JPH1098379A - クロック位相同期回路 - Google Patents
クロック位相同期回路Info
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- JPH1098379A JPH1098379A JP8271912A JP27191296A JPH1098379A JP H1098379 A JPH1098379 A JP H1098379A JP 8271912 A JP8271912 A JP 8271912A JP 27191296 A JP27191296 A JP 27191296A JP H1098379 A JPH1098379 A JP H1098379A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回路動作を高速化することなく、出力クロック
ジッタ・ワンダを低減するクロック位相同期回路の提
供。 【解決手段】シフトレジスタ4は位相比較結果301を
出力信号141で遅延させ、位相比較結果の位相を複数
生成し、複数の位相差検出回路61〜6Nでは、サンプ
リングクロック161を用いて位相の変動を検出し、変
動値判定回路7で変動制御信号701を生成する。ディ
ジタル位相差加減算回路9では位相差サンプリング回路
5の出力ディジタル位相比較結果501と変動制御信号
701の加減算を行い、位相差サンプリング回路5で検
出可能な位相変動よりも小さな位相変動に対応したディ
ジタル制御情報901を生成することで電圧制御発振器
14の出力制御を行う。
ジッタ・ワンダを低減するクロック位相同期回路の提
供。 【解決手段】シフトレジスタ4は位相比較結果301を
出力信号141で遅延させ、位相比較結果の位相を複数
生成し、複数の位相差検出回路61〜6Nでは、サンプ
リングクロック161を用いて位相の変動を検出し、変
動値判定回路7で変動制御信号701を生成する。ディ
ジタル位相差加減算回路9では位相差サンプリング回路
5の出力ディジタル位相比較結果501と変動制御信号
701の加減算を行い、位相差サンプリング回路5で検
出可能な位相変動よりも小さな位相変動に対応したディ
ジタル制御情報901を生成することで電圧制御発振器
14の出力制御を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号に位相同
期したクロックを生成するクロック位相同期回路に関
し、特に、位相比較結果をディジタル値として処理する
クロック位相同期回路に関する。
期したクロックを生成するクロック位相同期回路に関
し、特に、位相比較結果をディジタル値として処理する
クロック位相同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクロック位相同期回路の
うち、ディジタル的に位相情報を処理する代表的な回路
として、例えば特開昭60−190024号公報、特開
昭63−46814号公報、特開平4−21212号公
報の記載が参照される。
うち、ディジタル的に位相情報を処理する代表的な回路
として、例えば特開昭60−190024号公報、特開
昭63−46814号公報、特開平4−21212号公
報の記載が参照される。
【0003】図6は、従来のクロック位相同期回路の代
表的な構成を示すブロック図である。図6を参照する
と、入力信号100は、入力信号分周回路1で位相比較
周波数に分周され、位相比較回路3の一の入力端に入力
される。分周回路2は、分周器53の出力信号531を
位相比較周波数に分周し、比較信号201を位相比較回
路3の他端に出力する。
表的な構成を示すブロック図である。図6を参照する
と、入力信号100は、入力信号分周回路1で位相比較
周波数に分周され、位相比較回路3の一の入力端に入力
される。分周回路2は、分周器53の出力信号531を
位相比較周波数に分周し、比較信号201を位相比較回
路3の他端に出力する。
【0004】基準発振器51は、出力信号531の原振
となる基準信号を分周器53へ出力する。
となる基準信号を分周器53へ出力する。
【0005】分周器53は、分周数制御回路52の出力
制御信号に従い基準発振器51の基準出力を分周して出
力信号531として出力すると共に、位相情報を不感帯
制御回路54へ出力する。
制御信号に従い基準発振器51の基準出力を分周して出
力信号531として出力すると共に、位相情報を不感帯
制御回路54へ出力する。
【0006】不感帯制御回路54は、不感帯制御信号5
40を生成して出力する。
40を生成して出力する。
【0007】分周数制御回路52は、位相比較回路3の
出力位相比較結果及び不感帯制御回路54から出力され
る不感帯制御信号540に従い、分周器53で分周する
分周数を決定し、分周信号520を出力する。
出力位相比較結果及び不感帯制御回路54から出力され
る不感帯制御信号540に従い、分周器53で分周する
分周数を決定し、分周信号520を出力する。
【0008】次に、この従来のクロック位相同期回路の
動作について説明する。図6に示した従来のクロック位
相同期回路においては、基準発振器51に出力信号の基
準となる原振クロックを用意しておき、入力信号と出力
信号の位相差をディジタル値として検出する。このディ
ジタル値として検出した位相差に従い、基準発振器51
の出力を分周する分周数を変更することで、入力信号と
出力信号間の位相同期を確立している。
動作について説明する。図6に示した従来のクロック位
相同期回路においては、基準発振器51に出力信号の基
準となる原振クロックを用意しておき、入力信号と出力
信号の位相差をディジタル値として検出する。このディ
ジタル値として検出した位相差に従い、基準発振器51
の出力を分周する分周数を変更することで、入力信号と
出力信号間の位相同期を確立している。
【0009】更に、入力信号と出力信号間に生じる微少
な定常位相誤差を、分周制御回路52が検出し、分周数
を変更してしまうことで生じるジッタを防ぐため、一定
以内の位相差の場合には、分周数を変更しないようにす
る不感帯制御回路54を設けている。
な定常位相誤差を、分周制御回路52が検出し、分周数
を変更してしまうことで生じるジッタを防ぐため、一定
以内の位相差の場合には、分周数を変更しないようにす
る不感帯制御回路54を設けている。
【0010】上述した従来のクロック位相同期回路は、
基準発振器51の出力を分周する分周数を変えることで
出力信号を得るものであるが、出力信号の基準となる電
圧制御発振器(VCO)の制御はアナログ信号で行い、
位相差情報を、一旦、ディジタル値として保存する、別
の構成の従来のクロック位相同期回路も存在する。
基準発振器51の出力を分周する分周数を変えることで
出力信号を得るものであるが、出力信号の基準となる電
圧制御発振器(VCO)の制御はアナログ信号で行い、
位相差情報を、一旦、ディジタル値として保存する、別
の構成の従来のクロック位相同期回路も存在する。
【0011】図7は、アナログ信号制御型VCOを用い
た従来のクロック位相同期回路の構成を示すブロック図
である。図7を参照すると、この従来のクロック位相同
期回路において、入力信号100は、入力信号分周回路
1で位相比較周波数に分周され、位相比較回路3の一の
入力端に入力される。分周回路2は、電圧制御発振器1
4の出力信号141を位相比較周波数に分周し、比較信
号201を位相比較回路3の他の入力端に出力する。制
御信号発生回路16は、位相差検出用発振器15の出力
信号に従い位相比較回路3の出力位相比較結果をディジ
タル値としてサンプリングするためのサンプリングクロ
ック161と、サンプリングされたディジタル位相情報
を位相比較周期でラッチするためのラッチ信号162を
生成して出力する。
た従来のクロック位相同期回路の構成を示すブロック図
である。図7を参照すると、この従来のクロック位相同
期回路において、入力信号100は、入力信号分周回路
1で位相比較周波数に分周され、位相比較回路3の一の
入力端に入力される。分周回路2は、電圧制御発振器1
4の出力信号141を位相比較周波数に分周し、比較信
号201を位相比較回路3の他の入力端に出力する。制
御信号発生回路16は、位相差検出用発振器15の出力
信号に従い位相比較回路3の出力位相比較結果をディジ
タル値としてサンプリングするためのサンプリングクロ
ック161と、サンプリングされたディジタル位相情報
を位相比較周期でラッチするためのラッチ信号162を
生成して出力する。
【0012】位相差サンプリング回路5は、位相比較回
路3の出力を制御信号発生回路16の出力サンプリング
クロック161でサンプリングし、サンプリングされた
ディジタル値をディジタル位相比較結果501として出
力する。
路3の出力を制御信号発生回路16の出力サンプリング
クロック161でサンプリングし、サンプリングされた
ディジタル値をディジタル位相比較結果501として出
力する。
【0013】位相制御情報ラッチ回路18は、位相差サ
ンプリング回路5の出力ディジタル位相比較結果501
を制御信号発生回路16の出力ラッチ信号162の周期
でディジタル制御値181として保持し出力する。
ンプリング回路5の出力ディジタル位相比較結果501
を制御信号発生回路16の出力ラッチ信号162の周期
でディジタル制御値181として保持し出力する。
【0014】電圧制御発振器14は、位相制御情報ラッ
チ回路18の出力ディジタル制御値181をD/A変換
回路12にてアナログ信号に変換した後、ループフィル
タ13にて高調波成分を抑圧した制御信号131に応じ
て発振し、出力信号141を出力する。
チ回路18の出力ディジタル制御値181をD/A変換
回路12にてアナログ信号に変換した後、ループフィル
タ13にて高調波成分を抑圧した制御信号131に応じ
て発振し、出力信号141を出力する。
【0015】次に、この従来のクロック位相同期回路の
動作について説明する。図7において、位相比較回路3
は、入力信号100を入力信号分周回路1で分周した出
力の立ち上がりエッジと、電圧制御発振器14の出力信
号141を分周回路2で分周した出力の立ち上がりエッ
ジを検出し、位相比較結果301を出力する。
動作について説明する。図7において、位相比較回路3
は、入力信号100を入力信号分周回路1で分周した出
力の立ち上がりエッジと、電圧制御発振器14の出力信
号141を分周回路2で分周した出力の立ち上がりエッ
ジを検出し、位相比較結果301を出力する。
【0016】位相差サンプリング回路5は、カウンタ等
で構成され、入力信号分周回路1の出力立ち上がりエッ
ジから分周回路2の出力立ち上がりエッジまでの位相差
を位相比較結果301より制御信号発生回路16の出力
サンプリングクロック161でカウントする。
で構成され、入力信号分周回路1の出力立ち上がりエッ
ジから分周回路2の出力立ち上がりエッジまでの位相差
を位相比較結果301より制御信号発生回路16の出力
サンプリングクロック161でカウントする。
【0017】位相制御情報ラッチ回路18は、位相比較
回路3の位相比較周波数と同一周期のラッチ信号162
で位相差サンプリング回路5の出力ディジタル位相比較
結果501をラッチすることで、位相比較回路3の位相
比較結果301をディジタル値に変換して保持すること
ができる。このようにして、位相比較結果をディジタル
値として扱うことで、LSI等への取り込みが容易な構
成となっている。
回路3の位相比較周波数と同一周期のラッチ信号162
で位相差サンプリング回路5の出力ディジタル位相比較
結果501をラッチすることで、位相比較回路3の位相
比較結果301をディジタル値に変換して保持すること
ができる。このようにして、位相比較結果をディジタル
値として扱うことで、LSI等への取り込みが容易な構
成となっている。
【0018】図8は、図7における位相差サンプリング
回路5での動作を説明するためのタイムチャートであ
る。図8のタイムチャートを参照して、図7に示した従
来のクロック位相同期回路の動作の一部を説明する。
回路5での動作を説明するためのタイムチャートであ
る。図8のタイムチャートを参照して、図7に示した従
来のクロック位相同期回路の動作の一部を説明する。
【0019】図8において、ある時点でのサンプリング
クロック161と出力信号141との位相関係が図8
(a)及び図8(b−1)である時、位相比較回路3の
出力位相比較結果301は、図8(c−1)であるもの
とする。この時、図8(c−1)の位相比較結果301
の立ち上がりエッジは、電圧制御発振器14の出力を分
周回路2で位相比較周波数に分周した比較信号の立ち上
がりエッジを表しており、位相比較結果301が“L”
レベルである区間をサンプリングクロック161でカウ
ントすることにより位相比較結果301をディジタル値
に変換している。従って、位相差サンプリング回路5で
は、時刻w1において“L”レベル、時刻w2において
“H”レベルを検出する。
クロック161と出力信号141との位相関係が図8
(a)及び図8(b−1)である時、位相比較回路3の
出力位相比較結果301は、図8(c−1)であるもの
とする。この時、図8(c−1)の位相比較結果301
の立ち上がりエッジは、電圧制御発振器14の出力を分
周回路2で位相比較周波数に分周した比較信号の立ち上
がりエッジを表しており、位相比較結果301が“L”
レベルである区間をサンプリングクロック161でカウ
ントすることにより位相比較結果301をディジタル値
に変換している。従って、位相差サンプリング回路5で
は、時刻w1において“L”レベル、時刻w2において
“H”レベルを検出する。
【0020】次に、電圧制御発振器14の出力信号の位
相が変動していった場合を考える。図8(b−1)の出
力信号141を基準に、図8(b−2)、図8(b−
3)に示すように出力信号141の位相が変化した場
合、時刻w1及び時刻w2で検出される位相比較結果3
01の値は、各々“L”レベル、“H”レベルであるこ
とから、最終的に検出するディジタル制御値181は、
図8(b−1)の場合と同一になる。
相が変動していった場合を考える。図8(b−1)の出
力信号141を基準に、図8(b−2)、図8(b−
3)に示すように出力信号141の位相が変化した場
合、時刻w1及び時刻w2で検出される位相比較結果3
01の値は、各々“L”レベル、“H”レベルであるこ
とから、最終的に検出するディジタル制御値181は、
図8(b−1)の場合と同一になる。
【0021】同様に、出力信号141の位相が変化して
いき、図8(b−4)の位相にまでずれると、時刻w1
及びw2で検出される位相比較結果301が共に“L”
レベルとなるので、最終的に検出するディジタル制御値
181が変わり、電圧制御発振器14の出力信号141
が、入力制御信号131(VCO14の制御電圧信号)
に応じて変化することになる。従って、サンプリングク
ロック161の周期以上の出力位相変化が発生した場合
に、電圧制御発振器14の出力が変化する構造となって
いる。
いき、図8(b−4)の位相にまでずれると、時刻w1
及びw2で検出される位相比較結果301が共に“L”
レベルとなるので、最終的に検出するディジタル制御値
181が変わり、電圧制御発振器14の出力信号141
が、入力制御信号131(VCO14の制御電圧信号)
に応じて変化することになる。従って、サンプリングク
ロック161の周期以上の出力位相変化が発生した場合
に、電圧制御発振器14の出力が変化する構造となって
いる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクロッ
ク位相同期回路は下記記載の問題点を有している。
ク位相同期回路は下記記載の問題点を有している。
【0023】(1)第1の問題点は、高安定度のジッタ
・ワンダの無い出力信号を得ることが困難である、とい
うことである。
・ワンダの無い出力信号を得ることが困難である、とい
うことである。
【0024】その理由は、図6に示したような、従来の
クロック位相同期回路においては、出力信号の精度を高
めるため、分周器で分周可能な分周数を増やす必要が生
じるので、基準発振器の原振クロック周波数を高くしな
ければならないが、周波数が高くなるほど、高安定度の
基準発振器を作成することは困難となり、出力信号にジ
ッタ・ワンダが生じてしまう、ことによる。
クロック位相同期回路においては、出力信号の精度を高
めるため、分周器で分周可能な分周数を増やす必要が生
じるので、基準発振器の原振クロック周波数を高くしな
ければならないが、周波数が高くなるほど、高安定度の
基準発振器を作成することは困難となり、出力信号にジ
ッタ・ワンダが生じてしまう、ことによる。
【0025】更に、不感帯制御回路を設けて同期状態で
の分周制御を鈍らせているので、位相変動の検出が遅れ
ることになり、出力信号にワンダが生じるというのも、
その理由である。
の分周制御を鈍らせているので、位相変動の検出が遅れ
ることになり、出力信号にワンダが生じるというのも、
その理由である。
【0026】一方、図7に示したような従来のクロック
位相同期回路においては、位相比較結果をサンプリング
クロックでサンプリングするため、サンプリングクロッ
ク周期以上の位相差が発生しないと、電圧制御発振器の
制御信号が変化せず、この量子化誤差成分がジッタ・ワ
ンダ成分として、出力信号に現れることになる、という
のもその理由である。
位相同期回路においては、位相比較結果をサンプリング
クロックでサンプリングするため、サンプリングクロッ
ク周期以上の位相差が発生しないと、電圧制御発振器の
制御信号が変化せず、この量子化誤差成分がジッタ・ワ
ンダ成分として、出力信号に現れることになる、という
のもその理由である。
【0027】(2)第2の問題点は、回路構成が複雑に
なる、ということである。
なる、ということである。
【0028】その理由は、図6に示したような従来のク
ロック位相同期回路では、分周器で分周可能な分周数を
増やすと回路規模が増大する、ことによる。更に、基準
発振器の原振周波数を高くすると回路の動作周波数が高
くなるので、回路構成が複雑になるというのも理由であ
る。
ロック位相同期回路では、分周器で分周可能な分周数を
増やすと回路規模が増大する、ことによる。更に、基準
発振器の原振周波数を高くすると回路の動作周波数が高
くなるので、回路構成が複雑になるというのも理由であ
る。
【0029】ます、図7に示したような従来のクロック
位相同期回路では、サンプリング誤差を減少させるため
にサンプリングクロックの周波数を高くすると、位相差
サンプリング回路の動作周波数が高くなり、回路の実現
が困難になり、回路規模が増大する、というのもその理
由である。
位相同期回路では、サンプリング誤差を減少させるため
にサンプリングクロックの周波数を高くすると、位相差
サンプリング回路の動作周波数が高くなり、回路の実現
が困難になり、回路規模が増大する、というのもその理
由である。
【0030】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、回路動作周波数を
高くすることなく、出力信号のジッタ・ワンダを低減す
ることを可能とするクロック位相同期回路を提供するこ
とにある。
なされたものであって、その目的は、回路動作周波数を
高くすることなく、出力信号のジッタ・ワンダを低減す
ることを可能とするクロック位相同期回路を提供するこ
とにある。
【0031】本発明の他の目的は、位相比較結果をディ
ジタル値として処理することで、入力断等が発生した場
合でも、出力信号の位相が急激に変化することを防ぐこ
とが可能なクロック位相同期回路を提供することにあ
る。
ジタル値として処理することで、入力断等が発生した場
合でも、出力信号の位相が急激に変化することを防ぐこ
とが可能なクロック位相同期回路を提供することにあ
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のクロック位相同期回路は、位相比較結果を
出力信号で遅延した複数位相の位相比較結果を用いて出
力信号の位相変動を検出することで、微少な出力位相変
動に応じたディジタル制御情報を生成するものである。
め、本発明のクロック位相同期回路は、位相比較結果を
出力信号で遅延した複数位相の位相比較結果を用いて出
力信号の位相変動を検出することで、微少な出力位相変
動に応じたディジタル制御情報を生成するものである。
【0033】より具体的には、本発明は、入力信号に位
相同期したクロックを生成するクロック位相同期回路に
おいて、前記入力信号及び出力信号の位相比較結果をデ
ィジタル値(「ディジタル位相比較結果」という)とし
てサンプリングする位相差サンプリング手段と、前記位
相比較結果をサンプリング、及びラッチするためのタイ
ミング制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記出
力信号にて前記位相比較結果を遅延させる遅延手段と、
前記遅延手段の出力結果に基づき、位相の変動を検出す
る位相差検出手段と、前記位相差検出手段より位相変動
の変動量を検出して変動制御信号を出力する変動値判定
手段と、前記位相差サンプリング手段から出力される前
記ディジタル位相比較結果と前記変動値判定手段から出
力される変動制御信号とを演算処理して、位相同期ルー
プを構成する電圧制御発振器への制御情報を出力する手
段と、を含むことを特徴とする。
相同期したクロックを生成するクロック位相同期回路に
おいて、前記入力信号及び出力信号の位相比較結果をデ
ィジタル値(「ディジタル位相比較結果」という)とし
てサンプリングする位相差サンプリング手段と、前記位
相比較結果をサンプリング、及びラッチするためのタイ
ミング制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記出
力信号にて前記位相比較結果を遅延させる遅延手段と、
前記遅延手段の出力結果に基づき、位相の変動を検出す
る位相差検出手段と、前記位相差検出手段より位相変動
の変動量を検出して変動制御信号を出力する変動値判定
手段と、前記位相差サンプリング手段から出力される前
記ディジタル位相比較結果と前記変動値判定手段から出
力される変動制御信号とを演算処理して、位相同期ルー
プを構成する電圧制御発振器への制御情報を出力する手
段と、を含むことを特徴とする。
【0034】また、本発明は、前記入力信号を位相比較
周波数に分周した基準比較信号と、前記出力信号を位相
比較周波数に分周した比較信号から同期状態を判定する
同期状態判定手段と、前記位相差サンプリング手段の出
力ディジタル位相比較結果を前記制御信号発生手段のラ
ッチ信号周期で複数周期分保持しておくディジタル位相
差保持手段と、前記同期状態判定手段の判定結果に基づ
き前記電圧制御発振器への制御情報を切り替える位相情
報切替手段と、を含み、入力信号と出力信号が非同期に
なった場合には、前記ディジタル位相差保持手段に保持
されている、非同期となる前の、ディジタル位相比較結
果を制御情報として出力し、前記出力信号を制御するこ
とを特徴とする。
周波数に分周した基準比較信号と、前記出力信号を位相
比較周波数に分周した比較信号から同期状態を判定する
同期状態判定手段と、前記位相差サンプリング手段の出
力ディジタル位相比較結果を前記制御信号発生手段のラ
ッチ信号周期で複数周期分保持しておくディジタル位相
差保持手段と、前記同期状態判定手段の判定結果に基づ
き前記電圧制御発振器への制御情報を切り替える位相情
報切替手段と、を含み、入力信号と出力信号が非同期に
なった場合には、前記ディジタル位相差保持手段に保持
されている、非同期となる前の、ディジタル位相比較結
果を制御情報として出力し、前記出力信号を制御するこ
とを特徴とする。
【0035】さらに、本発明は、入力信号に位相同期し
たクロックを生成するクロック位相同期回路において、
位相比較結果をサンプリングし位相比較周波数周期でラ
ッチするためのサンプリングクロック及びラッチ信号を
生成する制御信号発生回路と、前記位相比較結果をディ
ジタル値としてサンプリングする位相差サンプリング回
路と、前記位相比較結果を遅延させて前記位相比較結果
とサンプリングクロックとの位相をN(2以上の整数)
位相生成するシフトレジスタと、前記シフトレジスタで
遅延された位相比較結果から前記位相比較結果の変動を
判定する位相差検出回路と、前記位相差検出回路の出力
検出結果を多数決判定する変動値判定回路と、を備え、
前記位相差サンプリング回路で検出可能な位相変動より
も小さな位相変動を検出する、ことを特徴とする。
たクロックを生成するクロック位相同期回路において、
位相比較結果をサンプリングし位相比較周波数周期でラ
ッチするためのサンプリングクロック及びラッチ信号を
生成する制御信号発生回路と、前記位相比較結果をディ
ジタル値としてサンプリングする位相差サンプリング回
路と、前記位相比較結果を遅延させて前記位相比較結果
とサンプリングクロックとの位相をN(2以上の整数)
位相生成するシフトレジスタと、前記シフトレジスタで
遅延された位相比較結果から前記位相比較結果の変動を
判定する位相差検出回路と、前記位相差検出回路の出力
検出結果を多数決判定する変動値判定回路と、を備え、
前記位相差サンプリング回路で検出可能な位相変動より
も小さな位相変動を検出する、ことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、位相比較結果(図1の301参照)をディジタル値
としてサンプリングする位相差サンプリング手段(図1
の5参照)と、位相比較結果(図1の301)をサンプ
リングし、及びラッチするための制御信号を発生する手
段(図1の位相差検出用発振器15及び制御信号発生回
路16)と、出力信号で位相比較結果を遅延させる遅延
手段(図1のシフトレジスタ4参照)と、この遅延手段
の出力結果に基づき位相の変動を検出する位相差検出手
段(図1の6)と、位相差検出手段(図1の6)より位
相変動の変動量を検出して制御信号(図1の701)を
出力する変動値判定手段(図1の7)と、位相差サンプ
リング手段(図1の5)の出力と変動値判定手段(図1
の701)の出力を加減算することで制御情報を細かく
制御するディジタル位相差加減算手段(図1の9)と、
を含む。
に説明する。本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、位相比較結果(図1の301参照)をディジタル値
としてサンプリングする位相差サンプリング手段(図1
の5参照)と、位相比較結果(図1の301)をサンプ
リングし、及びラッチするための制御信号を発生する手
段(図1の位相差検出用発振器15及び制御信号発生回
路16)と、出力信号で位相比較結果を遅延させる遅延
手段(図1のシフトレジスタ4参照)と、この遅延手段
の出力結果に基づき位相の変動を検出する位相差検出手
段(図1の6)と、位相差検出手段(図1の6)より位
相変動の変動量を検出して制御信号(図1の701)を
出力する変動値判定手段(図1の7)と、位相差サンプ
リング手段(図1の5)の出力と変動値判定手段(図1
の701)の出力を加減算することで制御情報を細かく
制御するディジタル位相差加減算手段(図1の9)と、
を含む。
【0037】また、本発明は、その好ましい実施の形態
において、入力信号(図1の100)と出力信号(図1
の141)が非同期になった場合には、非同期になる前
の位相情報に従い出力信号(図1の141)を制御する
ことも他の特徴である。具体的には、本発明は、その好
ましい実施の形態において、入力信号(図1の100)
を位相比較周波数に分周した基準比較信号(図1の10
1)と、出力信号(図1の141)を位相比較周波数に
分周した比較信号(図1の201)から同期状態を判定
する同期状態判定手段(図1の11)と、位相差サンプ
リング手段(図1の5)の出力ディジタル位相比較結果
(図1の501)を制御信号発生手段(図1の16)か
ら出力されるラッチ信号周期で複数周期分保持しておく
ディジタル位相差保持手段(図1の8)と、同期状態判
定手段の判定結果に基づき選択するディジタル制御情報
を切り替える位相情報切替手段(図1の10)と、を含
む。
において、入力信号(図1の100)と出力信号(図1
の141)が非同期になった場合には、非同期になる前
の位相情報に従い出力信号(図1の141)を制御する
ことも他の特徴である。具体的には、本発明は、その好
ましい実施の形態において、入力信号(図1の100)
を位相比較周波数に分周した基準比較信号(図1の10
1)と、出力信号(図1の141)を位相比較周波数に
分周した比較信号(図1の201)から同期状態を判定
する同期状態判定手段(図1の11)と、位相差サンプ
リング手段(図1の5)の出力ディジタル位相比較結果
(図1の501)を制御信号発生手段(図1の16)か
ら出力されるラッチ信号周期で複数周期分保持しておく
ディジタル位相差保持手段(図1の8)と、同期状態判
定手段の判定結果に基づき選択するディジタル制御情報
を切り替える位相情報切替手段(図1の10)と、を含
む。
【0038】本発明の実施の形態においては、位相差検
出手段(図1の6)を用いて、サンプリングクロック周
期よりも小さな位相変動を検出でき、これに対応したデ
ィジタル制御情報に基づいて電圧制御が制御されるの
で、出力信号のジッタ・ワンダを低減することができ
る。
出手段(図1の6)を用いて、サンプリングクロック周
期よりも小さな位相変動を検出でき、これに対応したデ
ィジタル制御情報に基づいて電圧制御が制御されるの
で、出力信号のジッタ・ワンダを低減することができ
る。
【0039】また、出力信号(図1の141)を用いた
シフトレジスタ(図1の4)により、サンプリングクロ
ックと位相比較結果との位相を複数生成している。この
ため、サンプリングクロックの周波数を高くすることな
く、微少な位相変動を検出することができる。
シフトレジスタ(図1の4)により、サンプリングクロ
ックと位相比較結果との位相を複数生成している。この
ため、サンプリングクロックの周波数を高くすることな
く、微少な位相変動を検出することができる。
【0040】入力信号と出力信号が非同期となった場合
には、ディジタル位相差保持手段(図1の8)に保持さ
れていたディジタル位相情報に位相情報切替手段(図1
の10)を介して切り替え、電圧制御発振器(図1の1
4)を制御している。このため、入力断等が発生した場
合にも、出力信号の位相が急激に変化することを防ぐこ
とができる。
には、ディジタル位相差保持手段(図1の8)に保持さ
れていたディジタル位相情報に位相情報切替手段(図1
の10)を介して切り替え、電圧制御発振器(図1の1
4)を制御している。このため、入力断等が発生した場
合にも、出力信号の位相が急激に変化することを防ぐこ
とができる。
【0041】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は、本発明のクロック位相同期回路にお
ける一実施例の構成を示すブロック図である。
説明する。図1は、本発明のクロック位相同期回路にお
ける一実施例の構成を示すブロック図である。
【0042】図1を参照すると、本実施例において、入
力信号100は、入力信号分周回路1で位相比較周波数
に分周され、位相比較回路3の一の入力端及び同期状態
判定回路11の一の入力端に基準比較信号101として
入力される。分周回路2は、電圧制御発振器14の出力
信号141を位相比較周波数に分周し、比較信号201
を位相比較回路3の他の入力端及び同期状態判定回路1
1の他の入力端に出力する。位相比較回路3は、基準比
較信号101と比較信号201の位相比較を行い、位相
比較結果301を出力する。
力信号100は、入力信号分周回路1で位相比較周波数
に分周され、位相比較回路3の一の入力端及び同期状態
判定回路11の一の入力端に基準比較信号101として
入力される。分周回路2は、電圧制御発振器14の出力
信号141を位相比較周波数に分周し、比較信号201
を位相比較回路3の他の入力端及び同期状態判定回路1
1の他の入力端に出力する。位相比較回路3は、基準比
較信号101と比較信号201の位相比較を行い、位相
比較結果301を出力する。
【0043】制御信号発生回路16は、位相差検出用発
振器15の出力信号に従い、位相比較結果301をディ
ジタル値としてサンプリングするためのサンプリングク
ロック161と、サンプリングされたディジタル値を位
相比較周期でラッチするためのラッチ信号162を生成
して出力する。
振器15の出力信号に従い、位相比較結果301をディ
ジタル値としてサンプリングするためのサンプリングク
ロック161と、サンプリングされたディジタル値を位
相比較周期でラッチするためのラッチ信号162を生成
して出力する。
【0044】位相差サンプリング回路5は、位相比較回
路3から出力される位相比較結果301を制御信号発生
回路16の出力サンプリングクロック161にてサンプ
リングし、サンプリングしたディジタル値をディジタル
位相比較結果501として出力する。
路3から出力される位相比較結果301を制御信号発生
回路16の出力サンプリングクロック161にてサンプ
リングし、サンプリングしたディジタル値をディジタル
位相比較結果501として出力する。
【0045】シフトレジスタ4は、位相比較結果301
を電圧制御発振器14の出力信号141でシフトさせる
回路であり、出力信号141を、分周回路2で分周した
比較信号201が表す位相と、制御信号発生回路16の
出力サンプリングクロック161と、の位相をN(2以
上の整数)位相生成し、遅延位相比較結果401、40
2、…40Nを出力する。
を電圧制御発振器14の出力信号141でシフトさせる
回路であり、出力信号141を、分周回路2で分周した
比較信号201が表す位相と、制御信号発生回路16の
出力サンプリングクロック161と、の位相をN(2以
上の整数)位相生成し、遅延位相比較結果401、40
2、…40Nを出力する。
【0046】位相差検出回路6−1、6−2、…6−N
は、サンプリングクロック161で遅延位相比較結果4
01、402、…40Nをサンプリングし、遅延位相比
較結果401、402、…40Nが表す位相の変化点を
検出すること、で検出結果601、602、…60Nを
出力する。
は、サンプリングクロック161で遅延位相比較結果4
01、402、…40Nをサンプリングし、遅延位相比
較結果401、402、…40Nが表す位相の変化点を
検出すること、で検出結果601、602、…60Nを
出力する。
【0047】整数変動値判定回路7は、ラッチ信号16
2に従いN個の位相差検出回路6−1〜6−Nの出力検
出結果601〜60Nを多数決判定することで、位相比
較結果301の表す位相の進み・遅れを判定し、位相差
サンプリング回路5の出力するディジタル位相比較結果
501の最小位ビットよりも小さな値を表す変動制御信
号701を出力する。
2に従いN個の位相差検出回路6−1〜6−Nの出力検
出結果601〜60Nを多数決判定することで、位相比
較結果301の表す位相の進み・遅れを判定し、位相差
サンプリング回路5の出力するディジタル位相比較結果
501の最小位ビットよりも小さな値を表す変動制御信
号701を出力する。
【0048】ディジタル位相差加減算回路9は、ディジ
タル位相比較結果501と変動制御信号701をラッチ
信号162周期で加減演算し、ディジタル制御情報90
1を出力する。
タル位相比較結果501と変動制御信号701をラッチ
信号162周期で加減演算し、ディジタル制御情報90
1を出力する。
【0049】ディジタル位相差保持回路8は、ディジタ
ル位相比較結果501をラッチ信号162周期で複数周
期分ラッチしておき、後述する同期情報111に従いデ
ィジタル保持情報801として出力する。
ル位相比較結果501をラッチ信号162周期で複数周
期分ラッチしておき、後述する同期情報111に従いデ
ィジタル保持情報801として出力する。
【0050】同期状態判定回路11は、基準比較信号1
01と比較信号201より同期状態を判定し同期情報1
11を出力する。
01と比較信号201より同期状態を判定し同期情報1
11を出力する。
【0051】位相情報切替回路10は、同期情報111
に従い、同期が確立している場合にはディジタル制御情
報901を、同期が確立していない場合にはディジタル
保持情報801を選択して出力する。
に従い、同期が確立している場合にはディジタル制御情
報901を、同期が確立していない場合にはディジタル
保持情報801を選択して出力する。
【0052】電圧制御発振器14は、位相情報切替回路
10の出力をD/A変換回路12でアナログ信号に変換
後、ループフィルタ13で高調波成分を抑圧した制御信
号131に基づき出力信号141を出力する。
10の出力をD/A変換回路12でアナログ信号に変換
後、ループフィルタ13で高調波成分を抑圧した制御信
号131に基づき出力信号141を出力する。
【0053】次に、図1に示した本実施例の動作につい
て説明する。図2は、図1に示した本実施例における定
常状態での基本動作を表すタイミングチャートである。
て説明する。図2は、図1に示した本実施例における定
常状態での基本動作を表すタイミングチャートである。
【0054】図1及び図2を参照すると、入力信号10
0を位相比較周波数に分周した基準比較信号101、及
び出力信号141を位相比較周波数に分周した比較信号
201は、それぞれ図2(c)、及び図2(d)に示す
信号波形にて出力される。
0を位相比較周波数に分周した基準比較信号101、及
び出力信号141を位相比較周波数に分周した比較信号
201は、それぞれ図2(c)、及び図2(d)に示す
信号波形にて出力される。
【0055】位相比較回路3は、基準位相比較信号10
1と位相比較信号201の立ち上がりエッジを検出し、
位相比較結果301を図2(f)に示す波形で出力す
る。サンプリングクロック161及び位相比較周期のラ
ッチ信号162は、位相差検出用発振器15の出力に従
い図2(a)及び図2(e)に示す波形として出力され
る。
1と位相比較信号201の立ち上がりエッジを検出し、
位相比較結果301を図2(f)に示す波形で出力す
る。サンプリングクロック161及び位相比較周期のラ
ッチ信号162は、位相差検出用発振器15の出力に従
い図2(a)及び図2(e)に示す波形として出力され
る。
【0056】位相差サンプリング回路5はカウンタ等で
構成され、基準位相比較信号101と位相比較信号20
1との位相差を位相比較結果301よりサンプリングク
ロック161を用いてディジタル値(ディジタル位相比
較結果501)として検出する。従って、図2(g)に
示すように、時刻u1からu3、時刻u3から時刻u4
の間が、位相差サンプリング区間となり、それ以外の区
間ではサンプリングを停止する。
構成され、基準位相比較信号101と位相比較信号20
1との位相差を位相比較結果301よりサンプリングク
ロック161を用いてディジタル値(ディジタル位相比
較結果501)として検出する。従って、図2(g)に
示すように、時刻u1からu3、時刻u3から時刻u4
の間が、位相差サンプリング区間となり、それ以外の区
間ではサンプリングを停止する。
【0057】ディジタル位相差加減算回路9では、まず
ラッチ信号162に従い前記ディジタル位相比較結果5
01をラッチする。この時、図2(g)に示す位相差サ
ンプリング区間のサンプリングクロック161の数が位
相差を表すディジタル値となる。すなわち、図2におい
ては、時刻v1からv2区間の位相差サンプリング区間
(時刻v1からu2、及び時刻u3からv2)のサンプ
リングクロック161の数が位相差を表すディジタル値
となり、この値に変動値判定回路7からの変動制御信号
701を加減算することで、図2(h)に示すディジタ
ル制御情報901を得ることができる。
ラッチ信号162に従い前記ディジタル位相比較結果5
01をラッチする。この時、図2(g)に示す位相差サ
ンプリング区間のサンプリングクロック161の数が位
相差を表すディジタル値となる。すなわち、図2におい
ては、時刻v1からv2区間の位相差サンプリング区間
(時刻v1からu2、及び時刻u3からv2)のサンプ
リングクロック161の数が位相差を表すディジタル値
となり、この値に変動値判定回路7からの変動制御信号
701を加減算することで、図2(h)に示すディジタ
ル制御情報901を得ることができる。
【0058】定常状態においては、このディジタル制御
情報901が、位相情報切替回路10を経由してD/A
変換回路12にてアナログ値に変換された後、ループフ
ィルタ13にて高調波成分を抑圧した制御信号131と
して、電圧制御発振器14を制御することにより、出力
信号141を得る。
情報901が、位相情報切替回路10を経由してD/A
変換回路12にてアナログ値に変換された後、ループフ
ィルタ13にて高調波成分を抑圧した制御信号131と
して、電圧制御発振器14を制御することにより、出力
信号141を得る。
【0059】次に、本実施例において、入出力信号間に
位相変動が生じた場合の動作について図面を参照して説
明する。
位相変動が生じた場合の動作について図面を参照して説
明する。
【0060】図3及び図4は、図1において、位相差検
出回路6の数をN=3とし、出力信号の位相が変化した
場合における位相差検出回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
出回路6の数をN=3とし、出力信号の位相が変化した
場合における位相差検出回路の動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【0061】図3を参照すると、サンプリングクロック
161が図3(a)に示す波形であり、出力信号141
が図3(I)の(b)に示す出力だった場合、位相比較
結果301及びシフトレジスタ4で出力信号141に従
い遅延した遅延位相比較結果は、図3(I)の(c)〜
図3(I)の(f)に示すような波形となる。
161が図3(a)に示す波形であり、出力信号141
が図3(I)の(b)に示す出力だった場合、位相比較
結果301及びシフトレジスタ4で出力信号141に従
い遅延した遅延位相比較結果は、図3(I)の(c)〜
図3(I)の(f)に示すような波形となる。
【0062】ところで、本実施例の電圧制御発振器14
の入力制御信号131は位相比較結果をディジタル値と
して処理しているので、量子化誤差を含んでおり、理想
とする制御信号とは若干の差を持つことになる。この結
果、入力信号と出力信号の間には位相の変動が発生す
る。その結果として、出力信号、位相比較結果及び遅延
位相比較結果が、図3(II)の(b)〜図3(II)の
(f)に示すように変化した場合を考える。
の入力制御信号131は位相比較結果をディジタル値と
して処理しているので、量子化誤差を含んでおり、理想
とする制御信号とは若干の差を持つことになる。この結
果、入力信号と出力信号の間には位相の変動が発生す
る。その結果として、出力信号、位相比較結果及び遅延
位相比較結果が、図3(II)の(b)〜図3(II)の
(f)に示すように変化した場合を考える。
【0063】まず、サンプリング回路5について、図3
(I)の(c)と図3(II)の(c)を比較すると、図
3のt11のタイミングでのサンプリング検出結果は、
ともに“H”レベルであるので、位相の変動は検出しな
い。
(I)の(c)と図3(II)の(c)を比較すると、図
3のt11のタイミングでのサンプリング検出結果は、
ともに“H”レベルであるので、位相の変動は検出しな
い。
【0064】次に、位相差検出回路6−1について、図
3のt12のタイミングで位相比較結果の変化を検出す
ると、図3(I)の(d)では“H”レベル、図3(I
I)の(d)では“L”レベルを検出することとなり、
出力信号の位相の遅れを検出することができる。
3のt12のタイミングで位相比較結果の変化を検出す
ると、図3(I)の(d)では“H”レベル、図3(I
I)の(d)では“L”レベルを検出することとなり、
出力信号の位相の遅れを検出することができる。
【0065】同様にして、位相差検出回路6−2及び6
−3について、図3のt13及びt14のタイミングで
検出した結果は、位相変動検出無しとなる。
−3について、図3のt13及びt14のタイミングで
検出した結果は、位相変動検出無しとなる。
【0066】従って、図3に示した例の場合には、検出
結果601は変動無し、検出結果602は遅れ検出、検
出結果603は変動無しの状態を、変動値判定回路7に
送出する。
結果601は変動無し、検出結果602は遅れ検出、検
出結果603は変動無しの状態を、変動値判定回路7に
送出する。
【0067】図4のタイミングチャートは、図3とは異
なる位相変動が発生した場合の位相差サンプリング回路
5と位相差検出回路6の動作を示したものである。
なる位相変動が発生した場合の位相差サンプリング回路
5と位相差検出回路6の動作を示したものである。
【0068】図4においては、図4(e)及び図4
(f)に示すように、図4のt23及びt24のタイミ
ングで、位相差検出回路6−2及び6−3が位相の進み
を検出し出力することとなる。
(f)に示すように、図4のt23及びt24のタイミ
ングで、位相差検出回路6−2及び6−3が位相の進み
を検出し出力することとなる。
【0069】以上図3及び図4に示したように、位相差
検出回路6では、位相差サンプリング回路5が検出でき
ない小さな位相変動を検出することができるので、この
検出結果を多数決判定することにより、位相差サンプリ
ング回路5が検出したディジタル位相比較結果よりも小
さな値をディジタル値として制御することが可能とな
る。
検出回路6では、位相差サンプリング回路5が検出でき
ない小さな位相変動を検出することができるので、この
検出結果を多数決判定することにより、位相差サンプリ
ング回路5が検出したディジタル位相比較結果よりも小
さな値をディジタル値として制御することが可能とな
る。
【0070】次に、図5は、図1に示した実施例におけ
るディジタル位相差加減算回路9での動作及び電圧制御
発振器14の出力位相変動の例を示す図である。
るディジタル位相差加減算回路9での動作及び電圧制御
発振器14の出力位相変動の例を示す図である。
【0071】図5及び図1を参照すると、ディジタル位
相差加減算回路9でラッチ信号161周期で検出したデ
ィジタル位相差情報が変化しなかった場合を考え、その
時の下位5ビットが、図5(a)に示すように、“11
100”であるとする。但し、この時の、ディジタル値
の下位2ビットは、変動値判定回路7の出力変動制御信
号701を加減算するためのビットであり、位相差サン
プリング回路5では常時“00”として検出されるビッ
トであるものとする。
相差加減算回路9でラッチ信号161周期で検出したデ
ィジタル位相差情報が変化しなかった場合を考え、その
時の下位5ビットが、図5(a)に示すように、“11
100”であるとする。但し、この時の、ディジタル値
の下位2ビットは、変動値判定回路7の出力変動制御信
号701を加減算するためのビットであり、位相差サン
プリング回路5では常時“00”として検出されるビッ
トであるものとする。
【0072】上述したように、本実施例においては、サ
ンプリング回路5で位相変動が検出できない場合でも、
位相差検出回路6及び変動値判定回路7にて微少な位相
変動を検出することができることから、図5(b)に示
すような変動制御信号701がディジタル位相差加減算
回路901へ入力される。
ンプリング回路5で位相変動が検出できない場合でも、
位相差検出回路6及び変動値判定回路7にて微少な位相
変動を検出することができることから、図5(b)に示
すような変動制御信号701がディジタル位相差加減算
回路901へ入力される。
【0073】ディジタル位相差加減算回路9では、ディ
ジタル位相比較結果501と変動制御信号701とをラ
ッチ信号162の周期で加減算することにより、図5
(c)に示すようなディジタル制御情報901を出力
し、これによりサンプリングクロック161よりも小さ
な出力信号の位相変動に対応した制御が可能となる。
ジタル位相比較結果501と変動制御信号701とをラ
ッチ信号162の周期で加減算することにより、図5
(c)に示すようなディジタル制御情報901を出力
し、これによりサンプリングクロック161よりも小さ
な出力信号の位相変動に対応した制御が可能となる。
【0074】最後に、入力信号が断になった場合の動作
について説明する。
について説明する。
【0075】図1を参照して、入力信号100が断にな
ると、位相比較回路3の出力位相比較結果301には入
力信号の位相情報が含まれなくなる。このため、位相比
較結果301を利用して電圧制御発振器14を制御する
と、出力信号141の位相が急激に変化することとな
り、出力信号141を使用する後段の回路に影響を及ぼ
す。
ると、位相比較回路3の出力位相比較結果301には入
力信号の位相情報が含まれなくなる。このため、位相比
較結果301を利用して電圧制御発振器14を制御する
と、出力信号141の位相が急激に変化することとな
り、出力信号141を使用する後段の回路に影響を及ぼ
す。
【0076】本実施例のクロック位相同期回路において
は、まず、ディジタル位相差保持回路8において、ディ
ジタル位相比較結果501をラッチ信号162の周期で
複数周期分ラッチしておき、入力信号断などで同期状態
判定回路11が非同期を検出した場合には、同期情報1
11に従い、非同期となる前のディジタル位相比較結果
をディジタル保持情報801として出力し、位相情報切
替回路10で選択後出力する。
は、まず、ディジタル位相差保持回路8において、ディ
ジタル位相比較結果501をラッチ信号162の周期で
複数周期分ラッチしておき、入力信号断などで同期状態
判定回路11が非同期を検出した場合には、同期情報1
11に従い、非同期となる前のディジタル位相比較結果
をディジタル保持情報801として出力し、位相情報切
替回路10で選択後出力する。
【0077】これによって、入力断等が発生した場合に
も、出力信号の位相が急激に変化することのないクロッ
ク位相同期回路を提供することができる。
も、出力信号の位相が急激に変化することのないクロッ
ク位相同期回路を提供することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
記記載の効果を奏する。
【0079】(1)本発明の第1の効果は、出力信号の
ジッタ・ワンダを低減することができる、ということで
ある。
ジッタ・ワンダを低減することができる、ということで
ある。
【0080】その理由は、本発明においては、位相差検
出回路で、サンプリングクロック周期よりも小さな位相
変動を検出でき、これに対応したディジタル制御情報に
基づいて、電圧制御発振器を制御することができる、よ
うな構成としたことによる。
出回路で、サンプリングクロック周期よりも小さな位相
変動を検出でき、これに対応したディジタル制御情報に
基づいて、電圧制御発振器を制御することができる、よ
うな構成としたことによる。
【0081】(2)本発明の第2の効果は、高速動作回
路を必要としないので、回路構成を簡易化する、という
ことである。
路を必要としないので、回路構成を簡易化する、という
ことである。
【0082】その理由は、本発明においては、出力信号
にて駆動されるシフトレジスタにより、サンプリングク
ロックと位相比較結果との位相を複数生成する構成とし
たことにより、サンプリングクロックの周波数を高くす
ることなく、微少な位相変動を検出することができる、
ためである。
にて駆動されるシフトレジスタにより、サンプリングク
ロックと位相比較結果との位相を複数生成する構成とし
たことにより、サンプリングクロックの周波数を高くす
ることなく、微少な位相変動を検出することができる、
ためである。
【0083】(3)本発明の第3の効果は、出力信号の
急激な位相変動を防ぐことができる、ということであ
る。
急激な位相変動を防ぐことができる、ということであ
る。
【0084】その理由は、本発明においては、入力信号
と出力信号が非同期となった場合には、保持していたデ
ィジタル位相情報に切り替えて、電圧制御発振器を制御
するように構成されているため、電圧制御発振器の制御
信号が急激に変化することが回避される、ことによる。
と出力信号が非同期となった場合には、保持していたデ
ィジタル位相情報に切り替えて、電圧制御発振器を制御
するように構成されているため、電圧制御発振器の制御
信号が急激に変化することが回避される、ことによる。
【図1】本発明のクロック位相同期回路の一実施例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】本発明のクロック位相同期回路の一実施例にお
ける定常状態での動作を説明するためのタイムチャート
である。
ける定常状態での動作を説明するためのタイムチャート
である。
【図3】本発明のクロック位相同期回路の一実施例にお
いて、出力信号位相が変化した場合の位相差検出回路で
の動作を説明するためのタイムチャートである。
いて、出力信号位相が変化した場合の位相差検出回路で
の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図4】本発明のクロック位相同期回路の一実施例にお
いて、出力信号位相が図3とは異なる状態に変化した場
合の位相差検出回路での動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
いて、出力信号位相が図3とは異なる状態に変化した場
合の位相差検出回路での動作を説明するためのタイムチ
ャートである。
【図5】本発明のクロック位相同期回路の一実施例にお
けるディジタル位相差加減算回路での動作と、出力位相
変動についての動作を説明するための図である。
けるディジタル位相差加減算回路での動作と、出力位相
変動についての動作を説明するための図である。
【図6】従来のクロック位相同期回路の構成の一例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図7】従来のクロック位相同期回路の他の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図8】図7に示した従来のクロック位相同期回路の動
作を説明するためのタイミング図である。
作を説明するためのタイミング図である。
1 入力信号分周回路 2 分周回路 3 位相比較回路 4 シフトレジスタ 5 位相差サンプリング回路 6 位相差検出回路 7 変動値判定回路 8 ディジタル位相差保持回路 9 ディジタル位相差加減算回路 10 位相情報切替回路 11 同期状態判定回路 12 D/A変換回路 13 ループフィルタ 14 電圧制御発振器 15 位相差検出用発振器 16 制御信号発生回路 18 位相制御情報ラッチ回路 51 基準発振器 52 分周数制御回路 53 分周器 54 不感帯制御回路 100 入力信号 101 基準比較信号 111 同期情報 131 制御信号 141 出力信号 161 サンプリングクロック 162 ラッチ信号 181 ディジタル制御値 201 比較信号 301 位相比較結果 401〜40N 遅延位相比較結果 501 ディジタル位相比較結果 520 分周信号 531 分周器53の出力信号 540 不感帯制御信号 601〜60N 検出結果 701 変動制御信号 801 ディジタル保持情報 901 ディジタル制御情報
Claims (7)
- 【請求項1】入力信号に位相同期したクロックを生成す
るクロック位相同期回路において、 前記入力信号及び出力信号の位相比較結果をディジタル
値(「ディジタル位相比較結果」という)としてサンプ
リングする位相差サンプリング手段と、 前記位相比較結果をサンプリング、及びラッチするため
のタイミング制御信号を発生する制御信号発生手段と、 前記出力信号にて前記位相比較結果を遅延させる遅延手
段と、 前記遅延手段の出力結果に基づき、位相の変動を検出す
る位相差検出手段と、 前記位相差検出手段より位相変動の変動量を検出して変
動制御信号を出力する変動値判定手段と、 前記位相差サンプリング手段から出力される前記ディジ
タル位相比較結果と前記変動値判定手段から出力される
変動制御信号とを演算処理して、位相同期ループを構成
する電圧制御発振器への制御情報を出力する手段と、 を含むことを特徴とするクロック位相同期回路。 - 【請求項2】前記入力信号及び前記出力信号がそれぞれ
位相比較周波数に分周されて位相比較されることを特徴
とする請求項1記載のクロック位相同期回路。 - 【請求項3】前記入力信号を位相比較周波数に分周した
基準比較信号と、前記出力信号を位相比較周波数に分周
した比較信号から同期状態を判定する同期状態判定手段
と、 前記位相差サンプリング手段の出力ディジタル位相比較
結果を前記制御信号発生手段のラッチ信号周期で複数周
期分保持しておくディジタル位相差保持手段と、 前記同期状態判定手段の判定結果に基づき前記電圧制御
発振器への制御情報を切り替える位相情報切替手段と、
を含み、 入力信号と出力信号が非同期になった場合には、前記デ
ィジタル位相差保持手段に保持されている、非同期とな
る前の、ディジタル位相比較結果を制御情報として出力
し、前記出力信号を制御することを特徴とする請求項2
記載のクロック位相同期回路。 - 【請求項4】入力信号に位相同期したクロックを生成す
るクロック位相同期回路において、 位相比較結果をサンプリングし位相比較周波数周期でラ
ッチするためのサンプリングクロック及びラッチ信号を
生成する制御信号発生回路と、 前記位相比較結果をディジタル値としてサンプリングす
る位相差サンプリング回路と、 前記位相比較結果を遅延させて前記位相比較結果とサン
プリングクロックとの位相をN(2以上の整数)位相生
成するシフトレジスタと、 前記シフトレジスタで遅延された位相比較結果から前記
位相比較結果の変動を判定する位相差検出回路と、 前記位相差検出回路の出力検出結果を多数決判定する変
動値判定回路と、 を備え、 前記位相差サンプリング回路で検出可能な位相変動より
も小さな位相変動を検出する、ことを特徴とするクロッ
ク位相同期回路。 - 【請求項5】前記位相差サンプリング回路の出力ディジ
タル位相比較結果と、前記変動値判定回路の出力変動制
御信号と、を前記位相比較周波数周期の前記ラッチ信号
で加減算するディジタル位相差加減算回路を備え、 電圧制御発振器を制御するためのディジタル制御情報の
精度を高め、ディジタルサンプリングの量子化誤差が原
因となって出力信号に生じるジッタ・ワンダを低減する
ようにしたことを特徴とする請求項4のクロック位相同
期回路。 - 【請求項6】前記サンプリングクロックと、前記位相比
較結果の位相を複数生成するシフトレジスタが、出力信
号で前記位相比較結果を遅延させることにより構成され
てなることを特徴とする請求項4のクロック位相同期回
路。 - 【請求項7】入力信号を位相比較周波数に分周した基準
比較信号と、出力信号を位相比較周波数に分周した比較
信号と、から同期状態を判定する同期状態判定回路と、 前記位相差サンプリング回路の出力ディジタル位相比較
結果を、前記制御信号発生回路の出力ラッチ信号周期で
複数周期分保持しておくディジタル位相差保持回路と、 前記同期状態判定手段の判定結果に基づき選択するディ
ジタル制御情報を切り替える位相情報切替回路と、を備
え、入力断等の場合にも出力信号の位相が急激に変動し
ないように制御する、ことを特徴とする請求項4のクロ
ック位相同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8271912A JP2882385B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | クロック位相同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8271912A JP2882385B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | クロック位相同期回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1098379A true JPH1098379A (ja) | 1998-04-14 |
JP2882385B2 JP2882385B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=17506618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8271912A Expired - Lifetime JP2882385B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | クロック位相同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2882385B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030011239A (ko) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 위상차 검출 회로 |
US6927635B2 (en) | 2003-08-14 | 2005-08-09 | Toshiba America Electronic Components, Inc. | Lock detectors having a narrow sensitivity range |
JP2011124747A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | クロック位相同期回路 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8271912A patent/JP2882385B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030011239A (ko) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 위상차 검출 회로 |
US6927635B2 (en) | 2003-08-14 | 2005-08-09 | Toshiba America Electronic Components, Inc. | Lock detectors having a narrow sensitivity range |
JP2011124747A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | クロック位相同期回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2882385B2 (ja) | 1999-04-12 |
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