JPH09237778A - セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ - Google Patents

セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ

Info

Publication number
JPH09237778A
JPH09237778A JP8306657A JP30665796A JPH09237778A JP H09237778 A JPH09237778 A JP H09237778A JP 8306657 A JP8306657 A JP 8306657A JP 30665796 A JP30665796 A JP 30665796A JP H09237778 A JPH09237778 A JP H09237778A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor vessel
plasma
coil
workpiece
reactor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8306657A
Other languages
English (en)
Inventor
Avi Tepman
テップマン アヴィ
Ii Yan
イー ヤン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JPH09237778A publication Critical patent/JPH09237778A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32798Further details of plasma apparatus not provided for in groups H01J37/3244 - H01J37/32788; special provisions for cleaning or maintenance of the apparatus
    • H01J37/32853Hygiene
    • H01J37/32862In situ cleaning of vessels and/or internal parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10S156/916Differential etching apparatus including chamber cleaning means or shield for preventing deposits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/905Cleaning of reaction chamber
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/70Nanostructure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理を中断させず、又は、損傷を与
える可能性のある機械的又は化学的なプロセスを有しな
い、リアクタクリーニングの方法。 【解決手段】クリーニングとプラズマ処理の両方に同じ
ガスを用い、且つ、これらの2つの工程を同時に行うこ
とにより、従来技術のクリーニング方法の欠点を克服す
るものである。プラズマエッチングリアクタを、1種類
のガス又は混合ガスで満たし、プラズマを点火する。R
F電力によりリアクタ内にプラズマを維持してワークピ
ースをエッチングする。ワークピースの処理と同時に、
充分な量のRF電力をクリーニング電極に供給し、リア
クタベッセルの内壁の一部へのイオンの衝突を向上させ
る。このクリーニング電極により、プラズマのうちリア
クタベッセルの内壁へ向けられる部分が、ワークピース
の処理に実質的に影響を与えることなくリアクタベッセ
ルの内側面をクリーニングすることができるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフクリーニン
グ式のプラズマ処理リアクタに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、ソリッドステートデバイスや集積
回路は、その構成部がサブミクロンのスケール、更には
ナノメートルのスケールで、ルーティン的に製造されて
いる。このようにスケールが小さくなるにつれて、ソリ
ッドステートデバイスの動作特性が著しく向上する。し
かし、デバイス構成部のサイズが小さくなれば、デバイ
スの製造上の新たな問題を引き起こすことになる。
【0003】旧来から、デバイス製造にはリキッドエッ
チングの技術が用いられていた。しかし、このような技
術は、横方向の寸法がミクロン程度以上である構成部の
製造に制限され、ナノスケールの製造に用いることはで
きない。これに代って、今日、ドライエッチングの技術
がソリッドステートデバイスの製造に広く用いられてい
る。
【0004】このようなドライエッチングの技術の中
で、ナノメートルスケールのメタルや半導体の構成部の
製造には、プラズマ励起エッチング(「プラズマエッチ
ング」)が大変適している。このため、プラズマエッチ
ングは、商業的に価値のある技術となってきた。このプ
ロセスの製造性において向上があれば、全て重要な意義
を有するものである。
【0005】従来技術のプラズマエッチングリアクタ
は、リアクタベッセルと、このリアクタベッセル内でプ
ラズマを発生させるための手段とを有している。プラズ
マの発生は、誘導的、例えば誘導RFコイルを用いて行
ってもよく、あるいは、容量的、例えば平行板グロー放
電リアクタを用いて行ってもよい。
【0006】プラズマエッチング用いる従来からのステ
ップは、以下のようである。即ち、ウエハのエッチング
しようとする露出面上にマスクを被せ、次いで、ウエハ
又はウエハのバッチをリアクタベッセル内に配置させ
る。そして、エッチングガスをリアクタベッセル内に導
入し、プラズマを点火する。処理中は、プラズマ中の反
応種が、メタルや誘電材料の表面をエッチングする。
【0007】分子レベルでは、エッチングプロセスは、
プラズマ中の反応種とウエハの露出面の層との反応であ
る。この反応により、エッチング副生成物が生成する。
このエッチング副生成物は、基板表面から脱離しすぐに
リアクタベッセル内に拡散していく揮発性小分子であ
る。このような揮発性の副生成物の大部分は、リアクタ
ベッセルから強制的に排出される。しかし、この揮発性
の副生成物は水蒸気、酸素など、リアクタベッセル内に
存在する有機汚染物と反応して、重く揮発性の小さな副
生成物を生成することがある。更に、イオンの衝突ない
しスパッタリングにより生じた揮発性のない副生成物
が、ベッセルの壁面に堆積することがある。
【0008】このような重い副生成物は、過剰なコーテ
ィングのポリマー及び様々な汚染物と一緒に、リアクタ
ベッセルの内壁に堆積することがある。1バッチのウエ
ハを処理する度に、リアクタベッセルの内壁には、副生
成物や汚染物の新たな層が堆積する。遂には、このよう
な堆積物が厚くなり、リアクタ壁面から剥離して脱落す
るに充分な厚さとなってしまう。これが、粒子汚染物の
主な発生源となっている。このような汚染物は、マスク
の中やウエハの上に留って欠陥を生じさせるため、製造
プロセス上非常に有害である。エッチングにより形成す
る立体形状が小さくなるほど粒子汚染物による効果も顕
著になり、この汚染物を除去する必要性が更に重要にな
ってくる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】現在では、リアクタ壁
面上に蓄積した堆積物を除去する方法として、2つの方
法が用いられている。1つはウェットクリーニングの方
法であり、1つはドライクリーニングの方法である。ウ
ェットクリーニングの方法では、リアクタをラインから
離して取り外し、堆積蓄積物を物理的に又は化学的に除
去する。このクリーニング方法では、少なくとも2つの
大きな欠点がある。1つめは、クリーニングに24時間
かかることがあり、この間、処理をすることができない
事である。2つめは、リアクタを取り外し、機械的又は
化学的にクリーニングし、再度組み立てる作業は、人手
の集中を必要とする複雑な手順であり、これが余計に汚
染源となることもある。
【0010】ドライクリーニングの方法では、ウエハの
処理から「ドライクリーニング」の工程へ移行させれば
よい。ドライクリーニングの工程では、リアクタベッセ
ル内にダミーとなるウエハを置き、リアクタにクリーニ
ングガスを供給してプラズマを点火する。その後、クリ
ーニングプラズマの中の反応種とイオン衝突により、リ
アクタベッセルの内側面上に堆積した堆積物が化学的に
除去される。ドライクリーニングの方法も、大きな欠点
が幾つかある。1つは、リアクタ内に高いレベルの清浄
性を維持しようとすれば、ウエハのバッチを処理する度
にクリーニングの工程を行うことが好ましい事である。
この結果、生産のための処理を行うことができない中断
時間が長く生じる。2つめは、クリーニングの工程で用
いるガスは、リアクタベッセルの部材の一部に対して腐
食性を有している事である。3番めは、ドライクリーニ
ングの工程の後にチャンバ内に残留するドライクリーニ
ング種が、続いて行われるウエハの処理に悪影響を及ぼ
す事である。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような理由で、プラ
ズマ処理を中断させず、又は、ダメージを与える可能性
のある機械的又は化学的なプロセスを有しない、リアク
タクリーニングの方法が必要性である。本発明は、これ
らの要求を満たし、プラズマ処理リアクタの生産性を大
きく向上するものである。
【0012】本発明は、プラズマ処理リアクタのセルフ
クリーニングの方法及び装置に関するものである。ここ
では、クリーニングとプラズマ処理の両方に同じガスを
用い、且つ、これらの2つの工程を同時に行うことによ
り、従来技術のクリーニング方法の欠点を克服するもの
である。リアクタベッセルは、エッチングガスに影響を
受けない材料でできているため、クリーニングのステッ
プがリアクタにダメージを与えることはない。更に、本
発明では、プラズマ処理のステップとクリーニングのス
テップが同時に行われるため、クリーニングのための中
断時間が排除される。ワークピースを処理しようとする
一方でエッチングプラズマの一部をリアクタ内側面に向
けることにより、プラズマ処理及びクリーニングを同時
に実施する。
【0013】セルフクリーニングリアクタの設計では、
相反する2つの因子を考慮する必要がある。1つは、ク
リーニングの実現に充分な量のプラズマをリアクタ壁面
に向けてやる必要があることである。2つめは、この壁
面に向けたプラズマプラズマの量が、メタルウエハや半
導体ウエハ(以下、「ワークピース」と称する)のプラ
ズマ処理を実質的に低下させるほど大きくないことであ
る。これら2つの競合する因子をバランスさせるには、
以下のようにしてもよい。まず、プラズマエッチングリ
アクタを、プラズマを維持することができる1種類のガ
ス又は混合ガスで満たし、プラズマを点火する。処理中
は、プラズマ生成のための手段にRF電力を供給するこ
とにより、リアクタ内にはプラズマが維持され、イオン
やその他の反応種が生じてワークピースをエッチングす
る。ワークピースの処理と同時に、充分な量のRF電力
をクリーニング電極に供給し、リアクタベッセルの内壁
の一部へのイオンの衝突を向上させる。このクリーニン
グ電極により、プラズマのうちリアクタベッセルの内壁
へ向けられる部分が、ワークピースの処理に実質的に影
響を与えることなくリアクタベッセルの内側面をクリー
ニングすることができるようになる。
【0014】本発明に従った方法を遂行するための装置
は、従来技術のプラズマエッチングリアクタに対する比
較的単純な変形を有していてもよい。例えば、プラズマ
リアクタベッセルを取り囲むRFコイルにより、プラズ
マを維持してもよい。1つ以上の可動の導電ストリップ
(又はサイズ及び形状等の幾何関係が変化する部品)を
コイルに電気的に接続して電界を形成することにより、
リアクタの内側面の一部へのイオン衝突の促進を、ワー
クピースの処理を続けながら行ってもよい。電極が移動
できるため、チャンバの内側面の大きな面積を、簡易に
クリーニングすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、ワークピースのプラズ
マ処理と同時にリアクタベッセルの内側面のクリーニン
グを行うための方法及び装置に関するものである。ここ
でワークピースは、導電層を有するウエハでもよく、ま
た、誘電層を有するウエハでもよい。導電層はアルミニ
ウム(Al)、タングステン又はシリコンであってもよ
く、誘電層は、シリコンの酸化物又は窒化物であっても
よい。
【0016】概説的には、本発明に従ったクリーニング
と処理の同時実施、即ち「セルフクリーニング」は、次
の手順で遂行することができる。
【0017】第1に、リアクタベッセル内にワークピー
スを配置し、エッチャントガスないしエッチャント混合
ガスであってプラズマ維持を可能にするガスを、リアク
タベッセル内に導入する。Alのエッチングに適したガ
スには、ハロゲンガス、ハロゲンを含有するガス及びハ
ロカーボンガス(halocarbon gas)が含まれ、更に具体的
には、塩素(Cl2 )や三塩化ホウ素(BCl3 )等の
塩素を含有するガスである。Si(シリコン)のエッチ
ングに適したガスには、四弗化炭素(CF4 )やトリフ
ルオロメタン(CHF3 )等のフルオロカーボンガスが
含まれる。随意、不活性なキャリアガスをエッチングガ
スに加えてもよい。ここに適した不活性なガスは、窒素
(N2 )等の窒素を含有するガスである。随意、プラズ
マエッチングに先立ち、パターニングしたフォトレジス
トをワークピースに塗布してもよい。このフォトレジス
トがエッチングの立体形状を画する。
【0018】リアクタベッセル内にプラズマを発生して
これを維持するため、リアクタベッセルに電力が供給さ
れる。ベッセルにRF電力を結合するには、誘導結合に
より行ってもよく、又は、容量結合により行ってもよ
い。誘導的手段の例としては、リアクタベッセルの周り
に巻かれたRFコイルが挙げられ、容量的手段の例とし
ては、平行板電極を有するリアクタが挙げられる。プラ
ズマ中の反応種がワークピースの露出面と反応し、揮発
性のエッチング副生成物を生成する。このようにワーク
ピースがエッチングを受ける。
【0019】ワークピースの処理と同時に、クリーニン
グ電極にRF電力を供給し、チャンバのイオン衝突を促
進する。供給される電力量は、堆積速度を埋め合せるに
充分である。クリーニング電極は移動できるため、サイ
ズを比較的小さくできる。この方法では、ワークピース
の処理を実質的に低下させることなくセルフクリーニン
グとプラズマ処理の同時実施を実現する。
【0020】本発明の具体例の1つでは、セルフクリー
ニングプラズマリアクタは、リアクタベッセルと、プラ
ズマ発生のための手段と、クリーニング電極へ電力を供
給するための手段とを有している。主となるRF電力
は、リアクタベッセル内にプラズマを発生させこれを維
持し、また、ウエハ上へのイオンの衝突を制御し、付加
的なRF電力は、リアクタベッセルの内側面へのイオン
の衝突を制御する。ワークピースの処理と同時にクリー
ニングが行われ、これがワークピースの処理を実質的に
低下させることはない。
【0021】主RF電力を発生させる手段は、誘導的な
手段であってもよく、容量的な手段であってもよい。適
切な誘導的手段にはリアクタベッセルの外側に配置され
た誘導RFコイルがあり、適切な容量的な手段には平行
板のリアクタのデザインがある。本発明の具体例では、
第1の電磁界を発生させるための手段として、リアクタ
ベッセルの外側の周囲に巻かれたRFコイルが好まし
い。
【0022】本発明では、クリーニング電極を移動させ
て、プラズマのクリーニングに係る部分をリアクタベッ
セルの内側面のうちの一部分に向けるが、この内側面の
一部分は、リアクタベッセルの内面の面積よりも小さな
面積を有しその空間位置が時間と共に変化する。このよ
うに、一時にクリーニングされるのはリアクタベッセル
の内側面のうちの一部だけであり、従ってプラズマのう
ち小さな部分しか用いない。この方法では、クリーニン
グがワークピースのプラズマ処理に実質的に影響を与え
ることはない。更に、クリーニング電極を時間と共に移
動させることにより、リアクタの内側面のかなりの部分
をクリーニングすることができる。
【0023】クリーニング電極のための付加的なRF電
力を発生させるための適当な手段は、リアクタベッセル
の外側に旋回可能なように載置された導電性のストリッ
プを有している。導電性のストリップは、リアクタベッ
セルの内側面の面積よりも小さな面積を有しており、ま
た、このストリップは、主RF電力発生手段に電気的に
接続されている。あるいは、導電性のストリップは、主
RF電力発生手段とは分離したRF電源に電気的に接続
していてもよい。導電性のストリップはプラズマのクリ
ーニングに係る部分を、リアクタベッセルの内側面のう
ちストリップに近接する部分に向ける。クリーニングと
処理の同時実施を行うためには、導電性のストリップの
面積を、セルフクリーニングを行うに充分大きく、且
つ、ワークピースの処理に実質的に影響するほど大きく
ないように、選択すればよい。
【0024】クリーニング電極の位置を変化させるため
には、導電性のストリップをリアクタベッセルの周囲で
回転させるための手段を用いてもよい。ストリップ回転
のため手段は、ストリップに接続した電気モータが適し
ている。導電性のストリップがリアクタベッセルの外形
と共形であることが好ましく、即ち、導電性のストリッ
プがリアクタベッセルの外面と実質的に同じ形状を有し
つつも、リアクタベッセルの外面とは無関係に自由に回
転等の運動ができることが好ましい。また、プラズマの
ためのえRF電力を供給するために用いるRFコイル
は、リアクタベッセルの外面と共形であることが好まし
く、また、導電ストリップはリアクタベッセルの外面と
RFコイルとの間に配置されることが好ましい。
【0025】また、クリーニング電極へRF電力を供給
するための手段は、リアクタベッセルの外側に配置され
互いに絶縁された複数本の導電ストリップの形態をとっ
てもよい。導電ストリップをプラズマのためのRF電力
へと接続するため、結合装置を用いてもよい。再度述べ
るが、導電ストリップは、プラズマのためのRF電力を
供給する手段とは異なるRF電源に電気的に接続してい
てもよい。プラズマのためのRF電力供給手段に一時に
接続されるのは導電ストリップの小部分であるように、
この結合装置が機能する。接続されたストリップにRF
電力を供給することにより、プラズマのクリーニングに
係る部分を、リアクタベッセルの内側面のうち接続され
ているストリップに近接する部分に向けることが可能に
なる。接続されたストリップの小部分の全面積がリアク
タベッセルの内側面の面積よりも小さく、且つ、接続さ
れた小部分を構成する導電ストリップが時間と共に入れ
替るように、この結合装置のデザインがなされる。クリ
ーニングと処理の同時実施を行うためには、導電ストリ
ップの全面積を、セルフクリーニングを行うに充分大き
く、且つ、ワークピースの処理が実質的に低下するほど
大きくないように、選択すればよい。これらの要求を満
たすためには、接続されるストリップの面積が、リアク
タベッセルの内側面の面積の約20%未満であることが
好ましい。
【0026】導電ストリップがリアクタベッセルの外面
と共形であることが好ましい。また、プラズマのための
RF電力の供給に用いるRFコイルがリアクタベッセル
の外面と共形であることが好ましく、また、導電ストリ
ップがリアクタベッセルの外面とRFコイルとの間に配
置されていることが好ましい。また、接続されたストリ
ップの小部分の全面積がリアクタベッセルの外面の面積
よりも小さくてもよい。
【0027】本発明の別の具体例では、セルフクリーニ
ングプラズマリアクタは、リアクタベッセルと、リアク
タベッセルの周囲に巻かれるRFコイルとを有してい
る。このRFコイルは、誘導成分と容量成分を伴う電力
を発生する。誘導成分がリアクタベッセル内でプラズマ
を発生させこれを維持し、容量成分が、ワークピースの
処理を実質的に低下させないようにしつつプラズマのク
リーニングに係る部分をリアクタベッセルの内側面に向
けるように、コイルの幾何関係及びコイルにより供給さ
れる電力が選択される。RF電力の誘導成分と容量成分
とが同時にチャンバ内に導入されるため、セルフクリー
ニングとワークピース処理とが同時に実施される。RF
電力の容量成分は、プラズマの一部を、リアクタベッセ
ルの内側面のうちRFコイルの巻線に近接する部分に向
ける。即ち、一時にクリーニングを受けるのはリアクタ
ベッセルの内側面のうち一部だけであり、プラズマのク
リーニングに係る部分は比較的小さい。この方法では、
クリーニングは、ワークピースのプラズマ処理に実質的
に影響を与えない。
【0028】本発明のまた別の具体例では、リアクタベ
ッセルの外側にRFコイルが旋回可能で載置されてい
る。また、RFコイルをリアクタベッセルの周囲に回転
させる手段も有している。RFコイルを回転させるため
の手段としては、RFコイルに接続した電気モータが適
している。また、RFコイルがリアクタベッセルの外面
と共形であることが好ましい。RFコイルが回転するた
め、リアクタベッセルの内側面のクリーニングを受ける
部分は時間と共に変化し、この方法で、リアクタベッセ
ルの内側面のかなりの部分がクリーニングを受ける。
【0029】いわゆる当業者には認識できるように、リ
アクタベッセルは、ドーム状又は円筒状が適している
が、プラズマ処理に適したその他の幾何関係であっても
よい。
【0030】
【実施例】本発明の特徴は、以下の実施例を参照して更
に良く理解されるだろう。尚、添付の各図面において、
共通の要素には共通の符号を付し、重複する説明を省略
した。
【0031】(実施例1)図1及び図2は、プラズマリ
アクタ10を示しており、このプラズマリアクタ10
は、側壁110の上に置かれたリアクタ天井部100を
有している。天井部100及び側壁110は、セラミッ
クやクオーツ等の絶縁性で高温に耐性を有する材料な
ど、従来技術で用いられる材料でできていてもよい。リ
アクタベッセルの内部には、ペデスタル120がワーク
ピース130を支持している。ガス流入ポート140に
より、エッチングガスがリアクタベッセルの中へと供給
され、また、リアクタベッセルからガスを取り出すため
に、流出ポート及びポンプ145が用いられる。
【0032】RFコイル150は、リアクタベッセルの
外側を取り囲み、また、リアクタ天井部100の外側の
コイル支持体160で支持されている。コイルの一方の
端部152は接地されており、RF電源170がコイル
の巻線のタップ154で接続され、キャパシタ180が
コイルに挿入される。キャパシタのキャパシタンスは、
RF電源170の周波数で共鳴するように選択され、ま
た、タップ154の位置は、RF電源170の出力イン
ピーダンスが同調するように選択される。ペデスタル1
20は、接地され−−プラズマ点火中−−ているか、又
は、バイアス電源190に接続され、処理中におけるワ
ークピース130近くのプラズマイオンの運動エネルギ
ーを制御する。
【0033】RFコイルに加え、導電ストリップ200
が、リアクタの外側に旋回可能に載置されている。スト
リップ200は、リアクタ天井部100とRFコイル1
50の間に配置される。更に、ストリップは、自由に回
転可能であり、旋回軸210の周りに旋回可能である。
ストリップは、接続ロッド220により電気モータ(図
示せず)に接続される。また、ストリップ200は、接
続ロッド220及び電気的接続部材230を介してRF
コイルの巻線156に接続される。電気的接続部材23
0は、カーボンブラシやその他の従来技術で知られた部
材であってよい。
【0034】処理の準備として、リアクタベッセルに流
入ポート140を介してエッチングガスを供給する。R
F電源170が、RFコイル150に電力を供給する。
この電力は、リアクタベッセルの中のガスに誘導的に結
合し、プラズマを点火する。あるいは、プラズマの点火
は、付加的な電極(図示せず)を用いて容量的に行って
もよい。
【0035】プラズマはワークピース130の方に向け
られており、ワークピースの所望の処理を実現する。
【0036】ワークピースの処理と同時に、導電ストリ
ップ200に電力を供給することにより、プラズマの一
部がリアクタベッセルの内側面240に向けられる。プ
ラズマの一部は、リアクタベッセルの内側面のストリッ
プに近接する部分に向けられる。ストリップを充分小さ
な面積となるように選択することにより、内側面のクリ
ーニングに用いられるプラズマの部分がワークピースの
処理を実質的に低下させることのないよう充分小さくな
る。リアクタベッセルの内側面のかなりの部分をクリー
ニングするためには、ストリップを回転させて、プラズ
マのクリーニングに係る部分が向いている内側面の位置
を変えればよい。プラズマのクリーニングに係る部分は
常に、ワークピース処理が実質的に低下しないよう充分
小さくされる。
【0037】(実施例2)本発明の別のアプローチが、
図3及び図4に示される。
【0038】本発明によるこの具体例では、複数の導電
ストリップ250がリアクタベッセルの外側に固定され
る。第1具体例とは異なり、これらストリップはリアク
タベッセルの外側の周りを回転しない。ストリップ25
0は結合装置260を介してRFコイルの巻線156に
電気的に接続し、また、これらストリップ250は互い
に電気的に絶縁される。
【0039】操作に際しては、RFコイル150により
プラズマを点火しこれを誘導的に維持する。あるいは、
付加的な電極(図示せず)を用いてプラズマを容量的に
点火してもよい。このプラズマはワークピースの処理に
用いられ、且つ、プラズマの一部がリアクタベッセルの
内側面240に向けられる。複数の導電ストリップ25
0にRF電力を供給することにより、プラズマのクリー
ニングに係る部分は、リアクタベッセルの内側面240
に向けられる。
【0040】結合装置260により、RFコイルに接続
されるストリップを制御する。この具体例では、一時に
ストリップは少なくとも1つ接続される。プラズマのク
リーニングに係る部分は、リアクタベッセルの内側面の
うち、接続状態のストリップに近接する部分に向けられ
る。プラズマのうち内側面に向いている部分が、内側面
のクリーニングに充分大きく、且つ、ワークピースの処
理を実質的に低下させないよう充分小さくあるよう、接
続状態のストリップの面積がきめられる。結合装置26
0により、ストリップをRFコイルに順につないでい
く。この方法では、クリーニングしようとする内側面の
空間位置が、時間と共に変化する。ストリップをリアク
タベッセルの周囲に空間的に配置させ、且つ、これらを
順につないでいくことにより、プラズマ処理を実質的に
低下させないで内側面のかなりの部分をクリーニングす
ることができる。
【0041】(実施例3)図5及び図6は、本発明の第
3の具体例を示しており、ここでは、RFコイル150
がコイル支持体270に支持される。コイル150及び
コイル支持体270は、リアクタ天井部100の周囲を
自由に回転できる。RFコイル152の接地と、RF電
源170の結合と、キャパシタ180の結合とは、それ
ぞれ、電気的結合部材280、290、300によって
実現される。これらの結合部材は、回転をしつつコイル
への電気的接続を可能にするような部材であれば、いか
なる部材であってもよい。コイル支持体270は、接続
ロッド310により、コイル支持体回転手段に接続し、
動作中は、コイル支持体は軸320に周囲を回転する。
【0042】この具体例では、プラズマのクリーニング
に係る部分をリアクタの内側面240に向けるための第
2の電極は必要ない。その代わり、本発明者らによれ
ば、RFコイル150がリアクタ天井部100の附近に
位置している場合は、プラズマの一部がリアクタベッセ
ルの内側面のうちコイル巻線に近接する部分に向けられ
る。
【0043】動作に際しては、RFコイル150によ
り、リアクタベッセルの中のガスに電力を誘導結合し、
プラズマを点火してこれを維持する。あるいは、付加的
な電極(図示せず)を用いて容量的にプラズマを点火し
てもよい。プラズマは、ワークピースの処理に用いられ
る。この処理と同時に、プラズマのクリーニングに係る
部分が、RFコイルの巻線150に近接する内側面の部
分に向けられる。RFコイルをリアクタ天井部の外側の
周りで回転し、RFコイルの巻線に近接する内側面の部
分を経時的に変化させる。この方法では、リアクタベッ
セルの内側面のかなりの部分がクリーニングされる。
【0044】上述の具体例や実施例は、本発明の例示の
ためのものであり、制限をするためのものではない。い
わゆる当業者に容易な幾つかの変形が存在するが、その
ような変形は本発明の範囲に入ると解される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラズマ処理を中断させず、又は、損傷を与える可能性
のある機械的又は化学的なプロセスを有しない、リアク
タクリーニングの方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体例である装置全体の断面図で
ある。
【図2】図1に示される装置の斜視外観図である。
【図3】本発明の第2具体例である装置全体の断面図で
ある。
【図4】図3に示される装置の斜視外観図である。
【図5】本発明の第3具体例である装置全体の断面図で
ある。
【図6】図5に示される装置の斜視外観図である。
【符号の説明】
10…プラズマリアクタ、100…リアクタ天井部、1
10…側壁、120…ペデスタル、130…ワークピー
ス、140…ガス流入ポート、145…流出ポート及び
ポンプ、150…RFコイル、152…端部、154…
タップ、156…巻線、160…コイル支持体、170
…RF電源、180…キャパシタ、190…バイアス電
源、200…導電ストリップ、210…旋回軸、220
…接続ロッド、230…電気的接続部材、240…リア
クタベッセルの内側面、250…導電ストリップ、26
0…結合装置、270…コイル支持体、280,29
0,300…電気的結合部材、310…接続ロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン イー アメリカ合衆国, カリフォルニア州, キャンプベル, ヴィア サリス 3862

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマを用いてワークピースを処理す
    るための装置であって、 内側面を有するリアクタベッセルと、 前記リアクタベッセル内でプラズマを発生し維持するた
    めの手段と、 プラズマの一部を前記リアクタベッセルの前記内側面に
    向けるための手段とを備え、プラズマの一部が前記リア
    クタベッセルの前記内側面をクリーニングすることが可
    能であり、クリーニングがワークピースの処理と同時に
    実施され、且つ、ワークピースの処理を実質的に低下さ
    せない、装置。
  2. 【請求項2】 プラズマを発生し維持するための前記手
    段が、誘導的な手段である請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記リアクタベッセルの外側にRFコイ
    ルが配置される請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記リアクタベッセルの前記内側面が1
    つの面積を有し、 プラズマの一部が前記リアクタベッセルの前記内側面の
    一部に向けられ、 前記内側面の前記一部が、前記リアクタベッセルの前記
    内側面の面積よりも小さな面積を有しその空間位置が時
    間と共に変化する、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 プラズマの一部を前記リアクタベッセル
    の前記内側面に向けるための前記手段が、 前記リアクタベッセルの外側に配置され、前記リアクタ
    ベッセルの前記内側面の面積よりも小さな面積を有し、
    旋回の軸を有して旋回可能に載置され、プラズマを発生
    し維持するための前記手段と電気的に接続される、導電
    性のストリップ、 を備え、 前記装置が更に、導電ストリップに接続した、導電スト
    リップ回転のための手段を備える請求項1に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 プラズマの一部を前記リアクタベッセル
    の前記内側面に向けるための前記手段が、 リアクタベッセルの外側に配置され互いに電気的に絶縁
    される、複数の導電ストリップ、を備え、 前記装置は、前記導電ストリップをプラズマ発生及び維
    持のための前記手段に接続するための結合装置を更に備
    え、前記結合装置は一時に、前記導電ストリップの全て
    よりも少ない小部分をプラズマ発生及び維持のための前
    記手段に接続し、前記小部分の全面積は、前記リアクタ
    ベッセルの内側面の面積よりも小さく、小部分を構成す
    る導電ストリップが時間と共に入れ代る、請求項1に記
    載の装置。
  7. 【請求項7】 プラズマを用いてワークピースを処理す
    るための装置であって、 内部でプラズマが維持され処理が遂行される、リアクタ
    ベッセルと、 前記リアクタベッセルの外側に旋回可能に載置される導
    電ストリップと、 1つの軸の周りに前記導電ストリップを回転させるため
    の手段であって、回転させるための前記手段は前記導電
    ストリップに接続されている、前記手段と、 リアクタベッセルの外側に配置され前記導電ストリップ
    に接続される、プラズマを維持するためのRFコイルと
    を備え、前記導電ストリップがプラズマの一部を、前記
    リアクタベッセルの一部に向ける、装置。
  8. 【請求項8】 前記導電ストリップが、前記リアクタベ
    ッセルの外面と共形であり、且つ、前記リアクタベッセ
    ルの外面と独立に自由に運動することができる、請求項
    7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記導電ストリップが、前記リアクタベ
    ッセルの外面の面積よりも小さな面積を有する請求項8
    に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記RFコイルが前記リアクタベッセ
    ルの外面と共形である請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記導電ストリップが前記リアクタベ
    ッセルの外面と前記RFコイルとの間の位置にあるよう
    に、前記RFコイルが配置される請求項10に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記リアクタベッセルが、ドーム状で
    あり、実質的に回転可能で不動な軸を有し、 前記導電ストリップの前記軸が前記リアクタベッセルと
    同一直線上にある、請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 プラズマを用いてワークピースを処理
    するための装置であって、 内部でプラズマが維持されて処理が遂行されるリアクタ
    ベッセルと、 前記リアクタベッセルの外側に配置され、ワークピース
    の周りにプラズマを発生させこれを維持するための電力
    を与える、RFコイルと、 前記リアクタベッセルの外側に配置されそれぞれが互い
    に電気的に絶縁されている、複数の導電ストリップと、 前記導電ストリップを前記RFコイルに接続するための
    結合装置であって、前記結合装置は、前記導電ストリッ
    プの全てよりも少ない小部分を前記RFコイルに接続さ
    せ、前記小部分は、プラズマの一部を前記リアクタベッ
    セルの内側面に向け且つ前記内側面の面積よりも小さな
    面積を有し、前記小部分を構成する導電ストリップが時
    間と共に入れ替る、前記結合装置と、を有する装置。
  14. 【請求項14】 前記リアクタベッセルが外面を有し、
    前記外面は面積を有しており、 接続されたストリップの小部分の全面積が前記リアクタ
    ベッセルの前記外面の面積よりも小さい、請求項13に
    記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記リアクタベッセルが外面を有し、 前記導電ストリップが前記リアクタベッセルの前記外面
    と共形である、請求項13に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記RFコイルが、前記リアクタベッ
    セルの外面と共形であるがこれと接触しないようであ
    り、 前記導電ストリップが前記リアクタベッセルの外面と前
    記RFコイルとの間の位置にあるように、前記RFコイ
    ルが配置される、請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 プラズマを用いてワークピースをセル
    フクリーニングする装置ためのであって、 内側面を有するリアクタベッセルと、 前記リアクタベッセルの外側に配置され、誘導成分と容
    量成分とを伴う電力を供給するRFコイルと、を備え、 該電力の該誘導成分は、前記リアクタベッセルの中でプ
    ラズマ発生しこれを維持することが可能であり、 該電力の該容量成分は、該プラズマのうち前記リアクタ
    ベッセルのクリーニングをすることができる部分を、前
    記リアクタベッセルの内側面に向けて、ワークピースの
    処理を実質的に低下させることなくクリーニングとワー
    クピースの処理とが同時に行われる装置。
  18. 【請求項18】 発生した電磁界の該誘導成分が、前記
    プラズマの一部を前記リアクタベッセルの内側面の一部
    に向けることができる請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記リアクタベッセルの内側面が面積
    を有し、 該プラズマの該一部が向けられている前記内側面の前記
    一部が、前記リアクタベッセルの前記内側面の面積より
    も小さく、 該プラズマの該一部が向けられている前記内側面の前記
    一部の、前記リアクタベッセルの前記内側面における空
    間位置が、時間と共に変化する、請求項18に記載の装
    置。
  20. 【請求項20】 前記RFコイルが、その周りに旋回可
    能なように支持される軸を有し、 前記装置が、前記軸の周りに前記RFコイルを回転させ
    る手段と、前記RFコイルに接続される、RFコイル回
    転手段とを有する、請求項17に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記リアクタベッセルが外面を有し、 前記RFコイルが、前記リアクタベッセルの外面と共形
    であり、且つ、前記リアクタベッセルの外面と独立に自
    由に運動することができる、請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 前記リアクタベッセルが、ドーム状で
    あり、実質的に回転可能で不動な軸を有し、 前記導電ストリップの前記軸が前記リアクタベッセルと
    同一直線上にある、請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 リアクタベッセルの中でワークピース
    を処理し、同時に、リアクタベッセルをクリーニングす
    るための方法であって、前記リアクタベッセルは、面積
    をもつ内側面を有し、 プラズマを維持することができる少なくとも1つのガス
    を前記リアクタベッセル内に導入するステップと、 プラズマを発生させ維持するステップと、 プラズマを用いてワークピースの処理を行うステップ
    と、 ワークピースの処理に実質的に影響を与えることなく、
    リアクタベッセルの内側面をクリーニングすることがで
    きるプラズマの部分を、前記リアクタベッセルの前記内
    側面に向けるステップであって、プラズマを一部を前記
    内側面に向ける前記ステップは、ワークピースの処理を
    行う前記ステップと同時に行われる、方法。
  24. 【請求項24】 該ガスが、塩素(Cl2 )と、三塩化
    ホウ素(BCl3 )と、これらの混合ガスとから成る群
    より選択される請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記リアクタベッセルに1つ以上のキ
    ャリアガスが導入される請求項23に記載の方法。
JP8306657A 1995-11-29 1996-11-18 セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ Withdrawn JPH09237778A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US56482595A 1995-11-29 1995-11-29
US08/564825 1995-11-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09237778A true JPH09237778A (ja) 1997-09-09

Family

ID=24256051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8306657A Withdrawn JPH09237778A (ja) 1995-11-29 1996-11-18 セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5879575A (ja)
EP (1) EP0777258A3 (ja)
JP (1) JPH09237778A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000340513A (ja) * 1999-05-05 2000-12-08 Applied Materials Inc 基板処理チャンバ用アンテナコイルアセンブリ
JP2001345311A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Lam Res Corp 誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法
JP2007266005A (ja) * 2007-06-20 2007-10-11 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマ生成用の螺旋共振装置
JP2007266006A (ja) * 2007-06-20 2007-10-11 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマリアクター
US7906033B2 (en) 2000-08-25 2011-03-15 Fujitsu Semiconductor Limited Plasma etching method and apparatus
JP2011124336A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理装置

Families Citing this family (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6063233A (en) * 1991-06-27 2000-05-16 Applied Materials, Inc. Thermal control apparatus for inductively coupled RF plasma reactor having an overhead solenoidal antenna
JP2737720B2 (ja) * 1995-10-12 1998-04-08 日本電気株式会社 薄膜形成方法及び装置
EP0777258A3 (en) * 1995-11-29 1997-09-17 Applied Materials Inc Self-cleaning plasma processing reactor
DE69628170T2 (de) * 1996-11-04 2004-04-08 Infineon Technologies Ag Ätzkammer mit drei unabhängig von einander gesteuerten Elektroden
US6080677A (en) * 1997-06-17 2000-06-27 Vlsi Technology, Inc. Method for preventing micromasking in shallow trench isolation process etching
US6379575B1 (en) 1997-10-21 2002-04-30 Applied Materials, Inc. Treatment of etching chambers using activated cleaning gas
US6872322B1 (en) 1997-11-12 2005-03-29 Applied Materials, Inc. Multiple stage process for cleaning process chambers
US6797188B1 (en) 1997-11-12 2004-09-28 Meihua Shen Self-cleaning process for etching silicon-containing material
US6136211A (en) 1997-11-12 2000-10-24 Applied Materials, Inc. Self-cleaning etch process
US6322714B1 (en) 1997-11-12 2001-11-27 Applied Materials Inc. Process for etching silicon-containing material on substrates
US6093655A (en) 1998-02-12 2000-07-25 Micron Technology, Inc. Plasma etching methods
US6135128A (en) * 1998-03-27 2000-10-24 Eaton Corporation Method for in-process cleaning of an ion source
US6235213B1 (en) 1998-05-18 2001-05-22 Micron Technology, Inc. Etching methods, methods of removing portions of material, and methods of forming silicon nitride spacers
US6277759B1 (en) 1998-08-27 2001-08-21 Micron Technology, Inc. Plasma etching methods
US6388382B1 (en) * 1999-03-09 2002-05-14 Hitachi, Ltd. Plasma processing apparatus and method
JP4249843B2 (ja) 1999-04-12 2009-04-08 憲一 高木 プラズマ処理装置
KR20010062209A (ko) * 1999-12-10 2001-07-07 히가시 데쓰로 고내식성 막이 내부에 형성된 챔버를 구비하는 처리 장치
US6518190B1 (en) 1999-12-23 2003-02-11 Applied Materials Inc. Plasma reactor with dry clean apparatus and method
US6527968B1 (en) * 2000-03-27 2003-03-04 Applied Materials Inc. Two-stage self-cleaning silicon etch process
US6564810B1 (en) 2000-03-28 2003-05-20 Asm America Cleaning of semiconductor processing chambers
US6569257B1 (en) 2000-11-09 2003-05-27 Applied Materials Inc. Method for cleaning a process chamber
US6905800B1 (en) 2000-11-21 2005-06-14 Stephen Yuen Etching a substrate in a process zone
US6585830B2 (en) * 2000-11-30 2003-07-01 Agere Systems Inc. Method for cleaning tungsten from deposition wall chambers
US6852242B2 (en) 2001-02-23 2005-02-08 Zhi-Wen Sun Cleaning of multicompositional etchant residues
WO2002070759A1 (en) * 2001-02-28 2002-09-12 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Method and apparatus for the production of titanium
US6828241B2 (en) * 2002-01-07 2004-12-07 Applied Materials, Inc. Efficient cleaning by secondary in-situ activation of etch precursor from remote plasma source
US6798519B2 (en) 2002-09-30 2004-09-28 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved optical window deposition shield in a plasma processing system
US7147749B2 (en) * 2002-09-30 2006-12-12 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved upper electrode plate with deposition shield in a plasma processing system
US7137353B2 (en) * 2002-09-30 2006-11-21 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved deposition shield in a plasma processing system
US6837966B2 (en) * 2002-09-30 2005-01-04 Tokyo Electron Limeted Method and apparatus for an improved baffle plate in a plasma processing system
US7166166B2 (en) 2002-09-30 2007-01-23 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved baffle plate in a plasma processing system
US7166200B2 (en) * 2002-09-30 2007-01-23 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved upper electrode plate in a plasma processing system
US7204912B2 (en) * 2002-09-30 2007-04-17 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for an improved bellows shield in a plasma processing system
US7097716B2 (en) * 2002-10-17 2006-08-29 Applied Materials, Inc. Method for performing fluorocarbon chamber cleaning to eliminate fluorine memory effect
US7780786B2 (en) * 2002-11-28 2010-08-24 Tokyo Electron Limited Internal member of a plasma processing vessel
WO2004095530A2 (en) 2003-03-31 2004-11-04 Tokyo Electron Limited Adjoining adjacent coatings on an element
WO2004095532A2 (en) * 2003-03-31 2004-11-04 Tokyo Electron Limited A barrier layer for a processing element and a method of forming the same
US7067432B2 (en) * 2003-06-26 2006-06-27 Applied Materials, Inc. Methodology for in-situ and real-time chamber condition monitoring and process recovery during plasma processing
US7552521B2 (en) * 2004-12-08 2009-06-30 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for improved baffle plate
US7601242B2 (en) * 2005-01-11 2009-10-13 Tokyo Electron Limited Plasma processing system and baffle assembly for use in plasma processing system
US20060225654A1 (en) * 2005-03-29 2006-10-12 Fink Steven T Disposable plasma reactor materials and methods
US20080190446A1 (en) * 2007-02-13 2008-08-14 Ranade Rajiv M Control of dry clean process in wafer processing
US8118946B2 (en) * 2007-11-30 2012-02-21 Wesley George Lau Cleaning process residues from substrate processing chamber components
JP5297048B2 (ja) * 2008-01-28 2013-09-25 三菱重工業株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
CN105088176B (zh) * 2014-05-20 2018-03-09 北京北方华创微电子装备有限公司 一种预清洗腔室及半导体加工设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4786392A (en) * 1987-04-23 1988-11-22 Unisys Corporation Fixture for cleaning a plasma etcher
US5252178A (en) * 1992-06-24 1993-10-12 Texas Instruments Incorporated Multi-zone plasma processing method and apparatus
JP3362432B2 (ja) * 1992-10-31 2003-01-07 ソニー株式会社 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
DE69531880T2 (de) * 1994-04-28 2004-09-09 Applied Materials, Inc., Santa Clara Verfahren zum Betreiben eines CVD-Reaktors hoher Plasma-Dichte mit kombinierter induktiver und kapazitiver Einkopplung
US5514246A (en) * 1994-06-02 1996-05-07 Micron Technology, Inc. Plasma reactors and method of cleaning a plasma reactor
US5523261A (en) * 1995-02-28 1996-06-04 Micron Technology, Inc. Method of cleaning high density inductively coupled plasma chamber using capacitive coupling
EP0777258A3 (en) * 1995-11-29 1997-09-17 Applied Materials Inc Self-cleaning plasma processing reactor

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000340513A (ja) * 1999-05-05 2000-12-08 Applied Materials Inc 基板処理チャンバ用アンテナコイルアセンブリ
JP4540797B2 (ja) * 1999-05-05 2010-09-08 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 基板処理チャンバ及び基板処理チャンバ用のアンテナコイルアセンブリ
JP2001345311A (ja) * 2000-03-31 2001-12-14 Lam Res Corp 誘導結合型プラズマエッチング装置のrfピークトゥピーク電圧を能動的に制御する装置および方法
US7906033B2 (en) 2000-08-25 2011-03-15 Fujitsu Semiconductor Limited Plasma etching method and apparatus
JP2007266005A (ja) * 2007-06-20 2007-10-11 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマ生成用の螺旋共振装置
JP2007266006A (ja) * 2007-06-20 2007-10-11 Hitachi Kokusai Electric Inc プラズマリアクター
JP2011124336A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0777258A2 (en) 1997-06-04
EP0777258A3 (en) 1997-09-17
US5879575A (en) 1999-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09237778A (ja) セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ
US6379575B1 (en) Treatment of etching chambers using activated cleaning gas
US10629473B2 (en) Footing removal for nitride spacer
JP5518174B2 (ja) プラズマを生成する方法又はプラズマチャンバの操作方法
US6872322B1 (en) Multiple stage process for cleaning process chambers
TWI447807B (zh) 電漿蝕刻室用之整合電容性及電感性電源
CN111527583B (zh) 等离子体处理设备和方法
US6136211A (en) Self-cleaning etch process
EP0680072B1 (en) A method of operating a high density plasma CVD reactor with combined inductive and capacitive coupling
JP7364288B2 (ja) 誘導結合プラズマ処理システム
JP5028430B2 (ja) プラズマ処理チャンバの選択的プレコーティングのための方法及び装置
JP3141929B2 (ja) 基板処理装置及び化学蒸着装置洗浄方法
US20080050922A1 (en) Chamber recovery after opening barrier over copper
JPH065567A (ja) プラズマエッチングによる半導体材料の表面下の損傷の除去方法および装置
JP2011507274A (ja) プラズマエッチングシステム用の炭化珪素焦点リング
KR20030007457A (ko) 소재의 플라즈마 세정장치 및 방법
CN112368805A (zh) 使用含硫工艺气体的含碳硬掩模去除工艺
CN213660344U (zh) 一种等离子体处理装置
JP4588595B2 (ja) プラズマ処理装置および処理方法
KR100662056B1 (ko) 웨이퍼의 국부세정장치 및 국부세정방법
KR20000011457A (ko) 드라이에칭장치및그제조방법
TWI244696B (en) Process for reducing particle formation during etching
EP1016116A2 (en) Apparatus for improving etch uniformity and methods therefor
JPH11297675A (ja) 半導体製造装置
JP2003017473A (ja) プラズマ処理装置とプラズマ処理方法および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203