JP2001354604A - アルコール化合物の製造方法 - Google Patents

アルコール化合物の製造方法

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JP2001354604A
JP2001354604A JP2000175030A JP2000175030A JP2001354604A JP 2001354604 A JP2001354604 A JP 2001354604A JP 2000175030 A JP2000175030 A JP 2000175030A JP 2000175030 A JP2000175030 A JP 2000175030A JP 2001354604 A JP2001354604 A JP 2001354604A
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Shinobu Izumi
忍 和泉
Hironobu Nago
洋信 名郷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲン原子が置換した芳香族環を有するア
シル化合物を還元してアルコール化合物を選択的に合成
する方法を提供すること。 【解決手段】 該アシル化合物を、ジブチルエーテル等
の比誘電率が4未満の有機溶媒中で、水素化アルミニウ
ムリチウム等の還元剤と混合させることなどにより還元
し、そのホルミル基又はハロホルミル基が選択的に還元
されたアルコール化合物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコール化合物
の製造方法に関する。更に詳しくは、ホルミル基又はハ
ロホルミル基を有し、これら基に隣接する炭素原子に、
ハロゲン原子で置換された芳香族環を有する有機基が結
合したアシル化合物のホルミル基又はハロホルミル基を
還元して、対応する構造のアルコール化合物を製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン原子で置換された芳香族環を有
する有機基が結合した炭素原子に−CH2OH基が結合
したアルコール化合物は、フォトクロミック化合物の重
要な中間体のひとつである。
【0003】従来、このようなアルコール化合物は、対
応するアシル化合物をヒドリド還元することによって合
成されていた。例えば、ジャーナルオブオーガニックケ
ミストリーには、下記式
【0004】
【化3】
【0005】で示されるアシル化合物を、還元剤として
水素化アルミニウムリチウムを用いてジエチルエーテル
溶媒中で還元し、下記式
【0006】
【化4】
【0007】で示されるアルコール化合物を得る方法が
記載されている{J.Org.Chem.,34,(1
968)1904〜1906}。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では、生成したアルコール化合物がさらに還元されて
脱ハロゲン化反応が起こり、下記式
【0009】
【化5】 で示される脱ハロゲン体が生成したり、下記式
【0010】
【化6】
【0011】で示される二量体が生成したりする副反応
が起こるため、目的とするアルコール化合物を高選択率
で得る事ができないという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、脱ハロゲン化反応およ
び二量化反応を抑制し、高い選択率でアルコール化合物
を得る方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく、対応するアシル化合物からアルコール化
合物を得る方法に関して、鋭意検討を行なった。その結
果、特定の比誘電率を有する反応溶媒を用いた場合には
上記脱ハロゲン体や二量体を生成する副反応を抑制する
ことができることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0014】即ち、本発明は、下記一般式(1)
【0015】
【化7】
【0016】(式中、R1は、ハロゲン原子で置換され
た芳香族環を有する1価又は2価の有機基であり、R2
は1価又は2価の有機基であり、R1とR2の価数は常に
等しく、R1及びR2が共に2価の場合、両者は互いに結
合してR1及びR2が結合する炭素原子と共に環を形成
し、Zは水素原子又はハロゲン原子である。)で示され
るアシル化合物を比誘電率が4未満である有機溶媒中で
還元して下記一般式(2)
【0017】
【化8】
【0018】{式中、R1及びR2は、それぞれ上記一般
式(1)におけるR1およびR2と同義である。}で示さ
れるアルコール化合物を製造することを特徴とするアル
コール化合物の製造方法である。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明では、前記一般式(1)で
示されるアシル化合物のアシル基、より具体的にはホル
ミル基又はハロホルミル基を選択的に−CH2−OH基
に還元し、対応する構造、即ち前記一般式(2)で示さ
れる構造のアルコール化合物を製造する。
【0020】本発明で使用するアシル化合物は、前記一
般式(1)で示される化合物であれば特に限定されな
い。
【0021】前記一般式(1)中のR1は、ハロゲン原
子で置換された芳香族環を有する1価又は2価の有機基
であり、R2は1価又は2価の有機基である。但し、R1
とR 2の価数は常に等しく、R1及びR2が共に2価の場
合には、両者は互いに結合して前記一般式(1)におい
てR1及びR2が結合する炭素原子と共に環を形成する。
該R1及びR2について、(i)両者が共に1価の有機基
である場合、及び(ii)両者が共に2価の有機基である
場合に分けて、以下に更に詳しく説明する。
【0022】(i)R1及びR2が共に1価の有機基であ
る場合:R1は、ハロゲン原子で置換された芳香族環を
有する1価の有機基であれば特に限定されない。ハロゲ
ン原子で置換される芳香族環としては、芳香族炭化水素
環、又は芳香族不飽和複素環を例示することができ、好
適な芳香族炭化水素環としては、ベンゼン環、ナフタレ
ン環、アントラセン環、フェナンスレン環等が、好適な
芳香族不飽和複素環としては、チオフェン環、フラン
環、ピラン環、ピロール環、ピリジン環等が挙げられ
る。
【0023】これら芳香族環に置換基として存在するハ
ロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素
原子が挙げられるが、合成上の簡便さから臭素が好適で
ある。芳香族環に置換基として存在するハロゲン原子の
数は1以上であればその数及び置換位置は特に限定され
ない。置換するハロゲン原子の数が2以上の場合には、
各ハロゲン原子は互いに異なっていてもよいが、化合物
入手の容易さの観点から、各ハロゲン原子の種類は同一
であるのが好適である。なお、還元反応中に芳香族環の
脱ハロゲン化反応が起こり難いという観点から芳香族環
に存在するハロゲン原子の数は1であるのが最も好まし
い。また、上記芳香族環には、ハロゲン原子以外にも還
元反応を行う際に還元されない置換基であれば、他の置
換基を有していてもよい。このような他の置換基を例示
すると、メチル基、エチル基、nプロピル基、イソプロ
ピル基、secブチル基、tertブチル基等の炭素数
1〜5のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、nプロ
ポキシ基、イソプロポキシ基、nブトキシ基、secブ
トキシ基、tertブトキシ基等の炭素数1〜5のアル
コキシ基;フェノキシ基、ナフトキシ基等の炭素数6〜
20のアラルコキシ基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等の炭素数6〜20のアリール基;ベ
ンジル基、フェネチル基、トリチル基等の炭素数7〜2
1のアラルキル基が挙げられる。
【0024】R1は、このような芳香族環を有する1価
の有機基であれば、該芳香族環以外の部分の構造は特に
限定されないが、生成物であるアルコール化合物の有用
性が高いという観点から、置換基として少なくとも1個
のハロゲン原子、及び必要に応じて上記した他の置換基
を有する置換アリール基であるのが好適である。
【0025】また、R2は、還元反応時に変化しない1
価の有機基であれば特に限定されない。このような有機
基としては、R1と同じ、置換基として少なくとも1個
のハロゲン原子、及び必要に応じて上記他の置換基を有
する置換アリール基;の他、置換基としてハロゲン原子
を有さず、前記他の置換基を有する置換アリール基;非
置換のアリール基;メチル基、エチル基、nプロピル
基、イソプロピル基、secブチル基、tertブチル
基等の炭素数1〜5のアルキル基;メトキシ基、エトキ
シ基、nプロポキシ基、イソプロポキシ基、nブトキシ
基、secブトキシ基、tertブトキシ基等の炭素数
1〜5のアルコキシ基;及びフェノキシ基、ナフトキシ
基等の炭素数6〜20のアラルコキシ基等が例示でき
る。
【0026】(ii)R1及びR2が共に2価の有機基であ
る場合:この場合には、R1とR2とは互いに結合し、前
記一般式(1)におけるR1及びR2が結合する炭素原子
と共に環を形成する。この場合、前記一般式(1)で示
されるアシル化合物は下記式
【0027】
【化9】
【0028】{式中、R1、R2、及びZは、前記一般式
(1)と同義である。}で示される化合物になる。
【0029】このときのR1及びR2としては、それぞれ
前記(i)で示した1価の有機基であるR1及びR2にお
ける任意の一つの水素原子が、それぞれR2及びR1と結
合する結合手に変わったものが挙げられる。好適なR1
としては、フェニレン基等の置換基として少なくとも1
個のハロゲン原子、及び必要に応じて前記他の置換基を
有する置換アリーレン基が挙げられ、また、好適なR2
としては、フェニレン基等の置換若しくは非置換のアリ
ーレン基;エチレン基、プロピレン基等の炭素数1〜5
のアルキレン基からなる群より選ばれる一種の二価の有
機基等が挙げられる。
【0030】これらの中でも、目的物の有用性が高いと
いう観点から、R1及びR2の組合わせとして、互いに結
合して、下記式
【0031】
【化10】
【0032】(式中、X1及びX2は互いに異なっていて
もよいハロゲン原子であり、pは1〜4の整数であり、
qは0〜4の整数である。)で示されるような環を与え
るような基の組合わせであるのが特に好適である。
【0033】また、前記一般式(1)において、Zは、
水素原子又はハロゲン原子である。該ハロゲン原子とし
ては、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素原子が挙げられ
る。Zに関しては、合成の簡便さの観点から塩素原子で
あるのが特に好適である。
【0034】本発明においては、生成物の有用性が高い
という観点から、下記一般式(3)
【0035】
【化11】
【0036】(式中、X1及びX2は互いに異なっていて
もよいハロゲン原子であり、pは1〜4の整数であり、
qは0〜4の整数であり、Zは水素原子又はハロゲン原
子である。)で示されるアシル化合物を使用するのが特
に好適である。
【0037】なお、上記アシル化合物を用いた場合に
は、下記一般式(4)
【0038】
【化12】 で示されるアルコール化合物が得られる。
【0039】本発明の製造方法では、前記一般式(1)
で示されるアシル化合物を、比誘電率が4未満の有機溶
媒中で還元する。還元反応をジエチルエーテルのように
比誘電率が4以上の有機溶媒中で行なった場合には、副
反応を十分に抑制することができず、目的物の収率が低
下する。
【0040】比誘電率が4未満の有機溶媒としては、還
元反応に対して不活性なものであれば特に限定されな
い。本発明で使用できる比誘電率が4未満の有機溶媒を
具体的に例示すると、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、
オクタン、シクロヘキサン、トルエン、ベンゼン、ジブ
チルエーテル、ブチルメチルエーテル等が挙げられる。
なお、これら有機溶媒は単独で使用しても2種類以上を
混合して使用してもよい。さらに、混合溶媒を使用する
場合には、最終的に得られる混合溶媒の比誘電率が4未
満となっていればよく、混合する溶媒として比誘電率が
4を越える有機溶媒を使用することも可能である。例え
ば、比誘電率4.20のジエチルエーテルと比誘電率
3.06のジブチルエーテルを体積比1:4の割合で混
合して比誘電率が3.3となるように調製した混合溶媒
を使用することもできる。本発明においては、目的物の
収率がより高くなるという観点から、ジブチルエーテ
ル、ブチルメチルエーテル等の比誘電率が2.0〜3.
5、特に2.5〜3.3の有機溶媒を用いるのが好適で
ある。
【0041】本発明の製造方法における、前記一般式
(1)で示されるアシル化合物の還元は、上記のような
有機溶媒中で該アシル化合物と還元剤とを接触させ、ア
シル化合物のホルミル基又はハロホルミル基{−C(=
O)Z基}を−CH2−OH基に還元することにより行な
うことができる。この時使用する還元剤としては、所謂
ヒドリド還元に分類される上記還元反応を起こすことが
知られている公知の還元剤が制限なく使用できる。この
ような還元剤としては、水素化アルミニウムリチウム、
水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化アルコキシア
ルミニウム、水素化ホウ素リチウム、ジイソブチルアル
ミニウムヒドリド、水素化アルミニウム等の金属水素化
合物が挙げられる。これらの中でも、還元力の強さの観
点から、水素化アルミニウムリチウム、又は水素化アル
コキシアルミニウムを使用するのが好適である。
【0042】還元剤の使用量は、還元反応が十分に進行
する量であれば特に限定されないが、副反応を抑制する
という観点より、アシル化合物のモル数の1.0〜3.
0倍、特に1.5〜2.0倍のモル数となる量使用する
のが好適である。
【0043】アシル化合物と還元剤とを接触させる方法
は、特に限定されず、例えば有機溶媒中で両者を混合す
ることにより行なうことができる。このとき、接触効率
を高めるために攪拌を行なうのが好適である。混合の順
序も前記有機溶媒が存在しない状態で両者が接触しない
ようにする以外は特に限定されず、反応容器内に有機溶
媒、アシル化合物、および還元剤をほぼ同時に仕込んで
もよいし、予め有機溶媒が仕込まれている反応容器内に
アシル化合物および還元剤を別々に同時に、或いは順次
添加してもよい。
【0044】還元反応の反応条件は、使用するアシル化
合物、還元剤、有機溶媒の種類によって異なるため一概
に規定することはできないが、一般的には、反応温度と
しては−10℃〜10℃の範囲を選択するのが好まし
い。また、反応は常圧下、減圧下、加圧下のいずれで行
なうことも可能だが装置や操作性の観点から常圧下で行
なうのが好適である。さらに、還元剤は水分と反応して
失活するため、反応は乾燥窒素等の乾燥雰囲気下で行な
うのが好適である。
【0045】このようにして得られたアルコール化合物
は、反応溶媒を留去し、ヘキサン等の溶媒で晶析するこ
とにより単離することができる。
【0046】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0047】実施例1 まず、下記式
【0048】
【化13】
【0049】で示される4-ブロモフルオレニル-9-カ
ルボン酸1.71g(7.00ミリモル)と塩化チオニ
ル3.33g(28.00ミリモル)を7mlのトルエ
ン中で4時間還流した後に、塩化チオニルとトルエンを
60℃において減圧留去して、アシル化合物として下記
【0050】
【化14】
【0051】で示される4-ブロモフルオレニル-9-ア
シルクロリド2.15g(7.00ミリモル)を得た。
【0052】次いで、この4-ブロモフルオレニル-9-
アシルクロリド2.15g(7.00ミリモル)をジブ
チルエーテル(比誘電率3.06)16mlに溶解させ
てアシル化合物溶液とした。その後、水素化アルミニウ
ムリチウム53.2mg(14.0ミリモル)をジブチ
ルエーテル18mlに懸濁させることによって別途調製
した懸濁液に上記アシル化合物溶液を0℃で90分かけ
て滴下し60分撹拌を続けた。その後に、反応溶液中に
10%塩酸水溶液を10ml加えて反応溶液を酸性にし
て、有機層を分離した。分離した有機層を液体クロマト
グラフィーで分析し、目的物であるアルコール化合物、
ならびに副生成物である脱ハロゲン体(目的アルコール
化合物の芳香族環中のハロゲン原子が水素原子に置換し
た化合物)及び二量体(目的アルコール化合物が二量化
したもの)の反応収率(原料アシル化合物のモル数基
準。単位はモル%)を求めた。その結果を表1に示す。
【0053】実施例2〜6 原料となるカルボン酸化合物の種類を変え、実施例1と
同様にして表1及び表2に示す各種アシル化合物を合成
した。得られた各種アシル化合物を用い、使用する有機
溶媒をジブチルエーテルから表1および表2に示す有機
溶媒に変えた他は、実施例1と同様にして還元反応を行
った。反応生成物の分析結果を表1および表2に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】比較例1〜3 反応溶媒としてのジブチルエーテルを表3に示す各有機
溶媒に変えた他は実施例1と同様にして還元反応を行っ
た。その結果を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】表3に示されるように、比誘電率が4以上
の有機溶媒を使用すると副生成物の生成量が増加し、目
的物の収率が低下することが分かる。
【0059】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、前記一般式
(1)で示されるアシル化合物から前記一般式(2)で
示されるアルコール化合物を高収率で得ることができ
る。しかも、脱ハロゲン体や二量体等の副生成物の生成
を抑制することができるので、精製を容易に行なうこと
が出来、精製時のロスも大幅に少なくすることができ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、ハロゲン原子で置換された芳香族環を
    有する一価又は二価の有機基であり、R2は一価又は二
    価の有機基であり、R1とR2の価数は常に等しく、R1
    及びR2が共に二価の場合、両者は互いに結合してR1
    びR2が結合する炭素原子と共に環を形成し、Zは水素
    原子又はハロゲン原子である。)で示されるアシル化合
    物を比誘電率が4未満である有機溶媒中で還元して下記
    一般式(2) 【化2】 {式中、R1及びR2は、それぞれ上記一般式(1)にお
    けるR1およびR2と同義である。}で示されるアルコー
    ル化合物を製造することを特徴とするアルコール化合物
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)及び前記一般式(2)
    において、R1が少なくとも1個のハロゲン原子で置換
    されたアリール基、又は少なくとも1個のハロゲン原子
    で置換されたアリーレン基であり、R2が置換若しくは
    非置換のアリール基、アルキル基、アルコキシ基、及び
    アラルコシ基からなる群より選ばれる一種の一価の有機
    基、又は置換若しくは非置換のアリーレン基、或いはア
    ルキレン基からなる二価の有機基である請求項1記載の
    アルコール化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 水素化アルミニウムリチウムを用いて還
    元を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のアルコール化合物の製造方法。
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