JPH0345976Y2 - - Google Patents

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JPH0345976Y2
JPH0345976Y2 JP6527787U JP6527787U JPH0345976Y2 JP H0345976 Y2 JPH0345976 Y2 JP H0345976Y2 JP 6527787 U JP6527787 U JP 6527787U JP 6527787 U JP6527787 U JP 6527787U JP H0345976 Y2 JPH0345976 Y2 JP H0345976Y2
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sensor
defective yarn
signal
circuit
loom
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【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、無杼織機において、よこ入れ不良時
に不良糸を織り前から抜き取るための装置に関
し、特にその装置内のセンサーの状態を確認する
ための装置に係る。
従来技術 実用新案登録出願人は、実開昭62−41083号の
考案により、不良糸除去装置を提案し、それを既
に実用化している。その不良糸除去装置は、よこ
入れ不良の発生時に、織機の停止段階で、よこ入
れ側から不良糸を織り前から抜き取り、織機を自
動的に再起動可能な状態に設定する。
上記不良糸除去装置は、不良糸の除去動作中
に、不良糸の抜き取り状況を各動作段階で検知す
るために、不良糸の案内部分にセンサーを備えて
いる。すなわち、このセンサーは、不良糸の除去
動作中に、不良糸の存在を確認することにより、
不良糸の案内状態や糸切れ状態を検知し、最終的
に抜き取り状態の正常動作、または誤動作を識別
していく。
ところで、織機の運転中に、このセンサーの検
知域に風綿や糸屑が付着すると、あるいはセンサ
ー自身に異常があると、そのセンサーから糸有り
状態のレベルの信号が継続的に、または不連続な
状態で発生し続けることになる。もし、このよう
なセンサーの状態のままで、よこ入れ不良が発生
した後、不良糸除去装置が不良糸の抜き取り動作
を開始すると、不良糸が不良糸除去装置の所定の
位置に案内されないのに、不良糸が所定の位置に
案内されたものと確認することになり、また不良
糸が完全に抜き取られることによつて、センサー
の検知域にもはや不良糸が存在しないにもかかわ
らず、風綿や糸屑の存在あるいは、センサー自身
の異常のために、不良糸の抜き取りが正常に行わ
れなかつたものと判断される。この結果、不良糸
除去装置は、不良糸の除去装置を正確に確認でき
ないことになり、また織機を自動的に再起動させ
るための信号を発生できないことにもなる。さら
に、この状態で織機が停止している時、作業員
は、停止原因が不良糸の抜き取りが正常になされ
なかつたことによるのか、センサー側の異常によ
るものかを判別できないため、迅速な対応ができ
ず、よつて織機の稼動率を低下させることにな
る。
考案の目的 したがつて、本考案の目的は、この種の不良糸
除去装置の誤動作を未然に防止するために、その
センサーの状態を予め確認し、センサーの検知域
に風綿や糸屑などの存在時、センサー自身の異常
時に、その状態を報知できるようにすることであ
る。
考案の解決手段 上記目的のもとに、本考案は、不良糸除去装置
の動作期間以外に例えば織機の正常な運転中に、
センサーの状態を確認するために、確認信号を発
生し、これとセンサーからのセンサー信号との条
件を採つて、センサーの検知域での風綿や糸屑の
有無およびセンサー自身の異常を確認し、風綿な
どの存在時に警報信号を出力するようにしてい
る。
このように、本考案では、不良糸除去装置が動
作する前に、その内部のセンサーの状態が予め確
認できるため、風綿などの存在にもかかわらず、
適切な対応が可能となる。
考案の構成 まず、第1図は、本考案の前提となる不良糸除
去装置1の構成を示している。
不良糸除去装置1は、よこ入れ側で、よこ入れ
ノズル3の近くに設けられており、案内ノズル4
と対向する位置で、案内筒5を備えている。この
案内筒5は、本体6の側面に取り付けられてお
り、内部にセンサー7を備えている。なお、この
本体6は、内部に不良糸8aを巻き取るための手
段を備えており、よこ入れ不良時に、シーケンス
制御部9によつて所定の順序で動作する。
なお、よこ糸8は、上記よこ入れノズル3によ
つてたて糸開口によこ入れされ、カツター10で
切断された後、おさ11によりおさ打ちされ、織
布12となる。このよこ入れ状態は、反よこ入れ
側のフイーラ13によつて検出され、織機制御装
置14にフイーラ信号として送り込まれる。
次に、第2図は、センサー状態確認装置2の具
体的な構成を示している。
上記センサー7は、増幅回路15を経て、比較
回路16の一方の入力端に接続されている。この
比較回路16は他方の入力端で、基準設定器17
に接続されており、また出力側で、タイマー回路
18を経て例えばアンド回路による条件回路19
の一方の入力端に接続されている。この条件回路
19は、他方の入力端で、確認信号の入力端子2
0に接続されており、また出力側で記憶回路21
のセツト入力端に接続されている。この記憶回路
21は、例えばフリツプフロツプであり、リセツ
ト入力端の側でリセツトスイツチ22に接続され
ており、また出力側でドライバー23を介しラン
プ、ブザーその他の表示装置などの警報器24に
接続されており、さらに前記シーケンス制御部9
または織機制御装置14に接続されている。
考案の作用 織機の運転中に、よこ入れノズル3は、よこ糸
8をたて糸開口中によこ入れしていく。よこ糸8
の正常なよこ入れ状態は、フイーラ13によつて
検出され、織機制御装置14に送り込まれる。こ
のようにして、織機制御装置14は、正常なよこ
入れ状態を確認しながら、織機の運転状態を継続
していく。
この間に、例えば織機制御装置14は、1回の
よこ入れ毎に、または、数回のよこ入れ周期で、
〓H”レベルの確認信号を発生し、これを入力端
子20から条件回路19の一方の入力端に送り込
んでいる。一方、センサー7の検知域に風綿や糸
屑などが存在しなければ、センサー7は、糸なし
状態に対応する〓L”レベルのセンサー信号を発
生している。しかし、そのセンサー7の検知域に
風綿や糸屑などが付着していたり、センサー自身
に何らかの異常があると、それ以降、センサー信
号は糸有りの状態となり、〓H”レベルに変化す
る。そしてこの〓H”レベルのセンサー信号は、
増幅回路15によつて増幅され、比較回路16に
送り込まれる。ここで、比較回路16は〓H”レ
ベルのセンサー信号の信号値と、基準設定器17
からの基準信号の信号値とを比較し、その大小関
係に応じて、異なるレベルの比較信号を発生す
る。センサー信号のレベルが基準信号のレベルを
越えたとき、比較信号は、〓H”レベルとなつ
て、タイマー回路18に送り込まれる。〓H”レ
ベルの比較信号がこのタイマー回路18で設定さ
れる時間以上に渡つて継続したとき、その信号
は、タイマー回路18の出力となつて、条件回路
19の一方の入力端に送り込まれる。
このようにして、センサー7の検知域に風綿や
糸屑が付着すると、アンド条件が成立するため、
記憶回路21は、条件回路19によつてセツト状
態となり、警報信号を発生する。その出力でドラ
イバー23を駆動し、ランプ、ブザーその他の表
示装置などの警報器24を動作状態に設定する。
この警報状態によつて、作業員は、よこ入れ不良
の発生前に、センサー7の検知域から風綿や糸屑
などを除去してから、リセツトスイツチ22を操
作して、記憶回路21をリセツト状態とし、不良
糸除去装置1の正常な動作に備える。
一方、この記憶回路21の出力は、必要に応
じ、シーケンス制御部9または織機制御装置14
にも送り込まれている。もし、記憶回路21が警
報信号を出力している期間中に、よこ入れ不良が
発生すると、織機制御装置14は、フイーラ信号
の変化によつて、よこ入れ不良の状態を検知し、
織機停止信号を出力するとともに、シーケンス制
御部9へ不良糸除去装置1の起動指令を与えよう
とするが、記憶回路21が動作中であることを確
認して、不良糸除去装置1に対する起動信号を保
留する。もし、この間にセンサー7の検知域から
風綿や糸屑が作業員によつて除去され、リセツト
スイツチ22によつて記憶回路21がリセツト状
態にされれば、織機制御装置14は、初めてシー
ケンス制御部9に起動指令を与える。なお、よこ
入れ不良が発生したとき、カツター10は作動し
ない。このため、よこ糸8は、不良糸8aにつな
がつたままである。
また、別の方法として、記憶回路21の出力が
織機制御装置14に与えられておらず、シーケン
ス制御部9にのみ与えられているときには、よこ
入れ不良が発生した時点で、織機制御装置14
は、記憶回路21の動作状態に関係なく、シーケ
ンス制御部9に起動指令を与える。すでに、シー
ケンス制御部9は、不良糸除去装置1を動作させ
る前に、センサー7の検知域にまだ風綿や糸屑な
どが存在するかどうかを記憶回路21の警報信号
の出力によつて確認しており、風綿や糸屑の存在
が確認されている場合に、不良糸除去装置1を動
作させずに警報器24を動作させた状態で織機を
停止したままとしておく。または、さらに別の方
法として、シーケンス制御部9は、記憶回路21
の出力状態にかかわりなく、まず不良糸除去装置
1を動作させ、不良糸8aが巻き取られた後に、
記憶回路21の出力状態を確認し、その出力状態
に基づいて、その後の処理を行うようにしてもよ
い。このときのセンサー状態確認装置2は、第2
図の回路に対し、さらに比較回路16の出力を分
岐させ、これを反転回路を経てリセツトスイツチ
22からの出力とともにオアゲートを介して記憶
回路21のリセツト入力端に接続する構成として
いる。
シーケンス制御部9は、織機制御装置14から
起動指令を入力すると、不良糸除去装置1を動作
させる。不良糸除去装置1は、動作指令を受けた
時点で、よこ入れノズル3の先端部分で、案内ノ
ズル4から空気を吹き付け、そのよこ糸8を想像
線で示すように、カツター10の動作域から逃が
すとともに案内筒5の内部に送り込む。その後、
本体6は、吸引空気流を発生して、案内筒5の内
部のよこ糸8を内部に引き込んだ後、よこ糸8を
不良糸8aとともに内部に巻き込んでいく。な
お、このとき、よこ糸8は、よこ入れノズル3の
先端側で、図示しない切断手段により切断されて
いる。
このような一連の巻き取り過程で、センサー7
は、本来なら、案内筒5の内部によこ糸8が案内
されたことを確認し、また巻き取り動作の終了後
に、案内筒5の内部に不良糸8aが存在しないこ
とを確認していく。
ところで、織機の運転中に風綿や糸屑等の存在
により、すでにセンサー7から〓H”レベルの信
号が出力されており、記憶回路21が、警報信号
を出力している場合にも、よこ入れ不良の発生時
点で、不良糸除去装置1が作動する。
しかし、案内ノズル4からの空気流により風綿
や糸屑が除かれたり、不良糸除去の動作中に風綿
や糸屑が不良糸にくつついて除去された場合、不
良糸8aの巻き取り動作の完了とともに、センサ
ー7は、〓L”レベルに変化することになる。そ
して、比較回路16の出力も〓L”レベルに変化
するが、反転回路を通りここで、〓H”レベルに
反転して、記憶回路21のリセツト入力端に出力
されるので、記憶回路21は、リセツト状態とな
る。よつてこの場合、シーケンス制御部9は、上
記したような一連の不良糸除去作業を終了した
後、織機を再起動することになる。
しかし、巻き取り動作の終了後も、センサー7
の検知域にまだ風綿などが存在する場合、またセ
ンサー自身に異常がある場合、記憶回路21は、
なお、警報信号を出力しているため、シーケンス
制御部9は、織機制御装置14に対し再起動指令
を与えず、そのままの状態で待機する。
この場合、警報器24が継続的に動作状態にあ
るから、最終的に、織り工は、その状態を知つ
て、センサー7の検知域から風綿や糸屑などを除
去し、その後の正常動作に備えることになる。
考案の変形例 上記実施例では、〓H”レベルのセンサー信号
の信号値を比較回路16により基準設定器17か
らの基準信号の信号値とを比較し、その大小関係
に応じて、異なるレベルの比較信号を発生するよ
うにしていたが、センサー7および増幅回路15
の種類によつては、上記比較回路16および基準
設定器17は、必ずしも設ける必要はない。
また、ドライバー23および警報器24は、記
憶回路21に直接接続する他に、シーケンス制御
部9または織機制御装置14に接続し、これらか
ら記憶回路21の警報信号に連動する動作信号を
出力するようにしてもよい。
さらに上記実施例は、織機の運転中に、確認信
号を発生しているが、この確認信号は、織機の運
転中でなく、シーケンス制御部9によつて除去動
作を開始した後、センサー7によつて不良糸8a
の案内を確認する直前に行われていても良い。
また、このセンサー7は、通常、光電式である
が、よこ糸8の検出に適当な他の近接スイツチで
あつても良い。
考案の効果 本考案では、不良糸の除去動作に際し、センサ
ーがよこ糸の存在を確認する期間以外で、センサ
ーの検知域の状態すなわち風綿や糸屑などの付着
状態、センサー自身の正常、異常が予め確認でき
るため、不良糸除去装置の誤動作が未然に防止で
きる。
また、よこ入れ不良が発生した後、織機が停止
したときにも、警報状態の確認によつて、風綿や
糸屑を除去するなどの適切な対応が迅速に行える
ため、織機が継続的に原因不明なまま停止するこ
ともなく、その稼動率の低下が未然に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は不良糸除去装置の概略的な構成図、第
2図はセンサー状態確認装置のブロツク線図であ
る。 1……不良糸除去装置、2……センサー状態確
認装置、7……センサー、9……シーケンス制御
部、14……織機制御装置、16……比較回路、
17……基準設定器、18……タイマー回路、1
9……条件回路、21……記憶回路、24……警
報器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. よこ入れ不良の発生時に、不良糸を織り前から
    抜き取る不良糸除去装置において、不良糸除去装
    置内でよこ糸の存在を検知するセンサーと、この
    センサーからのセンサー信号と上記不良糸除去装
    置の抜き取り動作期間以外に与えられる確認信号
    との間で条件を採る条件回路と、この条件回路の
    出力状態に応じ条件の成立状態を保持し、警報信
    号を出力する記憶回路とからなることを特徴とす
    る不良糸除去装置のセンサー状態確認装置。
JP6527787U 1987-05-01 1987-05-01 Expired JPH0345976Y2 (ja)

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JPS63175184U JPS63175184U (ja) 1988-11-14
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