JP4546808B2 - 位置情報管理装置および位置情報管理システム - Google Patents

位置情報管理装置および位置情報管理システム Download PDF

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Description

本発明は、管理対象者の位置情報管理装置および位置情報管理システムに関する。
近年、子どもが被害者となる凶悪事件や登下校時の交通事故が多発している。これを防止するため、学校に子どもが到着すると保護者にメール通知をする技術がある(特許文献1参照)。また、保護者等が、子どもの持つ携帯電話機の位置をサーバに問い合わせることにより、子どもの位置を確認する技術がある(非特許文献1)。
特開2004−86394号公報 NTTドコモ、いまどこサービス、[online]、[2004年11月9日検索]、インターネット<URL: http://www.nttdocomo.co.jp/mc-user/phs/ichi.html>
しかし、前記した技術はいずれも、子どもが予め登録された通学路上の所定のポイントを通過したことや、通学路を外れて寄り道したことを通知するものではない。
つまり、特許文献1の技術により保護者は子どもが目的地に到着したことを知ることができるが、子どもが途中どの経路を辿ったか等、細やかな位置確認をすることはできない。また、非特許文献1の技術は、保護者がサーバへの問い合わせをしないと子ども(携帯電話機)の位置を確認することができない。すなわち、子どもの位置確認に手間がかかるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、子どもの通学路上の所定のポイントを通過したことや子どもが通学路を外れて寄り道したことを保護者等に通知する手段を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、管理対象者の位置情報を管理する位置情報管理装置を前記管理対象者が出発地から目的地までの間で通過するポイントの識別情報を示す経路情報を格納するとともに、前記各ポイント間の移動の所要時間を示す所要時間データベースを格納する記憶部と、ネットワーク経由で、前記管理対象者が通過したポイントに設置された記憶媒体における前記ポイントの識別情報を無線で受信する受付処理部と、
前記受信したポイントの識別情報およびその受信日時と、前記経路情報および前記所要時間データベースとを参照して、前記管理対象者が前記経路情報に示されたポイントを前記所要時間以内に通過したか否かを判定する判定部とを備え、前記記憶部には、前記所要時間データベースおよび前記管理対象者の属するエリア内のポイントの識別情報を示す個人情報データベースが格納されており、前記判定部は、前記受信したポイントの識別情報およびその受信日時と、前記経路情報および前記所要時間データベースとを参照して、前記管理対象者が前記経路情報に示されたポイントを前記所要時間以内に通過したか否かを判定し、前記所要時間以内に通過していないとき、前記個人情報データベースを参照して、前記管理対象者が前記エリア内にいるか否かを判定する構成とした。その他の手段については後記する実施の形態で述べる。
本発明によれば、管理対象者である子どもの通学路内の通過点チェックや子どもが通学路を外れて寄り道したことを、位置情報管理装置(管理サーバ)がリアルタイムに保護者に通知するので、子どもの位置情報を確認しやすくなる。また、子どもが登下校する間の保護者の不安感を軽減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について、図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本発明の実施の形態の位置情報管理システムの概要を説明する。図1は、本発明の実施の形態の位置情報管理システムの概要を説明した図である。
位置情報管理システムは、管理対象者である子どもの通学経路に設置されたICタグ500と、このICタグ500に記憶された情報を無線で読み取り、読み取った情報を管理サーバ100へ送信するリーダ300と、子どもの通学経路情報を格納し、リーダ300から送信された子どもの位置情報に応じて端末装置600へ各種メールを送信する管理サーバ(位置情報管理装置)100と、リーダ300および管理サーバ100を接続するネットワーク400と、管理サーバ100からのメールを受信するとともに、管理サーバ100への各種情報の設定を行うための端末装置600と、端末装置600と管理サーバ100とを接続するネットワーク700とを含んで構成される。
図2は、図1の位置情報管理システムの利用方法を説明した図である。本実施の形態では、図2に示すように、リーダ300は本システムの管理対象者である子どもにより携帯される。そして、例えば、子どもがポイントBを通過すると、リーダ300は、そのポイントに設置されるICタグ500の情報(ポイントの識別情報、ポイントB)を読み取り、ネットワーク400経由で管理サーバ100へ送信する。管理サーバ100は受信した情報に基づき、ネットワーク700経由で子どもの保護者の端末装置600へ「8:10にポイントBを通過しました」等のメールを送信する。
ここで、ネットワーク400,700は、例えば電話回線網、地域IP網、インターネット等とする。図1および図2では、ネットワーク400およびネットワーク700はそれぞれ別のものとして描いているが、同じネットワークであってもよい。
管理サーバ100は、子どものID毎に、その子どもの通学経路(通過ポイントの識別情報)を記憶部に格納している。そして、ネットワーク400経由で、リーダ300から子どもの位置情報(通過ポイントの識別情報)を受信すると、受信した位置情報と、自身の記憶部に格納されたこの子どもの通学経路の情報とを参照して、子どもが登録された通学経路を通過したか否かを判断する。このとき、登録された通学経路を通過しているか否かは、登録された通学経路上の各ポイントを予め登録された上限所要時間(標準所要時間±α)以内に通過しているか否かにより判断する。
例えば、図1のICタグ500(500A,B,C)が設置されるポイントを、上限所要時間以内に通過したとき、管理サーバ100は、子どもが通学経路1001を予定通り通過したと判断する。そして、この判断結果を、登録されたメールアドレス宛(端末装置600)に通知する。
なお、管理サーバ100は、子どもの通っている学校の学区1002の情報に格納するようにして、子どもが学区1002の外(あるいは中)に居る旨をメール通知するようにしてもよい。
管理サーバ100から送信されるメールの内容は、例えば、図1の吹き出し1003に示すように、リーダ300が上限所要時間以内に通学経路1001上のポイントのICタグ500を読み取ったことを通知する通過メール(パターンA)や、リーダ300が目的地のICタグ500を読み取ったことを通知する到着メール(パターンB)や、リーダ300が登録された通学経路1001以外のポイントのICタグ500を読み取ったことを通知する寄り道メール(パターンC)や、リーダ300が上限所要時間以内に通学経路1001上のポイントのICタグ500を読み取らなかったこと、あるいは学区1002の外のポイントのICタグ500を読み取ったことを通知する、警告メール(パターンD)等が考えられる。
図8(a)は、図1の端末装置に送信されるメールを例示した図である。例えば、図8(a)に示すように、管理サーバ100は、子どもが目的地(さくら小学校)に到着したことを検知すると、子どもの保護者等が保持する端末装置600Bに到着メールを送信する。このとき、子どもが到着した日時(8:10)も併せて通知するようにしてもよい。
子どもの保護者が端末装置600で、前記したようなメールを受信することで、子どもが無事に通学しているか否かを確認することができる。
なお、この端末装置600は、PC(Personal Computer)、PDA、携帯電話機等により実現される。ここでは、管理サーバ100からのメールを受信するのは、主として携帯電話機等の端末装置600Bであり、管理サーバ100への各種情報の設定を行うのはキーボードやマウス等の入力部および液晶モニタ等の表示部が接続されたPC等の端末装置600Aとして説明するが、どちらか一方の端末装置600で、メールの受信と管理サーバ100への各種設定入力とを行うようにしてもよい。
次に、図1、図2および図8を参照しつつ、図3を用いて、本実施の形態の位置情報管理システムの構成について詳細に説明する。図3は、図1の位置情報管理システムを機能展開して説明したブロック図である。
図3に示すように、位置情報管理システムは、管理サーバ100と、リーダ300と、ICタグ500と、端末装置600(600A,B)と、ネットワーク400,700とを含んで構成される。
(ICタグ)
ICタグ500は、記憶部(記憶媒体)510に識別情報(ID)を記憶するタグであり、例えばRFIDタグ(Radio Frequency Identification)により実現される。記憶部510に記憶されるIDは、そのICタグ500が設置される位置を表す情報(ポイントの識別情報)またはICタグ500に固有に割り振られたIDである。このICタグ500は、子どもの通学路を含む様々な場所に設置される。
(リーダ)
リーダ300は、記憶媒体(ICタグ500)に記憶された情報を無線式で読み取る読み取り装置であり、例えばRFIDタグの読み取り装置により実現される。このリーダ300は、無線通信等によりICタグ500の情報を読み取るICタグ読み取り処理部310と、読み取ったIDをネットワーク400経由で管理サーバ100へ送信する通信処理部320とを備える。この通信処理部320は、読み取ったIDを管理サーバ100へ送信するときには、IDを読み取った日時、リーダ300の識別情報(リーダID)を付加して送信する。また、ネットワーク400経由で管理サーバ100と通信を行うための所定の通信プロトコルを実装しているものとする。
図8(b)は、図3のリーダを備える携帯電話機を例示した図である。図8(b)に示すように、子どもが携帯する携帯電話機の一部に前記したリーダ300を組み込むようにしてもよい。また、この携帯電話機から緊急通報を送信するためのボタンを設けて、緊急時の通報をできるようにしてもよい。さらに、所定のボタン操作で子どもが選択した経路を携帯電話機から管理サーバ100へ送信できるようにしてもよい。
なお、図3の通信処理部320は、無線LAN(無線Local Area Network)により無線通信を行う機能を備えるものとし、ICタグ読み取り処理部310で読み取ったIDを最寄りの無線LANの中継ポイントに送信するようにしてもよい。このようにすることで、リーダ300が読み取った情報を、ネットワーク400経由で送信しやすくなる。ちなみに、この中継ポイントはICタグ500の設置場所と同じ場所であってもよい。
(管理サーバ)
管理サーバ100は、各子どもの経路情報等の登録を行うための初期登録処理部110と、端末装置600へのメール通知およびリーダ300から送信される位置情報の受付処理を行う通信処理部120と、この通信処理部120によるメール通知を停止させる稼動停止処理部130と、ネットワーク700経由で各種天候情報を取得する天候処理部140とからなる処理部101と、子どもの通学経路情報等を格納するデータベース部200とを備える。このデータベース部200は、例えばハードディスク装置であり、管理サーバ100内に格納するようにしてもよいし、管理サーバ100の外部に接続するようにしてもよい。
この管理サーバ100は、演算処理部(CPU、Central Processing Unit)、記憶部および入出力インターフェースを備えるコンピュータにより実現され、記憶部は、所定領域にデータベース部200および位置情報管理プログラムを格納する。演算処理部は、記憶部に記憶された位置情報管理プログラムを実行することにより前記した処理部101に含まれる各構成要素を実現する。なお、この管理サーバ100は、キーボードやマウス等の入力部、液晶モニタ等の表示部等を備えていてももちろんよい。以下、処理部101の各構成要素について説明する。
(初期登録処理部)
初期登録処理部110は、個人情報登録部111と、経路登録部112と、上限所要時間算出部113とを備え、各子どもの個人情報および通学経路の経路情報等の登録処理を行う。
個人情報登録部111は、端末装置600Aから送信されたリーダ300の番号(ID)、前記した各種メールの送信先であるメールアドレス等、各種個人情報を受け付け、データベース部200に登録する。
経路登録部112は、端末装置600Aから送信された各子どもの通学経路(学区、目的地、通過ポイント等)を受け付け、データベース部200に登録する。
上限所要時間算出部113は、ポイント別上限所要時間DB230(後記)を参照して、経路登録部112で受け付けたポイント間の移動にかかる上限所要時間、つまり移動にかかる所要時間の上限値を示した個人別上限所要時間DB211(後記)を作成する。
(通信処理部)
通信処理部120は、受付処理部121と、メール送信判定部(判定部)122と、メール送信部123とを備え、端末装置600へのメール通知およびリーダ300から送信される各子どもの位置情報の受付処理を行う。この通信処理部120は、リーダ300、端末装置600(600A,B)、外部のサーバ等と通信を行うための通信プロトコルを実装している。
受付処理部121は、ネットワーク400経由でリーダ300から送信された情報(子どもの位置情報)を受信し、この情報をメール送信判定部122へ受け渡す。メール送信判定部122は、受付処理部121経由で受け取った情報と、データベース部200とを参照して、端末装置600Bへメールを送信するか否かを判定する。また、メールを送信する場合、どのような内容のメールを送信するかを判定する。そして、判定結果をメール送信部123に受け渡す。
メール送信部123は、メール送信判定部122からの判定結果に基づき、データベース部200に登録されたメールアドレス宛(端末装置600B宛)に、ネットワーク700経由で、各種メールを送信する。例えば、図1のパターンCのときは「寄り道メール」を送信する。このとき送信するメールの書式(雛形)は、記憶部に格納され、メール送信判定部122の判定結果に応じて選択されるものとする。そして、この雛形に各ポイントを通過した日時や、子どもの名前などを書き込んだメールを作成し、ネットワーク700経由で、端末装置600Bへ送信する。
なお、受付処理部121は、ネットワーク400経由でリーダ300から子どもの位置情報を受信したとき、この情報の受信日時、リーダ300のIDおよびリーダ300から送信された情報を記憶部に記録するようにしてもよい。つまり、子どもの位置情報の履歴を残すようにしてもよい。
このようにすることで、例えば子どもが目的地に到着するまでの経路をトレースしたいときに、子どもが何時にどこにいたかをトレースすることができる。
(稼動停止処理部)
稼動停止処理部130は、稼動停止受付部131とメール送信解除部132とを備え、データベース部200の稼動停止DB250(後記)にメール通知を停止させる旨の情報を書き込む。
稼動停止受付部131は、端末装置600Aから送信されたリーダ300の番号(ID)およびメール送信の稼動停止期間を受け付け、これをメール送信解除部132に受け渡す。
メール送信解除部132は、稼動停止受付部131から受け取った情報に基づいて、稼動停止DB250に、稼動を停止するリーダ300のIDおよび稼動停止期間の情報を書き込む。
このように管理サーバ100でメール送信の稼動停止の設定を受け付けることで、例えば、子どもが学校を病欠したときや夏休み等の長期休暇のとき等メール送信が必要ない期間には、通信処理部120がメール送信をしないようにすることができる。
(天候処理部)
天候処理部140は、外部のサーバ等から通信処理部120経由で当日の天気(天候)の情報を取得し、この情報をメール送信判定部122へ出力する。メール送信判定部122は、天候処理部140から出力された天気の情報に基づき、個人上限所要時間DB211の中から、当日の天候に応じた上限所要時間を選択する。
なお、天候処理部140が取得する天気(天候)の情報は、当日分のみを取得するようにしてもよいし、1週間分の予想天気をまとめて取得するようにしてもよい。
(データベース)
データベース部200は、個人情報データベース(DB)210、個人別上限所要時間データベース(DB)211、ポイントデータベース(DB)220、ポイント別上限所要時間データベース230および稼動停止データベース(DB)250を格納する。
図4は、図3のデータベース部に格納される各データベースを例示した図である。図1から図3を参照しつつ、図4を用いて、データベース部200に格納される各データベースを説明する。
(個人情報DB)
個人情報DB210は、各子どもが携帯するリーダ300のリーダID毎に、メール通知の宛先であるメールアドレス等を含む個人情報と、各子どもが通学時に通過する通過点(通過ポイント名)、子どもが通学する学区(エリア)等の情報を含む経路情報とを含む。
例えば、個人情報DB210の個人情報は、リーダID、子どもの保護者の氏名、子どもの氏名、住所、電話番号、メールアドレスおよびこれらの情報を書き換えるとき必要となるパスワード等を含む。また、個人情報DB210の経路情報は、そのリーダIDの保持者である子どもの学区(エリア)、通過点(通過ポイント名)、目的地および位置情報の管理は行きのみ行うか、行きと帰りとの両方(往復)の位置情報を管理するかを示す情報を含む。
図4に例示される個人情報DB210は、リーダID「R1」の保持者は「日立ももこ」であり、その保護者は「日立太郎」であり、住所は「○○市○△」であり、電話番号は「○○−○△□○」であり、メールアドレス(保護者のメールアドレス)は「○○○@△△.○○.jp」であり、登録情報を書き換えるためのパスワードは「5432」であることを示している。また、このリーダ300の所有者の学区(エリア)は「1学区」であり、通過ポイント(経路)は「A、B、C、D」であり、目的地は「さくら小学校」であり、往復の位置情報をチェックすることを示している。
なお、この経路情報における通過点(通過ポイント名)の情報は、ICタグ500のIDを組み合わせて(通過する順番に並べて)記述するようにしてもよい。また、経路情報には複数の経路を登録するようにしてもよい。また、学区の情報は、ポイント名を組み合わせた情報で登録してもよく、目的地の情報はポイント名を登録してもよい。
個人情報DB210の個人情報は、前記した個人情報登録部111が端末装置600Aから送信された内容を受けて、書き込みを行う。また、個人情報DB210の経路情報も、経路登録部112が端末装置600Aから送信された内容を受けて書き込みを行う。
(ポイントDB)
ポイントDB220は、通過ポイント毎に、各天候(天気)において、どの子ども(どのリーダ300)がポイントを通過したことをチェックするかを示した情報である。つまり、メール送信判定部122は、どのリーダ300からの情報に基づきメール送信の判定をするかを示した情報である。
例えば、図4のポイントDB220は、ポイントA,Dについては「晴、曇、雨、雪」いずれの天気でも、そのポイントをリーダID「R1」が通過したことをチェックするが、ポイントB,Cについては「雨、雪」のときにリーダID「R1」が通過したことをチェックすることを示している。
つまり、天気が晴または曇の場合、メール送信判定部122は、図4のポイントDB220を参照して、リーダID「R1」から、ポイントAに設置されたICタグ500のIDまたはポイントDに設置されたICタグ500のIDを受信したときはメールの送信判定処理を行うべきと判定するが、ポイントBに設置されたICタグ500のIDまたはポイントCに設置されたICタグ500のIDを受信したときは、端末装置600Bにメールの送信判定処理は行わないようにする。
一方、天気が雨または雪の場合、メール送信判定部122は、図4のポイントDB220を参照して、リーダID「R1」から、ポイントA〜Dのうち、いずれの情報を受信したときも端末装置600Bにメール送信判定処理をする。
なお、このポイントDB220は、図4に示すように、各ポイントのポイント名(識別情報)毎に、そのポイントに設置されるICタグ500のIDの情報を含むようにしてもよい。このようにすることで、ICタグ500のIDに対応するポイント名が変化したときでも、ICタグ500のIDからそのICタグ500が設置される場所を特定することができる。
なお、このポイントDB220の情報は、前記した経路登録部112が端末装置600Aから入力された内容を受けて書き込みを行うものとする。
また、図4のポイントDB220の情報には、リーダID「R1」の情報のみが格納されているが、異なるリーダIDのリーダ300の情報を併せて格納するようにしてもよい。
このようにポイントDB220で天候毎に当該リーダ300の通過チェックをするポイント名を設定できるので、天気が雨や雪の場合等、子どもの通学所要時間が長くなる場合に、子どもの位置情報のチェックの間隔を狭く設定することも可能になる。つまり天候に応じて通過チェックをより細やかなものとすることも可能になる。
(ポイント別上限所要時間DB)
ポイント別上限所要時間DB230は、各ポイント間の移動の上限所要時間を天候(天気)毎に示した情報である。
例えば、図4に例示されるポイント別上限所要時間DB230は、ポイントAとポイントBとの間の移動の上限所要時間は、天気が晴または曇のときは「3分」であるが、雨のときは「5分」であり、雪のときは「6分」であることを示している。
(個人別上限所要時間DB)
個人別上限所要時間DB211は、子ども毎(リーダ300毎)、天候(天気)毎に各ポイント間の移動に要する上限所要時間を示した情報である。
図4に例示される個人別上限所要時間DB211は、リーダID「R1」の保有者である子どもの出発地点から目的地までの経路上の各ポイント間の上限所要時間を天候毎に示している。図4において、自宅とポイントAとの間の上限所要時間は、天気が晴または曇のときは「3分」であるが、雨のときは「5分」であり、雪のときは「6分」であることを示している。
例えば、メール送信判定部122は、前記した天候処理部140から天候が晴であるという情報を得た後、リーダID「R1」から、ポイントAを通過した旨の情報を受信したとき、その情報を取得した日時(あるいはリーダ300がIDを読み取った日時)と、リーダID「R1」の個人別上限所要時間DB211と、管理サーバ100内のタイマ(図示せず)とを参照して、子どもが自宅からポイントAまでの上限所要時間以内(3分間以内)にポイントAを通過したか否かを判断する。そして、その判断結果に応じて送信するメールの内容を判定する。
なお、リーダ300から送信された情報が、各ポイントを通過した旨の情報か、各ポイントへ到着した旨の情報かの判断は、前記した個人情報DB210内の経路情報の目的地の情報を参照して行うものとする。つまり、リーダ300から受信した情報がポイントDの識別情報を含んでいて、経路情報の目的地の欄に「ポイントD」の記述があったとき、メール送信判定部122は、そのリーダ300の保持者(子ども)が目的地に到着したものと判断する。
ちなみに、この個人別上限所要時間DB211の情報は、前記した上限所要時間算出部113が、前記したポイント別上限所要時間DB230から、通過点(経路)それぞれの区間の上限所要時間を読み出して作成するものとする。また、この個人別上限所要時間DB211の情報は、個人情報DB210の一部として組み込むようにしてもよい。
また、本システムにおいて、出発地あるいは目的地の近傍にICタグ500が設置されている場合には、この個人別上限所要時間DB211の出発地から最寄りポイントまでの上限所要時間(あるいは目的地から、この目的地の最寄りポイントまでの上限所要時間)は、含めないようにしてもよい。
ちなみに、出発点から最寄りのポイントまで、あるいは目的地から最寄りポイントまでの上限所要時間は、上限所要時間算出部113が各ポイントの位置がマッピングされた地図情報(記憶部等に格納)に基づき距離を計測し、算出するものとする。また、天候毎の子どもの移動速度(歩く速さ)は、子どもの年齢等を考慮し、既存の統計データ等を参照して算出する。
(稼動停止DB)
稼動停止DB250は、メール送信判定部122がメール送信判定の対象としないリーダ300のIDおよびそのリーダ300のメール送信判定を行わない期間を示した情報である。
例えば、図4に例示される稼動停止DB250は、リーダID「R1」は、「2004/11/10−2004/11/11」の間、メール送信判定をしないことを示している。
つまり、メール送信判定部122は、この稼動停止DB250の情報を参照して、このリーダ300が現在停止期間中であると判断した場合、リーダID「R1」のリーダ300から情報が送信されてきてもメール送信判定を行わない。
また、記憶部内のポイント(ICタグ500)の設置位置が示された地図情報は、初期登録処理部110が、端末装置600から個人情報DB210、個人別上限所要時間DBおよびポイントDBの情報を登録する際に用いられる。この地図情報は、各ポイント(ICタグ500)がどの学区に属するかを示す情報を格納するようにしてもよい。
これらの情報は、本実施の形態では、管理サーバ100の記憶部に格納されるものとして説明するが、外部の記憶装置(ハードディスク等)に格納するようにしてもよい。
(登録手順)
次に、図1から図4を参照しつつ、図5および図6を用いて、管理サーバ100による各データベースの作成・登録手順を説明する。図5(a)〜(c)は、図1の管理サーバの登録手順を示したフローチャートである。図6は、図3の初期登録処理部が表示する画面例である。
図3の個人情報登録部111は、端末装置600のWebブラウザ等に「初期登録」画面を表示する(図5(a)のステップS201)。つまり、個人情報登録部111は端末装置600のWebブラウザに個人情報の入力を受け付ける画面を送信する(図6の符号601参照)。子どもの保護者は端末装置600の表示部のWebブラウザ情報上に表示された前記画面を見ながら、マウスやキーボード等の入力部を用いて、個人情報(保護者氏名、子ども氏名、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、リーダID等)の入力を行い、入力を完了すると端末装置600から管理サーバ100へ個人情報を送信する。
個人情報登録部111は、端末装置600から個人情報をネットワーク700経由で受信し、受信した個人情報を確認する(ステップS202)。つまり、端末装置600からの入力情報に漏れ等があるか否かを確認する。ここで、受信情報に漏れがなかった場合、つまり受信情報に問題がなかった場合(ステップS203のYes)、この情報をいったんメモリ等に記憶して、ステップS204の経路登録処理に移る。このときの経路登録処理の詳細は、後記する。
一方、端末装置600からの受信情報に漏れ等があった場合、つまり受信情報に問題があった場合(ステップS203のNo)、端末装置600に再度入力を促す画面やメッセージ等を送信して、ステップS202へ戻る。
経路登録部112による経路登録処理が終了したあと、経路登録部112は、端末装置600から送信された情報をメモリから読み出し、ポイントDB220(図4参照)に「リーダID」を天候毎に登録する(ステップS205)。
次に、初期情報登録部110は、個人情報DB210に「初期登録」情報を登録する(ステップS206)。すなわち、ステップS202でメモリに記憶した個人情報を読み出し、個人情報DB210に登録する。また、経路登録部112がメモリに記憶した経路情報を読み出し、個人情報DB210に登録する。
そして、初期登録処理部110は、端末装置600側のWebブラウザに「初期情報登録完了メッセージ」を表示(送信)して(ステップS207)、登録処理を終了する。
次に、図5(b)を用いて、前記したステップS204の経路登録処理(経路情報登録処理)について説明する。
経路登録部112は、端末装置600のWebブラウザに「経路情報」画面を表示する(ステップS301)。つまり、端末装置600のWebブラウザに経路情報の入力を受け付ける画面を送信する。ここで経路登録部112が送信する画面は、子どもの通学経路を含む学区の入力を受け付ける領域(図6の領域603)および目的地の入力を受け付ける領域(領域604)を含む。そして、保護者等が、前記した画面を端末装置600の表示部で見ながらキーボードやマウスで学区および目的地の入力を行う。そしてこの入力が完了し、登録ボタン(符号608)をクリックすると、これを受けて端末装置600は管理サーバ100へ前記した入力情報を送信する。
経路登録部112は、端末装置600から「エリア」(例えば、1学区)と「目的地」(例えば、さくら小学校)の情報を受信すると、受信情報の確認をする(ステップS302)。つまり、端末装置600からの入力情報に漏れがあるか否か等を確認する。ここで、受信情報に漏れがなかった場合、つまり受信情報に問題がなかった場合(ステップS303のYes)、この情報をいったんメモリに記憶して、ステップS304へ進む。
一方、受信情報に漏れがあった場合、つまり受信情報に問題があった場合(ステップS303のNo)、経路登録部112は、端末装置600に再度入力を促す画面等を送信した後、ステップS302へ戻る。
ステップS304では、経路登録部112が、ステップS301で入力された学区、目的地およびステップS201で入力した住所(自宅住所)をメモリから読み出し、これをキーとして、管理サーバ100の記憶部からICタグ500の読み取り場所(ポイント)を選択させる地図情報を検索し、端末装置600へ送信する。
つまり、経路登録部112が、端末装置600から目的地および住所の入力を受けると、これをキーとして記憶部からこの目的地および住所を含む地図情報を検索し、端末装置600のWebブラウザに送信する。このとき送信する地図情報には、ICタグ500の設置場所のほかに、目的地や自宅の位置を表示したものである。例えば、図6の領域605に示すように、自宅、目的地(さくら小学校)およびポイントA〜Cの位置を表示する。そして、この保護者等が端末装置600の表示部に表示された地図情報(画面)を見ながら、子どもが通過したことをチェックするポイント、つまりICタグ500の読み取り場所の選択入力をする。ここでの入力は、例えば端末装置600のマウス等で画面上のポイントを選択し、クリックして行う。
そして、経路登録部112は、図6の領域605の画面上で選択された経路(ポイント)を、領域606に表示した画面を端末装置600へ送信する。ここでは、経路1として、出発地は「自宅」であり、通過点は「ポイントA」と「ポイントB」とであり、目的地は「さくら小学校」が選択されていることを示している。このような表示をすることで、保護者等は自分が選択した経路(通過ポイント)の確認をしやすくなる。なお、ここで登録する経路は、複数であってもよい。
また、保護者等が領域605の各ポイントを選択するとき、経路情報の各ポイントは、どの天気のときにチェックするかを入力させる画面を送信する。このときの画面は、例えば端末装置600から領域605上のポイント部分にマウスカーソルを移動させると、そのポイントは、どの天気のときにチェックするかを入力させるチェックボックスをポップアップ表示させる(吹き出し607)。そして、端末装置600は、各ポイントは、どの天気のときにチェックするかの選択入力を受け付ける。
例えば、図6の吹き出し607において、管理サーバ100は、ポイントBについて「晴」および「曇」のときにチェックする(通過したことのチェックを行う)ことを示している。そして、これらの情報の入力を完了し、登録ボタン(領域609)をクリックすると、端末装置600は入力情報を管理サーバ100へ送信する。
経路登録部112は、端末装置600からの選択情報を受信し、受信情報を確認する(ステップS305)。そして、受信情報に問題がなければ(ステップS306のYes)、入力された各ポイントにおいてどの天気のときに通過のチェックを行うかを示した情報(例えば、図6の吹き出し607のようにポイントBについては「晴」と「曇」のときに通過のチェックを行うという情報)をいったんメモリに記憶する。そして、ステップS307へ進み、上限所要時間算出部113は、上限所要時間算出処理を行う。
次に、図5(c)を用いて、前記したステップS307の上限所要時間算出処理について説明する。
上限所要時間算出部113は、ステップS201およびステップS301で入力された出発地点(例えば、自宅や学校)の情報から、ポイントDB220に登録されている最寄りのポイントまでの距離を算出する(図5(c)のステップS401)。
例えば、ステップS301で出発地点を自宅と入力し、ステップS304でポイントAおよびポイントBを通過すると入力した場合、上限所要時間算出部113が、記憶部の地図情報を参照して、自宅からの最寄りのポイント(ポイントA)を特定する。そして、自宅から最寄りのポイント(ポイントA)までの距離を算出する。
上限所要時間算出部113は、ステップS401で算出した距離を基に、自宅から最寄りポイントまでの上限所要時間を算出する。なお、このときの上限所要時間は天候を考慮したものとする。つまり、自宅から最寄りポイントまでの距離を基に天候毎の所要時間を算出する(ステップS402)。
次に、上限所要時間算出部113は、ポイント別上限所要時間DB230を参照して(ステップS403)、ステップS301で入力された経路(ポイント間)の上限所要時間を算出する。そして、この上限所要時間にステップS402で算出した上限所要時間の情報を加えて、個人別上限所要時間DB211を作成し(ステップS404)、これをデータベース部200に格納する。
なお、自宅にICタグ500が設置されている場合には、前記した出発地点から最寄りのポイントまでの上限所要時間の算出を行う必要はない。
次に、図1から図6を参照しつつ、図7を用いて、管理サーバ100のメール送信処理について説明する。図7は、図1の管理サーバのメール送信処理手順を示すフローチャートである。
なお、保護者が個人情報DB210に複数の経路の登録をしているときには、端末装置600から事前にどの経路を選択するかを管理サーバ100へ設定しておくものとする。つまり、個人情報DB210の経路情報のうち、利用する経路情報に所定のフラグが立てられているものとする。この経路選択は、PC等の端末装置600Aから送信するようにしてもよいし、携帯電話機等の端末装置600Bから送信するようにしてもよい。
まず、管理サーバ100の受付処理部121は、端末装置600Aから子どもが出発した旨の情報を受信したとき(ステップS701)、この情報をメール送信判定部122に受け渡す。メール送信判定部122は、この情報に含まれるリーダ300のIDと、稼動停止DB250とを参照して(ステップS702)、このリーダ300からの情報に基づく処理を行うか否かを判定する。例えば、稼動停止DB250にこのリーダ300が稼動停止期間中である旨の情報が記載されていたときは、その後の処理を行わない。一方、稼動停止DB250にこのリーダ300が稼動停止期間中である旨の記載がないときは、ステップS703へ進む。
ステップS703では、メール送信判定部122が、天候状況、子どもの経路および経路の上限所要時間を確認する。具体的には、ステップS701で受信した情報に含まれるリーダ300のIDおよび天候処理部140から出力された天候情報に基づき、ポイントDB220から当日通過のチェックを行うポイントを特定する。
例えば、リーダ300のIDが「R1」で、天候が「晴」のとき、図4に例示されるポイントDB220を参照して当日通過のチェックを行うのは「ポイントA」と「ポイントD」とであることを特定する。次に、個人別上限所要時間DB211から、この子どもの通過ポイント間の移動の上限所要時間を読み出す。例えば、図4に例示される個人別上限所要時間DB211の「晴」の上限所要時間のうち、自宅からポイントAまでの上限所要時間(3分)と、ポイントAからポイントDまでの上限所要時間(3分+2分+5分=10分)と、ポイントDから学校までの上限所要時間(3分)とを読み出し、これをいったんメモリに記憶しておく。
そして、メール送信判定部122は、端末装置600Aから子どもが出発した旨の情報を受信した日時から、上限所要時間以内(3分以内)にこのリーダ300からの情報を受信しなかったとき(ステップS704のNo)、ステップS720へ進み、メール送信部123に登録メールアドレス宛の「警告メール」を送信する。つまり、メール送信部123は、個人情報DB310に登録されたリーダ300(リーダID「R1」)の保持者(子ども)の保護者のメールアドレス宛に警告メールを送信する。
一方、メール送信判定部122は、端末装置600Aから子どもが出発した旨の情報を受信した日時から、上限所要時間以内にこのリーダ300からの情報を受信したとき(ステップS704のYes)、ステップS705へ進む。
ステップS705では、メール送信判定部122は、リーダ300から受信した情報に含まれるICタグ500のID(ポイントの識別情報)と、個人情報DB210におけるこの子どもの属する学区(エリア)に関する情報と、各ポイントが属する学区の情報とを参照して、ステップS701で受信した情報が個人情報DB210に登録されたエリア内(学区内)からのものか、エリア外(学区外)からのものかを判断する。そして、ステップS701で受信した情報が個人情報DB210に登録されたエリア外のものであるときには、ステップS720へ進み、メール送信部123に警告メールを送信させる。一方、登録されたエリア内からのものであるときには、ステップS706へ進む。
ステップS706では、メール送信判定部122が、リーダ300から受信した情報に含まれるICタグ500のIDと、個人情報DB210におけるこの子どもの経路情報とを参照して、ステップS701で受信した情報が個人情報DB210に登録された経路内(経路内のポイント)からのものか、登録された経路(ポイント)以外からのものかを判断する。そして、ステップS701で受信した情報が個人情報DB210に登録された経路以外からのものであるときには、ステップS707へ進み、登録された経路内からのものであるときには、ステップS708へ進む。
ステップS707では、メール送信判定部122は、メール送信部123に登録メールアドレス宛の「寄り道メール」を送信させる。つまり、メール送信部123は、リーダIDおよび個人情報DB310に登録された子どもの保護者のメールアドレス宛に、例えば「寄り道中!現在○○地点」等の子どもの寄り道を通知するメールを送信する。
なお、このメールにおける子どもの現在地点の情報は、例えば、リーダ300から送信されたICタグ500のID、記憶部に格納されたポイントDB220、地図情報等を参照して特定する。
ステップS708では、メール送信判定部122が、リーダ300から受信した情報に含まれるICタグ500のIDと、個人情報DB210におけるこの子どもの経路情報とを参照して、ステップS701で受信した情報が、子どものポイント通過を知らせるものか、目的地への到着を知らせるものかを判断する。
つまり、リーダ300から送信されたICタグ500のIDが、個人情報DB210において、目的地として登録されているポイントのICタグ500のIDであれば、目的地への到着と判断し、通過点として登録されているポイントのICタグ500のIDであればポイント通過と判断する。ここで、メール送信判定部122が、ステップS701で受信した情報が、子どもが目的地に到着したことを知らせるものと判断したとき、ステップS709へ進み、メール送信部123に保護者のメールアドレス宛の「到着メール」を送信させる。このときの到着メールは、例えば「○○地点に到着しました」といった内容のメールである。このときの到着地点も、前記した地図情報を参照して特定する。
一方、メール送信判定部122がステップS701で受信した情報は、子どものポイント通過を知らせるものと判断したとき、ステップS710へ進み、メール送信部123に登録メールアドレス宛の「通過メール」を送信させる。このときの通過メールは、例えば「○○地点を通過しました」といった内容のメールである。そして、ステップS701に戻り、次にリーダ300から情報が送信されるのを待つ。
管理サーバ100は、以上のような処理手順により、子ども(リーダ300の保持者)が通学路内の所定のポイントを通過したことや、子どもが通学路を外れて寄り道したことをリアルタイムに保護者に通知するので、子どもが登下校する間の保護者の不安感を軽減することができる。
《その他の実施の形態》
前記した実施の形態の位置情報管理システムは、位置情報の管理対象者である子どもにリーダ300を携帯させ、ICタグ500は固定位置(子どもの通学経路上の通過ポイント等)に設置する場合を例に説明したが、子どもにICタグ500を携帯させ、リーダ300は固定位置に設置するようにしてもよい。図9は、本実施の形態の位置情報管理システムを説明する図である。
つまり、図9に示すように、経路上の各ポイントに設置されたリーダ300は、子どもが携帯するICタグ500のID(ID:xxx)を読み取り、これをネットワーク400経由で管理サーバ100へ送信する。つまり、各ポイントに設置されたリーダ300は、どの子どもが通過したかを管理サーバ100へ送信する。そして、管理サーバ100は、受信した各リーダ300のID(あるいはポイントの識別情報)と、各子どもに割り当てられたICタグ500のIDとに基づき各子どもの位置を確認する。
このとき、処理部101(図3参照)は、本実施の形態では子どもが携帯するICタグ500のID毎の登録および各種処理を行うようにする。
また、個人情報DB210(図4参照)の個人情報のリーダ300のIDの欄には、ICタグ500のIDが格納される。つまり、個人情報DB210の個人情報および経路情報は、ICタグ500のID毎の情報として格納される。個人別上限所要時間DB211は、各ICタグ500毎の情報となる。また、ポイントDB220にはリーダ300のIDのかわりに、子どもが携帯するICタグ500のIDが格納され、ポイント毎にリーダ300のIDが格納されることになる。さらに、稼動停止DB250も、ICタグ500のID毎の情報が格納されることになる。
このようにすることでも、管理サーバ100は管理対象者の位置情報を管理することができる。
また、前記した実施の形態では、管理対象者は主として子どもの場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。
例えば、管理サーバ100は、ネットワーク700経由で外部の災害関連システムと連携可能なようにして、災害発生時に、家族が現在どの避難地に居るかを確認するために用いてもよい。
例えば、管理サーバ100は、ネットワーク700経由で外部の災害関連システムから災害情報を受信し、災害時の避難場所の情報(地図情報)等を記憶部に格納しておく。そして、各避難場所(ポイント)ごとに、この避難場所に設置されるICタグ500のIDを示す情報(災害時用のポイントDB220)を作成し、データベース部200に格納しておく。そして、各リーダ300から送信された情報の処理を行うときは、災害時用のポイントDB200を参照するようにする。つまり、リーダ300から避難場所Aに設置されるICタグ500のIDを受信したとき、このリーダ300の保持者が無事に避難場所Aに到着した旨のメールを登録されたメールアドレス宛に送信するようにする。
なお、災害時の避難場所の情報や、災害時用のポイントDB220は外部の災害関連システムに格納し、管理サーバ100はネットワーク700経由で災害関連システムのデータを参照し、メールの送信処理を行うようにしてもよい。
このようにすることで、家族がどの避難場所に到着したかを知ることができる。つまり、管理サーバ100は、災害時における避難者の位置情報を提供することができる。
なお、管理サーバ100は、通常は前記したような子どもの通学時の位置情報を管理するようにして、災害発生時には、外部の災害関連システムにある避難場所の位置情報およびその避難場所に設置されるICタグ500のIDの情報を取得し、避難者情報(避難者の位置情報、個人情報等)を提供するようにしてもよい。つまり、管理サーバ100は、災害発生時には、参照するポイントDB220を前記した災害時用のポイントDB220に切替えるようにしてもよい。また、この場合も家族等がICタグ500を保持し、リーダ300は避難場所に設置するようにしてもよい。さらに、管理サーバ100は、通学や災害時以外の外部システムと連携するようにするようにしてもよい。
また、徘徊する可能性のある老人等にリーダ300やICタグ500を携帯させ、管理サーバ100は、老人の位置情報を管理するようにしてもよい。
その他についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で応用可能である。
なお、本実施の形態に係る管理サーバ100は、前記したような処理を実行させる位置情報管理用プログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記憶媒体(CD−ROM)に記憶して提供することが可能である。また、そのプログラムを、ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明の実施の形態の位置情報管理システムの概要を説明した図である。 図1の位置情報管理システムの利用方法を説明した図である。 図1の位置情報管理システムを機能展開して説明したブロック図である。 図3のデータベース部に格納される各データベースを例示した図である。 図1の管理サーバの登録手順を示したフローチャートである。 図3の初期登録処理部が表示する画面例である。 図1の管理サーバのメール送信処理手順を示すフローチャートである。 (a)は図1の端末装置に送信されるメールを例示した図である。(b)は図3のリーダを備える携帯電話機を例示した図である。 本実施の形態の位置情報管理システムを説明する図である。
符号の説明
100 管理サーバ(位置情報管理装置)
101 処理部
110 初期登録処理部
111 個人情報登録部
112 経路登録部
113 上限所要時間算出部
120 通信処理部
121 受付処理部
122 メール送信判定部(判定部)
123 メール送信部
130 稼動停止処理部
131 稼動停止受付部
132 メール送信解除部
140 天候処理部
200 データベース部(記憶部)
211 個人別条件所要時間データベース(所要時間データベース)
230 ポイント別上限所要時間データベース(所要時間データベース)
300 リーダ(記憶媒体読み取り装置)
310 ICタグ読み取り処理部
320 通信処理部
400,700 ネットワーク
500 ICタグ(記憶媒体)
510 記憶部
600(600A,600B) 端末装置

Claims (7)

  1. 管理対象者の位置情報を管理する位置情報管理装置であって、
    前記管理対象者が出発地から目的地までの間で通過するポイントの識別情報を示す経路情報を格納するとともに、前記各ポイント間の移動の所要時間を示す所要時間データベースを格納する記憶部と、
    ネットワーク経由で、前記管理対象者が通過したポイントに設置された記憶媒体における前記ポイントの識別情報を無線で受信する受付処理部と、
    前記受信したポイントの識別情報およびその受信日時と、前記経路情報および前記所要時間データベースとを参照して、前記管理対象者が前記経路情報に示されたポイントを前記所要時間以内に通過したか否かを判定する判定部と、
    を備え
    前記記憶部には、前記所要時間データベースおよび前記管理対象者の属するエリア内のポイントの識別情報を示す個人情報データベースが格納されており、
    前記判定部は、前記受信したポイントの識別情報およびその受信日時と、前記経路情報および前記所要時間データベースとを参照して、前記管理対象者が前記経路情報に示されたポイントを前記所要時間以内に通過したか否かを判定し、前記所要時間以内に通過していないとき、前記個人情報データベースを参照して、前記管理対象者が前記エリア内にいるか否かを判定することを特徴とする位置情報管理装置。
  2. 前記位置情報管理装置は、
    前記判定部が、前記管理対象者が前記経路情報に示されたポイントを前記所要時間以内に通過しなかったと判定したとき、および、前記管理対象者が前記エリア内にいないと判定したとき、前記記憶部に登録されたメールアドレス宛にメールを送信するメール送信部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の位置情報管理装置。
  3. 前記位置情報管理装置は、
    前記ネットワーク経由で、天候情報を取得する天候処理部をさらに備え、
    前記所要時間データベースは、天候毎の前記各ポイント間の移動の所要時間を格納し、
    前記判定部は、
    前記取得した天候情報に基づき、前記所要時間データベースから、前記天候における所要時間を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の位置情報管理装置。
  4. 前記位置情報管理装置は、
    ネットワーク経由で受信した前記経路情報を、前記記憶部に登録する経路登録部をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の位置情報管理装置。
  5. 前記受付処理部が受信する識別情報は、無線式の記憶媒体読み取り装置から送信された識別情報であることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の位置情報管理装置。
  6. 管理対象者の位置情報を管理する位置情報管理システムであって、
    請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の位置情報管理装置と、
    管理対象地域の各ポイントに設置された記憶媒体と、
    前記管理対象者に携帯され、前記記憶媒体に記憶されたポイントの識別情報を無線で読み取り、前記読み取ったポイントの識別情報を前記位置情報管理装置へ送信する無線式の記憶媒体読み取り装置と、
    を備えることを特徴とする位置情報管理システム。
  7. ネットワーク経由で、災害関連システムと連携可能なよう構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の位置情報管理装置。
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