JP2001338097A - 専門家検索システム、成果物情報流通システム、経営支援システム、及び経営支援情報配信システム - Google Patents

専門家検索システム、成果物情報流通システム、経営支援システム、及び経営支援情報配信システム

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JP2001338097A
JP2001338097A JP2000329346A JP2000329346A JP2001338097A JP 2001338097 A JP2001338097 A JP 2001338097A JP 2000329346 A JP2000329346 A JP 2000329346A JP 2000329346 A JP2000329346 A JP 2000329346A JP 2001338097 A JP2001338097 A JP 2001338097A
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聡 橋本
Hiroshi Sasajima
宏 佐々島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専門家の支援を求める顧客に対して、専門家
の得意分野を含めた各種情報を提供し、以て最適な専門
家の選択を可能にするシステムの実現。 【解決手段】 各専門家の専門領域における複数のスキ
ル項目を、各専門家単位で登録しておくスキル項目デー
タベース24と、自己の保有するスキル項目を選択する保
有スキル項目選択手段27と、複数の専門家の属性情報と
当該専門家の保有スキル項目とを関連付けて登録してお
く専門家情報データベース29と、自己の必要とするスキ
ル項目を選択する必要スキル項目選択手段31と、選択さ
れた必要スキル項目をキーとして上記専門家情報データ
ベースを検索し、該当する専門家を抽出する専門家抽出
手段32と、抽出された専門家の属性をリスト表示する専
門家表示手段30とを備えた専門家検索システム10。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【発明の属する技術分野】この発明は、国家資格保有者
を典型とするいわゆる専門家と、かかる専門家の指導や
支援を必要とする顧客との間に介在して、各顧客に最適
な専門家を選択する機会を与える専門家検索システムに
関する。また、各専門家に対して、他の専門家の作成し
た専門分野に関する成果物情報の中から、自己に最適の
ものを入手する機会を与える成果物情報流通システムに
関する。また、各顧客に対して、具体的事案の解決を専
門家に依頼するのではなく、専門家のアドバイスをオン
ラインで受ける機会を与える経営支援システムに関す
る。さらに、各専門家による経営支援活動を通じて蓄積
された情報の中から、各顧客毎に必要なものを取捨選択
して配信する経営支援情報配信システムに関する。
【002】
【従来の技術】現在、弁護士や弁理士、税理士、司法書
士、公認会計士、社会保険労務士、一級建築士、中小企
業診断士、技術士といった国家資格者や、特定の専門分
野を有するコンサルタントなど、自己の経験や学習を通
じて獲得した専門知識やノウハウを豊富に保有し、これ
を顧客に提供することによって顧客の事業活動をサポー
トすると共に、その対価として一定の報酬を得て生計を
立てている専門家が、各分野毎に多数存在している。顧
客側は、自己の抱える問題の内容と性質に応じ、多数の
専門家の中から最も適した者を選択した上で、当該専門
家を有効活用することによって、将来の危険性を事前に
予見したり、より有利な選択肢を見出すことが可能とな
る。
【003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最適の
専門家を選択すると共に、これを有効活用するために
は、顧客側にもそれなりの経験やノウハウ、人脈が必要
であり、創業間もない企業や、これから起業しようとし
ている者にとっては、自己の行く手にどのような問題が
潜んでおり、これを解決するためにはどの分野の専門家
に相談すればよいのかが事前にわかっていない場合が多
い。このため、問題が顕在化してから慌てて専門家を探
して相談するはめになり、手遅れとなることも稀ではな
い。特に、現代のように複雑化した社会では、ある問題
を解決するのに一分野の専門家で事足りることは稀であ
り、複数分野の専門家がそれぞれの専門分野から多角的
に検討を加えることが欠かせないが、顧客の側でこのよ
うな問題意識を持ってそれぞれの専門家を集めることな
ど、ほとんど期待できない。
【004】顧客の抱える問題や顧客企業の規模によって
は、専門家に事案の解決を具体的に依頼するまでもな
く、ただ専門家としてのアドバイスさえ得られれば十分
な場合も多いが、単なる相談を気軽に聞けるような環境
は整備されていないのが現状である。もちろん、事前に
専門家と顧問契約を締結しておけば遠慮なく相談するこ
ともできるが、あらゆる問題に対処できるよう多数の専
門家と契約を締結しておくことはコスト的に困難であ
る。インターネット上に開設されている各種専門家によ
る無料相談サービスを利用することも考えられるが、通
常は回答者の詳しいプロフィールが公開されていないた
め、どこまで回答を信頼してよいのかわからないという
問題がある。また、相談内容が掲示板上で公開されるの
が原則なので、機密保持のため事案の説明を抽象化せざ
るを得ず、このため真に有効な回答を引き出し難い面も
ある。専門家としても、あくまでも無料のボランティア
サービスである以上、後で法的責任を追及されることを
避けるため、一般論や原則論に終始した迫力に欠ける回
答しか出せないのが現状である。
【005】また、専門家側の問題として、自己の専門領
域に関しては非常に高度な技量と知識を備えているとし
ても、これを外部に有効にアピールする手段が整備され
ていないため、得意分野に仕事の依頼が来るとは限ら
ず、むしろ人の紹介などであまり得意でない分野の仕事
を引き受けざるをえない場合が多いということが挙げら
れる。もちろん、不得意分野の依頼があった場合には、
これを機会に勉強して得意分野化すればよいのである
が、専門家のノウハウを流通させるシステムが存在しな
いため、書籍や論文等の一般情報に頼るしかなく、生の
知識(真のノウハウ)に触れることができず、短期間の
内に効率よく修得できないという憾みがあった。自己が
現に保有している高度な専門知識やノウハウにしても、
あまり使う機会がないまま眠らせておくうちに、忘却あ
るいは陳腐化してしまうという問題がある。
【006】この発明は、上記問題を解決するために案出
されたものであり、専門家の支援を必要とする顧客に対
しては、専門家の得意分野を含めた各種情報を提供する
ことによって、最適な専門家の選択を可能にするシステ
ムを実現することを目的としている。また、顧客の単な
る相談事案に対して、多数の専門家から有効なアドバイ
スが安心して受けることができるシステムを実現するこ
とを目的としている。さらに、専門知識の修得を目指す
専門家に対しては、他の専門家が作成した最適なノウハ
ウ情報を提供することによって専門領域の拡大を支援す
るシステムの実現を目的としている。
【007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の専門家検索システムは、各専門
家の専門領域における複数のスキル項目を、各専門家単
位で登録しておくスキル項目データベースと、上記スキ
ル項目データベース内のスキル項目中で、自己の保有す
るスキル項目として各専門家が選択入力した保有スキル
項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登録してお
く専門家情報データベースと、上記スキル項目データベ
ース内のスキル項目中で、自己の必要とするスキル項目
として顧客が選択入力した必要スキル項目をキーとして
上記専門家情報データベースを検索し、該当する専門家
を抽出する専門家抽出手段と、抽出された専門家の属性
情報を顧客の端末側へ送信する専門家リスト送信手段と
を備えている。専門家側は、予め保有スキル項目として
登録しておくことで自己の得意分野をアピールする事が
可能となり、また不得手な依頼が来ることを回避できる
ため、得意分野の仕事に専念できるようになる。専門家
の支援を求める顧客側も、必要スキル項目を選択入力す
ることにより、自己に最適な技量を備えた専門家を簡単
に探し出すことができるようになる。しかも、専門家と
顧客とが、共通のスキル項目を基盤としているため、ミ
スマッチが生じにくくなるという利点がある。
【008】請求項2に記載の専門家検索システムは、各
専門家の専門領域における複数のスキル項目を、各専門
家単位で登録しておくスキル項目データベースと、上記
スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己の保
有するスキル項目として各専門家が選択入力した保有ス
キル項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登録し
ておく専門家情報データベースと、特定案件の遂行に必
要とされる複数のスキル項目を、当該案件単位で登録し
ておく案件データベースと、上記案件データベース中
で、自己の遂行しようとする案件として顧客が選択入力
した案件に含まれるスキル項目をキーとして上記専門家
情報データベースを検索し、該当する専門家を抽出する
専門家抽出手段と、抽出された専門家の属性情報を顧客
の端末側へ送信する専門家リスト送信手段とを備えてい
る。例えば、会社の設立やM&Aなどのように、大規模
で複雑な問題を解決するには複数の専門家が連携して事
に当たる必要がある。そこで、このような事案を「案
件」として設定しておき、各案件に含まれる多数のスキ
ル項目を予め登録しておけば、顧客側でスキル項目や専
門家の組合せを意識する必要がなく、単に案件を選択す
るだけで必要なスキル項目を選択することが可能とな
り、必要な専門家の検索も自動的に完了する。
【009】請求項3に記載の専門家検索システムは、各
専門家の専門領域における複数のスキル項目を、各専門
家単位で登録しておくスキル項目データベースと、上記
スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己の保
有するスキル項目として各専門家が選択入力した保有ス
キル項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登録し
ておく専門家情報データベースと、特定案件の遂行に必
要とされる複数のスキル項目を、当該案件単位で登録し
ておく案件データベースと、上記案件データベース中
で、自己の遂行しようとする案件として顧客が選択入力
した案件に含まれるスキル項目を顧客の端末側へ送信す
る案件リスト送信手段と、送信された上記スキル項目中
で、自己の必要とするスキル項目として顧客が選択入力
した必要スキル項目をキーとして上記専門家情報データ
ベースを検索し、該当する専門家を抽出する専門家抽出
手段と、抽出された専門家の属性情報を顧客の端末側へ
送信する専門家リスト送信手段とを備えている。この場
合は、顧客が選択した案件に含まれるスキル項目を一旦
表示し、その中で真に必要とするスキル項目と不要なス
キル項目とを取捨選択する機会が顧客に与えられること
となる。
【0010】請求項4に記載の専門家検索システムは、
上記スキル項目データベース内に格納された各スキル項
目に予め単価情報を付加しておくと共に、上記必要スキ
ル項目選択手段によって選択されたスキル項目の単価を
積算する見積額算定手段と、該見積額を顧客側の端末に
送信する見積送信手段とを設けた点に特徴を有してお
り、専門家の検索と同時に費用の目安を顧客に示すこと
が可能となる。
【0011】また、請求項5に記載の専門家検索システ
ムは、上記専門家抽出手段によって複数の専門家が抽出
された場合に、上記専門家抽出手段が各専門家を専門分
野別に分類すると共に、同一専門分野中に複数の専門家
が存在している場合には各専門家の属性を一定の基準で
順位付けする点に特徴を有している。この結果、顧客の
端末画面に抽出結果が表示される際、見やすくなる。
【0012】請求項6に記載の成果物情報流通システム
は、各専門家の専門領域における複数のスキル項目を、
各専門家単位で登録しておくスキル項目データベース
と、複数の専門家の属性情報と、当該専門家の保有スキ
ル項目とを関連付けて登録しておく専門家情報データベ
ースと、特定のスキル項目を保有する専門家が作成し
た、当該スキル項目に関連する成果物情報を、当該成果
物情報を作成した専門家の属性情報及びスキル項目と関
連付けて格納しておく成果物情報データベースと、上記
スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己の必
要とするスキル項目として他の専門家が選択入力した必
要スキル項目をキーとして上記成果物情報データベース
を検索し、該当する成果物情報を抽出する成果物情報抽
出手段と、抽出された成果物情報の少なくとも一部を、
その作成者の属性情報と共に上記他の専門家の端末側に
送信する成果物情報送信手段とを備えている。成果物情
報の検索結果と同時に、各成果物の作成者の属性情報が
表示される仕組みであるため、当該成果物情報の価値や
信憑性を推し量ることが可能となる。また、成果物情報
の売り手と買い手が共通のスキル項目を基準に取引を行
うため、成果物情報の認識にズレが生じにくいといえ
る。このため、インターネット等を介してオンラインで
成果物情報を流通させても、購入後に後悔することが少
なくなる。
【0013】請求項7に記載の経営支援システムは、顧
客の端末から入力された相談メッセージを、当該顧客と
関連付けてメッセージデータベース内に登録する相談メ
ッセージ登録手段と、専門家の端末から入力された上記
相談メッセージに対応する回答メッセージを、当該専門
家及び相談メッセージと関連付けてメッセージデータベ
ース内に登録する回答メッセージ登録手段と、上記メッ
セージデータベース内を検索し、所定の条件に合致する
相談メッセージ及び回答メッセージを抽出するメッセー
ジ抽出手段と、抽出された上記メッセージを、顧客ある
いは専門家の端末に送信する掲示板情報送信手段とを備
えており、上記メッセージ抽出手段は、顧客の端末から
掲示板情報の表示要求があった場合には、入力された当
該顧客の識別コード(ID)をキーとして上記メッセー
ジデータベース内を検索し、当該顧客に関連した相談メ
ッセージ及び回答メッセージのみを抽出すると共に、専
門家の端末から掲示板情報の表示要求があった場合に
は、メッセージデータベース内の各顧客に関連したメッ
セージを抽出することを特徴としている。顧客側には当
該顧客自身に関係するメッセージのみが送信され、他の
顧客に関するメッセージは送信されない仕組みであるた
め、顧客は安心して相談メッセージ中に実名や固有名詞
を用いることができ、より適切なアドバイスを専門家か
ら受けることが可能となる。
【0014】また、請求項8に記載の経営支援システム
は、顧客の端末から入力された相談メッセージを、当該
顧客と関連付けてメッセージデータベース内に登録する
相談メッセージ登録手段と、専門家の端末から入力され
た上記相談メッセージに対応する回答メッセージを、当
該専門家及び相談メッセージと関連付けてメッセージデ
ータベース内に登録する回答メッセージ登録手段と、上
記メッセージデータベース内を検索し、所定の条件に合
致する相談メッセージ及び回答メッセージを抽出するメ
ッセージ抽出手段と、抽出された上記メッセージを、顧
客あるいは専門家の端末に送信する掲示板情報送信手段
と、予め顧客が指名した特定の専門家を、当該顧客の識
別コード(ID)と関連付けて登録しておく指名関係記
憶手段とを備えており、上記メッセージ抽出手段は、顧
客の端末から掲示板情報の表示要求があった場合には、
入力された当該顧客の識別コードをキーとして上記メッ
セージデータベース内を検索し、当該顧客に関連した相
談メッセージ及び回答メッセージのみを抽出すると共
に、専門家の端末から掲示板情報の表示要求があった場
合には、上記指名関係記憶手段を参照し、当該専門家以
外の専門家を指名している顧客に関連した相談メッセー
ジ及び回答メッセージについては抽出対象外とすること
を特徴としている。顧客が予め特定の専門家を指名して
いる場合には、当該顧客に関するメッセージは指名され
た専門家のみに送信される仕組みであるため、顧客側の
安心感がさらに増し、指名した専門家との間に強固な信
頼関係を築くことが可能となる。
【0015】請求項9に記載の経営支援システムは、請
求項8に記載の経営支援システムを前提にしつつ、さら
に、顧客の端末から新規の相談メッセージが入力された
場合に、上記指名関係記憶手段を参照し、当該顧客に指
名された専門家を抽出する指名専門家抽出手段と、専門
家情報データベース内から当該専門家の電子メールアド
レスを読み出し、この電子メールアドレスを宛先に記述
すると共に上記相談メッセージを付加した電子メールを
生成する手段と、上記電子メールを当該専門家に配信す
る電子メール配信手段とを備えたことを特徴としてい
る。顧客に指名関係を結んでいる専門家がある場合に
は、当該顧客から入力された新規相談メッセージを電子
メールでいち早く伝達して注意を喚起できるため、専門
家側が相談メッセージを見過ごす危険性を低減できる。
なお、上記「相談メッセージを付加した」という表現に
は、相談メッセージを添付ファイルの形式で電子メール
に付加する場合の他、相談メッセージの内容をテキスト
形式で電子メールの本文に記述する場合も含んでいる
(以下も同様)。
【0016】請求項10に記載の経営支援システムは、
請求項7または8に記載の経営支援システムを前提とし
つつ、さらに専門家の端末から入力された上記相談メッ
セージに対応する注釈メッセージを、当該相談メッセー
ジと関連付けてメッセージデータベース内に登録する手
段を備え、専門家の端末から相談メッセージの表示要求
があった場合には、当該相談メッセージに関連付けられ
た注釈メッセージが上記メッセージ抽出手段によって抽
出され、上記掲示板情報送信手段を介して専門家の端末
に送信されるのに対し、顧客の端末から当該相談メッセ
ージの表示要求があった場合には、当該相談メッセージ
に関連付けられた注釈メッセージは抽出対象外となるこ
とを特徴としている。
【0017】請求項11に記載の経営支援システムは、
顧客の端末から上記回答メッセージに対する評価情報の
選択入力がなされた場合に、当該評価に対応したポイン
トを当該回答メッセージを入力した専門家に関連付けて
所定の記憶手段に記録する手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0018】請求項12に記載の経営支援情報配信シス
テムは、経営支援情報を蓄積しておく経営支援情報デー
タベースと、該データベース内に蓄積された各経営支援
情報を配信すべき顧客を抽出する配信顧客抽出手段と、
顧客情報データベース内から当該顧客の電子メールアド
レスを読み出し、この電子メールアドレスを宛先に記述
すると共に上記経営支援情報を付加した電子メールを生
成する手段と、上記電子メールを抽出された顧客に配信
する電子メール配信手段とを備え、上記経営支援情報に
は予め顧客の属性に対応したインデックスが設定されて
おり、また顧客情報データベース内には、上記インデッ
クスに対応した各顧客の属性情報が登録されており、上
記配信顧客抽出手段においては、上記インデックスに対
応する属性を備えた顧客が抽出されることを特徴として
いる。顧客にとって有効な経営支援情報を積極的に配信
することにより、顧客を啓発することができる。しか
も、各顧客の属性に適合した情報のみが配信される仕組
みであるため、真に必要な情報が不要な情報に埋もれて
しまい結果的に見逃してしまうということがなくなる。
【0019】請求項13に記載の経営支援情報配信シス
テムは、経営支援情報を蓄積しておく経営支援情報デー
タベースと、該データベース内に蓄積された各経営支援
情報の中から、各顧客に配信すべき情報を抽出する情報
リスト生成手段と、抽出した経営支援情報のリストを各
顧客の端末に送信する手段とを備え、上記経営支援情報
には予め顧客の属性に対応したインデックスが設定され
ており、また顧客情報データベース内には、上記インデ
ックスに対応した各顧客の属性情報が登録されており、
上記情報リスト生成手段においては、少なくとも各顧客
の属性に対応するインデックスが付与された経営支援情
報が抽出されることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る専門家検
索システム10及び成果物情報流通システム12の全体イメ
ージを示すものであり、各専門家14の管理する多数のパ
ーソナルコンピュータ(以下「パソコン16」と称する)
と、各顧客18の管理する多数のパソコン20と、システム
運用者が管理するインターネットサーバ群22とを備えて
いる。このインターネットサーバ群22は、WWWサーバ機
能、メールサーバ機能、DNSサーバ機能、アプリケーシ
ョンサーバ機能、データベースサーバ機能等を果たすも
のであり、複数台のワークステーションやパソコンをネ
ットワーク接続することによって構成されている。上記
専門家14のパソコン16、顧客18のパソコン20、及びイン
ターネットサーバ群22は、それぞれインターネットを介
してネットワーク接続されている。
【0021】図2は、専門家検索システム10の機能構成
を示すブロック図であり、スキル項目データベース24
と、スキル項目送信手段25と、専門家側のスキル項目表
示手段26と、保有スキル項目選択手段27と、専門家情報
登録手段28と、専門家情報データベース29と、顧客側の
スキル項目/専門家表示手段30と、必要スキル項目選択
手段31と、専門家抽出手段32と、専門家リスト送信手段
33とを備えている。
【0022】上記スキル項目データベース24及び専門家
情報データベース29は、上記インターネットサーバ群22
を構成するデータベースサーバのハードディスク内に格
納されている。上記スキル項目送信手段25、専門家情報
登録手段28、専門家抽出手段32、専門家リスト送信手段
33は、上記インターネットサーバ群22を構成するコンピ
ュータのCPUが、OSや専用プログラムに従って所定
の処理を実行することによって実現される。上記専門家
側のスキル項目表示手段26としては、各専門家のパソコ
ン16に接続されたディスプレイ装置が該当し、保有スキ
ル項目選択手段27としては、同パソコン16に接続された
マウスやキーボード等の入力デバイスが該当する。ま
た、上記顧客側のスキル項目/専門家表示手段30として
は、各顧客のパソコン20に接続されたディスプレイ装置
が該当し、必要スキル項目選択手段31としては、同パソ
コン20に接続されたマウスやキーボード等の入力デバイ
スが該当する。
【0023】つぎに、この専門家検索システム10の運用
例について説明する。まず、上記インターネットサーバ
群22を管理するこのシステムの運用者は、各専門分野毎
のスキル項目を分析・整理し、専門家単位でスキル項目
データベース24内に蓄積しておく。このスキル項目と
は、各専門家の行う業務の一単位のことであり、スキル
項目の設定に当たっては、当該専門分野の業法(弁護士
法、弁理士法等)で規定されている独占業務の他に、当
該分野の専門家によって現に行われている業務も考慮さ
れる。具体的には、各分野の複数の専門家からアンケー
トを採って情報を収集したり、顧客側の意見も聴取した
上で、経験則に基づいて決定される。もちろん、時代の
進展に適合するよう、定期的に見直しを行い、随時改訂
される。このスキル項目を、どの程度のレベルまで細分
化するかは重要な問題であり、あまり大雑把では漠然と
した検索結果しか得られないし、細か過ぎると表示や選
択に際して煩雑となる。この点に関しても、当該分野の
複数の専門家や顧客の意見を考慮して妥当なレベルを模
索すると共に、実状に合わせるための改訂を適宜行う必
要がある。また、スキル項目の各階層毎に、「その他」
等の包括的な項目を設定しておくことも有効である。
【0024】図3には、「弁理士」のスキル項目群の一
部が例示されている。弁理士の場合、専門領域は一般に
「特許事件(実用新案を含む)」、「意匠事件」、「商
標事件」に大別され、「特許事件」はさらに技術分野に
応じて「機械」、「電気」、「化学」、「情報」、「バ
イオ」、「日用雑貨」等に細分化される。また、同じ
「電気」といっても、「電気材料」、「電子機器」、
「電子素子」、「制御」等に細分化される。同様に、機
械や化学、情報、バイオ、日用雑貨もさらなる細分化が
可能である。また、特許事件、意匠事件、商標事件には
それぞれ「国内出願」と「外国出願」という括り方が考
えられ、「外国出願」の場合にはさらに「外国から日本
への出願」と「日本から外国への出願」とでは行う作業
内容が大幅に異なるため、別項扱いとするのが適当であ
る。「外国」の中身についても細分化は可能であり、
「国際出願」、「ヨーロッパ出願」といった広域特許制
度毎の区分の他、「アメリカ」、「カナダ」、「韓
国」、「中国」といった国別の区分も可能である。以上
の項目分けは一例であり、他の観点から弁理士の専門分
野を分析し、異なったスキル項目を設定することも可能
である。
【0025】この専門家検索システム10への参加を希望
する専門家14は、インターネットに接続した自己のパソ
コン16からインターネットサーバ群22にアクセスし、専
門家用の「申込シート」を画面上に呼び出す。そして、
この申込シート上の空欄を埋める形で必要事項を入力
し、参加の意思表示を行う。その際、自己の顔写真や資
格証明書をスキャナで読み込んで電子ファイル化し、こ
れを添付ファイルとしてインターネットサーバ群22に送
信する。申込シートへの記載事項としては、専門家の氏
名や国家資格名、事務所所在地、電話番号、ファクシミ
リ番号、電子メールアドレス、自宅の住所や電話番号、
職歴、学歴、賞罰等の属性情報である。システム運用者
は、申込者より送信された上記属性情報を審査し、一定
の基準を満たしていると判断した場合には電子メールで
申込者に連絡を取り、面接審査を実施する。この面接審
査をパスした申込者には、IDとパスワードが付与さ
れ、以後本システム10の利用が許可される。同時に、専
門家情報登録手段28により、当該専門家の属性情報が専
門家情報データベース29内に登録される。
【0026】この専門家検索システム10への参加を希望
する顧客18も、インターネットに接続した自己のパソコ
ン20からインターネットサーバ群22にアクセスし、顧客
用の「申込シート」を画面上に呼び出す。そして、この
申込シート上の空欄を埋める形で必要事項を入力し、参
加の意思表示を行う。申込シートへの記載事項として
は、自社の商号、資本金、創業年月日、従業員数、本店
所在地、支店所在地、担当者名、電話番号、ファクシミ
リ番号、電子メールアドレス、業種などである。システ
ム運用者は、申込者より送信された上記属性情報を審査
し、一定の基準を満たしていると判断した場合には、電
子メールを介してID(識別コード)とパスワードが付
与され、以後本システム10の利用が許可される。同時
に、顧客専用のデータベース内に当該顧客18に関する各
種データが登録される。
【0027】上記のようにしてIDとパスワードを入手
した専門家14は、パソコン16から本システム10のインタ
ーネットサーバ群22に接続し、スキル項目選択画面の表
示を求めるコマンドを入力する。これを受けて、スキル
項目送信手段25がスキル項目データベース24から必要デ
ータを読み出し、要求を発した専門家のパソコン16に送
信する。この結果、専門家14のパソコン画面上にスキル
項目選択画面が開く。専門家14が弁理士の場合には、図
3に示した弁理士用のスキル項目選択画面が表示され
る。この弁理士が電気を専門としている場合、「特許事
件」のボタンをクリックして下の階層をツリー状に展開
させ、得意なスキル項目や積極的に受注したいスキル項
目のチェックボックスにレ点を入れる。図中では、「電
気材料」と「電子素子」のスキル項目が選択されてい
る。この際、上位概念に位置するスキル項目をチェック
すると、その下位に含まれる全てのスキル項目が自動的
に選択状態となる。この中で、個別的に外したいスキル
項目がある場合には、該当のチェックボックスをクリッ
クすれば非選択状態に戻る。この弁理士が、電気系の特
許の他に国内商標をも得意分野としている場合には、
「商標事件」のボタンをダブルクリックしてツリー状に
展開させ、国内商標業務の項目にチェックを入れればよ
い。なお、スキル項目群を上記のようにツリー状に階層
表示する代わりに、マトリクス状に表示することもでき
る。
【0028】以上のようにしてスキル項目の選択が終了
した後、図示しない送信ボタンをクリックすると、選択
データがインターネットサーバ群22に送信される。この
スキル項目の選択に関するデータは、専門家情報登録手
段28によって専門家情報データベース29内に登録され
る。この際、当該データを送信した専門家のIDや氏名
等の属性情報と関連付けられることはいうまでもない。
【0029】各専門家14は、自己のスキル項目を専門家
情報データベース29から呼び出し、一旦登録したスキル
項目を何時でも修正することができる。例えば、これま
では手広く仕事を引き受ける方針の基に多数のスキル項
目を選択していたが、今後は効率を優先して最も得意と
する分野に絞り込みたいと判断した場合には、撤退する
スキル項目のチェックを外すだけて済む。逆に、従来不
得意だった分野が自己研鑽を積んだ結果として得意分野
化した場合には、該当のスキル項目にチェックを入れ
る。このように、定期的に自己のスキル項目を見直すこ
とにより、専門家の側に戦略的な発想が芽生えたり、学
習意欲が刺激されることも期待できる。また、各専門家
は、自己の属性情報をも随時加筆訂正することができ
る。例えば、事務所の移転があった場合には、速やかに
データの更新をすることが望ましい。あるいは、専門分
野に関する書籍を出版したり論文を発表した場合には、
その旨を追加登録することができる。
【0030】本システムは、上記のようにインターネッ
トを介して専門家14の登録を行うため、専門家情報デー
タベース29内には、日本全国に散在するあらゆる分野の
専門家情報を網羅的に蓄積することが可能となる。
【0031】つぎに、本システム10に登録された顧客18
の側に、専門家14に相談したい事情が発生した場合に
は、パソコン20からインターネットサーバ群22に接続
し、本システム10のホームページを開く。そして、画面
上に表示されるメニューやガイダンスに従って目的の専
門家14を検索する。ここで、必要とする専門家14の種別
(例えば弁理士)を顧客18側で明確に認識している場合
には、図4のフローチャートに示すように、直ちに弁理
士のスキル項目一覧を送信するようシステム10に要求す
る(S10)。これに対してスキル項目送信手段25は、ス
キル項目データベース24から弁理士用のスキル項目一覧
を呼び出すと共に顧客18のパソコン20に送信し(S1
1)、パソコン20の画面上に表示させる(S12)。
【0032】顧客18は、弁理士のスキル項目一覧の中か
ら自己の必要とする技術分野のスキル項目にチェックを
入れ、送信ボタンをクリックする。システム10がこのス
キル項目の入力を検知すると(S13)、専門家抽出手段
32が機能し、選択されたスキル項目をキーとして専門家
情報データベース29内を検索する(S14)。この結果、
複数の弁理士がヒットした場合には、一定の基準(例え
ば「年齢順」や「事務所所在地順」)にしたがって整列
される。ここでピックアップされた弁理士のリストは、
専門家リスト送信手段33を介して顧客18のパソコン20に
送信され(S15)、画面上に表示される(S16)。例え
ば、図5に示すように、各弁理士の氏名、年齢、性別、
事務所所在地等の属性情報がリスト表示される。各弁理
士の氏名は、専門家情報データベース29内に格納された
当人のフェイスシートにリンクが張られているため、顧
客18がリスト中の任意の氏名をダブルクリックすると、
図6に示すフェイスシート(メンターファイル)34が表
示される。
【0033】上記リストに表示された各弁理士は、全員
が顧客18の要求するスキル項目を充足しているため、後
はフェイスシート34上の属性情報を検討して絞り込むこ
ととなる。例えば、「電気材料」の中でも特に「磁性
材」に詳しい弁理士を探している場合、「経歴」ボタン
をクリックして展開表示される学歴情報や職歴情報が大
いに参考となる。また、「その他の実績」ボタンをクリ
ックして展開表示される過去の論文一覧や、当該弁理士
が関与した特許公報一覧も、重要な判断材料となる。さ
らに、「保有スキル」ボタンをクリックし、当該弁理士
が自己申告してあるスキル項目を一覧することも参考に
なる。例えば、そのスキル項目一覧中に近い将来に進出
予定の技術分野が含まれている場合には、将来を見越し
てその弁理士を選択するといったことが可能となる。
「取得単位」ボタンをクリックすると、当該専門家14が
本システムの運用者から認定された単位がリスト表示さ
れる。本システムにおいては、登録された各専門家14の
スキルアップをも重要な目的の一つとしており、その手
段としてインターネットを介した学習プログラムを希望
者に供給し、レポートの提出等の課題をクリアした者に
は単位を認定することとしている。ここで取得した単位
も属性情報の一つとして専門家情報データベース29に格
納され、顧客18が専門家14を選択する際の判断材料とし
て利用される。
【0034】上記フェイスシート34を検討した結果、顧
客18が一名の弁理士に絞り込んだ後は、フェイスシート
34に表記された情報に従い、電話や電子メール等の通信
手段を介してその弁理士に連絡を取ればよい。この際、
専門家14は顧客18から告知されたIDをキーとして本シ
ステムの顧客情報データベースにアクセスし、当該顧客
18の属性情報を閲覧することができ、これに基づいて仕
事を引き受けるか否かの判断を行うことができる。例え
ば、当該顧客18とライバル関係にある他企業の依頼を既
に引き受けている場合には、双方代理の問題を回避する
ために今回の依頼は断らざるを得ないこととなる。第1
希望の弁理士に断られた顧客18は、上記リスト中の第
2、第3の候補者に連絡を取ることができる。
【0035】顧客18が上記のようにオフラインで専門家
14に接触する代わりに、顧客18が選択した専門家14に対
してシステム側で電子メールを送信し、受任の可否につ
いて打診するように運用することもできる。この際、当
該顧客18に関する属性情報を電子メールに添付しておく
ことで、専門家14の便宜を図ることができる。
【0036】本システム10においては、専門家14が保有
スキル項目を選択する際に用いるスキル項目リストと同
じものを基準にして顧客18が必要スキル項目を選択する
ため、両者間で認識のズレやミスマッチが生じにくいと
いう利点がある。もっとも、顧客18が抱えている問題
が、本システム10に用意されたどのスキル項目に該当す
るのか明瞭でない場合も考えられるため、スキル項目を
キーワードで検索する機能を設けておくことが有効であ
る。それでもわからない場合のためにヘルプデスクを設
けておき、電子メールやFAX、電話で問い合わせがで
きるようにしておくことが望ましい。なお、上記にあっ
ては一専門分野で一名の専門家を選出する例を示した
が、同一専門分野において異なるスキル項目を備えた専
門家を複数選出することも当然に可能である。
【0037】以上は、顧客18が単一分野の専門家を検索
する場合についての説明であるが、事案が大規模かつ複
雑な場合には、どのようなスキル項目が必要とされるの
か、あるいはどの専門家の助言を受けるべきであるのか
が判然としない場合がある。これに対応するため、図7
に示すように、このシステム10は案件データベース35
と、案件リスト送信手段36と、案件/専門家表示手段37
と、案件/必要スキル項目選択手段38とを備えている。
案件データベース35は、インターネットサーバ群22のハ
ードディスク内に格納されている。案件リスト送信手段
36は、上記インターネットサーバ群22を構成するコンピ
ュータのCPUが、OSや専用プログラムに従って所定
の処理を実行することによって実現される。案件/専門
家表示手段37としては、顧客のパソコン20のディスプレ
イ装置が該当し、案件/必要スキル項目選択手段38とし
ては、同パソコン20のマウスやキーボードが該当する。
【0038】上記案件の具体例としては、「創業」、
「株式公開」、「営業譲渡」、「会社整理」、「企業買
収」、「商品開発」、「技術移転」、「知的所有権訴
訟」など、複数の専門家の連携プレーが欠かせないもの
が多数用意されている。例えば、顧客18が新たに事業の
開始する「創業」を希望している場合、司法書士や税理
士、社会保険労務士、弁理士等が緊密な連絡を取りなが
ら、複雑な手続をタイミング良く遂行していくことが求
められる。
【0039】顧客18はまず、図8のフローチャートに示
すように、インターネットサーバ群22にアクセスして案
件リストの送信をシステム10に要求する(S20)。これ
に対して案件リスト送信手段36は、案件データベース35
から図9の案件リストを呼び出すと共に顧客18のパソコ
ン20に送信し(S21)、パソコン20の画面上に表示させ
る(S22)。そこで顧客18が「創業」ボタンをクリック
すると、「創業」案件に含まれる下位案件として「株式
会社設立」、「有限会社設立」、「合名会社設立」、
「合資会社設立」、「NPO設立」、「医療法人設立」
等が展開表示される。そこで、「株式会社設立」案件を
クリックすると、株式会社設立に必要とされるスキル項
目群がツリー状に展開表示される。
【0040】ここでより上位概念の案件ボタンにチェッ
クを入れて送信ボタンをクリックすると、システム10は
その下位概念に含まれる全てのスキル項目が選択された
ものと認識し(S23)、専門家抽出手段32は各スキル項
目をキーとして専門家情報データベース29内を検索し
(S24)、該当する複数分野の専門家を抽出する。な
お、ツリー表示されたスキル項目群の中で、顧客18にと
って明らかに不要と思われるスキル項目が存在する場合
には、そのチェックを外すことにより、個別的に除外す
ることが可能である。
【0041】抽出された複数の専門家は専門分野別に分
類されると共に、同一専門分野中に複数の専門家が存在
している場合には、各専門家の属性を一定の基準で評価
して順位付が行われる。例えば、各専門家の属性の一つ
である事務所所在地に着目し、顧客18の住所と地理的に
近い者から順に並べる方法がある。あるいは、年齢の若
い順に専門家を並べる方法や、取得単位数の多い順で並
べる方法が考えられる。もちろん、複数の基準を組み合
わせて並べ替えることもできる。
【0042】抽出され、一定の基準で整列された専門家
情報は、専門家リスト送信手段33を介して顧客18のパソ
コン20に送信され(S25)、図10に示すように、その
画面上にリスト表示される(S26)。各分野毎に複数の
専門家候補が挙げられている場合には、上記と同様フェ
イスシート34を参照し、一人の専門家に絞ることとな
る。
【0043】上記のようにして、株式会社設立時に必要
とされる税理士、司法書士、社会保険労務士、弁理士が
決定した場合には、顧客18は個別に各専門家に連絡を取
ってプロジェクトチームを立ち上げることもできるが、
システム運用者の側で選出された各専門家に電子メール
を送って連絡を取り、「メンターユニット40」を編成さ
せることもできる。メンターユニット40とは、このシス
テム10に参加している複数の専門家14(メンター)がプ
ロジェクトチームを組み、相互に有機的な連携を取り合
いながら顧客18の支援業務を行うための機関である。メ
ンターユニット40のリーダに選任された専門家14は、ユ
ニットを代表して顧客18と打ち合わせを行うと共に、ユ
ニットを構成する各専門家14の指揮を執ることで、効率
的かつ円滑な支援が実現される。
【0044】なお、上記のように顧客18が案件単位で必
要スキル項目を選択する場合には、専門家抽出手段32に
よってピックアップされる専門家の種類(組合せ)があ
る程度固定されているため、気心の知れた専門家同士、
あるいは事務所所在地が近しい専門家同士で予め案件単
位のメンターユニット40を結成しておき、システム運用
者に申請しておくこともできる。このメンターユニット
40の申請を受けたシステム運用者は、案件名とユニット
構成員の属性情報を専門家情報データベース29内に格納
しておく。しかして、顧客18から当該案件の選択入力が
あった際には、専門家抽出手段32によって上記の既成ユ
ニットが推奨ユニットとして第1番目に提示されること
となる。既成ユニットを構成する各専門家同士は、同種
の案件をメンターユニット40として担当した経験が豊富
であり、相互間の信頼関係も促成ユニットに比較すれば
強固であるため、そのまま既成ユニットを選択すること
が顧客18にとっても一般論としては有益となる。もちろ
ん、推奨された既成ユニット中に、顧客18からみて不適
格な専門家が含まれている場合には、専門家抽出手段32
によって同時に提示される他の専門家と交換することが
可能である。
【0045】図11は、この発明に係る専門家検索シス
テム10の他の実施形態を示すものであり、見積額算定手
段41と、専門家リスト/見積送信手段42と、スキル項目
/専門家/見積表示手段43を備えている。この見積額算
定手段41は、上記インターネットサーバ群22を構成する
コンピュータのCPUが、OSや専用プログラムに従っ
て所定の処理を実行することによって実現される。スキ
ル項目/専門家/見積表示手段43としては、顧客のパソ
コン20のディスプレイ装置が該当する。この実施形態の
特徴は、顧客18のパソコン20から必要スキル項目の入力
あるいは案件の入力があった場合に、目安となる料金表
示を行う機能が追加されている点にある。
【0046】まず、見積表示機能を実現するための前提
として、スキル項目データベース24内に格納された各ス
キル項目には、予め標準料金が設定されている必要があ
る。見積額算定手段41は、図12のフローチャートに示
すように、顧客18から入力された必要スキル項目の標準
料金を積算し(S30)、この結果得られた見積額及びそ
の細目は、専門家リスト/見積送信手段42を介して顧客
18のパソコン20に送信され(S31)、専門家リストと共
に画面表示される(S32)。各スキル項目の標準料金の
設定方法としては、例えば各専門家の団体(弁護士会や
弁理士会、司法書士会等)が定めた料金体系がある場合
には、これに準ずることが考えられる。あるいは、当該
専門分野での平均単価や最高単価等を参考に設定するこ
ともできる。何れにしても、ここで提示される見積額は
一応の目安であり、実際には事案の難易度やボリューム
等によって変動し得るものである点を予め顧客18に告知
しておく必要がある。顧客18にとっては、金額的な情報
が一切示されないまま専門家が斡旋されるよりも、事前
にある程度の金額が示されていた方が安心である。
【0047】図13は、この発明に係る成果物情報流通
システム12の機能構成を示すブロック図である。この成
果物情報流通システム12は、スキル項目データベース24
と、スキル項目送信手段25と、スキル項目表示手段44
と、成果物情報入力手段45と、専門家情報データベース
29と、成果物情報登録手段46と、成果物情報データベー
ス47と、スキル項目/成果物表示手段48と、必要スキル
項目/成果物情報選択手段49と、成果物情報抽出手段50
と、成果物情報送信手段51とを備えている。
【0048】これらの中、スキル項目データベース24、
スキル項目送信手段25、専門家情報データベース29は、
上記した専門家検索システム10とほぼ同一のものより構
成されている。すなわち、スキル項目データベース24に
は、専門家の種類毎に分類されたスキル項目が格納され
ている。また、専門家情報データベース29には、各専門
家14の属性情報及び保有スキル項目情報が格納されてい
る。スキル項目表示手段44及び成果物情報入力手段48
は、成果物情報を本システム12にアップロードしようと
する専門家のパソコン16が該当する。これに対し、スキ
ル項目/成果物表示手段48及び必要スキル項目/成果物
情報選択手段49は、成果物情報をダウンロードしようと
する専門家のパソコン16が該当する。成果物情報データ
ベース47は、インターネットサーバ群22に含まれるデー
タベースサーバのハードディスク内に格納されている。
また、成果物情報登録手段46、成果物情報抽出手段50、
成果物情報送信手段51は、上記インターネットサーバ群
22に含まれるコンピュータのCPUが、ハードディスク
内に格納されたOSや専用プログラムに従って所定の処
理を実行することによって実現される。
【0049】しかして、ある専門家14が自己の獲得した
実務上のノウハウを他の専門家14に有償で供与したいと
考えた場合、まずそのノウハウを文字や図形、図表等を
用い、第三者に伝達可能な状態に表現する。具体的に
は、マニュアルやハンドブック、レポート等の成果物情
報が形成される。これらの成果物情報は、当該専門家の
パソコンを使って電子データ化され、汎用性の高いファ
イル形式(例えばPDF形式)に変換される。つぎに、
スキル項目データベース24から成果物情報登録用のスキ
ル項目一覧表を自己のパソコン16の画面上に呼び出し、
当該成果物情報が対応しているスキル項目を指定すると
共に、成果物情報が格納されているフォルダを開いてア
ップロードする成果物情報を指定する。この後、送信ボ
タンをクリックすると、成果物情報はインターネットを
経由してインターネットサーバ群22に到達し、成果物情
報登録手段46を介して成果物情報データベース47内に、
指定されたスキル項目及び当該専門家のIDや属性情報
と関連付けられた形で格納される。
【0050】これに対し、別の専門家14が自分に不足し
ている知識を補うため、他人の作成した成果物情報を購
入しようと考えた場合、図14のフローチャートに示す
ように、まずスキル項目一覧を送信するようシステム12
に要求する(S40)。これに対してスキル項目送信手段
25は、スキル項目データベース24からスキル項目一覧を
呼び出すと共に専門家14のパソコン16に送信し(S4
1)、パソコン16の画面上に表示させる(S42)。専門
家14は、このスキル項目一覧の中から必要とするスキル
項目にチェックを入れて送信する。これを受けた成果物
情報抽出手段50は(S43)、選択されたスキル項目をキ
ーとして成果物情報データベース47を検索し、該当する
成果物情報を抽出する(S44)。抽出結果は、成果物情
報送信手段51によって直ちに専門家14のパソコンに送信
され(S45)、画面上にリスト表示される(S46)。
【0051】このリストには、ヒットした成果物情報の
タイトル、作成者名、作成年月日等が表示されている。
タイトルや作成年月日等からある程度の当たりを付けた
購入希望者は、つぎに作成者名をクリックする。この結
果、パソコン画面上には作成者の詳細なデータ、すなわ
ち図6に示したフェイスシート34が表示される。このフ
ェイスシート34の経歴欄や取得単位欄等を入念に検討し
た結果、成果物情報の信憑性や価値に確信を持った場合
には、ダウンロードボタンをクリックして成果物情報を
選択する。これを受けたシステム12は(S47)、成果物
情報送信手段51を通じて当該成果物情報のファイルを専
門家14のパソコン16に送信させる(S48)。反対に、フ
ェイスシート34を検討した結果購入意欲を喪失した場合
には、成果物のリスト画面に戻って他の成果物情報を再
検討すればよい。
【0052】以上のように、この成果物情報流通システ
ム12によれば、成果物情報の売り手と買い手が共通のス
キル項目を指定することで成果物情報の登録と抽出が実
現される仕組みであるため、意図した内容の成果物情報
を買い手側が選択し易い上に、売り手側の属性情報が参
考資料として添付されているため、購入後に「失敗し
た」と後悔することをある程度防止できる利点がある。
なお、フェイスシート34の開示の他に、当該成果物情報
の一部分をサンプル情報として開示することにより、購
入後の後悔をさらに低減することができる。成果物情報
の購入代金は、作成者の指定する口座に送金することで
決済される。この成果物情報流通システム12は、専門分
野の拡大を企図する専門家14の支援を主目的としている
が、専門家14の成果物情報を求める顧客18に対して利用
を開放することも当然可能である。
【0053】上記インターネットサーバ群22のウェブ
(Web)サイトは、その付帯サービスとして各専門家14
による無料相談コーナーを備えている。すなわち、各顧
客18は自己のパソコン経由で該当のホームページを呼び
出し、無料相談のための電子掲示板をディスプレイに表
示させる。この掲示板上に設けられた相談メッセージ入
力欄に自己の抱える問題(質問)を記述して送信する
と、これが掲示板上に新規メッセージとして表示され
る。これを見た専門家14や他の顧客18は、自己の知識や
経験に基づいて回答を入力し、インターネットサーバ群
22のウェブサイトに送信する。この結果、上記掲示板上
には、上記質問に関連付けられた形で、上記回答が表示
される。
【0054】ただし、この無料相談コーナーの掲示板は
公開を旨としており、上記のように専門家14のみならず
他の顧客18も自由に質問及び回答を閲覧することができ
る。このため、顧客18は実名で質問することが憚られ、
ハンドルネームを用いざるを得ない。また、事案の説明
に際しても固有名詞を使い辛く、「A社」とか「X
氏」、「B装置」といった抽象名称を使う必要がある。
このため、専門家14としてもあまり核心を突いた回答が
できず、相談者との間に信頼関係も築きにくい。
【0055】そこでこの発明は、他の顧客18から相談内
容や回答が隠蔽されたより上位の経営支援システムをも
用意している。図15は、この経営支援システム59の機
能構成を示すブロック図であり、顧客18側の掲示板情報
表示手段60と、ID・パスワード/相談メッセージ/回
答評価入力手段61と、正当性判定手段62と、相談メッセ
ージ登録手段63と、専門家情報更新手段86と、専門家14
側の掲示板情報表示手段64と、ID・パスワード/回答
メッセージ/注釈メッセージ入力手段65と、正当性判定
手段66と、回答メッセージ/注釈メッセージ登録手段67
と、メッセージデータベース68と、メッセージ抽出手段
69と、掲示板情報送信手段70と、顧客情報データベース
71と、顧客情報抽出手段72と、専門家情報データベース
29と、専門家情報抽出手段73とを備えている。また、図
16は上記経営支援システム59における処理手順を示す
フローチャートである。
【0056】上記掲示板情報表示手段60としては、顧客
18の管理するパソコン20のディスプレイが該当し、ID
・パスワード/相談メッセージ/回答評価入力手段61と
しては、同パソコン20のキーボードやマウス等の入力デ
バイスが該当する。また、上記掲示板情報表示手段64と
しては、専門家14の管理するパソコン16のディスプレイ
が該当し、ID・パスワード/回答メッセージ/注釈メ
ッセージ入力手段65としては、同パソコン16のキーボー
ドやマウス等が該当する。上記顧客側の正当性判定手段
62、相談メッセージ登録手段63、専門家側の正当性判定
手段66、回答メッセージ/注釈メッセージ登録手段67、
専門家情報更新手段86、メッセージ抽出手段69、掲示板
情報送信手段70、顧客情報抽出手段72、専門家情報抽出
手段73は、それぞれ上記インターネットサーバ群22を構
成するコンピュータのCPUが、OSや専用プログラム
に従って所定の処理を実行することによって実現され
る。また、上記顧客情報データベース71、専門家情報デ
ータベース29、メッセージデータベース68は、それぞれ
上記インターネットサーバ群22を構成するデータベース
サーバのハードディスク内に格納されている。
【0057】まず、この経営支援システム59を利用する
前提として、顧客18は特別なユーザ登録を済ませておく
必要がある。具体的には、顧客情報データベース71内に
格納された当該顧客のレコードに、経営支援システム59
のユーザである旨が記述される。なお、ベンチャー企業
や中小企業の場合には会社単位でユーザ登録を行うとし
ても、比較的規模の大きい企業の場合には、部署単位、
営業所単位、工場単位で一ユーザとして登録しておくこ
とも当然できる。また、上記ユーザ登録に際して、月額
固定の顧問料の支払を条件とすることもできる。
【0058】以上のユーザ登録を済ませた顧客18は、自
己のパソコン20からインターネット経由で本システム59
のウェブサイトにアクセスし、表示されたホームページ
のサービスメニューの中からオンライン経営相談を選択
する。この結果、システム59側からはID及びパスワー
ドの入力を促すメッセージが表示される。これに応じて
顧客18が自己のID及びパスワードを入力すると(S5
0)、正当性判定手段62は当該IDをキーに顧客情報デ
ータベース71内を検索し、予め登録されているパスワー
ドと入力されたパスワードが一致するか否か、及び当該
顧客18がこの経営支援システム59のユーザとして登録さ
れているか否かを確認する(S51)。
【0059】ここで肯定的な判定が得られた場合、メッ
セージ抽出手段69は当該顧客18のIDをキーとしてメッ
セージデータベース68内を検索し、当該IDに関連付け
られた過去のメッセージファイルを抽出する(S52)。
このメッセージには、当該顧客18が発した相談メッセー
ジと、これに対する専門家14からの回答メッセージとが
含まれている。抽出されたメッセージファイルは、掲示
板情報送信手段70によって顧客14のパソコン16に送信さ
れ(S53)、同パソコン16のブラウザソフトの作用によ
ってディスプレイ上に掲示板として表示される(S5
4)。なお、S51において正当性が否定された場合に
は、当然ながら掲示板表示は拒否されることとなる(S
55)。
【0060】図17は掲示板表示の一例を示すものであ
り、当該顧客18の過去の相談メッセージのタイトルと、
これに対する各専門家からの回答メッセージのタイトル
とが、ツリー状にリスト表示されている。この中から任
意のタイトルをクリックすることにより、折り畳まれて
いた各メッセージが展開し、詳細な内容を閲覧できるよ
うになる。上記のように、メッセージ抽出手段69は当該
顧客18のIDをキーとしてメッセージを抽出するため、
他の顧客に関連するメッセージ群が表示されることはな
い。このため、他の顧客の目を気にすることなく、安心
して実名や固有名詞を用いることができる。
【0061】顧客18が、新たな相談を専門家14に行いた
い場合には、上記掲示板の画面中に設けられた新規メッ
セージ入力欄にタイトル及び本文を入力し、送信ボタン
をクリックする。相談メッセージ登録手段63がこの新規
相談メッセージの入力を検出すると(S56)、当該顧客
18のIDに関連付けてメッセージデータベース68内に格
納する(S57)。この際、日付及び連番が自動的にメッ
セージファイルに付与される。
【0062】専門家14の側は、顧客18から新規の相談メ
ッセージがアップされていないか定期的に確認する必要
がある。すなわち、専門家14は自己のパソコン16からイ
ンターネット経由で本システム59のウェブサイトにアク
セスし、サービスメニューの中からオンライン経営相談
設を選択する。この結果、システム59側からはID及び
パスワードの入力を促すメッセージが表示される。これ
に応じて専門家14がID及びパスワードを入力すると、
正当性判定手段66は当該IDをキーに専門家情報データ
ベース29内を検索し、予め登録されているパスワードと
入力されたパスワードが一致するか否かを確認する。
【0063】ここで肯定的な判定が下された場合、メッ
セージ抽出手段69によってメッセージデータベース68内
に蓄積された過去のメッセージファイルが抽出される。
このメッセージには、各顧客18が発した相談メッセージ
と、これに対する専門家14からの回答メッセージとが含
まれている。メッセージ抽出手段69によって抽出された
メッセージは、掲示板情報送信手段70によって専門家14
のパソコン16に送信され、同パソコン16のブラウザソフ
トの作用によってディスプレイ上に表示される。図18
はその一例を示すものであり、各顧客18の過去の相談メ
ッセージのタイトルと、これに対する各専門家14からの
回答メッセージのタイトルとが、ツリー状にリスト表示
されている。この中から任意のタイトルにカーソルを合
わせてクリックすることにより、折り畳まれていた各メ
ッセージが展開し、詳細な内容を閲覧できるようにな
る。各専門家14には士業法(弁護士法や弁理士法等)に
よって厳しい守秘義務が課せられているため、顧客18の
相談メッセージを閲覧しても特に問題は生じない。
【0064】これら多数の相談メッセージの中で、自己
の専門分野に属するものを発見した専門家14が当該相談
メッセージのタイトルをクリックすると、図19に示し
た画面がパソコン16のディスプレイ上に表示される。こ
の際に、表示された顧客18の氏名や名称をクリックする
と、顧客情報抽出手段72によって顧客情報データベース
71内に格納された当該顧客18の属性情報(ID、業種、
従業員数、創業年数、資本金、本店所在地等)が読み出
され、掲示板情報送信手段70を介してディスプレイ上に
表示される。この結果、顧客18の属性により適合したア
ドバイスが可能となる。そして、自己の専門的見解を述
べる場合には、相談メッセージ表示欄の下方に配置され
た「回答する」ボタンをクリックして新規回答メッセー
ジ入力ページを呼び出し(図示省略)、回答メッセージ
を記述した後に送信ボタンをクリックすればよい。専門
家14が入力した新規回答メッセージは、相談メッセージ
の連番及び専門家のIDと関連付けられ、回答メッセー
ジ/注釈メッセージ登録手段67を介してメッセージデー
タベース68内に格納される。
【0065】顧客18の相談メッセージに対し、専門家14
のみが閲覧可能な注釈メッセージ(コメント)を付する
こともできる。例えば、ある専門家14が正式な回答メッ
セージを書く前に、専門家14間で内輪の調整や予備情報
の提示を行いたい場合がある。この場合に、「注釈を付
す」ボタンをクリックすると、図示しない注釈メッセー
ジ入力ページが表示される。このページの入力欄に必要
な注釈を記述して送信ボタンを押すと、当該注釈メッセ
ージは当該相談メッセージに関連付けられ、回答メッセ
ージ/注釈メッセージ登録手段67を介してメッセージデ
ータベース68内に格納される。
【0066】ある相談メッセージに対して注釈メッセー
ジが関連付けられると、当該相談メッセージを専門家14
が表示させた際には、画面上に「注釈を読む」のボタン
が表示される。このボタンをクリックすれば、メッセー
ジ抽出手段69によって当該相談メッセージに関連付けら
れた注釈メッセージが取り出され、そのタイトルリスト
が専門家14のパソコン画面上に表示される。これに対
し、顧客18が自己の相談メッセージをパソコン画面上に
表示させた際には、この注釈メッセージは顧客18のパソ
コン20に送信されることがなく、顧客18はその存在さえ
も認識できない。
【0067】上記のようにして相談メッセージをアップ
ロードしておいた顧客18が、つぎにウェブサイトにアク
セスして掲示板情報の送信を要求すると、メッセージ抽
出手段69、及び掲示板情報送信手段70の動作により、図
17に示したように、自己の相談メッセージに関連付け
られた回答メッセージのタイトルが電子掲示板上にリス
ト表示されることとなる。このタイトルをクリックする
と、回答メッセージの本文が顧客18のパソコン20に送信
され、図20に示す画面表示が実現される。この際、専
門家情報抽出手段73によって当該回答メッセージを作成
した専門家の属性情報(氏名、資格名)及び画像情報が
専門家情報データベース29から取り出され、顧客18のパ
ソコン20に送信される。この結果、図示の通り、回答メ
ッセージの横には回答者の顔写真と氏名、資格名が併せ
て表示されることとなる。
【0068】ここで、当該回答者の氏名をクリックする
と、専門家情報抽出手段73によって専門家情報データベ
ース29内に格納された当該専門家18の詳細な属性情報が
読み出され、フェイスシート用ファイルが合成される。
このフェイスシート用ファイルは、掲示板情報送信手段
70を介して顧客18のパソコン20に送信され、ディスプレ
イ上に図6に示したフェイスシート34が表示される。こ
のフェイスシート34を参照することにより、顧客18は回
答メッセージの信憑性を判断することができる。このよ
うに、回答メッセージには回答者の顔写真、氏名、国家
資格名などが添付されるため、各専門家14は然るべき責
任を持って回答することとなる。
【0069】顧客18が回答メッセージを表示させた際に
は、当該回答メッセージに対する評価(満足度)の入力
が求められる。図20においては、「金賞」「銀賞」
「銅賞」「入賞」「参加賞」の各ボタンを選択入力する
ことで5段階評価を行う例が示されているが、3段階評
価や10段階評価等を求めることもできる。ここで、顧
客18がマウスをクリックして「金賞」のボタンを選択す
ると、専門家情報更新手段86により、5ポイントが当該
回答者に関連付けた上で専門家情報データベース29内に
格納される。これに対し、「銀賞」が選択された場合に
は4ポイントが、「銅賞」が選択された場合には3ポイ
ントが、「入賞」が選択された場合には2ポイントが、
「参加賞」が選択された場合には1ポイントが、上記と
同様に当該回答者に加算されることとなる。各専門家14
の獲得した累積ポイント数は、例えばフェイスシート34
上に表示され、専門家の選択基準の一つとして利用され
る。このように、顧客18からの相談メッセージに対して
何らかの回答を行った専門家14に対しては、最低でも1
ポイントが保証されることになるため、各専門家14が競
い合って回答メッセージを発するようになることが期待
できる。
【0070】この評価システムを実効あるものにするた
め、顧客18は回答メッセージに対する評価項目を選択し
ない限り、基本操作上は他のページに移動できないシス
テムとなっている。また、ある回答メッセージに対して
一旦ポイントの付与が実行された後には、再度同じ回答
メッセージに対して評価項目の選択入力がなされても、
重ねてポイントの加算が行われないように専門家情報更
新手段86の制御を行っている。
【0071】図示は省略したが、上記電子掲示板上に適
当な検索手段を設けておくことが望ましい。例えば、顧
客18が電子掲示板にアクセスした際に、フリーキーワー
ドを入力して過去の相談・回答メッセージ中から参考と
なるメッセージを検索できるようにすれば、より的確な
相談が可能となるし、重複質問を省くこともできる。あ
るいは、専門家14が電子掲示板にアクセスした際に、顧
客名による絞り込み検索を行うことにより、多数の顧客
中から必要な顧客のメッセージのみを表示することがで
きる。
【0072】上記の経営支援システム59においては、各
顧客18の相談メッセージやそれに対する回答メッセージ
が、不特定多数の専門家14に閲覧可能となっている。こ
のため、多数の専門家14から回答を得られるメリットが
ある反面、顧客18の心理としてはやはり秘密保持の観点
から不安が残る場合もある。もちろん、上記のように各
専門家14には厳しい守秘義務が課せられているのである
が、大勢の専門家14が自由に閲覧できるということは、
自社のライバル企業の顧問になっている専門家18が閲覧
する可能性も否定できない。このため、社運を左右する
ような極めて機密性の高い相談を行う場としては問題が
ある。そこで、顧客18の側で予め特定の専門家14を指名
し、自己の相談メッセージを閲覧したり回答できる専門
家を限定することもできる。
【0073】例えば、上記経営支援システムの利用を通
じて特定の専門家14との間で信頼関係が築かれた場合、
顧客18はシステム運用者に当該専門家14を限定指名する
旨を伝える。システム運用者は、指名された専門家14の
同意を得た上で、顧客情報データベース71内に指名関係
を記述する。具体的には、当該顧客18のレコード中に指
名された専門家14のIDが記述され、以後、当該顧客18
に関する相談・回答メッセージは指名された専門家以外
には開示されないこととなる。すなわち、ある専門家14
が掲示板を閲覧するためにウェブサイトにアクセスする
と、メッセージ抽出手段69は顧客情報データベース71内
の指名関係をチェックし、当該専門家14のIDが指名さ
れている顧客18のメッセージがメッセージデータベース
68から抽出される。また、専門家14の指名を行っていな
い顧客18のメッセージも同時に抽出されるが、当該専門
家以外を排他的に指名している顧客18のメッセージは抽
出対象外となる。なお、上記おいては指名関係データベ
ースの機能を顧客情報データベース71に兼務させる例を
示したが、顧客18と専門家14との指名関係を独立した指
名関係データベース内に登録しておくことも当然に可能
である。
【0074】顧客18は、各分野毎に専門家14を指名して
おくこともできる。例えば、税理士、弁護士、弁理士、
社会保険労務士というように、自己の業務遂行に必要な
複数の国家資格者を予めユニットで指名しておけば、恰
も自社専用の顧問団を抱えているのに等しい安心感を得
ることができる。また、各専門家14と個別に顧問契約を
結んでおく必要がないため、固定費を抑えることもでき
る。しかも、普段から実名を使って付き合いを深めてお
けば、いざというときに電話や面談を通じて親身に相談
に乗ってもらえるという安心感がある。専門家14として
も、既にある程度の信頼関係が築かれているため、見ず
知らずの依頼人と接するよりも安心できる。
【0075】なお、この指名制の経営支援システムの場
合、極めて高度な機密性を備えた相談メッセージが掲示
板上に表示されることとなるため、顧客18及び専門家14
双方の認証を厳格に行うことが望ましい。そこで、上記
のようなIDとパスワードの照合による認証手続の他、
ICカードを用いて認証するように運用することもでき
る。
【0076】上記の経営支援システム59にあっては、専
門家14の側で自発的に掲示板にアクセスし、新規の相談
メッセージがアップされているか否かを確認する必要が
あるため、即答性に欠ける傾向がある。そこで、少なく
とも顧客18との間で指名関係を締結している専門家14に
対しては、当該顧客18から新規相談メッセージがアップ
されると同時に、指名された各専門家宛に当該相談メッ
セージを電子メールで送信する仕組みを設けておくこと
が望ましい。
【0077】図21は、この電子メールを用いた相談メ
ッセージの自動配信処理を実現するための機能構成を示
すブロック図であり、図22はその処理手順を示すフロ
ーチャートである。この相談メッセージ自動配信システ
ム74は、指名専門家抽出手段75と、電子メール生成手段
76と、電子メール配信手段77と、顧客情報データベース
71と、専門家情報データベース29と、メッセージデータ
ベース68とを備えている。上記指名専門家抽出手段75、
電子メール生成手段76及び電子メール配信手段77は、そ
れぞれ上記インターネットサーバ群22を構成するコンピ
ュータのCPUが、OSや専用プログラムに従って所定
の処理を実行することによって実現される。上記顧客情
報データベース71内には、上記のように各顧客18と専門
家14との指名関係が記録されている。
【0078】しかして、顧客18から上記経営支援システ
ム59に新規の相談メッセージがアップロードされる(S
60)と、まず指名専門家抽出手段75が顧客情報データベ
ース71内を検索し、当該顧客18に指名関係を結んだ専門
家14が登録されているか否かがチェックされる(S6
1)。ここで、指名専門家ありと判定されると、電子メ
ール生成手段77は当該専門家14のIDをキーとして専門
家情報データベース29内を検索し、当該専門家14の電子
メールアドレスを読み出し(S62)、当該電子メールア
ドレス宛の新規電子メールを生成する(S63)。この電
子メールに、メッセージデータベース68内に格納されて
いる顧客18からの新規相談メッセージが添付ファイルと
して関連付けられ、電子メール配信手段77に渡される。
電子メール配信手段77は、上記電子メールをインターネ
ットを介して各専門家14が契約しているプロバイダの電
子メールサーバ宛に配信処理を行う(S64)。この結
果、各専門家14はわざわざ電子掲示板にアクセスしなく
ても、自己の電子メールの着信状況をチェックする際に
顧客18からの相談内容を認識することができ、回答が遅
れることを防止できる。当該顧客18が複数の専門家14を
指名している場合には、相談メッセージの内容を問わ
ず、指名された全ての専門家14に対して電子メールの配
信が行われる。
【0079】上記のようにして、各顧客18から掲示板上
に多数の相談メッセージがアップされ、これに対して多
数の専門家14からの回答メッセージがアップされていく
と、メッセージデータベース68内には経営上発生する様
々な問題を解決するために有効な情報が蓄積されていく
結果となる。これらの情報は、まさに現在生起している
生の問題点とその処方箋であるため、他の顧客18にとっ
ても貴重な経営支援情報となり得る。しかしながら、各
顧客18には他の顧客に関する相談メッセージや回答メッ
セージが隠蔽されているため、これらの貴重な情報を直
接参酌することができない。そこで、上記メッセージデ
ータベース68内に蓄積された相談メッセージ及びこれに
対する回答メッセージの中から、他の顧客18にとっても
有益と思われるものを選抜するとと共に、第三者に開示
しても差し支えない程度に内容を抽象化・一般化させた
ものを、全顧客18に開放することが望ましい。
【0080】この経営支援情報の開示方法としては、専
用データベース内、あるいは上記メッセージデータベー
ス68内に情報を格納しておき、ウェブサイトにアクセス
してきた顧客18の検索・表示要求に応じてホームページ
上で表示させることが考えられる。ただし、これでは顧
客18が定期的にウェブサイトにアクセスする必要があ
り、数が多い場合には自己にとって本当に重要な情報を
見逃してしまう可能性もある。そこで、一定の基準によ
って選択された情報に関しては、電子メール化してシス
テムの側から必要な顧客18に積極的に配信することが望
ましい。図23は、第1の経営支援情報配信システム78
を実現するための機能構成を示すブロック図であり、配
信顧客抽出手段79と、電子メール生成手段80と、電子メ
ール配信手段81と、経営支援情報データベース82と、顧
客情報データベース71とが用いられる。図24は、その
処理手順を示すフローチャートである。上記配信顧客抽
出手段79、電子メール生成手段80及び電子メール配信手
段81は、それぞれインターネットサーバ群22を構成する
コンピュータのCPUが、OSや専用プログラムに従っ
て所定の処理を実行することによって実現される。ま
た、上記経営支援情報データベース82は、インターネッ
トサーバ群22を構成するデータベースサーバのハードデ
ィスク内に格納されている。
【0081】この場合、事前準備として、メッセージデ
ータベース68内に蓄積された相談・回答メッセージの中
から重要なものを抽出すると共に、その内容を一般化・
抽象化して経営支援情報となし、これを経営支援情報デ
ータベース82内に格納しておく必要がある。この相談・
回答メッセージの内容を分析して要不要の選択を行った
り、内容の鮮度を落とすことなく一般化・抽象化する作
業をコンピュータで完全自動化させることは困難であ
り、この部分はどうしても経験を積んだ人間(ナレッジ
・マネジャ83)が担当する必要がある。すなわち、ナレ
ッジ・マネジャ83はパソコン84を用いてメッセージデー
タベース68内の相談・回答メッセージを個別に読み出
し、専用のアプリケーションプログラムを駆使してメッ
セージの選別及び加工処理を実行する。もちろん、この
アプリケーションプログラムの機能を用いて作業の一部
を自動化させることはできるが(例えば、文中の固有名
詞を自動認識して一般名詞に変換する機能等)、最終的
な確認はナレッジ・マネジャ83自身が行う必要がある。
【0082】このナレッジ・マネジャ83によって新規の
経営支援情報が経営支援情報データベース82内に登録さ
れると(S70)、配信顧客抽出手段79が顧客情報データ
ベース71内に登録された顧客18の中から当該情報を配信
すべき者を一定の基準で選別する(S71)。電子メール
生成手段80は、選別された顧客18の電子メールアドレス
を顧客情報データベース71から読み出してメールの宛先
に記述し、当該経営支援情報を添付して配信するための
電子メールを生成する(S72)。この電子メールは、電
子メール配信手段81を介して各顧客14に自動配信される
(S73)。
【0083】ところで、一口に顧客18といっても、その
業種、業態、規模は様々であり、蓄積された経営支援情
報の種類やレベルも多岐に亘るため、全ての情報を一律
に顧客18に配信するのはあまり効率的ではない。ある顧
客18にとって非常に有益な情報であっても、他の顧客18
にとってはノイズでしかない場合も当然あり得る。そこ
で、全ての経営支援情報を機械的に配信するのではな
く、顧客18のニーズと情報の内容とをきめ細かくマッチ
ングさせることが必要となる。具体的には、上記ナレッ
ジ・マネジャ83が相談・回答メッセージを加工する際
に、各経営支援情報の内容に対応したインデックス情報
が付加される。また、顧客18の側にも、予め上記インデ
ックスに対応する属性項目を付加し、顧客情報データベ
ース71内に登録しておく。そして、電子メール生成手段
80において電子メールを生成する際には、当該インデッ
クスに対応する属性を備えた顧客18のメールアドレスの
みを抽出して電子メールの宛先に書き込み、電子メール
配信手段81によって自動配信させる。この結果、顧客18
にとってあまり関係のない情報が洪水のように押し寄せ
ることを防止できる。
【0084】上記インデックスとしては、「登記」や、
「知的所有権」、「税務」、「労務」等が挙げられる。
また、例えば「知的所有権」といってもその中身は様々
であるため、経営支援情報の内容によっては下位概念と
しての「特許」、「商標」、「著作権」といったインデ
ックスを付与することも考えられる。さらに、「特許」
は、「機械」や「電気」、「化学」、「ソフトウェ
ア」、「ビジネスモデル」といった下位概念を含んでい
る。ただし、あまりインデックスを細分化し過ぎると、
今度はインデックス設定作業が煩瑣となるので、適当な
レベルに抑える必要がある。これらインデックスの設定
をナレッジ・マネジャ83個人の判断で行うとなると、全
体の統一性が損なわれる可能性があるため、予めインデ
ックスの体系を決めておき、その中から当該情報に適合
するインデックスの選択を行うことが望ましい。
【0085】図25はその一例を示すものであり、基本
的には各専門家の専門領域毎にインデックスの大概念が
設定されており、各インデックスにはさらに下位のイン
デックスが用意されている。したがって、まずナレッジ
・マネジャ83がメッセージの内容を読んで大まかな分類
を決めた後、各分野の専門知識を持ったサブ・マネジャ
85に当該メッセージを転送し、そのサブ・マネジャ85が
最終的なインデックスを付与することが望ましい。例え
ば、ナレッジ・マネジャ83がこのメッセージは特許絡み
であると認識した場合、まず弁理士や弁護士の資格を備
えたサブ・マネジャ85に判断を委ねる。ここで弁理士や
弁護士はその専門知識に基づき、当該メッセージの最終
的なインデックスを「特許」に決定する。また、このメ
ッセージの内容が単純な特許問題にとどまらず、会社の
「合併」という要素も含んでいる場合には、弁護士によ
って「合併」というインデックスも併せて付与される。
他に税法上の問題が含まれていると判断した場合には、
税理士の資格を備えたサブ・マネジャ85の意見を参考に
「税務」のインデックスも付与される。すなわち、内容
の複雑性に応じ、一件の相談・回答メッセージに対して
複数のインデックスが付与されることもあり得る。
【0086】なお、これらのインデックス付与作業は、
上記パソコン84にインストールされた専用プログラム上
で行われる。すなわち、図示は省略したが、パソコン画
面上に対象となる相談・回答メッセージを表示させ、固
有名詞の変換や内容の要約作業を終えた段階で、同画面
上に図25に示したインデックス体系図を呼び出し、必
要なインデックスにチェックを入れることで自動的に当
該メッセージへの関連付けが完了する。
【0087】各インデックスには、図26に例示するよ
うに、配信対象として想定される顧客18の業種属性が予
め関連付けられている。例えば、「特許」というインデ
ックスには、「製造」、「サービス」、「研究開発」、
「ベンチャー」という業種属性が配信対象として挙げら
れている。これは、ある経営支援情報に「特許」のイン
デックスが付与されている場合、特許に関係の深い製造
業等の顧客18に配信するのが適しており、逆に特許とは
縁遠い流通業の顧客18に配信してもあまり役立たないか
らである。これに対し、特許の中でもビジネスモデル特
許に限っては流通業も無縁ではないため、特に「ビジネ
スモデル」のインデックスが付与されている経営支援情
報については、流通業の顧客18にも配信されることとな
る。また、より上位の「知的所有権」が付与されている
場合には、一般知識(社会常識)に近い情報であるた
め、業種属性を問わず「全顧客」が配信対象として関連
付けられている。
【0088】図27に示すように、顧客情報データベー
ス71内に格納された各顧客のレコードには、上記インデ
ックスと対応した業種属性が予め記録されている。各顧
客18の個性をきめ細かく反映させるため、複数の業種属
性を設定することもできる。例えば、ある顧客18が製造
業の中でも特に電気部品及びソフトウェアを主力製品と
している場合には、「製造」の他に「電気」と「情報」
の業種属性を付与することが望ましい。これらの業種属
性は、顧客18からの申告に基づきシステム運用者の側で
最終的に設定するが、実状に適合するよう柔軟に修正さ
れる。
【0089】しかして、新規な「特許」関係の経営支援
情報がデータベース82内に登録されると(S70)、配信
顧客抽出手段79は上記対応表(図26)を参照して「製
造業」という業種属性を備えた顧客18に対して配信すべ
きことを認識し、この条件に合致する顧客を顧客情報デ
ータベース71から抽出する(S71)。つぎに、電子メー
ル生成手段80は抽出された顧客18のIDをキーとして顧
客情報データベース71内を検索し、当該顧客18の電子メ
ールアドレスを読み出す。そして、読み出された顧客18
の電子メールアドレスを宛先に記述すると共に、上記経
営支援情報を添付した電子メールを作成する(S72)。
この電子メールは、電子メール配信手段81によって顧客
18に向けて配信される(S73)。
【0090】なお、自己に配信されるべき経営支援情報
の種類を、顧客18の側でコントロールすることも可能で
ある。すなわち、顧客18は本システム78のウェブサイト
にアクセスして図25のインデックス体系を自己のパソ
コン画面上に呼び出し、この中から配信を希望するイン
デックスにチェックを入れて送信すればよい。ここで選
択されたインデックスは、配信希望項目として顧客情報
データベース71内に登録される。この結果、現在は非製
造業に属している顧客18であっても、将来製造業に進出
しようと企図している場合には「特許」の項目にチェッ
クを入れておき、事前に情報を収集することが可能とな
る。逆に、顧客18の側で特定分野の経営支援情報が不要
と考える場合には、その旨をシステム運用者側に申し出
る。システム運用者は、その顧客18のレコードに除外す
べき項目としてこれを記述しておく。この結果、例えば
当該顧客18が製造業に属しているにもかかわらず、特許
に関連する情報が配信されないといったことも可能とな
る。
【0091】上記にあっては、各顧客18の業種に対応し
たインデックスを各経営支援情報に設定する例を示した
が、情報の内容によっては顧客18の規模(従業員数、資
本金等)や所在地(本店、支店等)に対応したインデッ
クスを設定することも可能である。例えば、東京都が運
営している助成金制度に関する情報を大阪や沖縄の中小
企業に対して配信しても、あまり役に立たない。そこ
で、この助成金情報に対しては、「助成金」の他に「東
京近郊」というインデックスをAND条件で設定してお
く。配信顧客抽出手段79において顧客18を抽出する際に
は、「助成金」インデックスに対応した業種属性を備
え、かつ「東京近郊」に本店あるいは支店のある顧客18
が抽出され、電子メール生成手段80において当該顧客18
の電子メールアドレスが宛先に記述されることとなる。
これを電子メール配信手段81が自動配信すれば、当該助
成金制度の恩恵に浴せない顧客18に対して無駄な情報が
配信されることを防止できる。なお、「東京近郊」の具
体的な内容に関しては、例えば「東京近郊=東京都、千
葉県、埼玉県、神奈川県に本店あるいは支店のある顧
客」というように予め定義されて専用の対応表に記述さ
れており(図示省略)、配信顧客抽出手段79は各顧客18
のレコードに記述された本店、支店情報を当該対応表に
当てはめることで該当する顧客18を特定する。
【0092】また、経営支援情報の内容によっては、顧
客18の規模や創業年数に応じて有効性に差が出るものが
ある。例えば、助成金の中には創立間もない中小企業の
みを対象としているものがあり、これを大企業や歴史の
古い中小企業に配信しても無駄となる。この場合には、
「助成金」の他に「中小企業」及び「創業2年以内」と
いうインデックスをAND条件で設定しておく。配信顧客
抽出手段79においては、「助成金」インデックスに対応
した業種属性を備え、かつ「中小企業」で「創業2年以
内」という条件を満たす顧客18が抽出されることとな
る。この場合も、「中小企業」の具体的な内容に関して
は予め定義されており、配信顧客抽出手段79は各顧客18
のレコードに記述された従業員数や資本金額を参照して
該当する顧客を特定する。「創業2年以内」の条件につ
いても、各顧客18のレコードに記述された創立年月日を
基に算出される。
【0093】上記のように、経営支援情報に対して様々
な観点から複数のインデックスを付与することにより、
顧客18の現状に適合した情報のみを配信することが可能
となる。もっとも、あまり細かいインデックスを付与す
るとなると、その分ナレッジ・マネジャ83の作業負担が
重くなるばかりでなく、ある程度広い範囲の情報を欲し
ている顧客18の利益をも損ねることとなるため、システ
ム運用者は試行錯誤を通じて妥当なレベルを常に探求す
る必要がある。このような経営支援情報の積極的な配信
を続けていくうちに、顧客18の側に問題意識が育つと共
に、相談の要領もだんだんとわかってくるため、上記し
た経営支援システム59の利用が活発化するという効果も
期待できる。
【0094】なお、上記にあっては、メッセージデータ
ベース68内に蓄積された情報を加工して配信する例を示
したが、経営支援情報としてはこれに限定されるもので
はない。すなわち、専門家14の側で最初から配信用の情
報を作成し、これに適当なインデックスを付与した上で
経営支援情報データベース82内に格納しておくこともで
きる。例えば、法改正が近づいた場合などには、顧客18
からの相談を待つまでもなく、専門家14側から積極的に
情報を配信することができ、顧客18は改正前から周到な
準備を行うことが可能となる。また、システム運用者の
側で最新のニュースを編集し、これにインデックスを付
与して経営支援情報データベース82内に格納することも
できる。
【0095】上記のように、経営支援情報を電子メール
を介して必要な顧客18に配信する代わりに、このシステ
ムのWebサイトにアクセスして来た顧客18に対して、そ
の都度まとめて配信することも当然に可能である。図2
8は、この第2の経営支援情報配信システム87を実現す
るための機能構成を示すブロック図であり、情報リスト
生成手段88と、情報リスト送信手段89と、経営支援情報
データベース82と、顧客情報データベース71とが用いら
れる。図29は、その処理手順を示すフローチャートで
ある。上記情報リスト生成手段88、情報リスト送信手段
89は、それぞれインターネットサーバ群22を構成するコ
ンピュータのCPUが、OSや専用プログラムに従って
所定の処理を実行することによって実現される。経営支
援情報データベース82内には、上記と同様の経営支援情
報が多数格納されている。
【0096】しかして、顧客18がパソコン20からインタ
ーネット経由でインターネットサーバ群22のWebサイト
にアクセスすると、まずID及びパスワードの入力が求
められる。これに応じて顧客18が入力したID及びパス
ワードによって当該顧客18の正当性が認証されると(S
60)、情報リスト生成手段88が起動する。この情報リス
ト生成手段88は、当該IDをキーとして顧客情報データ
ベース71内を検索し、当該顧客18の属性項目や配信希望
項目を確認する(S61)。つぎに、情報リスト生成手段
88は経営支援情報データベース82内を検索し、当該顧客
18の属性項目及び配信希望項目に対応するインデックス
が付加された経営支援情報を抽出する(S62)。抽出さ
れた各経営支援情報は、当該顧客専用の情報リストとし
てまとめられ(S63)、情報リスト送信手段89によって
インターネット経由でパソコン20に送信される(S6
4)。この情報リストデータ(HTMLファイル等)は、顧
客18のパソコン20のブラウザプログラムによって画面表
示される。
【0097】図30は、このリストページ90の表示例を
示すものであり、経営支援情報の中で当該顧客18が必要
とするもののタイトルがリストアップされている。顧客
18が各タイトルをクリックすることにより(S65)、そ
の詳細情報がWebサーバから送信される(S66)ことは
いうまでもない。このリストページ90に表示される経営
支援情報は、最初の掲載日から一定の期間(例えば2週
間)経過後に自動的に順次削除され、新たな経営支援情
報と入れ代えられる。
【0098】
【発明の効果】この発明に係る専門家検索システムにあ
っては、予め保有スキル項目を登録しておくことで、専
門家側は得意分野を顧客側にアピールする事が可能とな
ると共に、不得手な依頼が来ることを回避できるため、
得意分野の仕事に専念できるようになる。専門家の支援
を求める顧客側も、必要スキル項目を選択入力すること
により、自己に最適な技量を備えた専門家を簡単に探し
出すことができるようになる。しかも、専門家と顧客と
が共通のスキル項目を基盤に意思表示を行うものである
ため、両者間に認識のズレやミスマッチが生じにくくな
るという利点がある。また、特定案件の遂行に必要とさ
れる複数のスキル項目を予め案件単位で登録しておくこ
とにより、単に案件を選択するだけで必要なスキル項目
の選択が完了することとなり、顧客側で当該案件に含ま
れるスキル項目や専門家の組合せを意識する必要がなく
なる。
【0099】この発明に係る成果物情報流通システムに
あっては、成果物情報の検索結果と共に各成果物の作成
者の属性情報が表示される仕組みであるため、当該成果
物情報の価値や信憑性を推し量ることが可能となる。ま
た、成果物情報の売り手と買い手が共通のスキル項目を
基準に取引を行うため、成果物情報の内容の認識にズレ
が生じにくい。このため、インターネット等を介してオ
ンラインで成果物情報を流通させても、購入後に買い手
側が後悔することが少なくなる。
【00100】この発明に係る経営支援システムにあっ
ては、他の顧客に関する相談メッセージや回答メッセー
ジが隠蔽される仕組みであるため、各顧客は安心して相
談メッセージ中に実名や固有名詞を用いることができ、
より適切なアドバイスを専門家から受けることが可能と
なる。また、予め特定の専門家との間に指名関係を結ん
でおけば、指名した専門家以外に当該顧客の相談メッセ
ージや回答メッセージが開示されることがないため、さ
らに安心して相談することができる。
【00101】この発明に係る経営支援情報配信システ
ムにあっては、各顧客の属性やニーズに適合した情報の
みが電子メールやWebページを介して積極的に配信され
る仕組みであるため、顧客を効率的に啓発することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】専門家検索システム及び成果物情報流通システ
ムの全体構成を示すイメージ図である。
【図2】専門家検索システムの機能構成を示すブロック
図である。
【図3】スキル項目の一例を示す説明図である。
【図4】専門家検索システムにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図5】専門家の検索結果の一例を示す説明図である。
【図6】専門家のフェイスシートの一例を示す説明図で
ある。
【図7】上記専門家検索システムに、案件単位でのスキ
ル項目選択機能を付加した状態を示すブロック図であ
る。
【図8】案件単位で専門家を検索する際の処理手順を示
すフローチャートである。
【図9】案件の一例を示す説明図である。
【図10】案件単位での検索結果の一例を示す説明図で
ある。
【図11】上記専門家検索システムに、見積表示機能を
付加した例を示すブロック図である。
【図12】見積を表示する際の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】本発明に係る成果物情報流通システムの機能
構成を示すブロック図である。
【図14】成果物情報流通システムにおける処理手順を
示すフローチャートである。
【図15】経営支援システムの機能構成を示すブロック
図である。
【図16】経営支援システムにおける処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図17】経営支援システムにおける顧客側の掲示板表
示例を示す説明図である。
【図18】経営支援システムにおける専門家側の掲示板
表示例を示す説明図である。
【図19】相談メッセージの表示例を示す画面レイアウ
ト図である。
【図20】回答メッセージの表示例を示す画面レイアウ
ト図である。
【図21】経営支援システムに電子メールの自動配信機
能を付加した例を示すブロック図である。
【図22】電子メールの自動配信における処理手順を示
すフローチャートである。
【図23】第1の経営支援情報配信システムの機能構成
を示すブロック図である。
【図24】第1の経営支援情報配信システムにおける処
理手順を示すフローチャートである。
【図25】経営支援情報に付加するインデックス体系の
一例を示す説明図である。
【図26】経営支援情報に付加するインデックスと配信
対象となる顧客の業種との対応関係を示すテーブルであ
る。
【図27】顧客の属性情報の項目例を示すテーブルであ
る。
【図28】第2の経営支援情報配信システムの機能構成
を示すブロック図である。
【図29】第2の経営支援情報配信システムにおける処
理手順を示すフローチャートである。
【図30】情報リストの表示例を示す画面構成図であ
る。
【符号の説明】
10 専門家検索システム 12 成果物情報流通システム 14 専門家 16 専門家のパソコン 18 顧客 20 顧客のパソコン 22 インターネットサーバ群 24 スキル項目データベース 25 スキル項目送信手段 26 専門家側のスキル項目表示手段 27 保有スキル項目選択手段 28 専門家情報登録手段 29 専門家情報データベース 30 スキル項目/専門家表示手段 31 必要スキル項目選択手段 32 専門家抽出手段 33 専門家リスト送信手段 34 フェイスシート 35 案件データベース 36 案件リスト送信手段 37 案件/専門家表示手段37 38 案件/必要スキル項目選択手段 41 見積額算定手段 42 専門家/見積送信手段 43 スキル項目/専門家/見積表示手段 44 スキル項目表示手段 45 成果物情報入力手段 46 成果物情報登録手段 47 成果物情報データベース 48 スキル項目/成果物表示手段 49 必要スキル項目/成果物情報選択手段 50 成果物情報抽出手段 51 成果物情報送信手段 59 経営支援システム 63 相談メッセージ登録手段 67 回答メッセージ/注釈メッセージ登録手段 68 メッセージデータベース 69 メッセージ抽出手段 70 掲示板情報送信手段 71 顧客情報データベース 74 メッセージ自動配信システム 75 指名専門家抽出手段 76 電子メール生成手段 77 電子メール配信手段 78 第1の経営支援情報配信システム 79 配信顧客抽出手段 80 電子メール生成手段 81 電子メール配信手段 82 経営支援情報データベース 87 第2の経営支援情報配信システム 88 情報リスト生成手段 89 情報リスト送信手段 90 リストページ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 BB00 CC05 EE05 GG07 5B075 KK07 ND20 NK02 PP22 PQ02 PQ32

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各専門家の専門領域における複数のスキル
    項目を、各専門家単位で登録しておくスキル項目データ
    ベースと、 上記スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己
    の保有するスキル項目として各専門家が選択入力した保
    有スキル項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登
    録しておく専門家情報データベースと、 上記スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己
    の必要とするスキル項目として顧客が選択入力した必要
    スキル項目をキーとして上記専門家情報データベースを
    検索し、該当する専門家を抽出する専門家抽出手段と、 抽出された専門家の属性情報を顧客の端末に送信する専
    門家リスト送信手段と、 を備えたことを特徴とする専門家検索システム。
  2. 【請求項2】各専門家の専門領域における複数のスキル
    項目を、各専門家単位で登録しておくスキル項目データ
    ベースと、 上記スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己
    の保有するスキル項目として各専門家が選択入力した保
    有スキル項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登
    録しておく専門家情報データベースと、 特定案件の遂行に必要とされる複数のスキル項目を、当
    該案件単位で登録しておく案件データベースと、 上記案件データベース中で、自己の遂行しようとする案
    件として顧客が選択入力した案件に含まれるスキル項目
    をキーとして上記専門家情報データベースを検索し、該
    当する専門家を抽出する専門家抽出手段と、 抽出された専門家の属性情報を顧客の端末側へ送信する
    専門家リスト送信手段と、 を備えたことを特徴とする専門家検索システム。
  3. 【請求項3】各専門家の専門領域における複数のスキル
    項目を、各専門家単位で登録しておくスキル項目データ
    ベースと、 上記スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己
    の保有するスキル項目として各専門家が選択入力した保
    有スキル項目を、当該専門家の属性情報と関連付けて登
    録しておく専門家情報データベースと、 特定案件の遂行に必要とされる複数のスキル項目を、当
    該案件単位で登録しておく案件データベースと、 上記案件データベース中で、自己の遂行しようとする案
    件として顧客が選択入力した案件に含まれるスキル項目
    を顧客の端末側へ送信する案件リスト送信手段と、 送信された上記スキル項目中で、自己の必要とするスキ
    ル項目として顧客が選択入力した必要スキル項目をキー
    として上記専門家情報データベースを検索し、該当する
    専門家を抽出する専門家抽出手段と、 抽出された専門家の属性情報を顧客の端末側へ送信する
    専門家リスト送信手段と、 を備えたことを特徴とする専門家検索システム。
  4. 【請求項4】上記スキル項目データベース内に格納され
    た各スキル項目には予め単価情報が付加されており、 顧客によって選択入力された上記必要スキル項目の単価
    を積算する見積額算定手段と、 該見積額を顧客側の端末に送信する見積送信手段とを備
    えていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の専門家検索システム。
  5. 【請求項5】上記専門家抽出手段は、複数の専門家が抽
    出された場合に各専門家を専門分野別に分類する処理を
    行うと共に、同一専門分野中に複数の専門家が存在して
    いる場合には各専門家の属性を一定の基準で順位付けす
    る処理を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の専門家検索システム。
  6. 【請求項6】各専門家の専門領域における複数のスキル
    項目を、各専門家単位で登録しておくスキル項目データ
    ベースと、 複数の専門家の属性情報と、当該専門家の保有スキル項
    目とを関連付けて登録しておく専門家情報データベース
    と、 特定のスキル項目を保有する専門家が作成した、当該ス
    キル項目に関連する成果物情報を、当該成果物情報を作
    成した専門家の属性情報及びスキル項目と関連付けて格
    納しておく成果物情報データベースと、 上記スキル項目データベース内のスキル項目中で、自己
    の必要とするスキル項目として他の専門家が選択入力し
    た必要スキル項目をキーとして上記成果物情報データベ
    ースを検索し、該当する成果物情報を抽出する成果物情
    報抽出手段と、 抽出された成果物情報の少なくとも一部を、その作成者
    の属性情報と共に上記他の専門家の端末側に送信する成
    果物情報送信手段と、 を備えたことを特徴とする成果物情報流通システム。
  7. 【請求項7】顧客の端末から入力された相談メッセージ
    を、当該顧客と関連付けてメッセージデータベース内に
    登録する相談メッセージ登録手段と、 専門家の端末から入力された上記相談メッセージに対応
    する回答メッセージを、当該相談メッセージと関連付け
    てメッセージデータベース内に登録する回答メッセージ
    登録手段と、 上記メッセージデータベース内を検索し、所定の条件に
    合致する相談メッセージ及び回答メッセージを抽出する
    メッセージ抽出手段と、 抽出された上記メッセージを、顧客あるいは専門家の端
    末に送信する掲示板情報送信手段とを備えており、 上記メッセージ抽出手段は、顧客の端末から掲示板情報
    の表示要求があった場合に、当該顧客の識別コードをキ
    ーとして上記メッセージデータベース内を検索し、当該
    顧客に関連した相談メッセージ及び回答メッセージのみ
    を抽出すると共に、専門家の端末から掲示板情報の表示
    要求があった場合には、メッセージデータベース内の各
    顧客に関連するメッセージを抽出することを特徴とする
    経営支援システム。
  8. 【請求項8】顧客の端末から入力された相談メッセージ
    を、当該顧客と関連付けてメッセージデータベース内に
    登録する相談メッセージ登録手段と、 専門家の端末から入力された上記相談メッセージに対応
    する回答メッセージを、当該相談メッセージと関連付け
    てメッセージデータベース内に登録する回答メッセージ
    登録手段と、 上記メッセージデータベース内を検索し、所定の条件に
    合致する相談メッセージ及び回答メッセージを抽出する
    メッセージ抽出手段と、 抽出された上記メッセージを、顧客あるいは専門家の端
    末に送信する掲示板情報送信手段と、 予め顧客が指名した特定の専門家を、当該顧客の識別コ
    ードと関連付けて登録しておく指名関係記憶手段とを備
    えており、 上記メッセージ抽出手段は、顧客の端末から掲示板情報
    の表示要求があった場合には、当該顧客の識別コードを
    キーとして上記メッセージデータベース内を検索し、当
    該顧客に関連した相談メッセージ及び回答メッセージの
    みを抽出すると共に、専門家の端末から掲示板情報の表
    示要求があった場合には、上記指名関係記憶手段を参照
    し、当該専門家以外の専門家を指名している顧客に関連
    した相談メッセージ及び回答メッセージについては抽出
    対象外とすることを特徴とする経営支援システム。
  9. 【請求項9】顧客の端末から新規の相談メッセージが入
    力された場合に、上記指名関係記憶手段を参照し、当該
    顧客に指名された専門家を抽出する指名専門家抽出手段
    と、 専門家情報データベース内から当該専門家の電子メール
    アドレスを読み出し、この電子メールアドレスを宛先に
    記述すると共に上記相談メッセージを付加した電子メー
    ルを生成する手段と、 上記電子メールを当該専門家に配信する電子メール配信
    手段とを備えたことを特徴とする請求項8に記載の経営
    支援システム。
  10. 【請求項10】請求項7または8に記載の経営支援シス
    テムであって、 専門家の端末から入力された上記相談メッセージに関す
    る注釈メッセージを、当該相談メッセージと関連付けて
    メッセージデータベース内に登録する手段を備え、 専門家の端末から相談メッセージの表示要求があった場
    合には、当該相談メッセージに関連付けられた注釈メッ
    セージが上記メッセージ抽出手段によって抽出され、上
    記掲示板情報送信手段を介して専門家の端末に送信され
    るのに対し、 顧客の端末から当該相談メッセージの表示要求があった
    場合には、当該相談メッセージに関連付けられた注釈メ
    ッセージは抽出対象外となることを特徴とする経営支援
    システム。
  11. 【請求項11】顧客の端末から上記回答メッセージに対
    する評価情報の選択入力がなされた場合に、当該評価に
    対応したポイントを、当該回答メッセージを入力した専
    門家に関連付けて所定の記憶手段に記録する手段を備え
    たことを特徴とする請求項7または8に記載の経営支援
    システム。
  12. 【請求項12】経営支援情報を蓄積しておく経営支援情
    報データベースと、 該データベース内に蓄積された各経営支援情報を配信す
    べき顧客を抽出する配信顧客抽出手段と、 顧客情報データベース内から当該顧客の電子メールアド
    レスを読み出し、この電子メールアドレスを宛先に記述
    すると共に上記経営支援情報を付加した電子メールを生
    成する手段と、 上記電子メールを、抽出された顧客に配信する電子メー
    ル配信手段とを備え、上記経営支援情報には予め顧客の
    属性に対応したインデックスが設定されており、 また顧客情報データベース内には、上記インデックスに
    対応した各顧客の属性情報が登録されており、 上記配信顧客抽出手段においては、上記インデックスに
    対応する属性を備えた顧客が抽出されることを特徴とす
    る経営支援情報配信システム。
  13. 【請求項13】経営支援情報を蓄積しておく経営支援情
    報データベースと、 該データベース内に蓄積された各経営支援情報の中か
    ら、各顧客に配信すべき情報を抽出する情報リスト生成
    手段と、 抽出した経営支援情報のリストを各顧客の端末に送信す
    る手段とを備え、 上記経営支援情報には予め顧客の属性に対応したインデ
    ックスが設定されており、 また顧客情報データベース内には、上記インデックスに
    対応した各顧客の属性情報が登録されており、 上記情報リスト生成手段においては、少なくとも各顧客
    の属性に対応するインデックスが付与された経営支援情
    報が抽出されることを特徴とする経営支援情報配信シス
    テム。
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