JP3770593B2 - 光ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス調整方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク媒体の再生装置及びそのフォーカスバランス調整方法に関し、特にフォーカス制御系のフォーカスバランス調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に、従来の光ディスク再生装置の概要について図5を参照して説明する。図5は従来例光ディスク再生装置に係る要部を示すブロック図であり、特にフォーカス制御系のブロック図を示す。図5ではフォーカス制御系以外の一般的な構成についてはその図示が省略されている。以下の説明では図示しない光ディスク媒体は楽曲が記録されているコンパクトディスク(以下、単にCDとも記す)であるものとして説明する。
【0003】
図5に示す光ディスク再生装置20において、光ピックアップ13は、内蔵する半導体レーザから出射されるレーザ光を集光して、ディスク媒体上の目標の位置に照射し記録されている情報を再生するものであって、その構造については図示していないが、光学系と駆動機構系とから構成されている。前記光学系は、前記ディスク媒体面上にレーザ光を集光させたり、レーザ光スポットとディスク媒体上の目標位置とのずれを検出したりする機構であり、半導体レーザ、レンズ類、ビームスプリッタ、フォトダイオード等で構成される。
【0004】
前記駆動機構系は、対物レンズを前記光ディスクの面振れに追従させるフォーカス制御及びトラック振れに追従させるトラック制御を行って、ディスク媒体上の目標位置とレーザ光スポットとの位置関係を一定に維持するための駆動機構であり、主にマグネット、コイル、支持部材から構成されている。その他前記駆動機構系には、前記光ピックアップ全体を前記光ディスクの半径方向の目標位置へ移動させるためのスレッド制御系の駆動機構も含まれている。
【0005】
光ピックアップ13では、対物レンズがばね材でフォーカスアクチュエータに接続されており、前記フォーカスアクチュエータによって対物レンズの位置(光ディスク記録面との距離)が制御されるようになっている。前記レーザ光ビームは、前記対物レンズ等を通過して前記光ディスク媒体の記録面で反射し、図示しないビームスプリッタ、集光レンズ等を介してフォトダイオードに入射する。前記フォトダイオードは例えば4分割フォトダイオードであり、この分割された夫々のダイオードの出力を用いて、フォーカスずれがフォーカス誤差信号検出手段15によってフォーカス誤差信号(以下FESとも記す)として検出される。
図8は一般的な4分割光検出器を示す図である。図8において、A、B、C、Dは分割された夫々の受光素子を示し、同じ符号で夫々の出力信号を示すとすると、フォーカス誤差信号FESは例えば(A+C)−(B+D)を演算することにより検出される。
【0006】
フォーカス制御系は光ピックアップ13、フォーカス誤差信号検出手段15、増幅回路17、位相補償回路29、フォーカス制御回路31、システム制御手段33bで構成される。これらに加えて、光ディスク再生装置20は、フォーカス制御系に関して、オフセット補正電圧発生器19、切替スイッチ21、フォーカスサーチ信号発生器23、切替スイッチ25、矩形波発生器28や、フォーカス制御系のフォーカスバランス調整を行うフォーカスバランス調整手段22を備える。フォーカスバランス調整手段22については後述する。
【0007】
15は前記光ピックアップ13の出力からフォーカス誤差信号FESを検出するフォーカス誤差信号検出手段であり、19はフォーカスオフセットを補正するためのフォーカスオフセット補正電圧を発生するオフセット補正電圧発生器であり、増幅回路17は前記フォーカス誤差信号FESを増幅し、前記フォーカスオフセット補正電圧を加算し、フォーカスバランスをとる回路である。23はフォーカスサーチを行うときに走査信号であるフォーカスサーチ信号を発生するフォーカスサーチ信号発生器である。
【0008】
切替スイッチ21の入力端子T1にはフォーカスサーチ信号発生器23の出力が与えられ、入力端子T2には増幅回路17の出力が与えられ、前記2つの出力のいずれかが選択されて出力端子T3を介して切替スイッチ25の入力端子T4に与えられる。28は、フォーカスオフセット補正を行うときに、光ピックアップ13の対物レンズの合焦点が光ディスクの記録面から遠ざかるように前記対物レンズを移動するための矩形波を発生させる矩形波発生器であり、矩形波発生器28の出力は切替スイッチ25の入力端子T5に与えられる。切替スイッチ25はT4またはT5の信号を選択し、出力端子T6を介して位相補償回路29に与える。
【0009】
29はフォーカス制御系のループ特性を改善するための位相補償回路である。31は、位相補償回路29の出力に応じて、光ピックアップ13から出射されるレーザ光のビームウエストが光ディスクの記録面上にくるように前記対物レンズを制御するフォーカス制御回路であり、フォーカス制御回路31の出力は光ピックアップ13のアクチュエータに与えられる。
光ディスク再生装置20全体の動作はシステム制御手段33bによって制御され、オフセット補正電圧発生器19、切替スイッチ21、フォーカスバランス調整手段22、切替スイッチ25、矩形波発生器28、フォーカス制御回路31などがシステム制御手段33bにより制御される。
【0010】
フォーカス制御において、フォーカス制御系のループを開いて対物レンズと光ディスクの記録面との距離を変更すると、対物レンズが合焦位置近辺にある場合には、前記距離に応じていわゆるS字状の出力特性をもつFESが得られ、対物レンズが合焦位置から遠く離れるとFESは略ゼロになる。また、フォーカス制御系のループを閉じて対物レンズと光ディスクの記録面との距離が適正値に保たれているときは、前記FESはゼロとなる筈であるが、実際には、直流オフセット信号を含んでいるためにゼロにはならず、この結果フォーカスオフセットと呼ばれる誤差が生じる。
【0011】
フォーカスオフセットやフォーカスアンバランスの原因は、例えば光ディスク面と光ピックアップ13との角度が不適正であることや、4分割フォトダイオードにおける各ダイオードの感度の違い、電気回路のオフセット電圧などがある。そして、前記フォーカス制御系内にオフセット信号を持っている場合には、正確なフォーカス制御ができないことになり、フォーカスバランスの調整が悪いとフォーカス引き込みが不可能になる場合もある。直流オフセット信号はトラッキング制御系についても同様に存在する。
【0012】
また、正確なフォーカス制御を行うためには、前記直流オフセット信号を補正したり、フォーカスバランスの補正を行ったりするほか、フォーカス制御系のゲインも調整する必要がある。このため、前記光ディスク装置に光ディスクが装着された際に、フォーカス制御系やトラッキング制御系の自動調整がまず行われる。そして、この自動調整の中で前記フォーカスオフセットの補正やフォーカスバランスの調整も行われる。
【0013】
前記フォーカスバランス調整では、フォーカス誤差信号FESのS字カーブの形状が、その上下で略同一振幅になるように調整する。具体的にはフォーカス誤差信号FESの非対称性を補正できるように、増幅回路17はα(A+C)−β(B+D)を演算する構成にし、前記α、βの値を適正値に調整してフォーカスバランス調整を行う。ただし、回路を簡単にするために、前記α、βを変更せず、オフセット補正量を変更することにより簡易的に行われる場合もある。以下の記載では、フォーカスバランスの調整値とは、前記α、β値、またはフォーカスバランスをとるために増幅回路17に印加するオフセット量を指す。
【0014】
図6は一般的な光ディスク再生装置に係る自動調整手順の一例を示すフローチャートである。図6において、光ディスク再生装置20に光ディスクが装着されると、光ピックアップ13が最内周部にある状態から、ステップS11でトラッキング制御系のオフセット補正を行い、ステップS13へ進む。ステップS13では、光ピックアップ13のレーザ光源を起動(ON)しステップS15へ進む。
ステップS15ではフォーカス制御系のオフセット補正を行い、ステップS17へ進む。ステップS17ではフォーカスサーチを行い、フォーカス制御系のループを閉じ(フォーカスサーボON)てステップS19へ進む。
【0015】
ステップS19ではターンテーブルを所定速度で回転させるためのスピンドル制御系のループを閉じ(スピンドルサーボON)、ステップS21へ進む。
ステップS21では、トラッキングバランス調整を行いステップS51へ進む。前記トラッキングバランス調整は、光ディスク媒体自体の偏芯及びディスクチャッキングによる偏芯によりレーザ光ビームが情報トラックを横切ったときに生じる所謂トラック跨ぎ信号を用いて、トラッキング誤差信号TEの上側ピークレベルと下側ピークレベルとが一致するように可変利得増幅器のゲインを調整する。
【0016】
ステップS51では、トラッキング制御系とスレッド制御系のループを閉じ(トラッキング&スレッドサーボON)、制御系が安定するまで600ms待機してステップS53へ進む。前記トラッキング制御系のループの開閉や、前記スレッド制御系のループの開閉は、システム制御手段33bにより制御して行う。ステップS53ではフォーカス制御系のゲイン調整を行い、ステップS55ではトラッキング制御系のゲイン調整を行いステップS57へ進む。
【0017】
ステップS57では光ピックアップ13のフォトダイオードの出力を増幅するRF増幅器のゲイン調整を行い、ステップS59へ進む。ステップS59ではフォーカス制御系のバランス調整を行いステップS61へ進む。
コンパクトディスク(CD)の最内周には記録されている楽曲などの名称や記録位置などの一覧を示すTOC(テーブル・オブ・コンテンツ)が記録されており、ステップS61では光ディスク媒体のTOC領域をサーチし、ステップS63ではTOCの情報を読み取り、次の処理ステップへ進む。次の処理ステップでは、操作者が選択したトラックの楽曲を光ピックアップ13で読み出すための動作が行われる。
【0018】
前記したステップS15におけるフォーカスオフセット補正の一例について以下に説明する。前記フォーカスオフセット補正では、光ディスクの記録面に記録されているピットの影響を軽減するために、オフセット補正中は、対物レンズの合焦点が光ディスクの記録面から離間するように、光ピックアップ13を光ディスク面に対し垂直方向へ移動させてから補正量の探索を行う。この時に、矩形波発生器28は切替スイッチ25を介して位相補償回路29に矩形波を与える。該矩形波により、光ピックアップ13の対物レンズと光ディスクの記録面との距離が変更される。
【0019】
具体的には、フォーカスオフセット補正量の探索を開始するときは、まず図5に示す切替スイッチ25をT5側へ切替え、フォーカス制御系を開ループ(OFF)の状態にし、矩形波発生器28から矩形波を位相補償回路29に与えて、光ピックアップ13の対物レンズを合焦位置から遠ざかるように移動し、それからフォーカスオフセット補正量の探索を行う。
【0020】
フォーカスオフセット補正量の探索は、対物レンズの合焦点が光ディスクの記録面から十分離れるようにして対物レンズを移動してから、増幅回路17の出力がゼロになるように、オフセット補正電圧発生器19から補正電圧を増幅回路17に与える。そして、このフォーカスオフセット補正を終了した後のタイミングで、矩形波発生器28からの矩形波がなくなるようにして対物レンズと光ディスクの記録面との距離を元に戻し、切替スイッチ21をT1側へ切替え、切替スイッチ25をT4側へ切替えて、次のステップS17(フォーカスサーチ&フォーカスサーボON)へ進む。
【0021】
前記したステップS59におけるフォーカスバランス調整の一例について以下に説明する。フォーカスバランス調整は主にフォーカスバランス調整手段22とシステム制御手段33bとが協働して行う。
図7は従来例光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法を示すフローチャートである。図7において、ステップS111ではスピンドルモータのCLV(線速度一定)制御で引き込みができたか否かを判別し、肯定であればステップS113へ進み、否定であればステップS127へ進む。ステップS113ではシステム制御手段33bからの指示によりレジスタ及びフィルタをフォーカスバランス用に設定してステップS115へ進む。ステップS115ではフォーカスバランス用外乱信号の発生を開始する。前記外乱信号は例えば1KHzの正弦波であり、フォーカスバランス調整手段22から増幅回路17へ与えられる。
【0022】
ステップS117ではバランス調整値探索信号の値を初期値に設定してステップS119へ進む。前記バランス調整値探索信号はフォーカスバランスの調整中に、フォーカスバランス調整手段22内のバランス調整値探索信号発生手段から増幅回路17に与えられる信号であり、後述するように光ディスク再生装置20の再生動作中は常に増幅回路17に与えるフォーカスバランスの調整値の探索が終了するまで、順次値を変更して増幅回路17に与えられる。
【0023】
ステップS119ではフォーカスバランスのずれ量を計測する。具体的には、例えば、まず再生RF信号からハイパスフィルタ(HPF)により3T成分を抜き出す。該3T成分の振幅は前記外乱信号により変調されており、この外乱信号成分の位相と元々の外乱信号との位相差を所定時間にわたって平均化する。ステップS121では位相差の平均化が終了するのを待ってステップS123へ進む。ステップS123では前記平均化された位相差の絶対値が予め定めた所定の閾値より小さいか否かを判別し、肯定であればステップS125へ進み、否定であればステップS135へ進む。ステップS125では現在のバランス調整探索信号の値をフォーカスバランスの調整値としてシステム制御手段33の調整値メモリに格納し、ステップS126へ進む。
【0024】
ステップS135ではリトライ回数が規定回数より大きければステップS137へ進み、大きくなければステップS149へ進む。前記リトライ回数とは、前記位相差が所定値より小さくなるまでに調整値探索信号の値を変更して探索を繰り返した回数である。
ステップS137ではバランス調整の調整値を格納する調整値メモリに、予め定めたデフォルト値を格納してステップS126へ進む。前記調整値メモリとしてはシステム制御手段33bのメモリを用いても良い。ステップS126では外乱信号をOFFにしてこの処理フローを終了する。
【0025】
ステップS135からステップS149へ進んだ場合は、ステップS149でバランス調整値探索信号の値を現在の値から所定値だけ変更してステップS119へ進み、探索を繰り返す。
ステップS111からステップS127へ進んだ場合は、CLV制御の開始から所定時間が経過しているか否かを判別し、肯定であればステップS133へ進み、否定であればステップS129へ進む。ステップS129ではフォーカス制御が正常にかかっているか否かを判別し、肯定であればステップS131へ進み、否定であればステップS111へ進む。
【0026】
ステップS131ではフォーカスバランスの調整が済んでいるか否かを判別し、調整値が所定のメモリに格納されていれば済んでいると判断してこの処理フローを終了し、格納されていなければ未済としてステップS133へ進む。ステップS133ではエラー処理を行う。このエラー処理では、光ディスク再生装置20に何らかの異常が生じていると判断して、例えばスピンドルモータの回転を停止し、光ディスクを排出する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す光ディスク再生装置20では、フォーカスバランス調整を行う際に、リトライの回数はステップS135で制限されているものの、前記したバランス調整値探索信号には特に制限範囲を設けずに調整を行っていた。
ところが、フォーカスバランス調整を、前記したFESを算出する式、即ちα(A+C)−β(B+D)、におけるα、βを補正して行うのではなく、増幅回路17に与えるDCオフセット量を変更して簡易的にオフセット注入方式で行った場合には、フォーカス制御の保持範囲が狭くなり、外乱やディスクのディフェクト等によりフォーカスサーボが外れ易いという問題がある。
【0028】
この問題が起こる原因は、光ピックアップ13自体が何らかの原因により大きなフォーカスオフセットを持っていると、フォーカスサーボをかけた場合の合焦点がS字カーブの端の方にあることになって、FESの値が大きい状態でフォーカス制御が行われることとなるからである。しかし、例えば指紋等により、光ディスクからの反射光が減少した場合には前記したS字カーブの振幅が小さくなり、フォーカス制御を維持するだけのFESの振幅が得られず、フォーカスサーボが外れることとなる。
【0029】
本発明は前記した課題を解決するためになされたもので、その目的は、フォーカス外れが起き難いようにフォーカス制御系のバランス調整を行えるようにした光ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス調整方法を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、情報トラックを備えた光ディスク媒体から情報を読み出す光ピックアップと、前記光ピックアップから出射するレーザビームのビームウエストが前記光ディスク媒体の記録面になるように前記光ピックアップの対物レンズを制御するフォーカス制御手段とを備えた光ディスク再生装置において、前記光ピックアップと前記フォーカス制御手段とを含むフォーカス制御系のバランス調整をする際に調整値探索信号を発生して前記フォーカス制御手段に与える調整値探索信号発生手段と、フォーカスバランスのずれ量を検出するバランスずれ量検出手段と、再生動作時に前記フォーカス制御手段に設定するフォーカスバランス調整の調整値を格納するメモリとをさらに備え、前記調整値探索信号の値を順次変更してフォーカスバランスずれ量を検出し、該バランスずれ量が所定の範囲内になる前記調整値探索信号の値を探索して、前記バランス調整の調整値として前記メモリに格納する場合に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索信号発生手段から前記フォーカス制御手段に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えたときは、前記所定の限界値をフォーカスバランス調整の調整値として前記メモリに格納するようにした光ディスク再生装置である。
【0031】
第2の発明は、第1の発明の光ディスク再生装置において、前記調整値探索信号の値を順次変更して前記バランス調整の調整値を探索している間に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索信号発生手段から前記フォーカス制御手段に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えた場合に、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少ないときは前記バランス調整の調整値の探索を継続し、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数以上であるときは前記所定の限界値をバランス調整の調整値とするようにした光ディスク再生装置である。
【0032】
第3の発明は、光ディスクの再生動作時にフォーカス制御手段に印加するフォーカスバランス調整値を探索するフォーカスバランス調整方法において、調整値探索信号の値を順次変更して前記フォーカス制御手段に与えるステップと、或る値の調整値探索信号が与えられたときのフォーカスバランスずれ量を検出するステップと、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内であるか否かを判別するステップと、前記調整値探査信号の値が所定の限界値を超えているか否かを判別するステップとを有し、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索信号の値が所定の限界値を超えているときは、前記所定の限界値をバランス調整の調整値とするようにした光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法である。
【0033】
第4の発明は、第3の発明の光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法において、前記調整値探索信号の値を順次変更して前記バランス調整の調整値を探索している間に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記フォーカス制御手段に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えている場合に、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少ないときは、前記バランス調整の調整値の探索を継続し、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数以上であるときは、前記所定の限界値をバランス調整の調整値とするようにした光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法である。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明の光ディスク再生装置では、光ディスクが光ディスク再生装置に装着されると、光ピックアップを含む制御系の自動調整が行われる。この自動調整では、フォーカス制御系のバランス調整を行うに際して、フォーカスバランスの調整値を探索するためのバランス調整値探索信号の値を順次変更してフォーカスサーボ系の増幅回路に与え、或る値のバランス調整値探索信号が与えられたときのフォーカスバランスずれ量を検出する。
【0035】
そして、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内に入っている場合は、現在のバランス調整値探索信号の値をフォーカスバランスの調整値とし、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内に入ってなく、且つ前記調整値探査信号の値が所定の限界値を超えている場合には、フォーカスバランスの調整値を前記所定の限界値に設定するようにして、フォーカスはずれを起こし難い所定の範囲内にバランス調整値が入るようにしたものである。
【0036】
以下、本発明の実施例について、図と共に説明する。図1は本発明光ディスク再生装置に係る要部のブロック図を示す図である。図1に示す再生装置10と図5に示す従来例の再生装置20とで同一機能、同一作用の要素には同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
以下に述べるフォーカスオフセット補正は図6に示すステップS15の処理に相当する処理であり、フォーカスバランス調整はステップS59の処理に相当する処理である。
【0037】
図1に示す再生装置10ではフォーカスオフセット補正を行うための非合焦信号発生器27が設けられている他、外乱信号発生器16と、バランス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段18と、バランスずれ量検出手段24とによって構成されるフォーカスバランス調整手段が設けられており、これらはシステム制御手段33によって構成することも出来る。前記フォーカスバランス調整手段と増幅回路17とシステム制御手段33とが協働して光ディスク再生装置10のフォーカスバランス調整を行う。
【0038】
まずフォーカスオフセット補正について説明する。フォーカスオフセット補正は図6に示すステップS15の処理に相当する処理である。
図4は本発明光ディスク再生装置に係る非合焦信号を示す図であり、フォーカス制御系のオフセット補正をする際に、非合焦信号発生器27から切替スイッチ25を介して位相補償回路29に与えられる信号を示す図である。
図4において、横軸はシステム制御手段33が非合焦信号発生の指示パルスを非合焦信号発生器27に与えてからの経過時間を示す。縦軸は出力電圧を示すが、V1は対物レンズを移動する前の電圧であり、V2は対物レンズを移動した後にオフセット補正が行われるときの電圧であり、通常V1はゼロである。
【0039】
図4に示すように、非合焦信号は時間t1からt2までは傾斜が(V2−V1)/(t2−t1)のランプ信号であり、t2からt3まではV2であり、t3からt4までは傾斜が(V1−V2)/(t4−t3)のランプ信号であり、t1以前とt4以降ではV1である。t1からt2までの時間はaであり、t2からt3までの時間はbであり、t3からt4までの時間はcである。フォーカス制御系のオフセット補正値の探索はt2からt3までの間に行う。
【0040】
切替スイッチ25がT5側に接続されているとき、非合焦信号発生器27から出力される非合焦信号は、切替スイッチ25を介して位相補償回路29に与えられ、フォーカス制御回路31を介して光ピックアップ13のフォーカスアクチュエータに与えられる。そして、対物レンズと光ディスクの記録面との距離は非合焦信号の電圧に応じた位置に制御され、電圧が前記V1の時は対物レンズの位置はホームポジションでジャストフォーカスの位置に近く、電圧がV2の時は対物レンズの位置はジャストフォーカスの位置から遠く離れた位置となる。
【0041】
図3は本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスオフセット補正手順の一例を示すフローチャートである。この処理は図6に示すステップS15のフォーカスオフセット補正処理に相当する。
本発明光ディスク再生装置におけるフォーカスオフセット補正処理では、実際にフォーカスオフセットの補正量を探索する前に、ステップS151で切替スイッチ25をT5側(非合焦信号発生器出力側)へ切替え、ステップS153で非合焦信号の発生を開始する。そしてステップS154へ進むと、時間aの間に電圧がV1からV2まで変化するランプ信号を発生させステップS156へ進む。
【0042】
ステップS156では、時間bの間に、非合焦信号の電圧をV2のままとして、フォーカス制御系のオフセット補正量を設定しステップS157へ進む。ステップS157では時間cの間に電圧がV2からV1まで変化する第2のランプ信号を発生させステップS158へ進む。ステップS158では、非合焦信号の発生を終了しステップS159へ進む。ステップS159では、スイッチ21をT1側(フォーカスサーチ信号発生器出力側)へ切り替え、切替スイッチ25をT4側(加算器出力側)へ切替えてこの処理を終了する。
【0043】
前記したように、図4に示すt1からt2までの期間では、非合焦信号は時間aをかけてV1からV2に徐々に変化するから、対物レンズの移動も徐々に行われ、この移動に伴って発生する振動の振幅が抑圧される。したがって前記対物レンズの振動に伴って発生するフォーカス誤差信号の変動が抑制され、ステップS156におけるオフセット補正量の設定が正確に行われる。また、図4に示すt3からt4までの期間では、非合焦信号は時間cをかけてV2からV1に徐々に変化するから、対物レンズの移動も徐々に行われ、この移動に伴って発生する振動の振幅が抑圧される。
【0044】
次にフォーカスバランス調整について説明する。フォーカスバランス調整は図6に示すステップS59の処理に相当する処理である。
図1において、バランス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段18はバランス調整探索信号発生手段とオフセット補正信号発生手段とにより構成される。フォーカスバランス調整を行う場合には、フォーカス制御をかけた状態にし、システム制御手段33からの指示に基づいて、バランス調整値探索信号発生手段18から増幅回路17へバランス調整値探索信号を与える。そして、或る値のバランス調整値探索信号が増幅回路17に与えられている間にバランス調整の調整値が探索できなかった場合は、バランス調整値探索信号の値を変更してバランス調整値の探索を継続する(以下、リトライとも記す)。
以下に説明する実施例では、フォーカスバランス調整は増幅回路17に与えるDCオフセット量を調整して行うものとし、この場合にはバランス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段18におけるバランス調整値探索信号発生手段はオフセット補正信号発生手段と兼用することができる。
【0045】
外乱信号発生器16は増幅回路17に与える外乱信号を発生する。該外乱信号は例えば1KHzの正弦波である。バランスずれ量検出手段24は或るバランス調整値探索信号が増幅回路17に与えられているときに、フォーカスバランスのずれ量を検出する。バランスずれ量検出手段24では、まず光ピックアップ13から出力された再生RF信号から、光ディスクの3Tのピットの成分をハイパスフィルタで抜き出し、この抜き出した信号に含まれる前記外乱信号成分の位相と外乱信号発生器16から出力された外乱信号の位相とを比較し、その差を所定時間平均化処理をしてバランスずれ量としてシステム制御手段33に与える。
【0046】
システム制御手段33はバランスずれ量検出手段24から与えられたバランスずれ量が所定の閾値より小さいか否かを判別し、小さい場合は現在のバランス調整値探索信号の値を、バランス調整の調整値としてシステム制御手段33内のバランス調整値メモリに格納し、小さくない場合はバランス調整値探索信号の値を変更するなどによりバランス調整の調整値をさらに探索する。光ディスク再生装置10の再生動作時には、バランス調整値メモリに格納された値がフォーカスバランス補正のために常に増幅回路17に与えられる。
【0047】
図2は本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスバランス方法の実施例を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートと図7に示すフローチャートとで同一の処理には同一の符号を付し、その説明を省略することがある。図2と図7とで異なる主な処理は、図2に示すステップS139からステップS147の処理であり、その他は図7に示すフローチャートと略同じである。
【0048】
図2において、ステップS111ではスピンドルモータのCLV(線速度一定)制御の引き込みが終了しているか否かを判別し、肯定であればステップS113へ進み、否定であればステップS127へ進む。ステップS113ではシステム制御手段33からの指示によりレジスタ及びフィルタをフォーカスバランス用に設定してステップS115へ進む。ステップS115では外乱信号発生器16でフォーカスバランス用外乱信号の発生を開始する。前記外乱信号は例えば1KHzの正弦波であり、バランス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段18内のバランス調整値探索信号発生手段から増幅回路17へ与えられる。
【0049】
ステップS117ではバランス調整値探索信号の値を初期値に設定してステップS119へ進む。ステップS119ではRF信号からHPFを用いて3Tピット成分を抜き出し、該3T成分に含まれる外乱信号成分の位相と元々の外乱信号との位相差を平均化する。ステップS121では位相差の平均化が終了するのを待ってステップS123へ進む。ステップS123では前記平均化された位相差の絶対値が予め定めた所定の閾値より小さいか否かを判別し、肯定であればステップS125へ進み、否定であればステップS135へ進む。ステップS125では現在のバランス調整探索信号の値をフォーカスバランスの調整値としてシステム制御手段33の調整値メモリに格納し、ステップS126へ進む。
【0050】
ステップS135ではリトライ回数が規定回数より大きければステップS137へ進み、大きくなければステップS139へ進む。ステップS139ではバランス調整値探索信号の値が所定のリミット値外であるか否かを判別し、肯定であればステップS141へ進み、否定であればステップS147へ進む。前記リミット値は予め定められるバランス調整値の限界値であり、ステップS137で用いるデフォルト値から略所定量離れた上限のリミット値と下限のリミット値である。そして、前記リミット値は、通常の再生動作において合焦時の動作点がS字カーブの端部にならないようにするための制限値であり、これにより再生時にフォーカスサーボが外れない程度の範囲で調整値を制限することができる。
【0051】
ステップS141ではLカウンタの値をインクリメントしてステップS143へ進む。ステップS143ではLカウンタの値が2以上であるか否かを判別し、肯定であればステップS145へ進み、否定であればステップS149へ進む。ステップS145では前記した所定のリミット値をバランス調整の調整値として調整値メモリに格納してステップS126へ進む。ステップS139からステップS147へ進んだ場合は、ステップS147でLカウンタをリセットしてステップS149へ進む。ステップS149ではバランス調整値探索信号の値を現在値から所定値だけ変更してステップS119へ進み、バランス調整値の探索を繰り返し実行する。
【0052】
以上詳細に述べた通り、本発明を適用した実施の形態によれば、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内に入らず、バランス調整値の探索を継続する場合に、バランス調整値探索信号の値が所定のリミット値より大きいか否かを判別し、大きい場合にはバランス調整値探索信号の値を変更してバランス調整値の探索を継続し、バランス調整値探索信号の値が2回連続して所定のリミット値を超えたときには、バランス調整の調整値として、現在のバランス調整値探索信号の値ではなく該バランス調整値探索信号の値に近い上限又は下限のリミット値を採用する。
これにより、決定されるバランス調整値は予め定めた所定のリミット内の値とすることが出来る。したがって、通常の再生動作において合焦時の動作点がS字カーブの端部にはならなくなり、再生動作時にフォーカスサーボが外れない程度にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明光ディスク再生装置に係る要部のブロック図を示す図である。
【図2】本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスバランス方法の実施例を示すフローチャートである。
【図3】本発明光ディスク再生装置に係るフォーカスオフセット補正手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明光ディスク再生装置に係る非合焦信号を示す図である。
【図5】従来例光ディスク再生装置に係る要部のブロック図を示す図である。
【図6】一般的な光ディスク再生装置に係る自動調整手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】従来例光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法を示すフローチャートである。
【図8】一般的な4分割光検出器を示す図である。
【符号の説明】
13 光ピックアップ
15 フォーカス誤差信号検出手段
16 外乱信号発生器
17 増幅回路
18 バランス調整値探索信号&オフセット補正信号発生手段
19 オフセット補正電圧発生器
21、25 切替スイッチ
22 フォーカスバランス調整手段
23 フォーカスサーチ信号発生器
24 バランスずれ量検出手段
27 非合焦信号発生器
29 位相補償回路
31 フォーカス制御回路
33、33b システム制御手段
Claims (2)
- 情報トラックを備えた光ディスク媒体から情報を読み出す光ピックアップと、前記光ピックアップから出射するレーザビームのビームウエストが前記光ディスク媒体の記録面になるように前記光ピックアップの対物レンズを制御するフォーカス制御手段とを備えた光ディスク再生装置において、
前記光ピックアップと前記フォーカス制御手段とを含むフォーカス制御系のバランス調整をする際に調整値探索信号を発生して前記フォーカス制御手段に与える調整値探索信号発生手段と、フォーカスバランスのずれ量を検出するバランスずれ量検出手段と、再生動作時に前記フォーカス制御手段に設定するフォーカスバランス調整の調整値を格納するメモリとをさらに備え、
前記調整値探索信号の値を順次変更してフォーカスバランスずれ量を検出し、該バランスずれ量が所定の範囲内になる前記調整値探索信号の値を順次変更して前記バランス調整の調整値を探索している間に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記調整値探索信号発生手段から前記フォーカス制御手段に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えた場合に、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少ないときは前記バランス調整の調整値の探索を継続し、所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数以上であるときは前記所定の限界値をバランス調整の調整値として前記メモリに格納することを特徴とする光ディスク再生装置。 - 光ディスクの再生動作時にフォーカス制御手段に印加するフォーカスバランス調整値を探索するフォーカスバランス調整方法において、
調整値探索信号の値を順次変更して前記フォーカス制御手段に与えるステップと、或る値の調整値探索信号が与えられたときのフォーカスバランスずれ量を検出するステップと、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内であるか否かを判別するステップと、前記調整値探査信号の値が所定の限界値を超えているか否かを判別するステップとを有し、
前記調整値探索信号の値を順次変更して前記バランス調整の調整値を探索している間に、検出されたバランスずれ量が所定の範囲内になく、且つ前記フォーカス制御手段に与えられた調整値探索信号の値が所定の限界値を超えている場合に、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数より少ないときは、前記バランス調整の調整値の探索を継続し、前記所定の限界値を超えた探索の回数が所定の回数以上であるときは、前記所定の限界値をバランス調整の調整値とすることを特徴とする光ディスク再生装置のフォーカスバランス調整方法。
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