JP2001339373A - クロック同期方法及びクロック同期装置 - Google Patents

クロック同期方法及びクロック同期装置

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JP2001339373A
JP2001339373A JP2000154481A JP2000154481A JP2001339373A JP 2001339373 A JP2001339373 A JP 2001339373A JP 2000154481 A JP2000154481 A JP 2000154481A JP 2000154481 A JP2000154481 A JP 2000154481A JP 2001339373 A JP2001339373 A JP 2001339373A
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clock
synchronization
signal
output
phase
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JP2000154481A
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Noboru Ishiwatari
昇 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はGPS通信衛星からの時報信号を受信
できないときでも、出力クロック信号の位相を正確に保
つクロック同期装置を提供することにある。 【解決手段】アンテナ1は、GPS通信衛星から発せら
れたGPS信号を受信する。GPS受信機2は、アンテ
ナ1から出力された信号を復調して生成した外部同期ク
ロック101および同期状態を識別する同期信号106
を出力する。高精度発振器3は、外部同期クロック10
1と同等の周波数精度を有する。位相調整部4は、高精
度発振器3出力の内部信号源クロック102の位相を外
部同期クロック101の位相に合わせ込む。切替器5
は、位相調整部4から出力された内部同期クロック10
3と外部同期クロック101とを切り替える。PLL回
路6は、切替器5から出力された選択クロック104を
基準信号として入力し出力クロック信号105を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック同期装置
に関し、特にGPS(Global Position
ing System)通信衛星から提供される時報信
号(Time Synchronization)に基
づくクロック同期動作を維持するクロック同期装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、地上受信機はGPS通信衛星
などから提供される時報信号を用いてクロック同期を行
い、その同期の精度を高めることが知られている。この
ようなGPS通信衛星からの時報信号を利用する地上受
信機は、GPS通信衛星からの信号そのものに地上受信
機の基準発振器を同期させることによって、時間および
周波数同期を行っている。
【0003】この地上受信機が、GPS通信衛星を捕捉
できていないか、あるいは捕捉しているがGPS通信衛
星から提供される時報に同期できない状態(以下非同期
状態という)になったときは、GPS通信衛星からの時
報信号に同期できないため、時報信号より精度の低い地
上受信機の基準発振器などを使用している場合では、シ
ステム全体の運用および維持ができなくなるという問題
がある。
【0004】したがって、GPS通信衛星の時報信号に
同期できない場合でも、地上受信機が必要とするクロッ
ク信号の位相同期を正確に保てるようにする方法が望ま
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクロッ
ク同期装置は、GPS通信衛星の時報信号に同期できな
い非同期状態では、精度の低い地上受信機の基準発振器
などを使用している場合に、システム全体の運用および
維持ができなくなるという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、GPS通信衛星の時報信号と同等の周波
数精度を有する高精度発振器を用い且つその位相同期を
行うことにより、GPS通信衛星からの時報信号を受信
できなくなったときでも、切り替え時の位相ずれをなく
し、地上受信機が必要とするクロック信号の位相を正確
に保てるようにするクロック同期装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック同期方
法は、内部信号源クロックをn分周(nは正の整数)
し、このn分周したクロックを前記内部信号源クロック
を用いてクロック単位に位相シフトしたn個の分周クロ
ックを出力し、前記n分周したクロックと入力信号の外
部同期クロックとのクロック位相誤差を検出し、この検
出結果に基づき前記n個の分周クロックの中から前記外
部同期クロックと位相同期が得られるi番目(1≦i≦
nの整数)の内部同期クロックを選択して出力すること
を特徴としている。
【0008】また、本発明のクロック同期方法は、内部
信号源クロックをn分周(nは正の整数)し、このn分
周したクロックを前記内部信号源クロックを用いてクロ
ック単位に位相シフトしたn個の分周クロックを出力
し、前記n分周したクロックと入力信号の外部同期クロ
ックとのクロック位相誤差を検出し、この検出結果に基
づき前記n個の分周クロックの中から前記外部同期クロ
ックと位相同期が得られるi番目(1≦i≦nの整数)
の内部同期クロックを選択し、前記外部同期クロックが
同期外れとなったときのみ前記外部同期クロックから前
記内部同期クロックに切り替えて出力することを特徴と
している。
【0009】また、本発明のクロック同期装置は、GP
S(GLOBAL POSITIONING SYST
EM)通信衛星から発せられたGPS信号を受信するア
ンテナと、前記アンテナから出力された信号を復調して
生成した外部同期クロックおよび同期状態を識別する同
期信号を出力するGPS受信機と、前記外部同期クロッ
クと同等の周波数精度を有する高精度発振器と、前記高
精度発振器出力の内部信号源クロックを入力し派生的に
生成したn個(nは正の整数)の分周クロックの中から
前記外部同期クロックと位相同期が得られるi番目(1
≦i≦nの整数)の内部同期クロックを出力する位相調
整部と、前記位相調整部から出力された前記内部同期ク
ロックと前記外部同期クロックとを切り替える切替器
と、前記切替器から出力されたクロックを基準信号とし
て入力し出力クロック信号を出力するPLL回路と、よ
り構成されることを特徴としている。
【0010】また、前記位相調整部は、前記高精度発振
器出力の前記内部信号源クロックをn分周(nは正の整
数)する分周器と、前記分周器出力のn分周クロックを
前記内部信号源クロックを用いてクロック単位に位相シ
フトしたn個の分周クロックを出力するシフトレジスタ
と、前記n分周クロックおよび前記外部同期クロックを
入力し2つのクロックを論理演算して位相誤差パルスを
出力するEX−OR(EXCLUSIVELY OR)
と、前記EX−OR出力の前記位相誤差パルスに基づき
前記n個の分周クロックの中から前記外部同期クロック
と位相同期が得られる前記i番目の内部同期クロックを
選択する選択信号を出力する位相誤差演算部と、前記位
相誤差演算部出力の前記選択信号および前記GPS受信
機出力の前記同期信号を入力し前記選択信号を記憶する
とともに前記同期信号に基づき制御信号を出力する制御
部と、前記n個の分周クロックを入力し前記制御信号に
基づき前記内部同期クロックを出力するセレクタと、よ
り構成されることを特徴としている。
【0011】また、前記位相誤差演算部は、前記EX−
OR出力の位相誤差パルスを入力し、前記外部同期クロ
ックの立ち上がりエッジを基準として、前記内部信号源
クロックを用いてサンプリングし、このサンプリングし
て求めた2進数のデータより、予め前記2進数のデータ
と前記n個の分周クロックとを関連付けて作成された変
換テーブルを用いて、前記n個の分周クロックから前記
外部同期クロックと位相同期が得られる前記i番目の内
部同期クロックを選択する前記選択信号を出力すること
を特徴としている。
【0012】さらに、前記制御部は、前記位相誤差演算
部出力の前記選択信号および前記GPS受信機出力の前
記同期信号を入力し、前記外部同期クロックが同期状態
のときは前記選択信号を記憶するとともに前記切替器に
通知する前記制御信号を供給し、前記外部同期クロック
が同期外れ状態になったときは、前記外部同期クロック
が同期状態に復帰するまで、同期外れ状態になる直前の
前記選択信号を前記切替器に通知する前記制御信号とし
て供給することを特徴としている。
【0013】また、前記切替器は、前記GPS受信機出
力の前記外部同期クロックと前記位相誤差演算部出力の
前記内部同期クロックとを入力し、前記GPS受信機出
力の前記同期信号に基づき、前記外部同期クロックが同
期外れ状態になったときのみ、前記PLL回路に供給す
るクロックを前記外部同期クロックから前記内部同期ク
ロックに切り替えることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のクロック
同期装置の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0015】図1に示す本実施の形態は、GPS通信衛
星から発せられたGPS信号を受信するアンテナ1と、
アンテナ1から出力された信号を復調して生成した外部
同期クロック101および同期状態を識別する同期信号
106を出力するGPS受信機2と、外部同期クロック
101と同等の周波数精度を有する高精度発振器3と、
高精度発振器3出力の内部信号源クロック102を入力
し派生的に生成したn個(nは正の整数)の分周クロッ
ク112の中から外部同期クロック101と位相同期が
得られるi番目(1≦i≦nの整数)の内部同期クロッ
ク103を出力する位相調整部4と、位相調整部4から
出力された内部同期クロック103と外部同期クロック
101とを切り替える切替器5と、切替器5から出力さ
れた選択クロック104を基準信号として入力し出力ク
ロック信号105を出力するPLL回路6とより構成さ
れている。
【0016】次に、位相調整部の構成について図面を参
照して説明する。図2は、図1に示す位相調整部の実施
例を示すブロック図である。
【0017】図2において、位相調整部4は、高精度発
振器3出力の内部信号源クロック102をn分周(nは
正の整数)する分周器11と、分周器11出力のn分周
クロック111を内部信号源クロック102を用いてク
ロック単位に位相シフトしたn個の分周クロック112
を出力するシフトレジスタ12と、n分周クロック11
1および外部同期クロック101を入力し2つのクロッ
クを論理演算して位相誤差パルス113を出力するEX
−OR13と、EX−OR13出力の位相誤差パルス1
13に基づきn個の分周クロック112の中から外部同
期クロック101と位相同期が得られるi番目の内部同
期クロック103を選択する選択信号114を出力する
位相誤差演算部14と、位相誤差演算部14出力の選択
信号114およびGPS受信機2出力の同期信号106
を入力し選択信号114を記憶するとともに同期信号1
06に基づき制御信号115を出力する制御部と、n個
の分周クロック112を入力し制御信号115に基づき
内部同期クロック103を出力するセレクタ16とより
構成されている。
【0018】以上の構成におけるクロック同期の方法
は、GPS通信衛星からの時報信号と同等の周波数精度
を有する高精度発振器3を用い、さらに、この高精度発
振器3出力の内部信号源クロック102をn分周して外
部同期クロック101と同一のクロック周波数とするn
分周クロック111から、内部信号源クロック102に
よりクロック単位に位相シフトしたn個の分周クロック
112を生成し、外部同期クロック101と位相同期が
得られるi番目の内部同期クロック103を選択して出
力することにより行われる。したがって、GPS受信機
2出力の外部同期クロック101が同期状態のときに、
外部同期クロック101すなわちGPS通信衛星からの
時報信号と位相同期の得られた内部同期クロック103
を生成し保持することにより、GPS通信衛星の時報信
号を受信できない場合でも、切り替え時の位相ずれをな
くすことが可能となる。
【0019】次に、本実施の形態のクロック同期装置の
動作を図1および図2を参照して詳細に説明する。
【0020】アンテナ1は、GPS通信衛星から発せら
れたGPS信号を受信する。
【0021】GPS受信機2は、アンテナ1から出力さ
れた信号を復調して生成した高精度、高安定の外部同期
クロック101を出力するとともに、外部同期クロック
101の同期状態を示す同期信号106を出力する。
【0022】高精度発振器3は、GPS受信機2出力の
外部同期クロック101と同等以上の周波数精度を有
し、外部同期クロック101のn倍のクロック周波数と
する内部信号源クロック102を出力する。
【0023】位相調整部4は、高精度発振器3出力の内
部信号源クロック102の位相をGPS受信機2出力の
外部同期クロック101の位相に合わせ込む動作を行
う。
【0024】このため、まず分周器11では、高精度発
振器3出力の内部信号源クロック102をn分周してG
PS受信機2出力の外部同期クロック101と同一周波
数のn分周クロック111を出力する。
【0025】シフトレジスタ12は、分周器11出力の
n分周クロック111を入力し、高精度発振器3出力の
内部信号源クロック102を用いて、クロック単位に位
相シフトしたn個の分周クロック112を出力する。
【0026】EX−OR13は、分周器11出力のn分
周クロック111とGPS受信機2出力の外部同期クロ
ック101とを入力し、2つのクロックの出力レベルを
論理演算し、例えば”HIGH”または”LOW”レベ
ルが不一致のときに”HIGH”レベルとする位相誤差
パルス113を出力する。
【0027】位相誤差演算部14は、EX−OR13出
力の位相誤差パルス113を入力し、GPS受信機2出
力の外部同期クロック101の立ち上がりエッジを基準
として、高精度発振器3出力の内部信号源クロック10
2を用いてサンプリングを行い、外部同期クロック10
1のクロック単位に得られるn個のサンプリング結果
を、例えば、サンプリング開始時に得られた値をMS
B、最後に得られた値をLSBとして2進数のデータに
変換し、この変換した2進数のデータを演算処理して2
つのクロックの進み/遅れ程度を求める。また、この2
進数に変換したデータを例えばROMのアドレスに入力
し、予めROMにプログラムしていた変換テーブルから
外部同期クロック101と位相同期が得られるi番目の
内部同期クロック103を選択する選択信号114を出
力する。
【0028】制御部15は、位相誤差演算部14出力の
選択信号114とGPS受信機2出力の同期信号106
とを入力し、外部同期クロック101が同期状態のとき
は位相誤差演算部14出力の選択信号114を図示しな
いメモリ手段に記憶するとともにセレクタ16に供給
し、外部同期クロック101が非同期状態のときには非
同期状態になる直前の記憶している選択信号114を継
続してセレクタ16に供給する。
【0029】セレクタ16は、シフトレジスタ12出力
のn個の分周クロック112を入力し、制御部15から
供給される制御信号115に基づき、n個の分周クロッ
ク112の中からi番目の内部同期クロック103を選
択して出力する。
【0030】以上の位相調整部4の動作により、GPS
受信機2が同期状態から非同期状態になったとき、切り
替え時の位相ずれをなくし、また、GPS受信機2が非
同期状態から同期状態に復帰したときにも、外部同期ク
ロック101の位相を正確に保持し切り替え時の位相ず
れをなくすよう動作することができる。
【0031】切替器5は、GPS受信機2出力の外部同
期クロック101とセレクタ16出力の内部同期クロッ
ク103とを入力し、GPS受信機2出力の同期信号1
06により、外部同期クロック101が同期状態のとき
はGPS受信機2出力の外部同期クロック101を出力
し、また、外部同期クロック101が非同期状態のとき
には位相調整部4出力の内部同期クロック103を出力
するよう切り替え動作を行う。
【0032】PLL回路6は、切替器5出力の外部同期
クロック101またはi番目の内部同期クロック103
を基準クロックとして入力し、この基準クロックに同期
した出力クロック信号105を出力する。このPLL回
路は一般によく知られており、本発明とは直接関係しな
いためその詳細な説明を省略する。
【0033】次に、本実施例の位相合わせ込み動作を図
3から図5を参照して説明する。図3は、GPS受信機
出力クロックに対して、分周器出力クロック位相が少し
遅れている場合のサンプリング結果を示すタイミングチ
ャートである。図4は、GPS受信機出力クロックに対
して、分周器出力クロック位相が大きく遅れている場合
のサンプリング結果を示すタイミングチャートである。
図5は、GPS受信機出力クロックに対して、分周器出
力クロック位相が少し進んでいる場合のサンプリング結
果を示すタイミングチャートである。
【0034】EX−OR13は、入力されたGPS受信
機2出力の外部同期クロック101および分周器11出
力のn分周クロック111の2つの出力レベルが不一致
のときに、例えば”HIGH”レベルとする位相誤差パ
ルス113を出力する。図3において、GPS受信機2
の外部同期クロック101に対して、分周器11出力の
n分周クロック111位相が少し遅れている場合、GP
S受信機2出力の外部同期クロック101の立ち上がり
エッジを基準として、サンプリング開始時から遅れた期
間まではEX−OR13出力の位相誤差パルス113
が”HIGH”レベルとなるため、サンプリング結果と
して”1”が得られ、その後クロック半サイクルまで
は”0”となる。さらに、分周器11出力のn分周クロ
ック111位相が大きく遅れている場合、図4に示すよ
うに、遅れの程度に応じて、サンプリング開始時から”
1”の検出が継続する。逆に、GPS受信機2出力の外
部同期クロック101に対して、分周器11出力のn分
周クロック111位相が少し遅れている場合では、図5
に示すように、サンプリング開始時には”0”が検出さ
れ、半サイクルまでの遅れに相当する期間では”1”が
検出される。
【0035】これらの図から明らかなように、2つのク
ロックに位相誤差がない場合はサンプリング結果が全
て”0”となり、2つのクロックが丁度半サイクルずれ
ている場合にはサンプリング結果が全て”1”となる。
すなわち、この位相誤差パルス113を高精度発振器3
出力の内部信号源クロック102を用いてn個のサンプ
リングを行うことにより、2つのクロックの位相の進み
/遅れ具合を”0”または”1”の2進数のデータとし
て取り扱うことができる。このサンプリング結果から求
められる2進数のデータとn個の分周クロック112と
を対応付ける変換テーブルを予め作成することにより、
n個の分周クロック112の中からGPS受信機2出力
の外部同期クロック101と位相同期が得られるi番目
の内部同期クロック103を選択することができる。
【0036】以上の本発明の実施の形態により、GPS
通信衛星の時報信号と同等の周波数精度を有する高精度
発振器を用い且つその位相同期を行うことにより、GP
S通信衛星からの時報信号を受信できなくなったときで
も、切り替え時の位相ずれをなくし、地上受信機が必要
とするクロック信号の位相を正確に保持することができ
るため、位相同期状態にある他のGPS受信機の出力ク
ロック、あるいはこのクロックを基準クロックとするP
LL回路等の出力クロックと比べても誤差信号が生じな
いシステムを実現することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロック
同期方法及びクロック同期装置によれば、GPS受信機
から出力される外部同期クロックと同等の周波数精度を
有する高精度発振器を用い且つその位相同期を行うこと
により、GPS通信衛星からの時報信号を受信できない
ときでも、切り替え時の位相ずれをなくし、地上受信機
が必要とするクロック信号の位相を正確に保つことがで
きる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロック同期装置の一つの実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す位相調整部の実施例を示すブロック
図である。
【図3】GPS受信機出力クロックに対して、分周器出
力クロック位相が少し遅れている場合のサンプリング結
果を示すタイミングチャートである。
【図4】GPS受信機出力クロックに対して、分周器出
力クロック位相が大きく遅れている場合のサンプリング
結果を示すタイミングチャートである。
【図5】GPS受信機出力クロックに対して、分周器出
力クロック位相が少し進んでいる場合のサンプリング結
果を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】 1 アンテナ 2 GPS受信機 3 高精度発振器 4 位相調整部 5 切替器 6 PLL回路 11 分周器 12 シフトレジスタ 13 EX−OR 14 位相誤差演算部 15 制御部 16 セレクタ 101 外部同期クロック 102 内部信号源クロック 103 内部同期クロック 104 選択クロック 105 出力クロック信号 106 同期信号 111 n分周クロック 112 n個の分周クロック 113 位相誤差パルス 114 選択信号 115 制御信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部信号源クロックをn分周(nは正の
    整数)し、このn分周したクロックを前記内部信号源ク
    ロックを用いてクロック単位に位相シフトしたn個の分
    周クロックを出力し、前記n分周したクロックと入力信
    号の外部同期クロックとのクロック位相誤差を検出し、
    この検出結果に基づき前記n個の分周クロックの中から
    前記外部同期クロックと位相同期が得られるi番目(1
    ≦i≦nの整数)の内部同期クロックを選択して出力す
    ることを特徴とするクロック同期方法。
  2. 【請求項2】 内部信号源クロックをn分周(nは正の
    整数)し、このn分周したクロックを前記内部信号源ク
    ロックを用いてクロック単位に位相シフトしたn個の分
    周クロックを出力し、前記n分周したクロックと入力信
    号の外部同期クロックとのクロック位相誤差を検出し、
    この検出結果に基づき前記n個の分周クロックの中から
    前記外部同期クロックと位相同期が得られるi番目(1
    ≦i≦nの整数)の内部同期クロックを選択し、前記外
    部同期クロックが同期外れとなったときのみ前記外部同
    期クロックから前記内部同期クロックに切り替えて出力
    することを特徴とするクロック同期方法。
  3. 【請求項3】 GPS(GLOBAL POSITIO
    NING SYSTEM)通信衛星から発せられたGP
    S信号を受信するアンテナと、前記アンテナから出力さ
    れた信号を復調して生成した外部同期クロックおよび同
    期状態を識別する同期信号を出力するGPS受信機と、
    前記外部同期クロックと同等の周波数精度を有する高精
    度発振器と、前記高精度発振器出力の内部信号源クロッ
    クを入力し派生的に生成したn個(nは正の整数)の分
    周クロックの中から前記外部同期クロックと位相同期が
    得られるi番目(1≦i≦nの整数)の内部同期クロッ
    クを出力する位相調整部と、前記位相調整部から出力さ
    れた前記内部同期クロックと前記外部同期クロックとを
    切り替える切替器と、前記切替器から出力されたクロッ
    クを基準信号として入力し出力クロック信号を出力する
    PLL回路と、より構成されることを特徴とするクロッ
    ク同期装置。
  4. 【請求項4】 前記位相調整部は、前記高精度発振器出
    力の前記内部信号源クロックをn分周(nは正の整数)
    する分周器と、前記分周器出力のn分周クロックを前記
    内部信号源クロックを用いてクロック単位に位相シフト
    したn個の分周クロックを出力するシフトレジスタと、
    前記n分周クロックおよび前記外部同期クロックを入力
    し2つのクロックを論理演算して位相誤差パルスを出力
    するEX−OR(EXCLUSIVELY OR)と、
    前記EX−OR出力の前記位相誤差パルスに基づき前記
    n個の分周クロックの中から前記外部同期クロックと位
    相同期が得られる前記i番目の内部同期クロックを選択
    する選択信号を出力する位相誤差演算部と、前記位相誤
    差演算部出力の前記選択信号および前記GPS受信機出
    力の前記同期信号を入力し前記選択信号を記憶するとと
    もに前記同期信号に基づき制御信号を出力する制御部
    と、前記n個の分周クロックを入力し前記制御信号に基
    づき前記内部同期クロックを出力するセレクタと、より
    構成されることを特徴とする請求項3記載のクロック同
    期回路。
  5. 【請求項5】 前記位相誤差演算部は、前記EX−OR
    出力の位相誤差パルスを入力し、前記外部同期クロック
    の立ち上がりエッジを基準として、前記内部信号源クロ
    ックを用いてサンプリングし、このサンプリングして求
    めた2進数のデータより、予め前記2進数のデータと前
    記n個の分周クロックとを関連付けて作成された変換テ
    ーブルを用いて、前記n個の分周クロックから前記外部
    同期クロックと位相同期が得られる前記i番目の内部同
    期クロックを選択する前記選択信号を出力することを特
    徴とする請求項4記載のクロック同期回路。
  6. 【請求項6】 前記制御部は、前記位相誤差演算部出力
    の前記選択信号および前記GPS受信機出力の前記同期
    信号を入力し、前記外部同期クロックが同期状態のとき
    は前記選択信号を記憶するとともに前記切替器に通知す
    る前記制御信号を供給し、前記外部同期クロックが同期
    外れ状態になったときは、前記外部同期クロックが同期
    状態に復帰するまで、同期外れ状態になる直前の前記選
    択信号を前記切替器に通知する前記制御信号として供給
    することを特徴とする請求項4又は5記載のクロック同
    期回路。
  7. 【請求項7】 前記切替器は、前記GPS受信機出力の
    前記外部同期クロックと前記位相誤差演算部出力の前記
    内部同期クロックとを入力し、前記GPS受信機出力の
    前記同期信号に基づき、前記外部同期クロックが同期外
    れ状態になったときのみ、前記PLL回路に供給するク
    ロックを前記外部同期クロックから前記内部同期クロッ
    クに切り替えることを特徴とする請求項3、4、5又は
    6記載のクロック同期装置。
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