JPH10143986A - 光ディスク判別装置 - Google Patents

光ディスク判別装置

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JPH10143986A
JPH10143986A JP29180096A JP29180096A JPH10143986A JP H10143986 A JPH10143986 A JP H10143986A JP 29180096 A JP29180096 A JP 29180096A JP 29180096 A JP29180096 A JP 29180096A JP H10143986 A JPH10143986 A JP H10143986A
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JP
Japan
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optical disk
disk
tray
optical
substrate
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JP29180096A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshioka
容 吉岡
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、装着された光ディスクの種類を短
時間でしかも正確に判別することができ、記録または再
生システムにおける光学系や電気処理系の切り替えに使
用して好適する光ディスク判別装置を提供するものであ
る。 【解決手段】誘電体で構成された基板25aの一方面
に、信号記録層としての金属層25bを形成してなる光
ディスク25を、水平方向に出入自在に設けられたトレ
イ22のディスク載置部22aに、基板25aの他方面
が接触するように載置する光ディスクドライブシステム
において、トレイ22のディスク載置部22aに、該デ
ィスク載置部22aに載置された光ディスク25の金属
層25bを用いて、該光ディスク25の基板25a表面
から信号記録層の深さに対応した検出信号を得る検出手
段23,24,26を備え、この検出手段23,24,
26の検出結果に基づいて、光ディスク25の種類を判
別するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種類の光デ
ィスクに対して選択的に情報の記録または再生を行なう
光ディスクドライブシステムに係り、特にその装着され
た光ディスクの種類を自動的に判別する光ディスク判別
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年では、例えば音声用
のCD(Compact Disk)と同じ直径12cmの光ディス
クに、音声データだけでなく動画像データも圧縮して記
録することが盛んに行なわれてきている。この種の光デ
ィスクとしては、例えばCD−ROM(Read Only Memo
ry)等が、教育用からカラオケ用に至るまで、幅広い分
野に渡って普及している。
【0003】また、近時では、CDと同径の光ディスク
に、約2時間分の映画に対応する動画像データと8種類
の異なる言語の音声データとを、圧縮符号化して高密度
で記録するだけでなく、32種類の異なる言語の字幕等
を表わす副映像データをも記録することができるように
した、通称DVD(Didital Video Disk)と称される光
ディスクも開発されてきている。
【0004】このため、現在では、光ディスクを再生す
るためのシステムとしても、CDとDVDとを選択的に
装着して再生することが可能な、いわゆるCD/DVD
コンパチブルタイプの光ディスク再生システムを開発す
ることが要求されている。そして、この種の光ディスク
再生システムにあっては、CD及びDVDのいずれが装
着されたかを自動的に判別し、光学系や電気処理系をC
DまたはDVDに対応した状態に切り替える必要があ
る。
【0005】図8は、このようにCDとDVDとを自動
的に判別する従来の判別手段を示している。図8におい
て、符号11は光ディスクで、この場合CDまたはDV
Dが想定される。この光ディスク11には、その信号記
録面に対向するように光学式ピックアップ12が配置さ
れている。この光学式ピックアップ12は、光ディスク
11の半径方向に移動可能となるように支持されてい
る。
【0006】この光学式ピックアップ12は、半導体レ
ーザ12aと、立ち上げミラー12bと、収差補正用の
コリメータレンズ12cと、CD用対物レンズ12d1
とDVD用対物レンズ12d2とを備えたレンズアクチ
ュエータ12dと、光電変換作用を行なう4分割フォト
ディテクタ12eとから構成されている。
【0007】そして、半導体レーザ12aから照射され
たレーザ光は、立ち上げミラー12bによって略直角に
反射され、コリメータレンズ12cを介してレンズアク
チュエータ12dに供給される。このレンズアクチュエ
ータ12dは、装着された光ディスク11がCDである
かDVDであるかの後述する判別結果に基づいて、その
位置が制御されている。
【0008】すなわち、光ディスク11がCDであると
判別された場合、レンズアクチュエータ12dは、コリ
メータレンズ12cを介して入射されたレーザ光を、C
D用対物レンズ12d1を介して光ディスク11上に集
光させる位置に制御される。また、光ディスク11がD
VDであると判別された場合、レンズアクチュエータ1
2dは、コリメータレンズ12cを介して入射されたレ
ーザ光を、DVD用対物レンズ12d2を介して光ディ
スク11上に集光させる位置に制御される。
【0009】このようにして光ディスク11上に集光さ
れて反射されたレーザ光は、対応するCD用対物レンズ
12d1またはDVD用対物レンズ12d2と、コリメ
ータレンズ12cとをそれぞれ逆行し、立ち上げミラー
12bを直進して、4分割フォトディテクタ12eに受
光され、その4つの受光領域においてそれぞれ光電変換
される。
【0010】この4分割フォトディテクタ12eの4つ
の受光領域から出力される各電流信号は、それぞれI/
V(電流/電圧)変換増幅回路13a,13b,13
c,13dによって電圧信号に変換された後、フォーカ
スエラー信号生成回路14及び全加算回路15にそれぞ
れ供給される。
【0011】このうち、フォーカスエラー信号生成回路
14は、入力された4つの電圧信号に基づいて、CD用
対物レンズ12d1またはDVD用対物レンズ12d2
の焦点ずれに対応した、非点収差方式のフォーカスエラ
ー信号を生成している。そして、このフォーカスエラー
信号は、A/D(アナログ/デジタル)変換回路16で
デジタル化された後、サーボシグナルプロセッサ17に
供給される。
【0012】また、上記全加算回路15は、入力された
4つの電圧信号を全て加算して、光ディスク11に記録
された情報に対応する信号を生成している。そして、こ
の全加算回路15から出力される信号は、A/D変換回
路18によってデジタル化された後、サーボシグナルプ
ロセッサ17に供給される。
【0013】このサーボシグナルプロセッサ17は、デ
ジタル化されたフォーカスエラー信号から、その最大振
幅を検出して、マイクロコンピュータ19に供給するよ
うにしている。また、サーボシグナルプロセッサ17
は、デジタル化された全加算信号から、その正の尖頭値
を検出して、マイクロコンピュータ19に供給するよう
にしている。
【0014】このマイクロコンピュータ19は、光ディ
スク11の種類の判別が要求された場合、現在、光ディ
スク11に対して再生可能状態になっているCD用対物
レンズ12d1またはDVD用対物レンズ12d2に対
して、フォーカスサーチ動作を行なわせる。そして、こ
のフォーカスサーチ動作中に得られたフォーカスエラー
信号及び全加算信号に基づいて、装着された光ディスク
11がCDであるかDVDであるかを判別し、その判別
信号を駆動回路20に出力する。
【0015】このため、駆動回路20が判別信号に基づ
いて、レンズアクチュエータ12dの位置を制御し、こ
こに、CD及びDVDの自動判別と、その判別結果に基
づく光学系の切り替えとが実現される。なお、このマイ
クロコンピュータ19による判別結果に基づいて、全加
算信号を再生処理するための図示しない電気処理系も切
り替えられている。
【0016】ここで、図9は、フォーカスエラー信号及
び全加算信号に基づいて、装着された光ディスク11が
CDであるかDVDであるかを判別するための原理を示
している。まず、図9(a)はCDをCD用対物レンズ
12d1を用いて再生した場合の、フォーカスエラー信
号及び全加算信号の信号レベルを示している。また、図
9(b)はCDをDVD用対物レンズ12d2を用いて
再生した場合の、フォーカスエラー信号及び全加算信号
の信号レベルを示している。
【0017】さらに、図9(c)はDVDをCD用対物
レンズ12d1を用いて再生した場合の、フォーカスエ
ラー信号及び全加算信号の信号レベルを示している。ま
た、図9(d)はDVDをDVD用対物レンズ12d2
を用いて再生した場合の、フォーカスエラー信号及び全
加算信号の信号レベルを示している。
【0018】上記した4種類のパターンにおいて、光デ
ィスク11の種類と対物レンズとが対応している場合、
得られるフォーカスエラー信号及び全加算信号の信号レ
ベルは高く、光ディスク11の種類と対物レンズとが対
応していない場合、得られるフォーカスエラー信号及び
全加算信号の信号レベルは低くなっている。
【0019】これは、CDとDVDとで、それを構成す
るディスク基材の厚みが異なっている(CDは1.2m
m、DVDは0.6mm)ためである。このため、マイ
クロコンピュータ19は、フォーカスエラー信号及び全
加算信号の信号レベルを検出することにより、装着され
た光ディスク11の種類と対物レンズとが対応している
か否かを判別することができる。
【0020】図10は、光ディスク再生システムのトレ
イ上に光ディスク11が装着されてから、光ディスク1
1の種類が判別されて再生動作が行なわれるまでの一連
の動作を示している。まず、開始(ステップS1)さ
れ、ステップS2で、光ディスク11の装着されたトレ
イの収納が開始されると、マイクロコンピュータ19
は、ステップS3で、トレイが完全に収納されるまで待
った後、ステップS4で、光ディスク11に対してレー
ザ光を照射させ、その反射光レベルを測定する。
【0021】そして、マイクロコンピュータ19は、ス
テップS5で、反射光レベルに基づいて光ディスク11
の種類を大まかに判別し、光ディスク11がCDである
と判別された場合、ステップS6で、レンズアクチュエ
ータ12dをCD用対物レンズ12d1が使用される位
置に制御するとともに、ステップS7で、電気処理系を
CDに対応した状態に切り替える。
【0022】その後、マイクロコンピュータ19は、ス
テップS8で、フォーカスサーチ動作を実行し、ステッ
プS9で、フォーカスエラー信号及び全加算信号の信号
レベルを検出し、ステップS10で、光ディスク11の
種類と対物レンズとが対応しているか否かを判別する。
そして、光ディスク11の種類と対物レンズとが対応し
ていると判断された場合(YES)、マイクロコンピュ
ータ19は、ステップS11で、そのまま再生動作を実
行する。
【0023】また、上記ステップS5で光ディスク11
がDVDであると判別された場合、または、上記ステッ
プS10で光ディスク11の種類と対物レンズとが対応
していないと判断された場合(NO)、マイクロコンピ
ュータ19は、ステップS12で、レンズアクチュエー
タ12dをDVD用対物レンズ12d2が使用される位
置に制御するとともに、ステップS13で、電気処理系
をDVDに対応した状態に切り替える。
【0024】その後、マイクロコンピュータ19は、ス
テップS14で、フォーカスサーチ動作を実行し、ステ
ップS15で、フォーカスエラー信号及び全加算信号の
信号レベルを検出し、ステップS16で、光ディスク1
1の種類と対物レンズとが対応しているか否かを判別す
る。そして、光ディスク11の種類と対物レンズとが対
応していると判断された場合(YES)、マイクロコン
ピュータ19は、ステップS17で、そのまま再生動作
を実行する。
【0025】また、上記ステップS16で光ディスク1
1の種類と対物レンズとが対応していないと判断された
場合(NO)、マイクロコンピュータ19は、ステップ
S6の処理に移行される。なお、上記ステップS5で光
ディスク11がないと判断された場合、マイクロコンピ
ュータ19は、ステップS18で、ディスクがない旨の
メッセージを光ディスク再生システムの表示部に表示さ
せた後、ステップS19で、トレイが収納されるのを俟
ち、終了(ステップS20)される。
【0026】しかしながら、上記のような従来の判別手
段では、トレイを収納して光ディスク11をローディン
グした後に、1回目のフォーカスサーチ動作を行なって
光ディスク11の種類と対物レンズとが対応しているか
否かを判別し、対応していないと判断された場合、対物
レンズを切り替えて2回目のフォーカスサーチ動作を行
なうようにしてるので、光ディスク11の種類と対物レ
ンズとが正しく対応するまでに、数秒もの時間を要する
という問題が生じている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
光ディスク判別手段では、光ディスクの種類に対物レン
ズを正しく対応させるために、最低で1回、最大で2回
のフォーカスサーチ動作を行なう必要があるため、対応
関係が決定されるまでに長い時間を要し実用に不向きで
あるという問題を有している。
【0028】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、装着された光ディスクの種類を短時間で
しかも正確に判別することができ、記録または再生シス
テムにおける光学系や電気処理系の切り替えに使用して
好適する極めて良好な光ディスク判別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ディス
ク判別装置は、誘電体で構成された基板の一方面に、信
号記録層としての金属層を形成してなる光ディスクを、
水平方向に出入自在に設けられたトレイのディスク載置
部に、前記基板の他方面が接触するように載置する光デ
ィスクドライブシステムを対象としている。
【0030】そして、トレイのディスク載置部に、該デ
ィスク載置部に載置された光ディスクの金属層を用い
て、該光ディスクの基板表面からの信号記録層の深さに
対応した検出信号を得る検出手段を備え、この検出手段
から出力される検出信号に基づいて、トレイのディスク
載置部に載置された光ディスクの種類を判別するように
構成している。
【0031】上記のような構成によれば、トレイのディ
スク載置部に載置された光ディスクの金属層を用いて、
光ディスクの基板表面からの信号記録層の深さにに対応
した検出信号を得るようにしているので、トレイに光デ
ィスクを載置しただけで、速やかにしかも正確に光ディ
スクの種類を判別することができるようになり、非常に
実用的となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1におい
て、符号21はCD/DVDコンパチブルタイプの光デ
ィスク再生装置である。この光ディスク再生装置11
は、その前面パネル21aから突出するトレイ22のデ
ィスク載置部22aに、CDまたはDVDを載置するこ
とが可能となっている。
【0033】そして、上記トレイ22のディスク載置部
22a上には、載置された光ディスクの種類を検出する
ための一対の電極23,24が配置されている。この一
対の電極23,24は、図2に示すように、ディスク載
置部22a上において、載置された光ディスクの回転中
心を挟んだ両側に配置されている。また、この一対の電
極23,24は、直径8cmの光ディスクにも対応し得
るように、上記回転中心から半径4cm以内に収まるよ
うに設定されている。
【0034】ここで、図3は、ディスク載置部22a上
に光ディスク25を載置した状態を示している。この場
合、光ディスク25は、誘電体でなるディスク基材25
aの一方の面に、信号記録層としての金属層25bを蒸
着したもので、金属層25bがディスク基材25aを挟
んで、各電極23,24とそれぞれ面対向されるように
なる。すなわち、電極23と金属層25bとの間、電極
24と金属層25bとの間には、それぞれ静電結合が生
じることになる。
【0035】このため、電極23に信号源26を接続し
て一定レベルの交流電圧を供給すると、他方の電極24
には、交流電流が発生されることになる。この場合、電
極24に発生する交流電流の大きさは、電極23,24
と金属層25dとの間の静電容量、つまり、光ディスク
25のディスク基材25a表面からの信号記録層の深さ
(光ディスク25の厚みにほぼ相当する)によって変化
する。
【0036】具体的に言えば、DVDが載置された場合
に電極24に発生する交流電流の方が、DVDより厚い
CDが載置された場合に電極24に発生する交流電流よ
りも大きくなる。そこで、この電極24に発生した交流
電流を、I/V変換増幅回路27で電圧信号に変換し、
フィルタ回路28で特徴波を抽出し、検波回路29で信
号強度に応じた直流電圧に変換し、A/D変換回路30
でデジタル化して、マイクロコンピュータ31に供給す
る。
【0037】そして、このマイクロコンピュータ31に
よって、入力されたデジタル値を測定することにより、
トレイ22に載置された光ディスク25の厚みを判別
し、ひいては光ディスク25がCDであるかDVDであ
るかを判別することができる。その後、マイクロコンピ
ュータ31の判別結果に基づいて、駆動回路32がレン
ズアクチュエータ12dの位置を制御し、ここに、CD
及びDVDの自動判別とその判別結果に基づく光学系の
切り替えとが実現される。
【0038】上記した第1の実施の形態によれば、トレ
イ22のディスク載置部22aに電極23,24を配置
し、この電極23,24と光ディスク25の金属層25
bとの間の静電容量が、光ディスク25のディスク基材
25a表面からの信号記録層の深さによって変化するこ
とを利用して、光ディスク25の種類を判別するように
したので、トレイ22に光ディスク25を載置しただけ
で、速やかにしかも正確にCDかDVDかを判別するこ
とができるようになり、非常に実用的なものとなる。
【0039】図4は、光ディスク再生装置21のトレイ
22上に光ディスク25が装着されてから、光ディスク
25の種類が判別されて再生動作が行なわれるまでの一
連の動作例を示している。まず、開始(ステップS2
1)され、ステップS22で、光ディスク25の装着さ
れたトレイ22の収納が開始されると、マイクロコンピ
ュータ31は、ステップS23で、上記したように入力
されたデジタル値に基づいて光ディスク25の種類を判
別する。
【0040】そして、マイクロコンピュータ31は、光
ディスク25がCDであると判別された場合、ステップ
S24で、レンズアクチュエータ12dをCD用対物レ
ンズ12d1が使用される位置に制御するとともに、ス
テップS25で、電気処理系をCDに対応した状態に切
り替える。
【0041】また、上記ステップS23で光ディスク2
5がDVDであると判別された場合には、マイクロコン
ピュータ31は、ステップS26で、レンズアクチュエ
ータ12dをDVD用対物レンズ12d2が使用される
位置に制御するとともに、ステップS27で、電気処理
系をDVDに対応した状態に切り替える。
【0042】そして、ステップS25またはステップS
27の後、マイクロコンピュータ31は、ステップS2
8で、トレイが収納されるのを俟ち、ステップS29
で、フォーカスサーチ動作を実行し、ステップS30
で、そのまま再生動作にはいる。なお、上記ステップS
23で光ディスク25がないと判断された場合、マイク
ロコンピュータ31は、ステップS31で、ディスクが
ない旨のメッセージを光ディスク再生装置21の図示し
ない表示部に表示させた後、ステップS32で、トレイ
が収納されるのを俟ち、終了(ステップS33)され
る。
【0043】次に、図5は、この発明の第2の実施の形
態を示している。第1の実施の形態の説明と同一部分に
は同一符号を付している。すなわち、トレイ22のディ
スク載置部22a上には、載置された光ディスクの種類
を検出するための検出コイル33が形成されている。こ
の検出コイル33は、図6に示すように、ディスク載置
部22a上において、直径8cmの光ディスクにも対応
し得るように、上記回転中心から半径4cm以内に収ま
るように形成されている。
【0044】そして、この検出コイル33は、図7に示
すように、他のコイルL1と抵抗R1,R2とともに、
インピーダンスブリッジを構成している。このインピー
ダンスブリッジには、信号源26から出力される交流電
圧が供給されている。そして、このインピーダンスブリ
ッジは、トレイ22上に光ディスクが載置されていない
状態で、A点とB点とが平衡するように設定されてい
る。
【0045】ここで、トレイ22のディスク載置部22
a上に光ディスク25が載置されると、検出コイル33
は、ディスク基材25aを介して金属層25bに対向さ
れることになる。この場合、検出コイル33は、その軸
心が金属層25bに直交している。このため、上記検出
コイル33から発生される交流磁束が、ディスク基材2
5a越しに金属層25bを貫き、これにより、金属層2
5bの中に渦電流が発生する。
【0046】そして、この渦電流が、逆に、検出コイル
33を流れる電流に変化を与える。このため、インピー
ダンスブリッジの平衡がくずれ、A点とB点との間に電
位差が生じるようになる。この場合、金属層25bに発
生する渦電流が検出コイル33に与える影響の大きさ
は、検出コイル33と金属層25dとの間の電磁気的結
合の強さ、つまり、光ディスク25のディスク基材25
a表面からの信号記録層の深さ(光ディスク25の厚み
にほぼ相当する)によって変化する。例えばDVDの方
がCDよりも、インピーダンスブリッジの平衡が大きく
崩されることになる。
【0047】そこで、インピーダンスブリッジのA点と
B点との間の電位差を差動増幅回路34で増幅し、検波
回路35で直流電圧に変換し、A/D変換回路36でデ
ジタル化して、マイクロコンピュータ37に供給する。
そして、このマイクロコンピュータ37によって、入力
されたデジタル値を測定することにより、トレイ22に
載置された光ディスク25の厚みを判別し、ひいては光
ディスク25がCDであるかDVDであるかを判別する
ことができる。
【0048】その後、マイクロコンピュータ37の判別
結果に基づいて、駆動回路38がレンズアクチュエータ
12dの位置を制御し、ここに、CD及びDVDの自動
判別とその判別結果に基づく光学系の切り替えとが実現
される。上記した第2の実施の形態によっても、トレイ
22に光ディスク25を載置しただけで、速やかにしか
も正確にCDかDVDかを判別することができるように
なり、非常に実用的となる。なお、この発明は上記した
各実施の形態に限定されるものではなく、この外その要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
装着された光ディスクの種類を短時間でしかも正確に判
別することができ、記録または再生システムにおける光
学系や電気処理系の切り替えに使用して好適する極めて
良好な光ディスク判別装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスク判別装置の第1の実
施の形態を示す斜視図。
【図2】同第1の実施の形態における電極の配置を示す
平面図。
【図3】同第1の実施の形態における光ディスクの判別
手段を示すブロック構成図。
【図4】同判別手段を用いた光ディスク再生装置の動作
を示すフローチャート。
【図5】この発明の第2の実施の形態を示す斜視図。
【図6】同第2の実施の形態における検出コイルの配置
を示す平面図。
【図7】同第2の実施の形態における光ディスクの判別
手段を示すブロック構成図。
【図8】従来の光ディスク判別手段を示すブロック構成
図。
【図9】同従来手段における光ディスクの判別原理を説
明するために示す図。
【図10】同従来手段を用いた光ディスク再生装置の動
作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…光ディスク、 12…光学式ピックアップ、 13a〜13d…I/V変換増幅回路、 14…フォーカスエラー信号生成回路、 15…全加算回路、 16…A/D変換回路、 17…サーボシグナルプロセッサ、 18…A/D変換回路、 19…マイクロコンピュータ、 20…駆動回路、 21…光ディスク再生装置、 22…トレイ、 23,24…電極、 25…光ディスク、 26…信号源、 27…I/V変換増幅回路、 28…フィルタ回路、 29…検波回路、 30…A/D変換回路、 31…マイクロコンピュータ、 32…駆動回路、 33…検出コイル、 34…差動増幅回路、 35…検波回路、 36…A/D変換回路、 37…マイクロコンピュータ、 38…駆動回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体で構成された基板の一方面に、信
    号記録層としての金属層を形成してなる光ディスクを、
    水平方向に出入自在に設けられたトレイのディスク載置
    部に、前記基板の他方面が接触するように載置する光デ
    ィスクドライブシステムにおいて、 前記トレイのディスク載置部に、該ディスク載置部に載
    置された前記光ディスクの金属層を用いて、該光ディス
    クの前記基板表面からの前記信号記録層の深さに対応し
    た検出信号を得る検出手段を具備し、 前記検出手段から出力される検出信号に基づいて、前記
    トレイのディスク載置部に載置された前記光ディスクの
    種類を判別するように構成してなることを特徴とする光
    ディスク判別装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記トレイのディスク
    載置部上に電極を設置し、前記電極と前記光ディスクの
    金属層との間の静電容量を検出することを特徴とする請
    求項1記載の光ディスク判別装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記トレイのディスク
    載置部上に一対の電極を設置し、一方の電極に交流信号
    を供給したときに、他方の電極から得られる交流信号に
    基づいて、前記光ディスクの前記基板表面からの前記信
    号記録層の深さを検出することを特徴とする請求項2記
    載の光ディスク判別装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記トレイのディスク
    載置部上にコイルを形成し、このコイルに交流電力を供
    給して発生される交流磁束により、前記光ディスクの金
    属層に発生する渦電流を検出することを特徴とする請求
    項1記載の光ディスク判別装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、前記光ディスクの金属
    層に発生する渦電流の作用で前記コイルに発生する電流
    変化を検出することを特徴とする請求項4記載の光ディ
    スク判別装置。
  6. 【請求項6】 誘電体で構成された基板の一方面に、信
    号記録層としての金属層を形成してなる光ディスクを、
    水平方向に出入自在に設けられたトレイのディスク載置
    部に、前記基板の他方面が接触するように載置する第1
    の工程と、 この第1の工程の後、前記トレイの収納が開始された状
    態で、前記光ディスクの金属層を用いて該光ディスクの
    前記基板表面からの前記信号記録層の深さを検出する第
    2の工程と、 この第2の工程の後、前記検出結果に基づいて、光学系
    及び電気処理系を前記光ディスクの種類に対応した状態
    に切り替える第3の工程と、 この第3の工程の後、前記トレイの収納が完了した状態
    で、フォーカスサーチ動作を行なう第4の工程とを実行
    することを特徴とする光ディスクドライブシステム。
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