JPH02210042A - 織機の緯糸排出制御装置 - Google Patents

織機の緯糸排出制御装置

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JPH02210042A
JPH02210042A JP3047489A JP3047489A JPH02210042A JP H02210042 A JPH02210042 A JP H02210042A JP 3047489 A JP3047489 A JP 3047489A JP 3047489 A JP3047489 A JP 3047489A JP H02210042 A JPH02210042 A JP H02210042A
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JP
Japan
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discharge
weft
signal
sensor
loom
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JP3047489A
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Saichiro Moriguchi
佐一郎 守口
Shigeo Yamada
山田 茂生
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Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ジェットルームの緯入れ側において緯入れ
ノズルと織布との間に配設され、緯糸の継ぎ目部分が織
布に織り込まれることを防止する緯糸排出装置を適確に
制御するための織機の緯糸排出制御装置に関する。
従来技術 特に高品質を要求される織布の製織に際しては、緯入れ
される緯糸に継ぎ目部分(継ぎ目を含み、継ぎ目の前後
所定長さの緯糸部分をいう、以下同じ)が含まれてはな
らず、これを厳密に排除することが必要である。たとえ
ば、電子部品としてのプリント基板用のガラスクロスで
は、継ぎ目の存在は嵩高欠点となり、銅箔の信頼性を損
う原因となるために、これを極少にしなければならない
一方、製織効率を高めるためには、緯糸供給用の給糸体
は、ボビンスタンド上に装架した複数個のものの糸端を
順次接続して、いわゆるテールエンドを行なうことによ
り、織機の運転は、できるだけ長時間の連続運転とする
ことが好ましい。
そこで、このようにテールエンドされた給糸体を使用す
る場合において、緯糸の継ぎ目部分のみを確実に外部へ
排出し、継ぎ目部分が織布に織り込まれることを防止す
るための技術が提案されている(たとえば、特開昭62
−45756号公報、特開昭63−21952号公報)
これらの技術は、いずれも、緯入れ側の緯入れノズルと
織布との間に緯糸排出装置を配設し、定常運転時におい
ては、この緯糸排出装置を何ら作動させることな(、織
機を運転する(第9図)。
継ぎ目センサによって、緯糸の継ぎ目部分が緯入れされ
る時期の到来が検出されると(同図(a))−旦、織機
を停止するとともに(同図(b))、緯糸排出装置を運
転して、継ぎ目部分を含む所定長さの緯糸を外部に排出
する(同図(C))。しかる後、ビックファインド用の
逆転動作を経て、織機の運転を自動再開すれば(同図(
b))、継ぎ目が織布に織り込まれることを有効に防止
することができる。なお、同図において、期間T’w、
T、Texは、それぞれ、正常運転中における緯入れ期
間、織機の停止期間、緯糸排出装置の作動期間を示し、
パルス信号Ps SPeは、それぞれ、織機の定位置停
止のための停止時期信号、継ぎ目センサの作動信号を示
すものとする。
緯糸排出装置としては、緯糸測長装置と緯入れノズルと
を経て供給される緯糸の飛走方向を、定常時の緯入れ方
向から、たとえば、筬の上方に向かう排出方向へ変更す
るためのエアノズルまたはサクシジンノズル、あるいは
、これらの組合せと、緯入れノズルと緯糸排出装置との
間において、排出された緯糸を切断するための補助カッ
タとから構成するのが普通である。
発明が解決しようとする課題 而して、かかる従来技術によるときは、緯糸排出装置の
作動は、必ず、織機が停止してから行なわれるから、所
要織機停止時間が長くなり、したがって、全体としての
織機稼動率が低下し、ときには、止め段の発生原因とな
りかねないという問題が避けられなかった。すなわち、
緯糸排出装置は、1個の給糸体が消費される都度、継ぎ
目部分を排出するために作動しなければならないから、
そのための織機停止時間はできるだけ短いことが好まし
いが、織機の停止後に緯糸排出装置を作動させる限り、
織機停止時間は、−室以上の短縮が不可能であった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、織機の停止を待つことなく、緯糸排出装置の作動を
行なうようにすることによって、必要な織機停止時間を
必要最少限に短縮し、織機稼動率の向上と止め段の防止
とを図ることができる新規の織機の緯糸排出制御装置を
提供することにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、排出指
令センサと、作動時期決定手段と、排出センサと、排出
長規制手段と、排出長規制手段とを設け、排出指令セン
サは、テールエンドされた給糸体からの緯糸の継ぎ目部
分の排出時期を検知し、作動時期決定手段は、排出指令
センサからの排出時期信号を入力して、緯入れノズルと
織布との間において緯糸の継ぎ目部分を排出する緯糸排
出装置の作動時期を決定し、排出センサは、緯糸の排出
を検知し、排出長規制手段は、所定の排出長さにおいて
排出完了信号を出力し、排出長規制手段は、作動時期決
定手段からの排出信号と、運転中の織機が排出可能角度
範囲にあることを示す排出可能信号と、排出完了信号と
を入力し、緯糸排出装置に排出制御信号を出力するよう
にしたことをその要旨する。
なお、作動時期決定手段からの排出信号は、織機停止信
号として使用してもよい。
また、排出指令センサは、緯糸の喝ぎ目を検出する継ぎ
目センサ、または、給糸体上の緯糸の残量が所定量以下
となったことを検出するボビンセンサとし、これに対応
して、排出センサは、緯糸の排出長さを検出する緯糸測
長センサ、または、継ぎ目センサとすることができる。
さらに、排出可能信号は、排出可能角度範囲を設定する
設定器と、機械回転角を検出するエンコーダと、比較器
とを設けて、機械回転角が排出可能角度範囲にあるとき
、この比較器から出力するようにしてもよく、また、緯
入れ側の緯糸力・ツタの作動信号を使用するようにして
もよい。
作用 而して、この構成によるときは、織機が定常運転されて
いるときに、製織の進行によって給糸体が消費されて行
き、継ぎ目部分が緯入れされる時期が到来すると、まず
、排出指令センサが作動して、作動時期決定手段が起動
される。作動時期決定手段は、たとえば、この後、継ぎ
目が実際に織布に織り込まれないための許容ピック数を
算出するとともに、実際のピック数を計数して、継ぎ目
が織り込まれる直前において、排出信号を出力すること
ができる。そこで、排出長規制手段は、排出信号の発生
を前提に、排出可能信号に対応して排出制御信号を出力
するから、緯糸排出装置は、この排出制御信号により、
織機の運転中にも拘らず、その作動を開始することがで
きる。
一方、織機は、緯糸排出装置の作動により、緯糸が正規
に緯入れされないから、緯入れ不良を原因として自動停
台することになり、結果的に、緯糸排出装置は、織機が
停止動作に移行する以前に、緯糸の継ぎ目部分の排出動
作を実行することができる。また、緯糸排出装置は、排
出長規制手段により、所定の排出長さの排出が検出され
た時点で停止されるので、その後、織機を自動再起動す
ればよい。ただし、排出長規制手段は、排出センサから
の信号によって、緯糸の排出長さを計測するものであっ
てもよく、また、緯糸排出装置の作動期間を時間的に規
制するものであってもよい。
なお、排出信号を織機停止信号として使用すれば、織機
は、緯入れ不良ではなく、緯糸排出装置の作動とともに
停止動作に移行するから、緯糸排出装置の作動期間は、
織機の停止動作と並行するものとなる。
また、排出指令センサと排出センサとは、それぞれ、緯
糸の排出時期の到来と、実際の排出とを検出するもので
あるから、継ぎ目センサ、緯糸測長センサ、ボビンセン
サのうちから適宜選択して使用することができる。排出
指令センサとして継ぎ目センサを使用するときは、作動
時期決定手段は、排出信号を出力する最適時期を一層厳
密に決定することができ、また、ボビンセンサを使用す
るときは、たとえば、継ぎ目部分とともに、給糸体の内
外層部分を形成する緯糸を排出するようにすることも可
能である。
排出可能信号は、運転中の織機が排出可能角度範囲にあ
ることを示すものであるから、設定器を介して設定する
排出可能角度範囲と機械回転角とを対比して作ることも
できるが、緯入れされた緯糸が、緯糸排出装置の作動に
よって不用意に緯入れ側に引き戻されるおそれがないこ
とを示す信号、たとえば、緯入れされた緯糸を切断する
緯糸カッタの作動信号等を流用使用することも可能であ
る。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
織機の緯糸排出制御装置は、排出指令センサに1と、排
出センサに2と、制御装置本体10とを組み合わせてな
る(第1図)。
排出指令センサに1は、たとえば、テールエンドされた
給糸体B、Bの一方から緯糸Yを引き出して使用すると
き(第2図)、緯糸Yの継ぎ目Y1を検出するための継
ぎ目センサKyに対応する。排出センサに2は、ドラム
式緯糸測長貯留装置(以下、緯糸測長装置という)Dの
ドラムDiに付設した解舒センサKdが対応する。
緯糸Yは、ボビンスタンド上に装荷され、互いにテール
エンドされた給糸体BSBの1個から供給され、緯糸測
長装置りと、緯入れノズルNとを経て、経糸開口WP内
に緯入れされる。緯入れされた緯糸Yは、筬Rによって
織前W1に打ち込まれ、織布Wが製織される。
緯糸測長装置りは、ドラムD1と、回転中空ヤーンガイ
ドD2と、係止ピンD3とを組み合わせてなり、回転中
空ヤーンガイドD2内を引き通された緯糸Yは、ドラム
Dl上に所定ターン数に亘って巻付は貯留されるととも
に、所定の緯入れ時期に、係止ピンD3によって、ドラ
ムDl上における係止状態を解放され、緯入れノズルN
を経て緯入れされる。このとき、解舒センサKdによっ
て、緯入れされる緯糸Yの長さを、ドラムDI上のター
ン数を単位として計測し、所定長さの解舒時に、係止ピ
ンD3を元の係止位置に復帰する。
なお、織布Wと緯入れノズルNとの間には、緯入れされ
た緯糸Yの終端を切断するために、緯糸カッタYSが配
設されている。
織布Wの緯入れ側には、さらに、吹上げノズルEXIと
、サクション装置EX2と、補助カッタEX8と、遮蔽
板EX4とからなる緯糸排出装置EXが配設されている
吹上げノズルEX1は、エアまたは水ジエツトノズルで
あり、緯入れノズルNからの緯糸Yを上方に吹き上げる
ことができる。サクション装置EX2は、このようにし
て吹き上げられる緯糸Yを捕捉し、これを外部に排出す
るためのものである。補助カッタEX3は、緯入れノズ
ルNとサクション装置EX2との間において緯糸Yを切
断することができ、また、遮蔽板EX4は、緯入れノズ
ルNからの緯糸Yが、経糸開口WP内に緯入れされるこ
とを阻止すべく、その飛走経路を遮るものである。ただ
し、遮蔽板EX4は、図示しない駆動装置によって、そ
の位置を変更することができ、織機が定常運転中におい
ては、経糸開口WP内への緯糸Yの飛走を許容し、緯糸
排出装置EXが作動中は、緯糸Yを遮ることができるも
のとする。
制御装置本体10は、作動時期決定手段11と、排出長
規制手段12と、排出長規制手段13とからなる(第1
図)。すなわち、排出指令センサに1の出力は、排出時
期信号S1として作動時期決定手段11に入力され、そ
の出力は、排出信号S2として、排出長規制手段12に
入力されている。排出長規制手段12の出力は、排出制
御信号S3として、緯糸排出装置EXに導かれている。
また、作動時期決定手段11には、筬Rによる筬打ち動
作を示すピック信号S4が入力されている。
排出長規制手段12には、図示しない織機制御装置から
の排出可能信号S5が入力されている。
ただし、排出可能信号S5は、織機の運転中において、
経糸開口WPに緯入れされた緯糸Yが、緯糸排出装置E
Xを作動させても、不用意に緯入れ側に引き戻されない
状態にあることを示すものとし、たとえば、緯糸カッタ
YSを作動せしめるための作動信号を流用して使用する
ことができる。
排出センサに2の出力は、排出長規制手段13に入力さ
れ、その出力は、排出完了信号S6として、排出長規制
手段12と緯糸排出装置EXとに分岐入力される他、作
動時期決定手段11からの排出信号S2とともに、図示
しない織機制御装置に導かれている。ただし、織機制御
装置においては、排出信号S2と排出完了信号S6とは
、それぞれ、織機停止信号と織機起動信号として使用さ
れるものとする。
いま、使用中の給糸体Bの緯糸Yが消費され、継ぎ目セ
ンサKy、すなわち排出指令センサに1が継ぎ目Y1を
検出すると、排出時期信号S1が作動時期決定手段11
に入力される。
作動時期決定手段11は、ピック信号S4によるピック
数を計数し、排出時期信号S1の発生から適当なピック
数の後に、排出信号S2を発生する(第3図(a))。
ただし、ここでは、緯入れ期間7w中に、排出信号S2
が出力されたものとして図示している。排出信号S2は
、織機制御装置において織機停止信号として使用される
から、織機は、その後の停止時期信号Psに対応して停
止動作に移行しく同図(b))、速やかに停止する。
一方、織機停止動作の過程において、排出可能信号S5
が発生するので、これに対応して、排出長規制手段12
は、排出制御信号S3を出力し、したがって、緯糸排出
装置EXが起動される(同図(C))。すなわち、吹上
げノズルEX1、サクション装置EX2が作動するとと
もに、遮蔽板EX4が、緯糸Yの飛走を阻止する。つづ
いて、強制的に、緯糸測長装置りの係止ピンD3により
緯糸Yの係止状態を解放し、緯入れノズルNを連続的な
作動状態とすることにより、緯糸Yは、緯糸測長装置り
と緯入れノズルNとを経て、サクション装置EX2に排
出され、したがって、継ぎ目Ylと、その前後の継ぎ目
部分とを外部に排出することができる。
このようにして、緯糸Yが排出されている間においては
、解舒センサKd 、すなわち排出センサに2は、緯糸
YがドラムD1から1ターン解舒されるごとに出力パル
ス信号を発生することができ、したがって、排出長規制
手段13は、これを計数することにより、緯糸Yの排出
長を計測することができる。そこで、排出長規制手段1
3は、継ぎ目Ylが排出されるに必要十分な排出長が得
られた時点で、排出完了信号S6を出力し、これに呼応
して、排出長規制手段12は、排出制御信号S3をリセ
ットして緯糸排出装置EXの作動を停止する(第3図(
C))。
排出完了信号S6は、緯糸排出装置EXにも入力されて
いるから、これにより、補助カッタEX、を作動せしめ
、緯入れノズルNとサクション装置EX2との開におい
て緯糸Yを切断し、併せて、係止ピンD3を復帰すると
ともに、緯入れノズルNの作動を停止する。すなわち、
緯糸排出装置EXの作動期間Texは、作動時期決定手
段11からの排出信号S2の発生を前提として、排出可
能信号S5の発生時点から、排出完了信号S6の発生時
点までの間に規制される。
排出完了信号S6は、織機制御装置において、織機起動
信号として使用される。したがって、織機は、ビックフ
ァインド用の逆転動作の後、自動再起動されて、速やか
に、元の定常運転に復帰することができる(同図(b)
)。このとき、織機の停止期%’JTは、緯糸排出装置
EXの作動期間Texを含まないものとなるから、その
長さは大幅に短縮することができる。
第2図において、使用中の給糸体Bの緯糸Yの全量が消
費されたとき、継ぎ目センサKyから緯入れノズルNま
での緯糸Yの長さLは、一般に、ドラムDl上における
1ターンの長さを単位として、 An+B≦L≦An+B+1    ・・・(1)と表
わすことができる。ここで、A、Bは整数の定数であり
、nは、1回の緯入れで消費される緯糸Yの長さを、ド
ラムDI上におけるターン数で表わすものとする。また
、ドラムDI上に巻き付けられている緯糸Yのターン数
は、緯入れ動作によって増減するから、長さしは、特定
の機械回転角θ、たとえばθ=0(度)のときの値をと
るものとする。
一般に、継ぎ目センサKyによって検出された継ぎ目Y
lが、経糸開口WPに緯入れされる直前において織機の
定常運転を中止し、緯糸排出装置EXを作動させて緯糸
Yの継ぎ目部分を外部に排出し、その後、織機の運転を
再開すれば、継ぎ目Y1が織布Wに織り込まれることを
阻1ヒすることができる。
そこで、(1)式におけるAは、継ぎ目センサKyが継
ぎ目Ylを検出してから、定常運転を中止すべき時まで
の許容ピック数を示し、(B+1)は、排出すべき緯糸
Yの最少長さ(ターン)を示すことになる。しかしなが
ら、緯糸Yの伸縮により、継ぎ目Ylの位置は、最大1
ターンの長さ程度前後する可能性があり、このことによ
って、許容ピック数Aには、1ピック分の余裕を設ける
べきであること、さらに、継ぎ目Y1の検出から、機械
回転角θ−0(度)までに給糸体Bから解舒される緯糸
Yがあり、これに対応する1ピック分の余裕をみるべき
であること等を考慮すると、緯糸排出装置EXの作動は
、継ぎ目センサKyの作動から(A−2)ピック後に定
め、そのときの緯糸Yの排出長さは、(:3n+1)タ
ーンに定めれば、必要十分である。
このことから、第1図の制御装置本体10は、第4図の
ように具体化することができる。
定数ASnを設定するデータ設定器31の出力は、演算
器32.33に導き、演算器32の出力は、カウンタ3
4のロード端子LDIに接続する。
カウンタ34のカウント端子CN、別のロード端子LD
2には、それぞれ、ピック信号S4と、継ぎ目センサK
yからの排出時期信号Slとを入力する。また、カウン
タ34の出力は、排出信号S2として外部に引き出すと
ともに、アンドゲート35を介して、排出制御信号S3
として外部に引き出す。アンドゲート35の一方の入力
端子には、排出可能信号S5が入力されている。
演算器33の出力は、比較器36に接続する。
また、比較器36には、解舒センサKdの出力を入力し
、さらに、比較器36のクリア端子CLには、アンドゲ
ート35の出力を接続する。比較器36の出力は、ワン
ショットパルス発生器37を介して、排出完了信号S6
として外部に引き出す一方、カウンタ34のクリア端子
CLにも分岐入力されている。
データ設定器31に設定される定数Aを使用して、演算
器32は、(A−2)をカウンタ34にロードする一方
、演算器33は、定数nを使用して、(3n+1)を比
較器36に入力する。継ぎ目センサKyが排出時期信号
S1を発生すると、カウンタ34は、ピック信号S4を
計数し、(A−2)ピック後に排出信号S2を発生する
から、この排出信号S2によって、織機は停止動作に移
行する。と同時に、アンドゲート35が開かれるから、
排出可能信号S5の発生とともに、排出制御信号S3か
出力され、緯糸排出装置EXを起動することができる。
排出制御信号S3によってクリアされた比較器36は、
緯糸Yの排出長さを解舒センサKdの出力によって計測
し、(3n+1)ターンとなったときに、その出力を発
生する。これにより、カウンタ34はクリアされるとと
もに、ワンショットパルス発生器37を介して排出完了
信号S6が出力されるから、緯糸排出装置EXの作動期
間Texは終了し、織機を自動再起動することができる
他の実施例 第4図において、データ設定器31に設定する定数Aは
、給糸体B、Bから緯入れノズルNまでに至る部材の機
械的寸法関係から決まる他の定数としてもよい。
使用中の給糸体Bの緯糸Yが全部消費されたときの、継
ぎ目センサKyからドラムD1までの緯糸Yの長さをa
l、係止ピンD3から緯入れノズルNまでの長さを82
、ドラムDi上の1ターンの長さをa、機械回転角θ=
0(度)におけるドラムDl上の緯糸Yのターン数を0
1とすれば、継ぎ目センサKyの作動から、継ぎ目Y1
が緯入れされずに筬打ち可能なピック数A1は、AI 
=[(al +a2 +anl −a)/an]・・・
(2) として算出することができる。ただし、上式の大括弧(
[])は、右辺の整数部分を示すものとし、αは、継ぎ
目センサKyが作動してから機械回転角θ=0(度)ま
でに消費される緯糸Yの長さを表す。また、nは、(1
)式におけると同様に、1回の緯入れで消費される緯糸
Yの長さをターン数で示すものである。
αは、一般に、1回の緯入れで消費される緯糸Yの長さ
以下であり、したがって、その影響は、(1)式の許容
ピック数Aに対して、1ビツク分の余裕を見ることによ
って対処できる。そこで、データ設定器31には、定数
at 、a2 、asnlSnを設定し、演算器32は
、これらを使用して、 A−2= [(al +a2 +anl )/an ]
−2・・・(3) を算出するようにしてもよい。
また、αは、継ぎ目センサKyから排出時期信号Slが
出力されてから、機械回転角θ=0(度)となるまでの
間において、給糸体Bから解舒される緯糸Yの長さであ
るから、このものは、この間におけるドラムDIの回転
量を計測することによって実測することができる。この
ときは、(2)式におけるαが正確であるから、許容ピ
ック数Aに対する1ビツク分の余裕は不用であり、した
がって、演算器32は、 A−1=[(al +a2 +anl )/an]=1
        ・・・(4) を算出するとともに、演算器33は、(3n+1)に代
えて、(2n+1)を算出すれば足る。緯糸排出装置E
Xによる排出長を、−層厳密に、必要最少限に抑えるこ
とができる。
第1図または第4図において、排出信号S2は、織機停
止信号として織機制御装置に出力しないようにしてもよ
い。このときは、排出制御信号S3により緯糸排出装置
EXが作動すると、緯糸Yの正常な緯入れが阻止される
ので(第5図の点線で示す緯入れ期間Tw )、織機は
、その後の停止時期信号Psに対応して停止動作に移行
する(同図(b))。また、その時点では、一般に、緯
糸排出装置EXの作動期間Texは、既に終了している
(同図(C))。すなわち、この場合は、緯糸排出装置
EXは、織機回転数が定常運転状態にある間に、その作
動を完了することができる。なお、第5図においては、
織機の停止期間Tは、1ビツクの不良緯入れに対するピ
ックファインディング動作のため、はぼ2回転の逆転動
作を行なうものとして、第3図のそれより長(図示しで
ある。
以上の各実施例において、排出信号S2の発生の時期は
、緯入れ期間Tw中とは限らない。いま、排出可能信号
S5として、緯入れカッタYSの作動信号を使用すると
、排出可能信号S5の発生時点以降であって、次の緯入
れ期間Twの始点までの間においては、緯入れノズルN
と経糸開口WPとの間における緯糸Yは、確実に切断さ
れているから、この間に発生した排出信号S2に対して
はく第6図(a))、直ちに、緯糸排出装置EXを作動
せしめることができる(同図(C))。
このように、排出可能信号S5は、緯入れされた緯糸Y
が、緯糸排出装置EXの作動によって、緯入れ側に引き
戻されるおそれのない機械回転角θの範囲を示すもので
あれば足る。そこで、設定器41によって、このような
排出可能角度範囲の始点θ51と終点θ52とを設定し
く第7図)、比較器42により、エンコーダENからの
機械回転角θがθ51≦θ≦θ52のときに、排出可能
信号S5を作るようにしてもよい。
以上の説明において、排出センサに2、これに対応する
解舒センサKdは、他の任意の形式の緯糸測長センサに
変更することができる。たとえば、緯糸測長装置りに代
えて測長ローラと気流管式の貯留装置を使用するときは
、この測長ローラの回転量を検出するセンサを、排出セ
ンサに2として使用すればよい。
制御装置本体10は、フリップフロップ53.53とタ
イマ56とを主要部材として構成することもできる(第
8図)。
テールエンドされた給糸体BSBには、それぞれボビン
センサKb、Kbを付設する。各ボビンセンサKbは、
対応する給糸体B上の緯糸Yが消費され、緯糸Yの残量
が所定量以下となったことを検出するものとする。また
、緯糸Yの継ぎ目Y1を検出する継ぎ目センサKyを配
設する。
ボビンセンサKb 、Kbの出力は、排出時期信号S1
、Slとして制御装置本体10に入力し、アンドゲート
52.52と、1個のオアゲート51とに分岐入力する
。オアゲート51の出力は、排出信号S2として外部に
引き出されている。また、アンドゲート52.52には
、排出可能信号S5を分岐入力し、その出力は、それぞ
れ、フリップフロップ53.53の各セット端子Sに接
続されている。
継ぎ目センサKyの出力は、タイマ56を経て、フリッ
プフロップ53.53のリセット端子R1Rに接続しで
ある。フリップフロップ53.53のセット出力端子Q
、Qは、いずれもオアゲート54に接続し、その出力は
、ワンショットパルス発生器55を介し、排出制御信号
S3として外部に引き出しである。また、フリップフロ
ップ53.53のリセット出力端子q1qは、それぞれ
、独立のワンショットパルス発生器57.57と、1個
のオアゲート58とを介して、排出完了信号S6として
外部に引き出しである。
織機の定常運転中に、使用中の給糸体B上の緯糸Yの残
量が所定量以下になると、対応するボビンセンサKbが
作動して、排出時期信号S1が出力され、オアゲート5
1を介して排出信号S2が出力される。排出信号S2は
、図示しない織機制御装置において織機停止信号として
使用されるので、織機は、これに呼応して、停止動作に
移行する。
一方、排出時期信号S1が出力されているとき、排出可
能信号S5が入力されると、作動したボビンセンサKb
に対応するアンドゲート52を介して、対応するフリッ
プフロップ53がセットされる。これにより、排出制御
信号S3が出力されるから、緯糸排出装置EXを作動せ
しめることができる。
緯糸Yの排出動作によって、給糸体B上の緯糸Yの残量
がなくなると、継ぎ目Y1が移動し、継ぎ目センサKy
が作動する。これにより、タイマ56が作動し、所定時
間後に、先きにセットされたフリップフロップ53をリ
セットするから、ワンショットパルス発生器57とオア
ゲート58とを介して、排出完了信号S6が出力され、
緯糸排出装置EXの作動を停止するとともに、織機を自
動再起動することができる。なお、ボビンセンサKb 
、Kbは、常に、使用中の給糸体Bに対応するもののみ
が作動しなければならないので、たとえば、排出完了信
号S6によって、作動中のボビンセンサKbからの制御
時期信号S1を強制的にリセットするとともに、他方の
ボビンセンサKbを作動可能状態に切り換えるようにす
ることが必要である。
この実施例によれば、消費された給糸体Bの内層部分の
緯糸Yの他に、タイマ56に設定する時間長に対応して
、次に使用すべき給糸体Bの外層部分の緯糸Yも、継ぎ
目部分とともに排出することができるから、織布Wに緯
入れされる緯糸Yは、常に、損傷のおそれのない高品質
のもののみとすることができる。
第8図の実施例は、前述のように、第1図と同等の動作
をなすことができる。すなわち、第8図と第1図とを対
比すると、前者のボビンセンサKb SKbは、後者の
排出指令センサに1に対応しており、また、前者の継ぎ
目センサKyは、後者の排出センサに2に対応している
。さらに、第8図のオアゲート51は、第1図の作動時
期決定手段11に対応し、前者のタイマ56、フリップ
フロップ53.53の一部、ワンショットパルス発生器
57.57、オアゲート58(第8図の二点鎖線内)は
、後者の排出長規制手段13に対応し、前者のその他の
構成部材は、後者の排出長規制手段12に対応している
以上の各実施例かられかるように、緯糸排出装置EXに
よる緯糸Yの排出長は、排出長規制手段13によって規
制され、排出長規制手段13の動作としては、排出セン
サに2を使用することもできるが、タイマによる時間制
御によってもよいものである。また、緯糸排出装置EX
は、緯糸Yの継ぎ目部分を経糸開口WP外へ有効に排出
することができる限り、他の任意の形式とすることがで
きる。たとえば、遮蔽板EX4を省略し、または、サク
ション装置EX2は、適当な巻取りロール形式のものを
使用してもよいものとする。
発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、排出長規制手段
は、作動時期決定手段からの排出信号の発生を前提に、
運転中の織機の機械回転角が排出可能角度範囲にあるこ
とを示す排出可能信号に呼応して、排出制御信号を出力
し、緯糸排出装置を作動せしめることができるから、こ
のときの緯糸排出装置の作動期間は、織機が停止動作に
移行する以前に完了し、または、織機の停止動作と並行
するものとすることができ、いずれにしても、織機の停
止を待って緯糸排出装置を作動する必要がな(、したが
って、織機の所要停止時間を格段に短縮して、稼動率向
上と止め段の防止とに大きく資することができるという
優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は実施例を示し、第1図は全体構成
系統図、第2図は織機の構成説明図、第3図は動作説明
線図、第4図は詳細系統図である。 第5図と第6図は、それぞれ別の実施例における第3図
相当図である。 第7図は、他の実施例を示す要部系統図である。 第8図は、さらに他の実施例を示す詳細系統図である。 第9図は、従来例における動作説明線図である。 B・・・給糸体 Y・・・緯糸 Yl・・・継ぎ目 に1・・・排出指令センサ に2・・・排出センサ Ky・・・継ぎ目センサ Kb・・・ボビンセンサ EX・・・緯糸排出装置 EN・・・エンコーダ θ・・・機械回転角 YS・・・緯糸カッタ Sl・・・排出時期信号 S2・・・排出信号 S3・・・排出制御信号 S5・・・排出可能信号 S6・・・排出完了信号 11・・・作動時期決定手段 12・・・排出長規制手段 13・・・排出長規制手段 41・・・設定器 42・・・比較器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)テールエンドされた給糸体からの緯糸の継ぎ目部分
    の排出時期を検知する排出指令センサと、該排出指令セ
    ンサからの排出時期信号を入力し、緯入れノズルと織布
    との間において緯糸の継ぎ目部分を排出する緯糸排出装
    置の作動時期を決定する作動時期決定手段と、緯糸の排
    出を検知する排出センサと、所定の排出長さにおいて、
    排出完了信号を出力する排出長規制手段と、前記作動時
    期決定手段からの排出信号と、運転中の織機が排出可能
    角度範囲にあることを示す排出可能信号と、排出完了信
    号とを入力し、緯糸排出装置に排出制御信号を出力する
    排出制御手段とを備えてなる織機の緯糸排出制御装置。 2)前記作動時期決定手段からの排出信号は、織機停止
    信号として使用することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の織機の緯糸排出制御装置。 3)前記排出指令センサは、緯糸の継ぎ目を検出する継
    ぎ目センサであり、前記排出センサは、緯糸の排出長さ
    を検出する緯糸測長センサであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の緯糸排出制御装置
    。 4)前記排出指令センサは、給糸体上の緯糸の残量が所
    定量以下となったことを検出するボビンセンサであり、
    前記排出センサは、緯糸の継ぎ目を検出する継ぎ目セン
    サであることを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の緯糸排出制御装置。 5)排出可能角度範囲を設定する設定器と、機械回転角
    を検出するエンコーダと、比較器とを設け、該比較器は
    、機械回転角が排出可能角度範囲にあるとき、排出可能
    信号を出力することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれか記載の緯糸排出制御装置。 6)排出可能信号は、緯入れ側の緯糸カッタの作動信号
    を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれか記載の緯糸排出制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6245756A (ja) * 1985-08-26 1987-02-27 日東紡績株式会社 ガラス繊維織物の製造方法
JPS62257442A (ja) * 1986-04-30 1987-11-10 ユニチカ株式会社 織物の製造方法

Patent Citations (2)

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JPS6245756A (ja) * 1985-08-26 1987-02-27 日東紡績株式会社 ガラス繊維織物の製造方法
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