JP2001335384A - コンクリート保護材料、コンクリート保護層の製造法及び表面処理されたコンクリート - Google Patents

コンクリート保護材料、コンクリート保護層の製造法及び表面処理されたコンクリート

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JP2001335384A
JP2001335384A JP2000151497A JP2000151497A JP2001335384A JP 2001335384 A JP2001335384 A JP 2001335384A JP 2000151497 A JP2000151497 A JP 2000151497A JP 2000151497 A JP2000151497 A JP 2000151497A JP 2001335384 A JP2001335384 A JP 2001335384A
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Yasuhiro Suzuki
康弘 鈴木
Kazuyuki Numao
和幸 沼尾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施工時の硬化収縮による内部応力及び施工後
の気温の変化など熱衝撃による塗膜のひび割れ、はがれ
等の発生のない、耐アルカリ性などの耐久性に優れたコ
ンクリート保護材料、コンクリート保護層の製造法並び
にコンクリートの提供。 【解決手段】 (I)(a)ポリエチレン−2、6−ナ
フタレ−ト、(b)α,β−不飽和二塩基酸及び/又は
その酸無水物(c)飽和多塩基酸及び/又はその酸無水
物並びに(d)多価アルコールを反応させて得られた不
飽和ポリエステル、(II)分子中に重合性二重結合を有
するエチレン性不飽和単量体及び(III)ガラスフレー
クを含み、かつ(III)の配合量が総量に対して20〜
40重量%であるコンクリート保護材料、該保護材料を
コンクリートの表面に塗布し、硬化することを特徴とす
るコンクリート保護層の製造法並びに該保護材料で表面
処理されたコンクリート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート保護材
料、さらに詳しくはコンクリート表面に塗布される硬化
可能なコンクリート保護材料、これを用いたコンクリー
ト保護層の製造法及び表面処理されたコンクリートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、土木、建築分野において、コンク
リート構造物の劣化防止の方法として、表面に塗料の吹
付けや樹脂をライニングする方法が広く採用されてい
る。しかし、塗料を用いた場合には、一般的に塗料樹脂
の分子量が低く、また溶剤が塗膜内に残る場合があるた
め、耐アルカリ性や耐水性などの耐久性が低下するとい
う欠点があった。この欠点に対処するため、ビスフェノ
ールAプロピレンオキシドなどの多価アルコール成分を
用いた不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、
エポキシ樹脂などが用いられる。
【0003】しかし、これらの樹脂の場合には上記欠点
は解決されるが、施工時の硬化収縮による内部応力の発
生及び施工後の気温の変化などによる熱衝撃によってひ
び割れ、はがれ等が発生するという問題がある。このよ
うな内部応力の発生やひび割れ、はがれ等の発生を防止
する方法として、樹脂の反応性を低下させ、また樹脂成
分である酸とグリコール成分の一部を変更して樹脂の軟
質化を図り、硬化物の伸びを大きくするという方法がと
られているが、この場合には、耐アルカリ性及び耐水性
が低下するという問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の発明
は、施工時の硬化収縮による内部応力及び施工後の気温
の変化など熱衝撃による塗膜のひび割れ、はがれ等の発
生のない、耐アルカリ性などの耐久性に優れたコンクリ
ート保護材料を提供するものである。請求項2記載の発
明は、施工時の硬化収縮による内部応力及び施工後の気
温の変化など熱衝撃による塗膜のひび割れ、はがれ等の
発生のない、耐アルカリ性などの耐久性に優れたコンク
リート保護層の製造法を提供するものである。請求項3
記載の発明は、施工時の硬化収縮による内部応力及び施
工後の気温の変化など熱衝撃による塗膜のひび割れ、は
がれ等の発生のない、耐アルカリ性などの耐久性に優れ
たコンクリートを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(I)(a)
ポリエチレン−2、6−ナフタレ−ト aモル(ただ
し、分子中に含まれる2,6−ナフタレンジカルボン酸
成分のモル数)、(b)α,β−不飽和二塩基酸及び/
又はその酸無水物 bモル、(c)飽和多塩基酸及び/
又はその酸無水物 cモル並びに(d)多価アルコール
dモルを、a/(a+b+c)が0.05/1〜0.
9/1、(a+d)/(a+b+c)が1/1〜3/1
になるように配合して反応させて得られた不飽和ポリエ
ステル、(II)分子中に重合性二重結合を有するエチレ
ン性不飽和単量体及び(III)ガラスフレークを含み、
かつ(III)の配合量が(I)、(II)及び(III)の総
量に対して20〜40重量%であるコンクリート保護材
料に関する。
【0006】また、本発明は、前記のコンクリート保護
材料をコンクリートの表面に塗布し、硬化することを特
徴とするコンクリート保護層の製造法に関する。また、
本発明は、前記のコンクリート保護材料で表面処理され
たコンクリートに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、コンクリートと
は、コンクリート、セメントモルタル等を含む材料を意
味し、その表面にコンクリート保護材料をスプレー、ロ
ーラー及びハケなどを用いて公知の方法によって塗布さ
れ、硬化させて保護層とされる。
【0008】本発明に用いられる不飽和ポリエステル
(I)は、(a)ポリエチレン−2、6−ナフタレート
aモル(ただし、分子中に含まれる2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸成分のモル数)、(b)α,β−不飽和
二塩基酸及び/又はその酸無水物bモル、(c)飽和多
塩基酸及び/又はその酸無水物cモル及び(d)多価ア
ルコールdモルを、a/(a+b+c)が0.05/1
〜0.9/1、(a+d)/(a+b+c)が1/1〜
3/1になるように配合して反応させて得られる。
【0009】a/(a+b+c)が0.05/1未満で
は、耐アルカリ性が低下し、 a/(a+b+c)が
0.9/1を超えると、不飽和ポリエステル樹脂の粘度
が激しく上昇し、スプレー、ローラー及びハケなどによ
る作業性を著しく低下させる傾向がある。a/(a+b
+c)は0.6/1以下であることが好ましい。
【0010】また、(a+d)/(a+b+c)は1/
1〜3/1の範囲となるように配合されるが、1/1〜
1.5/1の範囲となるように配合されることが好まし
く、1.03/1から1.2/1の範囲で配合すること
がより好ましい。(a+d)/(a+b+c)が1/1
未満では、ポリエチレン−2,6−ナフタレートの解重
合が起こり難くなり、3/1を超えると硬化性が低下す
る。
【0011】本発明に(a)成分として用いるポリエチ
レン−2,6−ナフタレート(以下、PENと略す)は
成形前のポリマー素材でなくてもかまわない。例えば、
PEN製造時に発生する端物屑、フィルムボトル等のP
EN成型品、その生産工程で発生する端物屑不良品等の
廃棄対象物、回収された使用済みのフィルム、ボトルで
も使用可能である。フィルム、ボトル等の回収品を使用
する場合は、多価アルコール分解がすみやかに進むよう
に、30mm角以下、好ましくは10mm角以下に破砕し、
洗浄、乾燥しておくことが好ましい。PENの1モルと
は、繰り返し単位を示し、分子量242に相当する。
【0012】また、(b)成分の不飽和二塩基酸及び/
又はその酸無水物はbモル用いられ、これらの例として
は、例えば、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、シ
トラコン酸、無水マレイン酸等が挙げられる。これら
は、単独で又は2種以上を組み合わせて使用される。
【0013】不飽和二塩基酸及び/又はその酸無水物
は、b/(a+b+c)が0.1/1〜0.95/1の
範囲で使用するのが好ましく、0.3/1〜0.9/1
の範囲で使用するのがさらに好ましい。これらの使用量
が少なすぎると耐水性が低下して保護材料表面にひび割
れが発生し、0.95/1を超えるとPENを使用する
効果がなくなり、保護材料の靭性が低下しコンクリート
界面で剥離が発生する。
【0014】また、(c)成分の飽和二塩基酸及び/又
はその酸無水物をcモル用いることもでき、これらの例
としては、例えば、フタル酸、無水フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、無水トリメリッ
ト酸、こはく酸、アゼライン酸、アジピン酸、テトラヒ
ドロフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒド
ロフタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、ロジンー無水
マレイン酸付加物、クロレンディック酸、無水クロレン
ディック酸、テトラクロロフタル酸、テトラクロロ無水
フタル酸、テトラブロモフタル酸、テトラブロモ無水フ
タル酸などが挙げられる。これらは、単独で又は2種以
上を組み合わせて使用される。
【0015】飽和二塩基酸及び/又はその酸無水物は、
c/(a+b+c)が0/1〜0.85/1の範囲で使
用するのが好ましく、0/1〜0.65/1の範囲で使
用するのがさらに好ましい。
【0016】本発明に使用する多価アルコール(d)と
しては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブタンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコー
ル、イソペンチルグリコール、トリメチロールプロパン
等が挙げられる。これらは、単独で又は2種以上を組み
合わせて使用される。
【0017】また、分子中に重合性二重結合を有するエ
チレン性不飽和単量体(II)としては、例えば、スチレ
ン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等のスチレン
誘導体、ジアリルフタレート、アクリルニトリル、酢酸
ビニルなどが挙げられる。これらは、単独で又は2種以
上を組み合わせて使用される。不飽和ポリエステル
(I)と重合性二重結合を有するエチレン性不飽和単量
体(II)の配合割合は、重量比で(I):(II)=7
5:25〜35:65が好ましい。
【0018】本発明に用いられるガラスフレーク(II
I)としては、種類、粒径、処理剤等の制限はなく、例
えば、市販品としては日本ガラス繊維社製商品名RCF
−140等が挙げられる。
【0019】ガラスフレーク(III)の使用量は(I)
及び(II)の総量に対して20〜40重量%とされる。
この使用量が20重量%未満ではコンクリート保護材料
がタレて均一な造膜性が得られず、40重量%を超える
と硬化物が脆く、強靭な保護層が得られない。
【0020】コンクリート保護材料の硬化剤としては、
例えば、アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物、
t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチルパーオクトエ
ート、ベンゾイルパーオキシド、メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、ハイドロパーオキサイド、ラウロイルパ
ーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化
物などが用いられる。
【0021】さらに、これらの硬化剤は、必要に応じて
例えばナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト等の金
属石鹸類、ジメチルベンジルアンモニウムクロライド等
の第4級アンモニウム塩、アセチルアセトン等のβ−ジ
ケトン類、ジメチルアニリン、N−エチル−メタトルイ
ジン、トリエタノールアミン等のアミン類などの硬化促
進剤と組み合わせて用いることができる。
【0022】本発明のコンクリート保護材料には、必要
に応じて、ハイドロキノン等の重合禁止剤などの添加剤
を添加することができる。またライニング層を着色する
場合には、市販の有機又は無機の染料又は顔料、パラフ
ィンワックス等の空乾性付与剤、揺変性付与剤などを使
用することもできる。
【0023】本発明のコンクリート保護材料は、コンク
リート、セメントモルタル等の表面にスプレー、ローラ
ー、ハケなどを用いて公知の方法によって塗布され、硬
化されて保護層とされる。硬化の際には必要により加熱
してもよい。コンクリート保護材料の塗布又は施工時の
温度は、通常0〜40℃であり、夏、冬の気温差によっ
て反応促進剤や重合禁止剤の添加量によりポットライフ
を調整することが好ましい。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。な
お、以下において、部とあるのは重量部を示す。
【0025】実施例1 プロピレングリコール 780g(10.2モル)、ネ
オペンチルグリコール315g(3.03モル)、PE
N 355g(1.47モル、成分として含まれる2,
6−ナフタレンジカルボン酸換算、以下同じ)、t−ブ
チルチタネート 0.355g(PEN重量の0.1
%)、イソフタル酸 487g(2.93モル)を、温
度計、撹拌機、不活性ガス導入管、コンデンサーを備え
た3,000mlの四つ口フラスコに仕込み、窒素気流下
で、撹拌しながら5時間かけて210℃まで昇温し、内
容物が均一になったところで温度を180℃に下げた。
このとき、グリコールの著しい環流は認められなかっ
た。この解重合体の数平均分子量(ゲル浸透クロマトグ
ラフィーを用いてポリスチレン換算で求められるもの、
以下同様)は、680であった。
【0026】180℃の温度で、無水マレイン酸1,0
06g(10.3モル)、ハイドロキノン0.3gを加
え、再度3時間で215℃まで昇温し、常法により脱水
縮合反応を行わせ、酸価が23KOHmg/gになったところ
で反応を止め不飽和ポリエステルを得た。該不飽和ポリ
エステル70部にスチレンモノマ30部を添加し、さら
にこの総量に対してハイドロキノン50ppmを加えた。
この組成物70部とガラスフレーク(RCF−140、
日本ガラス繊維社商品名)30部を混練してコンクリー
ト保護材料(1)とした。
【0027】実施例2 プロピレングリコール 666g(8.7モル)、ネオ
ペンチルグリコール289g(2.8モル)、PEN
1994g(8.3モル)、t−ブチルチタネート
1.994g(PEN重量の0.1%)、イソフタル酸
231g(1.4モル)を、温度計、撹拌機、不活性
ガス導入管、コンデンサーを備えた3,000mlの四つ
口フラスコに仕込み、窒素気流下で、撹拌しながら5時
間かけて210℃まで昇温し、内容物が均一になったと
ころで温度を180℃に下げた。このとき、グリコール
の著しい環流は認められなかった。この解重合体の数平
均分子量は、690であった。
【0028】180の温度で、無水マレイン酸732g
(8.3モル)、ハイドロキノン0.3gを加え、再度
3時間で215℃まで昇温し、常法により脱水縮合反応
を行わせ、酸価が22KOHmg/gになったところで反応を
止め、不飽和ポリエステルを得た。該不飽和ポリエステ
ル70部にスチレンモノマ30部を添加し、さらにこの
総量に対してハイドロキノン50ppmを加えた。この組
成物70部とガラスフレーク(RCF−140)30部
を混練してコンクリート保護材料(2)とした。
【0029】比較例1 無水マレイン酸 887g(7モル)、イソフタル酸
644g(3モル)及びプロピレングリコール 108
1g(11モル)を温度計、撹拌機、不活性ガス導入
管、コンデンサーを備えた3,000mlの四つ口フラス
コに仕込み、窒素ガスを通しながら210℃で25時間
反応させて不飽和ポリエステルを得た。この不飽和ポリ
エステル70部にスチレンモノマ30部を添加し、さら
にこの総量に対してハイドロキノン50ppmを加えた。
この組成物70部とガラスフレーク(RCF−140)
30部を混練してコンクリート保護材料(3)とした。
【0030】比較例2 フマール酸 740g(10モル)及びビスフェノール
Aプロピレンオキシド誘導体 2260g(11モル、
ニューポールBP−2P、三洋化成工業(株)製商品名、
m+nの平均値は2)を、温度計、撹拌機、不活性ガス
導入管、コンデンサーを備えた3,000mlの四つ口フ
ラスコに仕込み、窒素ガスを通しながら210℃で15
時間反応させて不飽和ポリエステルを得た。この不飽和
ポリエステル70部にスチレンモノマ30部を添加し、
さらにこの総量に対してハイドロキノン50ppmを加え
た。この組成物70部とガラスフレーク(RCF−14
0)30部を混練してコンクリート保護材料(4)とし
た。
【0031】比較例3 エピコート828 1124g(7モル、油化シェルエ
ポキシ(株)製商品名、エポキシ樹脂)、エピコート10
01 1141g(3モル、油化シェルエポキシ社(株)
製商品名)、メタクリル酸 735g(20モル)、ド
デシルベンジルアンモニウムクロライド 845ppm
を、攪拌機、コンデンサ、温度計を有する四つ口フラス
コに仕込み、110℃で常法により10時間反応させて
ビニルエステル樹脂を得た。このビニルエステル70部
にスチレンモノマ30部を添加し、さらにこの総量に対
してハイドロキノン 50ppmを加えた。この組成物7
0部とガラスフレーク(RCF−140)30部を混練
してコンクリート保護材料(5)とした。
【0032】〈試験例〉次に、得られたコンクリート保
護材料(1)〜(5)のそれぞれ100部にナフテン酸
コバルト(コバルト含有量6重量%)0.5部、ジメチ
ルアニリン 0.1部及び硬化剤(メチルエチルケトン
パーオキシド55重量%溶液)1.0部を添加混合し
た。これらをJIS A 6909(薄付け仕上げ塗
料)の5.2に準じ、試験用基板に金ゴテを用いて厚さ
2mmに塗り付け25℃で7日放置した後、これらの試験
片をJIS A 6909の5.8(付着強さ試験)、
5.9(温冷繰り返し試験)、5.13(耐アルカリ性
試験)、5.14(耐候性試験)の試験方法に準じ、付
着強さ、耐ひび割れ、耐はがれ性、耐アルカリ性及び耐
候性を測定した。その特性を表1に示す。
【0033】耐候性については、変色(色差ΔEで評
価)、ひび割れ及びはがれについて評価した。変色は、
JIS Z 8730(スガ試験機社製カラーコンピュ
ータ、型式SM−3使用)に準じ、耐候性試験前と試験
後のコンクリート保護材料表面の色の差で評価し、ひび
割れ及びはがれは肉眼によってその有無を観察した。
【0034】
【表1】
【0035】表1から、本発明のコンクリート保護材料
より得られるコンクリート保護層は、付着性、耐ひび割
れ性、耐熱衝撃性、耐アルカリ性及び耐候性に優れるこ
とが示される。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載のコンクリート保護材料
は、施工時の硬化収縮による内部応力及び施工後の気温
の変化など熱衝撃による塗膜のひび割れ、はがれ等の発
生のない、耐アルカリ性などの耐久性に優れたものであ
る。請求項2記載のコンクリート保護層の製造法は、施
工時の硬化収縮による内部応力及び施工後の気温の変化
など熱衝撃による塗膜のひび割れ、はがれ等の発生のな
い、耐アルカリ性などの耐久性に優れたものである。請
求項3記載のコンクリートは、施工時の硬化収縮による
内部応力及び施工後の気温の変化など熱衝撃による塗膜
のひび割れ、はがれ等の発生のない、耐アルカリ性など
の耐久性に優れたをものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G028 CB02 4J002 CF221 DL006 EA047 EH077 EH147 ET007 FD140 FD147 GL00 4J027 AB02 AB06 AB07 AB08 AB15 AB16 AB17 AB18 AB19 AB23 AB24 AB25 BA04 BA05 BA13 BA22 CA19 CB04 CB09 CC01 4J038 DD071 DD072 DD081 DD082 DD191 DD192 FA041 FA042 FA061 FA062 FA101 FA102 FA201 FA202 GA01 HA486 JA34 JA66 JB01 JB06 JC38 KA03 KA04 LA08 MA09 MA10 NA01 NA04 NA14 PA18 PB05 PC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (I)(a)ポリエチレン−2、6−ナ
    フタレ−ト aモル(ただし、分子中に含まれる2,6
    −ナフタレンジカルボン酸成分のモル数)、(b)α,
    β−不飽和二塩基酸及び/又はその酸無水物 bモル、
    (c)飽和多塩基酸及び/又はその酸無水物 cモル並
    びに(d)多価アルコール dモルを、a/(a+b+
    c)が0.05/1〜0.9/1、(a+d)/(a+
    b+c)が1/1〜3/1になるように配合して反応さ
    せて得られた不飽和ポリエステル、(II)分子中に重合
    性二重結合を有するエチレン性不飽和単量体及び(II
    I)ガラスフレークを含み、かつ(III)の配合量が
    (I)、(II)及び(III)の総量に対して20〜40
    重量%であるコンクリート保護材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート保護材料を
    コンクリートの表面に塗布し、硬化することを特徴とす
    るコンクリート保護層の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコンクリート保護材料で
    表面処理されたコンクリート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8017795B2 (en) 2005-04-21 2011-09-13 Ndsu Research Foundation Radiation curable polymer films having improved laser ablation properties and radiation curable sensitizers therefor
CN103288365A (zh) * 2013-05-23 2013-09-11 宁波大达化学有限公司 鳞片树脂涂料用玻璃鳞片的表面处理方法及鳞片树脂涂料

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