JP2000020874A - 誘導装置 - Google Patents

誘導装置

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JP2000020874A
JP2000020874A JP10192122A JP19212298A JP2000020874A JP 2000020874 A JP2000020874 A JP 2000020874A JP 10192122 A JP10192122 A JP 10192122A JP 19212298 A JP19212298 A JP 19212298A JP 2000020874 A JP2000020874 A JP 2000020874A
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Akinori Shibuya
昭範 渋谷
Tokio Taga
登喜雄 多賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚障害者および高齢者等の交通弱者に対
し、点字ブロックなどの情報報知装置の認知性を高める
と共に、移動の目的地へのルート誘導、交通信号との連
係動作による安全性の高い歩行支援を実現する。 【解決手段】 それぞれ位置情報を無線信号として送信
する複数の電子マーカを道路に沿って設置し、この受信
された位置情報とあらかじめ記憶されている位置情報と
を照合し、その照合結果を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視覚障害者および
高齢者等の交通弱者に対し、移動の目的地への経路誘導
を行うとともに、交通信号と連係動作するなどして歩行
者の安全性を確保あるいは危険箇所や現在位置の属性情
報などをリアルタイムに歩行者等に伝達する交通弱者誘
導装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の交通弱者誘導装置の例を図27な
いし図33を参照して説明する。図27は線状ブロック
を示す図である。図28は点状ブロックを示す図であ
る。図29は線状ブロックおよび点状ブロックを路上に
設置した例を示す図である。図30は人と点状ブロック
との関係を示す図である。図31は音声を用いた位置情
報報知装置を示す図である。図32は聴覚的に交通信号
状況を報知する例を示す図である。図33は特開平8−
190688号公報に開示されている誘導装置を説明す
るための図である。
【0003】従来の交通弱者誘導装置としては、例え
ば、図27ないし図30に示すように、視覚障害者およ
び高齢者等の交通弱者のために歩道に沿って設置される
線状ブロック、点字ブロックがある。図30に示すよう
に、人はブロックと路面との形状の差異を感じ取り、適
当な方向に誘導される。
【0004】また、図31に示すように、スピーカによ
る音声での位置情報報知装置204がある。これは、人
の接近をセンサ201が感じ取り、スピーカ203から
音声情報を流すものである。センサ201は赤外線セン
サであれば、あらゆる人に対して感応するが、センサ2
01を受信機とし、特殊な無線信号の送信機を内蔵した
杖202を用いることにより、視覚障害者が接近した場
合にのみ音声情報を流すようにすることもできる。
【0005】また、図32に示すような道路の横断歩道
303において、視覚障害者および高齢者等の交通弱者
のため、横断時の交通信号状況を信号機302による光
という視覚的手段以外に、音という聴覚的手段、具体的
にはメロディーをスピーカ301により流すことにより
報知している装置がある。
【0006】一方、従来の誘導装置として、「歩行者案
内装置」が特開平8−190688号公報に開示されて
いる。この公報技術によれば、図33に示すように、地
上側には設置位置情報と主要な場所への案内情報等を発
出する装置406を内蔵し、外部からの特定の電波に反
応してその内部情報を送信する機能を有する電波反応装
置402と、歩行者側には前記電波反応装置402から
の情報を受信する情報読取部403と、受信した情報か
ら適切な誘導案内情報を生成する案内情報生成部401
と、その情報を伝達する案内情報伝達部405により構
成された装置がある。本装置によれば、歩行者は音声等
により自己の目的地まで誘導され、またその途中で適切
な誘導案内情報を生成して歩行者に伝達することができ
る。また、電波反応装置402を交通信号機または地上
側に設置するその他の公共施設に必要に応じて設置し
て、前記装置の内蔵する情報を内蔵情報変更装置により
必要により変更し、接近してくる歩行者に前記情報を伝
達することを可能とするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、図27ないし図30に示すブロックで認識できる情
報は2〜3種類に限られており、現在位置の属性(階段
や危険箇所の存在など)や進行方向の道路状況などの多
様な環境情報を通知することが困難である。また、駅の
プラットフォームなどに設置された例もよく見掛ける
が、認知性が悪く、線路に転落する視覚障害者が後を絶
たないという欠点がある。
【0008】図31に示したスピーカによる音声位置情
報報知装置は、上記欠点を補う目的から、視覚障害者等
の交通弱者のための公衆設備として設置されている。し
かしながら、スピーカの音が周辺住民あるいは視覚障害
者以外の人間にとっては騒音となる場合があり、音量を
下げたり、音声報知を取り止めたりするケースがあり、
あらゆる場所にこの種の報知装置を設置することが困難
であった。また、このスピーカ情報報知装置が情報を報
知することにより、誘導される人が交通弱者であること
を周りの人に知らせる結果となり、交通弱者にとってそ
れが精神的ストレスとなる欠点をも有している。
【0009】また、図32に示した横断歩道でのメロデ
ィーによる信号情報の報知装置では、周辺住民への騒音
被害の配慮から、音量を下げたり、音声報知を取り止め
たりするケースが後を絶たず、実質的に交通弱者へのバ
リアフリーな環境が整備されなくなるという欠点があっ
た。また、交通弱者が道路を横断しきらないうちに交通
信号が赤に変わるなど、交通弱者に配慮した交通信号の
制御等もなされておらず、交通弱者にとって横断歩道が
極めて危険な場所となる欠点がある。
【0010】一方、図33に示した「歩行者案内装置」
においては、電波反応装置は杖の先端部に装着された情
報読取部から送信した電波に反応して、その電波の受信
レベルを越えない微弱な放射電力でしか内蔵情報を報知
できないため、情報読取部を電波反応装置の極めて近傍
(10cm以下)に近付けたとき、すなわち杖の先端を
電波反応装置に近接させた場合しか位置情報を得ること
ができず、電波反応装置の設置形状や設置場所の往来の
程度によっては情報読取部で電波反応装置を見つけるこ
とが極めて困難になるという欠点を有している。
【0011】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、視覚障害者および高齢者等の交通弱者に対
し、点字ブロックなどの情報報知装置の認知性を高める
と共に、移動の目的地へのルート誘導、交通信号との連
係動作による安全性の高い歩行支援を実現し、自己の現
在位置情報やその属性情報および危険箇所などの注意喚
起情報などを音声、画面表示、振動並びにそれらの組み
合わせ手段によってリアルタイムかつ分かりやすく歩行
者に伝達し、しかも情報通知が騒音や交通弱者の精神的
ストレスとならないような誘導装置を提供し、交通弱者
にとって真に有用な歩行者誘導システムを実現するとこ
ろにある。
【0012】すなわち、本発明は、歩行者が電子マーカ
の位置情報信号受信に失敗することがない誘導装置を提
供することを目的とする。本発明は、点字ブロックの意
味を理解することを容易にすることができる誘導装置を
提供することを目的とする。本発明は、道路形状情報な
どを歩行者に伝達することができる誘導装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、歩行者の感覚にマッチし
た経路誘導を実現することができる誘導装置を提供する
ことを目的とする。本発明は、視覚障害者に対する極め
て有効な歩行支援システムを実現することができる誘導
装置を提供することを目的とする。本発明は、誘導すべ
き歩行者のみに必要な情報を伝達することができる誘導
装置を提供することを目的とする。本発明は、誘導され
た者の精神的なストレスを軽減させることができる誘導
装置を提供することを目的とする。本発明は、道路シス
テム全体で歩行者支援を行う高度な道路交通システムを
実現することができる誘導装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は誘導装置であっ
て、本発明の特徴とするところは、それぞれ位置情報を
無線信号として送信する複数の電子マーカが道路に沿っ
て設置され、あらかじめ移動予定経路情報が入力される
経路記憶手段と、この無線信号を受信し受信された位置
情報と前記経路記憶手段に記憶された位置情報とを照合
する手段と、その照合結果を表示する手段とを含む移動
局装置を備えたところにある。
【0014】これにより、本発明の誘導装置の利用者
は、電子マーカの設置点毎に、今後進むべき方向を知る
ことができるため、利用者を所望の目的地に適切に誘導
することができる。
【0015】前記経路記憶手段には、位置情報を含む多
数の地図情報が記憶されることが望ましい。このとき、
前記地図情報を通信網を介して取得する手段を前記移動
局装置に備える構成とすることもできる。
【0016】あるいは、それぞれ位置情報を無線信号と
して送信する複数の電子マーカが道路に沿って設置さ
れ、この無線信号を受信し受信された位置情報を通信網
を介して送信する手段を含む移動局装置を備え、あらか
じめ移動予定経路情報が入力される記憶手段と、前記通
信網から前記移動局装置が送信する位置情報を受信する
手段と、この受信する手段に受信された位置情報と前記
経路記憶手段に記憶された位置情報とを照合する手段
と、その照合結果を前記通信網を介して前記移動局装置
に送信する手段とを含むセンタ装置を備え、前記移動局
装置はこのセンタ装置から前記通信網を介して送信され
た照合結果を表示する手段を備えた構成とすることもで
きる。
【0017】前記電子マーカは、自律的に位置識別符号
を送信する手段を含む構成とすることができる。このと
き、前記自律的に位置識別符号を送信する手段は、ラン
ダムなタイミングにより送信する手段を含む構成とし、
近接して設けられた電子マーカ相互間の位置識別符号の
衝突確率を低減させることができる。あるいは、自己に
あらかじめ割当られたタイミングにより送信する手段を
含む構成とし、近接して設けられた電子マーカ相互間で
相関が低くなるようにあらかじめ送信パターンを設定し
近接して設けられた電子マーカ相互間の位置識別符号の
衝突確率を低減させることができる。
【0018】前記移動局装置は、前記電子マーカに応答
要求信号を無線信号として送信する手段を含み、前記電
子マーカは、当該応答要求信号を受信する手段と、この
受信する手段により受信された当該応答要求信号にした
がって前記位置識別符号を送信する手段とを含む構成と
することもできる。これにより、入退場者のない時間帯
には不要な電波の送信を停止することができるので、バ
ッテリーセービングを行うことができる。
【0019】前記移動局装置が杖に装備された構成とす
ることもできる。このとき、前記杖に二つの受信する手
段が装備され、第一の受信する手段の受信範囲は第二の
受信する手段の受信範囲より狭く設定されることが望ま
しい。すなわち、杖に対してスカート状に最大放射方向
を有する第二のアンテナが電子マーカからの電波を受信
した時点では、杖を持つ人は電子マーカの少し手前にい
る。続いて、杖の先端方向に最大放射方向を有する第一
のアンテナが電子マーカからの電波を受信した時点で
は、杖を持つ人はほぼ電子マーカの真上にいる。このよ
うにして、電子マーカと人との位置関係を把握すること
ができるため、その位置関係に応じた誘導を行うことが
できる。例えば、人が電子マーカの手前に来た時点で、
その電子マーカにおける誘導情報を用意しておき、人が
実際に電子マーカのほぼ真上に来た時点で速やかに用意
した誘導情報を流すことにより、人は誤差のない誘導情
報を受けることができる。
【0020】前記移動局装置は車椅子に装備された構成
とすることもできる。このとき、前記車椅子には複数の
指向性の異なる受信する手段が装備されることが望まし
い。すなわち、例えば、指向性の異なる複数のアンテナ
を車椅子の前後に設けることにより、車椅子の前部が電
子マーカの上を通過する時点と、車椅子の後部が電子マ
ーカの上を通過する時点とを把握し、その位置関係に応
じた誘導を行うことができる。アンテナの数を増やすこ
とにより、車椅子と電子マーカとの位置関係をさらに広
い範囲で把握することができるため、この位置関係に適
した誘導を行うことができる。
【0021】前記位置情報には、その地点の地形的特徴
を表す属性情報を含むこともできる。これにより、その
地点が交差点であるか、階段であるかといった詳細な情
報も被誘導者に通知することができる。また、前記位置
情報には、電子マーカの存在を通知する注意喚起情報を
含む。これにより、被誘導者が電子マーカの存在に気付
かずに通り過ぎてしまうといった事態を回避することが
できる。
【0022】前記電子マーカは歩道(横断歩道を含む)
に設置され、前記位置情報にはその近傍の交通信号機の
表示状態を表す属性情報を含むことが望ましい。
【0023】さらに、前記電子マーカは、前記交通信号
機に対して前記移動局装置が近傍にあることを通知する
手段を含む構成とすることもできる。この場合には、交
通信号機の表示を制御することにより被誘導者を安全に
誘導することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1、図2、
図3、図4、図5、図6、図9、図12、図15、図1
6、図17、図22、図23、図25、図26を参照し
て説明する。図1は道路に沿って配置された電子マーカ
を示す図である。図2、図4、図23、図25は電子マ
ーカの要部ブロック構成図である。図3、図5、図1
5、図16は携帯端末の要部ブロック構成図である。図
6は杖に設置された携帯端末を示す図である。図9およ
び図12は車椅子に設置された携帯端末を示す図であ
る。図17は地図情報サーバを示す図である。図22は
交通信号機に設置された電子マーカを示す図である。図
26は経路誘導サーバの要部ブロック構成図である。
【0025】本発明は誘導装置であって、本発明の特徴
とするところは、図1に示すように、それぞれ位置情報
を無線信号として送信する図2に示す複数の電子マーカ
3が道路に沿って設置され、図3に示すように、あらか
じめ移動予定経路情報が入力される経路記憶手段である
経路記憶部7と、この無線信号を受信し受信された位置
情報と経路記憶部7に記憶された位置情報とを照合する
手段である履歴記録部6および方向決定部8と、その照
合結果を表示する手段である通知部9とを含む移動局装
置である携帯端末10を備えたところにある。
【0026】経路記憶部7には、図15に示すように、
位置情報を含む多数の地図情報が地図情報記憶部28に
記憶されているようにしてもよい。また、図16および
図17に示すように、前記地図情報を通信網を介して取
得する手段である無線通信部30および地図情報記憶部
28を移動局装置である携帯端末10に備える構成とす
ることもできる。
【0027】また、図25および図26に示すように、
通信網から携帯端末10が送信する位置情報を受信する
手段である履歴記録部47と、この履歴記録部47に受
信された位置情報と経路記憶部48に記憶された位置情
報とを照合する手段である位置検出部47および方向決
定部49と、その照合結果を前記通信網を介して携帯端
末10に送信するセンタ装置としての経路誘導サーバ4
4を備え、携帯端末10はこの経路誘導サーバ44から
前記通信網を介して送信された照合結果を表示する手段
としての通知部9を備えた構成とすることもできる。
【0028】電子マーカ3は、図2に示すように、送信
部2から自律的に位置識別符号を送信する構成とし、ラ
ンダムなタイミングにより送信したり、自己にあらかじ
め割当られたタイミングにより送信することにより、隣
接する電子マーカ3相互間で無線信号が衝突する確率を
低減させることができる。自己に割当てられたタイミン
グとしては、隣接する電子マーカ3相互間で相関の低い
タイミングとすることがよい。
【0029】また、電子マーカ3は自律的に識別符号を
送信する構成ではなく、図4および図5に示すように、
応答的に識別符号を送信する構成とすることもできる。
すなわち、図5に示す携帯端末10は、電子マーカ3に
応答要求信号を無線信号として送信する手段である送信
部14を含み、電子マーカ3は、当該応答要求信号を受
信する手段である受信部13と、この受信部13により
受信された当該応答要求信号にしたがって前記位置識別
符号を送信する手段としての送信部2とを含む。
【0030】また、図6に示すように、携帯端末10が
杖17に装備され、杖17に二つの受信する手段である
アンテナ11−3および11−4が装備され、アンテナ
11−3の受信範囲はアンテナ11−4の受信範囲より
狭く設定されている。
【0031】また、図9または図12に示すように、携
帯端末10は車椅子23に装備され、車椅子23には複
数の指向性の異なる受信する手段であるアンテナ11−
5、11−6、11−7、11−8が装備される構成と
することもできる。
【0032】前記位置情報には、その地点の地形的特徴
を表す属性情報を含むこともできるし、または、電子マ
ーカの存在を通知する注意喚起情報を含むこともでき
る。
【0033】また、図22に示すように、電子マーカ3
は歩道(横断歩道を含む)に設置され、前記位置情報に
はその近傍の交通信号機(外部機器)42の表示状態を
表す属性情報を含むこともできる。このとき、電子マー
カ3は、図23に示すように、交通信号機(外部機器)
42の制御装置43に対して携帯端末10が近傍にある
ことを通知する手段である外部機器通信部38を含む。
【0034】
【実施例】(第一実施例)図2および図3において、符
号1は位置情報記憶部、符号2は送信部、符号3は電子
マーカ、符号4は受信部、符号5は位置検出部、符号6
は履歴記憶部、符号7は経路記憶部、符号8は方向決定
部、符号9は通知部、符号10は携帯端末、符号11−
1、11−2はアンテナである。
【0035】位置情報記憶部1には電子マーカ3が設置
された場所に対応する緯度、経度、高度などの位置情報
が記憶されており、電子マーカ3は送信部2によりアン
テナ11−1を介して位置情報記憶部1に記憶された位
置情報を一定の送信電力で高周波無線信号として自律的
もしくは応答的に変調および送信する。図1は電子マー
カ3が自律的送信手段を持つ場合のブロック図である。
電子マーカ3より送信された高周波無線信号は、アンテ
ナ11−2を介して受信部4において受信および復号さ
れ、位置検出部5において緯度、経度、高度などの位置
情報を検出して現在位置が特定される。履歴記録部6は
位置検出部5により得られた位置情報の履歴を記録し、
経路記憶部7はあらかじめ指定された移動予定経路を記
憶する。方向決定部8は履歴記録手段6により記録され
た過去の位置情報と位置検出部5によって検出された現
在の位置情報と経路記憶部7に記録された移動予定経路
の情報を利用して次に進むべき方向を決定する。通知部
9は位置検出部5により検出された現在位置情報と方向
決定部8により決定された方向とを携帯端末10をもつ
歩行者に通知する。
【0036】図4および図5は、電子マーカ3が応答的
送信手段を持つ場合のブロック図である。符号12は制
御部、符号13は受信部、符号14は送信部、符号15
および16はアンテナ切替部である。通常、携帯端末1
0のアンテナ切替部15はアンテナ11−1を受信部1
3に接続し、携帯端末10の送信部14より送信される
高周波信号を受信するよう待機し、送信部2から高周波
信号を送信する間のみ送信部2に接続するよう制御部1
2により制御される。
【0037】すなわち、電子マーカ3は、携帯端末10
の送信部14から送信された信号を受信部13で受信す
ると、制御部12の制御にしたがってアンテナ切替部1
5によりアンテナ11−1と送信部2とを接続し、予め
定められた時間内に、位置情報記憶部1に記憶された位
置情報を送信部2により一定の送信電力で高周波無線信
号として変調および送信する。この位置情報を送信後、
制御部12は送信を一旦停止させ、制御部12の制御に
したがってアンテナ切替部15によりアンテナ11−1
と受信部13とを接続し、再び携帯端末10からの送信
信号を受信部13で受信および待機する。携帯端末10
からの送信信号を受信する毎に、同様の手順で位置情報
記憶部1に記憶された位置情報を一定の送信電力で高周
波無線信号として変調および送信する。
【0038】このように動作するので、携帯端末10は
位置情報が必要なときに周囲に設置された電子マーカ3
の位置情報を入手することができ、現在位置を検出でき
る。また、経路記憶部7に予め指定された移動予定経路
が記憶されており、現在位置との照合により、誘導ルー
トのどの地点に歩行者がいるかを判別でき、履歴記録部
6に格納された過去の位置情報を照合して次に進むべき
方向を判別できる。この結果を通知部9によって歩行者
に通知することにより、経路誘導を実現できる。
【0039】(第二実施例)図6および図7は携帯端末
の他の実施例を示す図である。符号3は電子マーカ、符
号4−1および4−2は受信部、符号5は位置検出部、
符号6は履歴記録部、符号7は経路記憶部、符号8は方
向決定部、符号9は通知部、符号10は携帯端末、符号
11−3、11−4はアンテナ、符号17は杖、符号1
8−1、18−2は高周波ケーブルである。杖17は視
覚障害者および高齢者らが利用する杖であり、杖17の
中ほどより先端に近い位置にアンテナ11−3が装着さ
れ、アンテナ11−3の最大放射方向は杖17の先端方
向(地面を指す方向)に向けられた構造を有する。杖1
7の中ほどに装着されるアンテナ11−4は、その最大
放射方向を斜め前方および下方に向けられた円錐状の立
体放射パターンを持つ構造を有する。アンテナ11−
3、11−4にはそれぞれ高周波ケーブル18−1、1
8−2が接続され、高周波ケーブル18−1、18−2
の他方の接栓は受信部4−1、4−2に接続される。受
信部4−1、4−2は、各アンテナ11−3、11−4
に対応する受信レベルを測定および検出すると共に、そ
れぞれの受信部で受信および復号される位置情報を出力
し、位置検出部5に入力される。
【0040】位置検出部5では、受信部4−1で測定し
た受信レベル19−1が予め設定した閾値20を超える
かどうか判定し、閾値20を超えた場合には、受信部4
−1で検出した位置情報に含まれる緯度、経度、高度の
地点に歩行者がいると判定する。また、位置検出部5
は、受信部4−2で測定した受信レベル19−2があら
かじめ設定した閾値21を超えるかどうかを判定し、閾
値21を超えた場合には、受信部4−2で検出した位置
情報に含まれる緯度、経度、高度の地点からあらかじめ
設定した距離22まで歩行者が接近したと判定する。
【0041】図8に受信部4−1、4−2で測定される
受信レベル19−1、19−2の距離特性を示す。横軸
に電子マーカからの離隔距離をとり、縦軸に受信レベル
をとる。また、位置検出部5の判定結果から、方向決定
部8が履歴記録部6、経路記憶部7の情報を利用して歩
行者がマーカの直上に到達するまでの時間予測を行い、
電子マーカ3を通過した後の進むべき方向を事前に決定
することができる。このように動作するから、この2つ
の判定結果を用いることにより、歩行者が電子マーカ3
の設置場所に対してどのような位置関係にあるかをより
詳細に検出および判定することが可能となり、歩行者の
位置検出精度を向上せしめることができると共に、歩行
者が電子マーカの直上に到達する前に誘導経路の事前通
知が可能となるため、経路誘導をより歩行者の感覚に合
わせて実施することができる。
【0042】(第三実施例)図9および図10は携帯端
末の他の実施例を示す図である。符号3は電子マーカ、
符号4−3、4−4は受信部、符号5は位置検出部、符
号6は履歴記録部、符号7は経路記憶部、符号8は方向
決定部、符号9は通知部、符号10は携帯端末、符号1
1−5、11−6はアンテナ、符号18−3、18−4
は高周波ケーブル、符号23は車椅子である。車椅子2
3は身体的障害者および高齢者らが利用する車椅子であ
り、車椅子23の前部にアンテナ11−5が装着され、
アンテナ11−5の最大放射方向が下方(地面を指す方
向)に向く構造を有している。車椅子23の後部にアン
テナ11−6が装着され、アンテナ11−6の最大放射
方向が下方に向く構造を有する。アンテナ11−5、1
1−6にはそれぞれ高周波ケーブル18−3、18−4
が接続され、高周波ケーブル18−3、18−4の他方
の接栓は受信部4−3、4−4に接続される。受信部4
−3、4−4は、各アンテナ11−5、11−6に対応
する受信レベルを測定および検出すると共に、それぞれ
の受信部で受信および復号される位置情報を出力し、位
置検出部5に入力される。位置検出部5では、受信部4
−3で測定した受信レベル19−3があらかじめ設定し
た閾値24を超えるかどうかを判定し、閾値24を超え
た場合には、受信部4−3で検出した位置情報に含まれ
る緯度、経度、高度の地点に車椅子の前部が到達したと
判定する。また、位置検出部5は、受信部4−4で測定
した受信レベル19−4が予め設定した閾値24を超え
るかどうかを判定し、閾値24を超えた場合には、受信
部4−4で検出した位置情報に含まれる緯度、経度、高
度の地点に車椅子の後部が到達したと判定する。
【0043】図11に受信部4−3、4−4で測定され
る受信レベル19−3、19−4の距離特性を示す。横
軸に電子マーカと車椅子前部との離隔距離をとり、縦軸
に受信レベルをとる。方向決定部8は、履歴記録部6、
経路記憶部7の情報を利用して車椅子23の進行方向を
判定すると共に、電子マーカ3を通過した後の進むべき
方向を決定することができる。このように動作するか
ら、この2つの判定結果を用いることにより、車椅子を
利用する歩行者が電子マーカ3の設置場所においてどの
方向を向いているかをより詳細に検出および判定するこ
とが可能となり、車椅子を使用する歩行者の感覚に合わ
せて経路誘導を実施することができる。
【0044】図12は車椅子に装着された携帯端末10
を示す図あるが、図12および図13に更に2つのアン
テナ11−7、11−8と高周波ケーブル18−5、1
8−6と受信部4−5、4−6を追加した構成を示す。
追加したアンテナの最大放射方向はそれぞれ車椅子の斜
め前方および斜め後方に向けた構造を持つ、アンテナ1
1−7、11−8は高周波ケーブル18−5、18−6
を介して受信部4−5、4−6に接続されている。車椅
子が前方に進行中であるとき、受信部4−5で検出され
る受信レベル19−5があらかじめ設定した受信レベル
の閾値25を超えた場合に、受信部4−5で検出した位
置情報に含まれる緯度、経度、高度の地点から予め設定
した距離26まで車椅子が接近したと判定する。
【0045】位置検出部5の判定結果から、方向決定部
8は履歴記録部6、経路記憶部7の情報を利用して車椅
子23が電子マーカ3の直上に到達するまでの時間予測
を行い、電子マーカ3を通過した後の進むべき方向を事
前に決定することができる。逆に車椅子が後方に進行中
であるとき、受信部4−6で検出される受信レベル19
−6があらかじめ設定した受信レベルの閾値25を超え
た場合に、受信部4−6で検出した位置情報に含まれる
緯度、経度、高度の地点から予め設定した距離27まで
車椅子が後退および接近したと判定する。
【0046】位置検出部5の判定結果から、方向決定部
8は履歴記録部6、経路記憶部7の情報を利用して車椅
子23が電子マーカ3の直上に到達するまでの時間予測
を行い、電子マーカ3を通過した後の進むべき方向を事
前に決定することができる。
【0047】図14に受信部4−5、4−6で測定され
る受信レベル19−5、19−6の距離特性を示す。横
軸に電子マーカと車椅子前部との離隔距離をとり、縦軸
に受信レベルをとる。このように動作するから、上記2
つの判定結果を用いることにより、車椅子23が電子マ
ーカ3の設置場所に対してどのような位置関係にあるか
をより詳細に検出および判定することが可能となり、車
椅子23の位置検出精度を向上せしめることができると
共に、車椅子23が電子マーカの直上に到達する前に誘
導経路の事前通知が可能となるため、経路誘導をより車
椅子23の使用者の感覚に合わせて実施することができ
る。 (第四実施例)図15は携帯端末10の他の実施例を示
す図である。図15において、符号4は受信部、符号5
は位置検出部、符号6は履歴記録部、符号7は経路記憶
部、符号8は方向決定部、符号9は通知部、符号10は
携帯端末、符号11はアンテナ、符号28は地図情報記
憶部、符号29は入力部である。本発明第四実施例にお
いて、地図情報記憶部28は携帯端末10を持ち歩く歩
行者が行動する範囲の地図情報を記録していてもよく、
また全国版の地図情報を記憶し、実際の経路誘導に使用
する部分のみを利用してもよい。
【0048】地図情報記憶部28は方向決定部8に接続
される。方向決定部8は位置検出部5により得られる現
在位置情報と、入力部29により歩行者が入力した目的
地の位置情報に基づいて、目的地と現在位置の双方を含
むエリア地図を地図情報記憶部28に格納された地図情
報から抽出する。また、方向決定部8は目的地と現在位
置とを結ぶ最適経路を判定および抽出し、経路記憶部7
に記憶させる。歩行者の移動に伴い、電子マーカからの
位置情報を受信部4で受信および復号して位置検出部5
が得る現在位置情報が時間とともに更新されていくの
で、履歴記録部6はその更新位置情報を時系列的に格納
および記録する。また、方向決定部8は現在位置と誘導
経路との差分を比較して、進行方向を通知部9により歩
行者に通知する。このように動作するため、携帯端末1
0のみを携帯することにより、歩行者は容易に経路誘導
のシステムを利用できる。
【0049】(第五実施例)図16および図17は携帯
端末10の他の実施例を示す図である。図16および図
17において、符号4は受信部、符号5は位置検出部、
符号6は履歴記録部、符号7は経路記憶部、符号8は方
向決定部、符号9は通知部、符号10は携帯端末、符号
11−9、11−10、11−11はアンテナ、符号2
8は地図情報記憶部、符号29は入力部、符号30は無
線通信部、符号31は公衆網に接続された無線通信部の
基地局、符号32は公衆網、符号33は地図情報サーバ
である。本発明実施例において、基地局31は公衆網3
2に接続され、地図情報サーバ33は公衆網32に別途
接続されている。
【0050】歩行者は、携帯端末10の入力部29によ
り利用したい地図のエリア範囲を入力し、無線通信部3
0より基地局31、公衆網32を介して地図情報サーバ
33に要求を上げて、必要な地図情報を地図情報サーバ
33から公衆網32、基地局31を介してダウンロード
し、地図情報記憶部28に記憶する。方向決定部8は現
在位置とダウンロードした地図情報との対比を行い、現
在位置が地図情報のエリアから外れた場合には、自動的
に無線通信部30により基地局31、公衆網32を介し
て地図情報サーバ33に要求を上げて、必要な地図情報
を地図情報サーバ33から公衆網32、基地局31を介
してダウンロードし、地図情報記憶部28に記憶する。
このように動作するので、地図情報記憶部28に記憶す
る地図情報は常に必要最小限の容量で済み、地図情報記
憶部28のメモリ容量を必要最小限に削減できる。
【0051】(第六実施例)図18は、本発明の誘導装
置の他の実施例を示すブロック図である。電子マーカは
図1と共通である。図18において、符号4は受信部、
符号5は位置検出部、符号6は履歴記録部、符号7は経
路記憶部、符号8は方向決定部、符号9は通知部、符号
10は携帯端末、符号11−13はアンテナ、符号34
は表示画面、符号35は振動発生部である。
【0052】位置情報記憶部1には電子マーカ3が設置
された場所に対応する緯度、経度、高度の位置情報と地
名情報およびこの電子マーカの設置場所で注意を促すた
めの注意喚起情報が記憶されており、電子マーカ3は送
信部2によりアンテナ11−1を介して位置情報記憶部
1に記憶されたこれらの情報を一定の送信電力で高周波
無線信号として自律的もしくは応答的に変調および送信
する。図18は電子マーカ3が自律的送信手段を持つ場
合のブロック図であり、電子マーカ3が応答的送信手段
を持つ場合のブロック図は図19に示している。電子マ
ーカ3より送信された高周波無線信号は、アンテナ11
−1を介して受信部4において受信および復号され、位
置検出部5において緯度、経度、高度の位置情報を検出
して現在位置が特定されると共に、現在位置の地名情報
と注意喚起情報とを検出する。履歴記録部6は位置検出
部5により得られた位置情報の履歴を記録し、経路記憶
部7はあらかじめ指定された移動予定経路を記憶する。
方向決定部8は履歴記録部6により記録された過去の位
置情報と位置検出部5によって検出された現在の位置情
報と経路記憶部7に記録された移動予定経路の情報を利
用して次に進むべき方向を決定する。
【0053】通知部9は位置検出部5により検出された
現在位置情報と方向決定部8により決定された方向とを
携帯端末10を持つ歩行者に通知すると共に、必要に応
じて現在位置の地名情報を音声あるいは表示画面34へ
の画面表示により通知し、注意喚起情報を音声あるいは
画面表示あるいは振動発生部35による振動、もしくは
これらの組合せにより歩行者に通知する。この場合、複
数の振動パターンを使い分けて注意喚起情報に対応した
振動を発生させる。
【0054】図19は図4および図5に示す実施例の携
帯端末に表示画面34および振動発生部35を追加した
構成であり、応答的動作の手順は第一実施例に説明した
とおりであるので、ここでの説明を省略する。地名情報
および注意喚起情報の通知手順についても、図18にお
いて説明したとおりであるので説明を省略する。
【0055】このように動作するので、携帯端末10は
位置情報が必要なときに周囲に設置された電子マーカ3
の位置情報を入手でき、現在位置を検出できる。同時に
電子マーカ3の設置された場所に特定された地名情報お
よび注意喚起情報をも検出できる。また、経路記憶部7
にあらかじめ指定された移動予定経路が記憶されてお
り、現在位置との照合により、誘導ルートのどの地点に
歩行者がいるかを判別でき、履歴記録部6に格納された
過去の位置情報を照合して次に進むべき方向を判別でき
る。この結果を通知部9によって歩行者に通知すること
により、経路誘導を実現できるが、地名情報および注意
喚起情報を必要に応じて歩行者に通知することにより、
道路の危険箇所などの状況情報や現在位置と現在位置を
確認するためのランドマークとの対応などが判別でき、
より歩行者の立場に立った経路誘導を実現することがで
きる。
【0056】(第七実施例)図20は本発明の誘導装置
の他の実施例を示すブロック図である。電子マーカ3は
図2と共通である。図20において、符号4は受信部、
符号5は位置検出部、符号6は履歴記録部、符号7は経
路記憶部、符号8は方向決定部、符号9は通知部、符号
10は携帯端末、符号11−1、11−15はアンテ
ナ、符号34は表示画面、符号35は振動発生部、符号
36は属性情報格納部、符号37は属性情報判定部であ
る。本発明第七実施例は、本発明第六実施例で説明した
構成に属性情報格納部36および属性情報判定部37を
付加した構成であり、電子マーカ3の送信する位置情報
にこの電子マーカ3の設置場所に特定された属性情報を
表す複数の記号情報の内のいずれか一つが含まれている
点が異なる。以下、本発明第六実施例との相違点を説明
する。
【0057】図20において、携帯端末10は、属性情
報の一覧情報を格納する属性情報格納部36を具備し、
電子マーカ3から送信された高周波無線信号を受信部4
で受信および復号し、位置検出部5において位置情報と
共に前記記号情報を検出する。属性情報判定部37にお
いて、この記号情報を属性情報格納部36の格納データ
と照合し、現在位置の属性情報を判定する。方向決定部
8は判定した属性情報と現在位置情報と履歴記録部6が
格納している経路履歴情報と経路記憶部7が格納する経
路情報とを用いて、歩行者が次に進むべき方向を決定す
ると共に、通知部9は音声もしくは画面表示もしくは音
声と画面表示の両方もしくは複数の振動パターンの使い
分けもしくはこれらの組み合わせによって注意喚起を含
む経路誘導情報を歩行者に通知する。
【0058】この場合、電子マーカ3の設置場所に特定
された属性情報は、図21にその一例を示すが、道路の
形状(三叉路、T字路、袋小路、4つ角など)、属性
(平坦道路、坂道、コーナー、階段など)、パラメータ
(斜度、曲率半径、階段数など)などを表す。例えば、
斜度7度の道路が右なりにカーブ(曲率半径:140
m)しているような道路の開始点に電子マーカを設置し
た場合には、電子マーカの位置情報には「CR140I
007」という記号で表現された属性情報が追加され
る。したがって、属性情報を検出することにより、歩行
者に対してより詳細な経路誘導が行えるものである。
【0059】(第八実施例)図22〜図24は、本発明
の誘導装置の他の実施例を示す図である。図22〜図2
4において、符号1は位置情報記憶部、符号2−1、2
−2は送信部、符号3は電子マーカ、符号4−7、4−
8は受信部、符号5は位置検出部、符号6は履歴記録
部、符号7は経路記憶部、符号8は方向決定部、符号9
は通知部、符号10は携帯端末、符号11−11、11
−1はアンテナ、符号36は属性情報格納部、符号37
は属性情報判定部、符号38は外部機器通信部、符号3
9は信号情報格納部、符号40は制御部、符号41−
1、41−2はアンテナ切替部、符号42は交通信号機
(外部機器)、符号43は制御装置である。
【0060】位置情報記憶部1には、電子マーカ3が設
置された場所における緯度、経度、高度などの位置情報
が記憶されている。また、電子マーカ3のアンテナ11
−11はアンテナ切替部41−1を介して送信部2−1
と受信部4−7に接続されている。通常、アンテナ切替
部41−1はアンテナ11−11と受信部4−7に接続
し、携帯端末10の送信部2−2より送信される位置情
報要求信号(高周波信号)を受信するように待機し、送
信部2−1から高周波信号を送信する間のみ送信部2−
1に接続する。また、電子マーカ3は外部機器通信部3
8を介して制御装置43に接続されている。制御装置4
3には信号機などの外部機器42が接続され、外部機器
42の信号情報は制御装置43に常時更新入力され、外
部機器通信部38、制御部40を介して電子マーカ3の
信号情報格納部39に転送される。また、電子マーカ3
は、携帯端末10が送信する位置情報要求信号を受信し
たとき、その位置情報要求信号に含まれる携帯端末10
の装置識別符号を外部機器通信部38により制御装置4
3に転送する。
【0061】例えば、歩行者が横断歩道の一端(A地
点)に到着したとき、そこに設置している電子マーカに
対して位置情報要求信号が携帯端末10から送信され
る。電子マーカは横断歩道の信号情報およびその地点の
属性情報を含めた位置情報を送信する。携帯端末10
は、アンテナ11−1、アンテナ切替部41−2を介し
て受信部4−8で受信および復号し、緯度、経度、高度
の位置座標を制御部40で検出すると共に、属性情報判
定部37が属性情報格納部36の情報と比較して、その
地点が横断歩道の一端であることを判別し、通知部9に
より歩行者に通知する。A地点に設置された電子マーカ
は、携帯端末10から位置情報要求信号を受信したと
き、この位置情報要求信号に含まれる携帯端末10の装
置識別符号を検出し、外部機器通信部38を介してこの
装置識別符号を制御装置43に転送する。制御装置43
はこの装置識別符号が転送されると外部機器に横断歩道
の信号を「歩行」にするように指示する。
【0062】外部機器が「歩行」信号に変わると、制御
装置43は外部機器42の状態情報を外部機器通信部3
8を介して電子マーカに転送する。電子マーカは、携帯
端末10からの位置情報要求信号を再度受信すると、位
置情報に外部機器の状態情報を変更した上で送信する。
携帯端末10は電子マーカからの前記応答信号を受信す
ることにより、交通信号が「歩行」に変わったことを検
出し、歩行者に通知する。歩行者は、携帯端末10から
一定の時間間隔で位置情報要求信号を送信しながら横断
歩道を渡り始めるが、途中、横断歩道の途中に設置した
電子マーカ(B地点)に対して位置情報要求信号を送信
することになる。
【0063】B地点に設置した電子マーカは、この位置
情報要求信号を受信すると、まず横断歩道の信号情報お
よびB地点の属性情報を含めた位置情報を送信し、かつ
携帯端末10からのこの位置情報要求信号に含まれる装
置識別符号を制御装置43に転送する。携帯端末10は
B地点の電子マーカからの信号を検出して、現在横断歩
道を横断中であることを歩行者に通知する。一方、制御
装置43は、A地点の電子マーカで検出した装置識別符
号がB地点の電子マーカでも検出されたことをもって、
歩行者が横断中であると判定し「歩行」の信号を延長す
るよう外部機器42を制御する。携帯端末10が横断歩
道の他方の一端(C地点)の設置された電子マーカに位
置情報要求信号を送信すると、C地点の電子マーカは横
断歩道の信号情報およびその地点の属性情報を含めた位
置情報を送信すると共に、携帯端末10からのこの位置
情報要求信号に含まれる装置識別符号を制御装置43に
転送する。携帯端末10はC地点の電子マーカからの信
号を検出して、横断歩道を横断終了したことを歩行者に
通知する。
【0064】一方、制御装置43は、A地点の電子マー
カで検出した装置識別符号がC地点の電子マーカでも検
出されたことをもって、歩行者が横断終了したと判定
し、「歩行」の信号を「注意」から「停止」に変更する
よう外部機器42を制御する。
【0065】このように動作するから、本発明第八実施
例は外部機器と一体となった経路誘導および歩行者支援
を実現することができる。
【0066】(第九実施例)図25および図26は本発
明の他の実施例を示すブロック図である。図25および
図26において、符号1は位置情報記憶部、符号2は送
信部、符号3は電子マーカ、符号4は受信部、符号5は
位置検出部、符号9は通知部、符号10は携帯端末、符
号11−1、11−15、11−16はアンテナ、符号
29は入力部、符号30は無線通信部、符号31は公衆
網に接続された無線通信部の基地局、符号32は公衆
網、符号44は経路誘導サーバ、符号45は経路選定
部、符号46は位置検出部、符号47は履歴記録部、符
号48は経路記憶部、符号49は方向決定部、符号50
は地図情報格納部、符号51は通信回線のインタフェー
ス装置、符号52−1、52−2は制御部である。
【0067】本発明第九実施例において、位置情報記憶
部1には電子マーカ3が設置された場所に対応する緯
度、経度、高度などの位置情報が記憶されており、電子
マーカ3は送信部2によりアンテナ11−1を介して位
置情報記憶部1に記憶された位置情報を一定の送信電力
で高周波無線信号として自律的もしくは応答的に変調お
よび送信する。図25および図26には自律的に変調お
よび送信する場合の図を示してあり、応答的に変調およ
び送信する場合の構成については、既に本発明第一実施
例あるいは本発明第六実施例、本発明第八実施例に説明
したとおりであるので、説明を省略する。
【0068】以下、図25および図26の場合について
詳述する。歩行者が携帯端末10の電源を入れると同時
に、携帯端末10は、携帯端末10の周辺に設置されて
いる電子マーカ3の送信信号をアンテナ11−1を介し
て受信し、位置検出部5において現在位置を検出する。
次に、歩行者は携帯端末10の入力部29により目的地
を指定および入力し、無線通信部30により、公衆網3
2に接続された経路誘導サーバ44に回線接続すると共
に、経路誘導要求信号をアンテナ11−15を介して送
信する。このとき、経路誘導要求信号には、携帯端末1
0の装置識別符号と現在位置情報と目的地の情報などが
含まれる。この送信信号は、アンテナ11−16を介し
て公衆網32に接続された基地局31で受信され、この
公衆網32に接続されている経由誘導サーバ44に転送
される。経路誘導サーバ44は、携帯端末10の経路誘
導要求信号を検出すると、携帯端末10の装置識別符号
を特定すると共に、現在位置と目的地情報を経路選定部
45に入力する。
【0069】経路選定部45はこの携帯端末10の現在
位置と目的地情報を地図情報格納部50から抽出し、現
在位置から目的地までの経路を選定し、経路記憶部48
に記憶させる。さらに、方向決定部46により、設定経
路に沿って歩行者の進むべき方向を決定すると共に、こ
の進行方向情報を公衆網32および基地局31およびア
ンテナ11−1、11−15、無線通信部30を介して
携帯端末10に送信する。
【0070】携帯端末10は、受信した進行方向情報を
通知部9により歩行者に伝達し、歩行者は経路に沿って
歩き始める。歩行者の進行に伴い、携帯端末10は進行
方向に設置された電子マーカからの位置情報を順次受信
および復号して現在位置情報を回線接続された経路誘導
サーバ44に転送する。経路誘導サーバ44は、位置検
出部46により携帯端末10の現在位置情報を検出し、
またその位置情報を時系列的に履歴記録部47に格納す
る。
【0071】方向決定部49は、位置検出部46からの
現在位置情報と履歴記録部47からの過去の位置情報と
経路記憶部48に格納した選定経路情報に基づき、次に
歩行者が進むべき方向を決定すると共に、必要に応じて
その進路情報を公衆網32および基地局31およびアン
テナ11−16、11−15、無線通信部30を介して
携帯端末10に送信する。携帯端末10は、受信した進
行方向情報を通知部9により歩行者に伝達し、歩行者は
指示された方向に歩行を続けることができる。
【0072】このように動作するので、歩行者は経路誘
導サーバ44にアクセスした後は、経路誘導サーバ44
の指示にしたがって歩行することにより、目的地までの
経路誘導を享受することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子マーカが位置情報信号を一定の送信電力で高周波無
線信号として自律的もしくは応答的に変調および送信す
るので、電子マーカから数m離れた位置においてもこの
送信信号を受信でき、電子マーカの直近に携帯端末を位
置させずとも位置情報を取得できる。したがって、歩行
者が電子マーカの位置情報信号受信に失敗することが無
く、従来技術では電波反応装置を見つけることができな
いという問題点を解決できる。
【0074】また、本発明の電子マーカを点字ブロック
の分岐点、および終端点などに設置することにより、ど
こまでつながる点字ブロックなのかといった点字ブロッ
クの意味を電子マーカの位置情報報知により伝達するこ
とを可能にし、従来の点字ブロックが、どこからどこへ
誘導するブロックなのかというような点字ブロックの意
味を理解することが非常に困難であるという問題点を解
決できる。
【0075】また、鉄道のプラットフォーム、交差点、
段差などの視覚障害者にとって危険性の高い環境におい
て、歩行における注意喚起や、段差の情報、道路の勾
配、曲がりの程度、前方の道路形状情報などを電子マー
カの位置情報から取得して歩行者に伝達することが可能
となると共に、歩行者の感覚にマッチした経路誘導を実
現することができる。すなわち、視覚障害者に対する極
めて有効な歩行支援システムを実現できるという効果が
ある。
【0076】さらに、通知はイヤホーンや画面表示、複
数の振動パターンなどを利用して行うので、誘導すべき
歩行者のみに、必要な情報を伝達することが可能とな
り、従来のスピーカ情報報知装置における騒音問題、お
よびスピーカ情報報知により誘導される歩行者にとって
精神的なストレスとなる問題点をも解決できる。
【0077】また、電子マーカから報知される位置情報
を交通信号の青、赤、黄色の状態に対応して変更するこ
とや、交通信号と連動させて交通弱者が道路横断中の交
通信号を継続する機能が実現可能となるため、道路シス
テム全体で歩行者支援を行う高度な道路交通システムが
実現できるという極めて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路に沿って設置された電子マーカを示す図。
【図2】電子マーカの要部ブロック構成図。
【図3】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図4】電子マーカの要部ブロック構成図。
【図5】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図6】杖の要部ブロック構成図。
【図7】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図8】受信部で測定される受信レベルの距離特性を示
す図。
【図9】車椅子に装着された携帯端末を示す図。
【図10】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図11】受信部で測定される受信レベルの距離特性を
示す図。
【図12】車椅子に装着された携帯端末を示す図。
【図13】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図14】受信部で測定される受信レベルの距離特性を
示す図。
【図15】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図16】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図17】地図情報サーバを示す図。
【図18】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図19】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図20】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図21】属性情報を示す図。
【図22】信号機に備えられた誘導装置を示す図。
【図23】信号機に備えられた電子マーカの要部ブロッ
ク構成図。
【図24】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図25】携帯端末の要部ブロック構成図。
【図26】経路誘導サーバの要部ブロック構成図。
【図27】線状ブロックを示す図。
【図28】点状ブロックを示す図。
【図29】線状ブロックおよび点状ブロックを路上に設
置した例を示す図。
【図30】人と点状ブロックとの関係を示す図。
【図31】音声を用いた位置情報報知装置を示す図。
【図32】聴覚的に交通信号状況を報知する例を示す
図。
【図33】特開平8−190688号公報に開示されて
いる誘導装置を説明するための図。
【符号の説明】
1 位置情報記憶部 2、2−1、2−2、14 送信部 3 電子マーカ 4、4−1、4−2、4−3、4−4、4−5、4−
6、4−7、4−8、13受信部 5、46 位置検出部 6、47 履歴記録部 7、48 経路記憶部 8、49 方向決定部 9 通知部 10 携帯端末 11−1、11−2、11−3、11−4、11−5、
11−6、11−7、11−8、11−9、11−1
0、11−11、11−13、11−4、11−5アン
テナ 12、40、52−1、52−2 制御部 15、16 アンテナ切替部 17、202 杖 18−1、18−2、18−3、18−4、18−5、
18−6 高周波ケーブル 19−1、19−2、19−3、19−4、19−5、
19−6 受信レベル 20、21、24、25 閾値 22、26、27 距離 23 車椅子 28 地図情報記憶部 29 入力部 30 無線通信部 31 基地局 32 公衆網 33 地図情報サーバ 34 表示画面 35 振動発生部 36 属性情報格納部 37 属性情報判定部 38 外部機器通信部 39 信号情報格納部 41−1、41−2 アンテナ切替部 42、302 交通信号機(外部機器) 43 制御装置 44 経路誘導サーバ 45 経路選定部 50 地図情報格納部 51 通信回線のインタフェース装置 201 センサ 203、301 スピーカ 204 位置情報報知装置 303 横断歩道 401 利用情報設定部 402 電波反応装置 403 情報読取部 404 案内情報生成部 405 案内情報伝達部 406 外部機器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B058 CA17 CA40 YA20 5H180 AA05 AA22 AA23 BB04 BB05 BB06 CC12 CC24 FF05 FF13 FF21 FF25 FF32 FF33 JJ07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ位置情報を無線信号として送信
    する複数の電子マーカが道路に沿って設置され、 あらかじめ移動予定経路情報が入力される経路記憶手段
    と、この無線信号を受信し受信された位置情報と前記経
    路記憶手段に記憶された位置情報とを照合する手段と、
    その照合結果を表示する手段とを含む移動局装置を備え
    たことを特徴とする誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記経路記憶手段には、位置情報を含む
    多数の地図情報が記憶された請求項1記載の誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記地図情報を通信網を介して取得する
    手段を前記移動局装置に備えた請求項2記載の誘導装
    置。
  4. 【請求項4】 それぞれ位置情報を無線信号として送信
    する複数の電子マーカが道路に沿って設置され、 この無線信号を受信し受信された位置情報を通信網を介
    して送信する手段を含む移動局装置を備え、 あらかじめ移動予定経路情報が入力される経路記憶手段
    と、前記通信網から前記移動局装置が送信する位置情報
    を受信する手段と、この受信する手段に受信された位置
    情報と前記経路記憶手段に記憶された位置情報とを照合
    する手段と、その照合結果を前記通信網を介して前記移
    動局装置に送信する手段とを含むセンタ装置を備え、 前記移動局装置はこのセンタ装置から前記通信網を介し
    て送信された照合結果を表示する手段を備えたことを特
    徴とする誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記電子マーカは、自律的に位置識別符
    号を送信する手段を含む請求項1または4記載の誘導装
    置。
  6. 【請求項6】 前記自律的に位置識別符号を送信する手
    段は、ランダムなタイミングにより送信する手段を含む
    請求項1または4記載の誘導装置。
  7. 【請求項7】 前記自律的に識別符号を送信する手段
    は、自己にあらかじめ割当られたタイミングにより送信
    する手段を含む請求項1または4記載の誘導装置。
  8. 【請求項8】 前記移動局装置は前記電子マーカに応答
    要求信号を無線信号として送信する手段を備え、 前記電子マーカは、当該応答要求信号を受信する手段
    と、この受信する手段により受信された当該応答要求信
    号にしたがって前記送信部から前記位置識別符号を送信
    する手段とを含む請求項1または4記載の誘導装置。
  9. 【請求項9】 前記移動局装置が杖に装備された請求項
    1または4記載の誘導装置。
  10. 【請求項10】 前記杖に二つの受信する手段が装備さ
    れ、第一の受信する手段の受信範囲は第二の受信する手
    段の受信範囲より狭く設定された請求項9記載の誘導装
    置。
  11. 【請求項11】 前記移動局装置は車椅子に装備された
    請求項1または4記載の誘導装置。
  12. 【請求項12】 前記車椅子には複数の指向性の異なる
    受信する手段が装備された請求項11記載の誘導装置。
  13. 【請求項13】 前記位置情報には、その地点の地形的
    特徴を表す属性情報を含む請求項9または11記載の誘
    導装置。
  14. 【請求項14】 前記位置情報には、電子マーカの存在
    を通知する注意喚起情報を含む請求項9または11記載
    の誘導装置。
  15. 【請求項15】 前記電子マーカは歩道(横断歩道を含
    む)に設置され、前記位置情報にはその近傍の交通信号
    機の表示状態を表す属性情報を含む請求項9または11
    記載の誘導装置。
  16. 【請求項16】 前記電子マーカは、前記交通信号機に
    対して前記移動局装置が近傍にあることを通知する手段
    を含む請求項8に係る請求項15記載の誘導装置。
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