同期が図られる。
ところが、図11(B)に示すように、一の自動ワインダ1(NO.1)が、他の自動ワインダ1(NO.2〜6)に設定値及び時刻を送信する際に、電源が投入されていない自動ワインダ1(ここでは、NO.3)が存在すると、複数の自動ワインダ1(NO.1〜6)において、設定値の同期を図ることができない。
変形例3に係る自動ワインダ1は、電源投入時(電源復旧時)に、他の自動ワインダ1に記憶されている最終同期時刻を確認する。図12(A)に示すように、例えば、自動ワインダ1(NO.3)は、電源投入時(電源復旧時)に、他の自動ワインダ1(NO.1,2,4〜6)に記憶されている最終同期時刻を確認する。そして、自機の記憶部57に記憶された最終同期時刻よりも新しい最終同期時刻を記憶する自動ワインダ1があれば、当該自動ワインダ1における設定値を取得して、記憶部57に記憶されている設定値を更新する。これにより、図12(B)に示すように、複数の自動ワインダ1(NO.1〜6)において、設定値の同期が図られる。
なお、一の自動ワインダ1において、設定値を受信したにもかかわらず記憶部57における設定値を更新していない(保留)場合があり得る。この場合であっても、設定値と同時に送信されてくる時刻を最終同期時刻として記憶しておく。受信した設定値を反映せずに保留しているという状態が、他の自動ワインダ1から区別できれば、このような状態の自動ワインダ1の設定値を取得しないような仕様とすればよい。
<その他の変形例>
上記実施形態及び変形例では、繊維機械として自動ワインダ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば、粗紡機、精紡機、織機、編み機、紡糸巻取機、延伸仮撚機及び空気式紡績機などの繊維機械を適用することもできる。
上記実施形態及び変形例では、繊維機械として自動ワインダ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、例えば、粗紡機、精紡機、織機、編み機、紡糸巻取機、延伸仮撚機及び空気式紡績機などの繊維機械を適用することもできる。
上記実施形態及び変形例では、一つの巻取ユニット10に対して一つのユニットコントローラ19が配置されている例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の巻取ユニット10に対して一つのユニットコントローラ19が配置される構成であってもよい。
上記実施形態及び変形例において、同時に複数の自動ワインダ1からログインがされた場合には、例えば、識別番号が一番小さい自動ワインダ1のログインのみを有効にするなど、所定のルールを定めておいてもよい。これにより、自動ワインダシステム90を構成する全ての自動ワインダ1が設定値の入力が可能となってしまう状態を回避することができる。
上記実施形態及び変形例では、設定管理部52Aから各ユニットコントローラ19に設定値が送信された時点で、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶される設定値が更新される例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ユニットコントローラ19が、ユニットコントローラ19の記憶部に記憶された設定値の更新を保留するようにしてもよい。すなわち、ユニットコントローラ19側で設定値の更新のタイミングが調整されるようにしてもよい。
上記実施形態及び変形例では、管理装置50からユニットコントローラ19への設定値を送信する際のタイミングについて言及しなかったが、例えば、繊維処理ユニット(巻取ユニット10,玉揚装置30,給糸ボビン供給装置40)が稼働していないタイミングに送信するようにしてもよい。この場合、例えば、定期的又は常時、繊維処理ユニット(巻取ユニット10,玉揚装置30,給糸ボビン供給装置40)の稼働状態を監視する監視部を設ければよい。設定管理部53Aは、監視部から送信されてくる稼働状態に関する情報に基づいて、繊維処理ユニットが稼働していないタイミングで設定値を送信するように機台内通信部53Bを制御してもよい。これにより、繊維処理ユニットの稼働状態に応じて、適切なタイミングで設定値を制御することが可能となる。また、設定管理部53Aは、設定値を送ろうとするタイミングで、監視部に繊維処理ユニットの稼働状態を取得させる仕様であってもよい。
上記実施形態及び変形例では、管理装置50からユニットコントローラ19への設定値の送信を主に例に挙げて説明したが、管理装置50から玉揚制御コントローラ31及び管理装置50から供給制御コントローラ41への設定値の送信についても同様である。
1…自動ワインダ(繊維機械)、10…巻取ユニット(繊維処理ユニット)、19…ユニットコントローラ、30…玉揚装置(繊維処理ユニット)、31…玉揚制御コントローラ、40…給糸ボビン供給装置(繊維処理ユニット)、41…供給制御コントローラ、50…管理装置、51…タッチパネルディスプレイ(入力部,第1報知部,第2報知部)、53…機台コントローラ、53A…設定管理部(機台制御部)、53B…機台内通信部、53C…機台間通信部、55…本体コントローラ、57…記憶部、90…自動ワインダシステム(繊維機械システム)。
Claims (20)
- 少なくとも1つの繊維処理ユニットと、前記繊維処理ユニットを含む装置の動作を制御する管理装置と、を備えた繊維機械であって、
前記管理装置は、
各種情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部を介して受け付けた各種処理条件としての設定値を記憶する記憶部と、
他の繊維機械との通信を可能にする機台間通信部と、
前記設定値を他の繊維機械に送信するように前記機台間通信部を制御すると共に、前記設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の繊維機械に送信するように前記機台間通信部を制御する機台制御部と、
を備える、繊維機械。 - 前記機台制御部は、前記入力部に入力された認証情報に基づいて特定ユーザであることを認証する認証部によって前記特定ユーザであることが認証されたとき、前記設定値の入力が可能な状態になったと判断する、請求項1に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記入力開始情報を受信した場合、前記設定値の入力を禁止する、請求項1又は2に記載の繊維機械。
- 作業者に情報を報知する第1報知部を更に備え、
前記機台制御部は、前記設定値の入力を禁止した場合、その旨の情報である入力不可情報を前記第1報知部に報知させる、請求項3に記載の繊維機械。 - 前記入力不可情報には、前記設定値の入力が可能な状態にある前記繊維機械の識別情報が含まれる、請求項4に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記機台間通信部を介して前記設定値を受信した場合、前記設定値を記憶部に記憶させる、請求項1〜5の何れか一項に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記設定値の入力が可能な状態が終了すると、その旨を通知する入力終了情報を前記他の繊維機械に送信するように前記機台間通信部を制御する、請求項1〜6の何れか一項に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記入力終了情報を受信した場合には、前記設定値の入力を禁止する状態を解除する、請求項7に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記入力開始情報を前記他の繊維機械に送信してから前記設定値の入力が可能な状態が終了するまでの間、前記設定値の入力が可能な状態が継続していることを通知する情報である継続情報を定期的に送信するように前記機台間通信部を制御する、請求項1〜8の何れか一項に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、定期的に送信される前記継続情報の受信が途切れた場合、前記設定値の入力を禁止する状態を解除する、
請求項9に記載の繊維機械。 - 前記機台制御部は、入力された前記設定値又は前記機台間通信部を介して受信した前記設定値を、前記繊維処理ユニットに送信するか否かを判定する、請求項1〜10の何れか一項に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記設定値を前記他の繊維機械に送信する場合、前記他の繊維機械において前記設定値を反映させるか否かという反映可否の確認が必要な確認情報として送信するか否かを前記入力部から受け付け、前記確認情報として送信するか否かに基づいて送信する情報を変更する、請求項1〜11の何れか一項に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記機台間通信部を介して受信した前記設定値が前記確認情報として送信されてきたか否かに基づいて、前記設定値の取り扱いを変更する、
請求項12に記載の繊維機械。 - 前記機台制御部は、前記機台間通信部を介して受信した前記設定値が前記確認情報として送信されてきた場合には、前記入力部において前記反映可否の入力がされるまで前記設定値を前記記憶部に記憶させることを保留し、前記設定値が前記確認情報として送信されてこなかった場合には、前記設定値を前記記憶部に記憶させる、請求項12又は13に記載の繊維機械。
- 前記機台制御部は、前記機台間通信部を介して前記設定値を受信した場合には、前記入力部において前記設定値を反映させるか否かという反映可否の入力がされるまで前記設定値を前記記憶部に記憶させることを保留し、前記入力部において反映する旨の入力がなされた場合には、前記設定値を前記記憶部に記憶させる、請求項1〜12の何れか一項に記載の繊維機械。
- 作業者に情報を報知する第2報知部を更に備え、
前記機台制御部は、前記入力部において反映しない旨の入力がなされた場合には、その旨の情報である保留情報を前記第2報知部に報知させる、請求項14又は15に記載の繊維機械。 - 請求項1〜16の何れか一項に記載の繊維機械を複数備え、
前記繊維機械同士が互いに通信可能に構成されている繊維機械システム。 - 少なくとも1つの繊維処理ユニットと、各種情報の入力を受け付ける入力部、入力部を介して受け付けた各種処理条件としての設定値を記憶する記憶部、及び他の繊維機械との通信を可能にする機台間通信部を有する管理装置と、を備えた繊維機械における前記設定値の更新方法であって、
前記管理装置が、前記設定値の入力が可能な状態になると、その旨を通知する情報である入力開始情報を他の繊維機械に送信するように前記機台間通信部を制御するステップと、
前記管理装置が、前記設定値を他の繊維機械に送信するように前記機台間通信部を制御するステップと、
を含んでいる、繊維機械における前記設定値の更新方法。 - 前記入力部に入力された認証情報に基づいて特定ユーザであることを認証する認証部によって前記特定ユーザであることが認証されたとき、前記管理装置が、前記設定値の入力が可能な状態になったと判断する、請求項18に記載の更新方法。
- 前記管理装置が、前記機台間通信部を介して前記入力開始情報を受信した場合、前記設定値の入力を禁止するステップを更に含む、請求項18又は19に記載の更新方法。
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