JPH11259783A - 緊急救護システム - Google Patents

緊急救護システム

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Publication number
JPH11259783A
JPH11259783A JP10057150A JP5715098A JPH11259783A JP H11259783 A JPH11259783 A JP H11259783A JP 10057150 A JP10057150 A JP 10057150A JP 5715098 A JP5715098 A JP 5715098A JP H11259783 A JPH11259783 A JP H11259783A
Authority
JP
Japan
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patient
center system
emergency
information
portable terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP10057150A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujita
政則 藤田
Koji Akai
孝司 赤井
Akihiko Yanaga
秋彦 彌永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
Priority to JP10057150A priority Critical patent/JPH11259783A/ja
Publication of JPH11259783A publication Critical patent/JPH11259783A/ja
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 患者用携帯端末装置の小型化並びにインフラ
整備の負荷を低減できる緊急救護システムを提供する。 【解決手段】 患者用携帯端末装置1が患者の異常を検
出した際、その患者の識別情報とその患者の異常状態を
示す情報とPHS通信機13が検出する音情報をPHS
通信機13から出力し、医療センターシステム2が患者
用携帯端末装置1からの情報に応じて患者の救護要否を
判断し、救急センターシステム3は医療センターシステ
ム2の運用者が救護必要と判断した際、救護必要な患者
の救護を行い、PHS基地局の設置場所情報を有する位
置探索センターシステム4が医療センターシステム2か
らの要求により救護必要とされた患者の患者用携帯端末
装置内1のPHS通信機13が交信したPHS基地局情
報等に基づいて患者が存在する領域を特定し、その特定
した領域情報を医療センターシステム2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、PHS(パーソナルハン
ディホンシステム)を用いた緊急救護システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、患者等の緊急救護システムとして
は、例えば特開平7−234982号公報に開示されて
いるようなものがある。この開示技術は、患者の健康状
態および位置情報を常に監視し、健康状態の異常が検出
された際にその異常を示す情報と位置情報を医療センタ
ーや緊急センターに送信するものである。具体的な構成
としては、健康状態の検出は医療用モニタにより行い、
位置情報はGPS(全地球位置発見システム)や所定の
場所に取り付けられたビーコンが出力する電波を受信す
る受信器により検出し、医療センターや緊急センターへ
の通信には無線送信器を用いている。これら医療用モニ
タ、位置検出器および無線送信器は患者に装着され電池
で駆動される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものでは健康状態を検出する医療用モニタの他に、位置
情報検出用のGPSやビーコン等と医療用センターや緊
急センターに緊急状態を送信するための無線送信器が必
要となる。したがって、コストがかかり、小型化が難し
い上に消費電力も多くなる。よって、構成が大きくなる
ことから患者はそれを携帯することに不快感を覚え、ま
た消費電力が多いので電池駆動では長時間の使用が困難
となる。
【0004】また、正常な状態のときも正確な位置検出
をしており、この位置情報は無駄になる可能性が高く、
特に電池を電源として使用する場合、この無駄な位置検
出に要する消費電力が問題となる。
【0005】近年、PHS(パーソナルハンディホンシ
ステム)が普及してきたが、このシステムは音声の通信
だけではなく、交信可能PHS基地局情報または交信電
界強度等の位置情報がPHS交換機を介して送信可能に
なっている。
【0006】PHS交換機はおよそ100m範囲の受信
可能領域を有する複数のPHS基地局と専用線等で接続
され、かつPHS基地局の設置位置情報を有しており、
PHS携帯電話機より交信可能なPHS基地局情報が送
信されると、そのPHS基地局の設置位置からPHS携
帯電話機の位置を確定することができ、PHS携帯電話
機の位置情報を管理している。
【0007】そこで、上述した緊急救護システムの位置
情報検出部および緊急状態送信用無線送信器としてPH
Sを用いることが考えられるが、これを単純に用いた場
合、以下のような不都合が生じてしまう。
【0008】緊急信号を受信し患者の救護に向かう救急
センターの利便性を考えると、救急センターは患者を早
急に救護しなければならないため細かく分けられた地域
ごと、例えば市町村単位ごとに多数設置されることが望
ましい。
【0009】しかしながら、市町村単位ごとに救急セン
ターを設置し、各救急センターで患者の位置を特定する
ためのデータベースを持つようにすると各救急センター
のシステム全体が大がかりとなってしまうという上に、
PHS基地局の新設等があるたびに、各救急センターで
PHS基地局の設置位置情報を更新しなければならなく
なり、保守管理等のメンテナンスが煩わしくなるという
問題点が発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、PHS通信機
能を備えた患者用携帯端末装置と医療センターシステム
と救急センターシステムと位置探索センターシステムと
からなり、患者用携帯端末装置が患者の状態を監視する
とともに、患者の異常状態を検出した際に少なくともそ
の患者を識別するための識別情報とその患者の異常状態
を示す検出情報とを医療センターシステムに自動通報
し、医療センターシステムが患者用端末装置からの情報
に応じて異常状態が検出された患者に対する救護の要否
を判断する情報を提供し、救急センターシステムは医療
センターシステムの運用者が救護必要と判断した際その
情報を受け、救護が必要とされた患者の救護活動を行え
るようにし、位置探索センターシステムはPHS基地局
の設置場所情報を有し、医療センターシステムまたは救
急センターシステムからの要求により、救護が必要とさ
れた患者が携帯する患者用携帯端末装置が交信したPH
S基地局情報および/または通信電界強度の情報に基づ
いて患者用携帯端末装置が存在する領域を特定し、その
特定した領域情報を医療センターシステムまたは救急セ
ンターシステムに出力する。よって、PHS通信機能を
備えた患者用携帯端末装置が位置探索機能と通信機能を
兼ねることができ、コストを抑制でき、小型化が図れ
る。消費電力も低減できる。小型化が図れることから患
者から携帯に対する不快感を低減でき、また消費電力が
少ないので電池駆動でも長時間の使用が可能となる。位
置検出用の新たなアンテナ設置工事等のインフラ整備負
荷が少なくて済む。また、医療センターシステムが救護
必要と判断したときだけ位置情報を得るので、位置探索
センターシステムの負荷が軽減できる。よって、無駄な
通信が省ける。位置探索センターシステムを医療センタ
ーシステムと分離したので、医療センターシステムは位
置探索センターシステムであるPHS通信事業社(NT
Tパーソナル、DDI、アステル等)のいずれも利用で
き、よって位置探索センターシステムとして各地域にあ
ったPHS通信事業社を利用できる。したがって、自治
体や医療機関などで導入しやすい緊急救護システムを提
供できる。
【0011】上記救急センターシステムを市町村等比較
的狭い地域ごとに設置したので、救急センターシステム
による救護が短時間で行える。上記位置探索センターシ
ステムを上記救急センターシステムの設置地域よりも広
い領域単位で設けるので、位置探索センターシステムを
複数の救急センターシステムで利用できるようになり、
1つの位置探索センターシステムが有するPHS基地局
の設置場所情報の書換え、修正等の保守・管理を行え
ば、複数の救急センターシステムごとにPHS基地局の
設置場所情報の書換え、修正等の保守・管理を行う必要
がなくなる。
【0012】上記患者用携帯端末装置を脈拍、SpO2
(血中酸素飽和度)等を検出する検出手段により患者の
状態を監視し、予め設定された基準と検出データとを比
較することにより、異常状態を検出するものとしてもよ
い。
【0013】上記基準をPHS通信機能を介して医療セ
ンターシステムにより設定可能であるので、患者の手を
煩わすことなく個々の患者にあった異常判定基準値を設
定できる。例えば、医療センターシステム側から担当医
が設定でき、この場合、適切な基準値が設定できる。
【0014】上記患者用携帯端末装置を患者の異常状態
を検出した際にその患者を識別するための識別情報とそ
の患者から検出した情報や異常を検出した前後所定時間
分の検出情報を出力するものとしたり、正常時の検出情
報をその患者を識別するための識別情報とともに医療セ
ンターシステムに送信し、医療センターシステムがこの
送信された情報を記憶し、患者用携帯端末装置から患者
の異常状態を示す情報が送られてきた際、異常状態を示
す情報と正常時の検出情報とを比較するものとしている
ので、医療センターシステムで救護要否の判断が適切に
できる。
【0015】上記患者用携帯端末装置に手動緊急スイッ
チを設け、この手動緊急スイッチが操作された際、その
患者を識別するための識別情報とその患者の異常状態を
示す検出情報とを医療センターシステムに自動通信する
ので、緊急時にも手動で医療センターシステムと連絡が
取れる。
【0016】上記患者用携帯端末装置にPHS通信機能
とは別の緊急電波送信器を設け、救急センターシステム
は電波探索機が位置探索センターシステムが出力する領
域情報が示す領域に到達した後、電波探索機で緊急電波
送信器が出力する緊急電波を受信させ患者の位置を探査
し救護させるようにしている。よって、位置探索センタ
ーシステムが出力する領域情報に入ってから患者にたど
り着くまで時間がかかる場合、例えば都心の住宅地など
に患者がいる場合、緊急電波を追跡することで、短い時
間で患者の居場所にたどり着ける。
【0017】上記緊急電波送信器からの緊急電波の出力
をPHS通信機能を介して制御可能としているので、例
えば位置探索センターシステムが出力する領域情報が示
す領域に入ってから緊急電波を出力するようにすれば、
緊急電波送信器に対して無駄な電力消費を抑制できる。
例えば、患者用携帯端末装置の電源を電池とした場合、
特に有効である。
【0018】上記患者用携帯端末装置を患者の状態を検
出する検出部とPHS通信機能を備えた通信部とに分離
して設け、検出部から通信部へ検出情報を送信するの
で、この場合それぞれの構成を小型軽量にでき、検出部
を手首等に装着しやすくできる。また、通信部は検出部
と無線で接続されるので、検出部を手首等に装着し、通
信手段部をベルトやポケット等にいれて使用でき、装着
場所の自由度が増す。
【0019】上記患者用携帯端末装置をコードレス電話
の子機として使用し、このコードレス電話の親機を介し
て電話回線と接続するので、例えば患者が建物の中等P
HSの電波が届きにくい場所にいても、電話回線を介し
て確実に医療センターシステムに連絡ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、P
HS通信機能を備えた患者用携帯端末装置と医療センタ
ーシステムと救急センターシステムと位置探索センター
システムとからなり、上記患者用携帯端末装置は、患者
の状態を監視するとともに、患者の異常状態を検出した
際に少なくともその患者を識別するための識別情報とそ
の患者の異常状態を示す検出情報とを上記医療センター
システムに自動通報するものであり、上記医療センター
システムは、上記患者用端末装置からの情報に応じて上
記異常状態が検出された患者に対する救護の要否を判断
する情報を提供するものであり、上記救急センターシス
テムは上記医療センターシステムの運用者が救護必要と
判断した際その情報を受け、救護が必要とされた患者の
救護活動を行えるようにするものであり、上記位置探索
センターシステムは、PHS基地局の設置場所情報を有
し、上記医療センターシステムまたは救急センターシス
テムからの要求により、上記救護が必要とされた患者が
携帯する上記患者用携帯端末装置が交信したPHS基地
局情報および/または通信電界強度の情報に基づいて、
上記患者用携帯端末装置が存在する領域を特定し、その
特定した領域情報を上記医療センターシステムまたは救
急センターシステムに出力するものとしている。
【0021】本願の請求項2に係る発明は、上記救急セ
ンターシステムを市町村等比較的狭い地域ごとに設置す
るとともに、上記位置探索センターシステムを上記救急
センターシステムの設置地域よりも広い領域単位で設け
ている。
【0022】本願の請求項3に係る発明は、上記患者用
携帯端末装置を脈拍、SpO2(血中酸素飽和度)等を
検出する検出手段により患者の状態を監視し、予め設定
された基準と検出データとを比較することにより、異常
状態を検出するものとしている。
【0023】本願の請求項4に係る発明は、上記基準を
上記PHS通信機能を介して上記医療センターシステム
により設定可能としている。
【0024】本願の請求項5に係る発明は、上記患者用
携帯端末装置を、患者の異常状態を検出した際にその患
者を識別するための識別情報とその患者の異常を検出し
た前後所定時間分の検出情報を出力するものとしてい
る。
【0025】本願の請求項6に係る発明は、上記患者用
携帯端末装置が正常時の検出情報をその患者を識別する
ための情報とともに上記医療センターシステムに送信
し、上記医療センターシステムはこの送信された情報を
記憶し、上記患者用携帯端末装置から患者の異常状態を
示す情報が送られてきた際に異常状態を示す検出情報と
正常時の検出情報とを比較可能としている。
【0026】本願の請求項7に係る発明は、上記患者用
携帯端末装置が手動緊急スイッチを備え、この手動緊急
スイッチが操作された際、その患者を識別するための識
別情報とその患者の異常状態を示す検出情報とを上記医
療センターシステムに自動通信するものとしている。
【0027】本願の請求項8に係る発明は、上記患者用
携帯端末装置が上記PHS通信機能と別の緊急電波送信
器を備え、上記救急センターシステムは電波探索機が上
記位置探索センターシステムが出力する領域情報が示す
領域に到達した後、上記緊急電波送信器が出力する緊急
電波を上記電波探索機に受信させ、その受信状態により
上記患者の位置を探査し、救護させるものとしている。
【0028】本願の請求項9に係る発明は、上記緊急電
波送信器からの緊急電波の出力が、上記PHS通信機能
を介して制御可能としている。
【0029】本願の請求項10に係る発明は、上記患者
用携帯端末装置が患者の状態を検出する検出部とPHS
通信機能を備えた通信部とが分離して設けてあり、上記
検出部からは上記通信部へ無線で上記検出情報が送信さ
れるものとしている。
【0030】本願の請求項11に係る発明は、上記患者
用携帯端末装置をコードレス電話の子機として使用さ
れ、上記コードレス電話の親機を介して電話回線と接続
されるものとしている。
【0031】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。
【0032】図1において、患者用携帯端末装置1は患
者に携帯され、患者の状態を検出するセンサ11と各種
の動作を制御する制御回路(以下「CPU」という。)
12および特定小電力型のPHS通信機能を備えた通信
手段(以下「PHS通信機」という。)13などからな
る。センサ11は検出手段を構成し、患者に関する重要
な生態情報を検出するものである。例えば、患者に関す
る重要な生態情報が脈拍の場合はセンサ11として脈拍
センサを用い、患者に関する重要な生態情報がSpO2
(血中酸素飽和度)の場合はSpO2センサを用い、望
ましくは両方のセンサを備えている。
【0033】医療センターシステム2は、患者用携帯端
末装置1内のPHS通信機13の電話番号に関連づけた
各患者データ(例えば、患者の氏名、年齢、性別、住
所、病歴等)をデータベースとして有しており、患者用
携帯端末装置1から送信される情報に基づき患者用携帯
端末装置1を携帯している患者に救護が必要か否かを判
断し、救護必要と判断した場合には救急センターシステ
ム3に連絡し、患者の救護を開始させる。望ましくは、
患者用携帯端末装置1を携帯している患者の状況を判断
できる専門医などが医療センターシステム2に常駐し、
患者に対する救護の要否を判断するようにする。なお、
本例では患者を識別するための識別情報として患者用携
帯端末装置1内のPHS通信機13の電話番号を用いて
いる。
【0034】救急センターシステム3は、例えば市町村
単位等の比較的狭い地域ごとに設置され、設置された地
域内で患者用携帯端末装置1を携帯している患者の救護
を救急チーム等に行わせる。つまり、救急センターシス
テム3が設置されている地域に属している患者用携帯端
末装置1を携帯している患者の救護を行わせる。このよ
うに、市町村単位等の比較的狭い地域ごとに救急センタ
ーシステム3を設けることにより、患者と救急センター
システムとの距離を短くできる。なお、救急センターシ
ステム3として例えば消防署の救急センターシステムを
利用してもよい。
【0035】位置探索センターシステム4は、PHS基
地局の設置場所情報を有し、PHS通信機13が交信し
たPHS基地局情報や通信電界強度情報に基づいて患者
用携帯端末装置1が存在する領域を特定する。本例では
位置探索センターシステム4として、PHS交換機を有
するPHS通信事業社を用いる。PHS通信事業社が有
するPHS交換機は市町村単位で設けられておらず、こ
れより広い領域を網羅している。よって、位置探索セン
ターシステム4が網羅している領域内に複数の救急セン
ターシステムが存在するような形態になる。
【0036】次に、動作を説明する。
【0037】患者用携帯端末装置1内のセンサ11は、
常時または所定間隔例えば数分間隔で患者に関する重要
な生態情報(例えば、脈拍および/またはSpO2)を
検出し、その検出データ(検出情報)をCPU12に出
力する。
【0038】CPU12は予めCPU12内のRAMに
設定されている基準値とその検出データを比較し、検出
データが異常な値である場合、PHS通信機13から医
療センターシステム2へ自動的に電話をかけ、その検出
データとPHS通信機13の電話番号および警報情報を
送信するとともに、患者と医療センターシステム2との
間で会話が交わせるようにする。
【0039】患者用携帯端末装置1から通報を受けた医
療センターシステム2は、患者と音声交信を行い、その
交信結果や送信された検出データの値からその患者の救
護が必要と判定した場合、警報情報と一緒に送られたP
HS通信機13の電話番号から患者データを登録してあ
るデータベースにアクセスし、その住所から警報情報を
送信した患者用携帯端末装置1が属している地域を求
め、その求めた地域に設置されている救急センターシス
テム3にPHS通信機13の電話番号から求めた患者デ
ータ(氏名、年齢等)を送信する。
【0040】さらに、医療センターシステム2は警報情
報を送信した患者用携帯端末装置1がどこにいるか探す
ために、警報情報を送信した患者用携帯端末装置1内の
PHS通信機13の電話番号を位置探索センターシステ
ム4に出力する。
【0041】位置探索センターシステム4は、医療セン
ターシステム2から送られたPHS通信機13の電話番
号に基づき、そのPHS通信機13が交信したPHS基
地局の受信エリア(およそ100m範囲)を求め、これ
を医療センターシステム2に送信する。この受信エリア
が、警報情報を送信した患者用携帯端末装置1を携帯し
ている患者が存在する領域となる。具体的な受信エリア
の確定方法としては、例えばPHS通信機13が交信し
たPHS基地局の位置を緯度と経度から求め、その位置
を地図上に反映させ、そこから100m範囲のエリアを
受信エリアとするようにする。なお、位置探索センター
システム4からはPHS通信機13が交信したPHS基
地局の位置を示す少なくとも緯度と経度を医療センター
システム2に送信し、医療センターシステム2側もしく
は救急センターシステム3側でその位置を地図上に反映
させ、そこから100m範囲のエリアを受信エリアとす
るようにしてもよい。
【0042】医療センターシステム2は、位置探索セン
ターシステム4から得たPHS基地局の受信エリアとを
救急センターシステム3に再度送信する。
【0043】救急センターシステム3はこれらの情報を
受け取ったら、早急に警報情報を送信した患者用携帯端
末装置1を携帯している患者の救護に救急チーム等を向
かわせる。なお、救急センターシステム3には患者デー
タと位置探索センターシステム4から得たPHS基地局
の受信エリアの情報が送信される前に救護必要の連絡が
入っているので、その連絡により出動準備ができ、その
後に位置情報が送信されたときには直ちに救護に向かえ
るようになる。なお、医療センターシステム2から救急
センターシステム3への出力は1回とし、患者データと
位置情報(地図情報を含むこともある。)とをまとめて
送信するようにしてもよい。
【0044】このように、PHS通信機13で位置探索
機能および通信機能を兼ねることができるので、従来の
ものに比べてコストを抑制でき、小型化も図れる。ま
た、患者用携帯端末装置1側で位置検出をしていないの
で、消費電力も低減できる。よって、小型化が図れるこ
とから患者から携帯に対する不快感を低減でき、また消
費電力が少ないので電池駆動でも長時間の使用が可能と
なる。
【0045】新たに本発明の緊急救護システムを導入す
る際、位置探索センターシステム4として既存のPHS
通信事業社を利用できるので、位置検出用の新たなアン
テナ設置工事等のインフラ整備の負荷が少なくて済むと
ともに、位置検出用の煩わしいメンテナンスを低減でき
る。また、医療センターシステム2が救護必要と判断し
たときだけ救急センターシステム3は位置情報を得るの
で、位置探索センターシステム4の位置情報送信の負荷
を軽減できる。
【0046】位置探索センターシステム4を医療センタ
ーシステム2と分離したので、医療センターシステム2
は位置探索センターシステム4であるPHS通信事業社
(NTTパーソナル、DDI、アステル等)のいずれも
利用でき、よって位置探索センターシステム4として各
地域にあるPHS通信事業社を利用できる。したがっ
て、自治体や医療機関などで導入しやすい緊急救護シス
テムを提供できる。
【0047】救急センターシステム3を市町村等比較的
狭い地域ごとに設置したので、救急センターシステム3
による救護が短時間で行える。位置探索センターシステ
ム4を救急センターシステム3の設置地域よりも広い領
域単位で設けるので、位置探索センターシステム4を複
数の救急センターシステム3で利用できるようになり、
1つの位置探索センターシステム4が有するPHS基地
局の設置場所情報の書換え、修正等の保守・管理を行え
ば、複数の救急センターシステムごとにPHS基地局の
設置場所情報の書換え、修正等の保守・管理を行う必要
がなくなる。
【0048】図2は他の実施例を示したもので、図1と
同一のものは同一番号を附してある。
【0049】この実施例2と図1で示した実施例1との
相違点は、位置探索センターシステム4と連絡を取るも
のが医療センターシステム2ではなく救急センターシス
テム3としている点である。この場合、医療センターシ
ステム2から救急センターシステム3に送る情報の中に
警報情報と一緒に送られたPHS通信機13の電話番号
を入れておくことは敢えて言及するまでもない。この例
でも、先に示した実施例と同様の効果を奏する。
【0050】図3は上記実施例に示した患者用携帯端末
装置1の他の例を示したものであり、図1と同一のもの
は同一番号を附してある。
【0051】この例では、同図に示すように患者用携帯
端末装置1を2つの構成、すなわち検出部1aと通信部
1bとに分け、検出部1aで検出した患者に関する重要
な生態情報は微弱電波で通信部1bに送信するようにし
ている。
【0052】図3において、検出部1aはセンサ11、
制御回路(以下「CPU」という。)14、微弱電波送
信器15および緊急ボタン16などからなり、リストバ
ンド(図示せず。)等により患者の手首に装着可能であ
る。CPU14は検出部1aの各種の動作を制御する。
微弱電波送信器15はセンサ11が検出した検出データ
を微弱電波で送信する。緊急ボタン16は手動緊急スイ
ッチを構成し、これが操作されるとCPU14は微弱電
波送信器15から患者の異常状態を示す情報を送信させ
る。よって、センサ11で異常が検出されなくても、例
えば身の危険を感じたときなどに緊急ボタン16を操作
することにより、医療センタ2と連絡が取れる。
【0053】通信部1bは、CPU12、PHS通信機
13、微弱電波送信器15から送信させる電波を受信す
る微弱電波受信器17、表示部18、検出部1aから送
られてくる検出データを所定の時間の間(数分間)記憶
する検出データメモリ19、検出データと比較する基準
値を記憶する異常判定基準値メモリ101、アラーム装
置102および緊急電波送信器103等からなり、腰ベ
ルトやポケット等(ともに図示せず。)に装着可能であ
る。異常判定基準値メモリ101に記憶される基準値
は、図1、2に示した医療センターシステム2からPH
S通信機13を介して設定される。よって、患者の手を
煩わすことなく個々の患者にあった基準値を設定でき
る。例えば、医療センターシステム側から担当医が設定
する場合、適切な基準値が医療センターシステム2側で
設定できる。緊急電波送信器103はPHS通信機13
を介して救急センターシステム3により動作が制御され
る。
【0054】このように、患者用携帯端末装置1を検出
部1aと通信部1bの2つに分けたので、個々の構成を
小さく軽量化でき、装着場所の自由度が増す。
【0055】次に動作を説明する。
【0056】検出部1aから微弱電波で送信される検出
データを通信部1bが受信すると、その検出データを検
出データメモリ19内に格納するとともに、その検出デ
ータを異常判定基準値メモリ101に設定された基準値
と比較する。この比較の結果異常と判断すると、アラー
ム装置102を動作させてアラーム報知を行うととも
に、PHS通信機13から医療センターシステム2へ自
動的に電話をかけ、検出データメモリ19に格納されて
いる数分間分の検出データとPHS通信機13の電話番
号および警報情報を送信するとともに、患者と医療セン
ターシステム2との間で会話が交わせるようにする。
【0057】このように、異常を検出したら医療センタ
ーシステム2に自動的に通報するとともにアラーム報知
を行うので、患者の近くにいる人に危険な状態を知らせ
ることができ、迅速な救護が得られるようになる。
【0058】また、異常を検出した際、その異常の検出
タイミングより数分前からの検出データを医療センター
システム2に送信するので、医療センターシステム2で
の救護要否の判断がより正確となる。
【0059】以下、先に示した実施例で説明したように
医療センターシステム2、救急センターシステム3およ
び位置探索センターシステム4は動作する。
【0060】救急センターシステム3の要請により救急
チーム等が患者の救護に向かう際、位置探索センターシ
ステム4から入手した患者が存在すると思われる領域に
近くなったら、PHS通信機13を介して緊急電波送信
器103を動作させ、緊急電波を送信させ、この電波を
受信する電波探索機の受信状態を手がかりに患者の居場
所を探して救助する。
【0061】よって、救急センターシステム3の要請に
より救護活動を開始する救急チーム等が位置探索センタ
ーシステム4から得た領域に入ってから患者にたどり着
くまで時間がかかる場合、例えば都心の住宅地などに患
者がいる場合、緊急電波を追跡することで、短時間で患
者の居場所にたどり着ける。
【0062】緊急電波送信器103からの緊急電波の出
力をPHS通信機13を介して制御されるものとしてい
るので、位置探索センターシステム4が出力する領域に
入ってから緊急電波を出力するようにすれば、緊急電波
送信器103に無駄な電力を消費させることを抑制でき
る。したがって、患者用携帯端末装置1の電源を電池と
した場合、特に有効である。
【0063】図4は患者用携帯端末装置1のさらに他の
例を示したものであり、図1と同一のものは同一番号を
附してある。
【0064】この例は、患者用携帯端末装置1内のPH
S通信機13をコードレス電話の子機として使用し、こ
のコードレス電話の親機5を介して電話回線で医療セン
ターシステム2と接続するようにしてある。
【0065】よって、例えば患者が建物の中にいる場合
など、PHSの電波が届きにくい場所にいても、電話回
線を介して確実に医療センターシステム2に連絡ができ
る。なお、屋外で使用する場合は先に示した実施例と同
様に動作する。
【0066】なお、上記それぞれの実施例において、医
療センターシステム2は救急センターシステム3または
位置探索センターシステム4と一体でもよい。
【0067】また、上記それぞれの実施例において、検
出データが基準値と比較して正常な値である場合にも、
その検出データとPHS通信機13の電話番号をPHS
通信機13を介して医療センターシステム2に送信する
ようにしてもよい。この場合、医療センターシステム2
はこの検出データを記憶するようにすると、通常時の患
者の状態変化が簡単にモニタできる。また、異常状態を
検出したときだけでなく正常な場合でもその情報を医療
センターシステム2に送信するので、常に患者用携帯端
末装置1と医療センターシステム2との間の通信状態に
異常がないか調べることができる。つまり、患者用携帯
端末装置1から医療センターシステム2への情報送信が
途絶えた場合、例えば患者用携帯端末装置1に故障が発
生したのではないかと判断できるようになる。
【0068】また、上記それぞれの実施例において、患
者データを検索する際に識別情報としてPHS通信機1
3の電話番号を用いるようにしたが、これに限るもので
はない。例えば患者用携帯端末装置1に予め識別コード
を設定しておき、PHS通信機13の電話番号を送信す
る代わりにこの識別コードを識別情報として送信するよ
うにしてもよい。この場合、医療センターシステム2が
有する患者データはこの識別コードに関連づけることは
言うまでもない。
【0069】また、上記ではセンサ11として脈拍(脈
拍数や波形)、SpO2を検出する例を示したが、これ
らに限るものではない。例えば、心電や体温、血圧、血
糖値等を検出するものを用いてもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、患者の緊急救護システ
ムを低コストで実現でき、患者用携帯端末装置の小型
化、低消費電力化が図れる。小型化が図れることから患
者に端末携帯に対する不快感を与えることがなく、また
消費電力が少ないので電池駆動でも長時間の使用が可能
となる。位置検出用の新たなアンテナ設置工事等のイン
フラ整備の負荷が少なくて済む。また、医療センターシ
ステムが救護必要と判断したときだけ位置情報を得るの
で、位置探索センターシステムの負荷が軽減できる。よ
って、無駄な通信が省ける。位置探索センターシステム
を医療センターシステムと分離したので、医療センター
システムは位置探索センターシステムであるPHS通信
事業社(NTTパーソナル、DDI、アステル等)のい
ずれも利用でき、よって位置探索センターシステムとし
て各地域にあったPHS通信事業社を利用できる。した
がって、自治体や医療機関などで導入しやすい緊急救護
システムを提供できる。
【0071】救急センターシステムを市町村等比較的狭
い地域ごとに設置すれば、救急センターシステムによる
救護が短時間で行える。位置探索センターシステムを救
急センターシステムの設置地域よりも広い領域単位で設
ければ、位置探索センターシステムを複数の救急センタ
ーシステムで利用できるようになり、1つの位置探索セ
ンターシステムが有するPHS基地局の設置場所情報の
書換え、修正等の保守・管理を行えば、複数の救急セン
ターシステムごとにPHS基地局の設置場所情報の書換
え、修正等の保守・管理を行う必要がなくなる。
【0072】患者の異常状態を検出するために用いる基
準をPHS通信機能を介して医療センターシステムによ
り設定可能であるので、患者の手を煩わすことなく個々
の患者にあった異常判定基準値を設定できる。例えば、
医療センターシステム側から担当医が設定でき、この場
合、適切な基準値が設定できる。
【0073】上記患者用携帯端末装置を患者の異常状態
を検出した際にその患者を識別するための識別情報とそ
の患者から検出した情報や異常を検出した前後所定時間
分の検出情報を出力するものとしたり、正常時の検出情
報をその患者を識別するための識別情報とともに医療セ
ンターシステムに送信し、医療センターシステムがこの
送信された情報を記憶し、患者用携帯端末装置から患者
の異常状態を示す情報が送られてきた際、異常状態を示
す情報と正常時の検出情報とを比較するものとしている
ので、医療センターシステムで救護要否の判断が適切に
できる。
【0074】上記患者用携帯端末装置に手動緊急スイッ
チを設け、この手動緊急スイッチが操作された際、その
患者を識別するための識別情報とその患者の異常状態を
示す検出情報とを医療センターシステムに自動通信する
ので、緊急時にも手動で医療センターシステムと連絡が
取れる。
【0075】上記患者用携帯端末装置にPHS通信機能
とは別の緊急電波送信器を設け、救急センターシステム
は電波探索機が位置探索センターシステムが出力する領
域情報が示す領域に到達した後、電波探索機で緊急電波
送信器が出力する緊急電波を受信させ患者の位置を探査
し救護させるようにしている。よって、位置探索センタ
ーシステムが出力する領域情報に入ってから患者にたど
り着くまで時間がかかる場合、例えば都心の住宅地など
に患者がいる場合、緊急電波を追跡することで、短い時
間で患者の居場所にたどり着ける。
【0076】上記緊急電波送信器からの緊急電波の出力
をPHS通信機能を介して制御可能としているので、例
えば位置探索センターシステムが出力する領域情報に入
ってから緊急電波を出力するようにすれば、緊急電波送
信器に対して無駄な電力消費を抑制できる。例えば、患
者用携帯端末装置の電源を電池とした場合、特に有効で
ある。
【0077】上記患者用携帯端末装置を患者の状態を検
出する検出部とPHS通信機能を備えた通信部とに分離
して設け、検出部から通信部へ検出情報を送信するよう
にすれば、それぞれの構成を小型軽量にでき、検出部を
手首等に装着しやすくできる。また、通信部は検出部と
無線で接続されるので、検出部を手首等に装着し、通信
手段部ベルトやポケット等にいれて使用でき、装着場所
の自由度が増す。
【0078】上記患者用携帯端末装置をコードレス電話
の子機として使用し、このコードレス電話の親機を介し
て電話回線と接続するようにすれば、例えば患者が建物
の中等PHSの電波が届きにくい場所にいても、電話回
線を介して確実に医療センターシステムに連絡ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図3】同上他の実施例における患者用携帯端末装置を
示す説明図。
【図4】本発明の患者用携帯端末装置のさらに他の例を
示す説明図。
【符号の説明】
1 患者用携帯端末装置 1a 検出部 1b 通信部 2 医療センターシステム 3 救急センターシステム 4 位置探索センターシステム 5 通信手段コードレス電話の親機 11 検出手段 13 PHS通信機 16 手動緊急スイッチ 103 緊急電波送信器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/04 C (72)発明者 赤井 孝司 神奈川県鎌倉市七里ガ浜1−20−20 (72)発明者 彌永 秋彦 神奈川県津久井郡藤野町名倉355−1

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PHS通信機能を備えた患者用携帯端末
    装置と医療センターシステムと救急センターシステムと
    位置探索センターシステムとからなり、 上記患者用携帯端末装置は、患者の状態を監視するとと
    もに、患者の異常状態を検出した際に少なくともその患
    者を識別するための識別情報とその患者の異常状態を示
    す検出情報とを上記医療センターシステムに自動通報す
    るものであり、 上記医療センターシステムは、上記患者用端末装置から
    の情報に応じて上記異常状態が検出された患者に対する
    救護の要否を判断する情報を提供するものであり、 上記救急センターシステムは、上記医療センターシステ
    ムの運用者が救護必要と判断した際その情報を受け、救
    護が必要とされた患者の救護活動を行えるようにするも
    のであり、 上記位置探索センターシステムは、PHS基地局の設置
    場所情報を有し、上記医療センターシステムまたは救急
    センターシステムからの要求により、上記救護が必要と
    された患者が携帯する上記患者用携帯端末装置が交信し
    たPHS基地局情報および/または通信電界強度の情報
    に基づいて、上記患者用携帯端末装置が存在する領域を
    特定し、その特定した領域情報を上記医療センターシス
    テムまたは救急センターシステムに出力するものである
    ことを特徴とする緊急救護システム。
  2. 【請求項2】 上記救急センターシステムを市町村等比
    較的狭い地域ごとに設置するとともに、上記位置探索セ
    ンターシステムを上記救急センターシステムの設置地域
    よりも広い領域単位で設けたことを特徴とする請求項1
    記載の緊急救護システム。
  3. 【請求項3】 上記患者用携帯端末装置は、脈拍、Sp
    O2(血中酸素飽和度)等を検出する検出手段により患
    者の状態を監視し、予め設定された基準と検出データと
    を比較することにより、異常状態を検出するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の緊急救護システム。
  4. 【請求項4】 上記基準は、上記PHS通信機能を介し
    て上記医療センターシステムにより設定可能であること
    を特徴とする請求項3記載の緊急救護システム。
  5. 【請求項5】 上記患者用携帯端末装置は、患者の異常
    状態を検出した際にその患者を識別するための識別情報
    とその患者の異常を検出した前後所定時間分の検出情報
    を出力するものであることを特徴とする請求項1記載の
    緊急救護システム。
  6. 【請求項6】 上記患者用携帯端末装置は、正常時の検
    出情報をその患者を識別するための識別情報とともに上
    記医療センターシステムに送信し、 上記医療センターシステムは、この送信された情報を記
    憶し、上記患者用携帯端末装置から患者の異常状態を示
    す情報が送られてきた際に異常状態を示す検出情報と正
    常時の検出情報とを比較可能であることを特徴とする請
    求項1記載の緊急救護システム。
  7. 【請求項7】 上記患者用携帯端末装置は、手動緊急ス
    イッチを備え、この手動緊急スイッチが操作された際、
    その患者を識別するための識別情報とその患者の異常状
    態を示す検出情報とを上記医療センターシステムに自動
    通信するものであることを特徴とする請求項1記載の緊
    急救護システム。
  8. 【請求項8】 上記患者用携帯端末装置は、上記PHS
    通信機能とは別の緊急電波送信器を備え、上記救急セン
    ターシステムは、電波探索機が上記位置探索センターシ
    ステムが出力する領域情報が示す領域に到達した後、上
    記緊急電波送信器が出力する緊急電波を上記電波探索機
    に受信させ、その受信状態により上記患者の位置を探査
    し、救護させるものであることを特徴とする請求項1記
    載の緊急救護システム。
  9. 【請求項9】 上記緊急電波送信器からの緊急電波の出
    力は、上記PHS通信機能を介して制御可能であること
    を特徴とする請求項8記載の緊急救護システム。
  10. 【請求項10】 上記患者用携帯端末装置は、患者の状
    態を検出する検出部と、PHS通信機能を備えた通信部
    とが分離して設けてあり、上記検出部からは上記通信部
    へ無線で検出情報が送信されるものであることを特徴と
    する請求項1記載の緊急救護システム。
  11. 【請求項11】 上記患者用携帯端末装置は、コードレ
    ス電話の子機として使用され、上記コードレス電話の親
    機を介して電話回線と接続されるものであることを特徴
    とする請求項1記載の緊急救護システム。
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