JPS63279459A - カセツト式テ−ププレ−ヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、特に車載用に有効なカセット式テーププレーヤ
に関する。

従来の技術 従来、カセットの挿脱可能な非プレー状態から、カセッ
トの挿入により下動してプレー状態に設定されるカセッ
トホルダに、カセットを挿入したとき、これと係合して
移動する案内部片の移動途中で、反転ばねを反転して、
案内部片をその移動方向に強制的に付勢し、かつ、イジ
ェクトレバーをイジェクト操作したとき、イジェクトレ
バーにより作動部材を回動して、前記カセットホルダを
非プレー状態の位置に導くと共に、前記反転ばねを反転
作動させて、案内部片を復元位置に、強制的に移動させ
る構成のカセット式テーププレーヤは、例えば特開昭６
０−１６００５７号公報において公知である。

発明が解決しようとする問題点 ところが、上記した構成によれば、イジェクト操作時に
おいて、イジェクトレバーにより作動部材が回転してカ
セットホルダが非プレー状態に移行するタイミングと、
イジェクトレバーにより、反転ばねを反転させて案内部
片を復元位置に移行するタイミングとに問題を有する。

即ち、カセットホルダが、充分に非プレー状態に達しな
い以前に、反転ばねが、デッドポイントを越え、瞬間的
に反転して、案内部片にその復元方向の弾圧力が付勢し
たときは、未だカセットから抜脱していないキャプスタ
ン軸やガイドビンに弾圧力が作用することになな、これ
らに損傷を与える惧れがあるばかりでなく、この状態で
、誤って一時的にイジェクトｉ作を解くときは、不正常
な状態で、カセットホルダが下降することになるので、
この場合においても、キヤプスタン軸やガイドビンなど
に損傷を与えるという欠陥を有する。

また、このような欠陥を改善するために、カセットホル
ダの非プレー状態の位置に余裕をもたせ、カセットホル
ダが、充分に上昇したのちに、反転ばねに反転作用を付
与しようとするときは、それ丈全体の高さが高くなると
いう不都合を有する。

問題を解決するための手段 そこで、本願は、カセットの挿脱可能な非プレー状態か
ら、カセットの挿入により下動してプレー状態に設定さ
れるカセットホルダに、カセットを挿入したとき、これ
と係合して移動する案内部片の移動途中で、反転ばねを
反転して、案内部片をその移動方向に強制的に付勢し、
かつ、イジェクトレバーをイジェクト操作したとき、イ
ジェクトレバーにより作動部材を回動して、前記カセッ
トホルダを非プレー状態の位置に導くと共に、前記反転
ばねを反転作動させて、案内部片を復元位置に、強制的
に移動させる構成のカセット式テーププレーヤにおいて
、イジェクトレバーによるイジェクト操作ストロークの
前半において、カセットホルダが、非プレー状態の位置
に達するように、作動部材に往動回転力を付与し、かつ
、反転ばねを反転させる前記イジェクト操作ストローク
の後半において、前記作動部材に対する往動回転力の付
与を解く作用手段を、前記作動部材とイジェクトレバー
との間に設けたことを特徴とすることにより、上記した
従来のものの欠陥を改善したものである。

作　　　　　　用 しかして、カセットホルダが下降したプレー状態におい
て、イジェクトレバーを操作すると、その操作ストロー
クの途中まで、作動部材が復動方向に回転し、その回転
により、カセットホルダが上動して、非プレー状態に移
動するが、この状態では、反転ばねは、未だデッドポイ
ントを越えることはな（、かつ、作動部材の回転は停止
する。

次いで、イジェクトレバーが、さらに移動すると、その
移動に伴い、反転ばねがデッドポイントを越えて反転し
、その反転弾力により、案内部片は、自動的に元の位置
に復帰する。

実　　　　施　　　　例 以下本願の実施例を図面と共に詳述すると、（１）は８
枠であって、一方の側部には、テープ早送り機構などの
操作レバー（２）　、　（３）が水平状態で前後動可能
に、また他方の側部には、イジェクトレバー（４）が垂
直状態で前後動可能に夫々装備されている。（５）は前
端両側部が８枠（１）に対し枢軸（６）により上下方向
に傾動自在に支承された前部枠（５）ａと、その後縁に
連結された水平状態で上下動可能な後部枠（５）ｂとか
ら成る前後方向に長いカセットホルダで前記前部枠（５
）ａの中央部には前後方向（図においては左右方向）に
延びる案内溝（７）を有し、この案内溝（７）には、カ
セットＰをカセットホルダ（５）に挿入したとき、一方
のり−ルホールと係合する案内部片（８）が摺動自在に
取り付けである。（９）は一端が前記前部枠（５）ａの
上面に枢軸（１０）を介して）■着され、かつ、中間部
に、前記イジェクトレバー（４）に設けた支片（１１）
に一端が支持された連結杆（１２）の他端を係止して水
平回動する回動部片で、その遊端と前記案内部片（８）
とには、該案内部片（８）を常態でカセットＰのイジェ
クト位置に弾圧する反転ばね（１３）が取り付けである
。（１４）は前記カセットホルダ（５）の前部枠（５）
ａの上部内面に、前記枢軸（１０）により水平回動自在
に取り付けた平板状の保持部材であって、その一方の辺
には、前記案内溝（７）を横切るように延びる作用片（
１５）を有しており、かつ、外側辺には、舌片（１６）
が設けてあり、前記舌片（１６）の舌片を前記８枠（１
）の側板上縁に当接することにより、前記保持部材（１
４）を介して前記カセットホルダ（５）を水平状態に保
持する。（１７）は前記８枠（１）の一方の側面に、枢
軸（１８）を介して垂直回動可能に枢着された板状の作
動部材で、前記枢着部から後方（図において右方向）に
延びる片（１７）ａに、前記イジェクトレバー（４）の
前端に屈曲して設けた止片（４）”と係止して前、ｉｉ
ｌ！イジェクトレバー（４）を、その付勢スプリング（
１９）に抗してイジェクト位置に保持する溶状の係止片
（２０）が、また前記枢着部から前方（図において左方
向）に延びる片（１７）ｂには、前記カセットホルダ（
５）の前部枠（５）ａの側面に設けた切欠溝（２１）と
係止する係止ビン（２２）が夫々設けてあり、かつ、作
動部材（１７）と８枠（１）との間に、前記係止ピン（
２２）を常時下方方向に弾圧するように作動部材（１７
）に回動力を付勢するスプリング（２３）が張架してあ
り、また前記作動部材（１７）には、下方に突出する被
作用部（１７）ｃが形成しである。前記イジェクトレバ
ー（４）の下方には、Ｌ字状に設けて、８枠（１）の下
縁を摺動する摺動片（２５）を有し、かつ、前端部には
、前記イジェクトレバー（４）のイジェクト操作ストロ
ークＳの前半Ｓｌにおいて、前記被作用部（１７）Ｃと
作用して、作動部材（１７）に復動方向の回転力を付与
し、その後半Ｓ２において、前記作用部（１７）ｃとの
作用を解いて作動部材（１７）の回転を停止する水平板
状の作用部（２６）が一体に設けである。

（２７）は前記保持部材（１４）の復元スプリング、（
２８）は８枠面上に設けたリール軸、（２９）はヘッド
（３０）を備えたヘッドプレート、（３１）はモータ、
（３２）はカセットホルダ（５）　の前部枠（５）ｂの
上動を規制するストッパーである。

しかして第１．　２図で示す非プレー状態から、カセッ
トＰをカセットホルダ（５）の後部枠（５）ｂに挿入す
ると、それにより案内部片（８）にカセットＰの一方の
リールホールが係合すると共に、該案内部片（８）が前
方に移動し、その移動に伴い、反転ばね（１３）が反転
し、その反転弾力により、カセットＰは案内部片（８）
と共に自動的にカセットホルダ（５）に深く侵入する。

すると、案内溝（７）を横切っている作用片（１５）が
、カセットＰに押圧されるので、保持部材（１４）は復
元スプリング（２７）に抗して、第１図において反時計
方向に水平回動し、これによって舌片（１６）が８枠（
１）の側板上縁より外れるので、非プレー状態において
、保持部材（１４）を介して水平状態に保持されていた
カセットホルダ（５）の前部枠（５）ａは、その下向傾
動が許容される。従ってスプリング（２３）により、作
動部材（１７）が第２図において反時計方向に回動して
、止片（４）′と係止片（２０）との係止が外れて、イ
ジェクトレバー（４）がスプリング（１９）によりイジ
ェクト操作可能な位置に後退すると共に、係止ビン（２
２）と切欠溝（２１）との係止を介して、前部枠（５）
ａが下向きに傾動し、かつ、前部枠（５）ｂが水平状に
下降して第３．４図で示すように、プレー状態となる。

また第３．４図に示す状態から、イジェクトレバー（４
）をスプリング（１９）に抗して前方に押し込むと、先
ずイジェクト操作ストロークＳの前半Ｓ１において、作
用部（２６）が、作動部材（１７）の被作用部（１７）
ｃに当接して、作動部材（１７）は、第４図において時
計方向に回転し、これにより第５．６図で示すように、
切欠溝（２１）と係止ピン（２２）との保合を介して、
カセ７）ホルダの前部枠（５）ａが非プレー状態の位置
に上動する。一方イジェクトレバー（４）のイジェクト
操作に伴い、連結杆（１２）を介して回動部片（９）が
、第３図において反転時計方向に回動するが、その回動
は、第５図で示すように、反転ばね（１３）が反転する
位置即ちデソドボインドを越えないものとする。このよ
うな設定は、回動部片（９）が回動し始めてから、デッ
ドポイントに至るまでの範囲で行うことができるから、
極めて容易に達成できる。

次いで、イジェクト操作ストロークＳの後半Ｓ２におい
ては、第７，８図で示すように、作用部（２６）が、被
作用部（１７）ｃの下縁と摺接するにとどまり、作用部
材（１７）の回転は停止されるので、イジェクトレバー
（４）のみが直進し、その過程で、連結杆（１２）によ
る回動部片（９）の回転により、反転ばね（１３）は、
デッドポイントを越えて反転し、案内部片（８）と共に
カセットＰがイジェクト方向に移動すると、作用片（１
５）の押圧が解かれるので、保持部材（１４）は復元ス
プリング（２７）により第７図において時計方向に回動
し、その回動作用により、前記前部枠（５）ａがすでに
水平状態に達していることにより、保持部材（１４）の
舌片（１６）が再び８枠（１）の側板上縁に当接し、保
持部材（１４）と共にカセットホルダ（５）が水平状態
に保持され、そしてこの状態からイジェクトレバー（４
）の押圧を解くと、スプリング（１９）により後退して
、止片（４）°が係止片（２０）に当接して第１．　２
図に示す非プレー状態に復すると共に、係止片（２０）
にスプリング（１９）の弾力が付勢される。

発明の効果 以上のように、本願によれば、イジェクト操作時におい
て、カセットホルダが非プレー状態の位置に至ったのち
において、反転ばねが反転動作してカセットを強制的に
排出位置に導くことができるので、安全で機械的動作の
確実な製品を提供できるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は、本願の実施例を示すもので、第１図は非プレー
状態の総体平面図、第２図は同側面図、第３図はプレー
状態の総体平面図、第４図は同側面図、第５図及び第７
図は動作途中の状態の部分平面図、第６図及び第８図は
同各側面図である。 図中、（１）は８枠、（４）はイジェクトレバー、（５
）はカセットホルダ、（７）は案内溝、（８）は案内部
片、（９）は回動部片、（１２）は連結杆、（１３）は
反転ばね、（１４）は保持部材、（１７）は作動部材、
（１７）ｃは被作用部、（２６）は作用部である。 特許出願人　日本テクニカル株式会社 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）カセットの挿脱可能な非プレー状態から、カセッ
   トの挿入により下動してプレー状態に設定されるカセッ
   トホルダに、カセットを挿入したとき、これと係合して
   移動する案内部片の移動途中で、反転ばねを反転して、
   案内部片をその移動方向に強制的に付勢し、かつ、イジ
   ェクトレバーをイジェクト操作したとき、イジェクトレ
   バーにより作動部材を回動して、前記カセットホルダを
   非プレー状態の位置に導くと共に、前記反転ばねを反転
   作動させて、案内部片を復元位置に、強制的に移動させ
   る構成のカセット式テーププレーヤにおいて、イジェク
   トレバーによるイジェクト操作ストロークの前半におい
   て、カセットホルダが、非プレー状態の位置に達するよ
   うに、作動部材に往動回転力を付与し、かつ、反転ばね
   を反転させる前記イジェクト操作ストロークの後半にお
   いて、前記作動部材に対する往動回転力の付与を解く作
   用手段を、前記作動部材とイジェクトレバーとの間に設
   けたことを特徴とするカセット式テーププレーヤ。
2. （２）作用手段が、直進するイジェクトレバーの前端部
   に、直角に設けた水平板状の作用部と、垂直回動する作
   動部材の下縁部に突出して前記作用部と当接する被作用
   部とから成る特許請求の範囲第１項記載のカセット式テ
   ーププレーヤ。