JP2572374B2 - リ−ル駆動機構 - Google Patents

リ−ル駆動機構

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JP2572374B2
JP2572374B2 JP61014456A JP1445686A JP2572374B2 JP 2572374 B2 JP2572374 B2 JP 2572374B2 JP 61014456 A JP61014456 A JP 61014456A JP 1445686 A JP1445686 A JP 1445686A JP 2572374 B2 JP2572374 B2 JP 2572374B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カセットデッキ等においてリールをスタン
バイ状態(停止状態),プレイ走行状態および早送り走
行状態に切換えるリール駆動機構に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のリール駆動機構としては、例えば第4
図に示すように、図示しないフライホイールに取り付け
られた二段ギヤ50と、二段ギヤ50の小型の上段ギヤ50a
に噛み合うプレイアイドラギヤ51を有するレバー52と、
早送りアイドラギヤ53を有するレバー54とから構成され
た機構が知られている。同図において、プレイ走行は、
磁気ヘッド前進に応答してプレイアイドラギヤ51をリー
ルギヤ55に圧着し、早送りは、磁気ヘッド後退に応答し
て早送りアイドラギヤ53を下段ギヤ50bとリールギヤ55
とに圧着させることで行なわれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した従来のリール駆動機構では、リール
はプレイ走行と早送り走行の二通りの状態の切り換えと
なり、リールが回転しないスタンバイ状態をつくること
はできない。また、一つのフライホイール、プレイ用の
上段ギヤ50aと早送り用の下段ギヤ50bとの二段のギヤ50
が必要となり、厚さが大きくなるという問題点もあっ
た。
本発明はこのような従来の問題点を解決したもので、
その目的は、リールをプレイ走行状態,早送り走行状態
以外にスタンバイ状態(停止状態)にすることができ、
然もフライホイール部分の厚みを薄くすることができる
リール駆動機構を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決するために、カセットテー
プレコーダのリールを駆動するリール駆動機構におい
て、 一方のフライホイール(6)から回転力を受ける第1
のギヤ(17)と、 他方のフライホイール(5)から回転力を受け前記第
1のギヤ(17)より歯数の多い第2のギヤ(7)と、 リールに取り付けられたリールギヤ(20)に対し回転
を伝える第4のギヤ(16)および該第4のギヤ(16)に
常時噛み合う第5のギヤ(15)とを備えた回動自在な第
1のレバー(14)と、 早送り時に通電されるソレノイド(9)と、 前記第1のレバー(14)を、前記第5のギヤ(15)が
前記第1のギヤ(17)に噛み合う方向に回動させるため
の第1のスプリング(18)と、 一端に前記ソレノイド(9)に吸着される金属片(10
a)を有し、他端が回動自在に支持された第2のレバー
(10)と、 一端が前記第1のレバー(14)と連結され、他端が前
記第2のレバー(10)に回動自在に取り付けられ、且
つ、回動力を受けるピン(13c)を有する第3のレバー
(13)と、 一端と磁気ヘッド(2)を搭載するヘッド台(1)と
の間に第2のスプリング(12)が懸架された状態で前記
ヘッド台(1)に回動自在に取り付けられたレバーであ
って、レバーの他端が、ヘッド台(1)がスタンバイ位
置にあるとき、前記第2のスプリング(12)の力によっ
て前記第3のレバー(13)のピン(13c)に第1の方向
の力を加えて前記第3のレバー(13)を固定状態にして
前記第1のレバー(14)を前記第5のギヤ(15)が前記
第1および第2のギヤ(17),(7)の何れにも噛み合
わない位置に固定し、前記ヘッド台(1)がプレイ位置
に向かって駆動されたときには、レバーの他端が前記ヘ
ッド台(1)の折り返し片(1d)に当接してその位置で
回動を停止することにより前記第3のレバー(13)の前
記ピン(13c)に力を及ぼさない第4のレバー(11)と
を備え、 前記ソレノイド(9)が通電されていない状態で前記
ヘッド台(1)がプレイ位置に向かって駆動された際に
は、前記第3のレバー(13)の前記ピン(13c)が前記
第4のレバー(11)および前記ヘッド台(1)の何れか
らも力を受けず前記第3のレバー(13)がフリー状態と
なって、前記第1のレバー(14)が前記第1のスプリン
グ(18)によって前記第5のギヤ(15)が前記第1のギ
ヤ(17)と噛み合う位置まで回動させられ、前記ソレノ
イド(9)が通電されている状態で前記ヘッド台(1)
がプレイ位置に向かって駆動された際には、前記第3の
レバー(13)の前記ピン(13c)が前記ヘッド台(1)
から前記第1の方向と反対方向の力を受けて、前記第3
のレバー(13)が、前記第5のギヤ(15)が前記第2の
ギヤ(7)と噛み合う位置まで前記第1のレバー(14)
を回動させる向きに回動する構造を有する。
〔作用〕
ヘッド台がプレイ位置まで前進すると、これに応答し
てリンク機構は、第1のレバーを第5のギヤが第1のギ
ヤに噛み合う位置に回動させ、リールギヤにはプレイ回
転が伝わる。ヘッド台がスタンバイ位置まで後退する
と、これに応答してリール機構は、第1のレバーを第5
のギヤが第1および第2のギヤの何れにも噛み合わない
位置に回動させ、リールギヤには回転が伝わらない。こ
の状態でソレノイドに通電して第2のレバーの金属片を
ソレノイドに吸着させたまま、ヘッド台をプレイ位置と
スタンバイ位置の中間である早送り位置まで移動させる
と、リンク機構は、第1のレバーを前記第5のギヤが前
記第2のギヤに噛み合う位置に回動させ、リンクギヤに
早送り回転を伝える。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図乃至第3図は本発明の実施例の要部平面図であ
り、第1図はカセットデッキがスタンバイ状態(ヘッド
後退状態)のときの平面図、第2図はカセットデッキが
プレイ状態にあるときの平面図、第3図はカセットデッ
キが早送り状態のときの平面図である。なお、シャーシ
は図示を省略してある。
第1図乃至第3図において、1はヘッド台であり、こ
の上に磁気ヘッド2が取り付けられている。ヘッド台1
は、それに設けられたガイド孔1a,1bとシャーシに設け
られたピン29a,29bとにより、前後方向に進退自在にシ
ャーシ上に載置され、スプリング27により前方向に付勢
されている。
テープ走行用等に供されるモータのモータ軸3aにはプ
ーリ3bが取り付けられ、軸30を中心に回転可能な左側フ
ライホイール5および軸31を中心に回転可能な右側フラ
イホイール6との間にベルト4が張設されている。
左側フライホイール5には、左側フライホイールギヤ
7が取り付けられ、右側フライホイール6には左側フラ
イホイールギヤ7より歯数が少なく小型の右側フライホ
イールギヤ8が取り付けられている。
吸着型ソレノイド9は、図示しない早送りスイッチが
オンされたときに通電され、レバー10の一端に取り付け
られた鉄片10aを吸着するソレノイドであり、シャーシ
に固定される。
レバー10は、シャーシに軸42により回動自在に取り付
けられると共に、軸41によりレバー13と回動自在に連結
されている。
レバー11は、軸40によりヘッド台1に回動自在に取り
付けられ、その一端とヘッド台1の間にスプリング12が
つながれている。このスプリング12により、レバー11は
反時計方向に回転力が与えられ、他端の上片がヘッド台
1の折返し片1dまたはレバー13に設けられたピン13cに
当接した位置で停止する。
レバー13は、略正方形のガイド孔13aにシャーシのピ
ン29cが挿入され、レバー10とは軸41により回動自在で
あり、レバー14とはガイド孔13bおよびレバー14に設け
られたピン14aにおいて連結されている。また、レバー1
1の動きを所定の位置で止める為のピン13cを有する。
レバー14は、軸33を中心に回動自在であり、シャーシ
とはスプリング18で結ばれ、時計方向に回転力が与えら
れている。また、軸33にはギヤ16が取り付けられ、この
ギヤ16と常時噛み合うギヤ15が軸32により端部に取り付
けられ、レバー13とは前述したようにピン14aとガイド
孔13bにより連結される。レバー14は、レバー13の動き
及びスプリング18の動きによって、プレイ状態時にはギ
ヤ15をギヤ17と噛み合わせ、早送り状態時にはギヤ15を
左側フライホイールギヤ7と噛み合わせ、スタンバイ状
態時にはギヤ15を何れのギヤとも噛み合わせないように
作用する。
二段ギヤ19は、下段ギヤ19aの上段ギヤ19bとが軸35を
中心に一体的に回転するギヤであり、上段ギヤ19bは図
示しないリールと一体となったリールギヤ20と常時噛み
合っており、下段ギヤ19aはギヤ16と常時噛み合ってい
る。
右側フライホイールギヤ8は、ギア17と常時噛み合っ
ており、ギヤ17は二段ギヤ21の上段ギヤ21bと常時噛み
合っている。
二段ギヤ21は、上記上段ギヤ21bとこれより歯数の少
ない小型の下段ギヤ21aとが軸36を中心にして一体的に
回転するギヤであり、減速ギヤとして働く。
切欠きギヤ22は、第1の切欠き部22aと第2の切欠き
部22bとこれら以外の歯面とを有し、これら第1,第2の
切欠き部22a,22bが下段ギヤ21aと対向している間は切欠
きギヤ22は下段ギヤ21aとは噛み合ず、それら以外のと
きに下段ギヤ21aと噛み合って次に切欠き部が対向する
まで軸37を中心に回転する。切欠きギヤ22の上面には第
1の突起22cと第2の突起22dが設けられ、また、下面に
はピン22eが設けられている。
ヘッド台後退レバー26は、軸38によりシャーシに対し
回動自在に取り付けられ、その突起26bとヘッド台1と
の間につながれたスプリング28により時計方向に回転力
が与えられている。ヘッド台後退レバー26の一端には凸
部26aがあり、この凸部26aにより押されてヘッド台1は
後退する。また、ヘッド台後退レバー26にはガイド孔26
cが設けられ、このガイド孔26cに切欠きギヤ22のピン22
eが挿入される。従って、切欠きギヤ22が回転すると、
ヘッド台後退レバー26はガイド孔26cとピン22eとに案内
されて回動する。
ヘッド台トリガソレノイド24はシャーシに固定され、
図示しないプレイスイッチ,停止スイッチ,早送りスイ
ッチのオン時に一時的に通電される。ヘッド台トリガソ
レノイド24の可動片はヘッド台トリガレバー23の腕23a
と連結されており、ヘッド台トリガソレノイド24が通電
されると、スプリング25の力に抗してヘッド台トリガレ
バー23は時計方向に所定角度だけ回転する。また、ヘッ
ド台トリガソレノイド24の通電が断たれると、ヘッド台
トリガレバー23はスプリング25により元の位置に戻され
る。
次に本実施例の動きについて場合を分けて説明する。
〔スタンバイ状態(ヘッド後退状態)〕(第1図参照) スタンバイ状態,後述するプレイ状態,早送り状態と
も、図示しないモータは常に回転しており、プーリ3bは
右回転、左側フライホイール5及び左側フライホイール
ギヤ7は左回転、右側フライホイール6および右側フラ
イホイールギヤ8は右回転、ギヤ17は左回転、二段ギヤ
21は右回転となっている。
スタンバイ状態では、図示しないカセットパックの挿
入,排出が可能なようにヘッド台1はスプリング27の力
に抗して最も奥まで後退しており、その後退位置はヘッ
ド台後退レバー26の凸部26aにヘッド台1の折返し片1c
が当接する位置である。この状態では、切欠きギヤ22の
第1の切欠き部22aが下段ギヤ21aに対向した状態とな
り、切欠きギヤ22は下段ギヤ21aから回転力を受けな
い。
また、ヘッド台1が最も奥まで後退していることか
ら、軸40で回動自在にヘッド台1と連結されたレバー11
も最も奥まで後退しており、スプリング12の力によりレ
バー11はピン13cを後方へ押し上げている。これによ
り、レバー13は、そのガイド孔13aの下端にピン29cが当
接し、軸41で連結されたレバー10はその鉄片10aが吸着
型ソレノイド9に密着する位置に来る。また、レバー16
に取り付けられたギヤ15は左側フライホイールギヤ7,ギ
ヤ17の何れにも噛み合わない中立の位置にくる。従っ
て、ギヤ15,16,二段ギヤ19,リールギヤ20は何れも回転
しない。
〔スタンバイ状態からプレイ状態への移行段階〕
(第1図および第2図参照) 第1図の状態において、図示しないプレイスイッチを
オンにすると、ヘッド台トリガソレノイド24が一時的に
通電され、ヘッド台トリガレバー23は軸39を中心に時計
方向に僅かに回り、その突起23bと切欠きギヤ22の第1
の突起22cとの係合が解除される。これにより、切欠き
ギヤ22は、ヘッド台後退レバー26のスプリング28による
回転力によって反時計方向に僅かに回転され、二段ギヤ
21の下段ギヤ21aと噛み合わされる。切欠きギヤ22が下
段ギヤ21aと噛み合うと、下段ギヤ21aは時計方向に回転
しているので、切欠きギヤ22は反時計方向に回転するこ
とになり、ヘッド台後退レバー26はそれに応じて軸38を
中心に時計方向に回動し、凸部26aが前方に移動する結
果、ヘッド台1はスプリング27の力により前方に徐々に
移動する。
切欠きギヤ22の回転は、第2の切欠き部22bが下段ギ
ヤ21aに対向するようになると停止する。このときの状
態が第2図に示されており、ヘッド台1はガイド孔1a,1
bの後端にシャーシのピン29a,29bが当接する位置に来
る。この位置がプレイ状態のヘッド位置決め位置であ
る。
また、ヘッド台1が前述のように最も前まで前進する
ことにより、軸40でヘッド台1に連結されたレバー11も
最も前まで前進し、レバー11のスプリング12による回転
ヘッド台1の折返し片1dで抑止され、ピン13cへは力を
加えなくなるので、レバー13はフリー状態となる。この
ため、レバー14はスプリング18によって引っ張られ、ギ
ヤ15がギヤ17と噛み合うようになる。従って、ギヤ15は
右回転、ギヤ16は左回転、二段ギヤ19は右回転、リール
ギヤ20は左回転となり、プレイ状態となる。
〔プレイ状態からスタンバイ状態への移行段階〕
(第1図および第2図参照) 第2図の状態で、図示しない停止スイッチをオンにす
ると、ヘッド台トリガソレノイド24が一時的に通電さ
れ、ヘッド台トリガレバー23は軸39を中心に時計方向に
僅かに回り、その突起23bと切欠きギヤ22の第2の突起2
2dとの係合が解除される。これにより、切欠きギヤ22
は、ヘッド台後退レバー26のスプリング28による回転力
によって反時計方向に僅かに回転され、二段ギヤ21の下
段ギヤ21aと噛み合わされる。切欠きギヤ22が下段ギヤ2
1aと噛み合うと、下段ギヤ21aは時計方向に回転してい
るので、切欠きギヤ22は反時計方向に回転することにな
り、ヘッド台後退レバー26はそれに応じて軸38を中心に
反時計方向に回動し、凸部26aが後方に移動する結果、
ヘッド台1はスプリング27の力に抗して後方に押上げら
れ、第1図のスタンバイ状態の位置に来る。切欠きギヤ
22の回転は、第1の切欠き部22aが下段ギヤ21aに対向す
るようになると停止する。また、前述したようにレバー
16は中立の位置に移動し、リールギヤ20は回転しなくな
る。
〔スタンバイ状態から早送り状態への移行段階〕
(第1図および第3図参照) 第1図の状態において、図示しない早送りスイッチ或
いは頭出しスイッチをオンすると、ヘッド台トリガソレ
ノイド24が一時的に通電されると共に、吸着型ソレノイ
ド9が常時通電される。
ヘッド台トリガソレノイド24が一時的に通電されるこ
とにより、ヘッド台トリガレバー23は軸39を中心に時計
方向に僅かに回り、その突起23bと切欠きギヤ22の第1
の突起22cとの係合が解除される。これにより、切欠き
ギヤ22は、ヘッド台後退レバー26のスプリング28による
回転力によって反時計方向に僅かに回転され、二段ギヤ
21の下段ギヤ21aと噛み合わされる。切欠きギヤ22が下
段ギヤ21aと噛み合うと、下段ギヤ21aは時計方向に回転
しているので、切欠きギヤ22は反時計方向に回転するこ
とになり、ヘッド台後退レバー26はそれに応じて軸38を
中心に時計方向に回動し、凸部26aが前方に移動する結
果、ヘッド台1はスプリング27の力により前方に移動し
ていく。
切欠きギヤ22の回転は、第2の切欠き部22bが下段ギ
ヤ21aに対向する位置で停止し、ヘッド台後退レバー26
は第2図のプレイ状態と同じ状態まで回動して停止する
が、ヘッド台1はプレイ状態と異なり、折返し片1cが凸
部26cに当接する位置までは前進しない。これは次のよ
うな理由による。
即ち、吸着型ソレノイド9が通電されレバー10の鉄片
10aが吸着されていることから、レバー10は固定状態と
なる。このため、軸41で連結されたレバー13は完全にフ
リー状態とならず、その軸41を中心に多少回動し得る程
度となる。このため、ヘッド台1が前進し、その縁がレ
バー13のピン13cに当接すると、ピン13cがヘッド台1に
より前方に押されて軸41を中心にレバー13が時計方向に
回動し、これに応じてレバー14もスプリング18の力に抗
して反時計方向に回動し、ギヤ15が左側フライホイール
ギヤ7と噛み合う位置まで来ると、レバー13はそれ以上
動かなくなるので、ヘッド台1もその位置で停止するこ
とになる。この状態が第3図に示されている。
また、前述のようにギヤ15が左側フライホイールギヤ
7と噛み合うことにより、ギヤ15,16,二段ギヤ19および
リールギヤ20にはプレイ時と同一方向の回転が与えられ
るが、左側フライホイールギヤ7はギヤ17より歯数の多
い大型ギヤであることから、リールギヤ20はプレイ時よ
りも速く回転し、早送り状態となる。
〔早送り状態からプレイ状態への移行段階〕(第2図お
よび第3図参照) 第3図の状態において、早送りモードが解除され、そ
れに応答して吸着型ソレノイド9の通電が断たれると、
レバー10,レバー13,レバー14はフリー状態となり、スプ
リング27によってヘッド台1は第2図のプレイ位置まで
前進し、且つ、スプリング18によってレバー14が時計方
向に回転されてギヤ15がギヤ17と噛み合い、リールギヤ
20にはプレイ時の回転が与えられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、ヘッド台の動
きおよびソレノイド(実施例にあっては吸着型ソレノイ
ド9)の動作状態に応じて、リールをプレイ走行,早送
り走行以外に停止状態であるスタンバイ状態にすること
ができ、フライホイール部分に二段ギヤを設ける必要が
なくなるのでその部分の厚さを薄くすることが可能とな
る。また、制御のためにそれ専用のモータを必要としな
い利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のスタンバイ状態時の平面図、 第2図は本発明の実施例のプレイ状態時の平面図、 第3図は本発明の実施例の早送り状態時の平面図およ
び、 第4図は従来におけるリール駆動機構の簡略図である。 図において、1…ヘッド台、1a,1b,13a,13b,26c…ガイ
ド孔、1c,1d…折返し片、2…磁気ヘッド、3a…モータ
軸、3b…プーリ、4…ベルト、5…左側フライホイー
ル、6…右側フライホイール、7…左側フライホイール
ギヤ、8…右側フライホイールギヤ、9…吸着型ソレノ
イド(第2のソレノイド)、10,11,13,14…レバー、10a
…鉄片、12,18,25,27,28…スプリング、13c,14a,22e,29
a,29b,29c…ピン、15,16,17…ギヤ、19,21…二段ギヤ、
19a,21a…下段ギヤ、19b,21b…上段ギヤ、20…リールギ
ヤ、22…切欠きギヤ、22a…第1の切欠き部、22b…第2
の切欠き部、22c…第1の突起、22d…第2の突起、23…
ヘッド台トリガレバー、23a…腕、23b…突起、24…ヘッ
ド台トリガソレノイド、26…ヘッド台後退レバー、26a
…凸部、26b…突起、30〜42…軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットテープレコーダのリールを駆動す
    るリール駆動機構において、 一方のフライホイール(6)から回転力を受ける第1の
    ギヤ(17)と、 他方のフライホイール(5)から回転力を受け前記第1
    のギヤ(17)より歯数の多い第2のギヤ(7)と、 リールに取り付けられたリールギヤ(20)に対し回転を
    伝える第4のギヤ(16)および該第4のギヤ(16)に常
    時噛み合う第5のギヤ(15)とを備えた回動自在な第1
    のレバー(14)と、 早送り時に通電されるソレノイド(9)と、 前記第1のレバー(14)を、前記第5のギヤ(15)が前
    記第1のギヤ(17)に噛み合う方向に回動させるための
    第1のスプリング(18)と、 一端に前記ソレノイド(9)に吸着される金属片(10
    a)を有し、他端が回動自在に支持された第2のレバー
    (10)と、 一端が前記第1のレバー(14)と連結され、他端が前記
    第2のレバー(10)に回動自在に取り付けられ、且つ、
    回動力を受けるピン(13c)を有する第3のレバー(1
    3)と、 一端と磁気ヘッド(2)を搭載するヘッド台(1)との
    間に第2のスプリング(12)が懸架された状態で前記ヘ
    ッド台(1)に回動自在に取り付けられたレバーであっ
    て、レバーの他端が、ヘッド台(1)がスタンバイ位置
    にあるとき、前記第2のスプリング(12)の力によって
    前記第3のレバー(13)のピン(13c)に第1の方向の
    力を加えて前記第3のレバー(13)を固定状態にして前
    記第1のレバー(14)を前記第5のギヤ(15)が前記第
    1および第2のギヤ(17),(7)の何れにも噛み合わ
    ない位置に固定し、前記ヘッド台(1)がプレイ位置に
    向かって駆動されたときには、レバーの他端が前記ヘッ
    ド台(1)の折り返し片(1d)に当接してその位置で回
    動を停止することにより前記第3のレバー(13)の前記
    ピン(13c)に力を及ぼさない第4のレバー(11)とを
    備え、 前記ソレノイド(9)が通電されていない状態で前記ヘ
    ッド台(1)がプレイ位置に向かって駆動された際に
    は、前記第3のレバー(13)の前記ピン(13c)が前記
    第4のレバー(11)および前記ヘッド台(1)の何れか
    らも力を受けず前記第3のレバー(13)がフリー状態と
    なって、前記第1のレバー(14)が前記第1のスプリン
    グ(18)によって前記第5のギヤ(15)が前記第1のギ
    ヤ(17)と噛み合う位置まで回動させられ、前記ソレノ
    イド(9)が通電されている状態で前記ヘッド台(1)
    がプレイ位置に向かって駆動された際には、前記第3の
    レバー(13)の前記ピン(13c)が前記ヘッド台(1)
    から前記第1の方向と反対方向の力を受けて、前記第3
    のレバー(13)が、前記第5のギヤ(15)が前記第2の
    ギヤ(7)と噛み合う位置まで前記第1のレバー(14)
    を回動させる向きに回動する構造を有することを特徴と
    するリール駆動機構。
JP61014456A 1986-01-25 1986-01-25 リ−ル駆動機構 Expired - Lifetime JP2572374B2 (ja)

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