JP7483849B1 - 演算処理装置、演算処理方法及び演算処理プログラム - Google Patents

演算処理装置、演算処理方法及び演算処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検討事象に対して最適な解決情報を提供することが可能なマッチング装置を提供する。【解決手段】マッチング装置10は、検討事象と、検討事象の優先順位を示す第1重みと、解決情報と、解決情報の検討事象に対する解決度合い示す第2重みとを記憶する記憶部101と、検討事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付部102と、関連情報に応じて、検討事象を第1重みに基づいて選択する検討事象選択部103と、選択した検討事象を提示すると共に解決情報を第2重みに基づいて提示し、検討事象と検討事象に対応する解決情報とをマッチングさせるマッチング部104と、解決すべき検討事象と解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付部105と、評価に基づいて第1重みと第2重みとを更新する情報更新部106と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、演算処理装置、演算処理方法及び演算処理プログラムに係り、特に、検討事象(課題)とその検討事象に対応する解決情報とを表示処理する演算処理装置、演算処理方法、演算処理プログラムに関する。
従来、求人者と求職者とをマッチングする技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、求人者が要求する条件課題に対して、求職者から得た適用可能職種及び所有習熟度の組み合わせ等と比較する人材マッチングシステムが開示されている。
また、特許文献2には、求職者本人が認識しない適正・関心事や、認識されていても変化する適正・関心事に基づいて絞り込まれた求人情報を提供するジョブマッチング装置が開示されている。
特許文献3には、人材に求める要素と人材が所持する要素とのマッチングスコアを、項目同士の関連性を考慮しつつ簡単な処理により算出するマッチングスコア算出装置が開示されている。具体的には求職者が所持する能力の辞書ノード(所持ノード)からなるスキルツリーと、求人募集する求人に希望する希望ノードからなるテクニカルツリーと、を用いて適切なマッチングを可能にした技術が開示されている。
特開2002-157450号公報 特開2010-134804号公報 国際公開第2020/003355号
近年の新たな事業の創出や各種技術の進歩によって、従来では解決が難しかった課題に対して新たな解決方法を用いるようになり、それにより課題を早期解決に導くことを可能としている。その一方で、解決が求められる検討事象(課題)は日々複雑化、多様化しており、従来とは異なる課題に直面することや、従来では想定し得なかった課題に直面することが多くなっている。そのため、課題自体を特定することにおいても多くの時間、費用を要することにもなっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、検討事象に最適な解決情報を提供することを可能にする演算処理装置、演算処理方法及び演算処理プログラムを提供することにある。
上記課題は、本発明の演算処理装置によれば、優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合いを示す第2重みと、を記憶する記憶部と、解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付部と、前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択部と、選択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理部と、解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付部と、受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新部と、を備えることにより解決される。
また、上記課題は、本発明の演算処理方法によれば、優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合いを示す第2重みと、を記憶する記憶工程と、解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付工程と、前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択工程と、選択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理工程と、解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付工程と、受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新工程と、を含むことにより解決される。
また、上記課題は、本発明の演算処理プログラムによれば、優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合い示す第2重みと、を記憶する記憶処理と、解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付処理と、前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択処理と、選択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理と、解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付処理と、受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新処理と、を実行させることにより解決される。
本発明によれば、検討事象に対して最適な解決情報を提供することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施形態における、マッチングサービスを含む情報提供サービスの全体構成を示す図である。 マッチング装置及び端末装置の機能構成図である。 検討事象テーブルの一例を示す図である。 解決方法テーブルの一例を示す図である。 技術提供者テーブルの一例を示す図である。 初期スキルテーブルの一例を示す図である。 更新条件テーブルの一例を示す図である。 マッチング処理を示すシーケンス図である。 関連情報を入力する関連情報入力画面を示す図である。 技術提供者のスキルレベルを表すレーダチャートを示す図である。 技術提供者のスキルレベルを表す円グラフを示す図である。 解決情報提示画面の一例を示す図である。 アンケート入力画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(本実施形態)について図1から図12を参照しながら説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
特に、以下の説明や図面中に記載された画面のデザイン及びレイアウトは、あくまでも一例に過ぎず、本発明の用途や、ユーザの要望等に応じて適宜変更可能である。
また、以下の説明において、本発明によるマッチング装置、マッチング方法、マッチングプログラムについて説明するが、かかるマッチングプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録してもよい。
<情報提供サービスS>
本実施形態のマッチング装置10は、以下の情報提供サービスSで用いられる装置である。
情報提供サービスSは、図1に示すように、マッチングサービスS1のほか、第1サービスS2、第2サービスS3から構成される。各サービスは、共通のプラットフォームサービスP上で提供されるアーキテクチャを利用して提供され、このプラットフォームサービスPは各サービスにて利用する情報を記憶するデータベースDBを備えている。
マッチングサービスS1は、解決すべき検討事象と、その検討事象に対応する解決情報とをマッチングさせるサービスであり、マッチング装置10により提供される。マッチング装置10の機能の詳細については後述する。
このマッチングサービスS1は、情報提供サービスSが提供するポータルサイト1(例えば、会員専用のホームページ)から利用することができる。
ポータルサイト1からは、ネットワーク(通信回線N)に繋がるコンテンツ配信2、コミュニティ3(SNS)、ダイレクトメッセージ4、Web会議5の機能を利用することができる。
マッチングサービスS1、第1サービスS2、第2サービスS3は、サービス提供装置にて提供される。このサービス提供装置であって、特に、マッチングサービスS1を提供する本実施形態のマッチング装置10は、検討事象提起者H1から、解決すべき検討事象に関する関連情報を受け付け、その関連情報に応じて、優先順位に基づき具体的な検討事象と対応する解決情報とを選択し提示する。このマッチング装置10は、抽象的な検討事象であっても、その検討事象に関連するより具体的な検討事象の内容にすること、又は、より類似した検討事象の内容とすることで、解決度合い(解決可能性)の高い解決情報を提供(提示、表示)することができる。
また、マッチング装置10は、優先順位や、解決情報の解決度合いを、アンケート等によるフィードバックにより受け付けた評価に基づいて更新することから、日々変化する検討事象に対しても最適な解決情報を提供することができる。以下、マッチング装置10の詳細な説明を行う。
なお、ここでいう「検討事象」とは、所謂「課題」、「問題点」、「論点」などを示し、検討事象提起者H1により提起され、検討事象提起者H1にとって解決してほしい事象を示す。「解決情報」とは、その「検討事象」を解決に導くのに有効な情報を示し、その情報には、例えば、検討事象の解決に有効な解決方法と、その解決方法を提供する解決方法提供者(若しくは「解決情報提供者」とも称する)の情報が含まれる。
また、「検討事象提起者」とは、その課題の解決を希望する者(自然人又は法人(企業等))である。例えば、企業における企画担当者は、「品質のよい製品を企画したい」、「注目される広告を企画したい」という課題を有している場合がある。この場合、課題が「検討事象」に該当し、企画担当者が「検討事象提起者」に該当する。しかしながら、多くの場合、企画担当者が具体的な内容で検討事象を有していることは少なく、例えば「商品Aを用いたプロモーション企画により企業の知名度を向上させたい(知名度が低いという問題を解決したい)」といった、あいまいな状態で検討事象を有していることが多い。以下では、検討事象提起者が解決を希望する検討事象を「解決すべき検討事象」と称する場合がある。
また、「解決方法提供者」とは、検討事象提起者H1から課題の解決を依頼された場合、相談にのり、またはその課題の解決を図る者(自然人又は法人(企業))である。この解決方法提供者の一例として、技術を提供することにより解決を図る者を技術提供者(経営コンサルタントや中小企業診断士など)と称し、金銭を提供することにより解決を図る者を金銭提供者と称する。これらは一例であって、その提供形態に応じた提供者は限定されない。以下では、解決方法提供者の一例である、技術提供者をもとに説明する。
<マッチング装置10のシステム構成>
マッチング装置10は、検討事象提起者H1又は技術提供者H2が利用する端末装置20と、インターネット等の通信回線Nを介して相互に通信可能に接続されている。マッチング装置10は、通信回線Nを通じて、上述したマッチングサービスS1を検討事象提起者H1に提供する。
通信回線Nは、4G、5G等のモバイルネットワークであってもよい。また、マッチング装置10と、端末装置20とは、近距離無線システム(例えばBlueTooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)通信)で通信してもよい。検討事象提起者H1がマッチング装置10を直接操作してもよい。
マッチング装置10は、情報提供サービスSを提供するコンピュータ(第1コンピュータ)である。マッチング装置10は、ネットワーク上にデータベースを有するクラウド型のサーバであってもよい。
端末装置20は、検討事象提起者H1又は技術提供者H2により操作されるパーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等のコンピュータ(第2コンピュータ)である。端末装置20には、ブラウザ等の各種サービスを利用するためのアプリケーションがインストールされている。検討事象提起者H1は、アプリケーションを用いて、情報提供サービスSが提供するポータルサイト1、コンテンツ配信2、SNS3、ダイレクトメッセージ4、Web会議5を利用することができる。
マッチング装置10および端末装置20は、ハードウェア構成としてプロセッサ、記憶装置、入力装置、表示装置及び通信用インタフェースを備え、バスを介して接続される。入力装置及び表示装置はマッチング装置10の外部装置として設けられてもよい。
プロセッサは、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェア(例えばCPU:Central Processing Unit)である。そして、プロセッサは、記憶装置に記憶されるプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を実行すると共に、マッチング装置10が備える他の装置を制御する。
記憶装置は、例えばRAM、ROM等のメモリ、HDD等の磁気ディスク装置により構成され、各種のプログラムやデータを記憶している。また、記憶装置は、プロセッサのワークメモリとしても用いられる。なお、記憶装置には、フラッシュメモリ、光学ディスク等の情報記憶媒体が含まれてもよい。
入力装置は、例えばキーボード、マウス、タッチパネル等から構成され、マッチング装置10を管理する管理者からの入力を受け付ける。
表示装置は、例えば液晶ディスプレイ装置、有機ELディスプレイ装置等により構成され、プロセッサにより生成されるグラフィックデータに基づく画面を出力する。
通信用インタフェースは、例えばネットワークインタフェースカード等により構成され、インターネット、イントラネット等の通信回線Nを経由して、検討事象提起者H1又は技術提供者H2の端末装置20と通信する。
<マッチング装置10の機能>
図2に示すマッチング装置10は、各種プログラム及び各種データを記憶しておく記憶部101と、関連情報受付部102と、検討事象選択部103と、マッチング部104と、評価受付部105と、情報更新部106、通信部107と、表示部108と、依頼管理部109とを備えている。これらは、マッチング装置10が備えるプロセッサ、記憶装置、入力装置、表示装置、通信用インタフェース、及び各種プログラム等によって構成されている。
記憶部101は、あらかじめ、プログラム110の他、検討事象テーブル111、解決方法テーブル112、技術提供者テーブル113、初期スキルテーブル114、更新条件テーブル115などのテーブル情報のほか、各種の設定情報を記憶する。これらの情報は、後述する情報更新処理のほか、管理者等による更新手続により更新可能となっている。以下では、まず、記憶部101が記憶する各種テーブルの内容について説明する。
検討事象テーブル111には、「検討事象」に関する情報が記録されている。図3に、検討事象テーブル111の一例を示す。検討事象テーブル111には、過去の履歴情報をもとに、具体化レベルの異なる検討事象を示している。具体化レベルの低い検討事象である「抽象的な検討事象」に対して、この検討事象よりも具体化レベルの高い検討事象である「具体的な検討事象」が対応付けられている。このときの「抽象的な検討事象」は、第1課題とも称され、あいまいな課題を示し、「技術分野」や「特定の商品・サービスに関するもの」などである。
また、「具体的な検討事象」は、第2課題とも称され、第1課題に比べてより具体的な課題(詳細な課題、特定された課題)を示している。
検討事象テーブル111に記憶される検討事象の一例を説明すると、図3に示すように「企画」の第1課題に対して、第2課題として、「品質のよい製品を企画したい」、「会社の技術を明確にしたい」、「注目される広告を企画したい」などが示されている。
また、検討事象テーブル111において、「具体的な検討事象」には、各第1課題に対して具体的な課題として特定される順位の「優先度」が設定されている。この「優先度」は、第1課題に対して具体的な課題として特定される可能性が高いことを示す重み(第1重み)であり、本発明の「検討事象の優先順位を示す第1重み」に対応する。また、「優先度」は数値が大きいほど可能性が高いことを示している。言い換えれば、「優先度」の大きい検討事象は、検討事象提起者H1が解決したいと考えている可能性が高いと想定できる「解決すべき検討事象」である。
なお、検討事象ごとに設定される「優先度」の値は固定されるものではなく、検討事象提起者H1からフィードバックを受けることにより行われる情報更新処理(後述)によって更新される可能性がある。すなわち、検討事象提起者H1からのフィードバックにより、マッチング装置10により選択された検討事象と、検討事象提起者H1が解決を希望する検討事象との一致する度合いが高いと評価された場合、優先度の値はより大きな値に更新され、一致する度合いが低い場合、優先度の値はより小さな値に更新される。
それにより、マッチングサービスが利用されるごとに、一致する可能性の高い検討事象が優先的にその利用結果を反映して表示されるようになり、検討事象提起者H1は、解決を希望する検討事象(解決すべき検討事象)により近い検討事象を選択する可能性が高まることになる。
解決方法テーブル112には、検討事象を解決に導く解決方法に関する情報が記憶されている。図4に、解決方法テーブル112の一例を示す。
解決方法テーブル112に記憶されている「検討事象」は、検討事象テーブル111に記憶される「具体的な検討事象」に対して、解決に導くのに有効な「解決方法」が記憶されている。
このときの「解決方法」とは、課題を解決に導くために用いられる手法であり、例えば、戦略系技法、新QC7つの道具、アイデア発想法、品質工学等がある。戦略系技法の一例を挙げると、SWOT分析、ステージゲート法等がある。
登録される解決方法は既存のものに限らず、新しい解決方法が開発された場合は、それを新たに登録してもよい。例えば、具体的な検討事象に対して、「DX(Digital Transformation)」を用いた新たな解決手法が開発された場合、その新たな解決方法を登録する。新たな手法は、後述するアンケート等に基づいて管理者により解決方法テーブル112に追加されてもよい。
解決方法テーブル112には、具体的な検討事象の各解決方法に対して「有効度」が設定されている。「有効度」は、検討事象に対して各解決方法が有効である有効性を示す重み(第2重み)であり、本発明の「検討事象に対する解決度合いを示す第2重み」に含まれる。有効度の値が高いほど、検討事象に対してその値が対応付けられた解決方法の有効性が高いことを示している。
解決方法ごとに設定される「有効度」の値は固定されるものではなく、検討事象提起者H1からフィードバック(例えばアンケートによる評価)を受けることにより行われる情報更新処理(後述)によって更新される可能性がある。すなわち、情報更新処理では、検討事象提起者H1からのフィードバックにより、具体的なの解決に有効であったと高く評価された解決方法については、有効度の値が大きな値に更新されることになり、また、低く評価された解決方法については、有効度の値が小さな値に更新されることになる。この情報更新処理では、フィードバックの内容をそのまま有効度の値に反映するほか、一定の条件(有効度更新情報)を満たすことによって予め指定された更新値に基づき、元の有効度の値を更新することとしてもよい。このときの有効度更新情報は、有効度を更新するための条件情報であって、有効度を更新する条件と、その条件を満たしたときに更新する更新値が対応付けられているものである。
これにより、マッチングサービスが利用されるごとに、評価を受けることになり、検討事象提起者H1は、解決を希望する検討事象(解決すべき検討事象)に対して「有効度」の値に応じて最適な解決方法が提供されることになる。すなわち、第三者の解決事案をもとにした解決方法の提供(提案)が可能となる。
技術提供者テーブル113には、検討事象を解決に導く技術提供者H2に関する情報が記憶されている。技術提供者テーブル113の一例を、図5に示す。
技術提供者テーブル113には、技術提供者H2の氏名や技術提供者H2のプロフィール等が記録されている。プロフィールには例えば、技術提供者H2が所有する資格や職務経歴等が記録されている。
また、プロフィールとは別に、解決方法ごとに「スキルレベル」が記憶されている。技術提供者テーブル113の「解決方法」は、解決方法テーブル112に記憶される「解決方法」対応する。
「スキルレベル」は、技術提供者H2が、解決方法に対してどの程度熟練しているのかを示す重み(第3重み)であり、「有効度(第2重み)」と同様、本発明の「検討事象に対する解決度合いを示す第2重み」に含まれる。この「スキルレベル」は、初期値は技術提供者H2自らの判断により設定できるほか、各技術に対して設けられた基準との比較により自動的により設定される。本実施形態では、図6に示すように10段階のスキルレベルを設定可能としており、このスキルレベルの値が高いほど、高いレベルでその解決方法を提供できることを示している。
図5に示す各解決方法に対するスキルレベルとして、図6に示す初期スキルテーブル114に従って、いずれかの数値が登録される。例えば、「解決方法」の「SWOT分析」に対して、技術提供者H2が「卓越」したレベルである場合、スキルレベル「10」が登録され、「専門家」レベルである場合は、スキルレベル「7」が登録され、「アドバイザー」レベルである場合は、スキルレベル「3」が登録される。
また、このスキルレベルは、その「解決方法」の学習歴があること、その「解決方法」に関する資格を保有していること、その「解決方法」を用いた実務歴があること、またそれらの年数に応じて、所定のポイント(例えば、1~5ポイント)を加算してもよい。なお、加算・減算するポイント数は一例であり任意に設定することができ、この値に限定されるものではない。
また、技術提供者テーブル113に登録される「スキルレベル」の値は固定されるものではなく、検討事象提起者H1からフィードバックを受けることにより行われる情報更新処理(後述)によって更新される可能性がある。すなわち、その技術提供者H2が検討事象を解決に導いた後、アンケート等によるフィードバックにより検討事象提起者H1から課題の解決にあたって有効であったと高い評価を受けた解決方法については、スキルレベルの値が大きな値に更新される可能性があり。また、検討事象提起者H1から課題の解決にあたってその課題の解決にあたって有効性が低いとの評価を受けた解決方法については、スキルレベルの値が小さな値に更新される可能性がある。
これにより、各技術提供者が提供する解決方法に対するスキルレベルが、解決方法の提供を受けた検討事象提起者H1からのフィードバックによって更新されることとなる。
更新条件テーブル115には、技術提供者H2の「スキルレベル」の更新条件が記憶されている。更新条件テーブル115の一例を、図7に示す。
更新条件テーブルは、技術提供者テーブル113に示されている「スキルレベル」の値を更新する条件を示すテーブルである。このテーブルを構成する更新条件には、スキルレベルの値を加算して更新する「加算条件」と、スキルレベルの値を減算して更新「減算条件」とが設定されている。
各更新条件には、その条件を適用する「適用範囲」と「変動幅」が設定されている。「適用範囲」は、その更新条件に該当する場合に「変動幅」分、値を更新する現在設定されている「スキルレベル」の範囲である。例えば、「適用範囲」として「8~10」が設定されている場合、現時点における、技術提供者H2が有する解決方法の「スキルレベル」が「8~10」であってその更新条件に該当する場合に「変動幅」分のスキルレベルの値が更新される。なお、この適用範囲が「1~10(ALL)」に設定されている場合は、全てのスキルレベルが対象となる。
「変動幅」は、その更新条件に該当する場合に更新するスキルレベルの値の変動幅であり、「1加算」が設定されおり、更新条件に該当するときはスキルレベルの値を1ポイント加算して更新し、また、「2減算」が設定されており、更新条件に該当するときはスキルレベルの値を2ポイント減算して更新する。
更新条件テーブル115の「更新条件」、「適用範囲」、「変動幅」は適宜変更されてよい。記憶部101に記憶されている主なテーブルは上記の通りであるが、これらのテーブルに限定されることはない。
以下では、マッチング装置10の各機能部及び各機能部が行う処理について説明する。なお、以下の説明において、関連情報受付部102やマッチング部104等が表示する画面等は、表示部108によって生成され、通信部107を介して端末装置20に送信され、端末装置20の画面に表示される。また、端末装置20により入力・選択された情報は、通信部107を介して受信し、記憶部101に記憶され各処理に用いられる。
<関連情報受付部102>
関連情報受付部102は、検討事象提起者H1から、検討又は解決した検討事象に関する関連情報を受け付ける。
検討事象提起者H1が明確な検討事象(課題)を有していなくとも、抽象的な検討事象をより具体的な検討事象に絞り込むため、関連情報受付部102は、例えば、図9に示す関連情報入力画面116を端末装置20の画面に表示する。一例である複数の「抽象的な検討事象」の情報や自由入力による文字の入力フィールドを表示し、検討事象提起者H1が選択又は入力した情報を関連情報として受け付ける。
なお、入力フィールドに文字等が入力されると、関連情報受付部102は、文字からキーとなる言葉を抽出し、抽出した文字によってあらわされる意味が示す、若しくは関連する検討事象を、「抽象的な検討事象」として選択する。
関連情報受付部102は、マッチング装置10が提供する関連情報入力画面116以外に、SNS、ダイレクトメッセージ又はメール等を用いて受け付けてもよい。例えば、「お腹が痛い」という抽象的な内容を関連情報として受け付けてもよい。この場合、例えば「腹痛」という「抽象的な検討事象」が選択される。
<検討事象選択部103>
検討事象選択部103は、関連情報受付部102が受け付けた「関連情報」に応じて、検討事象を優先度(第1重み)に基づいて選択(抽出)する。
上述したように、検討事象テーブル111には、「抽象的な検討事象」別に「具体的な検討事象」の内容が、優先度と共に記憶されている。検討事象選択部103は、関連情報として選択された「抽象的な検討事象」から、優先度の高い検討事象を選択する。これにより、抽象的な検討事象に対する具体的な検討事象である「解決すべき検討事象」が特定される。このとき、「抽象的な検討事象」に対応する全ての「具体的な検討事象」を選択してもよいし、優先度に基づいて所定の「具体的な検討事象」を選択してもよい。
文字として関連情報を受け付けた場合、受け付けた文字からキーワードを抽出し、抽出したキーワードに基づいて「抽象的な検討事象」を特定し、特定した「抽象的な検討事象」から、優先度の高いものを検討事象として選択する。これにより、「具体的な検討事象」を特定してもよい。
複数の検討事象が選択された場合、選択した検討事象を優先度に応じて画面に表示し、検討事象提起者H1に、解決を希望する検討事象、又はそれに近い検討事象を1又は複数選択させてもよい。具体的な検討事象がより絞り込まれるようになる。
<マッチング部104>
マッチング部104は、選択した「具体的な検討事象」を検討事象提起者H1に提示すると共に、図4に示す解決方法テーブル112を用いて、その「具体的な検討事象」に対する解決方法と、その解決方法の提供が可能な技術提供者H2の情報とを、解決情報として表示する。より詳細には、有効度(第2重み)に基づいて解決方法を表示し、かつ、スキルレベル(第3重み)に基づいて技術提供者H2の情報を表示する。
マッチング部104は、技術提供者H2のスキルレベルを表示するグラフ(表示態様)の形式を選択し、若しくはユーザ(検討事象提起者H1)からグラフの選択を受け付けると、選択されたグラフで設定された項目数と同数の有効度の高い解決方法を選択する。
例えば、図10Aに示すようなレーダチャートや図10Bに示すような円グラフのグラフが選択されることで、選択された「具体的な検討事象」に対して、各グラフを構成する表現軸や表現項目の数量と同数の解決方法が選択される。
そして、マッチング部104は、グラフの表現軸に、選択された「具体的な検討事象」に対する解決方法が選択された状態で、各表現軸の解決方法に対してスキルレベルを設定(プロット)し、そのグラフを表示部108に表示させる。その一例を、図10A及び図10Bに示している。
また、このマッチング部104では、上記における処理を、図5に示す技術提供者H2ごとに実施し、表示部108で各技術提供者H2に対するグラフを1又は複数、表示させる。このときの表示例を図11に示している。
スキルレベルを表示するグラフの形式として、図10Aに示す5軸のレーダチャートが設定又は選択されている場合、マッチング部104は、選択された具体的な検討事象に対する解決方法から、レーダチャートの5軸と同数である5個の有効度の高い解決方法を選択する。そして、選択された5個の解決方法を軸としたレーダチャートを表示して技術提供者H2ごとのスキルレベルを表現する。
レーダチャートを用いることで、技術提供者H2が有するスキルレベルを頂点とする多角形が表示される。具体的な検討事象に対するスキルレベルが高い場合、スキルレベルは面積の広い多角形として表示される。
また、スキルレベルを表示するグラフの形式として、図10Bに示す7項目で表現される円グラフが設定又は選択されている場合、マッチング部104は、選択された具体的な検討事象に対する解決方法から、7個の項目が設定された円グラフと同数である7個の有効度の高い解決方法を選択する。そして、選択された解決方法ごとに扇形の図形を作成し、扇形の中心角と面積により、各技術提供者H2のスキルレベルを示す。円グラフを用いることでスキルレベルの構成比を視認することができる。
なお、スキルレベルを表すレーダチャート及び円グラフは一例であり、他のグラフ形式を用いてもよい。また、グラフを構成する表現軸や表現項目数の数量は、マッチングサービスS1を利用するユーザ(検討事象提起者H1)により変更されてもよい。
5軸のレーダチャートや7項目の円グラフが設定されている場合を例として挙げたが、グラフの表現に用いる表現軸や表現項目の数量は、4個以下、又は6個以上であってもよい。レーダチャート用いてスキルレベルを表示する場合は、視認の容易さを考慮すると表現軸は5軸であるのが望ましい。
図11に、解決情報が提示された、検討事象提起者H1の端末装置20に表示される解決情報提示画面200を示す。
解決情報提示画面200において、画面上部には選択された具体的な検討事象の内容が表示される。その下方には、技術提供者H2の技術提供者情報201と、技術提供者H2のスキルレベルを示すレーダチャート202とが表示される。
技術提供者情報201には、技術提供者H2の氏名、写真、プロフィール等が表示される。技術提供者情報201の下方には、技術提供者H2と連絡するための連絡ボタン203が表示されてもよい。連絡ボタン203を押すことで、ダイレクトメッセージを送信したり、技術提供者H2のホームページ等を表示させたりすることができる。
なお、図11に示すように、解決情報提示画面200には、複数の技術提供者H2の情報がスキルレベルと共に表示される。複数の技術提供者H2の情報を表示する場合、例えば、選択された解決方法のスキルレベルが高い技術提供者H2から順に表示されてもよい。また、所定の個数の情報(5人分など)を表示してもよい。
検討事象提起者H1は、画面に表示された技術提供者H2のスキルレベルを見て、解決を希望する検討事象に対応できるか否かを判断し、依頼する技術提供者H2を1又は複数、選択する。選択した後は、技術提供者H2と、SNS、ダイレクトメッセージ等を用いて連絡し、検討事象提起者H1と技術提供者H2との間で検討事象の解決を実行する。
<依頼管理部109>
マッチング装置10は、さらに、マッチング部104でマッチングした解決情報と、検討事象提起者H1とを対応付けて管理する依頼管理部109を備えている。すなわち、マッチング部104から、解決情報と対応する検討事象提起者H1の情報を受け付け、対応付けて管理する。
また、後述する評価受付部105で受け付けたフィードバックの送付元の情報から、検討事象提起者H1を特定し、その検討事象提起者H1に対応する解決情報を特定する。そして、その特定した解決情報を情報更新部106に通知する。
これにより、依頼管理部109では、評価受付部105での受付結果をもとに、技術提供者H2に依頼した検討事象提起者H1ごとにフィードバックの有無を管理すると共に、フィードバックの内容を管理することができる。
<評価受付部105>
マッチング装置10は、解決すべき検討事象と、検討事象を解決に導いた解決方法及び技術提供者H2との状況に応じた評価を受け付ける評価受付部105を備えている。すなわち、検討事象提起者H1から、選択された検討事象、その解決に用いられた解決方法、提示した技術提供者H2が適切なものであったかを評価するために、フィードバックを評価受付部105により受け付ける。
評価受付部105がフィードバックとして、例えば、図12に示す所定の項目からなるフォーマットのアンケート入力画面117を表示し、検討事象提起者H1に対して評価を依頼することで、入力された項目を受け付ける。
これにより、評価受付部105では、技術提供者H2に依頼した検討事象提起者H1と、その入力項目の情報を依頼管理部109、情報更新部106へと通知する。
<情報更新部106>
情報更新部106は、評価受付部105が受け付けた評価と、依頼管理部109から受信したフィードバックの送付元の情報とに基づいて、検討事象テーブル111に記憶される優先度(第1重み)と、検討事象に対応した解決方法の有効度(第2重み)と、技術提供者H2のスキルレベル(第3重み)と、を更新する情報更新処理を行う。
評価受付部105及び情報更新部106の機能について、より具体的なアンケート内容に基づいて説明する。図12に、評価受付部105が表示するアンケート入力画面117の一例を示す。
アンケート入力画面117に表示される項目は、(1)検討事象に対する評価、(2)解決方法に対する評価、(3)他の解決方法、(4)技術提供者H2に対する評価に分かれている。
(1)検討事象に対する評価の項目では、検討事象選択部103により選択された3つの検討事象(A)~(C)が示されている。各検討事象について、検討事象提起者H1が解決を希望していた検討事象とどの程度一致していたかを10段階で評価してもらう。
一致度が高いほど、マッチング装置10により選択された具体的な検証事象が希望していた検討事象に近いことを示している。この評価結果は、検討事象テーブル111に記憶される検討事象の「優先度」に反映される。
なお、評価結果を反映する際、単に評価結果を登録するのではなく、一定の条件(優先度更新条件)に基づいて所定の「優先度」の値に更新するのがよい。
(2)解決方法に対する評価の項目では、マッチング部104によりレーダチャートのグラフによって表される5個の解決方法(A)~(E)が示されている。検討事象提起者H1により、検討事象の解決に導いた解決方法と一致していたかを10段階で評価してもらう。一致度が高いほど、解決方法が有効であることを示している。この評価結果は、解決方法テーブル112に記憶される「有効度」に反映する。
なお、評価結果を反映する際、単に評価結果を登録するのではなく、一定の条件(有効度更新条件)に基づいて所定の「有効度」の値に更新するのがよい。
(3)他の解決方法の項目では、選択された解決方法以外の解決方法により、検討事象を解決した場合の解決方法を入力することが可能である。他の解決方法が入力された場合、管理者は解決方法を検討し、適切であると判断したときは、解決方法テーブル112に、入力された他の解決方法を登録する。
特に、新たな技術によって解決がなされた場合等に、この項目が入力されることとなり、図4に示す解決方法テーブル112の解決方法に追加されることとなる。
(4)技術提供者H2に対する評価の項目では、検討事象提起者H1に、解決に導いた技術提供者H2を10段階で評価してもらう。この評価結果は、技術提供者テーブル113に記憶される技術提供者H2の「スキルレベル」に反映される。
なお、評価結果をスキルレベルに反映させる際、単に評価結果を登録するのではなく、例えば、10段階の評価結果を「S、A、B、C、D、E」の6段階の評価に変換し、更新条件テーブル115に記録された更新条件に基づいて「スキルレベル」を変更するのがよい。
情報更新部106による、優先度(第1重み)、有効度(第2重み)及びスキルレベル(第3重み)の情報更新処理は、検討事象提起者H1からアンケートを受け付けた直後に実行してもよく、また、一定期間(例えば1か月)ごとに実行してもよい。
<マッチング方法・マッチングプログラム>
マッチング装置10により実行されるマッチング方法及びマッチングプログラムの一例について、図8を用いて説明する。
マッチング装置10(第1コンピュータ)の記憶部101は、マッチング処理に必要な、抽象的な検討事象(第1課題)、具体的な検討事象(第2課題)及びその優先度、解決方法及びその有効度、技術提供者H2及びそのスキルレベルの情報を記憶する(ステップS101:記憶工程、記憶処理)。具体的な検討事象及びその優先度、解決方法及びその有効度等の情報はマッチングサービスS1の管理者が登録する。技術提供者H2及びそのスキルレベルの情報については、技術提供者H2自らの判断により設定できるほか、各技術に対して設けられた基準との比較により自動的に設定されてる(ステップS102:技術提供者情報登録工程、技術提供者情報登録処理)。
次に、検討事象提起者H1が、端末装置20(第2コンピュータ)に表示された関連情報入力画面116(図9参照)から、解決すべき検討事象に関する関連情報を入力する(ステップS103:関連情報入力工程、関連情報入力処理)。なお、関連情報は、関連情報入力画面116からではなく、SNS又はメール等を通じて入力されてもよい。
次に、関連情報受付部102が、検討事象提起者H1が入力した検討事象に関する関連情報を受け付ける(ステップS104:関連情報受付工程、関連情報受付処理)。
検討事象選択部103は、受け付けた関連情報に応じて、具体的な検討事象を「優先度(第1重み)」に基づいて選択する(ステップS105:検討事象選択工程、検討事象選択処理)。
次に、マッチング部104が、選択した具体的な検討事象と共に、選択した具体的な検討事象に対する解決方法及び技術提供者H2の情報(解決情報)を、検討事象提起者H1に提示する。すなわち、解決情報を検討事象提起者H1の端末装置20の画面に表示する(ステップS106:マッチング工程、マッチング処理)。
このとき、技術提供者H2の情報として、氏名やプロフィール等と共に解決方法に対するスキルレベルが表示される。技術提供者H2ごとのスキルレベルは、所定の項目数により表現されるグラフの形式が設定又は選択されている場合、所定の項目数と同数の有効度の高い解決方法が選択され、技術提供者H2のスキルレベルを選択された解決方法を項目としたグラフを用いて表示される。
例えば、表示するグラフの形式として、5軸のレーダチャートが設定されている場合、具体的な検討事象に対する有効度の高い解決方法を5個選択し、選択した解決方法を軸にしたレーダチャートを用いて技術提供者H2のスキルレベルを表示する。
次に、検討事象提起者H1は、マッチング装置10により提示された解決情報を見て、検討事象と解決情報を決定する。すなわち、検討事象の解決を依頼する技術提供者H2を決定し、解決を依頼する(ステップS107:解決情報決定工程、解決情報決定処理)。
検討事象提起者H1から依頼された技術提供者H2は、検討事象の検討・解決を実行する(ステップS108:解決実行工程、解決実行処理)。
このとき、依頼管理部109は、解決情報と対応する検討事象提起者H1の情報を受け付け、対応付けて管理する。
検討事象の解決が行われた後、検討事象提起者H1は、例えばマッチング装置10から提示される所定のアンケート(図12参照)に従って、解決の状況に応じた検討事象、解決方法、技術提供者H2の評価等を入力する(ステップS109:評価入力工程、評価入力処理)。
評価受付部105は、検討事象提起者H1が入力した評価(フィードバック)を受け付ける(ステップS110:評価受付工程、評価受付処理)。
依頼管理部109は、評価(フィードバック)の送付元の情報から、検討事象提起者H1を特定し、その検討事象提起者H1に対応する解決情報を特定する。そして、その特定した解決情報を情報更新部106に通知する。
情報更新部106は、受け付けた評価に基づいて、検討事象テーブル111に記録された優先度(第1重み)、解決方法テーブル112に記憶される有効度(第2重み)、及び技術提供者テーブル113に記憶される技術提供者H2のスキルレベル(第3重み)を更新する(ステップS111:情報更新工程、情報更新処理)。アンケートに他の解決方法が入力された場合は、他の解決方法を解決方法テーブル112に登録してもよい。
マッチング装置10の検討事象選択部103は、情報更新部106により優先度、有効度、スキルレベルが更新された後、関連情報受付部102が関連情報を受け付けた場合、更新された優先度に基づいて、具体的な検討事象を選択する。
また、マッチング部104は、更新された有効度に基づいて解決方法を選択し、技術提供者H2の情報及びスキルレベルを提示する。
情報更新部106により優先度及び有効度等が更新されるため、マッチング装置10が提供するマッチングサービス(マッチング方法、マッチングプログラム)が利用されるごとに、一致する可能性の高い検討事象が優先的にその利用結果を反映して表示されるようになり、検討事象提起者H1は、解決を希望する検討事象(解決すべき検討事象)により近い検討事象を選択する可能性が高まることになる。
なお、マッチングプログラムは、マッチング装置10により実行されることを前提として説明したが、マッチングプログラムの一部は、検討事象提起者H1の端末装置20により実行されてもよい。例えば、技術提供者H2のスキルレベルの表示については、端末装置20がデータを受信した後、そのデータを用いてレーダチャートを生成し画面に表示してもよい。
以上、上記実施形態では、主として本発明に係るマッチング装置、マッチング方法及びマッチングプログラムに関して説明した。
なお、上記実施形態の説明では、マッチング装置10を、検討事象提起者H1に対して技術を提供することにより解決を図る技術提供者H2とをマッチングさせることを例として説明したが、マッチング装置10が扱うものは技術を提供する技術提供者H2に限らず、金銭を提供することにより解決を図る者であってもよい。また、マッチング装置10は、一般的な求人のために使用されてもよく、例えば、マッチング装置10を、仕事を請け負うことが可能な人材や、結婚相手を探すためのマッチングサービスを装置として使用しても構わない。
S 情報提供サービス
P プラットフォームサービス
S1 マッチングサービス
S2 第1サービス
S3 第2サービス
1 ポータルサイト
2 コンテンツ配信
3 コミュニティ
4 ダイレクトメッセージ
5 Web会議
DB データベース
H1 検討事象提起者
H2 技術提供者(解決情報提供者)
101 記憶部
102 関連情報受付部
103 検討事象選択部
104 マッチング部
105 評価受付部
106 情報更新部
107 通信部
108 表示部
109 依頼管理部
110 プログラム
111 検討事象テーブル
112 解決方法テーブル
113 技術提供者テーブル
114 初期スキルテーブル
115 更新条件テーブル
116 関連情報入力画面
117 アンケート入力画面
200 解決情報提示画面
201 技術提供者情報
202 レーダチャート
203 連絡ボタン

Claims (6)

  1. 優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合いを示す第2重みと、を記憶する記憶部と、
    解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付部と、
    前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択部と
    択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理部と、
    解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付部と、
    受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新部と、を備えることを特徴とする演算処理装置。
  2. 前記解決情報は、前記検討事象の解決に導き可能な解決方法の情報と、前記解決方法を提供可能な解決情報提供者の情報とを含み、
    前記第2重みは、前記検討事象に対する前記解決方法の有効度と、前記解決方法に対する前記解決情報提供者のスキルレベルとを、含み、
    前記表示処理部は、選択した前記検討事象に対して前記有効度の高い前記解決方法を選択し、選択した前記有効度の高い前記解決方法に対する前記スキルレベルが設定された前記解決情報提供者の情報を、選択した前記有効度の高い前記解決方法に対する前記スキルレベルと共に表示処理することを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記第1重みが設定された前記検討事象に対応付けられ、前記検討事象よりも具体化レベルの低い他の検討事象をさらに記憶しており、
    前記他の検討事象は、前記解決希望者が解決を希望する事象であり、
    記第1重みは、前記他の検討事象における前記第1重みが設定された検討事象の前記優先順位を示しており、
    前記検討事象選択部は、受け付けた前記関連情報に基づいて前記他の検討事象を特定し、前記第1重みが設定された検討事象を前記第1重みに基づいて選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の演算処理装置。
  4. 前記検討事象選択部は、前記情報更新部によって前記第1重みと前記第2重みとが更新された後、前記関連情報受付部が前記関連情報を受け付けた場合、更新された前記第1重みに基づいて前記検討事象を選択し、
    前記表示処理部は、更新された前記第2重みに基づいて選択した前記検討事象に応じた前記解決情報を選択し、前記検討事象と、前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理することを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
  5. 優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合いを示す第2重みと、を記憶する記憶工程と、
    解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付工程と、
    前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択工程と
    択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理工程と、
    解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付工程と、
    受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新工程と、を含むことを特徴とする演算処理方法。
  6. 優先順位が設定された検討すべき事象である検討事象と、該検討事象に対して設定され該検討事象が検討すべき事象として特定される順位である前記優先順位を示す第1重みと、前記検討事象に対応する解決情報と、該解決情報の前記検討事象に対する解決度合い示す第2重みと、を記憶する記憶処理と、
    解決希望者が解決を希望する事象に関する関連情報を受け付ける関連情報受付処理と、
    前記関連情報に応じて、前記検討事象を前記第1重みに基づいて選択する検討事象選択処理と
    択した前記検討事象に対する前記解決情報を前記第2重みに基づいて選択し、前記検討事象と前記検討事象に対応する前記解決情報とを表示処理する表示処理と、
    解決すべき前記検討事象と前記解決情報との状況に応じた評価を受け付ける評価受付処理と、
    受け付けた前記評価に基づいて、前記検討事象の前記第1重みと前記検討事象に対応した前記解決情報の前記第2重みとを更新する情報更新処理と、を実行させることを特徴とする演算処理プログラム。
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