JP4741839B2 - 通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法 - Google Patents

通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、半導体の製造に関するものである。本発明は、より具体的には、通電されたファラデーシールドにかかる電圧を調整することによって、誘導結合プラズマエッチングチャンバの内部におけるプラズマの動作を制御するための、装置および方法に関するものである。
半導体の製造では、エッチング工程が、広く一般に繰り返し実施されている。当業者ならば周知のように、エッチングには、ウェットエッチングおよびドライエッチングの2種類がある。ドライエッチングは、一般に、誘導結合プラズマエッチング装置を使用して実施される。
図1は、従来の技術にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置100を示している。誘導結合プラズマエッチング装置100は、チャンバ壁102およびチャンバ窓104によって構造的に定められたエッチングチャンバ101を備える。チャンバ壁102は、一般に、ステンレス鋼を使用して製造されるが、適切な他の材料を使用して製造されても良い。チャンバ窓104は、一般に、石英を使用して製造されるが、アルミナ(Al23)、窒化ケイ素(Si34)、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、およびケイ素(Si)などの他の材料を使用して製造されても良い。チャンバ窓104は、チャンバ壁102に対して真空封じがなされている。半導体ウエハ(すなわち「ウエハ」)110は、エッチングチャンバ101の底の内表面に配置されたチャック108の上に搭載される。チャンバ窓104の上方には、コイル116および金属シールド112が配置される。コイル116は、絶縁スペーサ(不図示)によってエッチングチャンバ101の上方に保持される。コイル116は、導電材料を使用して製造され、少なくとも1つの完全な巻きを有する。図1に示された代表的なコイル116は、3つの巻きを有する。コイル116の有する「×」の記号は、そのコイル116の巻きが紙面の表から裏に向かうことを意味する。反対に、コイル116の有する「●」の記号は、そのコイル116の巻きが紙面の裏から表に向かうことを意味する。金属シールド112は、絶縁スペーサ114によって、コイル116の下方にコイル116から離した状態で固定される。金属シールド112は、チャンバ窓104の真上に設けられる。コイル116、金属シールド112、およびチャンバ窓104は、互いにほぼ平行であるようにそれぞれ構成される。更に、コイル116および金属シールド112は、タップ118を通じて電気的に接続される。
図2は、従来の技術にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置100の基本的な動作原理を示している。動作にあたっては、先ず、反応ガスが、エッチングチャンバ101の中を通ってガス引き込み口(不図示)からガス排出口(不図示)へと流れる。次いで、高周波電力(すなわちRF電力)が、電源(不図示)からコイル116に印加され、RF電流が、コイル116の中を流れるようになる。コイル116を流れるRF電流は、コイル116の周りに電磁場120を発生させる。電磁場120は、エッチングチャンバ101の中に誘導電流122を発生させる。誘導電流122は、反応ガスに作用して、プラズマ123を発生させる。次いで、高周波電力(すなわちRF電力)が、電源(不図示)からチャック108に印加され、プラズマ123に方向性を付与するので、プラズマ123は、ウエハ110の上まで「引き」降ろされて、エッチング工程を進行させる。
プラズマ123は、陽イオンおよび陰イオンの形態を採る各種のラジカルを含む。各種の陽イオンおよび陰イオンの化学反応は、ウエハ110をエッチングするために使用される。エッチング工程中、コイル116は、トランスの一次コイルに類似した機能を果たし、プラズマ123は、トランスの二次コイルに類似した機能を果たす。
エッチング工程によって発生する反応生成物は、揮発性であっても不揮発性であっても良い。揮発性の反応生成物は、使用済みの反応ガスと共にガス排出口から廃棄される。しかしながら、不揮発性の反応生成物は、一般に、エッチングチャンバ101の中に残留する。不揮発性反応生成物は、チャンバ壁101およびチャンバ窓104に付着する可能性がある。チャンバ窓104に付着した不揮発性反応生成物は、エッチング工程を妨害する可能性がある。チャンバ窓104に堆積した導電性の不揮発性反応生成物は、エッチングチャンバ101の内側の領域を、コイル116の周りに発生した電磁場120から電気的に遮断する可能性がある。その結果、プラズマ123が上手くヒットできなくなる。すると、エッチング工程は、チャンバ窓104から堆積物が除去されるまで中断を余儀なくされる。また、過度の堆積は、チャンバ窓104から剥がれ落ちた微粒子をウエハ110の上に積もらせて、エッチング工程を妨害する可能性がある。したがって、過度の堆積は、エッチングチャンバ101およびチャンバ窓104を頻繁に洗浄する必要を生じさせる。
チャンバ窓104における不揮発性反応生成物の堆積は、チャンバ窓104にプラズマをスパッタリングし、堆積物を「はたき落とす」ことによって、軽減および阻止することができる。プラズマ123の不均一性を回避するためには、スパッタリングが、チャンバ窓104の全面に対して均一に実施されることが望ましい。不均一な堆積および/または不均一なスパッタリングは、エッチング工程にドリフトを持ち込む可能性がある。ドリフトは、均一な特性の付与を意図される複数のウエハ110間において、再現性を妨害する可能性がある。
金属シールド112は、ファラデーシールドとして機能することによって、コイル116によって発生した電磁エネルギがプラズマ123に均一に分配されることを保証する。チャンバ窓104の付近において、電磁エネルギがプラズマ123に均一に分配される結果、チャンバ窓104には、不揮発性反応生成物が均一に堆積される。同様に、チャンバ窓からの不揮発性反応生成物のスパッタリングも、やはり均一に生じる。チャンバ窓104の全面に均一な電気的特性が存在すると、エッチングチャンバ101の全域に均一なプラズマ123特性を容易に発生させることができる。しかしながら、チャンバ窓104に堆積した不揮発性反応生成物は、たとえ均一であっても、前述のように、やはりエッチング工程の妨害となる。したがって、チャンバ窓104にプラズマ123をスパッタリングし、不揮発性反応生成物からなる堆積物の蓄積を阻止する必要がある。チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングは、プラズマ123の荷電粒子によるチャンバ窓104の浸食を最小限に抑えられるように、慎重に実施しなければならない。
図3は、従来の技術にしたがって、チャンバ窓104の特性に作用するためにはファラデーシールド電圧をどのように制御すれば良いかを示している。表示134は、チャンバ窓104に対する不揮発性反応生成物の堆積およびスパッタリングを制御するために、適切な電圧を金属シールド112に印加したことによる作用を示している。適切な電圧が金属シールド112に印加されると、プラズマ123の入射イオン128は、チャンバ窓104に向けて均一に方向付けられる。入射イオン128のエネルギおよび強度は、堆積を阻止すると同時にスパッタリングによる浸食作用を最小限に抑える。表示136は、過度に低い電圧を金属シールド112に印加したことによる作用を示している。印加される電圧が過度に低いと、チャンバ窓104に向けて方向付けられた入射イオン130は、不揮発性反応生成物(広く堆積124と呼ぶ)の蓄積を阻止できるだけのエネルギおよび強度に欠ける。表示138は、過度に高い電圧を金属シールド112に印加したことによる作用を示している。印加される電圧が過度に高いと、入射イオン132は、過度のエネルギおよび過度の強度を有する状態でチャンバ窓104に向けて方向付けられるので、その結果、過度のスパッタリングを生じさせる。このような浸食126は、チャンバ窓104の寿命を縮めるだけでなく、ウエハ110を汚染すると同時にエッチング工程環境に不要な化学成分を持ち込む可能性のある微粒子も発生させる。エッチング工程環境における不要な化学成分の存在は、エッチング工程条件の再現性を悪化させるので、特に望ましくない。
適切なファラデーシールド電圧は、実施されている特定のエッチング工程に依存する。適切な電圧の値に影響するいくつかの要因としては、反応ガスの種類、コイル116に印加されるRF電力、ウエハ110からエッチングしたい材料、およびエッチングチャンバ101の内部における工程環境条件が挙げられる。多くのエッチングの設定は、例えばブレークスルー段階、バルクエッチ段階、およびオーバーエッチ段階などの複数のエッチング段階を含み、段階ごとに、RF電力、圧力、およびガス組成が大きく異なっている可能性がある。このため、所定のエッチング段階に適したファラデーシールド電圧の設定値は、他のエッチ段階にとっては最適でないかもしれない。したがって、ファラデーシールド電圧は、エッチング工程を通じてチャンバ窓104に不揮発性反応生成物の堆積が生じないことを保証できるように、制御可能であることが望ましい。更に、ファラデーシールド電圧は、エッチングの工程ごとおよび段階ごとの電圧要件のばらつきに適応できるように、容易に調整可能であることが望ましい。従来の技術では、特定のエッチング工程に適したファラデーシールド電圧を得るために、エッチング装置を機械的に再構成していた。このような機械的な再構成におちえは、動作窓が小さくなるうえに、材料消費および時間消費の点でかさむので、ウエハのスループットを低下させる結果となる。
以上からわかるように、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドに印加される電圧を容易に調整する装置および方法が必要とされている。
概して、本発明は、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を容易に調整する装置および方法を提供することによって、これらのニーズを満たすものである。ファラデーシールドの電圧の調整は、チャンバ窓に対するプラズマのスパッタリングの制御を可能にするので、不揮発性反応生成物の堆積を阻止および軽減することができる。なお、本発明は、工程、装置、システム、機器、または方法を含む複数の形態で実現することができる。以下では、本発明の実施形態のいくつかが説明される。
一実施形態では、誘導結合プラズマエッチング装置が開示される。該エッチング装置は、チャンバを備え、該チャンバは、上端の開口部を密閉するための窓をともなう。窓は、チャンバの内側の領域に面した内表面を有する。エッチング装置は、また、窓の上方に窓から離して設けられた金属シールドを備える。金属シールドの上方には、金属シールドから離してコイルが設けられる。コイルは、入力端子と、出力端子と、条長とを有する。コイルは、導電性のタップによって、金属シールドに電気的に接続されている。更に、コイルの入力端子および出力端子には、制御回路が電気的に通じている。制御回路は、コイルの入力端子にRF電力を供給するように構成される。制御回路は、また、コイルの出力端子に電気的に通じているコンデンサを有する。コンデンサは、金属シールドにかかる電圧を制御するために調整される。金属シールドにかかる電圧は、ゼロに近い電圧レベルからより高い電圧レベルまでの範囲で制御される。実施される特定のエッチング工程について選択される処理電圧は、金属シールドの電圧が制御される範囲内にある。
別の一実施形態では、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法が開示される。該方法は、誘導結合プラズマエッチング装置に接続された同調コンデンサの電気容量を、そのゼロ動作容量(zero operating capacitance)に近い値に固定する処理を含む。方法は、更に、コイル上のノードの位置を決定する処理を含む。このノードは、コイル上に存在する定在RF波のノードに対応する。ノードの位置は、同調コンデンサがそのゼロ動作容量に近い容量に固定された状態で決定される。方法は、更に、ノード位置に実質的に近い接続位置で、コイルを金属シールドに電気的に接続する処理を含む。方法は、また、エッチング工程に適した電圧が金属シールドにかかるように、同調コンデンサを調整する処理を含む。
別の一実施形態では、誘導結合プラズマエッチング工程を実施するための方法が開示される。該方法は、ウエハをエッチングするように構成されたチャンバの中で、誘導結合プラズマエッチング工程を実施することを前提としている。チャンバは、上端の開口部に窓を備える。該窓は、外表面と、チャンバの内側の領域に面した内表面とを有する。コイルおよび金属シールドは、共に、窓の外表面の上方に配置される。金属シールドは、コイルと窓の外表面との間に、両者から離した状態で配置される。方法は、コイルに接続された同調コンデンサの電気容量を、そのゼロ動作容量に近い値に固定することを備える。方法は、また、コイル上のノードの位置を決定することを備える。このノードは、同調コンデンサがそのゼロ動作容量に近い容量に固定された状態でコイル上に存在する定在RF波のノードに対応する。方法は、更に、ノード位置に実質的に近い接続位置で、コイルを金属シールドに電気的に接続することを備える。該方法にしたがうと、同調コンデンサは、エッチング工程に適した電圧が金属シールドにかかるように調整される。方法は、また、エッチング工程を実施する処理を含む。
本発明は、数多くの利点をもたらすことができる。最も注目すべきは、本発明で開示される、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールド電圧を調整するための装置および方法が、エッチングチャンバ窓に対するプラズマスパッタリングの制御を可能にすることによって、従来の技術にともなう問題を回避することができる、という点である。プラズマスパッタリングの制御は、チャンバ窓における不揮発性反応生成物の堆積を阻止および軽減することができる。
本発明を例示した添付の図面との関連のもとで示される、以下の詳細な説明から、本発明の他の態様および利点が、いっそう明らかになる。
本発明および更なるその利点は、添付の図面との関連のもとで示される以下の説明を参照することによって、最も良く理解することができる。
誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドに印加される電圧を調整するための装置および方法について、発明が開示される。本発明は、概して、適切な電圧を容易に且つ可変にファラデーシールドに印加できるようにすることによって、プラズマのスパッタリングを制御し、エッチング工程に悪影響を及ぼす不揮発性反応生成物の堆積を阻止および軽減する。ファラデーシールドに対しては、同調コンデンサを調整するだけで、特定のエッチング工程またはエッチング段階に適した電圧を印加することができる。したがって、本発明によれば、特定のエッチング工程またはエッチング段階に適したファラデーシールド電圧を得るために、エッチング装置を機械的に再構成する必要がなくする。
以下の説明では、本発明の完全な理解を可能にするために、多くの詳細が特定されている。しかしながら、当業者ならば明らかなように、本発明は、これらの一部または全部の詳細を特定しなくても実施可能である。また、本発明が不必要に不明瞭になるのを避けるため、周知の工程動作の詳細な説明は省略される。
図4は、本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置205を示している。該誘導結合プラズマエッチング装置205は、チャンバ壁102およびチャンバ窓104によって構造的に定められたエッチングチャンバ101を備える。チャンバ壁102は、一般に、ステンレス鋼を使用して製造されるが、適切な他の材料を使用して製造されても良い。チャンバ窓104は、一般に、石英を使用して製造されるが、アルミナ(Al23)、窒化ケイ素(Si34)、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、およびケイ素(Si)などの他の材料を使用して製造されても良い。チャンバ窓104は、チャンバ壁102に対して真空封じがなされている。半導体ウエハ(すなわち「ウエハ」)110は、エッチングチャンバ101の底の内表面に配置されたチャック108の上に搭載される。RF電源240は、整合回路242を通じてチャック108に電力を供給する。チャック108に印加されるRF電力が、プラズマに方向性を付与するために使用され、その結果、プラズマ123は、ウエハ110に向けて方向付けられる。
更に図4に関し、チャンバ窓104の上方には、コイル116および金属シールド(すなわち「ファラデーシールド」)112が配置される。コイル116は、絶縁スペーサ(不図示)によって、エッチングチャンバ101の上方に保持される。コイル116は、導電材料を使用して製造され、少なくとも1つの完全な巻きを有する。図4に示された代表的なコイル116は、3つの巻きを有する。コイル116の有する「X」の記号は、そのコイル116の巻きが紙面の表から裏に向かうことを意味する。反対に、コイル116の有する「●」の記号は、そのコイル116の巻きが紙面の裏から表に向かうことを意味する。ファラデーシールド112は、絶縁スペーサ114を使用して、コイル116の下方にコイル116から離した状態で固定される。
図4に示された絶縁スペーサ114は、代表的な一構成を表したものである。絶縁スペーサ114は、半径方向に内向きに広がって、コイル116とファラデーシールド112との間の空間を満たすような、別の一構成を採ることもできる。このような広範囲の絶縁スペーサ114の構成は、コイル116とファラデーシールド112との間の電気的な電圧による絶縁破壊(例えば電気アーク)を阻止するために使用できる。絶縁スペーサ114は、あるいは、ファラデーシールド112の縁を完全に取り囲むような別の一構成を採っても良い。この構成では、ファラデーシールド112の縁に近い、チャンバ窓104の外表面とファラデーシールド112との間の領域が、絶縁スペーサ114によって占められる。絶縁スペーサ114の採る構成は、コイル116とファラデーシールド112との間の間隔に依存する。
ファラデーシールド112は、チャンバ窓104の真上に設けられる。ファラデーシールド112は、チャンバ窓104に容量結合されるので、ファラデーシールド112は、チャンバ窓104の外表面(すなわち上端面)に接触しても良いし、あるいは、チャンバ窓104の上方に持ち上げられても良い。したがって、ファラデーシールド112は、チャンバ窓104の上に載置される、接着される、またはチャンバ窓104の上方に支えられる。図4に示された本発明の代表的な一実施形態は、チャンバ窓104の上方に支えられた状態のファラデーシールド112を示している。コイル116、ファラデーシールド112、およびチャンバ窓104は、互いにほぼ平行であるようにそれぞれ構成される。更に、コイル116およびファラデーシールド112は、タップ118を通じて電気的に接続される。
RF電源212は、コイル116に電力を供給する。RF電源212は、接続207を通じてコンデンサ210に電気的に通じている。コンデンサ210は、接続209を通じて更にコンデンサ204に電気的に通じている。コンデンサ204は、接続211を通じて更にコイル116の入力端子201に電気的に通じている。コンデンサ204から入力端子201へは、電圧Vinが供給される。入力端子201に相補的なものとして、コイル116は、出力端子203も有する。コイル116の出力端子203は、接続213を通じてコンデンサ206に電気的に通じている。出力端子203からコンデンサ206へは、電圧Voutが供給される。コンデンサ206は、接続215を通じて更にグランド214に電気的に通じている。コンデンサ208は、接続209に電気的に結合された接続217を通じて、更にコンデンサ210およびコンデンサ204に電気的に通じている。コンデンサ208は、接続215に電気的に結合された接続219を通じて、コンデンサ206およびグランド214に電気的に通じている。
動作にあたっては、先ず、反応ガスが、エッチングチャンバ101の中を通ってガス引き込み口(不図示)からガス排出口(不図示)へと流れる。次いで、高周波電力(すなわちRF電力)が、電源(不図示)からコイル116に印加され、RF電流が、コイル116の中を流れるようになる。コイル116を流れるRF電流は、コイル116の周りに電磁場120を発生させる。電磁場120は、エッチングチャンバ101の中に誘導電流122を発生させる。誘導電流は、反応ガスに作用して、プラズマ123を発生させる。プラズマ123は、非プラズマの反応ガスのシースに包まれる。このように、高周波電力(すなわちRF電力)が、整合回路242を通じて電源240からチャック108に印加され、プラズマ123に方向性を付与するので、プラズマ123は、ウエハ110の上まで「引き」降ろされて、エッチング工程を進行させる。
プラズマ123は、陽イオンおよび陰イオンの形態を採る各種のラジカルを含む。各種の陽イオンおよび陰イオンの化学反応は、ウエハ110をエッチングするために使用される。エッチング工程中、コイル116は、トランスの一次コイルに類似した機能を果たし、プラズマ123は、トランスの二次コイルに類似した機能を果たす。
図5は、本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置205の電気回路図を示している。RF電源212と、グランド214と、コイルの116の入力端子201と、コイル116の出力端子203と、の間の電気部品および電気接続は、図4に関して前述されたものに等しい。図5の残りの部分には、誘導結合プラズマエッチング装置205の物理コンポーネンツ間の電気的関係が示されている。
コイル116は、タップ118によってファラデーシールド112に電気的に接続された状態で示されている。コイル116とファラデーシールド112との間の物理的な空間は、静電効果を生じさせる。具体的に言うと、コイル116とファラデーシールド112との間には、入力端子201とタップ118との間のコイル116の条長(巻き線部)に沿って電気容量216aが存在する。同様に、コイル116とファラデーシールド112との間には、タップ118と出力端子203との間のコイル116の条長に沿って電気容量216bが存在する。ファラデーシールド112とチャンバ窓104との間の物理的な空間は、また、コンデンサ218によって示されるような静電効果も生じさせる。
エッチングチャンバ101の中の反応ガスに電流を誘導するために、コイル116によって電磁場が生成される。反応ガスの中に誘導された電流は、プラズマ123を発生させる。コイル116およびプラズマ123は、トランスの一次コイルおよび二次コイルと同様に電気的に結合されている。これに対応し、コイル116はインダクタンス221を有するものとして、プラズマ123はインダクタンス224を有するものとして、それぞれ示されている。プラズマ123は、誘導電流に対して抵抗226を有するものとして示されている。また、プラズマ123は、反応ガスからなるシースに取り囲まれる。このシースは、帯電したプラズマ123を、グランド214に接続されたチャンバ壁102から効果的に隔てる。反応ガスからなるシースは、電気容量222および抵抗220を有する。チャック108は、チャンバ窓104から十分に離れているので、その電気的特性が、ファラデーシールド112およびコイル116の電気的動作に影響を及ぼすことはない。したがって、図5には、整合回路242およびRF電源240をともなうチャック108が誘導結合プラズマエッチング装置205に対して有する電気的関係が示されていない。
エッチングチャンバ101の内部において、プラズマ123とチャンバ窓104との間には、ファラデーシールド112によって静電場が生成される。ファラデーシールド112によって生成された静電場は、プラズマ123の中のイオンをチャンバ窓104に向けて加速させる電圧を生成する。この加速およびその結果として生じるチャンバ窓104との衝突は、スパッタリングと称される。スパッタリングは、チャンバ窓104に堆積された不揮発性反応生成物を「はたき落とす」。したがって、厳密に制御されたスパッタリングは、チャンバ窓104における不揮発性反応生成物の堆積を阻止および軽減するのに効果的である。
ファラデーシールド112に印加される電圧は、ファラデーシールド112によって生成される静電場を制御する。ファラデーシールド112に印加される電圧の制御は、結果として、チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングの制御につながる。したがって、ファラデーシールド112に印加される電圧を慎重に制御すれば、チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングを慎重に制御して、スパッタリングによる浸食効果を最小限に抑えると同時に堆積を阻止することができる。スパッタリングによる浸食効果を更に抑えるため、本発明の代替の実施形態では、チャンバ窓104の内表面のすぐ近くに非導電性の犠牲ライナが配置される。堆積を阻止すると共にスパッタリングによる浸食効果を最小限に抑えるため、本発明は、ファラデーシールド112に印加される電圧を慎重に制御するための装置および方法を提供する。
図6は、本発明の一実施形態にしたがって、コイル116上に存在する定在RF波を示している。コイル116の入力端子201は、定在RF波の正のピーク振幅228に対応するものとして示されている。反対に、コイル116の出力端子203は、定在RF波の負のピーク振幅230に対応するものとして示されている。したがって、ノード(節)232は、コイル116の条長に沿って存在する。ノード232の位置において、対応するコイル116の電圧は、実質的にゼロに近い。十分に長いコイル116の場合は、2つ以上のノード232を有することが可能である。このとき、ノード232とノード232との間の間隔は、RF周波数に依存する。本発明の代表的な実施形態は、単一のノード232を有するコイル116を示しているが、本発明の装置および方法は、複数のノードが存在する場合でも変わらない。
有効な伝送線路として機能するコイル116の分布線路特性を決定するために、従来の伝送線路理論が使用される。コイル116の分布線路特性を決定するに際し、変更後の分布インピーダンスとして、プラズマ123の効果が組み込まれる。RF電力の変更に対応し、コイル116の入力端子201およびコイル116の出力端子203の両箇所において、電圧および位相の測定が行われる。電圧および位相の測定値は、終端インピーダンス(すなわちコンデンサ206のインピーダンス)と共に、定在RF波に対応する、コイル116の条長に沿った電圧の空間分布を決定するために使用される。コイル116の条長に沿った電圧の空間分布は、いくつかの方法を使用して決定することができる。コイル116の条長に沿った電圧の空間分布を決定するための代表的な方法の1つは、アルバート.J.ラム(Albert J. Lamm)による「均一な伝送線路としてモデル化された誘導プラズマコイル上の定在波の観測(Observations of Standing Waves on an Inductive Plasma Coil Modeled as a Uniform Transmission Line)」(真空科学&技術ジャーナル、A15(5)、1997、P2615〜2622)に見いだすことができる。
図7は、本発明の一実施形態にしたがって、ファラデーシールド112とグランド214との間に存在する仮想ショート233を表す導電経路を示している。仮想ショート233が存在するためには、タップ118が、コイル116の条長に沿った定在RF波のノード232に十分に近い位置で、ファラデーシールド112をコイル116に電気的に接続していることが望ましい。タップ118をノード232に位置させることによって、コンデンサ206は、コイル116およびタップ118を通じてコンデンサ206とファラデーシールド112との間に定められた導電経路に沿って、定在RF波と共鳴するようになる。コンデンサ206は、定在RF波と共鳴関係にあるので、低インピーダンスを呈する。したがって、コンデンサ206を通るファラデーシールド112とグランド214との間の導電経路は、仮想ショート233として振る舞う。
タップ118が、ノード232の位置でコイル116に接続するように構成されると、コンデンサ206は、同調コンデンサとして機能することができる。同調コンデンサの電気容量の変化は、コイル116の入力端子201および出力端子203における電圧VinおよびVoutを変化させる。VinまたはVoutを変化させるものは、何であれ、定在RF波のノード232の位置をコイル116の条長に沿って変化させる。タップ118の位置は、物理的に固定されているので、ノード232の位置の変化は、タップ118をノード232の位置に存在させなくする。したがって、同調コンデンサの電気容量が変化すると、ファラデーシールド112とグランド214との間に存在する仮想ショート233は存在しなくなるうえ、ファラデーシールド112にかかる電圧はゼロから増大する。
本発明は、同調コンデンサの電気容量の変化に対応して生じるノード232の位置の変化を活用する。具体的に言うと、同調コンデンサ(すなわちコンデンサ206)の電気容量を変化させる(調整する)ことによって、ノード232の位置を移動させ、対応する変化をファラデーシールド112電圧に生じさせる。ノード232の位置がタップ118の位置から移動するにつれて、ファラデーシールド112にかかる電圧は増大する。好ましい一実施形態では、同調コンデンサは、ファラデーシールド112電圧を制御するために電気容量を変化させられる可変コンデンサである。ノード232の位置がタップ118の位置に対応するときの値から同調コンデンサの電気容量が増大または減少すると、ファラデーシールド112にかかる電圧は増大する。したがって、ファラデーシールド112電圧の増大できる範囲を最大にするためには、ノード232の位置が決定され且つタップ118がノード232の位置に接続されるときの同調コンデンサの電気容量を、その最小値に十分に近い値に設定することが望ましい。このような構成を採れば、同調コンデンサの電気容量を広範囲にわたって増大させ、それに対応し、ファラデーシールド112の電圧を広範囲にわたって増大させることができる。好ましい一実施形態では、同調コンデンサは、20pFから500pFまでの電気容量を有する。本発明の代表的な一実施形態では、同調コンデンサを45pFから90pFまでの範囲で調整することによって、ファラデーシールド112電圧を約0Vから約1200Vまでの範囲で調整することができる。同調コンデンサの調整に対応して生じるファラデーシールド112電圧の反応は、厳密には、エッチング工程の詳細およびプラズマ123の条件に依存する。ファラデーシールド112電圧を広範囲にわたって調整できれば、特定のエッチング工程の要件を満たせる適切な電圧を得られる見込みが高くなる。
ある実施形態において、モータ駆動部が同調コンデンサに連結するように構成されており、そのモータ駆動部の制御により、同調コンデンサの調整が行われる。
図8は、本発明の一実施形態にしたがって、ファラデーシールド112およびファラデーシールド112を適所に保持するための構成要素の分解斜視図を示している。ファラデーシールド112は、一定数の取り付けスペーサ314を設けられた取り付けフレーム312の裏面に、複数のネジ302によって固定される。取り付けスペーサ314は、取り付けフレームの上側に、ネジ310によってそれぞれ固定される。取り付けフレーム312、取り付けスペーサ314、ネジ310、および複数のネジ302は、任意の適切な絶縁材料で形成されて良い。ファラデーシールド112には、複数の放射状スロット300が形成される。複数の放射状スロット300は、コイル116を流れる電流によって誘導される放射電流が導電性のファラデーシールド112に流れ込むのを阻む。こうする必要があるのは、ファラデーシールド112を流れる電流が、コイル116とエッチングチャンバ101とを互いから電気的に遮断するように作用するからである。複数の放射状スロット300から見たファラデーシールド112の形状を保持するため、取り付けフレーム312には、外リング304、内リング306、および中央ディスク308が複数のネジ302によって固定される。外リング304、内リング306、および中央ディスク308は、任意の適切な絶縁材料で形成されて良い。ファラデーシールド112の代替の実施形態も、同様に機能するように構成されさえすれば、本発明と組み合わせて使用することが可能である。
図9は、本発明の一実施形態にしたがって、コイル116およびコイル116を適所に保持するための構成要素の分解斜視図を示している。図8にも示されるように、取り付けフレーム312および取り付けスペーサ314は、ファラデーシールド112とコイル116との間に設けられる。十字型コイル搭載板326の4つの端部の各々は、サポートバネケース330に、ネジ331によって固定される。十字型コイル搭載板326の4つの端部の各々は、更に、取り付けフレーム312の取り付けスペーサ314に、ネジ328によって固定される。コイル116は、十字型コイル搭載板326の裏面に、複数のネジ336(明確にするため、1つのみが図示されている)によって留め付けられる。この構成では、コイル116は、ほぼ平行な状態でファラデーシールド112から離れている。
タップ118は、ノード232の位置に十分に近い位置で、コイル116に接続される。ノード232は、電気的には単一点である。したがって、タップ118は、厳密にノード232の位置に配置される必要はない。しかしながら、タップ118がノード232の位置に十分に近い位置に接続されたときには、ノード232を同調コンデンサの調整を通じて移動させることによって、前述された仮想ショートが得られる。これらを考慮に入れたうえで、タップ118は、矢印354で示されるように、コイル116とファラデーシールド112との間に挿入される。図9に示された代表的な一実施形態では、タップ118は、ネジ352によってコイル116に、ネジ353によってファラデーシールド112にそれぞれ固定される。代替の実施形態では、タップ118は、各接続が導電性であるうえに不動であるような他の方法(例えば溶解金属によるハンダ付けや電気溶接等など)で、コイル116およびファラデーシールド112にそれぞれ固定されて良い。また、タップ118は、任意の導電材料で形成されて良い。タップ118は、コイル116とファラデーシールド112との間における唯一の導電接続である。好ましい一実施形態では、タップ118は、可能な限り最短の直線距離を跨いでコイル116をファラデーシールド112に接続する。代替の一実施形態では、タップ118は、可能な限り最短の直線距離以外の距離を跨いでコイル116をファラデーシールド112に接続する任意の形状を採って良い。
図9は、更に、十字型コイル搭載板326の上側を横切るように設けられると共にコイル116にネジ332によって留め付けられる直線状のコイル部材318を示している。十字型コイル搭載板326の裏面には、コイル116の中心に最も近い位置に曲線状のコイル部材322が設けられ、ネジ334によって直線状のコイル部材318に留め付けられる。曲線状のコイル部材322の端部には、ネジ340によって入力端子338が固定される。入力端子338の向かいに位置するコイル116の端部には、ネジ344によって出力端子342が固定される。コイル116の代替の実施形態も、同様に機能するように構成されさえすれば、本発明と組み合わせて使用することが可能である。
図10は、本発明の代表的な実施形態にしたがって、同調コンデンサの調整に対応して生じるファラデーシールド112電圧の反応に関して得られた実験データをグラフ表示している。曲線402は、圧力が5mTでRF電力が1000Wの場合に酸素プラズマ123のもとでファラデーシールド112上に生成される広範囲の電圧の例を示している。この例では、同調コンデンサが約60pFから約80pFにかけて調整されるのにともなって、ファラデーシールド112電圧がほぼ0Vに近い値から約1200Vまでの範囲で変動する。ノード232は、同調コンデンサが61pFに近い電気容量に設定された際に得られる。なお、図10の曲線は、ファラデーシールド112電圧を実際に有限回数測定した結果に基づく。したがって、実際の測定データに適合して得られた曲線は、図10に示されるように、ノード232において0Vのレベルに達しない。ただし、前述されたように、同調コンデンサの調整を行うことによって、ノード232をタップ118の位置に配置し、対応するファラデーシールド112電圧をほぼ0Vに近い値にすることができる。したがって、61pFの付近で同調コンデンサを正確に調整することによって、正確なノード位置を突き止めることができる。
図11は、本発明の一実施形態にしたがって、各種の代表的なプラズマ123の条件のもとで同調コンデンサの調整に対応して生じるファラデーシールド112電圧の反応に関して得られた実験データをグラフ表示している。図11は、様々な酸素プラズマ123の条件のもとでファラデーシールド112上に生成される電圧の範囲の例を示している。曲線402は、図10に既に示されているように、圧力が5mTでRF電力が1000Wの場合の酸素プラズマ123に対応する。曲線404は、圧力が80mTでRF電力が300Wの場合の酸素プラズマ123に対応する。曲線406は、圧力が80mTでRF電力が100Wの場合の酸素プラズマ123に対応する。ノード232は、同調コンデンサが61pFに近い電気容量に設定された際に得られる。なお、ノード232の位置は、プラズマ123の条件に無関係である。プラズマ123条件に対するノード232位置の独立性は、タップ118の位置を移動させるまたは誘導結合プラズマエッチング装置100を再構成する必要なしに、ファラデーシールド112電圧を同調コンデンサに合わせて調整することを可能にする。図11の例は、反応ガスとして酸素を使用することに基づいている。しかしながら、本発明の基本および機能性は、他の適切な反応ガスを使用する場合でも変わらない。図10と同様に、図11もまた、ファラデーシールド112電圧を実際に有限回数測定した結果に基づく。したがって、実際の測定データに適合して得られた曲線は、図11に示されるように、ノード232において0Vのレベルに達しない。ただし、前述されたように、同調コンデンサの調整を行うことによって、ノード232をタップ118の位置に配置し、対応するファラデーシールド112電圧をほぼ0Vに近い値にすることができる。したがって、61pFの付近で同調コンデンサを正確に調整することによって、正確なノード位置を突き止めることができる。
図12は、本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置100のファラデーシールド112にかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示している。該方法において、ステップ600は、同調コンデンサの電気容量をそのゼロ動作容量に近い値に固定する処理を含む。該方法のステップ602は、コイル116上に存在する定在RF波のノード232の位置を決定する処理を要する。ステップ602は、同調コンデンサがそのゼロ動作容量に近い値に固定された状態で実施される。ステップ604は、コイル116をファラデーシールド112に電気的に接続するタップ118が、ステップ602で決定された定在RF波のノード232の位置に十分に近い位置で、コイル116に接続される処理を要する。ステップ606は、同調コンデンサが、特定のエッチング工程について所要のファラデーシールド112電圧を得られるように調整される処理を要する。ステップ608は、特定のエッチング工程を実施する処理を含む。
図13は、本発明の別の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置100のファラデーシールド112にかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示している。該方法において、ステップ620は、同調コンデンサの電気容量をそのゼロ動作容量に近い値に固定する処理を含む。ステップ622は、コイル116上に存在する定在RF波のノード232の位置を決定する処理を要する。ステップ622は、同調コンデンサがそのゼロ動作容量に近い値に固定された状態で実施される。ステップ624は、コイル116をファラデーシールド112に電気的に接続するタップ118が、ステップ622で決定された定在RF波のノード232の位置に十分に近い位置で、コイル116に接続される処理を要する。ステップ626は、誘導結合プラズマエッチング装置100が、多段階エッチング工程の第1のエッチング段階に対応して準備される処理を要する。ステップ628は、同調コンデンサが、多段階エッチング工程の現エッチング段階について所要のファラデーシールド112電圧を得られるように調整される処理を要する。ステップ630は、現エッチング段階を実施する処理を含む。決定ステップ632は、現エッチング段階が多段階エッチング工程の最終段階であるか否かを検討する。もし現エッチング段階が最終段階でない場合は、方法は、多段階エッチング工程の次のエッチング段階が現エッチング段階となるステップ634を実施することによって引き続き実施される。方法は、次いで、同調コンデンサが現エッチング段階について所要のファラデーシールド112電圧を得られるように調整されるステップ628に進む。決定ステップ632に関し、もし現エッチング段階が最終段階である場合は、多段階エッチング工程は終結する。
図14は、本発明の更に別の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置100のファラデーシールド112にかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示している。該方法において、ステップ650は、同調コンデンサの電気容量をそのゼロ動作容量に近い値に固定する処理を含む。ステップ652は、コイル116上に存在する定在RF波のノード232の位置を決定する処理を要する。ステップ652は、同調コンデンサがそのゼロ動作容量に近い値に固定された状態で実施される。ステップ654は、コイル116をファラデーシールド112に電気的に接続するタップ118が、ステップ622で決定された定在RF波のノード232の位置に十分に近い位置で、コイル116に接続される処理を要する。ステップ656は、誘導結合プラズマエッチング装置100が、多段階エッチング工程の第1のエッチング段階に対応して準備される処理を要する。ステップ658は、同調コンデンサが、多段階エッチング工程の現エッチング段階について所要のファラデーシールド112電圧を得られるように調整される処理を要する。ステップ660は、現エッチング段階を実施することを含む。
現エッチング段階の実施の最中に、チャンバ窓104は、不揮発性のエッチング副生成物の堆積を検出するためにモニタされる。チャンバ窓104における不揮発性エッチング副生成物の堆積をモニタおよび検出する技術としては、複数種類の技術が使用可能である。このような例の1つが、薄膜の光反射測定である。本発明は、また、不揮発性反応生成物の堆積を検出するための測定基準として、検出されたファラデーシールド112電圧の変化を使用することもできる。決定ステップ662は、堆積のモニタリングを表している。もし堆積が検出された場合は、同調コンデンサの電気容量を増大させることによってファラデーシールド112電圧を増大させるステップ668が実施される。ファラデーシールド112電圧が増大されるのは、チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングを増大させるためである。チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングの増大は、検出された堆積を除去すると共にこれ以上の堆積を阻止する。現エッチング段階は、ステップ668における同調コンデンサの調整の最中およびその後に継続的に実施される。
また、現エッチング段階の実施の最中に、チャンバ窓104は、プラズマ123の過剰なスパッタリングを検出する目的でモニタされる。決定ステップ664は、プラズマ123のスパッタリングのモニタリングを表している。もし過剰なスパッタリングが検出された場合は、同調コンデンサの電気容量を減少させることによってファラデーシールド112電圧を減少させるステップ670が実施される。ファラデーシールド112電圧が減少されるのは、チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングを減少させるためである。チャンバ窓104に対するプラズマ123のスパッタリングの減少は、チャンバ窓104材料の浸食を阻止する。したがって、これは、チャンバ窓104の有する望ましくない化学成分がエッチング環境に持ち込まれるのを阻止すると共に、チャンバ窓104の耐用年数の向上させることができる。現エッチング段階は、ステップ670における同調コンデンサの調整の最中およびその後に継続的に実施される。
現エッチング段階は、決定ステップ666において完了が示されるまで継続される。現エッチング段階の完了にあたって、決定ステップ672は、現エッチング段階が多段階エッチング工程の最終段階であるか否かを検討する。もし現エッチング段階が最終段階でない場合は、方法は、多段階エッチング工程の次のエッチング段階が現エッチング段階となるステップ674を実施することによって引き続き実施される。方法は、次いで、同調コンデンサが現エッチング段階について所要のファラデーシールド112電圧を得られるように調整されるステップ658に進む。決定ステップ672に関し、もし現エッチング段階が最終段階である場合は、多段階エッチング工程は終結する。
以上では、いくつかの実施形態の観点から本発明の説明を行ったが、当業者ならば、当然ながら、以上の明細書および添付の図面を検討することによって、様々な変更、追加、置換、および等価の形態を実現することができる。したがって、本発明は、このような変更、追加、置換、および等価のあらゆる形態を、本発明の真の趣旨および範囲に含まれるものとして含むものとする。
従来の技術にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置を示した図である。 従来の技術にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置の基本的な動作原理を示した図である。 従来の技術にしたがって、チャンバ窓の特性に作用するためにはファラデーシールドの電圧をどのように制御すれば良いかを示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置の電気回路図を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、コイル上に存在する定在RF波を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、ファラデーシールドとグランドとの間に存在する仮想ショートを表す導電経路を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、ファラデーシールドおよびファラデーシールドを適所に保持するための構成要素の分解斜視図を示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、コイルおよびコイルを適所に保持するための構成要素の分解斜視図を示した図である。 本発明の代表的な一実施形態にしたがって、同調コンデンサの調整に対応して生じるファラデーシールド電圧の反応に関して得られた実験データをグラフ表示した図である。 本発明の代表的な一実施形態にしたがって、各種の代表的なプラズマ条件のもとで、同調コンデンサの調整に対応して生じるファラデーシールド電圧の反応に関して得られた実験データをグラフ表示した図である。 本発明の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示した図である。 本発明の別の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示した図である。 本発明の更に別の一実施形態にしたがって、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法のフローチャートを示した図である。
符号の説明
100…誘導結合プラズマエッチング装置
101…エッチングチャンバ
102…チャンバ壁
104…チャンバ窓
108…チャック
110…半導体ウエハ
112…金属シールド
114…絶縁スペーサ
116…コイル
118…タップ
120…電磁場
122…誘導電流
123…プラズマ
124…堆積
126…浸食
128…入射イオン
130…入射イオン
132…入射イオン
201…入力端子
203…出力端子
204…コンデンサ
205…誘導結合プラズマエッチング装置
206…コンデンサ
207…接続
208…コンデンサ
209…接続
210…コンデンサ
211…接続
212…RF電源
213…接続
214…グランド
215…接続
216a,216b…電気容量
217…接続
218…コンデンサ
219…接続
220…抵抗
221…インダクタンス
222…電気容量
224…インダクタンス
226…抵抗
232…ノード
233…仮想ショート
300…放射状スロット
302…ネジ
304…外リング
306…内リング
308…中央ディスク
310…ネジ
312…取り付けフレーム
314…取り付けスペーサ
318…直線状のコイル部材
322…曲線状のコイル部材
326…十字型コイル搭載板
328…ネジ
330…サポートバネケース
331…ネジ
334…ネジ
336…ネジ
338…入力端子
340…ネジ
342…出力端子
344…ネジ
352…ネジ
353…ネジ

Claims (11)

  1. 誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、
    前記誘導結合プラズマエッチング装置のコイルの出力端子に接続されており、さらにグランドに接続されている可変同調コンデンサの電気容量をその最低動作容量に近い値に設定する動作と、
    前記コイル上のノードの位置を決定する動作であって、前記ノードは、前記可変同調コンデンサが前記最低動作容量に近い値に設定された際に前記コイル上に存在する定在RF波のノードに対応しており、前記ノードは、前記コイル上の地点であってゼロ近傍の所定の電圧の地点に対応する、動作と、
    ファラデーシールドとしての金属シールドと前記コイルとの間にタップを挿入して、前記コイル上の前記定在RF波の前記ノードの位置に実質的に近い接続位置で、前記コイルを前記金属シールドに電気的に接続する動作であって、前記タップは、導電材料で形成されており、前記コイルと前記金属シールドの間の唯一の導電接続である、動作と、
    前記金属シールド電圧を印加するために、前記可変同調コンデンサを調整する動作であって、前記金属シールドに印加する電圧は、エッチング工程に適した電圧である、動作と、
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、
    前記可変同調コンデンサの調整は、前記可変同調コンデンサに係合しているモータ駆動を制御することによって実施される、方法。
  3. 請求項1に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    前記エッチング工程をモニタして、エッチング副生成物の堆積の存在を検出することを含む、動作と、
    前記エッチング副生成物の堆積の前記存在を検出した場合に、前記可変同調コンデンサを調整することにより前記金属シールドに印加する電圧を調整し、前記エッチング副生成物のさらなる堆積を阻止する動作と、
    を備える方法。
  4. 請求項1に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    前記エッチング工程をモニタして、エッチング工程の要件が適切であるか否かを決定する、動作と、
    前記エッチング工程の要件が適切でない場合に、前記金属シールドに印加する電圧を調整するために、前記可変同調コンデンサを調整し、エッチング工程の要件を満たす動作と
    を備える方法。
  5. 請求項1に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、
    前記誘導結合プラズマエッチング装置は、ウエハをエッチングするためのチャンバを含み、前記チャンバは、上端の開口部に窓を有し、前記窓は、外表面と、前記チャンバの内側の領域に面する内表面とを有し、
    前記コイルは、前記窓の前記外表面の上方に配置され、
    前記金属シールドは、前記窓の前記外表面の上方に定められ、前記金属シールドは、前記コイルと前記窓の前記外表面との間に両者から離れた状態で配置される、方法。
  6. 請求項5に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    複数のエッチング工程段階を実施する動作と、
    前記金属シールドに印加する電圧を、後続のエッチング工程段階に応じた値とするために、エッチング工程段階間に前記可変同調コンデンサを調整する動作
    を備える方法。
  7. 請求項6に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、
    前記複数のエッチング工程段階を実施する前記動作およびエッチング工程段階間に前記可変同調コンデンサを調整する前記動作は、所定の設定にしたがって自動的に実施される、方法。
  8. 請求項7に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    エッチング副生成物の堆積を検出するために、前記窓の内表面をモニタする動作であって、前記モニタ動作は、前記複数のエッチング工程段階の各段階中に実施される、動作と、
    前記金属シールドに印加する電圧を制御するために、前記可変同調コンデンサを自動的に制御する動作であって、前記金属シールドに印加する電圧前記窓の内表面におけるさらなるエッチング副生成物の堆積を阻止するように、前記可変同調コンデンサを制御する、動作と
    を備える方法。
  9. 請求項8に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    スパッタリングを検出するために、前記窓の内表面をモニタする動作であって、前記モニタリングは、前記複数のエッチング工程段階の各段階中に実施される、動作と、
    前記金属シールドに印加する電圧を制御するために、前記可変同調コンデンサを自動的に制御する動作であって、前記金属シールドに印加する電圧前記窓の内表面におけるさらなるスパッタリングを阻止するように、前記可変同調コンデンサを制御する、動作と
    を備える方法。
  10. 請求項5に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    前記エッチング工程を実施する動作と、
    エッチング副生成物の堆積を検出するために、前記窓の内表面をモニタする動作であって、前記モニタ動作は、前記エッチング工程中に実施される、動作と、
    前記金属シールドに印加する電圧を制御するために、前記可変同調コンデンサを自動的に制御する動作であって、前記金属シールドに印加する電圧前記窓の内表面におけるさらなるエッチング副生成物の堆積を阻止するように、前記可変同調コンデンサを制御する、動作と
    を備える方法。
  11. 請求項5に記載の、誘導結合プラズマエッチング装置のファラデーシールドにかかる電圧を調整するための方法であって、更に、
    前記エッチング工程を実施する動作と、
    スパッタリングを検出するために、前記窓の内表面をモニタする動作であって、前記モニタリングは、前記エッチング工程中に実施される、動作と、
    前記金属シールドに印加する電圧を制御するために、前記可変同調コンデンサを自動的に制御する動作であって、前記金属シールドに印加する電圧前記窓の内表面におけるさらなるスパッタリングを阻止するように、前記可変同調コンデンサを制御する、動作と
    を備える方法。
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