JP5398176B2 - 織機の緯入れ状況表示方法及びその表示装置 - Google Patents

織機の緯入れ状況表示方法及びその表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、織機における緯入れ状況に関する統計値及び停台の発生状況を1単位が1サンプリング期間である時間軸上でグラフィック表示し、統計値の異常と停台の発生状況とから停台原因の判別を可能とする表示方法及びその表示装置に関する。
特許文献1には、「織機の緯入れ状況表示装置」と題して、緯入れ状況に関する統計値を時間軸上で時系列としてグラフィック表示することが開示されている。特許文献1の技術によれば、所定のサンプリング期間内において、緯入れ時の緯糸の到達角度の統計値について、その経時的な変化がグラフィック表示により視認でき、統計値の変化から各サンプリング期間で緯糸の到達角度にばらつき等の異常が発生しているか否かを確認できる。
また、特許文献1には、上記の表示に加え、緯入れ異常の原因を特定すべく、同じ時間軸上に緯入れ不良の発生状況を表示することが記載されている。
しかし、特許文献1の技術は、その緯入れ不良の発生状況に関する表示について、各サンプリング期間において緯入れ不良が発生したか否か、及びその緯入れ不良の種類を表示する、という程度のものでしかない。
ところで、上記グラフィック表示の結果、緯糸の到達角度の統計値に異常がみられる場合に、その原因を早期に特定することが好ましい。例えば、その原因が使用される緯糸(給糸体)や、緯入れ装置の異常等の根本原因による場合には、同じ状況を繰り返さないために、早期に対処する必要がある。従って、上記の様に統計値に異常が発生している場合には、その原因を容易に判別できることが望まれる。
なお、上記統計値の異常が、製織中のある時点を境に継続的に発生している場合には、その原因が上記のような根本原因によるものと判別できる。しかし、上記統計値の異常が継続的ではなく一時的に発生している場合、種々の原因が考えられるために、その原因の判別が難しい。ただし、上記統計値の異常の発生が一時的なものであっても、その原因が給糸体の異常や緯入れ装置の異常であることが十分にあり得るため、その場合も原因の判別が必要となる。
しかし、特許文献1の従来技術による表示装置では、緯入れ不良が発生したか否かを表示しているに過ぎないため、その程度の内容表示では、上記統計値に異常が表れた原因を判別することはできず、その結果としてその原因を判別するために時間を要してしまう。
特開2006−9233号公報
したがって、本発明の課題は、織機における緯入れ状況に関する統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上でグラフィック表示する表示機能を備えた織機の緯入れ状況表示装置において、上記の統計値に異常がみられる場合に、その原因の判別を容易に判別できるようにすることである。
そこで、本発明は、緯入れ毎に検出された緯糸の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎に、緯糸の到達時期に関する統計値を算出し、これらの統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上で経時的にグラフィック表示するに際して、同じ前記時間軸上に、各サンプリング期間において発生した織機の停台の発生状況を、停台回数が視認可能な状態で表示するようにしている。
具体的に記載すると、本発明に係る織機の緯入れ状況表示方法は、緯入れ毎に検出された緯糸の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎の前記到達時期に関する統計値を緯糸の糸種別に算出し、製織の経過に伴って順次算出された前記統計値を時系列的に記憶していくと共にその記憶された前記統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上で表示選択された緯糸の糸種毎に経時的にグラフィック表示する緯入れ状況表示装置を備えた多色緯入れ織機において、前記統計値の大きさが前記表示選択された緯糸の糸種毎にグラフィック表示されるのと同じ前記時間軸上に、前記各サンプリング期間において発生した織機の停台であって少なくとも緯糸の異常による停台を含む停台の発生状況を、その停台回数が視認可能な状態で表示するとともに前記緯糸の異常による停台に関しては、前記表示選択された緯糸の糸種の緯入れ時に発生した停台について前記表示が行われる。
前記の停台回数の表示は、前記時間軸上に直接又は当該時間軸に対して平行な補助の軸上で表示される。ここでの補助の軸は、前記時間軸の目盛りを参照目盛りとして表示されているから、補助の軸上の停台回数は、前記時間軸上に表示されているものとなる。また、前記の停台回数は、表示可能な最大の停台回数を制限して、又は表示可能な最大の停台回数を制限しないまま表示される。
前記停台の発生状況(停台回数)は、緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とに分けて表示されるものとしてもよい。緯糸の異常とは、緯入れ不良、給糸切れの少なくとも1つを含み、織機の停台につながる異常をいう。なお、ピックテールされた2個の給糸体を用いて緯入れが行われる織機において、給糸体間の結び目が引き出されたことを検出し、その結び目を排出するために織機を停止する場合に、この停止を緯糸の異常に伴う停台に含めてもよい。また、経糸の異常とは、経糸切れ(地経糸の糸切れ)、耳糸切れ(レノ切れ)の少なくとも1つを含み、織機の停台につながる異常をいう。さらに、キャッチコードを備えた織機では、キャッチコード切れも経糸の異常に含めてもよい。
緯入れ状況表示は、前記時間軸上の一部の期間を別画面にて拡大表示すると共に、その別画面において前記停台の発生状況を停台原因別に表示するようにしてもよい。また、その拡大表示のための期間は、指定によって任意に設定できるものとしてもよい。なお、その期間の設定は、期間の始めと終わりを指定して設定するものとしてもよいが、それに限らず、前記時間軸上で1時点を指定することにより、予め設定された期間に基づいて期間が設定されるものとしてもよい。すなわち、指定される1時点を中間点として前後に予め設定された所定の期間を加えた期間を設定するものであってもよいし、その指定された1時点を始点又は終点として予め設定された所定の期間を設定するものとしてもよい。そして、このように期間を設定することにより、設定された期間が自動的に拡大表示されるようにすることができる。この場合、前記「期間の設定」は、同時に「拡大表示の操作」を兼ねることになるが、これらの「期間の設定」と「拡大表示の操作」とは、別操作として行うこともできる。また、拡大表示のための期間は、前記のように作業者によって任意に指定された時点に基づいて設定されるものに限らず、特定の期間、例えば、現時点を起点とするそれ以前の所定の期間(設定期間)とし、期間の指定を行わずに、拡大表示の操作を行うだけで、前記特定の期間が拡大表示されるものとしてもよい。この場合は、「拡大表示の操作」は、同時に「期間の設定」を兼ねていることになる。なお、拡大表示は、別画面によって行われるが、別画面の表示については、拡大表示前の画面の上に重ねて表示、拡大表示前の画面に代えての表示、拡大表示前の画面と並べて表示等の態様が可能である。また、上記でいう「停台原因別に表示」とは、緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う異常とに大別して表示するのではなく、その停台原因を検出した検出器(センサ)毎に停台回数を表示することをいう。
次に、本発明に係る織機の緯入れ状況表示装置は、緯入れ毎に検出された緯糸の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎の前記到達時期に関する統計値を緯糸の糸種別に算出する統計値算出手段と、製織の経過に伴って順次算出された前記統計値を時系列的に表示選択された緯糸の糸種毎に記憶していくと共に記憶された前記統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上で経時的にグラフィック表示する表示手段と、を備え、前記表示手段は、前記統計値の大きさが前記表示選択された緯糸の糸種毎にグラフィック表示されるのと同じ前記時間軸上に前記各サンプリング期間において発生した織機の停台であって少なくとも緯糸の異常による停台を含む停台の発生状況を、その停台回数が視認可能な状態で表示するとともに、前記緯糸の異常による停台に関しては、前記表示選択された緯糸の糸種の緯入れ時に発生した停台について前記表示を行う第1の表示機能を有する。
前記表示手段における第1の表示機能は、前記停台の発生状況(停台回数)を、緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とに分けて表示可能に構成してもよい。
前記表示手段は、前記時間軸上で指定された一部の期間を拡大表示すると共に、その期間における前記停台の発生状況を停台原因別に表示する第2の表示機能を有するものとしてもよい。
本願発明によれば、到達時期の統計値を1単位が1サンプリング期間である時間軸上で時系列的にグラフィック表示するものに加え、同じ前記時間軸上で、各サンプリング期間毎における停台の発生状況が停台回数により視認可能な状態で表示されるため、統計値に異常がみられた場合に、停台回数を参照することによって、その原因が織機の停台によるものか否かが容易に判別できる。
具体的には、例えば緯入れ不良等により、織機が停台した場合、再起動直後の緯入れにおいて、到達時期が遅れる傾向となる。従って、サンプリング期間内で複数回の停台が発生すると、それが到達時期の統計値の異常として現れる。しかし、この場合、その再起動時点で停台原因が解消されており、その時点のみの一時的なものであるため、統計値に異常がみられたとしても、後の製織への影響は少ない。また、給糸体の切り換わりが行われた場合、切り換わり前後で到達時期が急激に変化する傾向があり、それと伴に織機の停台が連続的に発生する場合がある。しかし、この場合も、その時点での一時的なものであり、後の製織への影響は少ないと思われる。
したがって、表示内容を確認した結果、統計値に異常が現れた原因が織機の停台によるものと容易に判別できれば、今後の製織にそれ程影響を及ぼさないと判断でき、見過ごすことも可能である。逆に、統計値に異常が現れているにも拘わらず、そのサンプリング期間において統計値に影響する程の回数の停台が発生していない場合、その原因が停台では無いと判断でき、緯糸あるいは装置の異常等が原因ではないかと推測できる。
このように、本願発明によれば、統計値に異常を及ぼした原因が停台か否かが容易に判断でき、それに基づいて原因の特定がより短時間で行えるものとなる。
緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とでは統計値に与える影響が異なるため、停台の発生状況(停台回数)を緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とに分けて表示可能に構成することにより、統計値に異常を及ぼした原因が停台によるものか否かをより正確に判別することができる。
前記時間軸上で指定された期間が拡大表示されると共に、前記停台の発生状況(停台回数)が停台原因別に表示されると、統計値の異常が視覚的に確認し易くなると共に、その原因の判別を具体的な停台原因を考慮して行うことができるために、さらに正確に判別が行えるという利点がある。
図1は、本発明が適用される織機として流体(空気)噴射式織機を例示するものであり、一例として1色の緯入れ式の緯入れ装置1を備えた空気噴射式織機の要部を示している。図1において、緯糸4は、ホルダ2により支持されている給糸体3から引き出され、例えばドラム式の測長貯留装置5の回転糸ガイド6の内部に導かれ、静止状態のドラム7の外周面で係止ピン8により係止されながら、回転糸ガイド6の回転運動によりドラム7の外周面に巻き付けられることによって、1回の緯入れに必要な長さに測長され、かつ緯入れ時まで貯留されている。
緯入れ開始タイミングで、係止ピン8が操作器9に駆動されて、ドラム7の外周面から後退すると、ドラム7の外周に巻き付けられている緯糸4は、1回の緯入れに必要な長さだけドラム7上で解舒される。解舒された緯糸4は、緯入れ用のメインノズル10に通されており、ドラム7上で解舒されることによって、メインノズル10の噴射動作によって緯入れ可能な状態となる。
メインノズル10は、緯入れ開始のタイミングで、噴射期間にわたって圧力空気12を経糸13の開口14の内部に噴射することによって、所定の長さの緯糸4を開口14内に緯入れする。この緯入れ動作によって、緯糸4は、開口14内の緯糸飛走経路に沿って飛走する。なお、圧力空気12は、図示しない圧力調整手段によって緯入れに適切な圧力値に予め設定されている。
前記のように、図1の緯入れ装置1は、1色の緯入れであるが、多色の緯入れの場合、給糸体3、測長貯留装置5及びメインノズル10は、多色数に応じて設置され、緯糸選択順序によって緯入れされることになる。なお、メインノズル10は、2つのノズル1を緯糸4の方向に直列に配置し、2連式のものとして構成することもできる。
緯糸4が開口14内の飛走経路に沿って飛走する過程で、複数グループのサブノズル11は、緯入れ方向に圧力空気15を緯糸飛走経路に緯糸4の飛走方向に向けて、一斉噴射または緯糸4の飛走速度と調和しながらリレー噴射を行うことによって、開口14内で飛走中の緯糸4を緯入れ方向に加勢する。なお、圧力空気15も、図示しない圧力調整手段により緯糸4の加勢に適切な圧力値に予め設定されている。
メインノズル10および複数グループのサブノズル11の噴射動作により、緯糸4が正常に緯入れされたとき、その緯糸4は、筬16の筬打ち運動によって織布17の織り前18に筬打ちされ、織布17に織り込まれた後、緯入れ側で給糸カッタ19によって切断されて、メインノズル10の内部の緯糸4から切り離される。
緯入れが正常に行われたか否かは、第1の緯糸フィーラ21及びそのセンサ24、第2の緯糸フィーラ22及びそのセンサ25によって検出される。第1の緯糸フィーラ21のセンサ24は、反緯入れ側で織布17の織り端部分の近傍で緯糸飛走路に対向し、正常に緯入れされた緯糸4の到達し得る位置に設けられており、そこで正常に緯入れされた緯糸4の先端を検知する。従って、第1の緯糸フィーラ21のセンサ24によれば、緯入れされたにもかかわらずセンサ24の位置へ緯糸4の先端が到達しない緯入れ不良(ショートピック、ベントピック等)が検出される。
所定の検知期間において、センサ24は、緯糸4の到達を検出したときに、それに応じた出力信号を発生する。その場合、第1の緯糸フィーラ21は、センサ24からの出力信号に基づき、正常な緯入れに対応する糸信号S1を発生し、この糸信号S1を本発明に係る織機の緯入れ状況表示装置20に送る。織機の緯入れ状況表示装置20は、後に詳述するように所定のサンプリング期間毎に、糸信号S1から緯糸4の到達時期の統計値を算出する。
しかし、所定の検知期間内において、糸信号S1が発生しなかったとき、つまり緯入れ不良が発生していて、センサ24が緯糸4の到達を検出できなかったとき、第1の緯糸フィーラ21は、緯入れの異常と判断して、緯止め信号S2を出力し、この緯止め信号S2を図示しない織機制御装置および織機の緯入れ状況表示装置20に送る。
図示しない織機制御装置は、緯止め信号S2を受けると、織機を所定の角度で直ちに停止させる。このときの織機の停止は、緯糸4の異常による停台であり、後述の図4での表示「ヨコ停台」に相当する。また織機の緯入れ状況表示装置20は、後に詳述するように、所定のサンプリング期間において発生した織機の停台状況を視認可能な状態で表示するために、第1の緯糸フィーラ21によって検出された緯糸4の異常による停台回数を積算している。
また、第2の緯糸フィーラ22のセンサ25は、反緯入れ側において、織布17の織り端部分に対しセンサ24よりもさらに緯入れ方向に離れた位置(正常に緯入れされた緯糸4が到達しない位置)で緯糸飛走路に対向し、緯糸4の吹き切れやロングピックといった緯入れ不良を検出するために設けられる。所定の検知期間において、第2の緯糸フィーラ22は、センサ25からの出力信号を入力したときに、緯入れの異常と判断して、緯止め信号S3を発生し、この緯止め信号S3を図示しない織機制御装置及び織機の緯入れ状況表示装置20に送る。
図示しない織機制御装置は、緯止め信号S3を受けると、緯止め信号S2を受けたときと同様に、織機を所定の角度で直ちに停止させる。このときの織機の停止も、緯糸4の異常による停台であり、後述の図4での表示「ヨコ停台」に相当する。また、織機の緯入れ状況表示装置20は、後に詳述するように、所定のサンプリング期間において発生した織機の停台状況を視認可能な状態で表示するために、第2の緯糸フィーラ22によって検出された緯糸4の異常による停台回数を積算している。
織機の緯入れ状況表示装置20は、第1の緯糸フィーラ21によって検出された緯糸4の異常による停台回数と、第2の緯糸フィーラ22によって検出された緯糸4の異常による停台回数とを、それぞれ別々に積算するほか、両者の和を積算していく。
一方、多数の経糸13の糸切れや、織り端でのレノ組織形成用の耳糸51の糸切れなどの異常は、それぞれドロッパ装置50、耳組み装置52によって検出される。ドロッパ装置50は、経糸13の本数に応じてた図示しないドロッパを有しており、各経糸13は、対応のドロッパに通されて、各ドロッパを所定の高さに保持している。
製織中に、経糸13に糸切れが起きると、糸切れ位置のドロッパが落ち、落ちたドロッパと図示しない電極との間に電気的な閉回路が形成されるため、ドロッパ装置50は、閉回路の通電状態からドロッパの落下を検知して、経止め信号S10を発生し、これを図示しない織機制御装置および織機の緯入れ状況表示装置20に送る。
また、耳組み装置52は、1回の緯入れ毎に複数の耳糸51に撚りをかけながら緯糸4の端部を保持するためのレノ組織を形成する。製織中に、耳糸51に糸切れが起きると、耳組み装置52中に設けられた図示しない耳糸センサは、耳糸51の糸切れを検知して、経止め信号S11を発生し、これを図示しない織機制御装置および織機の緯入れ状況表示装置20に送る。
図示しない織機制御装置は、経止め信号S10又は経止め信号S11を受けたとき、緯糸4の異常のときと同様に、織機を所定の角度で直ちに停止させる。このときの織機の停止は、経糸13又は耳糸51の異常による停台であり、後述の図4での表示「タテ停台」に相当する。また、織機の緯入れ状況表示装置20は、後に詳述するように、所定のサンプリング期間において発生した織機の停台状況を視認可能な状態で表示するために、経止め信号S10に基づく停台回数及び経止め信号S11に基づく停台回数を別々に積算すると共に、それらの停台回数の和を積算している。
次に、図2は、本発明に係る織機の緯入れ状況表示装置20とともに、第1の緯糸フィーラ21の内部構成を示している。図2で、第1の緯糸フィーラ21のセンサ24の出力信号は、増幅回路26により増幅され、増幅信号S0として比較器27の一方の入力端の入力となる。増幅回路26の増幅度は、増幅度設定器28により予め糸種に適合する増幅度に調整されている。比較器27は、他方の入力端から糸種に適合するレベルの糸有り識別用の閾値を入力とし、その閾値と増幅回路26の増幅信号S0とを比較する。なお、糸有り識別用の閾値は、閾値設定器29から緯糸4の糸種に適合するレベルの信号として入力されている。
比較時に、閾値≦増幅信号S0の信号レベルとなったときに、比較器27は、糸有りと判断し、例えばHレベルの糸信号S1を発生し、これを緯入れ判定回路31の判定回路38の一方の入力端および本発明の織機の緯入れ状況表示装置20内の緯糸到達時期検出手段30の一方の入力端に送る。なお、閾値>増幅信号S0の信号レベルのときには、比較器27は、糸無しと判断し、Lレベルの糸無しS6を発生している。図2の回路例では、センサ24の出力信号が増幅された増幅信号S0そのものを緯糸4の有無の判定対象信号としているが、増幅回路26および比較器27の間に、いずれも図示しない微分器または積分器を介在させ、増幅信号S0の微分信号、または所定の検知期間にわたって得られた積分信号をもとに、糸の有無を判定するように構成してもよい。この場合には、前記微分器あるいは前記積分器からの出力信号を実質的な糸信号として扱うことができる。
一方、織機の主軸33に連結されているエンコーダ34は、織機の主軸33の回転角度θの信号を発生しており、回転角度θの信号を入力とするタイミング信号発生器35は、緯糸検知期間、例えば回転角度θにして200°〜290°において、オン状態(Hレベル)とする緯入れ検知タイミング信号S5を発生し、これを判定回路38の他方の入力端、緯入れ判定回路31内のリセット回路36、タイミング設定回路37に送っている。なお回転角度θの信号は、織機の緯入れ状況表示装置20内の緯糸到達時期検出手段30にも送られている。
緯入れ判定回路31は、糸信号S1および緯入れ検知タイミング信号S5を入力としており、緯入れ検知タイミング信号S5の発生期間中にHレベルの糸信号S1が入力されたときに、緯入れ正常と判定して出力端の出力をLレベルのままとする。これに反して、緯入れ検知タイミング信号S5の発生期間中に糸信号S1がLレベルのままのときに、緯入れ判定回路31は、緯入れ不良と判定して出力端の出力をHレベルとする。
論理信号発生器39は、判定回路38の出力を受けているとき、タイミング設定回路37から緯糸検知期間の終了角度(290°)後に出力される信号の立ち下がりタイミングで緯止め信号S2を発生し、これを図示しない織機制御装置に送り、織機を所定の角度で停止させる。なお、判定回路38は、リセット回路36から緯糸検知期間の終了角度(290°)で出力されるリセット信号の立ち上がりタイミングによりリセットされ、次の緯入れサイクルに備える。また、論理信号発生器39は、織機の停止原因の修復後に織り工により操作されるスイッチ23によりリセットされる。
なお、上記例では、緯糸検知タイミング信号S5の発生期間中に糸信号S1が一度でもHレベルになれば、緯入れ判定回路31は、緯入れ正常と判定するが、このような判定方法は上記に限らない。例えば、緯入れ正常と判定する判定条件について、緯糸検知タイミング信号S5の終期に糸信号S1がHレベルにあることを条件としたり、Hレベルになる期間が所定期間継続することを条件としてもよく、これら複数の判定条件は、緯糸4の糸種に応じて適宜選択したり、2以上組み合わせることも可能である。
増幅度設定器28に設定される増幅度や、閾値設定器29に設定される閾値も緯糸4の糸種(色彩、太さなど)に応じて適宜設定すればよい。また、多色緯入れ織機においては、上記判定条件、増幅度ならびに閾値は、緯糸4の選択信号に対応して選択できるように回路構成することも可能である。さらには上記比較器27および緯入れ判定回路31の緯入れ正否の判定に係わる処理は、マイコンおよびソフトウエア処理により実現することも可能である。そのような処理の場合には、上記増幅度、閾値や判定条件は、織機の設定器と兼用される表示手段41を介して設定可能にすればよい。
織機の緯入れ状況表示装置20は、図2のように、緯糸到達時期検出手段30、統計値算出手段40及び表示手段41のほか、演算手段54を具備する。緯糸到達時期検出手段30は、緯糸飛走路上で緯糸4を検知して得られる糸信号S1と回転角度θの信号とから回転角度θ上での緯糸到達時期を検出して当該サイクル内(主軸33の1回転内)で、到達時期信号S4を発生し、この到達時期信号S4を統計値算出手段40に出力する。
到達時期信号S4は、緯糸到達時期(緯糸到達時点)を主軸33の1回転上における回転角度θの信号となっている。回転角度θは、時間の経過に比例することから、到達時期信号S4は、例えば基準の回転角度(0°)からの経過時間を尺度とする時系列軸上の信号でもある。なお、糸信号S1は、センサ24や増幅回路26の増幅信号S0であってもよい。
統計値算出手段40は、緯入れ毎に検出された緯糸4の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎の緯糸4の到達時期に関する統計値を算出するために、タイミング信号発生器35から基準の回転角度(0°)の通過毎に発生する基準タイミング信号S7と到達時期信号S4とを入力し、基準タイミング信号S7の入力回数をカウントすることにより、ピック数(緯入れ回数)をカウントするとともに、予め設定されている所定のサンプル数(ピック数)のサンプリング期間にわたって入力されている緯糸到達時期としての緯糸到達の回転角度θをもとに、サンプリング期間毎に緯糸到達時期の統計値を算出する。
ここでいう統計値とは、緯糸到達時期(緯糸到達時の回転角度θ)の最小値(最も速い緯糸到達の回転角度θ)、最大値(最も遅い緯糸到達時の回転角度θ)及び緯糸到達時期の標準偏差のうち1以上の値、ならびに緯糸到達時期の平均値(回転角度θ)である。
最大値および最小値の2つの値の差は、ばらつきの幅を示すほか、各値はサンプリング期間におけるばらつき範囲の実際値を示す。なお、実際値であるため、標準偏差に比べ、ばらつきの範囲がわかる分、織機の調整に役に立つ。
これらの最大値、最小値によれば、それらの変動幅がわかるため、織機の調整上、例えば緯入れ用ノズル(メインノズル10およびサブノズル11)の圧力を変更できる等で有利である。標準偏差は、ばらつき度合いを数値により表示し、2項分布における分散度、いわゆる山の高さに対応する。これに対して、平均値は、文字通り、1サンプリング期間中での所定のピック数、例えば1000ピックにおける緯糸到達角度の平均の値であり、これから緯糸到達角度の大まかな変動がわかる。
統計値の算出する過程で、1サンプリング期間中でのサンプリング数は、設定画面により複数の中から選択して設定される。このため、オペレータは、その中から適当なサンプリングピック数を選択する。なお、ここでいうサンプリング数は、1サンプリング期間中において、緯糸到達タイミングの統計値を算出する際に元にする緯糸到達タイミングの実測値の数である。後述の例のように、サンプリングピック数が1000ピックと設定された場合に、統計値算出手段40は、1000ピック分の緯糸到達タイミングの実測値を元に1サンプリング期間中の統計値を算出する。また、記憶される統計値として、給糸体3の1パッケージ分に相当するサンプリングピック数分の各値を記憶させる。
統計値算出手段40は、緯糸カラー別にサンプリングされたデータに基づき統計値を算出するために、緯糸選択信号発生器42からの緯糸選択信号S8を入力とし、緯糸カラー別に緯糸到達時期の最大値、緯糸到達時期の最小値、緯糸到達時期の標準偏差のうち1以上の値、及び緯糸到達時期の平均値を算出し、これらの統計値を表示すするための表示データ信号S9を表示手段41に出力する。
なお、緯糸選択信号発生器42は、多色緯入れの場合に、基準タイミング信号S7を入力として、予め設定されている緯糸選択順序にもとづいて緯糸選択信号S8を発生し、これを統計値算出手段40へ出力する。この緯糸選択信号S8は、多色緯入れのために、複数の緯糸4から選択された1つの緯糸4に対応する緯入れ装置1(測長貯留装置5やメインノズル10)を動作させることになる。
また、演算手段54は、緯糸カラー毎に停台回数を計算するために、緯糸選択信号S8を入力するとともに、緯止め信号S2、S3、経止め信号S10、S11を入力として、各サンプリング期間において発生した織機の停台の発生状況を表示するために、停台原因を識別しながら織機の停台回数を積算し、それらの停台回数を表示するために表示データ信号S12を表示手段41に送る。この回路例おいて、演算手段54は、緯止め信号S2、S3、経止め信号S10、S11の4つの信号に共通の1つのものとして構成されているが、各信号毎に個別のものとして構成することもできる。
表示手段41は、各サンプリング期間の終了とともに表示データ信号S9及び表示データ信号S12を受け取り、表示データ信号S9のデータに基づいて、製織の経過に伴って統計値算出手段40により順次算出された統計値を時系列的に複数記憶し、その記憶された統計値の大きさを表示画面の時間軸上で経時的にグラフィック表示する。さらに、表示手段41は、表示データ信号S12のデータに基づいて、前記統計値のグラフィック表示用の時間軸と同じ時間軸上で、前記各サンプリング期間において発生した織機の停台の発生状況、すなわち停台回数を視認可能な状態で表示する。
図3は、表示手段41の内部の構成例を示している。図3で、表示手段41は、記憶部46、タッチパネル式の画面表示器47、ポート48、処理部49を有している。ポート48は、統計値表示用の表示データ信号S9、停台回数表示用の表示データ信号S12などを受け取り、外部の統計値算出手段40や演算手段54と、内部の画面表示器47、処理部49との間で信号やデータの送受信を行う。
記憶部46は、書換え可能なものであり、表示データ信号S9の複数の統計値のデータ、表示データ信号S12の停台回数のデータをサンプリング番号に対応させて記憶する。この記憶部46には、入力器として機能するタッチパネル式の画面表示器47を制御するためのプログラム、統計値や停台回数のグラフィック表示のためのプログラム、その他、必要なソフトウェアが記憶されている。
画面表示器47は、表示データ信号S9に基づいて複数の統計値の大きさを表示画面の時間軸上で経時的にグラフィック表示すると共に、表示データ信号S12に基づいて統計値のグラフィック表示用の時間軸と同じ時間軸上で、各サンプリング期間において発生した織機の停台回数を視認可能な状態で表示する。また、画面表示器47は、タッチパネル式であり、表示画面に対するタッチ操作によって、表示の要求や各種の指令、サンプル数のデータなどを入力可能に構成されている。サンプル数のデータなどは、ポート48を経由して統計値算出手段40や演算手段54に送られる。
織機の緯入れ状況表示装置20の画面表示手段41は、後に記載するが、グラフィック表示について、第1の表示機能、第2の表示機能を有している。第1の表示機能は、停台の発生状況を、緯糸4の異常に伴う停台と経糸13の異常に伴う停台とに分けて表示する機能であり、第2の表示機能は、時間軸上で指定された一部の期間を拡大表示すると共に、その期間における前記停台の発生状況を停台原因別に表示する機能である。
そして、処理部49は、CPUいわゆるマイクロプロセッサにより構成されており、記憶部46に格納される所定のソフトウエアに従ってポート48での入出力を制御するとともに、画面表示器47を制御し、タッチパネル式の画面表示器47からの画面表示の要求に応じて記憶部46から複数の統計値や停台回数などを読み出すとともに、複数の統計値の大きさに対応するグラフィック表示および停台回数を画面表示器47に表示させる。
以上のように、織機の緯入れ状況表示装置20は、統計値の演算や停台回数の積算、これらの記憶、さらに記憶された統計値の大きさや停台回数をを表示画面の時間軸上で経時的にグラフィック表示するが、この機能は、マイコンなどのコンピータにより構成し、そのソフトウエア処理により実現することも可能である。
次に、図4は、画面表示器47による表示画面の一例を示している。図4の表示画面は、製織過程の1サンプリング期間毎の統計値および停台回数を1画面で示しており、緯糸4の到達時期(到達タイミング)の統計値の大きさについての時間軸上での経時的なグラフィック表示(以下、「統計値に関する表示」という。)は、横軸(X軸)・縦軸(Y軸)のグラフとして表示されている。
横軸の1単位は1サンプル期間である。なお、横軸の目盛りは、ピック数であり、このピック数は、製織時の時間経過に比例している。このため、横軸は1単位が1サンプリング期間である時間軸と言える。なお、以下の記載では、この横軸のことを単に時間軸ともいう。
サンプリング期間におけるサンプリング数(ピック数)は、サンプリング数の表示枠57内で「32」、「100」、「1000」の選択ボタン43に対するタッチ操作によって選択して設定可能である。図4で「1000」の部分にハッチングが付されているが、それは、1サンプリング期間でのサンプリング数を1000ピックとして設定されていることを表している。
図4の横軸における表示「−」(マイナス)は、「0」の現時点よりも過去であることを示す。従って、「−10」は、「0」の現時点より10のサンプリング期間前であり、10×1000(サンプリング数)=10000の計算によって10000ピック前の緯入れ時点を示す。このように、グラフは、横軸上で「0」から遡って「−100」までの過去のサンプリング数100の製織時間の期間を表しており、この期間での総ピック数は、100000ピックとなる。このような表示期間は、左右方向の三角マークのスクロールボタン44に対するタッチ操作によって、必要に応じて時間軸上で任意に移動できるようになっている。
また、図4の表示画面において、左右の縦軸(Y軸)のうち、左側の縦軸は、緯糸4の到達時期を回転角度θの(°)により示し、右側の縦軸は、標準偏差の大きさを示す。
図4の表示画面のグラフにおいて、折れ線のグラフAは、時間軸上において、左側の縦軸の角度(°)を参照目盛りとして、サンプル数1000ピック中の緯糸到達時期(緯糸到達角度)の平均値をグラフィック表示している。また、不連続な棒状のグラフBは、時間軸上において、左側の縦軸の角度(°)を参照目盛りとして、サンプル数1000ピック中の緯糸到達時期(緯糸到達角度)の最大値と最小値とを縦軸方向の線分で結んだ状態としてグラフィック表示している。さらに折れ線のグラフCは、時間軸上において、右側の縦軸を参照目盛りとして緯糸到達時期(緯糸到達角度)の標準偏差を示している。
なお、表示画面上部の給糸体マーク45は、糸種番号とともに、表示中の緯糸4の糸種を示している。糸種番号1の給糸体マーク45にハッチングが付されているが、それは糸種番号1についての画面表示であることを示している。多色緯入れ織機の場合、表示手段41の表示画面上で、給糸体マーク45に対するタッチ操作によって、緯糸4の糸種の選択、すなわち、どの糸種の統計値を表示画面上に表示するか表示選択することが可能となり、表示選択した糸種の緯糸到達時期のグラフ表示に切り換えることもできる。ちなみに、画面表示器47を多色(カラー)表示とし、各グラフ(A、B、C)や、軸(横軸、左右の縦軸)などの表示色を異ならせたり、糸種ごとに表示色を異ならせて同時に表示するように構成すれば、より視認性が向上する。
さらに、図4の表示画面の例において、表示手段41は、第1の表示機能に基づいて、画面中の統計値に関するグラフ表示の上方に、織機の停台の発生状況として停台回数を緯糸4の異常による停台「ヨコ停台」と、経糸13の異常(切断)による停台「タテ停台」とに分けてグラフィック表示する。また、表示手段41内の画面表示器47は、各停台回数を、1回だけか複数回かを視覚によって容易に判別できるように、すなわち、停台回数を視認可能な状態で表示している。なお、この表示例では、「ヨコ停台」と「タテ停台」との和(合計の停台回数)は表示されていないが、必要に応じて適切な表示態様によって表示することもできる。また、「ヨコ停台」と「タテ停台」とに分けることなく、両者の和のみを表示してもよい。
図4の表示画面の例において、「ヨコ停台」及び「タテ停台」の表示は、統計値の大きさをグラフィック表示ための時間軸(X軸)に対して平行であり、当該時間軸の目盛りに対応する補助の軸上において、各サンプリング期間毎に当該サンプリング期間(1000ピック)中に発生した停台回数として表示される。ここでの補助の軸の時間目盛り(ピック)は、前記時間軸の時間目盛り(ピック)「−10」、「−20」、「−30」・・・と同じ間隔の目盛りであるから、停台回数(「ヨコ停台」及び「タテ停台」)は、統計値表示用の時間軸と同じ時間軸上に表示されているといえる。もっとも、前記時間軸に表示用の余白が確保できるならば、それらの停台回数は、前記時間軸(X軸)に対して平行な補助の軸上を利用することなく、前記時間軸上の余白に直接に表示することもできる。
図4での「ヨコ停台」は、第1の緯糸フィーラ21からの緯止め信号S2と第2の緯糸フィーラ22からの緯止め信号S3との和(合計)となっている。「ヨコ停台」の内容は、既述の通り、緯入れ不良によるものであるが、給糸切れに伴う停台を含むものであってもよい。給糸切れに伴う停台を含むものとする場合、図示しないが、1または2以上の給糸体3の位置に給糸切れセンサを設置し、それらの給糸切れセンサの信号を第1の緯糸フィーラ21および第2の緯糸フィーラ22の信号と同様に積算処理することになる。
また図4での「タテ停台」は、ドロッパ装置50からの経止め信号S10と耳組み装置52からの経止め信号S11との和(合計)となっている。経糸(地経糸)13の切断による停止は、ドロッパ停止とも呼ばれ、耳糸(レノ糸)51の切断による停止は、レノ切れ停止とも呼ばれる。キャッチコードのある織機では、キャッチコード切れも「タテ停台」に含められる。
このように、表示手段41は、第1の表示機能によって、停台の発生状況を、停台の発生回数が視認可能な状態で表示している。それにより、統計値に異常が現れた原因が停台によるものか否かを容易に判別することができる。しかも、停台の発生状況(停台回数)を緯糸4の異常に伴う停台と経糸13の異常に伴う停台とに分けて表示しているため、停台原因によって統計値に与える影響が異なることを考慮することにより、オペレータは、統計値の異常の原因が停台によるものか否かをより正確に判別することができる。
図4の「ヨコ停台」及び「タテ停台」の表示態様では、各サンプリング期間毎の停台回数は棒線状にグラフィック表示され、その回数は、補助的に図示した円内の部分の拡大説明図に見られるように、その棒線の数(太さ)によって視覚的に判断できるものとなっている。ただし、図示の例では、表示画面上での各サンプル期間内で表示可能な範囲に制限があり、最大で時間軸の方向に3目盛り(3ドット)分、つまり3回分までの表示が可能となっている。このため、停台回数が4回以上でも、その表示は3回と同じ表示のままとなっている。
この表示態様について詳記すると、図4での棒線状のグラフィック画像では、停台回数が2回以上となった場合に、1回分の棒線が間隔をおかずに横軸方向(X軸方向)にその回数分だけ並べられるため、停台回数が1回の場合と2回以上の場合とで、視覚的には棒線の太さが変わったかたちで視認される。ただし、複数の棒線状の表示が間隔をおいて並べられるものとしてもよく、その場合には、停台回数は、棒線の数として確認することになる。
具体的には、各サンプリング期間(1000ピック)に対応する表示範囲は、X軸方向(時間の経過方向)に3ドット(dot)分であり、停台1回に対応する上記表示(棒線)は、横軸(X軸)方向に1ドット、高さ(Y軸)方向に17ドットのグラフィック画像である。従って図4の実施例において、表示範囲には、停台回数の最大値として3回分までが表示可能となっている。
上記のように最大値として3回分までが表示可能となっているが、その理由は、実際の製織において、最大で1000ピックの1サンプリング期間において、同じ停台原因(ヨコ停台又はタテ停台)で3回以上もの停台は、そもそも異常であり、実際には殆ど無く、実用上支障ないからである。
また、「ヨコ停台」に関しては、緯糸カラー(糸種)別に、選択されているカラーの緯入れ時に発生した緯入れ不良による停台回数が表示される。このため、停台回数は、糸種別に認識できることになる。
なお、停台回数の表示については、上記のように最大の停台回数を設定せずに、大きな数の停台回数を表示可能としておき、実際の停台回数をそのまま表示することもできる。本発明は、最大の停台回数を制限する場合と、最大の停台回数を制限しない場合の何れの場合も含む。
さらに、図5は、表示手段41の第2の表示機能による表示画面の拡大例を示している。すなわち、表示手段41は、図4の表示画面の例において、時間軸上で期間を指定することにより、設定された期間における到達タイミングの統計値に関する表示及び停台回数の表示を、図5の(a)のように、別画面にて拡大表示する機能(第2の表示機能)を有している。なお、図示の例は、拡大表示前の画面に代えて別画面を表示する表示態様としているが、この別画面は、拡大表示前の画面を残したままその画面の上にずらした状態で重ねて表示してもよいし、拡大表示前の画面と並べて表示してもよい。さらに、図示の拡大表示では、停台の発生状況を示す停台回数を停台原因別、すなわち、その停台原因を検出した検出器(センサ)の種類別に表示するものとなっている。ただし、図5の(a)の表示期間は、あくまでも一例であって、時間軸上での表示期間を狭め、X軸方向の目盛りの間隔を大きく取れば、さらに詳細に表示可能となる。
この例では、画面表示器47がタッチパネル式となっており、画面をタッチすることによって時間軸上の拡大表示させたい部分が設定されるようになっている。具体的には、作業者が時間軸上において、拡大表示させたい部分の中間部付近の画面をタッチすることにより、それに対応する1時点が指定された状態となり、その指定された時点を基準とした前後の予め設定された期間から成る期間が設定されて拡大表示される。ただし、この期間の設定については、拡大表示させたい期間の中間点を基準の時点として指定するものに限らず、期間の始め又は終わりを基準となる時点として指定し、それに基づいて拡大表示させたい期間が設定されるものであってもよい。また、指定された1つの時点と予め設定された期間とに基づいて拡大表示させたい期間を設定するのに代え、期間の始めと終わりの2時点を指定して期間を設定するものであってもよい。さらには、期間設定の元となる前記時点(中間点、始点、終点)の指定は、タッチパネル式で表示画面をタッチするものに限らず、ピック番号等の数値を入力して指定(設定)するものとしてもよい。
なお、ここでは、期間設定のための前記指定動作(期間設定操作)が同時に拡大表示の操作を兼ねている。換言すれば、期間設定操作を行うだけで自動的に拡大表示が行われるようになっている。ただし、これらの期間設定操作と拡大表示操作とは、別々の操作として行うこともでき、さらには、拡大表示の操作のときに拡大率の設定も任意に変更できるようにするとよい。また、拡大表示する期間は、前記のように、作業者によって任意に指定された時点に基づいて設定される、すなわち、拡大表示させたい期間を任意に設定可能とするものに限らず、表示手段41に予め特定の期間、例えば、現時点を起点としてそれ以前の所定の期間を設定値(過去の時間値あるいは過去のピック数の数値)によって予め設定しておき、前記の期間設定操作を行わずに拡大表示の操作を行うことにより、設定された所定の期間における表示を拡大して表示させることも可能である。そして、この場合は拡大表示操作が同時に期間設定操作を兼ねていることになる。
さらに、図5の(a)において、表示画面の右上の「凡例」の凡例マーク53をタッチすると、図5の(b)に示す様に、同じ画面上に小さな別ウインドウ58が表示され、別ウインドウ58の内部に必要事項が表示される。具体的には、別ウインドウ58内の停台回数の枠59内には、表示態様を異にして表示された停台回数を表す各表示記号と各停台原因との対応関係が表示される。図示の例では、各停台原因は各停台原因を検出するための検出器(センサ)の名称(H1フィーラ、H2フィーラ、ドロッパ及びレノ)で表示されている。ちなみに、上記のH1フィーラは、第1の緯糸フィーラ21及びセンサ24に対応しており、H1フィーラの検知結果に基づく織機の停止はH1停止とも呼ばれている。また、上記のH2フィーラは、第2の緯糸フィーラ22及びセンサ25に対応しており、H2フィーラの検知結果に基づく織機の停止はH2停止とも呼ばれている。
また、別ウインドウ58の到達角度の枠60内には、統計値、すなわちグラフ表示用の各線種と最大値/最小値、平均及び標準偏差との対応関係が表記される。図5の(b)において、別ウインドウ58は、右下の閉じるボタン56をタッチすることにより閉じる。また、図5の(a)の表示画面は、右下の閉じるボタン55をタッチすることによって、図4の表示画面に戻る。
このように、時間軸上で指定された範囲が拡大表示されると共に、前記停台の発生状況が停台原因別に表示されるため、オペレータは、統計値の異常を視覚的に確認し易くなると共に、その原因の判別を具体的な停台原因を考慮して行うことができるために、さらに正確に判別が行える。
オペレータは、表示内容を確認した結果、統計値の異常が現れた原因を織機の停台によるものと容易に判別できれば、今後の製織にそれ程影響を及ぼさないと判断でき、見過ごすことも可能である。逆に統計値に異常が現れているにも拘わらず、そのサンプリング期間において、統計値に影響する程の回数の停台が発生していない場合、その原因が停台では無いと判断でき、緯糸4あるいは装置の異常等が原因ではないかと推測できる。この様に本発明によれば、統計値に異常として現れた原因が停台か否かが容易に判断でき、それに基づいて原因の特定がより短時間で行えるものとなる。
なお、図2および図3に示す構成例では、緯糸到達時期検出手段30、統計値算出手段40、演算手段54、表示手段41を別ブロックとして構成しているが、それらは、コンピータを利用することによって1つのブロックとして構成することもできる。このように、織機の緯入れ状況表示装置20の機能は、コンピータを使用し、プログラムにより実現することもできる。従って、織機の緯入れ状況表示装置20の緯糸到達時期検出手段30、統計値算出手段40および表示手段41は、コンピータの入出力手段、記憶手段、演算(制御)、表示手段により置換可能である。
停台回数の表示ついて、サンプリング期間に対応する表示範囲と同じ幅を持つブロック状のグラフィック画像が、停台回数に応じてY軸方向へ積み重ねられ、高さの変化による棒グラフにより表示するものであってもよく、また、停台回数を数字で表示するものとしてもよい。このようにすれば、表示される時間軸の範囲を狭めることなく、多くの停台回数を表示することが可能となる。
本発明は、エアージェット織機に限らず、ウオータジェット織機にも適用可能である。また、流体噴射式織機に限らず、レピア織機等の他の無杼織機にも適用可能である。
織機の緯入れ装置1の要部の説明図である。 本発明に係る織機の緯入れ状況表示装置20およびこれに関係する第1の緯糸フイーラ21のブロック線図である。 本発明の表示手段41の構成例のブロック線図である。 本発明の表示手段41の表示画面による統計値および停台回数の表示例の説明図である。 図4の表示画面の一部の拡大表示例の説明図である。
1 織機の緯入れ装置 2 ホルダ
3 給糸体 4 緯糸
5 測長貯留装置 6 回転糸ガイド
7 ドラム 8 係止ピン
9 操作器 10 メインノズル
11 サブノズル 12 圧力空気
13 経糸 14 開口
15 圧力空気 16 筬
17 織布 18 織り前
19 給糸カッタ 20 織機の緯入れ状況表示装置
21 第1の緯糸フィーラ 22 第2の緯糸フィーラ
23 スイッチ 24 センサ
25 センサ 26 増幅回路
27 比較器 28 増幅度設定器
29 閾値設定器 30 緯糸到達時期検出手段
31 緯入れ判定回路 33 主軸
34 エンコーダ 35 タイミング信号発生器
36 リセット回路 37 タイミング設定回路
38 判定回路 39 論理信号発生器
40 統計値算出手段 41 表示手段
42 緯糸選択信号発生器 43 選択ボタン
44 スクロールボタン 45 給糸体マーク
46 記憶部 47 画面表示器
48 ポート 49 処理部
50 ドロッパ装置 51 耳糸
52 耳組み装置 53 凡例マーク
54 演算手段 55 閉じるボタン
56 閉じるボタン 57 表示枠
58 別ウインドウ 59 停台回数の枠
60 到達角度の枠
A 平均値の折れ線グラフ
B 最大値と最小値とを結んだ棒状のグラフ
C 標準偏差の折れ線グラフ
θ 回転角度
S0 増幅信号
S1 糸信号
S2 緯止め信号
S3 緯止め信号
S4 到達時期信号
S5 緯入れ検知タイミング信号
S6 糸無し信号
S7 基準タイミング信号
S8 緯糸選択信号
S9 表示データ信号
S10 経止め信号
S11 経止め信号
S12 表示データ信号

Claims (7)

  1. 多色緯入れ織機であって、緯入れ毎に検出された緯糸の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎の前記到達時期に関する統計値を緯糸の糸種別に算出し、製織の経過に伴って順次算出された前記統計値を時系列的に記憶していくと共にその記憶された前記統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上で表示選択された緯糸の糸種毎に経時的にグラフィック表示する緯入れ状況表示装置を備えた多色緯入れ織機において、
    前記統計値の大きさが前記表示選択された緯糸の糸種毎にグラフィック表示されるのと同じ前記時間軸上に、前記各サンプリング期間において発生した織機の停台であって少なくとも緯糸の異常による停台を含む停台の発生状況を、その停台回数が視認可能な状態で表示するとともに
    前記緯糸の異常による停台に関しては、前記表示選択された緯糸の糸種の緯入れ時に発生した停台について前記表示が行われることを特徴とする織機の緯入れ状況表示方法。
  2. 前記停台の発生状況を、緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とに分けて表示する、ことを特徴とする請求項1記載の織機の緯入れ状況表示方法。
  3. 前記時間軸上の一部の期間を別画面にて拡大表示すると共に、その別画面において前記停台の発生状況を停台原因別に表示する、ことを特徴とする請求項1記載の織機の緯入れ状況表示方法。
  4. 前記期間は、任意に設定可能である、ことを特徴とする請求項3記載の織機の緯入れ状況表示方法。
  5. 緯入れ毎に検出された緯糸の到達時期に基づいて所定のサンプリング期間毎の前記到達時期に関する統計値を緯糸の糸種別に算出する統計値算出手段と、製織の経過に伴って順次算出された前記統計値を時系列的に表示選択された緯糸の糸種毎に記憶していくと共に記憶された前記統計値の大きさを1単位が1サンプリング期間である時間軸上で経時的にグラフィック表示する表示手段と、を備えた多色緯入れ織機の緯入れ状況表示装置において、
    前記表示手段は、前記統計値の大きさが前記表示選択された緯糸の糸種毎にグラフィック表示されるのと同じ前記時間軸上に前記各サンプリング期間において発生した織機の停台であって少なくとも緯糸の異常による停台を含む停台の発生状況を、その停台回数が視認可能な状態で表示するとともに、前記緯糸の異常による停台に関しては、前記表示選択された緯糸の糸種の緯入れ時に発生した停台について前記表示を行う第1の表示機能を有する、ことを特徴とする織機の緯入れ状況表示装置。
  6. 前記表示手段における第1の表示機能は、前記停台の発生状況を、緯糸の異常に伴う停台と経糸の異常に伴う停台とに分けて表示可能に構成される、ことを特徴とする請求項5記載の織機の緯入れ状況表示装置。
  7. 前記表示手段は、前記時間軸上で指定された一部の期間を拡大表示すると共に、その期間における前記停台の発生状況を停台原因別に表示する第2の表示機能を有する、ことを特徴とする請求項5記載の織機の緯入れ状況表示装置。
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