JPS6232366Y2 - - Google Patents
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- JPS6232366Y2 JPS6232366Y2 JP11099181U JP11099181U JPS6232366Y2 JP S6232366 Y2 JPS6232366 Y2 JP S6232366Y2 JP 11099181 U JP11099181 U JP 11099181U JP 11099181 U JP11099181 U JP 11099181U JP S6232366 Y2 JPS6232366 Y2 JP S6232366Y2
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- lever
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- intermediate gear
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 2
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープレコーダ等に適用するのに最適
なスイングギヤ切換装置であつて、モータにて駆
動される駆動ギヤと、その駆動ギヤに噛合される
中間ギヤと、その中間ギヤが選択的に噛合される
一対のリール台ギヤと、上記中間ギヤが軸支され
かつ上記駆動ギヤの軸心と同一の軸心の周りに揺
動自在に構成された揺動レバーとを具備し、
FWDモードでは上記中間ギヤを上記両リール台
ギヤの中間位置に保持させ、上記駆動ギヤの回転
方向の切換えによつて上記揺動レバーを揺動させ
て上記中間ギヤを上記両リール台ギヤに選択的に
噛合させることによつてFFモードとREWモード
との切換えを行うように構成して成るスイングギ
ヤ切換装置に関するものである。
なスイングギヤ切換装置であつて、モータにて駆
動される駆動ギヤと、その駆動ギヤに噛合される
中間ギヤと、その中間ギヤが選択的に噛合される
一対のリール台ギヤと、上記中間ギヤが軸支され
かつ上記駆動ギヤの軸心と同一の軸心の周りに揺
動自在に構成された揺動レバーとを具備し、
FWDモードでは上記中間ギヤを上記両リール台
ギヤの中間位置に保持させ、上記駆動ギヤの回転
方向の切換えによつて上記揺動レバーを揺動させ
て上記中間ギヤを上記両リール台ギヤに選択的に
噛合させることによつてFFモードとREWモード
との切換えを行うように構成して成るスイングギ
ヤ切換装置に関するものである。
周知の如くこの種装置は駆動ギヤにて中間ギヤ
が回転駆動される時の中間ギヤの回転負荷を利用
して揺動レバーに回転モーメントを与えるように
して、駆動ギヤの回転方向に応じて揺動レバーを
揺動させるようにしたものであり、その為中間ギ
ヤと揺動レバーとの間には通常適当な摩擦部材を
介在させて、中間ギヤに適当な回転負荷を与える
ようにしている。しかしながら従来は中間ギヤを
駆動ギヤに常時噛合させていた為に、FWDモー
ドで駆動ギヤを回転させると、中間ギヤの回転に
よつてノイズを発生してしまう為に、駆動ギヤを
駆動するFF/REW専用モータとは別にFWD専
用モータを設けて、FWDモードではFF/REW
専用モータを停止させてFWD専用モータを駆動
するように構成していた。
が回転駆動される時の中間ギヤの回転負荷を利用
して揺動レバーに回転モーメントを与えるように
して、駆動ギヤの回転方向に応じて揺動レバーを
揺動させるようにしたものであり、その為中間ギ
ヤと揺動レバーとの間には通常適当な摩擦部材を
介在させて、中間ギヤに適当な回転負荷を与える
ようにしている。しかしながら従来は中間ギヤを
駆動ギヤに常時噛合させていた為に、FWDモー
ドで駆動ギヤを回転させると、中間ギヤの回転に
よつてノイズを発生してしまう為に、駆動ギヤを
駆動するFF/REW専用モータとは別にFWD専
用モータを設けて、FWDモードではFF/REW
専用モータを停止させてFWD専用モータを駆動
するように構成していた。
本考案はFWDモードでノイズを発生せず、か
つ1モータに構成出来るものを提供する。以下本
考案をカセツト式テープレコーダに適用した一実
施例を図面に基き説明する。
つ1モータに構成出来るものを提供する。以下本
考案をカセツト式テープレコーダに適用した一実
施例を図面に基き説明する。
先ず第1図及び第2図によつてFWDモード、
FF/REWモードの切換え概要を説明する。
FF/REWモードの切換え概要を説明する。
メカ基板(第3図参照)1上には一対のリール
軸2,3及びキヤプスタン4が配置されていて、
カセツト5はこれらに係合されてメカ基板1上に
水平に装着されている。ヘツド基板6はメカ基板
1上において矢印a及びa′方向に往復動自在に取
付けられており、その上部には録再ヘツド7及び
消去ヘツド8が取付けられている。またヘツド基
板6上にはその矢印a及びa′方向への移動に連動
して矢印b及びb′方向に回動されるピンチローラ
9が配置されている。メカ基板1の下部にはモー
ド切換レバー11が支点軸12を中心に回動自在
に配置されており、その一端11a上に植設され
たピン13がメカ基板1に設けられた長孔14を
挿通して上方に延出されてヘツド基板6の先端6
aの一部に当接可能に構成されている。
軸2,3及びキヤプスタン4が配置されていて、
カセツト5はこれらに係合されてメカ基板1上に
水平に装着されている。ヘツド基板6はメカ基板
1上において矢印a及びa′方向に往復動自在に取
付けられており、その上部には録再ヘツド7及び
消去ヘツド8が取付けられている。またヘツド基
板6上にはその矢印a及びa′方向への移動に連動
して矢印b及びb′方向に回動されるピンチローラ
9が配置されている。メカ基板1の下部にはモー
ド切換レバー11が支点軸12を中心に回動自在
に配置されており、その一端11a上に植設され
たピン13がメカ基板1に設けられた長孔14を
挿通して上方に延出されてヘツド基板6の先端6
aの一部に当接可能に構成されている。
先ずSTOPモードでは第1図に示す如く、ヘツ
ド基板6及びモード切換レバー11は夫々仮想線
の位置にある。そして再生釦又は録音釦が押され
ると、モード切換レバー11が矢印c方向に回動
されて実線の位置へ移動されると同時に、ヘツド
基板6が矢印a方向に移動されて実線の位置へ移
動される。なおこの時ヘツド基板6はリミツター
ばね(図示せず)を介して矢印a方向に引張られ
て実線の位置で位置決めされる。この結果再ヘツ
ド7,8がカセツト5内に挿入されてテープ(図
示せず)に接触されると共にピンチローラ9が矢
印b方向に回動されてテープがキヤプスタン4に
圧着され、FWDモード(再生状態又は録音状
態)に切換えられる。そしてこのFWDモードで
早送り釦又は巻戻し釦が押されると、第2図に示
す如くモード切換レバー11が矢印c′方向に回動
され、そのピン13がヘツド基板6の先端6aに
当接してこれをリミツターバネに抗して矢印a′方
向に押し戻す。この結果両ヘツド7,8がテープ
に対して後退されると共にピンチローラ9が矢印
b′方向に回動されてキヤプスタン4から離間さ
れ、FFモード又はREWモード(キユー状態又は
レビユー状態)に切換えられる。なお押されてい
た早送り釦又は巻戻し釦を解除すると第1図に実
線で示したFWDモードに復帰される。
ド基板6及びモード切換レバー11は夫々仮想線
の位置にある。そして再生釦又は録音釦が押され
ると、モード切換レバー11が矢印c方向に回動
されて実線の位置へ移動されると同時に、ヘツド
基板6が矢印a方向に移動されて実線の位置へ移
動される。なおこの時ヘツド基板6はリミツター
ばね(図示せず)を介して矢印a方向に引張られ
て実線の位置で位置決めされる。この結果再ヘツ
ド7,8がカセツト5内に挿入されてテープ(図
示せず)に接触されると共にピンチローラ9が矢
印b方向に回動されてテープがキヤプスタン4に
圧着され、FWDモード(再生状態又は録音状
態)に切換えられる。そしてこのFWDモードで
早送り釦又は巻戻し釦が押されると、第2図に示
す如くモード切換レバー11が矢印c′方向に回動
され、そのピン13がヘツド基板6の先端6aに
当接してこれをリミツターバネに抗して矢印a′方
向に押し戻す。この結果両ヘツド7,8がテープ
に対して後退されると共にピンチローラ9が矢印
b′方向に回動されてキヤプスタン4から離間さ
れ、FFモード又はREWモード(キユー状態又は
レビユー状態)に切換えられる。なお押されてい
た早送り釦又は巻戻し釦を解除すると第1図に実
線で示したFWDモードに復帰される。
次にFWDモード、FF/REWモードの切換装
置の詳細を説明する。
置の詳細を説明する。
先ず第4図、第5図、第8図及び第9図に示す
如く、両リール軸2,3の中間部でシヤーシ17
上にモータ18が取付けられており、このモータ
18はFWD用とFF/REW用との2つのモータ
を兼用している。そしてこのモータ18のロータ
19の中心部の上部に円筒部19aが一体的に設
けられ、その円筒部19aの下端にはプーリ20
が設けられている。また円筒部19aの上部には
モータ軸21に固着された駆動ギヤ22が設けら
れ、モータ軸21の上端は駆動ギヤ22の上方に
所定長さに延出されている。なお駆動ギヤ22は
メカ基板1に設けられた開口23から上方に突出
されている。
如く、両リール軸2,3の中間部でシヤーシ17
上にモータ18が取付けられており、このモータ
18はFWD用とFF/REW用との2つのモータ
を兼用している。そしてこのモータ18のロータ
19の中心部の上部に円筒部19aが一体的に設
けられ、その円筒部19aの下端にはプーリ20
が設けられている。また円筒部19aの上部には
モータ軸21に固着された駆動ギヤ22が設けら
れ、モータ軸21の上端は駆動ギヤ22の上方に
所定長さに延出されている。なお駆動ギヤ22は
メカ基板1に設けられた開口23から上方に突出
されている。
次にモータ18によつて駆動される機械式パワ
ープランジヤー装置25を第3図〜第7図によつ
て説明する。
ープランジヤー装置25を第3図〜第7図によつ
て説明する。
メカ基板1とシヤーシ17との間に軸支された
中間軸26にプーリ27が固着され、このプーリ
27とモータ18のプーリ20との間にベルト2
8が巻掛けられている。中間軸26には駆動ギヤ
29が固着されていて、モータ18の第14図で
矢印d又はd′方向への正逆回転によりその駆動ギ
ヤ29が矢印e又はe′方向に正逆回転駆動される
ように構成されている。駆動ギヤ29によつて間
欠的に正逆回転駆動される欠歯ギヤ30がメカ基
板1とシヤーシ17との間に軸支された回転軸3
1に固着されている。なお欠歯ギヤ30には180
゜に対向する一対の切欠き32a,32bが設け
られている。そして回転軸31には左右対称形状
に構成された回転カム34が固着されている。一
方前記モード切換レバー11はほゞL字状をなし
ていて、その他端11bには回転カム34の一側
面に当接されるカムフオロアローラ35が枢着さ
れている。なおモード切換レバー11は戻しばね
36によつて第4図で矢印c′方向に回動附勢され
ていて、そのばね力によつてカムフオロアローラ
35が回転カム34に押圧されている。回転カム
34を挟んでモード切換レバー11とは反対側の
位置でメカ基板1上にはロツク解除レバー38が
配置されている。このロツク解除レバー38は
ほゞT字状をなしていて、その一端38aがメカ
基板1を上下に貫通して植設された支点軸39の
上端に回動自在に枢支されている。そしてこのロ
ツク解除レバー38に枢着されたカムフオロアロ
ーラ40がメカ基板1に設けられた開口41から
下方に突出されて回転カム34の前記カムフオロ
アローラ35とは反対側に当接されている。なお
このロツク解除レバー38は強いロツク解除用ば
ね42によつて第4図で矢印f方向に回動附勢さ
れていて、そのばね力によつてカムフオロアロー
ラ41が回転カム34に押圧されている。メカ基
板1の下部で支点軸39の下端にロツクレバー4
5が回動自在に枢支されて配置されている。この
ロツクレバー45はほゞL字状をなしていてロツ
ク用ばね46によつて第4図で矢印g方向に回動
附勢され、その一端45aがモード切換レバー1
1の他端11bの最先端に枢着されたロツク用の
ローラ44に押圧されている。なおその一端45
aにはローラ44のロツク用凹部47が設けられ
ている。またロツクレバー45の他端45b上に
植設されたピン48がメカ基板1に設けられた開
口49の上方に突出されてロツク解除レバー38
の一端38aの側面に第4図で時計方向に押圧さ
れている。ロツク解除レバー38の他端38b側
には副ロツクレバー51が配置されている。この
副ロツクレバー51はほゞL字状をなしていて水
平腕部51aがロツク解除レバー38の他端38
bの上部に配置され、垂直腕部51bがメカ基板
1の下方に延出されている。この副ロツクレバー
51はメカ基板1上に固着された支持部材52に
水平な支点軸53を介して回動自在に枢支され、
かつロツク用ばね54によつて第6図で矢印k方
向に回動附勢されている。そしてロツク解除レバ
ー38の他端38aの上部にロツク用のピン55
が設けられ、そのピン55に係合されるロツク用
の孔56が副ロツクレバー51の水平腕部51a
に設けられている。なおロツク解除用ばね42は
ロツク用ばね46より充分に強いばねに構成さ
れ、かつこれらのばね42,46に比べてもう1
つのロツク用ばね54は充分に弱いばねに構成さ
れている。またロツク解除レバー38に対するピ
ン48の押圧点と支点軸39の軸心との間の距離
l1に比べて、ロツク解除レバー38に対するロツ
ク解除用ばね42の作用点と支点軸39の軸心と
の間の距離l2が充分に大きく構成されていて、ロ
ツク解除レバー38のテコ作用により、ロツク解
除用ばね42がロツク用ばね46に対して充分に
強いばね力を発揮出来るように構成されている。
また副ロツクレバー51の垂直腕部51bの先端
に電磁プランジヤー57の吸引杆58が連結され
ていて、この電磁プランジヤー57の吸引動作に
より副ロツクレバー51がロツク用ばね54に抗
して第7図で矢印k′方向に回動されるようになさ
れているが、この際副ロツクレバー51に対する
ロツク用ばね54の作用点と支点軸53の軸心と
の間の距離l3に比べて、副ロツクレバー51に対
する電磁プランジヤー57の作用点と支点軸53
との間の距離l4が充分に大きく構成されていて、
副ロツクレバー51のテコ作用により、これを極
めて弱い力で矢印k′方向に回動出来るように構成
されている。
中間軸26にプーリ27が固着され、このプーリ
27とモータ18のプーリ20との間にベルト2
8が巻掛けられている。中間軸26には駆動ギヤ
29が固着されていて、モータ18の第14図で
矢印d又はd′方向への正逆回転によりその駆動ギ
ヤ29が矢印e又はe′方向に正逆回転駆動される
ように構成されている。駆動ギヤ29によつて間
欠的に正逆回転駆動される欠歯ギヤ30がメカ基
板1とシヤーシ17との間に軸支された回転軸3
1に固着されている。なお欠歯ギヤ30には180
゜に対向する一対の切欠き32a,32bが設け
られている。そして回転軸31には左右対称形状
に構成された回転カム34が固着されている。一
方前記モード切換レバー11はほゞL字状をなし
ていて、その他端11bには回転カム34の一側
面に当接されるカムフオロアローラ35が枢着さ
れている。なおモード切換レバー11は戻しばね
36によつて第4図で矢印c′方向に回動附勢され
ていて、そのばね力によつてカムフオロアローラ
35が回転カム34に押圧されている。回転カム
34を挟んでモード切換レバー11とは反対側の
位置でメカ基板1上にはロツク解除レバー38が
配置されている。このロツク解除レバー38は
ほゞT字状をなしていて、その一端38aがメカ
基板1を上下に貫通して植設された支点軸39の
上端に回動自在に枢支されている。そしてこのロ
ツク解除レバー38に枢着されたカムフオロアロ
ーラ40がメカ基板1に設けられた開口41から
下方に突出されて回転カム34の前記カムフオロ
アローラ35とは反対側に当接されている。なお
このロツク解除レバー38は強いロツク解除用ば
ね42によつて第4図で矢印f方向に回動附勢さ
れていて、そのばね力によつてカムフオロアロー
ラ41が回転カム34に押圧されている。メカ基
板1の下部で支点軸39の下端にロツクレバー4
5が回動自在に枢支されて配置されている。この
ロツクレバー45はほゞL字状をなしていてロツ
ク用ばね46によつて第4図で矢印g方向に回動
附勢され、その一端45aがモード切換レバー1
1の他端11bの最先端に枢着されたロツク用の
ローラ44に押圧されている。なおその一端45
aにはローラ44のロツク用凹部47が設けられ
ている。またロツクレバー45の他端45b上に
植設されたピン48がメカ基板1に設けられた開
口49の上方に突出されてロツク解除レバー38
の一端38aの側面に第4図で時計方向に押圧さ
れている。ロツク解除レバー38の他端38b側
には副ロツクレバー51が配置されている。この
副ロツクレバー51はほゞL字状をなしていて水
平腕部51aがロツク解除レバー38の他端38
bの上部に配置され、垂直腕部51bがメカ基板
1の下方に延出されている。この副ロツクレバー
51はメカ基板1上に固着された支持部材52に
水平な支点軸53を介して回動自在に枢支され、
かつロツク用ばね54によつて第6図で矢印k方
向に回動附勢されている。そしてロツク解除レバ
ー38の他端38aの上部にロツク用のピン55
が設けられ、そのピン55に係合されるロツク用
の孔56が副ロツクレバー51の水平腕部51a
に設けられている。なおロツク解除用ばね42は
ロツク用ばね46より充分に強いばねに構成さ
れ、かつこれらのばね42,46に比べてもう1
つのロツク用ばね54は充分に弱いばねに構成さ
れている。またロツク解除レバー38に対するピ
ン48の押圧点と支点軸39の軸心との間の距離
l1に比べて、ロツク解除レバー38に対するロツ
ク解除用ばね42の作用点と支点軸39の軸心と
の間の距離l2が充分に大きく構成されていて、ロ
ツク解除レバー38のテコ作用により、ロツク解
除用ばね42がロツク用ばね46に対して充分に
強いばね力を発揮出来るように構成されている。
また副ロツクレバー51の垂直腕部51bの先端
に電磁プランジヤー57の吸引杆58が連結され
ていて、この電磁プランジヤー57の吸引動作に
より副ロツクレバー51がロツク用ばね54に抗
して第7図で矢印k′方向に回動されるようになさ
れているが、この際副ロツクレバー51に対する
ロツク用ばね54の作用点と支点軸53の軸心と
の間の距離l3に比べて、副ロツクレバー51に対
する電磁プランジヤー57の作用点と支点軸53
との間の距離l4が充分に大きく構成されていて、
副ロツクレバー51のテコ作用により、これを極
めて弱い力で矢印k′方向に回動出来るように構成
されている。
次に以上の如く構成された機械式パワープラン
ジヤー装置25の動作を説明する。
ジヤー装置25の動作を説明する。
先ずSTOPモードではモード切換レバー11が
第4図に仮想線で示された往動位置にてロツクレ
バー45にてロツクされている。またこの時ロツ
ク解除レバー38も第4図に仮想線で示された往
動位置にて副ロツクレバー51にて第7図の如く
ロツクされ、ロツク解除用ばね42にロツク解除
力が蓄積されている。
第4図に仮想線で示された往動位置にてロツクレ
バー45にてロツクされている。またこの時ロツ
ク解除レバー38も第4図に仮想線で示された往
動位置にて副ロツクレバー51にて第7図の如く
ロツクされ、ロツク解除用ばね42にロツク解除
力が蓄積されている。
このSTOPモードからFWDモードに切換えら
れると、モータ18が第4図で矢印d方向に正回
転駆動されると同時に、電磁プランジヤー57が
吸引動作されて、副ロツクレバー51が第7図に
仮想線で示された非係合位置へばね54に抗して
矢印k′方向に回動される。するとその瞬間にロツ
ク解除レバー38のロツクが解除されて、このロ
ツク解除レバー38がロツク解除用ばね42のば
ね力によつて第4図に実線で示された復動位置へ
矢印f方向に回動される。そしてロツク解除レバ
ー38の一端38aがピン48を蹴つて、ロツク
レバー45が第4図に実線で示された非係合位置
へばね46に抗して矢印g′方向に回動される。以
上の結果モード切換レバー11のロツクが瞬間的
に解除され、第4図で矢印f方向に回動されたロ
ツク解除レバー38のカムフオロアローラ40が
回転カム34の側面に押圧されると同時に、モー
ド切換レバー11が戻しばね36によつて第4図
に実線で示された復動位置へ矢印c方向に回動さ
れて、そのカムフオロアローラ35が回転カム3
4のカムフオロアローラ40とは反対側の側面に
押圧される。
れると、モータ18が第4図で矢印d方向に正回
転駆動されると同時に、電磁プランジヤー57が
吸引動作されて、副ロツクレバー51が第7図に
仮想線で示された非係合位置へばね54に抗して
矢印k′方向に回動される。するとその瞬間にロツ
ク解除レバー38のロツクが解除されて、このロ
ツク解除レバー38がロツク解除用ばね42のば
ね力によつて第4図に実線で示された復動位置へ
矢印f方向に回動される。そしてロツク解除レバ
ー38の一端38aがピン48を蹴つて、ロツク
レバー45が第4図に実線で示された非係合位置
へばね46に抗して矢印g′方向に回動される。以
上の結果モード切換レバー11のロツクが瞬間的
に解除され、第4図で矢印f方向に回動されたロ
ツク解除レバー38のカムフオロアローラ40が
回転カム34の側面に押圧されると同時に、モー
ド切換レバー11が戻しばね36によつて第4図
に実線で示された復動位置へ矢印c方向に回動さ
れて、そのカムフオロアローラ35が回転カム3
4のカムフオロアローラ40とは反対側の側面に
押圧される。
なお電磁プランジヤー57は一時的に吸引動作
されるだけであり、その後副ロツクレバー51は
ばね54によつて第6図で矢印k方向に回動附勢
される。そしてこの時点ではロツク解除レバー1
1のピン55が副ロツクレバー51の水平腕部5
1aの下に入り込んでいて、その水平腕部51a
はそのピン55上に軽く押圧された状態になる。
されるだけであり、その後副ロツクレバー51は
ばね54によつて第6図で矢印k方向に回動附勢
される。そしてこの時点ではロツク解除レバー1
1のピン55が副ロツクレバー51の水平腕部5
1aの下に入り込んでいて、その水平腕部51a
はそのピン55上に軽く押圧された状態になる。
次に上記FWDモードからFFモードに切換えら
れると、モータ18が第4図で矢印d方向に高速
で正回転駆動されて、駆動ギヤ29が第4図で矢
印e方向に正回転駆動される。そして欠歯ギヤ3
0のトリガー機構(図示せず)が動作されて、こ
の欠歯ギヤ30が第4図で矢印l方向にトリガー
駆動されてその欠歯ギヤ30が駆動ギヤ29に噛
合される。するとその瞬間から欠歯ギヤ30が駆
動ギヤ29によつて引き続き矢印l方向に回転駆
動され、以後欠歯ギヤ30は切欠き32bが駆動
ギヤ29に対向する位置に達するまで半回転駆動
される。
れると、モータ18が第4図で矢印d方向に高速
で正回転駆動されて、駆動ギヤ29が第4図で矢
印e方向に正回転駆動される。そして欠歯ギヤ3
0のトリガー機構(図示せず)が動作されて、こ
の欠歯ギヤ30が第4図で矢印l方向にトリガー
駆動されてその欠歯ギヤ30が駆動ギヤ29に噛
合される。するとその瞬間から欠歯ギヤ30が駆
動ギヤ29によつて引き続き矢印l方向に回転駆
動され、以後欠歯ギヤ30は切欠き32bが駆動
ギヤ29に対向する位置に達するまで半回転駆動
される。
そして欠歯ギヤ30が矢印l方向に回転される
と、第5図に示す如く、その一方のカム部34a
によつてカムフオロアローラ35が押圧されて、
モード切換レバー11が戻しばね36に抗して往
動位置へ矢印c′方向に回動される。またこれと同
時に他方のカム部34bによつてカムフオロアロ
ーラ35が押圧されて、ロツク解除レバー38が
ロツク解除用ばね42に抗して往動位置へ矢印
f′方向に回動される。そしてこの時にロツク解除
用ばね42に前述したロツク解除力が蓄積され
る。なお上記の如き両レバー11,38の回動に
伴つてロツクレバー45がばね46によつて矢印
g方向に回動されて、モード切換レバー11が往
動位置に達した瞬間に、そのロツクレバー45が
凹部47によつてローラ44に係合され、モード
切換レバー11が往動位置にてロツクされる。ま
たロツク解除レバー38の矢印f′方向への回動に
伴い、ピン55も第6図で矢印f′方向に移動さ
れ、これに伴つて副ロツクレバー51がばね54
によつて第6図で矢印k方向に回動される。そし
てロツク解除レバー38が往動位置に達した瞬間
に、第7図に実線で示す如くそのピン55に副ロ
ツクレバー51の孔56が係合されて、ロツク解
除レバー38が往動位置にてロツクされる。
と、第5図に示す如く、その一方のカム部34a
によつてカムフオロアローラ35が押圧されて、
モード切換レバー11が戻しばね36に抗して往
動位置へ矢印c′方向に回動される。またこれと同
時に他方のカム部34bによつてカムフオロアロ
ーラ35が押圧されて、ロツク解除レバー38が
ロツク解除用ばね42に抗して往動位置へ矢印
f′方向に回動される。そしてこの時にロツク解除
用ばね42に前述したロツク解除力が蓄積され
る。なお上記の如き両レバー11,38の回動に
伴つてロツクレバー45がばね46によつて矢印
g方向に回動されて、モード切換レバー11が往
動位置に達した瞬間に、そのロツクレバー45が
凹部47によつてローラ44に係合され、モード
切換レバー11が往動位置にてロツクされる。ま
たロツク解除レバー38の矢印f′方向への回動に
伴い、ピン55も第6図で矢印f′方向に移動さ
れ、これに伴つて副ロツクレバー51がばね54
によつて第6図で矢印k方向に回動される。そし
てロツク解除レバー38が往動位置に達した瞬間
に、第7図に実線で示す如くそのピン55に副ロ
ツクレバー51の孔56が係合されて、ロツク解
除レバー38が往動位置にてロツクされる。
なおFWDモードからREWモードに切換えられ
た時には、モータ18が第4図で矢印d′方向に高
速で逆回転駆動されて、駆動ギヤ29が第4図で
矢印e′方向に逆回転駆動される。そしてこの時に
は欠歯ギヤ30が第4図で矢印l′方向にトリガー
駆動されて、前述したFFモードへの切換え時と
同様の動作が行われる。但しこの時には回転カム
34は逆回転される。
た時には、モータ18が第4図で矢印d′方向に高
速で逆回転駆動されて、駆動ギヤ29が第4図で
矢印e′方向に逆回転駆動される。そしてこの時に
は欠歯ギヤ30が第4図で矢印l′方向にトリガー
駆動されて、前述したFFモードへの切換え時と
同様の動作が行われる。但しこの時には回転カム
34は逆回転される。
次にモータ18によつて駆動されるスイングギ
ヤ切換装置61を第3図、第4図、第5図、第8
図、第9図及び第10図によつて説明する。
ヤ切換装置61を第3図、第4図、第5図、第8
図、第9図及び第10図によつて説明する。
メカ基板1の上部で前記両リール軸2,3の中
間部には揺動レバー62が配置され、この揺動レ
バー62の長手方向の中間部が前記モータ軸21
の上端に左右方向に揺動自在に枢支されている。
なお揺動レバー62の一端62aはメカ基板1上
に固着されたレバー押え63によつてガイドされ
ている。この揺動レバー62の下部でその一端6
2aとモータ軸21との間にそのモータ軸21と
平行な支軸64が植設され、この支軸64には中
間ギヤ65がその支軸64の軸心の周りに回転自
在であると共に、その支軸64の軸心方向(上下
方向)に摺動自在に取付けられている。なおこの
中間ギヤ65はその上面と揺動レバー62の下面
との間で支軸64の外周に予め圧縮された状態で
嵌装された圧緒ばね66によつて常時下方に押圧
されて、支軸64の下端に嵌着された抜止めリン
グ67上に当接されている。そしてこの中間ギヤ
67は第9図の如く圧縮ばね66によつて下降さ
れた状態で前記駆動ギヤ22に噛合され、第8図
の如く圧縮バネ66によつて上昇されることによ
つて駆動ギヤ22との噛合状態が解除されるよう
に構成されている。なお中間ギヤ65の上面と圧
縮ばね66の下端面との間及び圧縮ばね66の上
端面と揺動レバー62の下面との間にはポリワツ
シヤーや不織布等の如き適当な摩擦部材68が介
在されている。また中間ギヤ65の下面はほゞ円
錘台形状をなす斜面69が形成されている。
間部には揺動レバー62が配置され、この揺動レ
バー62の長手方向の中間部が前記モータ軸21
の上端に左右方向に揺動自在に枢支されている。
なお揺動レバー62の一端62aはメカ基板1上
に固着されたレバー押え63によつてガイドされ
ている。この揺動レバー62の下部でその一端6
2aとモータ軸21との間にそのモータ軸21と
平行な支軸64が植設され、この支軸64には中
間ギヤ65がその支軸64の軸心の周りに回転自
在であると共に、その支軸64の軸心方向(上下
方向)に摺動自在に取付けられている。なおこの
中間ギヤ65はその上面と揺動レバー62の下面
との間で支軸64の外周に予め圧縮された状態で
嵌装された圧緒ばね66によつて常時下方に押圧
されて、支軸64の下端に嵌着された抜止めリン
グ67上に当接されている。そしてこの中間ギヤ
67は第9図の如く圧縮ばね66によつて下降さ
れた状態で前記駆動ギヤ22に噛合され、第8図
の如く圧縮バネ66によつて上昇されることによ
つて駆動ギヤ22との噛合状態が解除されるよう
に構成されている。なお中間ギヤ65の上面と圧
縮ばね66の下端面との間及び圧縮ばね66の上
端面と揺動レバー62の下面との間にはポリワツ
シヤーや不織布等の如き適当な摩擦部材68が介
在されている。また中間ギヤ65の下面はほゞ円
錘台形状をなす斜面69が形成されている。
また揺動レバー62の他端62bにはほゞ凸形
状をなすガイド孔71が設けられていて、モード
切換レバー11の一端11a側の中間部上に設け
られたピン72がメカ基板1の開口23を挿通し
て挿入されている。また揺動レバー62の一端6
2a側でメカ基板1上に切換レバー73が配置さ
れている。この切換レバー73は支点軸74を介
して回動自在に枢支され、戻しばね75によつて
第4図で矢印m方向に回動附勢されている。なお
この切換レバー73の一端73aは中間ギヤ65
の斜面69に対して押圧、離間自在に構成され、
他端73bは前記ロツク解除レバー38の中間部
38cに当接されている。なお第10図に示す如
くメカ基板1の下部にアイドルレバー77が支点
軸78を介して揺動自在に枢支され、このアイド
ルレバー77には前記モータ18の円筒部19a
とキヤプスタン4のフライホイール79との間に
圧着、離間自在のアイドラー80が支軸64を介
して回動自在に枢支されている。なおアイドルレ
バー77は戻しばね81によつて第10図で矢印
n方向に回動附勢され、その先端77a部分に設
けられた凹部82がモード切換レバー11の他端
11b側の下部に設けられたピン83に係合され
ている。なお前記両リール軸2,3の下端には中
間ギヤ65が選択的に噛合されるリール台ギヤ8
5,86が設けられている。
状をなすガイド孔71が設けられていて、モード
切換レバー11の一端11a側の中間部上に設け
られたピン72がメカ基板1の開口23を挿通し
て挿入されている。また揺動レバー62の一端6
2a側でメカ基板1上に切換レバー73が配置さ
れている。この切換レバー73は支点軸74を介
して回動自在に枢支され、戻しばね75によつて
第4図で矢印m方向に回動附勢されている。なお
この切換レバー73の一端73aは中間ギヤ65
の斜面69に対して押圧、離間自在に構成され、
他端73bは前記ロツク解除レバー38の中間部
38cに当接されている。なお第10図に示す如
くメカ基板1の下部にアイドルレバー77が支点
軸78を介して揺動自在に枢支され、このアイド
ルレバー77には前記モータ18の円筒部19a
とキヤプスタン4のフライホイール79との間に
圧着、離間自在のアイドラー80が支軸64を介
して回動自在に枢支されている。なおアイドルレ
バー77は戻しばね81によつて第10図で矢印
n方向に回動附勢され、その先端77a部分に設
けられた凹部82がモード切換レバー11の他端
11b側の下部に設けられたピン83に係合され
ている。なお前記両リール軸2,3の下端には中
間ギヤ65が選択的に噛合されるリール台ギヤ8
5,86が設けられている。
次に以上の如く構成されたスイングギヤ切換装
置61の動作を説明する。
置61の動作を説明する。
先ずSTOPモードではモード切換レバー11及
びロツク解除レバー83が夫々第4図で仮想線で
示された往動位置に回動されてロツクされてお
り、これに連動して切換レバー73も第4図に仮
想線で示された非係合位置へ回動されている。な
おこの時ピン72は第9図の如くガイド孔71の
遊動部71a内に入り込んでいる。また中間ギヤ
65は第9図の如く圧縮ばね66によつて下降さ
れて駆動ギヤ22に係合されている。
びロツク解除レバー83が夫々第4図で仮想線で
示された往動位置に回動されてロツクされてお
り、これに連動して切換レバー73も第4図に仮
想線で示された非係合位置へ回動されている。な
おこの時ピン72は第9図の如くガイド孔71の
遊動部71a内に入り込んでいる。また中間ギヤ
65は第9図の如く圧縮ばね66によつて下降さ
れて駆動ギヤ22に係合されている。
このSTOPモードからFWDモードに切換えら
れると、前述した如くモータ18が第4図で矢印
d方向に正回転駆動されると共に、モード切換レ
バー11及びロツク解除レバー38が夫々第4図
に実線で示された復動位置へ移動される。この結
果ピン72がガイド孔71の遊動部71a内から
規制部71b内に移動され、このピン72によつ
て揺動レバー62が第4図に実線で示された中間
位置〔両リール台ギヤ85,86の中間位置〕に
規制される。またロツク解除レバー38の中間部
38cが切換レバー73の他端73bを押圧し、
切換レバー73が戻しばね75に抗して第4図に
実線で示された係合位置へ矢印m′方向に回動さ
れる。するとその一端73aが第8図の如く中間
ギヤ65の斜面69に押圧され、その斜面69に
よるガイド作用により、この中間ギヤ65が圧縮
ばね66に抗して上昇されて駆動ギヤ22との噛
合状態が自動的に解除される。
れると、前述した如くモータ18が第4図で矢印
d方向に正回転駆動されると共に、モード切換レ
バー11及びロツク解除レバー38が夫々第4図
に実線で示された復動位置へ移動される。この結
果ピン72がガイド孔71の遊動部71a内から
規制部71b内に移動され、このピン72によつ
て揺動レバー62が第4図に実線で示された中間
位置〔両リール台ギヤ85,86の中間位置〕に
規制される。またロツク解除レバー38の中間部
38cが切換レバー73の他端73bを押圧し、
切換レバー73が戻しばね75に抗して第4図に
実線で示された係合位置へ矢印m′方向に回動さ
れる。するとその一端73aが第8図の如く中間
ギヤ65の斜面69に押圧され、その斜面69に
よるガイド作用により、この中間ギヤ65が圧縮
ばね66に抗して上昇されて駆動ギヤ22との噛
合状態が自動的に解除される。
一方このFWDモードへの切換えにより、モー
ド切換レバー11に連動してアイドルレバー77
が戻しばね81によつて第10図に実線で示され
た位置へ矢印n方向に回動されて、アイドラー8
0がモータ18の円筒部19aとフライホイール
79との間に圧着される。この結果アイドラー8
0を介してキヤプスタン4がモータ18によつて
矢印o方向に回転駆動される。また前述したヘツ
ド基板6の第1図で矢印a方向への移動に連動し
て、第4図に示す如くリール台駆動用アイドラー
88が巻取リール軸3のリール台89とキヤプス
タン4との間に圧着されて、そのアイドラー88
を介して巻取リール軸3が第4図で矢印p方向に
回転駆動される。なおこの際はヘツド基板6の第
4図で矢印a方向への移動により、そのガイド孔
90によつてアイドルレバー91のピン92がガ
イドされ、このアイドルレバー91が戻しばね9
3に抗して支点軸94を中心に矢印q方向に回動
される。
ド切換レバー11に連動してアイドルレバー77
が戻しばね81によつて第10図に実線で示され
た位置へ矢印n方向に回動されて、アイドラー8
0がモータ18の円筒部19aとフライホイール
79との間に圧着される。この結果アイドラー8
0を介してキヤプスタン4がモータ18によつて
矢印o方向に回転駆動される。また前述したヘツ
ド基板6の第1図で矢印a方向への移動に連動し
て、第4図に示す如くリール台駆動用アイドラー
88が巻取リール軸3のリール台89とキヤプス
タン4との間に圧着されて、そのアイドラー88
を介して巻取リール軸3が第4図で矢印p方向に
回転駆動される。なおこの際はヘツド基板6の第
4図で矢印a方向への移動により、そのガイド孔
90によつてアイドルレバー91のピン92がガ
イドされ、このアイドルレバー91が戻しばね9
3に抗して支点軸94を中心に矢印q方向に回動
される。
従つてこのFWDモードでは中間ギヤ65が何
等回転駆動されず、モータ18に摩擦部材68に
よる回転負荷が作用することが全くない。
等回転駆動されず、モータ18に摩擦部材68に
よる回転負荷が作用することが全くない。
次にFWDモードからFFモードに切換えられる
と、前述した如くモータ18が第4図で矢印d方
向に高速で正回転駆動されると共に、モード切換
レバー11及びロツク解除レバー83が夫々第5
図の往動位置へ移動されてロツクされる。この結
果ピン72がガイド孔71の規制部71b内から
再び遊動部71a内へ移動されて、揺動レバー6
2の中間位置での規制状態が解除される。またロ
ツク解除レバー38の移動に伴い切換レバー73
が戻しばね75によつて第5図で矢印m方向に回
動されて、その一端73aが第9図に示す如く中
間ギヤ65の斜面69から離間される。この結果
中間ギヤ65が圧縮ばね66によつて下降されて
駆動ギヤ22に自動的に噛合される。
と、前述した如くモータ18が第4図で矢印d方
向に高速で正回転駆動されると共に、モード切換
レバー11及びロツク解除レバー83が夫々第5
図の往動位置へ移動されてロツクされる。この結
果ピン72がガイド孔71の規制部71b内から
再び遊動部71a内へ移動されて、揺動レバー6
2の中間位置での規制状態が解除される。またロ
ツク解除レバー38の移動に伴い切換レバー73
が戻しばね75によつて第5図で矢印m方向に回
動されて、その一端73aが第9図に示す如く中
間ギヤ65の斜面69から離間される。この結果
中間ギヤ65が圧縮ばね66によつて下降されて
駆動ギヤ22に自動的に噛合される。
そして中間ギヤ65が駆動ギヤ22に噛合され
た瞬間に、その駆動ギヤ22により中間ギヤ65
が回転駆動され、摩擦部材68による回転負荷に
より揺動レバー62に第5図で矢印r方向の回転
モーメントが与えられる。この結果揺動レバー6
2が第5図の如く矢印r方向に揺動されて、中間
ギヤ65が巻取リール軸3のリール台ギヤ86に
自動的に噛合され、かつ以後その噛合状態が保持
されて、モータ18により中間ギヤ65を介して
巻取リール軸3が第5図で矢印p方向に高速で回
転駆動される。
た瞬間に、その駆動ギヤ22により中間ギヤ65
が回転駆動され、摩擦部材68による回転負荷に
より揺動レバー62に第5図で矢印r方向の回転
モーメントが与えられる。この結果揺動レバー6
2が第5図の如く矢印r方向に揺動されて、中間
ギヤ65が巻取リール軸3のリール台ギヤ86に
自動的に噛合され、かつ以後その噛合状態が保持
されて、モータ18により中間ギヤ65を介して
巻取リール軸3が第5図で矢印p方向に高速で回
転駆動される。
一方このFWDモードへの切換えにより、モー
ド切換レバー11のピン82によりアイドルレバ
ー77が第10図に仮想線で示す如く戻しばね8
1に抗して矢印n′方向に回動されて、アイドラー
80がモータ18の円筒部19aとフライホイー
ル79との間から離間される。また前述したヘツ
ド基板6の第2図で矢印a′方向への移動に連動し
て、第5図に示す如くアイドルレバー91が戻し
ばね93によつて矢印q′方向に回動されて、アイ
ドラー88が巻取リール台89とキヤプスタン4
との間から離間される。
ド切換レバー11のピン82によりアイドルレバ
ー77が第10図に仮想線で示す如く戻しばね8
1に抗して矢印n′方向に回動されて、アイドラー
80がモータ18の円筒部19aとフライホイー
ル79との間から離間される。また前述したヘツ
ド基板6の第2図で矢印a′方向への移動に連動し
て、第5図に示す如くアイドルレバー91が戻し
ばね93によつて矢印q′方向に回動されて、アイ
ドラー88が巻取リール台89とキヤプスタン4
との間から離間される。
なおFWDモードからREWモードに切換えられ
た時には、モータ18が第4図で矢印d′方向に高
速で逆回転駆動されて、駆動ギヤ22が第4図で
矢印d′方向に逆回転駆動されると共に、揺動レバ
ー62が第5図で矢印r方向とは逆方向に揺動さ
れて、中間ギヤ65が供給リール軸2のリール台
ギヤ85に自動的に噛合されて、かつ以後その噛
合状態が保持されて、モータ18により中間ギヤ
65を介して供給リール軸2が高速で回転駆動さ
れる。
た時には、モータ18が第4図で矢印d′方向に高
速で逆回転駆動されて、駆動ギヤ22が第4図で
矢印d′方向に逆回転駆動されると共に、揺動レバ
ー62が第5図で矢印r方向とは逆方向に揺動さ
れて、中間ギヤ65が供給リール軸2のリール台
ギヤ85に自動的に噛合されて、かつ以後その噛
合状態が保持されて、モータ18により中間ギヤ
65を介して供給リール軸2が高速で回転駆動さ
れる。
以上本考案の実施例に付き述べたが、本考案の
技術的思想に基き各種の変更が可能である。
技術的思想に基き各種の変更が可能である。
例えば本考案はテープレコーダ以外の各種の記
録再生装置にも適用可能である。
録再生装置にも適用可能である。
また本考案で言う切換機構は図面に示されたも
のに限定されることなく各種有効な構造に変更可
能である。
のに限定されることなく各種有効な構造に変更可
能である。
本考案は上述の如く、モータにて駆動される駆
動ギヤと、その駆動ギヤに噛合される中間ギヤ
と、その中間ギヤが選択的に噛合される一対のリ
ール台ギヤと、上記中間ギヤが軸支されかつ上記
駆動ギヤの軸心と同一の軸心の周りに揺動自在に
構成された揺動レバーとを具備し、FWDモード
では上記中間ギヤを上記両リール台ギヤの中間位
置に保持させ、上記駆動ギヤの回転方向の切換え
によつて上記揺動レバーを揺動させて上記中間ギ
ヤを上記両リール台ギヤに選択的に噛合させるこ
とによつてFFモードとREWモードとの切換えを
行うように構成して成るスイングギヤ切換装置に
おいて、上記中間ギヤを上記揺動レバーに設けた
支軸にその軸心の周りで回転自在であると共にそ
の支軸の軸心方向に摺動自在に取付け、その中間
ギヤを軸心方向の一方に摺動附勢して上記駆動ギ
ヤに常時噛合させるばねを設け、上記FWDモー
ドへの切換えに連動して上記中間ギヤを上記ばね
に抗して軸心方向の他方に摺動させて上記駆動ギ
ヤとの噛合状態を解除させ、かつ上記FFモード
又はREWモードへの切換えに連動して上記中間
ギヤを上記ばねにて軸心方向の一方に摺動させて
上記駆動ギヤに噛合させる切換機構を設けたこと
を特徴とするスイングギヤ切換装置である。
動ギヤと、その駆動ギヤに噛合される中間ギヤ
と、その中間ギヤが選択的に噛合される一対のリ
ール台ギヤと、上記中間ギヤが軸支されかつ上記
駆動ギヤの軸心と同一の軸心の周りに揺動自在に
構成された揺動レバーとを具備し、FWDモード
では上記中間ギヤを上記両リール台ギヤの中間位
置に保持させ、上記駆動ギヤの回転方向の切換え
によつて上記揺動レバーを揺動させて上記中間ギ
ヤを上記両リール台ギヤに選択的に噛合させるこ
とによつてFFモードとREWモードとの切換えを
行うように構成して成るスイングギヤ切換装置に
おいて、上記中間ギヤを上記揺動レバーに設けた
支軸にその軸心の周りで回転自在であると共にそ
の支軸の軸心方向に摺動自在に取付け、その中間
ギヤを軸心方向の一方に摺動附勢して上記駆動ギ
ヤに常時噛合させるばねを設け、上記FWDモー
ドへの切換えに連動して上記中間ギヤを上記ばね
に抗して軸心方向の他方に摺動させて上記駆動ギ
ヤとの噛合状態を解除させ、かつ上記FFモード
又はREWモードへの切換えに連動して上記中間
ギヤを上記ばねにて軸心方向の一方に摺動させて
上記駆動ギヤに噛合させる切換機構を設けたこと
を特徴とするスイングギヤ切換装置である。
従つて本考案によれば、FWDモードでは中間
ギヤを駆動ギヤから離脱させるように構成してあ
るので、このFWDモードで駆動ギヤを回転させ
ても中間ギヤが負荷になることが全くない。この
結果FWDモードで駆動ギヤを駆動するモータに
てキヤプスタンを駆動するように構成することに
よつて、FWDモードで中間ギヤを回転させてし
まうことによるノイズの発生と言う不都合を全く
発生させず、かつFWD用とFF/REW用との2
つのモータを1つのモータで兼用させた1モータ
構造に構成することが出来て、記録又は再生の特
性向上と合せて装置の簡素化を図り得る大きな利
点が得られる。
ギヤを駆動ギヤから離脱させるように構成してあ
るので、このFWDモードで駆動ギヤを回転させ
ても中間ギヤが負荷になることが全くない。この
結果FWDモードで駆動ギヤを駆動するモータに
てキヤプスタンを駆動するように構成することに
よつて、FWDモードで中間ギヤを回転させてし
まうことによるノイズの発生と言う不都合を全く
発生させず、かつFWD用とFF/REW用との2
つのモータを1つのモータで兼用させた1モータ
構造に構成することが出来て、記録又は再生の特
性向上と合せて装置の簡素化を図り得る大きな利
点が得られる。
また中間ギヤをその厚さ方向(軸心方向)に移
動制御して駆動ギヤに対する噛合−噛合状態解除
を行わせる構造は、その中間ギヤの移動ストロー
クを小さくし、装置のコンパクト化を図り得る上
に、構造が非常に簡単であり、かつ切れの良い噛
合−噛合解除を行えて、その切換え時におけるノ
イズの発生を極力防止出来る利点がある。
動制御して駆動ギヤに対する噛合−噛合状態解除
を行わせる構造は、その中間ギヤの移動ストロー
クを小さくし、装置のコンパクト化を図り得る上
に、構造が非常に簡単であり、かつ切れの良い噛
合−噛合解除を行えて、その切換え時におけるノ
イズの発生を極力防止出来る利点がある。
図面は本考案をカセツト式テープレコーダに適
用した一実施例を示したものであつて、第1図及
び第2図は再生状態とキユー・レビユー状態とに
おけるヘツド基板の駆動状況を示した平面図、第
3図は要部の拡大斜視図、第4図及び第5図は再
生状態とキユー・レビユー状態とにおける駆動レ
バー及び中間ギヤの駆動状況を示した拡大平面
図、第6図は第4図−線断面図、第7図は第
5図−線断面図、第8図は第4図−線断
面図、第9図は第5図−線断面図、第10図
はキヤプスタンの駆動状況を示した拡大平面図で
ある。 また図面に用いられた符号において、11……
モード切換レバー、18……モータ、22……駆
動ギヤ、38……ロツク解除レバー、61……ス
イングギヤ切換装置、62……揺動レバー、64
……支軸、65……中間ギヤ、66……圧縮ば
ね、68……摩擦部材、73……切換レバー、7
5……戻しばね、85,86……リール台ギヤ、
である。
用した一実施例を示したものであつて、第1図及
び第2図は再生状態とキユー・レビユー状態とに
おけるヘツド基板の駆動状況を示した平面図、第
3図は要部の拡大斜視図、第4図及び第5図は再
生状態とキユー・レビユー状態とにおける駆動レ
バー及び中間ギヤの駆動状況を示した拡大平面
図、第6図は第4図−線断面図、第7図は第
5図−線断面図、第8図は第4図−線断
面図、第9図は第5図−線断面図、第10図
はキヤプスタンの駆動状況を示した拡大平面図で
ある。 また図面に用いられた符号において、11……
モード切換レバー、18……モータ、22……駆
動ギヤ、38……ロツク解除レバー、61……ス
イングギヤ切換装置、62……揺動レバー、64
……支軸、65……中間ギヤ、66……圧縮ば
ね、68……摩擦部材、73……切換レバー、7
5……戻しばね、85,86……リール台ギヤ、
である。
Claims (1)
- モータにて駆動される駆動ギヤと、その駆動ギ
ヤに噛合される中間ギヤと、その中間ギヤが選択
的に噛合される一対のリール台ギヤと、上記中間
ギヤが軸支されかつ上記駆動ギヤの軸心と同一の
軸心の周りに揺動自在に構成された揺動レバーと
を具備し、FWDモードでは上記中間ギヤを上記
両リール台ギヤの中間位置に保持させ、上記駆動
ギヤの回転方向の切換えによつて上記揺動レバー
を揺動させて上記中間ギヤを上記両リール台ギヤ
に選択的に噛合させることによつてFFモードと
REWモードとの切換えを行うように構成して成
るスイングギヤ切換装置において、上記中間ギヤ
を上記揺動レバーに設けた支軸にその軸心の周り
で回転自在であると共にその支軸の軸心方向に摺
動自在に取付け、その中間ギヤを軸心方向の一方
に摺動附勢して上記駆動ギヤに常時噛合させるば
ねを設け、上記FWDモードへの切換えに連動し
て上記中間ギヤを上記ばねに抗して軸心方向の他
方に摺動させて上記駆動ギヤとの噛合状態を解除
させ、かつ上記FFモード又はREWモードへの切
換えに連動して上記中間ギヤを上記ばねにて軸心
方向の一方に摺動させて上記駆動ギヤに噛合させ
る切換機構を設けたことを特徴とするスイングギ
ヤ切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099181U JPS5817657U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | スイングギヤ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099181U JPS5817657U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | スイングギヤ切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5817657U JPS5817657U (ja) | 1983-02-03 |
JPS6232366Y2 true JPS6232366Y2 (ja) | 1987-08-19 |
Family
ID=29905337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11099181U Granted JPS5817657U (ja) | 1981-07-24 | 1981-07-24 | スイングギヤ切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817657U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312372Y2 (ja) * | 1985-03-11 | 1991-03-25 | ||
JPS62166240A (ja) * | 1986-01-17 | 1987-07-22 | Hitachi Ltd | 建屋の換気空調設備 |
-
1981
- 1981-07-24 JP JP11099181U patent/JPS5817657U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5817657U (ja) | 1983-02-03 |
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