JP2001348246A - 基板用ガラスおよびガラス基板 - Google Patents

基板用ガラスおよびガラス基板

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JP2001348246A
JP2001348246A JP2000164556A JP2000164556A JP2001348246A JP 2001348246 A JP2001348246 A JP 2001348246A JP 2000164556 A JP2000164556 A JP 2000164556A JP 2000164556 A JP2000164556 A JP 2000164556A JP 2001348246 A JP2001348246 A JP 2001348246A
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glass
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less
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bao
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Tetsuya Nakajima
哲也 中島
Yasumasa Nakao
泰昌 中尾
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】化学強化処理なしでも耐候性に優れる組成の基
板用ガラスの提供。 【解決手段】質量百分率表示で、SiO2:40〜5
9、Al23:5〜20、B23:0〜8、MgO:0
〜10、CaO:0〜12、SrO:2〜17、Ba
O:0〜2、ZnO:0〜4、Li2O:0〜2、Na2
O:0〜10、K2O:0〜12、TiO2:0〜10、
ZrO2:0〜5、MgO+CaO+SrO+BaO≧
15、Al23+TiO2≧11である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク、光
ディスク等の情報記録媒体の基板、PDP(プラズマデ
ィスプレイパネル)、FED(フィールドエミッション
ディスプレイ)等のフラットディスプレイの基板、等に
用いられる基板用ガラスおよびガラス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体基板、フラットディスプレ
イパネル基板、等に用いられる基板用ガラスとして、ソ
ーダライムシリカガラスが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ソーダライム
シリカガラスからなる基板は、いわゆる白ヤケ現象によ
りその在庫中に表面性状が著しく変化するおそれがあっ
た。特に磁気ディスク基板の場合には、前記基板上に形
成される下地膜、磁性膜、保護膜等の膜がはがれやすく
なる。
【0004】ソーダライムシリカガラスは化学強化処理
によって白ヤケ現象が起りにくくなる。しかし化学強化
処理には、工程が増加する、化学強化処理後の基板表面
によごれが付着しやすい、等の問題がある。本発明は、
化学強化処理等の付加処理を行わなくとも耐候性に優
れ、白ヤケ現象が起りにくい基板用ガラスの提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、質量百分率表
示で実質的に、 SiO2 40〜59%、 Al23 5〜20%、 B23 0〜8%、 MgO 0〜10%、 CaO 0〜12%、 SrO 2〜17%、 BaO 0〜2%、 ZnO 0〜4%、 Li2O 0〜2%、 Na2O 0〜10%、 K2O 0〜12%、 TiO2 0〜10%、 ZrO2 0〜5%、 からなり、MgO+CaO+SrO+BaO≧15%か
つAl23+TiO2≧11%である基板用ガラスを提
供する。また、前記基板用ガラスからなるガラス基板で
あって、120℃、2気圧の水蒸気雰囲気に20時間保
持した該ガラス基板表面に存在する大きさが10μm以
上の付着物の数が1個/cm2以下であり、大きさが1
μm以上10μm未満の付着物の数が105個/cm2
下であるガラス基板を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の基板用ガラスは、磁気デ
ィスク、光ディスク等の情報記録媒体の基板、PDP、
FED等のフラットディスプレイの基板等に用いられ
る。本発明の基板用ガラスの50〜350℃における平
均線膨張係数は、ソーダライムシリカガラスと同程度ま
たはそれ以上、すなわち70×10-7/℃以上であるこ
とが好ましい。より好ましくは75×10-7/℃以上で
ある。以下、50〜350℃における平均線膨張係数を
単に膨張係数という。
【0007】上記の膨張係数が好ましい理由は、情報記
録媒体基板に対しては、基板に取り付けるハブの金属の
膨張係数(典型的には100×10-7/℃以上)により
近い膨張係数、少なくとも従来使用されているソーダラ
イムシリカガラスの膨張係数以上、が好ましいからであ
る。フラットディスプレイパネル基板に対しては、シー
ル等に従来使用されているガラスフリット等の従来の無
機材料粉末の膨張係数がソーダライムシリカガラス基板
の膨張係数に整合しており、前記従来の無機材料粉末の
膨張係数と整合させやすくするためである。
【0008】本発明の基板用ガラスのガラス転移点は6
00℃以上であることが好ましい。より好ましくは61
0℃以上、最も好ましくは620℃以上である。上記の
ガラス転移点が好ましい理由は、情報記録媒体用基板に
対しては、記憶密度の増大が容易になるからである。す
なわち、記憶密度増大のためには、磁気記録層である磁
性層の保磁力を増加させることが有効であり、そのため
には磁性層形成に際して行われる熱処理をより高い温度
で行う必要がある。情報記録媒体用基板に用いられるガ
ラスのガラス転移点が600℃未満では所望の温度で前
記熱処理を行えないおそれがある。
【0009】また、フラットパネルディスプレイ基板に
対しては、ディスプレイ製造時における熱処理によって
ガラス基板に生じる変形または収縮といった寸法変化を
抑制しやすいからである。すなわち、寸法が著しく変化
すると前面基板および背面基板の位置合わせが困難とな
るが、ディスプレイの高精細化により、近年では寸法変
化の許容値がますます小さくなってきている。フラット
パネルディスプレイ基板に用いられるガラスのガラス転
移点が600℃未満では、前記熱処理によってガラス基
板に生じる変形または収縮等による寸法変化が大きくな
り、前記許容値を満たせなくなるおそれがある。
【0010】本発明の基板用ガラスは、その粘度が10
4Pとなる温度T4と液相温度TLとの差ΔT(=TL−T
4)が50℃以下、すなわちΔT≦50℃であることが
好ましい。ΔTが50℃超では成形が困難になるおそれ
がある。より好ましくは30℃以下、特に好ましくは0
℃以下である。
【0011】次に、本発明の基板用ガラスの組成につい
て、質量百分率表示で以下に説明する。SiO2はガラ
スの骨格を形成する必須成分である。40%未満では、
ガラスが不安定になる、または化学的耐久性、特に耐酸
性が低下する。好ましくは41%以上、より好ましくは
45%以上、特に好ましくは49%以上、最も好ましく
は50%以上である。59%超では、膨張係数が小さく
なりすぎる。好ましくは58.5%以下である。
【0012】Al23はガラスの耐候性を高くする効果
またはガラス転移点を高くする効果を有し、必須であ
る。5%未満では前記効果が小さい。好ましくは6%以
上である。20%超では溶融ガラスの粘度が高くなりす
ぎ、または液相温度が高くなりすぎ、成形が困難にな
る。好ましくは19%以下、より好ましくは17%以
下、特に好ましくは15%以下である。
【0013】B23は必須ではないが、ガラスの耐候性
を高くする効果を有し、8%まで含有してもよい。8%
超では膨張係数が小さくなりすぎるおそれがある。好ま
しくは7%以下である。B23を含有する場合、1%以
上含有することが好ましい。
【0014】MgOは、必須ではないが、溶融ガラスの
粘度を低下させガラスを溶融しやすくする効果を有し、
10%まで含有してもよい。10%超ではガラスが不安
定になるおそれがある。好ましくは9%以下である。M
gOを含有する場合、1%以上含有することが好まし
い。
【0015】CaOは、必須ではないが、溶融ガラスの
粘度を低下させガラスを溶融しやすくする効果を有し、
12%まで含有してもよい。12%超ではガラスが不安
定になるおそれがある。好ましくは11%以下である。
CaOを含有する場合、1%以上含有することが好まし
い。なお、耐候性をより向上させたい場合、または液相
温度をより低下させたい場合にはCaOを実質的に含有
しないことが好ましい。
【0016】SrOは膨張係数を大きくし、また溶融ガ
ラスの粘度を低下させガラスを溶融しやすくする効果を
有し、必須である。2%未満では前記効果が小さい。好
ましくは3%以上、より好ましくは6%以上、特に好ま
しくは9%以上、最も好ましくは10%以上である。2
0%超ではガラスが不安定になる。好ましくは17%以
下、より好ましくは15%以下、特に好ましくは14.
5%以下、最も好ましくは14%以下である。
【0017】BaOは必須ではないが、膨張係数を大き
くし、また溶融ガラスの粘度を低下させガラスを溶融し
やすくする効果を有し、2%まで含有してもよい。2%
超ではガラスの耐候性を低下させるおそれがある。好ま
しくは1.8%以下である。BaOを含有する場合、
0.2%以上含有することが好ましい。なお、耐候性を
より向上させたい場合にはBaOを実質的に含有しない
ことが好ましい。
【0018】MgO、CaO、SrOおよびBaOの含
有量の合計は15%以上である。15%未満では、溶融
ガラスの粘度が大きくなりすぎガラスの溶融が困難にな
る、または膨張係数が小さくなりすぎる。好ましくは1
5.2%以上である。
【0019】ZnOは必須ではないが、膨張係数を大き
くし、また溶融ガラスの粘度を低下させガラスを溶融し
やすくする効果を有し、4%まで含有してもよい。好ま
しくは2%以下である。
【0020】Li2Oは必須ではないが、膨張係数を大
きくし、また溶融ガラスの粘度を低下させガラスを溶融
しやすくする効果を有し、2%まで含有してもよい。2
%超ではガラスの耐候性を低下させるおそれがある。好
ましくは1.5%以下、より好ましくは1%以下であ
る。Li2Oを含有する場合、0.1%以上含有するこ
とが好ましい。
【0021】Na2Oは必須ではないが、膨張係数を大
きくし、また溶融ガラスの粘度を低下させガラスを溶融
しやすくする効果を有し、10%まで含有してもよい。
10%超ではガラスの耐候性を低下させるおそれがあ
る。好ましくは8%以下である。Na2Oを含有する場
合、2%以上含有することが好ましい。
【0022】K2Oは必須ではないが、膨張係数を大き
くし、また溶融ガラスの粘度を低下させガラスを溶融し
やすくする効果を有し、12%まで含有してもよい。1
2%超ではガラスの耐候性を低下させるおそれがある。
好ましくは10%以下、より好ましくは8%以下、特に
好ましくは6%以下、最も好ましくは3.5%未満であ
る。K2Oを含有する場合、2%以上含有することが好
ましい。
【0023】BaO、Li2O、Na2OおよびK2Oの
含有量の合計は14%以下であることが好ましい。14
%超では耐候性が低下するおそれがある。より好ましく
は13%以下、特に好ましくは12%以下である。
【0024】TiO2は必須ではないが、膨張係数を大
きくし、ガラスの耐候性を高くし、またはガラス転移点
を高くする効果を有し、10%まで含有してもよい。1
0%超ではガラスが不安定になるおそれがある。好まし
くは9%以下である。TiO 2を含有する場合、1%以
上含有することが好ましく、2%以上含有することがよ
り好ましい。なお、分相または着色をより抑制したい場
合、または液相温度をより低下させたい場合にはTiO
2を実質的に含有しないことが好ましい。
【0025】Al23およびTiO2の含有量の合計は
11%以上である。11%未満では耐候性が低下する。
好ましくは13%以上、より好ましくは15%以上、特
に好ましくは16%以上である。
【0026】ZrO2は必須ではないが、ガラスの耐候
性を高くし、またガラス転移点を高くする効果を有し、
5%まで含有してもよい。5%超ではガラスが不安定に
なるおそれがある、または液相温度が高くなりすぎるお
それがある。好ましくは4%以下である。ZrO2を含
有する場合、1%以上含有することが好ましい。
【0027】本発明のガラスは実質的に上記成分からな
るが、この他の成分を、本発明の目的を損なわない範囲
で含有してもよい。前記他の成分の含有量の合計は10
%以下であることが好ましく、5%以下であることがよ
り好ましい。たとえば、SO3、Cl、As23、Sb2
3等の清澄剤を含有してもよい。これら清澄剤の含有
量の合計は1%以下であることが好ましい。ガラスを着
色させたい場合、Fe23、NiO、CoO等の着色剤
を含有してもよい。これら着色剤の含有量の合計は1%
以下であることが好ましい。
【0028】ガラスの溶解性や安定性を向上させるため
に、P25、V25等の溶解促進剤を含有してもよい。
これら溶解促進剤の含有量の合計は2%以下であること
が好ましい。ヤング率を大きくしたい場合、La23
23等の希土類金属酸化物を含有してもよい。これら
希土類金属酸化物の含有量の合計は9%以下であること
が好ましい。
【0029】本発明のガラス基板は、磁気ディスク、光
ディスク等の情報記録媒体、PDP、FED等のフラッ
トディスプレイ、等の基板として用いられる。本発明の
ガラス基板は本発明の基板用ガラスからなり、表面を充
分洗浄して付着物が認められない状態にした後、120
℃、2気圧の水蒸気雰囲気に20時間保持したとき、該
ガラス基板表面に存在する大きさが10μm以上の付着
物の数NLは1個/cm2以下であり、大きさが1μm以
上10μm未満の付着物の数N Sは105個/cm2以下
である。
【0030】NLが1個/cm2超またはNSが105個/
cm2超では、ガラス基板在庫中にガラス基板表面に付
着物(白ヤケ)が発生し、磁気ディスクにおいてはガラ
ス基板上に形成される下地膜、磁性膜、保護膜等の膜が
はがれやすくなる。また、フラットディスプレイパネル
においてはガラス基板が曇り、また、端子取り出し部に
発生した前記付着物により絶縁破壊が起こりフラットデ
ィスプレイパネルの信頼性を低下させる。この付着物
は、空気中の水分や炭酸ガスの影響によりガラス基板に
生成付着した反応生成物であると考えられ、拭いても除
去できないものである。NLは好ましくは0.5個/c
2以下、より好ましくは0.2個/cm2以下である。
Sは好ましくは0.8×105個/cm2以下、より好
ましくは0.6×105個/cm2以下である。
【0031】本発明の基板用ガラスおよびガラス基板の
製造方法は特に限定されず、各種方法を適用できる。た
とえば、通常使用される各成分の原料を目標組成となる
ように調合し、これをガラス溶融窯で加熱溶融する。バ
ブリング、撹拌、清澄剤の添加等によりガラスを均質化
し、周知のフロート法、プレス法、またダウンドロー法
などの方法により所定の厚さの板ガラスに成形し、徐冷
後必要に応じて研削、研磨などの加工を行った後、所定
の寸法・形状のガラス基板とされる。成形法としては、
特に、大量生産に適したフロート法が好適である。
【0032】
【実施例】各成分の原料を表のSiO2からZrO2まで
の欄に質量百分率表示で示した組成となるように調合
し、白金るつぼを用いて1550〜1650℃の温度で
3〜5時間溶解した。次いで溶融ガラスを流し出して板
状に成形し、徐冷した。なお、表のRO計はMgO、C
aO、SrOおよびBaOの含有量の合計、AlTiは
Al23およびTiO2の含有量の合計、BLNKはB
aO、Li2O、Na2OおよびK2Oの含有量の合計で
ある。
【0033】こうして得られたガラス板について、膨張
係数α(単位:×10-7/℃)、前記NL(単位:個/
cm2)、前記NS(単位:104個/cm2)、密度ρ
(単位:g/cm3)、ガラス転移点Tg(単位:℃)、
液相温度TL(単位:℃)、粘度が104Pとなる温度T
4(単位:℃)、および粘度が102Pとなる温度T
2(単位:℃)を、以下に示す方法により測定した。結
果を表に示す。なお、表中の「−」は測定しなかったこ
とを示す。
【0034】α:示差熱膨張計を用いて、石英ガラスを
参照試料として室温から5℃/分の割合で昇温した際の
ガラスの伸び率を、ガラスが軟化してもはや伸びが観測
されなくなる温度、すなわち屈伏点まで測定し、得られ
た熱膨張曲線から50〜350℃における平均線膨張係
数を算出した。
【0035】NL、NS:厚さが1〜2mm、大きさが4
cm×4cmのガラス板の両面を鏡面研磨し、炭酸カル
シウムおよび中性洗剤を用いて洗浄した後、超加速寿命
試験器(不飽和型プレッシャークッカーTPC−41
0、タバイエスペック(株))に入れて120℃、2気
圧の水蒸気雰囲気に20時間静置した。取り出したガラ
ス板の表面200μm角の範囲を微分干渉顕微鏡で観察
し、大きさが10μm以上の付着物の個数と大きさが1
μm以上10μm未満の付着物の個数をカウントし、こ
れら個数と前記観察面積200μm×200μmから算
出した。
【0036】ρ:アルキメデス法により測定した。 Tg:前記αの測定と同様にして得られた熱膨張曲線に
おける屈曲点に相当する温度をガラス転移点とした。 TL:ガラスを乳鉢で2mm程度のガラス粒に粉砕し、
このガラス粒を白金ボートに並べて置き、温度傾斜炉中
で24時間熱処理した。結晶が析出しているガラス粒の
温度の最高値を液相温度とした。フロート成形を行うた
めには、TLはT4以下であることが好ましい。 T4、T2:回転粘度計により測定した。
【0037】例1〜15のガラスは実施例である。例1
6のガラスはソーダライムシリカガラス、例17のガラ
スは磁気ディスクに従来使用されているアルミノシリケ
ートガラス、例18のガラスはPDPに従来使用されて
いるアルミノシリケートガラス、例19〜21のガラス
は米国特許第5780371号明細書に記載されている
磁気ディスク用の化学強化ガラスであり、アルミノシリ
ケートガラスである。例16〜21のガラスはいずれも
比較例である。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような特長を有
する情報記録媒体用ガラス基板、フラットディスプレイ
用ガラス基板を提供できる。 (1)化学強化処理がなくとも耐候性に優れ、在庫中に
付着物(白ヤケ)が発生しにくい。 (2)膨張係数が従来使用されているソーダライムシリ
カガラスと同程度またはそれ以上である。 (3)ガラス転移点が高く、情報記録媒体の記録密度を
増加させることができ、またフラットディスプレイ画像
をより精細にできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 526 G11B 7/24 526V Fターム(参考) 4G062 AA18 BB01 DA05 DA06 DB03 DB04 DC01 DC02 DC03 DD01 DE01 DE02 DE03 DF01 EA01 EA02 EA03 EB01 EB02 EB03 EC01 EC02 EC03 EC04 ED01 ED02 ED03 EE01 EE02 EE03 EE04 EF03 EF04 EG01 EG02 EG03 FA01 FA10 FB01 FB02 FB03 FC01 FC02 FC03 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM27 NN29 NN34 5D006 CB04 CB07 DA03 FA00 5D029 KA24 KC09 KC14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】質量百分率表示で実質的に、 SiO2 40〜59%、 Al23 5〜20%、 B23 0〜8%、 MgO 0〜10%、 CaO 0〜12%、 SrO 2〜17%、 BaO 0〜2%、 ZnO 0〜4%、 Li2O 0〜2%、 Na2O 0〜10%、 K2O 0〜12%、 TiO2 0〜10%、 ZrO2 0〜5%、 からなり、MgO+CaO+SrO+BaO≧15%か
    つAl23+TiO2≧11%である基板用ガラス。
  2. 【請求項2】BaO+Li2O+Na2O+K2O≦14
    %である請求項1に記載の基板用ガラス。
  3. 【請求項3】50〜350℃における平均線膨張係数が
    70×10-7/℃以上である請求項1または2に記載の
    基板用ガラス。
  4. 【請求項4】ガラス転移点が600℃以上である請求項
    1、2または3に記載の基板用ガラス。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載の基板用
    ガラスからなるガラス基板であって、120℃、2気圧
    の水蒸気雰囲気に20時間保持した該ガラス基板表面に
    存在する大きさが10μm以上の付着物の数が1個/c
    2以下であり、大きさが1μm以上10μm未満の付
    着物の数が105個/cm2以下であるガラス基板。
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