JP2787385B2 - 織機の詳細な停止原因判別方法 - Google Patents
織機の詳細な停止原因判別方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の停止後に、詳細
な停止原因を判別する方法に関する。
な停止原因を判別する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】織機の停止原因の詳細な内容を把握する
ことは、織機の点検をすべきか、原糸の品質を上げるベ
きかを判断し、織機の稼動状態を向上させ、かつ織物の
品質を高めるために重要なことである。現在、これらを
検出し、モニタリングするためには、織機上に手動入力
装置を設け、織工が目視にて織機の停止原因の詳細な内
容を判別し、入力する方法が採られている。
ことは、織機の点検をすべきか、原糸の品質を上げるベ
きかを判断し、織機の稼動状態を向上させ、かつ織物の
品質を高めるために重要なことである。現在、これらを
検出し、モニタリングするためには、織機上に手動入力
装置を設け、織工が目視にて織機の停止原因の詳細な内
容を判別し、入力する方法が採られている。
【0003】しかし、手動入力は織工の負担となり、操
作忘れによって入力しないときや、入力操作を行ったと
しても、操作ミスの入力があるため、原因分析の過程で
正確に原因を把握することはできない。また、織機の停
止原因の詳細な内容を判別したり、毛羽の発生位置を検
出するセンサは、現在のところ存在しない。
作忘れによって入力しないときや、入力操作を行ったと
しても、操作ミスの入力があるため、原因分析の過程で
正確に原因を把握することはできない。また、織機の停
止原因の詳細な内容を判別したり、毛羽の発生位置を検
出するセンサは、現在のところ存在しない。
【0004】一方、特開昭62−170560号公報
は、偶発的軽微な停止原因と恒常的な停止原因とを織機
の停止時間の長短により判別することを開示している。
上記技術によると、偶発的軽微な停止原因と恒常的な停
止原因とが識別できても、詳細な個別の停止原因まで判
別するものではないので、詳細な停止原因は、依然とし
て、織工の確認とそれにもとづく入力操作に頼らなけれ
ば特定できない。したがって、この場合にも、入力忘れ
や入力ミスが避けられないことになる。
は、偶発的軽微な停止原因と恒常的な停止原因とを織機
の停止時間の長短により判別することを開示している。
上記技術によると、偶発的軽微な停止原因と恒常的な停
止原因とが識別できても、詳細な個別の停止原因まで判
別するものではないので、詳細な停止原因は、依然とし
て、織工の確認とそれにもとづく入力操作に頼らなけれ
ば特定できない。したがって、この場合にも、入力忘れ
や入力ミスが避けられないことになる。
【0005】また、フィラメント織機では、まず糸切れ
は発生しないというフィラメント糸の性質から、たて糸
切れ検出装置が用いられておらず、よこ糸フィーラのみ
が設けられている。しかし、たて糸が切れないまでも、
たて糸の毛羽が原因してよこ入れ不良が発生することが
ある。すなわち、あるたて糸が毛羽立ち、それが他のた
て糸と干渉した結果、開口不良が発生し、よこ入れ不良
となる。このように、よこ入れ不良の詳細な停止原因と
しては、本来のよこ入れ不良のショートピックやベント
ピック等の他、たて糸の毛羽によるよこ入れ不良、フィ
ーラの誤動作による空止まりなどがあるため、1または
複数のフィーラによって大まかな停止原因の項目が特定
されても、その詳細な停止原因までも判別できない。ま
た、たて糸の毛羽の発生も、織機の筬やヘルドの他、原
糸自体の原因に起因するものなど様々である。
は発生しないというフィラメント糸の性質から、たて糸
切れ検出装置が用いられておらず、よこ糸フィーラのみ
が設けられている。しかし、たて糸が切れないまでも、
たて糸の毛羽が原因してよこ入れ不良が発生することが
ある。すなわち、あるたて糸が毛羽立ち、それが他のた
て糸と干渉した結果、開口不良が発生し、よこ入れ不良
となる。このように、よこ入れ不良の詳細な停止原因と
しては、本来のよこ入れ不良のショートピックやベント
ピック等の他、たて糸の毛羽によるよこ入れ不良、フィ
ーラの誤動作による空止まりなどがあるため、1または
複数のフィーラによって大まかな停止原因の項目が特定
されても、その詳細な停止原因までも判別できない。ま
た、たて糸の毛羽の発生も、織機の筬やヘルドの他、原
糸自体の原因に起因するものなど様々である。
【0006】このような理由から、従来技術によると、
いずれにしても詳細な停止原因を正確に把握することが
困難であり、織機の稼動率の向上や織物の高品質化が望
めないことになる。
いずれにしても詳細な停止原因を正確に把握することが
困難であり、織機の稼動率の向上や織物の高品質化が望
めないことになる。
【0007】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、織機の詳
細な停止原因を織工の入力操作やスイッチ操作などによ
らないでシステム側で自動的に判別できるようにするこ
とである。
細な停止原因を織工の入力操作やスイッチ操作などによ
らないでシステム側で自動的に判別できるようにするこ
とである。
【0008】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、織機の
詳細な停止原因に固有な修復動作に伴う修復態様のモデ
ルを詳細な停止原因毎に予め作成しておき、織機の停止
時に、まず異常検出用のセンサからの信号に基づいて大
まかな停止要因を特定し、その後の実際の修復動作を各
種のセンサや織機側の動作部の動きから検知し、検知し
た修復動作を修復態様のモデルと照合し、修復動作と一
致する修復態様から詳細な停止原因を判別するようにし
ている。この判別方法は、判別システムを用いて、プロ
グラムの分野で実行される。
詳細な停止原因に固有な修復動作に伴う修復態様のモデ
ルを詳細な停止原因毎に予め作成しておき、織機の停止
時に、まず異常検出用のセンサからの信号に基づいて大
まかな停止要因を特定し、その後の実際の修復動作を各
種のセンサや織機側の動作部の動きから検知し、検知し
た修復動作を修復態様のモデルと照合し、修復動作と一
致する修復態様から詳細な停止原因を判別するようにし
ている。この判別方法は、判別システムを用いて、プロ
グラムの分野で実行される。
【0009】ここで、「停止要因」は、一般的な異常検
出用のセンサからの信号によって直接に判断できる織機
の停止原因を指す。また「詳細な停止原因」は、現状の
異常検出用のセンサによって直接判断できず、織工の経
験的知識を活用して、または異常発生メカニズムなどを
考慮し判断できる織機の停止原因をいう。なお、詳細な
停止原因は、イメージセンサ等の複雑で高価な各種のセ
ンサを使用すれば判断できないことはないが、現状では
実用化されていないため、異常検出用のセンサによって
直接観測できない原因として扱う。
出用のセンサからの信号によって直接に判断できる織機
の停止原因を指す。また「詳細な停止原因」は、現状の
異常検出用のセンサによって直接判断できず、織工の経
験的知識を活用して、または異常発生メカニズムなどを
考慮し判断できる織機の停止原因をいう。なお、詳細な
停止原因は、イメージセンサ等の複雑で高価な各種のセ
ンサを使用すれば判断できないことはないが、現状では
実用化されていないため、異常検出用のセンサによって
直接観測できない原因として扱う。
【0010】なお、主な停止要因の項目毎の詳細な停止
原因の項目は、次の表に示す通りである。表中の第1フ
ィーラおよび第2フィーラはともによこ糸の到達側に配
置されており、第1フィーラは、正常によこ入れされた
よこ糸の先端が到達し得る位置であって織り端寄りに、
また第2フィーラは、正常によこ入れされたよこ糸の先
端が到達し得ない位置であって織り端から遠ざかった位
置にそれぞれ配置されている。
原因の項目は、次の表に示す通りである。表中の第1フ
ィーラおよび第2フィーラはともによこ糸の到達側に配
置されており、第1フィーラは、正常によこ入れされた
よこ糸の先端が到達し得る位置であって織り端寄りに、
また第2フィーラは、正常によこ入れされたよこ糸の先
端が到達し得ない位置であって織り端から遠ざかった位
置にそれぞれ配置されている。
【0011】
【表1】
【0012】また、「修復態様」は、織工による修復の
ための操作手順、織工による修復工具の使用の有無であ
り、それぞれ単独で、または必要に応じて、2つのもの
を組み合わせて用いられ、操作手順、修復工具の使
用の有無、および操作手順と修復工具の使用の有無と
の組み合わせ、のいずれか1つのものをいう。そして、
修復動作のときにかかった「修復時間」は、上記の「修
復態様」の中に含まれないが、詳細な停止原因の判別の
ために、必要に応じて、上記の「修復態様」とともに用
いられる。
ための操作手順、織工による修復工具の使用の有無であ
り、それぞれ単独で、または必要に応じて、2つのもの
を組み合わせて用いられ、操作手順、修復工具の使
用の有無、および操作手順と修復工具の使用の有無と
の組み合わせ、のいずれか1つのものをいう。そして、
修復動作のときにかかった「修復時間」は、上記の「修
復態様」の中に含まれないが、詳細な停止原因の判別の
ために、必要に応じて、上記の「修復態様」とともに用
いられる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の織機の詳細な停止原因判別
方法を実施するための判別システム1を示している。こ
の判別システム1は、マイクロコンピュータにより組み
立てられ、入力部2、出力部3、時計4、時間計測部
5、判別部6および判別の基準となる項目の設定器7に
よって構成されており、これらは図示の通り接続されて
いる。
方法を実施するための判別システム1を示している。こ
の判別システム1は、マイクロコンピュータにより組み
立てられ、入力部2、出力部3、時計4、時間計測部
5、判別部6および判別の基準となる項目の設定器7に
よって構成されており、これらは図示の通り接続されて
いる。
【0014】そして、入力部2は、織機制御装置8から
運転中の信号、逆転の信号を取り入れ、また各種のセン
サ9から織機閉口位置の信号、修復工具の使用有無の信
号、たて糸張力の信号、および織工が背後位置に回り込
んだことを検出する背後位置の信号などを取り込んで、
時間計測部5に送り込み、また判別部6に送り込む。な
お、織機閉口位置の信号は、織機がたて糸の閉口付近の
回転角にあるときに出力され、修復工具の使用有無の信
号は、工具が織機の工具収納箱などから取り外されたと
きに発せられ、またたて糸張力の信号は、たて糸が緩め
られたときに発生する。
運転中の信号、逆転の信号を取り入れ、また各種のセン
サ9から織機閉口位置の信号、修復工具の使用有無の信
号、たて糸張力の信号、および織工が背後位置に回り込
んだことを検出する背後位置の信号などを取り込んで、
時間計測部5に送り込み、また判別部6に送り込む。な
お、織機閉口位置の信号は、織機がたて糸の閉口付近の
回転角にあるときに出力され、修復工具の使用有無の信
号は、工具が織機の工具収納箱などから取り外されたと
きに発せられ、またたて糸張力の信号は、たて糸が緩め
られたときに発生する。
【0015】また、出力部3は、スキップフィーラのオ
ン/オフの信号や不良糸除去装置のオン/オフの信号を
織機制御装置8に送り込む。ここでスキップフィーラと
は、所定期間中に所定回数のよこ止まり信号が発せられ
たときにはじめて織機を停止させる機能のことをいい、
スキップフィーラのオン/オフの信号は、スキップフィ
ーラの機能を織機制御装置8に付与または付与しないた
めの信号であり、また不良糸除去装置のオン/オフの信
号は、よこ止まりのときに、自動機の一例としての不良
糸除去装置を自動的に動作させたり、または不動作とす
るための信号である。
ン/オフの信号や不良糸除去装置のオン/オフの信号を
織機制御装置8に送り込む。ここでスキップフィーラと
は、所定期間中に所定回数のよこ止まり信号が発せられ
たときにはじめて織機を停止させる機能のことをいい、
スキップフィーラのオン/オフの信号は、スキップフィ
ーラの機能を織機制御装置8に付与または付与しないた
めの信号であり、また不良糸除去装置のオン/オフの信
号は、よこ止まりのときに、自動機の一例としての不良
糸除去装置を自動的に動作させたり、または不動作とす
るための信号である。
【0016】オペレータは、それぞれの停止要因の項目
に関し、過去の経験や異常発生メカニズムなどを考慮し
て、織機の詳細な停止原因に固有の修復動作にともなう
修復態様、必要に応じて修復時間を予めモデル化しなが
ら作成しておき、これらの修復態様、必要に応じて修復
時間を設定器7の操作によって、判別部6の記憶領域に
予め格納しておく。もちろん、前記の通り、修復態様
は、操作手順、または修復工具の使用の有無、また
は操作手順と修復工具の使用の有無との組み合わせで
ある。
に関し、過去の経験や異常発生メカニズムなどを考慮し
て、織機の詳細な停止原因に固有の修復動作にともなう
修復態様、必要に応じて修復時間を予めモデル化しなが
ら作成しておき、これらの修復態様、必要に応じて修復
時間を設定器7の操作によって、判別部6の記憶領域に
予め格納しておく。もちろん、前記の通り、修復態様
は、操作手順、または修復工具の使用の有無、また
は操作手順と修復工具の使用の有無との組み合わせで
ある。
【0017】修復時間は、図2に示すように、織機が停
止してから再起動するまでの停止時間として、好ましく
は織機が停止した後、織工が到達してから、再起動する
までの実質的な修復に要した時間として設定される。な
お、織工の到達は、織工自身の操作による到着スイッチ
の入力信号によって、あるいは織工の修復作業の開始を
検知するためのスイッチや、修復作業のときに常に必要
な操作(逆転操作、ウォータジェット織機のとき織り前
カバーの開く操作)に基づく信号や、織機の前側に設け
られたマットスイッチの信号により検出できる。また、
修復時間は、特定の織機停止位置における修復時間例え
ばたて糸の開口位置における修復時間や閉口位置におけ
る修復時間として個別に定義することもできる。
止してから再起動するまでの停止時間として、好ましく
は織機が停止した後、織工が到達してから、再起動する
までの実質的な修復に要した時間として設定される。な
お、織工の到達は、織工自身の操作による到着スイッチ
の入力信号によって、あるいは織工の修復作業の開始を
検知するためのスイッチや、修復作業のときに常に必要
な操作(逆転操作、ウォータジェット織機のとき織り前
カバーの開く操作)に基づく信号や、織機の前側に設け
られたマットスイッチの信号により検出できる。また、
修復時間は、特定の織機停止位置における修復時間例え
ばたて糸の開口位置における修復時間や閉口位置におけ
る修復時間として個別に定義することもできる。
【0018】この織工の到達は、好ましい例によると、
逆転操作にもとづく信号が利用される。すなわち、通
常、織工は、停止原因の発生による織機の停止後に、当
該織機に到着すると、まず最初に織機を逆転操作するか
らである。織工は、この逆転操作により口出し作業を行
い、必要な修復作業を完了させ、再運転を行う。この間
に、時間計測部5は、織機の停止後、最初に逆転操作が
なされてから、再運転されるまでの時間を修復時間とし
て計測する。
逆転操作にもとづく信号が利用される。すなわち、通
常、織工は、停止原因の発生による織機の停止後に、当
該織機に到着すると、まず最初に織機を逆転操作するか
らである。織工は、この逆転操作により口出し作業を行
い、必要な修復作業を完了させ、再運転を行う。この間
に、時間計測部5は、織機の停止後、最初に逆転操作が
なされてから、再運転されるまでの時間を修復時間とし
て計測する。
【0019】この修復時間の長短は、まず、停止要因に
よって異なっている。すなわち、よこ糸に関した停止原
因、例えば空止まり、ショートピック、ベントピック等
であれば、よこ糸のみの修復ですむため、修復時間は短
時間である。これに対して、例えばたて糸に毛羽が発生
していることが原因であるとき、あるいはたて糸が切断
したときには、たて糸の修復が加わるため、修復時間は
よこ糸のみの修復に比較して長くなる。また、修復時間
の長短は、同じ停止要因の中で、さらに詳細な停止原因
によっても異なっている。すなわち、よこ止まりを例に
とれば、空止まりとそれ以外の本来のよこ入れ不良とで
は、通常、空止まりの修復時間の方が短時間である。空
止まりは、正常によこ入れされたにもかかわらず不良よ
こ入れが発生したものであるから、実質的な修復動作は
不要であり、空止まりであることを確認した後に、即座
に再起動させることができるからである。なお、この空
止まりは、センサの信頼性に起因するものであり、よこ
入れ不良に限ったものではなく、たて止まりやその他の
停止要因についても発生するから、これらの停止要因に
ついても同様に空止まりとそれ以外の停止原因とを修復
時間の長短によって判別できることになる。このような
経験から、前述の通り、オペレータは設定器7によっ
て、停止要因または詳細な停止原因に応じた修復の基準
時間を設定し、判別部6に入力しておく。
よって異なっている。すなわち、よこ糸に関した停止原
因、例えば空止まり、ショートピック、ベントピック等
であれば、よこ糸のみの修復ですむため、修復時間は短
時間である。これに対して、例えばたて糸に毛羽が発生
していることが原因であるとき、あるいはたて糸が切断
したときには、たて糸の修復が加わるため、修復時間は
よこ糸のみの修復に比較して長くなる。また、修復時間
の長短は、同じ停止要因の中で、さらに詳細な停止原因
によっても異なっている。すなわち、よこ止まりを例に
とれば、空止まりとそれ以外の本来のよこ入れ不良とで
は、通常、空止まりの修復時間の方が短時間である。空
止まりは、正常によこ入れされたにもかかわらず不良よ
こ入れが発生したものであるから、実質的な修復動作は
不要であり、空止まりであることを確認した後に、即座
に再起動させることができるからである。なお、この空
止まりは、センサの信頼性に起因するものであり、よこ
入れ不良に限ったものではなく、たて止まりやその他の
停止要因についても発生するから、これらの停止要因に
ついても同様に空止まりとそれ以外の停止原因とを修復
時間の長短によって判別できることになる。このような
経験から、前述の通り、オペレータは設定器7によっ
て、停止要因または詳細な停止原因に応じた修復の基準
時間を設定し、判別部6に入力しておく。
【0020】また、操作手順は、織機逆転動作の有無ま
たは逆転動作の回数、たて糸の張力値(目標の張力値、
実際の張力値)の変更操作の有無や、目標張力値を高め
るかまたは低める方向に変更した操作、送り出しモータ
を正転または逆転させたときの操作、織機正転動作の有
無または正転動作の回数、測長貯留装置のスイッチ例え
ば予備巻スイッチ、よこ糸解舒スイッチなどの操作の有
無、その他織機に付設された装置のオンオフスイッチの
入力操作の有無、特定の操作位置での操作の有無、例え
ば、たて糸修復のための織機の後方位置での操作の有
無、またはこれら操作の一連の順序などによって観測さ
れる。
たは逆転動作の回数、たて糸の張力値(目標の張力値、
実際の張力値)の変更操作の有無や、目標張力値を高め
るかまたは低める方向に変更した操作、送り出しモータ
を正転または逆転させたときの操作、織機正転動作の有
無または正転動作の回数、測長貯留装置のスイッチ例え
ば予備巻スイッチ、よこ糸解舒スイッチなどの操作の有
無、その他織機に付設された装置のオンオフスイッチの
入力操作の有無、特定の操作位置での操作の有無、例え
ば、たて糸修復のための織機の後方位置での操作の有
無、またはこれら操作の一連の順序などによって観測さ
れる。
【0021】さらに、修復工具の使用の有無は、例えば
ヘルドの修復作業に必要なペンチやニッパなどの工具の
使用の有無、たて糸切断の修復作業に必要なつなぎ糸の
使用の有無、または、その他修復に必要な補助器具の使
用の有無などによって把握される。
ヘルドの修復作業に必要なペンチやニッパなどの工具の
使用の有無、たて糸切断の修復作業に必要なつなぎ糸の
使用の有無、または、その他修復に必要な補助器具の使
用の有無などによって把握される。
【0022】図3は、一般的な不良よこ入れ発生時の修
復操作の順序を示している。いま、筬打ちクランク角度
が0度、また、たて糸開口が最大に開くクランク角度が
180度として説明する。製織中に、あるサイクルで不
良よこ入れが発生すると、そのサイクルの織機のクラン
ク角度300度近くで停止信号が発生され、次のサイク
ルのよこ入れが阻止された状態で、180度近くで織機
は停止する。その後、不良よこ入れが発生したサイクル
の300度近くまで自動的に逆転して、織工の到着を待
つ。到着後、織工は、その織機を操作し、不良よこ糸の
抜き取り易い180度近くまで逆転させる。
復操作の順序を示している。いま、筬打ちクランク角度
が0度、また、たて糸開口が最大に開くクランク角度が
180度として説明する。製織中に、あるサイクルで不
良よこ入れが発生すると、そのサイクルの織機のクラン
ク角度300度近くで停止信号が発生され、次のサイク
ルのよこ入れが阻止された状態で、180度近くで織機
は停止する。その後、不良よこ入れが発生したサイクル
の300度近くまで自動的に逆転して、織工の到着を待
つ。到着後、織工は、その織機を操作し、不良よこ糸の
抜き取り易い180度近くまで逆転させる。
【0023】この状態で、織工によって、または不良糸
除去装置によって不良糸が開口から取り除かれる。この
あと、織機を再起動位置まで逆転させた後、再起動させ
る。
除去装置によって不良糸が開口から取り除かれる。この
あと、織機を再起動位置まで逆転させた後、再起動させ
る。
【0024】なお、自動逆転機能のない織機の場合に、
停止信号が発生した後、織機はよこ入れを阻止しないま
ま停止角度で停止する。その後、停止した状態のまま織
工の到着を待つことになる。したがって、織工は、まず
手動で逆転操作を行い、不良よこ入れ発生後のサイクル
によこ入れされたよこ糸を除去してから、前記と同様の
操作を手動によって行うことになる。
停止信号が発生した後、織機はよこ入れを阻止しないま
ま停止角度で停止する。その後、停止した状態のまま織
工の到着を待つことになる。したがって、織工は、まず
手動で逆転操作を行い、不良よこ入れ発生後のサイクル
によこ入れされたよこ糸を除去してから、前記と同様の
操作を手動によって行うことになる。
【0025】なお、空止まりのとき、織工到着後、織り
前を確認して、よこ入れが正常であれば、さらに逆転操
作することなく、その位置すなわち自動逆転停止位置の
300度から、織機を再起動させる。したがって、織機
停止後の逆転操作に伴って発生するある基準のクランク
角度信号例えば0度信号の発生回数を数えることによ
り、発生回数が1の場合は空止まりで、発生回数が2の
場合はそれ以外の本来のよこ入れ不良、例えばショート
ピック、ベントピック等であると判別することができ
る。
前を確認して、よこ入れが正常であれば、さらに逆転操
作することなく、その位置すなわち自動逆転停止位置の
300度から、織機を再起動させる。したがって、織機
停止後の逆転操作に伴って発生するある基準のクランク
角度信号例えば0度信号の発生回数を数えることによ
り、発生回数が1の場合は空止まりで、発生回数が2の
場合はそれ以外の本来のよこ入れ不良、例えばショート
ピック、ベントピック等であると判別することができ
る。
【0026】製織中のたて糸の毛羽は、筬やヘルドの不
良の他、原糸の不良を原因として発生する。したがっ
て、毛羽の発生位置が判別できれば、それぞれの詳細な
原因が特定できることになる。なお、筬不良のときは、
筬修復作業が容易に行えるようたて糸を緩める。したが
って、修復に必要な時間が長く、目標のたて糸張力を小
さくする操作があったときやセンサが低い張力値を検出
したときには、筬不良による毛羽の発生と判別できる。
また、ヘルド不良で、ヘルドの交換が必要なときには、
必ず修復工具としてペンチまたはニッパなどの工具を用
いる。この使用の有無は、各織機毎に修復工具の収納位
置を予め決めておき、この位置における修復工具の有無
の信号から検出できる。よって、修復時間が長く、修復
工具の無しの状態を検出したときには、ヘルド不良によ
る毛羽の発生と判別できる。またヘルドの修復作業が容
易に行えるのは、織機閉口位置である。したがって、修
復時間中に、閉口位置に停止している時間が一定以上で
あれば、ヘルドによる毛羽と判別することもできる。
良の他、原糸の不良を原因として発生する。したがっ
て、毛羽の発生位置が判別できれば、それぞれの詳細な
原因が特定できることになる。なお、筬不良のときは、
筬修復作業が容易に行えるようたて糸を緩める。したが
って、修復に必要な時間が長く、目標のたて糸張力を小
さくする操作があったときやセンサが低い張力値を検出
したときには、筬不良による毛羽の発生と判別できる。
また、ヘルド不良で、ヘルドの交換が必要なときには、
必ず修復工具としてペンチまたはニッパなどの工具を用
いる。この使用の有無は、各織機毎に修復工具の収納位
置を予め決めておき、この位置における修復工具の有無
の信号から検出できる。よって、修復時間が長く、修復
工具の無しの状態を検出したときには、ヘルド不良によ
る毛羽の発生と判別できる。またヘルドの修復作業が容
易に行えるのは、織機閉口位置である。したがって、修
復時間中に、閉口位置に停止している時間が一定以上で
あれば、ヘルドによる毛羽と判別することもできる。
【0027】フィラメント織機において、たて糸の毛羽
による不良よこ入れの発生は、織工の操作位置によって
も判別できる。すなわち、たて糸毛羽による不良よこ入
れが発生すると、毛羽の発生要因を解消するために、織
工は織機後方に回って操作することになるので、織機後
方位置における織工の存在の有無を光電センサー、マッ
トスイッチ等で検出すれば、織工が存在したときに、詳
細な停止原因はたて糸毛羽であると判別できる。
による不良よこ入れの発生は、織工の操作位置によって
も判別できる。すなわち、たて糸毛羽による不良よこ入
れが発生すると、毛羽の発生要因を解消するために、織
工は織機後方に回って操作することになるので、織機後
方位置における織工の存在の有無を光電センサー、マッ
トスイッチ等で検出すれば、織工が存在したときに、詳
細な停止原因はたて糸毛羽であると判別できる。
【0028】なお、停止原因の修正機能を付設すること
ができる。すなわち、織機がよこ入れ不良で停止し、そ
の真の停止原因がたて糸の毛羽であった場合、織工は、
第1回目の停止時点で毛羽を見つけることができるとは
限らない。このとき、毛羽を修復せずにそのまま再運転
すると、同じく毛羽が原因して短時間で織機が再び停止
することになる。そこで、第1回目の停止で、毛羽を発
見できずに、例えば修復時間が基準時間よりも短かった
ために、ショートピック、ベントピック等の本来のよこ
入れ不良または空止まりと誤って判別されても、再運転
後の一定運転時間内に第2回目の停止が発生し、そのと
きに毛羽の発生を発見できたために修復時間が基準時間
よりも長く、毛羽と判別されたときは、第1回目の停止
原因は先に判別された空止まりなどではなく、たて糸の
毛羽による停止であると停止原因を訂正することができ
る。
ができる。すなわち、織機がよこ入れ不良で停止し、そ
の真の停止原因がたて糸の毛羽であった場合、織工は、
第1回目の停止時点で毛羽を見つけることができるとは
限らない。このとき、毛羽を修復せずにそのまま再運転
すると、同じく毛羽が原因して短時間で織機が再び停止
することになる。そこで、第1回目の停止で、毛羽を発
見できずに、例えば修復時間が基準時間よりも短かった
ために、ショートピック、ベントピック等の本来のよこ
入れ不良または空止まりと誤って判別されても、再運転
後の一定運転時間内に第2回目の停止が発生し、そのと
きに毛羽の発生を発見できたために修復時間が基準時間
よりも長く、毛羽と判別されたときは、第1回目の停止
原因は先に判別された空止まりなどではなく、たて糸の
毛羽による停止であると停止原因を訂正することができ
る。
【0029】さらに、一定時間モニタリングした結果に
より、次の一定時間スキップフィーラまたは不良糸除去
装置の機能を作用させるか否かを選択し、織機制御装置
8に出力することができる。すなわち、上述した種々の
判別手法に基づき、詳細な停止原因が空止まりかそれ以
外かを自動的に判別できるので、空止まりが多いときに
は、スキップフィーラを作用させ、また、夜間は、不良
糸除去装置を動作させる。なお、不良糸除去装置を動作
させると、その修復動作は詳細な停止原因の如何にかか
わらず一様となるので、停止原因の判別ができなくなる
ことはいうまでもない。
より、次の一定時間スキップフィーラまたは不良糸除去
装置の機能を作用させるか否かを選択し、織機制御装置
8に出力することができる。すなわち、上述した種々の
判別手法に基づき、詳細な停止原因が空止まりかそれ以
外かを自動的に判別できるので、空止まりが多いときに
は、スキップフィーラを作用させ、また、夜間は、不良
糸除去装置を動作させる。なお、不良糸除去装置を動作
させると、その修復動作は詳細な停止原因の如何にかか
わらず一様となるので、停止原因の判別ができなくなる
ことはいうまでもない。
【0030】図4は、フィラメント織機の場合で、たて
糸切れ検出器のないときの詳細原因判別の手順を示して
いる。この種の織機では、たて糸切れはまず発生しない
が、たて糸の毛羽が原因してよこ入れ不良が発生するこ
とがある。したがって、よこ入れ不良が発生したとき
に、その詳細な停止原因が、ショートピックやベントピ
ック等の本来のよこ入れ不良なのか、空止まりなのか、
それともたて糸毛羽なのかを判別することが必要であ
る。以下の手順は、判別部6のプログラムによってよこ
入れ不良の修復作業完了後に開始される。開始後、ま
ず、修復時間<基準時間?の判断によって、yesのと
きにたて糸毛羽以外のよこ止まりであると判断される。
その後、逆転1回転?の判断が行われ、その判断結果の
yesまたはnoに応じて、詳細な停止原因が空止まり
であるか、ショートピックまたはベントピック等の本来
のよこ入れ不良であるかが特定される。また、修復時間
<基準時間?の判断がnoのときに、たて糸毛羽である
と判断される。そして、たて糸の緩め?、修復工具の使
用?、閉口位置≧一定時間?の判断が順次行われ、それ
らの判断結果no、yesに応じて、原糸自体の毛羽の
発生、ヘルドの位置での毛羽の発生、筬の位置での毛羽
の発生などの毛羽発生の詳細な停止原因が判別される。
糸切れ検出器のないときの詳細原因判別の手順を示して
いる。この種の織機では、たて糸切れはまず発生しない
が、たて糸の毛羽が原因してよこ入れ不良が発生するこ
とがある。したがって、よこ入れ不良が発生したとき
に、その詳細な停止原因が、ショートピックやベントピ
ック等の本来のよこ入れ不良なのか、空止まりなのか、
それともたて糸毛羽なのかを判別することが必要であ
る。以下の手順は、判別部6のプログラムによってよこ
入れ不良の修復作業完了後に開始される。開始後、ま
ず、修復時間<基準時間?の判断によって、yesのと
きにたて糸毛羽以外のよこ止まりであると判断される。
その後、逆転1回転?の判断が行われ、その判断結果の
yesまたはnoに応じて、詳細な停止原因が空止まり
であるか、ショートピックまたはベントピック等の本来
のよこ入れ不良であるかが特定される。また、修復時間
<基準時間?の判断がnoのときに、たて糸毛羽である
と判断される。そして、たて糸の緩め?、修復工具の使
用?、閉口位置≧一定時間?の判断が順次行われ、それ
らの判断結果no、yesに応じて、原糸自体の毛羽の
発生、ヘルドの位置での毛羽の発生、筬の位置での毛羽
の発生などの毛羽発生の詳細な停止原因が判別される。
【0031】このあと、今回の停止原因が毛羽と判別さ
れた場合に必要に応じて停止原因の自動修正プログラム
が開始される。運転時間≧設定時間?、前回原因=毛羽
?の2つの判断によって、いずれもnoであるとき、前
回の詳細な停止原因を今回の原因と同じく毛羽の発生と
訂正する。また2つの判断項目がいずれもyesである
とき、前回の詳細な停止原因が正しいものとして訂正さ
れない。このように、再運転後の運転時間の大小や前回
原因により、詳細な停止原因が自動的に訂正される。
れた場合に必要に応じて停止原因の自動修正プログラム
が開始される。運転時間≧設定時間?、前回原因=毛羽
?の2つの判断によって、いずれもnoであるとき、前
回の詳細な停止原因を今回の原因と同じく毛羽の発生と
訂正する。また2つの判断項目がいずれもyesである
とき、前回の詳細な停止原因が正しいものとして訂正さ
れない。このように、再運転後の運転時間の大小や前回
原因により、詳細な停止原因が自動的に訂正される。
【0032】次に、図5は、図4のフローチャートの一
部(たて糸張力の緩和、修復工具の使用の有無などの判
断項目)を省略し、判断過程を簡略した場合のフローチ
ャートを示している。
部(たて糸張力の緩和、修復工具の使用の有無などの判
断項目)を省略し、判断過程を簡略した場合のフローチ
ャートを示している。
【0033】また、図6は、一般的な織機すなわちよこ
止まり検出のために、第1フィーラ(H1)、および第
2フィーラ(H2)を備えており、さらにたて止め装置
(ドロッパ装置)を備えているときの詳細な停止原因の
判断過程を示している。この判断過程では、第1フィー
ラ、第2フィーラおよびたて止め装置からの信号によっ
て、まず停止要因の項目が特定され、その後に修復時間
と基準時間との比較、逆転回数やつなぎ糸の使用の有
無、測長貯留装置のスイッチ操作の有無などに応じて、
詳細な停止原因が特定される。
止まり検出のために、第1フィーラ(H1)、および第
2フィーラ(H2)を備えており、さらにたて止め装置
(ドロッパ装置)を備えているときの詳細な停止原因の
判断過程を示している。この判断過程では、第1フィー
ラ、第2フィーラおよびたて止め装置からの信号によっ
て、まず停止要因の項目が特定され、その後に修復時間
と基準時間との比較、逆転回数やつなぎ糸の使用の有
無、測長貯留装置のスイッチ操作の有無などに応じて、
詳細な停止原因が特定される。
【0034】
【発明の効果】本発明では、各種の異常検出用のセンサ
からの信号によって、まず大まかな停止要因が特定さ
れ、その後の修復操作や修復動作に応じて詳細な停止原
因が自動的に正確に判別されるため、織機の部品の交換
や保守点検が正確に行われ、織機の稼動率が向上し、ま
た織物の品質も高められる。また、昼間の操業時間中に
モニタリングを行い、そのモニタリングの結果により、
夜間の織機の機能を適切な状態に設定して運転すれば、
織機が適切な稼動状態に設定されるため、織工の負担も
軽減でき、労務管理の点からも有利である。
からの信号によって、まず大まかな停止要因が特定さ
れ、その後の修復操作や修復動作に応じて詳細な停止原
因が自動的に正確に判別されるため、織機の部品の交換
や保守点検が正確に行われ、織機の稼動率が向上し、ま
た織物の品質も高められる。また、昼間の操業時間中に
モニタリングを行い、そのモニタリングの結果により、
夜間の織機の機能を適切な状態に設定して運転すれば、
織機が適切な稼動状態に設定されるため、織工の負担も
軽減でき、労務管理の点からも有利である。
【図1】本発明の織機の停止原因判別方法を実施するた
めの判別システムのブロック線図である。
めの判別システムのブロック線図である。
【図2】織機停止中での修復時間の説明図である。
【図3】一般的な不良よこ入れ発生時の修復操作の説明
図である。
図である。
【図4】フィラメント織機(たて糸切れ検知器なし)の
場合の詳細な停止原因判別過程のフローチャート図であ
る。
場合の詳細な停止原因判別過程のフローチャート図であ
る。
【図5】図4の判断過程を簡略化したフローチャート図
である。
である。
【図6】一般的な織機(よこ止まり・たて止まり検出手
段付き)の詳細な停止原因判断過程のフローチャート図
である。
段付き)の詳細な停止原因判断過程のフローチャート図
である。
1 判断システム 2 入力部 3 出力部 4 時計 5 時間計測部 6 判断部 7 設定器 8 織機制御装置 9 各種のセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 51/00 D03J 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】 織機の詳細な停止原因に固有の修復動作
に伴う修復態様を詳細な停止原因毎に予め作成してお
き、織機の停止時に、まず異常検出用のセンサからの信
号によって停止要因を特定し、その後の修復動作を各種
のセンサの信号および織機制御装置の信号から検知し、
検知した修復動作を特定された停止要因中の詳細な停止
原因の修復態様と照合し、修復動作に対応する修復態様
から詳細な停止原因を判別することを特徴とする織機の
詳細な停止原因判別方法。 - 【請求項2】 織機の詳細な停止原因に固有の修復動作
に伴う修復態様と修復時間との組み合わせを詳細な停止
原因毎に予め作成しておき、織機の停止時に、まず異常
検出用のセンサからの信号によって停止要因を特定し、
その後の修復動作を各種のセンサの信号および織機制御
装置の信号から検知し、検知した修復動作を特定された
停止要因中の詳細な停止原因の修復態様と修復時間との
組み合わせと照合し、修復動作に対応する修復態様と修
復時間との組み合わせから詳細な停止原因を判別するこ
とを特徴とする織機の詳細な停止原因判別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256901A JP2787385B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 織機の詳細な停止原因判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3256901A JP2787385B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 織機の詳細な停止原因判別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059841A JPH059841A (ja) | 1993-01-19 |
JP2787385B2 true JP2787385B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=17298968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3256901A Expired - Fee Related JP2787385B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | 織機の詳細な停止原因判別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2787385B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0742633B2 (ja) * | 1986-01-22 | 1995-05-10 | 日産テクシス株式会社 | 織機の稼働履歴記録装置 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP3256901A patent/JP2787385B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059841A (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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