JP2006304938A - ミシンの生産管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】縫製に関する生産履歴を容易に把握することができるミシンの生産管理装置を実現する。
【解決手段】縫製システム装置100が、被縫製物の縫製が終了するごとに検出した縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの被縫製物の縫製終了数を所定長さの時間ごとに計測し、各単位時間当たりの被縫製物の縫製終了数を集計した時間対縫製終了数のグラフを表示する場合に、その時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、現在表示されているグラフの縫製終了数における最大終了数の値に設定することにより、縫製を終了した縫製枚数である縫製終了数を把握しやすいようにした。
【選択図】図8
【解決手段】縫製システム装置100が、被縫製物の縫製が終了するごとに検出した縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの被縫製物の縫製終了数を所定長さの時間ごとに計測し、各単位時間当たりの被縫製物の縫製終了数を集計した時間対縫製終了数のグラフを表示する場合に、その時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、現在表示されているグラフの縫製終了数における最大終了数の値に設定することにより、縫製を終了した縫製枚数である縫製終了数を把握しやすいようにした。
【選択図】図8
Description
本発明は、ミシンの生産管理装置に係り、特に、縫製工場で作業者が縫い上げる被縫製物の枚数などの生産管理データを計測するためのミシンの生産管理装置に関する。
従来より、所定の被縫製物の生産を効率的に行うための生産管理システムが開発されており、例えば、1日の作業時間を複数に区分した作業時間帯を設定し、各作業時間帯中における被縫製物1枚当りの縫製平均時間並びに1日中の被縫製物1枚当りの縫製平均時間を計測して表示する生産高表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この生産高表示装置によって、管理者等は、被縫製物1枚の縫製にかかる縫製時間を把握することが可能になる。
特開昭64−86994号公報
この生産高表示装置によって、管理者等は、被縫製物1枚の縫製にかかる縫製時間を把握することが可能になる。
しかしながら、上記特許文献1の場合、管理者等は、被縫製物1枚当たりの縫製時間を把握することはできるが、各作業時間中に縫い上げた被縫製物の枚数を把握することはできず、生産(縫製)を開始してからの縫製枚数の累計など生産履歴を把握することはできないので、予定枚数の縫製を完了する時刻を予想することは困難であり、また、生産が効率的に行われているか否かを判断することは困難であった。
本発明の目的は、縫製に関する生産履歴を容易に把握することができるミシンの生産管理装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ミシンの生産管理装置において、所定の縫製が終了するごとに、その縫製終了のタイミングを検出する検出手段と、検出手段により検出される縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を計測する計測手段と、計測手段により計測された単位時間ごとの縫製終了数を縫製終了数データとして順次記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶される縫製終了数データに基づき、縫製終了数を時間対縫製終了数のグラフとして表示する表示手段と、表示手段に表示されるグラフの表示開始時間または表示終了時間の少なくとも一方を縫製終了数データに対応して設定する時間設定手段と、時間設定手段により設定された表示開始時間または表示終了時間に応じて表示手段に表示されるグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、その表示手段に表示される表示時間範囲内での最大の縫製終了数の値に応じて設定するグラフ軸設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ミシンの生産管理装置は、被縫製物の縫製が終了するごとに検出した縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を計測し、各単位時間当たりの縫製終了数を時間対縫製終了数のグラフとして表示することができる。特に、このミシンの生産管理装置は、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、表示手段に表示される表示時間範囲内での最大終了数の値に応じて設定することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のミシンの生産管理装置において、グラフ軸設定手段は、表示手段により表示されるグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、その表示手段に表示される表示時間範囲内での最大の縫製終了数の値と、記憶手段に記憶された縫製終了数データの全単位時間当たりにおける最大縫製終了数の値とに応じて切り替え可能であることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、ミシンの生産管理装置は、表示する時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、表示手段に表示されている表示時間範囲内での最大終了数の値と、記憶手段に記憶された縫製終了データの全単位時間当たりにおける最大縫製終了数の値とに応じて切り替えることができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシンの生産管理装置において、表示手段により表示されるグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、任意に設定するための設定値入力手段を備え、グラフ軸設定手段は、設定値入力手段によって設定された設定値に基づき、グラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を設定することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の作用を奏するとともに、ミシンの生産管理装置は、表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を任意に設定することができる。そして、設定した設定値に基づき、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を調整して表示することができる。
請求項1記載の発明によれば、ミシンの生産管理装置は、被縫製物の縫製が終了するごとに検出した縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を計測し、各単位時間当たりの縫製終了数を所定長さの時間に応じて時間対縫製終了数のグラフとして表示することができる。
特に、このミシンの生産管理装置は、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、表示手段に表示される表示時間範囲内での最大縫製終了数の値に応じて設定することができるので、時間対縫製終了数のグラフに表示されている縫製終了数を把握しやすいように、グラフの表示形態を自動的に変化させることができる。具体的には、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたり、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値よりある程度大きな値(例えば、1割増の値)をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたりすることでグラフの表示形態を変化させることができる。
よって、このミシンの生産管理装置は、縫製に関する生産履歴である縫製枚数の値を容易に把握することができるミシンの生産管理装置であるといえる。
特に、このミシンの生産管理装置は、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、表示手段に表示される表示時間範囲内での最大縫製終了数の値に応じて設定することができるので、時間対縫製終了数のグラフに表示されている縫製終了数を把握しやすいように、グラフの表示形態を自動的に変化させることができる。具体的には、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたり、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値よりある程度大きな値(例えば、1割増の値)をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたりすることでグラフの表示形態を変化させることができる。
よって、このミシンの生産管理装置は、縫製に関する生産履歴である縫製枚数の値を容易に把握することができるミシンの生産管理装置であるといえる。
請求項2記載の発明によれば、ミシンの生産管理装置は、表示する時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、表示手段に表示される表示時間範囲内での最大縫製終了数の値と、記憶手段に記憶された縫製終了データの全単位時間当たりにおける最大縫製終了数の値とに応じて切り替えることができる。
つまり、ミシンの生産管理装置は、計測した全ての単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値に応じた値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値とすることと、表示手段に表示される表示時間範囲内での単位時間当たりにおける最大縫製終了数の最大値に応じた値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値とすることを切り替えて、それぞれの軸に応じたグラフを表示することができる。具体的には、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたり、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値よりある程度大きな値(例えば、1割増の値)をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたりする。
よって、グラフに表示される縫製枚数量の値の大小や、隣接するグラフの値(縫製枚数量)の増減量などに応じて、縫製に関する生産履歴である、縫製枚数量や、縫製枚数の増減を視認しやすく把握しやすいように、縫製終了数に対応する軸の最大値が異なるグラフを選択して表示することができる。
従って、このミシンの生産管理装置は、縫製に関する生産履歴である縫製枚数の値を容易に把握することができるミシンの生産管理装置であるといえる。
つまり、ミシンの生産管理装置は、計測した全ての単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値に応じた値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値とすることと、表示手段に表示される表示時間範囲内での単位時間当たりにおける最大縫製終了数の最大値に応じた値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値とすることを切り替えて、それぞれの軸に応じたグラフを表示することができる。具体的には、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたり、単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値よりある程度大きな値(例えば、1割増の値)をグラフの縫製終了数に対応する軸の最大値としたりする。
よって、グラフに表示される縫製枚数量の値の大小や、隣接するグラフの値(縫製枚数量)の増減量などに応じて、縫製に関する生産履歴である、縫製枚数量や、縫製枚数の増減を視認しやすく把握しやすいように、縫製終了数に対応する軸の最大値が異なるグラフを選択して表示することができる。
従って、このミシンの生産管理装置は、縫製に関する生産履歴である縫製枚数の値を容易に把握することができるミシンの生産管理装置であるといえる。
請求項3記載の発明によれば、ミシンの生産管理装置は、表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を任意に設定することができる。そして、設定した設定値に基づき、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を調整し、その設定値に応じた軸を有するグラフを表示することができる。
よって、このミシンの生産管理装置は、表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を任意の値に設定することができるので、縫製に関する生産履歴である縫製枚数量や、縫製枚数の増減を、より視認しやすく把握しやすいように縦軸の値を切り替えて表示することができる。
よって、このミシンの生産管理装置は、表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を任意の値に設定することができるので、縫製に関する生産履歴である縫製枚数量や、縫製枚数の増減を、より視認しやすく把握しやすいように縦軸の値を切り替えて表示することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1から図10に基づいて説明する。
本発明に係るミシンの生産管理装置は、ミシンを備える縫製システム装置にミシンの一部の機能として組み込まれている。
本発明に係るミシンの生産管理装置は、ミシンを備える縫製システム装置にミシンの一部の機能として組み込まれている。
本実施形態たるミシンの生産管理装置としての縫製システム装置100は、図1に示すように、ミシン10と、ミシン10に接続される操作パネル20とを有する。
ミシン10は、図1に示すように、電源スイッチ4のオンにより給電されるミシンモータ5と、ミシンモータ5の回転駆動がベルト6を介して伝達される図示しないミシン主軸と、そのミシン主軸の回転駆動により上下動する針棒2と、針棒2に交換可能に備えられるミシン針3と、針棒2(ミシン針3)の下方において被縫製物を布送りする布送り機構8と、ミシン10を操作するためのペダル7と、ミシンの各部を制御する制御装置11(図2参照)が内部に収容されている制御ボックス9等を備えている。なお、ミシン10には、図示しない有線又は無線の回線(信号線)により操作パネル20が接続されている。
また、ミシン10は、図2に示すように、制御ボックス9に収容される制御装置11と、ペダル7の操作に基づきオンとなるスタートスイッチ12と、ミシンの各部の状態を検出する各種センサー14と、ミシンの各部を動作させる各種アクチュエータ16と、ミシンの動作処理等に関する各種データが記憶されるメモリ15と、図示しない糸切り機構を起動させる糸切りスイッチ17等を備えている。
そして、ミシン10は、ペダル7の操作に基づきスタートスイッチ12がオンになることに伴いミシンモータ5が回転駆動して、針棒2(ミシン針3)が上下動する運針が開始されるとともに、布送り機構8が所定の布送りピッチで被縫製物を布送りすることにより、縫製が実行される。なお、各種センサー14からの信号や、メモリ15に記憶された縫製データや、操作パネル20で設定されたデータに基づき、ミシンモータ5や布送り機構8、各種アクチュエータ16が制御されて、縫製が行われる。
また、縫製終了時、ペダル7の操作に基づき糸切りスイッチ17がオンとなることによって、図示しない糸切り機構が糸切りを行うとともに、ミシン10(制御装置11)は糸切り信号を信号線10aを介して操作パネル20に送信する。
また、縫製終了時、ペダル7の操作に基づき糸切りスイッチ17がオンとなることによって、図示しない糸切り機構が糸切りを行うとともに、ミシン10(制御装置11)は糸切り信号を信号線10aを介して操作パネル20に送信する。
操作パネル20は、図2、図3に示すように、液晶表示を行う表示手段としての表示部21と、表示部21に重ね合わされてなる透明のタッチパネル式の各種操作ボタン22と、ミシン10において縫製された被縫製物の縫製枚数の計測を開始するためのスイッチ30と、各種データを記憶する記憶手段としてのメモリ24と、計時処理を行うタイマー23と、操作パネルにおける各種制御処理を行うCPU26等を備えている。
また、操作パネル20には、メモリーカード31などの記録媒体が着脱可能になっており、操作パネル20は、そのメモリーカード31に記録された情報やデータを読み出したり、各種情報やデータをメモリーカード31に書き込んだりすることが可能になっている。
また、操作パネル20には、メモリーカード31などの記録媒体が着脱可能になっており、操作パネル20は、そのメモリーカード31に記録された情報やデータを読み出したり、各種情報やデータをメモリーカード31に書き込んだりすることが可能になっている。
そして、操作パネル20は、各種操作ボタン22が操作されたことに基づく各種操作信号に応じて、様々な演算や制御処理を実行する。そして、操作パネル20において演算処理された各種データが、信号線10bを介してミシン10に送信されて、ミシン10の縫製制御等に利用される。
この操作パネル20のCPU26は、ミシン10から信号線10aを介して送信された糸切り信号に基づき、被縫製物の縫製終了のタイミングを検出する検出手段として機能する。
また、CPU26は、検出手段としてのCPU26により検出された縫製終了のタイミングと、タイマー23からの計時信号に応じて、糸切り信号が発生した時刻(時間)を取り込んで、所定の単位時間ごとの被縫製物の縫製枚数である縫製終了数を計測する計測手段として機能する。なお、計測手段としてのCPU26が取り込んだ糸切り信号が発生した時刻(糸切り信号発生時刻)は、縫製終了数データとして、メモリ24に記憶し格納される。
また、CPU26は、メモリ24に記憶されている縫製終了のタイミングを示す時刻(糸切り信号発生時刻)に基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を所定の時間範囲ごとに集計し、時間対縫製終了数のグラフデータを作成する制御(グラフ作成制御)を実行する。
また、CPU26は、検出手段としてのCPU26により検出された縫製終了のタイミングと、タイマー23からの計時信号に応じて、糸切り信号が発生した時刻(時間)を取り込んで、所定の単位時間ごとの被縫製物の縫製枚数である縫製終了数を計測する計測手段として機能する。なお、計測手段としてのCPU26が取り込んだ糸切り信号が発生した時刻(糸切り信号発生時刻)は、縫製終了数データとして、メモリ24に記憶し格納される。
また、CPU26は、メモリ24に記憶されている縫製終了のタイミングを示す時刻(糸切り信号発生時刻)に基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を所定の時間範囲ごとに集計し、時間対縫製終了数のグラフデータを作成する制御(グラフ作成制御)を実行する。
また、CPU26は、後述する時間設定手段としての左移動キー22lや右移動キー22rが操作されたことに基づき、表示部21に表示されるグラフの時間範囲を切り替える時間設定手段の一部として機能する。
また、CPU26は、計測手段としてのCPU26が計測した被縫製物の縫製終了数を、時間対縫製終了数のグラフとして表示部21に表示する表示手段の一部として機能する。なお、CPU26が処理した表示に関するグラフなどのデータは、表示制御回路25を介して出力されて表示部21に表示される。また、そのグラフに関するデータは、メモリ24に記憶し格納される。
また、CPU26は、計測手段としてのCPU26が計測した被縫製物の縫製終了数を、時間対縫製終了数のグラフとして表示部21に表示する表示手段の一部として機能する。なお、CPU26が処理した表示に関するグラフなどのデータは、表示制御回路25を介して出力されて表示部21に表示される。また、そのグラフに関するデータは、メモリ24に記憶し格納される。
また、CPU26は、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、その表示部21に表示される表示時間範囲内での最大縫製終了数の値に応じて設定するグラフ軸設定手段として機能する。
なお、グラフ軸設定手段としてのCPU26は、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、その表示部21に表示される表示時間範囲内での最大縫終了数の値と、メモリ24に記憶されている縫製終了数データの全単位時間当たりにおける被縫製物の縫製終了数の最大終了数の値とに応じて切り替えることを可能としている。また、グラフ軸設定手段としてのCPU26は、後述する設定値入力手段としての操作ボタン22(テンキー22g)により入力され設定された設定値に基づき、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を設定することを可能としている。
なお、グラフ軸設定手段としてのCPU26は、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、その表示部21に表示される表示時間範囲内での最大縫終了数の値と、メモリ24に記憶されている縫製終了数データの全単位時間当たりにおける被縫製物の縫製終了数の最大終了数の値とに応じて切り替えることを可能としている。また、グラフ軸設定手段としてのCPU26は、後述する設定値入力手段としての操作ボタン22(テンキー22g)により入力され設定された設定値に基づき、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を設定することを可能としている。
次に、縫製システム装置100において行われる被縫製物の縫製終了数の計測に関する生産管理について説明する。
生産管理を行うために、ミシン10による単位時間当たりの被縫製物の縫製終了数を計測する場合、まず、操作パネル20のスイッチ30をオンにする。スイッチ30がオンになると、操作パネル20のCPU26は、被縫製物1枚の縫製が終了するごとに送信されてくる糸切り信号を検知する。そして、その糸切り信号を検知したタイミングは、タイマー23が計時する時刻により検出することができるので、CPU26は、糸切り信号検知時刻(糸切り信号発生時刻)を、被縫製物1枚の縫製終了を示す時刻として、メモリ24に記憶する。
この糸切り信号の検知に伴い被縫製物1枚の縫製終了を示す時刻を記憶する、縫製終了数の計測処理の状態を図4に示す。
この糸切り信号の検知に伴い被縫製物1枚の縫製終了を示す時刻を記憶する、縫製終了数の計測処理の状態を図4に示す。
図4に示すように、例えば、スイッチ30がオンにされ、被縫製物の縫製終了数の計測が時刻T0に開始されて、時刻t1において糸切り信号が発生すると、その時刻t1において被縫製物1枚の縫製が終了したことを意味するので、その時刻t0及びt1をメモリ24の所定のアドレスA0及びA1にそれぞれ記憶する。そして、スイッチ30がオフにされて、縫製終了数の計測が終了される時刻までに順次発生する糸切り信号の発生時刻t2、t3・・・tnを、連続するアドレスA2、A3・・・Anに順次記憶する。なお、メモリ24はFIFOメモリとして構成されているので、容量がなくなると、最初に記憶された情報から失われていく。また、タイマー23が計時し出力する時刻には、何時何分何秒などの時間情報だけでなく、何月何日などの日時情報も含まれているので、メモリ24に記憶し格納されている時刻情報は、時間情報だけでなく日時情報も含む。
そして、CPU26は、メモリ24に記憶されている縫製終了のタイミングを示す時刻データ(糸切り信号発生時刻)に基づき、所定の単位時間当たりの縫製終了数を各時間範囲ごとに集計し、例えば、図5に示すような、時間対縫製終了数のグラフに関するグラフデータを作成する。なお、図5に示すグラフデータは、単位時間D1が10分と設定されているものである。
このグラフデータの作成の際に、CPU26は、計測開始時刻T0(0分)から10分、20分・・・と、単位時間ごとの時刻T1、T2・・・を計測するとともに、単位時間である各10分間に対応するアドレスに糸切り信号発生時刻がいくつ記憶されているか計測する。
例えば、CPU26は、時刻T0直後の時刻t1を記憶するアドレスと、10分後の時刻T1までの時刻が記憶されているアドレスを求め、その両アドレス並びにその間のアドレスに記憶されている糸切り信号発生時刻の数を計測する。以下同様に、時刻T(i)直後の時刻が記憶されているアドレスと、時刻T(i+1)までの時刻が記憶されているアドレスを求め、その両アドレス並びにその間のアドレスに記憶されている糸切り信号発生時刻の数を計測する。
なお、各単位時間ごとの縫製終了数は、メモリ24に記憶される。
このグラフデータの作成の際に、CPU26は、計測開始時刻T0(0分)から10分、20分・・・と、単位時間ごとの時刻T1、T2・・・を計測するとともに、単位時間である各10分間に対応するアドレスに糸切り信号発生時刻がいくつ記憶されているか計測する。
例えば、CPU26は、時刻T0直後の時刻t1を記憶するアドレスと、10分後の時刻T1までの時刻が記憶されているアドレスを求め、その両アドレス並びにその間のアドレスに記憶されている糸切り信号発生時刻の数を計測する。以下同様に、時刻T(i)直後の時刻が記憶されているアドレスと、時刻T(i+1)までの時刻が記憶されているアドレスを求め、その両アドレス並びにその間のアドレスに記憶されている糸切り信号発生時刻の数を計測する。
なお、各単位時間ごとの縫製終了数は、メモリ24に記憶される。
そして、図3に示す操作パネル20における生産管理ボタン22bが押下されたことをCPU26が検知すると、CPU26は、操作パネル20の表示部21に、図6に示すようなグラフ画面を表示する。
なお、図6に示すグラフ画面は、操作パネル20に表示される時間範囲D2が90分と設定されているものであり、時刻0分から90分までの縫製終了数に関するグラフが表示されている。ここで、時刻0分は表示開始時間であり、時刻90分は表示終了時間である。
なお、図6に示すグラフ画面は、操作パネル20に表示される時間範囲D2が90分と設定されているものであり、時刻0分から90分までの縫製終了数に関するグラフが表示されている。ここで、時刻0分は表示開始時間であり、時刻90分は表示終了時間である。
また、図6に示す表示部21におけるグラフ画面には、時間設定手段としての左移動キー22lや右移動キー22rと、グラフ軸設定キー22cとが備えられている。
そして、図6に示す表示部21における右移動キー22rが押下されたことをCPU26が検知すると、CPU26は、操作パネル20の表示部21に、図7に示すようなグラフ画面を表示する。なお、図7に示すグラフ画面でも、表示時間範囲D2は90分であり、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが表示されており、このグラフ画面にも、時間設定手段としての左移動キー22lや右移動キー22rと、グラフ軸設定キー22cとが備えられている。なお、時刻90分は表示開始時間であり、時刻180分は表示終了時間である。
また、図7に示す表示部21における左移動キー22lが押下されたことをCPU26が検知すると、CPU26は、操作パネル20の表示部21に、図6に示す、時刻0分から90分までの縫製終了数に関するグラフ画面を表示する。
そして、図6に示す表示部21における右移動キー22rが押下されたことをCPU26が検知すると、CPU26は、操作パネル20の表示部21に、図7に示すようなグラフ画面を表示する。なお、図7に示すグラフ画面でも、表示時間範囲D2は90分であり、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが表示されており、このグラフ画面にも、時間設定手段としての左移動キー22lや右移動キー22rと、グラフ軸設定キー22cとが備えられている。なお、時刻90分は表示開始時間であり、時刻180分は表示終了時間である。
また、図7に示す表示部21における左移動キー22lが押下されたことをCPU26が検知すると、CPU26は、操作パネル20の表示部21に、図6に示す、時刻0分から90分までの縫製終了数に関するグラフ画面を表示する。
この図7に示す表示部21に表示されるグラフ画面において、縫製終了数に対応する縦軸の最大値は200枚であり、これは図6に示す表示部21に表示されるグラフ画面での縫製終了数における最大終了数200枚に応じて設定されたものである。
この図7に示す表示部21に表示されるグラフ画面での各単位時間における縫製終了数は比較的少ないため、縦軸の最大値が200枚である場合において、その縫製枚数量や、縫製枚数の増減である縫製に関する生産履歴が把握し難い。
そのため、本発明に係る縫製システム装置100においては、縫製に関する生産履歴を把握しやすくするように、グラフの表示形態を変化させることが可能になっている。
この図7に示す表示部21に表示されるグラフ画面での各単位時間における縫製終了数は比較的少ないため、縦軸の最大値が200枚である場合において、その縫製枚数量や、縫製枚数の増減である縫製に関する生産履歴が把握し難い。
そのため、本発明に係る縫製システム装置100においては、縫製に関する生産履歴を把握しやすくするように、グラフの表示形態を変化させることが可能になっている。
次に、縫製システム装置100における、グラフの表示形態を変化させる処理について、図8に示すフローチャートに基づき説明する。
まず、CPU26は、操作パネル20における生産管理ボタン22b(図3参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS101)。
CPU26が、生産管理ボタン22bが押下されたと判断すると(ステップS101;Yes)、CPU26は、前回設定されていた縦軸の最大値によって、グラフの表示を行う(ステップS102)。ここで、操作パネル20の表示部21には、例えば、図6に示すグラフ画面において右移動キー22rが押下されたことに基づき、図7に示すようなグラフ表示画面が表示される。この図7に示すグラフ表示画面は、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが、縦軸の最大値200枚に応じて表示されている。
CPU26が、生産管理ボタン22bが押下されたと判断すると(ステップS101;Yes)、CPU26は、前回設定されていた縦軸の最大値によって、グラフの表示を行う(ステップS102)。ここで、操作パネル20の表示部21には、例えば、図6に示すグラフ画面において右移動キー22rが押下されたことに基づき、図7に示すようなグラフ表示画面が表示される。この図7に示すグラフ表示画面は、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが、縦軸の最大値200枚に応じて表示されている。
次いで、CPU26は、操作パネル20の表示部21におけるグラフ軸設定キー22c(図7参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS103)。
CPU26が、グラフ軸設定キー22cが押下されたと判断すると(ステップS103Yes)、CPU26は、図9に示すような、グラフ軸設定画面を表示部21に表示する(ステップS104)。この図9に示すグラフ軸設定画面には、Maxキー22d、グラフ表示1キー22e、グラフ表示2キー22f、テンキー22g、Enterキー22hが設けられている。
そして、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるMaxキー22d(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS105)。
CPU26が、グラフ軸設定キー22cが押下されたと判断すると(ステップS103Yes)、CPU26は、図9に示すような、グラフ軸設定画面を表示部21に表示する(ステップS104)。この図9に示すグラフ軸設定画面には、Maxキー22d、グラフ表示1キー22e、グラフ表示2キー22f、テンキー22g、Enterキー22hが設けられている。
そして、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるMaxキー22d(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS105)。
CPU26が、Maxキー22dが押下されたと判断すると(ステップS105;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるグラフ表示1キー22e(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS106)。
CPU26が、グラフ表示1キー22eが押下されたと判断すると(ステップS106;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS107)。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS107;Yes)、CPU26は、全単位時間当たりにおける縫製終了数の最大終了数(例えば、200枚)の値を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図7に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS108)。なお、ここでは、前回の設定に応じた元のグラフの縦軸の最大値も200枚であったため、グラフの表示形態に変化がない。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS107;No)、ステップS105に戻る。
CPU26が、グラフ表示1キー22eが押下されたと判断すると(ステップS106;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS107)。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS107;Yes)、CPU26は、全単位時間当たりにおける縫製終了数の最大終了数(例えば、200枚)の値を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図7に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS108)。なお、ここでは、前回の設定に応じた元のグラフの縦軸の最大値も200枚であったため、グラフの表示形態に変化がない。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS107;No)、ステップS105に戻る。
また、CPU26が、グラフ表示1キー22eは押下されていないと判断すると(ステップS106;No)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるグラフ表示2キー22f(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS109)。
CPU26が、グラフ表示2キー22fが押下されたと判断すると(ステップS109;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS110)。一方、CPU26が、グラフ表示2キー22fが押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS109;No)、ステップS105に戻る。
そして、CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS110;Yes)、CPU26は、その表示部21に表示される表示時間範囲D2内での最大縫製終了数(例えば、30枚)の値を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図10に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS111)。この図10に示すグラフ表示画面は、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが、縦軸の最大値30枚に応じて表示されている。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS110;No)、ステップS105に戻る。
CPU26が、グラフ表示2キー22fが押下されたと判断すると(ステップS109;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS110)。一方、CPU26が、グラフ表示2キー22fが押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS109;No)、ステップS105に戻る。
そして、CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS110;Yes)、CPU26は、その表示部21に表示される表示時間範囲D2内での最大縫製終了数(例えば、30枚)の値を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図10に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS111)。この図10に示すグラフ表示画面は、時刻90分から180分までの縫製終了数に関するグラフが、縦軸の最大値30枚に応じて表示されている。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS110;No)、ステップS105に戻る。
また、CPU26が、Maxキー22dは押下されていないと判断すると(ステップS105;No)、CPU26は、テンキー22gが押下されて、縦軸の最大値に関するデータ入力が行われたか否かを判断する(ステップS112)。
CPU26が、テンキー22gが押下されて縦軸の最大値に関するデータ入力が行われたと判断すると(ステップS112;Yes)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS113)。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS113;Yes)、CPU26は、データ入力された縫製終了数の設定値(例えば、30枚)を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図10に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS114)。なお、テンキー22gを押下して設定する縫製終了数の設定値(縦軸の最大値)は、任意の数値でよい。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS113;No)、ステップS105に戻る。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS113;Yes)、CPU26は、データ入力された縫製終了数の設定値(例えば、30枚)を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図10に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS114)。なお、テンキー22gを押下して設定する縫製終了数の設定値(縦軸の最大値)は、任意の数値でよい。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS113;No)、ステップS105に戻る。
また、CPU26が、テンキー22gは押下されていないと判断すると(ステップS112;No)、CPU26は、グラフ軸設定画面におけるEnterキー22h(図9参照)が押下されたか否かを判断する(ステップS115)。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS115;Yes)、CPU26は、前回設定されていた縦軸の最大値(例えば、200枚)を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図7に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS116)。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS115;No)、ステップS105に戻る。
CPU26が、Enterキー22hが押下されたと判断すると(ステップS115;Yes)、CPU26は、前回設定されていた縦軸の最大値(例えば、200枚)を、表示部21に表示される時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値として設定し、例えば、図7に示すようなグラフ表示画面を表示する(ステップS116)。
一方、CPU26が、Enterキー22hは押下されずキャンセルされた判断すると(ステップS115;No)、ステップS105に戻る。
このように、本発明に係る縫製システム装置100は、操作パネル20の表示部21に表示される、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値を、その表示部21に表示される表示時間範囲内(D2)での最大縫製終了数の値と、全単位時間当たりにおける縫製終了数の最大縫製終了数の値とに応じて切り替えて、そのグラフを表示することができる。
つまり、計測した全ての単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縦軸の最大値とすることと、表示部21に表示される表示時間範囲D2内で90分間の単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縦軸の最大値とすることを切り替えて、それぞれの縦軸に応じたグラフを表示することができるので、表示される縫製終了数の値の大小や、隣接するグラフの値(縫製終了数)の増減量などに応じて、縫製に関する生産履歴である、縫製枚数量や、縫製枚数の増減を視認しやすく把握しやすいように、所望するグラフの表示形態(縦軸の最大値)を選択することができる。
よって、縫製システム装置100は、縫製に関する生産履歴を容易に把握することができる縫製システム装置であるといえる。
つまり、計測した全ての単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縦軸の最大値とすることと、表示部21に表示される表示時間範囲D2内で90分間の単位時間当たりにおける縫製終了数の最大値をグラフの縦軸の最大値とすることを切り替えて、それぞれの縦軸に応じたグラフを表示することができるので、表示される縫製終了数の値の大小や、隣接するグラフの値(縫製終了数)の増減量などに応じて、縫製に関する生産履歴である、縫製枚数量や、縫製枚数の増減を視認しやすく把握しやすいように、所望するグラフの表示形態(縦軸の最大値)を選択することができる。
よって、縫製システム装置100は、縫製に関する生産履歴を容易に把握することができる縫製システム装置であるといえる。
また、縫製システム装置100は、表示部21に表示される、時間対縫製終了数のグラフにおける縫製終了数に対応する縦軸の最大値を任意の値に設定することができるので、縫製に関する生産履歴である縫製枚数量や、縫製枚数の増減を、より視認しやすく把握しやすいように縦軸の値を切り替えて表示することができる。
なお、以上の実施の形態においては、単位時間当たりにおける最多縫製枚終了量の値をグラフの縦軸の最大値とすることを例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、縦軸の最大値は、単位時間当たりにおける最多の縫製終了数の値に応じて、その値の1割増などの数値とするようにしてもよい。この場合、最多縫製終了数量に対応するグラフの頂点が、表示部21内に確実に表示されることとなるので、そのグラフの値を認識しやすくなる。
また、時間設定手段としての左移動キー22lや右移動キー22rが押下された際に、90分単位でグラフ画面が切り替わる例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、10分単位など、他の時間単位で表示開始時間や表示終了時間が切り替わるようにしてもよく、また、時間対縫製終了数のグラフにおける横軸の範囲(所定長さの時間)も任意でよい。
また、縫製終了数のカウントは、被縫製物1枚毎の縫製終了であることに限定されず、例えば、複数枚の被縫製物の縫製終了毎に縫製終了数をカウントし、縫製枚数を計測を行うようにしてもよい。
また、以上の実施の形態において、縫製に関する生産履歴として縫製枚数の計測を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の生産履歴管理に本発明を適用してもよい。
また、以上の実施の形態において示した単位時間D1(10分)や、計測時間間隔D2(90分間)に、本発明は限定されることなく、それぞれ任意の値であってよい。
また、縦軸の最大値の値(200枚、30枚)もこれに限定されず、その被縫製物や、縫製条件等により異なる、各単位時間当たりの縫製終了数(縫製枚数)に応じて変化するものである。
また、縦軸の最大値の値(200枚、30枚)もこれに限定されず、その被縫製物や、縫製条件等により異なる、各単位時間当たりの縫製終了数(縫製枚数)に応じて変化するものである。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 ミシン
11 制御装置
17 糸切りスイッチ
20 操作パネル
21 表示部(表示手段)
22 操作ボタン(設定値入力手段)
22l 左移動キー(時間設定手段)
22r 右移動キー(時間設定手段)
22c グラフ軸設定キー
22d Maxキー
22e グラフ表示1キー
22f グラフ表示2キー
22g テンキー(設定値入力手段)
22h Enterキー
23 タイマー
24 メモリ(記憶手段)
26 CPU(検出手段、計測手段、時間設定手段、表示手段、グラフ軸設定手段)
100 縫製システム装置(ミシンの生産管理装置)
11 制御装置
17 糸切りスイッチ
20 操作パネル
21 表示部(表示手段)
22 操作ボタン(設定値入力手段)
22l 左移動キー(時間設定手段)
22r 右移動キー(時間設定手段)
22c グラフ軸設定キー
22d Maxキー
22e グラフ表示1キー
22f グラフ表示2キー
22g テンキー(設定値入力手段)
22h Enterキー
23 タイマー
24 メモリ(記憶手段)
26 CPU(検出手段、計測手段、時間設定手段、表示手段、グラフ軸設定手段)
100 縫製システム装置(ミシンの生産管理装置)
Claims (3)
- 所定の縫製が終了するごとに、その縫製終了のタイミングを検出する検出手段と、
前記検出手段により検出される縫製終了のタイミングに基づき、所定の単位時間ごとの縫製終了数を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された単位時間ごとの縫製終了数を縫製終了数データとして順次記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶される縫製終了数データに基づき、前記縫製終了数を時間対縫製終了数のグラフとして表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される前記グラフの表示開始時間または表示終了時間の少なくとも一方を前記縫製終了数データに対応して設定する時間設定手段と、
前記時間設定手段により設定された表示開始時間または表示終了時間に応じて前記表示手段に表示される前記グラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、当該表示手段に表示される表示時間範囲内での最大の縫製終了数の値に応じて設定するグラフ軸設定手段と、
を備えることを特徴とするミシンの生産管理装置。 - 前記グラフ軸設定手段は、前記表示手段により表示される前記グラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、当該表示手段に表示される表示時間範囲内での最大の縫製終了数の値と、前記記憶手段に記憶された縫製終了数データの全単位時間当たりにおける最大縫製終了数の値とに応じて切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載のミシンの生産管理装置。
- 前記表示手段により表示される前記グラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を、任意に設定するための設定値入力手段を備え、
前記グラフ軸設定手段は、前記設定値入力手段によって設定された設定値に基づき、前記グラフにおける縫製終了数に対応する軸の最大値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンの生産管理装置。
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2006
- 2006-04-12 CN CN 200610075334 patent/CN1854375A/zh active Pending
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JP7060926B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-04-27 | Juki株式会社 | 生産管理システム及び生産管理装置 |
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