JP2010152677A - セキュリティシステム及び情報処理装置並びにセキュリティ方法 - Google Patents

セキュリティシステム及び情報処理装置並びにセキュリティ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成でセキュリティシステムを実現することが可能な技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置3の不審者侵入判定部30は、人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、応答判定部36において無線通信装置が送信した応答確認信号に対する、ユーザの携帯電話機からの応答有りと判定されると、セキュリティ対象エリア内にユーザが入ってきたと判定する。また、不審者侵入判定部30は、人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、応答判定部36においてユーザの携帯電話機からの応答無しと判定されると、セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、セキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティシステム、当該セキュリティシステムで使用される情報処理装置及びセキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティ方法に関する。
特許文献1〜3にも記載されているように、従来からセキュリティシステムに関して様々な技術が提案されている。
特開2006−59151号公報 特開平1−140290号公報 特開平10−11670号公報
さて、従来からできるだけ簡単な構成でセキュリティシステムが実現されることが望まれている。
そこで、本発明は上記の点に鑑みて成されたものであり、簡単な構成でセキュリティシステムを実現することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るセキュリティシステムは、セキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティシステムであって、前記セキュリティ対象エリア内に存在する人を検出する人検出装置と、前記セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置と、前記無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、前記セキュリティシステムに登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する応答判定部と、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したかを判定する不審者侵入判定部とを備え、前記不審者侵入判定部は、前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定し、前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答無しと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定する。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記不審者侵入判定部において前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定されると、前記登録されている携帯機器に警報を通知する警報通知部がさらに設けられている。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、前記人検出装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の人感センサを有し、前記複数の人感センサでの検出結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記ユーザが位置するブロックを特定するユーザ位置特定部がさらに設けられ、前記不審者侵入判定部は、前記ユーザ位置特定部で特定された、前記ユーザが位置するブロックとは別のブロックに配置された人感センサで人が検出された場合には、当該別のブロックに不審者が侵入したと判定する。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の警報発生部と、前記複数の警報発生部を制御する警報制御部とがさらに設けられ、前記警報制御部は、前記不審者侵入判定部が前記別のブロックに不審者が侵入したと判定すると、前記複数の警報発生部のうち前記ユーザが位置するブロックの警報発生部に警報を発生させる。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、前記無線通信装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置され、かつそれぞれが前記応答確認信号を送信する複数の無線通信部を有し、前記応答判定部での判定結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記登録されている携帯機器が位置するブロックを特定する機器位置特定部がさらに設けられている。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記複数の無線通信部は、互いに異なったタイミングで前記応答確認信号を送信する。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記ユーザの注意を喚起する注意喚起部がさらに設けられている。
また、本発明に係るセキュリティシステムの一態様では、前記セキュリティ対象エリアは住宅内であって、前記人検出装置は、前記住宅内の家電機器に組み込まれた人感センサを有し、前記無線通信装置は、前記家電機器に組み込まれた無線通信部を有する。
また、本発明に係る情報処理装置は、セキュリティ対象エリア内に存在する人を検出する人検出装置と、当該セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置とを備えるセキュリティシステムで使用される情報処理装置であって、前記無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、前記情報処理装置に登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する応答判定部と、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したかを判定する不審者侵入判定部とを備え、前記不審者侵入判定部は、前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定し、前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答無しと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定する。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記不審者侵入判定部において前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定されると、前記登録されている携帯機器に警報を通知する警報通知部がさらに設けられている。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに分割され、前記人検出装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の人感センサを有し、前記複数の人感センサでの検出結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記ユーザが位置するブロックを特定するユーザ位置特定部がさらに設けられ、前記不審者侵入判定部は、前記ユーザ位置特定部で特定された、前記ユーザが位置するブロックとは別のブロックに配置された人感センサで人が検出された場合には、当該別のブロックに不審者が侵入したと判定する。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の警報発生部を制御する警報制御部がさらに設けられ、前記警報制御部は、前記不審者侵入判定部が前記別のブロックに不審者が侵入したと判定すると、前記複数の警報発生部のうち前記ユーザが位置するブロックの警報発生部に警報を発生させる。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、前記無線通信装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置され、かつそれぞれが前記応答確認信号を送信する複数の無線通信部を有し、前記応答判定部での判定結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記登録されている携帯機器が位置するブロックを特定する機器位置特定部がさらに設けられている。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記複数の無線通信部から、互いに異なったタイミングで前記応答確認信号が送信されるように、当該複数の無線通信部を制御する制御部がさらに設けられている。
また、本発明に係る情報処理装置の一態様では、前記人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記ユーザの注意を喚起する注意喚起部を動作させる制御部がさらに設けられている。
また、本発明に係るセキュリティ方法は、セキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティ方法であって、(a)前記セキュリティ対象エリア内に人が存在するか否かを人検出装置において検出する工程と、(b)前記セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する工程と、(c)前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答が有るときには、前記セキュリティ対象エリアに前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定する工程と、(d)前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答確認信号に対する、前記予め登録されている携帯機器からの応答が無いときには、前記セキュリティ対象エリアに不審者が侵入したと判定する工程とを備える。
本発明によれば、ユーザが利用する携帯機器を登録することによって、当該携帯機器をセキュリティの鍵として使用したセキュリティシステムを簡単な構成で実現できる。
図1は本発明の実施の形態に係るセキュリティシステム1の構成を示す図である。本実施の形態に係るセキュリティシステム1は、例えばホームセキュリティシステムであって、住宅内への不審者の侵入を検出する。本セキュリティシステム1では、ユーザの携帯電話機をセキュリティの鍵として使用している。
図1に示されるように、本実施の形態に係るセキュリティシステム1は、N(>1)個の家電機器2−1〜2−Nと、情報処理装置3と、注意喚起部4とを備えている。家電機器2−1〜2−Nのそれぞれは、例えば、照明機器、エアコンあるいはテレビであって、セキュリティ対象エリア10内に配置される。本実施の形態では、セキュリティ対象エリア10は住宅内であって、家電機器2−1〜2―Nのそれぞれは、住宅内の玄関、寝室、キッチン等に配置される。また家電機器2−1〜2−Nのそれぞれは、携帯電話機6と直接に無線通信することが可能である。以後、家電機器2−1〜2−Nを総称して「家電機器2」と呼ぶことがある。
情報処理装置3は、複数の家電機器2−1〜2―Nと宅内ネットワーク7で接続されており、この宅内ネットワーク7を通じて複数の家電機器2−1〜2−Nのそれぞれと個別に通信することができる。また情報処理装置3は、携帯電話機6と外部ネットワーク5を通じて通信することができる。
注意喚起部4は、本セキュリティシステム1のユーザ100が自身の携帯電話機6を住宅内に忘れて住宅の外に出たときにユーザ100の注意を喚起する。注意喚起部4は、例えば、玄関灯、門柱灯、あるいはドアフォンである。注意喚起部4が玄関灯や門柱灯の場合には点滅することによってユーザ100の注意を喚起し、ドアフォンの場合には音声によってユーザ100の注意を喚起する。注意喚起部4は情報処理装置3によって制御される。
図2はセキュリティ対象の住宅200内での複数の家電機器2−1〜2−Nの配置例を示す図である。図2に示されるように、本セキュリティシステム1が導入される住宅200は、例えば、居間201、キッチン202、寝室203、浴室204、物置205、廊下206及び玄関207を備えている。つまり、セキュリティ対象エリア10は、複数のブロックに区分されている。そして、居間201、キッチン202、寝室203、浴室204、物置205、廊下206及び玄関207のそれぞれには、例えば一つの家電機器2が配置されている。なお、各場所には本実施の形態に係る家電機器2とは別の家電機器が配置されることもある。図2の例では、情報処理装置3は居間201に配置されているが、住宅200内の他の場所に配置しても良い。また図2の例では、注意喚起部4は、玄関灯であって、玄関207を出てすぐ横の壁に配置されている。なお、居間201、キッチン202、寝室203、浴室204、物置205、廊下206及び玄関207のそれぞれを単に「ブロック」と呼ぶことがある。
図3は各家電機器2の構成を示す図である。図3に示されるように、各家電機器2は、人感センサ20と、無線通信部21と、警報発生部22とを備えている。人感センサ20は、赤外線や超音波などによって、自身が配置されたブロック内に人が存在することを検出する。人感センサ20での検出結果は、宅内ネットワーク7を通じて情報処理装置3に通知される。本実施の形態では、住宅200内に配置された複数の家電機器2の人感センサ20によって、住宅200内に人が存在することを検出する人検出装置が構成されている。複数の人感センサ20から成る人検出装置は、住宅200内のどのブロックに人が存在する場合であっても、住宅200内に人が存在していることを検出することができる。
無線通信部21は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の短距離無線通信技術を用いて、自身が配置されたブロック内の携帯電話機6と直接に無線通信を行うことができる。近年の携帯電話機6には、短距離無線通信機能が搭載されているため、携帯電話機6と無線通信部21とは直接に通信可能である。無線通信部21は情報処理装置3によって制御される。本実施の形態では、住宅200内に配置された複数の家電機器2の無線通信部21によって、住宅200内に存在する携帯電話機6と無線通信を行う無線通信装置が構成されている。複数の無線通信部21から成る無線通信装置は、住宅200内のどのブロックに携帯電話機6が存在する場合であっても、当該携帯電話機6と通信することができる。
警報発生部22は、情報処理装置3に設けられた後述の不審者侵入判定部30において、セキュリティ対象エリア10内、つまり住宅200内に不審者が侵入したと判定されると、外部に警報を発生する。家電機器2が照明機器の場合には、警報発生部22は、例えば蛍光灯であって、点滅することによって警報を視覚的に外部に通知する。また、家電機器2がテレビの場合には、警報発生部22は、例えば表示部であって、警報用の映像や文字を表示することによって警報を視覚的に外部に通知する。また、家電機器2がスピーカ内蔵のエアコンの場合には、警報発生部22は、当該スピーカであって、警報用の音声を発することによって警報を聴覚的に外部に通知する。
本実施の形態では、住宅200内に配置された複数の無線通信部21のそれぞれは、情報処理装置3による制御により、ユーザ100の携帯電話機6からの応答を確認するための応答確認信号を所定間隔ごとに繰り返して送信する。無線通信部21からの応答確認信号を受信した携帯電話機6は、応答確認信号を受信した旨を示すACK(Acknowledgement)信号を送信する。ここで、各携帯電話機6には固有の識別番号が割り当てられている。携帯電話機6は、応答確認信号を受信すると、自身に割り当てられている識別番号を含むACK信号を送信する。各無線通信部21は、ACK信号を受信すると、それを宅内ネットワーク7を通じて情報処理装置3に伝送する。
また、本実施の形態では、複数の無線通信部21は、互いに異なったタイミングで応答確認信号を送信する。つまり、複数の無線通信部21は、時分割方式で携帯電話機6と通信を行う。図4は、複数の無線通信部21の間での応答確認信号の送信タイミングの関係を示す図である。図4の例では、例えば、N=3であって、3つの家電機器2−1〜2−3の送信タイミングを示している。図4に示されるように、家電機器2−1は、時間帯t0,t3,t6で応答確認信号を送信しており、家電機器2−2は、時間帯t1,t4,t7で応答確認信号を送信しており、家電機器2−3は、時間帯t2,t5,t8で応答確認信号を送信している。このように、複数の無線通信部21が互いに異なったタイミングで応答確認信号を送信することによって、ユーザ100の携帯電話機6は、応答確認信号を複数の無線通信部21から同時に受信することは無い。情報処理装置3は、複数の無線通信部21の間で送信タイミングが重複しないように、複数の無線通信部21のそれぞれに応答確認信号を送信させている。
図5は情報処理装置3の構成を示す図である。情報処理装置3は、例えばCPUやメモリ等で構成されており、図5に示されるように、機能ブロックとして、不審者侵入判定部30と、ユーザ位置特定部31と、機器位置特定部32と、注意喚起制御部33と、警報通知部34と、記憶部35と、応答判定部36と、家電制御部37と、家電I/F部38とを備えている。
家電I/F部38は、宅内ネットワーク7に接続されており、各家電機器2からの情報を受信する。家電I/F部38は、各家電機器2の人感センサ20から通知される検出結果を受け取ったり、各家電機器2の無線通信部21から上述のACK信号を受け取る。
家電制御部37は、家電I/F部38を通じて、複数の家電機器2のそれぞれを個別に制御する。具体的には、家電制御部37は、各家電機器2の無線通信部21での応答確認信号の送信タイミングを個別に制御する。また、家電制御部37は、各家電機器2の警報発生部22に個別に警報を発生させることができる。
応答判定部36は、複数の無線通信部21が送信する応答確認信号のそれぞれについて、ユーザ100の携帯電話機6からの応答の有無を判定する。
ここで、情報処理装置3にはユーザ100が利用する携帯電話機6が登録されている。具体的には、ユーザ100が利用する携帯電話機6の識別情報が情報処理装置3の記憶部35に予め記憶されている。応答判定部36は、家電制御部37が複数の無線通信部21の一つに応答確認信号を送信させるたびに、その応答確認信号に対するACK信号が所定時間内に家電I/F部38で受信されるかどうかを確認する。応答判定部36は、家電I/F部38において所定時間内にACK信号が受信されない場合には、応答確認信号に対する、ユーザ100の携帯電話機6の応答が無いと判断する。また、応答判定部36は、家電I/F部38において所定時間内に受信されたACK信号に含まれる識別情報と、記憶部35が記憶する識別情報とを比較し、両者が一致しない場合にも、応答確認信号に対する、ユーザ100の携帯電話機6の応答が無いと判断する。そして、応答判定部36は、家電I/F部38において所定時間内に受信されたACK信号に含まれる識別情報と、記憶部35が記憶する識別情報とが一致する場合には、応答確認信号に対する、ユーザ100の携帯電話機6の応答があったと判断する。
不審者侵入判定部30は、家電I/F部38で受信される、複数の人感センサ20での検出結果と、応答判定部36における、応答確認信号に対するユーザ100の携帯電話機6の応答の有無の判定結果とに基づいて、住宅200内に不審者が侵入したかを判定する。
警報通知部34は、外部ネットワーク5と接続されている。警報通知部34は、不審者侵入判定部30において住宅200内に不審者が侵入したと判定されると、ユーザ100の携帯電話機6に対して、外部ネットワーク5を通じて警報を通知する。警報が通知されたユーザ100の携帯電話機6は警報を外部に発生する。例えば、ユーザ100の携帯電話機6は、着信音を鳴らすとともに、その表示画面に文字や図形等によって住宅200内に不審者が侵入したことを表示する。
ユーザ位置特定部31は、住宅200内に配置された複数の人感センサ20での検出結果に基づいて、住宅200内でのユーザ100の位置を特定する。例えば、住宅200内にユーザ100が存在する状態において、居間201に配置された家電機器2の人感センサ20から人を検出した旨が家電I/F部38に通知されると、ユーザ位置特定部31は、ユーザ100は居間201に居ると判断する。そして、ユーザ位置特定部31は、ユーザ100の位置を追跡する。
機器位置特定部32は、応答判定部36で検出される、住宅200内に配置された複数の無線通信部21から送信される応答確認信号に対する、ユーザ100の携帯電話機6の応答の有無に基づいて、住宅200内でのユーザ100の携帯電話機6の位置を特定する。例えば、キッチン202に配置された家電機器2の無線通信部21が送信した応答確認信号に対して、ユーザ100の携帯電話機6から応答があったと応答判定部36で判定された場合には、機器位置特定部32は、ユーザ100の携帯電話機6がキッチン202に存在していると判断する。そして、機器位置特定部32は、ユーザ100の携帯電話機6の位置を追跡する。
注意喚起制御部33は、ユーザ100が自身の携帯電話機6を住宅200内に忘れて住宅200の外に出たときに、上述の注意喚起部4に当該ユーザ100の注意を喚起させる。
次に本実施の形態に係るセキュリティシステム1の動作について詳細に説明する。本実施の形態では、住宅200内の各ブロックは、ユーザ100が存在している場合には在宅モードとなり、ユーザ100が存在していない場合には留守モードとなる。本セキュリティシステム1では、在宅モードのブロックに対するセキュリティは解除されており、当該ブロックへの不審者の侵入は検出されない。また、本セキュリティシステム1では、留守モードのブロックに対するセキュリティは実行されており、当該ブロックへの不審者の侵入は検出される。
(ユーザの帰宅検出)
図6は無人の住宅200、つまり複数のブロックのすべてが留守モードである住宅200にユーザ100が帰って来た様子を示す図である。ユーザ100が、自身の携帯電話機6、つまり情報処理装置3に登録されている携帯電話機6を所持して、無人の住宅200に帰宅した際には、住宅200内に配置された複数の人感センサ20のいずれもが人を検出していない状態から、玄関207に配置された家電機器2の人感センサ20が人を検出する状態となる。さらに、玄関207に配置された家電機器2の無線通信部21からの応答確認信号に対して、ユーザ100の携帯電話機6からACK信号が送信され、情報処理装置3の応答判定部36では、ユーザの携帯電話機6からの応答有りと判定される。このように、住宅200内の人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、住宅200内の無線通信装置から送信された応答確認信号に対して、登録されているユーザ100の携帯電話機6から応答があったときには、情報処理装置3の不審者侵入判定部30は、住宅200内にユーザ100が入ってきたと判定する。
(無人の住宅内への不審者の侵入の検出)
図7は無人の住宅200内に不審者150が侵入してきた様子を示す図である。不審者150が、無人の住宅200内に侵入してきた場合には、無人の住宅200にユーザ100が帰って来た場合と同様に、住宅200内に配置された複数の人感センサ20のいずれもが人を検出していない状態から、玄関207に配置された人感センサ20が人を検出する状態となる。また、不審者150は、本セキュリティシステム1に登録された携帯電話機6は所有していないことから、応答判定部36では、住宅200内に配置された複数の無線通信部21が送信する応答確認信号のそれぞれについて、登録された携帯電話機6からの応答は無いと判定される。このように、住宅200内の人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、住宅200内の無線通信装置から送信された応答確認信号に対して、登録されている携帯電話機6からの応答が無いときには、不審者侵入判定部30は、留守モードの複数のブロックのいずれかに不審者150が入ってきたと判定する。
不審者侵入判定部30で不審者150の侵入が検出されると、警報通知部34は外部ネットワーク5を通じて、登録されている携帯電話機6、つまりユーザ100の携帯電話機6に、住宅200内に不審者150が侵入したことを通知する。その通知を受けた携帯電話機6は、着信音を鳴らすとともに、住宅200内に不審者150が侵入したことを示す文字や図形などを表示する。これより、外出しているユーザ100は、住宅200内に不審者150が侵入したことを知ることができる。
(住宅内でのユーザ及び携帯電話機の位置特定)
図8は住宅200に帰って来たユーザ100が自身の携帯電話機6を所持して寝室203に居る様子を示す図である。また図9は、寝室203に居たユーザ100が、自身の携帯電話機6を寝室203に置いた状態で寝室203を出て、現在居間201に居る様子を示す図である。
ユーザ100が住宅200内に居る場合には、本セキュリティシステム1では、ユーザ100の位置と、ユーザ100が利用する登録された携帯電話機6の位置とを独立して特定することができる。情報処理装置3では、ユーザ位置特定部31が複数の人感センサ20での検出結果に基づいて住宅200内でのユーザ100の位置を特定し、機器位置特定部32が複数の無線通信部21からの応答確認信号に対する、ユーザ100の携帯電話機6からの応答の有無の結果に基づいて、ユーザ100の携帯電話機6の位置を特定する。
図8の例では、住宅200に配置された複数の人感センサ20のうち、寝室203の家電機器2が有する人感センサ20だけで人が検出されることから、ユーザ位置特定部31は、ユーザ100が寝室203に居ると判断する。また図8の例では、住宅200に配置された複数の無線通信部21が送信する応答確認信号のうち、寝室203の家電機器2が有する無線通信部21が送信する応答確認信号に対してだけ、ユーザ100の携帯電話機6からの応答があるため、機器位置特定部32は、ユーザ100の携帯電話機6は寝室203に存在すると判断する。
一方で、図9の例では、ユーザ100の携帯電話機6の位置については、図8の例と同様に、機器位置特定部32で「寝室203」と特定されるが、ユーザ100の位置については、住宅200に配置された複数の人感センサ20のうち、居間201の家電機器2が有する人感センサ20だけで人が検出されることから、ユーザ位置特定部31で「居間201」と特定される。
このように、ユーザ100が住宅200内に入ってきたと不審者侵入判定部30で判定された後においては、ユーザ100が位置する場所と、登録された携帯電話機6が位置する場所とは別々に特定される。そして、ユーザ100が存在するブロックだけは留守モードから在宅モードとなる。
なお、ユーザ100の携帯電話機6から送信されるACK信号の無線通信部21での受信強度をも考慮して、ユーザ100の携帯電話機6の位置を特定してもよい。例えば、ユーザ100の携帯電話機6がキッチン202に存在する場合であって、キッチン202の無線通信部21が天井の中央付近に配置されているものとする。この場合には、キッチン202の無線通信部21は、自身が送信した応答確認信号に対して、ユーザ100の携帯電話機6から送信されてきたACK信号の受信強度を求めて、それを情報処理装置3の家電I/F部38に送信する。機器位置特定部32は、家電I/F部38で受信された受信強度が大きい場合には、ユーザ100の携帯電話機6が、キッチン202の中央付近にあると判断し、受信強度が小さい場合には、ユーザ100の携帯電話機6が、キッチン202の隅の方にあると判断する。
このように、登録されている携帯電話機6から送信されるACK信号の無線通信部21での受信強度をも考慮して、その携帯電話機6の位置を特定することによって、登録されている携帯電話機6の位置をより詳細に特定することができる。
また、図9のように、ユーザ100が存在するブロックと、ユーザ100の携帯電話機6が存在するブロックとが異なる場合には、ユーザ100が存在するブロックの家電機器2を利用して、ユーザ100の携帯電話機6の位置を通知しても良い。例えば、ユーザ100が存在するブロックに配置された家電機器2がテレビである場合には、情報処理装置3は、当該テレビを制御して、当該テレビにユーザ100の携帯電話機6の位置を文字や図形等で表示させても良い。
(人が存在する住宅内への不審者の侵入の検出)
図10はユーザ100が在宅中に住宅200内に不審者150が侵入してきた様子を示す図である。不審者150が、ユーザ100が居るブロックとは別のブロック内に侵入してきたときには、当該別のブロックに配置された家電機器2の人感センサ20では人が検出されるようになる。図10の例では、浴室204の人感センサ20において人が検出されるようになる。このように、ユーザ100が存在するブロックとは別のブロック、つまり留守モードのブロックに配置された人感センサ20で人が検出された場合には、不審者侵入判定部30は、当該留守モードのブロックに不審者150が侵入したと判定する。図10の例では、不審者侵入判定部30は、浴室204に不審者150が侵入したと判定する。
不審者侵入判定部30で留守モードのブロックへの不審者150の侵入が検出されると、警報制御部としても機能する家電制御部37は、ユーザ100が位置するブロック(在宅モードのブロック)に配置された家電機器2の警報発生部22に警報を発生させる。これにより、ユーザ100に不審者が侵入したことを確実に通知できる。
また、不審者侵入判定部30で不審者150の侵入が検出されると、警報通知部34は外部ネットワーク5を通じて、登録されている携帯電話機6、つまりユーザ100の携帯電話機6に、住宅200内に不審者150が侵入したことを通知する。ユーザ100の携帯電話機6は、警報が通知されると、着信音を鳴らすとともに、警報用の文字や図形などを表示する。これにより、ユーザ100が自身の携帯電話機6を保持している場合には、ユーザ100に不審者が侵入したことを通知することができる。
(ユーザの外出検出)
図11はユーザ100が自身の携帯電話機6を所持して外出する様子を示す図である。ユーザ100が自身の携帯電話機6を所持して住宅200の外側に出ると、住宅200内に配置された複数の人感センサ20で人が検出される状態から人がまったく検出されない状態となる。さらに、住宅200内に配置された複数の無線通信部21からの応答確認信号に対して、ユーザ100の携帯電話機6からの応答がある状態から応答がまったく無い状態に変化する。このように、住宅200内の人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化するとともに、住宅200内の無線通信装置から送信される応答確認信号に対するユーザ100の携帯電話機6からの応答がある状態から無い状態に変化する場合には、情報処理装置3の不審者侵入判定部30は、ユーザ100が外出したと判定する。これにより、住宅200内のすべてのブロックが留守モードとなる。
(ユーザが携帯電話機を忘れて外出したときの注意喚起)
図12は、居間201に居たユーザ100が自身の携帯電話機6を寝室203に忘れて外出する様子を示す図である。ユーザ100が自身の携帯電話機6を忘れて住宅200の外側に出ると、住宅200内に配置された複数の人感センサ20で人が検出される状態から人がまったく検出されない状態となる。一方で、住宅200内に配置された複数の無線通信部21からの応答確認信号に対して、ユーザ100の携帯電話機6からの応答がある状態が維持される。このように、住宅200内の人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、住宅200内の無線通信装置から送信される応答確認信号に対するユーザ100の携帯電話機6からの応答がある場合には、情報処理装置3の注意喚起制御部33は、玄関灯などの注意喚起部4にユーザ100の注意を喚起させる。これにより、外出しようとするユーザ100に対して、自身の携帯電話機6を住宅200内に忘れていることを気付かせることができる。
以上のように、本実施の形態では、不審者侵入判定部30は、複数の人感センサ20からなる人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、応答判定部36において、複数の無線通信部21からなる無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、登録されている携帯電話機6からの応答有りと判定されると、セキュリティ対象エリア10内にユーザ100が入ってきたと判定している。そして、不審者侵入判定部30は、人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、応答判定部36において応答確認信号に対する、登録されている携帯電話機6からの応答無しと判定されると、セキュリティ対象エリア10内に不審者150が侵入したと判定している。したがって、ユーザ100が利用する携帯電話機6を登録することによって、当該携帯電話機6をセキュリティの鍵として使用したセキュリティシステムを簡単な構成で実現できる。
また、本実施の形態では、不審者侵入判定部30においてセキュリティ対象エリア10内に不審者150が侵入したと判定されると、警報通知部34によって、登録されている携帯電話機6に警報が通知される。したがって、セキュリティ対象エリア10内に不審者150が侵入した際に、ユーザ100が利用する携帯電話機6に警報を通知することができる。
また、本実施の形態では、複数の人感センサ20での検出結果に基づいて、住宅200内の複数のブロックのうちユーザ100が位置するブロックを特定している。そして、不審者侵入判定部30は、ユーザ100が位置するブロックとは別のブロックに配置された人感センサ20で人が検出された場合には、当該別のブロックに不審者150が侵入したと判定している。したがって、セキュリティ対象エリア10内にユーザ100が存在する場合にも不審者150の侵入を検出することができる。
また、本実施の形態では、家電制御部37は、不審者侵入判定部30が、ユーザ100が位置するブロックとは別のブロックに不審者150が侵入したと判定すると、ユーザ100が位置するブロックの警報発生部22に警報を発生させるため、セキュリティ対象エリア10内に存在するユーザ100に対して不審者150の侵入を確実に通知することができる。
また、本実施の形態では、応答判定部36での判定結果に基づいて、住宅200内の複数のブロックのうち、登録されている携帯電話機6が位置するブロックを特定する機器位置特定部32が設けられているため、ユーザ100が利用する携帯電話機6の位置を特定することができる。
また、本実施の形態では、複数の無線通信部21が、互いに異なったタイミングで応答確認信号を送信している。仮に、複数の無線通信部21が同じタイミングで応答確認信号を送信する場合には、住宅200内のユーザ100の携帯電話機6は、それが存在する場所によっては、複数の無線通信部21からの応答確認信号を同時に受信することがある。そうすると、ユーザ100の携帯電話機6は、複数の無線通信部21からの応答確認信号に対して同時に応答することになる。この場合には、機器位置特定部32は、ユーザ100の携帯電話機6が位置するブロックを一つに特定することができない。
本実施の形態では、複数の無線通信部21が、互いに異なったタイミングで応答確認信号を送信しているため、あるタイミングにおいては、ユーザ100が利用する携帯電話機6は、一の無線通信部21が送信した応答確認信号に対して応答することになる。よって、ユーザ100が利用する携帯電話機6が位置するブロックを一つに特定することができ、当該携帯電話機6の位置を正確に突き止めることができる。この場合に、携帯電話機6の位置を正確に特定していることにより、ユーザ100に対して、携帯電話機6の所在を正確に通知することができる。
また、本実施の形態では、人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、応答判定部36において応答確認信号に対する、登録されている携帯電話機6からの応答有りと判定されると、注意喚起部4によってユーザ100の注意が喚起される。したがって、ユーザ100が自身の携帯電話機6を忘れてセキュリティ対象エリア10外に出た際に、ユーザ100に対して携帯電話機6を忘れていることを通知することができる。
また、本実施の形態では、人感センサ20及び無線通信部21が家電機器2に組み込まれているため、人感センサ20及び無線通信部21の配置スペースを特に確保することなしにホームセキュリティシステムを構築できる。
なお、本実施の形態では、セキュリティシステム1の鍵として携帯電話機6を使用したが、同じ機能を有する他の携帯機器をセキュリティシステム1の鍵として使用しても良い。例えば、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯ゲーム機などを、本実施の形態に係るセキュリティシステム1の鍵として使用しても良い。
また、ユーザ100の携帯電話機6が長時間住宅200内に置かれている場合には、当該携帯電話機6の短距離無線通信機能を停止しても良い。近年の携帯電話機6には、加速度センサが搭載されている。携帯電話機6は、加速度センサからの出力情報に基づいて、自身の姿勢が一定時間変化していないと判定すると、無線通信部21と通信するための短距離無線通信機能を停止する。これにより、携帯電話機6での短距離無線通信による電池の消耗を低減できる。短距離無線通信機能を停止している携帯電話機6は、加速度センサからの出力情報に基づいて、自身の姿勢が変化したことを検出すると、短距離無線通信機能を起動させる。
また、ユーザ100の携帯電話機6が長時間住宅200内に置かれている場合には、各無線通信部21での応答確認信号の送信間隔を長くしても良い。この場合には、情報処理装置3の家電制御部37は、機器位置特定部32で特定されるユーザ100の携帯電話機の位置を確認し、その位置が一定時間変化しない場合には、各無線通信部21を制御して、各無線通信部21での応答確認信号の送信間隔を長くする。これにより、各無線通信部21とユーザ100の携帯電話機6との通信回数が低減し、ユーザ100の携帯電話機6での短距離無線通信による電池の消耗を低減できる。ユーザ100が、住宅200内の所定のブロック、例えば玄関207の人感センサ20で検出されると、家電制御部37は、各無線通信部21を制御して、各無線通信部21での応答確認信号の送信間隔をもとの間隔に戻す。
また、本実施の形態では、複数の人感センサ20で、セキュリティ対象エリア10内に存在する人を検出する人検出装置を構成したが、セキュリティ対象エリア10が狭い場合や、壁等で仕切られていない場合など、一つの人感センサ20でもってセキュリティ対象エリア10をカバーできる場合には、一つの人感センサ20で人検出装置を構成しても良い。
同様に、セキュリティ対象エリア10が狭い場合や、壁等で仕切られていない場合など、一つの無線通信部21でもってセキュリティ対象エリア10をカバーできる場合には、一つの無線通信部21で、セキュリティ対象エリア10内の携帯電話器6と無線通信を行う無線通信装置を構成しても良い。
また、本実施の形態では、セキュリティが解除されているブロックのモードを「在宅モード」と呼び、セキュリティが実行されているブロックのモードを「留守モード」と呼んでいるが、住宅200内の複数のブロックのうちの少なくとも一つのブロックにユーザ100が存在する場合の本セキュリティシステム1の動作モードを「在宅モード」と呼び、住宅200内の複数のブロックのいずれにもユーザ100が存在しない場合の本セキュリティシステム1の動作モードを「留守モード」と呼んでも良い。在宅モードの本セキュリティシステム1では、ユーザ100が存在するブロックに対するセキュリティは解除され、ユーザ100が存在しないブロックに対するセキュリティは実行されている。また、留守モードの本セキュリティシステム1では、住宅200内のすべてのブロックに対するセキュリティが実行されている。
本発明の実施の形態に係るセキュリティシステムの構成を示す図である。 住宅内での複数の家電機器の配置例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る家電機器の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る複数の無線通信部の間での送信タイミングの関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 無人の住宅にユーザが帰って来た様子を示す図である。 無人の住宅内に不審者が侵入してきた様子を示す図である。 ユーザが自身の携帯電話機を所持して寝室に居る様子を示す図である。 ユーザが自身の携帯電話機を寝室に置いた状態で居間に居る様子を示す図である。 ユーザが在宅中に住宅内に不審者が侵入してきた様子を示す図である。 ユーザが自身の携帯電話機を所持して外出する様子を示す図である。 ユーザが自身の携帯電話機を寝室に忘れて外出する様子を示す図である。
符号の説明
1 セキュリティシステム
2 家電機器
3 情報処理装置
4 注意喚起部
6 携帯電話機
10 セキュリティ対象エリア
20 人感センサ
21 無線通信部
22 警報発生部
30 不審者侵入判定部
31 ユーザ位置特定部
32 機器位置特定部
33 注意喚起制御部
34 警報通知部
35 記憶部
36 応答判定部
37 家電制御部
100 ユーザ
150 不審者
200 住宅

Claims (16)

  1. セキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティシステムであって、
    前記セキュリティ対象エリア内に存在する人を検出する人検出装置と、
    前記セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置と、
    前記無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、前記セキュリティシステムに登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する応答判定部と、
    前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したかを判定する不審者侵入判定部と
    を備え、
    前記不審者侵入判定部は、
    前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定し、
    前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答無しと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定する、セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載のセキュリティシステムであって、
    前記不審者侵入判定部において前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定されると、前記登録されている携帯機器に警報を通知する警報通知部をさらに備える、セキュリティシステム。
  3. 請求項1に記載のセキュリティシステムであって、
    前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、
    前記人検出装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の人感センサを有し、
    前記複数の人感センサでの検出結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記ユーザが位置するブロックを特定するユーザ位置特定部をさらに備え、
    前記不審者侵入判定部は、
    前記ユーザ位置特定部で特定された、前記ユーザが位置するブロックとは別のブロックに配置された人感センサで人が検出された場合には、当該別のブロックに不審者が侵入したと判定する、セキュリティシステム。
  4. 請求項3に記載のセキュリティシステムであって、
    前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の警報発生部と、
    前記複数の警報発生部を制御する警報制御部と
    をさらに備え、
    前記警報制御部は、前記不審者侵入判定部が前記別のブロックに不審者が侵入したと判定すると、前記複数の警報発生部のうち前記ユーザが位置するブロックの警報発生部に警報を発生させる、セキュリティシステム。
  5. 請求項1に記載のセキュリティシステムであって、
    前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、
    前記無線通信装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置され、かつそれぞれが前記応答確認信号を送信する複数の無線通信部を有し、
    前記応答判定部での判定結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記登録されている携帯機器が位置するブロックを特定する機器位置特定部をさらに備える、セキュリティシステム。
  6. 請求項5に記載のセキュリティシステムであって、
    前記複数の無線通信部は、互いに異なったタイミングで前記応答確認信号を送信する、セキュリティシステム。
  7. 請求項1に記載のセキュリティシステムであって、
    前記人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記ユーザの注意を喚起する注意喚起部をさらに備える、セキュリティシステム。
  8. 請求項1に記載のセキュリティシステムであって、
    前記セキュリティ対象エリアは住宅内であって、
    前記人検出装置は、前記住宅内の家電機器に組み込まれた人感センサを有し、
    前記無線通信装置は、前記家電機器に組み込まれた無線通信部を有する、セキュリティシステム。
  9. セキュリティ対象エリア内に存在する人を検出する人検出装置と、当該セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置とを備えるセキュリティシステムで使用される情報処理装置であって、
    前記無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、前記情報処理装置に登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する応答判定部と、
    前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したかを判定する不審者侵入判定部と
    を備え、
    前記不審者侵入判定部は、
    前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定し、
    前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答無しと判定されると、前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定する、情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記不審者侵入判定部において前記セキュリティ対象エリア内に不審者が侵入したと判定されると、前記登録されている携帯機器に警報を通知する警報通知部をさらに備える、情報処理装置。
  11. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに分割され、
    前記人検出装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の人感センサを有し、
    前記複数の人感センサでの検出結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記ユーザが位置するブロックを特定するユーザ位置特定部をさらに備え、
    前記不審者侵入判定部は、
    前記ユーザ位置特定部で特定された、前記ユーザが位置するブロックとは別のブロックに配置された人感センサで人が検出された場合には、当該別のブロックに不審者が侵入したと判定する、情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記複数のブロックにそれぞれ配置された複数の警報発生部を制御する警報制御部をさらに備え、
    前記警報制御部は、前記不審者侵入判定部が前記別のブロックに不審者が侵入したと判定すると、前記複数の警報発生部のうち前記ユーザが位置するブロックの警報発生部に警報を発生させる、情報処理装置。
  13. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記セキュリティ対象エリアは複数のブロックに区分され、
    前記無線通信装置は、前記複数のブロックにそれぞれ配置され、かつそれぞれが前記応答確認信号を送信する複数の無線通信部を有し、
    前記応答判定部での判定結果に基づいて、前記複数のブロックのうち前記登録されている携帯機器が位置するブロックを特定する機器位置特定部をさらに備える、情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記複数の無線通信部から、互いに異なったタイミングで前記応答確認信号が送信されるように、当該複数の無線通信部を制御する制御部をさらに備える、情報処理装置。
  15. 請求項9に記載の情報処理装置であって、
    前記人検出装置において人が検出される状態から人が検出されない状態に変化した場合に、前記応答判定部において前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答有りと判定されると、前記ユーザの注意を喚起する注意喚起部を動作させる制御部をさらに備える、情報処理装置。
  16. セキュリティ対象エリア内への不審者の侵入を検出するセキュリティ方法であって、
    (a)前記セキュリティ対象エリア内に人が存在するか否かを人検出装置において検出する工程と、
    (b)前記セキュリティ対象エリア内に存在する携帯機器と無線通信を行う無線通信装置が送信する応答確認信号に対する、登録されている携帯機器からの応答の有無を判定する工程と、
    (c)前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答確認信号に対する、前記登録されている携帯機器からの応答が有るときには、前記セキュリティ対象エリアに前記セキュリティシステムのユーザが入ってきたと判定する工程と、
    (d)前記人検出装置において人が検出されない状態から人が検出される状態に変化した場合に、前記応答確認信号に対する、前記予め登録されている携帯機器からの応答が無いときには、前記セキュリティ対象エリアに不審者が侵入したと判定する工程と
    を備える、セキュリティ方法。
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