JP2000165167A - 利得制御装置及び方法、情報再生装置及び方法並びに情報記録装置及び方法 - Google Patents

利得制御装置及び方法、情報再生装置及び方法並びに情報記録装置及び方法

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JP2000165167A
JP2000165167A JP10331443A JP33144398A JP2000165167A JP 2000165167 A JP2000165167 A JP 2000165167A JP 10331443 A JP10331443 A JP 10331443A JP 33144398 A JP33144398 A JP 33144398A JP 2000165167 A JP2000165167 A JP 2000165167A
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Kazuhiro Kiyoura
一宏 清浦
Toshiyuki Suzuki
利幸 鈴木
Takeshi Matsumoto
健 松本
Koji Kitagawa
浩司 北川
Takehiro Takada
武弘 高田
Kazunori Saito
和徳 斎藤
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Corp
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Tohoku Pioneer Corp
Pioneer Electronic Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体からの光ビームの反射光の強度
が極度に弱い場合でも、従来と同様に当該情報記録媒体
に対する情報の記録又は再生が可能な利得制御装置等を
提供する。 【解決手段】 光ディスク1からの光ビームBの反射光
を受光して得られる受光信号Sa乃至Sfに基づいて生成
される再生RF信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfe
の利得を調整するプリアンプ6乃至8を備える情報再生
装置Sにおいて、再生RF信号Srf及びフォーカスエラ
ー信号Sfeが生成されたか否かを検出し、当該再生RF
信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeが生成されたと
きのみサーボ制御開始信号Sfokを出力するアンド回路
21と、サーボ制御開始信号Sfokが出力されないと
き、プリアンプ6乃至8の利得を所定値だけ増大させる
ようにプリアンプ6乃至8を制御するCPU18と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利得制御装置及び
方法、当該利得制御装置及び方法を備えた情報再生装置
及び方法並びに情報記録装置及び方法の技術分野に属
し、より詳細には、光ディスク等の情報記録媒体に対し
て光学的に情報の再生又は記録のうち少なくともいずれ
か一方を行う際の再生制御又は記録制御に用いられる信
号の利得を制御する利得制御装置及び方法、当該利得制
御装置及び方法を備えた情報再生装置及び方法並びに情
報記録装置及び方法の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したような光学的な情報の再
生又は記録を行う場合には、当該再生又は記録用のレー
ザ光等の光ビームを情報記録媒体に照射し、その反射光
を受光することにより得られる信号を用いて種々の制御
又は再生処理或いは記録処理を行うのが通常である。
【0003】より具体的には、従来の情報再生装置又は
情報記録装置においては、例えば、当該反射光を受光し
て得られる受光信号を加工することによりいわゆるフォ
ーカスエラー信号(すなわち、光ビームの焦点位置の情
報記録媒体に垂直な方向のずれを示すフォーカスエラー
信号)又はトラッキングエラー信号(すなわち、光ビー
ムの焦点位置の情報記録媒体に平行な方向のずれを示す
トラッキングエラー信号)を生成し、これに基づいて当
該焦点位置を上記垂直な方向又は平行な方向にサーボ制
御することにより正確に情報の再生又は記録が行われる
ように構成されている。
【0004】そして、この場合には、得られる反射光の
強度に対応して当該フォーカスエラー信号又はトラッキ
ングエラー信号における利得(ゲイン又は感度)を最適
化して夫々のサーボ制御を行っている。ここで、当該利
得の最適化を行うのは、夫々のエラー信号の利得が高す
ぎると最悪の場合サーボ制御機構が発振して当該サーボ
制御が実行できないこととなり、一方、その利得が低す
ぎるとエラー信号として機能しなくなるからである。
【0005】また、当該反射光を受光して得られる再生
信号(具体的には、情報記録媒体に記録されている情報
に対応する再生RF(Radio Frequency)信号等)に基
づいて情報を再生する場合でも、その再生処理に適する
ように当該再生信号の利得を調整するのが通常である。
【0006】ここで、上述した光ディスクの具体例とし
て、従来からのいわゆるCD(Compact Disc)に加え
て、近年、CD−RW(Compact Disc-Rewritable)と
称される、複数回の記録又は再生が可能なCDが開発さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該C
D−RWにおいては、光ビームを当該CD−RWに対し
て照射した結果得られる反射光の強度が、通常のCDか
らの反射光の強度に比して極端に低い強度(具体的に
は、約12dB低くなる。)しか得られないことが知られ
ている。
【0008】従って、当該CD−RWを従来と同様の情
報再生装置を用いて再生するか又は従来と同様の情報記
録装置を用いて情報の記録を行うかのいずれかを実行し
ようとすると、上述したような各種のサーボ制御を行う
ために必要なレベルの受光信号(すなわち、CD−RW
からの反射光を受光した結果得られる受光信号)が得ら
れず、よって、当該CD−RWに対する情報の記録又は
当該CD−RWからの情報の再生が全く不可能となって
しまうという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、その課題は、情報記録媒体からの光ビ
ームの反射光の強度が極度に弱い場合でも、従来と同様
に当該情報記録媒体に対する情報の記録又は再生が可能
な利得制御装置及び方法、当該利得制御装置及び方法を
備えた情報再生装置及び方法並びに情報記録装置及び方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、光ディスク等の情報記
録媒体からの光ビームの反射光を受光して得られる受光
信号に基づいて生成される生成信号の利得を調整するプ
リアンプ等の調整手段を備える利得制御装置において、
前記生成信号が生成されたか否かを検出し、当該生成信
号が生成されたときのみ検出信号を出力するアンド回路
等の検出手段と、前記検出信号が出力されないとき、前
記利得を予め設定されている所定値だけ増大させるよう
に前記調整手段を制御するCPU等の制御手段と、を備
える。
【0011】よって、検出信号が出力されないとき反射
光の強度が弱いとして調整手段の利得を増大させるの
で、従来に比して反射光の強度が弱いことに起因して、
生成される生成信号の利得が小さく当該生成信号が検出
されない情報記録媒体であっても、生成信号を従来と同
様に出力させることができる。
【0012】また、検出信号が出力されないとき一律に
調整手段の利得を増大させるので、複雑な制御処理を行
うことなく当該利得の小さい情報記録媒体から生成信号
を出力させることができる。
【0013】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の利得制御装置におい
て、前記所定値が常に一定の値であるように構成され
る。
【0014】よって、調整手段の制御に関しては、常に
一定の値を用いて利得を一律に増大させるのみであるの
で、簡易な構成で且つ迅速に利得を調整して生成信号を
出力させることができる。
【0015】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の利得制御装置に
おいて、前記検出手段は、前記生成信号のレベルが予め
設定された閾値よりも高いときのみ前記生成信号が生成
されたとして前記検出信号を出力する。
【0016】よって、生成信号のレベルに対応して正確
にその有無を示す検出信号を簡易な構成で出力すること
ができる。
【0017】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
利得制御装置において、前記制御手段は、前記検出信号
が出力されない状態が予め設定された一定時間継続した
とき、前記利得を前記所定値だけ増大させるように前記
調整手段を制御する。
【0018】よって、当該一定時間経過前に検出信号が
出力されたときには直ちに調整手段における利得を制御
することができると共に、確実に検出信号が出力されな
いことを確認した後に調整手段における利得を制御する
ことができる。
【0019】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の
利得制御装置において、前記制御手段は、前記検出信号
が出力されない状態が予め設定された一定回数継続した
とき、前記利得を前記所定値だけ増大させるように前記
調整手段を制御する。
【0020】よって、当該一定回数経過前に検出信号が
出力されたときには直ちに調整手段における利得を制御
することができると共に、確実に検出信号が出力されな
いことを確認した後に調整手段における利得を制御する
ことができる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の
利得制御装置において、前記生成信号は、前記情報記録
媒体に記録されている情報に対応する再生信号であるよ
うに構成される。
【0022】よって、受光信号から生成される再生信号
の有無に基づいて調整手段の利得を増大させるので、情
報記録媒体からの反射光の強度に正確に対応して利得を
増大させることができる。
【0023】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の
利得制御装置において、前記生成信号は、前記光ビーム
の焦点位置と前記情報記録媒体の位置との当該情報記録
媒体に垂直な方向のずれを示すフォーカスエラー信号で
あるように構成される。
【0024】よって、受光信号から生成されるフォーカ
スエラー信号の有無に基づいて調整手段の利得を増大さ
せるので、情報記録媒体からの反射光の強度に正確に対
応して利得を増大させることができる。
【0025】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
利得制御装置を備える情報再生装置であって、前記情報
記録媒体に対して前記光ビームを照射すると共に前記反
射光を受光して前記受光信号を生成するピックアップ等
のピックアップ手段と、前記生成された受光信号に基づ
いて前記生成信号を生成する加算器等の生成手段と、前
記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報記
録媒体上からの情報の再生に伴う制御を行うCPU等の
再生制御手段と、を備える。
【0026】よって、従来に比して反射光の強度が弱い
ことに起因して、生成される検出信号及び生成信号の利
得が小さく当該生成信号が検出されない情報記録媒体で
あっても、生成信号を取得して従来と同様に当該情報記
録媒体に記録されている情報を再生することができる。
【0027】上記の課題を解決するために、請求項9に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
利得制御装置を備える情報記録装置であって、前記情報
記録媒体に対して前記光ビームを射出すると共に前記反
射光を受光して前記受光信号を生成するピックアップ等
のピックアップ手段と、前記生成された受光信号に基づ
いて前記生成信号を生成する加算器等の生成手段と、前
記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報記
録媒体上の情報の再生を行うDSP等の再生手段と、前
記再生された情報に基づいて、前記情報記録媒体に記録
すべき記録情報を加工し、当該情報記録媒体に記録する
エンコーダ等の記録手段と、を備える。
【0028】よって、従来に比して反射光の強度が弱い
ことに起因して、生成される生成信号の利得が小さく当
該生成信号が検出されない情報記録媒体であっても、生
成信号を取得して当該情報記録媒体に記録されている情
報を再生し、これに基づいて従来と同様に当該情報記録
媒体に記録すべき記録情報を記録することができる。
【0029】上記の課題を解決するために、請求項10
に記載の発明は、光ディスク等の情報記録媒体からの光
ビームの反射光を受光して得られる受光信号に基づいて
生成される生成信号の利得を調整する利得制御方法にお
いて、前記生成信号が生成されたか否かを検出し、当該
生成信号が生成されたときのみ検出信号を出力する検出
工程と、前記検出信号が出力されないとき、前記利得を
予め設定されている所定値だけ増大させる制御工程と、
を備える。
【0030】よって、検出信号が出力されないとき反射
光の強度が弱いとして利得を増大させるので、従来に比
して反射光の強度が弱いことに起因して、生成される検
出信号及び生成信号の利得が小さく当該生成信号が検出
されない情報記録媒体であっても、生成信号を従来と同
様に出力させることができる。
【0031】また、検出信号が出力されないとき一律に
利得を増大させるので、複雑な制御処理を行うことなく
当該利得の小さい情報記録媒体から生成信号を出力させ
ることができる。
【0032】上記の課題を解決するために、請求項11
に記載の発明は、請求項10に記載の利得制御方法にお
いて、前記所定値は常に一定の値であるように構成され
る。
【0033】よって、利得の調整に関しては、常に一定
の値を用いて利得を一律に増大させるのみであるので、
簡易な構成で且つ迅速に利得を調整して生成信号を出力
させることができる。
【0034】上記の課題を解決するために、請求項12
に記載の発明は、請求項10又は11に記載の利得制御
方法において、前記検出工程において、前記生成信号の
レベルが予め設定された閾値よりも高いときのみ前記生
成信号が生成されたとして前記検出信号を出力するよう
に構成される。
【0035】よって、生成信号のレベルに対応して正確
にその有無を示す検出信号を簡易な構成で出力すること
ができる。
【0036】上記の課題を解決するために、請求項13
に記載の発明は、請求項10から12のいずれか一項に
記載の利得制御方法において、前記制御工程において、
前記検出信号が出力されない状態が予め設定された一定
時間継続したとき、前記利得を前記所定値だけ増大させ
るように構成される。
【0037】よって、当該一定時間経過前に検出信号が
出力されたときには直ちに利得を制御することができる
と共に、確実に検出信号が出力されないことを確認した
後に利得を制御することができる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項14
に記載の発明は、請求項10から12のいずれか一項に
記載の利得制御方法において、前記制御工程において、
前記検出信号が出力されない状態が予め設定された一定
回数継続したとき、前記利得を前記所定値だけ増大させ
るように構成される。
【0039】よって、当該一定回数経過前に検出信号が
出力されたときには直ちに利得を制御することができる
と共に、確実に検出信号が出力されないことを確認した
後に利得を制御することができる。
【0040】上記の課題を解決するために、請求項15
に記載の発明は、請求項10から14のいずれか一項に
記載の利得制御方法において、前記生成信号は、前記情
報記録媒体に記録されている情報に対応する再生信号で
あるように構成される。
【0041】よって、受光信号から生成される再生信号
の有無に基づいて利得を増大させるので、情報記録媒体
からの反射光の強度に正確に対応して利得を増大させる
ことができる。
【0042】上記の課題を解決するために、請求項16
に記載の発明は、請求項10から15のいずれか一項に
記載の利得制御方法において、前記生成信号は、前記光
ビームの焦点位置と前記情報記録媒体の位置との当該情
報記録媒体に垂直な方向のずれを示すフォーカスエラー
信号であるように構成される。
【0043】よって、受光信号から生成されるフォーカ
スエラー信号の有無に基づいて利得を増大させるので、
情報記録媒体からの反射光の強度に正確に対応して利得
を増大させることができる。
【0044】上記の課題を解決するために、請求項17
に記載の発明は、請求項10から16のいずれか一項に
記載の利得制御方法を含む情報再生方法であって、前記
情報記録媒体に対して前記光ビームを照射すると共に前
記反射光を受光して前記受光信号を生成するピックアッ
プ工程と、前記生成された受光信号に基づいて前記生成
信号を生成する生成工程と、前記利得が増大された前記
生成信号に基づいて前記情報記録媒体上からの情報の再
生に伴う制御を行う再生制御工程と、を備える。
【0045】よって、従来に比して反射光の強度が弱い
ことに起因して、生成される検出信号及び生成信号の利
得が小さく当該生成信号が検出されない情報記録媒体で
あっても、生成信号を取得して従来と同様に当該情報記
録媒体に記録されている情報を再生することができる。
【0046】上記の課題を解決するために、請求項18
に記載の発明は、請求項10から16のいずれか一項に
記載の利得制御方法を含む情報記録方法であって、前記
情報記録媒体に対して前記光ビームを射出すると共に前
記反射光を受光して前記受光信号を生成するピックアッ
プ工程と、前記生成された受光信号に基づいて前記生成
信号を生成する生成工程と、前記利得が増大された前記
生成信号に基づいて前記情報記録媒体上の情報の再生を
行う再生工程と、前記再生された情報に基づいて、前記
情報記録媒体に記録すべき記録情報を加工し、当該情報
記録媒体に記録する記録工程と、を備える。
【0047】よって、従来に比して反射光の強度が弱い
ことに起因して、生成される検出信号及び生成信号の利
得が小さく当該生成信号が検出されない情報記録媒体で
あっても、生成信号を取得して当該情報記録媒体に記録
されている情報を再生し、これに基づいて従来と同様に
当該情報記録媒体に記録すべき記録情報を記録すること
ができる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。
【0049】なお、以下に説明する各実施の形態は、C
D又はCD−RWに記録されている情報を再生する情報
再生装置における利得制御(第1実施形態)又は当該C
D−RWに対して情報を記録する情報記録装置における
利得制御(第2実施形態)に対して本発明を適用した場
合の実施形態である。
【0050】(I)第1実施形態 初めに、本発明に係る第1実施形態について、図1乃至
図6を用いて説明する。
【0051】まず、図1乃至図4を用いて第1実施形態
に係る情報再生装置の全体構成及び動作について説明す
る。なお、図1は第1実施形態に係る情報再生装置の全
体構成を示すブロック図であり、図2は後述するピック
アップ内のディテクタの構成を示す平面図であり、図3
及び図4は第1実施形態の情報再生装置の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【0052】図1に示すように、第1実施形態に係る情
報再生装置Sは、ピックアップ手段としてのピックアッ
プ2と、サーボモータ3と、生成手段としての加算器4
及び5と、調整手段としてのプリアンプ6乃至8と、可
変アンプ9乃至11と、A/D(Analog/Digital)コン
バータ12と、再生手段としてのDSP(Digital Sig
nal Processor)13と、RFレベル検出回路14と、
イコライザ15及び17と、FE(Focus Error)レベ
ル検出回路16と、制御手段及び再生制御手段としての
CPU18と、ドライバ19と、スピンドルモータ20
と、検出手段としてのアンド回路21と、スイッチ22
と、により構成されている。
【0053】また、CPU18は、その内部にタイマ1
8aを備えている。
【0054】更に、ピックアップ2内には、図2に示す
部分ディテクタ25a乃至25fを備えるディテクタ2
5と、図1に示す光ビームBを射出する図示しないレー
ザダイオード及び射出された光ビームBを光ディスク1
上に集光する図示しない対物レンズ等が含まれている。
【0055】次に、全体動作を説明する。
【0056】スピンドルモータ20は、ドライバ19か
らの後述するスピンドル駆動信号Sdsにより駆動され、
再生すべき情報が記録されている情報記録媒体としての
光ディスク1を予め設定された所定の回転数で回転させ
る。
【0057】このとき、ピックアップ2は、情報再生用
に用いられる主ビームとしての上記光ビームB及び図示
しない二つの副ビーム(いわゆる3ビーム法によりトラ
ッキングサーボ制御を行うための副ビーム)を夫々光デ
ィスク1における情報記録面に照射し、夫々の反射光を
ディテクタ25により受光して受光信号Sa乃至Sfを出
力する。
【0058】この場合に、ピックアップ2は、図2に示
すように、光ビームBの反射光(いわゆる非点収差法に
よるフォーカスサーボ制御のために、ピックアップ2内
の図示しないシリンドリカルレンズ等により予め非点収
差が与えられている。)を部分ディテクタ25a乃至2
5dにより受光して受光信号Sa乃至Sdを出力すると共
に、各副ビームを部分ディテクタ25e及び25fによ
り夫々別個に受光し、受光信号Se及びSfを夫々出力す
る。その際、光ビームBは、その反射光の部分ディテク
タ25a乃至25d上における照射範囲が図2に示す照
射範囲SPとなるように射出され、更に各副ビームは、
その反射光の部分ディテクタ25e及び25f上におけ
る照射範囲が図2に夫々示す照射範囲SPe及びSPf
となるように射出される。そして、当該受光信号Sa乃
至Sdが後述する再生RF信号Srfの生成及びフォーカ
スエラー信号Sfe(上記非点収差法により生成されるフ
ォーカスエラー信号)の生成に用いられ、一方、受光信
号Se及びSfが後述するトラッキングエラー信号Steの
生成に用いられる。
【0059】次に、加算器4は、受光信号Saと受光信
号Scとを加算し、加算信号Ssu1を生成してプリアンプ
6の一方の端子及びプリアンプ7の正転端子に夫々出力
する。
【0060】これと並行して、加算器5は、受光信号S
bと受光信号Sdとを加算し、加算信号Ssu2を生成して
プリアンプ6の他方の端子及びプリアンプ7の反転端子
に夫々出力する。
【0061】これにより、プリアンプ6は、加算信号S
su1と加算信号Ssu2とを加算し、光ディスク1に記録さ
れている情報に対応する上記再生RF信号Srfを生成し
て可変アンプ9及びRFレベル検出回路14に出力す
る。この時、プリアンプ6は、後述するCPU18から
の制御信号Sc1に基づいて再生RF信号Srfの利得(ゲ
イン)を粗調整する。
【0062】一方、プリアンプ7は、加算信号Ssu1か
ら加算信号Ssu2を減算し、上記非点収差法によるフォ
ーカスサーボ制御のためのフォーカスエラー信号Sfeを
生成して可変アンプ10及びFEレベル検出回路16へ
に出力する。この時、プリアンプ7は、後述するCPU
18からの制御信号Sc2に基づいてフォーカスエラー信
号Sfeの利得を粗調整する。
【0063】更に、プリアンプ8は、受光信号Seから
受光信号Sfを減算し、上記3ビーム法によるトラッキ
ングスサーボ制御のためのトラッキングエラー信号Ste
を生成して可変アンプ11に出力する。この時、プリア
ンプ8は、後述するCPU18からの制御信号Sc3に基
づいてトラッキングエラー信号Steの利得を粗調整す
る。
【0064】次に、可変アンプ9は、粗調整された再生
RF信号Srfの利得を、後述するCPU18からの制御
信号Sc6に基づいて微調整し、調整RF信号Sarfを生
成してA/Dコンバータ12へ出力する。
【0065】その後、A/Dコンバータ12は、当該調
整RF信号Sarfをディジタル化し、ディジタルRF信
号Sdrfを生成してDSP13にする。そして、DSP
13は、当該ディジタルRF信号Sdrfに対して予め設
定されたディジタル処理を施し、ディジタル出力信号S
outとして外部の図示しないスピーカ等(ディジタル出
力信号Soutがオーディオ信号である場合)又は図示し
ない画像処理部等(ディジタル出力信号Soutが画像信
号である場合)に出力する。
【0066】これと並行して、RFレベル検出回路14
は、実際の再生処理前の後述する利得制御時においてフ
ォーカスサーチ動作(すなわち、実際の情報再生時にお
ける光ビームBの焦点位置の最適な位置(換言すれば、
当該焦点位置が光ディスク1の情報記録面上となるため
の当該焦点位置)を検出するために、ピックアップ2内
の対物レンズを当該情報記録面に垂直な方向に試行的に
移動させる動作)が行われたときに出力される再生RF
信号Srfの出力レベル(具体的には電圧レベル等)が後
述する第1閾値より高くなったか否かを検出し、当該出
力レベルが第1閾値よりも高くなったときのみ検出信号
Slrを生成してアンド回路21の一方の端子へ出力す
る。このRFレベル検出回路14の動作については、後
程詳述する。
【0067】一方、可変アンプ10は、粗調整されたフ
ォーカスエラー信号Sfeの利得を、後述するCPU18
からの制御信号Sc5に基づいて微調整し、調整フォーカ
スエラー信号Safeを生成してイコライザ15へ出力す
る。
【0068】その後、イコライザ15は、調整フォーカ
スエラー信号Safeに対して波形整形等の処理を施し、
光ビームB及び各副ビームの焦点位置と光ディスク1の
情報記録面の位置との当該情報記録面に垂直な方向のず
れを示す整形フォーカスエラー信号Sad1を生成し、ス
イッチ22を介してドライバ19へ出力する。
【0069】これと並行して、FEレベル検出回路16
は、後述する利得制御時において上記フォーカスサーチ
動作が行われたときにフォーカスエラー信号Sfeの出力
レベル(具体的には電圧レベル等)が後述する第2閾値
より高くなったか否かを検出し、当該出力レベルが第2
閾値よりも高くなったときのみ検出信号Slfを生成して
アンド回路21の他方の入力端子へ出力する。
【0070】これらにより、アンド回路21は、上記フ
ォーカスサーチ動作時において、検出信号Slr及びSlf
の双方が共に出力されたときのみ、ドライバ19による
フォーカスサーボ制御動作におけるフォーカスサーボル
ープを閉状態としてフォーカスサーボ制御を開始すべく
サーボ制御開始信号Sfokを生成してスイッチ22及び
CPU18へ出力する。
【0071】そして、スイッチ22は、当該サーボ制御
開始信号Sfokが生成されているときのみ閉とされ、イ
コライザ15、ドライバ19及びピックアップ2内の対
物レンズを光ディスク1の情報記録面に垂直な方向に駆
動するためのフォーカスアクチュエータを含む上記フォ
ーカスサーボループを閉状態とする。
【0072】他方、可変アンプ11は、粗調整されたト
ラキングエラー信号Steの利得を、後述するCPU18
からの制御信号Sc4に基づいて微調整し、調整トラッキ
ングエラー信号Sateを生成してイコライザ17へ出力
する。
【0073】その後、イコライザ17は、調整トラッキ
ングエラー信号Sateに対して波形整形等の処理を施
し、光ビームBの焦点位置と光ディスク1の情報記録面
上のトラックの位置との当該光ディスク1の半径方向の
ずれを示す整形トラッキングエラー信号Sad2を生成し
てドライバ19へ出力する。
【0074】次に、ドライバ19は、上記フォーカスサ
ーチ動作時及び実際の情報再生時の双方において、上記
整形フォーカスエラー信号Sad1及び整形トラッキング
エラー信号Sad2に基づき、当該整形フォーカスエラー
信号Sad1がゼロレベルとなるように上記フォーカスア
クチュエータを駆動してピックアップ2内の図示しない
対物レンズを光ディスク1の情報記録面に垂直な方向に
移動させると共に当該整形トラッキングエラー信号Sad
2がゼロレベルとなるようにピックアップ2内の図示し
ない対物レンズを光ディスク1の半径方向に駆動するた
めのアクチュエータ駆動信号Sdpを生成し、ピックアッ
プ2に出力して上記フォーカスサーボ制御及びトラッキ
ングサーボ制御を行う。
【0075】なお、ドライバ19は、上記フォーカスサ
ーチ時において後述する制御信号ScdがCPU18から
出力されたときは、上記対物レンズを光ディスク1の情
報記録面に垂直な方向に試行的に駆動するための上記ア
クチュエータ駆動信号Sdpを生成してピックアップ2に
出力する。
【0076】これと並行して、ドライバ19は、整形ト
ラッキングエラー信号Sad2をゼロレベルとするために
は対物レンズの駆動だけでは不足する場合には、サーボ
モータ3を駆動してピックアップ2を支持している図示
しないキャリッジを光ディスク1の半径方向に移動させ
るべくモータ駆動信号Sdmを生成して当該サーボモータ
3に出力する。
【0077】更に、ドライバ19は、上記スピンドルモ
ータ20を予め設定されている所定の回転数で駆動して
光ディスク1を回転させるべく、上記スピンドル駆動信
号Sdsを生成して当該スピンドルモータ20へ出力す
る。
【0078】次に、CPU18は、サーボ制御開始信号
Sfokに基づいて、後述する利得制御処理により各プリ
アンプ6乃至8及び各可変アンプ9乃至11における夫
々の信号の利得に対する粗調整又は微調整を制御するた
めの上記制御信号Sc1乃至Sc6を生成して各プリアンプ
6乃至8及び各可変アンプ9乃至11に出力する。この
時、タイマ18aは、後述するようにフォーカスサーボ
動作が開始されてから上記サーボ制御開始信号Sfokが
入力されるまでの時間を計測しており、CPU18は当
該計測値に基づいて後述する利得制御処理を行う。
【0079】また、これと並行して、CPU18は、情
報再生装置Sを構成する各構成部材のタイミング制御
等、当該情報再生装置S全体に係る制御動作を行う。
【0080】次に、上記FEレベル検出回路16の動作
について、図3及び図4(a)を用いて詳説する。
【0081】上述したように、FEレベル検出回路16
は、情報再生前の利得制御時にフォーカスサーチ動作が
実行されたとき、フォーカスエラー信号Sfeの出力レベ
ルが第2閾値より高くなったか否かを検出し、当該出力
レベルが第2閾値よりも高くなったときのみ検出信号S
lfを生成する。
【0082】すなわち、当該フォーカスサーチ動作時に
おいては、対物レンズを光ディスク1の情報記録面に垂
直な方向に試行的に往復移動させるべく、CPU18が
制御信号Scdを出力すると共に、ドライバ19が当該制
御信号Scdに基づき図3上段に示すような波形を有する
上記フォーカスアクチュエータを駆動するためのアクチ
ュエータ駆動信号Sdpを生成してピックアップ2に出力
する。このとき、アクチュエータ駆動信号Sdpが負から
正に変化するときには対物レンズは情報記録面に近づく
方向(図1に示す情報再生装置Sの場合は図1中上方
向)に移動し、一方、アクチュエータ駆動信号Sdpが正
から負に変化するときには対物レンズは情報記録面から
遠ざかる方向(図1に示す情報再生装置Sの場合は図1
中下方向)に移動する。
【0083】そして、光ディスク1からの反射光が十分
な強度を有しているときは、このアクチュエータ駆動信
号Sdpによりフォーカスアクチュエータが駆動されるこ
とで、図3中段に示すような波形を有するフォーカスエ
ラー信号Sfe及び図3下段に示すような再生RF信号S
rfが生成される。
【0084】このとき、フォーカスエラー信号Sfeにつ
いては、アクチュエータ駆動信号Sdpのゼロクロスタイ
ミングにおいてゼロクロスとなり、更にアクチュエータ
駆動信号Sdpが負から正に変化するときとアクチュエー
タ駆動信号Sdpが正から負に変化するときとでは逆極性
の波形を有することとなる。一方、再生RF信号Srfに
ついては、アクチュエータ駆動信号Sdpのゼロクロスタ
イミングにおいて極値となり、その前後でゼロレベルと
なる波形を有することとなる。
【0085】そして、FEレベル検出回路16は、この
うちフォーカスエラー信号Sfeが入力されると、当該フ
ォーカスエラー信号Sfeの絶対値を検出し、当該検出し
た絶対値(図4(a)中段に示すような波形を有す
る。)を予め設定されている第2閾値と比較し、当該絶
対値が第2閾値よりも高いときのみ、図4(a)下段に
示すような波形を有する検出信号Slfを出力する。ここ
で、当該第2閾値は、フォーカスサーボ制御を正確に実
行することが可能な出力レベルを有するフォーカスエラ
ー信号Sfeが出力されたときのみ検出信号Slfが生成さ
れるように予め設定されているものである。
【0086】次に、上記RFレベル検出回路14の動作
について、図3及び図4(b)を用いて詳説する。
【0087】上述したように、RFレベル検出回路14
は、情報再生前の利得制御時にフォーカスサーチ動作が
実行されたとき、再生RF信号Srfの出力レベルが第1
閾値より高くなったか否かを検出し、当該出力レベルが
第1閾値よりも高くなったときのみ検出信号Slrを生成
する。
【0088】すなわち、当該フォーカスサーチ動作時に
おいては、図3上段に示すアクチュエータ駆動信号Sdp
の変化により、光ディスク1からの反射光が十分な強度
を有しているときは、図3下段に示すような再生RF信
号Srfが生成される。
【0089】そして、RFレベル検出回路14は、図4
(b)上段に示すような波形を有する再生RF信号Srf
が入力されると、当該再生RF信号Srfを予め設定され
ている第1閾値と比較し、当該再生RF信号Srfが第1
閾値よりも高いときのみ、図4(b)下段に示すような
波形を有する検出信号Slrを出力する。ここで、当該第
1閾値は、フォーカスサーボ制御を正確に開始すること
が可能な出力レベルを有する再生RF信号Srfが出力さ
れたときのみ検出信号Slrが生成されるように予め設定
されているものである。
【0090】上述したFEレベル検出回路16及びRF
レベル検出回路14の動作により、アンド回路21から
サーボ開始信号Sfokが出力されるときは、再生RF信
号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeの出力レベルが共
に十分高い、すなわち、光ディスク1からの反射光が現
在のプリアンプ6乃至8の利得を用いてその情報を再生
するのに十分な強度を有していることとなる。
【0091】次に、第1実施形態の情報再生装置Sにお
ける再生処理及びその中の本発明に係る利得制御処理に
ついて、図5及び図6を用いて説明する。
【0092】なお、図5は第1実施形態に係る再生処理
の全体を示すフローチャートであり、図6は第1実施形
態に係る利得制御処理の細部を示すフローチャートであ
る。
【0093】先ず、再生処理における全体動作につい
て、図5を用いて説明する。
【0094】情報再生装置Sにおける再生処理において
は、初めに、光ディスク1が情報再生装置Sに挿入され
たか否かが判定され(ステップS1)、挿入されないと
きは(ステップS1;N)挿入されるまでそのまま待機
し、挿入されているときは(ステップS1;Y)、次
に、プリアンプ6乃至8の利得を制御する本発明に係る
利得制御処理が実行される(ステップS2)。この利得
制御処理については、後程詳述する。
【0095】そして、利得制御が終了すると、次に、例
えば、挿入された光ディスク1の属性(具体的には、挿
入された光ディスク1がCDか又はCD−RWかを示す
属性)の判定及び初期設定用情報の当該光ディスク1か
らの読み出し等を光ビームBを実際に光ディスク1に照
射することにより実行し、当該読み出した情報により情
報再生装置S全体の初期設定を行う(ステップS3)。
なお、ステップS3の初期設定時には実際に光ビームB
及び上記副ビームが夫々光ディスク1に照射され、その
反射光に基づいて各プリアンプ6乃至8における粗調整
のための利得が再度細かく設定されると共に、各可変ア
ンプ9乃至11における微調整のための利得が設定され
る。
【0096】そして、図示しない操作部から再生開始が
指示されたか否かが判定され(ステップS4)、指示さ
れていないときは(ステップS4;N)指示されるまで
待機し、一方指示されているときは(ステップS4;
Y)、次に、情報再生装置Sの各構成部材を用いて実際
の再生処理を行う(ステップS5)。
【0097】そして、再生が終了して光ディスク1が交
換されたか否かが判定され(ステップS6)、交換され
たときは(ステップS6;Y)再度再生処理を開始すべ
くステップS2に戻り、一方交換されないときは(ステ
ップS6;N)そのまま再生処理を終了する。
【0098】ここで、上記した各処理のうち、ステップ
S2及びS3の処理は、これらを合わせて一般にセット
アップ処理と称されている処理である。
【0099】次に、ステップS2における利得制御処理
について、図6を用いて詳説する。
【0100】ステップS2の利得制御処理においては、
初めに、各プリアンプ6乃至8の利得を予め設定されて
いる初期値として夫々設定する(ステップS10)。
【0101】次に、上記フォーカスサーチ動作を行うべ
く、CPU18が上記制御信号Scdを生成すると共に、
これにより図3上段に示すようなアクチュエータ駆動信
号Sdpを生成して対物レンズを光ディスク1の情報記録
面に垂直な方向に試行的に往復移動させる(ステップS
11)。なお、このフォーカスサーチ動作が開始された
タイミングからCPU18内のタイマ18aにおける計
時を開始する。
【0102】そして、当該フォーカスサーチ動作が実行
されることにより図3中段及び下段に示すようなフォー
カスエラー信号Sfe及び再生RF信号Srfが生成され、
これらによりアンド回路21からサーボ制御開始信号S
fokが生成されたか否かが判定される(ステップS1
2)。このステップS12により、十分な出力レベルを
有するフォーカスエラー信号Sfe及び再生RF信号Srf
が生成されたか、すなわち、光ディスク1の反射光の強
度が現在のプリアンプ6乃至8の利得を用いてその情報
を再生するのに十分な強度であるか否かが判定される。
【0103】そして、サーボ制御開始信号Sfokが生成
されたときは(ステップS12;Y)、そのまま実際の
再生を実行してもよいとしてステップS3へ移行し、一
方、サーボ制御開始信号Sfokが生成されないときは
(ステップS12;N)、タイマ18aにおける計時が
予め設定された計時値となったか否かが判定される(ス
テップS13)。ここで、当該計時値は、例えば、フォ
ーカスサーボ動作において対物レンズが光ビームBの合
焦位置を中心として2乃至3回往復移動する程度の時間
(具体的には、2乃至3秒間)とされる。
【0104】そして、タイマ18aの計時が当該計時値
となっていないときは(ステップS13;N)、当該計
時値になるまでサーボ制御開始信号Sfokを出力を待つ
べくステップS12に戻り、一方、サーボ制御開始信号
Sfokが出力されないまま当該計時値になったときは
(ステップS13;Y)、現在の各プリアンプ6乃至8
の利得では、情報再生が十分に実行できないほど反射光
の強度が弱いとして各プリアンプ6乃至8の利得を予め
設定されている利得値だけ増大させ(ステップS1
4)、再度フォーカスサーチ動作を行って各プリアンプ
6乃至8の利得設定が適切であるかを判定すべく再度ス
テップS11へ戻ってそれ以下の処理を実行する。な
お、ステップS14おける予め設定された利得値は、例
えば、一回のフォーカスサーチ動作当たり+6dB程度と
されている。
【0105】これ以後は、サーボ制御開始信号Sfokが
出力されない毎に各プリアンプ6乃至8の利得が+6dB
づつ増大されることが繰り返されることとなる。
【0106】以上説明したように、第1実施形態の情報
再生装置Sにおける利得制御処理によれば、再生RF信
号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeが生成されたか否
かを示すサーボ制御開始信号Sfokが出力されないと
き、光ディスク1がCD−RWでありその反射光の強度
が弱いとしてプリアンプ6乃至8の利得を増大させるの
で、従来に比して反射光の強度が弱く生成される再生R
F信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeの利得が小さ
いCD−RWであっても、従来と同様に再生RF信号S
rf及びフォーカスエラー信号Sfeを出力させることがで
きる。
【0107】従って、当該CD−RWであっても、反射
光の強度が強い従来のCDと同様に取り扱って情報の再
生を行うことができる。
【0108】また、サーボ制御開始信号Sfokが出力さ
れないとき一律にプリアンプ6ない至8の利得を増大さ
せるので、複雑な制御処理を行うことなく当該利得の小
さいCD−RWから調整RF信号Sarf及び調整フォー
カスエラー信号Safeを出力させることができる。
【0109】また、プリアンプ6乃至8の利得制御に関
しては、常に一定の値を用いて利得を一律に増大させる
のみであるので、簡易な構成で且つ迅速に利得を調整し
て再生RF信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeを出
力させることができる。
【0110】更に、再生RF信号Srf及びフォーカスエ
ラー信号Sfeのレベルが第1閾値及び第2閾値よりも高
いときのみサーボ制御開始信号Sfokを出力するので、
再生RF信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeのレベ
ルに対応して正確にその有無を示すサーボ制御開始信号
Sfokを簡易な構成で出力することができる。
【0111】更にまた、サーボ制御開始信号Sfokが出
力されない状態が予め設定された一定時間継続したとき
利得を所定値だけ増大させるので、当該一定時間経過前
にサーボ制御開始信号Sfokが出力されたときには直ち
にプリアンプ6乃至8における利得を制御することがで
きると共に、確実に検出信号が出力されないことを確認
した後にプリアンプ6乃至8における利得を制御するこ
とができる。
【0112】また、再生RF信号Srf及びフォーカスエ
ラー信号Sfeの有無に基づいてプリアンプ6乃至8の利
得を増大させるので、光ディスク1からの反射光の強度
に正確に対応して利得を増大することができる。
【0113】なお、上述した第1実施形態においては、
再生RF信号Srf及びフォーカスエラー信号Sfeのレベ
ルが共に第1閾値及び第2閾値よりも高いときのみサー
ボ制御開始信号Sfokを出力するように構成したが、こ
れ以外に、再生RF信号Srf又はフォーカスエラー信号
Sfeのうち少なくともいずれか一方の出力レベルが第1
閾値又は第2閾値よりも高いときにサーボ制御開始信号
Sfokを出力するように構成することもできる。この場
合には、アンド回路21に代えて、再生RF信号Srf又
はフォーカスエラー信号Sfeのうち少なくともいずれか
一方の出力レベルが第1閾値又は第2閾値よりも高いと
きにサーボ制御開始信号Sfokを出力するオア回路を設
けることとなる。
【0114】また、上述の第1実施形態においては、サ
ーボ制御開始信号Sfokが出力されない状態が予め設定
された一定時間継続したとき利得を所定値だけ増大させ
る場合について説明したたが、これ以外に、予め設定さ
れた一定回数フォーカスサーチ動作を実行してもサーボ
制御開始信号Sfokが出力されないとき、プリアンプ6
乃至8の利得を所定値だけ増大させるように構成するこ
ともできる。この場合には、フォーカスサーチ動作を当
該一定回数実行する前にサーボ制御開始信号Sfokが出
力されたときには直ちにプリアンプ6乃至8における利
得を制御することができると共に、確実に検出信号が出
力されないことを確認した後にプリアンプ6乃至8にお
ける利得を制御することができる。
【0115】更にまた、サーボ制御開始信号Sfokが出
力されない状態が予め設定された一定時間継続したとき
利得を所定値だけ増大させるので、当該一定時間経過前
にサーボ制御開始信号Sfokが出力されたときには直ち
にプリアンプ6乃至8における利得を制御することがで
きると共に、確実に検出信号が出力されないことを確認
した後にプリアンプ6乃至8における利得を制御するこ
とができる。 (II)第2実施形態 次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態に
ついて、図7を用いて説明する。なお、図7は第2実施
形態に係る情報記録装置の概要構成を示すブロック図で
ある。
【0116】上述した第1実施形態においては、光ディ
スク1に記録されている情報を再生する情報再生装置に
対して本発明を適用した場合について説明したが、これ
以外に、本発明は、光ディスク1が上記CD−RWであ
る場合に、当該CD−RWに予め記録されている記録制
御信号を検出し、当該検出した記録制御情報に基づいて
CD−RWである光ディスク1に情報を記録する情報記
録装置に対しても適用することができる。
【0117】この第2実施形態について、第1実施形態
の情報再生装置Sに対応する場合について図7を用いて
説明すると、第2実施形態の情報記録装置Rは、第1実
施形態の情報再生装置Sの構成に加えて、DSP13か
ら出力されるディジタル出力信号Sout(このディジタ
ル出力信号Sout内に上記記録制御情報が含まれている
こととなる。)から当該記録制御情報を抽出し、記録制
御信号Scc(具体的には、光ディスク1上のアドレス情
報等を含んでいる。)をエンコーダ40に出力する記録
制御部35と、当該記録制御信号Sccに基づいて外部か
ら入力されてくる記録すべき記録情報Srを符号化し、
エンコード信号Srrを生成してピックアップ2内の図示
しないレーザダイオードに出力してこれを制御する記録
手段としてのエンコーダ40と、を備えている。そし
て、このエンコード信号Srrに基づいて当該レーザダイ
オードの発振強度が制御されることにより、記録制御信
号Scc内のアドレス情報により示される光ディスク1上
の位置に記録情報Srに対応する情報ピットが形成され
て当該記録情報Srが記録される。
【0118】なお、図7において図1に示す情報再生装
置Sと同様の部材については、同様の部材番号を付して
細部の説明は省略する。
【0119】以上説明したように、第2実施形態の情報
記録装置Rの動作によれば、第1実施形態の情報再生装
置Sの動作による効果に加えて、CD−RWに対して情
報を記録する場合でも、これに基づいて従来と同様に当
該CD−RWに記録すべき記録情報を記録することがで
きる。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、生成信号が生成されたか否かを示す検出
信号が出力されないとき、反射光の強度が弱いとして調
整手段の利得を増大させるので、従来に比して反射光の
強度が弱いことに起因して、生成される生成信号の利得
が小さく当該生成信号が検出されない情報記録媒体であ
っても、従来と同様に生成信号を出力させることができ
る。
【0121】従って、当該情報記録媒体であっても、反
射光の強度が強い従来の情報記録媒体と同様に取り扱っ
て情報の記録又は再生を行うことができる。
【0122】また、検出信号が出力されないとき一律に
調整手段の利得を増大させるので、複雑な制御処理を行
うことなく当該利得の小さい情報記録媒体から生成信号
を出力させることができる。
【0123】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、調整手段の制御に関して
は、常に一定の値を用いて利得を一律に増大させるのみ
であるので、簡易な構成で且つ迅速に利得を調整して生
成信号を出力させることができる。
【0124】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、生成信号のレベル
が閾値よりも高いときのみ生成信号が生成されたとして
検出信号を出力するので、生成信号のレベルに対応して
正確にその有無を示す検出信号を簡易な構成で出力する
ことができる。
【0125】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、検
出信号が出力されない状態が予め設定された一定時間継
続したとき、利得を所定値だけ増大させるので、当該一
定時間経過前に検出信号が出力されたときには直ちに調
整手段における利得を制御することができると共に、確
実に検出信号が出力されないことを確認した後に調整手
段における利得を制御することができる。
【0126】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、検
出信号が出力されない状態が予め設定された一定回数継
続したとき、利得を所定値だけ増大させるので、当該一
定回数経過前に検出信号が出力されたときには直ちに調
整手段における利得を制御することができると共に、確
実に検出信号が出力されないことを確認した後に調整手
段における利得を制御することができる。
【0127】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、受
光信号から生成される再生信号の有無に基づいて調整手
段の利得を増大させるので、情報記録媒体からの反射光
の強度に正確に対応して利得を増大することができる。
【0128】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、受
光信号から生成されるフォーカスエラー信号の有無に基
づいて調整手段の利得を増大させるので、情報記録媒体
からの反射光の強度に正確に対応して利得を増大するこ
とができる。
【0129】請求項8に記載の発明によれば、生成信号
が生成されたか否かを示す検出信号が出力されないと
き、反射光の強度が弱いとして調整手段の利得を増大さ
せるので、従来に比して反射光の強度が弱いことに起因
して、生成される検出信号及び生成信号の利得が小さく
当該生成信号が検出されない情報記録媒体であっても、
生成信号を取得して従来と同様に当該情報記録媒体に記
録されている情報を再生することができる。
【0130】請求項9に記載の発明によれば、生成信号
が生成されたか否かを示す検出信号が出力されないと
き、反射光の強度が弱いとして調整手段の利得を増大さ
せるので、従来に比して反射光の強度が弱いことに起因
して、生成される生成信号の利得が小さく当該生成信号
が検出されない情報記録媒体であっても、生成信号を取
得して当該情報記録媒体に記録されている情報を再生
し、これに基づいて従来と同様に当該情報記録媒体に記
録すべき記録情報を記録することができる。
【0131】請求項10に記載の発明によれば、生成信
号が生成されたか否かを示す検出信号が出力されないと
き、反射光の強度が弱いとして利得を増大させるので、
従来に比して反射光の強度が弱いことに起因して、生成
される検出信号及び生成信号の利得が小さく当該生成信
号が検出されない情報記録媒体であっても、従来と同様
に生成信号を出力させることができる。
【0132】従って、当該情報記録媒体であっても、反
射光の強度が強い従来の情報記録媒体と同様に取り扱っ
て情報の記録又は再生を行うことができる。
【0133】また、検出信号が出力されないとき一律に
利得を増大させるので、複雑な制御処理を行うことなく
当該利得の小さい情報記録媒体から生成信号を出力させ
ることができる。
【0134】請求項11に記載の発明によれば、請求項
10に記載の発明の効果に加えて、利得の調整に関して
は、常に一定の値を用いて利得を一律に増大させるのみ
であるので、簡易な構成で且つ迅速に利得を調整して生
成信号を出力させることができる。
【0135】請求項12に記載の発明によれば、請求項
10又は11に記載の発明の効果に加えて、生成信号の
レベルが閾値よりも高いときのみ生成信号が生成された
として検出信号を出力するので、生成信号のレベルに対
応して正確にその有無を示す検出信号を簡易な構成で出
力することができる。
【0136】請求項13に記載の発明によれば、請求項
10から12のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、検出信号が出力されない状態が予め設定された一定
時間継続したとき、利得を所定値だけ増大させるので、
当該一定時間経過前に検出信号が出力されたときには直
ちに利得を制御することができると共に、確実に検出信
号が出力されないことを確認した後に利得を制御するこ
とができる。
【0137】請求項14に記載の発明によれば、請求項
10から12のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、検出信号が出力されない状態が予め設定された一定
回数継続したとき、利得を所定値だけ増大させるので、
当該一定回数経過前に検出信号が出力されたときには直
ちに利得を制御することができると共に、確実に検出信
号が出力されないことを確認した後に利得を制御するこ
とができる。
【0138】請求項15に記載の発明によれば、請求項
10から14のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、受光信号から生成される再生信号の有無に基づいて
利得を増大させるので、情報記録媒体からの反射光の強
度に正確に対応して利得を増大することができる。
【0139】請求項16に記載の発明によれば、請求項
10から15のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、受光信号から生成されるフォーカスエラー信号の有
無に基づいて利得を増大させるので、情報記録媒体から
の反射光の強度に正確に対応して利得を増大することが
できる。
【0140】請求項17に記載の発明によれば、生成信
号が生成されたか否かを示す検出信号が出力されないと
き、反射光の強度が弱いとして利得を増大させるので、
従来に比して反射光の強度が弱いことに起因して、生成
される検出信号及び生成信号の利得が小さく当該生成信
号が検出されない情報記録媒体であっても、生成信号を
取得して従来と同様に当該情報記録媒体に記録されてい
る情報を再生することができる。
【0141】請求項18に記載の発明によれば、生成信
号が生成されたか否かを示す検出信号が出力されないと
き、反射光の強度が弱いとして利得を増大させるので、
従来に比して反射光の強度が弱いことに起因して、生成
される検出信号及び生成信号の利得が小さく当該生成信
号が検出されない情報記録媒体であっても、生成信号を
取得して当該情報記録媒体に記録されている情報を再生
し、これに基づいて従来と同様に当該情報記録媒体に記
録すべき記録情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る情報再生装置の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】ディテクタの構成を示す平面図である。
【図3】フォーカスサーチ動作時における各信号の波形
を示すタイミングチャートである。
【図4】RFレベル検出回路及びFEレベル検出回路の
動作を示すタイミングチャートであり、(a)はRFレ
ベル検出回路の動作を示すタイミングチャートであり、
(b)はFEレベル検出回路の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】第1実施形態の再生処理の全体を示すフローチ
ャートである。
【図6】第1実施形態の利得制御処理を示すフローチャ
ートである。
【図7】第2実施形態に係る情報記録装置の概要構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…ピックアップ 3…サーボモータ 4、5…加算器 6、7、8…プリアンプ 9、10、11…可変アンプ 12…A/Dコンバータ 13…DSP 14…RFレベル検出回路 15、17…イコライザ 16…FEレベル検出回路 18…CPU 18a…タイマ 19…ドライバ 20…スピンドルモータ 21…アンド回路 22…スイッチ 25…ディテクタ 25a、25b、25c、25d、25e、25f…部
分ディテクタ 35…記録制御回路 40…エンコーダ B…光ビーム S…情報再生装置 R…情報記録装置 SP、SPe、SPf…照射範囲 Sa、Sb、Sc、Sd、Se、Sf…受光信号 Ssu1、Ssu2…加算信号 Srf…再生RF信号 Sfe…フォーカスエラー信号 Ste…トラッキングエラー信号 Sarf…調整RF信号 Safe…調整フォーカスエラー信号 Sate…調整トラッキングエラー信号 Sdrf…ディジタルRF信号 Sout…ディジタル出力信号 Slr、Slf…検出信号 Sad1…整形フォーカスエラー信号 Sad2…整形トラッキングエラー信号 Sdm…モータ駆動信号 Sdp…アクチュエータ駆動信号 Sdc…スピンドル駆動信号 Sc1、Sc2、Sc3、Sc4、Sc5、Sc6、Scd…制御信号 Sec…利得信号 Sdg…利得検出信号 Scc…記録制御信号 Sr…記録情報 Srr…エンコード信号 Sfok…サーボ制御開始信号
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利幸 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 (72)発明者 松本 健 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 北川 浩司 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 高田 武弘 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 斎藤 和徳 山形県天童市大字久野本字日光1105番地 東北パイオニア株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC04 DD03 DD05 EE14 EE17 FF05 LL05 5J100 AA06 AA21 AA22 BB17 CA14 CA22 CA23 CA27 CA28 CA29 DA06 FA05 JA01 LA08 LA11 LA12 QA01 SA04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体からの光ビームの反射光を
    受光して得られる受光信号に基づいて生成される生成信
    号の利得を調整する調整手段を備える利得制御装置にお
    いて、 前記生成信号が生成されたか否かを検出し、当該生成信
    号が生成されたときのみ検出信号を出力する検出手段
    と、 前記検出信号が出力されないとき、前記利得を予め設定
    されている所定値だけ増大させるように前記調整手段を
    制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする利得制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の利得制御装置におい
    て、 前記所定値は常に一定の値であることを特徴とする利得
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の利得制御装置に
    おいて、 前記検出手段は、前記生成信号のレベルが予め設定され
    た閾値よりも高いときのみ前記生成信号が生成されたと
    して前記検出信号を出力することを特徴とする利得制御
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    利得制御装置において、 前記制御手段は、前記検出信号が出力されない状態が予
    め設定された一定時間継続したとき、前記利得を前記所
    定値だけ増大させるように前記調整手段を制御すること
    を特徴とする利得制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    利得制御装置において、 前記制御手段は、前記検出信号が出力されない状態が予
    め設定された一定回数継続したとき、前記利得を前記所
    定値だけ増大させるように前記調整手段を制御すること
    を特徴とする利得制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    利得制御装置において、 前記生成信号は、前記情報記録媒体に記録されている情
    報に対応する再生信号であることを特徴とする利得制御
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか一項に記載の
    利得制御装置において、 前記生成信号は、前記光ビームの焦点位置と前記情報記
    録媒体の位置との当該情報記録媒体に垂直な方向のずれ
    を示すフォーカスエラー信号であることを特徴とする利
    得制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    利得制御装置を備える情報再生装置であって、 前記情報記録媒体に対して前記光ビームを照射すると共
    に前記反射光を受光して前記受光信号を生成するピック
    アップ手段と、 前記生成された受光信号に基づいて前記生成信号を生成
    する生成手段と、 前記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報
    記録媒体上からの情報の再生に伴う制御を行う再生制御
    手段と、 を備えることを特徴とする情報再生装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    利得制御装置を備える情報記録装置であって、 前記情報記録媒体に対して前記光ビームを射出すると共
    に前記反射光を受光して前記受光信号を生成するピック
    アップ手段と、 前記生成された受光信号に基づいて前記生成信号を生成
    する生成手段と、 前記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報
    記録媒体上の情報の再生を行う再生手段と、 前記再生された情報に基づいて、前記情報記録媒体に記
    録すべき記録情報を加工し、当該情報記録媒体に記録す
    る記録手段と、 を備えることを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】 情報記録媒体からの光ビームの反射光
    を受光して得られる受光信号に基づいて生成される生成
    信号の利得を調整する利得制御方法において、 前記生成信号が生成されたか否かを検出し、当該生成信
    号が生成されたときのみ検出信号を出力する検出工程
    と、 前記検出信号が出力されないとき、前記利得を予め設定
    されている所定値だけ増大させる制御工程と、 を備えることを特徴とする利得制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の利得制御方法にお
    いて、 前記所定値は常に一定の値であることを特徴とする利得
    制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11に記載の利得制御
    方法において、 前記検出工程において、前記生成信号のレベルが予め設
    定された閾値よりも高いときのみ前記生成信号が生成さ
    れたとして前記検出信号を出力することを特徴とする利
    得制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載の利得制御方法において、 前記制御工程において、前記検出信号が出力されない状
    態が予め設定された一定時間継続したとき、前記利得を
    前記所定値だけ増大させることを特徴とする利得制御方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載の利得制御方法において、 前記制御工程において、前記検出信号が出力されない状
    態が予め設定された一定回数継続したとき、前記利得を
    前記所定値だけ増大させることを特徴とする利得制御方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項10から14のいずれか一項に
    記載の利得制御方法において、 前記生成信号は、前記情報記録媒体に記録されている情
    報に対応する再生信号であることを特徴とする利得制御
    方法。
  16. 【請求項16】 請求項10から15のいずれか一項に
    記載の利得制御方法において、 前記生成信号は、前記光ビームの焦点位置と前記情報記
    録媒体の位置との当該情報記録媒体に垂直な方向のずれ
    を示すフォーカスエラー信号であることを特徴とする利
    得制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項10から16のいずれか一項に
    記載の利得制御方法を含む情報再生方法であって、 前記情報記録媒体に対して前記光ビームを照射すると共
    に前記反射光を受光して前記受光信号を生成するピック
    アップ工程と、 前記生成された受光信号に基づいて前記生成信号を生成
    する生成工程と、 前記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報
    記録媒体上からの情報の再生に伴う制御を行う再生制御
    工程と、 を備えることを特徴とする情報再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項10から16のいずれか一項に
    記載の利得制御方法を含む情報記録方法であって、 前記情報記録媒体に対して前記光ビームを射出すると共
    に前記反射光を受光して前記受光信号を生成するピック
    アップ工程と、 前記生成された受光信号に基づいて前記生成信号を生成
    する生成工程と、 前記利得が増大された前記生成信号に基づいて前記情報
    記録媒体上の情報の再生を行う再生工程と、 前記再生された情報に基づいて、前記情報記録媒体に記
    録すべき記録情報を加工し、当該情報記録媒体に記録す
    る記録工程と、 を備えることを特徴とする情報記録方法。
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