JP2739396B2 - 織機の停止原因の訂正方法 - Google Patents

織機の停止原因の訂正方法

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JP2739396B2 JP25690291A JP25690291A JP2739396B2 JP 2739396 B2 JP2739396 B2 JP 2739396B2 JP 25690291 A JP25690291 A JP 25690291A JP 25690291 A JP25690291 A JP 25690291A JP 2739396 B2 JP2739396 B2 JP 2739396B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の停止原因を記憶
する過程で、前回の停止原因の記録内容を自動的に訂正
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に織機の停止原因は、よこ糸および
よこ入れ装置が原因するよこ原因と、たて糸が原因する
たて原因とに大別できる。これらはそれぞれ、公知のよ
こ入れ検知フィーラ、ドロッパー装置等によって検出す
ることができる。
【0003】製織中の停止原因の発生は、上記よこ入れ
検知フィーラ等によって検出され、その結果、織機は自
動的に停止し、織工による修復を待つか、自動修復装置
などによって、再起動可能な状態に設定される。このと
き、織機の保守点検上の管理や織布の品質管理の観点か
ら、その停止原因が記録される。
【0004】ところで、一口に停止原因といっても、そ
の詳細な停止原因は様々である。例えばよこ原因を例に
とれば、ショートピック、ロングピック、ベントピッ
ク、先端トラブル、空止り、あるいはたて糸毛羽等があ
る。これら詳細な停止原因が、直接フィーラによって検
出できれば、その詳細な停止原因は、信頼できるものと
なる。しかし、現在のところ、よこ原因やたて原因等の
大まかな判別はセンサによって検出可能であるが、その
詳細な停止原因まで正確に判断できるセンサは、実用化
されていない。
【0005】そこで、特開昭54−42461号公報
は、センサでは把握できない詳細な停止原因を手動によ
って入力することを開示している。
【0006】
【上記技術の問題点】上記技術によると、詳細な停止原
因が誤って入力されてしまうことがあり、したがって、
管理上のデータの信頼性が低いという問題があった。す
なわち、結果的にはよこ入れ検知フィーラによって異常
を検出されても、その真の原因はたて糸にあることがあ
り、これに気付かなかったとき、誤って、よこ糸に関連
した詳細な停止原因を入力してしまうことがあった。
【0007】例えば、たて糸が緩んでいたためや、たて
糸に毛羽が発生しその毛羽が隣のたて糸と干渉したた
め、あるいは開口装置が不良のために開口不良が発生
し、結果的に、よこ入れ不良が発生することがある。こ
の場合、よこ入れ検知フィーラによって異常を検出され
たものであっても、その停止原因は、たて糸に関連し
た、たて糸緩み、たて糸毛羽、あるいは開口装置不良と
入力すべきである。
【0008】よこ入れ不良が発生して織機が停止した
後、作業員が織り前を確認して、よこ糸がたて糸に掛か
った状態で停止していれば、明らかにたて糸緩み等によ
る開口不良が原因であると判断できる。しかし、開口不
良の場合、単によこ糸先端が折れ曲がるとか、よこ糸先
端がもつれるといった状態になることも少なくない。こ
れは、通常のよこ入れ不良であるベントピックや先端も
つれ等の状態と差異がないことから、それが、たて糸の
異常に起因するものであると判断することは非常に困難
である。
【0009】また従来技術によれば、詳細な停止原因の
入力の間違いに気付いたときには、手動入力により訂正
するものと推測されるが、人為的な設定入力によれば、
判断ミス、入力ミスが避けられず、停止原因の正確な把
握ができないことになる。
【0010】なお、ドロッパー装置等のたて糸切れ検出
器が作動したときには、それはたて糸緩みあるいはたて
糸切れであると確定できる。このとき、たて糸切れ検出
器の出力信号に基づき、停止原因は、たて糸緩みあるい
はたて糸切れとすればよく、将来的にも、訂正の必要は
ない。
【0011】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、今回の織
機の停止時点で、今回の停止原因、前回の停止原因、お
よび前回の停止後の運転状態を参照して、前回の停止原
因を必要に応じて自動的に訂正し、管理上のデータの信
頼性を高めることである。
【0012】
【発明の解決手段】上記目的の下に本発明は、製織中の
停台毎に停止原因として少なくともたて原因およびよこ
原因を記録する過程で、今回の停止原因がたて原因で、
かつ前回の停止後の再起動時点から今回の停止時点まで
の運転期間が所定期間よりも短く、しかも前回の停止原
因がよこ原因と判断されていたとき、前回の停止原因を
今回の停止原因のたて原因に自動的に訂正するようにし
ている。
【0013】一般に、結果的にはよこ入れ不良で停止し
た場合であっても、その真の原因がたて糸緩み、たて糸
毛羽等であるときには、そのたて糸緩み等の真の原因が
修復されない限り、再起動後、比較的短い時間内に再び
同じ現象で停止することになる。本発明は、この事実に
着目したものである。仮に、真の原因がたて糸緩みであ
り、それに起因した開口不良によりよこ入れ不良が発生
したにもかかわらず、作業員がそれを判別できずに誤っ
て、その詳細な停止原因が例えば先端もつれであると入
力したとする。このとき本発明によれば、その後の再起
動による運転期間が所定期間よりも短く、しかも今回の
停止原因がたて糸緩みと判別できた場合には、上記の着
目事実に鑑みて、前回の詳細な停止原因もたて糸緩みで
あると判断し、前回の詳細な停止原因を今回の原因と同
じく、たて糸緩みであると自動的に訂正する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の方法を実施するためのシス
テム構成を示している。織機の停止原因の記録装置1
は、よこフィーラ2、たてフィーラ3、キャッチコード
切れ等を検知するその他のフィーラ4の他、比較器5、
詳細な停止原因の判定・入力装置6に接続されている。
そして、比較器5は、所定の期間の設定器7、記憶器8
を介して運転期間の測定器9に接続されている。
【0015】製織中に、よこ原因、たて原因あるいはそ
の他のフィーラ4と対応する停止原因によって織機が停
止したとき、記録装置1は、よこフィーラ2、たてフィ
ーラ3またはその他のフィーラ4からの信号を直接入力
し、紙またはフロッピーディスクなどに記録していく。
【0016】一方、作業員は、停止した織機の織り前を
確認してその詳細な停止原因を判断し、それを詳細な停
止原因の判定・入力装置6に入力する。判定・入力装置
6はそれを記録装置1に送り込む。したがって、記録装
置1は、よこフィーラ2、たてフィーラ3およびその他
のフィーラ4によって直接検出できる停止要因を記録す
るとともに、その要因の中で判断された詳細な停止原因
を併せて記録していくことなる。
【0017】一方、運転期間の測定器9は、図2に例示
するように、織機の運転信号などを入力として、前回の
停止時点から現在の停止時点までの期間すなわち運転期
間を測定し、記憶器8に送り込み、そこで記憶させてい
る。
【0018】このあと織機が製織を再開し、再び停止原
因が発生すると、上記と同じ動作が繰り返され、停止要
因および詳細な停止原因が合わせて記録されていく。
【0019】このあとに、記録装置1は、訂正機能のプ
ログラムを図3にもとづいて実行していく。
【0020】まず、今回の停止原因=たて原因?の判断
がなされ、YESであれば、運転期間≦所定期間?の判
断が比較器5によってなされ、YESのときに、前回の
停止原因=よこ原因?の判断がなされる。ここでYES
の場合、前回の停止原因は誤判断に基づくものであると
して、前回の停止原因を今回の停止原因であるたて原因
に訂正する。なお、上記の各判断過程で、NOのとき
に、前回の停止原因について訂正を行うことなく、原因
訂正のプログラムを終了する。
【0021】
【実施例2】図4および図5は、過去複数回の運転期間
に基づき、過去の停止原因を訂正することにより、上記
実施例の判断をいっそう正確にしたものである。すなわ
ち、上記実施例のように、過去1回分の運転期間のみに
よる判断では、運転期間が短かったのは、たまたま真に
よこ原因であった可能性がある。これに対し、過去複数
回の運転期間を判断することにより、この現象を除外で
き、一層正確な判断が可能となる。
【0022】原因訂正のフローチャートが開始された
後、今回の停止原因=たて原因?の判断がなされ、YE
Sであるとき、次に前回の運転期間T1≦所定期間?、
前々回の運転期間T2≦所定期間?の判断がなされ、共
にYESであるとき、次に前回の停止原因=よこ原因
?、前々回の停止原因=よこ原因?の判断が順次なさ
れ、共にYESであるとき、訂正の必要ありと判断さ
れ、前回および前々回の停止原因の訂正が行われ、前回
停止原因→たて原因、前々回停止原因→たて原因として
記録される。これらの判断過程で、NOであれば、前回
および前々回の判断の信頼性が高いものとして、訂正が
行われない。
【0023】以上の実施例において、運転期間は時間に
代えて、製織ピック数とすることもできる。また、詳細
な停止原因は、手動入力に代えて、本出願人が別途出願
している提案により、詳細な停止原因に固有の修復動作
に基づいて自動的に判別し、これを自動入力するように
してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明では、織機の停止原因を記録する
過程で、今回の停止原因と前回の停止原因との比較結
果、および前回から今回までの運転期間に基づいて、前
回の停止原因が自動的に訂正されていくため、管理上の
データの信頼性が高められる。
【0025】また、過去複数回にわたった停止原因およ
び運転期間を使用するときは、いっそう正確な訂正が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実行するためのシステムのブロ
ック線図である。
【図2】運転経過のタイムチャート図である。
【図3】停止原因訂正のフローチャート図である。
【図4】運転経過のタイムチャート図である。
【図5】実施例2の停止原因の訂正プログラムのフロー
チャート図である。
【符号の説明】
1 記録装置 2 よこフィーラ 3 たてフィーラ 4 その他のフィーラ 5 比較器 6 詳細な停止原因の判
定・入力装置 7 所定期間の設定器 8 記憶器 9 運転期間の測定器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製織中の停台毎に停止原因として少なく
    ともたて原因およびよこ原因を記録する過程で、今回の
    停止原因がたて原因で、かつ前回の停止後の再起動時点
    から今回の停止時点までの運転期間が所定期間よりも短
    く、しかも前回の停止原因がよこ原因と判断されていた
    とき、前回の停止原因を今回の停止原因のたて原因に訂
    正することを特徴とする織機の停止原因の訂正方法。
  2. 【請求項2】 製織中の停台毎に停止原因として少なく
    ともたて原因およびよこ原因を記録する過程で、今回の
    停止原因がたて原因で、かつ今回までの過去複数回にわ
    たる運転期間がすべて所定期間よりも短く、しかもそれ
    らの前回までの停止原因がすべてよこ原因と判断されて
    いたとき、前回の停止原因を今回の停止原因のたて原因
    に訂正することを特徴とする織機の停止原因の訂正方
    法。
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