JP2515851Y2 - テ−プレコ−ダのイジェクト動作装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダのイジェクト動作装置

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JP2515851Y2
JP2515851Y2 JP12407687U JP12407687U JP2515851Y2 JP 2515851 Y2 JP2515851 Y2 JP 2515851Y2 JP 12407687 U JP12407687 U JP 12407687U JP 12407687 U JP12407687 U JP 12407687U JP 2515851 Y2 JP2515851 Y2 JP 2515851Y2
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tape recorder
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JP12407687U
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薫 渡辺
隆 鈴木
安好 籠橋
修一 福田
武 片岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カセットテープレコーダのイジェクト動作
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
テープレコーダにはイジェクト(EJECT)動作装置と
よばれ、カセットテープのパックを内蔵パワーによりテ
ープレコーダ装置内から排出する機構を備えたものがあ
る。このようなテープレコーダではホルダにテープパッ
クが挿入されると、リンク機構によりホルダごとパック
が定位置に置かれてからメインスイッチが入り、磁気ヘ
ッドやピンチローラが進出して演奏(再生)ができるよ
うになる。そしてイジェクトボタンが押されると磁気ヘ
ッドやピンチローラが後退し、テープパックが排出され
手で取出すことができる。
第1図は本考案のテープレコーダのイジェクト動作装
置の分解斜視図であるが、第1図に示すリンク板15の代
りに第4図に示すリンク板40を取り付けたものが従来の
イジェクト動作装置である。この第1図および第4図を
用いて従来のイジェクト動作装置を説明する。第1図で
装置はテープパック1(鎖線示)を挿入してある演奏状
態を示している。テープホルダ3は、上下2枚の板でテ
ープパック1(鎖線示)を挾み込むようになっており、
回動支持板7に係合している。回動支持板7は、軸6で
リフト板5に係合している。リフト板5は本体シャーシ
(不図示)に固設されたホルダ8に軸9で回動可能に支
持されている。回動支持板7は本体シャーシに固設され
たホルダ12に軸10で回動可能に支持されている。回動支
持板7の上面には軸13により、第4図に示すようなリン
ク板40が軸支され、そのリンク板40にはリンクロッド16
の一端が係合している。リンクロッド16のもう一方の端
がイジェクトレバー17にネジ19で留められ係合してい
る。イジェクトレバー17にはコロ20が軸支されており、
コロ20はカムギア21のカム21aと当接する位置関係にあ
る。回動支持板7にはガイド長孔7aが開けられており、
スライダ22が摺動可能に嵌められている。ガイド長孔7a
の延長上のテープホルダ3には長穴3aが開けられてい
る。テープホルダ3側に押されてきたスライダ22の先端
部22aは、回動支持板7の下をくぐって通り抜け、逃げ
長穴3aの位置で止まるようになっている。スライダ22と
リンク板15の間にはバネ23が掛渡され、スライダ22を矢
示方向に付勢している。さらにスライダ22には、軸25を
中心として回動するストッパ26が当接している。
上記した従来のイジェクト動作装置で、操作パネル上
のイジェクトボタン(不図示)を押すと、第2図に示す
駆動源でソレノイド30が動作しギアレバー31を矢示方向
に回動させる。するとギア34はギア33に噛み合い、メイ
ンモータMの回転が減速ギア列33→34→35を経てカムギ
ア21を回転させる。カムギア21が1回転するタイミング
でソレノイド30の動作が解除してギア34はギア33から離
れ、カムギア21の回転は停止する。
カムギア21が1回転すると、第1図に示すように、コ
ロ20がカム21aに押されてイジェクトレバー17が矢印方
向に移動するが、バネ18に曳かれているためカム21aに
従って戻る。イジェクトレバー17はリフト板5を押し、
リフト板5は軸9を中心として回動するため、回動支持
板7を押し上げる。それに連れテープホルダ3も上昇す
る。一方、イジェクトレバー17の往動により、リンクロ
ッド16を介してリンク板40(第4図参照)が押される。
するとリンク板40は反時計方向に回動し、当初バネ23を
圧縮してゆくが、その反時計方向の終点付近まで回動す
ると、バネ23の付勢方向が反転する。すなわち第5図に
示すようにバネ23は実線の状態からバネが伸びきり、ス
ライダ22を一気に押し出し鎖線の状態になる。この動作
によりテープホルダ3に保持されているテープパック1
が排出される。続くイジェクトレバー17の復動によりリ
ンクロッド16を介してリンク板40が曳かれ、リンク板40
は時計方向に回動し、バネ23を圧縮してスライダ22の段
差部22cをガイド長孔7aのストッパ37に押して付け安定
状態になる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記したように従来の装置では、第5図に示すように
バネ23が実線の状態から鎖線の状態に変り、スライダ22
を一気に押し出す。このときバネ23は実線の圧縮状態か
ら、スライダ22とテープパック1を押すための僅かな負
荷があるものゝ、復元力により自由状態に伸び、さらに
慣性力により引張り状態になり、振動しながら一定の状
態に収斂する。
周知のようにバネは、圧縮引張りを繰返すと著しく
強度が低下する。そのため上記した従来のテープレコー
ダのイジェクト動作装置は、バネ部品が劣化して耐久性
の乏しい装置になってしまうという欠点があった。
本考案は、このような欠点を解消するためになされた
もので、極めて耐久性の良いイジェクト動作装置を提供
することによりテープレコーダの長寿命化を図るもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための、本考案を実施例に対応
する第1図により説明する。
本考案を適用するテープレコーダのイジェクト動作装
置は、第1図に示すように、テープパック1を排出する
ための駆動力により往復動するイジェクトレバー17にリ
ンク16で連結して往復動するリンク板15と、テープパッ
ク1を排出するための押部材22との間を連結し、押部材
22への付勢方向がリンク板15の往動上死点近傍で反転す
るバネ23を有している。第3図に示すように、リンク板
15と押部材22は該上死点近傍で係合するよう配置され、
リンク板15の往動時には該上死点近傍でバネ23が反転し
た後にリンク板15が押部材22に係合し、しかる後にバネ
23が押部材22を支点にしてリンク板15を押して該係合を
固定し、リンク板15の復動時にはバネ23がリンク板15を
支点として押部材22を押すことにより該係合を解除す
る。
〔作用〕
本考案のテープレコーダのイジェクト動作装置は、第
3図に示すようにバネ23で押されようとする押部材22に
リンク板15が係合してその動きを抑制する。そのためバ
ネ23は伸びきることなく、自由長以下で押部材22を押す
ことになるので、バネ23は振動することがない。
〔実施例〕
以下、本考案を適用するテープレコーダのイジェクト
動作装置の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案のテープレコーダのイジェクト動作装
置の要部斜視図である。同図の構成中、リンク板15とそ
の周辺以外は既に説明してあるので再度の説明を省略す
る。リンク板15は先端部15aが突出した形状となってい
る。そしてその先端部15aは、リンク板15がリンクロッ
ド16に上死点までに押されたとき、スライダ22の突起部
22bに当接する位置関係になっている。
このような本考案のイジェクト動作装置で、イジェク
トボタンが押されると第2図に示す駆動機構が動作して
カムギア21が1回転する。
カムギア21の回転で、第1図に示すように、イジェク
トレバー17が矢印方向に移動し、イジェクトレバー17は
リフト板5を押し、リフト板5は回動支持板7を押し上
げてテープホルダ3を上昇させる。また、イジェクトレ
バー17の往動により、リンクロッド16を介してリンク板
15が押され、リンク板15は反時計方向に回動し、当初バ
ネ23を圧縮してゆくが、その反時計方向の終点付近まで
回動すると、バネ23の付勢方向が反転する。バネ23は第
3図の実線に示すような状態になる。そしてリンク板15
の先端部15aがスライダ22の突起部22bに当接する。その
ためスライダ22は矢印の方向に付勢されているがリンク
板15の係合により動きが規制される。
カムギア21が回転を続け、バネ18に曳かれてイジェク
トレバー17が戻ると、リンクロッド16を介してリンク板
15も曳かれて時計回り方向に戻る。リンク板15が回るに
連れて先端部15aとスライダ突起部22bの係合も外れてゆ
き、縁が切れたときにバネ23に押されているスライダ22
は矢印方向に摺動し、段差部22cがストッパ37に当接
し、安定状態になる。すなわちテープパック1の排出が
終了する。このときリンク板15が既に時計回り方向に回
っているので、バネ23の両端の支点間の距離は狭まって
いる。したがってバネ23が伸びきることなく安定状態に
なり、振動することがない。
なお、イジェクトレバー17が往動してリフト板5によ
り回動支持板7が押し上げられると、回動ストッパ26も
共に持ち上げられ、その一端26aがホルダ12の切欠き12a
に対向する。そのため回動ストッパ26は、スライダ22が
離れてゆきバネ28に曳かれると軸25を中心として回動
し、一端26aが切欠き12aに嵌まる。その結果、イジェク
トレバー17が復動したとき回動支持板7とテープホルダ
3がバネ29に曳かれて下降するのが制止される。
上記のイジェクト動作によりテープパック1が排出さ
れたら、人手により別なテープパックに交換される。テ
ープパック1がテープホルダ3に押し込まれるとスライ
ダ22が押される。スライダ22はガイド長穴7aに沿って摺
動し、回動ストッパ26を押して反時計方向に回動させ
る。その間、バネ23は両端の支点の位置関係が反転す
る。回動ストッパ26は反時計方向に回動するとその一端
26aがホルダ12の切欠き12aから外れるため、バネ29に曳
かれて回動支持板7とテープホルダ3が下降する。すな
わち第1図の演奏状態に戻る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のテープレコーダのイジ
ェクト動作装置は、バネ部品が自由長以下で使用される
ので振動することがない。そのためバネ部品が劣化する
ことがなく、極めて耐久性の良いイジェクト動作装置と
なる。また排出音の低下にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するテープレコーダのイジェクト
動作装置の分解斜視図、第2図はその駆動部分の平面
図、第3図はリンク板周辺の平面図、第4図は従来の装
置のリンク板周辺の平面図、第5図はその動作途中の図
である。 1……テープパック、3……テープホルダ、5……リフ
ト板 7……回動支持板、15・40……リンク板、15a……リン
ク板先端部 16……リンクロッド、17……イジェクトレバー、20……
コロ 21……カムギア、21a……カム、22……スライダ 23……バネ、26……回動ストッパ、M……モータ 30……ソレノイド、31……ギアレバー 33・34・35……減速ギア列
フロントページの続き (72)考案者 籠橋 安好 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 福田 修一 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (72)考案者 片岡 武 長野県上田市下之条804番地3 小野精 工株式会社上田工場内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープパックを排出するための駆動力によ
    り往復動するイジェクトレバーにリンクで連結して往復
    動するリンク板と、テープパックを排出するための押部
    材との間を連結し、該押部材への付勢方向が該リンク板
    の往動上死点近傍で反転するバネを有し、 該リンク板と該押部材は該上死点近傍で係合するよう配
    置され、該リンク板の往動時には該上死点近傍で該バネ
    が反転した後に該リンク板が該押部材に係合し、しかる
    後に該バネが該押部材を支点にして該リンク板を押して
    該係合を固定し、該リンク板の復動時には該バネが該リ
    ンク板を支点として該押部材を押すことにより該係合を
    解除することを特徴とするテープレコーダのイジェクト
    動作装置。
JP12407687U 1987-08-12 1987-08-12 テ−プレコ−ダのイジェクト動作装置 Expired - Lifetime JP2515851Y2 (ja)

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JPH0626946Y2 (ja) * 1989-09-28 1994-07-20 矢崎総業株式会社 車両用表示装置

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