JP2001353254A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001353254A
JP2001353254A JP2000176605A JP2000176605A JP2001353254A JP 2001353254 A JP2001353254 A JP 2001353254A JP 2000176605 A JP2000176605 A JP 2000176605A JP 2000176605 A JP2000176605 A JP 2000176605A JP 2001353254 A JP2001353254 A JP 2001353254A
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reels
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Mitsuo Ebihara
満夫 海老原
Yoshinori Sumiyasu
義則 角保
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West C KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転リールの複雑な動きを可能にして新たな
ゲーム性を実現するとともに、デザイン変更も容易なス
ロットマシンを提供する。 【解決手段】 大型の液晶ディスプレイ2を取付けると
共に、実際に回胴を回転させてなる真の回転リールRa
〜Rcの他に、画像データによって擬似的に回転動作を
実現する擬似回転リール1a〜1cを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータを用いた娯楽機械に関し、特に、液晶ディスプレイ
やCRTディスプレイなどの大型表示装置を備えるスロ
ットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スロットマシンを楽しむ場合に
は、遊戯者は、機器にメダルを投入した後でスタートレ
バーを操作して回転リールの回転を開始させる。その
後、停止ライン上に当たり絵柄が揃うようなタイミング
でストップボタンを押し、3列の回転リールを順番に停
止させている。
【0003】このようなスロットマシンでは、回転リー
ルは、機械的に回転する回胴によって構成されている。
また、回転リールの周囲には、点灯又は消灯して有効な
停止ライン本数を示す停止ラインランプや、7セグメン
トLEDなどによって構成されたクレジット表示部など
が配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のスロットマシンは、機械的に回転する回転リールと、
その回りのランプやLEDによって構成されているの
で、ランプやLEDの配置位置や配置個数を簡単に変更
することはできず、機器のデザインを変更する場合に
は、原則として金型から作り直す必要があり不便であっ
た。
【0005】また、回転リールは、機械的に回転する回
胴によって構成されているので、複雑で不規則な動きを
させることができず、勢いゲームが単調となり興奮に欠
ける部分があった。また、賭博的要素を排除するために
は、遊戯者を飽きさせないで、なるべくゲームの進行を
遅らせ、ツキに見放されているときでも無闇にメダルを
浪費しないようなゲーム機が望まれるとことである。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであって、回転リールの複雑な動きを可能にして新
たなゲーム性を実現するとともに、無闇にメダルを浪費
しないようなスロットマシンを提供することを課題とす
る。また、機器のデザイン変更が極めて容易なスロット
マシンを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、遊戯者の開始操作に応答し
て回転する複数個の回転リールを、遊戯者の停止操作に
応答して停止させ、回転リールの絵柄の整列状態に応じ
てゲーム結果を決定するスロットマシンであって、液晶
ディスプレイやCRTディスプレイなどの表示装置を設
けると共に、前記回転リールを、実際に回胴を回転させ
てなる真の回転リールと、画像データによって擬似的に
回転動作を実現する擬似回転リールとで構成するように
している。
【0008】本発明では、擬似回転リールを備えている
ので、真の回転リールでは不可能な複雑で不規則な動き
が可能となる。また、単なる回転運動を表示するだけで
はなく、内部当たりの状態を告知したり、その他の演出
画面を挿入することによって遊戯者の気持ちを盛り上げ
ることが可能となる。なお、真の回転リールと擬似回転
リールとは、最終停止状態では実質的に同じ状態とする
のが好ましいが、実質的に同じであれば足りるので、互
いに同じ絵柄を表示させる場合に限らず、真の回転リー
ルの停止状態を特有の言葉や絵柄などで表現して、当選
状態の喜びや外れ状態の無念さを表現することも含まれ
る。
【0009】本発明では、各回のゲーム終了までの特定
のタイミングにおいて、表示装置には、擬似回転リール
に代えて特有の文字や絵柄を表示させても良い。このよ
うな構成を採った場合には、例えば、内部抽選によって
大当たり状態であった場合に、最終的な大当たり状態の
確定に向けて、遊戯者の喜びを盛り上げたり、遊戯者の
操作を誘導することができる。また、内部抽選による当
選状態を正しく告知したり、内部抽選の結果を虚偽も含
めて予告することもできる。
【0010】また、本発明では、真の回転リールの回転
中、前記表示装置には、擬似回転リールに加えて、遊戯
者の停止操作にとって目標となる絵柄を表示させるよう
にしても良い。このような構成を採った場合には、停止
ライン上に揃えたい絵柄の通過タイミングを容易に把握
できるので、初心者にとっても目標の絵柄を揃えること
が容易となる。
【0011】また、本発明に係る表示装置には、擬似回
転リールの他に、停止ラインランプやクレジット数など
の表示部も含めて描画されているのが好ましい。このよ
うな構成を採った場合には、従来、ランプやLEDを用
いていた部分が不要となるので、内部プログラムや画像
データを変更するだけで機器のデザインを変更すること
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の態様】以下、実施例に基づいて、この発
明を更に詳細に説明する。図1は、実施例に係るスロッ
トマシンSLを示す外観図である。このスロットマシン
SLは、機械的に回転する比較的小さな回転リールRa
〜Rcの下側に、装置本体の横幅にほぼ等しい大型の液
晶カラーディスプレイ2が設けられている点に特徴があ
る。外観上、その他の部分は、従来のスロットマシンと
同じであり、メダル投入口3、スタートレバー4、スト
ップボタン5a〜5c、メダル払出部6、メダル投入ボ
タンB1,B2,B3などを備えている。
【0013】液晶ディスプレイ2には、回転リールRa
〜Rcと同様に回転する擬似回転リール1a〜1cと、
停止ラインの有効な本数を示す停止ラインランプLP
と、クレジット枚数などを表示する数値表示部CRとが
カラー画像で描画されている。また、液晶ディスプレイ
2には、この機器の動作に関する画像も必要な文字と共
に描画されている。なお、機械的に回転する回転リール
Ra〜Rcには、各々21個の当たり絵柄が描かれてい
るが、擬似回転リール1a〜1cにも同じ絵柄が描画さ
れるようになっている。
【0014】スロットマシンSLは、メイン回路20
と、液晶表示用回路30とに大別されるが、図2は、メ
イン回路20の回路構成を図示したものである。メイン
回路20は、ROM7、RAM8、CPU9によるマイ
コン制御によってスロットマシンとしての主たる動作を
実現している。また、このメイン回路20は、回転リー
ルRa〜RcをステッピングモータMによって機械的に
回転させるモータ駆動部10と、位置センサ(不図示)
の出力に基づいて回転リールRa〜Rcの回転位置を検
出する位置検出部11と、メダル投入口3からのメダル
投入枚数を検出する枚数検出部12と、ストップボタン
5a〜5cの操作を検出するストップ信号入力部13
と、受け皿6にメダルを払い出すメダル払出部14と、
乱数発生部15と、液晶表示用回路30に制御データを
出力する出力ポート19とを備えている。
【0015】乱数発生部15は、パルス発振器16と、
発振パルスを計数するカウンタ17と、ラッチ回路18
とで構成されている。そして、スタートレバー4が操作
されると、カウンタ17の計数値がラッチ回路18に取
り込まれるようになっており、取り込まれた値によって
各回のゲームの当否や当選状態が決まるようになってい
る。なお、この実施例では、当選状態は、大当たり状態
(一般にビッグボーナスと称する)、中当たり状態(一
般にレギュラーボーナスと称する)、子当たり状態(一
般にフルーツ当たりなどと称する)に大別されているこ
とにする。
【0016】回転リールRa〜Rcには、位置センサが
設けられており、回転リールRa〜Rcが基準位置を通
過するタイミングを把握できるようになっている。した
がって、CPU9は、この位置センサの出力と、ステッ
ピングモータMに供給されるパルス数とによって、回転
リールRa〜Rcの現在位置を知ることができることに
なる。
【0017】図3は、液晶表示用回路30のブロック図
を図示したものである。この回路30は、メイン回路2
0からの制御データを受ける入力ポート31と、液晶表
示用回路30の全体の動作を制御するCPU32と、C
PU32の作業域として用いられるRAM33と、CP
U32のための制御プログラムが格納されたROM34
と、液晶カラーディスプレイ2の表示画面を描画するた
めの高速処理を行うVDC(video display controller)
35と、擬似回転リールの絵柄など多数の画像データを
圧縮状態で記憶するグラフィックROM36と、VDC
35により画像データが解凍・展開されるVRAM37
と、VDC35に制御されて液晶カラーディスプレイ2
を駆動するLCDドライバ38とで構成されている。
【0018】VDC35は、CPU32からのコマンド
に基づいて動作するものであり、通常、CPU32によ
って指定された圧縮画像データを画像用ROM36から
読み出して解凍し、これをLCDドライバ38の走査に
対応した映像信号に変換して出力している。このVDC
35は、ゲーム用に開発されたものが用いられ、複数の
画素から構成される画像データを画面上で移動可能に表
示するスプライト機能によって、スロットマシンとして
の擬似回転リールの動きを実現している。なお、VDC
35は、液晶ディスプレイ2に対応した同期信号(垂直
同期信号及び水平同期信号)を出力する機能も果たして
いる。
【0019】一方、ROM34に格納された制御プログ
ラム21には、少なくとも、入力ポート31からの制御
データを解釈し、この制御データに基づいて、スロット
マシンとしての各動作を実現する表示パターンを構成す
るプログラムが含まれている。すなわち、スロットマシ
ンには、メダル投入動作、スタートレバー操作に対
応する回転リールの回転動作、ストップボタン操作に
対応する回転リールの停止動作、その他、ボーナスゲ
ームやレギュラーボーナスに関する動作などが必要であ
る。そこで、CPU32は、スロットマシンSLが今ど
のような状態にあるかをメイン回路20からの制御デー
タによって認識し、それに応じた液晶ディスプレイ2の
表示パターンを構築し、その表示状態を実際に実現する
ようにVDC35に指令している。以下、更に具体的に
説明する。
【0020】[初期状態]初期状態では、その旨の制御
データをメイン回路20から受けたCPU32は、受信
した制御データとROM34内の制御プログラムとに基
づいて、初期画面の画面パターンを構築する。初期画面
は特に限定されないが、例えば、回転リールRa〜Rc
について前回ゲーム終了時の画像と、停止ラインランプ
LPの消灯した画像と、クレジット表示部の画像と、そ
の他の部分である背景画像とで構成されている。そし
て、このような初期画面のパターンを実際に描画するよ
う、VDC35に指令を発する。
【0021】一方、指令を受けたVDC35は、必要な
画像圧縮データを読み出して解凍し、液晶ディスプレイ
2が所定の初期画面になるようにLCDドライバ38を
制御する。以上の動作の結果、液晶ディスプレイ2の中
央部には、擬似回転リール1a〜1cが描画され、回転
リールRa〜Rcの前回ゲーム終了時の絵柄が、静止状
態で回転方向に3個ほど見えることになる。
【0022】なお、擬似回転リール1a〜1cに重複し
て、水平方向に3本(L1〜L3)、斜め方向に2本
(L4,L5)の停止ラインが描画されており、メダル
投入口3からのメダル投入枚数に応じて有効な停止ライ
ンの本数が変わるようになっている(図4参照)。停止
ラインランプLP1〜LP5は、前記した有効な停止ラ
インを明示するためのものである。
【0023】[メダル投入]各回のゲームは、通常、メ
ダル投入口3にメダルを投入することから開始される。
例えば、1枚目のメダルを投入すると、その旨がメイン
回路20からCPU32に入力ポート31を通して連絡
されるので、CPU32は、表示ランプLP1が点灯さ
れた画像となるようVDC35に指令する。一方、指令
を受けたVDC35は、表示ランプLP1が点灯状態と
なる画像が液晶ディスプレイ2に実現されるようLCD
ドライバ38を制御する。
【0024】以下、同様であり、2枚目のメダルを投入
すると、液晶ディスプレイ2には表示ランプLP2,L
P3が更に点灯された画像が表示され、3枚目のメダル
を投入すると液晶ディスプレイ2には表示ランプLP
4,LP5が更に点灯された画像が描画される。
【0025】[クレジット動作]ゲーム開始に先立っ
て、多数のメダルをメダル投入口3に投入することもあ
るが、そのような場合には、その旨がメイン回路20か
ら入力ポート31を通してCPU32に連絡され、CP
U32からVDC35への指令に基づいて液晶ディスプ
レイ2においてクレジット表示部CRの画像が変更され
る。具体的には、3枚目以降のメダル投入枚数がクレジ
ット表示部CRに表示されるよう、VDC35がLCD
ドライバ38を制御する。
【0026】一方、各回のゲーム開始時には、メダル投
入動作に代えてメダル投入ボタンB1,B2,B3が押
下される場合もある。かかる場合には、メダル投入ボタ
ンB1,B2,B3が押下されたことは、メイン回路2
0から入力ポート31を通してCPU32に連絡され
る。そして、CPU32からVDC35への指令に基づ
いて液晶ディスプレイ2の画像が変更され、クレジット
表示部CRの表示は−1,−2,−3され、それぞれメ
ダル1枚投入、メダル2枚投入、メダル3枚投入の状態
が描画される。
【0027】[スタートレバー操作]このような準備の
後で、遊戯者がスタートレバー4を操作すると、その瞬
間のカウンタ17の値に基づいて今回のゲームの当否及
び当選状態が決定される(内部抽選の動作)。また、ス
タートレバー4が操作されると、CPU9の制御によっ
て回転リールRa〜Rcの回転が開始されるが、回転リ
ールRa〜Rcの現在位置は、常時CPU9によって認
識されている。そこで、CPU9は、出力ポート19に
各回転リールRa〜Rcの位置情報を出力する。
【0028】一方、液晶表示用回路30のCPU32
は、入力ポート31からの入力データによって各回転リ
ールRa〜Rcの位置を把握して、液晶ディスプレイ2
の擬似回転リール1a〜1cも同じ動作をするよう、V
DC35に指令を発する。すると、VDC35はグラフ
ィックROM36の該当する画像データを読み出すと共
に、スプライト機能などを用いて回転リールの回転動作
を演出する。
【0029】[停止操作]上記のようにして、回転リー
ルRa〜Rcと共に液晶ディスプレイ上の回転リール1
a〜1cの回転が開始されると、ストップボタン5a〜
5cが操作可能な状態となり、遊戯者は、順次、狙いを
つけたタイミングでストップボタンを押すことになる。
このストップボタンの押下タイミングは、ストップ信号
入力部13からCPU9に通知されるので、CPU9は
内部抽選の結果に応じて、当選状態なら当選絵柄が停止
ライン上に揃うように回転リールを停止させる。なお、
ストップボタンの押下タイミングが悪くて当選絵柄を揃
えることができない場合や、内部抽選の結果がハズレ状
態であれば、ハズレ絵柄が停止ライン上に揃うことにな
る。
【0030】機械的に回転する回転リールRa〜Rc
は、上記の動作にしたがって順次停止されていくが、液
晶ディスプレイ2の擬似回転リール1a〜1cは、画像
データによって構築されているので、最終の停止状態に
至るまでに、もっと自由な遊戯者に興奮を与えるような
停止制御が可能となる。図5〜図7は、その一例を図示
したものである。
【0031】(小当たりの場合)内部抽選によってベル
絵柄の小当たり状態であり、且つ、ストップボタン5の
押下タイミングが正しく、停止ライン上に回転リールR
a〜Rcのベル絵柄が揃う場合を想定する(図5(a)
参照)。このような場合には、液晶ディスプレイ2の擬
似回転リール1a〜1cも、回転リールRa〜Rcに連
動して回転し、回転リールRa〜Rcと同様に停止され
る。但し、全ての擬似回転リール1a〜1cが停止した
後は、当選絵柄に円形の強調マークが付くとか、当選絵
柄が点滅することによって当選状態をより効果的に演出
する。なお、このような演出は、メイン回路20からの
制御データに基づき、CPU32がVDC35に指令を
発することによって実現される。
【0032】(大当たりの場合)内部抽選によって大当
たり状態であり、且つ、ストップボタン5の押下タイミ
ングが正しく、停止ライン上に回転リールRa〜Rcの
大当たり絵柄が揃う場合を想定する(図6(a)参
照)。このような場合には、液晶ディスプレイ2の擬似
回転リール1a〜1cも、回転リールRa〜Rcに連動
して回転し、回転リールRa〜Rcと同様に最初の2つ
の擬似回転リール1a,1bは停止されるが、3つ目の
擬似回転リール1cは独特の動作を行う。
【0033】例えば、図6(b)の実施例では、3つ目
の回転リールRcが停止しても、擬似回転リール1cは
停止せず、停止ライン上を行き過ぎた後、改めて逆回転
して停止ライン上に当選絵柄を揃えている。また、図7
の実施例では、3つ目のストップボタン5cが押され、
CPU9が当選絵柄を停止ライン上に揃えることができ
ると判断した段階で、リーチアクションを演出する旨の
制御データをCPU32に送っている。
【0034】すると、この制御データに起因して、CP
U32は、VDC35に指令を発することによって、図
7(b)のようなリーチアクションを実現する。具体的
には、当たり絵柄が停止ライン上に近づくと液晶ディス
プレイ2の全体には「リーチ」との文字が現れ、その
後、液晶ディスプレイ2全体を使用して当たり絵柄の移
動が表示され、最後に回転リールRa〜Rcと同じ状態
になった後、改めて「大当たり」の文字を表示して遊戯
者に大当たり状態の大きな興奮を演出する。
【0035】以上、回転リールの動作について具体例を
挙げたが、本装置では液晶ディスプレイ2によって回転
リールRa〜Rcとは別の擬似回転リール1a〜1cが
描かれているので、その他の自由な演出を実現すること
が可能になる。例えば、図8は、ストップボタンを押す
タイミングを把握しやすいようにした実施例を図示した
ものである。この実施例では、停止させたいと遊戯者が
狙っている大当たり絵柄(7)や中当たりの絵柄(BA
R)を静止状態で描画すると共に、その間に回転する絵
柄を描画するものである。このようにすると、狙ってい
る絵柄(BARや7)が正面を通過するタイミングを容易
の把握できるので、初心者でも正しいタイミングでスト
ップボタンを押すことができる。
【0036】以上、本発明の実施例について具体的に説
明したが、実施例の内容は特に本発明を限定するもので
はない。すなわち、本発明の趣旨は、実際に回胴を回転
させてなる真の回転リールとは別に、画像データによっ
て擬似的に回転動作を実現する擬似回転リールを設ける
ことであり、それ以外は適宜に変更することができる。
したがって、液晶表示用の回路30におけるCPU32
とVDC35の機能分担についても適宜に変更できるの
は勿論であり、また、回転リールRa〜Rcの回転位置
を、CPU9を介することなく、CPU32が直接的に
把握して良いのも当然である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転リールの複雑な動きを可能にして新たなゲーム性を
実現するとともに、無闇にメダルを浪費しないようなス
ロットマシンを実現できる。また、機器のデザイン変更
が極めて容易なスロットマシンを実現することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るスロットマシンを示す外観図であ
る。
【図2】図1のスロットマシンについてメイン回路のブ
ロック図を図示したものである。
【図3】液晶画面表示用回路のブロック図を図示したも
のである。
【図4】停止ラインを図示したものである。
【図5】擬似回転リールの描画例を図示したものであ
る。
【図6】擬似回転リールの描画例を図示したものであ
る。
【図7】擬似回転リールの描画例を図示したものであ
る。
【図8】擬似回転リールの描画例を図示したものであ
る。
【符号の説明】
1a〜1c 擬似回転リール Ra〜Rc 回転リール SL スロットマシン 2 表示装置(液晶ディスプレイ)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯者の開始操作に応答して回転する複
    数個の回転リールを、遊戯者の停止操作に応答して停止
    させ、回転リールの絵柄の整列状態に応じてゲーム結果
    を決定するスロットマシンであって、 液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどの表示装置
    を設けると共に、前記回転リールを、実際に回胴を回転
    させてなる真の回転リールと、画像データによって擬似
    的に回転動作を実現する擬似回転リールとで構成するよ
    うにしたスロットマシン。
  2. 【請求項2】 真の回転リールと擬似回転リールとは、
    最終停止状態では実質的に同じ状態となるが、その最終
    停止状態に至るまでに、擬似回転リールでは不規則な動
    きをさせるようにした請求項1に記載のスロットマシ
    ン。
  3. 【請求項3】 各回のゲーム終了までの特定のタイミン
    グにおいて、前記表示装置には、擬似回転リールに代え
    て特有の文字や絵柄を表示させるようにした請求項1又
    は請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 真の回転リールの回転中は、前記表示装
    置には、擬似回転リールに加えて、遊戯者の停止操作に
    とって目標となる絵柄を表示させるようにした請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記表示装置には、擬似回転リールの他
    に、停止ラインランプやクレジット部などの表示部も含
    めて描画されている請求項1ないし請求項4のいずれか
    に記載のスロットマシン。
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