JPH11230779A - 案内情報提供システム - Google Patents

案内情報提供システム

Info

Publication number
JPH11230779A
JPH11230779A JP10035812A JP3581298A JPH11230779A JP H11230779 A JPH11230779 A JP H11230779A JP 10035812 A JP10035812 A JP 10035812A JP 3581298 A JP3581298 A JP 3581298A JP H11230779 A JPH11230779 A JP H11230779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
guidance
guidance information
predetermined area
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10035812A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichiro Yoshida
一郎 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP10035812A priority Critical patent/JPH11230779A/ja
Publication of JPH11230779A publication Critical patent/JPH11230779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が所定領域内の目的位置に到達するた
めの案内情報を、確実且つ詳細に与えることができると
共に、汎用性の高い案内情報提供システムを提供する。 【解決手段】 携帯機器1は、案内ボタン8がオン操作
されると、GPS受信機12により受信したGPS衛星
からのGPS信号若しくは駅構内4に配設された送信ア
ンテナ13より送信されるGPS信号と略同一フォーマ
ットの信号に基づいて現在位置を特定し、駅構内4にお
ける目的位置情報と共に位置管理コンピュータ5に送信
する。位置管理コンピュータ5は、現在位置から目的位
置までの経路に該当す地図データを地図データベース1
8から読み出して案内経路を決定し、その案内経路に関
する情報を案内情報データとして携帯機器1に送信す
る。すると、携帯機器1は、その案内情報データを音声
に変換してイヤホン16より出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定領域内におけ
る目的位置に関する経路案内情報を、位置情報管理手段
と携帯通信手段との間で送受信する案内情報提供システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】視覚障害者が案内者を伴わずに単独で外
出する場合には、周囲の状況に対する視覚情報が得られ
ないことから、大きな精神的負担を伴う。特に、交通機
関を乗り継いで初めての遠隔地へ行こうとする場合など
は、目的の交通機関を間違いなく利用するために大変な
労力が必要となる。
【0003】例えば、鉄道の駅まで行って電車に乗ろう
とする場合は、駅まではバスやタクシーなどを利用して
移動することもできるが、駅の構内などにおいては、所
定のホームに辿り着いて目的の電車に乗り込むまでに
は、複雑な経路を経なければならない。特に、複数の路
線のターミナルとなっている大きな駅などではより複雑
な経路となってしまうため、視覚障害者に限らず、健常
者であってもどこへ行ったら良いか分からなくなる場合
がある。
【0004】このような問題に対処するために適用可能
な従来技術として、例えば以下のようなものがある。例
えば、実開平1−86340号公報には、視覚障害者な
どの利用者が日常の行動範囲とするような所定領域内の
ホテル,役所,郵便局,バス停留所などに受信機,音声
合成拡声装置及びスピーカを配置しておき、利用者が携
帯用送信機のボタンをオン操作すると、送信機固有の符
号により変調された電波信号が送信され、受信機側で受
信信号より送信機固有の符号を復調し確認すると、スピ
ーカより案内音声やメッセージを出力するシステムが開
示されている。
【0005】また、特開平7−250863号公報に
は、携帯用送信機からIDコード信号及びファンクショ
ンコード信号を間欠的に送信し、受信機がその送信信号
を受信すると、案内情報を送信して音声で伝達するよう
にしたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方式では、利用者が受信機の近くでボタンを操作しない
限り案内情報は得られないため、どの地点でボタンをオ
ン操作すれば良いか判断できない場合がある。また、両
者共に、利用者に対して案内を確実に行うには、案内対
象とする所定領域内に、より多くの受信機,音声合成拡
声装置及びスピーカなどを設置しなければならない。
【0007】また、何れの方式も、各システム専用とし
て構成された携帯用送信機を使用する必要があり、その
システムが設置されている一定範囲の領域でしか使用す
ることができないという問題がある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、利用者が所定領域内の目的位置に到
達するための案内情報を、確実且つ詳細に与えることが
できる汎用性の高い案内情報提供システムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の案内情報
提供システムによれば、携帯通信手段は、受信手段がG
PS衛星より送信されるGPS信号若しくは所定領域内
に固定的に配設される信号送信手段により送信されるG
PS信号と略同一フォーマットの信号を受信すると、そ
の受信信号に基づいて位置特定手段により特定された所
定領域内における現在位置の情報を、所定領域内におけ
る目的位置情報と共に通信手段によって位置情報管理手
段に送信する。そして、位置情報管理手段は、現在位置
から目的位置に至るまでの経路に該当する地図データを
地図データベースから得ると、その地図データに応じて
案内経路を決定し、その案内経路に関する案内情報を、
通信手段を介して携帯通信手段に送信する。
【0010】従って、携帯通信手段を所持した利用者
が、所定領域内における目的位置まで移動しようとする
場合は、位置情報管理手段により現在位置から目的位置
に至るまでの案内経路が所定領域内の地図データに応じ
て決定され、案内情報として送信される。そして、送信
された案内情報は、報知手段により報知されるので、利
用者は、その案内情報に従って所定領域内を移動するこ
とにより目的位置まで容易に移動することができる。
【0011】また、所定領域内の地図データは、位置情
報管理手段側の地図データベースから送信されるので、
詳細な地図情報が得られると共に、当該所定領域内の状
態が変更された場合であってもそれに応じて地図データ
ベースを更新することにより、利用者は、常に最新の地
図データの基づいた案内情報を得ることができる。加え
て、携帯通信手段は、所定領域外においても、GPS衛
星から送信されるGPS信号を受信して現在位置を特定
し、広域地図データとのマップマッチングを行うことに
より、利用者は、自分の現在位置を確認することができ
るので、汎用性を高めたものとすることができる。
【0012】請求項2記載の案内情報提供システムによ
れば、位置情報管理手段は、案内情報を表示する表示手
段を備えるので、前述のように管理者などが存在する場
合は、その管理者が表示手段を見ることによって、所定
領域内における携帯通信手段を所持している利用者の状
況を把握することができる。
【0013】請求項3記載の案内情報提供システムによ
れば、携帯通信手段は、請求項1記載の発明と同様にし
て位置特定手段により特定された現在位置から、所定領
域内における目的位置に至るまでの経路に該当する地図
データを地図データベースから得ると、その地図データ
に応じて現在位置から目的位置に至るまでの案内経路を
決定し、その案内経路に関する案内情報を音声報知手段
により報知すると共に、通信手段を介して前記位置情報
管理手段に送信する。すると、位置情報管理手段は、そ
の案内情報を表示手段に表示する。
【0014】従って、案内経路の決定は携帯通信手段側
で行われ、案内情報として報知手段により利用者に報知
される。また、その案内情報は、位置情報管理手段に送
信されて表示手段に表示されるので、請求項2と同様の
効果が得られる。
【0015】請求項4記載の案内情報提供システムによ
れば、報知手段は、案内情報を音声によって報知するの
で、例えば、利用者が視覚障害者である場合でも、安全
かつ確実に目的位置まで移動することができる。
【0016】請求項5記載の案内情報提供システムによ
れば、所定領域を屋内とすることにより、GPS衛星か
らのGPS信号を受信することができない屋内であって
も、携帯通信手段は、信号送信手段より送信されるGP
S信号と略同一フォーマットの信号を受信することによ
って所定領域内における現在位置を特定することがで
き、目的位置に到達するための案内情報を得ることがで
きる。
【0017】請求項6記載の案内情報提供システムによ
れば、通信手段は、電話回線を介して通信を行うもので
あり、携帯通信手段に接続するものとして、例えば、利
用者が既に所持している携帯電話機やPHSなどを用い
ることができる。また、位置情報管理手段が配置されて
いる側に管理者などが存在する場合には、利用者は、電
話回線を介して管理者と直接通話することにより、必要
な情報を得ることもできる。
【0018】請求項7記載の案内情報提供システムによ
れば、携帯通信手段の報知手段として、案内情報を表示
する表示手段を備えるので、案内経路を視覚的に把握す
ることができると共に、例えば、利用者が聴覚障害者で
ある場合でも、案内情報を文字や図形などによって確実
に報知することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明を鉄
道駅構内の案内情報提供システムに適用した場合の第1
実施例について図1乃至図6を参照して説明する。図1
は、システムの全体構成を示す機能ブロック図であり、
図2は、携帯機器(携帯通信手段)1の機能ブロック図
である。携帯可能に構成されている携帯機器1のマイク
ロプロセッサ(位置特定手段、以下、MPUと称す)2
には、携帯電話機(通信手段)3が、例えばRS−23
2Cなどの通信ケーブルを介して接続可能に構成されて
いる。
【0020】携帯電話機3は、MPU2により制御さ
れ、アンテナ3aよって所定領域たる駅構内4(図3,
図6参照)の位置情報を管理する位置管理コンピュータ
5と電話回線を介して通信を行うようになっている。M
PU2及びその他の回路は、バッテリなどから構成され
る電源回路6により制御用電源が供給されるようになっ
ている。
【0021】また、MPU2には、CD−ROMやRA
Mなどで構成されるメモリ7が接続されていると共に、
案内ボタン8,通話ボタン9及び再案内ボタン10など
のボタンスイッチ群が、スイッチ回路11を介して接続
されている。
【0022】何れかの案内ボタン8が利用者によりオン
操作されると、対応する操作信号コードが携帯電話機3
を介して位置管理コンピュータ5に送信されるようにな
っている。そして、位置管理コンピュータ5側では、例
えば、駅の構内であれば、核操作信号コードを夫々発券
所,改札,トイレ,…といったような目的位置に対応さ
せるようになっている。
【0023】また、通話ボタン9は、データ通信と音声
通話とを切り換えるものであり、再案内ボタン10は、
一度送信された案内情報を再生する場合に使用するもの
である。尚、これらの各ボタンには、視覚障害者が指で
触れた時に触覚でボタンの種類を判別できるように、凹
凸による識別形状が施されている。
【0024】GPS受信機(受信手段)12は、衛星軌
道上のGPS衛星(図示せず)若しくは駅構内4に配設
されている送信アンテナ(信号送信手段)13から送信
されるGPS信号を、受信アンテナ12aを介して受信
し復調すると、復調信号をMPU2に与えるようになっ
ている。
【0025】MPU2は、携帯電話機3を介して受信し
たデータ信号を音声信号に処理するための音声処理回路
14を制御するようになっている。携帯電話機3には、
音声を入力するためのマイクロホン15が接続されてお
り、音声処理回路14には、処理された音声信号を聞き
取るためのイヤホン(報知手段)16が接続されてい
る。また、携帯機器1は、ジャイロセンサや地磁気セン
サなどからなる方位センサ17を備えており、携帯機器
1を所持した利用者の進行方向を示す信号をMPU2に
出力するようになっている。
【0026】また、メモリ7のCD−ROMには、例え
ば、カーナビゲーション装置に使用されるレベルの広域
地図データが記憶されている。そして、MPU2は、特
定した携帯機器1の現在位置及び方位センサ17より出
力される方位信号に基づいてCD−ROMの地図データ
を参照することにより、マップマッチングを行うように
なっている。
【0027】一方、図3に示すように、駅構内4には、
例えば4つの送信アンテナ13が配設されており、各送
信アンテナ13は、送信機13aが出力するGPS信号
を送信するようになっている。送信機13aより出力さ
れるGPS信号は、GPS衛星が送信する信号と略同一
のフォーマットであり、C/Aコードと共にエフェメリ
スデータ等の航法メッセージが含まれている。
【0028】但し、各送信アンテナ13は駅構内4に固
定的に配設されているものであるから、航法メッセージ
の衛星軌道を示すデータに代えて、各送信アンテナ13
が配設されている駅構内4の相対位置座標(x1 ,y1
,z1 )〜(x4 ,y4 ,z4 )が送信される。ま
た、GPS衛星のIDに代えて、各送信アンテナ13の
IDが送信される。その他、オルマナックデータ等の不
要なデータは、適宜省略されている。
【0029】これらの送信アンテナ13により受信され
た信号は、携帯機器1のGPS受信機12によって受信
されると、C/Aコード信号の同期位相差(時刻差)よ
り、各送信アンテナ13から携帯機器1まで送信信号が
到達するまでの時間t1 〜t4 が求められる。すると、
これらの時間t1 〜t4 及び各送信アンテナ13の相対
位置座標(x1 ,y1 ,z1 )〜(x4 ,y4 ,z4 )
と、携帯機器1の駅構内4における相対位置座標(X,
Y,Z)との間には、以下の関係式が成り立つ。 (X−x1 )+(Y−y1 )+(Z−z1 )=c
×(t1 +Δt) (X−x2 )+(Y−y2 )+(Z−z2 )=c
×(t2 +Δt) (X−x3 )+(Y−y3 )+(Z−z3 )=c
×(t3 +Δt) (X−x4 )+(Y−y4 )+(Z−z4 )=c
×(t4 +Δt) ここで、cは光速であり、Δtは、GPS受信機12側
の時計の時計データに含まれる誤差である。そして、M
PU2は、以上の4元連立方程式を解くことにより、携
帯機器1の相対位置座標(X,Y,Z)(及び誤差時間
Δt)を求めると、そのデータを位置管理コンピュータ
5に送信するようになっている。
【0030】位置管理コンピュータ5は、駅構内4につ
いての地図データがハードディスクなどに記憶されてな
る地図データベース18にアクセス可能に接続されてい
る。地図データベース18は、駅構内4を幾つかのエリ
アに分割し、各エリアの詳細な位置情報として、当該エ
リアに含まれる有名な店や場所などのランドマークや点
字ブロックの配置などが地図形式のデータにより分類さ
れ、記憶されているものである。
【0031】そして、位置管理コンピュータ5は、携帯
機器1から現在位置の座標(X,Y,Z)が送信される
と、その現在位置座標を含むエリアの地図データを地図
データベース18より読み出し、その地図データに携帯
機器1の現在位置を重ね合わせて、ディスプレイ5aに
表示させるようになっている。また、位置管理コンピュ
ータ5には、携帯機器1のMPU2と同様に、携帯電話
機(通話手段)19が接続されており、そのアンテナ1
9aにより携帯機器1と電話回線により通信するように
なっている。尚、位置管理コンピュータ5,地図データ
ベース18及び携帯電話機19は、位置情報管理手段2
0に対応する。
【0032】次に、本実施例の作用について、図4乃至
図6をも参照して説明する。図4及び図5は、夫々携帯
機器1のMPU2及び位置管理コンピュータ5の制御内
容を示すフローチャートである。図4において、携帯機
器1のMPU2は、案内ボタン8または通話ボタン9が
押されてオン操作されるまで待機状態にあり(ステップ
A1,A3)、通話ボタン9がオン操作された場合は、
携帯電話機3の通常の電話機能により通話を行う(ステ
ップA4)。
【0033】また、案内ボタン8がオン操作された場合
は、MPU2は、音声処理回路14及びイヤホン16を
介して、オン操作された案内ボタン8に対応する案内場
所(目的位置)を音声によりアナウンスし(ステップA
2)、利用者に確認を促す。尚、後述のように、各案内
ボタン8に対応する案内場所が確定していない場合は、
その旨を音声によりアナウンスする。
【0034】そして、利用者は、案内場所を変更したい
場合には、設定時間内に他の案内ボタン8をオン操作す
る(ステップA5)。設定時間内に変更がなければ、M
PU2は、再度通話ボタン9がオン操作されたか否かを
判断し(ステップA6)、オン操作されずに「NO」と
判断した場合は、携帯電話機3に位置管理コンピュータ
5側の携帯電話機19をコールさせ、携帯機器1の現在
位置を特定するための処理を開始する(ステップA
8)。
【0035】次に、MPU2は、GPSデータを受信し
て現在位置座標(X,Y,Z)を計算すると、その位置
座標(X,Y,Z)をメモリ7に記憶させる(ステップ
A9)〜A11)。これらの位置座標を計算して記憶さ
せる処理は、例えば1秒周期で10回行い、10個のデ
ータを得ると、それらの位置座標データ,携帯機器1に
登録されているIDデータ,及びオン操作された案内ボ
タン8に対応する操作データ(案内場所データ)を位置
管理コンピュータ5側に送信し(ステップA12,1
3)、送信が完了すると、電話回線の接続を切る(ステ
ップA14)。電話回線の接続を一旦切るのは、回線を
占有することにより他の利用者の利便性を損なわないよ
うにするためである。
【0036】ここで、MPU2は、メモリ7のCD−R
OMに記憶されている地図データによるマップマッチン
グの結果、携帯機器1が所定領域外に位置すると判断し
た場合は、GPS受信機12に、オルマナックデータに
基づいて衛星軌道上のGPS衛星から送信されるGPS
信号を受信させるように制御する。また、携帯機器1
が、駅構内4のように、送信アンテナ13が配設されて
いる所定領域内に位置すると判断した場合は、GPS受
信機12に、送信アンテナ13(IDが登録されてい
る)から送信されるGPS信号を受信させるように制御
する。
【0037】次に、MPU2は、位置管理コンピュータ
5側からの応答、即ち、携帯電話機3にコールされて案
内情報が送信されるのを待つ(ステップA15〜1
8)。受信待ち状態の間は、待ち時間を積算し(ステッ
プA16)、設定時間内に応答がない場合は判断ステッ
プA17で「YES」と判断し、ステップA13に移行
して再度位置座標データID等の送信を行う。
【0038】一方、図5において、位置管理コンピュー
タ5は、携帯電話機19に対する携帯機器1からのコー
ル待ちをしており(ステップB1)、コールがあると、
携帯機器1の位置座標データ等の送信情報を読み込む
(ステップB2)。そして、読み込んだデータのID等
を確認(例えば、既に処理中のIDか否か、または視覚
障害者か健常者かなど)すると、それらのデータをディ
スプレイ5aに表示させる共に、内部メモリのデータの
書き換えを行う(ステップB3)。
【0039】尚、位置管理コンピュータ5は、ステップ
B2におけるIDデータの確認において、IDデータが
記憶されておらず、初めてコールした携帯機器1のID
データである場合、携帯機器1側に対して、案内ボタン
8に割り当てられる駅構内4の案内情報データを送信す
る。
【0040】その案内情報データが送信されると、各案
内ボタン8に対応する案内場所が、携帯機器1側で確定
する。そして、案内情報データは、音声処理回路14に
より音声データに変換され、イヤホン16を装着した利
用者に対して、例えば、以下のように音声でアナウンス
される。 「案内ボタンAは、駅改札口へのご案内です。」 「案内ボタンBは、発券所へのご案内です。」 「案内ボタンCは、お手洗いへのご案内です。」 そして、利用者は、このアナウンスを聞いた上でどの案
内ボタン8を操作すべきかを決定するようになってい
る。
【0041】また、位置管理コンピュータ5は、送信さ
れたIDデータが既に記憶されており、確定した案内場
所データが送信された場合は地図データベース18にア
クセスする。そして、携帯機器1の駅構内4における現
在位置座標(X,Y,Z)から案内場所に至るまでの経
路に該当する地図データを検索して読み出すと(ステッ
プB4)、その地図データに応じて、携帯機器1の利用
者を現在位置から案内場所まで誘導するための案内経路
を計算して決定する(ステップB4a)。この時、携帯
機器1側から送信される複数の位置座標によって、利用
者の移動方向をも判定するようになっている。
【0042】次に、位置管理コンピュータ5は、送信相
手先の携帯機器1のIDを指定して、案内経路や当該案
内経路に沿って利用者を誘導するための音声データなど
を含む案内情報を、携帯機器1側に送信する(ステップ
B5,B6)。
【0043】また、位置管理コンピュータ5は、決定し
た案内経路をディスプレイ5aにも表示させる。ディス
プレイ5aへの表示は、例えば、位置管理コンピュータ
5が配置されている位置管理センタのオペレータ(管理
者)などが、駅構内4の状態を監視する場合などに利用
される。その後、携帯機器1側の携帯電話機3との電話
回線の接続を切る(ステップB7)。そして、ステップ
B1に移行して、携帯電話機19に対して次のコールが
かかるまで待機する。
【0044】再び、図4を参照すると、MPU2は、設
定時間内において位置管理コンピュータ5側からの応答
があると、送信された情報を読み込んで案内情報である
か否かをチェックする(ステップA18)。通信エラー
などにより情報データが判別できない場合などは、ステ
ップA15に戻り再度受信待ちをする。
【0045】また、案内情報等を受信した場合は、その
案内情報を音声処理回路14により音声データに処理し
て、イヤホン16を介して音声として出力し、利用者に
報知する。
【0046】また、変換されたデータは、メモリ7に記
憶され、利用者が再度案内情報を聞きたい場合には、再
案内ボタン10をオン操作すれば、記憶されたデータが
メモリ7から読み出されて再生される。その後、MPU
2は、ステップA5に移行して、案内場所が変更された
か否かを判断する。
【0047】次に、上記作用のより具体的な例について
図6を参照して説明する。図6は、駅構内4及びその周
辺の平面図並びに側面図である。今、携帯機器1を所持
した利用者(例えば、視覚障害者を想定する)が、O地
点からA地点に向けて南下(図6(a)中、上方が北と
する)しているものとする。
【0048】このO地点において、利用者が携帯機器1
の何れかの案内ボタン8をオン操作すると、MPU2
は、位置管理コンピュータ5側の携帯電話機19をコー
ルする。位置管理コンピュータ5側は、最初のコールを
受けると、上述のように、案内ボタン8に割り当てられ
る案内情報データを送信する。そして、利用者は、この
アナウンスをイヤホン16で聞いた結果、駅改札口まで
の案内ボタン8を選択してオン操作する。
【0049】すると、携帯機器1側では、衛星軌道上の
GPS衛星から送信されるGPS信号を受信することに
より、O地点からA地点に移動する間に、複数の位置座
標(Xn ,Yn ,Zn )(n=1,2,3,--- )を特定する。
そして、特定した複数の位置座標(Xn ,Yn ,Zn )
を、位置管理コンピュータ5に送信する。
【0050】位置管理コンピュータ5は、送信された複
数の位置座標(Xn ,Yn ,Zn )から、携帯機器1の
現在位置及び移動方向を求め、現在位置(A地点)から
目的位置(改札)に至る経路に該当するエリアの地図デ
ータを位置情報データベース18より読み出して案内経
路を計算し、これらの情報及び案内音声データなどを携
帯機器1に送信する。
【0051】尚、携帯機器1のIDには、利用者が健常
者であるか、視覚障害者であるかなどを判別するための
コードも含まれており、位置管理コンピュータ5は、利
用者が視覚障害者である場合には、点字ブロック21に
沿って案内を行うようにする。また、利用者が健常者で
ある場合には、最短経路若しくは最も移動し易い経路で
案内を行うようにする。
【0052】例えば、駅の西口であるB地点(点字ブロ
ック21の交差点)の手前では、次のような案内音声が
出力される。 「次の点字ブロック交差位置で左に曲がると駅の入り口
です。」 また、B地点では、 「点字ブロック交差位置です。」 という案内音声が出力される。また、2つの案内エリア
が重なる場所Cでは、夫々の案内エリアの情報が、利用
者の当該地点への到着順に(即ち、上記の順に)出力さ
れる。
【0053】次に、B地点を左折すると、 「エレベータは次の点字ブロック交差位置の左側、駅改
札への上り階段は右側です。」 という案内音声が出力される。利用者は、この案内によ
って、階段22を登るか、エレベータ23を利用するか
を選択できる。
【0054】そして、D地点において、利用者が階段2
2を登るために方向を変え、階段22の案内エリアに入
ると、 「上り階段です。踊り場があります。」 という案内音声が出力される。また、踊り場22a手前
E地点では、 「上り階段です。踊り場があります。」 「踊り場です。」 の2つの案内音声が出力される。
【0055】それから、利用者が踊り場22aであるF
地点を通過し、階段22を登りきった場所G地点に至る
と、次の案内音声が出力される。 「次の点字ブロック交差位置を、右に進んで下さい。」 そして、利用者は、G地点から数歩前進して次の点字ブ
ロック交差位置であるH地点に到達すると、右折して東
へ進む。
【0056】ここで、携帯機器1は、送信された案内情
報を参照することにより、駅構内4に移動したことを認
識すると、GPS受信機12にGPS衛星の追尾を中止
させ、駅構内4に配設されている送信アンテナ13のI
Dに対応するC/Aコードを受信するように切替えさせ
る。
【0057】利用者がH地点から数m進む間にも、携帯
機器1と位置管理コンピュータ5との通信は数回行わ
れ、位置管理コンピュータ5は、利用者の進行方向を把
握する。利用者がI地点に到達すると、 「JRの発券所は、左側です。M鉄道の発券所は、30
m先です。」 という案内音声が出力される。利用者がJRを利用する
場合はI地点を左折して切符を買い求め、M鉄道を利用
する場合はI地点を更に前進する。
【0058】利用者がJ地点に達すると、 「JRの改札は、左側です。M鉄道の発券所は、25m
先です。」 また、K地点では、 「M鉄道の発券所は、左側です。」 という案内音声が出力され、利用者は、ここで切符を買
い求める。そして、L地点では、 「M鉄道の改札は、左側5mです。」 という案内音声が出力され、利用者は、L地点を左折し
てM鉄道の改札へ到達する。
【0059】M鉄道の改札手前のM地点では、 「改札入口は、自動改札です。有人改札は、左手側で
す。」 という案内音声が出力され、改札を抜けたN地点では、 「M鉄道の改札口までの案内を終了します。次の案内希
望があれば、案内ボタンを押して下さい。」 という案内音声が出力され、一連の経路案内が終了す
る。
【0060】尚、利用者が、経路案内の途中で自分の現
在位置が分からなくなり、移動することができなくなっ
た場合は、携帯機器1の通話ボタン9を押すことによっ
て、携帯電話機3により位置管理コンピュータ5が配置
されている管理センタに電話がかけられ、管理センタの
オペレータと通話することもできる。この場合、オペレ
ータは、ディスプレイ5aを見ることにより利用者の現
在位置を把握して、目的位置までの案内を直接行うよう
にする。
【0061】以上のように本実施例によれば、携帯機器
1は、案内ボタン8がオン操作されると、GPS受信機
12により受信したGPS衛星からのGPS信号若しく
は駅構内4に配設された送信アンテナ13より送信され
るGPS信号と略同一フォーマットの信号に基づいて現
在位置を特定し、駅構内4における目的位置(改札)情
報と共に位置管理コンピュータ5に送信する。
【0062】位置管理コンピュータ5は、現在位置から
目的位置に至るまでの経路に該当する地図データを地図
データベース18から得ると、その地図データに応じて
案内経路を決定し、その案内経路に関する案内情報を携
帯機器1に送信する。そして、携帯機器1は、送信され
た案内情報を音声データに変換して、イヤホン16に出
力するようにした。
【0063】従って、携帯機器1を所持している利用者
が、目的位置が分からない場合や、自分の現在位置が分
からなくなった場合でも、案内情報を得ることによって
現在位置からどのような経路に沿って駅構内4を移動
し、目的位置たる改札に到達すれば良いかを知ることが
できる。特に、利用者が視覚障害者である場合でも、イ
ヤホン16により案内音声を聞くことができるので、安
全かつ確実に目的位置まで到達することができる。
【0064】また、携帯機器1は、駅構内4以外の場所
であっても、GPS衛星から送信されるGPS信号を受
信して現在位置を特定し、メモリ7の広域地図データと
マップマッチングを行うので、利用者は自分がどの地点
にいるのかを知ることができ、汎用性を備えて利便性を
高めることができる。
【0065】更に、案内経路の情報には、位置管理コン
ピュータ5側の地図データベース18から読み出された
地図データが反映されるので、利用者が周囲の状況を理
解し易い詳細な情報を提供することができると共に、地
図データに応じて、例えば、視覚障害者であれば、点字
ブロック21に沿った案内経路,健常者であれば、最短
距離となる案内経路などといったように、利用者にとっ
て有効な情報を提供することができる。
【0066】また、駅構内4のように、新たな設備が増
設されたり、店舗が入れ替えられたりするなどして、構
内の状態が比較的短期間のうちに変化し易い場所であっ
ても、その変化に応じて、オペレータが位置管理コンピ
ュータ5側の地図データベース18を書換えれば、携帯
機器1の利用者は、常に最新の状態に応じた地図データ
に基づく案内情報を得ることができ、状態の変化に戸惑
うことなく、確実に目的位置に到達することができる。
【0067】加えて、携帯機器1には、位置管理コンピ
ュータ5に対する通信に、利用者が既に所持している
(PHSを含む)携帯電話機3を用いることができると
共に、位置管理コンピュータ5が配置されている位置管
理センタ等にオペレータが存在する場合には、利用者
は、電話回線を介してオペレータ管理者と直接通話する
ことにより、必要な情報を得ることもできる。
【0068】また、位置管理コンピュータ5は、ディス
プレイ5aに案内情報を表示するので、オペレータは、
駅構内4において携帯機器1を所持している利用者の状
況を把握して、適切な管理及び上記のような対応を行う
ことができる。
【0069】(第2実施例)図7乃至図10は本発明の
第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分に
は同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につ
いてのみ説明する。システム全体の構成を示す図7にお
いて、ディスプレイ(表示手段)24aを備える位置管
理コンピュータ24には、第1実施例における地図デー
タベース18は接続されておらず、それに代えて、携帯
機器25側のMPU(位置特定手段)26に、駅構内4
の地図データが記憶された地図データベース27が接続
されている(図8参照)。その他の構成は、第1実施例
と同様である。尚、携帯電話機19及び位置管理コンピ
ュータ24は、位置情報管理手段28に対応する。
【0070】次に、第2実施例の作用について、図9及
び図10をも参照して説明する。携帯機器25側の処理
内容のフローチャートを示す図9においては、ステップ
A11までは第1実施例と同様に処理が実行される。現
在位置の座標(X,Y,Z)を特定すると、MPU26
は、地図データベース27にアクセスして、現在位置か
ら目的位置までの経路に該当する駅構内4の地図データ
を検索して読み出す(ステップA21)。そして、その
地図データに応じて案内経路を決定する(ステップA2
2)。
【0071】次に、MPU26は、携帯電話機3に位置
管理コンピュータ24側の携帯電話機19をコールさせ
(第1実施例のように、ステップA8の時点ではコール
しない)、決定した案内経路及びその案内経路に該当す
る地図データなどに関する案内情報を、携帯機器25の
IDデータ等共に位置管理コンピュータ24側に送信す
る(ステップA23)と共に、その案内情報を、音声処
理回路14により音声信号に変換して、イヤホン16よ
り出力させる(ステップA19,A20)。
【0072】一方、図10において、位置管理コンピュ
ータ24は、携帯機器25から携帯電話機19にコール
があると、IDデータや案内情報を読取り、ディスプレ
イ(表示手段)24aに表示させ(ステップB2a,B
3a)、その後、電話回線の接続を切る(ステップB
7)。
【0073】そして、位置管理コンピュータ24側のオ
ペレータは、ディスプレイ24aをモニタすることによ
って駅構内4の状態を監視し、第1実施例と同様に、利
用者が経路の途中で自分の現在位置が分からなくなり、
移動することができなくなった場合は、携帯電話機3に
より位置管理コンピュータ24が配置されている管理セ
ンタに電話をかけることにより、オペレータと通話する
ことができる。
【0074】以上のように第2実施例によれば、携帯機
器25に駅構内4の地図データベース27を持たせるこ
とにより、携帯機器25側において、地図データに応じ
て現在位置から目的位置までの案内経路を決定し、案内
情報を利用者に音声で報知するようにしたので、第1実
施例と略同様の効果を得ることができる。
【0075】(第3実施例)図11及び図12は本発明
の第3実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分
には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分に
ついてのみ説明する。図11は、携帯機器(携帯通信手
段)29の電気的構成を示す機能ブロック図である。第
3実施例の携帯機器29は、例えば液晶パネルなどで構
成されるディスプレイ(報知手段,表示手段)30を備
えており、その他の構成は第1実施例と同様である。
【0076】携帯機器29を斯様に構成した場合は、位
置管理コンピュータ5から送信される案内情報の地図デ
ータ及び利用者の現在位置などをディスプレイ30に表
示させることができ、利用者は、これらの案内情報を視
覚的に把握することにより、目的位置により容易に到達
することができる。また、利用者が聴覚障害者である場
合には、第1実施例における案内音声を文字データとし
て表示させることにより、利用者を目的位置に誘導する
ことができる。
【0077】例えば、携帯機器29を特定グループ内の
複数の利用者が携帯しており、その内の幾人かが駅構内
4においてはぐれてしまった場合などには、特定グルー
プ内共通の電話番号を設定しておき、その電話連絡用の
ボタンをオン操作することにより、特定グループ内の各
利用者に同時に通話して、図12に示すように、お互い
の現在位置のデータを送信してディスプレイ30に表示
させ、互いを見つけることができる。
【0078】また、駅構内4に限ることなく、例えば、
スキー場等のより広いエリアにおいて、一家族の各人が
夫々携帯機器29を所持しており、携帯電話機3がPH
Sである場合には、上記のように互いの現在位置を確認
したい場合には、PHSのトランシーバ機能を利用する
ことができる。また、この場合、位置管理コンピュータ
5から、スキー場に関する様々な案内情報を得ることも
できる。
【0079】以上のように第3実施例によれば、携帯機
器29にディスプレイ30を備えたので、視覚的に案内
情報を把握することができ、目的位置により容易に到達
することができると共に、例えば、利用者が聴覚障害者
である場合でも、案内情報を文字や図形などによって確
実に報知することができる。
【0080】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。携帯機器29に、更にCCDカメラ
などを取り付けることにより、CCDカメラで撮像した
データをも送信可能に構成すれば、TV電話的な機能も
持たせることができる。携帯機器1,24または27に
モデム機能を付加することによって、パーソナルコンピ
ュータのデータ通信用としても使用することができる。
位置管理コンピュータ5より送信される案内音声が、通
常の電話回線の音声データと同一のフォーマットである
場合には、イヤホン16を、音声処理回路14を介すこ
となく携帯電話機3に直接接続するようにしても良い。
また、マイクロフォン15を使用する代わりに、携帯電
話機3に組み込まれているマイクを使用しても良い。
【0081】携帯通信手段側の通信手段は、携帯機器1
に接続する独立の携帯電話機3に限らず、携帯通信手段
に予め組み込まれて一体に構成されるものであっても良
い。携帯通信手段側の表示手段は、通信手段としての携
帯電話機に付属しているディスプレイであっても良い。
例えば、駅構内4において送信アンテナ13が設置され
る高さ(z座標)が略一定であり、利用者の現在位置特
定について、高さ(Z)を送信アンテナ13の設置位置
と略同一と仮定しても構わない場合は、3つの送信アン
テナ13からの受信信号により、2次元座標(X,Y)
のみを求めるようにしても良い。この場合は、利用者の
現在位置をより速く特定することができる。
【0082】位置管理コンピュータ5側の通信手段は、
携帯電話機19に限らず、電話回線に有線接続されてい
る電話機でも良い。通信手段は、携帯電話機に限ること
なくトランシーバなどでも良い。所定領域は、駅構内4
のような屋内やスキー場に限ることなく、公園や野球
場、或いはデパートなどであっても良い。例えば、所定
領域が公園などの屋外である場合には、携帯通信手段
は、GPS衛星より送信されるGPS信号も受信可能で
あるが、信号送信手段より送信されるGPS信号と略同
一フォーマットの信号を選択的に受信して現在位置を特
定し、且つ位置情報管理手段より与えられる案内情報を
得ることによって、利用者は、その所定領域に関して
は、GPS衛星から送信されるGPS信号に基づく位置
情報よりも、正確且つ詳細な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるシステムの全体構
成を概略的に示す図
【図2】携帯機器の詳細な電気的構成を示す機能ブロッ
ク図
【図3】駅構内に配置される4つの送信アンテナの位置
座標と、携帯機器の現在位置座標(X,Y,Z)との位
置関係の一例を示す図
【図4】携帯機器側の制御内容を示すフローチャート
【図5】位置管理コンピュータ側の制御内容を示すフロ
ーチャート
【図6】駅構内の(a)は透視平面図、(b)は側面図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】図2相当図
【図9】図4相当図
【図10】図5相当図
【図11】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図12】複数の携帯機器間で地図データを相互に送受
信する例を示す図
【符号の説明】
1は携帯機器(携帯通信手段)、2はマイクロプロセッ
サ(位置特定手段)、3は携帯電話機(通信手段)、4
は駅構内(所定領域)、5は位置管理コンピュータ(位
置特定手段)、5aはディスプレイ(表示手段)、12
はGPS受信機(受信手段)、13は送信アンテナ(信
号送信手段)、16はイヤホン(報知手段)、18は地
図データベース、19は携帯電話機(通信手段)、20
は位置情報管理手段、24は位置管理コンピュータ、2
4aはディスプレイ、25は携帯機器(携帯通信手
段)、26はマイクロプロセッサ(位置特定手段)、2
7は地図データベース、28は位置情報管理手段、29
は携帯機器(携帯通信手段)、30はディスプレイ(報
知手段,表示手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段と、所定領域内についての地図
    データを有する地図データベースとを備えてなる位置情
    報管理手段と、 GPS衛星により送信されるGPS信号若しくは所定領
    域内に固定的に配設される信号送信手段により送信され
    る前記GPS信号と略同一フォーマットの信号を受信す
    る受信手段と、この受信手段が受信した信号に基づいて
    現在位置を特定する位置特定手段と、前記位置情報管理
    手段より送信される情報を報知する報知手段とを具備
    し、前記位置情報管理手段の通信手段と無線通信可能な
    通信手段が接続された状態で使用される携帯通信手段と
    を備え、 前記携帯通信手段は、前記所定領域内における目的位置
    情報と共に、前記位置特定手段により特定された前記所
    定領域内における現在位置情報を前記通信手段によって
    前記位置情報管理手段に送信し、 前記位置情報管理手段は、前記現在位置から前記目的位
    置に至るまでの経路に該当する地図データを前記地図デ
    ータベースから得ると、当該地図データに応じて案内経
    路を決定し、その案内経路に関する案内情報を、前記通
    信手段を介して前記携帯通信手段に送信することを特徴
    とする案内情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記位置情報管理手段は、前記案内情報
    を表示する表示手段を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の案内情報提供システム。
  3. 【請求項3】 通信手段と、情報を表示する表示手段と
    を備えてなる位置情報管理手段と、 GPS衛星により送信されるGPS信号若しくは所定領
    域内に固定的に配設される信号送信手段により送信され
    る前記GPS信号と略同一フォーマットの信号を受信す
    る受信手段と、この受信手段が受信した信号に基づいて
    現在位置を特定する位置特定手段と、前記所定領域内に
    ついての地図データを有する地図データベースと、情報
    を報知する報知手段とを具備し、前記位置情報管理手段
    の通信手段と無線通信可能な通信手段が接続された状態
    で使用される携帯通信手段とを備え、 前記携帯通信手段は、前記位置特定手段により特定され
    た前記所定領域内における現在位置から前記所定領域内
    における目的位置に至るまでの経路に該当する地図デー
    タを前記地図データベースから得ると、その地図データ
    に応じて前記現在位置から前記目的位置に至るまでの案
    内経路を決定し、その案内経路に関する案内情報を前記
    報知手段によって報知すると共に、前記通信手段を介し
    て前記位置情報管理手段に送信することを特徴とする案
    内情報提供システム。
  4. 【請求項4】 報知手段は、案内情報を音声により報知
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    案内情報提供システム。
  5. 【請求項5】 前記所定領域は、屋内であることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載の案内情報提供シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記通信手段は、電話回線を介して通信
    を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の案内情報提供システム。
  7. 【請求項7】 前記携帯通信手段は、前記報知手段とし
    て、前記案内情報を表示する表示手段を備えていること
    を特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の案内情報
    提供システム。
JP10035812A 1998-02-18 1998-02-18 案内情報提供システム Pending JPH11230779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10035812A JPH11230779A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 案内情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10035812A JPH11230779A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 案内情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11230779A true JPH11230779A (ja) 1999-08-27

Family

ID=12452350

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10035812A Pending JPH11230779A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 案内情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11230779A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000036392A (ko) * 2000-03-04 2000-07-05 한민홍 위치추적시스템과 휴대폰을 이용한 시각장애자용보행보조시스템
JP2002296068A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーションシステム及びナビゲーション用プログラム
JP2004212146A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 歩行者用自律航法装置と歩行者用自律航法
JP2004317135A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステム及び車載用ナビゲーション装置
JP2006171302A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 映像表示装置及び情報提供システム
JP2011002291A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Navitime Japan Co Ltd 経路案内処理装置、経路案内処理システム、端末装置、ナビゲーションサーバ、および、経路案内処理方法
USRE45023E1 (en) 2000-10-16 2014-07-22 Naos Innovation, Llc Three-axis magnetic sensor, an omnidirectional magnetic sensor and an azimuth measuring method using the same

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000036392A (ko) * 2000-03-04 2000-07-05 한민홍 위치추적시스템과 휴대폰을 이용한 시각장애자용보행보조시스템
USRE45023E1 (en) 2000-10-16 2014-07-22 Naos Innovation, Llc Three-axis magnetic sensor, an omnidirectional magnetic sensor and an azimuth measuring method using the same
JP2002296068A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーションシステム及びナビゲーション用プログラム
JP2011043516A (ja) * 2001-03-30 2011-03-03 Aisin Aw Co Ltd ナビゲーションシステム、経路算出方法及びナビゲーション用プログラム
JP4707860B2 (ja) * 2001-03-30 2011-06-22 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーションシステム、ナビゲーションシステムの経路算出方法及びナビゲーション用プログラム
JP2004212146A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sumitomo Precision Prod Co Ltd 歩行者用自律航法装置と歩行者用自律航法
JP2004317135A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Alpine Electronics Inc ナビゲーションシステム及び車載用ナビゲーション装置
JP2006171302A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Konica Minolta Photo Imaging Inc 映像表示装置及び情報提供システム
JP2011002291A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Navitime Japan Co Ltd 経路案内処理装置、経路案内処理システム、端末装置、ナビゲーションサーバ、および、経路案内処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9508269B2 (en) Remote guidance system
US7039522B2 (en) System for guiding visually impaired pedestrian using auditory cues
US20050222756A1 (en) Methods for displaying a route traveled by mobile users in a communication network
JP2001304908A (ja) 車椅子利用者用ナビゲーション装置及び車椅子利用者用ナビゲーションシステム
US8775075B2 (en) Terminal device and recording medium
JP2005037181A (ja) ナビゲーション装置、サーバ装置、ナビゲーションシステム、及びナビゲーション方法
US6278944B1 (en) Navigation system
JPH11230779A (ja) 案内情報提供システム
JP4190843B2 (ja) 個人ナビゲーションシステム
JP2001109977A (ja) 救援システム
KR20190030271A (ko) 사용자 보조 장치 및 그 제어 방법, 그리고 교통 정보 제공 시스템
KR20060089975A (ko) 이동통신단말기를 이용한 목적지 유도 시스템 및 그 방법
US10645535B2 (en) Electronic apparatus, control device and computer-readable non-transitory recording medium for selectively transmitting information based on indoor/outdoor specification
JP2001221649A (ja) 歩行者誘導システム
JPH11230775A (ja) 案内情報提供システム
KR20180051104A (ko) 시각장애인을 위한 교차로 통행지원 시스템 및 그 방법
JP2000205891A (ja) 盲人用誘導案内装置
JP4298182B2 (ja) 経路案内図表示装置
KR20010097444A (ko) 이동전화, 유선전화 또는 인터넷을 이용한 근접 차량 호출방법
JP4285857B2 (ja) 情報端末
CN107174493B (zh) 一种基于m2m技术的智能导盲系统及方法
US20160258768A1 (en) Navigation communication device and method
JPH109888A (ja) 経路案内システム及びそれに使用される携帯通信端末と経路情報算出装置
JP2002109679A (ja) 位置情報提供システム
JP2002044707A (ja) 携帯端末を用いた位置管理システム