JP2001333809A - 傘の上ロクロ - Google Patents

傘の上ロクロ

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JP2001333809A
JP2001333809A JP2000154242A JP2000154242A JP2001333809A JP 2001333809 A JP2001333809 A JP 2001333809A JP 2000154242 A JP2000154242 A JP 2000154242A JP 2000154242 A JP2000154242 A JP 2000154242A JP 2001333809 A JP2001333809 A JP 2001333809A
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diameter portion
peripheral surface
upper wheel
small diameter
outer peripheral
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JP2000154242A
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English (en)
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Hiromi Sato
博己 佐藤
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Misuzu Seiko KK
Original Assignee
Misuzu Seiko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傘の上ロクロを釘を使用せずに支柱に固定す
ることを可能にして、固定を容易にし、かつ廃棄時にお
ける支柱からの取外しも容易にする。 【解決手段】 上ロクロはロクロ本体1と固定リング2
0とからなり、ロクロ本体1は、複数の親骨枢支部を周
縁に沿って略等間隔に開口させたフランジ部2と、支柱
40に形成された上ロクロ位置決め穴42に係入し得る
係合突起16を内周面に備えてフランジ部2に同軸的に
連接された弾性をもった円筒状細径部4とからなる。ロ
クロ本体1は、その係合突起16を支柱40の上ロクロ
位置決め穴42に係入させて支柱40に嵌装された状態
で、細径部4の外周面に固定リング20が嵌着されるこ
とにより支柱40に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は傘の上ロクロに関
し、特に、支柱に対する新規な固定構造を備えた上ロク
ロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、傘の支柱(中棒)は、上端に石
突きを、下端に握り(手元)を備えるとともに、支柱の
上部側には、複数本の親骨の根元部を枢支する上ロクロ
が固定され、支柱の下部側には、各親骨の中間部に先端
部を枢着された親骨支え軸(受け骨)の根元部を枢支す
る下ロクロが摺動自在に取り付けられた構造を有してい
る。上記上ロクロは、通常合成樹脂(以下単に「樹脂」
と呼ぶ)の成形品であり、また上記支柱は、金属、木
材、カーボンファイバ等によって形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、布の代わりにビ
ニールやPETP(ポリエチレンテレフタレート)を防
水シートに用いた使い捨ての傘が広く普及するにつれ、
その廃棄による環境汚染の問題がクローズアップされて
おり、傘の廃棄時に、樹脂製部品を他の金属製部品等と
分離して、分別廃棄することが要請されている。
【0004】しかしながら、従来の傘は、例えば上ロク
ロが釘によって支柱に固定されているため、上ロクロを
支柱から取り外すことが困難であった。
【0005】上述の事情に鑑み、本発明は、支柱に対す
る着脱が容易な上ロクロを提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による上ロクロ
は、ロクロ本体と、固定部材とを備え、上記ロクロ本体
は、複数の親骨枢支部を周縁に沿って略等間隔に開口さ
せたフランジ部と、このフランジ部に同軸的に連接され
た円筒状細径部とからなり、この細径部の外周面に上記
固定部材が被冠されるように構成されている。上記ロク
ロ本体の細径部は、支柱に形成された上ロクロ位置決め
穴に係入し得る係合突起を内周面に備えており、上記固
定部材は、上記ロクロ本体がその細径部の係合突起を支
柱の上ロクロ位置決め穴に係入させて支柱に装着された
状態で上記細径部の外周面に被冠される。
【0007】本発明による上ロクロの一つの態様によれ
ば、上記ロクロ本体の細径部が弾性を備えている。
【0008】また、本発明による上ロクロの他の態様に
よれば、上記ロクロ本体の細径部が、その軸線と平行な
方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに
連結された一対の半円筒体からなる。
【0009】上記固定部材には、上記細径部の外周面に
嵌着される固定リングを用いることができるが、上記細
径部の外周面に雄ねじを設けて、固定ナットを螺着する
構成であってもよい。あるいは固定ナットの代わりに、
「陣笠」と呼ばれる防水シート係止部材または石突きを
螺着してもよい。さらに、上記細径部に、外周面に雄ね
じを備えた先端部を延設して、細径部の根元部の外周面
に固定リングを嵌着した状態で固定リングの端面から上
方に突出する先端部の外周面に防水シート係止部材また
は石突きを螺着するようにしてもよい。
【0010】本発明による上ロクロの支柱に対するな固
定構造は、従来から一般的に採用されている、線材(抱
き針)を用いた親骨の枢支構造を備えた上ロクロをはじ
め、種々の親骨枢支構造を備えた上ロクロに適用するこ
とができるが、親骨の根元部の両側に枢軸となる突軸を
設け、この突軸を枢支する溝を上記フランジ部の親骨枢
支部に形成するとともに、上記溝に枢支された親骨の突
軸を係止する係止片を上記溝内に突出させた構成がより
好ましい。
【0011】上記係止片は、上ロクロの軸線方向とほぼ
平行な方向から、または上ロクロの軸線方向と直角の方
向から上記親骨枢支部内に挿入された親骨の突軸を係止
するように構成することができる。
【0012】
【発明の効果】本発明の上ロクロによれば、そのロクロ
本体が、親骨枢支部を備えたフランジ部に、支柱の上ロ
クロ位置決め穴に係入し得る係合突起を内周面に備えた
細径部が連接され、この細径部の係合突起を支柱の上ロ
クロ位置決め穴に係入させて支柱に装着された状態で上
記細径部の外周面に固定部材が被冠されて、ロクロ本体
が支柱に固定されるように構成されているから、釘等を
用いることなく、上ロクロを容易に支柱に固定すること
ができ、かつ固定部材を取り外せば、直ちにロクロ本体
を支柱から取り外すことができる。
【0013】また、上記ロクロ本体の細径部が弾性を備
えている場合、上記係合突起がロクロ本体の内周面から
突出していても、ロクロ本体を支柱に嵌装すると、係合
突起が支柱の表面で押されて細径部が弾性的に外側に撓
むことによってロクロ本体の支柱へ嵌装が可能になり、
この嵌装に伴って支柱の表面に沿って摺動した係合突起
が上ロクロ位置決め穴に達すると、係合突起が弾性的に
穴内に係入するから、細径部は内側へ撓む。この状態で
細径部の外周面に固定リングのような固定部材を被冠す
ると、細径部は外側へ撓めなくなるので、これにによっ
て、ロクロ本体を支柱にしっかりと固定することができ
る。
【0014】一方、上記細径部が、その軸線と平行な方
向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連
結された一対の半円筒体からなる場合、両半円筒体をヒ
ンジ線に沿って折り曲げることによって円筒体とするこ
とができるから、支柱に対するロクロ本体の装着が極め
て容易となり、また、円筒体をヒンジ線に沿って開くこ
とができるから、ロクロ本体の支柱からの取外しも極め
て容易である。
【0015】また、上記固定部材を、上記細径部の外周
面に形成された雄ねじに螺着される固定ナットとした場
合、固定部材が細径部から脱落し難く、かつ取外しも容
易であるが、上記固定部材を単に細径部の外周面に嵌着
される固定リングとした場合であっても、この固定リン
グ上から防水シートが張架されるので、たとえ固定リン
グの嵌着状態が多少緩い場合あっても、防水シートによ
って固定リングのロクロ本体からの脱落が阻止され、上
ロクロは支柱に保持された状態に保たれる。
【0016】一方、傘の廃棄時には、防水シートを外
し、固定リングまたは固定ナットを取り外すことによ
り、ロクロ本体を直ちに支柱から取り外すことができ
る。
【0017】また、「陣笠」と呼ばれる防水シート係止
部材または石突きを上記細径部に螺着することにより、
防水シート係止部または石突きを固定ナットとして機能
させることができる。
【0018】また、親骨の根元部の両側に、枢軸となる
突軸を形成するとともに、上ロクロの親骨枢支部には、
上記突軸を枢支する溝と、この溝に枢支された上記突軸
を係止する係止片とを形成することにより、親骨の根元
部を上記親骨収容溝に押し込むだけで、親骨を上ロクロ
に連結することが可能になるから、親骨の取付けが極め
て容易となる。また、傘の廃棄時に親骨を上ロクロから
取り外す場合には、ある程度以上の力で親骨を引張れ
ば、上記係止片が突軸に押されて塑性変形して親骨を解
放するから、親骨の取外しも極めて容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0020】図1(a)は、本発明による上ロクロの第
1の実施形態が備えているロクロ本体の正面図を示し、
図1(b)はその平面図を示す。また、図2(a)は固
定リングの正面図を示し、図2(b)は、ロクロ本体に
固定リングを嵌着した状態を示す、図1(b)のA−A
線に沿った断面図である。図2(c)はロクロ本体に親
骨が枢支された状態を示す、一部を断面とした概略的底
面図である。
【0021】図1および図2において、樹脂製の上ロク
ロは、図1(a),(b)に示すようなロクロ本体1
と、図2(a)に示すような固定リング20とから構成
されている。ロクロ本体1は、フランジ部2と、このラ
ンジ部2の上部に同軸的に連接された円筒状細径部4と
からなり、支柱40が挿通される軸孔6を中心に備えて
いる。フランジ部2には、親骨30の根元部を収容する
8個の親骨収容溝8が、下端面の周縁に沿って略等角度
間隔を保って放射状に開口している。
【0022】各親骨収容溝8には、親骨30の根元部の
両側に突設された一対の突軸32,32を枢支するため
の親骨枢支溝10が、親骨収容溝8と直交するようにフ
ランジ部2を上下に貫通して形成され、各親骨枢支溝1
0の両端部の下端には、図2(b)から特に明らかなよ
うに、溝10内に枢支された突軸32、32が溝10か
ら外れないように溝10の下部を塞いでいる鉤状の係止
片12が突設されている。各係止片12の先端は斜め上
方を向いている。
【0023】ロクロ本体1の細径部4には、その一つの
直径に沿う位置において上端から下方へ延びる一対のス
リット14、14が形成されているとともに、細径部4
の内周面には、スリット14、14を含む直径に対して
略直交する直径に沿う位置に一対の係合突起16,16
が突設されて、軸孔6内に突出している。そして、細径
部4は、上記スリット14、14によって、係合突起1
6,16が図の左右方向に偏位可能なように弾性が付与
されている。
【0024】したがって、上ロクロ本体1を、図2
(b)に仮想線で示す支柱40に上方から嵌装しようと
すると、係合突起16,16が支柱40の表面で押され
て細径部4が弾性的に撓み、上ロクロ本体4の支柱40
への嵌装が可能になる。
【0025】一方、支柱40の所定位置には、上記係合
突起16,16が係入し得る上ロクロ位置決め穴42,
42が形成されており、ロクロ本体1の支柱40への嵌
装に伴って支柱40の表面に沿って摺動した係合突起1
6,16が上ロクロ位置決め穴42,42に達すると、
弾性的に穴42,42内にそれぞれ係入して、支柱40
に仮止めされる。
【0026】図2(a)に示す固定リング20は、ロク
ロ本体1の細径部4に嵌着し得る軸孔22を有し、かつ
その外周面の上端にフランジ24を備えている。そし
て、上述のように、係合突起16,16を支柱40の上
ロクロ位置決め穴42,42に係入させた状態で支柱4
0に嵌装されたロクロ本体1の細径部4の外周面に上記
固定リング20を嵌着することによって、上ロクロ本体
1が支柱40に固定される。
【0027】このようにロクロ本体1の細径部4に嵌着
された固定リング20には、図2(b)に仮想線で示す
ような防水シート44が上方から張架されるので、ロク
ロ本体1の細径部4に対する固定リング20の嵌合状態
が多少緩い場合でも、固定リング20がロクロ本体1か
らの脱落するおそれはなく、上ロクロは支柱40に保持
された状態に保たれる。
【0028】一方、傘の廃棄時には、防水シート44を
外し、固定リング20をそのフランジ24を摘まんで細
径部4から引き抜くことにより、ロクロ本体1を直ちに
支柱40から取り外すことができる。
【0029】なお、固定リング20のフランジ24は、
大きめの方が取り外しが容易である。また、ロクロ本体
1の細径部4の内周面に形成された係合突起16は、必
ずしも一対である必要は無く、1個であってもよい。
【0030】図3(a)〜(d)は、上述のような親骨
枢支部を備えたロクロ本体1のフランジ部2に対し親骨
30を連結するときの作業手順を示す説明図である。
【0031】すなわち、図3(a)に示すように、突軸
32を備えた親骨30の根元部をフランジ部2の下方か
ら、すなわち上ロクロの軸線と平行な方向から親骨収容
溝8内に挿入すると、係止片12はその先端が斜め上方
を向いているので、図3(b)に示すように係止片12
が突軸32によって上方へ撓ませられ、図3(c)に示
すように、親骨30の溝8内への挿入が許容される。そ
して親骨30を図3(d)に示すように下方に若干戻す
ことにより、係止片12が突軸32に押されて図3
(a)に示す状態に戻され、これにより、親骨30の突
軸32が下方へ脱出しないように係止片12によって係
止された態様で、親骨30がロクロ本体1に連結され
る。
【0032】図4は、本発明による上ロクロの第2の実
施形態を図2(b)に対応させて示す断面図である。こ
のロクロ本体1は、その細径部5が、図2(b)と同様
にスリット14,14と係合突起16,16とを備えて
いるが、細径部5の外周には雄ねじ5aが形成され、こ
れに対応して、固定リング20に代えて、内周面に雌ね
じを備えた固定ナット25が固定部材として細径部4に
螺装されるようになっている。親骨30の枢支構造は図
2(b)に示したものと同様である。
【0033】次の図5は、本発明による上ロクロの第3
の実施形態を図2(b)および図4に対応させて示す断
面図である。
【0034】本実施の形態においては、そのロクロ本体
1は、図4に示すロクロ本体1と同様の構成を有する
が、図4の固定ナット25に代えて、「陣笠」と呼ばれ
る防水シート係止部材27を細径部5に螺着されること
によって、ロクロ本体1を支柱40に固定している。こ
のようにすれば、固定ナット25を省略することができ
る。符号28は支柱40の先端に設けられた石突きを示
す。
【0035】さらに、図6は、本発明による上ロクロの
第4の実施形態を示す断面図である。本実施の形態にお
いては、石突き26を細径部5に螺着することによっ
て、この石突き26に、固定ナット25の機能と防水シ
ート係止機能とを持たせている。
【0036】さらに、図7は、本発明による上ロクロの
第5の実施形態を示す断面図である。
【0037】本実施の形態においては、そのロクロ本体
1の細径部7が、前述した実施の形態における細径部
4,5に比較して約2倍の高さを有し、その根元部に、
図2(b)と同様の固定リング20が嵌着され、さら
に、この固定リング20が嵌着された状態で固定リング
20の上端面から上方に突出する先端部の外周面に雄ね
じ7aが形成されている。そしてこの先端部に、図5と
同様に防水シート係止部材27を螺着することにより、
ロクロ本体1は、固定リング20と防水シート係止部材
27との双方によって支柱40に固定されることにな
る。
【0038】さらに、図8は、本発明による上ロクロの
第6の実施形態を示す断面図である。本実施の形態にお
いては、図7の防水シート係止部材27の代わりに、石
突き26を螺着することにより、ロクロ本体1は、固定
リング20と石突き26との双方によって支柱40に固
定されることになる。
【0039】以上説明した実施の形態では、ロクロ本体
1が、いずれも根元部に突軸32を枢軸として備えた親
骨30に対する枢支構造を有し、親骨30の根元部を親
骨収容溝8に押し込むだけで、親骨30を上ロクロに連
結することが可能になるから、親骨30の取付けが極め
て容易となる。また、傘の廃棄時に親骨30を上ロクロ
から取り外す場合には、ある程度以上の力で親骨を引張
ることにより、突軸32に押されて係止片12が塑性変
形して親骨30を解放するから、親骨30の取外しも極
めて容易となる。
【0040】しかしながら、本発明は、上述のような親
骨枢支構造を備えた上ロクロに限らず、その他の種々の
親骨枢支構造を備えた上ロクロを支柱に固定するのに適
用することができる。
【0041】次に説明する本発明の第7の実施の形態
は、従来から一般的に採用されている、線材(抱き針)
を用いた親骨の枢支構造を備えた上ロクロに本発明を適
用した場合である。
【0042】すなわち、図9において、親骨34は、そ
の根元部に線材9が挿入される軸孔36を備えており、
ロクロ本体1のフランジ部3の外周面には、線材9を収
容するための溝11が周設されている。8本の親骨34
の根元部は、その軸孔36に1本の線材9を順次挿通さ
れた状態で、フランジ部3の親骨収容溝6にそれぞれ挿
入され、フランジ部3に周設された溝11に添わせた線
材9の先端を捩り合わせることにより、線材9がフラン
ジ部3に固定され、この線材9によって親骨34がロク
ロ本体1に枢支される。ロクロ本体1の細径部4は、図
2(b)と同様の構成を有し、固定リング20が嵌着さ
れるようになっているが、図4ないし図8と同様の構成
にしてもよい。
【0043】次の図10は、本発明の第8の実施の形態
を図9に対応させて示す断面図である。本実施の形態で
は、金属製のロクロ本体1を用いており、その場合、係
合突起16,16は、細径部4の一部を内方へ打ち出す
ことによって形成される。
【0044】以上説明した本発明の第1〜第8の実施の
形態は、ロクロ本体1のフランジ部3に円筒状細径部4
または5が一体に連接され、かつこの円筒状細径部4ま
たは5がいずれもスリット14、14を備えているによ
って、その係合突起16,16が図の左右方向に偏位可
能なように弾性が付与されているが、次に示す本発明の
第9の実施の形態においては、図11(a)の分解正面
図および図11(b)の底面図に示すように、ロクロ本
体1のフランジ部3が、図9と同様の構成を有し、ま
た、図5と同様に、円筒状細径部5に防水シート係止部
材27が螺装されるようになっているが、この細径部5
は、図12(a),(b)に示すように、その軸線と平
行な方向に延びるヒンジ線を有するヒンジ部53を介し
て互いに連結された態様で左右に2分割され、このヒン
ジ部53によって開閉できる一対の半円筒体51,52
によって構成されている。
【0045】すなわち、本実施の形態では、両半円筒体
51,52を図12(c)に示すように閉じることによ
って、支柱40を受容する軸孔6を備えた図11(a)
に示す細径部5が形成される。可動側の半円筒体52の
内周面には、支柱40の上ロクロ位置決め穴42に係入
する突起46が突設され、半円筒体51,52の合せ面
には、互いに凹凸係合する小突起54と小穴55が形成
されている。
【0046】本実施の形態によれば、支柱40の上ロク
ロ位置決め穴42に係入する突起46が可動側の半円筒
体52の内周面に形成されているから、半円筒体52を
開いた状態にしておけば、ロクロ本体1の支柱40の嵌
装が容易であり、この嵌装後、可動側半円筒体52を閉
じてその突起46を支柱40の上ロクロ位置決め穴42
に係入させ、防水シート係合部材27を螺装すれば、ロ
クロ本体1を確実に支柱40に固定することができる。
【0047】なお、本実施の形態においては、防水シー
ト係合部材27を用いてロクロ本体1を支柱40固定す
るように構成されているが、前述した実施の形態と同様
に、固定リング20、固定ナット25、石突き26を固
定部材に用いる構成とすることも可能である。また、図
1〜図8に示すような係止片12を備えたフランジ部2
に、本実施の形態の細径部5を組み合わせることも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明による上ロクロの第1の実
施形態におけるロクロ本体の正面図、図1(b)はその
平面図
【図2】図2(a)は本発明による上ロクロの第1の実
施形態における固定リングの正面図、図2(b)は、図
1のロクロ本体に固定リングが嵌着された状態を示す、
図1(b)のA−A線に沿った断面図、図2(c)ロク
ロ本体に親骨が枢支された状態を示す、一部を断面とし
た底面図
【図3】親骨をロクロ本体に連結するときの作業手順を
示す説明図
【図4】本発明による上ロクロの第2の実施形態を示す
断面図
【図5】本発明による上ロクロの第3の実施形態を示す
断面図
【図6】本発明による上ロクロの第4の実施形態を示す
断面図
【図7】本発明による上ロクロの第5の実施形態を示す
断面図
【図8】本発明による上ロクロの第6の実施形態を示す
断面図
【図9】本発明による上ロクロの第7の実施形態を示す
断面図
【図10】本発明による上ロクロの第8の実施形態を示
す断面図
【図11】図11(a)は本発明による上ロクロの第9
の実施形態を示す分解正面図、図11(b)はその底面
【図12】図12(a)は図11のロクロ本体の細径部
を開いた状態を示す正面図、図12(b)はその平面
図、図12(c)は細径部を閉じた状態を示す平面図
【符号の説明】
1 ロクロ本体 2,3 ロクロ本体のフランジ部 4,5,7 ロクロ本体の細径部 6 ロクロ本体の軸孔 8 親骨収容溝 10 親骨枢支溝 12 係止片 14 スリット 16 係合突起 20 固定リング(固定部材) 25 固定ナット(固定部材) 26 石突き(固定部材) 27 防水シート係止部材(固定部材) 30,34 親骨 32 親骨の突軸 36 親骨の軸孔 40 支柱 42 上ロクロ位置決め穴 44 防水シート 51,52 半円筒体 53 ヒンジ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に嵌装固定されて複数本の親骨の根
    元部を枢支する上ロクロにおいて、 複数の親骨枢支部を周縁に沿って略等間隔に開口させた
    フランジ部と、前記支柱に形成された上ロクロ位置決め
    穴に係入し得る係合突起を内周面に備えて前記フランジ
    部に同軸的に連接された円筒状細径部とからなるロクロ
    本体と、前記係合突起を前記支柱の上ロクロ位置決め穴
    に係入させて前記支柱に装着された前記ロクロ本体の前
    記細径部の外周面に被冠される固定部材とを備えたこと
    を特徴とする上ロクロ。
  2. 【請求項2】 前記細径部が弾性を備えていることを特
    徴とする請求項1記載の上ロクロ。
  3. 【請求項3】 前記細径部が、その軸線と平行な方向に
    延びるヒンジ線を有するヒンジ部を介して互いに連結さ
    れた一対の半円筒体からなることを特徴とする請求項1
    記載の上ロクロ。
  4. 【請求項4】 前記固定部材が、前記細径部の外周面に
    嵌着される固定リングからなることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項記載の上ロクロ。
  5. 【請求項5】 前記細径部の外周面に螺条が形成され、
    前記固定部材が、前記細径部の外周面に螺着される固定
    ナットからなることを特徴とする請求項1から3のいず
    れか1項記載の上ロクロ。
  6. 【請求項6】 前記細径部の外周面に螺条が形成され、
    前記固定部材が、前記細径部の外周面に螺着される防水
    シート係止部材からなることを特徴とする請求項1から
    3のいずれか1項記載の上ロクロ。
  7. 【請求項7】 前記細径部の外周面に螺条が形成され、
    前記固定部材が、前記細径部の外周面に螺着される石突
    きからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    1項記載の上ロクロ。
  8. 【請求項8】 前記固定部材が、前記細径部の根元部の
    外周面に嵌着される固定リングと、該固定リングが嵌着
    された状態で該固定リングの端面から上方に突出するよ
    うに前記細径部に延設された先端部の外周面に螺着され
    る防水シート係止部材からなることを特徴とする請求項
    1から3のいずれか1項記載の上ロクロ。
  9. 【請求項9】 前記固定部材が、前記細径部の根元部の
    外周面に嵌着される固定リングと、該固定リングが嵌着
    された状態で該固定リングの端面から上方に突出するよ
    うに前記細径部に延設された先端部の外周面に螺着され
    る石突きとからなることを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1項記載の上ロクロ。
  10. 【請求項10】 前記フランジ部の前記親骨枢支部に、
    前記親骨の根元部の両側に形成された突軸を枢支する溝
    と、該溝内に突出して前記親骨の突軸を係止する係止片
    とが形成されていることを特徴とする請求項1から9の
    いずれか1項記載の上ロクロ。
  11. 【請求項11】 前記係止片が、前記上ロクロの軸線方
    向とほぼ平行な方向から前記親骨枢支部内に挿入される
    前記親骨の突軸を係止し得るように構成されていること
    を特徴とする請求項10記載の上ロクロ。
  12. 【請求項12】 前記親骨の根元部に形成された軸孔に
    順次挿通されて前記フランジ部の外周に沿って固定され
    る線材により、前記親骨の根元部が枢支されることを特
    徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の上ロク
    ロ。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれか1項記載
    の上ロクロを備えてなることを特徴とする傘。
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