JP2001334738A - 複合処理装置 - Google Patents

複合処理装置

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JP2001334738A JP2000153278A JP2000153278A JP2001334738A JP 2001334738 A JP2001334738 A JP 2001334738A JP 2000153278 A JP2000153278 A JP 2000153278A JP 2000153278 A JP2000153278 A JP 2000153278A JP 2001334738 A JP2001334738 A JP 2001334738A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクリボンの乾きや外れを防止して円滑な処
理をしうる複合処理装置を提供すること。 【解決手段】本発明に係る複合処理装置(1)は、チェ
ック紙のMICR文字(M)を読み取る読取ヘッド(8
1)と、チェック紙又は帳票紙に印字する表書き印字機
構(94)と、インクリボンを巻き取り可能に構成され
た巻取軸(9d)及びドットインパクト方式により印字
可能に構成された印字ヘッド(9c)を有する裏書き印
字機構(9)と、排出されるチェック紙等を検出可能な
紙排出センサ96と、紙排出センサ96からの信号によ
りチェック紙等が排出された旨の情報に基づいて裏書き
印字機構(9)の巻取軸(9d)によって所定量のイン
クリボンを巻き取らせるように構成された制御部100
とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、小切手や
パーソナルチェック等のチェック紙(以下、「チェック
紙」という。)に記録されている磁気インク文字(以
下、「MICR(Magnetic Ink Character Recognitio
n)文字」という。)を読み取って所定の印字を行う複
合処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合処理装置は、所定の
紙経路に沿って送られるチェック紙に対し、読取ヘッド
によって読み取ったMICR文字の情報に基づき、紙経
路上の上流側において裏書き印字(MICR文字と反対
側の紙面への印字)を行うとともに、紙経路上の下流側
において表書き印字を行うように構成されている。
【0003】このようなチェック紙の裏書き印字や表書
き印字には、それぞれ、インクリボンを用いたドットイ
ンパクト方式による印字機構が用いられている。これら
の印字機構は、インクリボンカセットから部分的に引き
出したインクリボンを、所定の張力をもった状態で印字
ヘッド上に配置する一方で、印字ヘッドにおいてそのイ
ンクリボンにインパクトを加えることによって印字を行
うように構成されている。
【0004】一方、このような複合処理装置において
は、チェック紙のみならず、通常用いられる帳票紙に対
しても、主に表書き用の印字ヘッドによって印字が行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の複合処理装置においては、チェック紙への裏
書き印字を行う頻度が表書き印字を行う場合に比べて極
めて低く、このため裏書き用の印字機構では、印字ヘッ
ド上のインクリボンが長時間にわたって露出し、その露
出した部分が乾燥して印字できないことがあった。
【0006】一方、チェック紙や帳票紙の先端部分が、
折れていたり、あるいは、カールしていた場合には、そ
れらの先端部分が、裏書き用の印字ヘッドを通過する際
にインクリボンを引っかけてしまうことがあり、これが
度重なると、そのインクリボンが徐々に弛んで印字ヘッ
ドから外れる原因となっていた。
【0007】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、インクリボンの乾きや外れを防止して円滑な処理を
しうる複合処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、所定の紙経路上に沿って送られる
記録紙のうち当該記録紙が磁気情報を有する場合には当
該磁気情報を読み取り可能な読取ヘッドと、当該紙経路
上の読取ヘッドと同じ側の所定の部位に配設された印字
ヘッドを有する表書き印字機構と、インクリボンを巻き
取り可能に構成された巻取部と、当該紙経路上の読取ヘ
ッドと反対側の所定の部位に配設され、かつ、当該イン
クリボンを介してドットインパクト方式により印字可能
に構成された印字ヘッドとを有する裏書き印字機構と、
当該紙経路上に沿って送られる記録紙を検出可能な紙検
出器と、紙検出器が検出した信号に基づいて算出された
記録紙の所定の位置情報に応じて、裏書き印字機構の巻
取部によってインクリボンを所定量巻き取らせるように
制御する制御部とを備えたことを特徴とする複合処理装
置である。
【0009】本発明の場合、制御部が、例えば、紙検出
器からの信号に基づき、記録紙についての表書き印字機
構及び裏書き印字機構を通過した際の位置情報を得るよ
うにすれば、その位置情報を得た場合に裏書き印字機構
のインクリボンを巻き取ることによって、裏書き印字を
行うか否かによらず、チェック紙又は帳票紙のいずれか
についてのすべての印字が終了するごとに、裏書き印字
用のインクリボンが巻き取られるため、裏書きを長期間
行わなくても、そのインクリボンの乾燥を防止すること
ができる。
【0010】また、本発明にあっては、例えば、紙検出
器からの信号に基づき、記録紙についての裏書き印字機
構を通過した際の位置情報を得るようにすれば、その位
置情報を得た場合に裏書き印字機構のインクリボンを巻
き取ることによって、チェック紙等の先端部分が裏書き
印字機構の印字ヘッド上のインクリボンを引っかけてイ
ンクリボンを弛ませても、そのインクリボンが直ちに巻
き取られるため、印字ヘッド上のインクリボンの外れを
防止することができる。
【0011】したがって、本発明によれば、インクリボ
ンの乾きや外れを防止して円滑な処理をしうる複合処理
装置を得ることができる。
【0012】また、本発明において、紙検出器は、裏書
き印字機構より紙送り方向下流側に配置された表書き印
字機構に対してさらに紙送り方向下流側に配置される一
方で、制御部は、紙検出器が検出した信号に基づいて記
録紙が当該紙経路から排出されたことについての情報を
得るように構成されるとともに、当該情報に基づいて裏
書き印字機構の巻取部について制御するように構成され
ていることも効果的である。
【0013】本発明によれば、チェック紙等が排出され
た後に、裏書き用のインクリボンを巻き取らせるように
したことから、例えば巻取部に回転動力を与えるための
駆動モータから生じる磁気の影響によって、読取ヘッド
が磁気情報を読み取る際に電気的ノイズを拾うことを防
止できる。
【0014】さらにまた、本発明において、当該紙経路
に挿入された記録紙の種類についての情報を制御部に送
るための紙情報提供部を備え、制御部は、紙情報提供部
からの信号に基づいて当該記録紙に表書き印字のみを行
うと判断した場合に裏書き印字機構の巻取部について制
御するように構成されていることも効果的である。
【0015】本発明によれば、表書き印字のみを行う場
合には、本来作動する必要のない裏書き印字機構のうち
の巻取部を作動させて裏書き用のインクリボンを巻き取
らせるようにしたことから、本発明の目的である裏書き
用のインクリボンを巻き取る処理を、裏書き印字の処理
中において必ず行われる巻取処理に代えて行わず、表書
き印字においてのみ行うことによってこのような重複処
理を省き、より円滑な処理を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複合処理装置
の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】図1は、本実施の形態の複合処理装置の概
略構成を示す斜視図である。図2は、同複合処理装置の
概略構成を示す側面図である。図3は、同複合処理装置
の裏書き印字機構の周辺部分を示す斜視図である。図4
は、本実施の形態の紙検出機構とチェック紙との位置関
係を示す図である。
【0018】図1又は図2に示すように、本実施の形態
の複合処理装置1は、例えば金属からなる本体フレーム
2を有し、この本体フレーム2には、例えば樹脂等から
なる紙ガイド部材3が設けられている。この紙ガイド部
材3は、所定の間隔で配置された一対の紙ガイド上部材
3a及び紙ガイド下部材3bからなっている。
【0019】また、図2に示すように、紙ガイド部材3
は、複合処理装置1の前方側(図2の左側)の部位から
中腹の部位までほぼ水平方向に延び、さらに、本体フレ
ーム2の上方側まで湾曲状に延びるように形成されてい
る。これにより、紙ガイド部材3の間には、平面状の第
1の紙経路31と曲面状の第2の紙経路32とからなる
紙経路30が形成されるようになっている。ここで、本
実施の形態においては、第1の紙経路31から第2の紙
経路32に向かう方向を紙送り方向とし、さらに、第1
の紙経路31側を紙送り方向の上流側とし、第2の紙経
路32側を紙送り方向の下流側とする。
【0020】図1又は図2に示すように、紙ガイド部材
3の前方側の部位には、所定の大きさの紙挿入口4が形
成されており、また、紙ガイド部材3の中腹の部位に
は、紙ストッパー5が設けられている。この紙ストッパ
ー5は、チェック紙等を係止するための部材であって、
紙経路30内に侵入できるように揺動自在に構成されて
いる。
【0021】ここで、図4に示すように、本実施の形態
において使用されるチェック紙Cは、紙幅W1及び紙長
L1の定型サイズをもつ長方形状のものである。そし
て、チェック紙Cの一方側(図4の右側)の端部分に
は、MICR文字Mが長い帯状に印刷されている。以
下、本実施の形態においては、MICR文字を表側にし
てチェック紙Cを紙挿入口4に挿入した場合、チェック
紙Cの周縁のうち紙ストッパー5に当接する縁を先端縁
とし、これと対向する側の縁を後端縁とする。
【0022】また、本実施の形態においては、チェック
紙Cの他に、紙幅W2(>W1)及び紙長L2(>L
1)の定型サイズの帳票紙Sが使用される。
【0023】図1又は図4に示すように、紙ガイド部材
3のうちの第1の紙経路31に相当する部分には、紙検
出機構(紙情報提供部)6が設けられている。この紙検
出機構6は、光電式センサからなるもので、紙先端セン
サ61と紙後端センサ62とから構成されている。
【0024】紙先端センサ61は、紙ストッパー5の近
傍であって紙送り方向上流側の部位に配置されている。
これにより、紙先端センサ61は、チェック紙Cの先端
縁C1が紙ストッパー5に当接した状態でのその周辺部
分を検出できるようになっている。
【0025】また、本実施の形態の場合、紙先端センサ
61は、第1の紙先端センサ(図4の右側部分)61a
と、第2の紙先端センサ(図4の左側部分)61bとか
ら構成されている。これらは、チェック紙Cの紙幅方向
の一直線上に配置されており、この直線上における位置
は、それそれ、第1の紙先端センサ61aについては、
チェック紙の紙幅W1内に収まる位置であり、第2の紙
先端センサ61bについては、チェック紙Cの紙幅W1
外であって帳票紙の紙幅2内に収まる位置である。
【0026】一方、紙後端センサ62は、紙挿入口4の
周辺であって紙先端センサ61との間隔がチェック紙C
の紙長L1より短くなり、かつ、チェック紙CのMIC
R文字M側の側縁部分を検出できる位置に配置されてい
る。
【0027】紙ガイド部材3のうちの第1の紙経路31
に相当する部分には、第1の紙送りローラ7が設けられ
ている。この第1の紙送りローラ7は、一対の駆動ロー
ラ71及び従動ローラ72から構成されている。
【0028】ここで、駆動ローラ71は、紙ガイド上部
材3a側の紙先端センサ61と近接する位置で紙挿入口
4側の部位に配置されている。一方、従動ローラ72
は、紙ガイド下部材3b側に配置され、駆動ローラ71
に対して接触又は離間できるように構成されている。
【0029】また、第1の紙送りローラ7の駆動ローラ
71は、ステッピングモータを用いたローラ駆動モータ
92の動力が歯車列(図示しない)によって伝達される
ように構成されている。
【0030】また、図2に示すように、紙ガイド部材3
の第1の紙経路31に相当する部分には、MICR文字
Mを読み取るための磁気読取装置8が設けられている。
この磁気読取装置8は、読取ヘッド81と、ヘッド押圧
部材82とから構成されている。この読取ヘッド81
は、紙ガイド上部材3a側であって駆動ローラ71の周
辺の紙導入口4側の部位に配置されている。一方、ヘッ
ド押圧部材82は、紙ガイド下部材3b側に配置され、
読取ヘッド81に対して押圧又は離間できるように構成
されている。
【0031】なお、磁気読取装置8の紙送り方向上流側
の部位には、MICR文字Mを磁化するための着磁部材
(図示しない)が設けられている。
【0032】図1又は図2に示すように、紙ガイド部材
3の第2の紙経路32に相当する部分には、裏書き印字
機構9が設けられている。裏書き印字機構9は、印字機
構本体9aと、プラテン9bとから構成されている。印
字機構本体9aは、紙ガイド下部材3b側の所定の部位
に配置されている。
【0033】印字機構本体9aの第2の紙経路32側の
部位には、ドットインパクト方式による印字ヘッド9c
が設けられている。この印字ヘッド9cは、紙幅方向に
複数配列されたインパクト部9c1が揺動可能に構成さ
れており、かかるインパクト部9c1が第2の紙経路3
2内に若干入り込むように配置されている。ここで、図
3に示すように、紙ガイド下部材3bの印字ヘッド9c
と対向する部分には、印字ヘッド9cが第2の紙経路3
2側に露出できる程度の大きさで切欠き部が形成されて
いる。なお、図3においては、印字ヘッド9cを表す便
宜上、紙ガイド上部材3aも仮想的に切り欠かれている
ように示しているが、実際には、紙ガイド上部材3a
は、切り欠かれていない。
【0034】また、図2又は図3に示すように、印字機
構本体9aの後方側の部分には、リボンカセットのリー
ル部と係合可能な巻取軸(巻取部)9dが設けられてい
る。この巻取軸9dは、ステッピングモータを用いた巻
取駆動モータ9eからの動力が伝達されることによっ
て、リボンカセット内のインクリボンを巻き取るように
構成されている。そして、印字機構本体9aにリボンカ
セットが装着された場合には、リボンカセットから部分
的に引き出されたインクリボンは、所定の張力をもった
状態で、印字ヘッド9cのインパクト部9c1上に配置
されるようになっている。
【0035】一方、プラテン9bは、紙ガイド上部材3
a側に、印字ヘッド9cに対して一定の間隔をおいて配
置されている。このプラテン9bは、その断面がいわゆ
るDカット状に形成されており、そのカットされた部分
が回転して位置を変えることによって、印字ヘッド9c
のインパクト部9c1を受ける場合と、第2の紙経路3
2を開放してチェック紙C等を通過させる場合とに選択
できるように構成されている。
【0036】紙ガイド部材3の下流側の端部分には、第
2の紙送りローラ91が設けられている。この第2の紙
送りローラ91は、一対の駆動ローラ91a及び従動ロ
ーラ91bとから構成されており、第1の紙送りローラ
7とを結ぶ紙経路長がチェック紙Cの紙長L1より短く
なるように配置されている。
【0037】また、第2の紙送りローラ91の駆動ロー
ラ91aは、上述したローラ駆動モータ92の動力が歯
車列を介して伝達されることによって、第1の紙送りロ
ーラ7の駆動ローラ71とともに回動するように構成さ
れている。
【0038】他方、本体フレーム2の上方の部位には、
紙排出機構93及び表書き印字機構94が設けられてい
る。紙排出機構93は、第2の紙経路32の延長上の紙
経路33を形成してチェック紙Cや帳票紙S等を排出す
るように構成された機構であって、支軸93aを中心と
して本体フレーム2の後方側に開けるようになってい
る。
【0039】一方、表書き印字機構94は、印字機構本
体94aと、プラテン94bとから構成されている。印
字機構本体94aは、紙経路33を挟んで紙排出機構9
3と対向する側の部位に配置されており、本体フレーム
2に設けられた軸2aに支持された状態で紙幅方向に往
復動可能に構成されている。
【0040】印字機構本体94aの紙経路33側の部位
には、裏書き印字機構9の印字ヘッド9cと同様に構成
された印字ヘッド94a1が設けられている。一方、プ
ラテン94bは、紙排出機構93内で印字ヘッド94a
と対向する部位に配置されている。
【0041】他方、紙排出機構93と、裏書き印字機構
94の印字機構本体94aのそれぞれの上方側の対向す
る部位には、紙排出口95が形成されている。また、印
字機構本体94aの紙排出口95と近接する部分であっ
て、印字ヘッド94a1より紙送り方向下流側の部位に
は、紙排出センサ(紙検出器)96が設けられている。
この紙排出センサ96は、光電式センサからなるもの
で、紙経路33上の紙排出口95の部分を通過するチェ
ック紙C等を検出できるようになっている。
【0042】図5は、本実施の形態の制御部を含む制御
系を示すブロック図である。図6は、本実施の形態の制
御部の処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】図5示すように、本実施の形態の複合処理
装置1は、裏書き印字機構9の巻取駆動モータ9eを制
御するための制御部100を有している。この制御部1
00は、紙検出機構6を構成する紙先端センサ61(6
1a、61b)及び紙後端センサ62、紙排出センサ9
6、巻取駆動モータ9eに対して電気的に接続されてい
る。
【0044】そして、制御部100は、紙排出センサ9
6の検出した信号に基づき、巻取駆動モータ9eを所定
の回転量だけ回転するように制御する機能を有してい
る。
【0045】なお、制御部100は、紙ストッパー5を
移動させるために用いる例えばソレノイド(図示しな
い)、読取ヘッド81、ローラ駆動モータ92等とも、
電気的に接続されている。
【0046】以下、図6に示す本実施の形態の制御部1
00の処理を、適宜、図2及び図4を参照しながら複合
処理装置1の作用とともに説明する。
【0047】まず、図6に示すステップ10において、
電源投入の際に行う複合処理装置1についての所定の初
期化処理と合わせて、制御部100は、巻取駆動モータ
9eを所定の回転量だけ回転させて、後述するリボン巻
取処理を行う。
【0048】その後、オペレータは、チェック紙C又は
帳票紙Sのいずれかの記録紙を、複合処理装置1の紙挿
入口4に挿入し、記録紙の側縁を紙ガイド部材3の側部
に沿わせた状態で、先端縁を紙ストッパー5に突き当て
る。
【0049】この場合、ステップ20において、紙先端
センサ61及び紙後端センサ62からの信号に基づき、
制御部100が、記録紙の先端及び側縁が一定の位置に
あるか否かを判断するとともに、挿入された記録紙がチ
ェック紙C又は帳票紙Sのいずれであるかを判断する。
【0050】すなわち、第1の紙先端センサ61a及び
第2の紙先端センサ61bと、紙後端センサ62との信
号が送られた場合には、適正な位置に配置された帳票紙
Sと判断してステップ60に分岐し、第1の紙先端セン
サ61aのみと、紙後端センサ62との信号が送られた
場合には、適正な位置に配置されたチェック紙Cと判断
してステップ30に進む。
【0051】ステップ30では、次のような磁気読取処
理を行う。すなわち、まず、制御部100からの命令に
より、紙ストッパー5を移動させて紙経路30を開放し
てから、ローラ駆動モータ92の始動により、第1の送
りローラ7を、駆動ローラ71及び従動ローラ72との
間にチェック紙Cを挟んだ状態で回転させることによっ
てチェック紙Cを紙送り方向下流側に送る。
【0052】そして、制御部100は、チェック紙Cの
紙送りに伴い、着磁部材により磁化されたMICR文字
Mを読取ヘッド81によって読み取らせ、その磁気情報
を取り込み、ステップ40に進む。
【0053】ステップ40では、制御部100が、MI
CR文字Mについての磁気情報に基づき、裏書き印字が
必要か否かを判断し、必要と判断した場合には、ステッ
プ50に進み、必要でない場合には、ステップ60に分
岐する。
【0054】ステップ50では、制御部100からの命
令により、裏書き印字機構9によってチェック紙Cに裏
書き印字処理を行う。ここでは、裏書き印字機構9の印
字ヘッド9cが、インパクト部9c1をインクリボンを
介してチェック紙Cに打ち込むことによってインクドッ
トからなる画像を形成する。この場合、印字ヘッド9c
1の印字を開始する位置は、ローラ駆動モータ92のパ
ルス数のカウントによって決定する。
【0055】その後、制御部100からの命令により、
所定のタイミングで、巻取駆動モータ9eを始動させて
裏書き印字機構9の巻取軸9dによってリボンカセット
のインクリボンを巻き取らせる。
【0056】次に、ステップ60に進み、裏書き印字処
理を行う。ここでは、制御部100からの命令により、
表書き印字機構9によってチェック紙Cの表書き印字を
させる。上記ステップ20から分岐した帳票紙Sや、ス
テップ40から分岐したチェック紙Cについても、同様
に表書き印字を行う。
【0057】続くステップ70において、紙排出センサ
96が、表書き印字機構94側から送られてくるチェッ
ク紙C又は帳票紙Sについて検出した信号に基づき、制
御部100は、その信号が送られた時点から所定のタイ
ミング経過後に、チェック紙C等が紙排出口94から排
出されたと判断してステップ80に進む。
【0058】そして、ステップ80では、制御部100
からの命令により、巻取駆動モータ9eを始動させて裏
書き印字機構9の巻取軸9dによってリボンカセットの
インクリボンを所定量だけ巻き取らせる。
【0059】以上述べたように本実施の形態によれば、
裏書き印字を行うか否かによらず、チェック紙C又は帳
票紙Sのいずれかについてのすべての印字が終了するご
とに、裏書き印字機構9のインクリボンを巻き取らせる
ようにしたことから、裏書き印字を長期間行わなくて
も、そのインクリボンの乾燥を防止することができる。
【0060】また、本実施の形態によれば、チェック紙
C等が裏書き印字機構9を通過した後ごとに、そのイン
クリボンを巻き取らせるようにしたことから、チェック
紙C等の先端部分が印字ヘッド9c1上のインクリボン
を引っかけて弛ませても、そのインクリボンが直ちに巻
き取られるため、印字ヘッド9c1上のインクリボンが
外れることを防止できる。
【0061】さらに、本実施の形態によれば、チェック
紙C等が排出された後に、裏書き用のインクリボンの巻
取処理を行うようにしたことから、その巻取処理に起因
して他の装置に及ぼす種々の影響をなくすことができ
る。例えば、巻取駆動モータ9eから生じる磁気の影響
により、磁気読取装置8が、MICR文字Mを読み取る
際に電気的ノイズを拾うことを防止できる。
【0062】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0063】上記実施の形態においては、裏書き印字を
行うか否かによらず表書き印字を行う場合に必ず裏書き
用のインクリボンの巻取処理を行うようにしたが、本発
明は、表書き印字のみを行う場合には、裏書き印字機構
9を作動しないため、裏書き印字機構9の巻取軸9dの
みを作動してインクリボンの巻取処理を行うこともでき
る。
【0064】例えば、図6に示す制御部100の処理
を、ステップ50の裏書き印字処理後にステップ80の
リボン巻取処理を行わないようにすればよく、この場
合、裏書き印字処理中に必ず行われるインクリボンの巻
取処理と、印字終了後に行われるインクリボンの巻取処
理との重複を省くことができるという利点がある。
【0065】また、上記実施の形態において、紙挿入口
4に挿入された記録紙の情報について、紙検出機構6か
らの信号によって制御部100が判断できるようにし、
さらに、チェック紙Cに裏書き印字が必要か否かについ
て、読み取ったMICR文字Mの内容によって制御部1
00が判断できるようにしたが、本発明は、これに限ら
れることなく、紙情報提供部として、外部操作入力用の
操作パネル(図示しない)を用い、この操作パネルから
送られる信号によって、制御部100が、チェック紙C
又は帳票紙Sのいずれであるかの判断及び裏書きの要否
の判断を行うこともできる。
【0066】例えば、図6に示す制御部100の処理
を、操作パネル上において、チェック紙に裏書き印字を
行う旨の操作が行われた場合には、ステップ30の磁気
読取処理後に、ステップ50の裏書き印字処理に進むよ
うにし、チェック紙に表書き印字のみを行う旨の操作が
行われた場合には、ステップ30の磁気読取処理後に、
ステップ60の表書き印字処理に進むようにし、さら
に、帳票紙Sに表書き印字を行う旨の操作が行われた場
合には、ステップ10の初期処理後にステップ60の表
書き印字処理に進むようにすればよい。
【0067】さらに、上記実施の形態においては、表書
き印字や裏書き印字等ついての一回の複合処理ごとにイ
ンクリボンの巻取処理を行うようにしたが、表書き印字
の使用頻度に応じて所定回数の複合処理の終了後ごとに
インクリボンの巻取処理を行うこともできる。
【0068】さらにまた、上記実施の形態においては、
紙排出センサ96を紙排出口95の近傍に配置したが、
本発明は、これに限られることなく、紙経路30、33
上の所定の位置に紙排出センサ96と同様のものを配置
してこの位置から紙排出口95までの紙経路長を割り出
せば、上記実施の形態と同様にチェック紙C等が排出し
たことを検出することができ、また、紙先端センサ61
や紙後端センサ62に、上述した紙排出センサ96のも
つ機能をもたせて兼用した場合でも同様である。もっと
も、上記実施の形態のように、紙排出口95を通過する
チェック紙C等を直に検出するようにすれば、制御部1
00を構成するプログラムの内容を簡素なものにできる
という利点がある。
【0069】さらに加えて、上記実施の形態において
は、表書き印字機構94にドットインパクト方式を用い
たが、本発明は、インク転写によるチェック紙C等の汚
れが生じない限りにおいて、インクジェット方式を用い
ることも可能である。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、所定
のタイミングで裏書き用のインクリボンを巻き取らせる
ようにしたため、そのインクリボンの乾きや外れを防止
して円滑な複合処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の複合処理装置の概略構成を示す
斜視図である。
【図2】同複合処理装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【図3】同複合処理装置の裏書き印字機構の周辺部分を
示す斜視図である。
【図4】本実施の形態の紙検出機構とチェック紙との位
置関係を示す図である。
【図5】本実施の形態の制御部を含む制御系を示すブロ
ック図である。
【図6】本実施の形態の制御部の処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
6 紙検出機構 7 第1の紙送りローラ(紙送りローラ) 81 読取ヘッド 9 裏書き印字機構 9c 印字ヘッド 9e 巻取軸(巻取部) 94 表書き印字機構 96 紙排出センサ(紙検出器) 100 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の紙経路上に沿って送られる記録紙の
    うち当該記録紙が磁気情報を有する場合には当該磁気情
    報を読み取り可能な読取ヘッドと、 当該紙経路上の前記読取ヘッドと同じ側の所定の部位に
    配設された印字ヘッドを有する表書き印字機構と、 インクリボンを巻き取り可能に構成された巻取部と、当
    該紙経路上の前記読取ヘッドと反対側の所定の部位に配
    設され、かつ、当該インクリボンを介してドットインパ
    クト方式により印字可能に構成された印字ヘッドとを有
    する裏書き印字機構と、 当該紙経路上に沿って送られる記録紙を検出可能な紙検
    出器と、 前記紙検出器が検出した信号に基づいて算出された記録
    紙の所定の位置情報に応じて、前記裏書き印字機構の巻
    取部によってインクリボンを所定量巻き取らせるように
    制御する制御部とを備えたことを特徴とする複合処理装
    置。
  2. 【請求項2】前記紙検出器は、前記裏書き印字機構より
    紙送り方向下流側に配置された前記表書き印字機構に対
    してさらに紙送り方向下流側に配置される一方で、前記
    制御部は、前記紙検出器が検出した信号に基づいて記録
    紙が当該紙経路から排出されたことについての情報を得
    るように構成されるとともに、当該情報に基づいて前記
    裏書き印字機構の巻取部について制御するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の複合処理装
    置。
  3. 【請求項3】当該紙経路に挿入された記録紙の種類につ
    いての情報を前記制御部に送るための紙情報提供部を備
    え、 前記制御部は、前記紙情報提供部からの信号に基づいて
    当該記録紙に表書き印字のみを行うと判断した場合に前
    記裏書き印字機構の巻取部について制御するように構成
    されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    1項記載の複合処理装置。
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