JP2559246B2 - カセットテーププレーヤ - Google Patents

カセットテーププレーヤ

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JP2559246B2
JP2559246B2 JP63038607A JP3860788A JP2559246B2 JP 2559246 B2 JP2559246 B2 JP 2559246B2 JP 63038607 A JP63038607 A JP 63038607A JP 3860788 A JP3860788 A JP 3860788A JP 2559246 B2 JP2559246 B2 JP 2559246B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願はカセットテーププレーヤに関する。
従来の技術 従来、カセットの装填により閉じ、イジェクトレバー
の操作により開く制御スイッチを備えた電源回路に、テ
ープ走行用のモータと、電磁作動体とを並列接続し、前
記モータの回転により作動機構を作動して、ヘッドプレ
ートを弾性付勢力により、プレー位置に移動すると共
に、そのプレー位置を、前記電磁作動体から成る保持機
構により保持し、イジェクトレバーの操作により、電磁
作動体の励磁を解いて、ヘッドプレートの前記保持状態
を解くと共に、前記作動機構の復動により、ヘッドプレ
ートを弾力付勢力によって非プレー位置に移動する構成
のテーププレーヤは公知であり、その制御回路は、一般
にカセットの装填により閉じ、イジェクト操作により開
く制御スイッチを備えた電源回路に、モータと電磁作動
体とを並列接続して成るものである。
発明が解決しようとする課題 ところで上記した従来のテーププレーヤによれば、ヘ
ッドプレートが付勢弾力により非プレー位置に自動復元
し、その復元動作に伴い、ピンチローラがキャプスタン
軸より離反する構成となっているので、誤ってイジェク
ト操作することなしに、例えば車載用テーププレーヤに
おいてエンジンキーを外すなどして電源回路を切った場
合に、ピンチローラがキャプスタン軸に圧接した状態と
なって変形する惧れがないという利点を有する反面、テ
ープ走行用のモータと電磁作動体とが電源回路に並列接
続されているため、イジェクト操作により制御スイッチ
が切れたにも不拘、モータの慣性回転により発生する起
電力が電磁作動体に入力して電磁作動体の非作動状態を
遅延し、それによって、ヘッドプレートが非プレー位置
に復元する以前に、カセットホルダーが非プレー位置に
復動して、機械的故障を招くという欠陥があった。
また、カセットを装填して制御スイッチが閉じ、モー
タが回転して作動機構によりヘッドプレートがプレー方
向に移動している途中で、誤ってイジェクトレバーを操
作したとき、制御スイッチが開いてモータ及び電磁作動
体への通電が断たれ、ヘッドプレートはその移動途中で
停止すると共に、カセットホルダーが下動した状態にお
かれ、そのためカセットの排出が不能となるという欠陥
があった。
そこで、本願は上記した従来の欠陥を改善することを
目的としたものである。
課題を解決するための手段 本願は上記した目的を達成するために、電源回路に、
カセットの装填により閉じ、イジェクトレバーの操作に
より開く制御スイッチと、テープ走行用のモータと、電
磁作動体とをそれぞれ接続して成る制御回路を備え、前
記モータの回転により作動機構を作動して、ヘッドプレ
ートをその復元付勢力に抗して、プレー位置に移動する
と共に、そのプレー位置を、前記電磁作動体から成る保
持機構により保持し、イジェクトレバーの操作により、
電磁作動体の励磁を解いて、ヘッドプレートの前記保持
状態を解くと共に、前記作動機構の復動により、ヘッド
プレートを弾力付勢力によって非プレー位置に移動する
構成のテーププレーヤにおいて、前記制御回路が、電源
の一端に制御スイッチを接続すると共に、これと電源の
他端とにモータと電磁作動体とをそれぞれ接続し、か
つ、モータと電磁作動体との間に、イジェクトレバーの
操作により開くスイッチ手段を直列に接続して成るも
の、または、前記制御回路が、電源回路の両端に、制御
スイッチと電磁作動体との直列回路と、前記イジェクト
レバーの操作により開くスイッチ手段とモータとの直列
回路とをそれぞれ接続して成るものであり、好ましく
は、制御スイッチとスイッチ手段を連動し、また上記し
た前者の制御回路において、イジェクトレバーの操作に
より開くスイッチ手段に代えて、モータに対し順方向の
回路素子を接続して成るものである。
さらにまた、上記した構成においてイジェクトレバー
にカム部を、またヘッドプレートに、前記イジェクトレ
バーを操作したとき、前記カム部と当接して、付勢弾力
に抗してヘッドプレートを非プレー位置に移動する当接
部を設けたことを特徴とするものである。
作用 しかして、カセットを装填すると、カセットホルダー
が下動し、制御スイッチが閉じて、テープ走行用のモー
タと、電磁作動体とが励磁され、モータの回転により作
動機構が作動して、ヘッドプレートは弾性付勢力に抗し
て、プレー位置に移動すると共に、そのプレー位置は、
電磁作動体により作動する保持機構を介して保持され、
テープのプレー状態を構成する。
この構成状態からイジェクト操作すると、制御スイッ
チが開いてモータと電磁作動体への導電が断たれる。し
かしモータの慣性回転による発電作用により起電力を発
生するが、この起電力はスイッチ手段乃至回路素子によ
って電磁作動体に入力するのを阻止され、従って電磁作
動体の励磁は、制御スイッチの開と同時に断たれて、保
持機構によるヘッドプレートのプレー位置の保持も解か
れ、作動機構の復動に伴い、ヘッドプレートは弾力付勢
力により非プレー位置に復動する。
なお上記において、制御スイッチとスイッチ手段とを
連動することにより、構成が容易となると共に動作も確
実となる。
また上記において、モータの回転に伴い作動機構の作
動によりヘッドプレートがプレー方向に移動している途
中で、誤ってイジェクトレバーを操作したとすると、該
操作により、モータ及び電磁作動体への通電が断たれ、
ヘッドプレートはその移動途中で停止し、かつ、カセッ
トホルダーは下動した状態におかれるが、このイジェク
トレバーの操作に伴い、カム部が当接部と作用して、ヘ
ッドプレートは、機械的に非プレー位置に移動すると共
に、その移動により、カセットホルダーはカセットの挿
脱位置に上動してカセットの排出が可能となり、故障の
生じる惧れはない。
なお上記において、当接部を回転子とすることによ
り、イジェクトレバーの円滑な操作が行われる。
実施例 以下本願の実施例を図面について詳述する。
(1)は器枠であって、一方の側部には、テープ早送
り機構などの操作レバー(2),(3)が水平状態で前
後動可能に、また他方の側部には、イジェクトレバー
(4)が垂直状態で前後動可能に夫々装備されている。
(5)は後端両側部が器枠(1)に対し枢軸(6)によ
り上下方向に傾動自在に支承された後部枠(5)aと、
その前縁に連結された水平状態で上下動可能な前部枠
(5)bとから成るカセットホルダーで、前記後部枠
(5)aの中央部には前後方向に延びる案内溝(7)を
有し、この案内溝(7)には、カセットCをカセットホ
ルダー(5)に挿入したとき、一方のリールホールと係
合する係合駒(8)が摺動自在に取り付けてある。
(9)は一端が前記後部枠(5)aの上面に枢軸(10)
を介して枢着され、かつ、中間部に、前記イジェクトレ
バー(4)に設けた支片(11)に一端が支持された連結
杆(12)の他端を係止したばね受部片で、その先端と前
記係合駒(8)とには、該係合駒(8)を常態でカセッ
トCのイジェクト位置に弾圧する反転ばね(13)が取り
付けてある。(14)は前記カセットホルダー(5)の後
部枠(5)aの上部内面に、前記枢軸(10)により水平
回動自在に取り付けた平板状の保持部材であって、その
一方の辺には、前記案内溝(7)を横切るように延びる
作用片(15)を有しており、かつ、外側辺には、舌片
(16)が設けてあり、これが器枠(1)の側壁(1)a
の上縁に当接することにより、前記保持部材(14)を介
して前記カセットホルダー(5)は水平状態に保持され
る。(17)は前記器枠(1)の一方の側壁(1)aに、
枢軸(18)を介して垂直回動自在に枢着された板状の作
動部片で、前記枢着部から前方に延びる片(17)aに、
前記イジェクトレバー(4)に設けた止片(19)と係止
して前記イジェクトレバー(4)を、その付勢スプリン
グ(20)に抗してイジェクト位置に保持する係止部(2
1)が、また前記枢着部から後方に延びる片(17)bに
は、前記カセットホルダー(5)の後部枠(5)aの側
面に設けた切欠溝(22)と係止する係止ピン(23)が夫
々設けてあり、かつ、作動部片(17)と器枠(1)との
間に、前記係止ピン(23)を常時下向方向に弾圧するス
プリング(24)が張架してある。(25)は前記保持部材
の復元スプリング、(26)は器枠(1)の面上に設けた
リール軸、(27)はヘッド(28)を備えたヘッドプレー
ト、(29)はモータである。
しかして、第1,2図で示す非プレー状態から、カセッ
トCをカセットホルダー(5)の前部枠(5)bに手前
方向から挿入すると、それにより係合駒(8)にカセッ
トCの一方のリールホールが係合すると共に、該係合駒
(8)が後方に移動し、その移動に伴い、反転ばね(1
3)が反転し、その反転弾力により、カセットCは係合
駒(8)と共に自動的にカセットホルダー(5)に深く
侵入する。すると、案内溝(7)を横切っている作用片
(15)が、カセットCに押圧されるので、保持部片(1
4)はスプリング(25)に抗して、第1図において反時
計方向に水平回動し、これによって舌片(16)が器枠
(1)の外壁(1)aより外れるので、非プレー状態に
おいて、舌片(16)と側壁(1)aとの当接により、保
持部片(14)を介して水平状態に保持されていたカセッ
トホルダー(5)の後部枠(5)aは、下向傾動が許容
される。従ってスプリング(24)により、作動部片(1
7)が第2図において反時計方向に回動して、止片(1
9)と係止部(21)との係止が外れて、イジェクトレバ
ー(4)がスプリング(20)によりイジェクト操作可能
な位置に突出すると共に、係止ピン(23)と切欠溝(2
2)との係止を介して、後部枠(5)aが下向きに傾動
し、かつ、前部枠(5)bが水平状に下降して第3,4図
で示すように、プレー状態となる。また第3,4図に示す
プレー状態から、イジェクトレバー(4)をスプリング
(20)に抗して押込むと、連結杆(12)によりばね受部
片(9)が第3図において反時計方向に回動するので、
その遊端の移動により反転ばね(13)が反転動作し、そ
の反転弾力により、係合駒(8)がカセットCと共に案
内溝(7)に案内され、第3図において手前方向即ちイ
ジェクト方向に移動する。一方イジェクトレバー(4)
の先端が、スプリング(24)に抗して作動部片(17)
を、第4図において時計方向に回動するので、係止ピン
(23)と切欠溝(22)との係止により、カセットホルダ
ー(5)の後部枠(5)aが上向きに傾動する。
さらにまた、係合駒(8)と共にカセットCがイジェ
クト方向に移動すると、作用片(15)の押圧が解かれる
ので、保持部材(14)はスプリング(25)により第3図
において時計方向に回動し、その回動作用により、前記
後部枠(5)aが水平状態に至ったとき、保持部材(1
4)の舌片(16)が再び器枠(1)の側縁(1)aの上
縁に当接して、保持部材(14)と共にカセットホルダー
(5)が水平状態に保持され、そしてこの状態からイジ
ェクトレバー(4)の押圧を解くと、スプリング(20)
により若干後退して、止片(19)が係止部(21)に係止
して第1,2図に示す非プレー状態に復する。
第5図及び第6図はヘッドプレート(27)の作動機構
を示す非プレー状態及びプレー状態の背面であって、こ
の作動機構は、モータ(29)の出力端に軸止された駆動
歯車(30)に、中間歯車機構(31)を介して連動して主
動歯車(32)と間歇的に噛合する切欠歯車(33)と、こ
の切欠歯車(33)に初期回転力を付与するために、該切
欠歯車(33)と同軸上に設けられ、かつ、先端にばね
(34)の弾力が付勢された舌片(35)と、切欠歯車(3
3)と同軸上に設けられた半径が漸増する巴状のカム片
(36)と、中間部が器枠(1)に回転自在に枢着(27)
され、一方の端部に設けた当該ピン(38)を前記カム片
(36)の外周に当接し、他端が、これとヘッドプレート
(27)の下面に突設した止片(27)′との間に張架した
スプリング(40)によってヘッドプレート(27)の下面
に突設した軸片(39)と圧接して、ヘッドプレート(2
7)を常時非プレー位置に付勢する稲妻形の作動レバー
(41)とから構成されている。(42)はヘッドプレート
(27)のプレー位置を保持する保持機構で、電磁作動体
(43)と、そのロット(43)′に連結して、その作動に
より中間部を支点として水平回動する傾動片(44)と、
この傾動片(44)の先端に設けた係合部(44)aと係合
して、前記切欠歯車(33)の回転を拘束する該歯車(3
3)の背面に設けた突部(45)とから構成されている。
(46)は前記イジェクトレバー(4)がスプリング
(20)によってイジェクト操作可能な位置に移動したと
き、これに設けた係合部(4)aと係合して、スプリン
グ(47)に抗して摺動したとき、前記モータ(29)及び
電磁作動体(43)への通電を許容する制御スイッチ(4
8)をONに作動するスライドレバーである。
第7図は、制御回路を示しており、例えばエンジンキ
ーによる電源スイッチ(54)を電源Eに直列接続した電
源回路の一端に前記制御スイッチ(48)を接続して、こ
れと電源回路の他端とに、電磁作動体(43)と、モータ
(29)とをそれぞれ接続すると共に、その電磁作動体
(43)とモータ(29)との間に、前記制御スイッチ(4
8)に連動のスイッチ(49)を直列に接続して成る。
(50),(51)は突片(27)′及び軸片(39)の移動
を案内する器枠(1)に設けた案内孔、(52)は切欠歯
車(33)に設けた円弧状のスリット、(53)は、前記制
御スイッチ(48)の取り付け用補助プレートである。
しかして、第1,2図に示す非プレー状態において、カ
セットホルダー(5)にカセットCを挿入すると、すで
に述べたように、カセットホルダー(5)はプレー位置
に下動すると共に止片(19)と係止部(21)との係合が
解かれて、イジェクトレバー(4)はイジェクト操作可
能な位置に突出する。すると、第5図において、イジェ
クトレバー(4)に設けた係合部(4)aと係合してい
るスライドレバー(46)が、スプリング(47)に抗して
手前方向(前方)に摺動し、これによって、制御スイッ
チ(48)及びこれと連動のスイッチ(49)がONに作動す
るので、第7図仮想線で示すように、モータ(29)及び
電磁作動体(43)に通電がなされ、これらが作動する。
すると、切欠歯車(33)は、初期回転付与手段によっ
て、予め主動歯車(32)と噛合しているので、モータ
(29)の回転に伴って、切欠歯車(33)が反時計方向に
回転すると共に、電磁作動体(43)の作動により傾動片
(44)は、切欠歯車(33)上を時計方向に傾動する。一
方切欠歯車(33)の回転に伴い、作動レバー(41)の当
接ピン(38)は、カム片(36)の周面に沿ってその半径
の漸増方向に摺動するので、作動レバー(41)がスプリ
ング(40)を牽引しながら反時計方向に回動し、この牽
引弾力によってヘッドプレート(27)はプレー方向に移
動すると共に、切欠歯車(33)がほぼ1回転近く回転し
たとき、当接ピン(38)がカム片(36)の最大半径位置
に至りヘッドプレート(27)はプレー位置に達すると共
に、切欠歯車(33)が主動歯車(32)から外れて、第6
図で示すプレー状態を構成し、このプレー状態は、傾動
片(44)の係合部(44)aが、突部(45)と係合するこ
とにより保持される。
そして上記したプレー状態において、イジェクト操作
することなく誤って電源スイッチ(54)を切ったとする
と、モータ(29)と電磁作動体(43)への通電が断たれ
るので、傾動片(44)の係合部(44)aと突部(45)と
の係合は解かれ、切欠歯車(33)は自由な回転状態とな
ると共に、バネ(34)の付勢力によって切欠歯車(33)
が若干反時計回転したのち切欠歯車(33)が主動歯車
(32)と再び噛合し、かつ、当接ピン(38)はカム片
(36)の最小半径位置に戻るので、スプリング(40)に
より、作動レバー(41)が時計方向に回動して、軸片
(39)との係合によりヘッドプレート(27)は非プレー
位置に復動し、従ってその復動により、図示しないがピ
ンチローラとキャプスタン軸との圧接も解かれて、ピン
チローラに変形を与える惧れはない。
また第6図に示すプレー状態において、イジェクトレ
バー(4)をそのスプリング(20)に抗して押圧する
と、スプリング(47)によりスライドレバー(46)と共
に制御スイッチ(48)及びこれと連動のスイッチ(49)
が復元するので、モータ(27)及び電磁作動体(43)へ
の通電が解かれ、すでに述べたように、ヘッドプレート
(27)はスプリング(40)により非プレー位置に復動す
ると共に、カセットホルダー(5)が上動して、カセッ
トCが排出される。即ち第1,2図の状態に復元する。
そして上記した構成において、イジェクトレバー
(4)の操作により、モータ(29)及び電磁作動体(4
3)への通電が解かれたとき、モータ(29)は慣性作用
によりなお回転を持続し、この慣性回転によりモータ
(29)は発電機となって、起電力を発生するが、この起
電力は、第7図から明らかなように、スイッチ(49)に
よって電磁作動体(43)には印加しないので、その復元
動作が遅延する惧れはない。
上記実施例は、制御スイッチ(48)と連動するスイッ
チ(49)を、電磁作動体(43)とモータ(29)との間に
直列に接続した場合を例示したが、第8図で示すよう
に、このスイッチ(49)に代えて、モータ(29)に対し
順方向で電磁作動体(43)に対し逆方向のダイオード
(55)を接続しても、モータ(29)の起電力を電磁作動
体(43)に対し遮断することができる。
さらにまた第9図は制御回路の他の実施例を示してお
り、該回路は、電源スイッチ(54)を電源Eに直列接続
して成る電源回路の両端に、制御スイッチ(48)と電磁
作動体(43)との直列回路と、前記制御スイッチ(48)
と連動のスイッチ(49)とモータ(29)との直列回路と
をそれぞれ接続して成るもので、この構成の場合にも、
モータ(29)の慣性回転に伴う起電力は電磁作動体(4
3)に入力しない。
第10図及び第11図は前記第1実施例を示す第5図及び
第6図に夫々対応する他の実施例を示すもので、図にお
いて、(60)はイジェクトレバー(4)の下縁を、L字
状に折曲して水平状に設けた円弧状の曲面(60)aを有
するカム部、(61)は前記軸片(39)に回転自在に軸承
した回転子であり、第5,6図と同一符号は同一部材を示
している。
しかして第11図に示すプレー状態から、イジェクトレ
バー(4)をスプリング(20)に抗して押圧すると、す
でに述べたように、制御スイッチ(48)及びこれと連動
のスイッチ(49)とが開いてモータ(29)及び電磁作動
体(43)への通電が断たれ、ヘッドプレート(27)が非
プレー位置に移動すると共に、カセットホルダー(5)
はカセットの挿脱位置に上動する。
そして上記において、イジェクトレバー(4)の押圧
操作によるその前段ストロークで、制御スイッチ(4
8),スイッチ(49)が切れ、その後段ストロークで、
カム部(60)が、回転子(61)に作用するように構成し
ているので、正常使用状態において、電磁作動体(43)
は速やかに励磁状態が解かれるので、カム部(60)は殆
ど回転子(61)に作用することはない。
そして上記において、カセットホルダー(5)にカセ
ットCを装填して該カセットホルダー(5)がプレー位
置に下動し、制御スイッチ(48)及びこれと連動の(4
9)が閉じてモータ(29)が回転し、作動機構によりヘ
ッドプレート(27)がプレー位置に移動している途中
で、誤ってイジェクトレバー(4)を押圧操作したとす
ると、すでに述べたように、その前段ストロークで、モ
ータ(29)及び電磁作動体(43)への通電が断たれ、ヘ
ッドプレート(27)はプレー位置への移動途中で停止
し、かつ、カセットホルダー(5)は下動状態におかれ
るも、イジェクトレバー(4)の後段ストロークによっ
て第10図仮想線で示すように、カム部(60)の曲面(6
0)aが回転子(61)に作用し、スプリング(40)に抗
してヘッドプレート(27)は非プレー位置に導かれ、カ
セットホルダー(5)はカセットCの装脱可能な位置に
上動してカセットCの排出が行われる。
なおこの状態で、カセットCを再びカセットホルダー
(5)に装填すると、カセットホルダー(5)が下動し
てカム部(60)と回転子(61)との作用が解かれて、ス
プリング(40)によりヘッドプレート(27)が前進する
と共に、制御スイッチ(48)及びこれと連動の(49)が
再び閉じるので、モータ(29)が回転し、作動レバー
(41)が引続き作動して第11図のプレー位置に往動し、
正常状態に戻る。
発明の効果 以上のように、本願によれば、モータの慣性回転によ
る起電力の影響を受けることなく、電磁作動体は、励磁
を直ちに遮断され、ヘッドプレートのプレー位置の保持
状態が速やかに解かれるので、機械的損傷の生じる惧れ
はなく、またイジェクトレバーの誤操作の場合にも、故
障の生じる惧れなく、安全な使用ができるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は非プレー状
態の平面図、第2図は同側面図、第3図はプレー状態の
平面図、第4図は同側面図、第5図は非プレー状態の背
面図、第6図はプレー状態の背面図、第7,8及び9図は
制御回路図、第10図及び第11図は、第5図及び第6図に
夫々対応する他の実施例図である。 図中、(1)は器枠、(4)はイジェクトレバー、
(5)はカセットホルダー、(27)はヘッドプレート、
(29)はモータ、(32)は主動歯車、(33)は切欠歯
車、(36)はカム片、(41)は作動レバー、(42)は保
持機構、(43)は電磁作動体、(48)は制御スイッチ、
(49)はスイッチ、(60)はカム部、(61)は回転子、
Eは電源である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源回路に、カセットの装填により閉じ、
    イジェクトレバーの操作により開く制御スイッチと、テ
    ープ走行用のモータと、電磁作動体とをそれぞれ接続し
    て成る制御回路を備え、前記モータの回転により作動機
    構を作動して、ヘッドプレートをその復元付勢力に抗し
    て、プレー位置に移動すると共に、そのプレー位置を、
    前記電磁作動体を含む保持機構により保持し、イジェク
    トレバーの操作により、前記モータ及び電磁作動体への
    通電を解いて、ヘッドプレートの復元を許容する構成の
    カセットテーププレーヤにおいて、前記制御回路が、電
    源回路の一端に制御スイッチを接続すると共に、これと
    電源回路の他端とにモータと電磁作動体とをそれぞれ接
    続し、かつ、モータと電磁作動体との間に、前記イジェ
    クトレバーの操作により開くスイッチ手段を直列に接続
    して成ることを特徴としたカセットテーププレーヤ。
  2. 【請求項2】スイッチ手段に代えて、モータに対し順方
    向の回路素子を接続したことを特徴とする請求項1記載
    のカセットテーププレーヤ。
  3. 【請求項3】電源回路に、カセットの装填により閉じ、
    イジェクトレバーの操作により開く制御スイッチと、テ
    ープ走行用のモータと、電磁作動体とをそれぞれ接続し
    て成る制御回路を備え、前記モータの回転により作動機
    構を作動して、ヘッドプレートをその復元付勢力に抗し
    て、プレー位置に移動すると共に、そのプレー位置を、
    前記電磁作動体を含む保持機構により保持し、イジェク
    トレバーの操作により、前記モータ及び電磁作動体への
    通電を解いて、ヘッドプレートの復元を許容する構成の
    カセットテーププレーヤにおいて、前記制御回路が、電
    源回路の両端に、制御スイッチと電磁作動体との直列回
    路と、前記イジェクトレバーの操作により開くスイッチ
    手段とモータとの直列回路とをそれぞれ接続して成るこ
    とを特徴としたカセットテーププレーヤ。
  4. 【請求項4】イジェクトレバーにカム部を、またヘッド
    プレートに、前記イジェクトレバーを操作したとき、前
    記カム部と当接して、ヘッドプレートを強制的に非プレ
    ー位置に移動する当接部を設けたことを特徴とする請求
    項1,2または3記載のカセットテーププレーヤ。
  5. 【請求項5】当接部を、回転素子としたことを特徴とす
    る請求項4記載のカセットテーププレーヤ。
  6. 【請求項6】制御スイッチとスイッチ手段とを連動した
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載のカセッ
    トテーププレーヤ。
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