JP2008206022A - 移動体位置検出システム - Google Patents

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隆好 野上
Hiroyuki Kitajima
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Abstract

【課題】容易に設置することができると共に、監視する場所を多く設定してもシステム全体のコストが過大に増加することを抑制できる移動体位置検出システムを提供する。
【解決手段】所定の場所に設置される位置センサ2(201〜215)と、被監視者に設けられる無線タグ3(301,302)と、無線タグ3を管理するタグ管理装置4とを有し、位置センサ2は、センサID情報を第1通信領域に、位置センサ情報として送信し、無線タグ3は、位置センサ2から位置センサ情報を受信すると、無線タグ情報と共に、タグ管理装置4へ送信し、タグ管理装置4は、センサID情報に関連付けられた位置情報を表示部に表示することで位置を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体の位置を検出したり、移動体の行動経路を監視したりすることが可能な移動体位置検出システムに関する。
人や物品の位置を検出する従来の移動体位置検出システムとして、例えば、特許文献1〜3に記載されたものがある。
特許文献1には、自機のID番号を常時配信する無線送信機と、無線送信機のID番号と利用者情報が登録されたセンタサーバと、無線送信機からのID番号を受信してセンタサーバへ通知する受信機とを備え、売り場に入る子供に無線送信機を貸与し携帯させることで、子供が売り場内を行動してもセンタサーバ側で、無線送信機の位置を特定することができる位置確認システムが記載されている。
特許文献2には、レールの脇に配置されたIDタグに対して、列車に設けられたIDタグ読み取り装置から常にID要求信号が送信され、このID要求信号により読み取り可能な距離内にあるタグの電源が動作することでIDがIDタグ読み取り装置へ送信され、IDを受信したIDタグ読み取り装置から管理局へ送信することで表示装置に列車の位置情報を表示する移動体の位置検出システムが記載されている。
また、特許文献3には、病院の出入口等に常時微弱電波を発信させる漏洩同軸ケーブルが敷設され、徘徊老人等の被監視対象に携帯させる携帯側装置の受信機がこの微弱電波を受信した場合にのみ搭載する無線発信機を起動させ、監視側装置でこの無線発信機からの電波を受信して、IDで特定される被監視対象が特定エリアの境界付近に接近したことを通知することで、徘徊老人が夜中に徘徊して勝手に出てしまい行方不明になる等の事故を防止する監視システムが記載されている。
特開2004−235957号公報 特開平7−55927号公報 特開平10−143772号公報
特許文献1に記載の位置確認システムでは、子供の位置を検出するために各所の売り場に配置された受信機を、子供が携帯して移動する無線送信機からのID番号を受信する受信機能と、受信したID番号をセンタサーバへ通知する通知機能とを備えたものとしている。また、特許文献1には、無線送信機と受信機とが、定期的に互いに通信を行う方式とすれば、無線送信機のバッテリーの小型化・長寿命化を実現することが可能である旨の記載があり、これを実現するためには、受信機に、更に無線送信機への送信機能を備える必要があり、移動体を検出する位置センサとしては、高い機能のものが想定されている。従って、子供が移動するそれぞれの売り場に数多く、このような高機能な受信機を設けると、システム全体のコストが増大してしまう。また、センタサーバと受信機とが有線で接続されている場合には、その配線を敷設するのが煩雑である。
特許文献2に記載の移動体の位置検出システムでは、列車に設けられたIDタグ読み取り装置からのID要求信号を受信する受信機能と、ID要求信号を受信することでIDをIDタグ読み取り装置へ送信する送信機能との送受信の両方の機能を備えたIDタグを、レール脇にそれぞれ設ける必要あるので、やはり、IDタグを数多く設ければ設けるほどコストが増大してしまう。
また、特許文献3に記載の監視システムでは、移動体の位置を検出したい特定エリアの境界全体に漏洩同軸ケーブルを敷設する必要があるので、漏洩同軸ケーブルの設置が容易ではない
そこで、本発明は、容易に設置することができると共に、監視する場所を多く設定してもシステム全体のコストが過大に増加することを抑制できる移動体位置検出システムを提供することを目的とする。
本発明の移動体位置検出システムは、所定の場所に設置される位置センサと、移動体に設けられる無線タグと、前記無線タグを管理するタグ管理装置とを有し、前記位置センサは、他の位置センサと識別する第1識別情報が格納された第1識別情報格納手段と、前記第1識別情報を第1通信領域に、無線信号で送信するセンサ信号送信手段とを備え、前記無線タグは、前記位置センサからの無線信号を受信するセンサ信号受信手段と、前記第1通信領域より広い第2通信領域に、前記タグ管理装置へ無線信号を送信する無線タグ信号送信手段と、前記センサ信号受信手段により第1識別情報を受信すると、当該第1識別情報の送信を、前記無線タグ信号送信手段へ指示する無線タグ制御手段とを備え、前記タグ管理装置は、前記無線タグからの無線信号を受信するタグ信号受信手段と、前記位置センサが設置された位置を示す位置情報と当該位置センサに対応する第1識別情報とが関連付けられて格納されたセンサ情報格納手段と、前記タグ信号受信手段により受信した第1識別情報に基づいて前記センサ情報格納手段から位置情報を抽出することで、前記無線タグの位置を検出する管理装置制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の移動体位置検出システムは、移動体が移動する各所に設置される位置センサと、移動体が携帯する無線タグと、移動体がいる位置センサを位置を特定する管理装置とを備えたものである。位置センサは、第1識別情報格納手段に格納された第1識別情報を、センサ信号送信手段が第1通信領域に無線信号で送信する。この位置センサの第1通信領域内に移動体が入ると、無線タグのセンサ信号受信手段が、位置センサからの無線信号を受信できるので、無線タグ制御手段が受信した第1識別情報を、無線タグ信号送信手段によりタグ管理装置へ無線信号で送信する。タグ管理装置では、タグ信号受信手段により無線タグからの第1識別情報を受信する。センサ情報格納手段には、位置センサが設置された位置を示す位置情報と当該位置センサに対応する第1識別情報とが関連付けられて格納されているので、管理装置制御手段により受信した第1識別情報に基づいて位置センサが設置された位置を示す位置情報を検出することができる。
ここで、位置センサが無線信号を送信可能な第1通信領域は、移動体が携帯する無線タグが送信可能な第2通信領域よりも小さい範囲である。つまり、位置センサは、移動体に設けられた無線タグより出力の小さい送信装置であればよい。従って、移動体に設けられた無線タグと、タグ管理装置とが、通信可能な第2通信領域内に、位置センサを数多く配置しても、過大なコストアップとはならない。また、移動体に設ける無線タグは当然のこと、位置センサも無線信号で無線タグと通信するので、余計な配線が不要である。従って、移動体の移動範囲が広くても、容易に位置センサを設置することが可能である。
前記無線タグには、他の無線タグと識別する第2識別情報が格納された第2識別情報格納手段が設けられ、前記無線タグ制御手段は、前記第1識別情報の送信を、前記無線タグ信号送信手段へ指示するときに、前記第2識別情報も送信するよう、前記無線タグ信号送信手段へ指示する機能を備え、前記管理装置制御手段は、無線タグの位置を検出する際に、タグ信号受信手段により受信した第2識別情報から無線タグを特定する機能を備えるのが望ましい。
無線タグが、位置センサから受信した第1識別情報をタグ管理装置に送信するときに、他の無線タグと識別する第2識別情報も、タグ管理装置へ送信する。タグ管理装置では、無線タグから送信された第2識別情報により、位置センサに接近した無線タグを複数の無線タグの中から特定することができる。
前記タグ管理装置には、前記無線タグへ無線信号を送信する管理信号送信手段が設けられ、管理装置制御手段は、呼び出すために指定した第2識別情報を呼出先情報として前記管理信号送信手段へ送信を指示する機能を備え、前記無線タグには、前記タグ管理装置の無線信号を受信する管理情報受信手段が設けられ、前記無線タグ制御手段は、前記管理情報受信手段により受信した呼出先情報が、自装置の第2識別情報に一致した場合に、報知手段へ報知するよう指示する機能を備えるのが望ましい。
タグ管理装置は、管理装置制御手段が、呼び出すために指定した第2識別情報を呼出先情報として管理信号送信手段により送信し、無線タグは、無線タグ制御手段が、管理情報受信手段により受信した呼出先情報が、自装置の第2識別情報に一致した場合に、報知手段へ報知するよう指示するので、タグ管理装置から無線タグを携帯している移動体に対して呼出を行うことができる。
前記タグ管理装置の前記センサ情報格納手段には、格納された第1識別情報のうち、選択された第1識別情報を示す選択情報が付与され、前記管理装置制御手段は、無線タグから受信した第1識別情報が、前記センサ情報格納手段に格納され前記選択情報が付与された第1識別情報と一致した場合に、当該第1識別情報を送信した無線タグの第2識別情報を呼出先情報として、前記管理信号送信手段へ送信を指示する機能を備えるのが望ましい。
無線タグをタグ管理装置から呼び出すのに当たって、予め、センサ情報格納手段に、格納された第1識別情報のうち、選択された第1識別情報を示す選択情報を格納しておく。そして、管理装置制御手段が、無線タグから受信した第1識別情報が、選択情報が付与された第1識別情報と一致した場合に、この第1識別情報を送信した無線タグの第2識別情報を呼出先情報として、管理信号送信手段へ送信を指示することで、特定の位置センサに移動体が接近したことを契機に、接近した移動体に設けられた無線タグを呼び出すことができる。
また、前記位置センサには、前記センサ信号送信手段から送信される無線信号の出力を調整する調整手段が設けられていると、無線信号の出力を大きくしたり小さくしたりすることが可能である。無線信号の出力を小さくすると、無線タグを検出することが可能な第1通信領域が狭くなるので、それぞれの第1通信領域が重ならない程度に数多く配置することで、移動体のより正確な位置を検出することが可能である。また、無線信号の出力を大きくすると、第1通信領域が広くなるので、移動体を広い範囲で位置を検出することが可能である。また、広い部屋は狭い部屋などが混在している建物などでは、その広さに応じて位置センサの無線信号の出力を組み合わせることで、無駄なく建物内の範囲をカバーすることが可能である。
更に、前記位置センサには、電源電圧を監視する電源電圧監視手段が設けられ、前記センサ信号送信手段は、前記電源電圧監視手段からの電圧情報を送信する機能を備え、前記無線タグ制御手段は、前記位置センサからの電圧情報を、受信した第1識別情報と共に、前記タグ管理装置へ無線タグ信号送信手段により送信する機能を備えていることが望ましい。
位置センサは無線タグが移動する範囲の各所に設置されるので、位置センサの電源電圧が低下して無線信号が送信できない事態となって、電源電圧の低下を報知するランプなどが点灯したとしても、タグ管理装置を操作する監視者には、なかなか認識し難い。特に、位置センサの電源として電池を採用している場合には、消耗により必然的に電源電圧は低下していくので、設置した位置センサの中でも、まだ使用できる状態にある位置センサがあるにもかかわらず、全部の位置センサの電池を定期的な予防交換を余儀なくされる。本発明の移動体位置検出システムの位置センサは、電源電圧監視手段からの電圧情報をセンサ信号送信手段が無線タグへ送信し、無線タグの無線タグ制御手段が、受信した電圧情報をタグ管理装置へ送信するので、タグ管理装置で、位置センサの電源電圧の低下を監視することができる。従って、タグ管理装置側で位置センサの電源電圧の低下を認識することができるので、異常が発生した電源の交換や、異常となりそうな電源の予防的な処置を行うことができる。
そして、前記無線タグは、前記センサ信号受信手段により前記位置センサからの無線信号を受信したときのみ、前記無線タグ信号送信手段が前記タグ管理装置へ無線信号を送信すると、無線タグは、無用な無線信号を送信することがないので、消費電力を低減させることができるだけでなく、外部で無線信号を傍受される頻度が低減する。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
本発明においては、位置センサを、移動体に設けられた無線タグより出力の小さい、第1識別情報を送信する機能のみを備えた送信装置とすることができるので、移動体に設けられた無線タグと、タグ管理装置とが、通信可能な第2通信領域内に、位置センサを数多く配置しても、過大なコストアップとはならない。また、位置センサは、無線信号で無線タグと通信するので、余計な配線が不要である。従って、移動体の移動範囲が広くても、容易に位置センサを設置することが可能である。よって、本発明の移動体位置検出システムは、容易に設置することができると共に、監視する場所を多く設定してもシステム全体のコストが過大に増加することを抑制できる。
本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムを、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムを示す図である。
図1に示すように、移動体位置検出システム1は、建物B内に設置され、建物B内を移動する被監視者の位置を検出するものである。建物Bは、入り口Eから入るとホールHがあり、ホールHの先に廊下Pがあり、廊下Pを挟んで部屋R1〜R4と、部屋R5〜R8とが対向して並んでいる。
移動体位置検出システム1は、位置センサ2(201〜215)と、無線タグ3(301,302)と、タグ管理装置4とを備えている。位置センサ201〜208は部屋R1〜R8の各部屋に配置され、位置センサ209はホールHに配置され、位置センサ210〜215は廊下Pに配置されている。無線タグ3は、移動体である被監視者が携帯しており、無線タグ301を携帯する被監視者が部屋R1に、無線タグ302を携帯する被監視者が部屋R3にいる。タグ管理装置4は、無線部41が廊下Pの中央に配置され、管理装置本体42が部屋R7に配置されている。
位置センサ201〜208は、部屋R1〜R8への被監視者の入室や退室を検出可能なように、監視範囲となる無線信号が到達する範囲(第1通信領域)が、各部屋R1〜R8全体をカバーしている。また、位置センサ209はホールH全体をカバーし、位置センサ210〜215は廊下Pの各箇所をそれぞれ分担してカバーすることで、廊下P全体をカバーしている。
なお、位置センサ2から送信される無線信号は、遮蔽物がなければ位置センサ2を中心した円形状の範囲に広がるが、図1においては、位置センサ2から送信される無線信号が到達する範囲を点線で示しているように、壁などの遮蔽物などを考慮して、便宜上、略矩形状、または楕円形状で表している。また、タグ管理装置4の無線部41からの無線信号が到達する範囲を、図1においては、便宜上、一点鎖線で示す略矩形状に囲まれた領域としている。
次に、位置センサ2の構成について、図2に基づいて詳細に説明する。図2は、図1に示す移動体位置検出システムの位置センサを示すブロック図である。
図2に示すように、位置センサ2は、記憶部21と、電源電圧監視部22と、送信部23と、出力調整部24とを備え、図示しない電池で駆動されるタバコサイズの無線送信装置である。
記憶部21は、他の位置センサ2と識別するためのセンサID情報(第1識別情報)が格納された第1識別情報格納手段として機能する不揮発性メモリである。このセンサIDは、予め製品出荷時に記憶部21に設定することもできるし、不揮発性メモリとして設定スイッチとすることで、位置センサ2を設置するときに逐次設定することも可能である。
電源電圧監視部22は、電源である電池の電圧を監視するために、予め設定された閾値と電池の電圧とを比較する電子回路を有し、電池の電圧が閾値電圧より低下した場合に、電圧低下を示す情報を電圧情報として送信部23へ通知する。つまり、通知される電圧情報は、電池の電圧が閾値電圧未満であれば、電圧低下を示すビットをオン(例えば「1」)とすることで「電圧低下」を示し、電池の電圧が閾値電圧以上であれば電圧低下を示すビットをオフ(例えば「0」)とすることで「正常」を示すことができる。電源としては、電池が使用できるが、ACアダプタを介して設置された場所の近辺にある電灯線から電源を取るようにしてもよい。
送信部23は、記憶部21に格納されたセンサID情報と、電源電圧監視部22から通知された電圧情報とを位置センサ情報として、所定間隔ごとに無線信号で、設置された位置の周囲へ送信するセンサ信号送信手段である。
出力調整部24は、送信部23が送信する無線信号の出力を、大きくしたり、小さくしたりする調整手段であり、この出力調整部24により送信部23から出力される無線信号の出力を調整することで、無線信号の到達距離を変更することができる。この出力調整部24によって出力が調整された送信部23の無線信号が到達可能な範囲は、無線タグ3を携帯する被監視者を監視する範囲となるので、以下、この範囲を、監視範囲(図1において点線で示される範囲)と称す。なお、本実施の形態では、被監視者の位置を細かく検出するために、位置センサ2の監視範囲を、出力調整部24により、無線タグ3が送信する無線信号の到達可能な範囲より狭くなるように調整されている。そして、それぞれの位置センサ2の監視範囲が重ならないように、出力調整部24により調整するか、位置センサ2の配置を考慮している。しかし、監視範囲が重なるように位置センサ2を配置するようにしてもよい。位置センサ2の監視範囲が重なる位置に無線タグ3が入ると、監視範囲が重なった位置センサ2の全てが検出されるので、より細かな位置の特定が可能である。従って、更に精度の高い位置検出が可能である。
次に、無線タグ3の構成について、図3に基づいて詳細に説明する。図3は、図1に示す移動体位置検出システムの無線タグを示すブロック図である。
無線タグ3は、記憶部31と、無線部32と、電源電圧監視部33と、ランプ部34と、ブザー部35と、ボタン部36と、制御部37とを備え、図示しない電池で駆動されるタバコサイズの無線送受信機である。
記憶部31は、他の無線タグ3と識別するためのタグID情報(第2識別情報)が格納された第2識別情報格納手段として機能する書き換え可能な不揮発性メモリである。
無線部32は、送信部32aと、受信部32bとを備えている。
送信部32aは、制御部37からのデータを変調した無線信号をタグ管理装置4へ送信する無線タグ信号送信手段である。送信部32aから送信される無線信号が到達する範囲(第2通信領域)は、位置センサ2の監視範囲より広く設定されている。これは、被監視者の位置を細かく検出するために、局所的な監視範囲に調整された位置センサ2に対し、無線タグ3は、建物Bのほぼ中央にあるタグ管理装置4へ無線信号を到達させる必要があるからである。以下、この送信部32aから送信される無線信号の範囲を、無線タグ3の位置を検出可能な範囲であることから、検出可能範囲と称す。
受信部32bは、位置センサ2からの無線信号を受信して復調するセンサ信号受信手段としての機能と、タグ管理装置4からの無線信号を受信して復調する管理情報受信手段としての機能とを備えている。受信部32bは、復調することで生成されたデータを制御部37へ出力する。
電源電圧監視部33は、電源である電池の電圧を監視するために、予め設定された閾値と電池の電圧とを比較する電子回路を有し、電池の電圧が閾値電圧より低下した場合に、電圧低下を示す情報を電圧情報として制御部37へ通知する。電源電圧監視部33から通知される電圧情報は、位置センサ2と同様である。
ランプ部34は、制御部37からの指示により発光することで、光により被監視者に状態を報知する報知手段である。ブザー部35は、制御部37からの指示により鳴動することで、音により被監視者に状態を報知する報知手段である。
ボタン部36は、被監視者が押下することで、制御部37へ押下の通知が出力される。このボタン部36を押下することで、タグ管理装置4へボタン押下の通知を送信することができ、この通知に対するアンサーバックを受信することで、無線タグ3とタグ管理装置4とのリンクの状態を確認することができる。
制御部37は、無線タグ3全体を制御する無線タグ制御手段として機能するもので、記憶部31へのデータの読み書き、送信部32aへのデータの出力、および受信部32bからのデータの入力などを行う。
次に、タグ管理装置4の構成について、図4に基づいて詳細に説明する。図4は、図1に示す移動体位置検出システムのタグ管理装置を示すブロック図である。
図4に示すように、タグ管理装置4は、無線部41と、管理装置本体42とが、LANで接続されている。この管理装置本体42は、専用のハードウェアとすることもできるが、例えばパーソナルコンピュータにプログラムを動作させることで、実現することができる。なお、図4においては、無線部41と、管理装置本体42との間に位置するハブなどのネットワーク接続装置は、省略している。
無線部41は、管理装置本体42と通信を行うための通信部41aと、無線信号を送信する送信部41bと、無線信号を受信する受信部41cとを備えている。
通信部41aは、LANケーブルLを介して入力された管理装置本体42からのデータを送信部41bへ出力したり、受信部41cが受信した無線信号のデータを入力して、管理装置本体42へ出力したりするLANインタフェース手段である。
送信部41bは、通信部41aからのデータを変調した無線信号を無線タグ3へ送信する管理信号送信手段である。送信部41bから送信される無線信号の到達可能な距離は、無線タグ3を携帯する被監視者が建物B内のいずれかへ移動しても無線タグ3と通信できるように、無線タグ3とほぼ同じ到達距離に設定されている。
受信部41cは、無線タグ3からの無線信号を受信して復調し生成したデータを通信部41aへ出力するタグ信号受信手段である。
管理装置本体42は、通信部42aと、記憶部42bと、表示部42cと、入力部42dと、制御部42eとを備えている。
通信部42aは、LANを介して入力された無線部41からのデータを制御部42eへ出力したり、制御部42eからのデータを入力して、無線部41へ出力したりするインタフェース手段である。
記憶部42bは、位置センサ2が設置された位置を示す位置情報と、位置センサ2に対応するセンサIDとが関連付けられて格納されたセンサ情報格納手段として機能する書き換え可能な記憶手段である。位置情報とは、例えば、位置センサ201であれば部屋R1、位置センサ209であればホールHというように、位置センサ2が設置された位置の名称である。この位置情報は、位置センサ2が設置された位置の名称とする他に、建物Bの座標や、緯度経度など、位置が特定できるものであればよい。また、記憶部42bには、無線タグ3を識別するタグID情報と、この無線タグ3を携帯している被監視者を特定するための情報、例えば氏名情報とが関連付けられて格納されている。被監視者を特定するための情報は、氏名情報とする以外に、個々の被監視者に割り当てた識別番号や、単なる記号とすることも可能である。この記憶部42bは、ハードディスク装置とすることができる。また、記憶部42bにはパーソナルコンピュータを管理装置本体42として機能させるためのプログラムが格納されている。
表示部42cは、制御部42eからのデータを表示するモニタである。この表示部42cは、LCDやCRTなどが使用できる。入力部42dは、位置情報を入力したり、氏名情報を入力したり、無線タグ3を呼び出したりするための入力手段である。この入力部42dは、文字情報、数字情報、制御キー情報や記号情報を入力するキーボードと、表示部42cを見ながら操作するためのマウスなどのポインティングデバイスとすることができる。
制御部42eは、記憶部42bからプログラムを読み込んで実行することで、管理装置本体42全体を制御する管理装置制御手段として機能するもので、CPUおよびCPUの周辺回路により形成されている。
なお、本実施の形態では、タグ管理装置4として、無線部41と管理装置本体42とが、LANにより接続された構成としているが、無線部41と管理装置本体42とを一体的に構成することも可能である。その場合には、送信部41bおよび受信部41cを制御部42eに接続する構成とすることで、通信部41a,42aを省略することが可能である。しかし、長いLANケーブルLで、無線部41と管理装置本体42とを接続することで、無線部41の配置の自由度が高くなるので、タグ管理装置4は、無線部41と管理装置本体42とを分ける構成とするのが望ましい。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムの動作および使用状態について、図面に基づいて説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムの動作を示すシーケンスチャートである。図6および図7は、タグ管理装置の表示部に表示される一例を示す図である。図8は、本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムの動作を示すシーケンスチャートである。
なお、本実施の形態では、無線タグ301を携帯する被監視者が、入り口Eから建物B内に進入し、次に、部屋R1内へ入室する場合を説明する。
図5に示すように、ホールHに設置された位置センサ209は、センサID情報(「009」)や電圧情報(「正常」)などを含む位置センサ情報を、所定間隔で送信している(S100)。また、部屋R1に設置された位置センサ201も、センサID情報(「001」)や電圧情報(「正常」)などを含む位置センサ情報を、所定間隔で送信している(S110)。なお、その他の部屋R2〜R8に設置された位置センサ202〜208や、廊下Pに設置された位置センサ210〜215も同様に、それぞれの位置センサ情報を送信している。この位置センサ情報は、センサID情報が記憶部21から読み出され、電圧情報が電源電圧監視部22から通知されることで、送信部23により無線信号で送信される。
被監視者が携帯する無線タグ301は、建物Bの外にいるときには、それぞれの位置センサ2の監視範囲外であるので、受信部32bには位置センサ2からの無線信号が到達しない。位置センサ2からの無線信号が受信できない場合、無線タグ301の送信部32aから無用な無線信号を送信しないようにすることで、無線タグ301の消費電力を低減させることができる。また、無線タグ301から無用な無線信号が送信されないので、外部で悪意のある受信者に無線信号を傍受される頻度が低減する。従って、セキュリティの向上を図ることができる。
被監視者は、入り口Eから建物Bに入ることでホールHに位置する。すなわち、部屋R1〜R8に設置された位置センサ201〜208や、廊下Pに設置された位置センサ210〜215の監視範囲の外であり、かつホールHに設置された位置センサ209の監視範囲内に、無線タグ301が位置することになる(S120)。位置センサ209からの位置センサ情報を、受信部32bにより受信した無線タグ301は、制御部37が、記憶部31から読み出したタグID情報(「001」)と、電源電圧監視部33からの電圧情報(「正常」)とを、無線タグ情報として、受信した位置センサ情報と共に、送信部32aによりタグ管理装置4へ送信する(S130)。無線タグ301の検出可能範囲内にタグ管理装置4があるので、無線タグ301からの無線信号はタグ管理装置4へ到達可能である。従って、無線タグ301からの位置センサ情報と無線タグ情報とを、タグ管理装置4へ到達させることができる。
このとき、制御部37は、無線タグ情報として、タグID情報や、電圧情報の他に、記憶部31に設定された設定情報なども送信することが可能である。そうすることで、タグ管理装置4側で、無線タグ3の設定情報を読み込むことができる。
タグ管理装置4では、無線タグ301からの無線タグ情報と、位置センサ情報とが、無線部41の受信部41cにより受信され、通信部41a,42aを介して制御部42eに通知される。
制御部42eでは、位置センサ情報に含まれるセンサID情報(「009」)から記憶部42bに格納されたセンサID情報(「009」)に関連付けられた位置情報(ホールH)を検索して、検索された位置情報に基づいて被監視者がいる位置を表示部42cに表示する。また、無線タグ情報に含まれるタグID情報(「001」)から記憶部42bに格納されたタグID情報(「001」)に関連付けられた氏名情報を検索して、検索された氏名情報(「特許太郎」)を表示部42cに表示する。
例えば、表示部42cには、図6に示すような建物Bの見取り図Sが表示されている。そして、センサID情報(「009」)がホールHに配置されていることからホールHの位置に被監視者として人物像Aが表示されると共に、この人物像Aを指すように氏名情報(「特許太郎」)が表示されていることで、被監視者「特許太郎」がホールHに位置していることを検出することができる。このように、無線タグ3は、位置センサ情報だけでなく、無線タグ情報も付加して、タグ管理装置4へ送信することで、複数の無線タグ3を同時に監視しても識別することが可能である。本実施の形態では、複数の無線タグ3が監視可能なように無線タグ情報をタグ管理装置4へ無線タグ3から送信するようにしているが、無線タグ3の特定や、無線タグ3を携帯している被監視者の特定が不要であれば、無線タグ3から送信される情報としては、センサ情報のみをタグ管理装置4へ送信するようにしてもよい。
なお、この建物Bの見取り図Sでは、壁で区画されていない廊下Pのそれぞれ監視範囲を、矩形状の点線で囲まれた領域で示しているので、被監視者のいる位置を点線で囲まれた領域内に表示することで、監視者は被監視者の位置を容易に把握することができる。
被監視者が、ホールH内を移動し、部屋R1へ入室して、位置センサ201の監視範囲内に、無線タグ301が位置すると(S140)、位置センサ201からの位置センサ情報が受信可能となる(S150)。受信部32bにより位置センサ201からの位置センサ情報を受信した無線タグ301は、制御部37が、記憶部31から読み出したタグID情報(「001」)と、電源電圧監視部33からの電圧情報(「電圧低下」)とを、無線タグ情報として、受信した位置センサ情報と共に、送信部32aによりタグ管理装置4へ送信する(S160)。
タグ管理装置4では、位置センサ情報に含まれるセンサID情報(「001」)から部屋R1に設置された位置センサ201であることが検出できる。また、タグID情報(「001」)から被監視者が「特許太郎」であることが検出できる。従って、表示部42cには、図7に示すように、ホールHに表示された人物像Aを消去して、部屋R1に人物像Aを表示することで、被監視者「特許太郎」がホールHから部屋R1へ移動したことを示すことができる。本実施の形態では、被監視者「特許太郎」を人物像Aとして、現在いる位置のみを表示部42cに表示しているが、移動した後を軌跡として曲線や直線などで表示することで、行動経路を表示するようにしてもよい。
このように、監視者は、タグ管理装置4の表示部42cを観察することで、建物B内を移動する被監視者の位置や行動経路を、容易に監視することができる。
また、位置センサ2が送信可能な監視範囲は、被監視者が携帯する無線タグ3が送信可能な検出可能範囲よりも小さい範囲としたセンサID情報を送信する無線送信装置とすることができる。従って、無線タグ3と、タグ管理装置4とが、通信可能な検出可能範囲内に、位置センサ2を数多く配置しても、過大なコストアップとはならない。
また、位置センサ2は、電池で駆動可能な無線送信装置なので、タグ管理装置と直接接続する制御信号線や電源線などの余計な配線が不要である。従って、被監視者の移動範囲が広く、数多くの位置センサ2を配置しても、容易に位置センサ201〜215を設置することが可能である。たとえ、位置センサ2の電源が、電池でなく電灯線から電源を取るようなものであっても、位置センサ2が設置された近辺の電灯線から電源を取ればよいので、比較的容易に設置することが可能である。
ここで、図5に示す位置センサ201からの位置センサ情報において、電圧情報が「電圧低下」であることがタグ管理装置4に通知されている。タグ管理装置4は、この位置センサ201からの電圧情報「電圧低下」を受信したことを契機に、制御部42eが、図7に示すように、表示部42cに電池交換を促すメッセージMを表示するようにしてもよい。なお、本実施の形態では、位置センサ2側にて電圧低下か否かの判断を行っているが、位置センサ2から電圧情報として電池電圧の測定値をそのまま送信するようにして、タグ管理装置4側で電圧低下の判断を行うようにしてもよい。
このように電池交換を促すメッセージMを表示することで、遠隔から位置センサ2の電源の状態を把握することができるので、突然に電源の電圧が低下して閾値未満となっても位置センサ2の電池を交換することができる。また、閾値を段階的に設定しておくことで、徐々に消耗する電池を予防的に交換することができる。メッセージMは、文字を点滅させたり、背景色を周囲より明るい色とするなどして強調表示されるのが望ましい。また、電圧低下の判断となる閾値を段階的に設定した場合には、まず「注意、そろそろ電池の交換です。」を表示し、次に「警告、電池の交換が必要です。」などメッセージMも段階的な表示とするのが望ましい。
この位置センサ2の電源電圧の監視は、無線タグ3側で行えるようにしてもよい。つまり、監視者が無線タグ3を携帯して、各所の位置センサ2のメンテナンスを行うように移動して、各所の位置センサ2から送信される電圧情報を受信し、受信した電圧情報が所定電圧より低い場合に、制御部37が無線タグ3のブザー部35を鳴動させたり、ランプ部34を点灯させることで判定するようにすれば、位置センサ2の電源電圧の監視を行うことができる。また、電源電圧を段階的に報知する場合には、ランプ部34を、まず点滅させ、次に点灯するなどしてもよい。
次に、建物B内において危険物が載置されているために、部屋R1への入室が禁止されている場合を、図8に基づいて説明する。
図8に示すように、入り口Eから建物Bに進入した被監視者が携帯する無線タグ301は、ホールHに設置された位置センサ209からの位置センサ情報を受信して、タグ管理装置4へ送信する(S200)。そして、被監視者は、ホールHを通過して、部屋R1へ入室することで、位置センサ201の監視範囲に入り、位置センサ201からの位置センサ情報を受信する(S210)。無線タグ301は、この位置センサ201からの位置センサ情報を受信すると、タグ管理装置4へ送信する(S220)。
タグ管理装置4では、記憶部42bに格納された位置センサ201〜215のセンサID情報のうち、部屋R1に設置された位置センサ201のセンサID情報(「001」)に、危険を示す危険情報(選択情報)が付与されている。
タグ管理装置4の制御部42eは、受信したセンサID情報(「001」)に危険情報が付与されていることで、受信した無線タグ情報のタグID情報を呼出先情報として、ブザー鳴動およびランプ点灯を指示する制御情報と共に、送信部41bから送信する(S230)。
無線タグ301の制御部37は、タグ管理装置4からのタグID情報が、自タグID情報と一致することを判定すると、制御情報からランプ部34を点灯させると共に、ブザー部35を鳴動させる。被監視者は、無線タグ301のランプ部34が点灯し、ブザー部35が鳴動することで、部屋R1への入室が禁止されていることを認識して、部屋R1から退出する(S240)。このように、部屋R1へ入室する被監視者に対してタグ管理装置4から呼び出し、危険を通知することで、遠隔から被監視者へ情報の伝達を行うことができる。部屋R1に設置された位置センサ201のセンサID情報(「001」)に、危険を示す危険情報(選択情報)を付与することで、部屋R1へ入室する全ての被監視者に対して呼び出しを行うことができるが、この危険情報にタグID情報を関連付けることで、部屋R1へ入室する無線タグ3を選択的に制限することも可能である。
本発明の移動体位置検出システムは、商業施設、工場、学校などの建物内や、イベント会場などで、被監視者が移動する位置を数多く検出したい場合などに好適である。
本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムを示す図である。 図1に示す移動体位置検出システムの位置センサを示すブロック図である。 図1に示す移動体位置検出システムの無線タグを示すブロック図である。 図1に示す移動体位置検出システムのタグ管理装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムの動作を示すシーケンスチャートである。 タグ管理装置の表示部に表示される一例を示す図である。 タグ管理装置の表示部に表示される一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る移動体位置検出システムの動作を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
1 移動体位置検出システム
2,201〜215 位置センサ
21 記憶部
22 電源電圧監視部
23 送信部
24 出力調整部
3,301,302 無線タグ
31 記憶部
32 無線部
32a 送信部
32b 受信部
33 電源電圧監視部
34 ランプ部
35 ブザー部
36 ボタン部
37 制御部
4 タグ管理装置
41 無線部
41a 通信部
41b 送信部
41c 受信部
42 管理装置本体
42a 通信部
42b 記憶部
42c 表示部
42d 入力部
42e 制御部
A 人物像
B 建物
E 入り口
R1〜R8 部屋
H ホール
P 廊下

Claims (7)

  1. 所定の場所に設置される位置センサと、移動体に設けられる無線タグと、前記無線タグを管理するタグ管理装置とを有し、
    前記位置センサは、
    他の位置センサと識別する第1識別情報が格納された第1識別情報格納手段と、
    前記第1識別情報を第1通信領域に、無線信号で送信するセンサ信号送信手段とを備え、
    前記無線タグは、
    前記位置センサからの無線信号を受信するセンサ信号受信手段と、
    前記第1通信領域より広い第2通信領域に、前記タグ管理装置へ無線信号を送信する無線タグ信号送信手段と、
    前記センサ信号受信手段により第1識別情報を受信すると、当該第1識別情報の送信を、前記無線タグ信号送信手段へ指示する無線タグ制御手段とを備え、
    前記タグ管理装置は、
    前記無線タグからの無線信号を受信するタグ信号受信手段と、
    前記位置センサが設置された位置を示す位置情報と当該位置センサに対応する第1識別情報とが関連付けられて格納されたセンサ情報格納手段と、
    前記タグ信号受信手段により受信した第1識別情報に基づいて前記センサ情報格納手段から位置情報を抽出することで、前記無線タグの位置を検出する管理装置制御手段と
    を備えたことを特徴とする移動体位置検出システム。
  2. 前記無線タグには、他の無線タグと識別する第2識別情報が格納された第2識別情報格納手段が設けられ、
    前記無線タグ制御手段は、前記第1識別情報の送信を、前記無線タグ信号送信手段へ指示するときに、前記第2識別情報も送信するよう、前記無線タグ信号送信手段へ指示する機能を備え、
    前記管理装置制御手段は、無線タグの位置を検出する際に、タグ信号受信手段により受信した第2識別情報から無線タグを特定する機能を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動体位置検出システム。
  3. 前記タグ管理装置には、前記無線タグへ無線信号を送信する管理信号送信手段が設けられ、
    管理装置制御手段は、呼び出すために指定した第2識別情報を呼出先情報として前記管理信号送信手段へ送信を指示する機能を備え、
    前記無線タグには、前記タグ管理装置の無線信号を受信する管理情報受信手段が設けられ、
    前記無線タグ制御手段は、前記管理情報受信手段により受信した呼出先情報が、自装置の第2識別情報に一致した場合に、報知手段へ報知するよう指示する機能を備えたことを特徴とする請求項2記載の移動体位置検出システム。
  4. 前記タグ管理装置の前記センサ情報格納手段には、格納された第1識別情報のうち、選択された第1識別情報を示す選択情報が付与され、
    前記管理装置制御手段は、無線タグから受信した第1識別情報が、前記センサ情報格納手段に格納され前記選択情報が付与された第1識別情報と一致した場合に、当該第1識別情報を送信した無線タグの第2識別情報を呼出先情報として、前記管理信号送信手段へ送信を指示する機能を備えたことを特徴とする請求項3記載の移動体位置検出システム。
  5. 前記位置センサには、前記センサ信号送信手段から送信される無線信号の出力を調整する調整手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の移動体位置検出システム。
  6. 前記位置センサには、電源電圧を監視する電源電圧監視手段が設けられ、
    前記センサ信号送信手段は、前記電源電圧監視手段からの電圧情報を送信する機能を備え、
    前記無線タグ制御手段は、前記位置センサからの電圧情報を、受信した第1識別情報と共に、前記タグ管理装置へ無線タグ信号送信手段により送信する機能を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載の移動体位置検出システム。
  7. 前記無線タグは、前記センサ信号受信手段により前記位置センサからの無線信号を受信したときのみ、前記無線タグ信号送信手段が前記タグ管理装置へ無線信号を送信することを特徴とする請求項1から6のいずれかの項に記載の移動体位置検出システム。
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