JP2001354690A - プシコースの分離方法 - Google Patents

プシコースの分離方法

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JP2001354690A JP2000171892A JP2000171892A JP2001354690A JP 2001354690 A JP2001354690 A JP 2001354690A JP 2000171892 A JP2000171892 A JP 2000171892A JP 2000171892 A JP2000171892 A JP 2000171892A JP 2001354690 A JP2001354690 A JP 2001354690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 稀少糖類のプシコースの特性や機能性に着目
し、プシコースとフルクトースを含む原液から、擬似移
動層を用いて特定の条件で操作することにより、高純度
かつ高回収率でプシコースを含む溶液を分離できる方法
を提供する。 【解決手段】 プシコースとフルクトースを含む原液か
ら、溶離液として水を用いてプシコース画分とフルクト
ース画分とにクロマト分離する方法において、プシコー
スとフルクトースに対し選択的吸着能力を有する吸着剤
としてカルシウム形の陽イオン交換樹脂が充填された複
数の充填塔を直列かつ無端に連結して循環系を形成し、
該循環系に、糖濃度が40%以上、プシコース組成が2
0%以上の原液、および溶離液を供給し、前記循環系を
4つの帯域に区分し、各液供給部および各画分抜出部を
所定の位置関係を保ちつつ順次循環方向下流側に移行さ
せて吸着剤の擬似移動層を形成し、循環液をプシコース
画分とフルクトース画分とにクロマト分離するプシコー
スの分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、稀少糖類の一つと
してその特性や機能性が注目されるプシコースの分離方
法に関し、とくに擬似移動層式のクロマト分離により、
プシコースとフルクトースを含む溶液からプシコースを
高純度、高回収率で連続的に分離する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、炭水化物原料混合溶液からプ
シコースなどの微少量の単糖類を不純物として分離除去
する技術として、結晶法やイオン交換樹脂、ゼオライト
による吸着分離法等が知られている。しかし、稀少糖類
であるプシコースを生産対象糖類として、それを大量に
分離生産する技術は知られていない。
【0003】一方、2成分以上を含有する原液中の特定
成分を分離する方法として、擬似移動層式クロマト分離
装置を用いた分離方法が知られている。この擬似移動層
式クロマト分離装置は、代表的には原液中に含まれる2
成分以上の成分中の特定成分に対して選択的吸着能力を
有する吸着剤を充填した多数の充填塔を配管で直列に連
結するとともに、最後部の充填塔と最前部の充填塔を配
管で連結することによって、全体を無端に連結した充填
塔群の系として形成した装置において、原液の供給、溶
離液の供給、および非吸着液(つまり、吸着剤に対し吸
着能力の低い非吸着物質を多く含む画分)の抜き出し、
吸着液(つまり、吸着剤に対し吸着能力の高い吸着物質
を多く含む画分)の抜き出しの各位置関係を一定に保ち
ながら、これらの位置を経時的に系内循環方向下流側に
順次移行させることで、吸着剤の実際の移動を行わずに
吸着剤が移動するのと同等の機能を発揮させ、移動層の
処理操作を擬似的に実現する装置であることはよく知ら
れている。このような擬似移動層式クロマト分離装置を
用いて、糖類を含む原液からグルコースやフルクトース
を含む画分を分離するようにした技術も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
主として除去対象とされていた稀少糖類のプシコースの
特性や機能性に着目し、プシコースとフルクトースを含
む原液から、擬似移動層を用いて特定の条件で操作する
ことにより、高純度かつ高回収率でプシコースを含む溶
液を分離できる方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、プシコースとフルクトースを含む溶
液から高純度のプシコースを含む溶液を高回収率で分離
する方法について検討した結果、原液糖濃度が40%
(全溶液中の重量%、以下同様)以上、プシコース組成
が20%(全固形分中の重量%、以下同様)以上の溶液
を擬似移動層により連続的にクロマト分離することによ
り工業的に有効な高純度、高回収率でプシコース溶液を
連続的に大量生産できることを見いだし、本発明に到達
したものである。
【0006】すなわち、本発明に係るプシコースの分離
方法は、プシコースとフルクトースを含む原液から、溶
離液として水を用いてプシコースを多く含むプシコース
画分とフルクトースを多く含むフルクトース画分とにク
ロマト分離する方法において、プシコースとフルクトー
スに対し選択的吸着能力を有する吸着剤としてカルシウ
ムイオンを有するカルシウム形の陽イオン交換樹脂が充
填された複数の充填塔を直列かつ無端に連結して原液お
よび溶離液が循環可能な循環系を形成し、該循環系に、
糖濃度が40%以上、プシコース組成が20%以上の原
液、および溶離液を供給し、前記循環系を、溶離液供給
部からプシコース画分抜出部までのプシコースの脱着帯
域、プシコース画分抜出部から原液供給部までのプシコ
ースの濃縮帯域、原液供給部からフルクトース画分抜出
部までのプシコースの吸着帯域、フルクトース画分抜出
部から溶離液供給部までのフルクトースの回収帯域の4
つの帯域に区分し、各供給部および各抜出部を所定の位
置関係を保ちつつ順次循環方向下流側に移行させること
により吸着剤の擬似移動層を形成して、循環液をプシコ
ース画分とフルクトース画分とに連続的にクロマト分離
することを特徴とする方法からなる。
【0007】このプシコースの分離方法においては、分
離したフルクトース画分を原液の製造工程に回収して再
利用することも可能である。
【0008】本発明に係るプシコースの製造方法は、上
記のようなプシコースの分離方法を用いて、高純度かつ
高回収率でプシコースを連続的に製造することを特徴と
する方法からなる。この方法により、高純度のプシコー
スを工業的規模で大量生産することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について望ましい
実施の形態とともに詳細に説明する。本発明に係るプシ
コースの分離方法においては、プシコースとフルクトー
スを含む、糖濃度が40%以上、プシコース組成が20
%以上の原液から、溶離液として水を用いてプシコース
画分とフルクトース画分とにクロマト分離される。ま
ず、この本発明で用いるクロマト分離法の基本的な概念
について説明する。
【0010】図1に模式的に示すように、特定の吸着剤
1、つまり本発明においてはカルシウム形の強酸性陽イ
オン交換樹脂が複数の充填層(本発明では充填塔2)に
充填され、該複数の充填塔2が直列かつ無端に連結され
て原液Fおよび溶離液Dが循環可能な循環系3が形成さ
れる。吸着剤としてのカルシウム形強酸性陽イオン交換
樹脂1は、プシコースとフルクトースに対し選択的吸着
能力を有し、プシコースに対しては高い吸着能力を発揮
するが、フルクトースに対しては実質的に非吸着性であ
る。この吸着能力の差に起因して生じる、循環系3内の
溶液のプシコースの濃度分布およびフルクトースの濃度
分布を利用し、プシコースを多く含むプシコース画分C
とフルクトースを多く含むフルクトース画分Aとが、そ
れぞれ特定の位置から抜き出される。このクロマト分離
を連続的に行うには、循環系3内への液の供給位置およ
び循環系3内の定常的な循環流に対して、吸着剤を反循
環流方向に相対的に移動させる必要がある。この相対移
動は、実際に吸着剤を移動させることでも達成できる
が、そうすると各成分の濃度分布がくずれたり、吸着剤
に物理的な力が作用して吸着剤の粉砕等の問題が生じる
ので、各液の供給位置および各画分の抜出位置を一定の
関係に保ちながら、順次循環流下流側に間欠的に移行さ
せることにより、吸着剤が移動されたのと同等の効果が
得られるようにしたのが、擬似移動層式のクロマト分離
である。
【0011】このような擬似移動層式のクロマト分離に
おいては、循環系3が、溶離液Dの供給部からプシコー
ス画分Cの抜出部までのプシコースの脱着帯域4と、プ
シコース画分Cの抜出部から原液Fの供給部までのプシ
コースの濃縮帯域5と(図1におけるCnがプシコース
の濃縮分布を示している。)、原液Fの供給部からフル
クトース画分Aの抜出部までのプシコースの吸着帯域6
と(図1におけるAnがフルクトースの濃度分布を示し
ている。)、フルクトース画分Aの抜出部から溶離液D
の供給部までのフルクトースの回収帯域7との4つの帯
域に区分される。これら4つの帯域が、各液の供給位置
および各画分の抜出位置を図1に示したような位置関係
に保ちながら、適切な時間間隔をもって順次下流側に移
行されることにより、擬似的に吸着剤の移動層が形成さ
れ、擬似移動層式のクロマト分離が行われる。
【0012】このような擬似移動層式クロマト分離方法
を実施するための、本発明に係る装置の構成例を図2お
よび図3に示す。
【0013】図2に示す擬似移動層式クロマト分離装置
11においては、8塔の充填塔12が設けられ、各充填
塔12内には、原液中に含まれるプシコースとフルクト
ースに対し選択的吸着能力を有する吸着剤13として、
カルシウム形強酸性陽イオン交換樹脂が充填されてい
る。各充填塔12は、配管14により、各充填塔12の
出口から隣接する充填塔12の入口へと連結されて、全
体として直列に連結されており、最後部の充填塔12
(たとえば、図2におけるNo.8充填塔12)の出口
から最前部の充填塔12(たとえば、図2におけるN
o.1充填塔12)の入口へと配管14で連結されるこ
とにより、全充填塔12が無端に連結されている。した
がって、この全充填塔12が無端に連結された系は、流
体が矢印方向に循環可能な循環系15として形成されて
いる。この循環系15内のいずれか適当な部位に、循環
ポンプPRが配設されている。また、循環系15には、
循環系15内の圧力が予め設定した所定圧以上にはなら
ないように、異常高圧逃がし用に安全弁16(又はリリ
ーフ弁)が設けられている。
【0014】上記循環系15に対し、原液タンク17に
収容されている、プシコースとフルクトースを含む原液
18が供給される。本実施態様では、原液18は、原液
供給ポンプPFにより原液供給ライン19を介して供給
され、供給圧が設定圧以上になるとリリーフ弁20によ
ってタンク17に戻される。原液供給ライン19は、各
分岐供給ライン21に分岐され、原液は各分岐供給ライ
ン21を介して各充填塔12の入口側に供給可能となっ
ている。各分岐供給ライン21には、開閉可能な原液供
給弁F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8
が設けられており、開弁された原液供給弁のラインを介
して対応する充填塔12に原液が供給される。
【0015】溶離液タンク22に収容されている溶離液
23(本発明では水)は、本実施態様では、溶離液供給
ポンプPDにより、溶離液供給ライン24を介して供給
され、供給圧が設定圧以上になるとリリーフ弁25によ
ってタンク22に戻される。溶離液供給ライン24は、
各分岐供給ライン26に分岐され、溶離液は各分岐供給
ライン26を介して充填塔12の入口側に供給可能とな
っている。各分岐供給ライン26には、開閉可能な溶離
液供給弁D1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、
D8が設けられており、開弁された溶離液供給弁のライ
ンを介して対応する充填塔12に溶離液が供給される。
【0016】各充填塔12と、その下流側に位置する充
填塔12との間の配管14からは、フルクトース画分抜
出ライン27が分岐され、各抜出ライン27には、各ラ
インを開閉可能なフルクトース画分抜出弁A1、A2、
A3、A4、A5、A6、A7、A8が設けられてい
る。各抜出ライン27は、合流されて一つのフルクトー
ス画分合流管28にまとめられている。抜き出されたフ
ルクトース画分はクロマト分離用原液の製造工程すなわ
ちフルクトースの一部をプシコースにする反応工程用の
原料フルクトース溶液収容タンク(図示略)に回収する
ことができる。
【0017】同様に、配管14から、プシコース画分抜
出ライン29が分岐され、各抜出ライン29には、各ラ
インを開閉可能なプシコース画分抜出弁C1、C2、C
3、C4、C5、C6、C7、C8が設けられている。
各抜出ライン29は、合流されて一つのプシコース画分
合流管30にまとめられており、ここからプシコース画
分が抜き出される。
【0018】このように構成された擬似移動層式クロマ
ト分離装置11を用いて、本発明に係るプシコースの分
離方法が実施され、循環系15に糖濃度が40%以上、
プシコース組成が20%以上の原液と、水からなる溶離
液とが供給される。そして、前述の図1に示したような
基本的な分離処理操作が行われるように、各弁の開閉が
制御されて、本発明に係るプシコースの分離方法が実施
される。各弁の開閉制御により、各液の供給位置および
各画分の抜出位置が所定の位置関係に保たれながら、順
次下流側に移行される。この移行が、循環系15に対し
一巡すると、分離処理の1サイクルが終了する。
【0019】この1サイクルの動作例を表1に示す。表
1には、各弁F1〜F8、D1〜D8、A1〜A8、C
1〜C8の開閉制御状態が示されており、表中の数字は
各弁の番号を示しており(たとえば、Fの項で「1」は
F1の弁を示している)、その番号が記入されている弁
が開弁されることを表している。また、循環ポンプPR
の項では、丸印は作動オン状態を示しており、本実施態
様では基本的に循環ポンプPRは分離処理中常時運転さ
れている。
【0020】
【表1】
【0021】図3は、本発明の方法に適用可能な別の実
施態様に係る擬似移動層式クロマト分離装置を示してい
る。本実施態様では、装置全体の簡素化、小型化がはか
られつつ、プシコースの高純度、高回収率での分離が可
能となっている。
【0022】本実施態様に係るクロマト分離装置41で
は、充填塔の数が4塔とされており、このクロマト分離
装置41で原液タンク42からの原液43の分離処理を
行う。クロマト分離装置41は、4つの充填塔44(N
o.1〜No.4充填塔)を備えており、各充填塔44
内には、原液43中に含まれる特定成分としてのプシコ
ースとフルクトースに対し選択的吸着能力を有するカル
シウム形陽イオン交換樹脂からなる吸着剤45が充填さ
れている。各充填塔44は、配管46により、各充填塔
44の出口から隣接する充填塔44の入口へと連結され
て、全体として直列に連結されており、最後部の単位充
填塔44(たとえば、図3におけるNo.4充填塔4
4)の出口から最前部の単位充填塔44(たとえば、図
3におけるNo.1充填塔44)の入口へと配管46で
連結されることにより、全充填塔44が無端に連結され
ている。したがって、この全充填塔44が無端に連結さ
れた系は、流体が矢印方向に循環可能な循環系47とし
て形成されている。
【0023】上記循環系47内のいずれか適当な部位
に、循環ポンプPRが配設されている。また、循環系4
7内の各隣接充填塔44間の部位には、それよりも循環
方向下流側の充填塔44に対し循環系47を遮断可能な
遮断弁R1、R2、R3、R4が設けられている。各遮
断弁R1〜R4と、その上流側に位置する各充填塔44
の出口との間には、吸着剤45に対し吸着能力の低いフ
ルクトースを多く含むフルクトース画分の抜き出しライ
ン48がそれぞれ分岐され、各抜き出しライン48に
は、各ラインを開閉可能なフルクトース画分抜出弁A
1、A2、A3、A4が設けられている。各抜き出しラ
イン48は、合流されて一つのフルクトース画分合流管
49にまとめられている。また、同様に、吸着剤45に
対し吸着能力の高いプシコースを多く含むプシコース画
分の抜き出しライン50がそれぞれ分岐され、各抜き出
しライン50には、各ラインを開閉可能なプシコース画
分抜出弁C1、C2、C3、C4が設けられている。各
抜き出しライン50は、合流されて一つのプシコース画
分合流管51にまとめられている。
【0024】循環系47には、循環系47内の圧力が予
め設定した所定圧以上にはならないように、異常高圧逃
がし用に安全弁52(又はリリーフ弁)が設けられてい
る。また、各充填塔44間には、逆流防止用の逆止弁5
3が設けられている。
【0025】循環系47内には、原液43と、溶離液タ
ンク54に収容された溶離液55が供給可能となってい
る。原液43は、本実施態様では、供給流量の制御が可
能な原液供給ポンプPFにより、原液供給ライン56を
介して供給され、供給圧が設定圧以上になるとリリーフ
弁57によって原液タンク42に戻される。原液供給ラ
イン56は、各分岐供給ライン58に分岐され、原液は
各分岐供給ライン58を介して各充填塔44の入口側に
供給可能となっている。各分岐供給ライン58には、開
閉可能な原液供給弁F1、F2、F3、F4が設けられ
ており、開弁された原液供給弁のラインを介して対応す
る充填塔に原液が供給される。
【0026】溶離液55は、本実施態様では、供給流量
の制御が可能な溶離液供給ポンプPDにより、溶離液供
給ライン59を介して供給され、供給圧が設定圧以上に
なるとリリーフ弁60によって溶離液タンク54に戻さ
れる。溶離液供給ライン59は、各分岐供給ライン61
に分岐され、溶離液は各分岐供給ライン61を介して各
充填塔44の入口側に供給可能となっている。各分岐供
給ライン61には、開閉可能な溶離液供給弁D1、D
2、D3、D4が設けられており、開弁された溶離液供
給弁のラインを介して対応する充填塔44に溶離液が供
給される。
【0027】このように構成されたクロマト分離装置4
1において、分離処理は次のように行われる。すなわ
ち、このクロマト分離装置41では、5つの工程の運転
が可能となっており、そのうち少なくとも第3の工程
と、第2または第5の工程を含むように運転される。
【0028】第1の工程では、いずれかの遮断弁Rが閉
じられた状態で、いずれかの溶離液供給弁Dが開かれて
溶離液が対応する充填塔44の入口側から循環系47内
に供給され、そのときのフルクトース画分の抜き出し位
置に相当するフルクトース画分抜出弁Aが開かれ、その
フルクトース画分抜き出しライン48を通してフルクト
ース画分の全量が抜き出される。
【0029】第2の工程では、いずれかの遮断弁Rが閉
じられた状態で、いずれかの溶離液供給弁Dと原液供給
弁Fが開かれて、溶離液と原液がそれぞれ対応する充填
塔44の入口側から循環系47内に供給され、そのとき
のフルクトース画分の抜き出し位置に相当するフルクト
ース画分抜出弁Aが開かれ、そのフルクトース画分抜き
出しライン48を通してフルクトース画分の全量が抜き
出される。
【0030】第3の工程では、一切の供給、抜き出し、
遮断は行われず、原液と溶離液の混合液が循環系47内
を循環ポンプPRにより循環移動され、循環系47内の
液のフルクトース画分とプシコース画分への分離が促進
される。
【0031】第4の工程では、いずれかの遮断弁Rが閉
じられた状態で、いずれかの溶離液供給弁Dが開かれて
溶離液が対応する充填塔44の入口側から循環系47内
に供給され、そのときのプシコース画分の抜き出し位置
に相当するプシコース画分抜出弁Cが開かれ、そのプシ
コース画分抜き出しライン50を通してプシコース画分
の全量が抜き出される。
【0032】第5の工程では、いずれかの遮断弁Rが閉
じられた状態で、いずれかの溶離液供給弁Dと原液供給
弁Fが開かれて、溶離液と原液がそれぞれ対応する充填
塔44の入口側から循環系47内に供給され、そのとき
のプシコース画分の抜き出し位置に相当するプシコース
画分抜出弁Cが開かれ、そのプシコース画分抜き出しラ
イン50を通してプシコース画分の全量が抜き出され
る。
【0033】このような第1〜第5の工程のうち、少な
くとも第3の工程と、第2または第5の工程(望ましく
は第5の工程)を含むように運転される。もちろん、第
1〜第5の工程全てを含んでいてもよい。このような擬
似移動層式クロマト分離装置41を用いて、本発明に係
るプシコースの分離方法が実施され、循環系47に、糖
濃度が40%以上、プシコース組成が20%以上の原液
と、水からなる溶離液とが供給される。
【0034】この擬似移動層式クロマト分離装置41の
運転の一例を、表2に示す。表2には、各弁F、D、
A、Cの開閉制御状態が示されており、表中の数字は各
弁の番号を示しており(たとえば、Fの項で1はF1の
弁を示している)、その番号が記入されている弁が開弁
されることを表している。空欄の場合には、閉弁の状態
を示している。また、遮断弁Rの項では、遮断する弁
(つまり、閉じる弁)の番号を示している。空欄の場合
には全遮断弁Rは開かれている。さらに、循環ポンプP
Rの項では、丸印は作動オン状態を示しており、空欄の
場合には、作動がオフとされ、循環系47内での必要な
液の移動は循環ポンプPR内のクリアランスを介して行
われ、そのときの液の抜き出しは、溶離液供給ポンプP
Dまたは/および原液供給ポンプPFの吐出圧を利用し
て行われる。
【0035】表2において、工程No.1−1〜1−5
から工程No.4−1〜4−5までが、本クロマト分離
装置41における分離処理の1サイクルを示している。
【0036】
【表2】
【0037】工程No.1−1〜1−5についてみる
に、工程1−1では、遮断弁R1が閉じられ、溶離液供
給弁D3が開かれて溶離液が循環系47内に供給される
とともに、フルクトース画分抜出弁A1が開かれて、そ
こからフルクトース画分の全量が抜き出される。したが
って、この工程1−1は前述の第1の工程に相当してい
る。
【0038】工程1−2では、上記状態に加え、原液供
給弁F1が開かれ、溶離液に加えて原液が循環系47内
に供給される。したがって、この工程1−2は前述の第
2の工程に相当している。
【0039】工程1−3では、弁F、D、A、Cは全て
閉じられるとともに、遮断弁Rは全て開かれ、循環ポン
プPRが作動されて、循環系47内の液が循環移動され
てフルクトース画分、プシコース画分への分離が促進さ
れる。したがって、この工程1−3は前述の第3の工程
に相当している。
【0040】工程1−4では、弁D3が開かれ遮断弁R
3が閉じられて、循環系47内に溶離液が供給されると
ともに、プシコース画分抜出弁C3が開かれて、そこか
らプシコース画分の全量が抜き出される。したがって、
この工程1−4は前述の第4の工程に相当している。
【0041】工程1−5では、工程1−3と同様の運転
とされる。この工程1−5は前述の第3の工程に相当し
ている。この例では、前述の第5の工程は省略されてい
る。
【0042】以上の一連の工程1−1〜1−5は、原
液、溶離液の供給位置、フルクトース画分、プシコース
画分の抜き出し位置、および循環系47の遮断位置が、
ある特定の位置関係をもって実行され、これら一連の工
程1−1〜1−5が終了すると、その特定の位置関係を
維持しつつ、各制御対象弁の位置が下流側に一つ移行さ
れ、次の一連の工程2−1〜2−5が実行される。この
移行を順次行うことにより、擬似移動層式クロマト分離
装置としての作動が成立する。
【0043】工程2−1〜2−5、工程3−1〜3−
5、工程4−1〜4−5では、上記の如く各弁の位置が
一つずつ移行された状態にて、上記工程1−1〜1−5
と同様の運転が実行される。工程1−1〜4−5までが
実行されると、分離処理の1サイクルが終了する。
【0044】上記分離処理においては、原液供給ポンプ
PFおよび溶離液供給ポンプPDは、定流量供給制御と
してもよいし、流量制御を行ってもよい。流量制御を行
う場合には、たとえば溶離液のみの供給から、溶離液と
原液の両液の供給に移行する場合、トータルの供給量を
一定にするような制御を行うこともでき、より高精度の
分離が可能となる。
【0045】このような本実施態様に係るクロマト分離
装置41では、とくに第2の工程、第5の工程にて、溶
離液と原液の両方が循環系47に供給され、そのときの
抜き出し対象となるフルクトース画分またはプシコース
画分の全量が抜き出されるので、抜き出し対象画分のみ
に的を絞って分離および抜き出すことが可能となり、両
画分を同時に分離、抜き出し対象とする場合に比べ、少
ない充填塔44の数で高精度の分離が可能となる。ま
た、一つの対象画分の全量抜き出しであるから、2つの
画分を同時抜き出しする場合のような抜き出し量のバラ
ンスを考慮する必要は全くなく、抜き出し側には基本的
に流量制御手段や背圧制御手段は不要になる。少ない充
填塔数、抜き出し側の簡素化により、クロマト分離装置
41全体として大幅に簡素化される。
【0046】また、とくに上記第2、第5の工程では、
原液と溶離液の両液が時間的に重複されてともに供給さ
れるので、別々にシリーズに供給される場合に比べ、運
転時間が短縮され、分離処理1サイクルの時間が大幅に
短縮される。
【0047】さらに、第3の工程が必須とされること
で、原液と溶離液の混合液が循環系47内を循環され
て、少ない充填塔数でありながら、フルクトース画分、
プシコース画分への十分に高い分離効率が容易に達成さ
れる。
【0048】
【実施例】実施例1 図2に示した擬似移動層式クロマト分離装置11を用い
て、プシコース25%、フルコトース75%よりなる全
糖濃度48%のプシコース原液を分離した。No.1〜
No.8の各充填塔12は内径20mm、高さ0.45
mの円筒形とし、各充填塔12内にはカルシウム形の強
酸性陽イオン交換樹脂“アンバーライト”CR1220
(ロームアンドハース社製)を1.13L充填した。各
充填塔12内は約60℃に保持した。この擬似移動層に
おいてプシコース原液および溶離液としての水の供給量
(1サイクル当たりの供給量)をそれぞれ以下の条件で
運転した。 プシコース原液供給量 : 0.081L 水供給量 : 0.489L フルコトース画分抜出量 : 0.286L プシコース画分抜出量 : 0.286L 循環流量 : 0.904L 1サイクルあたりの時間 : 0.72 H 定常状態において抜き出されたフルクトース画分および
プシコース画分の糖組成を表3に示す。なおプシコース
画分中のプシコースの回収率は96.0%であった。
【0049】
【表3】
【0050】実施例2 図3に示した擬似移動層式クロマト分離装置41を用い
て、実施例1と同一糖濃度のプシコース原液を下記条件
で実施例1と同様にプシコースの分離を行った。No.
1〜No.4の各充填塔44は内径28mm、高さ1.
0mの円筒形とし、各充填塔44にはカルシウム形の強
酸性陽イオン交換樹脂“アンバーライト”CR1220
(ロームアンドハース社製)を2.46L充填した。充
填塔44内は約60℃に保持した。この擬似移動層にお
いてプシコース原液および溶離液としての水の供給量を
(1サイクル当たりの供給量)をそれぞれ以下の条件で
運転した。 プシコース原液供給量 : 0.268L 水供給量 : 1.777L フルコトース画分抜出量 : 1.186L プシコース画分抜出量 : 0.860L 循環流量 : 0.187L 1サイクルあたりの時間 : 0.76 H 定常状態において抜き出されたフルクトース画分および
プシコース画分の糖組成を表4に示す。なおプシコース
画分中のプシコースの回収率は98.7%であった。
【0051】
【表4】
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプシコー
スの分離方法によれば、次のような優れた効果が得られ
る。 (1)原液の品質を何ら損なうことなく原液より高純度
のプシコース溶液を得ることができる。 (2)原液の品質を何ら損なうことなく原液よりプシコ
ースを高回収率で分離、回収できる。 (3)試薬を用いることなく分離、回収ができ、安いラ
ンニングコストで実施することができる。 (4)連続的にまた工業的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で適用する擬似移動層式クロマト分離方
法の説明図である。
【図2】本発明の一実施態様に係るプシコースの分離方
法を実施するためのクロマト分離装置の機器系統図であ
る。
【図3】本発明の別の実施態様に係るプシコースの分離
方法を実施するためのクロマト分離装置の機器系統図で
ある。
【符号の説明】
1 吸着剤 2 充填塔(充填層) 3 循環系 4 プシコースの脱着帯域 5 プシコースの濃縮帯域 6 プシコースの吸着帯域 7 フルクトースの回収帯域 A フルクトース画分 C プシコース画分 D 溶離液 F 原液 11、41 クロマト分離装置 12、44 充填塔 13、45 吸着剤 14、46 配管 15、47 循環系 17、42 原液タンク 18、43 原液 19、56 原液供給ライン 21、58 原液分岐供給ライン 22、54 溶離液タンク 23、55 溶離液 24、59 溶離液供給ライン 26、61 溶離液分岐供給ライン 27、48 フルクトース画分抜出ライン 28、49 フルクトース画分合流管 29、50 プシコース画分抜出ライン 30、51 プシコース画分合流管 PR 循環ポンプ A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8 フ
ルクトースの画分抜出弁 C1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8 プ
シコースの画分抜出弁 PF 原液供給ポンプ PD 溶離液供給ポンプ F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8 原
液供給弁 D1、D2、D3、D4、D5、D6、D7、D8 溶
離液供給弁 R1、R2、3、R4 遮断弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591286270 株式会社伏見製薬所 香川県丸亀市中津町1676番地 (72)発明者 何森 健 香川県高松市仏生山町甲1015番地14 (72)発明者 安田 学 東京都江東区新砂1丁目2番8号 オルガ ノ株式会社内 Fターム(参考) 4C057 AA12 BB02 4D017 AA07 BA04 CA17 CB01 DA02 DA03 DB01 EA10 EB01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プシコースとフルクトースを含む原液か
    ら、溶離液として水を用いてプシコースを多く含むプシ
    コース画分とフルクトースを多く含むフルクトース画分
    とにクロマト分離する方法において、プシコースとフル
    クトースに対し選択的吸着能力を有する吸着剤としてカ
    ルシウム形の陽イオン交換樹脂が充填された複数の充填
    塔を直列かつ無端に連結して原液および溶離液が循環可
    能な循環系を形成し、該循環系に、糖濃度が40%以
    上、プシコース組成が20%以上の原液、および溶離液
    を供給し、前記循環系を、溶離液供給部からプシコース
    画分抜出部までのプシコースの脱着帯域、プシコース画
    分抜出部から原液供給部までのプシコースの濃縮帯域、
    原液供給部からフルクトース画分抜出部までのプシコー
    スの吸着帯域、フルクトース画分抜出部から溶離液供給
    部までのフルクトースの回収帯域の4つの帯域に区分
    し、各供給部および各抜出部を所定の位置関係を保ちつ
    つ順次循環方向下流側に移行させることにより吸着剤の
    擬似移動層を形成して、循環液をプシコース画分とフル
    クトース画分とに連続的にクロマト分離することを特徴
    とするプシコースの分離方法。
  2. 【請求項2】 分離したフルクトース画分を原液の製造
    工程に回収する、請求項1のプシコースの分離方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のプシコースの分離方
    法を用いて、高純度かつ高回収率でプシコースを連続的
    に製造することを特徴とするプシコースの製造方法。
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