JP2022002094A - コンピュータプログラム、送信方法、送信装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、送信方法、送信装置 Download PDF

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Kazuhiro Miura
靖隆 内山
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Abstract

【課題】企業の問題・課題及び当該問題・課題に関連する事例を出力し、事例に基づくマッチング依頼を送信するコンピュータプログラムを及び送信方法を提供する。【解決手段】提供サーバ、ユーザ端末、業者端末及び顧客端末が、ネットワークにより、互いに通信可能に接続されている提供システムにおいて、コンピュータプログラムを実行する提供サーバ1は、ユーザ端末より企業の情報を取得し、取得した企業の情報及び補助記憶部13を参照して企業の問題・課題を特定する。そして、特定した問題・課題、企業の情報に基づき、問題・課題に関連する事例を特定し、特定した事例をユーザ端末へ出力する。その後、ユーザ端末より事例に基づくマッチング依頼を受け付けると、受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、企業の問題・課題を出力するコンピュータプログラム等に関する。
企業の健全な発展に資するために、企業が抱える問題・課題や問題に関する提案を行う経営支援システムが提案されている(特許文献1)。一方、銀行等の金融機関においては、顧客企業の発展を促すために、行員が、顧客企業に対して経営改善等に必要な融資やコンサルティング、専門家や製品等を紹介するビジネスマッチングを行っている。
特開2019−106035号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、行員のみコンサルティングは行えず、コンサルタントの工数を必要とする。また、行員が適切なコンサルティングやビジネスマッチングを行うためには、十分な知識や経験が必要であり、全行員が一定品質でコンサルティングやビジネスマッチングを提供することは困難である。また、それらを提供するためには、対象顧客企業の調査や分析、営業提案、他社事例の研究など多くの工数を必要とする。
本発明は斯かる事情によりなされたものである。その目的は、企業の問題・課題及び当該問題・課題に関連する事例を出力し、事例に基づくマッチング依頼を送信するコンピュータプログラム等の提供である。
本発明に係るコンピュータプログラムは、企業の情報を取得し、前記企業の情報に基づき、問題・課題を記憶する記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、特定した前記事例を出力し、前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する処理をコンピュータに行わせることを特徴とする。
本発明にあっては、企業の情報に基づき、企業の問題・課題を特定し出力するので、経験や知識の乏しいユーザでも、顧客企業の問題・課題を把握することが可能となる。
提供システムの構成例を示す説明図である。 提供サーバのハードウェア構成例を示す説明図である。 ユーザ端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 業者端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 ユーザDBの例を示す説明図である。 ユーザ企業DBの例を示す説明図である。 対象企業DBの例を示す説明図である。 課題類型DBの例を示す説明図である。 典型課題DBの例を示す説明図である。 検索履歴DBの例を示す説明図である。 事例DBの例を示す説明図である。 依頼DBの例を示す説明図である。 商材DBの例を示す説明図である。 商材実績DBの例を示す説明図である。 商材評価DBの例を示す説明図である。 登録商材DBの例を示す説明図である。 閲覧履歴DBの例を示す説明図である。 ブックマークDBの例を示す説明図である。 業者DBの例を示す説明図である。 業務処理の手順例を示すフローチャートである。 ブックマーク登録処理の手順例を示すフローチャートである。 企業情報入力画面の例を示す説明図である。 企業情報入力画面の例を示す説明図である。 企業情報入力画面の例を示す説明図である。 課題選択画面の例を示す説明図である。 事例一覧画面の例を示す説明図である。 事例詳細画面の例を示す説明図である。 事例詳細画面の例を示す説明図である。 依頼入力画面の例を示す説明図である。 依頼入力画面の例を示す説明図である。 通知メールの例を示す説明図である。 事例登録処理の手順例を示すフローチャートである。 事例登録画面の例を示す説明図である。 事例登録画面の例を示す説明図である。 課題判定処理の手順例を示すフローチャートである。 課題判定DBの例を示す説明図である。 判定モデル生成処理に関する説明図である。 判定モデル生成処理の手順例を示すフローチャートである。 提案書作成処理の手順例を示すフローチャートである。 提案書の例を示す説明図である。 提案書の例を示す説明図である。 利用登録処理の手順例を示すフローチャートである。 商材一覧画面の例を示す説明図である。 商材詳細画面の例を示す説明図である。 通知ポイントDBの例を示す説明図である。 通知処理の手順例を示すフローチャートである。 アンケート収集処理の手順例を示すフローチャートである。 管理画面の例を示す説明図である。 管理画面の例を示す説明図である。 シナリオDBの例を示す説明図である。 共有設定DBの例を示す説明図である。 シナリオ表示画面の例を示す説明図である。 事例属性DBの例を示す説明図である。 助成金・補助金DBの例を示す説明である。 連携処理の手順例を示すフローチャートである。 他システムの画面例を示す説明図である。 他システムの画面例を示す説明図である。 事例表示処理の手順例を示すフローチャートである。 事例表示処理の手順例を示すフローチャートである。 優先表示DBの例を示す説明図である。 優先表示管理画面の例を示す説明図である。 書式設定DBの例を示す説明図である。 同意書設定DBの例を示す説明図である。 同意書DBの例を示す説明図である。 同意書作成処理の手順例を示すフローチャートである。 同意書画面の例を示す説明図である。 事例評価DBの例を示す説明図である。 集計処理の手順例を示すフローチャートである。 ログイン画面の例を示す説明図である。 連携確認画面の例を示す説明図である。 検索処理の手順例を示すフローチャートである。 検索画面の例を示す説明図である。 結果一覧画面の例を示す説明図である。 問題選択画面の例を示す説明図である。 事例検索処理の手順例を示すフローチャートである。
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。以下の説明において、ユーザは主として金融機関の職員、特に銀行で融資、コンサルティング、ビジネスマッチングを担当し、顧客企業に対して種々の提案を行っている行員を想定している。ユーザ企業はユーザが所属する企業である。業者は主として企業向けに問題・課題解決のためのソリューションを提供している企業を想定している。顧客はエンドユーザを想定している。顧客は上記ユーザから見た顧客である。以下の説明において、「問題」は、企業が目標とするものと、現状との間にあるギャップのことであり、目標達成のために、解決しなければならない事柄を示す。「課題」は、目標と現状とのギャップを埋めるために、やるべきことを示す。
(実施の形態1)
図1は提供システムの構成例を示す説明図である。提供システム100は提供サーバ1、ユーザ端末2、業者端末3及び顧客端末4を含む。提供サーバ1、ユーザ端末2、業者端末3及び顧客端末4は、ネットワークNにより、互いに通信可能に接続されている。図1ではユーザ端末2、業者端末3及び顧客端末4は1台ずつしか記載されていないが、それぞれが2台以上であってもよい。
図2は提供サーバのハードウェア構成例を示す説明図である。提供サーバ1(出力装置)はサーバコンピュータ、ワークステーション、ブレードサーバ等で構成する。提供サーバ1を複数のコンピュータからなるマルチコンピュータ、ソフトウェアによって仮想的に構築された仮想マシン又は量子コンピュータで構成しても良い。また、提供サーバ1の機能をクラウドサービスにより提供してもよい。
提供サーバ1は制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、通信部14及び読み取り部15を含む。制御部11、主記憶部12、補助記憶部13、通信部14及び読み取り部15はバスBにより接続されている。
制御部11は、一又は複数のCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理装置を有する。制御部11は、補助記憶部13に記憶された制御プログラム1P(コンピュータプログラム)を読み出して実行することにより、提供サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う機能部(取得部、特定部、出力部)として、機能する。
主記憶部12は、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。主記憶部12は主として制御部11が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
補助記憶部13はハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等であり、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1Pや各種DB(Database)を記憶する。補助記憶部13は、ユーザDB131、ユーザ企業DB132、対象企業DB133、課題類型DB134、典型課題DB135、検索履歴DB136、事例DB137、依頼DB138、商材DB139、商材実績DB13A、商材評価DB13B、登録商材DB13C、閲覧履歴DB13D、ブックマークDB13E及び業者DB13F等を記憶する。補助記憶部13は提供サーバ1に内蔵されるのではなく、提供サーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。補助記憶部13に記憶する各種DB等を、データベースサーバやクラウドストレージに記憶してもよい。
通信部14はネットワークNを介して、ユーザ端末2、業者端末3及び顧客端末4と通信を行う。また、制御部11が通信部14を用い、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御プログラム1Pをダウンロードし、補助記憶部13に記憶してもよい。
読み取り部15はCD(Compact Disc)−ROM及びDVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読み取り部15を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、補助記憶部13に記憶してもよい。また、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでもよい。
図3はユーザ端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。ユーザ端末2はノートパソコン、パネルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等で構成する。ユーザ端末2は制御部21、主記憶部22、補助記憶部23、通信部24、入力部25及び表示部26を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部21は、一又は複数のCPU、MPU、GPU等の演算処理装置を有する。制御部21は、補助記憶部23に記憶された制御プログラム2Pを読み出して実行することにより、種々の情報処理、制御処理等を行う。
主記憶部22は、SRAM、DRAM、フラッシュメモリ等である。主記憶部22は主として制御部21が演算処理を実行するために必要なデータを一時的に記憶する。
補助記憶部23はハードディスク又はSSD等であり、制御部21が処理を実行するために必要な制御プログラム2P等を記憶する。
通信部24はネットワークNを介して、提供サーバ1と通信を行う。また、制御部21が通信部24を用い、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御プログラム2Pをダウンロードし、補助記憶部23に記憶してもよい。
入力部25はキーボードやマウス等である。表示部26は液晶表示パネル等を含む。表示部26は提供サーバ1が出力した顧客が抱えていると予想される問題・課題やその解決事例などを表示する。また、表示部26は入力部25と一体化したタッチパネルディスプレイでもよい。なお、ユーザ端末2は外部の表示装置に表示を行ってもよい。
図4は業者端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。業者端末3はノートパソコン、パネルコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン等で構成する。業者端末3は制御部31、主記憶部32、補助記憶部33、通信部34、入力部35及び表示部36を含む。各構成はバスBで接続されている。制御部31、主記憶部32、補助記憶部33、通信部34、入力部35及び表示部36はそれぞれ、ユーザ端末2の制御部21、主記憶部22、補助記憶部23、通信部24、入力部25及び表示部26と同様であるから説明を省略する。さらに顧客端末4もユーザ端末2とハードウェア構成が同様であるから、図示及び説明を省略する。
次に提供システム100が用いるデータベースについて説明する。図5はユーザDBの例を示す説明図である。ユーザDB131はユーザの情報を記憶する。ユーザDB131はユーザID列、氏名列、氏名カナ列、企業ID列、部署名列、役職列、メールアドレス列、及び電話番号列を含む。ユーザID列はユーザを特定するIDを記憶する。氏名列はユーザの氏名を記憶する。氏名カナ列はユーザの氏名のカタカナ表記を記憶する。企業ID列はユーザが所属している企業(ユーザ企業)の企業IDを記憶する。部署名列はユーザが所属する部署名を記憶する。役職列はユーザの役職を記憶する。ユーザが役職を持たない場合、「なし」空白、又は空の文字列を記憶する。メールアドレス列はユーザのメールアドレスを記憶する。電話番号列はユーザの連絡先電話番号を記憶する。なお、ユーザIDでユーザ一意に特定可能であることが望ましいが、ユーザID及び企業IDでユーザを一意に特定可能であってもよい。
図6はユーザ企業DBの例を示す説明図である。ユーザ企業DB132はユーザ企業の情報を記憶する。ユーザ企業DB132は企業ID列、企業名列、法人番号列及び金融機関コード列を含む。企業ID列はユーザ企業を一意に特定可能であるIDを記憶する。企業名列はユーザ企業の名称を記憶する。法人番号列は企業に付与された法人番号を記憶する。金融機関コード列は企業が金融機関であって、金融機関コードを付与されている場合に当該金融機関コードを記憶する。
図7は対象企業DBの例を示す説明図である。対象企業DB133はユーザがコンサルティングの対象として企業の情報を記憶する。対象企業DB133はユーザがコンサルティングを行う対象と選定し、提供システム100にデータを入力した際に、レコードの追加を行う。同一企業に複数回コンサルティングを行った場合、各回、対象企業DB133にレコードが追加される。各コンサルティングはそれぞれケースと呼ぶ。したがって、対象企業DB133が記憶する企業の情報は、同一企業であってもケースIDが発番される毎に追加されるので、トランザクションデータである。対象企業DB133はケースID列、企業名列、法人番号列、業種列、売上規模列、所在地列、従業員数列、創業年数列、業績傾向列及び登録日列を含む。ケースID列は各ケースを一意に特定可能なIDを記憶する。ケースIDは対象企業DB133にレコードを追加する際に発行される。企業名列は企業の名称を記憶する。法人番号列は企業に付与された法人番号を記憶する。業種列は企業の業種を記憶する。売上規模列は企業の売上規模を記憶する。図7に示す例では、売上規模列の値はランク分けした値としている。所在地列は対象企業の所在地を記憶する。図7に示す例では、所在地列の値は都道府県名としている。従業員数列は対象企業の従業員数を記憶する。図7に示す例では、従業員数列の値はランク分けした値としている。創業年数列は対象企業の創業年数を記憶する。図7に示す例では、創業年数列の値はランク分けした値としている。業績傾向列は対象企業の業績傾向を記憶する。業績傾向列は値を正規化するため、複数の選択肢の中から選択された値を記憶する。選択肢は例えば、「激増傾向」、「増加傾向」、「横ばい」、「激増傾向」及び「激減傾向」である。登録日列はレコードが追加された日付を記憶する。
図8は課題類型DBの例を示す説明図である。課題類型DB134は企業が抱える問題・課題をテーマ毎に類型化した各類型を記憶する。課題類型DB134はテーマ列、番号列及び課題列を含む。テーマ列は複数の類型を束ねうる共通のテーマを記憶する。番号列は各問題・課題を識別する番号を記憶する。課題列は問題・課題の内容を記憶する。
図9は典型課題DBの例を示す説明図である。典型課題DB135は業種、従業員数、売上規模など企業の基本的属性に対応して、典型的に発生する問題・課題についての情報を記憶する。典型課題DB135は業種列、売上規模列、従業員数列、創業年数列、業績傾向列、テーマ列、課題列を含む。業種列、売上規模列、従業員数列、創業年数列及び業績傾向列はそれぞれ問題・課題と対応する業種、売上規模、従業員数、創業年数、業績傾向を記憶する。これらの値は、対象企業DB133が記憶する値と同様な値とする。テーマ列は問題・課題のテーマを記憶する。課題列は問題・課題に付された番号を記憶する。テーマ列及び課題列の値は、課題類型DBのテーマ列及び番号列と対応が取れる値とする。
図10は検索履歴DBの例を示す説明図である。検索履歴DB136はユーザが事例(過去のケース)を検索した場合のその履歴を記憶する。検索履歴DB136はケースID列、テーマ列、課題列及び検索日時列を含む。ケースID列はケースIDを記憶する。テーマ列は検索条件とした問題・課題のテーマを記憶する。課題列は検索条件とした問題・課題の番号を記憶する。検索日時列は検索日時を記憶する。
図11は事例DBの例を示す説明図である。事例DB137は過去のコンサルティングの事例を記憶する。事例DB137はケースID列、業者ID列、テーマ列、課題列、効果要約列、リード文列、課題1_見出し列、課題1_説明文列、課題2_見出し列、課題2_説明文列、課題3_見出し列、課題3_説明文列、背景列、解決策列、画像列、選定理由列、効果列、費用列、期間列及び取材日列を含む。ケースID列はケースIDを記憶する。業者ID列はケースを担当した業者の業者IDを記憶する。テーマ列は解決した問題・課題のテーマを記憶する。課題列は解決した問題・課題に対応する課題番号を記憶する。効果要約列は問題・課題が解決したことにより得た効果の要約を記憶する。リード文列は事例内容を端的に表現した文を記憶する。課題1_見出し列、課題2_見出し列及び課題3_見出し列はそれぞれ解決した問題・課題を説明する見出しを記憶する。課題1_説明文列、課題2_説明文列及び課題3_説明文列は解決した問題・課題についての説明文を記憶する。解決した問題・課題が1つの場合、課題2_見出し列及び課題2_説明文列、並びに、課題3_見出し列及び課題3_説明文列の値は空文字列とする。解決した問題・課題が2つの場合、課題3_見出し列及び課題3_説明文列の値は空文字列とする。背景列は問題・課題が発生した背景を記憶する。解決策列は課題を解決するために採用した策を記憶する。解決策として業務システムや業務サービス等の商材を導入した場合、それらの情報も解決策列に記憶する。画像列はケースを説明するための画像を記憶する。画像データを記憶するのではなく、画像データを記憶しているファイルの名称を記憶してもよい。選定理由列は解決策を選定した理由を記憶する。効果列は解決策を採用して得られた効果を記憶する。費用列は問題・課題解決のために費やした費用を記憶する。期間列は問題・課題解決に要した期間を記憶する。取材日列は当該ケースの内容を取得した日付を記憶する。
図12は依頼DBの例を示す説明図である。依頼DB138はユーザから業者に対する依頼の内容を記憶する。依頼は、ユーザが顧客企業の問題・課題を解決するために、業者に対して顧客との面談依頼などである。依頼DB138は選択事例列、依頼内容列、ケースID列、ユーザID列、企業ID列、及びステータス列を含む。選択事例列は依頼を行うに際して、ユーザが参照した過去の事例のケースIDを記憶する。依頼内容列はユーザから業者への依頼の内容を記憶する。ケースID列はケースIDを記憶する。ユーザID列はユーザIDを記憶する。企業ID列はコンサルティングを受けている企業のIDを記憶する。ステータス列はケースの状況を記憶する。
図13は商材DBの例を示す説明図である。商材DB139は業者が販売する商材の情報を記憶する。商材DB139は商材ID列、商材名列、業者ID列、テーマ列及び課題列を含む。商材ID列は商材を一意に特定可能なIDを記憶する。商材名列は商材の名称を記憶する。業者ID列は商材を提供している業者の業者IDを記憶する。テーマ列及び課題列は商材の導入により解決につながる問題・課題のテーマと課題の番号を記憶する。なお、商材DB139が記憶する商材については、ユーザ企業が販売代理店となることを希望すれば、業者の承認なく、提供システム100が販売代理権を付与する仕組みとなっている。
図14は商材実績DBの例を示す説明図である。商材実績DB13Aは商材の採用実績を記憶する。商材実績DB13AはケースID列及び商材ID列を含む。ケースID列はケースIDを記憶する。商材ID列はケースIDに対応した事例において採用された商材の商材IDを記憶する。
図15は商材評価DBの例を示す説明図である。商材評価DB13Bは商材に対する評価を記憶する。商材評価DB13Bは商材ID列、評価列、利用者数列、価格帯列、顧客層列、商材画像列、説明テキスト列及び動画列を含む。商材ID列は商材IDを記憶する。評価列は商材に対するユーザ又は顧客からの評価値を記憶する。例えば、評価値は5点満点として、各ユーザ又は各顧客からの評価点の平均値を評価値とする。利用者数列は商材を利用している顧客の数を記憶する。価格帯列は商材の価格帯を記憶する。顧客層列は商材の顧客層を記憶する。商材画像列は商材のロゴ等を記憶する。説明テキスト列は商材についての説明文を記憶する。動画列が商材についての説明動画を記憶する。動画列は動画データを記憶するのではなく、動画データを記憶したファイルのファイル名を記憶してもよい。
図16は登録商材DBの例を示す説明図である。登録商材DB13Cはユーザ企業が販売代理契約を結んでいる商材を記憶する。登録商材DB13Cは企業ID列及び商材ID列を含む。企業ID列は企業IDを記憶する。商材ID列は販売代理契約を結んでいる商材の商材IDを記憶する。
図17は閲覧履歴DBの例を示す説明図である。閲覧履歴DB13Dはユーザが閲覧した事例を記憶する。閲覧履歴DB13DはケースID列、ユーザID列、閲覧事例列、閲覧日時列及び滞在時間列を含む。ケースID列は対応するケースのケースIDを記憶する。ユーザID列は閲覧したユーザのユーザIDを記憶する。閲覧事例列はユーザが閲覧した事例のケースIDを記憶する。閲覧日時列はユーザが閲覧した日時を記憶する。滞在時間列は事例の詳細情報を表示するページをユーザが表示していた時間を記憶する。
図18はブックマークDBの例を示す説明図である。ブックマークDB13Eは事例をブックマークとして記憶する。ブックマークを用いることで、ユーザは過去に閲覧した事例を容易に読み出すことが可能となる。ブックマークDB13EはユーザID列、ケースID列、メモ列及び登録日時列を記憶する。ユーザID列はブックマークを関するユーザのユーザIDを記憶する。ケースID列はブックマークしている事例のケースIDを記憶する。メモ列はユーザが記入したメモを記憶する。登録日時列はブックマークが登録された日時を記憶する。
図19は業者DBの例を示す説明図である。業者DB13Fは商材を提供している業者の情報を記憶する。業者DB13Fは業者ID列、名称列、住所列、電話番号列、電子メール列及び担当者名列を含む。業者ID列は業者を一意に特定するIDを記憶する。名称列は業者の名称を記憶する。住所列は業者の所在地住所を記憶する。電話番号列は業者の連絡先電話番号を記憶する。電子メール列は業者の連絡先電子メールアドレスを記憶する。担当者名列は業者の連絡先担当者名を記憶する。
次に、提供システム100が行う処理について説明する。図20は業務処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザはコンサルティングを予定している顧客企業の企業情報をユーザ端末2に入力する。ユーザ端末2の制御部21は企業情報を取得し、提供サーバ1へ送信する(ステップS1)。提供サーバ1の制御部11は企業情報を受信する(ステップS2)。この際、制御部11は新たなケースIDを発番し、当該ケースIDと受信した企業情報とを対応付けて、対象企業DB133に記憶する。制御部11は企業情報に基づいて、当該企業が抱えていると予想される問題・課題を抽出し、ユーザ端末2へ送信する(ステップS3)。制御部11は企業情報に含まれる業種、売上規模、従業員数、創業年数、業績傾向と、典型課題DB135に記憶されているこれらの情報とを対照し、値が一致するレコードを抽出する。5項目全てが一致するレコードだけでなく、4項目、3項目が一致するレコードを抽出してもよい。制御部11は抽出したレコードのテーマ及び課題番号を取得する。制御部11は課題番号に対応付けられた問題・課題を課題類型DB134から取得する。制御部11はテーマを含む問題・課題をユーザ端末2へ送信する。ユーザ端末2の制御部21は問題・課題を受信し表示する(ステップS4)。制御部21は検索対象にする問題・課題を受け付け、提供サーバ1へ送信する(ステップS5)。提供サーバ1の制御部11はテーマを含む問題・課題を受信する(ステップS6)。制御部11はテーマと問題・課題とをキーに事例DB137を検索する(ステップS7)。この際、制御部11は検索履歴をテーマ、問題・課題、ケースIDを対応付けて、検索履歴DB136に記憶する。制御部11は検索結果をユーザ端末2へ送信する(ステップS8)。ユーザ端末2の制御部21は検索結果を受信し、表示部26に表示する(ステップS9)。検索結果は事例の一覧である。ユーザは事例一覧から顧客企業に適合しそうな事例を選択し、詳細表示を指示する。制御部21は詳細要求を送信する(ステップS10)。提供サーバ1の制御部11は詳細要求を受信する(ステップS11)。制御部11は選択された事例についての履歴を閲覧履歴DB13Dに記憶する(ステップS12)。制御部11は閲覧履歴DBにケースID、ユーザID及び参照された事例のケースIDを対応付けて記憶する。制御部11は選択された事例についての詳細画面を作成し、ユーザ端末2へ送信する(ステップS13)。ユーザ端末2の制御部21は詳細画面を受信し、表示部26に表示する(ステップS14)。ユーザは事例の詳細情報を確認し、顧客企業に適合するか否かを検討する。この際、ユーザは顧客企業にも当てはまると予想される事例についての提案書を作成し、顧客企業に提案を行ってもよい。ユーザは一覧画面と詳細画面とを行き来し、事例を1つ選択する。ユーザは選択した事例の詳細画面で、事例を掲載した業者への依頼(マッチング依頼)を行う。なお、事例を複数選択し、複数の業者へ依頼を行ってもよい。すなわち、制御部21は事例に掲載された問題・課題を解決に導いた業者への依頼を提供サーバ1へ送信する(ステップS15)。提供サーバ1の制御部11は依頼を受信し、依頼先の業者端末3へ送信する(ステップS16)。業者端末3の制御部31は依頼を受信、表示部36に表示する(ステップS17)。業者は依頼を元に提案内容を検討し、提案の送信を業者端末3に指示をする。ここで、業者への依頼は提案を求めるものだけでなく、提案に向けての打ち合わせの依頼等でもよい。ユーザ及び顧客企業と業者とのやり取りは数度、行われてもよい。ユーザ又は顧客企業と業者とのやり取りが煮詰まった段階で、業者はユーザ及び顧客企業へ提案を行う。制御部31は提案を提供サーバ1へ送信する(ステップS18)。提供サーバ1の制御部11は提案を受信し、ユーザ端末2へ送信する(ステップS19)。ユーザ端末2の制御部21は提案を受信し、表示部26に表示する(ステップS20)。ユーザは顧客企業ともに提案内容の確認を行い、提案に基づく発注を行う。この際に、必要な経費を調達するために、ユーザが所属する銀行から顧客企業に対して、融資を行ってもよい。制御部21は発注する旨を提供サーバ1へ送信する(ステップS21)。提供サーバ1の制御部11は発注する旨を受信し、発注されたことを業者端末3へ通知する(ステップS22)。業者端末3の制御部31は通知を受信し表示する(ステップS23)。業者は発注に基づき、顧客企業に対して商材の導入やコンサルティングを行い。問題・課題の解決を行う。業者は業務の完了後、当該業務を事例として登録する。業者は解決策等を業者端末3に入力する。業者端末3の制御部31は事例を提供サーバ1へ送信する(ステップS24)。提供サーバ1の制御部11は事例を受信し、事例DB137に記憶する(ステップS25)。ユーザから業者への依頼や発注、業者からユーザへの提案等は、両者が自発的に提供サーバ1にアクセスしなくとも迅速に伝達できるように、提供サーバ1がユーザ及び業者へ電子メールを送信することが望ましい。電子メールは依頼を受信した旨のみの内容でもよいし、依頼内容を含めたものでもよい。
ユーザは検索の結果として得られた事例を後に迅速に読み出せるように記憶することが可能である。図21はブックマーク登録処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザは事例の詳細画面において、ブックマーク登録を選択する。ユーザ端末2の制御部21は登録指示を受け付ける(ステップS127)。制御部21はブックマークに付加するコメント入力画面を表示する(ステップS128)。ユーザは必要に応じてコメントを入力し、送信を指示する。制御部21は、ケースIDとユーザIDとコメントとを含む登録要求を提供サーバ1へ送信する(ステップS129)。提供サーバ1の制御部11は登録要求を受信する(ステップS130)。制御部11は登録要求に基づき、ブックマークDB13EにユーザID、事例ID、及びコメントが対応付けられたブックマークを登録する(ステップS131)。なお、コメントはなくともよい。制御部11は完了をユーザ端末2へ送信する(ステップS132)。ユーザ端末2の制御部21は完了を受信し、表示部26に表示する(ステップS133)。制御部21は処理を終了する。
続いて、業務処理において使用する画面について、説明する。図22から図24は企業情報入力画面の例を示す説明図である。企業情報入力画面d01は図20のステップS1で使用される画面である。企業情報入力画面d01は会社名入力欄d011、業種設定ボタンd012、その他業種リンクd013、売上規模設定ボタンd014、その他売上規模リンクd015、詳細入力ボタンd016及び課題検索ボタンd017を含む。会社名入力欄d011は顧客企業の名称を入力する欄である。業種設定ボタンd012は顧客企業の業種を入力するボタンである。表示している業種に該当するものがない場合は、その他業種リンクd013を選択すると図23に示すように業種設定ボタンd012の数が増える。業種設定ボタンd012の並び順、その他業種リンクd013を選択する前に表示する業種はユーザ毎、ユーザの所属部署毎に設定可能としてもよい。売上規模設定ボタンd014は顧客企業の売上規模を入力するボタンである。表示している金額に該当するものがない場合は、その他売上規模リンクd015を選択すると図23に示すように売上規模設定ボタンd014の数が増える。売上規模設定ボタンd014の並び順、その他売上規模リンクd015を選択する前に表示する金額はユーザ毎、ユーザの所属部署毎に設定可能としてもよい。詳細入力ボタンd016は上述した情報以外の顧客企業情報を入力する場合に選択する。詳細入力ボタンd016を選択すると図24に示す従業員数選択ボタンd019、創業年数選択ボタンd01a、業績傾向選択ボタンd01bが表示される。従業員数選択ボタンd019により顧客企業の従業員数を設定する。創業年数選択ボタンd01aにより顧客企業の創業年数を設定する。業績傾向選択ボタンd01bにより顧客企業の業績傾向を設定する。課題検索ボタンd017を選択すると、企業情報に基づいて想定される問題・課題が表示される。
図25は課題選択画面の例を示す説明図である。課題選択画面d02は図20のステップS5で使用される画面である。課題選択画面d02は企業情報欄d021、課題選択ボタンd022及び事例検索ボタンd023を含む。企業情報欄d021は企業情報入力画面d01により設定した企業情報を表示する。課題選択ボタンd022は顧客企業が抱えている問題・課題を入力するボタンである。事例検索ボタンd023は選択された問題・課題を解決した過去の事例を検索し、一覧表示する。
図26は事例一覧画面の例を示す説明図である。事例一覧画面d03は図20のステップS9で表示される画面である。事例一覧画面d03は事例表示欄d031及びページ制御ボタンd032を含む。事例表示欄d031は課題表示欄d0311、企業情報欄d0312、テーマ表示アイコンd0313、効果表示欄d0314及び詳細表示リンクd0315を含む。課題表示欄d0311は解決した問題・課題の概要を表示する。課題表示欄d0311に表示する内容は、事例DB137の課題1_見出し列、課題2_見出し列及び課題3_見出し列の値に基づく。企業情報欄d0312は対象となった企業の情報を表示する。企業情報欄d0312に表示する内容は、対象企業DB133に記憶している値に基づく。企業情報は問題・課題が解決する前の情報である。テーマ表示アイコンd0313は解決した問題・課題のテーマを表示する。テーマ表示アイコンd0313は事例DB137のテーマ列の値に基づいて表示する。効果表示欄d0314は問題・課題解決により得られた効果を表示する。効果表示欄d0314に表示する内容は、事例DB137の効果要約列に記憶している値に基づく。詳細表示リンクd0315を選択する事例の詳細を表示する事例詳細画面に遷移する。ページ制御ボタンd032は一覧が複数ページにわたる場合にページ遷移を行うための複数のボタンを含む。各ボタンによる制御は公知であるから説明を省略する。
図27及び図28は事例詳細画面の例を示す説明図である。事例詳細画面d04は図20のステップS14で表示される画面である。事例詳細画面d04は効果表示欄d041、効果リード文欄d042、課題見出し欄d043、課題説明欄d044、背景表示ボタンd045、解決策欄d046、選定理由表示ボタンd047、効果説明欄d048、取材日表示欄d049、企業情報表示欄d04a、依頼ボタンd04b及びブックマークアイコンd04cを含む。効果表示欄d041は、は問題・課題解決により得られた効果を表示する。効果表示欄d041に表示する内容は、事例DB137の効果要約列に記憶している値に基づく。効果リード文欄d042は効果について簡単な説明文を表示する。効果リード文欄d042に表示する内容は、事例DB137のリード文列に記憶している値に基づく。課題見出し欄d043は解決した問題・課題の概要を表示する。課題見出し欄d043に表示する内容は、事例DB137の課題1_見出し列、課題2_見出し列及び課題3_見出し列の値に基づく。課題説明欄d044は問題・課題の内容を表示する。課題説明欄d044に表示する内容は、事例DB137の課題1_説明文列、課題2_説明文列及び課題3_説明文列の値に基づく。背景表示ボタンd045は背景を表示するボタンである。背景表示ボタンd045を選択すると、背景表示ボタンd045は非表示となり、図28Aで示すように検討の背景についての説明文が表示される。当該説明文は事例DB137の背景列の値に基づく。解決策欄d046は解決策を表示する。解決策欄d046の表示内容は、事例DB137の解決策列の値に基づく。選定理由表示ボタンd047は解決策の選定理由を表示するボタンである。選定理由表示ボタンd047を選択すると、選定理由表示ボタンd047は非表示となり、図28Bで示すように選定の理由についての説明文が表示される。当該説明文は事例DB137の選定理由列の値に基づく。効果説明欄d048は得られた効果を表示する。効果説明欄d048の表示内容は事例DB137の効果列の値に基づく。取材日表示欄d049は事例の内容を取得した日付を表示する。取材日表示欄d049の表示内容は事例DB137の取材日列の値に基づく。企業情報表示欄d04aは企業情報を選択する。企業情報表示欄d04aの表示内容は、対象企業DB133に記憶している値に基づく。依頼ボタンd04bを選択すると依頼入力画面に遷移する。ブックマークアイコンd04cを選択すると、表示している事例がブックマークとして保存される。
図29及び図30は依頼入力画面の例を示す説明図である。依頼入力画面d05は選択事例表示欄d051、種別選択ボタンd052、依頼内容入力欄d053、企業情報表示欄d054、担当者入力欄d055及び確認ボタンd056を含む。選択事例表示欄d051は選択した事例を表示する。依頼入力画面d05は事例詳細画面d04から遷移するので、依頼入力画面d05において、事例の変更はできない。種別選択ボタンd052は依頼の種別を選択するボタンである。依頼内容入力欄d053は依頼の具体的内容を入力する欄である。企業情報表示欄d054は顧客企業の情報を表示する。顧客企業の情報は、事例検索時に企業情報入力画面d01にて入力しているので、その内容を引き継ぐ。依頼入力画面d05において、企業情報入力画面d01において未入力であった項目を追加入力したり、入力済みの項目を変更したりしてもよい。担当者入力欄d055はユーザの情報を入力する欄である。ユーザは提供システム100にログインしている場合、ユーザDB131に記憶している値が、担当者入力欄d055に入力された状態で依頼入力画面d05が表示される。金融機関名はユーザDB131の企業ID列の値に基づき、ユーザ企業DB132を検索し、ヒットしたレコードの企業名列の値が入力される。確認ボタンd056は依頼内容を確定し、確認画面に遷移するためのボタンである。
確認画面は図示を省略するが、表示内容は依頼入力画面d05と同様である。確認画面では確認ボタンd056はなく、修正ボタン及び依頼ボタンが表示される。修正ボタンを選択すると、確認画面から依頼入力画面d05へ戻る。依頼ボタンが選択すると、依頼内容が提供サーバ1へ送信され記憶される。そして、提供サーバ1は業者の電子メールアドレス宛(送信先)へ電子メールを送信する。電子メールアドレスは業者IDを検索キーにより業者DB13Fを検索し習得する。例えば、依頼内容が電子メールで送信される。または、依頼内容が送信された旨の電子メールが送信され、メールを表示している業者端末3において、メールに含まれるリンクを選択すると、業者端末3が提供システム100に接続され、依頼内容が業者端末3に表示されるようにしてもよい。
図31は通知メールの例を示す説明図である。図31に示す例は、依頼内容がメールにすべて含まれている例である。メールに含まれるURL311は過去の事例を表示するためのURLであり、当該URL311を選択することにより、提供システム100に登録した事例が表示されるので、業者は過去のどのような事例に基づいて、依頼がされたことを把握することが可能となる。
業者が依頼内容を受け取った後、顧客企業と業者とは打ち合わせやWeb会議の日程調整を行う。業者が行うコンサルティングの内容、導入する商材、総費用について、双方が同意すれば受発注が行われる。その後、業者がソリューションを提供し、問題・課題が解決されて、ケースは終了する。これらの業務に関して、提供システム100がサービスを提供するが、これらについては、公知のワークフローシステム、プロジェクト管理システムなどで実現可能であるので、ここでは説明を省略する。提供システム100がサービスを提供するのではなく、ワークフローシステム、プロジェクト管理システムなどと連携してもよい。他のシステムと連携する場合でも、ケースの最新の状態(最新の状況)を提供システム100が取得し、依頼DB138のステータス列が最新のステータスを記憶していることが望ましい。
続いて、事例登録機能について述べる。終了したケースは事例として登録する。図32は事例登録処理の手順例を示すフローチャートである。事例登録処理はバッチ処理により、繰り返し実行する。または、各ケースのステータスを管理している依頼DB138が更新されたら実行する。提供サーバ1の制御部11は完了ケースがあるか否かを判定する(ステップS31)。制御部11は依頼DB138を検索し、ステータスが完了となっているケースがあるか否かを判定する。例えば、ステータス列の値が「完了」であるケースである。制御部11は完了ケースがないと判定した場合(ステップS31でNO)、処理を終了する。制御部11は完了ケースがあると判定した場合(ステップS31でYES)、依頼メールを業者宛に送信する(ステップS32)。業者端末3の制御部31は依頼メールを受信する(ステップS33)。依頼メールを読んだ業者は作業を開始する。制御部31は登録画面の要求を提供サーバ1へ送信する(ステップS34)。登録画面の要求は例えばHTTPリクエストである。提供サーバ1の制御部11は要求を受信する(ステップS35)。制御部11は登録画面を生成し業者端末3へ送信する(ステップS36)。前記要求にはケースを特定するケースIDが含まれており、対象企業DB133に記憶されている企業情報など既に既知の項目については、生成した登録画面において、入力済みとなっていることが望ましい。業者端末3の制御部31は登録画面を受信し、表示部36に表示する(ステップS37)。業者は登録画面に事例情報を入力し、送信を指示する。制御部31は事例情報を受け付け、提供サーバ1へ送信する(ステップS38)。提供サーバ1の制御部11は事例情報を受信し、事例DB137に記憶する(ステップS39)。制御部11はケースのステータスを、事例が登録されたことを示す登録済に変更し、処理を終了する(ステップS40)。
図33及び図34は事例登録画面の例を示す説明図である。事例登録画面d06は概要セクションd061、課題セクションd062、解決策セクションd063、効果セクションd064、その他セクションd065及び企業セクションd066、並びに、確認ボタンd067を含む。概要セクションd061には事例の概要を入力する。概要セクションd061は項目としてテーマ、効果及びリード文を含む。テーマはプルダウンメニューにより最適なテーマを選択する。課題セクションd062には問題・課題の内容を入力する。課題セクションd062は項目として、見出し1〜3、見出しについての説明、背景及び検索タグを含む。検索タグは問題・課題の類型を付与する。検索タグの付与は、プルダウンメニューで表示される選択肢の中から問題・課題に対応したものを選択することで行う。選択肢の内容は課題類型DB134に基づく。解決策セクションd063には問題・課題に対して採用した解決策を入力する。解決策セクションd063は項目として説明、画像及び選定の理由を含む。解決策セクションd063では画像の登録が可能である。設定された画像のサムネイルd0631が表示される。設定ボタンd0632を選択することにより、登録する画像ファイルを設定する。削除ボタンd0633を選択することにより、画像ファイルの設定をクリアする。解決策セクションd063は項目として説明を含む。効果セクションd064には対象企業が得た効果を入力する。その他セクションd065にはその他の情報を入力する。その他セクションd065は項目として、費用、期間、取材日を含む。なお、取材日は完了後に業者が対象企業に対してヒアリングを行った日付、事例情報を入力した日等を入力する。確認ボタンd067を選択すると、入力内容を確認する確認画面へ遷移する。確認画面において確定ボタンを選択すると、入力内容が事例DB137に記憶される。
上述では、提供システム100を通じて発生したケースが完了した場合での事例登録としたが、提供システム100とは別のルートで発生したケースも事例登録画面d06を用いて事例DB137に登録してもよい。この場合、対象企業DB133にもレコードを追加する。
本実施の形態においては、コンサルティングの対象とする企業の基本的情報を入力すると、当該企業が抱えていると予想される問題・課題が得られる。また、問題・課題を選択すると、過去の事例から同様な問題・課題を解決した事例を検索することが可能となる。さらに、参照した事例に含まれる問題・課題を解決した業者に連絡が可能である。以上により、コンサルティングに不慣れなユーザであっても、企業に的確なコンサルティングが行なえ、業者と協力して顧客企業の問題・課題を解決することが可能となる。特にユーザが銀行等の行員である場合は、コンサルティングに伴い、顧客企業に対しての融資が可能となる。また、過去の事例に基づいて問題・課題解決を行うので、顧客企業は着実に効果を得られる可能性が高くので、融資が焦げ付くことなく回収することが期待される。また、ユーザは提供システム100を利用することで、課題解決のためのコンサルティングを提供する業者や、課題解決に役立つ商品等の外部リソースを用いた幅広いコンサルティングを行うことが可能となる。ユーザは顧客企業と業者とを結びつけるビジネスマッチングを行うことにより、両者の発展に寄与するだけでなく、マッチングについての手数料収入を得ることが可能となる。提供システム100は顧客企業、金融機関及び業者の三者が協力して、当該顧客企業が抱える問題・課題を解決するので、問題解決プラットホームとも称すべきものと言える。
(実施の形態2)
本実施の形態は顧客企業の問題・課題を、他システムのデータに基づいて特定する形態に関する。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。以下の説明においては、主として実施の形態1と異なる点について説明する。
ここで、他システムは予約システム、POS(Point of sale system)システム、勤怠システム、会計システム、給与システム、受発注システム、日報システム、SNS(Social Networking Service)を含む。予約システムは医療機関の診察予約、飲食店の座席予約、貸会議室に関する施設予約、旅行に関するツアー予約、交通機関に関する切符予約、語学学習に関するレッスン予約、エステサロン・ネールサロンに関する施術予約など、種々の予約を行うシステムを含む。POSシステムは物品販売の売上実績を単品単位で集計する一般的なシステム以外に、サービス業におけるサービスの売上実績をサービスメニュー単位で集計するものも含む。勤怠システムは正社員、契約社員、パートタイマーなどを含む従業員の勤怠を管理するシステムである。会計システムは管理会計システム、財務会計システム等である。給与システムは従業員に支払うべき給与を計算するとともに給与支払いの履歴を保存するシステムである。受発注システムは商品やサービスの受注及び発注を行うためのシステムである。日報システムは社員が就業日毎に作成する日報を作成、記憶するシステムである。
図35は課題判定処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザは問題・課題を特定したい企業の識別情報(会社名、法人番号等)を提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1の制御部11は対象企業の識別情報を取得する(ステップS51)。制御部11は他システムから対象企業の情報を取得する(ステップS52)。制御部11は取得した情報の変化傾向を解析する(ステップS53)。例えば、売上の変化、離職状況、受注状況を解析する。制御部11は解析内容より課題を特定する(ステップS54)。課題の特定については後述する。制御部11は特定した課題を出力する(ステップS55)。ユーザは特定された課題に基づき、事例検索等を行う。以降の処理は実施の形態1と同様であるから、省略する。
図36は課題判定DBの例を示す説明図である。図36に示すように、課題判定DB13Gは複数のテーブルから構成されていてもよい。課題判定DB13Gはシステム列、項目列、傾向列及び課題列を含む。システム列は情報源となる他システムの識別子、例えばシステムの略称を記憶する。項目列は解析対象の識別子、例えば項目名を記憶する。傾向列は解析対象の値の傾向を記憶する。課題列は予想される問題・課題を記憶する。図36Aは対象企業が飲食業の場合の例である。例えば、POSシステムから売上(POS情報の一例)を取得し、前後する所定期間での変化が、10%減少であった場合、売上減少を解決すべき問題・課題と判定する。また、日報システムから日々の日報で使われている特定の語を検索する。例えばクレームという語が増加傾向にある場合、人員不足による業務負荷増を解決すべき問題・課題と判定する。この場合、勤怠システムから得た人員数(人財情報の一例)の傾向も見ることにより、業務負荷増の原因は人員不足であると確定する。図36Bは取引形態がB to Bの企業向けである。例えば、営業情報システムから得た受注率(会計情報の一例)の傾向が、低下傾向であった場合、営業力低下を解決すべき問題・課題と判定する。
図35のステップS53で行う解析は、課題判定DB13Gに特定されているレコードに合わせて行ってもよい。それにより、解析処理を最低限の処理量とすることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は顧客企業の問題・課題を、他システムのデータに基づいて特定する形態に関する。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。以下の説明においては、主として実施の形態1と異なる点について説明する。実施の形態2においては予め判定ロジックを決め、当該判定ロジックを記憶した課題判定DB13Gを用意する必要があったが、本実施の形態においては機械学習により得た判定モデル(学習モデル)を用いて判定することにより、判定ロジックの検討が不要となる。
図37は判定モデル生成処理に関する説明図である。図37機械学習を行って判定モデル16を生成する処理を概念的に示している。判定モデル16は補助記憶部13に記憶する。
提供サーバ1は、判定モデル16として、定量データ及び定性データ並びに問題・課題を含む教師データとして、ディープラーニングを行う。それによって、定量データ及び定性データを入力とし、問題・課題を出力とするニューラルネットワークを生成する。ニューラルネットワークは例えばCNN(Convolution Neural Network)であり、対象企業に対する定量データ及び定性データの入力を受け付ける入力層と、対象企業が抱えている問題・課題を出力する出力層と、定量データ及び定性データの特徴量を抽出する中間層とを有する。
定量データは、POS、請求システム、予約データ、会計データ、勤怠データ、社員のモチベーションデータ、CRM(Customer Relationship Management)やSFA(Sales Force Automation)から得られる営業情報等である。定性データは、電子メール、社内SNS、従業員アンケートの回答結果、日報、コールセンターにおける対応履歴、Webページにより収集した問い合わせデータ、顧客アンケートの回答データ、SNSの口コミ、スコア、ソーシャルリスニングツールから得たデータ等である。
入力層は、定量データ及び定性データに含まれる各種データの入力を受け付ける複数のニューロンを有し、入力された各種データを中間層に受け渡す。中間層は複数のニューロンを有し、定量データ及び定性データの特徴量を抽出して出力層に受け渡す。例えば判定モデル16がCNNである場合、中間層は、入力層から入力された各種データを畳み込むコンボリューション層と、コンボリューション層で畳み込んだ定量データ及び定性データをマッピングするプーリング層とが交互に連結された構成を有し、定量データ及び定性データの特徴量を抽出する。出力層は判定器であり、問題・課題を出力する一又は複数のニューロンを有し、中間層から出力された特徴量に基づいて、問題・課題を判定する。本実施の形態では判定モデル16がCNNであるものとして説明するが、判定モデル16はCNNに限定されず、CNN以外のニューラルネットワーク、ベイジアンネットワーク、決定木など、他の学習アルゴリズムで構築された学習済みモデルであってよい。
提供サーバ1は、定量データ及び定性データと、問題・課題の正解値とが対応付けられた教師データを用いて学習を行う。例えば図37に示すように、教師データは、定量データ及び定性データと問題・課題とがラベル付けされたデータである。
提供サーバ1は、教師データである定量データ及び定性データを入力層に入力し、中間層での演算処理を経て、出力層から問題・課題を取得する。提供サーバ1は、出力層から出力された結果を、教師データにおいて定量データ及び定性データに対しラベル付けされた問題・課題、すなわち正解値と比較し、出力層からの出力値が正解値に近づくように、中間層での演算処理に用いるパラメータを最適化する。当該パラメータは、例えばニューロン間の重み(結合係数)、各ニューロンで用いられる活性化関数の係数などである。パラメータの最適化の方法は特に限定されないが、例えば提供サーバ1は誤差逆伝播法を用いて各種パラメータの最適化を行う。
図38は判定モデル生成処理の手順例を示すフローチャートである。図38に基づき、教師データから判定モデル16を生成する機械学習処理の内容について説明する。提供サーバ1の制御部11は過去の事例を収集する(ステップS61)。制御部11は処理対象とする事例を選択する(ステップS62)。制御部11は事例の対象となった企業の情報を収集する(ステップS63)。収集する情報は、事例のおける問題・課題が解決する以前の定量データ及び定性データである。制御部11は収集した定量データ及び定性データ、並びに事例に含まれる解決した問題・課題より教師データを作成する(ステップS64)。制御部11は教師データにより学習を行う(ステップS65)。制御部11は未処理の事例があるか否かを判定する(ステップS66)。制御部11は未処理の事例があると判定した場合(ステップS66でYES)、処理をステップS62へ戻し、未処理の事例についての処理を行う。制御部11は未処理の事例がないと判定した場合(ステップS66でNO)、判定モデル16についてのパラメータ等を記憶し(ステップS67)、処理を終了する。
判定モデル16を用いた課題判定処理について説明する。図35に示した処理手順の一部が異なる。図35のステップS53は不要である。ステップS54及びステップS55は次のように変更する。制御部11はステップS52で取得した情報を判定モデル16に入力し、出力として予測される問題・課題を取得する。制御部11は取得した問題・課題を出力する。
本実施の形態においては、企業の問題・課題が含まれた過去の事例と、事例の対象となった企業についての種々の情報とに基づいて、学習を行った判定モデル16を用いる。ユーザは、コンサルティング対象の企業についての情報を収集し、判定モデル16に入力することで、対象の企業が抱えていると予想される問題・課題を得ることが可能となる。
本実施の形態において、判定モデル16としてRNN(Recurrent Neural Network)を採用し、定性データ及び定量データを時系列データとし、各時系列データと問題・課題とを対応付けた教師データで、判定モデル16の学習を行ってもよい。判定モデル16で問題・課題を判定する際には、定性データ及び定量データの時系列データを判定モデル16に入力し、判定モデル16に出力として、問題・課題を習得する。
(実施の形態4)
本実施の形態は、事例から顧客企業向けの提案書を作成する機能に関する。当該機能は、上述の実施の形態1から3に追加されるものである。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。
図39は提案書作成処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザは提案書の作成対象とするケースを選択する。例えば、対象企業DB133に基づいて作成した顧客企業の一覧から1つの顧客企業を選択する。選択情報はユーザ端末2から提供サーバ1へ送信される。制御部11は選択された顧客企業に対応するケースIDを取得する(ステップS81)。制御部11は顧客企業が抱えていると予想されるテーマ及び問題・課題を取得する(ステップS82)。制御部11はケースIDをキーに検索履歴DB136を検索し、ヒットしたレコードのテーマ列の値、課題列に記憶してある課題番号を取得する。さらに、課題番号に対応した問題・課題を、課題類型DB134の課題列から取得する。制御部11は事例を取得する(ステップS83)。ユーザが閲覧した事例については、閲覧履歴DB13Dの閲覧事例列に記憶してあるケースIDを取得し、当該ケースIDに対応付いた事例情報を事例DB137から取得する。閲覧履歴に加えて、ブックマークしている事例を取得してもよい。ブックマークDB13EのケースID列に記憶してあるケースIDを取得し、当該ケースIDに対応付いた事例情報を事例DB137から取得する。制御部11は取得した事例をユーザ端末2へ送信し、ユーザ端末2は取得した事例を表示する。ユーザは提案書に含める事例を選択する。事例の選択情報はユーザ端末2から提供サーバ1へ送信される。制御部11は事例の選択情報を取得する(ステップS84)。制御部11は選択された事例に対応した商材及び業者の情報を取得する(ステップS85)。制御部11はケースIDを検索キーにして商材実績DB13Aを検索し、各事例で採用された商材の商材IDを取得する。取得した商材IDを検索キーに商材DB139を検索し、商材の情報を取得する。また、制御部11は事例情報に対応した業者IDを検索キーに業者DB13Fを検索し、業者の情報を取得する。制御部11は上記で取得した情報を元に提案書を作成する(ステップS86)。提案書は例えばPDF形式とする。制御部11は作成した提案書を出力し(ステップS87)、処理を終了する。
図20で示したステップS14とステップS15との間で提案書を提案書作成処理により、作成することが可能である。すなわち、ユーザは、検索結果として得た事例の一覧から、顧客企業に適合しそうな事例を選択し、詳細を確認する。ユーザは事例の詳細情報を確認し、顧客企業に適合する事例を選択する。ユーザは選択した事例に基づく提案書の作成を指示する。図39のステップS85以降が実行され、提案書が作成される。
図40及び図41は提案書の例を示す説明図である。図40Aは表紙ページの例を示す。表紙ページは宛名401、ロゴ402及びタイトル403を含む。タイトル403は選択した事例等に基づき作成する。または、ユーザの入力による。宛名401はケースの対象となっている顧客企業の名称が入力される。当該名称は対象企業DB133の企業名列から取得する。ロゴ402はユーザ企業のロゴマークである。ロゴマークは例えばユーザ企業DB132に記憶しておく。図40Bは問題・課題の表示ページである。当該ページは、顧客企業が抱えていると予想される経営課題のテーマ、問題及び課題をノードで示し、互いの関係をリンクで表現したグラフ図404を含む。グラフ図404は事例を検索する際に指定した問題・課題や、選択した事例に基づき作成される。図40Cは解決事例ページの例を示す。例えば、ユーザが選択した課題が3つであり、各課題についての事例が1つずつ選択したのであれば、解決事例ページは3つの事例を含む。解決事例ページに記載される内容は、図27及び図28に示した事例詳細画面d04の表示内容と同様である。図41Aは企業・商品の紹介ページである。選択した事例に対応付けられた商品の情報や、事例を登録した業者の情報が表示される。図41Bはその他ページの例を示す。その他ページは事例に対応付いた補足情報が記載される。提案書のフォーマットはユーザ企業毎に用意され、ユーザの所属するユーザ企業のフォーマットを制御部11は選択して、提案書を作成する。
本実施の形態においては、提案書作成に不慣れなユーザであっても、顧客企業向けの提案書を簡単かつ迅速に作成可能である。
(実施の形態5)
上述したように、商材DB139が記憶する商材については、ユーザ企業が販売代理店となることを希望すれば、業者の承認なく、提供システム100が販売代理権を付与する仕組みとなっている。本実施の形態は当該業務を支援する機能に関する。当該機能は、上述の実施の形態1から4に追加されるものである。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。
提供システム100の運営会社(管理者)は、商材を販売する業者と包括的な販売契約を行い、提供システム100のユーザであれば、運営会社は業者の許可なく、ユーザに商材の販売代理権を付与できるものとする。業者は対象とする商材を商材DB139に登録する。
一方、ユーザは商材DB139に登録してある商材を提供システム100で利用登録することで、顧客企業へ販売することが許可される。図42は利用登録処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザはユーザ端末2の表示部26に表示された機能一覧から商材の利用登録を選択する。ユーザ端末2の制御部21は商材一覧要求を提供サーバ1へ送信する(ステップS101)。提供サーバ1の制御部11は商材一覧要求を受信する(ステップS102)。制御部11は一覧を作成し、ユーザ端末2へ送信する(ステップS103)。ユーザ端末2の制御部21は一覧を受信し、表示部26に表示する(ステップS104)。ユーザは一覧から登録したい商材を選択する。制御部21は選択情報を取得し、提供サーバ1へ送信する(ステップS105)。提供サーバ1の制御部11は選択情報を受信する(ステップS106)。制御部11は選択された商材の詳細画面を作成し、ユーザ端末2へ送信する(ステップS107)。ユーザ端末2の制御部21は詳細画面を受信し、表示部26に表示する(ステップS108)。ユーザ端末2は処理を選択する。制御部21は選択された処理が登録であるか否かを判定する(ステップS109)。制御部21は選択された処理が登録であると判定した場合(ステップS109でYES)、登録要求を提供サーバ1へ送信する(ステップS110)。提供サーバ1の制御部11は登録要求を受信する(ステップS111)。制御部11は登録を行う(ステップS112)。制御部11はユーザIDに対応付いている企業IDと、選択されている商材の商材IDとを対応付けて、登録商材DB13Cに記憶する。制御部11は登録完了をユーザ端末2へ送信する(ステップS113)。ユーザ端末2は完了を受信し、表示部26に表示した(ステップS114)後に、処理を終了する。制御部21は選択された処理が登録であると判定しなかった場合(ステップS109でNO)、選択された処理が戻るであるか否かを判定する(ステップS115)。制御部11は選択された処理が戻るであると判定した場合(ステップS115でYES)、処理をステップS101へ戻す。制御部11は選択された処理が戻るでないと判定した場合(ステップS115でNO)、処理を終了する。
図43は商材一覧画面の例を示す説明図である。商材一覧画面d07は図42のステップS104で表示される画面である。商材一覧画面d07は商材画像d071、商品概要d072及び属性アイコンd073並びに切替タブd074を含む。商材画像d071は商材のロゴ画像等である。商品概要d072は商材の名称、評価、利用者数を含む。属性アイコンd073は商材の属性を表すアイコンを含む。属性は価格、機能、ユーザ層などである。切替タブd074は商材グループを切り替えるためのタブである。グループは、おすすめ、ランキング、カテゴリ、高収益、新着などである。
図44は商材詳細画面の例を示す説明図である。商材詳細画面d08は図42のステップS108で表示される画面である。商材詳細画面d08は商材画像d081、商材概要d082、動画d083、詳細説明d084、登録ボタンd085及び戻るボタンd086を含む。商材画像d081は商材のロゴ画像等である。商材概要d082は商材の名称、評価、利用者数を含む。動画d083は商材を紹介する動画である。詳細説明d084は商材の説明文章である。登録ボタンd085を選択すると、登録の指示が送信される。戻るボタンd086を選択すると、商材一覧画面d07へ戻る。
本実施の形態にあっては、ユーザは契約手続の手間を掛けることなく、新たな商材の販売代理権を習得することが可能となる。
(実施の形態6)
上述の実施の形態では、提供システムのユーザは顧客企業に提案を行う金融機関の行員を想定していたが、それに限らず顧客企業の社員、業者の社員等をユーザに含めてもよい。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。以下、金融機関の行員を銀行ユーザ、顧客企業の社員等を企業ユーザ、業者の社員等を業者ユーザと呼ぶ。銀行ユーザ、企業ユーザ及び業者ユーザの情報は、ユーザDB131に記憶する。ユーザDB131に例えば、種別列を追加し、種別列の値で銀行ユーザ、企業ユーザ又は業者ユーザの区別が行えるようにする。また、顧客企業、業者についての情報はユーザ企業DB132に記憶する。それに伴い列を追加し、記憶できるデータ項目を増やしてもよい。例えば、ユーザ企業DB132に、顧客企業を担当する金融機関の銀行ユーザのユーザIDを記憶してもよい。
本実施の形態は、企業ユーザの閲覧履歴が所定の条件を満たす場合、銀行ユーザへ通知を行う形態に関する。企業ユーザの閲覧履歴から、顧客企業が抱えている問題・課題が浮き彫りになった場合に、当該企業を担当する銀行ユーザに通知する。企業ユーザが特定の問題・課題に対する検索を行っている場合、当該問題・課題を企業が抱えている可能性が高いと想定する。また、企業ユーザが特定の事例を短期間に繰り返し参照している場合、事例と同じ問題・課題を抱え、同様な解決手段を求めている可能性が高いと想定する。
図45は通知ポイントDBの例を示す説明図である。通知ポイントDB13Hは閲覧履歴を点数化するための情報を記憶する。通知ポイントDB13Hは条件列及びポイント列を含む。条件列はポイントを付与する条件を記憶する。ポイント列は閲覧履歴が条件にマッチした場合に付与するポイントを記憶する。
図46は通知処理の手順例を示すフローチャートである。通知処理はバッチ処理等により繰り返し実行する。提供サーバ1の制御部11は処理対象とする企業を選択する(ステップS141)。制御部11は企業に所属する企業ユーザの閲覧履歴を取得する(ステップS142)。制御部11は通知ポイントDB13Hと閲覧履歴とを対照し、通知ポイントDB13Hの条件列に適合する履歴に基づき、事例毎にポイントを合算したスコア算出する(ステップS143)。制御部11はスコアが閾値を超えているか否かを判定する(ステップS144)。閾値は予め設定しておく。制御部11はスコアが閾値を超えていると判定した場合(ステップS144でYES)、アラートを送信する(ステップS145)。アラートは例えば電子メールよる通知である。電子メールの宛先は企業を担当する銀行ユーザである。企業と銀行ユーザとの対応関係は、ユーザ企業DB132に予め記憶しておく。担当する銀行ユーザの電子メールアドレスはユーザDB131のメールアドレス列から取得する。制御部11はスコアが閾値を超えていないと判定した場合(ステップS144でNO)、処理をステップS146へ移す。制御部11は未処理の企業があるか否かを判定する(ステップS146)。制御部11は未処理の企業があると判定した場合(ステップS146でYES)、処理をステップS141へ戻し、未処理の企業に対する処理を行う。制御部11は未処理の企業がないと判定した場合(ステップS146でNO)、処理を終了する。
本実施の形態においては、企業ユーザの閲覧履歴から、顧客企業が抱えている問題・課題が浮き彫りになった場合に、当該企業を担当する銀行ユーザに通知するので、銀行ユーザは通知に基づき、顧客企業への提案を行うことが可能となる。
(実施の形態7)
本実施の形態は顧客企業へのアンケートを行う形態に関する。本実施の形態において、システム構成、提供サーバ1のハードウェア構成等は実施の形態1と同様である。以下の説明において、企業端末は上述のユーザ端末2と同様である。
図47はアンケート収集処理の手順例を示すフローチャートである。アンケート収集処理はバッチ処理により、繰り返し実行する。または、各ケースのステータスを管理している依頼DB138が更新されたら実行する。提供サーバ1の制御部11は完了ケースがあるか否かを判定する(ステップS151)。制御部11は依頼DB138を検索し、ステータスが完了となっているケースがあるか否かを判定する。例えば、ステータス列の値が「完了」であるケースである。制御部11は完了ケースがないと判定した場合(ステップS151でNO)、処理を終了する。制御部11は完了ケースがあると判定した場合(ステップS151でYES)、依頼メールを企業端末宛に送信する(ステップS152)。企業端末は依頼メールを受信する(ステップS153)。依頼メールを読んだ企業ユーザは作業を開始する。企業端末はアンケート画面の要求を提供サーバ1へ送信する(ステップS154)。登録画面の要求は例えばHTTPリクエストである。提供サーバ1の制御部11は要求を受信する(ステップS155)。制御部11はアンケート画面を生成し企業端末へ送信する(ステップS156)。企業端末はアンケート画面を受信し、表示部に表示する(ステップS157)。企業ユーザはアンケート画面に表示された質問を読み、回答を入力し、送信を指示する。企業端末は回答を受け付け、提供サーバ1へ送信する(ステップS158)。提供サーバ1の制御部11は回答を受信し、補助記憶部13に記憶する(ステップS159)。制御部11はケースのステータスを更新する(ステップS160)。ステータスが「完了」であれば、「完了・アンケート済」とする。ステータスが「登録済」であれば、「登録済・アンケート済」とする。それに伴い、事例登録処理のステップS40の処理内容を適宜変更する。制御部11はアンケート結果に基づき、業者の評価、商材の評価、参照された事例の評価等を更新し(ステップS161)、処理を終了する。
アンケートにより収集する項目としては、NPS(登録商標)(Net Promoter Score)、満足度、改善点、現在困っていること等である。NPSは、コンサルティングを受けた業者に対して、どれくらいの愛着や信頼があるかを数値化する指標である。NPSは、「今回、コンサルティングを受けた業者や購入した商材を同僚や他部署に薦めたいと考えますか?0〜10の11段階でお答えください。」、「その理由を教えてください。」等の質問により、他者への推奨度を数値化した指標である。満足度はコンサルティングの満足度や購入した商材に対する満足度である。改善点はコンサルティングや商材に対して改善すべき点である。現在困っていることはコンサルティング受けた後、商材を購入した後に新たなに発生又は気づいた業務上の問題である。購入した商材に対する評価については数値評価(5点満点で何点か)を収集してもよい。
(管理画面)
次に提供システム100の管理機能について説明する。管理機能はユーザ種別により異なる。図48及び図49は管理画面の例を示す説明図である。図48Aは企業ユーザ向けの管理画面の例を示す。管理画面d09はメニュー一覧d091及び戻るボタンd092を含む。メニュー一覧d091に含むメニューは例えば、メニュー1「ビジネスマッチング案件管理」、メニュー2「お気に入り事例、商品管理」、メニュー3「キャンペーン等お知らせ」である。メニュー1は問題・課題を解決するための依頼を、業者に送信した案件を一覧表示したり、各案件の状況を確認したりする機能を提供するメニューである。メニュー2は事例のブックマークを参照したり、提供システム100を介して購入した商品を参照したりする機能を提供するメニューである。メニュー3はキャンペーンのお知らせ等の提供システム100からの通知を表示する機能を提供するメニューである。戻るボタンd092はホーム画面等に戻るためのボタンである。
図48Bは銀行ユーザ向けの管理画面の例を示す。管理画面d10はメニュー一覧d101及び戻るボタンd102を含む。メニュー一覧d101に含むメニューは例えば、メニュー1「ビジネスマッチング実績集計、レポート作成」、メニュー2「ビジネスマッチングの傾向分析、予測」、メニュー3「ビジネスマッチング商品の追加」、メニュー4「ビジネスマッチングの案件管理」である。メニュー1は提供システム100を利用して、ユーザ企業に業者を紹介した案件の実績を集計したり、実績についてのレポートを作成したりする機能を提供するメニューである。当該メニューにより、銀行ユーザは例えば、マッチング件数、閲覧履歴、売上高、手数料、満足度、NPS、成約率、提案数、成約リードタイム、及び売れ筋等の指標を参照することが可能である。これらの指標は、行員別、エリア別、商材別に算出した値を参照することも可能である。メニュー2はビジネスマッチングの傾向分析、予測を提供するメニューである。ビジネスマッチングの傾向は、閲覧履歴から、成約した案件に多く引用されている事例の傾向等を分析する。予測機能は実施の形態3で述べた判定モデル16を用いた顧客企業の問題・課題の予測である。メニュー3はビジネスマッチング商品を追加する機能を提供するメニューである。当該機能は、実施の形態5で述べた商材の利用登録機能である。メニュー4はビジネスマッチングの案件管理機能である。当該機能は、企業ユーザ向けの管理画面d09のメニュー1で提供する機能と同様である。戻るボタンd102はホーム画面等に戻るためのボタンである。
図49Aは業者ユーザ向けの管理画面の例を示す。管理画面d11はメニュー一覧d111及び戻るボタンd112を含む。メニュー一覧d111に含むメニューは例えば、メニュー1「ビジネスマッチング実績集計、レポート作成」、メニュー2「ビジネスマッチングの傾向分析、予測」、メニュー3「ビジネスマッチング商品の編集」、メニュー4「キャンペーン管理」、メニュー5「ビジネスマッチングの案件管理」、メニュー6「事例管理」である。メニュー1及びメニュー2で提供する機能は、銀行ユーザ向けの管理画面d10のメニュー1及びメニュー2で提案される機能と同様である。メニュー3は提供している商品の情報を編集する機能を提供する。メニュー4はコンサルティングや商品の販促などのキャンペーン情報の追加、編集等の機能を提供する。メニュー5で提供する機能は、銀行ユーザ向けの管理画面d10のメニュー4で提供する機能と同様である。メニュー6は業者が過去に担当した案件を事例として登録したり、登録した事例を修正したりする機能を提供する。戻るボタンd112はホーム画面等に戻るためのボタンである。
図49Bは提供システム100の運用者向けの管理画面の例を示す。管理画面d12はメニュー一覧d121及び戻るボタンd122を含む。メニュー一覧d121に含むメニューは例えば、メニュー1「ビジネスマッチング実績集計、レポート作成」、メニュー2「ビジネスマッチングの傾向分析、予測」、メニュー3「事例管理」、メニュー4「商品管理」である。メニュー1、メニュー2及びメニュー3で提供する機能は、業者ユーザ向けの管理画面d11のメニュー1、メニュー2及びメニュー6で提供する機能と同様である。戻るボタンd122はホーム画面等に戻るためのボタンである。なお、企業ユーザ、銀行ユーザ、業者ユーザ、運用者により、参照及び変更するデータの範囲は異なる。そのため、同様な機能であっても、各ユーザが扱えるデータの範囲は異なる。
(実施の形態8)
本実施の形態は教育機能に関する。提供システム100を用いることにより、銀行ユーザや業者ユーザは顧客企業の問題・課題を予測し、当該問題・課題を解決した過去の事例を含む提案書を作成することが可能である。しかし、提案活動にはプレゼンテーションが必要なことが多い。プレゼンテーションの技能は、経験の蓄積により向上する。しかし、効果的なプレゼンテーションの例を見て学ぶことから、ある程度の技能向上は期待される。本実施の形態は、プレゼンテーションの技能向上を目指した教育機能に関する。より具体手には優秀な営業員のプレゼンテーションの内容が分かるシナリオを提供する。営業員とは銀行ユーザ又は業者ユーザであり、顧客企業においてプレゼンテーションを行う者である。
本実施の形態において、システムの全体構成は実施の形態1等と同様であるが、動画コンテンツを作成する際に、営業員が使用するユーザ端末2又は業者端末3に求められる構成が異なる。以下、営業員が使用するユーザ端末2又は業者端末3を営業員端末と呼ぶ。営業員端末はカメラやマイクを備えており、営業員がプレゼンテーションしている様子を動画として記憶可能としてある。それと同時に、プレゼンテーションで使用したスライド又はスライドを表示した画面を画像として時間データと対応付けて記憶することが可能である。
図50はシナリオDBの例を示す説明図である。シナリオDB13Iは、過去に営業員が行ったプレゼンテーションについてのシナリオを記憶する。シナリオDB13Iは提供サーバ1の補助記憶部13等に記憶する。シナリオDB13IはシナリオID列、ユーザID列、ケースID列、顧客企業ID列、番号列、配分列、利用画面列、トーク列及び音声列を含む。シナリオID列はシナリオを一意に特定可能なシナリオIDを記憶する。ユーザID列はプレゼンテーションを行ったユーザのユーザIDを記憶する。ケースID列はプレゼンテーションに対応するケースがある場合に当該ケースのケースIDを記憶する。顧客企業ID列はプレゼンテーションの対象となった顧客企業の企業IDを記憶する。番号列はプレゼンテーションの場面を示す順番号を記憶する。配分列は各場面の所要時間を記憶する。利用画面列はプレゼンテーションに使用されたスライド画像を記憶する。利用画面列は画像データを保存するのではなく、画像データを記憶した画像ファイルのファイル名を記憶してもよい。トーク列はプレゼンテーションにおける営業員の音声をテキストに起こしたものを記憶する。音声列はプレゼンテーションにおける営業員の音声を記憶する。音声列は音声データを保存するのではなく、音声データを記憶した音声ファイルのファイル名を記憶してもよい。
図51は共有設定DBの例を示す説明図である。共有設定DB13JはシナリオDB13Iに記憶しているシナリオの共有範囲、シナリオを参照できるユーザの条件を記憶する。共有設定DB13Jは提供サーバ1の補助記憶部13等に記憶する。共有設定DB13JはシナリオID列、企業ID列、エリア列、支店列及びユーザID列を記憶する。シナリオID列はシナリオIDを記憶する。企業ID列はシナリオが参照可能な企業の企業IDを記憶する。エリア列はシナリオが参照可能なエリアを記憶する。支店列はシナリオが参照可能な支店を記憶する。ユーザID列はシナリオが参照可能なユーザを記憶する。
共有設定DB13Jの値設定は例えば次のように行う。所定企業の所属する全てのユーザがシナリオを参照可能とする場合、企業ID列の値を設定し、エリア列、支店列及びユーザID列には値を設定しない。所定企業の所定エリアに所在する支店所属のユーザがシナリオを参照可能とする場合、企業ID列及びエリア列の値を設定し、支店列及びユーザID列には値を設定しない。所定企業の所定の支店所属のユーザがシナリオを参照可能とする場合、企業ID列及び支店列の値を設定し、エリア列及びユーザID列には値を設定しない。所定企業の所定のユーザがシナリオを参照可能とする場合、企業ID列及びユーザID列の値を設定し、エリア列、支店列及びユーザID列には値を設定しない。
図52はシナリオ表示画面の例を示す説明図である。シナリオ表示画面d13はシナリオDB13Iに記憶しているシナリオを表示する。シナリオ表示画面d13は時間配分領域d131、画面表示領域d132、テキスト表示領域d133、音声提供領域d134及び戻るボタンd135を含む。時間配分領域d131は各場面における所要時間を表示する。画面表示領域d132は各シーンで表示された画面を表示する。テキスト表示領域d133は各シーンで営業員が話したことをテキスト化したものを表示する。音声提供領域d134は各シーンで営業員が話した音声を提供する。各シーンに表示されているボタンを選択すると音声の再生が開始する。戻るボタンd135はホーム画面等に戻るためのボタンである。
本実施の形態においては、経験の浅い営業員に、効果的なプレゼンテーションの例を視聴できる動画シナリオを提供することで、プレゼンテーション技能の向上を図ることが可能となる。
以上の実施の形態に関して補足する。ユーザは主として金融機関の職員であると述べた。金融機関の職員以外でユーザとして、個人事業主や法人が相談相手として接する可能性がある士業従事者、コンサルタント、営業マン、保険外交員、又は投資関係者が想定される。士業従事者は公認会計士、行政書士、社会保険労務士、又は中小企業診断士等である。コンサルタントは経営コンサルタント、労働安全コンサルタント、又はビジネスコンサルタント等である。投資関係者は、ハンズオン型ベンチャーキャピタルのファンドマネージャーや、投資ファンドのバリューアップ担当者である。ユーザとして、金融機関の職員以外の者を受け入れる実装においては、ユーザ企業DB132に業種を記憶する列が追加される。また、金融機関以外のユーザ企業については、金融機関コード列は値なしか空白となる。
提供システム100へアクセスする者として、ユーザ、業者、顧客(エンドユーザ)を示したが、それ以外に提供システム100の運営者が、提供システム100へアクセス可能である。運営者は、ユーザ、業者、顧客と異なる立場から、各者の業務支援やコミュニケーションのサポート等を行い、又、提供システム100の機能改善や利便性向上等を検討する。
図20のステップS16において、マッチング依頼を業者端末3へ送信するとしたが、それに限らない。提供サーバ1の制御部11は、マッチング依頼を運営者の端末へ送信し、運営者が業者宛に転送、又は、改めてマッチング依頼送信の指示を制御部11に行ってもよい。運営者から業者へ電話・FAXで連絡をしてもよい。ユーザ又は顧客の求めに応じて、マッチング依頼の送信先として、業者及び運営者以外の者を設定可能としてもよい。例えば、ユーザが所属する銀行の本部である。また顧客企業を含めてもよい。さらに、マッチング依頼の送信は1者のみに限らず、業者と運営者との2者へ、業者と運営者と業者及び運営者以外の者との3者へ送信してもよい。送信先等は後述する事例属性DB13Kに記憶する。
実施の形態6において、企業ユーザの閲覧履歴に基づき、事例毎にスコア算出し、算出したスコアが閾値を超えている場合、当該企業を担当するユーザに通知するとしたが、それに限らない。通知先に運営者、ユーザが所属する企業の本部にも通知してもよい。通知先は、ユーザ、運営者、本部から選択した1者又は2者でもよい。これらの設定は、事例属性DB13Kの送信先列と同様な項目列を、ユーザ企業DB132に設けて設定する。
事例によっては、商材が複数であり、複数の業者が関わったケースがある。このような事例においては、各業者の役割や立場が一律ではない場合もある。そのため、マッチング依頼を関わった業者のうち、特定の業者へのみ送信すべきケースもありうる。そのため、事例毎にマッチング依頼の送信方法が設定できることが望ましい。
実施の形態4において、制御部11は提案書作成する際、ユーザ企業毎に用意された提案書のフォーマットを用いて、提案書を作成すること、当該フォーマットにはユーザ企業のロゴ402が含まれていることを説明した。当該フォーマットには、使用する書体、文字サイズ、文字色の情報を含んでよい。ロゴ402については、カラーのものと白黒のものとを用意し、カラー印刷及び白黒印刷に対応可能であることが望ましい。
提供システム100においては、事例の活用と新たな事例データの収集が重要な点の1つである。その実現のためには、事例に種々の属性の付与することが望ましい。そこで、事例の属性を記憶する属性データベースを設ける。図53は事例属性DBの例を示す説明図である。事例属性DB13KはケースID列、業種列、所在地列、売上規模列、従業員数列、創業年数列、業績傾向列、営業エリア列、検索ヒット列、参照列、ブックマーク列、依頼列、成約列、転換率1列、転換率2列、転換率3列、ユーザ列、補助金列、助成金列及び送信先列を含む。業種列から業績傾向列は事例と対応付いている企業について、典型課題DB135の同名の列と同様の値を記憶する。営業エリア列は企業の営業エリアを記憶する。ここまでの列の値は事例となる問題・課題の解決に着手する前の値とする。検索ヒット列は事例が検索にヒットした回数(検索ヒット回数)を記憶する。参照列は詳細内容が参照された回数(参照回数)を記憶する。ブックマーク列はユーザによりブックマーク登録された回数(ブックマーク登録数)を記憶する。依頼列はマッチング依頼に至った回数(依頼回数)を記憶する。成約列は事例に基づきエンドユーザが業者との契約に至った回数(成約数)を記憶する。転換率1列、転換率2列及び転換率3列は転換率を記憶する。転換率はコンバージョン率、変換率ともいう。本明細書では転換率として3つの値を扱う。転換率1列、転換率2列及び転換率3はそれぞれ次に定義する転換率1、転換率2、転換率3の値を記憶する。転換率1はマッチング依頼数÷参照回数である。転換率2は成約数÷参照回数である。転換率3は参照回数÷検索ヒット数である。転換率はこれらの定義に限らず他の定義でもよい。ユーザ列はユーザ、顧客ユーザから寄せられた評価を点数として表した数値(ユーザ評価点)を記憶する。補助金列は事例に対応付く商材を購入する場合に、補助金が使えるか否かを記憶する。助成金列は事例に対応付く商材を購入する場合に、助成金が使えるか否かを記憶する。補助金、助成金が使える場合、補助金列、助成金列それぞれは補助金、助成金の識別情報を記憶する。送信先列はマッチング依頼の送信先についての設定を記憶する。送信先列は運営者列、業者列及びその他列を記憶する。運営者列はマッチング依頼を運営者へ送信するか否かを記憶する。運営者へ送信する場合、運営者列は○を記憶する。運営者へ送信しない場合、運営者列は×を記憶する。業者列は業者へ送信するか否かを記憶する。業者へ送信しない場合、業者列は×を記憶する。事例に関係する全ての業者へ送信する場合、業者列は○を記憶する。事例に関係する全ての業者の中でもっと重要な役割を果たした業者のみへ送信する場合、業者列は筆頭を記憶する。なお、事例DB137の業者ID列において、重要な役割を果たした業者の業者IDが筆頭に記憶されている、又は業者IDに果たした役割の重要度を示す値が付されているものとする。その他列は運営者及び業者以外へ送信する場合に送信先を記憶する。ユーザが属する企業の本部へ送信する場合、その他列は本部を記憶する。本部のメールアドレスはユーザ企業DB132に記憶する参照したユーザに関わらず固定した先に送信する場合、その他列は送信先のメールアドレスを記憶する。
事例属性DB13Kは、検索ヒット列から転換率3列の値については、随時更新を行う。また、検索ヒット列から転換率3列の値は、期間を限り、例えば直近3ヶ月に限り、算出することとし、期間をおいて更新してもよい。補助金列、助成金列についても、随時更新を行うことが望ましい。なお、事例属性DB13Kが記憶する属性の一部又は全てを事例DB137に記憶するようにしてもよい。また、事例属性DB13Kが記憶する属性を複数のグループに分割し、グループ毎にデータベースを設けてもよい。事例属性は事例の検索方法や、連携するシステムにより必要なものが異なるため、データベースを分割すると処理効率が上がる場合がある。また、事例属性は変更されない静的データと、随時変更される動的データとを含むので、この観点で分割してもよい。検索ヒット数列から転換列3列に記憶する値は、ユーザ企業毎に集計してもよい。この場合、ユーザ企業毎の集計値は、事例属性DB13Kとは別に、ユーザ企業毎に設けたデータベースに記憶してもよい。
(実施の形態9)
本実施の形態は、事例の表示件数を絞り込む形態に関する。図20のステップS9の説明において、問題・課題に対応付けられた事例が一覧表示されるとしたが、一覧ではなく1つの事例のみを表示してもよい。検索にヒットした事例が複数の場合でも、その中から1つを選択して表示してもよい。例えば、事例属性DB13Kの検索ヒット列からユーザ列までの値に基づき、事例毎の評価点を算出し、制御部11は最も評価点が大きいものを選択する。また、制御部11は検索にヒットした事例が3つ以下の場合は、すべて表示し、3を超える場合には評価点の大きいものから3つ事例をユーザ端末2に表示させてもよい。なお、3という閾値は5、8等でもよい。または、カールセルを用いて、選択した複数の事例を順番に1つずつ表示してもよい。複数の事例を一覧表示する際に、評価値の降順にソートを行い、評価値が大きいものから表示するようにしてもよい。評価値は検索ヒット列からユーザ列までの値を全て参照して求めるだけでなく、一部の値を用いてもよい。さらに、評価値を算出する際に用いる値を、ユーザ毎、ユーザ企業毎に設定可能としてもよい。
また、事例を表示する場合において、次のような情報を合わせて表示してもよい。制御部11は商材実績DB13Aに基づき、事例に対応付けられた商材の情報、例えば商材詳細画面d08(図44)に示した情報をユーザ端末2に表示させユーザ端末2に表示させる。また、制御部11は、事例に関わった業者や商材についての顧客の口コミ情報をユーザ端末2に表示させてもよい。制御部11は、例えば実施の形態7で示したアンケート処理(図47)において、業者や商材についての評価や感想(口コミ)を自由記述のテキストとして収集し、業者に関する評価は業者DB13Fに、商材についての評価は商材評価DB13Bに記憶する。制御部11は、事例DB137に記憶してある業者IDを用いて、業者DB13Fを検索し、事例に関わった業者の口コミ情報を取得し、商材実績DB13Aに基づき、事例に対応付けられた商材の口コミ情報を取得し、ユーザ端末2に表示させる。
顧客が利用可能性のある助成金・補助金の情報を表示してもよい。助成金、補助金ともに返還不要で交付される資金である。助成金は原則通年を通して申請可能で、条件に合致していれば、ほぼ採択される。一方、補助金は、助成金よりも種類が豊富、支給額が助成金に比べて大きい場合が多い、経費の適用範囲が広いものの、公募期間が短く年に数回のみという場合が多く、採択されるのが難しいと違いがある。図54は助成金・補助金DBの例を示す説明である。助成金・補助金DB13LはID列、区別列、名前列、条件1列、条件2列、条件3列、条件4列、及び条件5列を含む。ID列は助成金及び補助金を一意に特定可能なIDを記憶する。区別列は助成金であるか、補助金であるかの区別を記憶する。助成金の場合、区別列は助成金と記憶する。補助金の場合、区別列は補助金と記憶する。名前列は助成金又は補助金の名前を記憶する。条件1列から条件5列は助成金又は補助金を受けるための条件を記憶する。助成金又は補助金を受けるための条件が5個もない場合、条件5列等は空白又は未設定を示す「−」などを記憶する。条件列の数は1から4個でもよいし、6個以上でもよい。図54において、条件1列から条件5列で示す条件(ただし、空白、未設定は除く)をすべて満たす場合に、助成金又は補助金を受けられる条件を満たすと判定する。ただし、条件1列から条件5列の値で「+」は、「+」が付加されている複数の条件のいずれか1つを満たした場合に、条件を満たすと判定する。図53において、ID=A1の65歳超雇用推進助成金は、中小企業であって、高齢者雇用を行っている企業が対象となる。条件2は全国であるので、日本で営業していれば対象となる。助成金・補助金DB13Lは運営者が構築する他、補助金申請や事業支援のサポートを目的としたWebサイトと連携して、データをインポートしてもよい。
事例とともに助成金・補助金の情報を表示する際には、提供サーバ1の制御部11は、助成金・補助金DB13Lの条件1列から条件5列に記憶されている条件を顧客が満たす否かを判断するための情報を、対象企業DB133から取得する。対象企業DB133に記憶されていない情報は、例えば顧客のIR情報サイト、EDINET(Electric Disclosure for Investors’ Network)で公開されている有価証券報告書、信用調査会社のデータベースから、制御部11は必要な情報を取得する。制御部11は取得した情報と助成金・補助金DB13Lの条件1列から条件5列に記憶されている条件とを対照し、顧客が条件を満たすか否かを判定する。制御部11は条件を満たす助成金・補助金の情報をユーザ端末2に表示させる。助成金・補助金の情報を、助成金・補助金の情報を発信しているWebサイトから取得してもよい。
さらに、選択した事例とともに、ホットな事例、関連事例を表示してもよい。ホット事例とは、全ての事例の中で、直近(例えば直近3ヶ月)に参照回数が最も多い事例や、顧客と業者との成約のきっかけとなった回数が多い事例等である。当該回数は、依頼DB138の選択事例列に記憶されたケースIDを数える上げることで求めることが可能である。関連事例は、特定された問題・課題と同じテーマに含まれる別の問題・課題に対応付けられた事例である。制御部11は課題類型DB134及び事例DB137を参照して、関連事例を選択し、ユーザ端末2に表示させる。関連事例は、選択した事例に対応付けられた業者が手掛けた他の事例であって、最もホットな事例としてもよい。
さらに、ユーザと類似する他のユーザが参照した事例を表示してもよい。ユーザ間の類似度はユーザDB131、ユーザ企業DB132に記憶しているユーザ属性、ユーザ企業の属性から判定する。ユーザDB131にユーザの性別、年齢、職種、勤務場所、担当エリアを記憶する列を追加し、類似度を判定する際にこれらのデータを用いてもよい。提供システム100でのユーザの行動履歴から類似度を判定してもよい。行動履歴による類似度の判定は、例えば、閲覧履歴DB13D、ブックマークDB13Eに記憶されたデータから行う。
ユーザ間の類似度を算出するのではなく、ユーザ属性、ユーザ企業の属性やユーザの行動履歴により、ユーザを類型化しておき、同じ類型に属する他のユーザ参照した事例を表示してもよい。例えば、MZ銀行のユーザAは、東京勤務、類型Aタイプであり、Aという事例を参照していた場合、RS銀行のユーザであって、東京勤務、類型AタイプのユーザBに対して、Aという事例をおすすめ事例として表示する。
本実施の形態においては、1つの事例を表示することにより、ユーザは事例に基づくマッチング依頼を行うか否かを十分に検討することが可能となる。また、選択肢は多くとも少なくともユーザが判断する可能性があることを考慮して3つの事例を表示することにより、ユーザは迷いなく事例を選択することが可能となる。
事例と共に事例と結びつく商材の情報を表示することにより、問題・課題を解決するための工程、作業等を具体的に思い描くことが可能となる。また、口コミ情報を表示することにより、業者や商材の評価を具体的に把握でき、選択した事例に基づきマッチング依頼を行うか否かの判断の一助となる。
顧客が利用可能性のある補助金・助成金を示すことで、問題・課題を解決するために要する資金の調達見込みを立てることが可能となる。ホットな事例、関連事例を表示することより、特定された問題・課題以外に顧客が抱えている問題・課題に、ユーザが気付く可能性がある。
本実施の形態において、事例を1つ表示する場合、事例一覧画面d03の表示は省略し、事例詳細画面d04をユーザ端末2に表示させてもよい。
(変形例1)
本変形例は実施の形態1に関連する。実施の形態1において、ユーザは顧客企業が抱えていると予想される問題・課題を、提供システム100から得るためには顧客企業の情報の入力が必要である。入力項目は、必須項目として業種及び売上規模、任意項目として、所在地、従業員数、創業年数、業績傾向等である。本変形例では、これらの項目の入力を省略可能する。すなわち、ユーザは顧客企業の識別情報を入力するだけで、抱えていると予想される問題・課題を得ることが可能となる。識別情報は会社名、証券コード協議会が付与する証券コード(登録商標)、国税庁が付与する法人番号、信用調査会社が付与する企業コード等である。
本変形例では、ユーザはコンサルティングを予定している顧客企業の識別情報をユーザ端末2に入力する。ユーザ端末2の制御部21は識別情報を取得し、提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1の制御部11は受信した識別情報を元に、企業情報ベンダや信用調査会社が提供する企業情報データベースを検索し、業種、売上規模、所在地、従業員数、創業年数、業績傾向等の企業情報を取得する。この際、図20のステップS2の実行時と同様に、制御部11は新たなケースIDを発番し、当該ケースIDと受信した企業情報とを対応付けて、対象企業DB133に記憶する。制御部11はステップS3以降を実行する。なお、企業情報ベンダはデータマイニングにより企業情報データベースを構築し、提供する企業である。企業情報ベンダは、有価証券報告書、電話帳データ、ホームページ、地図情報、法人番号公表サイト、新聞・官報、名刺情報等から企業情報を多数収集し、名寄せやデータクレンジング等の処理を行い、企業情報データベースを構築・更新している。信用調査会社が調査員による調査を重視しているのに対して、企業情報ベンダは調査員による調査はそれ程、重視していないという違いがある。なお、顧客企業の識別情報として、会社名を入力する際、ユーザが会社名の一部を入力した時点で、企業情報データベースを検索し、検索結果に基づいて会社名を表示したとき、複数の会社がヒットしたときは、プルダウンメニューにより選択可能としてもよい。
本変形例では、ユーザは会社名等の識別情報を入力するだけで、他の情報を入力しなくても、顧客企業が抱えていると予想される問題・課題を、提供システム100から得ることが可能となる。それにより、コンサルティング業務の初心者等で企業情報の収集が不慣れのユーザであっても、顧客企業に対して精度の良い改善提案を行うことが可能となる。
さらに、問題・課題の選択をユーザが不要としてもよい。課題類型DB134又は典型課題DB135において、順位列を設け、課題毎に重要性などに基づく順位を付与する。制御部11は、典型課題DB135を参照し、企業情報から問題・課題を複数取得した場合、順位に基づき、1つの問題・課題を選択する。制御部11は、選択した問題・課題と対応した事例を事例DB137から取得し、ユーザ端末2に表示する。この際、実施の形態9と同様に、表示する事例を1つにしてもよい。問題・課題の選択を不要とし、表示する事例を1つすることにより、不慣れなユーザであっても、さらに容易に改善提案を行うことが可能となる。また、課題判定DB13Gを参照せず、顧客企業の企業属性情報と事例属性DB13Kとを対照し、表示する事例を選択することにより、問題・課題の選択を不要としてもよい。
なお、問題・課題の選択をユーザが不要とする機能を、実施の形態1又2に組み込んでもよい。
(変形例2)
本変形例は実施の形態2に関連する。実施の形態2では他システムから顧客企業毎のデータを取得して、顧客企業が抱えていると予想される問題・課題を判定している。本変形例では、顧客企業毎のミクロデータではなく、業界動向といったマクロデータから、問題・課題を判定する。
本変形例において、ユーザは問題・課題を特定したい顧客企業の業種、営業エリア等の企業属性情報を、ユーザ端末2を介して提供サーバ1へ送信する。制御部11は他システムから企業属性情報に基づいて、マクロデータを外部データベースから取得する。外部データベースは、シンクタンク、信用調査会社、企業情報ベンダが提供するデータベース等である。取得するマクロデータは業界動向、市場動向、消費トレンド等である。これらのマクロデータはシンクタンクのアナリストが分析したもの、信用調査会社の調査員が調査したデータに基づくものや、企業情報ベンダがデータマイニングにより得たデータである。企業情報ベンダは、過去の経済ニュースや決算情報(上場企業の決算短信や有価証券報告書)と、過去の経済事象、業界動向、市場動向、消費トレンド等とを収集し、それらの関連性を分析している。分析結果に基づき、最新の経済ニュースや決算情報より、特定又は予測される業界動向、市場動向、消費トレンドを提供している。制御部11は取得したマクロデータと、図36に示した課題判定DB13Gの傾向列の値とを参照して、問題・課題を特定する。例えば、顧客企業が飲食業であって、取得したマクロデータとして、「飲食業の先月売上は前月比10%減」を得た場合、制御部11は課題を「売上減少」と特定する。その後、制御部11は図35のステップS55を実行する。
本変形例において、課題判定DB13Gは図36に示したものではなく、マクロデータと問題・課題とを対応付けたものでもよい。本変形例においても、問題・課題の選択を不要としよいし、表示する事例を1つとしてもよい。
本変形例では、ユーザは会社名等の識別情報を入力するだけで、他の情報を入力しなくても、顧客企業が抱えていると予想される問題・課題を、提供システム100から得ることが可能となる。実施の形態2と異なり、他システムからミクロデータを取得できない企業であっても、改善提案を行うことが可能となる。
なお、課題判定DB13Gを参照せず、マクロデータと事例属性DB13Kとを対照し、表示する事例を選択してもよい。また、変形例1と変形例2とを組み合わせてもよい。それにより、顧客企業が抱えている問題・課題をより精度よく判定することが可能となる。
(実施の形態10)
本実施の形態は、他システムとの連携機能に関する。他システムとは、SFAシステム(営業管理システム)、CRMシステム(顧客管理システム)、会計システム、勤怠システム、POSシステム、経営計画作成システム等である。連携機能は、これら他システムの表示画面の一部に、提供システム100の表示領域を設け、当該表示領域に、他システムで選択されている企業が抱えていると予想される問題・課題や、それらを解決した事例を表示する機能である。なお、本実施の形態において、ユーザとは他システムのユーザである。
図55は連携処理の手順例を示すフローチャートである。連携処理では、ユーザは他システムへ既にログインしているものとする。ユーザは表示する企業を選択する。ユーザ端末は選択情報を取得する(ステップS171)。ユーザ端末2は選択情報を他システムへ送信する(ステップS172)。他システムは選択情報を受信する(ステップS173)。他システムは選択情報を基に、選択された企業の情報を取得する(ステップS174)。他システムは企業の情報を含むリクエストを提供サーバ1へ送信する(ステップS175)。提供サーバ1の制御部11はリクエストを受信する(ステップS176)。制御部11はリクエストに含まれる企業の情報を取得する(ステップS177)。制御部11は取得した情報から、問題・課題を特定する(ステップS178)。制御部11は事例を取得するか否かを判定する(ステップS179)。返信する結果を問題・課題とするか、事例とするかについては、リクエストに含まれている。または、他システム毎に予め定めておいてもよい。制御部11は事例を取得しないと判定した場合(ステップS179でNO)、処理をステップS181へ移す。制御部11は事例を取得すると判定した場合(ステップS179でYES)、事例を検索する(ステップS180)。事例を検索する処理については上述した処理と同様である。制御部11は問題・課題又は事例を結果として他システムへ送信する(ステップS181)。他システムは結果を受信する(ステップS182)。他システム受信した結果を埋め込んだ画面を生成し、ユーザ端末へ送信する(ステップS183)。ユーザ端末は画面を受信、表示し(ステップS184)処理を終了する。
図56は他システムの画面例を示す説明図である。図56は他システムとしてSFAシステム又はCRMシステムを想定した顧客情報画面である。顧客情報画面d30は企業名d301、企業コードd302、業種d303、接触履歴d304、ニーズd305、メモd306及び連携情報表示領域d307を含む。企業名d301は他システムで選択されている企業の名称を表示する。企業コードd302は当該企業の企業コードを表示する。業種d303は当該企業の業種を表示する。接触履歴d304、ニーズd305、メモd306は、他システムが記憶している当該企業との接触履歴、当該企業のニーズ、当該企業に関するメモをそれぞれ表示する。連携情報表示領域d307は、提供サーバ1から取得した情報を表示する。図56では、連携情報表示領域d307には、問題・課題が表示されている。連携情報表示領域d307は問題・課題d3071及び実行ボタンd3072を含む。問題・課題d3071の1つを選択し、実行ボタンd3072を選択すると、選択された問題・課題d3071に対応する事例が、連携情報表示領域d307に表示される。なお、実行ボタンd3072を選択すると、提供システム100用の新たな画面が表示され、当該画面に事例を表示してもよい。
SFAシステム又はCRMシステムにおいては、企業の情報として、業種、営業エリア、従業員数、売上規模、業績情報等の営業情報又は顧客情報を保有しているから、これらの情報をリクエストと共に提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1はこれらの情報に基づいて、企業の問題・課題、企業に関連する事例を特定する。なお、企業の情報として、ユーザのメモや日報等のテキストデータを含めてよい。制御部11は受信したテキストデータから、テキストマイニングにより、企業の問題・課題を示すキーワードを取得し、取得したキーワードを用いて、問題・課題を特定する。
図57は他システムの画面例を示す説明図である。図57は他システムとして会計システムを想定した月次推移画面である。月次推移画面d31は企業名d311、企業コードd312、業種d313、売上推移d314、利益推移d315、短信d316及び連携情報表示領域d317を含む。企業名d311は他システムで選択されている企業の名称を表示する。企業コードd312は当該企業の企業コードを表示する。業種d313は当該企業の業種を表示する。売上推移d314、利益推移d315、短信d316は、他システムが記憶している当該企業の売上推移、利益推移、当該企業に関する短信をそれぞれ表示する。連携情報表示領域d317は、提供サーバ1から取得した情報を表示する。図57では、連携情報表示領域d317には、事例が表示されている。連携情報表示領域d317は事例概要d3171及び詳細ボタンd3172を含む。事例概要d3171は選択された事例の概要を表示する。詳細ボタンd3172を選択すると、表示されている事例の詳細な内容が、連携情報表示領域d317に表示される。なお、詳細ボタンd3172を選択すると、提供システム100用の新たな画面が表示され、当該画面に事例の詳細を表示してもよい。
会計システムにおいては、図57に示したように、企業の情報として、売上推移や利益推移を保有しているから、これらの情報をリクエストと共に提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1はこれらの情報に基づいて、売上傾向、利益傾向を判定し、それに基づいて、問題・課題又は事例を特定する。なお、企業の情報として、短信等のテキストデータを含めてよい。制御部11は受信したテキストデータから、テキストマイニングにより、企業の業績動向等を示すキーワードを取得し、取得したキーワードを用いて、問題・課題又は事例を特定する。
他システムが勤怠システムであれば、勤怠システムから得られる情報から、残業時間を減らす、離職率を下げる、人員を補充するなどの問題・課題を特定することが可能である。他システムがPOSシステムであれば、売上傾向、商品ラインナップ、サービスメニューに関する問題・課題を特定することが可能である。他システムが経営計画作成システムであれば、原価削減、売上増などの問題・課題を経営計画情報から特定することが可能である。
本実施の形態においては、種々の業務システムと連携することにより、様々な視点から問題・課題を見出し、事例を基に問題・課題を解決することが可能となる。コンサルタントは顧客企業に対して、利用している業務システムと提供システム100との連携を依頼することにより、提供システム100を利用したコンサルティングが可能となる。それによって、顧客企業の業務システムが保持しているデータを一括で受け取って分析する作業が不要となるので、問題・課題の発見、それらの解決に要する時間を短縮することが可能となる。
(実施の形態11)
本実施の形態は上述の実施の形態、変形例を組み合わせ、会社名から事例を得られる形態に関する。図58及び図59は事例表示処理の手順例を示すフローチャートである。ユーザはユーザ端末2の会社名入力画面で会社名の一部や略称(以下、「名称」という)を入力する。ユーザ端末2は取得した名称を提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1の制御部11は名称を取得する(ステップS191)。制御部11は名称を検索キーにして、対象企業DB133や外部の企業情報データベースを検索する(ステップS192)。制御部11は検索がヒットしたか否かを判定する(ステップS193)。制御部11は検索がヒットしなかったと判定した場合(ステップS193でNO)、処理をステップS191へ戻す。制御部11は検索がヒットしたと判定した場合(ステップS193でYES)、検索結果に基づき、企業の選択メニューを送信する(ステップS194)。ユーザ端末2では例えばプルダウンメニューが表示される。メニューは会社名に加えて、同名の会社が区別可能なように所在地を表示してもよい。ユーザはメニューから一社を選択する。ユーザ端末2は選択情報を提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1の制御部11は選択情報を取得する(ステップS195)。制御部11は選択された企業の静的データを企業情報データベースから取得する(ステップS196)。静的データは、例えば、業種、所在地、売上規模、従業員数、創業年数等である。制御部11は取得した静的データと、典型課題DB135を参照し、問題・課題を特定する(ステップS197)。制御部11は選択された企業の定性データ・定量データの取得を試みる(ステップS198)。定性データ・定量データは実施の形態3で説明したものである。制御部11は定性データ・定量データの取得が取得できたか否かを判定する(ステップS199)。制御部11は定性データ・定量データの取得が取得できなかったと判定した場合(ステップS199でNO)、処理をステップS201へ移す。制御部11は定性データ・定量データの取得が取得できたと判定した場合(ステップS199でYES)、定性データ・定量データを上述の判定モデル16に入力する。制御部11は判定モデル16か出力した問題・課題を取得する(ステップS200)。制御部11は選択された企業の業種、営業エリアを検索キーとして、変形例2で述べた外部データベースからマクロデータの取得を試みる(ステップS201)。制御部11はマクロデータを取得できたか否かを判定する(ステップS202)。制御部11はマクロデータを取得できなかったと判定した場合(ステップS202でNO)、処理をステップS204へ移す。制御部11はマクロデータを取得できたと判定した場合(ステップS202でYES)、マクロデータから問題・課題を特定する(ステップS203)。当該処理は変形例2における処理と同様である。制御部11はこれまでに特定又は取得した問題・課題を集約する(ステップS204)。集約とは一つにまとめる共に重複するものは一部を削除する。制御部11は集約した問題・課題より、事例を取得する(ステップS205)。制御部11は取得した事例を評価する(ステップS206)。事例属性DB13Kに記憶された検索ヒット数などを用いて評価する。制御部11は評価に基づき、事例を絞り込む(ステップS207)。制御部11は絞り込んだ事例をユーザ端末2へ送信し(ステップS208)、処理を終了する。本実施の形態においても、変形例1や変形例2と同様に、問題・課題を経由せずに、ダイレクトに事例を取得する処理も行い、取得した事例をステップS204で集約する事例に含めてもよい。
本実施の形態においては、顧客企業の会社名を入力するだけで、種々な方法で事例を取得し、取得した事例を評価に基づき絞り込んだ結果を表示するので、ユーザは顧客企業へのコンサルティング時に示すべき最適な事例を得ることが可能となる。
(実施の形態12)
本実施の形態は、問題・課題に対応する事例を表示する際に、ユーザ企業が重要視する事例を追加する形態に関する。図60は優先表示DBの例を示す説明図である。優先表示DB13Mはユーザ企業が重要視する事例を記憶する。優先表示DB13Mは企業ID列、HPユーザ列及び優先事例列を含む。企業ID列はユーザ企業の企業IDを記憶する。HPユーザ列はハイパフォーマーが参照、ブックマーク登録又はマッチング依頼した事例を特定するケースIDを記憶する。ハイパフォーマーとは、能力が高く効率的に高い業務成績を残す社員等をいう。優先事例列は上位表示する事例のケースIDを記憶する。
HPユーザ列に記憶する値は、例えば次のように決定する。ユーザ企業の本部等がハイパフォーマーのユーザIDを指定し、指定したハイパフォーマーのユーザIDに基づいて、閲覧履歴DB13D、ブックマークDB13Eを検索した結果に基づき、決定する。
優先事例列の値は、例えば次のように決定する。ユーザ企業の本部が売上の良い商材を選択する。提供サーバ1は選択した商材に対応した商材IDに基づいて、商材実績DB13Aを検索し、選択した商材と対応付いた事例を表示する。ユーザ企業の本部は表示された事例の中から、上位に表示すべき事例を選択する。
優先表示DB13Mが記憶するデータは、次のように利用される。提供サーバ1が検索により事例を取得した後、ユーザ企業の企業IDをキーに優先表示DB13Mのレコードを取得する。取得したレコードのHPユーザ列又は優先事例列が記憶する事例IDが、検索により取得した事例に含まれていたら、表示順を上位に設定し、ユーザ端末2へ送信する。
HPユーザ列及び優先事例列が記憶する事例IDが多数の場合、事例を検索後に、その中から、HPユーザ列又は優先事例列に記憶されている事例IDに対応する事例に絞り込んでもよい。
また、HPユーザ列にはハイパフォーマーのユーザIDを記憶しておき、ハイパフォーマーに関連する事例が必要な場合に、ハイパフォーマーのユーザIDに基づいて、閲覧履歴DB13D、ブックマークDB13Eをその都度、検索してもよい。
上述では、ハイパフォーマーの商材、上位に表示する商材については、ユーザ企業毎に管理するとしたが、複数のユーザ企業間で共有してもよい。この場合、ハイパフォーマーの設定や上位に表示する商材のデータは、運営者が設定することが望ましい。
本実施の形態においては、ハイパフォーマーが参照等をした事例をユーザに提示することで、ハイパフォーマーの経験・実績を活用可能となる。また、売上に貢献する商材に対応した事例を上位に表示することで、当該商材の販売促進を確実に行うことが可能となる。
図61は優先表示管理画面の例を示す説明図である。優先表示管理画面d2は、条件設定領域d20、条件表示領域d21、売上高表示d22、商品表示d23、事例表示d24、アクションメニューd25、決定ボタンd26及びキャンセルボタンd27を含む。条件設定領域d20は商品(商材)を検索する条件を設定する。条件設定領域d20は期間指定d201、エリア指定d202及び利用者指定d203を含む。期間指定d201は売上を算出する期間を指定するためのボタンである。期間指定d201を選択すると期間を指定するためのポップアップ画面が開く。エリア指定d202は売上を算出するエリア指定するためのボタンである。エリア指定d202を選択するとエリアを指定するためのポップアップ画面が開く。利用者指定d203は売上を算出する対象とするユーザを指定するためのボタンである。利用者指定d203を選択すると対象ユーザを指定するためのポップアップ画面が開く。条件表示領域d21は条件設定領域d20によって設定した条件を表示する。条件表示領域d21は期間表示d211、エリア表示d212及びユーザ表示d213を含む。期間表示d211は売上算出期間を表示する。エリア表示d212は売上算出エリアを表示する。ユーザ表示d213は売上算出ユーザを表示する。売上高表示d22は算出した売上を表示する。商品表示d23は各商品の売上高、販売数を表示する。商品表示d23は売上高の降順に商品を表示する。事例表示d24は成約件数の降順に事例を表示する。事例表示d24は商品と対応付けられている事例、成約件数、閲覧数、利用率を表示する。利用率はマッチング依頼数/閲覧数である。アクションメニューd25は事例に対する動作を設定する。決定ボタンd26を選択すると設定した内容が記憶される。キャンセルボタンd27を選択すると、1つ前の画面に戻る。アクションメニューd25にて「この事例を上位に」を選択し、決定ボタンd26を選択すると、優先表示DB13Mの優先事例列にケースIDが記憶される。
(実施の形態13)
本実施の形態は提案書作成機能に関する。本実施の形態は上述した実施の形態4を変形した形態である。
図62は書式設定DBの例を示す説明図である。書式設定DB13Nは、企業毎に提案書の書式設定を記憶する。書式設定DB13Nは、企業ID列、テンプレート列、ロゴ列及びカラー列を含む。企業ID列は企業IDを記憶する。構成列は提案書の構成を記憶する。テンプレート列は提案書のテンプレートを記憶する。テンプレート列にテンプレートファイルのファイル名を記憶する。テンプレート列にテンプレートファイルの実体を記憶してもよい。ロゴ列は企業のロゴ画像を記憶する。カラー列は企業のコーポレートカラーを記憶する。
テンプレートとは、例えば、プレゼンテーションソフトウェアで用いる雛形ファイルである。提案書の構成は、例えば、表紙ページ、代表者挨拶ページ、会社概要ページ、サービス概要ページ、市場動向ページ、問題・課題整理ページ、事例ページ及び補足ページである。これらの各ページのレイアウトやフォント及びサイズ等の文字設定をテンプレートとして作成する。また、案件毎に変化はなく内容が共通となる代表者挨拶ページ、会社概要ページ、サービス概要ページについては、完成した内容のページをテンプレートとして記憶する。
次に、提案書作成処理について説明する。提案書作成処理の流れは、図39に示したものと同様である。以下では、ステップS86の各ページの作成について、説明する。市場動向ページは、顧客企業の業種に合わせた内容で作成される。顧客企業の業種は、対象企業DB133の業種列の値(図7参照)を取得、又は、企業情報入力画面d01の業種設定ボタンd012による入力結果より取得する。市場動向に関する情報は業種と対応付けて、提供サーバ1の補助記憶部13に記憶しておく。それに限らず、シンクタンク、市場調査会社、信用調査会社等から提供をうけてもよい。提供サーバ1は、顧客企業の業種を検索キーとして、シンクタンク、市場調査会社、信用調査会社等が運用するデータベースを検索し、市場動向に関する情報を取得する。
問題・課題整理ページは、事例DBの課題列の値(図11参照)、又は、課題選択画面d02の課題選択ボタンd022により入力結果より取得した値に基づいて、顧客企業の問題・課題を表示する。問題・課題整理ページには、従業員数別の問題・課題を含めてもよい。顧客企業の従業員数は、対象企業DB133の従業員数列、又は、企業情報入力画面d01の従業員数選択ボタンd019による入力結果より取得する。
事例ページは、問題・課題に対応する事例の詳細を表示する。事例の詳細の例は、図27に示したとおりである。ここでは、プレゼンテーションソフトウェアで表示する提案書を想定している。ここでの事例ページでは、図27に示した内容を横長のフォーマットに変換する。
補足ページは、事例を補足する補足内容を表示する。補足内容は事例で採用された商材と連動したものである。例えば、事例において、SFAが採用された場合、SFAの導入の効果が補足内容となる。SFA導入により、営業リードタイムの短縮、間接業務の削減及び成約率・単価・継続率の改善による時間削減により、営業一人当たりの売上高アップ及び時間当たりの売上高アップの効果を得られることが補足内容となる。CRMであれば、営業履歴、利用履歴、Web閲覧履歴、クレーム等の顧客情報が一元化されリアルタイム管理されるので、営業員やカスタマーセンターから最適提案、接客を顧客に対して行えるようになる。その結果、顧客のロイヤリティがアップし、顧客生涯価値(LTV=Life Time Value)が最大化する効果が得られることが補足内容となる。
補足内容は商材と対応付けて、商材DB139に記憶する。または、商材の種類ごとに補足内容を記憶してよい。SFA、CRM、MA(Marketing Automation)ツール等をそれぞれ複数社が製造・販売しているとしても、導入効果を含む補足内容には大きな違いはないと考えられるからである。
本実施の形態は、以下の効果を奏する。提案書作成に不慣れなユーザであっても、顧客企業向けの提案書を簡単かつ迅速に作成可能である。特に、市場動向ページ及び補足ページについても、提供システム100が自動生成するので、より効果的な内容の提案書を作成可能となる。なお、提案書の構成として、表紙ページ、代表者挨拶ページ、会社概要ページ、サービス概要ページ、市場動向ページ、問題・課題整理ページ、事例ページ及び補足ページと述べたが、全てのページを含む必要はない。例えば、問題・課題整理ページのみの提案書を作成してもよい。
(同意書作成機能)
同意書作成機能は、上述の実施の形態に追加される機能である。同意書は、顧客企業がユーザ企業にマッチング依頼を行う際に、ユーザ企業に対して交付する書類である。同意書は、ビジネスマッチングにおいて、ユーザ企業が顧客企業に同意を求める事項が記載されている。同意を求める事項とは、例えば、顧客企業の情報をユーザ企業が業者へ提供すること、業者との商談、取引等は顧客企業の判断と責任のもとで行い、ユーザ企業は一切の責任を負わないこと等である。
図63は同意書設定DBの例を示す説明図である。同意書設定DB13Oは同意書に関する情報を記憶する。同意書設定DB13Oは企業ID列、事項数列、本文列及びチェック事項列を含む。企業ID列は企業IDを記憶する。事項数列はチェック事項の項数を記憶する。本文列は同意書の本文の内容を記憶する。チェック事項列はチェック事項として表示する内容を記憶する。チェック事項は、同意書の中で、顧客企業に特に確認して欲しい内容を記載したものであって、チェックボックスにチェックを入れさせることで、顧客企業が確認したことを記録して残す事項である。同意書作成機能を使用するユーザ企業は、予め同意書設定DB13Oに自社用のデータを記憶しておく。
図64は同意書DBの例を示す説明図である。同意書DB13Pは交付された同意書をデータとして記憶する。同意書DB13PはケースID列、同意書列及び交付日列を含む。ケースID列はケースIDを記憶する。同意書列は同意書を画像データとして記憶する。当該画像データは顧客企業が内容に同意した旨を署名データと共に提供サーバ1に送信してきた時に作成される。交付日列は同意書が交付された日(通常は同意書の画像データが作成された日と同じである)を記憶する。なお、同意書DB13Pが記憶する同意書は画像データであるとしたが、同意書の内容が復元可能であり、改ざんが困難で、改ざんの検知が可能であれば、他のデータ形式で記憶してもよい。
図65は同意書作成処理の手順例を示すフローチャートである。同意書交付処理は顧客企業がマッチング依頼を行う際に実行される。実施の形態1等において、顧客企業はユーザ企業から提案を受けて、事例に基にしたマッチング依頼を行う。または、実施の形態6等において、顧客企業は自ら提供システム100にアクセスし、自社の問題・課題の把握と、それを解決した過去の事例を参照し、事例を基にしたマッチング依頼を行う。顧客端末4はマッチング依頼を提供サーバ1へ送信する(ステップS221)。マッチング依頼には、事例を特定するケースID、顧客企業を特定する企業IDが含まれている。提供サーバ1の制御部11はマッチング依頼を受信する(ステップS222)。制御部11は、企業IDをキーにユーザ企業DB132を検索し、顧客情報を取得する。制御部11は、顧客情報に含まれる顧客企業担当の銀行ユーザのユーザIDをキーに、ユーザDB131を検索し、銀行を特定する企業IDを取得する。制御部11は企業IDをキーに同意書設定DB13Oを検索し、同意書の設定を取得する。制御部11は企業IDをキーにユーザ企業DB132を検索し、銀行情報を取得する。制御部11はケースIDをキーに事例DB137を検索し、事例情報を取得する。制御部11は事例情報に含まれる業者IDをキーに業者DB13Fを検索し、業者情報を取得する。業者IDが複数、含まれる場合は複数の業者情報を取得する。また、制御部11は、ケースIDをキーに商材実績DB13Aを検索し、事例で採用された商材の商材IDを取得する。制御部11は商材IDをキーに、図示しないメーカDBを検索し、商材を提供しているメーカの情報を取得する。メーカDBはメーカの情報(名称、所在地等)を商材IDと対応付けて記憶するデータベースである。制御部11は取得した情報、顧客情報に含まれる顧客企業名、銀行情報に含まれる銀行名、業者情報に含まれる業者の名称、及び、メーカの名称、並びに、同意書の設定を用いて、同意書画面を作成する(ステップS223)。なお、業者が自社の商材を提案する場合、メーカの名称は含まなくともよい。制御部11は同意書画面を顧客端末4へ送信する(ステップS224)。顧客端末4は同意書画面を受信し、表示する(ステップS225)。顧客企業は同意書の内容を確認する。内容に承諾する場合、顧客企業はチェック事項のチェックと署名とを行う。顧客端末4はチェックの入力と、署名の入力とを受け付ける(ステップS226)。顧客端末4はチェック情報と署名の画像(署名画像)とを含む同意情報を提供サーバ1へ送信する(ステップS227)。提供サーバ1の制御部11はチェック情報と署名の画像とを受信する(ステップS228)。制御部11は署名済み同意書の画像(署名済画像)を作成する(ステップS229)。当該画像は、顧客企業がチェック事項のチェックと署名とを行った後に、顧客端末4に表示されていた画面イメージと同等なものである。なお、作成される画像データには、改ざん防止及び改ざん検知のために電子透かしを付加してもよい。制御部11は作成した画像を同意書DB13Pに記憶する(ステップS230)。制御部11は同意書が作成された旨の通知を顧客端末4へ送信する(ステップS231)。顧客端末4は通知を受信し、表示する(ステップS232)。同意書作成処理は終了する。ステップS231で送信される通知には、提供サーバ1が作成した同意書の画像を含めてもよい。同意書作成処理の終了後、顧客企業は業者への依頼の送信を顧客端末4へ指示する。顧客端末4は提供サーバ1へ顧客企業の指示内容を送信する。提供サーバ1の制御部11は、依頼先の業者端末3へ顧客企業の依頼内容を送信する。顧客企業が同意書の作成を行わない場合、業者への依頼送信は行わない。顧客企業は図29で示した依頼入力画面d05を用いて、依頼内容を作成する。業者が依頼内容を受信した後の業務や処理は上述したとおりである。
同意書作成処理をユーザが実行してもよい。ユーザが顧客企業に出向き、事例に基づく提案を行った際に、マッチング依頼を行う場合などを想定する。ユーザは事例を選択し、依頼を行う旨を選択する。また、顧客企業の情報を入力する。顧客企業の情報がすでに対象企業DB133に登録されている場合、対象企業DB133から顧客企業の情報を読み込んでもよい。ユーザ端末2は事例を特定するケースID、顧客企業の情報、及び、依頼を行う旨を提供サーバ1へ送信する。提供サーバ1は同意書画面を作成し、ユーザ端末2へ送信する。ユーザ端末2は同意書画面を受信し、表示する。ユーザは顧客企業に、同意書の内容を確認してもらう。顧客企業はチェック事項のチェックと署名とを行う。ユーザ端末2はチェック情報と署名の画像とを含む同意情報を提供サーバ1へ送信する。以降の処理は、図65のステップS228以降と同様である。
図66は同意書画面の例を示す説明図である。同意書画面d18は規約欄d181、確認事項欄d182、追加同意欄d183、署名欄d184及び確定ボタンd185を含む。規約欄d181はビジネスマッチングに関する規約を表示する。確認事項欄d182は、顧客企業が確認したことを、ユーザ企業が記録したいと考える事項の内容と確認したことを入力させるチェック欄とを含む。追加同意欄d183は、ユーザ企業との同意内容が、事業者、商材メーカにも適用されることの確認を、顧客企業に求める欄である。署名欄d184は顧客企業の担当者が署名を入力する欄である。確定ボタンd185をチェック情報と署名の画像とが提供サーバ1へ送信される。
同意書作成機能により、マッチング依頼時に同意書の作成を行うので、顧客企業から同意書の交付を受けることが可能となる。また、顧客企業が同意書の作成を行わない場合、依頼内容が業者端末3へ送信されないので、同意書なしで顧客企業と業者とをマッチングしてしまうことを抑制することが可能となる。なお、提供システム100に顧客企業の情報が登録される際、顧客企業は提供システム100の運営会社に対する同意書の作成も必要となるが、上述の同意書作成機能と同様な処理により、作成可能である。
(事例一覧のソート表示)
図26に事例一覧画面d03の例を示した。事例一覧において、事例の表示順については、特に説明していないが、ここでは、表示順の一例について説明する。表示順を決める値として、事例の成約数を用いる。提供システム100では、事例に基づいてマッチング依頼が行われる。マッチング依頼の後、顧客企業が業者に対して、有料コンサルティング依頼や商材の購入等の契約をした場合、マッチング依頼の基になった事例の契約とみなし、その契約の数を事例の契約数とする。
図67は事例評価DBの例を示す説明図である。事例評価DB13Qは事例毎の契約数を記憶する。事例評価DB13QはケースID列、集計期間列及び契約数列を含む。ケースID列は事例を特定するケースIDを記憶する。集計期間列は契約数を集計した期間を記憶する。契約数列は集計期間における事例の契約数を記憶する。契約数列は図53に示した事例属性DB13Kの契約列と同様な値を記憶するが、契約数列は、値を集計した期間が対応付いている。
期間を定めて契約数を集計するために、図12に示した依頼DB138に契約日列を追加する。顧客企業が業者とコンサルティング契約や購入契約等を締結した場合、その契約日が契約日列に記憶される。未契約の場合や、契約に至らず終了した場合は、契約日列は空白又は値なしとなっている。
図68は集計処理の手順例を示すフローチャートである。提供サーバ1の制御部11は集計期間を算出する(ステップS241)。例えば、四半期単位で集計している場合、現在日付が4月1日であれば、集計期間を1月1日から3月31日とする。制御部11は依頼DB138の契約日列の値を参照して、契約日が集計期間に含まれる集計対象事例を抽出する(ステップS242)。制御部11はケースIDに基づいて、事例毎の契約数を算出する(ステップS243)。制御部11は算出した契約数を事例評価DB13Qに記憶する(ステップS244)。集計処理は集計期間の長さに応じた間隔で実行する。
契約数の集計期間は複数設けてもよい。四半期毎に加えて、1ヶ月毎に集計してもよい。集計期間が複数の場合、事例評価DB13Qは異なる期間毎の契約数を記憶する。また、即時性を重視して、直近1週間、直近1ヶ月の契約数等を日次で集計してもよい。
事例一覧画面d03において、事例を契約数の降順に表示することより、マッチング依頼数の増加、商材の成約率の向上が期待できる。なお、ソートに用いる値を契約数としたが、事例が閲覧された回数(閲覧数)、ブックマーク登録された回数(ブックマーク数)、マッチング依頼に至った回数(依頼数)、転換率、顧客企業による評価点を用いてもよい。これらの値は、契約数と同様に集計処理を行い、集計結果を事例評価DB13Qに記憶する。
(実施の形態14)
本実施の形態は、他システムのアカウントで、提供システム100を利用可能な形態に関する。提供システム100へのログインの際に、例えば、OAuthを用いる。SFAシステム、CRMシステム、会計システム、勤怠システム、POSシステム、経営計画作成システム等の他システムにアカウントを持っているユーザは、他システムに保有している情報(ログイン情報等)の利用権限を提供システム100へ付与することにより、他システムのアカントで、提供システム100の利用が可能となる。
図69はログイン画面の例を示す説明図である。ログイン画面d14はログイン情報入力欄d141、ログインボタンd142及び連携ボタンd143を含む。ログイン情報入力欄d141は、既に提供システム100に登録したユーザがログインする際に、ユーザIDとパスワードとを入力する欄である。ログインボタンd142を選択すると、ログイン情報入力欄d141に入力されたユーザIDとパスワードとが提供サーバ1へ送信される。連携ボタンd143を選択すると、選択したボタンに対応する他システムのアカントで提供システム100への登録/ログインを行う。選択した他システムにログインしていない場合は、他システムのログイン画面が表示されるので、ログイン操作をする。他システムでのログイン認証が済むと、提供システム100へリダイレクトされ、提供システム100にログインできる。選択した他システムのアカウントでのログインが初めての場合、データ連携の許可を求める連携確認画面が表示される。
図70は連携確認画面の例を示す説明図である。連携確認画面d15は連携データd151、編集リンクd152、ログインボタンd153及びキャンセルリンクd154を含む。連携データd151は、提供システム100が他システムから取得するデータを表示する。編集リンクd152を選択すると、提供システム100が他システムから取得するデータの取捨選択が行える編集画面(図示しない)が表示される。ログインボタンd153を選択すると、他システムのアカウントで提供システム100にログインする。他システムのアカウントでログインするのが初めての場合、ユーザ登録画面が表示されるときがある。他システムから取得可能なデータ以外に、提供システム100が求める情報があるとき、ユーザ登録画面が表示される。キャンセルリンクd154を選択する他システムのアカウントでのログイン動作は中止される。
本実施の形態では、他システムのアカウントを利用して、ユーザ登録及びログインが可能なので、操作負担の軽減が可能となる。また、実施の形態10と同様に、他システムから取得したデータをもとに、顧客ユーザは、自社の問題・課題を見出すことが可能となる。
(商材・企業検索機能)
提供システム100は顧客企業が抱える問題・課題を特定又は推定し、同様な問題・課題を解決した事例を表示する。ここでは、問題・課題ではない他の観点から検索を行い、事例を表示する機能について説明する。本機能に対応するため、上述したデータベースに以下のような拡張を行う。商材DB139にカテゴリ列及び用途列を追加し、それぞれ商材のカテゴリ、用途を記憶する。また、実施の形態14で述べたメーカの情報(名称、所在地等)を商材IDと対応付けて記憶するメーカDB(図示しない)を用いる。
図71は検索処理の手順例を示すフローチャートである。提供サーバ1の制御部11は商材検索を行う(ステップS251)。制御部11は商材DB139と商材評価DB13Bとを商材IDで結合したワークテーブルを作成する。制御部11は指定された検索条件で、ワークテーブルを検索する。指定された検索条件のうち、名称についは商材名を対象に検索する。キーワードについては、商材名や説明テキストを対象に検索する。制御部11は企業検索を行う(ステップS252)。制御部11はメーカDBと商材DB139とを商材IDで結合したワークテーブルを作成する。制御部11は指定された検索条件で、ワークテーブルを検索する。指定された検索条件のうち、名称についはメーカを対象に検索する。キーワードについては、メーカの説明等を対象に検索する。制御部11はステップS251の検索にヒットしたレコードに含まれる商材IDと、ステップS252の検索にヒットしたレコードに含まれる商材IDとを結合する(ステップS253)。制御部11は検索にヒットした商材が採用された事例を検索する(ステップS254)。制御部11は検索結果を検索者の端末(ユーザ端末2、顧客端末4)へ送信し(ステップS255)、処理を終了する。
図72は検索画面の例を示す説明図である。検索画面d16は商材・企業検索を行う画面である。検索画面d16は名称欄d161、キーワード欄d162、カテゴリ指定領域d163、その他リンクd164、用途指定領域d165、その他リンクd166、業種指定領域d167、その他リンクd168、検索ボタンd169及びキャンセルボタンd16Aを含む。名称欄d161には、商材名や企業名で検索を行いたい場合に、名称の一部又は全部を入力する。キーワード欄d162には、検索のキーワードを入力する。検索対象は事例情報に含まれるテキストデータである。カテゴリ指定領域d163は商材のカテゴリを指定する領域である。その他リンクd164を選択すると、表示されていない他のカテゴリを指定するためのボタンが表示される。用途指定領域d165は商材の用途を指定する領域である。その他リンクd166を選択すると、表示されていない他の用途を指定するためのボタンが表示される。業種指定領域d167は対象企業の業種を指定する領域である。その他リンクd168を選択すると、表示されていない他の業種を指定するためのボタンが表示される。検索ボタンd169を選択すると、検索条件が提供サーバ1へ送信され、検索処理が実行される。キャンセルボタンd16Aを選択すると一つ前の画面へ戻る。なお、検索ヒット数が極端に多くならないように、カテゴリ及び用途は設定が必須の条件とすることが望ましい。
図73は結果一覧画面の例を示す説明図である。結果一覧画面d17は事例表示欄d171、ページ制御ボタンd172及びおすすめ欄d173を含む。事例表示欄d171及びページ制御ボタンd172は、それぞれ図26に示した事例表示欄d031及びページ制御ボタンd032と同様であるから説明を省略する。おすすめ欄d173は、おすすめ商材の情報を表示する。例えば、検索処理のステップS251で検索にヒットしたものの、対応する事例が検索条件にヒットしなかったため、検索結果の事例とは結びつかない商材の情報を表示する。実施の形態11においては、おすすめ欄d173に他システム(SFAシステム、CRMシステム、会計システム、勤怠システム、POSシステム、経営計画作成システム等)の紹介ページとリンクしたバナーを表示してよい。
商材・企業検索機能は、以下の効果を奏する。商材の購入の検討段階において、当該商材の導入事例を複数参照可能であるので、導入効果の実績が確認可能である。また、商材導入による直接的効果だけてなく、間接的な効果も得られる可能性がある。
(問題のクイック選択)
上述において、顧客企業の問題・課題を選択するため、企業情報入力画面d01及び課題選択画面d02を用いた。しかし、事例の表示まで迅速に辿り着くように、入力項目を減らした画面を用意してもよい。図74は問題選択画面の例を示す説明図である。問題選択画面d19は、業種設定ボタンd191、その他業種d192、従業員数選択ボタンd193、その他人数d194、テーマ選択ボタンd195、問題・課題選択ボタンd196及び検索ボタンd197を含む。業種設定ボタンd191は顧客企業の業種を入力するボタンである。表示している業種に該当するものがない場合は、その他業種d192を選択すると業種設定ボタンd191の表示数が増える。従業員数選択ボタンd193により顧客企業の従業員数を設定する。表示している従業員数に該当するものがない場合は、その他人数d194を選択すると従業員数選択ボタンd193の表示数が増える。テーマ選択ボタンd195は問題・課題のテーマを選択するボタンである。問題・課題選択ボタンd196は問題・課題を選択するボタンである。問題・課題選択ボタンd196の内容は、テーマ選択ボタンd195により選択されたテーマに応じて変動する。テーマと問題・課題との対応付けは、課題類型DB134が記憶している。検索ボタンd197を選択すると、問題選択画面d19で設定された検索条件が提供サーバ1へ送信される。提供サーバ1は事例を検索し、検索結果の一覧を返送する。当該検索結果は結果一覧画面d17で表示される。
図75は事例検索処理の手順例を示すフローチャートである。事例検索処理は、問題選択画面d19で設定された検索条件で事例を検索する処理である。提供サーバ1の制御部11はユーザ端末2から検索条件を受信する(ステップS261)。制御部11は検索条件に含まれるテーマ、問題・課題を検索キーに事例DB137を検索する。事例DB137において、テーマはテーマ列に、問題・課題は課題列に記憶されている。制御部11は検索にヒットしたレコードに含まれるケースIDにより、事例と、対象企業DB133が記憶している当該事例の対象となった対象企業の情報とを結合する(ステップS263)。制御部11は結合して得たワークテーブルを検索し、対象企業の業種、従業員数が、検索条件に含まれている業種、従業員数に適合する事例に絞り込む(ステップS264)。制御部11は絞り込んだ結果より、結果一覧画面を生成する(ステップS265)。制御部11は結果一覧画面をユーザ端末2へ送信し(ステップS266)、処理を終了する。
各実施の形態で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 提供システム
1 提供サーバ
11 制御部
12 主記憶部
13 補助記憶部
131 ユーザDB
132 ユーザ企業DB
133 対象企業DB
134 課題類型DB
135 典型課題DB
136 検索履歴DB
137 事例DB
138 依頼DB
139 商材DB
13A 商材実績DB
13B 商材評価DB
13C 登録商材DB
13D 閲覧履歴DB
13E ブックマークDB
13F 業者DB
13G 課題判定DB
13H 通知ポイントDB
13I シナリオDB
13J 共有設定DB
13K 事例属性DB
13L 補助金DB
13M 優先表示DB
13N 書式設定DB
13O 同意書設定DB
13P 同意書DB
13Q 事例評価DB
14 通信部
15 読み取り部
16 判定モデル
1P 制御プログラム
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
2 ユーザ端末
21 制御部
22 主記憶部
23 補助記憶部
24 通信部
25 入力部
26 表示部
2P 制御プログラム
3 業者端末
31 制御部
32 主記憶部
33 補助記憶部
34 通信部
35 入力部
36 表示部
4 顧客端末

Claims (24)

  1. 企業の情報を取得し、
    前記企業の情報に基づき、問題・課題を記憶する記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、
    特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例を出力し、
    前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 企業の情報を取得し、
    前記企業の情報に基づき、問題・課題を記憶する記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、
    特定した前記問題・課題を出力し、
    特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例を出力し、
    前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  3. 企業の情報、及び前記企業の問題・課題を取得し、
    取得した前記企業の情報及び前記問題・課題、に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例を出力し、
    前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  4. 特定した前記事例を評価値に基づき並べ替えを行い、並べ替えた順で表示されるように前記事例を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンピュータプログラム。
  5. 特定した前記事例が所定数を超えた場合、前記評価値に基づき、所定数の前記事例を選択し、
    選択した前記事例を出力する
    ことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記評価値は、検索ヒット回数、参照回数、ブックマーク登録数、依頼回数、成約数、ユーザ評価点又は転換率から算出する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のコンピュータプログラム。
  7. ユーザの属性を取得し、
    取得した属性と類似する他ユーザの閲覧履歴を取得し、
    前記特定した事例の中で、前記閲覧履歴に含まれるものが優先的に表示されるように前記特定した事例を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  8. ハイパフォーマーが参照した事例又はユーザが所属する企業が指定した事例を取得し、
    取得した事例を、前記特定した事例と合わせて出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記マッチング依頼に含まれる前記事例の識別情報を含み、対応付けられた業者の識別情報を取得し、
    前記送信先は、取得した前記業者の前記識別情報に対応付けられた送信先とする
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記企業に関する営業情報、顧客情報、経営計画情報、会計情報、POS情報又は人財情報を含む前記企業の情報を取得し、
    取得した前記企業の情報から、前記企業に関する値の傾向を求め、
    値の傾向と予想される問題・課題とを対応付けて記憶する記憶部を参照し、前記求めた値の傾向に基づく、前記企業の問題・課題を特定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記企業のユーザが閲覧した前記事例についての閲覧履歴に基づいて、前記ユーザに関する前記事例についてのスコアを算出し、
    算出した前記スコアが所定の閾値を超えた場合に、前記企業の他のユーザ又は前記企業と対応付けられていないユーザへ通知を送信する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記特定した事例に対応付けられた商材の識別情報を取得し、
    取得した前記商材の識別情報と対応付けられた前記商材の情報、補助金及び助成金の情報、口コミ情報を取得し、
    前記特定した事例に関連する事例を取得し、
    取得した前記商材の情報、前記補助金及び助成金の情報又は前記口コミ情報、若しくは、前記関連する事例を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記事例の閲覧履歴に基づいて、前記問題・課題と前記事例とを含む提案書を作成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  14. 記憶部にアクセス可能なコンピュータが、
    企業の情報を取得し、
    前記企業の情報に基づき、問題・課題を記憶する前記記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、
    特定した前記問題・課題を出力し、
    特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例が所定数を超えた場合、各事例の評価値に基づき所定数に絞り込み、所定数の前記事例を出力し、
    前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する
    処理を行うことを特徴とする送信方法。
  15. 企業の情報を取得する第1取得部と、
    前記企業の情報に基づき、問題・課題を記憶する記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定する第1特定部と、
    特定した前記問題・課題を出力する第1出力部と、
    特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定する第2特定部と、
    特定した前記事例が所定数を超えた場合、各事例の評価値に基づき所定数に絞り込み、所定数の前記事例を出力する第2出力部と、
    前記事例に基づくマッチング依頼を受け付ける受付部と、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする送信装置。
  16. 問題・課題を記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータが、
    他コンピュータから企業の情報を取得し、
    前記企業の情報に基づき、前記記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、
    特定した前記問題・課題を前記他コンピュータへ出力し、
    前記他コンピュータから前記問題・課題の選択情報を取得し、
    前記選択情報に対応する前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例を前記他コンピュータへ出力する
    処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  17. 問題・課題を記憶する記憶部にアクセス可能なコンピュータが、
    企業の識別情報を取得し、
    識別情報に基づき、前記企業の情報を他コンピュータより取得し、
    取得した前記企業の情報に基づき、前記記憶部を参照して前記企業の前記問題・課題を特定し、
    特定した前記問題・課題、前記企業の情報に基づき、前記問題・課題に関連する事例を特定し、
    特定した前記事例を出力する
    処理を前記コンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. 企業の情報及び問題・課題を取得し、
    取得した前記企業の情報及び前記問題・課題に基づき、事例を特定し、
    前記企業の情報に含まれる業種に基づき、市場動向に関する情報を取得し、
    特定した前記事例で採用された商材に関する補足情報を取得し、
    前記問題・課題、前記事例、前記市場動向に関する情報、又は、前記補足情報を含む提案書を作成し、
    作成した提案書を出力する
    処理をコンピュータに行わせることを特徴とするコンピュータプログラム。
  19. 前記提案書の出力後、前記事例に基づくマッチング依頼を受け付け、
    受け付けたマッチング依頼を所定の送信先へ送信する
    ことを特徴とする請求項18に記載のコンピュータプログラム。
  20. マッチング依頼を受け付けた場合、同意書を出力し、
    前記同意書の内容に承諾したこと示す署名画像を含む同意情報を取得し、
    前記同意書及び前記署名画像を含む署名済画像を生成し、
    生成した署名済画像を記憶する
    ことを特徴とする請求項19に記載のコンピュータプログラム。
  21. 前記マッチング依頼による成約数を、前記事例毎に集計し、
    前記問題・課題に関連する事例を複数特定した場合、特定した前記事例を前記成約数で定まる順に並べた事例一覧を出力し、
    前記事例一覧において選択された事例を取得し、
    取得した事例に基づく提案書を作成する
    ことを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  22. 商材についての検索条件を取得し、
    取得した検索条件にヒットする前記商材を取得し、
    検索にヒットした前記商材と対応付けられた事例を特定し、
    特定した前記事例の一覧を出力し、
    出力した一覧において選択された事例を取得し、
    取得した事例に基づく提案書を作成する
    ことを特徴とする請求項18から請求項21のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  23. 商材を提供するメーカについての検索条件を取得し、
    取得した検索条件にヒットしたメーカが取り扱う前記商材を取得し、
    取得した前記商材と対応付けられた事例を特定し、
    特定した前記事例の一覧を出力し、
    出力した一覧において選択された事例を取得し、
    取得した事例に基づく提案書を作成する
    ことを特徴とする請求項18から請求項21のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  24. コンピュータが、
    企業の情報及び問題・課題を取得し、
    取得した前記企業の情報及び前記問題・課題に基づき、事例を特定し、
    前記企業の情報に含まれる業種に基づき、市場動向に関する情報を取得し、
    特定した前記事例で採用された商材に関する補足情報を取得し、
    前記問題・課題、前記事例、前記市場動向、又は、前記補足情報を含む提案書を作成し、
    作成した提案書を出力する
    処理を行うことを特徴とする送信方法。
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