JP2001349069A - 共同住宅 - Google Patents

共同住宅

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JP2001349069A
JP2001349069A JP2000210539A JP2000210539A JP2001349069A JP 2001349069 A JP2001349069 A JP 2001349069A JP 2000210539 A JP2000210539 A JP 2000210539A JP 2000210539 A JP2000210539 A JP 2000210539A JP 2001349069 A JP2001349069 A JP 2001349069A
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利秀 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は共同住宅であっても、購入後の何十年
という長い期間にわたり、通常おこりうる2人から6人
さらには2世帯3世帯という家族人数の変動に効果的に
対応でき、しかも経済負担を軽くできる共同住宅を提供
することを目的とする。 【解決手段】共同住宅の1住宅内に2乃至3の独立した
生活機能を有する居住ユニットを有し、各居住ユニット
を出入り口で接続したときには広い1戸となって大家族
対応となり、小家族の時には各居住ユニット間の出入り
口を防火パネルで閉鎖して1住宅を2戸乃至3戸に分割
して、不要な部分を賃貸とすることもできる、居住面積
が増減できて、かつ経済的な構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共同住宅の構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の共同住宅においては、居住者の家
族構成の変化に対応するためには住宅内の間取りを変更
することで対応し、この際の工事が容易となるような工
夫をしたものがあった(特開平10−37497)。
【0003】また、建築時にはあらかじめ基本単位とな
る小空間を各階層に整列して設け、入居者の家族構成に
従って小空間を組み合わせて連結し、多様な形態を構築
して販売や賃貸とするものが公知である(特開平10−
280712)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、購入後30年
40年というような、長い期間の中での様々な家族構成
の変化にたいして、80m程度の一般的な専有面積の
共同住宅では効果的に対応できない。たとえば新婚の夫
婦2人の時、子供ができ夫婦子合わせて4人の時、夫婦
の親と同居して2世帯で6人の時、子供が独立して夫婦
の老後の時など、ごく一般的な例でさえも、2人から6
人の時までと大幅な変動があり、現実的には専有面積が
不足して対応できない場合があり、引っ越すなど別の手
段で解決を図っているという課題があった。
【0005】また、将来の家族構成の最大値にあわせ、
広い間取りの共同住宅を購入するためには相当な経済力
が要求されるという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、共同住宅であっても、購入後の30年
40年という長い期間に渡り、通常おこりうる2人から
6人というような家族人数の変動に効果的に対応でき、
さらには2世帯や3世帯同居にも対応でき、しかも経済
的負担も軽くできる共同住宅を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の本発明の共同住宅では、たとえば
1住宅内に2乃至3の居住ユニットを有している住宅に
よれば、各居住ユニットにはそれぞれ、玄関、厨房、バ
ス、トイレ、洗面、居室を有しているために、家族がた
とえば新婚等の2人や夫婦2人と幼児2人等の小人数家
族の時や、さらに時間が経過して老夫婦だけなどの少人
数の家族となった時には、居住ユニット間の出入り口を
防火性能を有する閉鎖パネル等の手段で閉鎖して、1住
宅を居住ユニットごとの2乃至3戸とし、1戸に居住し
て他を賃貸とすることで、少人数時には必要十分な居住
面積を確保しながら、他の不要な部分からの賃貸料金の
収入により、経済的負担の軽減や、老後の収入源とする
事ができる。
【0008】前記居住ユニット間の出入り口を閉鎖する
場合には、防火性能を確保するとともに、防犯性能を確
保するために、請求項4に記載の閉鎖パネルを両方の居
住ユニットそれぞれの側からのボルトやねじで固定する
か又はロック装置の固定操作により固定して、片方の住
戸側のみからの作業や操作では決して閉鎖パネルを取り
外して侵入することができない閉鎖構造や、独立性をよ
り確実にするために請求項5に記載の防音性も有する閉
鎖パネルを用いる。
【0008】家族が増えたり成長してより広い面積が必
要になった時や、2世帯や3世帯同居が必要な時、経済
力に余裕ができた時には、賃貸を解消して閉鎖していた
出入り口を出入り可能な状態にすれば、転居することな
く十分な居住面積が得られ、玄関、厨房、バストイレ等
も2乃至3戸分あるために理想的な2乃至3世帯住宅と
して使用できる。
【0010】使用しない閉鎖パネルは、請求項2に記載
の閉鎖パネル専用収納部に収納して保管する。なお、出
入り口を出入り可能な状態としたとき、住宅面積が火災
防災上問題となるときには、請求項3に記載の防火戸又
は防火扉又は防火シャッター等を設ける。
【0011】請求項1に記載の1住宅内の各ユニットは
隣接の場合と上下の場合の配置があり、上下の場合で火
災防災上問題となるときには、防火性能を有する階段室
等を設けて、階段室等の出入り口に請求項3に記載の防
火戸又は防火扉又は防火シャッター等を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、図3、図6は、本発明の共
同住宅の水平断面図である。以下本発明の共同住宅の実
施形態例について、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1において、本発明の共同住宅は1住宅
に居住ユニットA1aと居住ユニットB1bの2つの居
住ユニットを有する例であり、各居住ユニットの境壁2
dに貫通して出入り口3dを設け、出入り口3dにはド
ア4dを設けて1住宅を1戸としている状態の例であ
る。それぞれの居住ユニットには玄関A8a、玄関B8
b、厨房A9a、厨房B9b、バスA10a、バスB1
0b、トイレA11a、トイレB11bがあり、それぞ
れの居住ユニットが単独で生活機能を有しているため理
想的な2世帯住宅である。なお前記出入り口の閉鎖用パ
ネルであるA閉鎖パネル5aとB閉鎖パネル5bはこの
状態の時にはバルコニー13側に設けられた収納庫12
に収納されている。
【0014】図2は図1の共同住宅の居住ユニット間の
出入り口を閉鎖パネルで閉鎖した時の出入り口3dの水
平断面構造を示し、ドア4dを挟むようにして耐火性能
を有するA閉鎖パネル5aとB閉鎖パネル5bとがそれ
ぞれの居住ユニット側からボルト6で固定され、ボルト
6の頭が見える部分は化粧カバー7で覆われている。こ
の構造によれば耐火性を有して、さらに、片方の居住ユ
ニット側からの作業だけでは閉鎖パネルをはずして出入
り可能にすことができないことから防犯性も確保されて
いる。従って、独立した2戸と同様になり、安心して一
方の居住ユニットを1戸として賃貸にすることができ
る。
【0015】図3は本発明の共同住宅の居住ユニット間
の出入り口を境壁2eを迂回して設けた例の水平断面構
造であり、迂回路19をバルコニー20上に構成して出
入り口3eを設け、出入り口3eにはドア4eが設けら
れている。
【0016】図4は図3の出入り口を閉鎖パネルで閉鎖
した時の出入り口3e部分の水平断面構造を示し、ドア
4eを挟むようにして耐火性能を有するC閉鎖パネル5
cとD閉鎖パネル5dとがそれぞれの居住ユニット側か
らボルト6で固定され、ボルト6の頭が見える部分は化
粧カバー7で覆われている。
【0017】図5は防音性能を有する閉鎖パネルの断面
図であり、鉄板14の住居側にあたる面には耐火ボード
15とクロス16が張られ、他の面には石膏ボード17
で二重構造を構成し内部中空部にはロックウール18が
充填されており遮音性能の向上が図られている。また、
相当な重量物となることから分割してもよい。
【0018】図6は1住戸に3つの居住ユニットを有す
る住宅で、居住ユニットL21と居住ユニットM22間
の出入り口はL閉鎖パネル24とM閉鎖パネル25で閉
鎖され、居住ユニットM22と居住ユニットN23間の
出入り口26はドアにて通行可能な状態である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の共同住宅で
は、購入後長期間にわたり生活するなかで、家族が多人
数の時や2世帯同居の時に十分に対応できる面積と機能
とを有し、また小家族の時には出入り口を閉鎖する事に
より、火災防災上も防犯上も完全に独立した2乃至3戸
にして、使用しない部分を賃貸住宅とすることができる
ために、様々な家族構成の変化に十分に対応できる広さ
と機能を有してかつ経済的負担の少ない共同住宅が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2つの居住ユニットを有する共同住宅
の水平断面図
【図2】図1で示す共同住宅の出入り口を閉鎖した状態
の出入り口部分の水平断面図
【図3】本発明の共同住宅で境壁を迂回した出入り口の
例の水平断面図
【図4】図3で示す出入り口を閉鎖した状態の水平断面
【図5】出入り口を閉鎖する閉鎖パネルの構造を示す断
面図
【図6】本発明の3つの居住ユニットを有する共同住宅
の水平断面図
【符号の説明】
1a:居住ユニットA 1b:居住ユニットB 2d:境壁 2e:境壁 3d:出入り口 3e:出入り口 4d:ドア 4e:ドア 5a:A閉鎖パネル 5b:B閉鎖パネル 5c:C閉鎖パネル 5d:D閉鎖パネル 6:ボルト 7:化粧カバー 8a:玄関A 8b:玄関B 9a:厨房A 9b:厨房B 10a:バスA 10b:バスB 11a:トイレA 11b:トイレB 12:収納庫 13:バルコニー 14:鉄板 15:耐火ボード 16:クロス 17:石膏ボード 18:ロックウール 19:迂回路 20:バルコニー 21:居住ユニットL 22:居住ユニットM 23:居住ユニットN 24:L閉鎖パネル 25:M閉鎖パネル 26:出入り口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共同住宅において、防火区画された1住宅
    内に2乃至3の居住ユニットを有し、各居住ユニットは
    それぞれ、玄関と、厨房部と、バスと、トイレと、居室
    とを有し、前記各居住ユニット間は、防火性能を有する
    境壁で区画され更に前記境壁を貫通又は迂回して出入り
    口を設け、1住宅を1戸として使用するときには、前記
    出入り口にはなにも設けないか扉や戸又は巻き上げた状
    態のシャッターを設けて通行可能とし、1住宅を2戸乃
    至3戸として使用するときには前記出入り口を防火性能
    を有する閉鎖パネル又は施錠された防火性能を有する扉
    や戸又はシャッターのいずれか又はこれらの組み合わせ
    で閉鎖することを特徴とする共同住宅。
  2. 【請求項2】請求項1記載の共同住宅において、さらに
    閉鎖パネル専用収納部を有する共同住宅。
  3. 【請求項3】前記扉や戸又はシャッターは防火性能を有
    する扉や戸又はシャッターであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の共同住宅。
  4. 【請求項4】前記閉鎖パネルは、出入り口のそれぞれの
    居住ユニット側から、ねじ締め又はロック装置の固定操
    作により固定され、片方の居住ユニット側のみからの作
    業や操作では取り外して侵入することができない閉鎖構
    造を有する請求項1から3のいずれかに記載の共同住
    宅。
  5. 【請求項5】前記閉鎖パネルは、防音性能を有すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の共同住
    宅。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009084784A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Daiwa House Ind Co Ltd セレクトアプローチホール付賃貸併用住宅
KR101325786B1 (ko) 2011-05-23 2013-11-08 전명숙 가변 출입구를 포함하는 아파트 구조 및 가변 출입구를 이용한 아파트 구조 변형 방법
JP2013253460A (ja) * 2012-05-07 2013-12-19 Daito Trust Construction Co Ltd 複数所帯対応住戸を有する集合住宅
JP2014047590A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Daito Trust Construction Co Ltd 複数所帯対応住戸を有する集合住宅
JP2014105466A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Asahi Kasei Homes Co 壁構造、扉の設置方法、扉の撤去方法、及び、建物
JP2015055051A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 株式会社竹中工務店 建物
JP2018188941A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 玉井 晃 集合住宅内家庭内同居別居可能住宅

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