JPH062247A - 空気ノズル式織機において特に節無し織物を製造する方法および装置 - Google Patents

空気ノズル式織機において特に節無し織物を製造する方法および装置

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JPH062247A
JPH062247A JP5028862A JP2886293A JPH062247A JP H062247 A JPH062247 A JP H062247A JP 5028862 A JP5028862 A JP 5028862A JP 2886293 A JP2886293 A JP 2886293A JP H062247 A JPH062247 A JP H062247A
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    • D03WEAVING
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    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気ノズル式織機において、よこ糸に存在し
検知された欠陥例えば節を、織物から顕著な技術費用お
よび制御費用なしに除去できるようにする。 【構成】 少なくとも糸ボビン(6)と予糸巻き装置
(7)との間に糸(5)における欠陥を検出するセンサ
(9)が設けられ、糸ボビン(6)から引き出され予糸
巻き装置(7)に導かれるよこ糸(5)が前記センサ
(9)を通して導かれ、このセンサ(9)が欠陥を除去
するためのプログラム(11a)を含む電子制御装置
(11)に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維よこ糸が糸ボビン
から引き出され、よこ糸が時間的に開口の中に入れられ
る前に欠陥(例えば節)について検査され、この検査の
結果が信号伝達で織機を制御する電子制御装置に導か
れ、欠陥の存在が検出されたとき織機停止装置が始動さ
れ、そして続いて電子制御装置内に欠陥を除去するため
に設定されているプログラムが自動的に作用するような
たて糸とよこ糸から成る特に節無し織物を空気ノズル式
織機において製造する方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第1904584
号公報において、節無し織物を得る方法と装置が知られ
ている。この織物における節を除去するための方法にお
いて、よこ糸の節を有する部分はまず開口の中に入れら
れ、そして織機がよこ糸の衝突の前に停止され、よこ糸
が入口側で切断され、節付きのよこ糸の開口に入れられ
た部分がそこから再び取り出される。
【0003】この方法の要旨は、節の検出後においてま
ず節付きよこ糸が完全に織物の中に入れられ、織機がよ
こ糸の通し直後にはじめてこれが衝突される前に停止さ
れ、続いて欠陥のあるよこ糸が織物から取り出されるこ
とにある。織物の結び方に応じてその直後にあるいは結
び模様の除去後に織機が再び運転される。この方式の欠
点は、織物の中に入れられた節付きよこ糸を除去するた
めに補助的な処置が講じられることにある。この処置は
コストがかさみ、相応した高価な制御費用を必要とす
る。
【0004】ヨーロッパ特許第A0292044公報
で、空気ノズル式織機において糸ボビンから成る糸貯蔵
体から浄化されていないよこ糸即ち例えば節や太い部分
を持つよこ糸が直接引き出され、従って欠陥を持つよこ
糸は追加的な経費を生ずる処置によって除去され、そし
て糸ボビンから引き出され節無しとして検出された他の
よこ糸が開口の中によこ糸通し装置によって通されるよ
うにして行われる織り方法とその方法を実施するための
装置が知られている。種々の色のよこ糸を織ろうとする
場合、不純なよこ糸を除去するための追加的な処置につ
いての経費は特に大きくなる。例えば8種類の色のよこ
糸を加工する場合には相応した補助装置を持った16個
の糸ボビンが必要である。かかる方式は運転経済的に有
利ではなく、従って是認できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、よこ
糸に存在し検知された欠陥例えば節を織物から顕著な技
術費用および制御費用なしに除去できるような方法と、
この方法を実施するための装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項1および請求項4に記載の特
徴事項によって達成される。本発明に基づく方法の利点
は、絶対に節の無いよこ糸が織物の中に入れられ、即ち
欠陥を持つよこ糸が仕上がった織物に衝突されないこと
にある。従って従来一般的であった織物に衝突された欠
陥を持つよこ糸の除去作用は不要となる。織物における
例えば節を除去するための高価な作業は完全に省かれ、
欠陥を除去するために必要であった補助装置も完全に放
棄できる。
【0007】
【実施例】以下図に示した実施例を参照して本発明を詳
細に説明する。たて糸1によって形成され開口下側たて
糸2と開口上側たて糸3とから成る開口4の中に入れる
べきよこ糸5は、その全部が糸ボビン6の上にある。そ
のよこ糸5は予糸巻き装置7によりほどかれ、よこ糸を
開口4の中に通す目的で主ノズル8の所定のよこ糸長さ
だけ導かれる。糸ボビン6と予糸巻き装置7との間にセ
ンサ9が設けられている。糸ボビン6から引き出された
よこ糸5はセンサ9を通して導かれ、これによってよこ
糸における異常(欠陥)について検査される。センサ9
は信号配線10を介して織機を制御する電子制御装置1
1に接続されている。制御装置11は特に、異常を持つ
よこ糸5が主ノズル8およびリレーノズル12を介して
開口4の中に通されて形状おさ13によって仕上がった
織物14に衝突されることを避けるために、織機におい
て制御機能を呼び起こすためのプログラム11aを有し
ている。そのためには、プログラム11aがセンサ9に
よって報知された異常を電子制御装置11に与え、その
場合に電子制御装置11が織機停止装置を始動する必要
がある。
【0008】11bは糸における許容できる異常につい
ての入力である。主軸の位置即ち織機の停止時点に対す
る織機主軸の回転角度位置に関係して、開口の開放位置
を得るために、その戻り回転が行われる。開口が開放位
置に置かれたとき、異常を持つよこ糸5が完全に織機範
囲から出されてしまうような糸射撃数の量のたて糸が制
御配線15を介して制御される予糸巻き装置7からほど
かれ、同時に制御配線16を介して制御される主ノズル
8および制御配線17を介して制御されるリレーノズル
12によって形状おさ13の糸通し通路13a従って開
口4を通される。或る異常を除去する間に他の異常がセ
ンサ9によって検出されたとき、プログラム11aの中
断が行われる。このプログラム11aは新たな異常に基
づいてあらためて始動される。
【0009】糸射撃回数で表される量のよこ糸材料は出
口側において空気式吸込み装置18によって捕捉され、
容器19の中に収容される。吸込み装置18によって捕
捉されるよこ糸5の量は本発明に基づいてプログラム1
1aに予め決められた糸射撃回数あるいは予め決められ
ている連続射撃の継続時間によって決定される。この値
は一般に手動で織機の制御に関連させられる。この値を
プロセス計算機によって織機の内部において有効な加工
パラメータから求めることもできる。しかしこれは本発
明の対象ではない。
【0010】例えば連続射撃のよこ糸5が入口側に配置
されたよこ糸シャー20によって切断されることなしに
所定の射撃数におけるよこ糸が吸込み装置18に到達し
た後、最後に行われた糸射撃によってシャー20が制御
配線21を介して制御される。シャー20はよこ糸5を
入口側の織物縁14aと主ノズル管8aとの間で切断す
る。最後に行われた糸射撃のよこ糸5はリレーノズル1
2から出される空気パルスによって形状おさ13の通し
通路13aを通して搬送される。
【0011】形状おさ13の出口においてよこ糸5の切
断済み端部がよこ糸監視器22を通過する。これは制御
配線23を介して制御装置11に接続されている。前記
よこ糸端部のよこ糸監視器22の通過は制御配線23を
介して制御装置11に伝達される。そしてプログラム1
1aの経過が終了され、織機停止装置が制御装置11に
よって無効にされる。電子制御装置11はいまや織機を
再び始動する。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、よこ糸に存在し検知さ
れた欠陥例えば節を織物から顕著な技術費用および制御
費用なしに除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気ノズル式織機の本発明に基づく方法および
本発明に基づく配置に合わされた要素の概略構成図。
【符号の説明】
1 たて糸 2 開口下側たて糸 3 開口上側たて糸 4 開口 5 よこ糸 6 糸ボビン 7 予糸巻き装置 8 主ノズル 8a 主ノズル管 9 センサ 10 信号配線 11 制御装置 11a プログラム 11b 入力 12 リレーノズル 13 形状おさ 13a 糸通し通路 14 織物 14a 織物縁 15 制御配線 16 制御配線 17 制御配線 18 吸込み装置 19 容器 20 よこ糸シャー 21 制御配線 22 よこ糸監視器 23 制御配線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維よこ糸が糸ボビンから引き出され、予
    糸巻き装置に導かれ、よこ糸が時間的に開口の中に入れ
    られる前に欠陥(例えば節)について検査され、この検
    査の結果が信号伝達で織機を制御する電子制御装置に導
    かれ、欠陥の存在が検出されたとき織機停止装置が始動
    され、そして開口が開放位置に置かれ、続いて電子制御
    装置内に欠陥を除去するために設定されているプログラ
    ムが自動的に、入口側でよこ糸が切断されることなしに
    所定の糸射撃数のよこ糸がよこ糸通し機構から出され、
    織機の開放開口を通過する所定の糸射撃数のよこ糸が出
    口側で捕捉され吸い出され、その所定の糸射撃数で出さ
    れる最後のよこ糸に対する信号が電子制御装置にプログ
    ラムの終わりを伝え、そしてよこ糸が入口側で準備され
    ているよこ糸から切断され、続いて電子制御装置に戻さ
    れ、織機停止装置が無効にされ、織機が運転されること
    を特徴とする空気ノズル式織機において特に節無し織物
    を製造する方法。
  2. 【請求項2】所定の糸射撃数が数量的に予め決められて
    プログラムに与えられていることを特徴とする請求項1
    記載の製造方法。
  3. 【請求項3】所定の糸射撃数がプログラムにおける連続
    射撃の所定の時間幅によって決定されていることを特徴
    とする請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】入口側において織機にあるいはそのそばに
    固定して配置された糸ボビンを有し、その糸がよこ糸の
    長さを測ってほどく予糸巻き装置に導かれ、この予糸巻
    き装置によこ糸を圧縮空気によって開口の中に入れる主
    ノズルが後置され、電子制御装置がよこ糸通しに関連し
    て経過する機能を制御し、入口側によこ糸シャーが配置
    され、出口側に少なくとも1つのよこ糸監視器および吸
    込み装置が存在しているような請求項1記載の方法を実
    施するための装置において、 少なくとも糸ボビン(6)と予糸巻き装置(7)との間
    に糸(5)における欠陥を検出するセンサ(9)が設け
    られ、糸ボビン(6)から引き出され予糸巻き装置
    (7)に導かれるよこ糸(5)が前記センサ(9)を通
    して導かれ、このセンサ(9)が欠陥を除去するための
    プログラム(11a)を含む電子制御装置(11)に接
    続されていることを特徴とする、製造装置。
  5. 【請求項5】欠陥の程度が零と許容できる大きさとの間
    で調整できることを特徴とする請求項4記載の製造装
    置。
JP5028862A 1992-03-25 1993-02-18 エアジェット織機において特に節なし織物を製造する方法および装置 Expired - Lifetime JP2815771B2 (ja)

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