JP2001351252A - ディスクの再生装置およびディスクの再生方法 - Google Patents

ディスクの再生装置およびディスクの再生方法

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JP2001351252A
JP2001351252A JP2000169947A JP2000169947A JP2001351252A JP 2001351252 A JP2001351252 A JP 2001351252A JP 2000169947 A JP2000169947 A JP 2000169947A JP 2000169947 A JP2000169947 A JP 2000169947A JP 2001351252 A JP2001351252 A JP 2001351252A
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JP
Japan
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focus
signal
optical pickup
amplifier
gain
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JP2000169947A
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Koichi Okamoto
孝一 岡本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0945Methods for initialising servos, start-up sequences

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDの種類にかかわらずフォーカスサーボが
かかるまでの時間を短縮する。 【解決手段】 CD10から信号を再生する光学ピック
アップ22と、この光学ピックアップ22の出力信号を
増幅するアンプ23とを設ける。このアンプ23の出力
信号を使用して光学ピックアップ22のフォーカスサー
ボを行うフォーカスサーボ回路242を設ける。CD1
0から信号の再生を開始するとき、アンプ23を基準の
利得として光学ピックアップ22のフォーカス合わせを
実行する。このフォーカス合わせに成功したときには、
フォーカスサーボ回路242を有効にしてCD10から
信号の再生を開始する。フォーカス合わせに失敗したと
きには、アンプ23を高利得として光学ピックアップ2
2のフォーカス合わせを実行する。このフォーカス合わ
せに成功したときには、フォーカスサーボ回路242を
有効にしてCD10から信号の再生を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスク再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDに記録されている信号の再生には、
光学ピックアップが使用されるが、再生時、光学ピック
アップのフォーカスをCDの信号層(反射面)に合わせ
ておく必要がある。このため、CDプレーヤには、フォ
ーカスサーボ回路が設けられ、光学ピックアップのフォ
ーカスエラーが検出されるとともに、そのフォーカスエ
ラーがなくなるようにサーボ制御が行われている。
【0003】この場合、そのフォーカスエラーの検出方
法として、非点収差法やフーコー法などが知られている
が、これらの検出方法によれば、図5に示すような特性
のフォーカスエラー電圧VFEを得ることができる。
【0004】すなわち、図5は、光学ピックアップの対
物レンズとCDの信号層との対向間隔dと、フォーカス
エラー電圧VFEとの関係を示すもので、フォーカスエラ
ー電圧VFEは、フォーカスの合っているとき(これを、
d=d0のときとする)、VFE=0となる。さらに、フ
ォーカスエラー電圧VFEは、そのジャストフォーカス時
の間隔d0を中心にして、対向間隔dの変化に対してS
字状に変化する。したがって、フォーカスサーボ回路
は、そのS字特性の極大点と極小点との間の比例範囲Δ
dにおいて、VFE=0となるように対向間隔dをサーボ
制御することになる。
【0005】ただし、この場合、図5にも示すように、
S字特性の外側の範囲でも、VFE=0になるので、実際
のCDプレーヤにおいては、CDの再生を開始すると
き、まず、対向間隔dをS字特性の比例範囲Δdに追い
込み、その後、フォーカスサーボを行うようにしてい
る。なお、以下においては、CDの再生の開始時など
に、対向間隔dをS字特性の比例範囲Δdに追い込む処
理を「フォーカスサーチ」と呼ぶものとする。
【0006】図4は、そのフォーカスサーチを実行する
ときの各部の電圧波形を示す。そして、この場合、光学
ピックアップの対物レンズは、これをその光軸方向に偏
位させる可動コイルに取り付けられているとともに、そ
の可動コイルに供給されるドライブ電圧が0のとき、対
物レンズがd=d0付近に位置するように構成されてい
る。また、一般に、CDは、水平に、かつ、その信号面
が下方を向くように配置され、CDの下方に光学ピック
アップが位置している。
【0007】そして、任意の時点t0に再生ボタンを押
すと、図4Aに示すように、フォーカスドライブ電圧V
FDが、時点t0に例えば0Vから最小値になる。する
と、これにより、時点t0から少し遅れた時点に、対物
レンズは下限の位置まで下降し、このとき、CDの信号
層との対向間隔dは最大となる(間隔dの目盛りを、図
4Aの右側に示す)。
【0008】続いて、時点t1になると、フォーカスド
ライブ電圧VFDが最小値から次第に上昇していき、この
フォーカスドライブ電圧VFDの上昇につれて対物レンズ
が次第に上昇し、対向間隔dが小さくなっていく。
【0009】そして、図4Bに示すように、時点t2に
なると、光学ピックアップからCDの再生信号SPBが出
力されるようになり、この信号SPBを所定値VTH1でレ
ベル判別することにより、図4Cに示すように、時点t
3に立ち上がる再生検出信号SOKが取り出される。
【0010】さらに、図4Dに示すように、時点t3の
ころから、フォーカスエラー電圧VFEがS字状の変化を
開始し、図4Dの場合には、上昇していく。そして、こ
のフォーカスエラー電圧VFEを所定値VTH2でレベル判
別することにより、図4Eに示すように、時点t4に立
ち上がるフォーカスチェック信号SFZCが取り出され
る。
【0011】そして、フォーカスエラー電圧VFEは、フ
ォーカスドライブ電圧VFDの上昇につれて上昇してい
き、極大点を越えると、以後は次第に低下していくが、
時点t5にVFE=VTH2になると、信号SFZCが立ち下が
る。すると、このとき、図4および図5からも明かなよ
うに、対向間隔dは比例範囲Δdに位置していることに
なる。
【0012】そこで、この信号SFZCの立ち下がりによ
りフォーカスサーボ回路がオンとされ、この立ち下がり
時点t5以降、フォーカスサーボによりCDに対するフ
ォーカスの合った状態が保持される。したがって、時点
t5からCDを再生することができる。なお、時点t5以
降、フォーカスドライブ電圧VFDおよびフォーカスエラ
ー電圧VFEは、いくらか振動的に変化してからほぼ0に
なるが、フォーカスの状態に対応して多少変化する。
【0013】また、CDプレーヤにCDをセットしたと
きには、CDからTOCのデータが再生されるが、この
ときも、まず、フォーカスサーチが実行され、その後、
フォーカスサーボがオンとされてから他のサーボがオン
とされてTOCのデータが読み出される。つまり、CD
をCDプレーヤにセットしたときも、再生ボタンを押し
たときも、フォーカスサーチが実行され、その後、フォ
ーカスサーボが有効とされてCDから信号(TOCのデ
ータあるいは音楽などのデータ)が再生される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CDには、
読み出し専用のCD−ROM以外に、1回だけ書き込み
のできるCD−Rと、1000回程度の書き換えのできるC
D−RWとがある(以下、CD−ROM、CD−Rおよ
びCD−RWを区別しないときには、それらを「CD」
と総称する)。
【0015】そして、CD−ROMの場合は、光学ピッ
クアップから出力されたレーザー光が、CD−ROMの
信号層で反射して光学ピックアップに戻るとき、ピット
の有無によって光路差を生じるので、この光路差を利用
して信号を再生するようにされている。
【0016】また、CD−Rの場合も、ピットの有無に
よって光路差を生じるので、この光路差を利用して信号
を再生するようにされている。さらに、CD−RWの場
合は、ピットの有無によってレーザー光の反射量が異な
るので、この反射量の差を検出して信号を再生するよう
にされている。
【0017】そして、CD−Rの場合には、光学ピック
アップから出力されたレーザー光が、信号層で反射して
光学ピックアップに戻るとき、CD−ROMの場合と同
程度の光量で戻るので、CD−RはCD−ROMの再生
装置でそのまま再生することができる。
【0018】ところが、CD−RWの場合には、信号層
から光学ピックアップに戻る反射レーザー光の光量が、
CD−ROMの場合の1/4倍程度となってしまうの
で、CD−ROMの再生装置では正常に再生することが
できない。
【0019】このため、CD−ROM、CD−Rおよび
CD−RWを再生する再生装置においては、一般に、 CDの反射率をチェックすることによりCDの種類
を判別する。 の判別結果が、CD−ROMあるいはCD−Rを
示しているときには、光学ピックアップの出力信号を増
幅するRFアンプの利得を、基準の利得に設定する。 の判別結果が、CD−RWを示しているときに
は、RFアンプの利得を、基準の利得の例えば4倍に設
定する。 のようにしている。
【0020】ところが、このようにすると、CDの反射
率のチェックのためにフォーカスサーチを実行し、CD
の再生を開始するときにもフォーカスサーボのためにフ
ォーカスサーチを実行することになる。
【0021】しかし、CDの再生を行うとき、フォーカ
スサーチを2回も実行するのでは、実際に再生が開始さ
れるまでに、時間がかかってしまう。
【0022】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、ディスクからこれに記録されている信号を再生す
る光学ピックアップと、この光学ピックアップから出力
される上記信号を、所定の利得で増幅するアンプと、こ
のアンプから出力される上記信号を使用して上記光学ピ
ックアップのフォーカスを上記ディスクに合わせるフォ
ーカスサーボ回路と、所定の制御を実行する制御回路と
を有し、上記制御回路は、上記ディスクから上記信号の
再生を開始するとき、上記アンプの利得を基準の利得と
して上記光学ピックアップのフォーカス合わせを実行
し、このフォーカス合わせに成功したときには、上記フ
ォーカスサーボ回路を有効にして上記ディスクから上記
信号の再生を開始し、上記フォーカス合わせに失敗した
ときには、上記アンプの利得を、上記基準の利得よりも
大きい利得として上記光学ピックアップの2回目のフォ
ーカス合わせを実行し、この2回目のフォーカス合わせ
に成功したときには、上記フォーカスサーボ回路を有効
にして上記ディスクから上記信号の再生を開始するよう
にしたディスクの再生装置とするものである。したがっ
て、ディスクが第1の光学特性の場合には、1回のフォ
ーカス合わせで再生が開始され、ディスクが第2の光学
特性の場合には、2回のフォーカス合わせで再生が開始
される。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は、この発明をオーディオ用
のCDプレーヤに適用した場合であり、まず、その基本
的な構成および動作について説明すると、次のとおりで
ある。
【0025】すなわち、符号10はCDを示し、このC
D10は、上記のように、CD−ROM、CD−Rある
いはCD−RWのどれかであるとともに、例えば、信号
層が下側となるように水平にセットされる。そして、C
D10は、再生時、スピンドルモータ21により所定の
速度で回転させられるとともに、CD10の信号層に対
向して光学ピックアップ22が配置されている。
【0026】この光学ピックアップ22は、上述からも
明かなように、CD10のピットを読み取るためのレー
ザーダイオード、フォトセンサおよび対物レンズを有す
るとともに、その対物レンズのフォーカス位置を変更す
るための可動コイルを有する。そして、この光学ピック
アップ22により、CD10に記録されている信号SPB
が再生され、この再生信号SPBがRFアンプ23を通じ
て再生処理回路24に供給される。
【0027】この再生処理回路24は、この例において
は、CD−DSPと呼ばれるICにより構成されている
ものであり、これは、入力された再生信号SPBをデジタ
ル信号にA/D変換するA/Dコンバータ回路241
と、デコード用のDSP242と、デコードされたデジ
タルオーディオデータをD/A変換するD/Aコンバー
タ回路243と、デジタルサーボプロセッサ244とを
有する。
【0028】この場合、DSP242は、A/Dコンバ
ータ回路241によりデジタル信号とされた再生信号S
PBに対して、EFM復調、デインターリーブおよびエラ
ー訂正などの再生処理を実行してデジタルオーディオデ
ータをデコードするものである。また、デジタルサーボ
プロセッサ244は、A/Dコンバータ回路241の出
力信号から、CD10のフォーカスサーボ、トラッキン
グサーボ、スレッドサーボ、スピンドルサーボおよびフ
ォーカスサーチに必要な制御電圧および制御信号を形成
するものである。
【0029】そして、再生処理回路24において、アン
プ23から出力された再生信号SPBから左および右チャ
ンネルのオーディオ信号L、Rがデコードされ、これら
信号L、Rが、出力アンプ25L、25Rを通じて左お
よび右チャンネルのスピーカ26L、26Rに供給され
る。
【0030】また、このとき、再生処理回路24からC
D10の回転速度のエラーを示すスピンドルエラー信号
が取り出され、このスピンドルエラー信号がドライブア
ンプ27を通じてモータ21に供給される。こうして、
スピンドルモータ21の回転速度が制御され、CD10
は、その回転の線速度が規定の一定値となるようにサー
ボ制御される。
【0031】さらに、再生処理回路24から光学ピック
アップ22のフォーカスエラーに対応するフォーカスド
ライブ電圧VFDが取り出され、この電圧VFDが、光学ピ
ックアップ22の可動コイルに供給されて対物レンズの
フォーカスサーボが実行される。
【0032】また、再生処理回路24から光学ピックア
ップ22のトラッキングエラーに対応するトラッキング
エラー電圧が取り出され、この電圧が、ドライブアンプ
28を通じて光学ピックアップ22の可動コイルに供給
されて対物レンズのトラッキングサーボが実行される。
そして、このとき、そのトラッキングエラー電圧の直流
分が光学ピックアップ22のスレッド機構(図示せず)
に供給されてスレッドサーボが実行される。
【0033】さらに、システム制御回路としてマイクロ
コンピュータ31が設けられ、このマイクロコンピュー
タ31には、各種の操作ボタン(操作スイッチ)32が
接続されるとともに、例えばLCDにより構成されたデ
ィスプレイ33が接続される。そして、マイクロコンピ
ュータ31から再生処理回路24に各種の制御信号が供
給されるとともに、再生処理回路24から各種のデータ
がマイクロコンピュータ32に供給される。
【0034】以上が、CDプレーヤの基本的な構成およ
び動作であるが、このようなCDプレーヤに対して、こ
の発明においては、さらに、次のように構成される。
【0035】すなわち、RFアンプ23は、その利得
を、基準の利得AL〔倍〕と、高利得AH〔倍〕(例え
ば、AH=4×AL)とに切り換えことのできる可変利得
アンプとされる。また、マイクロコンピュータ31から
アンプ23にその利得の切り換え制御信号SGAINが供給
される。
【0036】さらに、マイクロコンピュータ31には、
これが実行するプログラムの一部として、例えば図2に
示すフォーカスサーチルーチン100が設けられ、再生
処理回路24のDSP244には、これが実行するルー
チンの一部として、例えば図3に示すルーチン200が
用意される。なお、図2および図3においては、ルーチ
ン100、200は、この発明に関係する部分だけを抜
粋して示している。
【0037】そして、CD10には、CD−ROM、C
D−RおよびCD−RWがあるが、一般に、再生するC
DはCD−ROMである場合が多い。そこで、ルーチン
100、200においては、CD10の再生を開始する
とき、そのCD10がCD−ROMであるとみなしてフ
ォーカスサーチを実行し、このフォーカスサーチに成功
したら、CD10の再生を開始し、失敗したら、CD1
0がCD−RWであるとみなしてフォーカスサーチを再
度実行し、CD10の再生を開始するものである。
【0038】すなわち、CD10からTOCを再生する
とき(CD10をCDプレーヤにセットしたとき)、あ
るいは操作ボタン32のうちの再生ボタンを押したと
き、マイクロコンピュータ31における処理がルーチン
100のステップ101からスタートする。
【0039】そして、次にステップ102において、R
Fアンプ23の利得が制御信号SGAINにより基本利得A
L〔倍〕とされ、すなわち、CD10がCD−ROMあ
るいはCD−Rであると仮定した利得とされる。続いて
ステップ103において、マイクロコンピュータ31か
らDSP244にルーチン200の実行が指示され、し
たがって、DSP244によりルーチン200が実行さ
れる。
【0040】すると、詳細は後述するが、DSP244
およびルーチン200によれば、フォーカスサーチが実
行され、そのフォーカスサーチに成功したときには、フ
ォーカスサーチフラグFSFLGが“H”にセットされると
ともに、フォーカスサーボがオンとされ、フォーカスサ
ーチに失敗したときには、フラグFSFLGが“L”にセッ
トされる。
【0041】そして、ルーチン200の処理が終了する
と、ルーチン100における処理がステップ103から
ステップ104に進み、このステップ104において、
フラグFSFLGをチェックすることにより、フォーカスサ
ーチの結果が判別され、フォーカスサーチに成功してい
る(FSFLG=“H”)場合には、処理はステップ104
からステップ107に進み、このルーチン100を終了
する。
【0042】一方、ステップ104のチェックの結果、
フォーカスサーチに失敗している(FSFLG=“L”)場
合には、CD10がCD−RWの可能性がある。そこ
で、この場合には、処理はステップ104からステップ
105に進み、このステップ105において、RFアン
プ23の利得が制御信号SGAINにより高利得AH〔倍〕
とされ、すなわち、CD10がCD−RWであると仮定
した利得とされる。そして、次にステップ106におい
て、RFアンプ23の出力信号SPBに含まれる直流オフ
セット分がキャンセルされ、その後、処理はステップ1
03に戻る。
【0043】したがって、以後、ステップ103(ルー
チン200)により、CD10がCD−ROMやCD−
Rの場合と同様、フォーカスサーチが実行され、フォー
カスサーチに成功すると、上記のようにルーチン100
を終了する。
【0044】なお、このルーチン100が、CD10を
CDプレーヤにセットしたときに実行されたのであれ
ば、ルーチン100に続いてそれぞれのサーボが順にオ
ンとされ、CD10からTOCのデータの再生が開始さ
れる。また、ルーチン100が、操作ボタン32のうち
の再生ボタンを押したときに実行されたのであれば、ル
ーチン100に続いてそれぞれのサーボが順にオンとさ
れ、CD10からオーディオ信号の再生が開始される。
【0045】一方、ステップ103において、マイクロ
コンピュータ31からDSP244にルーチン200の
実行が指示された場合には、ルーチン200がDSP2
44により次のように実行される。
【0046】すなわち、DSP244の処理はルーチン
200のステップ201からスタートし、次にステップ
202において、DSP244から光学ピックアップ2
2に供給されるフォーカスドライブ電圧VFDが、図4A
の時点t0に示すように、いったん最小値とされる。し
たがって、光学ピックアップの対物レンズは下限の位置
まで下降し、対物レンズとCD10の信号層との対向間
隔dは最大となる。
【0047】続いて、時点t1になると、ステップ20
3において、フォーカスサーチに所定の制限時間TLIM
を与えるための待ち時間タイマTTMRの計測が開始さ
れ、次にステップ204において、時点t1からフォー
カスドライブ電圧VFDが最小値から次第に上昇するよう
に設定され、したがって、このフォーカスドライブ電圧
VFDの上昇につれて対物レンズが次第に上昇し、対向間
隔dが小さくなっていく。
【0048】なお、この場合、制限時間TLIMは、例え
ば、図4Aに破線で示すように、フォーカスドライブ電
圧VFDが時点t5以降も連続して上昇したときに、対物
レンズが上限の位置に上昇するまでの(時点t1から
の)時間である。
【0049】そして、DSP244の処理はステップ2
04に続いてステップ211に進み、このステップ21
1において、再生検出信号SOKが立ち上がったかどうか
が判別され、時点t3以前であれば、立ち上がっていな
いので、処理はステップ211からステップ212に進
む。そして、このステップ212において、ステップ2
03により計測のスタートした待ち時間タイマTTMRが
制限時間TLIMに達したかどうかが判別され、タイマTT
MRが制限時間TLIMに達していないときには、処理はス
テップ212からステップ211に戻る。
【0050】したがって、時点t1以降は、再生検出信
号SOKが立ち上がるか、あるいは待ち時間タイマTTMR
が制限時間TLIMになるまで、ステップ211、212
が繰り返されることになる。
【0051】そして、時点t3に再生検出信号SOKが立
ち上がると、これがステップ211により判別され、処
理はステップ211からステップ213に進み、この2
13において、フォーカスチェック信号SFZCが所定の
一定期間τにわたって連続して立ち上がっているかどう
かがチェックされる。
【0052】そして、時点t4以前であれば、信号SFZC
は立ち上がっていないので、処理はステップ213から
ステップ214に進み、このステップ214において、
ステップ203により計測のスタートした待ち時間タイ
マTTMRが制限時間TLIMに達したかどうかが判別され、
タイマTTMRが制限時間TLIMに達していないときには、
処理はステップ214からステップ213に戻る。
【0053】したがって、時点t3以降は、フォーカス
チェック信号SFZCが所定期間τにわたって連続して立
ち上がっているか、あるいは待ち時間タイマTTMRが制
限時間TLIMになるまで、ステップ213、214が繰
り返されることになる。
【0054】そして、時点t4にフォーカスチェック信
号SFZCが所定期間τにわたって連続して立ち上がって
いるようになると、これがステップ213により判別さ
れ、処理はステップ213からステップ215に進み、
この215において、フォーカスチェック信号SFZCが
立ち下がったかどうかがチェックされる。
【0055】そして、時点t5以前であれば、信号SFZC
は立ち下がっていないので、処理はステップ215から
ステップ216に進み、このステップ216において、
ステップ203により計測のスタートした待ち時間タイ
マTTMRが制限時間TLIMに達したかどうかが判別され、
タイマTTMRが制限時間TLIMに達していないときには、
処理はステップ216からステップ215に戻る。
【0056】したがって、時点t4以降は、フォーカス
チェック信号SFZCが立ち下がるか、あるいは待ち時間
タイマTTMRが制限時間TLIMになるまで、ステップ21
5、216が繰り返されることになる。
【0057】そして、時点t5にフォーカスチェック信
号SFZCが立ち下がると、これがステップ215により
判別され、処理はステップ215からステップ221に
進む。そして、時点t5にフォーカスチェック信号SFZC
が立ち下がったということは、フォーカスサーチに成功
した場合なので、このステップ221において、フォー
カスサーチフラグFSFLGが成功を示す“H”にセットさ
れる。
【0058】続いて、ステップ222において、DSP
244はフォーカスサーボを実行する状態に入り、ステ
ップ225によりルーチン200を終了する。したがっ
て、時点t5以降、フォーカスサーボによりCD10に
対するフォーカスの合った状態が保持される。
【0059】一方、ステップ212、214あるいは2
16において、待ち時間タイマTTMRが制限時間TLIMに
達したことが検出されたときには、これはフォーカスサ
ーチに失敗したときである。
【0060】このため、ステップ212、214あるい
は216において、待ち時間タイマTTMRが制限時間TL
IMに達したことが検出されたときには、処理はステップ
212、214あるいは216からステップ223に進
み、このステップ223において、フォーカスサーチフ
ラグFSFLGが失敗を示す“L”にセットされる。そし
て、次にステップ224において、フォーカスドライブ
電圧VFDがいったんオフとされ、その後、ステップ22
5によりルーチン200を終了する。
【0061】こうして、CD10がCD−ROMあるい
はCD−Rの場合には、1回のフォーカスサーチで、そ
のCD10がCD−ROMあるいはCD−Rであること
が判別されるとともに、フォーカスサーボが有効とされ
てCD10の再生が開始される。また、CD10がCD
−RWの場合には、1回目のフォーカスサーチでCD−
RWであることが判別され、2回目のフォーカスサーチ
でフォーカスサーボが有効とされてCD−RWの再生が
開始される。
【0062】したがって、図1のCDプレーヤによれ
ば、CD10が多く使用されているCD−ROMやCD
−Rの場合には、1回のフォーカスサーチで再生を開始
することができ、再生までの時間を短縮することができ
る。また、CD10がCD−RWの場合でも、2回のフ
ォーカスサーチで再生を開始することができる。
【0063】また、CD10がCD−ROM、CD−R
あるいはCD−RWのどれであるかにかかわらず、RF
アンプ23の利得を高利得AHにしておくと、CD10
がCD−ROMやCD−Rのとき、光学ピックアップ2
2の再生信号SPBのレベルが大きいので、アンプ23か
ら出力される再生信号SPBのダイナミックレンジがA/
Dコンバータ回路241のダイナミックレンジを越えて
しまい、正常なA/D変換ができなくなり、その結果、
フォーカスサーボやトラッキングサーボを適切に行うこ
とができなくなる。
【0064】しかし、図1のCDプレーヤにおいては、
CD10がCD−ROM、CD−RあるいはCD−RW
であるかに応じてRFアンプ23を、基準利得ALある
いは高利得AHに切り換えるようにしているので、再生
信号SPBのダイナミックレンジがA/Dコンバータ回路
241のダイナミックレンジを越えることがなく、した
がって、フォーカスサーボやトラッキングサーボを適切
に行うことができる。
【0065】なお、上述において、ステップ103〜1
06の処理を所定の回数実行してもフォーカスサーチに
失敗するときには、CD10がセットされていないなど
の可能性があるので、ルーチン100を終了するとよ
い。また、上述においては、この発明をCDプレーヤに
適用した場合であるが、CD−ROMドライブ装置やD
VDなどの光学式ディスクの再生装置にも適用すること
ができる。
【0066】〔この明細書で使用している略語の一覧〕 A/D :Analog to Digital CD :Compact Disc CD−DSP:CD Digital Signal Processor CD−R :CD Recordable CD−ROM:CD Read Only Memory CD−RW :CD ReWritable D/A :Digital to Analog DSP :Digital Signal Processor DVD :Digital Versatile Disc EFM :Eight to Fourteen Modulation IC :Integrated Circuit LCD :Liquid Crystal Display TOC :Table Of Contents RF :Radio Frequency アンプ :Amplifier レーザー :Light Amplification by Stimulated Em
ission ofRadiation
【0067】
【発明の効果】この発明によれば、CDが、CD−RO
M、CD−RあるいはCD−RWのどれであっても、最
短の時間で再生を開始することができる。また、CD
が、CD−ROM、CD−RあるいはCD−RWのどれ
であっても正常な信号レベルで信号処理が実行されるの
で、再生や各種のサーボを適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図3】この発明の一形態を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明を説明するため波形図である。
【図5】この発明を説明するため特性図である。
【符号の説明】
10…CD、21…スピンドルモータ、22…光学ピッ
クアップ、23…RFアンプ、24…再生処理回路、2
5Lおよび25R…出力アンプ、26Lおよび26R…
スピーカ、27および28…ドライブアンプ、31…マ
イクロコンピュータ、32…操作ボタン、33…ディス
プレイ、241…A/Dコンバータ回路、242…DS
P、243…D/Aコンバータ回路、244…デジタル
サーボプロセッサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクからこれに記録されている信号を
    再生する光学ピックアップと、 この光学ピックアップから出力される上記信号を、所定
    の利得で増幅するアンプと、 このアンプから出力される上記信号を使用して上記光学
    ピックアップのフォーカスを上記ディスクに合わせるフ
    ォーカスサーボ回路と、 所定の制御を実行する制御回路とを有し、 上記制御回路は、 上記ディスクから上記信号の再生を開始するとき、上記
    アンプの利得を基準の利得として上記光学ピックアップ
    のフォーカス合わせを実行し、 このフォーカス合わせに成功したときには、上記フォー
    カスサーボ回路を有効にして上記ディスクから上記信号
    の再生を開始し、 上記フォーカス合わせに失敗したときには、上記アンプ
    の利得を、上記基準の利得よりも大きい利得として上記
    光学ピックアップの2回目のフォーカス合わせを実行
    し、 この2回目のフォーカス合わせに成功したときには、上
    記フォーカスサーボ回路を有効にして上記ディスクから
    上記信号の再生を開始するようにしたディスクの再生装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のディスクの再生装置にお
    いて、 上記アンプから出力された信号がA/D変換されてから
    上記フォーカスサーボ回路に供給されるようにしたディ
    スクの再生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のディスクの再生装置にお
    いて、 上記ディスクが、CD−ROMおよびCD−Rの少なく
    とも一方と、CD−RWとであり、 上記CD−ROMおよびCD−Rの少なくとも一方と、
    上記CD−RWとを再生するようにしたディスクの再生
    装置。
  4. 【請求項4】ディスクに記録されている信号を光学ピッ
    クアップにより再生し、 この再生された信号をアンプを通じてフォーカスサーボ
    回路に供給して上記光学ピックアップのフォーカスサー
    ボを行う場合に、 上記ディスクから上記信号の再生を開始するとき、上記
    アンプの利得を基準の利得として上記光学ピックアップ
    の1回目のフォーカス合わせを実行し、 この1回目のフォーカス合わせに成功したときには、上
    記フォーカスサーボ回路を有効にして上記ディスクから
    上記信号の再生を開始し、 上記フォーカス合わせに失敗したときには、上記アンプ
    の利得を、上記基準の利得よりも大きい利得として上記
    光学ピックアップの2回目のフォーカス合わせを実行
    し、 この2回目のフォーカス合わせに成功したときには、上
    記フォーカスサーボ回路を有効にして上記ディスクから
    上記信号の再生を開始するようにしたディスクの再生方
    法。
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