JPH07232678A - 小型車両のフレームカバー取り付け構造 - Google Patents
小型車両のフレームカバー取り付け構造Info
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- JPH07232678A JPH07232678A JP2535394A JP2535394A JPH07232678A JP H07232678 A JPH07232678 A JP H07232678A JP 2535394 A JP2535394 A JP 2535394A JP 2535394 A JP2535394 A JP 2535394A JP H07232678 A JPH07232678 A JP H07232678A
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- frame cover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 左右一体型の上側フレームカバーに下側フレ
ームカバーを取り付ける小型車両のフレームカバー取り
付け構造において、外観を向上させ、かつ、上側フレー
ムカバーが安価に製造される。 【構成】 シート１１の下に配設された左右一体型のア
ッパーカバー２と、このアッパーカバー２の側部２Ｌ、
２Ｒの下方に配設されたロアーカバー４とを備えるスク
ーター１０のフレームカバー取り付け構造において、ロ
アーカバー４は、その上縁部４ａがアッパーカバー２の
内側に差し込まれるものであると共に上縁部４ａにフッ
ク６を有し、アッパーカバー２の側部２Ｌ、２Ｒの内側
面２ａには、フック６を支持する棚形状を呈した片部８
が設けられる。
ームカバーを取り付ける小型車両のフレームカバー取り
付け構造において、外観を向上させ、かつ、上側フレー
ムカバーが安価に製造される。 【構成】 シート１１の下に配設された左右一体型のア
ッパーカバー２と、このアッパーカバー２の側部２Ｌ、
２Ｒの下方に配設されたロアーカバー４とを備えるスク
ーター１０のフレームカバー取り付け構造において、ロ
アーカバー４は、その上縁部４ａがアッパーカバー２の
内側に差し込まれるものであると共に上縁部４ａにフッ
ク６を有し、アッパーカバー２の側部２Ｌ、２Ｒの内側
面２ａには、フック６を支持する棚形状を呈した片部８
が設けられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小型車両のフレームカ
バー取り付け構造に関する。
バー取り付け構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、小型車両例えばスクーターに
は、そのシート下方にフレームカバーが配設されて、こ
のフレームカバーが車体フレームの側部や各種収納物な
どを覆っている。そして、従来、このフレームカバー
は、シート近傍のアッパーフレームカバー（以下、アッ
パーカバーという）と、このアッパーカバーの下縁部に
取り付けられるロアーフレームカバー（以下、ロアーカ
バーという）とを備えている。ここで、図９に従来のア
ッパーカバーの側面図、図１０に従来のアッパーカバー
の平面図、図１１に図９のＡ−Ａ断面図、図１２（ａ）
にロアーカバーの側面図、同（ｂ）に同（ａ）のＢ−Ｂ
断面図を示す。
は、そのシート下方にフレームカバーが配設されて、こ
のフレームカバーが車体フレームの側部や各種収納物な
どを覆っている。そして、従来、このフレームカバー
は、シート近傍のアッパーフレームカバー（以下、アッ
パーカバーという）と、このアッパーカバーの下縁部に
取り付けられるロアーフレームカバー（以下、ロアーカ
バーという）とを備えている。ここで、図９に従来のア
ッパーカバーの側面図、図１０に従来のアッパーカバー
の平面図、図１１に図９のＡ−Ａ断面図、図１２（ａ）
にロアーカバーの側面図、同（ｂ）に同（ａ）のＢ−Ｂ
断面図を示す。
【０００３】図９および図１０に示す従来のアッパーカ
バーａ（図では、車両進行方向に対して左側のものを示
す）は、その後部から前方に向けて延びかつやや車両幅
方向に湾曲した形状を呈している。そしてアッパーカバ
ーａの下縁部ａ１は、図１１に示すように、内側に屈曲
してさらに鉛直に折れ曲がった形状を呈しており、鉛直
に折れ曲がる箇所に穴ｂを有する。この穴ｂは、図９お
よび図１０に示すように、車両前後方向に沿ってほぼ等
間隔に三箇所設けられている。
バーａ（図では、車両進行方向に対して左側のものを示
す）は、その後部から前方に向けて延びかつやや車両幅
方向に湾曲した形状を呈している。そしてアッパーカバ
ーａの下縁部ａ１は、図１１に示すように、内側に屈曲
してさらに鉛直に折れ曲がった形状を呈しており、鉛直
に折れ曲がる箇所に穴ｂを有する。この穴ｂは、図９お
よび図１０に示すように、車両前後方向に沿ってほぼ等
間隔に三箇所設けられている。
【０００４】一方、ロアーカバーｃは、図１２（ａ）に
示すように、上縁部ｃ１がアッパーカバーａの前記下縁
部ａ１に対応した形状を呈し、かつ、この上縁部ｃ１に
おける前記穴ｂに相対する三つの箇所にフックｄが設け
られている。このフックｄは、図１２（ａ）および
（ｂ）に示すように、上縁部ｃ１において上方に向けて
突設されると共に、車両前方に向けて突出した形状を呈
しているものである。
示すように、上縁部ｃ１がアッパーカバーａの前記下縁
部ａ１に対応した形状を呈し、かつ、この上縁部ｃ１に
おける前記穴ｂに相対する三つの箇所にフックｄが設け
られている。このフックｄは、図１２（ａ）および
（ｂ）に示すように、上縁部ｃ１において上方に向けて
突設されると共に、車両前方に向けて突出した形状を呈
しているものである。
【０００５】以上のようなアッパーカバーａおよびロア
ーカバーｃのそれぞれの構成により、ロアーカバーｃの
アッパーカバーａへの取り付けに際しては、図１３およ
び図１４に示すように、前記フックｄを前記穴ｂに差し
込みかつフックｄを前方にスライドさせた後、ロアーカ
バーｃの前端部および後端部のそれぞれを図示しないネ
ジ部材で締着する。
ーカバーｃのそれぞれの構成により、ロアーカバーｃの
アッパーカバーａへの取り付けに際しては、図１３およ
び図１４に示すように、前記フックｄを前記穴ｂに差し
込みかつフックｄを前方にスライドさせた後、ロアーカ
バーｃの前端部および後端部のそれぞれを図示しないネ
ジ部材で締着する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記アッパ
ーカバーａは、左右分離型のものであるが、部品点数の
削減や金型費の低減などの点から、アッパーカバーが左
右一体型であることが要求される。
ーカバーａは、左右分離型のものであるが、部品点数の
削減や金型費の低減などの点から、アッパーカバーが左
右一体型であることが要求される。
【０００７】しかしながら、前述した従来のフレームカ
バー取り付け構造においてアッパーカバーａを左右一体
型にすると、図９にグラデーションで示した、下縁部ａ
１の部位（ロアーカバーｃとの合わせ部）が、成型時に
おいてアンダーカットとなるため、金型のスライド構造
が複雑になってしまう。よって、金型内の冷却水用通路
の配置が複雑になったり、金型全体が大きくなったりし
てしまう恐れがある。また、従来のフレームカバー取り
付け構造にあっては、図１４に示すように、アッパーカ
バーａとロアーカバーｃとの境界部分に隙間ｅができて
しまうため、車両側面視において外から前記穴ｂが見え
てしまい車両の外観を損ねる恐れもある。
バー取り付け構造においてアッパーカバーａを左右一体
型にすると、図９にグラデーションで示した、下縁部ａ
１の部位（ロアーカバーｃとの合わせ部）が、成型時に
おいてアンダーカットとなるため、金型のスライド構造
が複雑になってしまう。よって、金型内の冷却水用通路
の配置が複雑になったり、金型全体が大きくなったりし
てしまう恐れがある。また、従来のフレームカバー取り
付け構造にあっては、図１４に示すように、アッパーカ
バーａとロアーカバーｃとの境界部分に隙間ｅができて
しまうため、車両側面視において外から前記穴ｂが見え
てしまい車両の外観を損ねる恐れもある。
【０００８】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、左右一体型の上側フレームカバーに
下側フレームカバーを取り付ける小型車両のフレームカ
バー取り付け構造において、外観に優れ、かつ、上側フ
レームカバーが安価に製造される小型車両のフレームカ
バー取り付け構造を提供することを目的とする。
れたものであって、左右一体型の上側フレームカバーに
下側フレームカバーを取り付ける小型車両のフレームカ
バー取り付け構造において、外観に優れ、かつ、上側フ
レームカバーが安価に製造される小型車両のフレームカ
バー取り付け構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項１の発明は、シートの下に配設された左右一体型の上
側フレームカバーと、この上側フレームカバーの側部の
下方に配設された下側フレームカバーとを備える小型車
両のフレームカバー取り付け構造において、前記下側フ
レームカバーは、その上部が前記上側フレームカバーの
内側に差し込まれると共に該上部にフック部を有し、前
記上側フレームカバーの側部の内側面には、前記フック
部を支持する棚形状を呈した片部が設けられることを特
徴とする小型車両のフレームカバー取り付け構造であ
る。
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項１の発明は、シートの下に配設された左右一体型の上
側フレームカバーと、この上側フレームカバーの側部の
下方に配設された下側フレームカバーとを備える小型車
両のフレームカバー取り付け構造において、前記下側フ
レームカバーは、その上部が前記上側フレームカバーの
内側に差し込まれると共に該上部にフック部を有し、前
記上側フレームカバーの側部の内側面には、前記フック
部を支持する棚形状を呈した片部が設けられることを特
徴とする小型車両のフレームカバー取り付け構造であ
る。
【００１０】
【作用】したがって、請求項１の発明によれば、下側フ
レームカバーの前記フック部が引っかけられる部分を、
上側フレームカバーの内側面において棚形状の片部とし
たので、従来のように上側フレームカバーの下縁部全体
がアンダーカット形状となることがない。これにより、
左右一体型の上側フレームカバーを成型するための金型
のスライド構造が簡略化されるので、金型の分割数が削
減されて金型全体を小型化でき、また、金型内の冷却水
用通路などの配置構成が簡素化される。
レームカバーの前記フック部が引っかけられる部分を、
上側フレームカバーの内側面において棚形状の片部とし
たので、従来のように上側フレームカバーの下縁部全体
がアンダーカット形状となることがない。これにより、
左右一体型の上側フレームカバーを成型するための金型
のスライド構造が簡略化されるので、金型の分割数が削
減されて金型全体を小型化でき、また、金型内の冷却水
用通路などの配置構成が簡素化される。
【００１１】また、前記片部が上側フレームカバーの内
側面に設けられ、かつ、下側フレームカバーの上部が上
側フレームの内側に差し込まれる構成になっているの
で、前記片部やフック部は、完全に隠蔽され外から見え
ることがない。
側面に設けられ、かつ、下側フレームカバーの上部が上
側フレームの内側に差し込まれる構成になっているの
で、前記片部やフック部は、完全に隠蔽され外から見え
ることがない。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の小型車両のフレームカバー取
り付け構造の一実施例を図面を参照して説明する。この
一実施例は、本発明をスクーターのフレームカバー取り
付け構造に適用したものである。図１は、本実施例のフ
レームカバー取り付け構造を備えたスクーターの側面図
である。図２は、本実施例に係るロアーカバーの側面
図、図３は同平面図である。図４は、本実施例に係るア
ッパーカバーの側面図、図５は同平面図である。また、
図６は本実施例のフレームカバー取り付け構造の要部を
示す側面図である。図７（ａ）は、図６のVIIａ−VIIａ
断面図、同（ｂ）は図６のVIIｂ−VIIｂ断面図である。
図８は、本実施例のフレームカバー取り付け構造の周辺
の構成を示す分解斜視図である。
り付け構造の一実施例を図面を参照して説明する。この
一実施例は、本発明をスクーターのフレームカバー取り
付け構造に適用したものである。図１は、本実施例のフ
レームカバー取り付け構造を備えたスクーターの側面図
である。図２は、本実施例に係るロアーカバーの側面
図、図３は同平面図である。図４は、本実施例に係るア
ッパーカバーの側面図、図５は同平面図である。また、
図６は本実施例のフレームカバー取り付け構造の要部を
示す側面図である。図７（ａ）は、図６のVIIａ−VIIａ
断面図、同（ｂ）は図６のVIIｂ−VIIｂ断面図である。
図８は、本実施例のフレームカバー取り付け構造の周辺
の構成を示す分解斜視図である。
【００１３】本実施例に係るスクーター１０には、図１
に示すように、シート１１の下でフレームを取り囲むよ
うに配設された左右一体型のアッパーカバー（上側フレ
ームカバーの一例）２と、このアッパーカバー２側部の
下方に配設されたロアーカバー（下側フレームカバーの
一例）４とが備えられている。
に示すように、シート１１の下でフレームを取り囲むよ
うに配設された左右一体型のアッパーカバー（上側フレ
ームカバーの一例）２と、このアッパーカバー２側部の
下方に配設されたロアーカバー（下側フレームカバーの
一例）４とが備えられている。
【００１４】ロアーカバー４は、図１に示すように、車
両後端部から前方かつやや斜め下方に向けて延びて車両
の比較的下側の側部を隠蔽するカバーであって、図７
（ａ）に示すように、その後部の上縁部（下側フレーム
カバーの上部の一例）４ａがアッパーカバー２の内側に
差し込まれるものである。
両後端部から前方かつやや斜め下方に向けて延びて車両
の比較的下側の側部を隠蔽するカバーであって、図７
（ａ）に示すように、その後部の上縁部（下側フレーム
カバーの上部の一例）４ａがアッパーカバー２の内側に
差し込まれるものである。
【００１５】また、該上縁部４ａには、図２に示すよう
に、上方に向けて突設されかつ前方やや斜め下方に突出
した二つのフック６（フック部の一例）が設けられてい
る。また、該上縁部４ａにおける二つのフック６の間に
は、ほぼ長方形形状のストッパー片４ａ１が設けられて
いる。
に、上方に向けて突設されかつ前方やや斜め下方に突出
した二つのフック６（フック部の一例）が設けられてい
る。また、該上縁部４ａにおける二つのフック６の間に
は、ほぼ長方形形状のストッパー片４ａ１が設けられて
いる。
【００１６】さらに、ロアーカバー４の前部の上縁部に
は、図２および図３に示すように、ほぼ等間隔に離間し
た三つのツメ４ｂが設けられている。このツメ４ｂは、
レッグリアー１２（図８参照）の差し込み穴１２ａに挿
入されるものである。また、ロアーカバー４のほぼ中央
部の上縁部には、二つのツメ４ｃが設けられている。こ
のツメ４ｃは、サイドフロントカバー１４（図８参照）
の差し込み穴１４ａに挿入されるものである。また、ロ
アーカバー４の前端部および後端部のそれぞれには、図
８に示すように、スクリュー１６およびスクリュー１８
が挿入されるネジ挿入孔４ｄおよび４ｅが設けられてい
る。
は、図２および図３に示すように、ほぼ等間隔に離間し
た三つのツメ４ｂが設けられている。このツメ４ｂは、
レッグリアー１２（図８参照）の差し込み穴１２ａに挿
入されるものである。また、ロアーカバー４のほぼ中央
部の上縁部には、二つのツメ４ｃが設けられている。こ
のツメ４ｃは、サイドフロントカバー１４（図８参照）
の差し込み穴１４ａに挿入されるものである。また、ロ
アーカバー４の前端部および後端部のそれぞれには、図
８に示すように、スクリュー１６およびスクリュー１８
が挿入されるネジ挿入孔４ｄおよび４ｅが設けられてい
る。
【００１７】アッパーカバー２は、図４および図５に示
すように、左右の側部２Ｌ、２Ｒ、前端部２ｆおよび後
端部２ｒが一体に成型されたものであって、平面視ほぼ
長円形形状を呈している。また、図６、図７（ａ）およ
び同（ｂ）に示すように、前記側部２Ｌ、２Ｒそれぞれ
の後部の下縁寄り内側面２ａ（下側フレームカバーの側
部の内側面の一例）には、前記フック６を支持する棚形
状を呈した二つの片部８が設けられている。なお、図で
は側部２Ｌを示したが、側部２Ｒについてはその形状が
側部２Ｌと対称であるので図示を省略する。
すように、左右の側部２Ｌ、２Ｒ、前端部２ｆおよび後
端部２ｒが一体に成型されたものであって、平面視ほぼ
長円形形状を呈している。また、図６、図７（ａ）およ
び同（ｂ）に示すように、前記側部２Ｌ、２Ｒそれぞれ
の後部の下縁寄り内側面２ａ（下側フレームカバーの側
部の内側面の一例）には、前記フック６を支持する棚形
状を呈した二つの片部８が設けられている。なお、図で
は側部２Ｌを示したが、側部２Ｒについてはその形状が
側部２Ｌと対称であるので図示を省略する。
【００１８】片部８は、フック６を支える支持部８ａ
と、この支持部８ａから鉛直下向きに折れ曲がったガイ
ド部８ｂとから主に構成される。また、前記内側面２ａ
における二つの片部８のほぼ中間の箇所には、ロアーカ
バー４の前記ストッパー片４ａ１を押さえる二つの押さ
えリブ２ｂが設けられている。また、このアッパーカバ
ー２の下縁部の車両長さ方向ほぼ中央部および後部に
は、図４に符号２ｃで示す取り付け部が設けられてい
る。この二つの取り付け部２ｃのうち前方の取り付け部
２ｃは、前記サイドフロントカバー１４（図８参照）と
アッパーカバー２とをネジ止めするためのものであり、
後方の取り付け部２ｃは、図示しないリヤコンビとアッ
パーカバー２とをネジ止めするためのものである。
と、この支持部８ａから鉛直下向きに折れ曲がったガイ
ド部８ｂとから主に構成される。また、前記内側面２ａ
における二つの片部８のほぼ中間の箇所には、ロアーカ
バー４の前記ストッパー片４ａ１を押さえる二つの押さ
えリブ２ｂが設けられている。また、このアッパーカバ
ー２の下縁部の車両長さ方向ほぼ中央部および後部に
は、図４に符号２ｃで示す取り付け部が設けられてい
る。この二つの取り付け部２ｃのうち前方の取り付け部
２ｃは、前記サイドフロントカバー１４（図８参照）と
アッパーカバー２とをネジ止めするためのものであり、
後方の取り付け部２ｃは、図示しないリヤコンビとアッ
パーカバー２とをネジ止めするためのものである。
【００１９】以上のような各部構成により、フレームカ
バーの取り付けに際しては、図８に示すように、ロアー
カバー４のフック６をアッパーカバー２の片部８に引っ
かけた後、ロアーカバー４の前記三つのツメ４ｂおよび
前記二つのツメ４ｃを、それぞれ前記レッグリア１２の
三つの差し込み穴１２ａおよび前記サイドフロントカバ
ー１４の二つの差し込み穴１４ａに挿入し、さらにスク
リュー１６、１８を前記ネジ挿入孔４ｄ、４ｅに挿入し
てロアーカバー４を固定するようする。
バーの取り付けに際しては、図８に示すように、ロアー
カバー４のフック６をアッパーカバー２の片部８に引っ
かけた後、ロアーカバー４の前記三つのツメ４ｂおよび
前記二つのツメ４ｃを、それぞれ前記レッグリア１２の
三つの差し込み穴１２ａおよび前記サイドフロントカバ
ー１４の二つの差し込み穴１４ａに挿入し、さらにスク
リュー１６、１８を前記ネジ挿入孔４ｄ、４ｅに挿入し
てロアーカバー４を固定するようする。
【００２０】本実施例においては、ロアーカバー４をア
ッパーカバー２に取り付ける際、図６、図７（ａ）およ
び同（ｂ）に示すように、前記上縁部４ａの車両幅方向
の位置を片部８のガイド部８ｂで規制させることによ
り、フック６を支持部８ａ上に容易に引っかけることが
できる。また、前記押さえリブ２ｂによって前記ストッ
パー片４ａ１の上方位置が規制されるので、二つのフッ
ク６の中間位置付近でアッパーカバー２またはロアーカ
バー４が車両側方から押圧されるなどしてもガタが発生
しにくい。
ッパーカバー２に取り付ける際、図６、図７（ａ）およ
び同（ｂ）に示すように、前記上縁部４ａの車両幅方向
の位置を片部８のガイド部８ｂで規制させることによ
り、フック６を支持部８ａ上に容易に引っかけることが
できる。また、前記押さえリブ２ｂによって前記ストッ
パー片４ａ１の上方位置が規制されるので、二つのフッ
ク６の中間位置付近でアッパーカバー２またはロアーカ
バー４が車両側方から押圧されるなどしてもガタが発生
しにくい。
【００２１】また、ロアーカバー４のフック６が引っか
けられる片部８を棚形状とすることによって、本実施例
に係るアッパーカバー２のアンダーカット部は、前記二
つの取り付け部２ｃおよび二つの片部８のみとなる。こ
れにより、左右一体型のアッパーカバー２を成型するた
めの金型のスライド構造が簡略化されるので、金型の分
割数が削減されて金型全体を小型化でき、また、金型内
の冷却水用通路などの配置構成が簡素化される。また、
片部８がアッパーカバー２の内側面２ａに設けられ、か
つ、ロアーカバー４の前記上縁部４ａがアッパーカバー
２の内側に差し込まれる構成になっているので、片部８
やフック６は、完全に隠蔽され外から見えることがな
い。
けられる片部８を棚形状とすることによって、本実施例
に係るアッパーカバー２のアンダーカット部は、前記二
つの取り付け部２ｃおよび二つの片部８のみとなる。こ
れにより、左右一体型のアッパーカバー２を成型するた
めの金型のスライド構造が簡略化されるので、金型の分
割数が削減されて金型全体を小型化でき、また、金型内
の冷却水用通路などの配置構成が簡素化される。また、
片部８がアッパーカバー２の内側面２ａに設けられ、か
つ、ロアーカバー４の前記上縁部４ａがアッパーカバー
２の内側に差し込まれる構成になっているので、片部８
やフック６は、完全に隠蔽され外から見えることがな
い。
【００２２】したがって、本実施例のスクーター１０の
フレーム取り付け構造によれば、スクーター１０のフレ
ームカバーの外観を向上させ、かつ、左右一体型のアッ
パーカバー２の製造コストを低減させることができる。
また、本実施例においては、アッパーカバー２へのロア
ーカバー４の取り付けの作業性を向上させることもでき
る。
フレーム取り付け構造によれば、スクーター１０のフレ
ームカバーの外観を向上させ、かつ、左右一体型のアッ
パーカバー２の製造コストを低減させることができる。
また、本実施例においては、アッパーカバー２へのロア
ーカバー４の取り付けの作業性を向上させることもでき
る。
【００２３】なお、本実施例は、本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施例に限定さ
れない。例えば、本実施例は、本発明を二輪のスクータ
ーに適用したものであるが、三輪のスクーターや一般の
自動二輪車など他の小型車両にも適用され得るものであ
る。また、前記フック６や前記片部８の個数は、本実施
例に限定されず、車両の大きさ、フレームカバーの材質
などに応じて任意に設定可能なものである。
態様であり、本発明の技術的範囲はこの実施例に限定さ
れない。例えば、本実施例は、本発明を二輪のスクータ
ーに適用したものであるが、三輪のスクーターや一般の
自動二輪車など他の小型車両にも適用され得るものであ
る。また、前記フック６や前記片部８の個数は、本実施
例に限定されず、車両の大きさ、フレームカバーの材質
などに応じて任意に設定可能なものである。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明によれば、
左右一体型の上側フレームカバーに下側フレームカバー
を取り付ける小型車両のフレームカバー取り付け構造に
おいて、外観を向上させ、かつ、上側フレームカバーを
安価に製造することができる。
左右一体型の上側フレームカバーに下側フレームカバー
を取り付ける小型車両のフレームカバー取り付け構造に
おいて、外観を向上させ、かつ、上側フレームカバーを
安価に製造することができる。
【図１】本実施例のフレームカバー取り付け構造を備え
たスクーターの側面図である。
たスクーターの側面図である。
【図２】本実施例に係るロアーカバーの側面図である。
【図３】本実施例に係るロアーカバーの平面図である。
【図４】本実施例に係るアッパーカバーの側面図であ
る。
る。
【図５】本実施例に係るアッパーカバーの平面図であ
る。
る。
【図６】本実施例のフレームカバー取り付け構造の要部
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図７】（ａ）は、図６のVIIａ−VIIａ断面図、（ｂ）
は図６のVIIｂ−VIIｂ断面図である。
は図６のVIIｂ−VIIｂ断面図である。
【図８】本実施例のフレームカバー取り付け構造の周辺
の構成を示す分解斜視図である。
の構成を示す分解斜視図である。
【図９】従来のアッパーカバーの側面図である。
【図１０】従来のアッパーカバーの平面図である。
【図１１】図９のＡ−Ａ断面図である。
【図１２】（ａ）は、ロアーカバーの側面図、（ｂ）
は、（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
は、（ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
【図１３】従来のフレームカバー取り付け構造の要部を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図１４】従来のアッパーカバーとロアーカバーとの取
り付け構造（左側）を車両後方から見た断面図である。
り付け構造（左側）を車両後方から見た断面図である。
２ アッパーカバー（上側フレームカバーの一
例） ２ａ アッパーカバーの内側面 ２Ｌ、２Ｒ アッパーカバーの側部 ４ ロアーカバー（下側フレームカバーの一
例） ４ａ 上縁部（下側フレームカバーの上部の一
例） ６ フック（フック部の一例） ８ 片部 １０ スクーター（小型車両の一例） １１ シート
例） ２ａ アッパーカバーの内側面 ２Ｌ、２Ｒ アッパーカバーの側部 ４ ロアーカバー（下側フレームカバーの一
例） ４ａ 上縁部（下側フレームカバーの上部の一
例） ６ フック（フック部の一例） ８ 片部 １０ スクーター（小型車両の一例） １１ シート
Claims (1)
- 【請求項１】 シートの下に配設された左右一体型の上
側フレームカバーと、この上側フレームカバーの側部の
下方に配設された下側フレームカバーとを備える小型車
両のフレームカバー取り付け構造において、 前記下側フレームカバーは、その上部が前記上側フレー
ムカバーの内側に差し込まれると共に該上部にフック部
を有し、 前記上側フレームカバーの側部の内側面には、前記フッ
ク部を支持する棚形状を呈した片部が設けられることを
特徴とする小型車両のフレームカバー取り付け構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2535394A JPH07232678A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 小型車両のフレームカバー取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2535394A JPH07232678A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 小型車両のフレームカバー取り付け構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07232678A true JPH07232678A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12163499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2535394A Pending JPH07232678A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 小型車両のフレームカバー取り付け構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07232678A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7380872B2 (en) * | 2004-06-18 | 2008-06-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Wheeled vehicle with covers |
| CN100417569C (zh) * | 2004-06-18 | 2008-09-10 | 雅马哈发动机株式会社 | 具有封盖的轮式车辆 |
| JP2010235053A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
| CN106275160A (zh) * | 2015-05-20 | 2017-01-04 | 光阳工业股份有限公司 | 车壳 |
-
1994
- 1994-02-23 JP JP2535394A patent/JPH07232678A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7380872B2 (en) * | 2004-06-18 | 2008-06-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Wheeled vehicle with covers |
| CN100417569C (zh) * | 2004-06-18 | 2008-09-10 | 雅马哈发动机株式会社 | 具有封盖的轮式车辆 |
| JP2010235053A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗り型車両 |
| CN106275160A (zh) * | 2015-05-20 | 2017-01-04 | 光阳工业股份有限公司 | 车壳 |
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