JP2001345311A - 誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法 - Google Patents

誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法

Info

Publication number
JP2001345311A
JP2001345311A JP2001095019A JP2001095019A JP2001345311A JP 2001345311 A JP2001345311 A JP 2001345311A JP 2001095019 A JP2001095019 A JP 2001095019A JP 2001095019 A JP2001095019 A JP 2001095019A JP 2001345311 A JP2001345311 A JP 2001345311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
coil
inductively coupled
plasma etching
coupled plasma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001095019A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5047423B2 (ja
Inventor
Shu Nakajima
州 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lam Research Corp
Original Assignee
Lam Research Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/608,883 external-priority patent/US6531030B1/en
Priority claimed from US09/676,462 external-priority patent/US6422173B1/en
Application filed by Lam Research Corp filed Critical Lam Research Corp
Priority to JP2001095019A priority Critical patent/JP5047423B2/ja
Publication of JP2001345311A publication Critical patent/JP2001345311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5047423B2 publication Critical patent/JP5047423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TCP窓を過度に腐食させることなく導電性
の反応生成物の堆積を防止する。 【解決手段】 誘電結合型プラズマエッチング装置は、
チャンバと、チャンバ頂部の開口部を封止するための窓
とを備える。窓は、チャンバの内部領域に露出した内面
を有する。ファラデーシールドとして機能する金属板
は、窓の上方に窓から離れて設置される。コイルは、窓
の内面がスパッタリングされるのを最適に低減し、それ
と実質同時に、窓の内面上にエッチング副産物が堆積さ
れるの防ぐような、ピークトゥピーク電圧を生成するよ
うに構成された接続位置において、金属板に導電結合さ
れる。別の実施形態において、この装置は、金属板に外
部からピークトゥピーク電圧を印加するためのコントロ
ーラを備える。コントローラは、発振回路と、整合回路
と、RF電源と、印加されたピークピーク電圧をモニタ
リングするためのフィードバック制御とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、半導体の製造に関し、より詳
しくは、プラズマエッチングチャンバの内部におけるプ
ラズマの挙動を制御するための装置および方法に関す
る。
【0002】半導体製造プロセスにおいては、絶縁膜形
成や拡散工程などとともに、エッチング工程が繰り返し
行われる。当業者には周知のように、このエッチング工
程としては、ウェットエッチングとドライエッチングの
2種類があり、ドライエッチングは、例えば図1Aに示
すような誘導結合型プラズマエッチング装置を用いて実
施されるのが通常である。
【0003】図1Aの誘導結合型プラズマエッチング装
置では、まず、ガス入口(図示せず)からチャンバ20
内部に反応ガスが注入される。次に、電源部(図示せ
ず)からコイル17に高周波電力が印加される。半導体
ウエハ11は、チャンバ20内にあるチャック19に載
置されている。コイル17は、絶縁体で形成されたスペ
ーサ13によってチャンバ上部に保持されている。動作
中、コイル17を通過する高周波(RF)電流がチャン
バ20内に電磁電流を誘導し、その電磁電流が反応ガス
に作用してプラズマを発生させる。
【0004】プラズマには各種ラジカルが含まれ、正・
負イオンの化学反応が、半導体ウエハ11それ自体や、
ウエハ上に形成された絶縁膜などをエッチングするため
に使用される。エッチング工程中は、コイル17が変圧
器の一次側コイルに、チャンバ20内のプラズマが変圧
器の二次側コイルに相当する機能をそれぞれ果たす。そ
して、このようなエッチング工程で生成された反応生成
物は、排気口15から排気される。
【0005】しかし、近年開発されるようになった新し
いデバイス用材料(プラチナ、ルテニウム等)をエッチ
ングする場合は、不揮発性物質(例えばRuO2)が反
応生成物として生成される。このような反応生成物は、
TCP窓10の表面10aに付着してしまうことがあ
る。そして、反応生成物が導電性の場合は、表面10a
上の反応生成物の膜が、チャンバ内の電磁電流を電気的
にシールドしてしまう。すると、幾つかのウエハをエッ
チングした後に、プラズマをうまくヒットさせることが
出来なくなり、結果としてエッチング工程を中断せざる
をえない。
【0006】このような事態を回避するため、プラズマ
を使用して、TCP窓10の表面10aに付着した反応
生成物をスパッタリングする方法が開発された。しかし
ながら、図1Aに示される誘電結合型プラズマエッチン
グ装置では、RF電流によって誘導された電磁電流によ
って、TCP窓10付近に定在波の電圧分布が生じる。
これは、反応生成物のデポジションおよびスパッタリン
グを不均一にするため問題である。
【0007】図1Bおよび図1Cは、図1Aの誘電結合
型プラズマエッチング装置に固有な、TCP窓上におけ
る不均一なデポジションおよびスパッタリングを示した
図である。図1Bにおいて、コイル17は、中に「×」
または「●」を有したボックスの形で示されている。中
に「×」を有したボックスは、そのコイルが紙面に入る
方向に延びていることを示し、中に「●」を有したボッ
クスは、そのコイルが紙面から出てくる方向に延びてい
ることを示す。図1Bに示されるように、TCP窓10
の表面10aには、過度のスパッタリングを受ける部分
と、過度のデポジションを受ける部分とがある。過度の
スパッタリングは、その位置の定在波による加速電圧の
振幅が大きく、プラズマ内のイオンに比較的多量のエネ
ルギが加えられる領域で生じる。図1C下部のグラフに
示されるように、定在波24の振幅は、図1C上部に示
されるコイル17の端部17aおよび17bにそれぞれ
相当する点24aおよび24bで大きい。過度のデポジ
ションは、定在波の振幅が小さく、プラズマ内のイオン
に比較的少量のエネルギが加えられる領域で生じる。図
1C下部のグラフに示されるように、定在波24の振幅
は、定在波の節である点22に近い領域で小さい。
【0008】TCP窓上における不均一なデポジション
およびスパッタリングが望ましくない原因として、多く
の理由があげられる。過度のデポジションは、上述した
ように、TCP窓の表面上における導電膜の存在がチャ
ンバ内の電磁電流を電気的にシールドして、エッチング
工程を不可能とするため、望ましくない。過度のデポジ
ションはさらに、微粒子問題(微粒子がウエハ上に剥が
れ落ちる)をしばしば引き起こし、チャンバがドライお
よびウェットの洗浄を受ける際の周波数を増加させる。
チャンバを頻繁に洗浄すると、ツールの可能なアップタ
イム(動作可能時間)が犠牲にされてスループットが低
下するため、特に望ましくない。過度のスパッタリング
は、通常は石英またはアルミナよりなるTCP窓が、イ
オンの照射によって腐食されるため望ましくない。この
ような腐食は、TCP窓のライフタイムを短くするだけ
でなく、ウエハを汚染し不要な化学種を工程環境に誘導
する微粒子も生成する。工程環境における不要な化学種
の存在は、工程条件の再現性を低くするため特に望まし
くない。
【0009】以上からわかるように、導電性の反応生成
物が実質的に堆積されるのを、TCP窓を過度に腐食す
ることなく回避できるような、誘電結合型プラズマエッ
チング装置が必要とされている。
【0010】
【発明の概要】概して本発明は、プラズマが発生される
チャンバの壁付近において、プラズマ内のイオンに均一
にエネルギを加えるような、誘電結合型プラズマエッチ
ング装置を提供する。
【0011】本発明の1つの態様では、第1のタイプの
誘電結合型プラズマエッチング装置を提供する。この誘
電結合型プラズマエッチング装置は、チャンバと、チャ
ンバ頂部の開口部を封止するための窓とを備える。窓
は、チャンバの内部領域に露出した内面を有する。ファ
ラデーシールドとして機能する金属板は、窓の上方に窓
から離れて設置される。コイルは、窓の内面がスパッタ
リングされるのを最適に低減し、それと実質同時に、窓
の内面上にエッチング副生成物が堆積されるの防ぐよう
な、ピークトゥピーク電圧を生成するように構成された
接続位置において、金属板に導電結合される。
【0012】1つの実施形態において、誘電結合型プラ
ズマエッチング装置はさらに、RF電力を受信するため
のコイル入力端と、コイル出力端とを備える。この実施
形態では、コイル入力端とコイル出力端のあいだに接続
位置が定義されている。1つの実施形態において、接続
位置はコイル入力端よりコイル出力端に近い。1つの実
施形態において、誘電結合型プラズマエッチング装置は
さらに、RF電源と、RF電源とコイル入力端のあいだ
に結合された整合回路網と、接地位置とコイル出力端の
あいだに結合された可変コンデンサとを備える。
【0013】1つの実施形態において、誘電結合型プラ
ズマエッチング装置はさらに、金属板に結合された発振
回路を備える。発振回路は、金属板上のピークトゥピー
ク電圧を調整できるように制御することが可能である。
1つの実施形態において、発振回路は、調波点に沿って
ピークトゥピーク電圧を制御するように調整することが
可能な可変コンデンサを備える。別の実施形態におい
て、誘電結合プラズマエッチング装置はさらに、金属板
に結合された分圧回路を備える。分圧回路は、ピークト
ゥピーク電圧を調整できるように制御することが可能で
ある。1つの実施形態において、分圧回路は、可変コン
デンサの容量の増大にともなってピークトゥピーク電圧
を減少させるような点に沿って、ピークトゥピーク電圧
を制御するように調整することが可能な、可変コンデン
サを備える。
【0014】1つの実施形態において、誘電結合型プラ
ズマエッチング装置は、金属板とコイルとが取り付けら
れて構成されたチャンバの蓋を備える。チャンバの蓋
は、その開閉を可能とするヒンジによって取り付けられ
る。閉位置にあるとき、チャンバの蓋は、操作に備えて
金属板を窓の近くに配置する。
【0015】本発明の別の態様では、第2のタイプの誘
電結合型プラズマエッチング装置を提供する。この誘電
結合型プラズマエッチング装置は、チャンバと、チャン
バ頂部の開口部を封止するための窓とを備える。窓は、
チャンバの内部領域に露出した内面を有する。ファラデ
ーシールドとして機能する金属板は、窓の上方に窓から
離れて設置される。コイルは、金属板の上方に金属板か
ら離れて設置される。この装置はまた、金属板に外部か
らピークトゥピーク電圧を印加するためのコントローラ
を備える。コントローラは、発振回路と、整合回路と、
RF電源と、印加されたピークトゥピーク電圧をモニタ
リングするためのフィードバック制御とを備える。
【0016】1つの実施形態では、外部から印加された
ピークトゥピーク電圧が調整可能であることにより、窓
の内面がスパッタリングされるのを低減し、それと実質
同時に窓の内面上にエッチング副生成物が堆積されるの
を防ぐ。1つの実施形態において、誘電結合型プラズマ
エッチング装置はさらに、RF電力を受け入れるための
コイル入力端と、コイル出力端とを備える。1つの実施
形態において、誘電結合型プラズマエッチング装置はさ
らに、RF電源と、RF電源とコイル入力端のあいだに
結合された整合回路網と、接地位置とコイル出力端のあ
いだに結合された可変コンデンサとを備える。
【0017】1つの実施形態において、金属板は、誘電
スペーサによって窓に接続されている。1つの実施形態
において、誘電結合型プラズマエッチング装置は、金属
板とコイルとが取り付けられて構成されたチャンバの蓋
を備える。チャンバの蓋は、チャンバの蓋の開閉を可能
とするヒンジによって取り付けられる。閉位置にあると
き、チャンバの蓋は、操作に備えて金属板を窓の近くに
配置される。開位置にあるとき、チャンバの蓋は、窓の
目視検査およびチャンバの点検に備えて金属板を窓から
離して配置する。
【0018】本発明のさらに別の態様にしたがって、誘
電結合型プラズマエッチング装置の動作を最適化する第
1の方法を提供する。この方法では、ウエハをエッチン
グするためのチャンバが用意される。チャンバ頂部の開
口部には、窓が取り付けられる。窓は、外面と、チャン
バの内部領域に露出された内面とを備える。コイルは窓
の上方に配置され、金属板は窓の外面の上方に配置され
る。金属板は、コイルと窓の外面とのあいだに両者から
離れた状態で配置される。金属板は、コイル上の接続位
置に導電接続される。接続位置は、窓の内面の近くにお
いて実質的に均一な入射イオンエネルギを生成するよう
に最適に選択された、入力端と出力端のあいだの位置で
ある。実質的に均一な入射イオンエネルギは、窓の内面
がスパッタリングされるのを低減し、それと実質同時に
窓の内面上にエッチング副生成物が堆積されるのを防ぐ
ように構成される。
【0019】本発明のさらにまた別の態様にしたがっ
て、誘電結合型プラズマエッチング装置の動作を最適化
する第2の方法を提供する。この方法では、ウエハをエ
ッチングするためのチャンバが用意される。チャンバ頂
部の開口部には、窓が取り付けられる。窓は、外面と、
チャンバの内部領域に露出された内面とを備える。コイ
ルは窓の上方に配置され、金属板は窓の外面の上方に配
置される。金属板は、コイルと窓の外面とのあいだに両
者から離れた状態で配置される。制御されたピークトゥ
ピーク電圧を金属板に印加することによって、窓の内面
近くに実質的に均一な入射イオンエネルギが生成され
る。実質的に均一な入射イオンエネルギは、窓の内面が
スパッタリングされるのを低減し、それと実質同時に窓
の内面上にエッチング副生成物が堆積されるのを防ぐよ
うに構成される。
【0020】本発明の装置および方法によって、数多く
の利点がもたらされる。最も注目に値するのは、本発明
の装置および方法によって、誘電結合型プラズマエッチ
ングシステム内で、チャンバの上壁(例えばTCP窓)
の内面上に例えばRuO2等の導電性の反応生成物が堆
積されるのを、均一に防げることである。この場合、わ
ずか数枚のウエハを処理するたびにプラズマエッチング
動作を停止して、チャンバの壁を洗浄する必要がないこ
とから、近年になって開発された例えばRu等のデバイ
ス用材料をプラズマエッチングする際の、スループット
を向上させることができる。また、本発明の装置および
方法は、誘電結合型プラズマエッチングシステム内で、
チャンバの上壁(例えばTCP窓)の内面がスパッタリ
ングされるのを、均一に防ぐこともできる。この場合、
微粒子の生成と、工程環境に不要な化学種の誘導とが回
避されるため、工程状態の再現性を向上させることがで
きる。
【0021】ここで、上述した発明の概要および以下に
続く詳細な説明が、例示および説明のみを目的としてお
り、添付した特許請求の範囲のように本発明の内容を限
定するものではないことを、理解しておく必要がある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の代表的な実施形態
をいくつか取り上げ、添付した図面を参照にしながら詳
細な説明を行なう。図1A〜1Cに関しては、発明の背
景ですでに議論済みである。
【0023】図2Aは、本発明の1つの実施形態にした
がった誘電結合型プラズマエッチング装置を簡単に示し
た断面図である。図2Aに示されるように、半導体ウエ
ハ11は、ハウジングの壁によって定義されるチャンバ
100内でそのハウジングの低部にある壁の近くに配置
されたチャック19上に載置される。コイル117は、
絶縁体で形成されてよいスペーサ13によって、チャン
バ100のTCP窓10上に保持される。TCP窓10
は石英で形成されることが好ましいが、アルミナ(Al
23)、シリコン窒化物(Si34)、窒化アルミニウ
ム(AlN)、シリコン炭化物(SiC)、およびシリ
コン(Si)等の他の材料を使用してもよい。TCP窓
10の主な役割は、チャンバを真空封止することであ
る。1つの実施形態において、TCP窓10は、約2イ
ンチ(5.08cm)〜約8インチ(20.32cm)
の距離だけウエハ11から離れており、約4インチ(1
0.16cm)〜約5インチ(12.8cm)の距離だ
け離れていることがより好ましい。動作中は、ガス入口
(図示せず)からチャンバ100の内部に反応ガスが注
入される。次に、電源部(図示せず)からコイル117
に高周波電力が印加される。コイル117を通過する高
周波(RF)電流がチャンバ100内に電磁電流を誘導
し、その電磁電流が反応ガスに作用してプラズマを発生
させる。
【0024】プラズマには各種ラジカルが含まれ、正・
負イオンの化学反応が、半導体ウエハ11それ自体や、
ウエハ上に形成された絶縁膜などをエッチングするのに
使用される。エッチング工程中は、コイル117が変圧
器の一次側コイルに、チャンバ100内のプラズマが変
圧器の二次側コイルに相当する機能をそれぞれ果たす。
このようなエッチング工程で生成された反応生成物が揮
発性である場合は、その反応生成物は排気口15から排
気される。
【0025】コイル117とチャンバ100のあいだに
は、ファラデーシールドとして機能する金属板217が
設けられる。参照を容易にするため、以下では金属板2
17を「ファラデーシールド板」と称する場合もある。
1つの実施形態において、金属板217は、コイル11
7とTCP窓10のあいだで両者から離れた位置に、T
CP窓に実質的に平行に配置される。金属板217の厚
さは約20μm〜約10mmであることが好ましく、約
50μm〜約5mmであることがより好ましい。1つの
実施形態において、金属板217の厚さは約1.5mm
である。コネクタ207は、コイルの所定の位置で金属
板217をコイル117に電気的に接続し、金属板21
7に印加される面内RF電圧(in-plane RF voltage)
が均一であることを保証するように機能する。金属板2
17に印加される面内RF電圧が均一であるため、TC
P窓10付近のプラズマには均一なエネルギが加えられ
る。この均一なエネルギ分布の結果として、反応生成物
のデポジションおよびスパッタリングが均一に行われ、
そうすることによって、TCP窓10上における反応生
成物の望ましくない蓄積を、生じないようにするまたは
実質的に排除することができる。
【0026】1つの実施形態において、コネクタ207
は、金属板をコイル117の特定の位置に電気的に接続
することによって、適切なVpp(ピークトゥピーク電
圧)を金属板に印加する。金属板に均一にVppを印加
して、プラズマ内のイオンを加速し、誘電結合型プラズ
マエッチング装置のチャンバの真空側壁に均一に衝突さ
せることにより、そこに反応生成物が堆積されるのを防
止する。1つの実施形態において、誘電結合型プラズマ
エッチング装置は、米国カリフォルニア州フリーモント
市所在のラム・リサーチ・コーポレーションから入手可
能なTCP 9400 PTXプラズマエッチング装置で
あり、加速されたイオンは、TCP窓の真空側壁に均一
に衝突することによって、そこに反応生成物が堆積され
るのを防止する。代替の実施形態において、コネクタ2
07は、インピーダンス整合ボックスからコイルにいた
る導体に、金属板を電気的に接続する。
【0027】図2Bおよび2Cは、本発明の1つの実施
形態にしたがった誘電結合型プラズマエッチング装置に
よって達成される窓の均一なスパッタリングを示した図
である。図2Bに示されるように、特定の工程にとって
最適な位置においてコイル117に接続されるコネクタ
207を通して、金属板217に適切なVppが印加さ
れると、チャンバ100内で、金属板217の表面全体
に渡って均一な磁場が生成される。これらの均一な磁場
は、チャンバ100内に均一な電磁電流を誘導し、この
誘導電流は、反応ガスに作用してプラズマを発生させ
る。誘導電流が金属板217の表面全体に渡って均一で
あるため、図2Cに示されるように、TCP窓10の表
面10aに衝突する入射イオンのエネルギも均一であ
る。
【0028】図3は、本発明の1つの実施形態にしたが
った、ファラデーシールドとして機能する金属板および
金属板をその場所に保持するためのコンポーネントの分
解透視図である。図3に示されるように、金属板217
は、ネジ205によって表にアタッチメントスペーサ1
3が設けられたアタッチメントフレーム201の下側に
固定される。アタッチメントフレーム201、アタッチ
メントスペーサ13、およびネジ205は、任意の適切
な絶縁体で形成されてよい。
【0029】外環211、内環213、および中央ディ
スク215は、ネジ219によってアタッチメントフレ
ーム201に固定されており、任意の適切な絶縁体によ
って形成されてよい。外環211、内環213、および
中央ディスク215は、誘電結合型プラズマエッチング
装置の動作中に金属板217の形状を保持する。金属板
217内には、複数の放射スロット221が形成されて
いる。放射スロット221は、コイル117のセクショ
ンを横切るように延びることにより、導体である金属板
217上に、電流から生成される内部の誘導電力が流れ
るのを妨げる。これが必要なのは、金属板217上を流
れる電流が、コイル117(例えば図2Aおよび図4を
参照)とチャンバ100(例えば図2Aを参照)とを電
気的にシールドするためである。
【0030】続けて図3を参照すると、コネクタ207
が、金属板217とコイル117(例えば図2Aおよび
図4を参照)とを電気的に接続することがわかる。この
接続には2つの金属製のネジ209が使用され、1つが
金属板217をコネクタ207に接続し、もう1つがコ
イル117をコネクタ207に接続する。
【0031】図4は、本発明の1つの実施形態にしたが
ったコイルおよびコイルをその場所に保持するためのコ
ンポーネントの分解透視図である。図4に示されるよう
に、アタッチメントフレーム201およびアタッチメン
トスペーサ13は、金属板217とコイル117のあい
だに設けられている。十字型のコイル取付板305の4
端は、支持バネハウジング301および金属ネジ303
によって固定されて、コイル117の形状を保持する。
図4に示されるように、コイル117のターン数は3で
ある。コイル117には少なくとも1ターンが必要だ
が、用途ごとのニーズに合わせて任意の適切なターン数
を有してもよい。
【0032】図3の説明と関連して上述したように、コ
ネクタ207は、金属板217をコイル117に電気的
に接続するものである。図4に示されるように、U字型
スペーサ309は、コイル取付板305と、コイル11
7と、金属板217とを位置付ける。U字型スペーサ3
09は、金属製のネジ307によってコイル117に接
続されている。1つの金属ネジ209が、U字型スペー
サ309を通してコネクタ207をコイル117に電気
的に接続し、もう1つの金属ネジ209が、コネクタ2
07を金属板217に電気的に接続する(図3を参
照)。図4に示されるように、コイル117は、コイル
入力端117aとコイル出力端117bがともにコイル
117の中心近くに配置されるように構成されている。
特にコイル117は、コイル端部117a−1とコイル
出力端117bとを備える。コイル延長部117a−2
は、コイル端部117a−1をコイル延長部117a−
4のコイル延長端117a−3に接続する。コイル入力
端117aは、コイル延長部117a−4のもう一端に
ある。当業者には明らかなように、このコイルの構成
は、コイル入力端とコイル出力端がともにコイル117
の中心近くに配置される必要がない状況では、図4に示
される構成と異なってもよい。
【0033】図5は、ルテニウム(Ru)のエッチング
でファラデーシールド板をコイルに接続する最適な位置
を決定するために実施されるテストで使用される、装置
および接続位置を示した概要図である。図5に示される
ように、RF電源400と、整合回路網402と、VI
プローブ412aとが、コイル117のコイル入力端1
17aに結合される。コイル117のコイル出力端11
7bには、接地された可変コンデンサ401およびVI
プローブ412bが結合される。テスト中、例えばファ
ラデーシールド板である金属板217が、コネクタ20
7によって位置A、B、Cでコイル117に結合され、
これらの各接続位置に関して、コイル入力端117aお
よびコイル出力端117bにおけるVppが、VIプロ
ーブ412aおよび412bによってそれぞれ測定され
る。また、各接続位置A、B、Cに関して、金属板21
7のVppがVIプローブ412cによって測定され
る。VIプローブ412a、412b、412cは、ポ
リイミド等の誘電材料で分離された金属プローブと銅板
等の金属板とを含む、容量性のプローブである。
【0034】図6A、6B、および6Cは、図5の各接
続位置A、B、Vに関して、金属板217、コイル入力
端117a、およびコイル出力端117bで測定された
Vppを、TCP電力(パワー)の関数としてそれぞれ
示したグラフである。図6Aに示されるように、接続位
置A(出力の近く)に関して、金属板217のVppは
TCP電力の増加にともなって著しく減少する。接続位
置BおよびCに関しては、金属板217のVppはTC
P電力の増加にともなってわずかに増加する。図6Bに
示されるように、各接続位置A、B、Cに関して、コイ
ル入力端117aにおけるVppは、TCP電力の増加
にともなって著しく増加する。図6Cに示されるよう
に、接続位置Aに関して、コイル出力端117bにおけ
るVppは、TCP電力の増加にともなってわずかに減
少する。接続位置BおよびCに関しては、コイル出力端
117bにおけるVppは、TCP電力の増加にともな
って著しく増加する。
【0035】再び図6Aを参照すると、接続位置Aの場
合の金属板217では、800ワットに対して676ボ
ルトのVppが得られたことがわかる。テスト中、TC
P窓はクリーンな状態で維持されたが、スパッタリング
は過度に生じた。破損された石英製の窓にルテニウムの
マイクロマスキングが観測されたが、これは、破損され
た石英製の窓を研磨された窓と取り換えることによって
解決された。接続位置Bの場合は、800ワットに対し
て464ボルトのVppが得られた。テスト中、ほぼ1
ロットに相当するウエハがルテニウムエッチングを受け
た後も、TCP窓上でエッチング副生成物のデポジショ
ンは観測されなかった。接続位置Cの場合は、800ワ
ットに対して373ボルトのVppが得られた。テスト
中、数枚のウエハをエッチングした後、TCP窓上で軽
いデポジションが観測された。したがって、上述したテ
スト結果から、ルテニウムエッチング工程では接続位置
Bが接続位置AおよびCより優れていることがわかる。
【0036】本発明のファラデーシールド板は、RFピ
ークトゥピーク電圧およびRF整合が特定のエッチング
方法に最適化されるような、単一工程のエッチング方法
によく適している。しかしながら、RF電力、圧力、お
よびガス組成が実質的に異なっても良いような、例え
ば、ブレークスルー工程、バルクエッチング工程、オー
バエッチング工程等の複数工程のエッチングを有した、
他の多くのエッチング方法にも適している。したがっ
て、所定のエッチング工程でファラデーシールド板上に
設定されたVppの特定の設定値(例えば接続位置)
が、他のエッチング工程にとっても最適とは限らない。
さらに、エッチング工程ごとにエッチングチャンバのイ
ンピーダンスが異なるため、RFを調整して様々なイン
ピーダンスを満足させるのは困難である。複数のエッチ
ング工程を有したエッチング方法では、石英製の窓上に
おける材料のデポジションを実質的に排除する正しい接
続点を選択するだけで、独立した各エッチング工程を最
適化することが可能である。このような最適化は、図5
との関連で上述した接続位置Bの選択と同様の方法で達
成することができる。この例において、点A、B、C
は、コイル出力端から約25mm、コイル出力端から約
80mm、コイル出力端から約140mmの位置でそれ
ぞれ選択されている。当業者にとって当然明らかなよう
に、これらの位置は、所定の材料をエッチングするのに
使用される方法と、整合網要素の設定の組み合わせとに
依存して変動可能である。
【0037】図7Aは、本発明の1つの実施形態にした
がった、ファラデーシールド板のVppを外部から制御
する発振回路を備えた誘電結合型プラズマエッチング装
置の概要図である。図7Aに示されるように、RF電源
400と、整合回路網402とが、コイル117のコイ
ル入力端117aに結合される。コイル117のコイル
出力端117bには、接地された可変コンデンサ401
が結合される。金属板217は、コイル117と、可変
コンデンサ408および誘導子409を備えた発振回路
を定義するシールドボックス406とに接続される。可
変コンデンサ408と誘導子409は接地されている。
この構成では、金属板217のVppを、発振回路の可
変コンデンサの位置を調整することによって制御するこ
とができる。図7Bに示されるように、調波点では最大
のVppが生じる。
【0038】図8Aは、本発明の1つの実施形態にした
がった、ファラデーシールド板のVppを外部から制御
する分圧回路を備えた誘電結合型プラズマエッチング装
置の概要図である。図8Aに示されるように、RF電源
400と、整合回路網402とが、コイル117のコイ
ル入力端117aに結合される。コイル117のコイル
出力端117bには、接地された可変コンデンサ401
が結合される。金属板217は、結合コンデンサ416
aと可変コンデンサ416bとを備えた分圧回路416
を介してコイル117に接続される。金属板217は、
結合コンデンサ416aがコイル117と金属板のあい
だに配置され、可変コンデンサ416bが金属板と接地
位置のあいだに配置されるように、分圧回路416に接
続される。この構成では、金属板217のVppを、分
圧回路の可変コンデンサの位置を調整することによって
制御することができる。図8Bに示されるように、Vp
pは分圧回路の分圧比に比例する。
【0039】ファラデーシールド板のVppを外部から
制御するための図7Aおよび8Aに示される構成は、簡
単且つ安価なため望ましい。しかし一方では、これらの
構成はTCPの整合に影響を及ぼす可能性がある。この
点に関して、図7Aに示される構成は、図8Aに示され
る構成よりTCP整合に及ぼす影響が少ない。
【0040】図9Aは、本発明のさらに別の実施形態に
したがった、ファラデーシールド板が異なる周波数で駆
動される誘電結合型プラズマエッチング装置の概略図で
ある。図9Aに示されるように、RF電源400および
整合回路網402が、コイル117のコイル入力端11
7aに結合される。コイル117のコイル出力端117
bには、接地された可変コンデンサ401が結合され
る。金属板217は、接続点462においてファラデー
シールドドライバ450に結合される。ファラデーシー
ルドドライバ450は基本的に、様々なTCP電力設定
値において印加されるピークトゥピーク電圧のモニタリ
ングと、コイル117の整合回路に依存することなく最
適な性能を達成するためのオンザフライ(直接処理)調
整と、を可能とするコントローラである。これは、この
代表的な実施形態においてコイルと金属板との接続がな
されないため真実である。図9Aに示されるように、フ
ァラデーシールドドライバ450は、整合回路452
と、誘導子454および可変コンデンサ456を含んだ
13.56MHzの発振回路と、RF電源458と、V
ppフィードバックループ460とを備える。
【0041】動作中は、接地されたRF電源458から
のRF電力が金属板217に印加される。RF電力は、
約50KHz〜約50MHzの範囲にあることが好まし
く、約100KHzから13.56MHzを僅かに下回
る範囲にあることがより好ましい。1つの実施形態にお
いて、RF電力は約2MHzである。金属板217に結
合された13.56MHzの発振回路は、13.56M
Hzの視点から金属板を「接地する」ように機能する。
別の言い方をすると、13.56MHzの発振回路は、
RF電源400によって金属板217に印加されたRF
電力からの割り込みをシャットアウトする。
【0042】Vppフィードバック460は、外部のV
pp値との比較のためにRF電源458に戻されること
が好ましい。この比較に基づいてRF電源458を調整
することにより、ファラデーシールド板に最適なレベル
のVppを印加することができる。好ましい実施形態に
おいて、印加されたVppのモニタリングはコンピュー
タ制御のステーションによって制御することができる。
コンピュータ制御のステーションは、テキスト表示、グ
ラフィカルユーザインターフェース(GUI)、または
印刷出力によって、統計的な動作データをユーザに提供
することができる。オペレータは、この統計データに基
づいてさらなる調整を行うことにより、最適な性能を達
成し、例えばTCP窓の内面等のチャンバ内壁上に副生
成物が堆積されるのを、排除することができる。したが
って、図9Aの構成では、金属板に印加される低周波数
のRF電力を調整することによって、金属板217のV
ppを制御することができる。図9Bに示されるよう
に、Vppは、低周波数RF電力の増加にともなって増
加する。したがって、この代表的な実施形態ではコイル
117への固定接続点が不要である。
【0043】図10は、ルテニウムエッチングのエッチ
ング速度を、従来の誘電結合型プラズマエッチング装置
で処理されたウエハ枚数と、コイルに結合されたファラ
デーシールド板を有する本発明にしたがった誘電結合プ
ラズマエッチング装置で処理されたウエハ枚数の関数と
して、それぞれ示したグラフである。図10に示される
ように、従来の誘電結合型プラズマエッチング装置で
は、150枚のウエハが処理された後、ルテニウムエッ
チングのエッチング速度が約50%低下する。これに対
して、コイルに結合されたファラデーシールドを有する
本発明にしたがった誘電結合型プラズマエッチング装置
では、150枚のウエハが処理された後も、ルテニウム
エッチングのエッチング速度は初期のエッチング速度と
実質的に同じである。したがって、本発明のファラデー
シールド板によって、高再現性のルテニウムエッチング
速度がもたらされる。
【0044】また、本発明は、誘電結合型プラズマエッ
チング装置においてプラズマが発生されるチャンバを定
義する壁の内面を制御する方法を開示する。この方法で
は、金属板がコイルに接触しないようにするため、高周
波(RF)電力を受けるためのコイルと、チャンバ内で
発生するプラズマとのあいだに、金属板が提供される。
金属板には、上述したように、コイルを横切るように延
びて且つコイルに電気的に接続された複数の金属スリッ
トが形成されている。プラズマエッチング動作は、誘電
結合型プラズマエッチング装置内で実施される。プラズ
マエッチング動作中は、金属板とプラズマのあいだに配
置された壁の内面上における反応生成物のデポジション
と、壁の内面からの反応生成物のスパッタリングとが、
実質的に均一であるため、プラズマエッチング動作を不
可能とするのに充分な量の反応生成物が、壁の内面上に
蓄積することはない。1つの実施形態において、金属板
とプラズマのあいだに配置される壁は、例えばTCP窓
などのチャンバの上壁である。
【0045】本発明はさらに、誘電結合型プラズマエッ
チング装置の動作を最適化する方法を提供する。これら
の方法では、ウエハをエッチングするためのチャンバが
用意される。チャンバ頂部の開口部には、窓が取り付け
られる。窓は、外面と、チャンバの内部領域に露出され
た内面とを備える。コイルは窓の上方に配置され、金属
板は窓の外面の上方に配置される。金属板は、コイルと
窓の外面とのあいだに両者から離れた状態で配置され
る。第1の最適化方法によると、金属板は、コイル上の
接続位置に導電接続される。接続位置は、窓の内面の近
くで実質的に均一な入射イオンエネルギを生成するよう
に最適に選択された、入力端と出力端のあいだの位置で
ある。実質的に均一な入射イオンエネルギは、窓の内面
がスパッタリングされるのを低減し、それと実質同時に
窓の内面上にエッチング副生成物が堆積されるのを防ぐ
ように構成される。第2の最適化方法によると、窓の内
面の近くで実質的に均一な入射イオンエネルギを生成す
るために、制御されたピークトゥピーク電圧が金属板に
印加される。再び、実質的に均一な入射イオンエネルギ
は、窓の内面がスパッタリングされるのを低減し、それ
と実質同時に窓の内面上にエッチング副生成物が堆積さ
れるのを防ぐように構成される。
【0046】本発明の誘電結合型プラズマエッチング装
置は、不揮発性且つ導電性の反応生成物(例えばRuO
2)を生成する最近開発されたデバイス材料(例えばプ
ラチナやルテニウム等)をプラズマエッチングするのに
よく適している。当業者には明らかなように、本発明の
誘電結合型プラズマエッチングは、金属やポリシリコン
などの標準的な材料をプラズマエッチングするのに使用
してもよい。金属やポリシリコンのプラズマエッチング
では、デポジションを均一化且つ最小化するようにVp
pが調整される。この方法では、クリーニング間の処理
枚数(MWBC:mean wafer between clean)とTCP
窓のライフタイムとが改善される。
【0047】当業者には明らかなように、本発明の装置
および方法によって提供されるVppの正確な制御、お
よびその結果として得られるスパッタリングとデポジシ
ョンとのバランスによって、微粒子および汚染、エッチ
ングプロフィルの制御(プラズマおよびTCP窓からく
る側壁でのデポジションを制御することによる)、エッ
チング選択性の制御、選択エッチングによる副生成物の
デポジション等に関連した問題の低減を含む、他の多く
の利点がもたらされる。選択エッチングによる副生成物
のデポジションの場合は、TCP窓の表面が比較的定温
に維持されている状態でVppを調整することによっ
て、特定の吸着率およびスパッタ率を有した材料をTC
P窓上に捕獲し、エッチングを制御することができる。
【0048】まとめると、本発明は、誘電結合型エッチ
ング装置の動作を最適化するための誘電結合型プラズマ
エッチング装置および方法を提供するものである。以上
では、いくつかの実施形態の形で本発明を説明したが、
当業者ならば、本発明の説明および実施形態をもとにし
て他の実施形態を考え出すことが可能である。例えば、
ファラデーシールド板がコイルに接続される位置を、特
定のエッチング工程を最適化するために本明細書で示さ
れ説明された代表的な位置から移動させてもよい。した
がって、上述した実施形態および好ましい特徴は、添付
された特許請求の範囲およびその等価物によって定義さ
れる本発明の範囲内における、例示的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】従来技術による誘電結合型プラズマエッチン
グ装置を簡単に示した断面図である。
【図1B】図1Aの誘電結合型プラズマエッチング装置
に固有な、TCP窓上の不均一なデポジションおよびス
パッタリングを示した概要図である。
【図1C】図1Aに示された誘電結合型プラズマエッチ
ング装置におけるコイル上のVppを、コイルの長さの
関数として示したグラフである。
【図2A】本発明の1つの実施形態にしたがった誘電結
合型プラズマエッチング装置を簡単に示した断面図であ
る。
【図2B】本発明の1つの実施形態にしたがった誘電結
合型プラズマエッチング装置におけるプラズマの発生
を、簡単に示した断面図である。
【図2C】本発明の1つの実施形態にしたがった誘電結
合型プラズマエッチング装置によって得られる窓の均一
なスパッタリングを、簡単に示した断面図である。
【図3】本発明の1つの実施形態にしたがった、ファラ
デーシールドとして機能する金属板および金属板をその
場所に保持するためのコンポーネントを示した分解透視
図である。
【図4】本発明の1つにしたがった、コイルおよびコイ
ルをその場所に保持するためのコンポーネントを示した
分解透視図である。
【図5】ルテニウム(Ru)エッチングでファラデーシ
ールド板をコイルに接続する最適な位置を決定するため
に実施されるテストで使用される、装置および接続位置
の概要図である。
【図6A】図5で示された各接続位置A、B、Cに関し
て測定されたファラデーシールド板のVppを、TCP
電力の関数として示したグラフである。
【図6B】図5で示された各接続位置A、B、Cに関し
て測定されたコイル入力端のVppを、TCP電力の関
数として示したグラフである。
【図6C】図5で示された各接続位置A、B、Cに関し
て測定されたコイル出力端のVppを、TCP電力の関
数として示したグラフである。
【図7A】本発明の1つの実施形態にしたがった、ファ
ラデーシールド板のVppを外部から制御する発振回路
を備えた誘電結合型プラズマエッチング装置の概要図で
ある。
【図7B】Vppを、図7Aに示された誘電結合型プラ
ズマエッチング装置における可変コンデンサの位置の関
数として示したグラフである。
【図8A】本発明の別の実施形態にしたがった、ファラ
デーシールド板のVppを外部から制御する分圧回路を
備えた誘電結合型プラズマエッチング装置の概要図であ
る。
【図8B】Vppを、図8Aに示された誘電結合型プラ
ズマエッチング装置における可変コンデンサの位置の関
数として示したグラフである。
【図9A】本発明のさらに別の実施形態にしたがった、
ファラデーシールド板が様々な周波数で駆動される誘電
結合型プラズマエッチング装置の概略図である。
【図9B】Vppを、図9Aに示された誘電結合型プラ
ズマエッチング装置における低周波数RF電力の関数と
して示したグラフである。
【図10】ルテニウムエッチングのエッチング速度を、
従来の誘電結合型プラズマエッチング装置で処理された
ウエハ枚数の関数、そして本発明にしたがった、コイル
に結合されたファラデーシールド板を有した誘電結合プ
ラズマエッチング装置で処理されたウエハ枚数の関数と
して、それぞれ示したグラフである。
【符号の説明】
10…TCPの窓 10a…TCP窓の表面 11…半導体ウエハ 13…スペーサ 15…排気口 17…コイル 17a、17b…コイルの端部 19…チャック 20…チャンバ 22…定在波の節 24…定在波 24a、24b…定在波のうちコイルの端部に相当する
点 100…チャンバ 117…コイル 117a…コイル入力端 117a−1…コイル端部 117a−2…コイル延長部 117a−3…コイル延長端 117a−4…コイル延長部 117b…コイル出力端 201…アタッチメントフレーム 205…ネジ 207…コネクタ 209…金属製のネジ 211…外環 213…内環 215…中央ディスク 217…金属板 219…ネジ 221…放射スロット 301…支持バネハウジング 303…金属製のネジ 305…コイル取付板 309…U字型スペーサ 400…RF電源 401…可変コンデンサ 402…整合回路網 406…シールドボックス 408…可変コンデンサ 409…誘導子 412a…VIプローブ 412b…VIプローブ 412c…VIプローブ 416…分圧回路 416a…結合コンデンサ 416b…可変コンデンサ 450…ファラデーシールドドライバ 452…整合回路 454…誘電子 456…可変コンデンサ 458…RF電源 460…Vppフィードバックループ 462…接続点

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電結合型プラズマエッチング装置であ
    って、 チャンバと、 前記チャンバの内部領域に露出された内面を有し、前記
    チャンバ頂部の開口部を封止するための窓と、 前記窓の上方に前記窓から離れて配置された金属板と、 前記金属板の上方に前記金属板から離れて配置され、前
    記窓の前記内面がスパッタリングされるのを最適に低減
    すると共に、実質的に同時に前記窓の前記内面上にエッ
    チング副生成物が堆積されるの防ぐピークトゥピーク電
    圧を生成するように構成された接続位置において前記金
    属板に導電結合されるコイルとを備える、誘電結合型プ
    ラズマエッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、 前記コイルはさらに、 RF電力を受け入れるためのコイル入力端と、 コイル出力端とを備え、前記コイル入力端と前記コイル
    出力端のあいだには前記接続位置が定義されている、誘
    電結合型プラズマエッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、 前記接続位置は、前記コイル入力端より前記コイル出力
    端により近い、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、さらに、 RF電源と、 前記RF電源と前記コイル入力端のあいだに結合されて
    いる整合回路網と、 接地地点と前記コイル出力端のあいだに結合されている
    可変コンデンサとを備える、誘電結合型プラズマエッチ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、さらに、 前記金属板に結合され、前記金属板上の前記ピークトゥ
    ピーク電圧をさらに調整するように制御することが可能
    である発振回路を備える、誘電結合型プラズマエッチン
    グ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、 前記発振回路は、調波点に沿って前記ピークトゥピーク
    電圧を制御するように調整することが可能な可変コンデ
    ンサを備える、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、さらに、 前記金属板に結合され、前記金属板上の前記ピークトゥ
    ピーク電圧をさらに調整するように制御することが可能
    である分圧回路を備える、誘電結合型プラズマエッチン
    グ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、 前記分圧器は、容量の増大にともなって前記ピークトゥ
    ピーク電圧を減少させる点に沿って前記ピークトゥピー
    ク電圧を制御するように調整することが可能な可変コン
    デンサを備える、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の誘電結合型プラズマエッ
    チング装置であって、 前記チャンバはさらに、前記金属板と前記コイルとが取
    り付けられて構成されていると共に、その開閉を可能と
    するヒンジによって取り付けられているチャンバの蓋を
    備える、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の誘電結合型プラズマエ
    ッチング装置であって、 閉位置にある前記チャンバの蓋は、操作に備えて前記金
    属板を前記窓の近くに配置する、誘電結合型プラズマエ
    ッチング装置。
  11. 【請求項11】 誘電結合型プラズマエッチング装置で
    あって、 チャンバと、 前記チャンバの内部領域に露出された内面を有し、前記
    チャンバ頂部の開口部を封止するための窓と、 前記窓の上方に前記窓から離れて配置された金属板と、 前記金属板の上方に前記金属板から離れて配置されたコ
    イルと、 前記金属板に外部からピークトゥピーク電圧を印加する
    ためのコントローラであって、発振回路と、整合回路
    と、RF電源と、前記印加されたピークトゥピーク電圧
    をモニタリングするためのフィードバック制御とを備え
    るコントローラとを備える、誘電結合型プラズマエッチ
    ング装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、 前記外部から印加されるピークトゥピーク電圧は、前記
    窓の前記内面がスパッタリングされるのを低減すると共
    に、実質的に同時に前記窓の前記内面上にエッチング副
    生成物が堆積されるの防ぐように調整することが可能で
    ある、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、 前記コイルはさらに、 RF電力を受け入れるためのコイル入力端と、 コイル出力端とを備える、誘電結合型プラズマエッチン
    グ装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、さらに、 RF電源と、 前記RF電源と前記コイル入力端のあいだに結合されて
    いる整合回路網と、 接地地点と前記コイル出力端のあいだに結合されている
    可変コンデンサとを備える、誘電結合型プラズマエッチ
    ング装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、前記金属板は、誘電スペーサ
    によって前記窓に接続されている、誘電結合型プラズマ
    エッチング装置。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、 前記チャンバはさらに、前記金属板と前記コイルとが取
    り付けられて構成されていると共に、その開閉を可能と
    するヒンジによって取り付けられているチャンバの蓋を
    備える、誘電結合型プラズマエッチング装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、 閉位置にある前記チャンバの蓋は、操作に備えて前記金
    属板を前記窓の近くに配置する、誘電結合型プラズマエ
    ッチング装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の誘電結合型プラズマ
    エッチング装置であって、 開位置にある前記チャンバのフタは、前記窓の目視検査
    および前記チャンバの点検に備えて前記金属板を前記窓
    から離して配置する、誘電結合型プラズマエッチング装
    置。
  19. 【請求項19】 誘電結合型プラズマエッチング装置の
    動作を最適化する方法であって、 ウエハをエッチングするためのチャンバを用意し、 外面と、前記チャンバの内部領域に露出した内面とを有
    する窓を、前記チャンバ頂部の開口部に取り付け、 前記窓の上方にコイルを配置し、 金属板を、前記窓の前記外面の上方で、前記コイルと前
    記窓の前記上面の間に両者から離れた状態で配置し、 前記金属板を、前記コイル上の接続位置であって、前記
    窓の前記内面がスパッタリングされるのを低減すると共
    に、実質的に同時に前記窓の前記内面上にエッチング副
    生成物が堆積されるのを防ぐように構成される実質的に
    均一な入射イオンエネルギを前記窓の前記内面の近くに
    おいて生成するように最適に選択された入力端と出力端
    の間の接続位置に導電接続することを備える、方法。
  20. 【請求項20】 誘電結合型プラズマエッチング装置の
    動作を最適化する方法であって、 ウエハをエッチングするためのチャンバを用意し、 外面と、前記チャンバの内部領域に露出した内面とを有
    する窓を、前記チャンバ頂部の開口部に取り付け、 前記窓の上方にコイルを配置し、 金属板を、前記窓の前記外面の上方に、前記コイルと前
    記窓の前記上面のあいだに両者から離れた状態で配置
    し、 前記窓の前記内面がスパッタリングされるのを低減する
    と共に、実質的に同時に前記窓の前記内面上にエッチン
    グ副生成物が堆積されるのを防ぐように構成される実質
    的に均一な入射イオンエネルギが前記窓の前記内面近く
    に生成されるように制御されたピークトゥピーク電圧を
    前記金属板に印加することを備える、方法。
JP2001095019A 2000-03-31 2001-03-29 誘導結合型プラズマエッチング装置 Expired - Lifetime JP5047423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001095019A JP5047423B2 (ja) 2000-03-31 2001-03-29 誘導結合型プラズマエッチング装置

Applications Claiming Priority (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09/676462 2000-03-31
JP2000099728 2000-03-31
JP2000099728 2000-03-31
JP2000-99728 2000-03-31
JP09/608883 2000-03-31
US09/608,883 US6531030B1 (en) 2000-03-31 2000-06-30 Inductively coupled plasma etching apparatus
US09/608883 2000-06-30
US09/676462 2000-09-29
US09/676,462 US6422173B1 (en) 2000-06-30 2000-09-29 Apparatus and methods for actively controlling RF peak-to-peak voltage in an inductively coupled plasma etching system
JP2001095019A JP5047423B2 (ja) 2000-03-31 2001-03-29 誘導結合型プラズマエッチング装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011164382A Division JP5566970B2 (ja) 2000-03-31 2011-07-27 誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001345311A true JP2001345311A (ja) 2001-12-14
JP5047423B2 JP5047423B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=27481179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001095019A Expired - Lifetime JP5047423B2 (ja) 2000-03-31 2001-03-29 誘導結合型プラズマエッチング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5047423B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914207B2 (en) 2002-02-27 2005-07-05 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing method
JP2005535117A (ja) * 2002-07-31 2005-11-17 ラム リサーチ コーポレーション 通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法
JP2005536051A (ja) * 2002-08-14 2005-11-24 ペルキンエルメル オプトエレクトロニクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 基板表面から材料を選択的に除去する方法とウエハー用のマスキング材料およびマスキング材料を伴うウエハー
KR100590257B1 (ko) * 2002-09-18 2006-06-15 삼성에스디아이 주식회사 유도결합형 플라즈마 처리장치
JP2006216903A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP2006253599A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP2007012734A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法
JP2008130651A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマエッチング装置
JP2009218453A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Samco Inc プラズマ処理装置
KR101045146B1 (ko) * 2002-07-31 2011-06-30 램 리서치 코포레이션 전력을 공급받는 패러데이 실드의 전압을 조절하기 위한방법
JP2012009658A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Panasonic Corp ドライエッチング装置及びそれに使用される誘電体のカバー部
JP2013214393A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Ulvac Japan Ltd ドライエッチング装置
KR20140051250A (ko) * 2011-06-15 2014-04-30 램 리써치 코포레이션 플라즈마 챔버에 대한 전력 그리드
JP5874853B1 (ja) * 2015-04-17 2016-03-02 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
KR20220024839A (ko) * 2019-08-21 2022-03-03 장쑤 루벤 인스트루먼츠 컴퍼니 리미티드 플라즈마 에칭 시스템

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08316210A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理方法及び装置
JPH09237778A (ja) * 1995-11-29 1997-09-09 Applied Materials Inc セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08316210A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理方法及び装置
JPH09237778A (ja) * 1995-11-29 1997-09-09 Applied Materials Inc セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914207B2 (en) 2002-02-27 2005-07-05 Hitachi High-Technologies Corporation Plasma processing method
JP2005535117A (ja) * 2002-07-31 2005-11-17 ラム リサーチ コーポレーション 通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法
JP4741839B2 (ja) * 2002-07-31 2011-08-10 ラム リサーチ コーポレーション 通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法
KR101045146B1 (ko) * 2002-07-31 2011-06-30 램 리서치 코포레이션 전력을 공급받는 패러데이 실드의 전압을 조절하기 위한방법
US8652343B2 (en) 2002-08-14 2014-02-18 Excelitas Technologies Singapore Pte. Ltd. Method for selectively removing material from the surface of a substrate, masking material for a wafer, and wafer with masking material
JP2005536051A (ja) * 2002-08-14 2005-11-24 ペルキンエルメル オプトエレクトロニクス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 基板表面から材料を選択的に除去する方法とウエハー用のマスキング材料およびマスキング材料を伴うウエハー
KR100590257B1 (ko) * 2002-09-18 2006-06-15 삼성에스디아이 주식회사 유도결합형 플라즈마 처리장치
JP2006216903A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP4676222B2 (ja) * 2005-03-14 2011-04-27 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理装置
JP2006253599A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi High-Technologies Corp プラズマ処理装置
JP2007012734A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマエッチング装置及びプラズマエッチング方法
JP2008130651A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマエッチング装置
JP2009218453A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Samco Inc プラズマ処理装置
JP2012009658A (ja) * 2010-06-25 2012-01-12 Panasonic Corp ドライエッチング装置及びそれに使用される誘電体のカバー部
KR20140051250A (ko) * 2011-06-15 2014-04-30 램 리써치 코포레이션 플라즈마 챔버에 대한 전력 그리드
JP2014519717A (ja) * 2011-06-15 2014-08-14 ラム リサーチ コーポレーション プラズマチャンバのための通電グリッド
US9966236B2 (en) 2011-06-15 2018-05-08 Lam Research Corporation Powered grid for plasma chamber
KR101902607B1 (ko) * 2011-06-15 2018-09-28 램 리써치 코포레이션 플라즈마 챔버에 대한 전력 그리드
JP2013214393A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Ulvac Japan Ltd ドライエッチング装置
JP5874853B1 (ja) * 2015-04-17 2016-03-02 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
KR20220024839A (ko) * 2019-08-21 2022-03-03 장쑤 루벤 인스트루먼츠 컴퍼니 리미티드 플라즈마 에칭 시스템
JP2022541052A (ja) * 2019-08-21 2022-09-21 江蘇魯▲もん▼儀器有限公司 プラズマエッチングシステム
JP7296677B2 (ja) 2019-08-21 2023-06-23 江蘇魯▲もん▼儀器股▲ふん▼有限公司 プラズマエッチングシステム
KR102659362B1 (ko) 2019-08-21 2024-04-23 장쑤 루벤 인스트루먼츠 컴퍼니 리미티드 플라즈마 에칭 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP5047423B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5566970B2 (ja) 誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法
US6422173B1 (en) Apparatus and methods for actively controlling RF peak-to-peak voltage in an inductively coupled plasma etching system
US7413673B2 (en) Method for adjusting voltage on a powered Faraday shield
CN107710378B (zh) 多电极基板支撑组件与相位控制系统
EP1840937B1 (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
EP1289003B1 (en) Plasma processing apparatus
US7190119B2 (en) Methods and apparatus for optimizing a substrate in a plasma processing system
JP5047423B2 (ja) 誘導結合型プラズマエッチング装置
JP5901887B2 (ja) プラズマ処理装置のクリーニング方法及びプラズマ処理方法
JP4852189B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US8138445B2 (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
WO2004049420A1 (ja) プラズマ処理装置及び方法
JP2006507662A (ja) プラズマ処理システム内のアーク抑制方法およびシステム
JP2011253821A (ja) ワークピース製造装置
KR100801044B1 (ko) 유도결합 플라즈마 에칭시스템에서의 rf 피크 투 피크 전압 활성제어장치 및 방법
JP2020092036A (ja) 制御方法及びプラズマ処理装置
JP2000331996A (ja) プラズマ処理装置
KR102498944B1 (ko) 유기 재료들의 자가 제한 에칭을 수행하기 위한 프로세스
TWI784401B (zh) 電漿處理裝置及電漿處理方法
JPH10154697A (ja) プラズマ処理装置及びその管理方法
KR101045146B1 (ko) 전력을 공급받는 패러데이 실드의 전압을 조절하기 위한방법
JP2002222801A (ja) プラズマ処理装置および方法
EP1269513B1 (en) Inductively coupled plasma etching apparatus
JP3976480B2 (ja) プラズマ処理装置
CN115398602A (zh) 等离子处理装置以及等离子处理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110428

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5047423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term