JP4646191B2 - 繊維機械の支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維機械の支援方法及び支援装置に関する。
繊維機械の1つである織機では、織機の稼働を管理のための稼働情報として停台回数を求め、織機の情報端末に表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、停台回数とは、単位時間当たりの織機が停止した回数である。停台回数は、総停止回数、糸用途の種類毎に集計され、情報端末に表示される。糸の種類(用途)としては、たとえば、緯糸、経糸、耳糸などがある。
糸トラブルによる停台の回数が増加すると、作業者は、停台の回数が増加した根本的な原因を取り除くために、織機メーカーから提供された取扱説明書又はこれまでの経験に基づき、織機の点検をする。
しかし、織機の点検をすべき項目が多く、最終的に不具合を取り除くまでに多くの時間がかかるという問題がある。
そのような問題を解決する、織機の調整を支援するシステムとして、いわゆるエキスパートシステムが知られている(例えば、特許文献2,3参照)。
特開平9−195145号公報 特開平4−41746号公報 特許2934026号公報
しかし、そのようなシステムであっても、表示される支援情報は、停台したときの織機の状態のみに基づいているから、停台したときの織機の状態から想定される全ての原因を表示するだけである。この結果として、作業者は、表示に従って、その根本的な原因を発見するまで点検作業を続けなければならず、最終的に停台の発生原因を除去するまでに多くの時間がかかる。
このような問題は、織機に限らず、経糸整経機や経糸糊付装置等の経糸準備機械にも、同様に発生する。
本発明の目的は、糸トラブルの要因除去を迅速に行える適切な対処情報を表示することにある。
本発明に係る、繊維機械の支援方法は、繊維機械の運転中において、糸トラブルと該糸トラブルの発生時刻とを記憶情報として記憶する記憶ステップを含み、さらに、前記糸トラブルの原因を特定する作業において、繊維機械に設けられた情報端末を介して、前記記憶情報に基づき、その発生状況が、前記糸トラブルの時系列的な発生状況のパターンを含むトラブル発生パターンであって前記パターンが互いに異なる2種類のものを含む複数のトラブル発生パターンのいずれかに対応するかを判断し、その判断に基づいて作業者が対応するトラブル発生パターンを選択することにより、前記情報端末が選択された前記トラブル発生パターンを返答として送出する解析ステップと、前記糸トラブルに関する複数の対処情報が予め蓄積されたデータベースから、前記返答に基づいて前記対処情報を抽出結果として抽出する対処情報抽出ステップと、前記抽出結果を前記情報端末に送る送信ステップと、前記情報端末に送り込まれた前記対処情報を表示する対処情報表示ステップとを含む。
前記情報端末は、好ましくは、前記記憶情報に基づく前記糸トラブルの発生を時系列軸と共に発生状況として表示する表示器と、前記複数のトラブル発生パターンに対応する選択キーであって前記返答を作業者に入力させるための選択キーを有する入力器とを含み、前記解析ステップは、前記表示器に表示した前記発生状況が前記複数のトラブル発生パターンのいずれに該当するのかを作業者に判断させて、前記トラブル発生パターンに対応する選択キーによって選択させることにより実行されるようにしてもよい。
前記トラブル発生パターンは、前記糸トラブルの時系列的な発生状況が、所定の時間帯に集中的に発生している場合の集中パターンと、全体的に分散的に発生している場合の分散パターンとを含むものとしてもよい。
前記繊維機械としては、より具体的には、クリール又は複数のセクショナルビームからの経糸を巻取る経糸整経機又は経糸巻取装置、経糸糊付装置などの経糸準備機械、織機が考えられる。より好適な織機としては、レピア織機、流体噴射式織機などの無杼織機がある。
好ましくは、前記繊維機械は多色緯入れ可能であり、前記糸トラブルは緯入れミス及び緯糸給糸切れのいずれかであり、前記トラブル発生パターンは、さらに、特定の緯糸の糸種で発生するパターンと緯糸糸種に関係なく発生するパターンとを含む。
織機を対象とする繊維機械の支援方法は、さらに、前記糸トラブルの種類に対応する発生度数を前記表示器に表示させ、前記発生度数に対応して前記糸トラブルの種類を前記入力器を介して作業者に選択させる選択ステップを含み、該選択ステップは、前記解析ステップの前に実行してもよい。
織機を対象とする繊維機械の支援方法は、前記糸トラブルは緯入れミス又は緯糸給糸切れであり、さらに、作業者が把握する糸トラブルの主原因を特定するための問合せをする問合せステップを含み、該問合せステップは、前記解析ステップの後に実行されてもよい。
織機を対象とする繊維機械の支援方法は、前記糸トラブルは、経糸切れ又は耳糸切れであり、さらに、経糸方向における前記糸トラブルの発生の位置に関する情報を前記情報端末に表示させ、作業者に前記位置を選択させる経糸位置選択ステップを含み、該経糸位置選択ステップは前記解析ステップの後に続けて実行してもよい。
織機を対象とする繊維機械の支援装置は、糸トラブル及び該糸トラブルが発生した時刻を記憶情報として記憶する記憶部と、入力器と表示器とを有する繊維機械に設けられる情報端末と、前記情報端末に情報送受可能に接続された対処支援器とを含む。前記対処支援器は糸トラブルに関する複数の対処情報を蓄積するデータベースに接続され、前記記憶部は前記情報端末と情報送受可能に設けられており、前記対処支援器は、繊維機械の運転中において、糸トラブルと該糸トラブルの発生時刻とを記憶情報として記憶する記憶ステップを実行し、また、前記糸トラブルの原因を特定する作業において、繊維機械に設けられた情報端末を介して、前記記憶情報に基づいて前記糸トラブルの時系列的に異なる複数のトラブル発生パターンの1つを選択し、選択した前記トラブル発生パターンを返答とする解析ステップと、前記糸トラブルに関する複数の対処情報が予め蓄積されたデータベースから、前記返答に基づいて前記対処情報を抽出結果として抽出する対処情報抽出ステップと、前記抽出結果を前記情報端末に送る送信ステップと、前記情報端末に送り込まれた前記対処情報を表示する対処情報表示ステップとを実行する。
前記情報端末は、好ましくは、繊維機械に1対1の関係に設けられ、前記対処支援器は、複数の前記情報端末に接続されていることを含む。
本発明によれば、繊維機械の運転中において、繊維機械の支援装置は、糸トラブルとその糸トラブルの発生時刻とを記憶情報として記憶し、記憶情報に基づいて糸トラブルの時系列的に異なる複数のトラブル発生パターンを選択させる。
糸トラブルの根本的な真の原因を支援装置を用いて特定する際に、糸トラブルの発生状況を時系列的に判断すると共に、糸トラブルに関する複数の対処情報を記録するデータベースから、上記判断された時系列的な発生トラブルパターンの選択情報に基づき、対処情報を抽出することにより、対処情報が絞り込まれるため、情報端末に表示される対処情報は、従来の方法により得られる対処情報に比べて正確である。
したがって、繊維機械の調整や工場管理(糸品質の管理)に関する経験の少ない作業者が糸トラブルの原因を特定して、繊維機械の調整をする場合でも、そのような情報端末の表示に従って速やかに適切な対処を行うことができるため、停台時間を短くすることができ、織布の生産性が向上する。
[織機及び支援装置]
図1から図3を参照するに、複数の織機10を支援する支援装置12は、織機10に1対1の関係に設けられた情報端末14と、情報端末14に情報送受可能に接続された対処支援器16とを含む。
情報端末14は、以下に述べる実施例では、後述する主制御装置36等の織機の制御装置に設定値を入力したり、織機の情報を表示したりするいわゆる織機10の設定装置の機能も兼ね備えている。しかし、情報端末14は、織機10の設定装置とは別個に設けてもよい。
図1に示すように、各織機10に1対1に設けられる情報端末装置14は、タッチパネル24と、対処支援器及び主制御装置36との情報送受を行うポート18と、これらを制御するマイクロプロセサであるCPU20と、織機10の設定器として設定値を入力したり各制御装置から送られる情報を表示したり、支援システム(対処支援器)との間で情報の送受する際の処理用のプログラム等を記録するメモリ22とを有している。
詳細は後述するが、主制御装置36には、緯糸フィーラ又は経糸切れセンサ等の各種センサが接続されている。織機10の運転中にこれらセンサが異常を検出したとき、主制御装置36は織機を速やかに停止させるとともに、検出された異常の情報すなわち糸トラブル情報が、情報端末14のポート18を介して中央演算処理装置(CPU)20に入力される。
中央演算処理装置20は、入力された糸トラブル情報を記憶部として作用するメモリ22に後述するように糸トラブルの情報その発生時刻と共に記憶する
中央演算処理装置20は、メモリ22又は対処支援器16からの情報をタッチパネル24の画面に出力し、また、タッチパネル24の画面を押すことによって選択された選択情報をメモリ22又は対処支援器16に出力する。
タッチパネル24の画面は、入力器及び出力器として作用する。しかし、タッチパネル24の代わりに、例えば、入力器としてプッシュボタンを用い、出力器として液晶ディスプレイを用いてもよい。また、多色表示をすることができるディスプレイを用いることも可能である。
情報端末14は、ネットワークによって少なくとも1つの情報端末に対して共通に設けられる対処支援器16に接続されている。ネットワークは、ネットワークケーブル25及びハブ26を用いて構成されている。各情報端末14に接続されたネットワークケーブル25と対処支援器16に接続されたネットワークケーブル25とは、いったんハブ26に接続され、相互に通信する。対処支援器16は、例えば、製織工場の管理室に配置される。
対処支援器16は、例えば、パソコン等のコンピュータで構成される。より具体的には、対処支援器16は、糸トラブルに対する対処情報を検索可能に記憶するデータベース34に接続されている。対処支援器16は、各情報端末14へ糸トラブルに関する情報及び糸トラブルに対する対処情報をポート28を介して出力し、また、各情報端末14から出力される糸トラブル情報及び作業者が選択した選択情報をポート28を介して受信する中央演算処理装置(CPU)30を有する。
中央演算処理装置30は、各情報端末14からの求めに応じ、又は、各情報端末14への出力指令のために、メモリ32及びデータベース34と情報の送受信をする。
データベース34は、例えば表1に示すような経糸及び緯糸の糸トラブルに対応する対処情報を保有している。データベース34が保有している対処情報は、メーカーから提供される更新情報を利用したり、ユーザの経験に基づいて得られた情報をキーボード(図示せず)を介して入力したりすることによって書き換えることができる。
なお、対処支援器16を構成するコンピュータ30には、上記した糸トラブルに関する対処情報を提供する支援システム(いわゆるエキスパートシステム)として機能のほか、別の機能、例えば織機の停台回数や稼働率などを集計して稼働レポートを出力する稼働状況集計機能、織機の製織条件を織布のスタイル番号毎に格納し情報端末側からの求めに応じてこれら情報を送り込む機能など、公知の機能を付加することもできる。上記機能は、織機に接続されている。
Figure 0004646191
図2に示すように、織機10は、緯入れ用流体として圧縮空気を用いる空気噴射式の織機である。織機10は、給糸体37に巻かれている緯糸38を測長貯留装置40に貯留し、貯留している緯糸38を解舒ピン42により1ピック分ずつ解舒し、解舒された緯糸38をメインノズル44より経糸46及び耳糸48の開口に緯入れし、緯入れされた緯糸38を筬50により織前に筬打ちする。
図2に示される織機10は、単色緯入れ織機の例である。多色緯入れ織機の場合、給糸体37、パッケージセンサ56、測長装置40、解舒ピン42及びメインノズル44は、緯糸の種類に対応して複数設けられる。
緯糸38が正しく緯入れされたか否かは、反緯入れ側に配置されたH1フィーラセンサ52及びH2フィーラセンサ54の検出信号S1及びS2を基に判断される。
ここで、2つのフィーラセンサ52及び54は、緯糸飛走路にその検知領域を形成する光学式センサである。より詳しくは、H1フィーラセンサ52は、反緯入れ側の織端近傍に設けられ、緯糸が反緯入れ側織端に達したか否かを検出する。緯入れの正否は、H1フィーラセンサ52の検出信号に基づいて判定する。H2フィーラセンサ54は、H1フィーラセンサ52よりも緯入れ下流の位置に設けられ、いわゆるロングピックや、緯入れ中の緯糸の吹切れ端を検出する。緯入れの正否は、H2フィーラセンサ54の検出信号に基づいて判定する。
緯糸38が給糸切れしているか否かは、給糸体37と測長貯留装置40との間に配置されたパッケージセンサ56からの検出信号S3を基に判断される。
経糸46及び耳糸48が切れているか否かは、それぞれ、経糸センサ(図示せず)及び耳糸センサ(図示せず)からの検出信号を基に判断される。
主制御装置36は、検出信号S1,S2,S3などに基づいて、糸トラブルが発生したと判断したとき、情報端末14に糸トラブルが発生したことを示す糸トラブル信号を出力する。
糸トラブル信号には、経糸緯糸等の糸トラブルの種類を判別する情報と、緯糸の場合では多色緯入れに対応すべく緯糸の番号とが含まれる。
以上の織機10の支援装置12は、以下のように作動する。
[通常の運転中]
図3に示すように、作業者が織機10を運転させると、情報端末14は、織機10の製織運転期間が終了するまで、主制御装置36から出力される糸トラブル及び糸トラブルの発生時刻を記憶情報として記憶する記憶ステップを実行する。
情報端末14は、織機10の製織運転期間が終了したか否かを判断する(ステップST001)。織機10の製織運転期間が終了した場合には、記憶ステップは終了する。
織機10が運転している場合、つまり製織運転期間の場合には、情報端末14は、主制御装置36から糸トラブル発生の糸トラブル信号を受信したか否かを判断する(ステップST002)。糸トラブルが発生していないと判断した場合には、ステップST001へもる。
情報端末14は、糸トラブルが発生したと判断した場合、経糸の糸トラブルであるか緯糸の糸トラブルであるかの糸トラブルの種類を判断し、発生した時刻と共に記憶情報としてメモリ22に記憶させる(ステップST103)。その後、織機10の運転が終了していないかを判断するため、ステップST001へ戻る。
以上のように、情報端末14は、製織運転期間、つまり織機10の運転中において、糸トラブルとその発生時刻とを記憶情報として記憶する記憶ステップを実行する。
なお、上記織機の製織運転期間とは、機掛け及び織付けが行われた後の織機の連続運転が開始された時点を起点とし、経糸ビームに巻かれた経糸の量が僅かになる時点(経糸ビーム揚がりの時点)で終点とすることができる。
メモリ22は、記憶された記憶情報を、織機10の製織運転期間が終了した後も維持することができる。また、次の織物の製織の開始時点で、先の織物に対する記憶情報を消去することができる。
[緯糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法]
先ず、緯糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法(一連の工程)について説明する。
図4及び図5に示すように、織機10を操作する作業者は、例えば、製織運転期間中に、情報端末14のタッチパネル24に表示される停台回数レポート(図示せず)を見て、織機10の運転中に発生する糸トラブルの回数が多いと判断した場合、運転停止ボタン(図示せず)を操作して織機10の運転を停止させる(ステップST101)。
そして、作業者は、情報端末14を操作して、タッチパネル24の画面に、「ナビゲーション画面」を表示させる(図6参照)。
CPU20は、「ナビゲーション画面」として、糸トラブルが緯糸であるか経糸であるかを選択させるボタンB1及びB2をタッチパネル24の画面に表示させる
これにより、作業者がボタンB1又はボタンB2を押すことにより、多発する糸トラブルが緯糸であるか経糸であるかを選択する(ステップST102)。
このような初期の表示処理は、メモリ22に格納される処理プログラムにより行うことができる。上記した選択操作にともない、情報端末14は、対処支援器16による糸トラブルの対処情報抽出に関する一連の情報送受を開始する。その最初の処理として、経糸又は緯糸を対象とする旨の選択情報を、対処支援器に向けて送出する。
次に、作業者が緯糸のボタンB1を押すと、情報端末14は、メモリ14から緯糸トラブルの発生に関する記憶情報を読み出して、停台の回数すなわち糸トラブルの発生度数を緯糸の種類と停台原因となったセンサとの関係を配列状にタッチパネル24の画面に表示し、合わせて、作業者に選択させるべきボタンB3,B4,B5を表示する(図7参照)。これにより、作業者に停台が多いものを選択させる選択ステップを実行する(ステップST103)。
図7に示すタッチパネル24の画面の「H1」、「H2」及び「P」は、それぞれ、H1フィーラセンサ52、H2フィーラセンサ54及びパッケージセンサ56を示す。また、「C1」から「C8」は、メインノズル44の番号を示している。
作業者は、図7に示すタッチパネル24の画面を見て、停台回数が多いセンサ52,54,56に対応するボタンB3,B4,B5を押す。このようにして、情報端末14は、発生度数に対応して、これから行う対処情報の抽出対象とする糸トラブルの種類をタッチパネル24の画面を介して作業者に選択させる。
次に、作業者は、発生度数の多い「H1」に対応するボタンB3を選択すると、図8に示すように、発生度数及びトラブル発生パターンすなわち緯糸トラブルの発生時刻に対応する時系列軸の位置に刻印表示された短い縦線がタッチパネル24の画面に表示される(ステップST104)。
タッチパネル24の画面の左側の領域A1には、現在から24時間前の期間における、メインノズル44に対する糸トラブルの回数が棒グラフで示されている。
タッチパネル24の画面の右側の領域A2には、2時間を単位時間区分とする複数の時系列軸が表示されている。領域A2には、H1フィーラ52が検知した糸トラブルの発生時刻に対応する時系列軸の位置に短い縦線が刻印表示されている。そのような単位時間区分が現在から過去12区分、すなわち過去24時間分が、現在時間を基準として画面下方向に複数段に表示されている。
具体的に、領域A2の説明をすると、矩形領域の両側に表示されている「0」、「−2」、・・・、「−24」は、時間軸を示し、例えば、「−2」は現在から2時間前を意味する。
領域A2は、「0」から「−2」の時間軸、「−2」から「−4」の時間軸、「−4」から「−6」の時間軸、・・・、「−22」から「−24」の時間軸のように12段とされている。右上の「0」が現在を意味し、左へ進むにつれて過去の糸トラブルの発生の有無を示す。現在から2時間前の状態は最上段の左端に示され、現在から3時間前の状態は上から2段目の「−4」と「−2」との中央に示される。
図8に示す例では、約20分前に、短い期間に糸トラブルが発生していたことが判る。また、約3時間30分前には、糸トラブルが3回あったことが判る。
作業者が領域A1及びA2に表示されている画面を見て、トラブル発生パターンに対応するボタンB6〜B9を情報端末14に対する返答として選択する(ステップST105)。ボタンB6〜B9は選択キーとして作用する。
具体的には、作業者が領域A1及びA2に表示されている画面を見て、特定のメインノズル44すなわち特定の緯糸の糸トラブルの数が他の緯糸よりも多く、また、糸トラブルの発生時期が集中していると判断した場合には、ボタンB6を選択する。
作業者が領域A1及びA2に表示されている画面を見て、特定のメインノズル44すなわち特定の緯糸の糸トラブルの数が他の緯糸よりも多く、また、糸トラブルの発生時期が分散していると判断した場合には、ボタンB7を選択する。
作業者が領域A1及びA2に表示されている画面を見て、全てのメインノズル44すなわち全ての緯糸の糸トラブルの数が略同じであり、また、糸トラブルの発生時期が集中していると判断した場合には、ボタンBを選択する。
作業者が領域A1及びA2に表示されている画面を見て、全てのメインノズル44すなわち全ての緯糸の糸トラブルの数が略同じであり、また、糸トラブルの発生時期が分散していると判断した場合には、ボタンB9を選択する。

作業者は、領域A1に表示された分析を見て、メインノズル44の番号「3」に対応する緯糸のトラブル発生の回数が他の緯糸のトラブル発生の回数に比べて多いと判断し、かつ、領域A2に表示された分析を見て、緯止まりH1フィーラ52による異常検知が、時系列的に全体的に分散されて表示されていると判断した場合、作業者は、対応する選択ボタンB7を選択操作することになる。
選択ボタンB7の選択により、情報端末14は、時系列的なトラブル発生パターンの情報として、選択ボタンB7が選択された旨の情報を対処支援器16に向けて送出する。
対処支援器16は、そのような情報を受けると、糸トラブルの対処情報を抽出するための一連の処理を開始する。対処支援器16は、その最初のステップとして、さらに糸のトラブルの主要因を特定するための問合せ情報を、情報端末14側に向けて送出する。
次に、図9に示すように、対処支援器16は、タッチパネル24の画面に、糸トラブルの主原因の一覧と共に対応する選択ボタンB10〜B14を表示する。
タッチパネル24の画面には、糸トラブルの主原因に対応するボタンB10〜B14が表示されているから、作業者は、織り工の記憶など、これまでの修復状況を基に糸トラブルの内容に対応する選択ボタンB10〜B14を選択することができる。これにより、第1の対話ステップが実行される(ステップST106)。
図9に示すタッチパネル24の画面には、糸トラブルの主原因を文字で示すだけでなく、作業者の選択が正確に行えるようにトラブル態様を図示した簡単な図も表示することができる。
そこで作業者は、織り工の記憶から、この糸トラブルの大半が「先端トラブル」すなわち緯糸先端が経糸開口内にとどまって織端に達していないものであることを把握する。そして、大半の糸トラブルの内容を把握した作業者は、この問合せに対応して選択ボタンB12を選択操作することになる。これにより情報端末14は、問合せに対する返答としてその旨の選択情報を対処支援器に向けて送出する。
また、対処支援器16がそのような情報を受けると、その次のステップとして、さらに糸のトラブルの主要因を特定するために、このトラブルの経時的な発生態様に関する問合せ情報を情報端末14側に向けて送出する。
次に、図10に示すように、タッチパネル24の画面に、糸トラブルの発生状況の一覧と共に対応する選択ボタンB15,B16が表示され、作業者は、例えば、これまでの過去数日分の状況の記憶をもとに、適切と思う選択ボタンB15又はB16を選択する。これにより、第2の対話ステップが実行される(ステップST107)。
このような第1及び第2の対話ステップは、図示の例のように2回に限らず、1回あるいは3回以上とすることもできる。対話ステップは、情報端末14を介して作業者への問合せ情報についても、糸トラブルの種類に応じて適宜定めることができる。これらのことは、後述する経糸切れやこれ以外の糸切れについても同様にすることができる。
情報端末14は、上記ステップにおいて返答された返答情報をネットワーク25を介して対処支援器16へ送る。
次に、対処支援器16は、時系列的な糸トラブルの発生状況及びこれまで入力された返答情報に基づいて、糸トラブルに関する複数の対処情報が予め蓄積されたデータベースから、該当する対処情報を抽出結果として抽出する対処情報抽出ステップを実行する(ステップST108)。
次に、対処支援器16は、抽出結果を情報端末14へ送る送信ステップを実行する(ステップST109)。
次に、情報端末14は、図11に示すように、対処支援器16から入力された抽出結果すなわち緯糸のトラブルに対処すべき情報をタッチパネル24の画面に表示する対処情報表示ステップを実行する(ステップST110)。
このようにして、糸トラブルの発生状況を予め作業者によって時系列的に判断され、判断した返答に基づいて対処情報を抽出した抽出結果がタッチパネル24の画面に表示されるから、情報端末14に表示される対処情報は従来の方法に比べてより正確である。
したがって、織機10の調整や工場管理(糸品質の管理)に関する経験の少ない作業者が織機の調整をする場合でも、速やかに適切な対処を行うことができるため、停台時間を短くすることができ、織布の生産性が向上する。
なお、表2には、データベースに検索可能に蓄積される糸トラブルに関する情報の一つの例として、H1フィーラセンサによる異常検知すなわち糸トラブルの発生が、全緯糸カラーに対して発生し、しかもその時間的な発生状況が全体に分散されて発生しているときにおける、例えば、現象、作業者が確認すべき状況確認事項、その対処情報としての推定原因や処置内容の一部を示す。
このときの糸トラブルの対処情報によれば、確認すべき項目が多く、結果として糸トラブルの原因が特定されて修復されるまでに多大な時間がかかる。
これに対し、前述実施例のような、糸トラブルによる時間的な発生状況が図8のA2に示される態様のとき、上記したように判断されたトラブル発生パターン(すなわち特定の緯糸で全体的に分散されて発生しているパターン)の情報をもとに絞り込む。
この絞り込みにより、想定される糸トラブルに対する対処項目のうち無関係な対処項目はタッチパネル24の画面への表示対象から除外される。また、その後上記したようないくつかの作業者との対話によりさらに関係の無い糸トラブルに対する対処項目はタッチパネル24の画面への表示対象から除外される。
その結果、糸トラブルに対する対処項目は、図11に示したように的確な2つの項目(表2の欄外の*印を参照)に絞り込まれる。これにより、対処支援器16は、絞り込まれた対処項目をタッチパネル24の画面に表示することができる。
Figure 0004646191
[経糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法]
次に、経糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法(一連の工程)について説明する。
図4及び図5に示すように、経糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法は、以下の説明を除いて、緯糸のトラブルの原因に対する対処情報を表示する方法と同じである。
ステップST102において、作業者は、多発する糸トラブルが経糸であると判断し、ボタンB2を選択する。
情報端末14は、メモリ22から経糸トラブルの発生に関する記憶情報を読み出す。タッチパネル24の画面には、図12に示すように、糸トラブル発生度数及び経糸トラブルの発生がその発生時刻に対応する時系列軸の位置に刻印表示される(ステップST104)。
タッチパネル24の画面の左側の領域A3には、停台回数が数字で示されている。また、タッチパネル24の画面の右側の領域A4には、糸トラブルの発生した時が短い縦線で示されている。
タッチパネル24の画面の右側の領域A4は、図8のタッチパネル24の画面の右側の領域A2と同じである。
作業者が領域A3及びA4に表示されている画面を見て、タッチパネル24は作業者に様式化された時系列的なトラブル発生パターンに対応するボタンB20,B21を情報端末14に対する返答として選択する(ステップST105)。
対処支援器16がそのような情報を受けると、糸トラブルの対処情報を抽出するための一連の処理を開始する。対処支援器16は、その最初のステップとして、さらに糸のトラブルの主要因を特定するための問合せ情報を、情報端末14側に向けて送出する。情報端末14では、問合せ情報として経糸切れ位置問合せステップを実行する(ステップST201)。
経糸切れ位置情報問合せステップは、図13に示すように、経糸方向における糸トラブルの発生の位置の入力を促す情報を情報端末14に表示させる。作業者は、経糸方向における経糸のトラブルの発生の位置を、表示位置に対応するボタンB23〜B27のいずれかを押すことにより、選択する。
そこで作業者は、織り工の記憶から経糸切れの破断位置の大半が「バックロールから経糸切れセンサであるドロッパ前の位置で発生している」ことを把握する。把握した作業者は、この問合せに対応して選択ボタンB25を選択操作することになる。これにより情報端末14は、問合せに対する返答としてその旨の選択情報を対処支援器に向けて送出する。
対処支援器16がそのような情報を受けると、次のステップとして、糸切れ状況の詳細を特定するための問合せ情報を、情報端末14側に向けて送出する。
糸切れ詳細問合せステップを実行する(ステップST202)。糸切れ詳細問合せステップは、図14に示すように、作業者が把握する詳細を特定するための問合せをする。作業者は、経糸のトラブルの主原因と思うものに対応するボタンB28,B29を押すことにより、選択する。
そこで作業者は、織り工の記憶から経糸切れ破断の詳細状況の大半が「ビーム内で切れている」ことを把握して、この問合せに対応して選択ボタンB28を選択操作することになる。これにより情報端末14は、問合せに対する返答としてその旨の選択情報を対処支援器16に向けて送出する。
次に対処支援器16は、時系列的な糸トラブルの発生状況及びこれまで入力された返答情報に基づいて、経糸トラブルに関する複数の対処情報が予め蓄積されたデータベースから、該当する対処情報を抽出結果として抽出する対処情報抽出ステップ(ステップST108)、送信ステップ(ステップST109)を実行し、情報端末14では、対処情報表示ステップ(ステップST110)を実行する。
以上により、経糸のトラブルの発生状況を予め作業者によって時系列的に判断され、判断した返答に基づいて対処情報を抽出した抽出結果がタッチパネル24の画面に表示されるから、情報端末14に表示される対処情報は、従来の方法に比べてより正確である。
したがって、織機10の調整や工場管理(糸品質の管理)に関する経験の少ない作業者が織機の調整をする場合でも、速やかに適切な対処を行うことができるため、停台時間を短くすることができ、織布の生産性が向上する。
[他の支援方法]
上記支援方法は、タッチパネル24に表示した発生状況が複数のトラブル発生パターンの1つに該当するのかを作業者に判断させたが、ソフトウエアに判断させてもよい。より具体的には、所定のアルゴリズムによる解析結果に基づき自動的に判断させることが考えられる。
前記した実施例では、糸トラブルの時系列的な発生状況を判断した後、その判断に対応するトラブル発生パターンを選択入力する際に用いる選択ボタンは、文字を表示させているのではなく、代表的な複数の発生パターンを模式化(図形化)したアイコンを表示させている。
このような選択ボタンとして、標記を図形化したアイコンを表示すれば、作業者の認知度が向上し、いわゆる入力ミスを防止できる点で有利である。
また、時系列的な発生パターンに対応する選択ボタンは、特定時間帯に発生、全体的に発生の2つとされているが、分散状況に応じて3以上とすることもできる。
図8及び図12に示した停台回数及び糸トラブルの経時的な発生表示において、その表示期間は図示の24時間に限らず、数時間、あるいは数日単位としてもよい。また、横軸を時刻としているが、この時刻は、いわゆる日常用いられる標準時刻としてもよい。また、休日がある場合、その休日の時間を除外して表示することがより望ましい。また、横軸を時刻とする代わりに、緯入れピック数とすることもでき、そのような横軸で表示されるものも、本件の糸トラブルの経時的な発生状況に含まれる。
前記した実施例について、以下変形することができる。上記糸トラブルの対象は、H1フィーラセンサ、経糸切れセンサであるドロッパによって検出される糸としている。しかし、これ以外に検出される糸トラブル、すなわち、H2フィーラセンサ、パッケージセンサ、耳糸切れセンサ、キャッチコード切れセンサにより検出される糸トラブルについても、同様である。この場合、時系列的な糸トラブルの発生状況の判断、さらには対処支援器16からの問合せについても、その糸に対応するものが用意される。
対処支援器16は、図示例では、複数の織機に対して共用可能に1つ設ける例を示したが、各織機にそれぞれ設けることもできる。また、対処支援器16は、織機の情報端末にその機能を組み込んでもよ。また、図示例では糸トラブルに発生を発生時刻とともに記憶する記憶手段を情報端末14内に設けているが、織機側(主制御装置36など)又は対処支援器16がその記憶機能を有する記憶手段を有し、情報端末14からの呼出しに応じてその都度情報を送信するようにしてもよい。記憶手段の配置場所は、図示例に限らない。
前記した支援方法では、織機を対象とする例を示しているがこれに限らず、多数の経糸をビームに巻取る経糸整経機や経糸糊付装置などの経糸準備機械、さらには他の繊維機械にも広く適用できる。
本発明は、上記実施例に限定されない。
本発明に係る織機の支援装置の一実施例を示すブロック線図である。 図1に示す織機のブロック線図である。 本発明に係る織機の支援方法の一方の手順を示すフローチャート図である。 図3に示す支援方法の他方の手順を示すフローチャート図である。 図4に続くフローチャート図である。 図3から図5に示すフローチャートに従って情報端末の画面を示す図である。 図6に続く情報端末の画面を示す図である。 図7に続く情報端末の画面を示す図である。 図8に続く情報端末の画面を示す図である。 図9に続く情報端末の画面を示す図である。 図10に続く情報端末の画面を示す図である。 図6に続く情報端末の画面を示す別の図である。 図12に続く情報端末の画面を示す図である。 図13に続く情報端末の画面を示す図である。 図14に続く情報端末の画面を示す図である。
10 織機
12 支援装置
14 情報端末
16 対処支援器
18 ポート
20,30 中央演算処理装置
22 メモリ
24 タッチパネル
25 ネットワークケーブル
26 ハブ(HUB)
28 ポート
32 メモリ
34 データベース
36 主制御装置
37 給糸体
38 緯糸
40 測長貯留装置
42 解舒ピン
44 メインノズル
46 経糸
48 耳糸
50 筬
52 H1フィーラセンサ
54 H2フィーラセンサ
56 パッケージセンサ

Claims (6)

  1. 繊維機械の運転中において、糸トラブルと該糸トラブルの発生時刻とを記憶情報として記憶する記憶ステップと、
    前記糸トラブルの原因を特定する作業において、繊維機械に設けられた情報端末を介して、前記記憶情報から作成される前記糸トラブルの時系列的な発生状況に関する情報に基づき、その発生状況が、前記糸トラブルの時系列的な発生状況のパターンを含むトラブル発生パターンであって前記パターンが互いに異なる2種類のものを含む複数のトラブル発生パターンのいずれかに対応するかを判断し、その判断に基づいて作業者が対応するトラブル発生パターンを選択することにより、前記情報端末が選択された前記トラブル発生パターンを返答として送出する解析ステップと、
    前記糸トラブルに関する複数の対処情報が予め蓄積されたデータベースから、前記返答に基づいて前記対処情報を抽出結果として抽出する対処情報抽出ステップと、
    前記抽出結果を前記情報端末に送る送信ステップと、
    前記情報端末に送り込まれた前記対処情報を表示する対処情報表示ステップとを含む、繊維機械の支援方法。
  2. 前記情報端末は、前記記憶情報に基づく前記糸トラブルの発生を時系列軸と共に発生状況として表示する表示器と、前記複数のトラブル発生パターンに対応する選択キーであって前記返答を作業者に入力させるための選択キーを有する入力器とを含み、
    前記解析ステップは、前記表示器に表示した前記発生状況が前記複数のトラブル発生パターンのいずれに該当するのかを作業者に判断させて、前記トラブル発生パターンに対応する選択キーによって選択させることにより実行される、請求項1に記載の繊維機械の支援方法。
  3. 前記トラブル発生パターンは、前記糸トラブルの時系列的な発生状況が、所定の時間帯に集中的に発生している場合の集中パターンと、全体的に分散的に発生している場合の分散パターンとを含む、請求項1又は2に記載の繊維機械の支援方法。
  4. 前記繊維機械は、織機である、請求項1から3のうちいずれか1項に記載の繊維機械の支援方法。
  5. 前記織機は多色緯入れ可能であり、前記糸トラブルは、緯入れミス及び緯糸給糸切れのいずれかであり、
    前記トラブル発生パターンは、各メインノズルごとの糸トラブルの発生度数に関する情報と、前記糸トラブルの時系列的な発生状況のパターンとを含む、請求項4に記載の繊維機械の支援方法。
  6. さらに、前記糸トラブルの種類に対応する発生度数を前記表示器に表示させ、前記発生度数に対応して前記糸トラブルの種類を前記入力器を介して作業者に選択させる選択ステップを含み、
    該選択ステップは、前記解析ステップの前に実行する、請求項4又は5に記載の繊維機械の支援方法。
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