JP2002312953A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2002312953A
JP2002312953A JP2001117164A JP2001117164A JP2002312953A JP 2002312953 A JP2002312953 A JP 2002312953A JP 2001117164 A JP2001117164 A JP 2001117164A JP 2001117164 A JP2001117164 A JP 2001117164A JP 2002312953 A JP2002312953 A JP 2002312953A
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Japan
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area
circuit
focus
objective lens
intensity
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Application number
JP2001117164A
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English (en)
Inventor
Yoshikuni Matsumura
吉晋 松村
Masato Yamada
真人 山田
Kenji Nakao
賢治 中尾
Katsutoshi Hibino
克俊 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォーカスサーボの引込に失敗しても光ディ
スクに傷が付くのを防止できる光ディスク装置を提供す
る。 【解決手段】 光ディスク装置100においては、演算
回路118は、光ディスク10で反射されたレーザ光の
強度SUMを判定回路120へ出力し、非点収差法によ
るフォーカスエラー信号FEをフォーカス制御回路15
0へ出力する。対物レンズ115のフォーカスサーボの
引込に失敗したとき、レーザ光の強度SUMは、最大値
よりも低下し、判定回路120は、レーザ光の強度SU
Mが所定のレベルよりも低くなると、フォーカスサーボ
を中止するための中止信号STPをフォーカス制御回路
150へ出力する。フォーカス制御回路150は、対物
レンズ115のフォーカスサーボを中止するようにサー
ボ回路160を制御し、サーボ回路160は、フォーカ
スサーボの引込動作を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、対物レンズのフ
ォーカスサーボの引込みに失敗したときでも光ディスク
に傷が付くのを防止できる光ディスク装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disk)より
も記録容量の大きいDVD(Digital Vide
o Disk)等の光ディスクは、高密度な記録媒体と
して実用化が開始され、今後、広く普及するものと考え
られる。
【0003】また、DVDよりも高密度な光ディスクの
開発も想定される。このように、光ディスクは、益々、
高密度化が進行しているが、この高密度化は、DVD等
の光ディスクに形成するピットサイズを小さくすること
によって達成されている。
【0004】さらに、書換え可能で、記憶容量が大き
く、かつ、信頼性の高い記録媒体として光磁気記録媒体
が注目されており、コンピュータメモリ等として実用化
され始めている。そして、最近では、記録容量が6.0
Gbytesの光磁気記録媒体がAS−MO(Adva
nced Storage Magneto Opti
cal disk)規格として規格化され、実用化され
ようとしている。
【0005】したがって、このような高密度な光ディス
クを再生するには、複数のピットまたは磁区がビームス
ポット内に入らないビーム径の小さいレーザ光が必要に
なる。レーザ光のスポットサイズは、レーザ光の波長に
比例し、対物レンズの開口数(NA:Numerica
l Aperture)に反比例するので、従来、レー
ザ光の波長を短波長化し、および対物レンズの開口数を
大きくすることによって小さいスポットサイズを有する
レーザ光を得ていた。
【0006】そして、最近では、2つの対物レンズを組
合わせることによって開口数が0.85の複合レンズが
作製されており、この複合レンズを用いて高密度な信号
の記録および再生が行なわれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開口数が大き
い対物レンズのワーキングディスタンス、すなわち、対
物レンズの表面から光ディスクのレーザ光の入射面まで
の距離は0.13mmと非常に小さいため、レーザ光の
フォーカスサーボの引込動作においてフォーカスサーボ
がオンされなかったとき対物レンズが光ディスクに衝突
し、光ディスクに傷が付くという問題がある。
【0008】また、通常、フォーカスサーボは、光ディ
スクのリードイン領域において行なわれるため、フォー
カスサーボの引込に失敗してリードイン領域に損傷を与
えると、リードイン領域に記録された信号を再生でき
ず、光ディスクに記録されたデータを再生できないとい
う問題もある。
【0009】そこで、本発明は、かかる問題を解決する
ためになされたものであり、その目的は、フォーカスサ
ーボの引込に失敗しても光ディスクに傷が付くのを防止
できる光ディスク装置を提供することである。
【0010】また、本発明のもう1つの目的は、フォー
カスサーボの引込に失敗したとき、最初の位置と異なる
位置でフォーカスサーボの引込を行なう光ディスク装置
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による光ディスク装置は、対物レンズによりレーザ光
を光ディスクに照射し、その反射光を検出する光ピック
アップと、光ピックアップが検出したフォーカスエラー
信号に基づいて対物レンズのフォーカスサーボを制御す
るフォーカス制御回路と、フォーカス制御回路からの制
御に基づいて、対物レンズをレーザ光の光軸方向に移動
させてフォーカスサーボを行なうサーボ回路と、対物レ
ンズのフォーカスサーボ時に、光ピックアップが検出し
た反射光の強度が所定のレベルよりも低いか否かを判定
する判定回路とを備え、フォーカス制御回路は、判定回
路において反射光の強度が所定のレベルよりも低いと判
定されたとき、対物レンズのフォーカスサーボを中止す
る。
【0012】この発明による光ディスク装置において
は、対物レンズのフォーカスサーボの引込時に、フォー
カスサーボの引込に失敗したとき、対物レンズのフォー
カスサーボが中止される。
【0013】したがって、この発明によれば、対物レン
ズのフォーカスサーボの引込に失敗したときでも、対物
レンズが光ディスクに衝突するのを防止できる。
【0014】また、この発明によれば、たとえ、対物レ
ンズが光ディスクに衝突しても、対物レンズをレーザ光
の光軸方向へ移動させるための加速電圧が印加されてい
ないので、光ディスクに傷が付きにくい。
【0015】好ましくは、光ディスク装置は、光ピック
アップの光ディスクの径方向における位置を制御する位
置制御回路と、位置制御回路からの制御に基づいて、光
ピックアップを光ディスクの径方向に移動させる移動回
路とをさらに備え、位置制御回路は、光ピックアップを
光ディスクの径方向の第1の領域に保持するように移動
回路を制御し、判定回路において反射光の強度が所定の
レベルよりも低いと判定されたとき、光ピックアップを
径方向の第2の領域に移動させるように移動回路を制御
し、フォーカス制御回路は、第2の領域において対物レ
ンズのフォーカスサーボを行なうようにサーボ回路を制
御する。
【0016】光ディスクの第1の領域で行なわれた対物
レンズのフォーカスサーボの引込動作において、その引
込に失敗したとき、光ピックアップを第2の領域に移動
させ、再度、第2の領域で対物レンズのフォーカスサー
ボの引込動作が行なわれる。
【0017】したがって、この発明によれば、対物レン
ズのフォーカスサーボの引込に失敗しても同じ領域に傷
が付きにくい。
【0018】好ましくは、第1の領域は、光ディスクの
リードイン領域よりも内周側に配置された領域であり、
第2の領域は、リードイン領域である。
【0019】まず、光ディスクのリードイン領域よりも
内側に配置された領域において対物レンズのフォーカス
サーボの引込動作が行なわれ、フォーカスサーボの引込
に失敗すると、リードイン領域へ光ピックアップが移動
され、再度、対物レンズのフォーカスサーボの引込動作
が行なわれる。
【0020】したがって、この発明によれば、対物レン
ズのフォーカスサーボの引込に失敗しても、光ディスク
のデータが記録された領域に傷が付くことを防止でき
る。
【0021】好ましくは、第1および第2の領域は、光
ディスクのリードイン領域よりも内側に配置される。
【0022】まず、光ディスクのリードイン領域よりも
内側に配置された第1の領域において対物レンズのフォ
ーカスサーボの引込動作が行なわれ、フォーカスサーボ
の引込に失敗すると、リードイン領域よりも内周側に配
置された第2の領域へ光ピックアップが移動され、再
度、対物レンズのフォーカスサーボの引込動作が行なわ
れる。
【0023】したがって、この発明によれば、対物レン
ズのフォーカスサーボの引込に失敗しても、光ディスク
のデータが記録された領域に傷が付くことを防止でき
る。
【0024】好ましくは、第2の領域は、リードイン領
域に近い側に配置される。第1の領域におけるフォーカ
スサーボの引込に失敗し、第2の領域においてフォーカ
スサーボの引込が完了すると、リードイン領域に光ピッ
クアップを移動させ、リードイン領域からデータが再生
される。
【0025】したがって、この発明によれば、フォーカ
スサーボの引込が終了した後、迅速にデータの再生動作
を行なうことができる。
【0026】好ましくは、第1および第2の領域は、光
ディスクのリードイン領域の一部に配置される。
【0027】リードイン領域の一部においてフォーカス
サーボの引込動作が行なわれる。したがって、フォーカ
スサーボの引込に失敗しても、リードイン領域の全体に
傷を付けることがない。
【0028】好ましくは、第2の領域は、第1の領域よ
りも外周側に配置される。リードイン領域におけるフォ
ーカスサーボの引込動作において、第1の領域における
フォーカスサーボの引込に失敗したとき、第2の領域に
おいてフォーカスサーボの引込が行なわれる。
【0029】したがって、この発明によれば、フォーカ
スサーボの引込が終了した後、迅速にデータの再生動作
を行なうことができる。
【0030】好ましくは、対物レンズは、レーザ光の光
軸方向に配置された第1および第2のレンズから成る。
【0031】対物レンズは、入射されたレーザ光を第1
および第2のレンズによって2回集光して光ディスクに
照射する。
【0032】したがって、ワーキングディスタンスが小
さい対物レンズのフォーカスサーボの引込動作におい
て、フォーカスサーボの引込に失敗しても、対物レンズ
が光ディスクに衝突するのを防止できる。
【0033】好ましくは、光ピックアップは、第1の領
域、第2の領域、第3の領域、および第4の領域を時計
回りに田の字状に配列した平面構造から成り、反射光を
検出する光検出器と、第1の領域により検出されたレー
ザ光の第1の強度と第3の領域により検出されたレーザ
光の第3の強度との和から、第2の領域により検出され
たレーザ光の第2の強度と第4の領域により検出された
レーザ光の第4の強度との和を差引いた強度を演算して
フォーカスエラー信号を出力する第1の演算回路と、第
1の強度、第2の強度、第3の強度、および第4の強度
の和を演算して反射光の強度を出力する第2の演算回路
とを含む。
【0034】光ピックアップにおいては、光ディスクで
反射されたレーザ光の強度と、非点収差法によるフォー
カスエラー信号とが検出される。
【0035】したがって、この発明においては、1つの
光検出器で検出されたレーザ光の強度に基づいて、フォ
ーカスエラー信号と和信号(反射光の強度)とを生成で
きる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または
相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0037】図1を参照して、本発明による光ディスク
装置100は、光ピックアップ110と、判定回路12
0と、位置制御回路130と、移動回路140と、フォ
ーカス制御回路150と、サーボ回路160と、スピン
ドルモータ170とを備える。
【0038】光ピックアップ110は、波長405nm
(許容誤差±15nm、以下同じ)のレーザ光を対物レ
ンズ115よって光ディスク10に集光照射し、その反
射光を検出する。そして、光ピックアップ110は、後
述するように、演算回路118によってフォーカスエラ
ー信号FEおよび和信号SUMを演算し、フォーカスエ
ラー信号FEをフォーカス制御回路150へ出力し、和
信号SUMを判定回路120へ出力する。
【0039】判定回路120は、光ピックアップ110
の演算回路118から入力された和信号SUMの強度が
所定のレベルよりも低いか否かを判定し、和信号SUM
の強度が所定のレベルよりも低いとき対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込を中止するための中止信号S
TPをフォーカス制御回路150へ出力し、光ピックア
ップ110を別の領域へ移動させるための移動信号MV
Eを位置制御回路130へ出力する。また、判定回路1
20は、和信号SUMの強度が所定のレベルよりも高い
とき光ピックアップ110の位置を保持するための保持
信号HLDを位置制御回路130へ出力する。
【0040】位置制御回路130は、判定回路120か
ら移動信号MVEが入力されると、光ピックアップ11
0を光ディスク10のリードイン領域よりも内周の領域
からリードイン領域へ移動するように移動回路140を
制御するとともに、再度、対物レンズ115のフォーカ
スサーボの引込を行なうための信号FSをフォーカス制
御回路150へ出力する。また、位置制御回路130
は、判定回路120から保持信号HLDが入力される
と、光ピックアップ110を現在の位置に一時保持する
ように移動回路140を制御する。移動回路140は、
位置制御回路130からの制御に基づいて光ピックアッ
プ110を光ディスク10の径方向DR2に移動させ、
または光ピックアップ110を現在の位置に一時保持す
る。なお、位置制御回路130は、リードイン領域より
も内周の領域において対物レンズ115のフォーカスサ
ーボの引込が完了できた場合、光ピックアップ110を
その領域に一時保持するように制御した後、データを再
生するために光ピックアップ110をリードイン領域へ
移動させるように移動回路140を制御する。
【0041】フォーカス制御回路150は、光ピックア
ップ110の演算回路118から入力されたフォーカス
エラー信号FEに基づいて対物レンズ115のフォーカ
スサーボの引込を行なうようにサーボ回路160を制御
する。また、フォーカス制御回路150は、判定回路1
20から中止信号STPが入力されると、対物レンズ1
15のフォーカスサーボの引込を中止するようにサーボ
回路160を制御するとともに、位置制御回路130か
ら信号FSが入力されると、フォーカスエラー信号FE
に基づいて対物レンズ115のフォーカスサーボの引込
を行なうようにサーボ回路160を制御する。
【0042】サーボ回路160は、フォーカス制御回路
150からの制御に基づいて光ピックアップ110の対
物レンズ115のフォーカスサーボの引込を行なう。こ
の場合、サーボ回路160は、対物レンズ115をレー
ザ光の光軸方向DR1に移動させる周知の移動機構を駆
動し、対物レンズ115を光ディスク10に近づけた
り、遠ざけたりして対物レンズ115のフォーカスサー
ボを行なう。スピンドルモータ170は、光ディスク1
0を所定の回転数で回転させる。
【0043】図2を参照して、光ピックアップ110に
ついて詳細に説明する。光ピックアップ110は、半導
体レーザ111と、コリメータレンズ112と、偏光ビ
ームスプリッタ113と、4分の1波長板114と、対
物レンズ115と、集光レンズ116と、光検出器11
7と、演算回路118とを含む。
【0044】半導体レーザ111は、波長405nmの
レーザ光を生成する。コリメータレンズ112は、半導
体レーザ111から出射されたレーザ光を平行光にす
る。偏光ビームスプリッタ113は、コリメータレンズ
112からのレーザ光をそのまま透過し、光ディスク1
0で反射されたレーザ光を90度の方向に反射する。4
分の1波長板114は、入射されたレーザ光の偏光面を
90度回転して透過する。
【0045】対物レンズ115は、レンズ1151,1
152と保持部材1153とから成る。保持部材115
3は、レンズ1151の光軸がレンズ1152の光軸に
一致するようにレンズ1151,1152を保持する。
レンズ1151は、4分の1波長板114からのレーザ
光を集光してレンズ1152へ入射する。レンズ115
2は、レンズ1151からのレーザ光をさらに集光して
光ディスク10の信号記録面10Aに照射する。対物レ
ンズ115は、2つのレンズ1151,1152によっ
てレーザ光を集光する複合レンズであり、その開口数は
0.85である。このように、大きい開口数を有する対
物レンズ115によってレーザ光を光ディスク10に照
射する場合、信号記録面10Aは、レーザ光の入射面か
ら0.1mmの位置に形成される。また、対物レンズ1
15のワーキングディスタンスは、0.13mmであ
る。対物レンズ115は、フォーカスサーボ時、レーザ
光の光軸方向DR1に移動される。
【0046】集光レンズ116は、偏光ビームスプリッ
タ113で反射されたレーザ光を集光して光検出器11
7に照射する。光検出器117は、レーザ光を検出す
る。演算回路118は、光検出器117によって検出さ
れたレーザ光の強度に基づいて、後述する方法によって
フォーカスエラー信号FEおよび和信号SUMを演算す
る。
【0047】図3を参照して、光検出器117は、検出
部1170を含む。検出部1170は、A領域117
1、B領域1172、C領域1173、およびD領域1
174から成る。A領域1171とD領域1174、お
よびB領域1172とC領域1173は、光ディスク1
0の径方向(「ラジアル方向」とも言う)DR2に配列
され、A領域1171とB領域1172、C領域117
3とD領域1174は、光ディスク10の周方向(「タ
ンジェンシャル方向」とも言う)DR3に配列される。
つまり、光検出器117は、光ディスク10の信号記録
面10Aで反射されたレーザ光を4つの領域によって検
出するものである。
【0048】図4を参照して、演算回路118は、回路
1181,1185を含む。回路1181は、加算器1
182,1183と減算器1184とから成る。回路1
185は、加算器1186〜1188から成る。回路1
181は、フォーカスエラー信号FEを生成する回路で
ある。回路1185は、光検出器117の4つの領域1
171〜1174で検出されたレーザ光の強度の和信号
SUMを生成する回路である。
【0049】加算器1182は、光検出器117のA領
域1171で検出されたレーザ光の強度[A]と、光検
出器117のC領域1173で検出されたレーザ光の強
度[C]との和を演算して[A+C]を出力する。加算
器1183は、光検出器117のB領域1172で検出
されたレーザ光の強度[B]と、光検出器117のD領
域1174で検出されたレーザ光の強度[D]との和を
演算して[B+D]を出力する。減算器1184は、加
算器1182から入力された信号[A+C]をプラス端
子に受け、加算器1183から入力された信号[B+
D]をマイナス端子に受ける。そして、減算器1184
は、信号[A+C]から信号[B+D]を減算してフォ
ーカスエラー信号FE=[[A+C]−[B+D]]を
出力する。つまり、回路1181は、非点収差法による
フォーカスエラー信号FEを生成する。
【0050】加算器1186は、光検出器117のA領
域1171で検出されたレーザ光の強度[A]と、B領
域1172で検出されたレーザ光の強度[B]との和を
演算して[A+B]を出力する。加算器1187は、C
領域1173で検出されたレーザ光の強度[C]と、D
領域1174で検出されたレーザ光の強度[D]との和
を演算して[C+D]を出力する。そして、加算器11
88は、加算器1186からの信号[A+B]と、加算
器1187からの信号[C+D]とを受け、信号[A+
B]と信号[C+D]との和を演算して和信号SUM=
[[A+B]+[C+D]]を出力する。
【0051】フォーカスサーボの引込動作においては、
対物レンズ115は、基準点を中心にして光ディスク1
0に近づく方向、および光ディスク10から遠ざかる方
向に移動される。その結果、図5に示すような波形形状
から成るフォーカスエラー信号FEが検出される。つま
り、対物レンズ115が光ディスク10に近づいたり、
遠ざかったりする過程において、演算回路118の回路
1181が光検出器117の4つの領域1171〜11
74で検出されたレーザ光の強度を用いて非点収差法に
よるフォーカスエラー信号を演算した結果が図5に示す
フォーカスエラー信号FEである。
【0052】図5に示すフォーカスエラー信号FEにお
いて、その強度がプラスの領域で最大になるとき、光検
出器117の検出部1170に照射されるレーザ光LB
は、図6に示すようにA領域1171とC領域1173
との方向に長軸を有する楕円形状のスポット形状を有す
る。また、フォーカスエラー信号FEの強度がマイナス
の領域で最小になるとき、光検出器117の検出部11
70に照射されるレーザ光LBは、図7に示すようにB
領域1172とD領域1174との方向に長軸を有する
楕円形状のスポット形状を有する。そして、対物レンズ
115のフォーカスが合ったとき、光検出器117の検
出部1170に照射されるレーザ光LBは、図3に示す
ような円形のスポット形状を有する。この場合、非点収
差法によって演算されたフォーカスエラー信号FEは、
その強度が零になる。つまり、図5に示すA点で対物レ
ンズ115のフォーカスサーボの引込が完了する。
【0053】対物レンズ115のフォーカスサーボの引
込においては、対物レンズ115が光ディスク10に近
づく過程において図5に示すフォーカスエラー信号FE
が検出され、対物レンズ115が光ディスク10から遠
ざかる過程において図5に示すフォーカスエラー信号と
逆の極性を有するフォーカスエラー信号が検出される。
そして、対物レンズ115が光ディスク10に近づく過
程、または対物レンズ115が光ディスク10から遠ざ
かる過程において、フォーカスエラー信号FEのA点で
フォーカスサーボの引込が完了する。この場合、光検出
器117の4つの領域1171〜1174で検出される
レーザ光の和信号SUMは、最大値PKを有する。そし
て、対物レンズ115のフォーカスが合っていないと
き、和信号SUMの強度は、最大値PKよりも小さい値
になる。したがって、対物レンズ115のフォーカスサ
ーボの引込が行なわれないとき、和信号SUMの強度
は、最大値PKよりも低くなる。
【0054】そこで、本発明においては、レベルLVを
設定し、和信号SUMの強度がレベルLVよりも低いか
否かを判定し、和信号SUMの強度がレベルLVよりも
低くなったことを検出すると、対物レンズ115のフォ
ーカスサーボを中止する。これによって、対物レンズ1
15が光ディスク10に衝突し、信号記録面10Aに傷
が付くのを防止できる。また、本発明においては、対物
レンズ115のフォーカスサーボの引込を中止した後、
光ピックアップ110を別の領域に移動させ、再度、そ
の領域で対物レンズ115のフォーカスサーボの引込動
作を行なう。同一の領域でフォーカスサーボの引込を行
なうと、フォーカスサーボの引込に失敗する回数に比例
して光ディスク10に傷が付く割合が増えるからであ
る。なお、レベルLVは、和信号SUMの最大値PKの
50%よりも低いレベルに設定される。
【0055】再び、図2を参照して、フォーカスサーボ
の引込時における光ピックアップ110の動作について
説明する。半導体レーザ111から出射されたレーザ光
は、コリメータレンズ112によって平行光にされ、偏
光ビームスプリッタ113をそのまま透過して4分の1
波長板114に入射する。そして、4分の1波長板11
4に入射したレーザ光は、4分の1波長板114によっ
てその偏光面を90度回転されて対物レンズ115に入
射し、対物レンズ115によって集光されて光ディスク
10の信号記録面10Aに集光照射される。
【0056】信号記録面10Aで反射されたレーザ光
は、対物レンズ115を介して4分の1波長板114ま
で戻り、4分の1波長板114によってその偏光面を9
0度回転されて偏光ビームスプリッタ113に入射す
る。この場合、4分の1波長板114から偏光ビームス
プリッタ113に入射するレーザ光は、2回、4分の1
波長板114を通過しているので、コリメータレンズ1
12から偏光ビームスプリッタ113に入射するレーザ
光に対して、その偏光面が180度回転されている。し
たがって、4分の1波長板114から偏光ビームスプリ
ッタ113に入射したレーザ光は、偏光ビームスプリッ
タ113によって90度の方向に反射される。そして、
レーザ光は、集光レンズ116によって集光され、光検
出器117に照射される。
【0057】そうすると、演算回路118は、上述した
ように回路1181によって、光検出器117の4つの
領域1171〜1174で検出されたレーザ光の強度に
基づいて非点収差法によるフォーカスエラー信号FEを
生成し、その生成したフォーカスエラー信号FEをフォ
ーカス制御回路150へ出力する。また、演算回路11
8は、上述したように回路1185によって、光検出器
117の4つの領域1171〜1174で検出されたレ
ーザ光の強度の和信号SUMを生成し、その生成した和
信号SUMを判定回路120へ出力する。
【0058】フォーカス制御回路150は、フォーカス
エラー信号FEに基づいてサーボ回路160を制御し、
サーボ回路160は、フォーカスエラー信号FEに基づ
いて対物レンズ115を光ディスク10に近づけたり、
遠ざけたりして対物レンズ115のフォーカスサーボの
引込を行なう。この場合、判定回路120は、入力され
た和信号SUMの強度がレベルLVよりも低いか否かを
判定し、和信号SUMの強度が最大値PKに達したとき
に対物レンズ115のフォーカスサーボの引込が完了す
る。
【0059】図8を参照して、光ディスク10は、内周
側から領域11、リードイン領域12、データ領域1
3、およびリードアウト領域14を有する。領域11、
リードイン領域12、データ領域13、およびリードア
ウト領域14の断面図は、図9に示すようになる。そし
て、リードイン領域12は、光ディスク10の中心DC
から半径が22.6〜24.0mmの領域に形成され
る。上述した対物レンズ115のフォーカスサーボの引
込動作がリードイン領域12において繰返して行なわれ
ると、リードイン領域12に傷が付く割合が高くなる。
リードイン領域12は、データ領域13に記録されたデ
ータの記録場所、および再生条件等を含むので、リード
イン領域12に傷が付くとデータ領域13に記録された
データの再生に関する情報を取得できず、データ領域1
3からデータを再生できなくなる。
【0060】そこで、本発明においては、リードイン領
域12よりも内側に存在する領域11へ光ピックアップ
110を移動させ、領域11において対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込を行なう。そして、領域11
におけるフォーカスサーボの引込に失敗したとき、光ピ
ックアップ110をリードイン領域12へ移動させ、再
度、フォーカスサーボの引込動作を行なう。その後、リ
ードイン領域12、およびデータ領域13に記録された
データの再生を行なう。領域11は、データが記録され
ていないので、光ピックアップ110の光検出器117
は、強度の強いレーザ光を検出し、フォーカスサーボの
引込動作をスムーズに行なえ、フォーカスサーボの引込
に失敗して傷が付いても、データを再生できなくなるこ
とはない。
【0061】なお、対物レンズ115のフォーカスサー
ボの引込に失敗したとき、リードアウト領域14を用い
て、再度、フォーカスサーボの引込を行なわないのは、
リードアウト領域14を用いたフォーカスサーボの引込
が終了した後、光ピックアップ110をリードアウト領
域14からリードイン領域12まで移動させる必要があ
り、光ディスク10からのデータの再生動作を開始する
までに長時間を要するからである。また、データ領域1
3を用いてフォーカスサーボの引込を行なわないのは、
フォーカスサーボの引込に失敗してデータ領域13に傷
が付くことによって本来のデータが再生できなくなるの
を防止するためである。
【0062】再び、図1を参照して、対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込時における光ディスク装置1
00の動作について説明する。光ディスク装置100に
光ディスク10が装着されると、位置制御回路130
は、光ピックアップ110を光ディスク10のリードイ
ン領域12よりも内側の領域11へ移動させるように移
動回路140を制御する。そして、移動回路140は、
光ピックアップ110を領域11へ移動させる。また、
光ピックアップ110に含まれる半導体レーザ111
は、レーザ駆動回路(図示せず)によって駆動され、波
長405nmのレーザ光を生成する。光ピックアップ1
10は、上述したようにレーザ光を対物レンズ115に
よって集光して光ディスク10の信号記録面10Aに照
射し、その反射光を光検出器117によって検出する。
そして、演算回路118は、光検出器117が検出した
レーザ光の強度に基づいて、上述した方法によってフォ
ーカスエラー信号FEおよび和信号SUMを演算し、フ
ォーカスエラー信号FEをフォーカス制御回路150へ
出力し、和信号SUMを判定回路120へ出力する。
【0063】フォーカス制御回路150は、入力された
フォーカスエラー信号FEに基づいて対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込動作を行なうようにサーボ回
路160を制御し、サーボ回路160は、フォーカスサ
ーボの引込動作を行なう。これによって、対物レンズ1
15は、光ディスク10に近づいたり、遠ざかったり
し、演算回路118は、光検出器117によって検出さ
れたレーザ光の強度に基づいてフォーカスエラー信号F
Eおよび和信号SUMを演算して、それぞれ、フォーカ
ス制御回路150および判定回路120へ出力する。
【0064】そうすると、フォーカスエラー信号FE
は、図5に示す波形形状に従って強度が変化し、A点に
達したときにフォーカスサーボの引込が完了する。この
場合、和信号SUMは、その強度が最大値PKに達して
おり、判定回路120は、光ピックアップ110の位置
を保持するための保持信号HLDを生成して位置制御回
路130へ出力する。位置制御回路130は、保持信号
HLDが入力されると、光ピックアップ110を領域1
1に一時保持するように移動回路140を制御し、移動
回路140は、光ピックアップ110を領域11に一時
保持する。なお、領域11において対物レンズ115の
フォーカスサーボの引込が完了したとき、位置制御回路
130は、光ピックアップ110を領域11に一時保持
するように制御した後、データを再生するために光ピッ
クアップ110をリードイン領域12へ移動させるよう
に移動回路140を制御する。
【0065】一方、対物レンズ115のフォーカスサー
ボの引込に失敗したとき、対物レンズ115は、フォー
カスエラー信号FEにおいてA点を通過してフォーカス
エラー信号FEの強度がマイナスになる位置に移動す
る。この場合、和信号SUMの強度は、最大値PKを通
過し、レベルLVよりも低くなる。そうすると、判定回
路120は、和信号SUMの強度がレベルLVよりも低
くなったことを検出し、対物レンズ115のフォーカス
サーボの引込を中止するための中止信号STPと、光ピ
ックアップ110をリードイン領域12へ移動させるた
めの移動信号MVEとを生成し、中止信号STPをフォ
ーカス制御回路150へ出力し、移動信号MVEを位置
制御回路130へ出力する。
【0066】フォーカス制御回路150は、中止信号S
TPが入力されると、対物レンズ115のフォーカスサ
ーボの引込動作を中止するようにサーボ回路160を制
御し、サーボ回路160は、対物レンズ115のフォー
カスサーボの引込動作を中止する。また、位置制御回路
130は、移動信号MVEが入力されると、光ピックア
ップ110をリードイン領域12へ移動するように移動
回路140を制御し、移動回路140は、光ピックアッ
プ110を領域11からリードイン領域12へ移動させ
る。そして、位置制御回路130は、対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込を開始するための信号FSを
生成し、その生成した信号FSをフォーカス制御回路1
50へ出力する。フォーカス制御回路150は、信号F
Sが入力されると、対物レンズ115のフォーカスサー
ボの引込を開始するようにサーボ回路160を制御し、
サーボ回路160は、対物レンズ115のフォーカスサ
ーボの引込を開始する。その後、上述したように対物レ
ンズ115のフォーカスサーボの引込が行なわれ、フォ
ーカスサーボの引込動作が終了する。
【0067】なお、領域11において対物レンズ115
のフォーカスサーボの引込が完了したとき、位置制御回
路130は、光ピックアップ110をリードイン領域1
2へ移動させるように移動回路140を制御し、移動回
路140は、光ピックアップ110をリードイン領域1
2へ移動させる。その後、リードイン領域12およびデ
ータ領域13からデータが再生される。また、領域11
においてフォーカスサーボの引込に失敗し、その後、リ
ードイン領域12においてフォーカスサーボの引込が完
了したとき、引続き、リードイン領域12およびデータ
領域13からデータが再生される。
【0068】このように、光ディスク装置100におい
ては、光ディスク10のリードイン領域12よりも内側
に存在する領域11でフォーカスサーボの引込動作を行
ない、フォーカスサーボの引込に失敗したとき、リード
イン領域12を用いて、再度、対物レンズ115のフォ
ーカスサーボの引込動作を行なうので、フォーカスサー
ボの引込に失敗して対物レンズ115が光ディスク10
に衝突し、光ディスク10に傷が付いても、その傷の付
いた領域11は、データが記録されていない領域である
ので、光ディスク10からのデータの再生に悪影響を与
えることはない。
【0069】また、光ディスク装置100においては、
対物レンズ115のフォーカスサーボの引込に失敗した
とき、フォーカスサーボの引込を中止するので、対物レ
ンズ115が光ディスク10に衝突するのを防止でき
る。たとえ、対物レンズ115が光ディスク10に衝突
したとしても、対物レンズ115をレーザ光の光軸方向
DR1に移動させるための加速電圧はオフされているの
で、光ディスク10に傷が付きにくい。
【0070】上記においては、領域11において対物レ
ンズ115のフォーカスサーボの引込動作が行なわれ、
フォーカスサーボの引込に失敗したとき、光ピックアッ
プ110をリードイン領域12へ移動させ、再度、フォ
ーカスサーボの引込動作が行なわれると説明した。しか
し、本発明においては、2回のフォーカスサーボの引込
動作を領域11において行ってもよい。すなわち、領域
11を光ディスク10の中心DCからの半径が22.2
〜22.4mmの領域FS1と、中心DCからの半径が
22.4〜22.6mmの領域FS2とに分割し、1回
目のフォーカスサーボの引込動作を領域FS1において
行ない、フォーカスサーボの引込に失敗したとき、光ピ
ックアップ110を領域FS2へ移動させ、再度、フォ
ーカスサーボの引込動作を行なう。
【0071】また、2回のフォーカスサーボの引込動作
をリードイン領域12において行なってもよい。すなわ
ち、リードイン領域12を中心DCからの半径が22.
6〜23.0mmのFSR1と、中心DCからの半径が
23.0〜23.4mmの領域FSR2とに分割し、1
回目のフォーカスサーボの引込動作を領域FSR1にお
いて行ない、フォーカスサーボの引込に失敗したとき、
光ピックアップ110を領域FSR2へ移動させ、再
度、フォーカスサーボの引込動作を行なう。この場合、
フォーカスサーボの引込に失敗すると、リードイン領域
12の一部に傷が付くことも想定されるが、リードイン
領域12には、光ディスク10の再生条件等が何回も記
録されているため、リードイン領域12の一部において
データの再生が不可能になっても、データ領域13から
データを再生するのに必要な情報を再生することができ
る。
【0072】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明では
なくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲
と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる
ことが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による光ディスク装置のブロック図
である。
【図2】 図1に示す光ディスク装置に含まれる光ピッ
クアップのブロック図である。
【図3】 図2に示す光ピックアップの光検出器の平面
図である。
【図4】 図2に示す光ピックアップの演算回路の回路
図である。
【図5】 図2に示す光ピックアップの演算回路が出力
するフォーカスエラー信号および和信号のタイミングチ
ャートである。
【図6】 対物レンズのフォーカスがずれたときに光ピ
ックアップの光検出器に照射されるレーザ光のスポット
形状を示す模式図である。
【図7】 対物レンズのフォーカスがずれたときに光ピ
ックアップの光検出器に照射されるレーザ光のスポット
形状を示すもう1つの模式図である。
【図8】 光ディスクの斜視図である。
【図9】 図8に示す光ディスクの径方向の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 光ディスク、10A 信号記録面、12 リード
イン領域、13 データ領域、14 リードアウト領
域、100 光ディスク装置、110 光ピックアッ
プ、111 半導体レーザ、112 コリメータレン
ズ、113 偏光ビームスプリッタ、114 4分の1
波長板、115 対物レンズ、116 集光レンズ、1
17 光検出器、118 演算回路、120 判定回
路、130 位置制御回路、140 移動回路、150
フォーカス制御回路、160 サーボ回路、170
スピンドルモータ、1151,1152 レンズ、11
53 支持部材、1170 検出部、11,1171〜
1174 領域、1181,1185 回路、118
2,1183,1186〜1188 加算器、1184
減算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 賢治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 日比野 克俊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5D117 AA02 DD04 DD14 FF03 FF06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズによりレーザ光を光ディスク
    に照射し、その反射光を検出する光ピックアップと、 前記光ピックアップが検出したフォーカスエラー信号に
    基づいて前記対物レンズのフォーカスサーボを制御する
    フォーカス制御回路と、 前記フォーカス制御回路からの制御に基づいて、前記対
    物レンズを前記レーザ光の光軸方向に移動させてフォー
    カスサーボを行なうサーボ回路と、 前記対物レンズのフォーカスサーボ時に、前記光ピック
    アップが検出した前記反射光の強度が所定のレベルより
    も低いか否かを判定する判定回路とを備え、 前記フォーカス制御回路は、前記判定回路において前記
    反射光の強度が前記所定のレベルよりも低いと判定され
    たとき、前記対物レンズのフォーカスサーボを中止す
    る、光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記光ピックアップの前記光ディスクの
    径方向における位置を制御する位置制御回路と、 前記位置制御回路からの制御に基づいて、前記光ピック
    アップを前記光ディスクの径方向に移動させる移動回路
    とをさらに備え、 前記位置制御回路は、前記光ピックアップを前記光ディ
    スクの径方向の第1の領域に保持するように前記移動回
    路を制御し、前記判定回路において前記反射光の強度が
    前記所定のレベルよりも低いと判定されたとき、前記光
    ピックアップを前記径方向の第2の領域に移動させるよ
    うに前記移動回路を制御し、 前記フォーカス制御回路は、前記第2の領域において前
    記対物レンズのフォーカスサーボを行なうように前記サ
    ーボ回路を制御する、請求項1に記載の光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の領域は、前記光ディスクのリ
    ードイン領域よりも内周側に配置された領域であり、 前記第2の領域は、前記リードイン領域である、請求項
    2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2の領域は、前記光デ
    ィスクのリードイン領域よりも内側に配置される、請求
    項2に記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の領域は、前記リードイン領域
    に近い側に配置される、請求項4に記載の光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1および第2の領域は、前記光デ
    ィスクのリードイン領域の一部に配置される、請求項2
    に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の領域は、前記第1の領域より
    も外周側に配置される、請求項6に記載の光ディスク装
    置。
  8. 【請求項8】 前記対物レンズは、前記レーザ光の光軸
    方向に配置された第1および第2のレンズから成る、請
    求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光ディスク
    装置。
  9. 【請求項9】 前記光ピックアップは、 第1の検出部、第2の検出部、第3の検出部、および第
    4の検出部を時計回りに田の字状に配列した平面構造か
    ら成り、前記反射光を検出する光検出器と、 前記第1の検出部により検出された前記レーザ光の第1
    の強度と前記第3の検出部により検出された前記レーザ
    光の第3の強度との和から、前記第2の検出部により検
    出された前記レーザ光の第2の強度と前記第4の検出部
    により検出された前記レーザ光の第4の強度との和を差
    引いた強度を演算して前記フォーカスエラー信号を出力
    する第1の演算回路と、 前記第1の強度、前記第2の強度、前記第3の強度、お
    よび前記第4の強度の和を演算して前記反射光の強度を
    出力する第2の演算回路とを含む、請求項1から請求項
    8のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007004406A1 (ja) * 2005-06-30 2009-01-22 パナソニック株式会社 光ディスク装置およびその駆動方法
US8315131B2 (en) 2005-10-05 2012-11-20 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus and back off control method for objective lens

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US8315131B2 (en) 2005-10-05 2012-11-20 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus and back off control method for objective lens

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