JP2001344864A - ロック機構 - Google Patents

ロック機構

Info

Publication number
JP2001344864A
JP2001344864A JP2000160703A JP2000160703A JP2001344864A JP 2001344864 A JP2001344864 A JP 2001344864A JP 2000160703 A JP2000160703 A JP 2000160703A JP 2000160703 A JP2000160703 A JP 2000160703A JP 2001344864 A JP2001344864 A JP 2001344864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
lever
rotating member
locking
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000160703A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyasu Kugio
光靖 釘尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2000160703A priority Critical patent/JP2001344864A/ja
Publication of JP2001344864A publication Critical patent/JP2001344864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータを利用して確実にロック解
除動作を行わせるようにしたロック機構を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明によるロック機構1は、軸支され
ると共に、ポスト部4側の先端にフック部9を有するロ
ックレバー8と、進退方向Xにおいて、ロック時に、バ
ネ14の付勢力に抗してポスト部4によって押し込ま
れ、ロック解除時にバネ14の付勢力によって飛び出す
スライドレバー12と、ロックレバー8の基端から側方
に延びる揺動片5と、スライドレバー12の側方に位置
すると共に、揺動片5に当接するように回動するカム部
21をもった回転部材20と、回転部材20を一方向に
回転させるモータ23と、回転部材20に一体に設けら
れてカム部21に追従して回転する被係止部24と、ス
ライドレバー12に一体に設けられて進退すると共に、
ロック解除時において回転部材20の被係止部24と当
接状態になるよう位置し、ロック時において回転部材2
0の被係止部24と非当接状態となるよう位置する係止
部16とを備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、ノート型パ
ソコン、デスクトップ型パソコン又はオーディオ等の機
器において、光ディスク用トレー等の出し入れの際に利
用されるロック機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、特
開平11−39760号公報がある。この公報に記載さ
れたロック機構は、トレーの裏面側の前方に配置されて
いる。そこで、トレーを装置本体内に押し込んだ場合、
トレー側で軸支されたロックレバーの先端が、装置本体
側に立設させたピン(ポスト部)に引っ掛かることで、
トレーがロックされる。一方、トレーを装置本体から引
き出す場合、イジェクトボタンを押すことによってソレ
ノイドが通電され、これに伴って、ロックレバーがピン
から強制的に外され、ばね力によって、トレーが本体か
ら押し出されることになる。このように構成すると、光
ディスクの高速回転中にイジェクトボタンが不用意に押
されたとしても、ソレノイドが作動しないように制御さ
せることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のロック機構には、次のような課題が存在してい
る。すなわち、ソレノイドでロックレバーのロック解除
を行う場合、低消費電流(特に電池駆動のノート型パソ
コン等)を求められるという制約と効率の悪さとから発
生荷重が小さくなる。そして、結果的に、外部からの衝
撃によりソレノイドのプランジャが伸縮してしまう虞れ
があり、不意にトレーが飛び出してくる虞れがあるとい
う不都合な点があった。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、モータを利用して確実にロック解
除動作を行わせるようにしたロック機構を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロック機構
は、直線的に相対的な進退を行うポスト部とロックレバ
ーとを備え、前進によって、ポスト部にロックレバーの
フック部が係合することによりロックされ、後退によっ
て、ポスト部からロックレバーのフック部が外れること
によりロック解除が行われるロック機構において、軸支
されると共に、ポスト部側の先端にフック部を有するロ
ックレバーと、進退方向において、ロック時に、バネの
付勢力に抗してポスト部によって押し込まれ、ロック解
除時にバネの付勢力によって飛び出すスライドレバー
と、ロックレバーの基端から側方に延びる揺動片と、ス
ライドレバーの側方に位置すると共に、揺動片に当接す
るように回動するカム部をもった回転部材と、回転部材
を一方向に回転させるモータと、回転部材に一体に設け
られてカム部に追従して回転する被係止部と、スライド
レバーに一体に設けられて進退すると共に、ロック解除
時において回転部材の被係止部と当接状態になるよう位
置し、ロック時において回転部材の被係止部と非当接状
態となるよう位置する係止部とを備えたことを特徴とす
る。
【0006】このロック機構においては、ポスト部とロ
ックレバーとの相対的な直線運動の結果、ロック時では
ポスト部にロックレバーのフック部が係合し、ロック解
除時ではポスト部がロックレバーのフック部から外れる
ことになる。ここで、ロック状態において、スライドレ
バーは、バネの付勢力に抗してポスト部によって押し込
まれている。このとき、スライドレバーに一体に設けら
れた係止部が、回転部材の被係止部に当接しない位置ま
で移動しているので、回転部材を回転可能状態にするこ
とができる。そこで、ロック解除が必要になった場合、
モータを起動させ、回転部材を一方向に回転させる。す
ると、回転部材の回転に追従するカム部によってロック
レバーの揺動片が揺動し、これに伴って、ロックレバー
が揺動しながら、フック部がポスト部から外れ、ロック
解除されることになる。このロック解除と同時期に、バ
ネの付勢力によってスライドレバーが飛び出すので、ス
ライドレバーの係止部は、回転部材の被係止部に当接す
る位置まで戻ることになり、これに伴って、被係止部が
係止部に当るまで回動部材が回り続けることになる。す
なわち、モータが回転し続けている場合でも、被係止部
は、係止部の位置で常に強制的に停止させられ、回転部
材の停止位置を、カム部の始動位置にすることができ
る。従って、ロック解除時において、カム部と揺動片と
の位置関係を常に一定しておくことができ、ロック解除
が常に安定したものとなる。しかも、スライドレバーの
採用により、回転部材の駆動源にステップモータ等の特
殊なモータを利用しなくても、回転部材の原点位置制御
を、機械的な構造をもって簡単に達成させることができ
る。更に、スライドレバーの側方に回転部材を配置させ
る結果、ロック機構の薄型化が図られ、薄型化が求めら
れている製品への適用が可能となる。
【0007】また、係止部は、回転部材に向けて突出す
るストッパ片であり、被係止部は、カム部の外方位置に
設けられたピン部であると好適である。このような構成
を採用すると、簡単な構造をもって回転部材を強制的に
停止させることができる。
【0008】また、ロックレバーとスライドレバーとを
重ねるようにして、同一の軸部によって支持し、スライ
ドレバーには、進退方向に延在して軸部を挿入させる長
穴を有すると好適である。このような構成を採用した場
合、一軸を共有することによって、構造の簡素化とロッ
ク機構の薄型化を促進させることになる。
【0009】また、回転部材はスリップ機構を有し、こ
のスリップ機構は、モータに連動して一方向に回転する
本体部と、カム部及び被係止部を設けた作動部と、本体
部と作動部との間に配置させて、摩擦力によって本体部
と作動部とを連結させるバネ部材とを備えると好適であ
る。このような構成を採用した場合、モータの回転中で
は本体部と作動部とがバネの摩擦力によって一緒に連れ
回ることになる。そして、モータが回転し続け、被係止
部が、係止部の位置で常に強制的に停止させられた場合
には、本体部がバネの摩擦力に抗して空転し続けること
になるので、モータに不必要な負荷をかけることがなく
なる。従って、機械的な制動部分を採用することで、モ
ータの駆動制御が簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるロ
ック機構の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】図1〜図4に示すロック機構1は、ノート
型パソコン、デスクトップ型パソコン又はオーディオ等
の機器類において、光ディスク装填用のトレーを出し入
れする際に利用されるものである。ロック機構1が利用
される装置において、装置本体2に対し、トレー3は、
光ディスクの出し入れのため水平に進退する。そして、
トレー3には引掛けピンを構成するポスト部4が立設さ
れ、装置本体2側にはロック機構1の大部分の部品が設
けられている。なお、場合によっては、装置本体2側に
ポスト部4が立設され、トレー3側にロック機構1の大
部分の部品が設けられる場合もある。
【0012】ロック機構1は、装置本体2にビス等によ
り取付けるための金属製のベース板6(図4参照)を有
し、このベース板6上に軸部7を立設させ、この軸部7
にロックレバー8の基端部を回動自在に軸支させる。ま
た、軸部7の周囲に巻回させるように巻きバネ10を配
置させ、この巻きバネ10の一端をベース板6に固定さ
せ、他端をロックレバー8に固定させる。なお、ロック
レバー8は、巻きバネ10によって図1における右旋回
方向に付勢力が与えられており、ベース板6から立ち上
げられた規制部11(図4参照)に突当てられた状態で
保持されることになる。
【0013】また、ロックレバー8の先端にはフック部
9が形成され、このフック部9の先端面はヤジリ状に形
成され、この一面は、ポスト部4に対峙すると共に、斜
めに切り落とされたガイド面9aとして形成されている
(図2参照)。従って、ロック時にポスト部4が前進す
る際、ガイド面9aに沿ってポスト部4が前進するの
で、ロックレバー8は、バネ10の付勢力に抗して逃げ
るように回動し、最終的に、ポスト部4は、フック部9
のを引掛け口9bまで確実に導かれることになる(図8
参照)。さらに、ロックレバー8には、ロック解除時に
利用される揺動片5が設けられ、この揺動片5はロック
レバー8の基端から側方に向けて(後述する回転部材2
0に向けて)、ベース板6に沿うように延在する。
【0014】ここで、ベース板6上においては、ロック
レバー8と重ねるようにしてスライドレバー12が配置
されている。従って、スライドレバー12の先端部を、
ロックレバー8同様にポスト部4に対峙させることがで
き、軸部7を共有することができる。そして、スライド
レバー12の基端には進退方向Xに延在する長穴13が
形成され、この長穴13内にロックレバー8の軸部7を
挿入させる。
【0015】また、コイルバネ14の一端をスライドレ
バー12に引掛け、その他端をベース板6に引掛けるこ
とで、スライドレバー12は、ポスト部4側に向けて飛
び出す方向に付勢される。更に、スライドレバー12
は、ベース板6から立ち上げられた規制部11に突当て
られ、その飛び出し量を規制している。従って、ロック
時にポスト部4が前進することに伴って、スライドレバ
ー12は、バネ14の付勢力に抗してポスト部4により
所定量だけ押し込まれることになる。
【0016】更に、スライドレバー12には、後述する
回転部材20に向けて突出するストッパ片(係止部)1
6が一体に設けられている。従って、スライドレバー1
2が進退するのに追従してストッパ片16も進退させる
ことができる。このようなストッパ片16の進退は、ロ
ック時/ロック解除時に利用されるものである。
【0017】また、ベース板6には、スライドレバー1
2の側方に位置する回転部材20が回転自在に軸支さ
れ、この回動部材20は一方向(矢印A方向)に回転す
る。更に、この回転部材20において、その表面中央に
は、ロックレバー8から延びている揺動片5に当接させ
るカム部21が一体に設けられている(図3参照)。従
って、回転部材20と一緒に連れ回るカム部21によっ
て、揺動片5が押され続け、揺動片5の動きによって、
ロックレバー8のフック部9がポスト部4から外れるこ
とになる。
【0018】更に、回動部材20の周縁部には歯部22
が形成され、ベース板6には駆動源としてのDCモータ
23が固定され、このモータ23に設けられたウォーム
ギア25とこの歯部22と噛合によって、回動部材20
を一方向(矢印A方向)に回転させ、これに追従するカ
ム部21の回転によって揺動片5を作動させることにな
る。また、回動部材20の裏面において、カム部21の
外方に位置するようにピン部(被係止部)24が立設さ
れ、このピン部24は、回動部材20の回転の伴ってカ
ム部21と一緒に連れ回ることになる。
【0019】ここで、スライドレバー12に設けられた
ストッパ片(係止部)16と回動部材20に設けられた
ピン部(被係止部)24との位置関係について説明す
る。ストッパ片16は、進退運動によって以下のような
位置になるようにスライドレバー12に一体的に形成さ
れている。このストッパ片16は、スライドレバー12
が飛び出した状態のロック解除時において、ピン部24
と当接する位置、すなわちピン部24の回転軌跡上に位
置する。更に、ストッパ片16は、スライドレバー12
が後退した状態のロック時において、ピン部24と当接
しない位置、すなわちピン部24の回転軌跡から外れる
ように位置する。
【0020】よって、直線的に進退運動するストッパ片
(係止部)16と、回転運動するピン部(被係止部)2
4とが、このような位置関係を有すると、ロック時の状
態で、ピン部24はストッパ片16に当たらない位置ま
で退避する。これによって、回動部材20の自由な回転
が可能となり、カム部21によって、揺動片5が押され
続けることに伴って、ロックレバー8のフック部9がポ
スト部4から外れ、ロックが解除されることになる。こ
れに対し、ロック解除時の状態では、回動し続けている
ピン24がストッパ片16に当たることにより、回動部
材20のカム部21を強制的に停止させることになる。
これにより、カム部21の停止位置を、常に一定した始
動位置にすることができる。
【0021】従って、ロック解除時において、カム部2
1と揺動片5との位置関係を常に一定しておき、カム部
21を常に一定の位置から始動させることができるの
で、ロック解除動作が常に安定したものとなる。しか
も、スライドレバー12の採用により、回転部材20の
駆動源にステップモータ等の特殊なモータを利用しなく
ても、回転部材20の原点位置制御を、機械的な構造を
もって簡単に達成させることができる。
【0022】このように、回動部材20の強制的な停止
によって、モータ23に不必要な負荷が加わる虞れがあ
る。そこで、図5及び図6に示すように、回動部材20
にスリップ機構30を採用する。このスリップ機構30
は、モータ23に連動して一方向に回転する本体部31
を有している。この本体部31の外周部には全周に亙っ
て歯部22が形成され、本体部31内には、螺旋状の圧
縮バネ32が収容されている。更に、スリップ機構30
は、カム部21及びピン部(被係止部)24を設けた作
動部33を有し、この作動部33と本体部31とで圧縮
バネ32を挟み込む。これによって、本体部31と作動
部33とを所定の摩擦力により連結させることができ
る。
【0023】ここで、作動部33は、カム部21をもっ
た第1の回転板34とピン部24をもった第2の回転板
35とからなる。そして、本体部31を、第1の回転板
34と第2の回転板35とで挟み込み、第1の回転板3
4の爪部34aを第2の回転板35の切欠き溝35a内
に差込むことによって、第1の回転板34と第2の回転
板35との一体化を図る。また、第1の回動板34と本
体部31とで圧縮バネ32を挟み込むように構成させ、
第2の回転板35と本体部31との間にスペーサ36を
介在させる。このようにして、スリップ機構30をもっ
た回動部材20では、その表面側にカム部21を配置さ
せ、その裏面側にピン部24を配置させている。
【0024】そこで、ロック解除のためにモータ23を
駆動させた場合には、本体部31と作動部33とをバネ
32の摩擦力によって一緒に連れ回すことが可能とな
る。これに対し、回動部材20の作動部33が強制的に
停止させられる場合、モータ23は駆動し続けている
が、本体部31がバネ32の摩擦力に抗して空転し続け
ることになる。これによって、モータ23に不必要な負
荷をかける虞れがなくなる。
【0025】次に、前述したロック機構1の構成に基づ
いて、その動作を簡単に説明する。
【0026】図1に示すように、トレー3に光ディスク
等を装填した後、矢印B方向にトレー3を押し込むよう
に移動させ続ける。このときのポスト部4の前進に伴
い、図7に示すように、ポスト部4は、フック部9のガ
イド面9aに当接し、ロックレバー8をバネ10の付勢
力に抗して矢印C方向に回動させる。このとき、ポスト
部4が更に前進し続けるので、スライドレバー12はバ
ネ14の付勢力に抗して所定量だけ押し込まれることに
なる。
【0027】その後、図8に示すように、フック部9の
引掛け口9b内にポスト部4が入り込むと同時に、ロッ
クレバー8はバネ10の付勢力によって矢印D方向に戻
り、ロック動作が完了する。また、スライドレバー12
の頂部を、バネ14の付勢力によってポスト部4に押し
付け続けるので、確実なロックを維持し続けることがで
きる。なお、スライドレバー12の後退に伴って、スト
ッパ片16は、ピン部24に当接しない位置まで退避し
ている。
【0028】その後、ロック解除の必要がある場合、例
えば、トレー3から光ディスク等を取出したい場合、イ
ジェクトボタン等の操作により、図9に示すように、モ
ータ23を駆動させ、回動部材20を矢印E方向に回転
させる。すると、回転部材20と一緒に連れ回るカム部
21によって揺動片5が押され続け、ロックレバー8の
フック部9がポスト部4から外れる。これにより、バネ
力等を利用して、トレー3が外方に押し出されることに
なる。なお、ポスト部4によって押し込まれていたスラ
イドレバー12は、バネ14によって飛び出すことにな
り、ストッパ片16は、ピン部24に当接する位置まで
復帰する。
【0029】この状態で、回動部材20が回転し続ける
と、ストッパ片16にピン部24が当たる。これによっ
て、回動部材20の作動部33(図5参照)が強制的に
停止させられ、回動部材20のカム部21は、原点位置
すなわち始動位置に復帰することになる(図1参照)。
このとき、モータ23は所定時間だけ回転し続けてるよ
うに制御されているが、スリップ機構30(図5,図6
参照)によって、本体部31のみがバネ32の摩擦力に
抗して空転し続けることになるので、モータ23自体に
不必要な負荷をかける虞れがなく、モータ23の複雑な
制動機構も不要となる。
【0030】本発明のロック機構は前述した実施形態に
限定されるものではなく、例えば、ポスト部4を装置本
体2側に設け、他の構成部品をトレー3側に設けた場合
でもよいことは言うまでもない。また、ギアを利用する
ことなく、モータ23によって回動部材20をダイレク
トに駆動させてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によるロック機構は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、直線的に相対的な進退を行うポスト部とロックレバ
ーとを備え、前進によって、ポスト部にロックレバーの
フック部が係合することによりロックされ、後退によっ
て、ポスト部からロックレバーのフック部が外れること
によりロック解除が行われるロック機構において、軸支
されると共に、ポスト部側の先端にフック部を有するロ
ックレバーと、進退方向において、ロック時に、バネの
付勢力に抗してポスト部によって押し込まれ、ロック解
除時にバネの付勢力によって飛び出すスライドレバー
と、ロックレバーの基端から側方に延びる揺動片と、ス
ライドレバーの側方に位置すると共に、揺動片に当接す
るように回動するカム部をもった回転部材と、回転部材
を一方向に回転させるモータと、回転部材に一体に設け
られてカム部に追従して回転する被係止部と、スライド
レバーに一体に設けられて進退すると共に、ロック解除
時において回転部材の被係止部と当接状態になるよう位
置し、ロック時において回転部材の被係止部と非当接状
態となるよう位置する係止部とを備えたことにより、モ
ータを利用して確実にロック解除動作させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロック機構の一実施形態を示す平
面図である。
【図2】図1に示したロック機構の斜視図である。
【図3】図1に示したロック機構の斜視図である。
【図4】ロック機構を裏面側から見た斜視図である。
【図5】組立て後のスリップ機構を示す斜視図である。
【図6】スリップ機構の分解斜視図である。
【図7】ロック動作の途中の状態を示す平面図である。
【図8】ロック後の状態を示す平面図である。
【図9】ロック解除時の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1…ロック機構、4…ポスト部、5…揺動片、7…軸
部、8…ロックレバー、9…フック部、10,14…バ
ネ、12…スライドレバー、13…長穴、16…ストッ
パ片(係止部)、20…回転部材、21…カム部、23
…モータ、24…ピン部(被係止部)、30…スリップ
機構、31…本体部、32…圧縮バネ(バネ部材)、3
3…作動部、X…進退方向。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線的に相対的な進退を行うポスト部と
    ロックレバーとを備え、前進によって、前記ポスト部に
    前記ロックレバーのフック部が係合することによりロッ
    クされ、後退によって、前記ポスト部から前記ロックレ
    バーのフック部が外れることによりロック解除が行われ
    るロック機構において、 軸支されると共に、前記ポスト部側の先端に前記フック
    部を有する前記ロックレバーと、 進退方向において、前記ロック時に、バネの付勢力に抗
    して前記ポスト部によって押し込まれ、前記ロック解除
    時に前記バネの付勢力によって飛び出すスライドレバー
    と、 前記ロックレバーの基端から側方に延びる揺動片と、 前記スライドレバーの側方に位置すると共に、前記揺動
    片に当接するように回動するカム部をもった回転部材
    と、 前記回転部材を一方向に回転させるモータと、 前記回転部材に一体に設けられて前記カム部に追従して
    回転する被係止部と、 前記スライドレバーに一体に設けられて進退すると共
    に、前記ロック解除時において前記回転部材の前記被係
    止部と当接状態になるよう位置し、前記ロック時におい
    て前記回転部材の前記被係止部と非当接状態となるよう
    位置する係止部とを備えたことを特徴とするロック機
    構。
  2. 【請求項2】 前記係止部は、前記回転部材に向けて突
    出するストッパ片であり、前記被係止部は、前記カム部
    の外方位置に設けられたピン部であることを特徴とする
    請求項1記載のロック機構。
  3. 【請求項3】 前記ロックレバーと前記スライドレバー
    とを重ねるようにして、同一の軸部によって支持し、前
    記スライドレバーには、前記進退方向に延在して前記軸
    部を挿入させる長穴を有することを特徴とする請求項1
    又は2記載のロック機構。
  4. 【請求項4】 前記回転部材はスリップ機構を有し、こ
    のスリップ機構は、前記モータに連動して一方向に回転
    する本体部と、前記カム部及び前記被係止部を設けた作
    動部と、前記本体部と前記作動部との間に配置させて、
    摩擦力によって前記本体部と前記作動部とを連結させる
    バネ部材とを備えたことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一項記載のロック機構。
JP2000160703A 2000-05-30 2000-05-30 ロック機構 Pending JP2001344864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160703A JP2001344864A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 ロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000160703A JP2001344864A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 ロック機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001344864A true JP2001344864A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18664858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000160703A Pending JP2001344864A (ja) 2000-05-30 2000-05-30 ロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001344864A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6772424B2 (en) * 2001-04-05 2004-08-03 Lite-On It Corp. Locking and ejection mechanism for disk drive
KR101304842B1 (ko) 2011-02-25 2013-09-05 한국산업은행 전기식 도어 잠금장치
US20140165678A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-19 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
WO2024090685A1 (ko) * 2022-10-25 2024-05-02 주식회사 지나인스 화물 탑차용 스마트 도어락

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6772424B2 (en) * 2001-04-05 2004-08-03 Lite-On It Corp. Locking and ejection mechanism for disk drive
KR101304842B1 (ko) 2011-02-25 2013-09-05 한국산업은행 전기식 도어 잠금장치
US20140165678A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-19 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US9080349B2 (en) * 2012-12-19 2015-07-14 Lock II, L.L.C. Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US9816294B2 (en) 2012-12-19 2017-11-14 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US10190335B2 (en) 2012-12-19 2019-01-29 Lock Ii, Llc Methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US10550604B2 (en) 2012-12-19 2020-02-04 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US10557285B2 (en) 2012-12-19 2020-02-11 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US11499342B2 (en) 2012-12-19 2022-11-15 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
US11613911B2 (en) 2012-12-19 2023-03-28 Lock Ii, Llc Device and methods for preventing unwanted access to a locked enclosure
WO2024090685A1 (ko) * 2022-10-25 2024-05-02 주식회사 지나인스 화물 탑차용 스마트 도어락

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20030045865A (ko) 디스크 드라이브의 트레이 로킹장치
JP2001344864A (ja) ロック機構
JPS6029079Y2 (ja) カセット式記録再生装置のカセットエジェクト防止装置
US4491887A (en) Mode selector of recording and/or reproducing apparatus
JP2936995B2 (ja) プランジャによる係止機構
JPH0127142Y2 (ja)
JP3241407B2 (ja) デイスクドライブ装置
JP3036134B2 (ja) テープレコーダの保護装置
JPH0337170Y2 (ja)
JP2538307B2 (ja) カセットロ―ディング装置
JPH0319069Y2 (ja)
JPH0124771Y2 (ja)
JP3024722B2 (ja) テープデッキにおけるカセットテープ装着装置
JPH045072Y2 (ja)
JPH0222852Y2 (ja)
JPH07235112A (ja) ディスク装置
JP2935120B2 (ja) テーププレーヤ
JPH0614287Y2 (ja) オートリバース式テーププレーヤのモード切換装置
JPH026523Y2 (ja)
JP2559246B2 (ja) カセットテーププレーヤ
JPS6112600Y2 (ja)
JPS6327309Y2 (ja)
JP2527178Y2 (ja) 音響再生装置
JPH0814922B2 (ja) 記録再生装置
JP2003136427A (ja) 電動タッカー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100406