JP2001341679A - カウルを備えたシート - Google Patents
カウルを備えたシートInfo
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- JP2001341679A JP2001341679A JP2000163366A JP2000163366A JP2001341679A JP 2001341679 A JP2001341679 A JP 2001341679A JP 2000163366 A JP2000163366 A JP 2000163366A JP 2000163366 A JP2000163366 A JP 2000163366A JP 2001341679 A JP2001341679 A JP 2001341679A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J1/00—Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
- B62J1/12—Box-shaped seats; Bench-type seats, e.g. dual or twin seats
Abstract
図るとともに、カウルとシートの合わせ部のばらつきを
最小限に押さえることが出来て、外観商品性の向上を図
る。 【解決手段】 着座部のボトムプレート相当部と、カウ
ルを備えたシートであって、前記カウルと前記ボトムプ
レート相当部とを一体成形する。
Description
のシートに係り、特にカウルとボトムプレート相当部を
有するカウルを備えたシートに関する。なお本明細書に
おいて「カウル」とは、シートカウル(シート後端を覆
うような形状に造形処理されたカウル)、リアカウル
(シート後方に取り付けたカウル)、アンダーカウル
(車体下側を覆うカウル)等を含む意味で用いるものと
する。
うに、ボトムプレート110上にパッド120を載置し
て、表皮材等のトップコート130により被覆してい
た。この被覆は、トップコート130でパッド120を
被覆して、トップコート130の端末部131をボトム
プレート110の裏面側でタッカー止め等により組み付
けていた。そして、二輪車にカウル等140を取り付け
るには、予め別部品であるカウルやフェンダー等140
を二輪車の車体フレームに締結し、その後、上述のよう
なボトムプレート110上にパッド120を載置して、
表皮材等のトップコート130により被覆して形成した
二輪車用シートを、車体フレームに締結して構成してい
た。
プレート110とカウル等140を別体でそれぞれ製造
して、別個に車体側に取り付ける構成としているため、
ボトムプレート110と、カウル等140とを組み付け
るための部品、例えばねじやビス、ブラケット等を別個
に必要としていた。またシートとカウル等を個別に組み
付けるために、シートとカウル等との合わせ部におい
て、バラツキが生じ、品質や外観商品性に影響を与えて
いた。
トップコートとをタッカー等によって端末処理をしてい
るが、この手間が必要であった。特にタッカーによる端
末処理の場合には、トップコートやボトムプレートにダ
メージを与えることとなる。さらに、カウルと車体側に
取り付けた後で、シートを車体側に取り付けるときに、
カウルの塗装面等に影響を与えるおそれがあった。
されたものであり、その目的は、部品点数の削減と、軽
量化とコストダウンを図るとともに、カウルとシートの
合わせ部のばらつきを最小限に押さえることが出来て、
外観商品性の向上を図ることのできるカウルを備えたシ
ートを提供することにある。本発明の他の目的は、トッ
プコートやボトムプレートのダメージを削減でき、従来
のようなシート取付時において、カウルの塗装面へキズ
付けを考慮しなくてすむカウルを備えたシートを提供す
ることにある。
本発明によれば、着座部のボトムプレート相当部と、カ
ウルを備えたシートであって、前記カウルと前記ボトム
プレート相当部とを一体成形することによって解決され
る。このとき前記カウルにはフェンダーも一体成形して
形成すると良い。このように、カウルとボトムプレート
相当部とを一体成形することにより、別体として形成し
個別に組み付けていた従来に比して、製造工程や組み付
け工程を省略することが可能となり、カウルとボトムプ
レート相当部が一体に形成されているので、カウルとシ
ートの合わせ部のばらつきを防止することが可能とな
り、外観商品性の向上を図り、また全体として軽量化を
図ることが可能となった。
ば、着座部のボトムプレート相当部とカウルとが一体成
形されたボトムプレート相当部上にパッドを載置して、
トップコートを被覆してなるシートであって、トップコ
ートの端末にトリムコードを設け、該トリムコードを前
記ボトムプレート相当部とカウルとの概略境界部分にお
いて固定することにより解決される。
ば、着座部のボトムプレート相当部とカウルとが一体成
形されたボトムプレート相当部上にパッドを載置して、
トップコートを被覆してなるシートであって、前記ボト
ムプレート相当部の所定位置にはフック座が設けられ、
前記パッドには所定位置にワイヤーがインサートされ、
前記トップコートの端末部で前記パッドの端末をくるむ
と共に、前記フック座に前記インサートされたワイヤー
を係合させることにより、解決される。
ムコードを設け、該トリムコードを前記ボトムプレート
相当部とカウルとの概略境界部分において固定するよう
に構成したり、パッドには所定位置にワイヤーがインサ
ートされ、前記トップコートの端末部で前記パッドの端
末をくるむと共に、前記フック座に前記インサートされ
たワイヤーを係合させる構成にすることにより、従来の
ようなタッカーを用いた端末処理ではないので、ボトム
プレート相当部への衝撃を少なくすることが可能とな
り、トップコートやボトムプレート相当部のダメージを
削減でき、従来のようなシート取付時において、カウル
の塗装面へキズ付けを考慮しなくてすむ。
面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配
置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範
囲内で種々改変することができるものである。
シートの実施の形態を示すものであり、図1はカウルを
備えたシートの概略斜視図、図2はカウルを備えたシー
トの概略分解斜視図、図3はトリムコードの説明図、図
4はシートの組み付け状態の部分断面図、図5は図4の
部分拡大図である。
び図2で示すように、着座部のボトムプレート相当部1
0とカウル20とが一体成形されており、本例では同時
にフェンダー30の部分も一体に成形されている。着座
部のボトムプレート相当部10には、強度維持のため
に、上限側に凹凸部やリブ等の加工部11が形成されて
いる。本例のボトムプレート相当部10とカウル20と
は、ボトムプレート相当部10に相当する部分と、ボト
ムプレート相当部10から延出したさらに側面位置との
間、すなわちボトムプレート相当部10とカウル20の
概略境界部分には段差40が設けられている。この段差
40には、溝部41が形成されており、この溝部41に
は、所定間隔でスリット42が形成されている。
であり、ボトムプレート相当部10の形状に合わせて形
成されている。一方、トップコート60の端末部61
は、パッドの50の端末をくるんだときに、内側に位置
する部分を残した部分に、所定間隔でスリット(図示せ
ず)が形成されている。なお、本例ではトップコート6
0の端末部61ににスリットを形成しているが、形成し
ていなくても良い。
プコート60を被覆する。本例のトリムコード70は、
樹脂製で形成されており、櫛歯状に形成された係合部7
1と、この係合部を連結している連結部72とから形成
されており、係合部71の先端側は鋭角となっており、
連結部72に向かって幅広く形成されて、係止部73が
形成されている。
の組み付けは、次のように行う。つまり、カウル20と
ボトムプレート相当部10が一体成形されたボトムプレ
ート相当部10上に、パッド50を載置して、トップコ
ート60を被覆するが、トップコート60の端末部61
に形成されたスリットに、例えば図3で示すようなトリ
ムコード70を取り付け、このトップコート60の端末
部61に取り付けたトリムコード70をボトムプレート
相当部とカウルとの概略境界部分に形成された溝部のス
リットに挿着する。
トップコートの端末処理を行う。なお本例では、トップ
コートにもスリットを形成した例を示したが、スリット
を形成しなくても、トリムコートの先端を直接トップコ
ートに当てて突き通すように形成することもできる。
り、図6は分解斜視図、図7は図6のの組み付け状態の
部分断面図である。本例では、ボトムプレート相当部と
パッド及びトップコートとの組み付けが、前記実施例の
ように、トップコートにスリット等を形成しないように
したものである。
面側で端部側の所定位置に、フック座13,13,・・
・が設けられている。このフック座13は次述するイン
サートワイヤー52を係止するものであり、所定間隔で
複数形成されている。本例では、図6で示すように、着
座部の前後で上面の端の方に4箇所、左右側面の下部の
端の方に2箇所ずつ形成されている。フック座13の形
状は特に限定されないが、後述するインサートワイヤー
52を引っ掛けて保持できる形状である。本例ではリン
グ状の凹部となっている。
2がインサートされている。このインサートワイヤー5
2の位置は、パッド50の端部側で、ボトムプレート相
当部10の形状に沿って配設されている。このインサー
トワイヤー52の配設は、パッド50を発泡成形すると
きに、予め金型内に配置して、一体発泡成形により形成
する。そして、インサートワイヤー52が配設されてい
るパッド50には、図7で示すように、ボトムプレート
相当部10のフック座13に整合する位置に切り欠き部
54が形成されており、この切り欠き部54において、
インサートワイヤー52は露見するように配設されてい
る。
ト相当部10とパッド50とトップコート60とを組み
付けるには、次のようにして行うことができる。つま
り、カウル20と一体となったボトムプレート相当部1
0にパッド50とトップコート60を組み付けるには、
先ずパッド50にトップコート60を被覆し、トップコ
ート60の端末部61をパッド50の端部側を巻くよう
に裏側に位置させる。
トワイヤー52の位置と、フック座13との位置を整合
させて、強く押し込む。これにより、インサートワイヤ
ー52がフック座13に係合されて、固定される。この
ように、本例においては、トップコート60にキズを付
けることなく、組み付けることが可能となる。
ムプレートが廃止されるため、この分の軽量化とコスト
ダウンが期待できる。合わせてボトムプレートを締結し
ている部品を廃止することができる。またカウルとシー
トの合わせ部のばらつきを最小限に押さえることが出来
外観商品性の向上を図ることが可能となる。
していたことによるトップコートやボトムプレートのダ
メージを削減することが可能となり、同時に、従来シー
ト取付時における取り回しがなくなるため、カウルの塗
装面へのキズ付け機会を減らすことができる。
図である。
斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 着座部のボトムプレート相当部と、カウ
ルを備えたシートであって、前記カウルと前記ボトムプ
レート相当部とを一体成形してなることを特徴とするカ
ウルを備えたシート。 - 【請求項2】 前記カウルにはフェンダーが一体成形さ
れてなることを特徴とする請求項1記載のカウルを備え
たシート。 - 【請求項3】 カウルを備え、ボトムプレート相当部上
にパッドを載置してトップコートで被覆してなるシート
であって、前記カウルと前記ボトムプレート相当部とを
一体成形してなることを特徴とするカウルを備えたシー
ト。 - 【請求項4】 着座部のボトムプレート相当部とカウル
とが一体成形されたボトムプレート相当部上にパッドを
載置して、トップコートを被覆してなるシートであっ
て、トップコートの端末にトリムコードを設け、該トリ
ムコードを前記ボトムプレート相当部とカウルとの概略
境界部分において固定してなることを特徴とするカウル
を備えたシート。 - 【請求項5】 着座部のボトムプレート相当部とカウル
とが一体成形されたボトムプレート相当部上にパッドを
載置して、トップコートを被覆してなるシートであっ
て、前記ボトムプレート相当部の所定位置にはフック座
が設けられ、前記パッドには所定位置にワイヤーがイン
サートされ、前記トップコートの端末部で前記パッドの
端末をくるむと共に、前記フック座に前記インサートさ
れたワイヤーを係合させてなることを特徴とするカウル
を備えたシート。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2000-05-31 JP JP2000163366A patent/JP4467145B2/ja not_active Expired - Fee Related
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