JP2001342730A - タイル張り工法 - Google Patents
タイル張り工法Info
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- JP2001342730A JP2001342730A JP2000166282A JP2000166282A JP2001342730A JP 2001342730 A JP2001342730 A JP 2001342730A JP 2000166282 A JP2000166282 A JP 2000166282A JP 2000166282 A JP2000166282 A JP 2000166282A JP 2001342730 A JP2001342730 A JP 2001342730A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 下地モルタル中の短繊維を該下地モルタル表
面から十分に且つ容易に毛羽立たせることができ、タイ
ルの張付強度も著しく高くなるタイル張り工法を提供す
る。 【解決手段】 躯体10の表面に短繊維入りのモルタル
11をコテ塗りし、その上にネット20を重ね、次い
で、第2層目のモルタル12をコテ塗りする。次いで、
ローラ30をこのモルタル12の上にかけ、短繊維9を
モルタル12の表面から突出させて毛羽立ち状とする。
モルタル11,12が硬化した後、ワッシャ41と共に
アンカーボルト40を躯体10に打ち込み、ネット20
を躯体10に固定する。次に、このモルタル12上に下
地モルタル13をコテ塗りし、次いで張付モルタル14
を介してタイル15を張り付ける。
面から十分に且つ容易に毛羽立たせることができ、タイ
ルの張付強度も著しく高くなるタイル張り工法を提供す
る。 【解決手段】 躯体10の表面に短繊維入りのモルタル
11をコテ塗りし、その上にネット20を重ね、次い
で、第2層目のモルタル12をコテ塗りする。次いで、
ローラ30をこのモルタル12の上にかけ、短繊維9を
モルタル12の表面から突出させて毛羽立ち状とする。
モルタル11,12が硬化した後、ワッシャ41と共に
アンカーボルト40を躯体10に打ち込み、ネット20
を躯体10に固定する。次に、このモルタル12上に下
地モルタル13をコテ塗りし、次いで張付モルタル14
を介してタイル15を張り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイル張り工法に係
り、特に既存外壁をタイル張り壁面に改修する場合に好
適なタイル張り工法に関する。
り、特に既存外壁をタイル張り壁面に改修する場合に好
適なタイル張り工法に関する。
【0002】
【従来の技術】既存躯体外壁の改修等に際してモルタル
によりタイルを躯体表面に張り付ける場合、躯体表面に
下地モルタルを通常は複数回に分けて塗り付け、この下
地モルタルの上に張付モルタルを用いてタイルを張り付
ける。この場合、タイルの裏面に張付モルタルを盛り付
けるように塗り付け、この張付モルタルを下地モルタル
に押し付け、しっかりと張り付ける。なお、張付モルタ
ルを下地モルタルの上に層状に塗着し、この張付モルタ
ルの上にタイル裏面を押し付ける方法もある。
によりタイルを躯体表面に張り付ける場合、躯体表面に
下地モルタルを通常は複数回に分けて塗り付け、この下
地モルタルの上に張付モルタルを用いてタイルを張り付
ける。この場合、タイルの裏面に張付モルタルを盛り付
けるように塗り付け、この張付モルタルを下地モルタル
に押し付け、しっかりと張り付ける。なお、張付モルタ
ルを下地モルタルの上に層状に塗着し、この張付モルタ
ルの上にタイル裏面を押し付ける方法もある。
【0003】上記のタイル張り工法において、躯体表面
は、十分に清掃した後、水でしめらせておく。また、タ
イルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水
でしめらせておく。
は、十分に清掃した後、水でしめらせておく。また、タ
イルが吸水性を有するものであるときには、タイルも水
でしめらせておく。
【0004】このタイルの裏面には凹凸が形成されてお
り、タイルと張付モルタルとの付着強度を高くするよう
にしている。
り、タイルと張付モルタルとの付着強度を高くするよう
にしている。
【0005】しかしながら、上記従来のタイル張り工法
においては、下地モルタルの表面が平坦であるため、下
地モルタルと張付モルタルとの付着強度がいま一つ不足
しがちであり、熟練職人による入念な施工が必要であっ
た。
においては、下地モルタルの表面が平坦であるため、下
地モルタルと張付モルタルとの付着強度がいま一つ不足
しがちであり、熟練職人による入念な施工が必要であっ
た。
【0006】本出願人は、上記従来の問題点を解決し、
下地モルタルと張付モルタルとの付着強度を十分に高め
ることができるタイル張り工法を特許第2616626
号にて提案している。
下地モルタルと張付モルタルとの付着強度を十分に高め
ることができるタイル張り工法を特許第2616626
号にて提案している。
【0007】同号特許のタイル張り工法は、躯体面に下
地モルタルを付着させ、該下地モルタル上に張付モルタ
ルを介してタイルを張り付けるタイル張り工法におい
て、該下地モルタルとして繊維を混入させたモルタルを
用い、該繊維混入下地モルタルを前記躯体面に付着させ
た後、該下地モルタル表面から繊維を突出させて毛羽立
たせ、その後下地モルタル上に張付モルタルを介してタ
イルを張り付けることを特徴とする。
地モルタルを付着させ、該下地モルタル上に張付モルタ
ルを介してタイルを張り付けるタイル張り工法におい
て、該下地モルタルとして繊維を混入させたモルタルを
用い、該繊維混入下地モルタルを前記躯体面に付着させ
た後、該下地モルタル表面から繊維を突出させて毛羽立
たせ、その後下地モルタル上に張付モルタルを介してタ
イルを張り付けることを特徴とする。
【0008】かかるタイル張り工法では、下地モルタル
として繊維を混入させたモルタルを用い、躯体面に付着
させた下地モルタル表面から含有される繊維を突出させ
て毛羽立たせた状態で張付モルタルを介してタイルを施
工するため、下地モルタルと張付モルタルとの界面で、
該毛羽立たせた繊維による投錨効果が得られ、下地モル
タルと張付モルタルとの付着強度が高められる。
として繊維を混入させたモルタルを用い、躯体面に付着
させた下地モルタル表面から含有される繊維を突出させ
て毛羽立たせた状態で張付モルタルを介してタイルを施
工するため、下地モルタルと張付モルタルとの界面で、
該毛羽立たせた繊維による投錨効果が得られ、下地モル
タルと張付モルタルとの付着強度が高められる。
【0009】第7図(a)〜(c)は同号特許のタイル
張り工法を示す縦断面図である。まず、第7図(a)に
示す如く、コンクリート壁1の表面に、繊維2Aを混入
させた下地モルタル2を付着(コテ塗り又は吹き付け)
させる。下地モルタル2がある程度硬化した後、この下
地モルタル2の表面2aを金ブラシ等でこするなどし
て、第7図(b)に示す如く、含有される繊維2Aを下
地モルタル2の表面から突出するように毛羽立たせる。
その後、第7図(c)に示す如く、下地モルタル2上に
張付モルタル3を介してタイル4を張り付け、必要に応
じて目地5詰めする。
張り工法を示す縦断面図である。まず、第7図(a)に
示す如く、コンクリート壁1の表面に、繊維2Aを混入
させた下地モルタル2を付着(コテ塗り又は吹き付け)
させる。下地モルタル2がある程度硬化した後、この下
地モルタル2の表面2aを金ブラシ等でこするなどし
て、第7図(b)に示す如く、含有される繊維2Aを下
地モルタル2の表面から突出するように毛羽立たせる。
その後、第7図(c)に示す如く、下地モルタル2上に
張付モルタル3を介してタイル4を張り付け、必要に応
じて目地5詰めする。
【0010】この下地モルタル2の表面2aに突出した
繊維2Aが、張付モルタル3と下地モルタル2との間に
またがるように介在されるため、張付モルタル3のダレ
や剥離が防止され、タイルを極めて強固に張付施工する
ことができる。そして、モルタル2,3が硬化した後に
おいても、この繊維2Aによる投錨効果により下地モル
タル2及び張付モルタル3同志の付着強度が著しく高い
ものとなる。
繊維2Aが、張付モルタル3と下地モルタル2との間に
またがるように介在されるため、張付モルタル3のダレ
や剥離が防止され、タイルを極めて強固に張付施工する
ことができる。そして、モルタル2,3が硬化した後に
おいても、この繊維2Aによる投錨効果により下地モル
タル2及び張付モルタル3同志の付着強度が著しく高い
ものとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記特許第26166
26号の方法においては、繊維2Aを毛羽立たせるため
に金ブラシで下地モルタル2の裏面を擦るようにしてい
るが、この毛羽立たせ作業にかなりの労力を要すると共
に、モルタル2の硬化の時期と毛羽立たせ作業時期との
マッチングが難しく、毛羽立ちが十分に生じないおそれ
もあった。
26号の方法においては、繊維2Aを毛羽立たせるため
に金ブラシで下地モルタル2の裏面を擦るようにしてい
るが、この毛羽立たせ作業にかなりの労力を要すると共
に、モルタル2の硬化の時期と毛羽立たせ作業時期との
マッチングが難しく、毛羽立ちが十分に生じないおそれ
もあった。
【0012】なお、特開平8−158215号公報に
は、立毛したネットとモルタルとを用いたタイル張り工
法が記載されているが、この立毛はネットから外方に向
っており、モルタルとのなじみが悪く、タイル張付強度
を逆に低下させるおそれがある。
は、立毛したネットとモルタルとを用いたタイル張り工
法が記載されているが、この立毛はネットから外方に向
っており、モルタルとのなじみが悪く、タイル張付強度
を逆に低下させるおそれがある。
【0013】本発明は、下地モルタル中の短繊維を該下
地モルタル表面から十分に且つ容易に毛羽立たせること
ができ、タイルの張付強度も著しく高くなるタイル張り
工法を提供することを目的とする。
地モルタル表面から十分に且つ容易に毛羽立たせること
ができ、タイルの張付強度も著しく高くなるタイル張り
工法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のタイル張り工法
は、躯体面に下地モルタルを付着させ、該下地モルタル
上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタイル張
り工法において、躯体面に第1層目のモルタルを塗布
し、厚さが2〜6mmであり、目開き開口面積が30〜
200mm2であり、外面に向っては起毛を有しない合
成繊維製のネットを該第1層目のモルタル上に配置し、
該ネットを覆うように短繊維混入モルタルを塗着して第
2層目のモルタルを形成し、該第2層目のモルタルの表
面に起毛処理を施すことにより、該第2層目のモルタル
表面から短繊維を突出させて毛羽立たせ、その後下地モ
ルタル及び張付モルタルを介してタイルを張り付けるこ
とを特徴とするものである。
は、躯体面に下地モルタルを付着させ、該下地モルタル
上に張付モルタルを介してタイルを張り付けるタイル張
り工法において、躯体面に第1層目のモルタルを塗布
し、厚さが2〜6mmであり、目開き開口面積が30〜
200mm2であり、外面に向っては起毛を有しない合
成繊維製のネットを該第1層目のモルタル上に配置し、
該ネットを覆うように短繊維混入モルタルを塗着して第
2層目のモルタルを形成し、該第2層目のモルタルの表
面に起毛処理を施すことにより、該第2層目のモルタル
表面から短繊維を突出させて毛羽立たせ、その後下地モ
ルタル及び張付モルタルを介してタイルを張り付けるこ
とを特徴とするものである。
【0015】この起毛処理としては、ローラ掛けが好適
である。弾力性を有したネットが埋設された該第2層モ
ルタルが硬化しないうちに第2層モルタルの表面をロー
ラ掛けすると、ローラの当った部分が深く押し込まれ、
ローラが通り過ぎるとネットの弾力性によって復元す
る。この押込あるいは復元の際にモルタル中の短繊維が
下地モルタル表面から突出し、第2層モルタルの表面が
毛羽立つようになる。
である。弾力性を有したネットが埋設された該第2層モ
ルタルが硬化しないうちに第2層モルタルの表面をロー
ラ掛けすると、ローラの当った部分が深く押し込まれ、
ローラが通り過ぎるとネットの弾力性によって復元す
る。この押込あるいは復元の際にモルタル中の短繊維が
下地モルタル表面から突出し、第2層モルタルの表面が
毛羽立つようになる。
【0016】本発明においては、ローラ掛け等の起毛処
理を施した後に第2層目のモルタルを硬化させ、次いで
アンカー金具を躯体に打ち込んで該ネットを固定し、そ
の後、前記張付モルタルを介してタイルを張り付けるこ
とが好ましい。
理を施した後に第2層目のモルタルを硬化させ、次いで
アンカー金具を躯体に打ち込んで該ネットを固定し、そ
の後、前記張付モルタルを介してタイルを張り付けるこ
とが好ましい。
【0017】上記のローラは外周面が鋸歯状の円盤状ロ
ーラであることが好ましい。かかるローラであると、短
繊維を十分に毛羽立たせることができる。
ーラであることが好ましい。かかるローラであると、短
繊維を十分に毛羽立たせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。
について説明する。
【0019】第1図は実施の形態に係る方法によってタ
イル張りされた壁面の縦断面図、第2,3図は実施の形
態に係るタイル張り工法を示す施工途中の縦断面図、第
4図はネットの平面図、第5図は第4図のV−V線に沿
う断面図、第6図はネットの一部を拡大した斜視図であ
る。
イル張りされた壁面の縦断面図、第2,3図は実施の形
態に係るタイル張り工法を示す施工途中の縦断面図、第
4図はネットの平面図、第5図は第4図のV−V線に沿
う断面図、第6図はネットの一部を拡大した斜視図であ
る。
【0020】まず、第2図の通り、躯体10の表面にモ
ルタル好ましくは短繊維入りのモルタル11をコテ塗り
等により塗布して第1層目のモルタル11を形成する。
その上にネット20を重ね、次いで、第2層目のモルタ
ル12をコテ塗り等により塗布する。
ルタル好ましくは短繊維入りのモルタル11をコテ塗り
等により塗布して第1層目のモルタル11を形成する。
その上にネット20を重ね、次いで、第2層目のモルタ
ル12をコテ塗り等により塗布する。
【0021】次いで、モルタル12が硬化しないうちに
ローラ30をこのモルタル12の上にかける。このロー
ラ30は、外周面が鋸歯状の円盤31と、この円盤31
を支持するグリップ32とを有したものであり、グリッ
プ32を掴んで円盤31をモルタル12に押し付けなが
ら移動させて転動させる。円盤31が押し付けられた箇
所ではモルタル12が押し込まれ、この際ネット20も
弾性的にネット厚みを減じるように変形する。円盤31
が通り過ぎると、ネット20の弾力性によりモルタル1
2も盛り返されるが、この押込あるいは復元の際、短繊
維9がモルタル12の表面から突き出し、毛羽立つよう
になる。
ローラ30をこのモルタル12の上にかける。このロー
ラ30は、外周面が鋸歯状の円盤31と、この円盤31
を支持するグリップ32とを有したものであり、グリッ
プ32を掴んで円盤31をモルタル12に押し付けなが
ら移動させて転動させる。円盤31が押し付けられた箇
所ではモルタル12が押し込まれ、この際ネット20も
弾性的にネット厚みを減じるように変形する。円盤31
が通り過ぎると、ネット20の弾力性によりモルタル1
2も盛り返されるが、この押込あるいは復元の際、短繊
維9がモルタル12の表面から突き出し、毛羽立つよう
になる。
【0022】モルタル12面の全体をローラ30掛けし
て毛羽立たせた後、モルタル11,12を養生させて硬
化させる。
て毛羽立たせた後、モルタル11,12を養生させて硬
化させる。
【0023】モルタル11,12が硬化した後、モルタ
ル11,12の層を貫通させるようにワッシャ41と共
にアンカーボルト40を躯体10に打ち込み、ネット2
0を躯体10に固定する。ワッシャ41はモルタル12
の表面に密着状となる。
ル11,12の層を貫通させるようにワッシャ41と共
にアンカーボルト40を躯体10に打ち込み、ネット2
0を躯体10に固定する。ワッシャ41はモルタル12
の表面に密着状となる。
【0024】次に、このモルタル12上に下地モルタル
13をコテ塗りし、次いで張付モルタル14を介してタ
イル15を張り付ける。モルタル12から短繊維9が毛
羽立っているので、下地モルタル13とモルタル12と
の結合力はきわめて高く、タイル15の張付強度も十分
に高い。
13をコテ塗りし、次いで張付モルタル14を介してタ
イル15を張り付ける。モルタル12から短繊維9が毛
羽立っているので、下地モルタル13とモルタル12と
の結合力はきわめて高く、タイル15の張付強度も十分
に高い。
【0025】なお、ネット20としては、第4〜6図の
通り、2枚の地糸ネット21,21が起毛部22によっ
て結合された合成繊維製のものが好適である。起毛部2
2を地糸ネット21,21間に設けたことにより、ネッ
ト20は厚み方向に十分な弾力性を有する。
通り、2枚の地糸ネット21,21が起毛部22によっ
て結合された合成繊維製のものが好適である。起毛部2
2を地糸ネット21,21間に設けたことにより、ネッ
ト20は厚み方向に十分な弾力性を有する。
【0026】このネット20の厚みは、2〜6mm程度
が好適であり、ネット20の目開き面積は30〜200
mm2程度が好適である。
が好適であり、ネット20の目開き面積は30〜200
mm2程度が好適である。
【0027】このネット20は、外側に向って起立する
起毛は有していないので、モルタルとのなじみが良好で
あり、密実なモルタル層を形成することができる。
起毛は有していないので、モルタルとのなじみが良好で
あり、密実なモルタル層を形成することができる。
【0028】短繊維としては、各種合成繊維や炭素繊維
が好適であり、その太さは50〜300デニール程度が
好適である。短繊維の長さは5〜20mm特に7〜15
mm程度が好適である。なお、短繊維はカールしていて
もよく、部分的に突起ないし節状部分を有していてもよ
い。
が好適であり、その太さは50〜300デニール程度が
好適である。短繊維の長さは5〜20mm特に7〜15
mm程度が好適である。なお、短繊維はカールしていて
もよく、部分的に突起ないし節状部分を有していてもよ
い。
【0029】短繊維のモルタル中への配合量は0.5〜
2重量%程度(目付に換算すると50〜200g/m2
程度)が好適である。
2重量%程度(目付に換算すると50〜200g/m2
程度)が好適である。
【0030】モルタルは、ポリマーを添加したポリマー
セメントモルタルであることが好ましい。
セメントモルタルであることが好ましい。
【0031】なお、起毛処理としては、金ブラシ掛けを
行っても良い。
行っても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、下地モル
タル中の短繊維を該下地モルタル表面から十分に且つ容
易に毛羽立たせることができ、タイルの張付強度も著し
く高くなるタイル張り工法が提供される。
タル中の短繊維を該下地モルタル表面から十分に且つ容
易に毛羽立たせることができ、タイルの張付強度も著し
く高くなるタイル張り工法が提供される。
【図1】実施の形態に係る方法によってタイル張りされ
た壁面の縦断面図である。
た壁面の縦断面図である。
【図2】実施の形態に係るタイル張り工法を示す施工途
中の縦断面図である。
中の縦断面図である。
【図3】実施の形態に係るタイル張り工法を示す施工途
中の縦断面図である。
中の縦断面図である。
【図4】ネットの平面図である。
【図5】第4図のV−V線に沿う断面図である。
【図6】ネットの一部を拡大した斜視図である。
【図7】従来例を示す断面図である。
1 コンクリート壁 2 下地モルタル 2A 繊維 3 張付モルタル 4 タイル 9 短繊維 10 躯体 11,12,13,14 モルタル 15 タイル 20 ネット 30 ローラ 40 アンカーボルト 41 ワッシャ
Claims (6)
- 【請求項1】 躯体面に下地モルタルを付着させ、該下
地モルタル上に張付モルタルを介してタイルを張り付け
るタイル張り工法において、 躯体面に第1層目のモルタルを塗布し、 厚さが2〜6mmであり、目開き開口面積が30〜20
0mm2であり、外面に向っては起毛を有しない合成繊
維製のネットを該第1層目のモルタル上に配置し、 該ネットを覆うように短繊維混入モルタルを塗着して第
2層目のモルタルを形成し、 該第2層目のモルタルの表面に起毛処理を施すことによ
り、該第2層目のモルタル表面から短繊維を突出させて
毛羽立たせ、 その後下地モルタル及び張付モルタルを介してタイルを
張り付けることを特徴とするタイル張り工法。 - 【請求項2】 請求項1において、該起毛処理を施した
後に第2層目のモルタルを硬化させ、次いでアンカー金
具を躯体に打ち込んで該ネットを固定し、その後、前記
張付モルタルを介してタイルを張り付けることを特徴と
するタイル張り工法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、起毛処理はロ
ーラ掛けであることを特徴とするタイル張り工法。 - 【請求項4】 請求項3において、該ローラは外周面が
鋸歯状の円盤状ローラであることを特徴とするタイル張
り工法。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
て、該短繊維は長さ5〜20mmの合成繊維又は炭素繊
維であることを特徴とするタイル張り工法。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
て、前記ネットは、所定間隔をあけて重なる2層の地系
ネット部と、これらの地系ネット部同士をつなぐ立毛部
とを備えてなることを特徴とするタイル張り工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166282A JP2001342730A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | タイル張り工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166282A JP2001342730A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | タイル張り工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001342730A true JP2001342730A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18669623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000166282A Pending JP2001342730A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | タイル張り工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001342730A (ja) |
Citations (7)
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---|---|---|---|---|
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JPH05214795A (ja) * | 1990-06-29 | 1993-08-24 | Osaka Gas Co Ltd | 下地調整方法 |
JPH06227848A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-16 | Inax Corp | 建材用骨材及びこれを用いたタイルの施工方法 |
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-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000166282A patent/JP2001342730A/ja active Pending
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