JP2001338385A - 位置処理システム - Google Patents

位置処理システム

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JP2001338385A
JP2001338385A JP2000158175A JP2000158175A JP2001338385A JP 2001338385 A JP2001338385 A JP 2001338385A JP 2000158175 A JP2000158175 A JP 2000158175A JP 2000158175 A JP2000158175 A JP 2000158175A JP 2001338385 A JP2001338385 A JP 2001338385A
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JP2000158175A
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Hirohisa Tateishi
洋久 立石
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Lintec Corp
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置検出対象が屋内外や地中などでも位置処
理できる。求められる検出位置の分解能が変化しても対
応できる。位置に応じた適切な処理を実行できる。 【解決手段】 本発明の位置処理システムによれば、移
動路に沿って、互いに異なるコードが割り当てられてい
る複数のIDタグを固定設置しておく。そして、移動ユ
ニットの一方の構成要素である質問器が、近傍位置のI
Dタグの割当コードを読み取って、他方の構成要素であ
る携帯端末に与える。携帯端末、又は、携帯端末に対し
携帯電話網を介して接続された上位コンピュータ装置
が、質問器が読み取った割当コードに応じた位置処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体の位置に応
じた情報処理を行う位置処理システムに関し、例えば、
視覚的又は聴覚的障害者の誘導支援システムや、ゴルフ
場カートの運行管理システムや、埋設管位置確認システ
ムなどに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】移動体の位置を検出し、それに応じた情
報処理を行う位置処理システムが種々実現されている。
【0003】これらの多くのシステムは、移動体の位置
検出機能として、GPS受信機を利用している。また、
PHS電話端末が収容されている基地局の管轄領域(セ
ル)を単位に、位置を検出するシステムもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、GPS
受信機を位置検出手段としている位置処理システムで
は、屋内や、GPS人工衛星からの電波が届かない屋外
などを位置検出領域としている位置処理システムには適
用できない。例えば、視覚的又は聴覚的障害者を駅構内
で誘導するようなシステムの場合、プラットホーム上を
誘導できても、プラットホーム間を連絡する連絡通路で
はGPS受信機が機能しないので誘導できない。
【0005】また、PHS電話端末の収容セル単位で位
置を検出する構成は、検出精度が細かいことが求められ
ている位置処理システムには適用できない。すなわち、
PHS電話端末を利用した場合の位置検出精度は、10
0m程度を単位としており、これより細かい検出精度が
求められているシステムには適用できない。
【0006】そのため、位置検出領域や検出位置の分解
能の自由度が高く、位置に応じた適切な処理を実行でき
る位置処理システムが求められている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明の位置処理システムは、(1)移動体
が移動する移動路に沿って固定設置されており、互いに
異なるコードが割り当てられている複数のIDタグと、
(2)移動体が所持しており、近傍位置の上記IDタグ
の割当コードを読み取る質問器を有する移動ユニットと
を含み、(3)上記移動ユニットが読み取った割当コー
ドに応じた位置処理を行うことを特徴とする。
【0008】また、第2の本発明の位置処理システム
は、(1)移動体が移動する移動路に沿って固定設置さ
れており、互いに異なるコードが割り当てられている複
数のIDタグと、(2)移動体が所持しており、近傍位
置の上記IDタグの割当コードを読み取る質問器と、上
記質問器が読み取った割当コードが与えられると共に、
携帯電話網にアクセス可能な携帯端末とを有する移動ユ
ニットと、(3)上記携帯端末との間で、上記携帯電話
網を介して、情報授受を行う上位コンピュータ装置とを
有し、(4)上記上位コンピュータ装置及び又は上記移
動ユニットが、上記質問器が読み取った割当コードに応
じた位置処理を行うことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による位置処理システムを、役所建物内誘
導支援システムに適用した第1の実施形態を図面を参照
しながら詳述する。
【0010】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、この第1の実施形態の役所建物内誘導支援シス
テム1の全体構成を示すブロック図である。
【0011】図1において、第1の実施形態の役所建物
内誘導支援システム1は、役所建物内の通路や廊下等の
役所建物内において誘導が必要となる適宜の位置(例え
ば床面)に所定の間隔(等間隔である必要はない)毎に
固定設置された多数のIDタグ(別名、RF−ID、リ
モートID、データキャリア)50と、誘導対象者(こ
こでは、視覚に障害を有する者とする)が携帯する移動
ユニット51と、経路設定装置54とを有する。
【0012】第1の実施形態の場合、移動ユニット51
は、IDタグ50に対する質問器(リーダ、インテロゲ
ーターとも呼ばれている)52と、データ処理(位置処
理)を担う携帯端末53とからなる。
【0013】なお、経路設定装置54の後述する機能
も、移動ユニット51に組み込んでも良く、この場合に
は、独立した経路設定装置54は不要となる。
【0014】IDタグ50は、バッテリー内蔵型でもバ
ッテリーを備えないものであっても良い。固定設置され
た多数のIDタグ50はそれぞれ異なるコードが割り当
てられたものであり、質問器52からの質問電波に応
じ、自己に割り当てられているコードを情報として含む
応答電波を返信するものである。バッテリー内蔵型のか
つ自発信型のIDタグ50を適用した場合には、IDタ
グ50が周期的に割当コードを含む電波を送信し、質問
器52がそれを捕捉することになる。
【0015】例えば、IDタグ50が記憶しているコー
ドのビット数が32ビットであれば約43億コードがあ
り、実際上、各IDタグ50に重複することなく、コー
ドを割り当てることができる。ここで、IDタグ50
は、固定設置されているので、割り当てられたコードは
その位置を直接又は間接に表すものとなっている。
【0016】図2は、この第1の実施形態におけるID
タグ50の割当コードの説明図である。第1の実施形態
の場合、割当コードCDは、IDタグ50毎に異なる識
別コード部分CD1と、携帯端末53が実行する後述す
る位置処理を補助する位置処理補助コード部分CD2と
でなる。
【0017】位置処理補助コード部分CD2は、例え
ば、階段の下や上の手前の距離情報や、エレベータの下
や上の手前の距離情報、エスカレータの前の手前の距離
情報、さらには通行禁止となった通路の開始位置情報な
どを表す位置処理補助コードが挿入され、携帯端末53
が、IDタグ50に係る情報として、そのような特定位
置に係る情報を記憶しないでも位置処理できるようにし
たものである。すなわち、携帯端末53での記憶容量を
できるだけ少なく押さえることを可能としたものであ
る。なお、複数の割当コードCDにおいて、位置処理補
助コード部分CD2が同じであっても、識別コード部分
CD1は重複しないので、割当コードCDとして同じも
のは存在しない。
【0018】以上では、位置処理補助コード部分CD2
は、後述する誘導情報(誘導メッセージ)を取り出すた
めの補助コードとして説明したが、多くのビット数を割
けるならば、誘導情報(誘導メッセージ)そのものをこ
のコード部分CD2に格納していても良い。
【0019】また、隣接するIDタグ50間の間隔は、
質問器52との交信可能距離に応じ、誘導支援のために
求められる位置の検出精度に応じて定められる。例え
ば、1〜2m間隔で良く、階段では各段に設けられてい
ても良い。
【0020】図3は、IDタグ50の内部構成を示すも
のである。IDタグ50は、アンテナ60、通信回路6
1、制御回路62及びコードメモリ63を有する。バッ
テリー内蔵型であれば、電源も内蔵している。
【0021】アンテナ60は、質問器52との間で電波
を授受するものであり、誘導支援者(質問器52)とI
Dタグ50との方向が必ずしも一定ではないので無指向
性のものであることが好ましい。
【0022】通信回路61は、制御回路62から与えら
れた割当コードを送信無線信号に変調してアンテナ60
から送信電波を放射させたり、アンテナ60が捕捉して
得た受信無線信号を復調し、質問器52が送信したデー
タに戻して制御回路62に与えるものである。
【0023】制御回路62は、例えば、マイクロプロセ
ッサでなり、コードメモリ63に格納されている割当コ
ードを、質問器52からの要求に応じて取り出し、又
は、所定周期で取り出して通信回路61に与えたり、通
信回路61から与えられた読出要求データを受信処理し
たり、通信回路61から与えられた割当コードをコード
メモリ63に格納させたりするものである。
【0024】コードメモリ63は、割当コードを格納し
ているものであり、この第1の実施形態の場合、制御回
路62の制御下で、割当コードを書き換えることも可能
である。
【0025】すなわち、この第1の実施形態の場合、I
Dタグ50は、割当コードのリード、ライトの双方を実
行し得るものである。
【0026】アンテナ60は、例えば、プリント配線基
盤の一面に平面アンテナとして形成されており、また、
通信回路61、制御回路62及びコードメモリ63は、
1個のICチップ50aとして形成されているものであ
る。なお、通信回路61に、コンデンサなどが必要な場
合には、一部、チップ素子が適用される。
【0027】移動ユニット51は、上述のように誘導対
象者が携帯するものであり、肩掛け式、ベルト等での巻
き付け式等、いずれの方法で誘導対象者が携帯しても良
い。また、質問器52と携帯端末53とを別個の位置に
携帯しても良い。
【0028】移動ユニット51の一方の構成要素である
質問器52は、質問電波を放射し、いずれか1以上のI
Dタグ50からの応答電波を捕捉し、応答したIDタグ
50の割当コードを得るものである。なお、IDタグ5
0が自発信型のものである場合には、質問器52はいず
れか1以上のIDタグ50からの電波を捕捉し、IDタ
グ50の割当コードを得るものである。
【0029】移動ユニット51の他方の構成要素である
携帯端末53は、質問器52に対してケーブル接続され
ているものであり、又は、質問器52と一体ユニットと
して形成されているものであり、質問器52から与えら
れたIDタグ50の割当コードに応じた位置処理を実行
するものである。
【0030】図4は、質問器52及び携帯端末53の詳
細構成を示したものである。なお、質問器52は、従前
からの構成のものを適用できる。
【0031】図4において、質問器52は、アンテナ7
0、タグ通信回路71、制御回路72及びデータ転送回
路73を有する。その他、電源部や電源スイッチ等も有
する。
【0032】制御回路72は、例えば、マイコンでな
り、内蔵するタイマの計時等によって所定周期でタグ通
信回路71の送信動作を起動したり、タグ通信回路71
からの受信信号に基づいて、IDタグ50の割当コード
を認識してそのコード(コードデータ)をデータ転送回
路73に与えるものである。
【0033】タグ通信回路71は、制御回路72の送信
起動により、アンテナ70から質問電波を放射させ、ア
ンテナ70が応答電波を捕捉して得た受信信号を制御回
路72に返信するものである。又は、IDタグ50が自
発信した電波をアンテナ70が捕捉して得た受信信号を
制御回路72に与えるものである。
【0034】アンテナ70は、IDタグ50に向けた電
波を放射したり、IDタグ50の放射電波を捕捉したり
するものであり、無指向性であることが好ましい。な
お、アンテナ50は、複数設けられていても良い。
【0035】データ転送回路73は、制御回路72から
与えられたIDタグ50の割当コードをケーブル75を
介して携帯端末53に与えたり、携帯端末53からのケ
ーブル75を介した転送データを受信して制御回路72
に与えたりするものである。
【0036】携帯端末53は、制御回路80、データ転
送回路81、データ受信回路82、誘導管理情報記憶部
83、誘導経路情報記憶部84、誘導情報記憶部85、
スピーカ86、入力部87及び表示部88を有する。そ
の他、電源部等を有する。
【0037】制御回路80は、例えばマイコンでなり、
内蔵する各種処理ルーチンに従って、当該携帯端末53
の全体を制御するものである。その制御内容について
は、動作の説明の項で詳述する。
【0038】データ転送回路81は、生後回路80の制
御下で、質問器75とのデータ授受を実行するものであ
る。
【0039】データ受信回路82は、後述する経路設定
装置54から与えられた誘導経路情報を受信して制御回
路80に与えるものである。
【0040】誘導対象者管理情報記憶部83は、誘導支
援のための管理情報を記憶しているものであり、この記
憶部83の内容は、制御回路80によって、ダイナミッ
クに更新されるものである。
【0041】誘導対象者管理情報記憶部83は、例え
ば、誘導対象者の現在の位置(IDタグ50の割当コー
ドそのものでも良く、割当コードを位置を表すデータに
変換したものであっても良い)、誘導対象者の進行方
向、その進行方向が正しいか否かのOK情報などの格納
フィールドを有している。
【0042】誘導経路情報記憶部84は、後述する経路
設定装置54から与えられた誘導経路情報を格納するも
のである。
【0043】誘導情報記憶部85は、誘導情報そのもの
を記憶しているものである。この実施形態では、視覚的
な障害者が誘導対象者である場合を考慮した聴覚的な出
力態様用の誘導情報が記憶されている。誘導情報として
は、「そのままお進み下さい」、「右に曲がって下さ
い」、「あと3mで階段があります」、「階段が終わり
ます」、「反対に進んでいます」などを挙げることがで
きる。誘導情報記憶部85の構成の図示は省略している
が、誘導情報は、例えば、誘導管理情報記憶部83に記
憶されている誘導対象者の現在位置と進行方向と進行方
向のOK情報などをキーとして取り出すことができるよ
うになされている。
【0044】スピーカ86は、制御回路80から与えら
れた誘導情報に係る音声信号を発音出力するものであ
る。なお、スピーカ86に代え、又は、スピーカ86に
加え、イヤホンやヘッドホンが設けられていても良い。
【0045】入力部87は、操作者による操作入力を受
け付けるものであり、表示部88は、その操作内容等を
表示するものである。例えば、IDタグ50の割当コー
ドを書き換える際の新しい割当コードの入力や、その書
換起動の入力などがなされるものである。
【0046】なお、質問器52と携帯端末53がユニッ
トとして一体化されている場合には、質問器52のデー
タ転送回路73や携帯端末53のデータ転送回路81を
省略することができ、両制御回路72及び80を共通化
させることができる。
【0047】経路設定装置54は、例えば、いわゆるパ
ソコンレベルの情報処理装置でなり、役所の玄関近傍に
設けられている案内、保健課、納税課その他の各部署に
設けられているものである。そこにいる誘導担当者が誘
導対象者から行先を聞き取り、経路設定装置54を操作
して、その位置から行先までの誘導経路を求め、コネク
タ接続又はケーブル接続された携帯端末53にその誘導
経路情報を与えて設定させるものである。
【0048】図5は、経路設定装置54の詳細構成を示
すブロック図である。図5において、経路設定装置54
は、制御回路90、入力部91、表示部92、経路情報
記憶部93及びデータ送信回路94を有する。
【0049】制御回路90は、当該経路設定装置54の
全体を制御しながら、今回の誘導経路情報を求め、携帯
端末53に転送させるものである。
【0050】入力部91は、誘導始点(案内や各部署)
や誘導終点(案内や各部署)を入力させたり、誘導経路
情報の算出動作の起動入力をさせたりするものであり、
表示部92は、そのような入力時の内容を適宜表示する
ものである。
【0051】経路情報記憶部93は役所建物内で誘導対
象者が通り得る経路の情報を、例えば、ノードと、ノー
ド間を結ぶパスとでなる経路ネットワーク(第2の実施
形態に係る図10参照)を基準にし、各ノード間の距離
や、ノード間やパス間の最適経路などを格納している。
ノードとしては、案内や各部署の位置や、通路上の分岐
点などを設定する。ノード情報としては、その位置のI
Dタグ50の割当コード中の識別コードを適用する。ま
た、パス情報としては、例えば、そのパス上の複数のI
Dタグ50の割当コード中の識別コードが連番の場合で
あれば、両端位置のIDタグ50の割当コード中の識別
コードを用いる。
【0052】なお、経路情報記憶部93に格納されてい
る経路情報は、役所建物内の各部署の配置変えや、役所
建物内の工事などに応じて適宜書き換えられるものであ
る。また、これに応じて、全て又は一部のIDタグ50
の割当コードも、移動ユニット51を用いて書き換える
ようにしても良い。なお、誘導対象者に所持させる移動
ユニット51と、IDタグ50の割当コードの書換用の
移動ユニットとを別個に構成しても良い。
【0053】また、役所建物内の各部署の配置変えや役
所建物内の工事などで、通行止めの通路が生じた場合に
も、経路情報記憶部93に格納されている経路情報を変
更せず、IDタグ50の割当コードを、迂回路を進行で
きるように書き換えることで対応するようにしても良
い。例えば、通行止めになった通路に設けられていたI
Dタグ50の割当コードを、迂回路でのIDタグ50に
書き込むことで自動的に迂回路を通行し得るようにして
も良い。
【0054】上述した制御回路90は、例えば、入力部
91から入力された誘導始点と誘導終点との間の移動距
離が最小となる誘導経路を、経路情報記憶部93に格納
されている経路情報に基づいて定める。この誘導経路の
決定方法は、既存のいかなる方法を適用しても良い。誘
導経路情報は、基本的には、IDタグ50の割当コード
における識別コードの系列で構成されているが、通路の
分岐点におけるノードに関しては、曲がる方向(エレベ
ータなどでは乗るか否か)などの表す誘導情報を取り出
すためのデータも含まれている。
【0055】データ送信回路94は、制御回路90から
与えられた誘導経路情報を携帯端末53に送信するもの
である。
【0056】なお、経路設定装置54の機能を移動ユニ
ット51に持たせた場合には、データ送信回路94やデ
ータ受信回路82は不要となり、図5での制御回路9
0、入力部91及び表示部92は、携帯端末53での対
応するものが適用される。
【0057】(A−2)第1の実施形態の動作 次に、第1の実施形態の役所建物誘導支援システムの動
作例を説明する。特に、移動ユニット51が行う誘導動
作について詳述する。
【0058】誘導対象者が役所の案内に来たときには、
誘導対象者は、案内係に行きたい部署を伝える。このと
き、案内係は、移動ユニット51と経路設定装置54と
をコネクタ接続又はケーブル接続させ、経路設定装置5
4に、誘導始点(役所案内)と誘導終点(所定部署)と
を入力し、誘導経路情報を求めさせて、移動ユニット5
1に転送させ、移動ユニット51に誘導経路情報を設定
させる。その後、案内係は、移動ユニット51を経路設
定装置54から取り外し、移動ユニット51が図6に示
す誘導処理ルーチンを実行できる状態にして誘導対象者
に渡して所持させ、最初の進行方向を教えてその方向に
移動させる。
【0059】このような移動開始時から、図6に示す誘
導処理ルーチンが移動ユニット51において実行され
る。なお、図6は、IDタグ50の割当コードが到来す
るようになって以降、移動ユニット51が実行する誘導
処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0060】携帯端末53の制御回路80は、割当コー
ドの到来を待ち受けており(ステップS50)、次の割
当コード(直前に到来したものと同じものが到来しても
無視する)が到来すると、制御回路80は、その割当コ
ードに係る位置が最終誘導先(誘導終点)か否かを確認
する(ステップS51)。
【0061】最終誘導先でなければ、制御回路80は、
直前に到来した割当コードに係る位置と、今回到来した
割当コードに係る位置とから進行方向を求め、今回の位
置及び進行方向を誘導管理情報記憶部83に登録する
(ステップS52)。そして、決定された誘導経路から
見てその進行方向が正しいか否かを判断する(ステップ
S53)。
【0062】進行方向が正しければ、制御回路80は、
内蔵するNG連続カウンタをクリアすると共に、進行方
向OKを誘導管理情報記憶部83に登録し(ステップS
54)、ステップS55に移行する。
【0063】これに対して、進行方向が正しくなけれ
ば、制御回路80は、内蔵するNG連続カウンタの計数
値を1インクリメントすると共に、進行方向NGを誘導
管理情報記憶部83に登録する(ステップS56)。そ
して、NG連続カウンタの計数値が所定値(例えば1
5)を越えたか否かを確認する(ステップS57)。越
えていれば、制御回路80は、誘導情報記憶部85から
「迷われました。近くの係員にご連絡下さい。」という
メッセージを取り出してスピーカ86から発音出力させ
(ステップ58)、近くの係員に処理を委ねる。
【0064】このときには、近くの係員によって、上述
した案内係と同様な処理が実行され、再度、誘導可能状
態になる。
【0065】進行方向がOKの場合(ステップS53で
YES)や、進行方向が正しくなくてもその移動が短い
場合(ステップS57でNO)には、制御回路80は、
現在位置や進行方向等に応じた誘導情報を誘導情報記憶
部85から取り出してスピーカ86から発音出力させ
(ステップS55)、その後、次の割当コードの到来を
待ち受けるステップS50の処理に戻る。
【0066】なお、誘導情報は、割当コードの到来毎に
出力する必要はなく、その位置状況等に応じて、必要な
ときだけ制御回路80が出力するようにしても良い。
【0067】ここで、ステップS55における誘導情報
記憶部85からの誘導情報の取出しは、例えば、以下の
ようになされる。
【0068】まず、進行方向が逆の場合には、「逆にお
戻り下さい」の誘導情報を取り出す。この取り出しは最
優先になされる。
【0069】割当コードに有効な位置処理補助コードが
挿入されている場合であれば、その位置処理補助コード
に係る誘導情報も取り出す。位置処理補助コードがエス
カレータの手前3mであることを示し、誘導経路情報が
エスカレータに乗ることを指示しているものであって、
進行方向が正しい場合には、「3m先にエスカレータが
あります」の誘導情報を取り出す。また、進行方向が逆
であっても、位置処理補助コードに応じて、誘導情報を
取り出すことがある。例えば、この先の通路への進入禁
止を表す位置処理補助コードであれば、「この先は進入
禁止区域です」の誘導情報を取り出す。従って、この場
合には、「この先は進入禁止区域です。逆にお戻り下さ
い。」が発音出力される。
【0070】進行方向が正しい場合には、今回の割当コ
ードに関連して誘導情報の取出しデータが誘導経路情報
に設定されていれば、それが優先する。例えば、エスカ
レータの踊り場位置のIDタグ50の割当コードであれ
ば、「エスカレータに乗って3階に行って下さい」の誘
導情報の取出しデータも誘導経路情報に含まれており、
その誘導情報を取り出す。誘導情報の取出しデータが誘
導経路情報に設定されていなければ、「そのままお進み
下さい」の誘導情報を取り出す。
【0071】以上のような誘導処理により、誘導対象者
が誘導先(誘導終点)に到着したときには(ステップS
51でYES)、制御回路80は、誘導先に到着したこ
とを表すメッセージを発音出力したり等の誘導の終了処
理を行う(ステップS59)。なお、この誘導先での用
件が済み、案内の位置に戻ったり他の部署に移動したり
する際には、再度、経路設定装置54により誘導経路情
報が移動ユニット51に設定され、上述と同様な処理が
実行される。
【0072】(A−3)第1の実施形態の効果 第1の実施形態の役所建物内誘導支援システムによれ
ば、GPS人工衛星からの電波が届かない役所建物内を
誘導支援することができる。また、階段では各段にID
タグを設置したり、誘導通路の分岐点近くではIDタグ
の間隔を短くしたり、誘導方向が一方向である通路では
IDタグ間の間隔を長くしたりするなど、場所に応じ
て、位置検出精度を切り換えることができる。
【0073】また、第1の実施形態の役所建物内誘導支
援システムによれば、IDタグ間の間隔を適宜選定する
ことにより、誘導支援に必要な位置検出精度を容易に達
成することができる。
【0074】さらに、第1の実施形態の役所建物内誘導
支援システムによれば、IDタグ50の割当コード内
に、誘導情報そのものである、又は、誘導情報を取り出
すことができる位置処理補助コードを設けたので、移動
ユニット51で必要とする記憶容量を抑えることができ
る。
【0075】さらにまた、第1の実施形態の役所建物内
誘導支援システムによれば、IDタグ50として割当コ
ードを書き換えられるものを適用したので、工事などに
よる誘導経路の変更に容易に対応することができる。
【0076】第1の実施形態の役所建物内誘導支援シス
テムによれば、移動ユニットとは別個の経路設定装置を
設けたので、移動ユニットの小型、軽量化をきたいでき
る。なお、移動ユニットに、経路設定装置の機能をも持
たせた場合には、各部署に経路設定装置を設置しなくて
も良くなる。
【0077】(A−4)第1の実施形態の変形実施形態 上記第1の実施形態の説明においても、種々、変形した
実施形態に言及したが、以下に例示するような変形実施
形態を挙げることもできる。
【0078】上記説明においては、IDタグ50の割当
コードが識別コードと位置処理補助コードとでなるもの
を示したが、割当コード全体がメッセージ情報であって
も良い。例えば、誘導は床面に設けられた点字ブロック
に委ね、各部署前に設けられたIDタグ50には、部署
名を表すメッセージを格納しておき、そこを通過する誘
導対象者に部署名を発音出力するようにしても良い。こ
の場合には、移動ユニット側に誘導情報(メッセージ)
を格納しておくことを不要にできる。また、この場合に
は、移動ユニットは与えられた誘導情報を直ちに発音出
力すれば良く、処理は迅速なものとなる。
【0079】第1の実施形態は、役所建物内を誘導支援
するシステムを示したが、デパート内やテーマパーク内
など、不特定な者が立ち入る領域を誘導支援するシステ
ムにも、第1の実施形態の技術思想を適用することがで
きる。
【0080】(B)第2の実施形態 次に、本発明による位置処理システムを、駅構内誘導支
援システムに適用した第2の実施形態を図面を参照しな
がら詳述する。
【0081】この第2の実施形態も、第1の実施形態と
同様に誘導支援システムであるが、誘導支援処理(位置
処理)を主として担う誘導支援コンピュータ装置が移動
ユニットのほかに設けられている点が、第1の実施形態
と異なっている。
【0082】(B−1)第2の実施形態の構成 図7は、この第2の実施形態の駅構内誘導支援システム
1Aの全体構成を示すブロック図である。
【0083】図7において、第2の実施形態の駅構内誘
導支援システム1Aは、駅の通路やプラットホーム等の
駅構内において誘導が必要となる適宜の位置(例えば床
面)に所定の間隔(等間隔である必要はない)毎に固定
設置された多数のIDタグ2と、誘導対象者(例えば、
視覚や聴覚等に障害を有する者)が携帯する移動ユニッ
ト3と、基地局装置4と、有線回線網5と、誘導支援コ
ンピュータ装置6とを有する。
【0084】第2の実施形態の場合、移動ユニット3
は、IDタグ2に対する質問器7と、主として誘導支援
コンピュータ装置4とのデータ通信機能を担う携帯端末
8とからなる。
【0085】固定設置された多数のIDタグ2はそれぞ
れ異なるコードが割り当てられたものであり、質問器7
からの質問電波に応じ、自己に割り当てられているコー
ドを情報として含む応答電波を返信するものである。な
お、自発信型のIDタグ2を適用しても良い。ここで
も、IDタグ2は、固定設置されているので、割り当て
られたコードはその位置を直接又は間接に表すものとな
っている。
【0086】また、IDタグ2は、バッテリー内蔵型で
もバッテリーを備えないものであっても良い。誘導支援
システムの場合、誘導対象者(従って質問器7)の位置
を数m単位で認識することが好ましく、言い換えると、
IDタグ2及び質問器7の交信可能処理が数m程度で良
く、バッテリーを備えないIDタグ2で十分である。隣
接するIDタグ2間の間隔は、質問器7との交信可能距
離に応じ、誘導支援のために求められる位置の検出精度
に応じて定められる。例えば、1〜2m間隔で良く、階
段では各段に設けられていても良い。
【0087】なお、IDタグ2としては、無指向性の既
存のいかなるものを適用しても良く、そのため、IDタ
グ2の内部構成の図示は省略する(図3参照)。
【0088】移動ユニット3は、上述のように誘導対象
者が携帯するものであり、肩掛け式、ベルト等での巻き
付け式等、いずれの方法で誘導対象者が携帯しても良
い。また、質問器7と携帯端末8とを別個の位置に携帯
しても良い。
【0089】移動ユニット3の一方の構成要素である質
問器7は、質問電波を放射し、いずれか1以上のIDタ
グ2からの応答電波を捕捉し、応答したIDタグ2の割
当コードを得るものである。移動ユニット3の他方の構
成要素である携帯端末8は、質問器7に対してケーブル
接続されているものであり、質問器7から与えられたI
Dタグ2の割当コードを無線伝送路に送信すると共に、
無線伝送路を介して与えられた誘導情報を報知出力する
ものである。なお、携帯端末8が無線伝送路を介して通
信する最終的な通信相手は、誘導支援コンピュータ装置
6である。
【0090】以下では、携帯端末8が、外部装置とのデ
ータ入出力機能を有するデジタル携帯電話機(PHS電
話機を含む)として説明を行う。
【0091】質問器7及び携帯端末8は共に、既存の構
成のものを適用できる。しかし、図8に、質問器7及び
携帯端末8の詳細構成を示し、各構成について簡単に説
明する。その際、誘導支援システムとしての機能の関係
も簡単に説明する。
【0092】図8において、質問器7は、アンテナ1
0、タグ通信回路11、制御回路12及びデータ送信回
路13を有する。その他、電源部や電源スイッチ等も有
する。
【0093】制御回路12は、例えば、マイコンでな
り、内蔵するタイマの計時等によって所定周期でタグ通
信回路11の送信動作を起動したり、タグ通信回路11
からの受信信号に基づいて、IDタグ2の割当コードを
認識してそのコード(コードデータ)をデータ送信回路
13に与えるものである。
【0094】タグ通信回路11は、制御回路12の送信
起動により、アンテナ10から質問電波を放射させ、ア
ンテナ10が応答電波を捕捉して得た受信信号を制御回
路12に返信するものである。
【0095】アンテナ10は、上述のように、質問電波
を放射したり、応答電波を捕捉したりするものであり、
無指向性であることが好ましい。なお、アンテナ10
は、複数設けられていても良い。
【0096】データ送信回路13は、制御回路12から
与えられたIDタグ2の割当コードをケーブル15を介
して携帯端末8に与えるものである。
【0097】携帯端末8は、制御回路20、操作部2
1、表示部22、スピーカ23a、イヤホン(又はヘッ
ドホン)23b、マイク24、通話回路25、無線回路
26、送受信アンテナ27及びデータ転送回路28を有
する。その他、電源部等を有する。
【0098】制御回路20は、例えばマイコンでなり、
内蔵する各種処理ルーチンに従って、当該携帯端末8の
全体を制御するものである。
【0099】操作部21は、テンキーその他のキーでな
り、操作キー信号を制御回路20に与えるものである。
なお、誘導支援コンピュータ装置6から何らかの指示入
力が求められた際にも、操作部21に対する操作が必要
となる。
【0100】表示部22は、制御回路20の制御下で、
各種情報を表示するものである。なお、誘導対象者が聴
覚的な障害者の場合には、表示部22は、誘導情報の報
知部として機能する。また、表示部22には、誘導支援
コンピュータ装置4から求められた指示入力を促すメッ
セージも表示される。
【0101】スピーカ23a及びイヤホン23bは、受
信音声信号を音声出力するものである。この受信音声信
号として、誘導支援コンピュータ装置6が指示入力を促
す信号もあり得る。イヤホン23bは、当該携帯端末8
に設けられているイヤホン接続コネクタに接続されて用
いられるものである。誘導対象者が視覚的な障害者の場
合には、イヤホン23bが当該携帯端末8に接続されて
いることを要し、イヤホン23bが誘導情報の報知部と
して機能する。なお、誘導対象者が視覚的な障害者の場
合において、スピーカ23aの位置を耳の側になるよう
に、当該携帯端末8を取り付けられるときには、イヤホ
ン23bの接続は不要である。また、誘導対象者が聴覚
的な障害者の場合には、イヤホン23bの接続は不要で
ある。
【0102】マイク24は、携帯者の発音音声を電気信
号に変換するものである。なお、誘導支援コンピュータ
装置6から音声によって何らかの指示入力が求められた
際の発音音声を電気信号に変換する。この場合、誘導支
援コンピュータ装置6は音声認識装置が設けられている
必要がある。
【0103】通話回路25は、制御回路20の制御下
で、マイク24からの音声信号(アナログ音声信号)を
デジタル音声信号にした後、所定の符号化を行い、符号
化音声信号を無線回路26に与えたり、無線回路26か
ら与えられた符号化音声信号を復号した後、デジタル/
アナログ変換してスピーカ24aやイヤホン24bに与
えるものである。
【0104】無線回路26は、制御回路20の制御下
で、通話チャネルや制御チャネル(通話チャネル以外の
チャネルをまとめて制御チャネルと呼んでいる)などの
無線処理を行うものである。
【0105】無線回路26は、上り方向の通話チャネル
については、通話回路25から与えられた符号化音声信
号や制御回路20から与えられたデータ信号を無線信号
に変調し、電力増幅して送受信アンテナ27から放射さ
せるものである。送信対象のデータ信号として、質問器
7が得たIDタグ2の割当てコードのこともある。ま
た、無線回路26は、下り方向の通話チャネルについて
は、送受信アンテナ27が捕捉した無線信号を復調して
符号化音声信号又はデータ信号に戻し、符号化音声信号
を通話回路25に与え、データ信号を制御回路20に与
えるものである。
【0106】また、無線回路26は、制御チャネルにつ
いては、制御回路20の制御下で、いずれかの基地局装
置4による収容状態の制御信号や、発呼や着呼に係る制
御信号などの無線処理を行うものである。
【0107】送受信アンテナ27は、通話チャネルや制
御チャネルについての無線電波を、基地局装置4との間
で授受するためのものである。
【0108】データ転送回路28は、制御回路20の制
御下で、データ入出力コネクタにケーブル15が接続さ
れているときに、外部装置とのデータの授受を行うもの
である。ここでは、外部装置が質問器7であるので、デ
ータ転送回路28は、データ(IDタグ2の割当てコー
ド)の受信処理を行い、受信データを制御回路25に与
えるものである。
【0109】以上のような構成を有する携帯端末8が収
容され得る基地局装置4は、誘導支援を行う駅構内の領
域をカバーするように、それぞれの管轄セルが一部重複
して、複数設置されているものである。基地局装置4
は、携帯端末8からの上り方向の通話チャネルの信号
(符号化音声信号やデータ信号)を、有線網5を介し
て、誘導支援コンピュータ装置6に与えたり、誘導支援
コンピュータ装置6からの下り方向の通話チャネルの信
号(符号化音声信号やデータ信号)を携帯端末8に向け
て無線送信したりするものである。基地局装置4の構成
としては、従来のものを適用できるので、その説明は省
略する。
【0110】携帯端末8及び基地局装置4間の無線回
線、並びに、有線網5でなる移動体通信網としては、移
動体通信会社(例えばNTT株式会社)が提供する公衆
網であっても良く、また、当該駅構内誘導支援システム
についての専用通信網であっても良い。
【0111】誘導支援コンピュータ装置6は、主とし
て、移動ユニット3側から与えられたIDタグ2の割当
コードに応じた、言い換えると、誘導対象者の現在位置
に応じた誘導情報を移動ユニット3側に提供するもので
ある。なお、誘導支援コンピュータ装置6は、誘導支援
を開始する前に実行する前処理や、誘導支援を終了させ
る際の後処理も、適宜実行する。
【0112】図9は、誘導支援コンピュータ装置6の内
部構成を示すブロック図である。誘導支援コンピュータ
装置6は、電話回線網との通信機能を有する一般的な大
型コンピュータ装置を適用できる。
【0113】そのため、誘導支援コンピュータ装置6
は、機能的には、図9に示すように、制御回路30、回
線インタフェース回路31、表示部32、入力部33、
音声入力部34、音響出力部35などを有する。これに
加えて、誘導支援に機能する、誘導対象者管理情報記憶
部36、経路情報記憶部37、誘導情報記憶部38、ガ
イダンス情報記憶部39などのデータベース部も有す
る。
【0114】制御回路30は、例えば、CPU、RO
M、RAMなどで構成されている部分を表しており、内
蔵する各種処理ルーチンに応じて、誘導支援のために、
当該誘導支援コンピュータ装置6の制御を行うものであ
る。この制御内容については、後述する動作説明で明ら
かにする。なお、制御回路30は、音声認識処理ルーチ
ンも内蔵している(独立した音声認識回路などであって
も良い)。
【0115】回線インタフェース回路31は、有線回線
網5とのインタフェースを行うものである。図9では、
回線インタフェース回路31を1個示しているが、誘導
対象者が複数のこともあり得るので、回線インタフェー
ス回路31も複数設けておく。なお、誘導対象者に通知
している当該誘導支援コンピュータ装置6の電話番号が
1個の場合には、有線電話網5が大代表処理して複数の
回線(電話番号)に分離するようにすれば良い。
【0116】表示部32及び入力部33は、一般的なコ
ンピュータ装置のものと同様であり、説明は省略する。
なお、入力部33は、誘導支援者がテキストデータ(携
帯端末8で表示出力される)によって直接誘導する場合
などに利用される。
【0117】音声入力部34は、マイクやアナログ/デ
ジタル変換器などが該当する。例えば、誘導支援者が音
声によって直接誘導する場合などに利用される。
【0118】音響出力部35は、ブザーなどが該当し、
例えば、誘導対象者に対する誘導支援者による直接の誘
導が必要な場合などに報知動作する。
【0119】誘導対象者管理情報記憶部36は、誘導対
象者毎に、誘導支援のための管理情報を記憶しているも
のであり、この記憶部36の内容は、制御回路30によ
って、ダイナミックに更新されるものである。
【0120】誘導対象者管理情報記憶部36は、例え
ば、その時点での誘導対象者の識別番号(例えば、携帯
端末8の電話番号を用いる)に対応付けて、誘導情報を
聴覚的又は視覚的に提供するかを表す情報提供方法、誘
導対象者の現在の位置(IDタグ2の割当コードそのも
のでも良く、割当コードを位置を表すデータに変換した
ものであっても良い)、誘導対象者の進行方向、その進
行方向が正しいか否かのOK情報、誘導経路、最終誘導
先などの格納フィールドを有している。
【0121】経路情報記憶部37は、駅構内で誘導対象
者が通り得る経路の情報を、例えば、ノードと、ノード
間を結ぶパスとでなる経路ネットワークを基準にし、各
ノード間の距離や、パス間の最適経路などを格納してい
る。図10は、経路ネットワークの例であり、改札口が
3カ所、プラットホームが4個、プラットホーム間を結
ぶ連絡通路が3個の例である。図10上、黒点がノード
を表している。図10では示していないが、勿論、改札
口より外側の駅構内も誘導支援領域であっても良い。
【0122】誘導情報記憶部38は、誘導情報そのもの
を記憶しているものである。この実施形態では、視覚的
な障害者が誘導対象者である場合を考慮した聴覚的な出
力態様用の誘導情報と、聴覚的な障害者が誘導対象者で
ある場合を考慮した視覚的な出力態様用の誘導情報とが
記憶されている。誘導情報としては、「そのままお進み
下さい」、「右に曲がって下さい」、「あと3mで階段
があります」、「階段が終わります」、「反対に進んで
います」、「電車の停止位置はもう少し先です」、「自
動改札機に切符をお入れ下さい」などを挙げることがで
きる。誘導情報記憶部38の構成の図示は省略している
が、誘導情報は、例えば、誘導対象者の現在位置と進行
方向と進行方向のOK情報などをキーとして取り出すこ
とができるようになされている。
【0123】ガイダンス情報記憶部39は、ある誘導対
象者(ある移動ユニット3)を誘導支援できる動作モー
ドに当該誘導支援コンピュータ装置6を移行させたり、
誘導支援できる動作モードを終了させたりする際に、誘
導対象者が実行することを要する操作などを促すガイダ
ンスメッセージを格納しているものである。
【0124】なお、図9では省略しているが、割当コー
ドがそのまま位置を表すものになっていない場合には、
割当コードを位置に変換するための記憶部なども設けら
れている。
【0125】(B−2)第2の実施形態の動作 次に、第2の実施形態の駅構内誘導支援システムの動作
例を説明する。特に、誘導支援コンピュータ装置6が行
う誘導支援動作については、図面を参照しながら詳述す
る。また、移動ユニット3と誘導支援コンピュータ装置
6との通信には、基地局装置4や有線交換網5が介在す
るが、これらの動作には特徴がないので、その説明は省
略する。
【0126】まず、誘導支援コンピュータ装置6を誘導
を支援する動作モードにするまでのシステム動作例(移
動ユニット3及び誘導支援コンピュータ装置6の動作
例)を説明する。なお、この動作説明は図面を参照しな
いで行う。
【0127】誘導対象者は、誘導支援が可能な駅構内位
置において、携帯端末8の操作部21に対し、呼び出し
先を誘導支援コンピュータ装置6とする発呼操作(装置
6の電話番号の入力及び発呼指令)を行う。これによ
り、携帯端末8及び誘導支援コンピュータ装置6の双方
において回線接続処理が実行され、これらの間に通信回
線が確立する。このとき、誘導支援コンピュータ装置6
の制御回路30は、誘導対象者管理情報記憶部36に、
今回の誘導対象者の記憶領域を設定する。
【0128】この動作例では、通信回線の確立後には、
誘導対象者は、携帯端末8に対し、誘導情報の提供方法
を予め定められた入力方法で入力することに定めてお
く。従って、誘導対象者は、誘導情報の提供方法を入力
する。一方、誘導支援コンピュータ装置6は、通信回線
の確立後には、誘導情報の提供方法の情報を待ち受け、
受信すると、誘導対象者管理情報記憶部36にその情報
提供方法を設定する。
【0129】誘導対象者による誘導情報の提供方法の入
力方法としては、操作部21の「1」のキーを「聴覚的
提供」、「2」のキーを「視覚的提供」に対応させて入
力させる方法を挙げることができる。また、この入力方
法として、誘導対象者が「聴覚」又は「視覚」と発音
し、この音声信号を、誘導支援コンピュータ装置6側で
音声認識して、誘導支援コンピュータ装置6が認識する
方法でも良い。
【0130】その後、誘導支援コンピュータ装置6の制
御回路30は、最終的な行き先(誘導先)を指示するこ
とを求める、誘導情報の提供方法に従っているガイダン
スメッセージをガイダンス情報記憶部39から取り出し
て移動ユニット3に送信し、誘導対象者が、発音出力又
は表示出力されたそのガイダンスメッセージに応じて入
力した誘導先を取り込み、誘導対象者管理情報記憶部3
6にその最終誘導先を設定する。このガイダンスメッセ
ージの送信及びそれに応じた入力の取り込みは、2回以
上繰り返し、誘導先を取り込むようにしても良い。
【0131】例えば、まず、ガイダンスメッセージ「行
き先が改札口なら1を押し、プラットホームなら2を押
して下さい」を送信し、「2」のキーが押下された際に
は、ガイダンスメッセージ「行き先のプラットホームの
番号を入力して下さい」を送信して、最終的な行き先
(このプラットホーム)を捉えるようにすれば良い。な
お、最終的な行き先としてプラットホームが指示されて
も、誘導支援コンピュータ装置6内部においては、その
プラットホームでの電車が停車する区間内の位置(いず
れかのIDタグ2の位置)に設定する。
【0132】誘導支援コンピュータ装置6の制御回路3
0は、最終的な行き先が得られると、データ(IDタグ
2の割当コード)の送信を開始させる操作を求めるガイ
ダンスメッセージを送信し、これに応じ、誘導対象者
は、データ送信を開始させる操作を行い、これ以降、携
帯端末8は、例えば質問器7の読み取り周期でIDタグ
2の割当コードを送信する。
【0133】図11は、IDタグ2の割当コードが到来
するようになって以降の誘導支援コンピュータ装置6で
の処理を示すフローチャートである。
【0134】誘導支援コンピュータ装置6の制御回路3
0は、最初の割当コードが到来すると、誘導対象者管理
情報記憶部36に現在位置登録すると共に、この位置
と、経路情報記憶部37の記憶内容とから、最終誘導先
までの誘導経路を決定し、誘導対象者管理情報記憶部3
6に登録する(ステップS1)。その後、ガイダンスメ
ッセージ「移動を開始して下さい」を送信し(ステップ
S2)、次の割当コードを待ち受ける(ステップS
3)。
【0135】次の割当コード(直前に到来したものと同
じものが到来しても無視する)が到来すると、制御回路
30は、その割当コードに係る位置が最終誘導先か否か
を確認する(ステップS4)。
【0136】最終誘導先でなければ、制御回路30は、
直前に到来した割当コードに係る位置と、今回到来した
割当コードに係る位置とから進行方向を求め、今回の位
置及び進行方向を誘導対象者管理情報記憶部36に登録
する(ステップS5)。そして、決定された誘導経路か
ら見てその進行方向が正しいか否かを判断する(ステッ
プS6)。
【0137】進行方向が正しければ、制御回路30は、
内蔵するNG連続カウンタをクリアすると共に、進行方
向OKを誘導対象者管理情報記憶部36に登録し(ステ
ップS7)、ステップS8に移行する。
【0138】これに対して、進行方向が正しくなけれ
ば、制御回路30は、内蔵するNG連続カウンタの計数
値を1インクリメントすると共に、進行方向NGを誘導
対象者管理情報記憶部36に登録する(ステップS
9)。そして、NG連続カウンタの計数値が所定値(例
えば10)を越えたか否かを確認する(ステップS1
0)。越えていれば、制御回路30は、音響出力部35
を鳴動させて誘導指示者に誘導支援が適切に実行できて
いないことを報知した後(ステップS11)、誘導指示
者が誘導支援する動作モードに移行する(ステップS1
2)。誘導指示者による誘導支援方法については、その
説明を省略する。
【0139】進行方向がOKの場合(ステップS6でY
ES)や、進行方向が正しくないがその移動が短い場合
(ステップS10でNO)には、制御回路30は、現在
位置や進行方向等に応じた誘導情報を誘導情報記憶部3
8から取り出して移動ユニット3に送信させ(ステップ
S8)、その後、次の割当コードの到来を待ち受けるス
テップS3の処理に戻る。なお、誘導情報は、割当コー
ドの到来毎に出力する必要はなく、その位置状況等に応
じて、必要なときだけ制御回路30が出力するようにし
ても良い。
【0140】以上のような誘導支援により、誘導対象者
が誘導先に到着したときには(ステップS4でYE
S)、制御回路30は、誘導先に到着したことを表すガ
イダンスメッセージを送出したり、通信回線を切断した
りする等の誘導支援の終了処理を行う(ステップS1
3)。
【0141】(B−3)第2の実施形態の効果 第2の実施形態の駅構内誘導支援システムによれば、G
PS人工衛星からの電波が届かないような連絡通路など
をも誘導支援領域とすることができる。また、階段では
各段にIDタグを設置したり、誘導通路の分岐点近くで
はIDタグの間隔を短くしたり、誘導方向が一方向であ
るプラットホーム上ではIDタグ間の間隔を長くしたり
するなど、場所に応じて、位置検出精度を切り換えるこ
とができる。
【0142】また、第2の実施形態の駅構内誘導支援シ
ステムによれば、IDタグ間の間隔を適宜選定すること
により、誘導支援に必要な位置検出精度を容易に達成す
ることができる。
【0143】さらに、第2の実施形態の駅構内誘導支援
システムによれば、質問器7が読み取ったIDタグ2の
割当コードを、携帯端末8が携帯電話回線を介して誘導
支援コンピュータ装置6に与え、誘導支援コンピュータ
装置6がその受信コードに応じた誘導情報を携帯端末8
に返送して誘導対象者に提供するようにしたので、提供
する誘導情報の質を向上できたり、提供する誘導情報の
種類を多様化できたりし、充実した誘導支援機能を実現
できる。
【0144】例えば、事故などで発着ホームの変更や工
事で通路の変更があった場合、誘導支援コンピュータ装
置のデータのみを変更するだけで、個々の移動ユニット
のデータを変更する必要がなく、ほぼリアルタイムでし
かも適切な支援ができる。
【0145】さらにまた、第2の実施形態によれば、I
Dタグ2の割当コードを、誘導支援コンピュータ装置6
に与える通信回線として、携帯電話回線(PHS電話回
線を含む)を適用するようにしたので、新規設計を要す
る構成が少なく、当該駅構内誘導支援システムを容易に
実現することができる。
【0146】(B−4)第2の実施形態の変形実施形態 上記第2の実施形態の説明においても、種々、変形した
実施形態に言及したが、以下に例示するような変形実施
形態を挙げることもできる。
【0147】上記説明においては、携帯端末8が1回で
送信する割当コードの数が1個のように説明したが、複
数であっても良い。質問器7として、既に、複数のID
タグ2の割当コードを同時に読みとれるものが提供され
ている。このような質問器7が同時に読み取った割当コ
ードを同時に誘導支援コンピュータ装置6に送信する
と、その中間位置なども認識でき、位置検出精度を高め
ることがができる。
【0148】また、第2の実施形態では、質問器7と携
帯端末8とが別体のものを示したが、これらが一体化さ
れたものであっても良い。
【0149】第2の実施形態では、移動ユニット3側か
ら誘導支援処理(回線接続処理)を起動するものを示し
たが、誘導支援コンピュータ装置6側が起動するもので
あっても良い。
【0150】例えば、携帯電話網が公衆網ではなく、当
該システムの専用網である場合には、各基地局装置4が
収容している携帯端末8を管理する管理装置に、誘導支
援が必要な携帯端末8の識別番号を登録しておき、誘導
支援が必要な携帯端末8がいずれかの基地局装置4のセ
ルに入ったことを誘導支援コンピュータ装置6に通知
し、誘導支援コンピュータ装置6が携帯端末8を発呼し
て誘導支援処理を開始するようにしても良い。
【0151】また、第2の実施形態は、自動誘導支援を
基本とし、誘導指示者は、必要時にのみ誘導支援をする
ものであったが、誘導支援コンピュータ装置6が誘導対
象者の位置を表示し、誘導指示者が当初から誘導を行う
ものであっても良い。
【0152】さらに、この第2の実施形態においても、
上述した第1の実施形態での特徴を盛り込むようにして
も良い。例えば、IDタグ2として割当コードが書換可
能なものを適用したり、割当コード内に位置処理補助コ
ードなどを設けたりしても良い。
【0153】第2の実施形態は、駅構内を誘導支援する
システムを示したが、デパート内やテーマパーク内な
ど、不特定な者が立ち入る領域を誘導支援するシステム
にも、第2の実施形態の技術思想を適用することができ
る。
【0154】(C)第3の実施形態 以下、本発明による位置処理システムを、ゴルフ場カー
トの運行管理システムに適用した第3の実施形態を図面
を参照しながら詳述する。
【0155】(C−1)第3の実施形態の構成 この第3の実施形態のゴルフ場カート(以下、単にカー
トと呼ぶ)の運行管理システムも、全体構成は、上述し
た第2の実施形態に係る図7とほぼ同様に表すことがで
き、そのため、全体構成の図示は省略する。但し、第2
の実施形態の誘導支援コンピュータ装置6に代え、運行
管理コンピュータ装置6Aが設けられている。
【0156】第3の実施形態の場合、IDタグ2は、カ
ートの走行経路に沿って固定的に設けられている。隣接
するIDタグ2間の距離は、第2の実施形態のように誘
導に利用するものではなく、カートの運行管理やプレー
ヤーへの情報提供などに利用されるので、第2の実施形
態よりだいぶ長くなっている。例えば、ゴルフホール内
では10ヤード程度、ホール間の移動通路などでは20
m程度にする。そのため、IDタグ2としてバッテリー
内蔵型のものを適用することが好ましい。
【0157】質問器7及び携帯端末8でなる移動ユニッ
ト3は、カートに取り付けられ、又は、組み込まれてい
る。質問器7は、第2の実施形態のものよりIDタグ2
との交信可能距離が長いものを適用する。そのため、質
問器7は、カートの下面に取り付けられている必要はな
い。携帯端末8は、カートの操作パネル面などに一体的
に設けられていることが好ましい。
【0158】第3の実施形態の場合、携帯端末8は、運
行管理コンピュータ装置6Aからの到来情報を表示出力
するものとする(勿論、音声出力でも良いが)。そのた
め、携帯端末8は音声の入出力構成が省略されているも
のであっても良い。
【0159】この第3の実施形態において、誘導支援コ
ンピュータ装置6に代えて設けられている運行管理コン
ピュータ装置6Aは、データベースとして、図12に示
すようなカート位置管理情報記憶部40、残り距離記憶
部41、ピン位置記憶部42、提供情報記憶部43及び
特定位置情報記憶部44を有し、制御回路30Aは、こ
れらを適宜アクセスしながら処理を実行する。なお、図
12は、運行管理コンピュータ装置6Aの要部構成を取
り出して示しており、その他の部分は、第2の実施形態
と同様である。
【0160】カート位置管理情報記憶部40は、カート
識別番号(例えばカートに設けられている携帯端末8の
電話番号)に対応して、カートの現在位置、現在のホー
ル番号、カートがホール内に位置しているかホール外に
位置しているかのホール内/外情報、チェックポイント
通過時刻(チェックポイントの識別情報を含む)、休憩
所や食堂から再び出るべき再出発時刻などの格納フィー
ルドを有している。
【0161】ここで、カート識別番号は、その日のスタ
ート順に並べられている。また、カートの走行経路に
は、複数のチェックポイントが設定されており、そのチ
ェックポイントの通過時刻がチェックポイント通過時刻
の格納フィールドに格納される。例えば、チェックポイ
ントとしては、プレーヤーがティーグランドやグリーン
にいるときのカートの待機位置の次のIDタグ2の位置
などを挙げることができる。
【0162】残り距離記憶部41は、データ構成の図示
は省略するが、カートがホール内にいる場合において、
各位置(カート位置)からグリーンのセンターまでの距
離を格納しているものである。
【0163】ピン位置記憶部42は、データ構成の図示
は省略するが、その日のピン位置の情報を格納している
ものである。ピン位置の情報は、例えば、グリーンのセ
ンターからの方向及び距離でなる。
【0164】提供情報記憶部43は、データ構成の図示
は省略するが、携帯端末8に送出する情報を記憶してい
るものである。提供情報記憶部43は、大きくは、2種
類の情報を格納している。第1は、プレイそのもに関す
る情報であり、残りヤードを教えたり、コース内容(池
の存在やドッグレッグの内容や目標方向など)を教えた
り、打つを待たせたりするような情報である。第2は、
カートの運行管理に関する情報であり、前のカートと離
れている場合に進行を速めることを求めたり、休憩所や
食堂を出なければならない時刻を教えたりするような情
報である。
【0165】特定位置情報記憶部44は、上述したチェ
ックポイントや、休憩所や食堂からの再出発時刻を前も
って教えなければならない位置などの特定位置などを記
憶しているものである。
【0166】なお、図7では省略しているが、各位置が
属するホール(ホール内/外の情報を含む)の情報を格
納している記憶部や、割当コードがそのまま位置を表す
ものとなっていない場合には、割当コードを位置に変換
するための記憶部なども設けられている。
【0167】(C−2)第3の実施形態の動作次に、第
3の実施形態のゴルフ場カートの運行管理システムの動
作例を説明する。運行管理コンピュータ装置6Aが行う
動作を中心に、図13のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0168】カートがクラブハウスを出るに際し(最初
の出発)、キャディ、他のゴルフ場職員又はプレイヤー
によって、携帯端末8と運行管理コンピュータ装置6A
との通信回線が確立され、これ以降、携帯端末8は、質
問器7が読み取ったIDタグ2の割当コードを所定周期
(例えば読取周期)で運行管理コンピュータ装置6Aに
送信する。
【0169】運行管理コンピュータ装置6Aの制御回路
30Aは、割当コード(直前に到来したものと同じもの
が到来しても無視する)が到来するのを待ち受けており
(ステップS20)、割当コードが到来すると、制御回
路30Aは、その割当コードに係る位置やホールやホー
ル内/外情報を、カート位置管理情報記憶部40に登録
する(ステップS21)。
【0170】その後、制御回路30Aは、特定位置情報
記憶部44の格納内容を参照して、今回の位置がチェッ
クポイントか否かを判別する(ステップS22)。
【0171】チェックポイントであれば、制御回路30
Aは、内蔵するタイマの計時時刻を、チェックポイント
通過時刻としてカート位置管理情報記憶部40に登録す
ると共に(ステップS23)、その位置のチェックポイ
ントを前のカートが通過した時刻との時間差が所定時間
を超えているか否かを判別する(ステップS24)。超
えていれば、制御回路30Aは、提供情報記憶部43か
ら、プレイの進行を速める情報を取り出して、内蔵する
送信バッファに格納する(ステップS25)。なお、こ
の時点では、送信は実行されず、送信は後述するステッ
プS30でなされる(他の情報が一緒のこともある)。
【0172】今回の検出位置がチェックポイントでない
場合や(ステップS22でNO)、チェックポイントで
あるが前のカートと離れていない場合や(ステップS2
4でNO)、プレイの進行を速める情報を提供情報記憶
部43から取り出して送信バッファに格納した場合に
は、制御回路30Aは、カート位置管理情報記憶部40
の記憶内容に基づいて、今回の検出位置がホール内か否
かを判別する(ステップS26)。ホール内であれば、
制御回路30Aは、残り距離記憶部41やピン位置記憶
部42の記憶内容をも参照して、その位置からピンまで
の距離を求め、提供情報記憶部43から「ピンまで××
ヤード」という情報を取り出し、「××」の所に求めた
距離を入れた情報を、内蔵する送信バッファに格納する
(ステップS27)。なお、この時点でも、送信は実行
されず、送信は後述するステップS30でなされる。
【0173】この処理が終了すると、又は、今回の検出
位置がホール外であると(ステップS26でNO)、制
御回路30Aは、特定位置情報記憶部44の格納内容を
参照して、今回の検出位置が、休憩所や食堂(又はクラ
ブハウス)手前の再出発時刻を提供すべき特定位置か否
かを判別する(ステップS28)。
【0174】再出発時刻を提供すべき特定位置であれ
ば、制御回路30Aは、再出発時刻を求め、提供情報記
憶部43から「午後のスタートは×時×分」や「休憩所
を×時×分に出て下さい」という情報を取り出し、「×
時×分」の所に求めた再出発時刻を入れた情報を、内蔵
する送信バッファに格納する(ステップS29)。
【0175】再出発時刻の算出方法例としては、現在時
刻に第2の所定時間を足し込んだ時刻を基準とし、その
時刻が前のカートの再出発時刻から1組分の所定時間差
を足した時刻より前であれば、足した後の時刻とするこ
とを挙げることができる。
【0176】再出発時刻に係る処理が終了すると、又
は、再出発時刻を提供すべき特定位置でなければ(ステ
ップS30でNO)、制御回路30Aは、内蔵する送信
バッファに格納された情報を携帯端末8に送信する(ス
テップS30)。
【0177】この送信情報を受信した携帯端末8におい
て、制御回路20の制御下で、この受信情報が表示部2
2によって表示出力される。
【0178】その後、運行管理コンピュータ装置6Aの
制御回路30Aは、今回の検出位置が運行管理処理の終
了位置か否かを判別し(ステップS31)、終了位置で
なければ、ステップS20の割当コードの待ち受け状態
に戻り、終了位置であれば、制御回路30Aは、携帯端
末8との回線の切断処理などの終了処理を行う(ステッ
プS32)。
【0179】なお、図示は省略するが、運行管理者は、
入力部33を操作して、カート位置管理情報記憶部40
の記憶内容を表示させることができ、また、入力部33
や音声入力部34から入力した運行管理などに係る情報
を、携帯端末8側に送信することができる。
【0180】(C−3)第3の実施形態の効果 第3の実施形態のゴルフ場カートの運行管理システムに
よれば、カートがGPS人工衛星からの電波が届かない
ような木陰や移動用のトンネルなどを走行中にも、運行
管理などを行うことができる。
【0181】また、ホールやホール間の連絡路などでI
Dタグ間の間隔を変更するなど、場所に応じて、位置検
出精度を切り換えることができる。
【0182】さらに、第3の実施形態によれば、質問器
7が読み取ったIDタグ2の割当コードを、携帯端末8
が携帯電話回線を介して運行管理コンピュータ装置6A
に与え、運行管理コンピュータ装置6Aがその受信コー
ドに応じたプレイに関する情報や運行管理に関する情報
を携帯端末8に返送してプレイヤーに提供するようにし
たので、提供する情報の質を向上できたり、提供する情
報の種類を多様化できたりし、充実した運行管理やプレ
イ補助機能を実現できる。
【0183】このような情報提供を、質問器に携帯型の
情報処理装置を接続して実行させようとしても実際上か
なり困難を伴い、提供できない情報も生じる。
【0184】さらにまた、第3の実施形態によっても、
IDタグ2の割当コードを、運行管理コンピュータ装置
6Aに与える通信回線として、携帯電話回線(PHS電
話回線を含む)を適用するようにしたので、新規設計を
要する構成が少なく、当該システムを容易に実現するこ
とができる。
【0185】(C−4)第3の実施形態の変形実施形態 上記第3の実施形態の説明においても、種々、変形した
実施形態に言及したが、以下に例示するような変形実施
形態を挙げることもできる。
【0186】第3の実施形態においても、携帯端末8が
1回で送信する割当コードの数が複数であっても良い。
【0187】また、第3の実施形態では、移動ユニット
3と運行管理コンピュータ装置6Aとの回線が、運行管
理中常時接続されているものを示したが、プレイヤーが
操作したタイミング毎に接続し、処理するようにしても
良い。
【0188】さらに、移動ユニット3への情報の自動提
供機能に代え、運行管理者が表示内容を見つつ手動で運
行管理情報を提供するものであっても良い。
【0189】(D)第4の実施形態 以下、本発明による位置処理システムを、埋設管位置確
認システムに適用した第4の実施形態を図面を参照しな
がら簡単に説明する。
【0190】この第4の実施形態の埋設管位置確認シス
テムも、全体構成は、上述した第2の実施形態に係る図
7とほぼ同様に表すことができ、そのため、全体構成の
図示は省略する。但し、第2の実施形態の誘導支援コン
ピュータ装置6に代え、作業管理コンピュータ装置6B
が設けられている。
【0191】第4の実施形態の場合、IDタグ2は、水
道管、ガス管、集合管などの埋設管の鉛直方向に上方
の、地表面又はそれより僅かに地中の位置に設けられて
いる。隣接するIDタグ2間の距離は、埋設管の保守作
業位置を特定できる程度の間隔でも良い。また、IDタ
グ2の位置は、埋設管同士の繋ぎ目位置や埋設管の分岐
位置などの上方でも良い。第4の実施形態の場合、ID
タグ2は地表面又はそれより僅かに地中の位置に設けら
れるので、バッテリーを備えないもののほうが好まし
い。
【0192】質問器7及び携帯端末8でなる移動ユニッ
ト3は、作業者が携帯できる構成となされている。質問
器7は、作業者の足首などに取り付けるようにしても良
い。この第4の実施形態の場合、携帯端末8は、携帯電
話機構成をそのまま流用するのではなく、制御回路20
が情報処理をできるようになされている。
【0193】この第4の実施形態において、誘導支援コ
ンピュータ装置6に代えて設けられている作業管理コン
ピュータ装置6Bは、図示は省略するが、作業者の実行
作業を指示するものであり、IDタグ2の割当てコード
と埋設管位置との対応情報を記憶している。
【0194】次に、第4の実施形態の埋設管位置確認シ
ステムの動作を、図14のシーケンス図を参照しながら
説明する。
【0195】作業者に対しては、当該システムの携帯電
話機能などにより新たな作業位置(例えば、〜町〜丁
目)が指示され、作業者は、その作業位置に移動する。
【0196】そして、新たな作業位置に到着すると、作
業者は携帯端末8に対し、作業管理コンピュータ装置6
Bへの発呼操作を行い(C1)、作業管理コンピュータ
装置6Bは着呼処理を行って(C2)これらの間の通信
回線が確立する。
【0197】次に、作業者は携帯端末8に対し、保守作
業する埋設管の位置情報を求め(C3)、作業管理コン
ピュータ装置6Bは、その位置情報をいずれかのIDタ
グ2の割当コードとして返送し(C4)、携帯端末8の
制御回路20はそれを内部記憶すると共に、目標コード
として表示部22の一部に表示する(C5)。
【0198】その後、埋設管の所定位置の探索処理が移
動ユニット3で実行される(C6)。すなわち、作業者
は、携帯端末8を、質問器7から割当コードを取り込む
動作モードにする。これにより、携帯端末8は、質問器
7から割当コードを取り込み、取り込んだ割当コード
を、表示部22に、目標コードに並べて表示する。作業
者は、表示されている両コードが一致するまで移動し、
携帯端末8は、一致したときには報知動作を行う。な
お、ここでは、隣り合うIDタグ2の割当てコードは、
例えば、「1」ずつ違うような場合を前提としている。
【0199】第4の実施形態の埋設管位置確認システム
によれば、GPSシステムなどでは位置検出を実行でき
ない埋設管の位置を検出でき、保守作業を速やかに開始
することができる。
【0200】また、埋設管同士の接合位置や埋設管の分
岐位置などに応じて、IDタグを設置することにより、
位置検出精度を任意に切り換えることができる。
【0201】さらに、第4の実施形態によれば、携帯端
末8と作業管理コンピュータ装置6Bとの間の情報授受
は、携帯電話機能を利用しているので、新規設計を要す
る構成が少なく、当該システムを容易に実現することが
できる。
【0202】なお、埋設管の位置を作業者が確認するシ
ステムとして、第2の実施形態のように、作業管理コン
ピュータ装置6Bがその位置に作業者を誘導して確認さ
せるようにしても良い。
【0203】(E)他の実施形態 本発明の位置処理システムの用途は、上記各実施形態の
ものに限定されず、本発明を、他のシステムに適用する
こともできる。すなわち、IDタグが固定設置され質問
器が移動すると共に、質問器からIDタグの割当てコー
ドが与えられる携帯端末、又は、上位コンピュータ装置
が携帯端末の位置に応じた処理を行うという技術思想
は、上記実施形態以外のシステムにも適用することがで
きる。
【0204】
【発明の効果】以上のように、本発明の位置処理システ
ムによれば、位置検出領域や検出位置の分解能の自由度
が高く、位置に応じた適切な処理を実行できるシステム
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシステム全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1の実施形態のIDタグの割当コードの説明
図である。
【図3】第1の実施形態のIDタグの構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】第1の実施形態の移動ユニットの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】第1の実施形態の経路設定装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】第1の実施形態の移動ユニットの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】第2の実施形態のシステム全体構成を示すブロ
ック図である。
【図8】第2の実施形態の移動ユニットの構成をを示す
ブロック図である。
【図9】第2の実施形態の誘導支援コンピュータ装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】第2の実施形態の経路情報記憶部の補助説明
図である。
【図11】第2の実施形態の誘導支援コンピュータ装置
の動作を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態の運行管理コンピュータ装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図13】第3の実施形態の運行管理コンピュータ装置
の動作を示すフローチャートである。
【図14】第4の実施形態のシステム動作を示すシーケ
ンス図である。
【符号の説明】
1…役所建物内誘導支援システム、1A…駅構内誘導支
援システム、2、50…IDタグ、3、51…移動ユニ
ット、4…基地局装置、6…誘導支援コンピュータ装
置、6A…運行管理コンピュータ装置、6B…作業管理
コンピュータ装置、7、52…質問器、8、53…携帯
端末、54…経路設定装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L 5K067 19/07 G08G 1/005 19/00 1/01 C G08G 1/005 1/09 F 1/01 H04B 1/59 1/09 A61H 3/00 A H04B 1/59 G06K 19/00 H H04Q 7/34 Q // A61H 3/00 H04B 7/26 106C Fターム(参考) 2F029 AA07 AC02 AC18 5B035 BB09 BC00 CA23 5B058 CA15 KA02 KA06 YA20 5H180 AA21 AA27 BB05 DD01 FF04 FF05 FF13 FF25 FF27 FF33 5H301 AA03 AA09 BB13 CC03 DD07 DD17 FF04 FF11 FF27 KK08 KK18 KK19 5K067 AA21 BB36 DD17 DD20 EE02 EE14 FF03 FF25 FF26 HH21 HH22 JJ52

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体が移動する移動路に沿って固定設
    置されており、互いに異なるコードが割り当てられてい
    る複数のIDタグと、 移動体が所持しており、近傍位置の上記IDタグの割当
    コードを読み取る質問器を有する移動ユニットとを含
    み、 上記移動ユニットが読み取った割当コードに応じた位置
    処理を行うことを特徴とする位置処理システム。
  2. 【請求項2】 移動体が移動する移動路に沿って固定設
    置されており、互いに異なるコードが割り当てられてい
    る複数のIDタグと、 移動体が所持しており、近傍位置の上記IDタグの割当
    コードを読み取る質問器と、上記質問器が読み取った割
    当コードが与えられると共に、携帯電話網にアクセス可
    能な携帯端末とを有する移動ユニットと、 上記携帯端末との間で、上記携帯電話網を介して、情報
    授受を行う上位コンピュータ装置とを有し、 上記上位コンピュータ装置及び又は上記移動ユニット
    が、上記質問器が読み取った割当コードに応じた位置処
    理を行うことを特徴とする位置処理システム。
  3. 【請求項3】 上記IDタグがICチップを有すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の位置処理システ
    ム。
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