JPH1040483A - 所在検出システム - Google Patents

所在検出システム

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JPH1040483A
JPH1040483A JP8192330A JP19233096A JPH1040483A JP H1040483 A JPH1040483 A JP H1040483A JP 8192330 A JP8192330 A JP 8192330A JP 19233096 A JP19233096 A JP 19233096A JP H1040483 A JPH1040483 A JP H1040483A
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JP
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JP8192330A
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English (en)
Inventor
Kenji Okuno
健治 奥野
Koji Yamamoto
宏司 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外出先での緊急事態に迅速に対応することが
できる所在検出システムを提供する。 【解決手段】 GPS信号を受信して現在の位置情報を
検出するGPS受信装置1と、携帯する人の転倒など緊
急事態を検知する緊急事態検知センサー2と、GPS受
信装置1で検出された現在の位置情報や緊急事態検知セ
ンサー2で検知された情報が入力される制御装置3と、
制御装置3に入力された現在の位置情報や緊急事態の情
報を送信する無線通信装置4とから形成される携帯用の
リモート端末装置5。無線通信装置4から送信された現
在の位置情報や緊急事態の情報が入力され、入力された
現在の位置情報に基づいて所在位置をモニター6の地図
上に表示すると共に緊急事態の情報に基づいて警告を発
するホストコンピュータ7。この携帯用のリモート端末
装置5とホストコンピュータ7を具備して所在検出シス
テムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人など体が頑健
でない人が外出するときの所在を把握して、緊急事態に
迅速に対応できるようにした所在検出システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】老人やその他健康上問題のある人(以下
老人等という)が外出するときは、転倒や健康の悪化な
どいつなんどき緊急事態が発生するかも知れない。老人
等が一人で外出したときに、外出先の路上でこのような
緊急事態が発生すると、老人等を介護する人が傍にいな
いので、最悪の事態につながることもある。このために
老人等が外出するときには家人が常に付き添って緊急事
態に備える必要があり、家人の負担が大きいという問題
や、老人等の自由が束縛されるという問題などがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、外出先での緊急事態に迅速に
対応することができる所在検出システムを提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る所在検出シ
ステムは、GPS信号を受信して現在の位置情報を検出
するGPS受信装置1と、携帯する人の転倒など緊急事
態を検知する緊急事態検知センサー2と、GPS受信装
置1で検出された現在の位置情報や緊急事態検知センサ
ー2で検知された情報が入力される制御装置3と、制御
装置3に入力された現在の位置情報や緊急事態の情報を
送信する無線通信装置4とから形成される携帯用のリモ
ート端末装置5及び、無線通信装置4から送信された現
在の位置情報や緊急事態の情報が入力され、入力された
現在の位置情報に基づいて所在位置をモニター6の地図
上に表示すると共に緊急事態の情報に基づいて警告を発
するホストコンピュータ7を具備して成ることを特徴と
するものである。
【0005】また請求項2の発明は、加速度センサーに
よって緊急事態検知センサー2を形成し、加速度センサ
ーで検出された加速度が所定値以上のときに緊急事態の
情報を無線通信装置4から送信すると同時に、GPS受
信装置1で現在位置を検出して位置情報を無線通信装置
4から送信するようにして成ることを特徴とするもので
ある。
【0006】また請求項3の発明は、無線通信装置4と
して携帯電話4aを用いることを特徴とするものであ
る。また請求項4の発明は、GPS受信装置1と緊急事
態検知センサー2と制御装置3とを一体化してリモート
端末本体8を形成すると共に携帯電話4aをリモート端
末本体8に脱着自在に取り付けてリモート端末装置5を
形成して成ることを特徴とするものである。
【0007】また請求項5の発明は、着衣9にGPS受
信装置1と緊急事態検知センサー2と制御装置3と携帯
電話4aをそれぞれ取着して成ることを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図2はリモート端末装置5の一例を示すものであ
り、GPS受信装置1と、制御装置3や緊急事態検知セ
ンサー2や電源15等を内蔵する本体ハウジング16
と、モデム17からリモート端末本体8を形成すると共
に、リモート端末本体8に無線通信装置4を取り付ける
ことによって、リモート端末装置5を形成するようにし
てある。無線通信装置4としては任意のものを用いるこ
とができるが、近年急速に普及している市販の携帯電話
(簡易型携帯電話PHSでもよい)4aをそのまま利用
することができる。GPS受信装置1と本体ハウジング
16とモデム17は一体化してリモート端末本体8を形
成するようにしてあるが、無線通信装置4として携帯電
話4aを用いる場合には、携帯電話4aはこのリモート
端末本体8とは別体に形成されるものであり、リモート
端末本体8に携帯電話4aを取り外し自在に取り付ける
ことによって、リモート端末装置5を形成するようにし
てある。このようにリモート端末本体8に携帯電話4a
を取り付けると携帯電話4aはモデム17に接続される
ようにしてあり、リモート端末本体8から携帯電話4a
を取り外すことによって、携帯電話4aを通話に用いる
ことができるようにしてある。
【0009】上記のGPS受信装置1は、GPS(Gl
obal PositioningSystem)用の
通信衛星から送信されてくるGPS信号を受信するGP
Sアンテナと、受信したGPS信号に基づいて現在の緯
度・経度の位置情報や時刻情報を演算して検出するCP
U等を具備して形成されるものである。GPS受信装置
1はこのように現在の位置情報を検出する他に、現在位
置の変化と時刻の変化との関係から移動の速度を検出す
ることもできるようにしてある。
【0010】このGPS受信装置1は図1に示すよう
に、CPU、解析プログラムを格納したROM、データ
を一時記憶するためのRAM等から構成される制御装置
3に接続してある。GPS受信装置1は一定時間(所定
の設定時間例えば20秒)毎にGPS測位して現在の位
置情報を検出するようにしてあり、このように検出され
た現在の位置情報は制御装置3に入力され、制御装置3
のRAMに記録されるようにしてある。GPS信号に基
づいて検出される時間情報や移動速度の情報も同様にし
て制御装置3のRAMに記録される。
【0011】また上記モデム17もこの制御装置3に接
続してあり、モデム17を介して制御装置3と携帯電話
4aとが接続されるようにしてある。さらに上記緊急事
態検知センサー2も制御装置3に接続してある。緊急事
態検知センサー2はリモート端末装置5を携帯する人の
緊急事態を検知するためのものであり、例えば加速度セ
ンサーによって緊急事態検知センサー2を形成するよう
にしてある。加速度センサーはリモート端末装置5に設
けられているので、リモート端末装置5を携帯する人の
動きに応じてリモート端末装置5に加速度が生じると、
加速度センサーでその加速度を検出することができ、検
出された加速度のデータは制御装置3に入力されるよう
になっている。ここで、リモート端末装置5を携帯する
人が普通に歩行するときなどの動きでは加速度センサー
によって検出される加速度は小さいが、リモート端末装
置5を携帯する人が転倒するなど、異常な動きの場合に
は加速度センサーによって検出される加速度は大きく生
じる。従って、通常の動きの上限の値に設定された加速
度のデータを制御装置3のROMに予め登録しておき、
加速度センサーで検出された加速度のデータとROMに
登録された加速度の設定値とを制御装置3のCPUで比
較演算し、加速度センサーで検出された加速度がROM
に登録された設定値よりも大きいときには、転倒などの
緊急事態が発生したと判断するようにしてある。
【0012】緊急事態検知センサー2としては、このよ
うな加速度センサーの他に、心拍計で形成することもで
きる。すなわち、リモート端末装置5を携帯する人の手
首、胸、頸動脈などの部分に心拍計を取り付け、予め設
定した時間毎に心拍計で心拍を測定して検出し、検出さ
れた心拍数のデータは制御装置3に入力されるようにし
ておく。そして制御装置3のROMには平常時の心拍数
の範囲を登録しておき、心拍計で検出された心拍数のデ
ータとROMに登録された心拍数のデータとを制御装置
3のCPUで比較演算し、心拍計で検出された心拍数が
ROMに登録された心拍数の範囲を外れるときには、心
身に異常が生じて緊急事態が発生したと判断するように
するものである。手首取り付け型の血圧計も緊急事態検
知センサー2として、この心拍計と同じような使い方を
することができる。さらに、心臓にペースメーカーを取
り付けている人の場合は、ペースメーカーが発する動作
パルスを観察して制御装置3に入力されるようにしてお
き、パルスに乱れが発生したときに緊急事態が発生した
と判断するようにすることができる。また、緊急事態検
知センサー2として温度計や湿度計、気圧計などの環境
を測定するセンサーを用いることもできるものであり、
リモート端末装置5を携帯する人の環境状態をこれらの
センサーで測定し、環境が異常な状態になったときに緊
急事態が発生したと制御装置3のCPUで判断させるよ
うにすることもできる。
【0013】一方、ホストコンピュータ7は図3に示す
ように、コンピュータ本体18、モニター6、キーボー
ド19等から構成されるものであり、モデム20を介し
て電話回線21に接続してある。そしてCD−ROM等
に格納された地図データベース22がコンピュータ本体
18に読み込ませてあり、この地図データベース22に
基づいてモニター6に地図が表示されるようにしてあ
る。
【0014】しかして、老人等が外出するときに、上記
のリモート端末装置5を携帯するものである。そして、
ホストコンピュータ7のキーボード19を操作して呼出
し信号を発信すると、この呼出し信号は電話回線21を
通じて携帯電話基地局22に送信され、携帯電話基地局
22から無線送信される。この呼出し信号がリモート端
末装置5の携帯電話4aで受信されると制御装置3に入
力され、GPS受信装置1が作動されるようになってい
る。このようにGPS受信装置1を作動させて現在の位
置情報が検出されると、検出された現在の位置情報は制
御装置3に入力され、さらに携帯電話4aから無線発信
されるようになってる。この携帯電話4aから発信され
た現在の位置情報は携帯電話基地局22に受信され、電
話回線21を通してホストコンピュータ7のコンピュー
タ本体18に入力される。現在の位置情報がコンピュー
タ本体18に入力されると、位置情報の緯度・経度のデ
ータが地図データベース22のデータとリンクされ、モ
ニター6の地図上に星印等で現在の所在位置が表示され
るようになっている。このように、ホストコンピュータ
7を操作することによって、リモート端末装置5を携帯
する人の現在の所在地をモニター6で随時監視すること
ができるものである。
【0015】また、緊急事態検知センサー2によって緊
急事態が検知されると、例えば緊急事態検知センサー2
として加速度センサーを用いた場合に、加速度センサー
によって検出された加速度が設定値より大きく、リモー
ト端末装置5を携帯する人が転倒したと制御装置3で判
断され緊急事態が検知されると、制御装置3からの指令
でGPS受信装置1が作動してGPS測位がなされ、緊
急事態が検知された時の位置情報が検出される。このよ
うにGPS受信装置1で検出された位置情報は制御装置
3に入力され、そして制御装置3からの指令で携帯電話
4aが作動し、この位置情報は緊急事態の情報とともに
携帯電話4aから無線発信される。携帯電話4aから発
信された位置情報と緊急事態の情報は携帯電話基地局2
2に受信されると共に、電話回線21を通してホストコ
ンピュータ7のコンピュータ本体18に入力され、緊急
事態が発生したときの位置がモニター6の地図上に表示
される。またホストコンピュータ7のコンピュータ本体
18に緊急事態の情報が入力されると、警告を発するよ
うになっている。警告は、例えば音声で発するようにし
たり、モニター6の画面にメッセージを出して表示する
ようにしたり、モニター6の画面の色を変えたりして行
なわれるものであり、聴覚や視覚に訴えて緊急事態の発
生を確実に知らせることができるようにしてある。
【0016】このように、緊急事態の発生と緊急事態の
発生した場所をホストコンピュータ7で知ることがで
き、緊急事態の発生した場所へ救助に向かうなど迅速に
対応することができるものである。従って、外出先で緊
急事態が発生しても対処することが可能になるものであ
り、老人等が安心して一人で外出することができるもの
である。またこのとき、ホストコンピュータ7に入力さ
れた緊急事態の情報や位置情報は、電話回線21を通じ
て指定された転送先、例えばポケットベル、携帯電話、
PHSなどへ転送させるようにすることもできる。さら
に、リモート端末装置5の本体ハウジング16には緊急
スイッチ25のボタンが設けてあり、リモート端末装置
5を携帯した人が緊急事態を感じた時に、この緊急スイ
ッチ25のボタンを押すと、GPS受信装置1でGPS
測位されて位置情報が検出されると共に、この位置情報
と緊急事態の発生の信号が携帯電話4aから無線発信さ
れるようにしてある。
【0017】ここで、リモート端末装置5を携帯する人
がビルの谷間や屋内などに所在し、GPS受信装置1で
GPS信号を受信できないときにはGPS測位ができな
い。そこで既述のように、GPS受信装置1は一定時間
毎にGPS測位して現在の位置情報を検出し、この位置
情報を制御装置3のRAMに記録させるようにしてあ
り、GPS信号を受信することができないときには、G
PS測位ができない旨の信号を携帯電話4aから発信さ
せると共に、RAMに記録された最新の位置情報を携帯
電話4aから発信させ、所在地に近いと推定される位置
がホストコンピュータ7のモニター6の地図上に表示さ
れるようにしてある。このとき、最新の位置情報がRA
Mに記録されたときの時間と、GPS受信装置1でGP
S測位しようとしてGPS信号を受信できなかったとき
の時間との差から、リモート端末装置5を携帯する人の
行動範囲を推測し、この行動範囲がモニター6の地図上
に表示されるようにしてある。従って緊急事態が発生し
たときに、リモート端末装置5を携帯する人の現在の所
在地をGPS測位できないときでも、所在地に近いと推
定される位置及びこの位置を中心とする行動範囲をホス
トコンピュータ7のモニター6に表示することができ、
現在の所在地を探すことが容易になるものである。尚、
GPS受信装置1で一定時間毎に行なう定時のGPS測
位の際にも、GPS信号を受信することができなくなっ
たときには、GPS測位ができない旨の信号とRAMに
記録された最新の位置情報を携帯電話4aから発信させ
るようにしてある。
【0018】次に、リモート端末装置5を携帯する人が
目的地へ向かうときの使用方法を説明する。まず鉄道の
駅など目的地の緯度・経度の位置情報を制御装置3のR
OMに登録しておく。そしてGPS受信装置1が一定時
間毎にGPS測位して検出する現在の位置情報のデータ
とROMに登録された位置情報のデータとを制御装置3
のCPUで比較演算し、その差がGPS測位の誤差の範
囲の100m以内になったときに目的地の駅などに近づ
いたと判断し、携帯電話4aを作動させて目的地に近づ
いた旨を知らせる信号を発信させるようにしてある。こ
の信号がホストコンピュータ7のコンピュータ本体18
に受信されると、音声やモニター6の画面などで報知す
るようになっている。また、上記のようにGPS受信装
置1は現在の位置情報を検出する他に、現在位置の変化
と時刻の変化との関係から移動の速度を検出することも
できるので、その移動速度と歩行時の標準速度とを制御
装置3のCPUで比較演算し、移動速度が歩行速度を超
えると判定されると、携帯電話4aを作動させて高速移
動している旨の信号を発信させ、リモート端末装置5を
携帯する人が鉄道等に乗って高速移動していることをホ
ストコンピュータ7において音声やモニター6の画面な
どで報知するようにしてある。
【0019】また、リモート端末装置5の本体ハウジン
グ16にはリチウム2次電池などの電源15が内蔵して
あるが、この電池15の電圧はテスター等で常時測定さ
れるようにしてあり、電圧の測定結果は制御装置3に入
力されるようにしてある。そして電圧値が下がって電池
切れが近いことが制御装置3のCPUで判断されると、
GPS受信装置1による一定時間毎のGPS測位の間隔
時間を長くするように制御し、例えば通常は20秒間隔
で行なうGPS測位を1分間隔で行なうようにGPS測
位の間隔時間を長くして、電源15の消耗を遅らせて少
しでも長く電源15がもつようにしてある。このとき同
時に、携帯電話4aを作動させ、電源15が切れること
が近いことを知らせる信号を発信し、ホストコンピュー
タ7に連絡することができるようにしてある。
【0020】さらに、もし携帯電話4aなどの無線通信
装置4による通信ができなくなり、GPS測位による位
置情報がホストコンピュータ7に受信できなくなったと
きには、ホストコンピュータ7に受信された最新の位置
情報に基づいて所在地に近いと推定される位置をモニタ
ー6の地図上に表示し、また最新の位置情報がホストコ
ンピュータ7に受信されたときの時間と、通信ができな
くなったときの時間との差から、リモート端末装置5を
携帯する人の行動範囲を推測し、この行動範囲がモニタ
ー6の地図上に表示されるようにしてある。
【0021】図4はリモート端末装置5の他の例を示す
ものであり、リモート端末装置5をチョッキ等の着衣9
に取り付けるようにしてある。この場合、制御装置3や
緊急事態検知センサー2及び電源15を内蔵する本体ハ
ウジング16とモデム17とは一体化してあるが、GP
S受信装置1は別体に形成してある。そして本体ハウジ
ング16とモデム17、GPS受信装置1、携帯電話4
aをそれぞれ着衣9に設けたポケット23に入れること
によって、リモート端末装置5を着衣9に取り付けるよ
うにしてあり、GPS受信装置1は本体ハウジング16
に、携帯電話4aはモデム17にそれぞれ電気ケーブル
24で接続してある。この電気ケーブル24を着衣9の
布の網目に編み込むようにすれば、着衣9を身に付ける
人の動きが自由になるので好ましい。またGPS受信装
置1は着衣9の肩の部分に上向きに取り付けるようにし
てあり、GPS受信装置1によってGPS信号が受信し
易くなるようにしてある。
【0022】このようにリモート端末装置5を取り付け
た着衣9を身に着けることによって、リモート端末装置
5を手に持ったり肩に掛けたりする必要なく、リモート
端末装置5を携帯することができるものであり、またリ
モート端末装置5を置き忘れたりすることがなくなるも
のである。尚、GPS受信装置1は帽子に取り付けるよ
うにすることもできる。
【0023】図5は、セキュリティ管理会社のビル26
内にホストコンピュータ7を設け、複数のリモート端末
装置5からの情報を携帯電話基地局22及び電話回線2
1を通じてホストコンピュータ7に受信するようにした
システムの例を示すものである。また図6は、個人住宅
27にホストコンピュータ7を設け、特定のリモート端
末装置5からの情報を携帯電話基地局22及び電話回線
21を通じてホストコンピュータ7に受信するようにし
たシステムの例を示すものである。
【0024】
【発明の効果】上記のように本発明は、GPS信号を受
信して現在の位置情報を検出するGPS受信装置と、携
帯する人の転倒などの緊急事態を検知する緊急事態検知
センサーと、GPS受信装置で検出された現在の位置情
報や緊急事態検知センサーで検知された情報が入力され
る制御装置と、制御装置に入力された現在の位置情報や
緊急事態の情報を送信する無線通信装置とから形成され
る携帯用のリモート端末装置及び、無線通信装置から送
信された現在の位置情報や緊急事態の情報が入力され、
入力された現在の位置情報に基づいて所在位置をモニタ
ーの地図上に表示すると共に緊急事態の情報に基づいて
警告を発するホストコンピュータを具備するので、緊急
事態の発生及び緊急事態の発生した場所をホストコンピ
ュータで知ることができ、緊急事態の発生した場所へ救
助に向かうなど迅速に対応することができるものであ
り、外出先で緊急事態が発生しても対処することが可能
になるものであって老人等が安心して一人で外出するこ
とができるものである。
【0025】また請求項2の発明は、加速度センサーに
よって緊急事態検知センサーを形成し、加速度センサー
で検出された加速度が所定値以上のときに緊急事態の情
報を無線通信装置から送信すると同時に、GPS受信装
置で現在位置を検出して位置情報を無線通信装置から送
信するようにしたので、リモート端末装置を携帯する人
が転倒したことを加速度センサーで検知することができ
ると共に、この緊急事態の情報とそのときの位置情報を
送信してホストコンピュータで知ることができるもので
ある。
【0026】また請求項3の発明は、無線通信装置とし
て携帯電話を用いるようにしたので、携帯電話は広範囲
のエリアで通信可能であって広い範囲で所在の検出をす
ることができ、また携帯電話を通話に利用することもで
きるものである。また請求項4の発明は、GPS受信装
置と緊急事態検知センサーと制御装置とを一体化してリ
モート端末本体を形成すると共に携帯電話をリモート端
末本体に脱着自在に取り付けてリモート端末装置を形成
するようにしたので、GPS受信装置と緊急事態検知セ
ンサーと制御装置とを一体化してリモート端末装置を小
型化することができ、また携帯電話をリモート端末本体
から取り外すことによって、携帯電話を通話に利用する
こともできるものである。
【0027】また請求項5の発明は、着衣にGPS受信
装置と緊急事態検知センサーと制御装置と携帯電話をそ
れぞれ取着するようにしたので、着衣を身に着けること
によってリモート端末装置を手に持ったり肩に掛けたり
する必要なく携帯することができると共に、リモート端
末装置を置き忘れたりすることがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例のリモート端末装置
を示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例のホストコンピュー
タを示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態の他例のリモート端末装置
を示す正面図である。
【図5】本発明のシステムの構成の一例を示す概略図で
ある。
【図6】本発明のシステムの構成の他例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 GPS受信装置 2 緊急事態検知センサー 3 制御装置 4 無線通信装置 5 リモート端末装置 6 モニター 7 ホストコンピュータ 8 リモート端末本体 9 着衣

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS信号を受信して現在の位置情報を
    検出するGPS受信装置と、携帯する人の転倒などの緊
    急事態を検知する緊急事態検知センサーと、GPS受信
    装置で検出された現在の位置情報や緊急事態検知センサ
    ーで検知された情報が入力される制御装置と、制御装置
    に入力された現在の位置情報や緊急事態の情報を送信す
    る無線通信装置とから形成される携帯用のリモート端末
    装置及び、無線通信装置から送信された現在の位置情報
    や緊急事態の情報が入力され、入力された現在の位置情
    報に基づいて所在位置をモニターの地図上に表示すると
    共に緊急事態の情報に基づいて警告を発するホストコン
    ピュータを具備して成ることを特徴とする所在検出シス
    テム。
  2. 【請求項2】 加速度センサーによって緊急事態検知セ
    ンサーを形成し、加速度センサーで検出された加速度が
    所定値以上のときに緊急事態の情報を無線通信装置から
    送信すると同時に、GPS受信装置で現在位置を検出し
    て位置情報を無線通信装置から送信するようにして成る
    ことを特徴とする請求項1に記載の所在検出システム。
  3. 【請求項3】 無線通信装置として携帯電話を用いるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の所在検出システ
    ム。
  4. 【請求項4】 GPS受信装置と緊急事態検知センサー
    と制御装置とを一体化してリモート端末本体を形成する
    と共に携帯電話をリモート端末本体に脱着自在に取り付
    けてリモート端末装置を形成して成ることを特徴とする
    請求項3に記載の所在検出システム。
  5. 【請求項5】 着衣にGPS受信装置と緊急事態検知セ
    ンサーと制御装置と携帯電話をそれぞれ取着して成るこ
    とを特徴とする請求項3に記載の所在検出システム。
JP8192330A 1996-07-22 1996-07-22 所在検出システム Pending JPH1040483A (ja)

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