JPH0312372Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0312372Y2 JPH0312372Y2 JP1985034383U JP3438385U JPH0312372Y2 JP H0312372 Y2 JPH0312372 Y2 JP H0312372Y2 JP 1985034383 U JP1985034383 U JP 1985034383U JP 3438385 U JP3438385 U JP 3438385U JP H0312372 Y2 JPH0312372 Y2 JP H0312372Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- cleaning tank
- steam
- air
- exhaust duct
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- Expired
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- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 101
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 29
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 20
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 16
- 238000013020 steam cleaning Methods 0.000 claims description 15
- 239000002826 coolant Substances 0.000 claims description 6
- 239000003960 organic solvent Substances 0.000 claims description 6
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- UOCLXMDMGBRAIB-UHFFFAOYSA-N 1,1,1-trichloroethane Chemical compound CC(Cl)(Cl)Cl UOCLXMDMGBRAIB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、塩素系有機溶剤からなる洗浄液の蒸
気を利用して、合成樹脂成形品等の被洗浄物の表
面を洗浄するに適した蒸気洗浄装置に関するもの
である。
気を利用して、合成樹脂成形品等の被洗浄物の表
面を洗浄するに適した蒸気洗浄装置に関するもの
である。
従来、例えば、自動車用ウレタンバンパ等の合
成樹脂材料から形成された被洗浄物の表面を洗浄
する際には、トリクロールエタン等の塩素系有機
溶剤を利用する蒸気洗浄装置が広く利用されてい
る。その一例を第2図に示して説明する。
成樹脂材料から形成された被洗浄物の表面を洗浄
する際には、トリクロールエタン等の塩素系有機
溶剤を利用する蒸気洗浄装置が広く利用されてい
る。その一例を第2図に示して説明する。
第2図は従来の蒸気洗浄装置を示す断面図であ
つて、41は上方が開放されて箱体状に形成され
ている洗浄槽である。この洗浄槽41の底部には
トリクロールエタン等の塩素系有機溶剤からなる
洗浄液Hが収容されており、その洗浄液H中には
洗浄槽41に支持された加熱パイプ42が配設さ
れている。そして、この加熱パイプ42の途中に
はバルブ43が設けられており、加熱パイプ42
への蒸気等の加熱媒体の供給をコントロールする
ようになつている。
つて、41は上方が開放されて箱体状に形成され
ている洗浄槽である。この洗浄槽41の底部には
トリクロールエタン等の塩素系有機溶剤からなる
洗浄液Hが収容されており、その洗浄液H中には
洗浄槽41に支持された加熱パイプ42が配設さ
れている。そして、この加熱パイプ42の途中に
はバルブ43が設けられており、加熱パイプ42
への蒸気等の加熱媒体の供給をコントロールする
ようになつている。
また、洗浄槽41の内側上部には水等を冷却媒
体とするクーリングパイプ44が周設されてお
り、洗浄槽41の下方から順次洗浄液域C、蒸気
域Bおよび冷却域Aの三域に形成されている。さ
らに、洗浄槽41の外側上方には上部が開放する
排気ダクト45が周設されており、その底部45
aには一端が屋外Dに開放する放出ダクト46が
接続され、その途中にはポンプ47が設けられて
いる。
体とするクーリングパイプ44が周設されてお
り、洗浄槽41の下方から順次洗浄液域C、蒸気
域Bおよび冷却域Aの三域に形成されている。さ
らに、洗浄槽41の外側上方には上部が開放する
排気ダクト45が周設されており、その底部45
aには一端が屋外Dに開放する放出ダクト46が
接続され、その途中にはポンプ47が設けられて
いる。
そして、ウレタンバンパ等の被洗浄物Wの表面
を洗浄する際には、ポンプ47を作動させるとと
もに、洗浄槽41内に収容されている洗浄液Hを
加熱パイプ42に供給される加熱媒体によつて加
熱して蒸気域Bを形成し、その蒸気域Bの層中に
物品支持具48に支持された被洗浄物Wを上方か
ら投入して所定時間放置後、洗浄槽41外に引き
上げられる。この時、洗浄液Hからなる多量の蒸
気が洗浄槽41外に漏れるが、ポンプ47の吸引
力によつて排気ダクト45に吸引されて放出ダク
ト46から屋外Dに強制放出されるようになつて
いる。
を洗浄する際には、ポンプ47を作動させるとと
もに、洗浄槽41内に収容されている洗浄液Hを
加熱パイプ42に供給される加熱媒体によつて加
熱して蒸気域Bを形成し、その蒸気域Bの層中に
物品支持具48に支持された被洗浄物Wを上方か
ら投入して所定時間放置後、洗浄槽41外に引き
上げられる。この時、洗浄液Hからなる多量の蒸
気が洗浄槽41外に漏れるが、ポンプ47の吸引
力によつて排気ダクト45に吸引されて放出ダク
ト46から屋外Dに強制放出されるようになつて
いる。
しかしながら、このような蒸気洗浄装置におい
ては、洗浄後の被洗浄物Wを洗浄槽41外に引き
上げる際に洗浄槽41外に漏れる洗浄液Hの蒸気
を排気ダクト45で強制的に吸引して放出してお
り、このため、洗浄槽41外に漏れる蒸気はもち
ろんのこと、洗浄槽1内の蒸気も多量に吸い込ま
れ、洗浄液の使用量が増加するという不具合があ
る。
ては、洗浄後の被洗浄物Wを洗浄槽41外に引き
上げる際に洗浄槽41外に漏れる洗浄液Hの蒸気
を排気ダクト45で強制的に吸引して放出してお
り、このため、洗浄槽41外に漏れる蒸気はもち
ろんのこと、洗浄槽1内の蒸気も多量に吸い込ま
れ、洗浄液の使用量が増加するという不具合があ
る。
従つて、この考案は、上記の不具合を解消する
ためになされたもので、洗浄槽の外側上方に、そ
の洗浄槽の側壁に沿つて上方に開口した排気ダク
トを周設し、その排気ダクトの外側壁に沿つて上
方に開口した給気ダクトを周設し、その給気ダク
トの最外周の側壁上部はこの洗浄槽の内側方向に
傾斜されている蒸気洗浄装置によつて、洗浄槽か
らの蒸気の吸い込み量を減少させ、洗浄液の使用
量を低減させることにある。
ためになされたもので、洗浄槽の外側上方に、そ
の洗浄槽の側壁に沿つて上方に開口した排気ダク
トを周設し、その排気ダクトの外側壁に沿つて上
方に開口した給気ダクトを周設し、その給気ダク
トの最外周の側壁上部はこの洗浄槽の内側方向に
傾斜されている蒸気洗浄装置によつて、洗浄槽か
らの蒸気の吸い込み量を減少させ、洗浄液の使用
量を低減させることにある。
すなわち、この考案に係る蒸気洗浄装置におい
ては、洗浄槽の内側上方に水、冷風等の冷却媒体
を通過させるためのクーリングパイプが周設され
ており、底部にはトリクロールエタン、トリクロ
ールエチレン等の塩素系有機溶剤からなる洗浄液
が収容されている。
ては、洗浄槽の内側上方に水、冷風等の冷却媒体
を通過させるためのクーリングパイプが周設され
ており、底部にはトリクロールエタン、トリクロ
ールエチレン等の塩素系有機溶剤からなる洗浄液
が収容されている。
また、洗浄液中には蒸気、熱風等の加熱媒体を
通過させるための加熱パイプが周設されており、
加熱パイプを通過する加熱媒体によつて、洗浄液
が加温されてクーリングパイプの下方に蒸気層を
形成するようになつている。
通過させるための加熱パイプが周設されており、
加熱パイプを通過する加熱媒体によつて、洗浄液
が加温されてクーリングパイプの下方に蒸気層を
形成するようになつている。
更に、洗浄槽の外側上方に、この洗浄槽の側壁
に沿つて上方に開口した排気ダクトが周設されて
いる。その排気ダクトの外側壁に沿つて上方に開
口した給気ダクトが周設されている。そして、そ
の給気ダクトの最外周の側壁上部は、洗浄槽の内
側方向に傾斜されている。
に沿つて上方に開口した排気ダクトが周設されて
いる。その排気ダクトの外側壁に沿つて上方に開
口した給気ダクトが周設されている。そして、そ
の給気ダクトの最外周の側壁上部は、洗浄槽の内
側方向に傾斜されている。
かかる、蒸気洗浄装置において、被洗浄物の表
面を洗浄する際には、クーリングパイプに水、冷
風等の冷却媒体を通過させて洗浄槽の上方に冷却
域を形成すると共に、加熱パイプに蒸気、熱風等
の加熱媒体を通過させて洗浄液を加温・蒸発さ
せ、冷却域の下方に洗浄液の蒸気層からなる洗浄
域を形成する。
面を洗浄する際には、クーリングパイプに水、冷
風等の冷却媒体を通過させて洗浄槽の上方に冷却
域を形成すると共に、加熱パイプに蒸気、熱風等
の加熱媒体を通過させて洗浄液を加温・蒸発さ
せ、冷却域の下方に洗浄液の蒸気層からなる洗浄
域を形成する。
それと同時に、排気ダクトからエアを吸引する
と共に、給気ダクトからのエアを洗浄槽の上方
に、かつ、洗浄槽の中心方向に偏向して噴出させ
る。その際、給気ダクトより内側に配設された排
気ダクトの吸引力により、給気ダクトから噴出さ
れるエアの一部が排気ダクトに吸引されることと
なり、給気ダクトからのエアが排気ダクトの吸引
力によつて還流し、洗浄槽上にエアカーテンを形
成する。これによつて、蒸気の外部への放出を抑
制することができると共に、洗浄槽内の蒸気の過
剰な吸い込みをも防止することができる。
と共に、給気ダクトからのエアを洗浄槽の上方
に、かつ、洗浄槽の中心方向に偏向して噴出させ
る。その際、給気ダクトより内側に配設された排
気ダクトの吸引力により、給気ダクトから噴出さ
れるエアの一部が排気ダクトに吸引されることと
なり、給気ダクトからのエアが排気ダクトの吸引
力によつて還流し、洗浄槽上にエアカーテンを形
成する。これによつて、蒸気の外部への放出を抑
制することができると共に、洗浄槽内の蒸気の過
剰な吸い込みをも防止することができる。
この状態で、被洗浄物を洗浄槽の蒸気層中に搬
入する。その際、被洗浄物は蒸気層の温度よりも
低いので、蒸気状態の洗浄液が表面に結露して油
脂分等の汚れが除去されるとともに、塵埃等の固
形分は結露した洗浄液が落下する際に洗浄され
る。
入する。その際、被洗浄物は蒸気層の温度よりも
低いので、蒸気状態の洗浄液が表面に結露して油
脂分等の汚れが除去されるとともに、塵埃等の固
形分は結露した洗浄液が落下する際に洗浄され
る。
そして、被洗浄物は所定時間放置後、洗浄槽外
に引き上げられる。その際、洗浄槽外に洗浄液が
蒸気が漏れるが、排気ダクトの吸引力によつて吸
い込まれて洗浄槽外への飛散が防止される。
に引き上げられる。その際、洗浄槽外に洗浄液が
蒸気が漏れるが、排気ダクトの吸引力によつて吸
い込まれて洗浄槽外への飛散が防止される。
以下、本考案に係る蒸気洗浄装置の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本考案に係る蒸気洗浄装置の概略断面
図を示すものである。
図を示すものである。
第1図において、1は金属材料から箱形々状に
形成されている洗浄槽であつて、この洗浄槽1は
上方が外側に拡大した膨出部1aが形成されてお
り、しかも上方のみが開放されているとともに、
底部1bは平坦に形成されている。
形成されている洗浄槽であつて、この洗浄槽1は
上方が外側に拡大した膨出部1aが形成されてお
り、しかも上方のみが開放されているとともに、
底部1bは平坦に形成されている。
また、洗浄槽1の内側上方には水、冷風等から
なる冷却媒体の供給源(図示せず)に通ずるクー
リングパイプ2が間隔を有して多重に周設されて
おり、洗浄槽1の内側上方に冷却域Aを形成する
ようになつている。
なる冷却媒体の供給源(図示せず)に通ずるクー
リングパイプ2が間隔を有して多重に周設されて
おり、洗浄槽1の内側上方に冷却域Aを形成する
ようになつている。
また、洗浄槽1の略中央部である冷却域Aの下
方は被洗浄物Wの表面に付着するワツクス分、油
脂分等の汚れおよび塵埃等の固形分を除去する洗
浄域Bとなつている。
方は被洗浄物Wの表面に付着するワツクス分、油
脂分等の汚れおよび塵埃等の固形分を除去する洗
浄域Bとなつている。
また、洗浄槽1の底部1bにはトリクロールエ
タン、トリクロールエチレン等の塩素系有機溶剤
からなる洗浄液Hが収容されており、その洗浄液
H中には一端が蒸気、熱風等からなる加熱媒体の
供給源(図示せず)に通ずる加熱パイプ3が配設
され、その途中には加熱媒体の供給量を調整する
バルブ4が設けられている。これによつて、洗浄
槽1の底部1bに洗浄液Hの加温域Cを形成して
いる。
タン、トリクロールエチレン等の塩素系有機溶剤
からなる洗浄液Hが収容されており、その洗浄液
H中には一端が蒸気、熱風等からなる加熱媒体の
供給源(図示せず)に通ずる加熱パイプ3が配設
され、その途中には加熱媒体の供給量を調整する
バルブ4が設けられている。これによつて、洗浄
槽1の底部1bに洗浄液Hの加温域Cを形成して
いる。
また、洗浄槽1の外側上方には上部のみが開放
する排気ダクト5が周設されており、その底部5
aには一端が屋外Dに開放する放出ダクト6が接
続され、その途中にはポンプ7が設けられてい
る。そして、ポンプ7が作動することによつて、
排気ダクト5内が真空状態となり、外気が吸引さ
れるようになつている。
する排気ダクト5が周設されており、その底部5
aには一端が屋外Dに開放する放出ダクト6が接
続され、その途中にはポンプ7が設けられてい
る。そして、ポンプ7が作動することによつて、
排気ダクト5内が真空状態となり、外気が吸引さ
れるようになつている。
また、排気ダクト5の外側には上部のみが開放
する給気ダクト8が周設されており、その外側上
端は内側方向に傾斜されている。また、給気ダク
ト8の底部には供給ダクト9が接続されており、
その先端にはポンプ10が接続されている。そし
て、ポンプ10が作動することによつて、屋内E
の空気が吸引されて給気ダクトに供給されるとと
もに、一部の空気が排気ダクト5内に吸引され、
洗浄槽1と排気ダクト5との間にエアカーテンが
形成されるようになつている。
する給気ダクト8が周設されており、その外側上
端は内側方向に傾斜されている。また、給気ダク
ト8の底部には供給ダクト9が接続されており、
その先端にはポンプ10が接続されている。そし
て、ポンプ10が作動することによつて、屋内E
の空気が吸引されて給気ダクトに供給されるとと
もに、一部の空気が排気ダクト5内に吸引され、
洗浄槽1と排気ダクト5との間にエアカーテンが
形成されるようになつている。
また、洗浄槽1の上方には物品支持具11が配
設されており、その下方には被洗浄物Wを支持す
る複数本の支持体11aが吊下されている。そし
て、この物品支持具11は図示を省略した駆動源
によつて、上下動可能となつている。
設されており、その下方には被洗浄物Wを支持す
る複数本の支持体11aが吊下されている。そし
て、この物品支持具11は図示を省略した駆動源
によつて、上下動可能となつている。
上記のように構成された蒸気洗浄装置におい
て、被洗浄物Wの表面を洗浄する際には、クーリ
ングパイプ2に水、冷風等の冷却媒体を通過させ
て洗浄槽1の上方に冷却域Aを形成する。それと
同時に、加熱パイプ3に蒸気、熱風等の加熱媒体
を通過させて洗浄液Hを蒸発させ、冷却域Aの下
方に洗浄液Hからなる洗浄域Bを形成する。
て、被洗浄物Wの表面を洗浄する際には、クーリ
ングパイプ2に水、冷風等の冷却媒体を通過させ
て洗浄槽1の上方に冷却域Aを形成する。それと
同時に、加熱パイプ3に蒸気、熱風等の加熱媒体
を通過させて洗浄液Hを蒸発させ、冷却域Aの下
方に洗浄液Hからなる洗浄域Bを形成する。
それと同時に、ポンプ7を作動させて排気ダク
ト5から空気を吸引するとともに、ポンプ10を
作動させて給気ダクト8から屋内Eの空気を洗浄
槽1の上方に、且つ、洗浄槽1の中心方向に向け
てエアを噴出させる。その際、噴出した一部の空
気が排気ダクト5の吸引力によつて吸引され、そ
の吸引されたエアの還流によつて吸引され、その
吸引されたエアの還流によつて洗浄槽1と排気ダ
クト5との間にエアカーテンを形成する。これに
よつて、蒸気の外部への放出を抑制することがで
きると共に、洗浄槽1内の蒸気の過剰な吸い込み
をも防止することができる。
ト5から空気を吸引するとともに、ポンプ10を
作動させて給気ダクト8から屋内Eの空気を洗浄
槽1の上方に、且つ、洗浄槽1の中心方向に向け
てエアを噴出させる。その際、噴出した一部の空
気が排気ダクト5の吸引力によつて吸引され、そ
の吸引されたエアの還流によつて吸引され、その
吸引されたエアの還流によつて洗浄槽1と排気ダ
クト5との間にエアカーテンを形成する。これに
よつて、蒸気の外部への放出を抑制することがで
きると共に、洗浄槽1内の蒸気の過剰な吸い込み
をも防止することができる。
この状態で、被洗浄物Wを洗浄域Bの蒸気層中
に搬入する。その際、被洗浄物Wは洗浄域Bの温
度よりも低いので、蒸気状態の洗浄液Hが表面に
結露して油脂分、ワツクス分等の汚れが除去され
るとともに、塵埃等の固形分は結露した洗浄液H
と落下する際に洗浄される。
に搬入する。その際、被洗浄物Wは洗浄域Bの温
度よりも低いので、蒸気状態の洗浄液Hが表面に
結露して油脂分、ワツクス分等の汚れが除去され
るとともに、塵埃等の固形分は結露した洗浄液H
と落下する際に洗浄される。
そして、被洗浄物Wは所定時間放置後、洗浄槽
1外に引き上げられる。その際、洗浄液Hの一部
の蒸気も洗浄槽1外に漏れるが、排気ダクト5の
吸引力によつて吸い込まれて洗浄槽1外への飛散
が防止される。また、被洗浄物Wは洗浄域Bの温
度雰囲気によつて加温されているため、洗浄槽1
外に引き上げられる以前に、付着した洗浄液Hは
完全に蒸発される。そして、洗浄液Hの蒸発され
た被洗浄物Wはコンベア等の搬送手段で次の工程
に搬送される。
1外に引き上げられる。その際、洗浄液Hの一部
の蒸気も洗浄槽1外に漏れるが、排気ダクト5の
吸引力によつて吸い込まれて洗浄槽1外への飛散
が防止される。また、被洗浄物Wは洗浄域Bの温
度雰囲気によつて加温されているため、洗浄槽1
外に引き上げられる以前に、付着した洗浄液Hは
完全に蒸発される。そして、洗浄液Hの蒸発され
た被洗浄物Wはコンベア等の搬送手段で次の工程
に搬送される。
以上説明したように、本考案に係る蒸気洗浄装
置においては、給気ダクトからのエアを洗浄槽の
上方に、且つ、洗浄槽の中心方向に向けてエアを
噴出させ、その際、噴出した一部のエアが排気ダ
クトの吸引力によつて吸引され、その吸引された
エアの還流によつて洗浄槽と排気ダクトとの間に
エアカーテンを形成することができるので、蒸気
の外部への放出を抑制することができると共に、
洗浄槽1内の蒸気の過剰な吸い込みをも防止する
ことができる効果がある。
置においては、給気ダクトからのエアを洗浄槽の
上方に、且つ、洗浄槽の中心方向に向けてエアを
噴出させ、その際、噴出した一部のエアが排気ダ
クトの吸引力によつて吸引され、その吸引された
エアの還流によつて洗浄槽と排気ダクトとの間に
エアカーテンを形成することができるので、蒸気
の外部への放出を抑制することができると共に、
洗浄槽1内の蒸気の過剰な吸い込みをも防止する
ことができる効果がある。
また、本考案に係る蒸気洗浄装置においては、
製品取り出しの際の蒸気持ち出しに対し、排気ダ
クトへの還流による下方向へのエアの流れが蒸気
持ち出しに対する抵抗となり、蒸気の外部への放
出を可及的に抑制することができる効果がある。
製品取り出しの際の蒸気持ち出しに対し、排気ダ
クトへの還流による下方向へのエアの流れが蒸気
持ち出しに対する抵抗となり、蒸気の外部への放
出を可及的に抑制することができる効果がある。
また、本考案に係る蒸気洗浄装置においては、
洗浄槽からの蒸気の吸い込み量が減少されること
によつて、洗浄液の使用量を低減することができ
る効果がある。
洗浄槽からの蒸気の吸い込み量が減少されること
によつて、洗浄液の使用量を低減することができ
る効果がある。
第1図は本考案に係る蒸気洗浄装置の概略断面
図である。第2図は従来の蒸気洗浄装置の概略断
面図である。 1……洗浄槽、2……クーリングパイプ、3…
…加熱パイプ、5……排気ダクト、6……放出ダ
クト、7……ポンプ、8……給気ダクト、9……
供給ダクト、10……ポンプ。
図である。第2図は従来の蒸気洗浄装置の概略断
面図である。 1……洗浄槽、2……クーリングパイプ、3…
…加熱パイプ、5……排気ダクト、6……放出ダ
クト、7……ポンプ、8……給気ダクト、9……
供給ダクト、10……ポンプ。
Claims (1)
- 洗浄槽の内側上方に冷却媒体が通過するクーリ
ングパイプを周設し、前記洗浄槽の底部に塩素系
有機溶剤からなる洗浄液を収容すると共に、該洗
浄液中に加熱媒体が通過する加熱パイプを設け、
更に、前記洗浄槽の外側上方に、該洗浄槽の側壁
に沿つて上方に開口した排気ダクトを周設し、該
排気ダクトの外側壁に沿つて上方に開口した給気
ダクトを周設し、該給気ダクトの最外周の側壁上
部は前記洗浄槽の内側方向に傾斜されていること
を特徴とする蒸気洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985034383U JPH0312372Y2 (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985034383U JPH0312372Y2 (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61150091U JPS61150091U (ja) | 1986-09-17 |
JPH0312372Y2 true JPH0312372Y2 (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=30537700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985034383U Expired JPH0312372Y2 (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0312372Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5316231A (en) * | 1976-07-26 | 1978-02-15 | Toyota Motor Corp | Automobile theft preventive device |
JPS5743315A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-11 | Fujikura Ltd | Method of producing paper coil |
JPS5817657U (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-03 | ソニー株式会社 | スイングギヤ切換装置 |
-
1985
- 1985-03-11 JP JP1985034383U patent/JPH0312372Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5316231A (en) * | 1976-07-26 | 1978-02-15 | Toyota Motor Corp | Automobile theft preventive device |
JPS5743315A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-11 | Fujikura Ltd | Method of producing paper coil |
JPS5817657U (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-03 | ソニー株式会社 | スイングギヤ切換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61150091U (ja) | 1986-09-17 |
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