JPH117497A - 複合処理装置及びその制御方法 - Google Patents

複合処理装置及びその制御方法

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JPH117497A
JPH117497A JP16169797A JP16169797A JPH117497A JP H117497 A JPH117497 A JP H117497A JP 16169797 A JP16169797 A JP 16169797A JP 16169797 A JP16169797 A JP 16169797A JP H117497 A JPH117497 A JP H117497A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で記録媒体を情報検出手段に確実に
密着でき、記録媒体の装填部と排出部を別々に構成しう
る複合処理装置及びその制御方法を提供する。 【解決手段】チェック紙Pに記録された情報を接触して
検出するMICRヘッド33と、チェック紙PをMIC
Rヘッド33に押圧するための押圧ローラ34とを設け
る。押圧ローラ34はMICRヘッド33に対する押圧
力を解除可能とする。チェック紙Pを往復動させるた
め、サブスリップ下ローラ23、24、スリップセンタ
ローラ21、22、サブスリップ上ローラ19、20を
設ける。スリップセンタローラ21、22は、読取ユニ
ット32の挿入部側近傍に配置する。チェック紙Pを挿
入し矢印F方向に搬送して頭出しを行った後、押圧ロー
ラ34によってチェック紙PをMICRヘッド33に押
圧し矢印B方向に搬送して読取を行う。読取終了後、チ
ェック紙Pを矢印F方向に搬送して印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷媒体を処理す
る複合処理装置その制御方法に関し、特に、有価証券等
の印刷媒体に磁気インクで記載された事項を読みとると
ともに、その印刷媒体に印字処理を行う複合処理装置及
びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、商取引や店舗での買い物に
は、小切手やパーソナルチェック(以下、「小切手等」
という)が広く用いられている。一般に、小切手等の表
面には金額やサインが記載されている他、銀行番号、口
座番号等の必要記載事項の一部や小切手番号等の規格化
された情報が、MICR文字(以下「MICR(Magneti
cInk Character Recognition)文字」という。)によっ
て所定の位置に記載されているのが普通である。
【0003】その磁気インクの有無は、磁気ヘッドによ
って検出できるため、MICR文字を読み取って記載事
項を抽出するMICR文字読み取り装置(MICR:Ma
gnetic Ink Character Reader)が開発されており、店
舗等においては、小切手 等有価証券を受け取ったオペ
レータは、そのようなMICRの読取機構によって磁気
インクを検出し、記載事項を読み取って小切手等の有効
性を確認した後、印字装置を用いて認証や受け取り店舗
の名称等の小切手等への裏書き事項を印刷する処理を行
っていた。
【0004】この一連の処理を簡略化するため、本出願
人はMICR文字の読み取り及び裏書き印字を単一の搬
送経路上に配置した磁気ヘッド及び印字ヘッドを用いて
シーケンシャルに処理することができる複合処理装置を
開発した。
【0005】図13は、従来の複合処理装置の要部構成
を示すものである。
【0006】図13に示すように、印刷媒体としての小
切手等を処理する複合処理装置102は、印字ヘッド1
05と磁気ヘッド106とを備えている。この複合処理
装置102では、小切手等を挿入する挿入口107が装
置手前の空間104に位置し、該挿入口107から小切
手等を水平に挿入するように構成されている。
【0007】挿入口107と紙送り経路110との間に
は、紙送りローラ108が設けられており、挿入口10
7から挿入された小切手等の先端部分が紙送りローラ1
08の下部位置に達すると、押さえローラ109が上方
に動き、その小切手等を紙送りローラ108に押しつけ
る。その状態で図示しない駆動機構が動作すると、紙送
りローラ108は小切手等を紙送り経路110の内へ搬
送するように回転する。
【0008】紙送り経路110の奥には、磁気ヘッド1
06が設けられており、紙送り経路110を挟んでその
磁気ヘッド106と対向する位置には、ベルト111に
よって上記紙送りローラ108と同期回転するように構
成された紙送りローラ112が設けられている。搬送さ
れてきた小切手等の先端部分が磁気ヘッド106上に達
すると、紙送りローラ112を移動させて小切手等に当
て、小切手等を磁気ヘッド106に押しつけながら更に
奥に搬送する。従って、磁気ヘッド106は、小切手等
に密着された状態で磁気インクを検出するので、MIC
R文字によって印刷された事項を感度良く読み取ること
ができる。
【0009】上記紙送り経路110は、上方に向かって
緩やかに湾曲するように形成されており、その終端位置
には印字ヘッド105が配置されている。また、該印字
ヘッド105と磁気ヘッド106との間には、搬送ロー
ラ109、112と同期回転する紙送りローラ113が
配置されており、搬送ローラ109、112によって紙
送り経路110を搬送され、徐々に上向きにされて読取
処理が終了した小切手等は、搬送ローラ113によって
更に上方に搬送される。最終的に小切手等全体が鉛直状
態にされた後、印字ヘッド105によって所定事項の印
刷処理が行われると小切手等は複合処理装置102の上
方の空間114に排紙され、この複合処理装置102を
使用した小切手等の処理は終了する。
【0010】このような複合処理装置102によれば、
読取装置と印字装置とを別々に使用して小切手等を処理
する必要がないことから効率良く処理を行うことがで
き、また、省スペース化にも役立つものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のM
ICR文字が記録された小切手等には、読み取り不良の
原因となる、しわ、カール、折り目等が付いている場合
がある。しかし、従来の装置の場合、同期回転される紙
送りローラ108、112、113によって搬送される
小切手等には引き延ばす方向に張力が働かないことか
ら、小切手等を磁気ヘッド106に確実に密着させるた
めに紙送りローラ112による小切手等の押圧力を高く
設定していた。その結果、従来の複合処理装置102に
おいては、紙送りローラ112の軸受及び磁気ヘッド1
06の検出表面の充分な耐久性を確保する必要があり、
装置の大型化、高価格化を招いていた。
【0012】その一方、従来の複合処理装置102にお
いて、排出方向へ小切手等を搬送しながら磁気ヘッド1
06で小切手等に記録されたMICR文字を読み取る場
合には、MICR文字の先頭から検出を行い、その検出
信号に対して反転処理等を行う必要があり、その結果、
処理速度が遅くなったり、文字認識の精度が低下すると
いう問題がある。
【0013】かかる問題に対しては、小切手等に記録さ
れたMICR文字を読み取る際に、小切手等を逆方向に
搬送させてMICR文字の終端部から検出を行い、印字
後、装填部から小切手等を排出させることも考えられる
が、装置の設置場所等によっては小切手等の装填部と排
出部とが別々にある方が都合の良い場合もあり、そのよ
うな機能を有する複合処理装置が要望されていた。
【0014】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、簡単な構成で記録媒体
を情報検出手段に確実に密着させることができ、しか
も、記録媒体の装填部と排出部とを別々に構成しうる複
合処理装置及びその制御方法を提供することを目的とす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録媒体に記録された情報
を記録媒体に接触して検出する情報検出手段と、上記記
録媒体を上記情報検出手段に押圧するための押圧手段
と、上記押圧手段を保持し、当該押圧手段を上記記録媒
体を押圧する押圧位置と当該押圧を行わない解除位置と
に設定可能な押圧手段移動手段とを有する読取ユニット
と、上記記録媒体を上記情報検出手段と上記押圧手段と
の間へ案内する搬送経路の該読取ユニットの押圧部位の
記録媒体装填側近傍に配置され、上記記録媒体を往復動
させる主搬送手段を有する搬送機構と、該搬送手段の記
録媒体排出側に配置され、上記情報検出手段にて得られ
た検出結果に基いて上記記録媒体に印刷を行う印刷手段
とを備えたことを特徴とする複合処理装置である。
【0016】かかる構成を有する請求項1記載の発明の
場合、請求項4記載の発明のように、上記押圧手段によ
る上記情報検出手段への押圧を解除した状態で、上記主
搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿って
排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭出しを行い、次い
で、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手段に
押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記排
出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段によ
って上記記録媒体に記録された情報を検出し、その後、
上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除
し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経
路に沿って上記排出方向へ搬送しつつ、上記主搬送手段
によって上記記録媒体に所定の印刷を行うとよい。
【0017】請求項1又は4記載の発明によれば、情報
検出手段によって上記記録媒体に記録された情報を検出
する際、記録媒体は排出方向と反対方向へ搬送されるた
め、例えばMICR文字を終端部から検出することがで
き、検出信号に対して反転処理等を行う必要がなく、精
度の高い読み取りを行うことができる。
【0018】また、押圧手段によって情報検出手段に押
圧された記録媒体は、読取ユニットの押圧部位の装填部
側、すなわち、記録媒体の搬送方向上流側に配置された
主搬送手段によって引っ張られ、記録媒体に生ずる張力
によってしわ等が伸ばされた状態で情報の検出が行われ
る。その結果、従来の装置のように高い押圧力で記録媒
体を押圧する必要はなく、しかも、記録媒体の押圧部位
の近傍に主搬送手段が配置されていることから、その力
はごく小さくて済む。
【0019】他方、記録媒体に印刷を行う場合には、押
圧手段による情報検出手段への押圧が解除されるため、
情報検出手段に対してダメージを与えることはなく、ま
た、記録媒体は搬送経路に沿って排出部に向って搬送さ
れるため、装填部と搬送部とが別々の装置を容易に構成
することができる。
【0020】一方、請求項2記載の発明のように、記録
媒体の装填部位に、主搬送手段と共に上記記録媒体を搬
送する導入用搬送手段が設けられる一方、上記記録媒体
の排出部位には、上記主搬送手段と共に上記記録媒体を
搬送する排出用搬送手段が設けられて場合にも効果的で
ある。
【0021】請求項2記載の発明の場合、請求項5記載
の発明のように、上記押圧手段による上記情報検出手段
への押圧を解除した状態で、上記主搬送手段及び上記導
入用搬送手段によって上記記録媒体を上記搬送経路に沿
って排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭出しを行い、
次いで、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手
段に押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上
記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段
によって上記記録媒体に記録された情報を検出し、さら
に、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解
除し、上記主搬送手段及び上記導入用搬送手段によって
上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬送し
て当該記録媒体の頭出しを行い、その後、上記主搬送手
段及び上記排出用搬送手段によって上記記録媒体を上記
搬送経路に沿って上記排出方向へ搬送しつつ、上記主搬
送手段によって上記記録媒体に所定の印刷を行うとよ
い。
【0022】請求項2又は5記載の発明によれば、記録
媒体に記録された情報を検出する場合以外は2つの搬送
手段によって搬送されるため、確実な記録媒体の搬送を
行うことが可能になる。
【0023】この場合、請求項3記載の発明のように、
主搬送手段と排出用搬送手段との間に、印刷位置と該印
刷位置から退避する位置の間において搬送経路に沿って
往復動可能な記録媒体の案内機構が設けられている場合
において、例えば、請求項6記載の発明のように、上記
記録媒体を排出用搬送手段に導く際、案内機構を搬送経
路に沿って退避位置から印刷位置に移動させて上記記録
媒体を案内すれば、しわ等が付いた記録媒体であって
も、確実に排出用搬送手段に導いて排出することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る複合処理装置
及びその制御方法の好ましい一実施の形態を図1〜図1
2を参照して詳細に説明する。
【0025】図1及び図2は、本発明に係る複合処理装
置の一実施の形態としてのプリンタ1の全体構成を示す
ものであり、図1は、その内部構成を示す概略構成図、
図2はプリンタ1の内部を正面方向から見た斜視図であ
る。
【0026】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1においては、例えば、樹脂等からなる本体カバー2
の内部の後方にロール紙Rが配置され、その前方側にロ
ール紙Rを搬送するための紙搬送部3が設けられる。
【0027】一方、紙搬送部3の前方側には、ロール紙
R等に印字等を行うためのインクジェット方式による印
字部4が紙搬送部3に隣接して配置され、この印字部4
は、樹脂等からなる本体前カバー5によって覆われてい
る。
【0028】なお、上述のロール紙R、紙搬送部3及び
印字部4は、金属等からなる本体フレーム6に取り付け
られる。
【0029】本実施の形態における印字部4は、公知の
インクジェット方式により印字を行うものであり、図2
に示すように、印字部4は、本体フレーム6に取り付け
られたガイドレール7に沿って本体フレーム6の両側部
間を移動自在となるように構成される。かかる構成によ
り、本プリンタ1においては、紙送り方向又はこれと直
交する紙幅方向のいずれの方向に対しても印字が可能な
構成となっている。
【0030】そして、図1に示すように、この印字部4
は、印刷手段としての印字ヘッド4aが紙搬送部3に設
けられたプラテン部8と対抗するように配置される。
【0031】一方、ロール紙Rは、巻芯部9と平行に配
置された一対の支持ローラ10、11によって回転自在
に支持され、装置本体の下方側から上方に向かってその
先端部が引き出されるように構成される。
【0032】紙搬送部3においては、ロール紙Rの搬送
経路が形成される。すなわち、紙搬送部3は、紙案内部
12及び搬送ローラ13によってロール紙Rの送り方向
を反転し、搬送ローラ14により、本体上カバー15に
設けられた排出口16から印字後のロール紙Rを排出す
るように構成される。
【0033】図1に示すように、本体上カバー15は、
支軸17を中心として回動自在に取り付けられ、後述す
るように、本体上カバー15の回動に伴ってプラテン部
8が印字ヘッド4aから離れるように構成される。
【0034】また、本体の上部中央には、本体上カバー
15と本体前カバー5とによって、スリップ紙S及びチ
ェック紙(記録媒体)Pを排出するための排出口18が
形成される。この排出口18の近傍には、排出用搬送手
段として一対のサブスリップ上ローラ19、20が設け
られる。さらに、紙搬送部3と印字部4との間に主搬送
手段として一対のスリップセンタローラ21、22が設
けられるとともに、印字部4の下方に導入用搬送手段と
して一対のサブスリップ下ローラ23、24が設けられ
る。
【0035】また、一対のガイド部材25、26が装置
の前部分からサブスリップ下ローラ23、24及びスリ
ップセンタローラ21、22を経由してサブスリップ上
ローラ19、20に向って延びるように設けられ、これ
により紙挿入口27が形成されるとともに、スリップ紙
S又はチェック紙Pの搬送経路が形成されている。
【0036】図2に示すように、スリップ紙S又はチェ
ック紙Pは、ガイド部材26の右端に設けられた基準部
28に突き当てられることにより、それぞれ位置決めが
なされた状態で挿入(装填)される。
【0037】図3は、本実施の形態におけるスリップ紙
S又はチェック紙Pの搬送機構100を示すものであ
る。
【0038】図3に示すように、搬送機構100におい
て、スリップ紙S又はチェック紙Pは、サブスリップ下
ローラ23、24、スリップセンタローラ21、22及
びサブスリップ上ローラ19、20によって矢印F
(正)方向又は矢印B(逆)方向に搬送されるようにな
っている。この場合、サブスリップ上ローラ20、スリ
ップセンタローラ22及びサブスリップ下ローラ24
は、図示しない駆動機構によって同期して回転するよう
になっている。
【0039】また、サブスリップ下ローラ23、24は
上側のローラ24が下側のローラ23に対して接離自在
となるように構成されるとともに、サブスリップ上ロー
ラ19、20も図中左側のローラ19が図中右側にロー
ラ20に対して接離自在となるように構成されている。
【0040】一方、サブスリップ下ローラ23、24の
紙搬送方向下流側(矢印B方向側)には、スリップ紙S
又はチェック紙Pの有無及び下端(後端部)を検出する
紙検出器29が設けられる。この紙検出器29として
は、例えば透過型のセンサが用いられる。
【0041】また、サブスリップ下ローラ23、24と
スリップセンタローラ21、22との間には、スリップ
紙S又はチェック紙Pの有無とその上端(先端部)を検
出する上端検出器30が設けられる。この上端検出器3
0としては、例えば反射型のセンサが用いられる。
【0042】さらに、サブスリップ下ローラ23、24
とスリップセンタローラ21、22との間には、搬送経
路を挟んで上端検出器30の反対側にフォームストッパ
31が設けられる。このフォームストッパ31は、挿入
されたスリップ紙S又はチェック紙Pを一旦停止させる
ためのものであり、所定のタイミングで搬送経路から退
避できるように構成されている。
【0043】一方、スリップセンタローラ21、22の
近傍には、チェック紙Pに記録されたMICR文字を読
みとるための後述する読取ユニット32が設けられてい
る。この読取ユニット32は、情報検出手段としてのM
ICRヘッド33と、押圧手段としての押圧ローラ34
を有し、このMICRヘッド33に対して押圧ローラ3
4を押し付けることによってチェック紙PをMICRヘ
ッド33に密着させるように構成されている。
【0044】さらに、本実施の形態においては、印字ヘ
ッド4aと対向するプラテン35の直近にスリップ紙S
又はチェック紙Pの有無及びその上端を検出するための
紙検出器36が設けられる。この紙検出器36として
は、例えば反射型のセンサが用いられる。
【0045】さらにまた、スリップセンタローラ22と
サブスリップ上ローラ20との間には、プラテン35近
傍においてスリップ紙S又はチェック紙Pが搬送経路か
ら外れないように案内するための案内機構としてのシャ
ッタ機構37が設けられている。このシャッタ機構37
は、プラテン35に対して平行に上下動するように構成
されている。
【0046】図4及び図5は、本実施の形態の読取ユニ
ット32を示すもので、図4(a)は開状態の読取ユニ
ット32の正面図、図4(b)開状態の読取ユニット3
2の側面図、図5(a)は閉状態の読取ユニット32の
正面図、図5(b)閉状態の読取ユニット32の側面図
である。
【0047】読取ユニット32は、例えば樹脂からなる
一対の摺動可能な保持部材38と移動部材(押圧手段移
動手段)39を有している。ここで、MICRヘッド3
3は保持部材38に保持され、押圧ローラ34は、支軸
34aを中心として略L字状の移動部材39の腕部39
aに回動自在に保持される。そして、図4(b)に示す
ように、MICRヘッド33と押圧ローラ34とが対向
し、これらの間にチェック紙Pが挿入されるように構成
されている。
【0048】保持部材38と移動部材39との間にはコ
イルばね40が掛け渡され、これにより押圧ローラ34
とMICRヘッド33とが密着するように構成されてい
る。また、保持部材38には、図示しない永久磁石を有
する電磁ソレノイド41が取り付けられ、そのプランジ
ャ42が移動部材39の下部39bに固定されている。
そして、これらによってMICR開閉機構が構成され
る。すなわち、図4(a)(b)に示すように、MIC
Rヘッド33から押圧ローラ34を離した状態(開状
態)においては、図示しない永久磁石によって保持部材
38と移動部材39とが固定される一方、電磁ソレノイ
ド41を駆動して保持部材38と移動部材39とを離し
た場合には、図5(a)(b)に示すように、コイルば
ね40の弾性力によってMICRヘッド33と押圧ロー
ラ34とが密着される(閉状態)ようになっている。
【0049】このような構成を有する読取ユニット32
によれば、チェック紙Pの搬送方向(矢印F又はB方
向)に対して直交する方向に押圧ローラ34を上下動さ
せるようにしたことから、読取ユニット32のチェック
紙Pの搬送方向の幅を小さくしてコンパクトな構成とす
ることができる。
【0050】次に、図6から図12のフローチャートを
参照して本実施の形態の制御動作について説明する。
【0051】〔第1の実施の形態〕図6〜図8は、本発
明の第1の実施の形態に係る制御動作を示すものであ
る。
【0052】ステップS1では、まず、MICRヘッド
33の待機状態、すなわち、チェック紙Pの挿入待ちと
なる。この場合においては、押圧ローラ34、サブスリ
ップ下ローラ24及びサブスリップ上ローラ20が、そ
れぞれ図3の破線で示す位置に移動して、MICR開閉
機構、サブスリップ下ローラ23、24及びサブスリッ
プ上ローラ19、20が、それぞれ「開」状態となって
いる。一方、フォームストッパ31は図3の破線で示す
位置に移動して「閉」状態となっている。
【0053】ステップS2では、チェック紙Pのセット
操作を行い、ステップS3において、下端検出器29及
び上端検出器30からの各検出結果を受け付ける。そし
て、ステップS4において、「紙なし」検出があるか否
か、すなわち、下端検出器29及び上端検出器30の一
方若しくは両方が「紙なし」を示す検出結果を出力して
いるか否かを判断し、「YES」であれば再びステップ
S1に移行し、「NO」であればステップS5に移行す
る。ここで、下端検出器29及び上端検出器30の一方
若しくは両方が「紙なし」を示す検出結果を出力してい
る場合というのは、チェック紙Pが適切に挿入されてい
ない場合である。
【0054】ステップS5では、フォームストッパ31
を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とするとと
もに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示す位
置に移動させて閉状態とし、さらに、シャッタ機構37
を図3の破線で示す位置の方向に約4mm分(図示しな
いモータの駆動ステップ数は例えば75ステップ分であ
る)移動させる。
【0055】ステップS6では、チェック紙Pの頭出し
を行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、24を
正方向に回転させ、チェック紙Pを図3の矢印F方向
(排出方向)に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタ
ローラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ
19、20の入口手前の位置に到達した時点でサブスリ
ップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転
を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0056】ステップS7では、シャッタ機構37を図
3の破線で示す位置に向って上方に移動させるととも
に、サブスリップ下ローラ24を破線で示す位置に移動
させてサブスリップ下ローラ23、24を開状態とす
る。
【0057】ステップS8では、スリップセンタローラ
21、22を回転させてチェック紙Pを図3の矢印F方
向に搬送し、チェック紙Pの下端(終端部)がスリップ
センタローラ21、22の手前の所定位置に到達した時
点で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止さ
せ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0058】そして、ステップS9において、図示しな
い駆動モータをわずかに逆回転させることによりバック
ラッシュ補正を行う。
【0059】ステップS10では、押圧ローラ34を図
3の破線で示す位置に移動させることにより、MICR
開閉機構を「閉」状態にする。
【0060】そして、ステップS11において、スリッ
プセンタローラ21、22を逆方向に回転させてチェッ
ク紙Pを矢印B方向(排出方向と反対方向)に搬送する
とともに、MICRヘッド33を駆動してチェック紙P
に記録されているMICR文字の読取りを行う。
【0061】ステップS12では、読取り終了後、チェ
ック紙Pの上端がMICRヘッド33から外れない位置
において押圧ローラ34を図3の実線に示す位置に移動
することによりMICR開閉機構を「開」状態とし、続
いて、チェック紙Pの上端がスリップセンタローラ2
1、22から外れない位置でその回転を停止させ、チェ
ック紙Pの搬送を停止させる。
【0062】ステップS13では、サブスリップ下ロー
ラ24を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態とす
る一方、フォームストッパ31は「開」状態のままで、
シャッタ機構37を上方へ約4mm分移動させる。
【0063】ステップS14では、MICRヘッド33
によってノイズの読取りを行いつつチェック紙Pを矢印
B方向に搬送させ、チェック紙Pがスリップセンタロー
ラ21、22を通過した後、サブスリップ下ローラ2
3、24を外れない位置までチェック紙Pを所定量搬送
させる。
【0064】ステップS15では、図示しない駆動モー
タを微動させてバックラッシュ補正を行い、ステップS
16において、ステップ14で読み取ったノイズの除去
を行う。
【0065】ステップS17では、チェック紙Pの1次
頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、
24を正方向に回転させ、チェック紙Pを図の矢印F方
向に搬送する。そして、チェック紙Pがスリップセンタ
ローラ21、22を通過した後、その先端がサブスリッ
プ上ローラ19、20の入口手前の裏書き準備位置に到
達した時点でサブスリップ下ローラ24及びスリップセ
ンタローラ22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送
を一時停止する。
【0066】そして、ステップS18では、その状態
で、シャッタ機構37を図3の破線で示す位置まで上方
に移動させる。
【0067】ステップS19では、チェック紙Pの2次
頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ23、
24及びスリップセンタローラ21、22を正方向に回
転させてチェック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チ
ェック紙Pの上端がサブスリップ上ローラ19、20に
係る位置に到達した時点でサブスリップ下ローラ24及
びスリップセンタローラ22の回転を停止させ、チェッ
ク紙Pの搬送を一時停止する。
【0068】そして、ステップS20において、その状
態で、シャッタ機構37を図3の実線で示す位置まで下
方に移動させる。
【0069】ステップS21では、紙検出器36からの
検出結果を受け付け、ステップ22でチェック紙Pがな
いか否かを判断し、「YES」であればステップS23
に移行し、「NO」であればステップS26に移行す
る。
【0070】ステップS23では、MICRヘッド33
を介して読み取られたチェック紙PのMICR文字の内
容を認識できるか否かを判断し、「YES」であればス
テップS24に移行し、「NO」であればステップS2
6に移行する。
【0071】ステップS24では、読み取ったMICR
文字の内容を解析し、その内容が、裏書き印字が必要で
あるものであるか否かを判断し、「YES」であればス
テップS25に移行し、「NO」であればステップS2
6に移行する。
【0072】ステップS25では、サブスリップ上ロー
ラ19を図3の実線で示す位置に移動させて閉状態と
し、スリップセンタローラ21、22及びサブスリップ
上ローラ19、20を正方向に回転させてチェック紙P
を矢印F方向に搬送するとともに、印字ヘッド4aを駆
動してチェック紙Pに対して裏書き印字を行う。
【0073】ステップS26では、スリップセンタロー
ラ21、22及びサブスリップ上ローラ19、20を正
方向に回転させることによりチェック紙Pを排出口18
から排出させる。
【0074】〔第2の実施の形態〕図9及び図10は、
本発明の第2の実施の形態における制御動作を説明する
ためのフローチャートである。この図9及び図10にお
いて、上記第1の実施の形態の図6から図8のフローチ
ャート中のステップと同じ処理を行うステップについて
は当該ステップと同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0075】図9及び図10において、図6から図8の
フローチャート中のステップと異なる処理を行うステッ
プは、S100〜S107である。
【0076】ステップS100では、フォームストッパ
31を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とする
とともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示
す位置に移動させて閉状態とするが、シャッタ機構37
は移動させずにそのままの状態に保つ。
【0077】ステップS101では、チェック紙Pの1
次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ2
3、24を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢
印F方向に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタロー
ラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ1
9、20の入口の位置に到達した時点でサブスリップ下
ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止
させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0078】ステップS102では、シャッタ機構37
を図3の破線で示す位置まで上方に移動させる。この場
合、サブスリップ下ローラ23、24は閉じた状態にし
ておく。
【0079】ステップS103では、チェック紙Pの2
次頭出しを行う。すなわち、スリップセンタローラ2
1、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢
印F方向に搬送し、チェック紙Pの下端がスリップセン
タローラ21、22の手前の所定位置に到達した時点
で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止さ
せ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0080】ステップS104では、押圧ローラ34を
図3の破線で示す位置に移動させることにより、MIC
R開閉機構を「閉」状態にするとともに、サブスリップ
下ローラ24を図3の破線で示す位置に移動させてサブ
スリップ下ローラ23、24を開状態とする。
【0081】ステップS105では、スリップセンタロ
ーラ21、22を逆方向に回転させてチェック紙Pを矢
印B方向に搬送するとともに、MICRヘッド33を駆
動してチェック紙Pに記録されているMICR文字の読
取りを行う。そして、読取り終了後、チェック紙Pの上
端がMICRヘッド33から外れない位置でスリップセ
ンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙P
の搬送を停止させる。
【0082】ステップS106では、押圧ローラ34を
図3の実線に示す位置に移動することによりMICR開
閉機構を「開」状態とするとともに、サブスリップ下ロ
ーラ24を図3の実線で示す位置に移動させてサブスリ
ップ下ローラ23、24を閉状態とする。この場合、フ
ォームストッパ31は「開」状態に保たれている。な
お、シャッタ機構37は移動させないでおく。
【0083】ステップS107では、チェック紙Pの裏
書き印字開始位置の頭出しを行う。すなわち、サブスリ
ップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ2
1、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢
印F方向に搬送し、チェック紙Pの上端がサブスリップ
上ローラ19、20に係る位置に到達した時点でサブス
リップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の回
転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0084】〔第3の実施の形態〕図11及び図12
は、本発明の第3の実施の形態における制御動作を説明
するためのフローチャートである。この図11及び図1
2において、上記第1の実施の形態の図6から図8のフ
ローチャート中のステップと同じ処理を行うステップに
ついては当該ステップと同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0085】図11及び図12において、図6から図8
のフローチャート中のステップと異なる処理を行うステ
ップは、S200〜S208である。
【0086】ステップS200では、フォームストッパ
31を図3の実線で示す位置に移動させて開状態とする
とともに、サブスリップ下ローラ24を図3の実線で示
す位置に移動させて閉状態とするが、シャッタ機構37
は移動させずにそのままの状態に保つ。
【0087】ステップS201では、チェック紙Pの1
次頭出しを行う。すなわち、サブスリップ下ローラ2
3、24を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢
印F方向に搬送し、チェック紙Pがスリップセンタロー
ラ21、22を通過した後、サブスリップ上ローラ1
9、20の入口の位置に到達した時点でサブスリップ下
ローラ24及びスリップセンタローラ22の回転を停止
させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0088】ステップS202では、シャッタ機構37
を図3の破線で示す位置まで上方に移動させる。この場
合、サブスリップ下ローラ23、24は閉じた状態にし
ておく。
【0089】ステップS203では、チェック紙Pの2
次頭出しを行う。すなわち、スリップセンタローラ2
1、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の矢
印F方向に搬送し、チェック紙Pの下端がスリップセン
タローラ21、22の手前の所定位置に到達した時点
で、スリップセンタローラ21、22の回転を停止さ
せ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0090】ステップS204では、押圧ローラ34を
図3の破線で示す位置に移動させることにより、MIC
R開閉機構を「閉」状態にするとともに、サブスリップ
下ローラ24を図3の破線で示す位置に移動させてサブ
スリップ下ローラ23、24を開状態とする。
【0091】ステップS205では、スリップセンタロ
ーラ21、22を逆方向に回転させてチェック紙Pを矢
印B方向に搬送するとともに、MICRヘッド33を駆
動してチェック紙Pに記録されているMICR文字の読
取りを行う。そして、読取り終了後、チェック紙Pの上
端がMICRヘッド33から外れない位置でスリップセ
ンタローラ21、22の回転を停止させ、チェック紙P
の搬送を停止させる。
【0092】ステップS206では、押圧ローラ34を
図3の実線に示す位置に移動することによりMICR開
閉機構を「開」状態とするとともに、サブスリップ下ロ
ーラ24を図3の実線で示す位置に移動させてサブスリ
ップ下ローラ23、24を閉状態とする。この場合、フ
ォームストッパ31は「開」状態に保たれている。な
お、シャッタ機構37は移動させないでおく。
【0093】ステップS207では、チェック紙Pの裏
書き印字開始位置の1次頭出しを行う。すなわち、サブ
スリップ下ローラ23、24を正方向に回転させてチェ
ック紙Pを図3の矢印F方向に搬送し、チェック紙Pが
スリップセンタローラ21、22を通過した後、サブス
リップ上ローラ19、20の入口の位置に到達した時点
でサブスリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ
22の回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止
する。
【0094】ステップS208では、チェック紙Pの裏
書き印字開始位置の2次頭出しを行う。すなわち、サブ
スリップ下ローラ23、24及びスリップセンタローラ
21、22を正方向に回転させてチェック紙Pを図3の
矢印F方向に搬送し、チェック紙Pの上端がサブスリッ
プ上ローラ19、20に係る位置に到達した時点でサブ
スリップ下ローラ24及びスリップセンタローラ22の
回転を停止させ、チェック紙Pの搬送を一時停止する。
【0095】以上述べたように上記実施の形態によれ
ば、MICRヘッド33によってチェック紙Pに記録さ
れたMICR文字を検出する際、チェック紙Pは排出方
向と反対方向へ搬送されるため、MICR文字を終端部
から検出することができ、検出信号に対して反転処理等
を行う必要がなく、精度の高い読み取りを行うことがで
きる。
【0096】また、押圧ローラ34によってMICRヘ
ッド33に押圧されたチェック紙Pは、チェック紙Pの
搬送方向上流側の直近に配置されたスリップセンタロー
ラ21、22によって引っ張られ、チェック紙Pに生ず
る張力によってしわ等が伸ばされた状態で情報の検出が
行われるので、従来の装置のように高い押圧力でチェッ
ク紙Pを押圧する必要はなく、その力はごく小さくて済
む。したがって、本実施の形態によれば、MICRヘッ
ド33等の耐久性をそれほど考慮する必要はなく、装置
の小型化及びコストダウンを図ることができる。
【0097】また、チェック紙Pは搬送経路に沿って排
出口18に向って搬送されるため、装填部と搬送部とが
別々の装置を容易に構成することができ、幅広い用途に
対応することができる。
【0098】さらに、上記実施の形態によれば、MIC
R文字を読み取る場合以外は、チェック紙Pは2つの搬
送手段(スリップセンタローラ21、22とサブスリッ
プ下ローラ23、24、又はスリップセンタローラ2
1、22とサブスリップ上ローラ19、20)によって
搬送されるため、チェック紙Pの搬送を確実に行うこと
ができる。
【0099】殊に、上述の実施の形態においては、図4
及び図5に示すように、搬送経路に対して直交する方向
に移動可能な移動部材39を用いて押圧ローラ34をM
ICRヘッド33に押圧するようにしたことから、読取
ユニット32が占めるスペースは小さくて済み、その結
果、搬送経路を短く構成して常に2つの搬送手段を用い
てチェック紙Pを確実に搬送することができる。
【0100】さらに、上記実施の形態によれば、チェッ
ク紙Pをサブスリップ上ローラ19、20に導く際、シ
ャッタ機構37を印字位置に移動させて案内するように
したことから、しわ等が付いたチェック紙Pであって
も、ジャムを発生させることなく確実にサブスリップ上
ローラ19、20に導いて排出口18から排出すること
ができる。
【0101】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0102】例えば、上記実施の形態においては、パー
ソナルチェック用のスリップ紙を処理する場合について
説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、
記録媒体に記録された事項を読み取り、その内容に基い
て当該記録媒体に印刷処理を行う複合処理装置であれ
ば、種々の装置に適用することができる。
【0103】また、記録媒体への印刷手段もインクジェ
ット方式のものに限られず、例えば、ドットインパクト
方式等のものを用いることもできる。
【0104】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、記録
媒体を情報検出手段に確実に密着させることができ、従
来の装置のように高い押圧力で記録媒体を情報検出手段
に対して押圧する必要がないので、装置の小型化及びコ
ストダウンを図ることができる。
【0105】また、本発明によれば、記録媒体の装填部
と排出部とを別々に構成することができ、幅広い用途に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合処理装置の一実施の形態とし
てのプリンタの内部構成を示す概略構成図である。
【図2】同実施の形態のプリンタの内部を正面方向から
見た斜視図である。
【図3】同実施の形態におけるスリップ紙又はチェック
紙の搬送機構を示す概略構成図である。
【図4】図4(a)は同実施の形態における開状態の読
取ユニットの正面図、図4(b)同実施の形態における
開状態の読取ユニットの側面図である。
【図5】図5(a)は同実施の形態における閉状態の読
取ユニットの正面図、図5(b)同実施の形態における
閉状態の読取ユニットの側面図である。
【図6】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第1の
実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)であ
る。
【図7】同実施の形態の動作を示すフローチャート(そ
の2)である。
【図8】同実施の形態の動作を示すフローチャート(そ
の3)である。
【図9】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第2の
実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)であ
る。
【図10】同実施の形態の動作を示すフローチャート
(その2)である。
【図11】本発明に係る複合処理装置の制御方法の第3
の実施の形態の動作を示すフローチャート(その1)で
ある。
【図12】同実施の形態の動作を示すフローチャート
(その2)である。
【図13】従来の複合処理装置の要部を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 プリンタ(複合処理装置) 4 印字部 4a 印字ヘッド(印刷手段) 19、20 サブスリップ上ローラ(排出用搬送手段) 21、22 スリップセンタローラ(主搬送手段) 23、24 サブスリップ下ローラ(導入用搬送手段) 29 下端検出器 30 上端検出器 31 フォームストッパ 32 読取ユニット 33 MICRヘッド(情報検出手段) 34 押圧ローラ(押圧手段) 35 プラテン 36 紙検出器 37 シャッタ機構(案内機構) 39 移動部材(押圧手段移動手段) 100 搬送機構 P チェック紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06K 17/00 G06F 15/30 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に記録された情報を記録媒体に接
    触して検出する情報検出手段と、上記記録媒体を上記情
    報検出手段に押圧するための押圧手段と、上記押圧手段
    を保持し、当該押圧手段を上記記録媒体を押圧する押圧
    位置と当該押圧を行わない解除位置とに設定可能な押圧
    手段移動手段とを有する読取ユニットと、 上記記録媒体を上記情報検出手段と上記押圧手段との間
    へ案内する搬送経路の該読取ユニットの押圧部位の記録
    媒体装填側近傍に配置され、上記記録媒体を往復動させ
    る主搬送手段を有する搬送機構と、 該搬送手段の記録媒体排出側に配置され、上記情報検出
    手段にて得られた検出結果に基いて上記記録媒体に印刷
    を行う印刷手段とを備えたことを特徴とする複合処理装
    置。
  2. 【請求項2】記録媒体の装填部位に、主搬送手段と共に
    上記記録媒体を搬送する導入用搬送手段が設けられる一
    方、上記記録媒体の排出部位には、上記主搬送手段と共
    に上記記録媒体を搬送する排出用搬送手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の複合処理装置。
  3. 【請求項3】主搬送手段と排出用搬送手段との間に、印
    刷位置と該印刷位置から退避する位置の間において搬送
    経路に沿って往復動可能な記録媒体の案内機構が設けら
    れていることを特徴とする請求項2記載の複合処理装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の複合処理装置の制御方法で
    あって、 上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除し
    た状態で、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記
    搬送経路に沿って排出方向へ搬送して当該記録媒体の頭
    出しを行い、 次いで、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手
    段に押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上
    記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段
    によって上記記録媒体に記録された情報を検出し、 その後、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧
    を解除し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上記
    搬送経路に沿って上記排出方向へ搬送しつつ、上記主搬
    送手段によって上記記録媒体に所定の印刷を行う動作を
    含むことを特徴とする複合処理装置の制御方法。
  5. 【請求項5】請求項2記載の複合処理装置の制御方法で
    あって、 上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧を解除し
    た状態で、上記主搬送手段及び上記導入用搬送手段によ
    って上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬
    送して当該記録媒体の頭出しを行い、 次いで、上記押圧手段で上記記録媒体を上記情報検出手
    段に押圧し、上記主搬送手段によって上記記録媒体を上
    記排出方向と反対方向へ搬送しつつ、上記情報検出手段
    によって上記記録媒体に記録された情報を検出し、 さらに、上記押圧手段による上記情報検出手段への押圧
    を解除し、上記主搬送手段及び上記導入用搬送手段によ
    って上記記録媒体を上記搬送経路に沿って排出方向へ搬
    送して当該記録媒体の頭出しを行い、 その後、上記主搬送手段及び上記排出用搬送手段によっ
    て上記記録媒体を上記搬送経路に沿って上記排出方向へ
    搬送しつつ、上記主搬送手段によって上記記録媒体に所
    定の印刷を行う動作を含むことを特徴とする複合処理装
    置の制御方法。
  6. 【請求項6】記録媒体を排出用搬送手段に導く際、案内
    機構を搬送経路に沿って退避位置から印刷位置に移動さ
    せて上記記録媒体を案内することを特徴とする請求項5
    記載の複合処理装置の制御方法。
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